説明

虚血性又は炎症性の心疾患及び心臓血管疾患の予防と治療のためのフラボノイド化合物の使用

本発明は、心疾患を予防するためのフラボノイド化合物、具体的には、クエルセチン−3−O−β−D−グルコシド、ケンペロール−3−O−β−D−グルコシド、及び、対応するグルクロニドの使用に関する。赤ブドウ葉(red vine leaf)抽出物は、当該フラボノール化合物の特に有利な供給源であることが明らかになった。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
発明の領域
本発明は、心疾患及び循環器疾患を予防するためのフラボノイド化合物、具体的には、フラボノールグルコシド及びフラボノールグルクロニド、特に、クエルセチン−3−O−β−D−グルコシド、ケンペロール−3−O−β−D−グルコシド、及び、対応するグルクロニド:クエルセチン−3−O−β−D−グルクロニド、及び、ケンペロール−3−O−β−D−グルクロニドの使用に関する。特定の野菜抽出物、例えば、エンダイブ、セロリ又は赤ブドウ葉(red vine leaf)抽出物は、当該フラボノール化合物の特に有利な供給源であることが明らかになっている。
【背景技術】
【0002】
発明の背景
虚血誘導性の器官機能障害は、いまだに全産業国の主要な死因であり、原発性心筋梗塞の要因であり、そして更に頻度が高い敗血誘導性かん流障害の要因である。ここ10〜15年の間に、果物及び野菜の多量摂取の心臓の健康、特に心筋梗塞のリスクに対する有利な影響が、疫学研究において再三にわたって示されている(Yusufら, Lancet 2004;364(9438):937-952;Knektら, BMJ 1996;312:478-481;Fengら, Lancet 2006;367:320-326)。23の研究を含む最新のコクランレビューでも、野菜の摂取が心臓の健康に良い影響をもたらすとの結論に至っている。これに対して、果物まるごとの摂取が心臓の健康に有意な影響をもたらすということは、明らかにされなかった(Brunnetら, コクランのシステマティックレビューのデータベース(Cochrane Database of Systematic Reviews) 2005, 第4版(Issue 4), アート番号:CD002128)。
【0003】
たいていの場合、問題となっている研究では、食された果物又は野菜の種類について言及していない。従って、心臓の健康に良い影響をもたらす確実な栄養摂取の基準を定めることは困難であると考えられる。例えば、ポリフェノールは、重要な因子とみなされている。しかしながら、ポリフェノールのクラスは、例えば、カテコール、フラボノイド、プロシアニジン(procyanidine)、又はイソフラボンのような広範な範囲のサブグループを含む。これら全てのサブグループは、インビトロ研究に基づいて、多くの細胞保護効果及び器官保護効果が認められている。ポリフェノールを豊富に含み、植物から抽出される、対応する植物原料は、細胞系又は器官系と直接接触させられる。しかしながら、インビボでは、標的器官は、物質と同じようには接触させられない。ひとつには、多くのポリフェノールは、消化管においてほとんど吸収されることはない。更に、吸収された物質は代謝される(Manachら Am J Clin Nutr 2005;81(1 Suppl):230S-242S)。従って、インビトロ研究からは、十分に高い濃度の物質が実際に血流に到達しているかどうか、又は、血流に存在する物質が、なおも生理的に適切であるかどうかについては明らかになっていない(Manachら Am J Clin Nutr 2005;81(1 Suppl):230S-242S; Kroonら Am J Clin Nutr 2004;80: 15-21)。
【0004】
クエルセチンは、インビトロでの調査及び動物への非経口投与後の調査の双方が最も行なわれているフラボノイドのひとつである(Formicaら, Fd Chem.Toxic 1995;12:1061-1080)。しかしながら、クエルセチンは、少量しか吸収されない(Manachら Am J Clin Nutr 2005;81(1 Suppl):230S-242S)。クエルセチンは、グリコシド及びグルクロニドの形態で天然に存在する(McAnlisら, Eur J Clin Nutr 1999;53(2):92-96;Graefeら, Journal of Clinical Pharmacology 2001;41(5):492-499)。対応するフラボノールグルコシドは、ある程度吸収され、夫々そのグルクロニド形態で、血漿中に存在することが分かっている。これらの化合物のインビボ効果はほとんど分かっていない。特に、ヒトの心臓におけるフラボノールグルクロニドの保護効果に関する研究は、今までのところなされていない。クエルセチングルクロニドが、心不全の領域で重要なメカニズムであるLDLの酸化への影響を有しうるかどうかについては、疑問が生じている(McAnlisら, Eur J Clin Nutr 1999;53(2):92-96)。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
発明の概要
フラボノイド、特に、フラボノールグルクロニド、具体的には、クエルセチン−3−O−β−D−グルクロニド及びケンペロール−3−O−β−D−グルクロニドは、心保護効果を有することが、今回明らかになった。心筋梗塞及び心不全の尤度は、これらの物質を投与することで特に減少させることができる。
【0006】
フラボノールグルクロニドは、消化管でほとんど吸収されない。従って、以前の医学的応用(例えば、CVIの治療)においては、それらの対応するグルコシドがプロドラッグとして使用されていた。赤ブドウ葉抽出物は、クエルセチングルコシド及びケンペロールグルコシドを特に豊富に含む。経口摂取されて、腸から吸収された2種の化合物が、夫々グルクロニドの形態で血漿中にほぼ全て存在することを示すのに、ヒト動的データを利用可能である。経口投与によって、心臓障害及び循環器障害の予防的保護に十分であるとみなされる血漿濃度を生じさせる。急性虚血性又は炎症誘導性障害及び生命を脅かす器官機能障害の場合に、純粋形態で調製された活性物質を、経口摂取ではなくて経血管摂取するのが最も有益で、最も好ましいのは経動脈摂取することである。
【0007】
従って、虚血又は炎症の過程又は状態を、改善又は予防するために、本発明は、心臓だけではなく、全ての器官において類似した状態のもとで起こりうる器官機能不全のリスクを低減させるための純粋形態で調製されたクエルセチン−3−O−β−D−グルクロニド及び/又はケンペロール−3−O−β−D−グルクロニドの動脈内投与及び使用も含む。また、クエルセチングルコシド及び/又はケンペロールグルコシドは、それら単独で、又は、双方の化合物が高濃度で含まれる赤ブドウ葉からの抽出物で、経口投与用のプロドラッグとして使用されることも請求される。
【発明を実施するための形態】
【0008】
発明の詳細な説明
本発明における「フラボノール化合物」は、3−ヒドロキシフラボン構造を有する物質、特に、遊離ヒドロキシル基を含む物質を意味する。好ましいフラボノールは、クエルセチン及びケンペロールの誘導体である。本発明の範囲内の特に好ましいフラボノール化合物は、クエルセチングルクロニド及びケンペロールグルクロニドであり、特に、クエルセチン−3−O−β−D−グルクロニド及びケンペロール−3−O−β−D−グルクロニドである。
【0009】
本発明の範囲において、様々な投与経路を利用できる。一方、フラボノイド化合物、好ましくは、クエルセチン−3−O−β−D−グルクロニド及びケンペロール−3−O−β−D−グルクロニドは、血管内投与、例えば経動脈投与されうる。またこれにより、消化管からの吸収が少ないという問題を回避する。
しかし、残念ながら、この種の血管内投与が日常的な予防方法として有用であると言い難い。
【0010】
また、フラボノール化合物も経口投与されうる。この目的で、対応する純粋なグルコシド(結果的に、上に記載されたように対応するグルクロニドを形成する「プロドラッグ」として代謝される)に加えて、特にフラボノイドを豊富に含有する特定の植物抽出物を使用することも可能である。これに関連して特に有利なのは、高いフラボノイド含有量を有する赤ブドウ葉抽出物である。特に好ましいのは、水性抽出物及び乾燥抽出物の双方の形態で得られうる、EP1225810に記載された赤ブドウ葉抽出物である。この抽出物は、特にクエルセチン−3−O−β−D−グルコシド及びケンペロール−3−O−β−D−グルコシドを豊富に含み、ドロップ、カプセル、又は錠剤の形態で投与することもできる。EP1225810に記載された抽出物のフラボノイド含有量は2〜20%であり、更に、水性赤ブドウ葉抽出物は、以下の工程を含むプロセスで得ることができる:
(a)フラボノイド含有量が最適値に到達するときに、赤ブドウ葉を採集する;
(b)葉を乾燥させて破砕する;
(c)葉を粉砕する;
(d)6〜10時間、60〜80℃の温度の水で完全に浸出することで、葉を抽出する;
(e)得られる抽出物を適宜濃縮する。
【0011】
このようにして得られた抽出物は、ベーリンガーインゲルハイムからAS195という名称で市販されている。
この抽出物は、経口投与に適しており、特に固形剤形、すなわち、高いフラボノイド含有量(2〜15%)を有する赤ワイン葉の水性抽出物で20〜60%が構成されているカプセル又は錠剤の形態での経口投与に適している。他の好ましい剤形は、該抽出物で3〜90%が構成されるドロップからなる。他の好適な投与形態は、被覆錠剤、シロップなどを含みうる。抽出物は、生物学的活性フラボノイド含有量が高濃度の2〜20%、好ましくは2〜10%であることが特徴的である。
【0012】
抽出物の処理を更に簡単にするために、乾燥の間に担体又は賦形剤を添加してもよい。当該担体及び賦形剤は、二酸化ケイ素、マルトデキストリン、グルコースシロップ、セルロースなどでありうる。
投与に好ましい形態は、錠剤、例えば被覆錠剤又はカプセルである。しかしながら、液状調製物、好ましくはドロップを選択することもできる。
本発明の経口投与調製物の好ましい代わりの態様は、フィルム被覆錠剤、特に、EP1581195で提案されたようなフィルム被覆錠剤を意味する。
【0013】
その中で開示されるフィルム被覆錠剤は、フラボノイド含有量が2〜15%である赤ブドウ葉の乾燥抽出物(上述した水性抽出方法によって製造される)で50〜70%が構成される。
フィルム被覆錠剤はまた、錠剤コアに賦形剤を含む。抽出物対賦形剤の質量比は、1:1〜2:1であり、好ましくは、1.1:1〜1.8:1であり、好ましくは、1.25:1〜1.75:1である。
【0014】
フィルム被覆錠剤は、例として、
(a)50〜70質量%の赤ブドウの乾燥抽出物;
(b)25〜49質量%の賦形剤;及び、
(c)1〜5質量%のフィルム被覆(フィルム被覆錠剤の全質量を基準とする)を含む。
ある態様において、例として賦形剤(b)は、
− 70〜85質量%のバインダー、
− 0.5〜12.5質量%の崩壊剤、
− 5〜15質量%のフィラー、及び、
− 1〜5質量%のフロー剤及び滑剤(賦形剤の全質量を基準とする)からなる。
【0015】
「バインダー」は、成分を互いに結合する賦形剤を示す。好ましいバインダーは、セルロース粉末、微晶質セルロース、ソルビトール、デンプン、ポビドン、ビニルピロリドンと他の誘導体のコポリマー(コポビドン)、セルロース誘導体、特に、メチルヒドロキシプロピルセルロース、例えばMethocel A15LV、及びこれらの混合物である。好ましいバインダーは、セルロース粉末、微晶質セルロース及び/又はポビドンである。上記のバインダーは、15〜45質量%、好ましくは25〜40質量%の範囲、好ましくは33質量%(錠剤の全質量に対する測定値)で使用される。
【0016】
本発明に従った錠剤はまた、上述の成分に加えて崩壊剤を含む。これらは、好ましくは、ナトリウムデンプングリコラート、クロスポピドン、クロスカルメロースナトリウム塩(セルロースカルボキシメチルエーテルのナトリウム塩、架橋化(crosslinked))、ナトリウム-カルボキシメチルセルロース、乾燥トウモロコシデンプン、コロイド状の無水シリカ及びこれらの混合物から選択される。上記崩壊剤は、0.5〜10質量%、好ましくは、1.5〜7.5質量%の範囲(錠剤の全質量に対する測定値)で使用される。
【0017】
本発明に従った錠剤はまた、不活性無機金属オキシド又はホスフェート又はヒドロキシホスフェートとして記載されるフィラーを含む。カルシウムヒドロキシホスフェートは、好ましいフィラーである。上記フィラーは、1〜10質量%、好ましくは、2〜8質量%の範囲(錠剤の全質量に対する測定値)で使用される。
【0018】
本発明に従った錠剤はまた、上述の成分に加えてフロー剤及び/又は滑剤を含む。これらは、二酸化ケイ素、タルク、ステアリン酸、フマル酸ステアリルナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、及びグリセロールトリベヘナートを含む。上記フロー剤及び滑剤は、0.1〜10質量%、好ましくは、0.6〜1.5質量%の範囲(錠剤の全質量に対する測定値)で使用される。
フラボノールの他の好適な供給源は、野菜抽出物、例えばエンダイブ、セロリなどの抽出物である。
以下に、虚血状態におけるフラボノールの活性とみなされるいくつかの実験的調査を記載する。
【0019】
<モルモットの心臓のための保護処置>
メスのモルモット(250〜330グラム)を、心臓ドナーとして用いた。動物の頸を切断した後に、その心臓を外植し、ランゲンドルフ装置(特別に構築された)に装着した。標準状態で、一定の60mmHgの圧力下で3分間、大動脈から逆行性かん流した(モード1)。使用前にカルボゲン(carbogen)を供給されたクレブス−ヘンゼーライト−ビカーボネイト(Krebs-Henseleit-bicarbonate)緩衝液(KHM)を、クエルセチングルクロニド(QG)を添加することなく、37℃の温度でかん流に使用した。左心房へのカニューレ挿入の後、前負荷10mmHgで後負荷60mmHgの操作モード(モード2)に、装置を切り替えた。2分間のかん流の後、基本的な機能、具体的には大動脈流、冠血流、駆出速度、心拍数、最大収縮期圧、平均動脈圧、及び、心拍数と最大収縮期圧の積を記録した。次いで、装置をモード1に切り替えて、2つのグループに分けた心臓を、夫々100μMのQCを添加して、又は、添加せずに、4℃の温度に冷却したHTK溶液(=ブレトシュナイダー(Bretschneider)心臓保護溶液)で、夫々の場合において心臓が止まるまで、更にかん流し、次いで、8時間にわたって、(夫々の場合において30mLの)同じかん流媒体中で、4℃で暗所にて保存した。次いで、心臓をもう一度ランゲンドルフ装置に装着して、モード1の標準条件下で、かん流した。最後に、装置を操作モードに戻す切り替えをし、上で規定した運転データを、同様にこれらの条件下で測定した。
結果:8時間にわたる虚血期間にQGを添加して保護された心臓において測定された値の全てが、対照の心臓の上記データ(HTK溶液にQGを添加しない)よりも25〜35%高かった。
【0020】
<ヒトの心臓先端部(heart apices)のための保護処置>
血液型が分かっているヒト患者の心臓(心臓移植の過程で外植されたもの)を、かん流可能な心臓先端部の調製のための出発材料として使用した。100mLの血漿の置換溶液「ビセコ(Biseko)」(ビオテスト,ドライアイヒ(Dreieich))(全カルシウムをあらかじめ2.5mMに調整している)を、37℃で30分間、切開された心外膜の冠動脈系に結合されたカニューレで流動(circumfusion)させた。この処置を、調製され温められたビセコ溶液の別の100mLのアリコートを用いて繰り返した。次いで、96mLのCa−置換ビセコ、及び、100μMのADP及び1μMのFMLPの添加によりあらかじめ活性化させた高濃度の好中性顆粒球(PMN)及び血小板(T)(約106又は107/ml)のけん濁液の4mlの(高速で沈降させた)上清の混合物を、37℃で10分間、心臓先端部の冠動脈系から流動させた。別の試験グループでは、100μMのQGも流動流体に添加した。次いで、同グループの50mLの全血を流動流体に添加し、FMLP及びADP(上述のこれらと同様の濃度)を添加した直後に、PMN及びTが活性化された。第二のグループにおいては、100μMのQGも含ませた。こののち、37℃で45分間流動させた。次いで、透明な青色になるまでエバンスブルーを添加し、更に3分間流動させて、青色に染色された心臓先端部の領域を切開し、小さく切り刻み(幅5mm長)、液体窒素で凍結させた。凍結組織から組織切片(30μm厚)を調製し、心筋組織における細動脈又は細静脈を、一般的なマーカー酵素(アルカリホスファターゼ又はジペプチジルアミノペプチダーゼ)によって特定する。PMNをモノクローナル抗PMN抗体(MBL,日本)で特定し、Tをモノクローナル抗CD61で免疫組織学的に特定し、顕微鏡を利用してカウントした。
結果:QG不存在下において、大量の血小板の凝血塊が冠細動脈の領域で特に形成され、PMNの癒着及び漏出が細静脈で選択的に生じる一方で、フラボノイド存在下では、冠動脈血管系と2種の血球の病態生理学的相互効果は、検出できなかった。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
虚血性心疾患又は炎症性心疾患を予防するためのクエルセチン−3−O−β−D−グルクロニド及び/又はケンペロール−3−O−β−D−グルクロニドの使用。
【請求項2】
クエルセチン−3−O−β−D−グルクロニド及び/又はケンペロール−3−O−β−D−グルクロニドが、経血管投与される、請求項1に記載の使用。
【請求項3】
クエルセチン−3−O−β−D−グルクロニド及び/又はケンペロール−3−O−β−D−グルクロニドが、それらの対応するグルコシドの形態で経口投与される、請求項1に記載の使用。
【請求項4】
クエルセチン−3−O−β−D−グルコシド及び/又はケンペロール−3−O−β−D−グルコシドが、それら単独で使用される、請求項3に記載の使用。
【請求項5】
クエルセチン−3−O−β−D−グルコシド及び/又はケンペロール−3−O−β−D−グルコシドが、組成物の一部である、請求項3に記載の使用。
【請求項6】
組成物が、赤ブドウ葉抽出物である、請求項5に記載の使用。
【請求項7】
使用される抽出物が、AS195として市販されているものである、請求項6に記載の使用。
【請求項8】
心疾患が、心筋梗塞及び心不全から選択される、請求項1〜7のいずれかに記載の使用。

【公表番号】特表2011−527984(P2011−527984A)
【公表日】平成23年11月10日(2011.11.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−549125(P2010−549125)
【出願日】平成21年3月3日(2009.3.3)
【国際出願番号】PCT/EP2009/052502
【国際公開番号】WO2009/109573
【国際公開日】平成21年9月11日(2009.9.11)
【出願人】(503385923)ベーリンガー インゲルハイム インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング (976)
【Fターム(参考)】