説明

衣料用粉末洗浄剤組成物

【課題】 洗浄力、保存安定性に優れ、且つ起泡性が少なく、優れた漂白性能を有する、業務用として好適な、衣料用粉末洗浄剤組成物を提供する。
【解決手段】 (A)特定のポリオキシアルキレンエーテル型非イオン性界面活性剤、(B)水溶性キレート剤、(C)アルカリ剤、及び(D)漂白成分を、それぞれ特定範囲で含有する衣料用粉末洗浄剤組成物。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、衣料用粉末洗浄剤組成物に関し、特に業務用のランドリー用粉末洗浄剤組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
クリーニング業には、普通クリーニング店、リネンサプライなどの業態がある。このうち、普通クリーニング店は、自家処理施設を有し、主として家庭から出される洗濯物を扱うクリーニング店を指し、非水系の溶剤を用いたドライクリーニングと水洗いによるランドリークリーニングとが行われる。また、リネンサプライは、総務庁の日本標準産業分類の定義によると、「繊維製品を洗濯し、これを使用させるために貸与し、その使用後回収して洗濯し、さらにこれを貸与することを繰り返して行う」事業となっている。リネンサプライ業者が取り扱う対象物は、色白のものが多く、清潔感が極めて重要であり、場合によっては消毒も施されるため、リネンサプライ業者は一般家庭の洗濯物を扱う普通クリーニング業者とは区別されている。
【0003】
こうしたクリーニング業で取り扱われる衣類は、カッターシャツ等の白物が多く、その洗浄に際しては、洗剤以外に漂白剤を併用するのが一般的である。しかし、洗剤と漂白剤を別々に入れることは作業性が悪くなるため、漂白剤入りの洗剤が求められている。また、このような業務用のランドリー洗剤に求められる性能としては、洗浄性のみならず、濯ぎ性が挙げられる。その為には、洗浄力が高く、泡立ち性が低く、さらには高い生分解性が求められる。
【0004】
特許文献1には、特定の非イオン界面活性剤を含有し、泡消えが速く、高洗浄力を有する界面活性剤組成物が開示されている。また、特許文献2には、特定の非イオン界面活性剤、水溶性キレート剤、アルカリ剤を含有するリネンサプライ用洗浄剤組成物が開示されている。
【特許文献1】国際公開第98/24864号パンフレット
【特許文献2】特開2002−138298号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の課題は、洗浄力、保存安定性に優れ、且つ起泡性が少なく、優れた漂白性能を有する、業務用として好適な、衣料用粉末洗浄剤組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、(A)下記一般式(I)で表される非イオン界面活性剤〔以下、(A)成分という〕1〜20重量%、(B)水溶性キレート剤〔以下、(B)成分という〕1〜20重量%、(C)アルカリ剤〔以下、(C)成分という〕30〜97重量%、及び(D)漂白成分〔以下、(D)成分という〕1〜30重量%を含有する衣料用粉末洗浄剤組成物に関する。
1−O−(EO)p−(PO)q−(EO)r−H (I)
〔式中、R1は平均炭素数8〜18のアルキル基又はアルケニル基を示し、EOはオキシエチレン基、POはオキシプロピレン基を示す。p、q、rはそれぞれ平均付加モル数を表し、p>0、r>0、q=1〜6であり、且つp+r=4〜20である。〕
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、洗浄力、保存安定性に優れ、且つ起泡性が少なく、優れた漂白性能を有する、業務用として好適な、衣料用粉末洗浄剤組成物が得られる。本発明の組成物は、業務用洗濯機を用いる水系クリーニング(業務用ランドリー)用の洗浄剤組成物として好適である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
<(A)成分>
(A)成分の一般式(I)において、R1の平均炭素数は10〜14が好ましい。また、pは2〜10、特に2〜7、rは2〜10、特に3〜7、qは1〜5が好ましく、p+rは5〜15、特に5〜12が好ましく、p+q+rは5〜20、更に7〜17、特に7〜15が好ましい。この範囲では、洗浄力に優れ起泡性が少ないという、業務用の洗浄剤組成物の目的により好適となる。
【0009】
<(B)成分>
洗浄力向上のために用いられる(B)成分としては、エチレンジアミンテトラ酢酸、ヒドロキシエチルエチレンジアミントリ酢酸、ジエチレントリアミンペンタ酢酸、ニトリロトリ酢酸、トリエチレンテトラミンヘキサ酢酸、ホスホン酸、トリポリリン酸、エチレングリコールビス(2−アミノエチルエーテル)テトラ酢酸、クエン酸、マレイン酸、DL−アラニン−N,N−ジ酢酸、アスパラギン酸−N,N−ジ酢酸、グルタミン酸−N,N−ジ酢酸、セリン−N,N−ジ酢酸、ポリアクリル酸、イソアミレン−マレイン酸共重合体、アクリル酸−マレイン酸共重合体、アクリル酸−メタクリル酸共重合体、ケイ酸、グルコン酸、ヒドロキシベンジルイミノジ酢酸、イミノジ酢酸、及びこれらの塩から選ばれる一種以上が好ましい。なかでも、エチレンジアミンテトラ酢酸、ニトリロトリ酢酸、トリポリリン酸、及びこれらの塩から選ばれる一種以上が好ましい。
【0010】
<(C)成分>
洗浄力向上のために用いられる(C)成分としては、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸化物、珪酸塩及び炭酸塩から選ばれる一種以上が好ましい。アルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸化物としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム等が挙げられる。珪酸塩としては、1号珪酸ナトリウム、2号珪酸ナトリウム、3号珪酸ナトリウム、オルト珪酸ナトリウム、メタ珪酸ナトリウム等の珪酸ナトリウム、珪酸カリウム、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム等が挙げられる。炭酸塩としては、炭酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等が挙げられる。また、ホウ酸ナトリウム等の硼酸塩を用いることもできる。
【0011】
(C)成分としては、炭酸塩、珪酸塩が好ましく、特に好ましくは炭酸ナトリウム、珪酸ナトリウムである。
【0012】
<(D)成分>
(D)成分としては、過硼酸ナトリウム等の過硼酸塩、過炭酸ナトリウム等の過炭酸塩、芒硝/食塩/H22付加体、尿素/H22/石こう付加体、モノ過硫酸カリウムなどの無機過酸化物、ドデカンジ過酸(DPDA)、モノ過フタル酸(モノ過フタル酸マグネシウム塩・6水塩として市販されている)などの有機過酸化物、及び次亜塩素酸塩、塩素化イソシアヌル酸などの塩素系漂白剤、等が挙げられる。なかでも、過炭酸ナトリウム及び過ホウ酸ナトリウムから選ばれる一種以上が好ましい。
【0013】
<衣料用粉末洗浄剤組成物>
本発明の衣料用粉末洗浄剤組成物は、(A)成分を1〜20重量%、好ましくは5〜15重量%、より好ましくは10〜15重量%、(B)成分を1〜20重量%、(C)成分を30〜97重量%、好ましくは40〜80重量%、より好ましくは50〜70重量%、(D)成分を1〜30重量%、好ましくは1〜30重量%、より好ましくは5〜20重量%含有する。
【0014】
本発明の衣料用粉末洗浄剤組成物は、洗浄性と保存安定性の観点から、硫酸塩及びリン酸塩から選ばれる一種以上〔以下、(E)成分という〕を含有することができる。硫酸塩としては、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、硫酸アンモニウム等が挙げられる。また、リン酸塩としては、第2リン酸ナトリウム、第3リン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、ピロリン酸カリウム、リン酸水素2カリウム、リン酸水素3カリウム等が挙げられる。(E)成分の含有量は、本発明の衣料用粉末洗浄剤組成物中、5〜30重量%、更に10〜20重量%が好ましい。
【0015】
本発明の衣料用粉末洗浄剤組成物は、漂白性能向上の観点から、下記一般式(F1)で示される化合物及び下記一般式(F2)で表される化合物から選ばれる一種以上の漂白剤前駆体〔以下、(F)成分という〕を含有することができる。
【0016】
【化1】

【0017】
〔式中、R1は、直鎖もしくは分岐鎖の炭素数8〜17のアルキル基、Mは無機性又は有機性の陽イオンである。〕
【0018】
【化2】

【0019】
(F)成分の含有量は、本発明の衣料用粉末洗浄剤組成物中、0.1〜5重量%、更に2〜5重量%が好ましい。
【0020】
また、本発明の衣料用粉末洗浄剤組成物は、(A)成分以外の界面活性剤を含有し得る。(A)成分以外の界面活性剤としては、非イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤、両性界面活性剤及び陰イオン界面活性剤から選ばれる一種以上が好ましい。
【0021】
非イオン界面活性剤としては、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレングリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、樹脂酸エステル、ポリオキシアルキレン樹脂酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、アルキル(ポリ)グリコシド、ポリオキシアルキレンアルキル(ポリ)グリコシド等が挙げられる。好ましくは、窒素原子を含まないエーテル基含有非イオン界面活性剤及びエステル基含有非イオン界面活性剤が挙げられる。
【0022】
陰イオン界面活性剤としては、カルボン酸系、スルホン酸系、硫酸エステル系及びリン酸エステル系界面活性剤が挙げられるが、カルボン酸系及びリン酸エステル系界面活性剤が好ましい。カルボン酸系界面活性剤としては、例えば炭素数6〜30の脂肪酸又はその塩、多価カルボン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルアミドエーテルカルボン酸塩、ロジン酸塩、ダイマー酸塩、ポリマー酸塩、トール油脂肪酸塩等が挙げられる。スルホン酸系界面活性剤としては、例えばアルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩、ジフェニルエーテルスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸の縮合物塩、ナフタレンスルホン酸の縮合物塩等が挙げられる。硫酸エステル系界面活性剤としては、例えばアルキル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、トリスチレン化フェノール硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンジスチレン化フェノール硫酸エステル塩、アルキルポリグリコシド硫酸塩等が挙げられる。リン酸エステル系界面活性剤として、例えばアルキルリン酸エステル塩、アルキルフェニルリン酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルリン酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルリン酸エステル塩等が挙げられる。塩としては、例えば金属塩(Na、K、Ca、Mg、Zn等)、アンモニウム塩、アルカノールアミン塩、脂肪族アミン塩等が挙げられる。
【0023】
両性界面活性剤としては、アミノ酸系、ベタイン系、イミダゾリン系、アミンオキサイド系が挙げられる。アミノ酸系としては、例えばアシルアミノ酸塩、アシルサルコシン酸塩、アシロイルメチルアミノプロピオン酸塩、アルキルアミノプロピオン酸塩、アシルアミドエチルヒドロキシエチルメチルカルボン酸塩等が挙げられる。ベタイン系としては、アルキルジメチルベタイン、アルキルヒドロキシエチルベタイン、アシルアミドプロピルヒドロキシプロピルアンモニアスルホベタイン、アシルアミドプロピルヒドロキシプロピルアンモニアスルホベタイン、リシノレイン酸アミドプロピルジメチルカルボキシメチルアンモニアベタイン等が挙げられる。イミダゾリン系としては、アルキルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、アルキルエトキシカルボキシメチルイミダゾリウムベタイン等が挙げられる。アミンオキサイド系としては、アルキルジメチルアミンオキサイド、アルキルジエタノールアミンオキサイド、アルキルアミドプロピルアミンオキサイド等が挙げられる。
【0024】
また、本発明の衣料用粉末洗浄剤組成物には、任意成分として従来より洗剤に配合することが知られている成分を配合することができる。このような任意成分として、(1)ポリビニルピロリドン等の色移り防止剤、(2)アミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼ、セルラーゼ等の酵素、(3)塩化カルシウム、ギ酸、ホウ酸(ホウ素化合物)等の酵素安定化剤、(4)蛍光染料、(5)柔軟性付与を目的としたシリコーン、(6)消泡剤としてのシリカ、シリコーン、(7)酸化防止剤、(8)そのほかに青味付け剤、香料、抗菌防腐剤等が挙げられる。
【0025】
本発明の洗浄剤組成物の形態は粉末であり、嵩密度は0.5〜1g/cm3であることが好ましい。
【0026】
本発明の衣料用粉末洗浄剤組成物は、水に溶解・分散させた洗浄液、好ましくは(A)、(B)、(C)、(D)成分の合計含有量〔(A)+(B)+(C)+(D)〕が0.05〜1重量%である洗浄液として衣料の洗浄に用いられる。すなわち、該洗浄液は20℃でのpHが10以上、更に10.5〜12であることが好ましく、この範囲のpHとなるように(C)成分の量を調整することが好ましい。なお、pHは洗浄時の温度においても上記範囲であることが好ましい。
【実施例】
【0027】
表1に示す粉末洗浄剤組成物を用いて以下の評価を行った。結果を表1に示す。
【0028】
(1)洗浄性
10cm×10cmの木綿布に、モデル皮脂汚れ(組成:綿実油60重量%、オレイン酸10重量%、パルミチン酸10重量%、固形パラフィン10重量%、流動パラフィン10重量%)を2g均一に塗布し、皮脂汚れ汚染布を調製した。この皮脂汚れ汚染布を、表1に示す組成物を0.1重量%含有する洗浄液(残部は6°DHの水)を用いて、上島製作所製ターゴトメーター(MS−8210)により洗浄(50℃×15分間)し、洗浄前後の布の反射率を測定(測定波長550nm)して次式により洗浄率を算出した。結果を表1に示す。
【0029】
【数1】

【0030】
(2)漂白性
下記方法で調製されたカレー汚染布を、表1に示す組成物を0.1重量%含有する洗浄液(残部は6°DHの水)を用いて、上島製作所製ターゴトメーター(MS−8210)により洗浄(50℃×15分間)し、洗浄前後の布の反射率を測定(測定波長550nm)して次式により洗浄率を算出した。結果を表1に示す。
【0031】
【数2】

【0032】
*カレー汚染布の調製方法
市販のレトルトカレーを95℃10分間加熱後、ざるにてろ過し、そのろ過後の液に10cm×10cmの木綿布を浸し、10分間加熱した。その後半日放置後液より布を取り出し、余分な液を取り除いて自然乾燥した。
【0033】
(3)低起泡性
表1に示す組成物を0.1重量%含有する洗浄液(残部は6°DHの水)30mlを試験管(長さ25mm、内径30mm)に入れ、50℃に維持する。50℃になったのを確認後、20回振とうし10秒後の泡立ち高さを測定し、以下の基準で評価した。
◎:泡量が非常に少ない(泡立ち高さ10mm未満)
○:泡量が少ない(泡立ち高さ10mm以上50mm未満)
△:泡量が普通(泡立ち高さ50mm以上100mm未満)
×:泡量が多い(泡立ち高さ100mm以上)
【0034】
(4)保存安定性
表1に示す組成物を40℃、80%RHの恒温室に14日間保存し、保存前後の該組成物中の有効酸素量を測定し、次式により有効酸素残存率を算出した。
【0035】
【数3】

【0036】
【表1】

【0037】
表1中の成分は以下のものである。
*EDTA・4Na:エチレンジアミンテトラ酢酸4ナトリウム塩
*NTA・3Na:ニトリロトリ酢酸3ナトリウム塩
*非イオン性界面活性剤(1):一般式(I)中のR1が平均炭素数12のアルキル基、pが5、qが4.5、rが5の非イオン性界面活性剤
*非イオン性界面活性剤(2):一般式(I)中のR1が平均炭素数12のアルキル基、pが5、qが1.5、rが5の非イオン性界面活性剤
*非イオン性界面活性剤(3):ポリオキシエチレンラウリルエーテル(商品名エマルゲン108、花王株式会社)
*非イオン性界面活性剤(4):第2級高級アルコールエトキシレート(商品名ソフタノール70、株式会社日本触媒)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(A)下記一般式(I)で表される非イオン界面活性剤1〜20重量%、(B)水溶性キレート剤1〜20重量%、(C)アルカリ剤30〜97重量%、及び(D)漂白成分1〜30重量%を含有する衣料用粉末洗浄剤組成物。
1−O−(EO)p−(PO)q−(EO)r−H (I)
〔式中、R1は平均炭素数8〜18のアルキル基又はアルケニル基を示し、EOはオキシエチレン基、POはオキシプロピレン基を示す。p、q、rはそれぞれ平均付加モル数を表し、p>0、r>0、q=1〜6であり、且つp+r=4〜20である。〕
【請求項2】
(B)水溶性キレート剤が、エチレンジアミンテトラ酢酸、ヒドロキシエチルエチレンジアミントリ酢酸、ジエチレントリアミンペンタ酢酸、ニトリロトリ酢酸、トリエチレンテトラミンヘキサ酢酸、ホスホン酸、トリポリリン酸、エチレングリコールビス(2−アミノエチルエーテル)テトラ酢酸、クエン酸、マレイン酸、DL−アラニン−N,N−ジ酢酸、アスパラギン酸−N,N−ジ酢酸、グルタミン酸−N,N−ジ酢酸、セリン−N,N−ジ酢酸、ポリアクリル酸、イソアミレン−マレイン酸共重合体、アクリル酸−マレイン酸共重合体、アクリル酸−メタクリル酸共重合体、ケイ酸、グルコン酸、ヒドロキシベンジルイミノジ酢酸、イミノジ酢酸、及びこれらの塩から選ばれる一種以上である請求項1記載の衣料用粉末洗浄剤組成物。
【請求項3】
(C)アルカリ剤が、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸化物、珪酸塩及び炭酸塩から選ばれる一種以上である請求項1又は2記載の衣料用粉末洗浄剤組成物。
【請求項4】
(D)漂白剤成分が、過炭酸ナトリウム及び過ホウ酸ナトリウムから選ばれる一種以上である請求項1〜3の何れか1項記載の衣料用粉末洗浄剤組成物。

【公開番号】特開2006−306969(P2006−306969A)
【公開日】平成18年11月9日(2006.11.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−129895(P2005−129895)
【出願日】平成17年4月27日(2005.4.27)
【出願人】(000000918)花王株式会社 (8,290)
【Fターム(参考)】