説明

表示情報制御装置および方法

【課題】 表示情報制御装置および方法を開示する。
【解決手段】 表示情報制御装置は、1つ以上のアイコンのディスプレイ上の位置とユーザから入力された入力信号と対応するディスプレイ上の位置に基づいて、1つ以上のアイコンのうちから少なくとも1つのアイコンを選択し、選択されたアイコンに対応する予め定められた動作を実行することにより、1つ以上のアイコンを直観的に処理することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、表示情報制御装置および方法に関し、より詳細には、端末のディスプレイ上に表示された1つ以上のアイコンを直観的に処理することができる表示情報制御装置および方法に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、電子器機の機能が多様化している趨勢に伴い、ユーザは、電子機器を用いて様々な作業を実行できるようになった。例えば、ユーザは、電子機器を用いてメディアファイル(media file)を再生して音楽や動画などを鑑賞することができ、イメージファイル(image file)を開いて写真や絵を見ることができる。さらに、ユーザは、電子機器を用いて文書ファイル(document file)に含まれた内容を確認したり、文書ファイルを編集することもできる。
【0003】
端末に格納されたファイルを実行する場合、まず、ユーザは、実行しようとするファイルを選択しなければならないが、この場合、ユーザは、ファイル名などの制限された情報のみを用いてファイルを選択することができる。
【0004】
一例として、メディアファイルを再生しようとする場合、題目や歌手(または俳優)などのメディアファイルの情報を格納したタグ(tag)を用いてユーザが視覚的にタグを確認できるように表示し、タグに含まれる情報を用いて再生しようとするメディアファイルを検索することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の一実施形態は、ユーザが直感的にファイルまたはフォルダを検索できるようになり、ファイルまたはフォルダを検索する際に要される時間を短縮することができる装置または方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態に係る表示情報制御装置は、1つ以上のアイコンをディスプレイ上の第1領域に表示するディスプレイ表示部と、ユーザから前記ディスプレイ上の第2領域に対応する入力信号を受信する入力部と、前記第1領域および前記第2領域に基づいて前記1つ以上のアイコンのうちの少なくとも1つのアイコンを選択する選択部と、前記少なくとも1つのアイコンに対応して予め定められた動作を制御する制御部とを備える。
【0007】
このとき、前記1つ以上のアイコンは、ファイルまたはフォルダのうちの少なくとも1つと関連することができる。
【0008】
また、前記選択部は、前記第1領域および前記第2領域の位置に基づいて前記少なくとも1つのアイコンを選択することができる。
【0009】
また、選択部は、前記第1領域と前記第2領域の間の距離に基づいて前記少なくとも1つのアイコンを選択することができる。
【0010】
また、選択された少なくとも1つのアイコンがメディアファイルと関連するアイコンを含む場合、前記制御部は、前記メディアファイルを再生するように制御することができる。
【0011】
このとき、前記制御部は、前記第1領域および前記第2領域の位置に基づいて前記再生されるメディアファイルの音量(volume)を調節し、前記メディアファイルを再生するように制御することができる。
【0012】
また、選択された少なくとも1つのアイコンが文書ファイルと関連するアイコンを含む場合、前記制御部は、前記文書ファイルの内容および前記文書ファイルのファイル情報のうちの少なくとも1つを前記ディスプレイ上に表示するように制御することができる。
【0013】
また、選択された少なくとも1つのアイコンがイメージファイルと関連するアイコンを含む場合、前記制御部は、前記イメージファイルのプレビューイメージ(preview image)を前記ディスプレイ上に表示するように制御することができる。
【0014】
また、選択された少なくとも1つのアイコンが複数のイメージファイルを格納するフォルダと関連するアイコンを含む場合、前記制御部は、前記複数のイメージファイルのうちの少なくとも1つのイメージファイルのプレビューイメージを前記ディスプレイ上に表示するように制御することができる。
【0015】
また、本発明の一実施形態に係る表示情報制御方法は、1つ以上のアイコンをディスプレイ上の第1領域に表示するステップと、ユーザから前記ディスプレイ上の第2領域に対応する入力信号を受信するステップと、前記第1領域および前記第2領域に基づいて前記1つ以上のアイコンのうちの少なくとも1つのアイコンを選択するステップと、前記少なくとも1つのアイコンに対応して予め定められた動作を実行するステップとを含む。
【発明の効果】
【0016】
本発明の一実施形態によれば、ユーザは、直感的にファイルまたはフォルダを検索できるようになり、ファイルまたはフォルダを検索する際に要する時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の一実施形態に係る表示情報制御装置の詳細な構成を示すブロック図である。
【図2a】本発明の一実施形態に係る第1領域および第2領域の表示情報を示す一例である。
【図2b】本発明の一実施形態に係る第1領域および第2領域の表示情報を示す一例である。
【図3】本発明の一実施形態に係る表示情報制御装置によって制御される端末のディスプレイを示す図である。
【図4】本発明の他の一実施形態に係る表示情報制御装置によって制御される端末のディスプレイを示す図である。
【図5】本発明のさらに他の一実施形態に係る表示情報制御装置によって制御される端末のディスプレイを示す図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る表示情報制御方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、添付の図面に基づき、本発明の好適な実施の形態を詳細に説明するが、本発明がこれらの実施形態によって制限または限定されることはない。図中、同じ参照符号は同じ部材を示す。
【0019】
図1は、本発明の一実施形態に係る表示情報制御装置の詳細な構成を示すブロック図である。
【0020】
本発明の一実施形態に係る表示情報制御装置100は、表示部110と、入力部120と、選択部130と、制御部140とを備える。また、本発明の一実施形態によれば、表示情報制御装置100は、データベース(図示せず)をさらに備えることができる。以下、各構成要素別にその機能を詳述する。
【0021】
表示部110は、1つ以上のアイコンをディスプレイ上の第1領域に表示する。一例として、表示部110は、1つ以上のアイコンを背景画面に表示することができる。
【0022】
第1領域は、アイコンが存在するディスプレイ上の領域を意味する。ディスプレイ上で1つ以上のアイコンが散らばって配置されていれば、第1領域もディスプレイ上に散らばって存在する。
【0023】
本発明の一実施形態によれば、1つ以上のアイコンは、ファイルまたはフォルダのうちの少なくとも1つと関連することができる。
【0024】
すなわち、1つ以上のアイコンは、ファイルアイコンまたはフォルダアイコンのうちの少なくとも1つを含むことができる。ここで、アイコン(icon)は、ファイルまたはフォルダなどをユーザが直感的に認識できるようにディスプレイ上に表示する小さい絵または記号を意味する。一例として、ファイルアイコンは、音楽ファイルや動画ファイルなどに対するメディアファイルアイコン、写真や絵などに対するイメージファイルアイコン、文書ファイルアイコンとすることができる。
【0025】
入力部120は、ユーザからディスプレイ上の第2領域に対応する入力信号を受信する。
【0026】
第2領域は、入力信号によってポインティングされる地点と対応するディスプレイ上の領域を意味する。
【0027】
本発明の一実施形態によれば、入力部120は、タッチパネルまたはマウスのうちの少なくとも1つを介してユーザから入力信号を受信することができる。
【0028】
一例として、ディスプレイの下端に配置されたタッチパネルを介してユーザから入力信号を受信する場合、第2領域は、タッチ入力信号が感知されたタッチパネル(または表示)上の領域と対応することができ、他の一例として、マウスを介してユーザから入力信号を受信する場合、第2領域は、マウスカーソル(cursor)が表示されるディスプレイ上の領域に対応することができる。
【0029】
また、本発明の一実施形態によれば、入力部120は、タッチパネルおよびマウスだけでなく、赤外線センサ、カメラ、静電容量センサ(capacitive sensor)、および電界センサ(electric field sensor)のうちの少なくとも1つを介してユーザから入力信号を受信することもできる。
【0030】
赤外線センサは、赤外線(Infrared、IR)を用いたポインティング方式の入力信号を受信するために用いられる。すなわち、赤外線センサは、赤外線ポインタから放射された赤外線を受信する。赤外線を用いたポインティング方式の入力信号は、赤外線センサだけでなく、赤外線カメラを用いて受信することもできる。
【0031】
カメラは、ビジュアルコード(visual code)を用いたポインティング方式の入力信号を受信するために用いることができる。ビジュアルコードは、任意の形状を有するタグである。カメラは、ビジュアルコードを構成するタグの形状を予め格納しているため、カメラは、格納されたビジュアルコードを構成するタグの形状と同じ形状を有するタグを認識し、認識されたタグが示す方向を感知する。
【0032】
また、カメラは、任意の物体を用いたポインティング方式の入力信号を受信するためにも用いることができる。この場合、任意の物体そのものがポインティングの入力として認識される。
【0033】
本発明の一実施形態によれば、カメラまたは入力認識装置がユーザの手の動きを感知することができる場合、入力信号をポインティング装置を必要とせずに感知することができる。カメラは、互いに異なる物理的アイコンを識別することができ、入力信号は、カメラの動作または非動作によって識別されることができる。
【0034】
本発明の一実施形態によれば、装置を制御する表示情報がテーブル表面上に位置するディスプレイと相互作用が可能なインタラクティブテーブルトップコンピュータである場合、ユーザは、テーブルトップ上の物理的アイコンを動かすことができ、ユーザは、ディスプレイ上の手の動きによる相互作用を制御できるのと同じように、アイコンと相互作用を行うことができる。
【0035】
静電容量センサは、キャパシティブ(capacitive)センシングを用いたポインティング方式の入力信号を受信するために用いられ、電界センサは、電場フィールド(Electric field、EF)センシングを用いたポインティング方式の入力信号を受信するために用いられる。静電容量センサまたは電界センサを用いて入力信号を受信する場合、ディスプレイ上の座標だけでなく、ディスプレイから垂直方向への距離(高低)まで認識することができる。
【0036】
選択部130は、第1領域および第2領域に基づいて1つ以上のアイコンのうちから少なくとも1つのアイコンを選択する。
【0037】
本発明の一実施形態によれば、図2aおよび図2bに示すように、第1領域には、互いに異なる距離D1とD2が存在することを考慮することができる。ここで、図2aは、表示されたアイコンの距離D1を示し、アイコンの中心から等しい距離で拡張された領域を示している。
【0038】
図2aにおいて、それぞれのアイコンの領域が重畳した後に2つ以上のアイコンが「グループ化」した場合、それぞれの距離D1に基づいて両アイコンを囲んでいる領域は、両アイコンのグルーピング領域を表示する。この場合、それぞれのアイコンの中心からそれぞれのD1の距離によって定義された領域の外部限界(limit)は、アイコンまたはグルーピングされたアイコンの境界と見なすことができる。本発明の一実施形態によれば、両アイコンの距離D1の境界は、グループ化することができる。
【0039】
両アイコンがグループ化する場合、グループ化した境界は、それぞれの距離D1からの外部限界として定義することができる。図2aは、それぞれのアイコンからの距離D1が等しいものと仮定したものであり、本発明の一実施形態はこれに限定されるものではなく、それぞれのアイコンの距離D1が等しくなく、距離D1がオーバーラップすることに基づいて隣接したアイコンをグループ化して領域を定義することができる。
【0040】
図2bは、「物理的アイコン」によって表示されるユーザ操作基盤のポインタまたはカーソルがアイコンまたはアイコングループを選択するために、アイコンおよびアイコングループの境界をクロスしたりタッチする場合に、距離D2の境界を定義することを示している。
【0041】
それぞれのアイコンに対する距離D2は、それぞれのアイコンの選択を定義するための閾値、すなわち、カーソルのポインタによって選択を制御するためのアイコン領域の外部境界と見なすことができる。すなわち、距離D2の境界は、第1領域として参照することができ、ユーザによって操作されたポインタまたはカーソルは、ポインタまたはカーソルのための領域の境界を有するものとして定義することができる。ポインタまたはカーソルのための領域の境界は、第2領域と見なすことができる。
【0042】
図に示すように、アイコンまたはアイコンのグループに対する距離D2の境界は、アイコンを選択したり選択を解除するために用いることができる。すなわち、ポインタまたはカーソルの第2領域の境界は、アイコンの第1領域と重畳することができる。さらに、ポインタまたはカーソルが距離D2の境界内で動けば、アイコンまたはアイコングループは選択されることができ、このとき、音量変化やフォルダに対する情報の制御のような付加的な制御は、それぞれのアイコンまたはアイコングループの中央にどの程度接近するかによって付加的に定義することができる。
【0043】
また、表示されるアイコンまたはアイコングループと関連するディスプレイ上のポインタまたはカーソルの動きの参照が要求されなければ、アイコンまたはアイコングループと関連するディスプレイ上のポインタまたはカーソル指示子の表示なしにユーザがポインティングするものとして、入力部の動きを定義することができる。
【0044】
例えば、赤外線ポインティング装置は、表示されるアイコンまたはアイコングループと関連する位置を識別することができ、対応するポインタまたはカーソルの表示なしにアイコンまたはアイコングループを制御することができる。本発明では、上述した距離D1およびD2に関連して論議したが、本発明は上述した事項に限定されるものではなく、距離D1およびD2がすべての方向に同一でない限り、D1およびD2の間の相対的な差に基づいたアイコンまたはアイコングループに対しても適用することができる。
【0045】
また、アイコングループ内における各アイコンの中心からのそれぞれの距離は、アイコンを追加的に制御することもできる。例えば、2つのアイコングループが音楽ファイルまたは音楽発生因子である場合、アイコングループを同時に制御することができる。
【0046】
グループとポインタ(カーソル)内の各アイコンの中心からの距離は、各アイコンを制御することができる。例えば、アイコンがドラム、ピアノ、音声などのような音楽の音源を表現する場合、ユーザは音源をグループ化することができるため、ピアノと音声アイコンを十分に動かすことにより、距離D1の境界を対向したりオーバーラップしたりすることができる。
【0047】
また、ユーザは、近いポインタまたはカーソルを移動させることにより、ピアノと音声を同時に再生させることができる。また、ユーザは、2つの間の距離を変化させることにより、各アイコンの音量を調節することができる。
【0048】
ユーザは、音声の音量を減少させる一方で、ピアノ音の音量を増加させることもできる。例えば、図2bに示すように、2つのアイコンの2つの中心からそれぞれの距離D2の境界の組み合わせによって形成されたアイコンがグループ化されたD2の境界に位置するポインタまたはカーソルにより、アイコンを選択することができる。
【0049】
図に示すように、ユーザが矢印に沿ってポインタまたはカーソルを移動させることにより、左側のアイコンとポインタまたはカーソルとの間の距離はさらに短くなる。したがって、左側のアイコンによって調節される音楽ファイルの音量は、短い距離によって増加するように制御することができる。これと同時に、右側のアイコンとポインタまたはカーソルとの間の距離が増加する場合、右側のアイコンによって調節される音楽ファイルの音量は、次第に増加する距離に応じて減少するように制御することができる。
【0050】
また、アイコンのグループ化内に選択されたアイコンを分離して制御することもできる。例えば、ポインタまたはカーソルがアイコンのグループ内の距離D2の境界内に位置する場合、グループ内のすべてのアイコンは選択されることができる。
【0051】
グループの選択されたアイコンにより距離D1境界内に含まれるために、ポインタまたはカーソルが移動した場合に、他のアイコンを選択から解除することもできる。例えば、選択されたアイコンに対するポインタまたはカーソルの追加的な移動は、残りのアイコンに対して影響を及ぼさないこともあり、残りのアイコンの各動作は、選択取消しに変わったり、動作を持続することができるなどの個別的な制御が可能となる。
【0052】
すなわち、選択部130は、1つ以上のアイコンのそれぞれの位置および入力信号に対応するディスプレイ上の位置に基づいて、1つ以上のアイコンのうちから少なくとも1つのアイコンを選択する。一例として、第2領域がマウスカーソルが位置する領域である場合、選択部130は、マウスカーソルの位置とアイコンの位置に基づいて、少なくとも1つのアイコンを選択する。例えば、上述したように、距離D2の境界が第2領域の境界とアイコンの境界の基礎となる。
【0053】
具体的に、本発明の一実施形態に係るカーソルの指向性情報およびそれぞれの第2領域は、ポインタまたはカーソルに定義された形態から指定されることができる。第2領域は、本発明の一実施形態に係るポインティングの矢印の外側の境界として定義することができる。例えば、ポインタまたはカーソルによる追加的な指向性情報は、ユーザまたは慣性測定部のような可能な技術によって定義することができる。
【0054】
指向性情報、アイコングループまたはアイコンによる距離D2、および第2領域による境界は、アイコンまたはアイコングループ(制御されたアイコングループ化内の類似した個別的アイコン)を制御することもできる。
【0055】
第2領域、例えば、ポインタまたはカーソルによる境界がアイコンまたはアイコングループの距離D2の境界内に到達した場合、すなわち、第1領域の境界またはアイコンまたはアイコングループによって選択された場合、ユーザは、ポインタまたはカーソルの指向性方向の修正(ポインタまたはカーソルを回転させる動作)などによってアイコンまたはアイコングループを制御することができる。
【0056】
上述したように、本発明は、1つ以上のポインタまたはカーソルが表示されることを要求しないが、1つ以上の実施形態によって複数のポインタまたはカーソル制御用装置を含むこともできる。
【0057】
音量調節の例を挙げれば、第1ポインティング装置は、アイコンまたはアイコングループの距離D2の境界内で作動し、アイコンまたはアイコングループによって表現された選択音楽ファイルの音量を制御するために回転することもできる。第2ポインティング装置は、アイコンまたはアイコングループの他の特徴を制御するために、同じアイコンまたは第1ポインティング装置によって既に制御されたアイコンと他のアイコンを用いることもできる。
【0058】
ポインティング装置としてキーボードを例に挙げれば、アイコンまたはアイコングループが選択されると、ユーザはキーボードを用いてアイコンまたはアイコングループを制御することができる。例えば、キーボードは、矢印キーのカーソル移動またはキーボードのトラックパッドによってポインティング装置を作動することができる。
【0059】
また、それぞれのポインタまたはカーソルの移動は、アイコンまたはアイコングループの動作制御に用いられることができる。例えば、ポインタまたはカーソルが時間の閾値周期に沿って距離D2の境界に留まる場合、ディスプレイは、アイコンまたはアイコングループに関する制限された情報を示すのを中止するように制御することができ、アイコンまたはアイコングループに対する付加情報を表示できるようにする。
【0060】
例えば、MP3ファイルの場合、ポインタまたはカーソルが所定の周期を表現するためのMP3ファイルのグループ化された距離D2の境界内に留まる場合、アイコングループに近いアイコンは音量を増加させることができ、他のアイコングループは音量を次第に減少させながらプレイを止めることができる。
【0061】
アイコンまたはグルーピング内の個別的アイコンの個別的区間のための追加的な制御が、移動に基づく時間に沿って同等に用いられることもできる。
【0062】
上述したように、ポインタまたはカーソルがタッチされたり、ポインタまたはカーソルのための時間持続区間に留まったり、アイコンまたはアイコングループの距離D2の境界が閾値に到達しなかったり、潜在的にアイコンまたはアイコングループが選択されない場合、アイコンまたはアイコングループに対するポインタまたはカーソルの移動がアイコンまたはアイコングループの状態を変化させたり、十分なものと見なすことができる。
【0063】
このとき、本発明の一実施形態によれば、第1領域と第2領域は互いに重ならないことがある。
【0064】
また、本発明の一実施形態によれば、選択部130は、第1領域および第2領域の位置に基づいて、少なくとも1つのアイコンを選択することができる。
【0065】
また、本発明の一実施形態によれば、選択部130は、第1領域と第2領域の間の距離に基づいて、少なくとも1つのアイコンを選択することができる。
【0066】
すなわち、アイコンの位置および入力信号に相応するディスプレイ上の位置からアイコンと入力信号に相応するディスプレイ上の位置間の距離を計算し、計算された距離に基づいて、少なくとも1つのアイコンを選択することができる。
【0067】
この場合、本発明の一実施形態によれば、選択部130は、第2領域から所定の設定された距離内に位置する第1領域上に存在する少なくとも1つのアイコンを選択することができる。
【0068】
アイコンと入力信号に相応するディスプレイ上の位置(すなわち、マウスカーソルの位置)間の距離(例えば、アイコンとマウスのカーソルの距離)が近い場合、ユーザは、アイコンに対して多くの関心があると解釈することができるため、本発明の一実施形態に係る選択部130は、第1領域と第2領域の間の距離が所定の設定された閾値よりも小さい場合、第1領域に存在するアイコンを選択するようになる。
【0069】
このとき、第1領域と第2領域の間の距離は、それぞれの領域の中心(重心)に基づいて計算されることができる。この場合、第1領域と第2領域の間の距離は、第1領域の中心と第2領域の中心の間の距離である。
【0070】
また、第1領域と第2領域の間の距離は、各領域の境界に基づいて計算することもできる。この場合、第1領域と第2領域の間の距離は、第1領域の境界と第2領域の境界の間の最短距離とすることができる。
【0071】
また、閾値は、ディスプレイの大きさおよびディスプレイ上に表示されたアイコンの個数のうち少なくとも1つに基づいて設定されることができる。また、閾値は、ユーザによって任意に設定されることもできる。
【0072】
例えば、最低閾値は、アイコンのための距離D2の境界の設定値であると言え、最低閾値は、第1領域の範囲を規定することもできる。
【0073】
以下、図3を参照しながら、1つ以上のファイルのうちから少なくとも1つの第1アイコンを選択する選択部130の動作について詳しく説明する。
【0074】
図3は、本発明の一実施形態に係る表示情報制御装置によって制御される端末に備えられたディスプレイを示す図である。
【0075】
図3において、表示情報制御装置は、ディスプレイ210の下端に配置されたタッチパネルを介してユーザから入力信号を受信するものと仮定する。すなわち、図3に示すディスプレイ210は、タッチディスプレイであると仮定する。
【0076】
図3に示すように、端末のディスプレイ210上には、音楽ファイルアイコン221〜225、動画ファイルアイコン231、文書ファイルアイコン241、242、イメージファイルアイコン251、252、フォルダアイコン260が無作為(random)に配置されている。
【0077】
図面符号270は、感知されたタッチ入力信号を意味し、図面符号271は、タッチ入力信号の移動経路を意味する。
【0078】
また、図面符号281〜287は、タッチ入力信号270が感知された位置を原点とし、所定の設定された閾値を半径とする円の内部領域(以下、閾値領域とする)の位置を意味する。図3では、説明の便宜のために、閾値領域が離散的に移動するものとして示したが、実際には閾値領域は連続的に移動する。
【0079】
タッチ入力信号270が移動経路271に沿って移動し、閾値領域が第3位置283の位置に到達すれば、まず、音楽ファイルアイコン224が閾値領域の内部に入って来るため、選択部130は、音楽ファイルアイコン224を選択する。
【0080】
この後、タッチ入力信号270は、移動経路271に沿って継続して移動し、これによって閾値領域が第4位置284に到達すれば、音楽ファイルアイコン222が閾値領域の内部に入って来るようになり、閾値領域内部には音楽ファイルアイコン222および音楽ファイルアイコン224が存在するため、選択部130は、音楽ファイルアイコン222および音楽ファイルアイコン224を選択する。
【0081】
この後、閾値領域が第6位置286に到達すれば、閾値領域の内部には音楽ファイルアイコン222のみが存在するようになり、選択部130は、音楽ファイルアイコン222のみを選択する。
【0082】
この後、閾値領域が第7位置287に到達すれば、音楽ファイルアイコン222は閾値領域から逸脱し、音楽ファイルアイコン223が閾値領域に存在するようになるため、選択部130は、音楽ファイルアイコン223を選択する。
【0083】
再び図1を参照しながら、本発明の一実施形態に係る表示情報制御装置について説明する。
【0084】
制御部140は、選択された少なくとも1つのアイコンに対応して予め定められた動作を制御する。
【0085】
制御部140によって制御される予め定められた動作は、選択されたアイコンと関連するファイルまたはフォルダの処理動作を意味する。
【0086】
上述したように、ユーザがアイコンを選択することにより、以後にアイコンを作動したり追加で動作を実行するようにすることもできる。また、アイコンを選択することは、アイコンを実際に選択する前にアイコンの境界および時間の最小期間によって存在するポインタまたはカーソルの境界の重畳に基づくこともできる。
【0087】
本発明の一実施形態によれば、選択された少なくとも1つのアイコンがメディアファイルと関連するアイコンを含む場合、制御部140は、メディアファイルを再生するように制御することができる。
【0088】
すなわち、選択されたアイコンがメディアファイルアイコンである場合、制御部140は、選択されたアイコンと関連するメディアファイルを再生するように制御する。この場合、メディアファイルは、MP3のような音楽ファイル(またはオーディオファイル、以下、音楽ファイルとする)とすることができ、動画ファイル(またはビデオファイル、以下、動画ファイルとする)とすることもできる。
【0089】
メディアファイルが音楽ファイルである場合、制御部140は、音楽ファイルを再生するように制御し、ユーザは音楽を聞くことができるようになる。
【0090】
メディアファイルが動画ファイルである場合、制御部140は、プレビュー(preview)形態の再生ウィンドウ(window)を介して動画を再生するように制御し、ユーザは動画を視聴することができるようになる。このとき、再生ウィンドウは、動画アイコンの周りに生成されることができる。
【0091】
例えば、本発明は、1つ以上のディスプレイが存在することがあり、動画ファイルの選択が選択的に他のディスプレイに映し出されることもできる。
【0092】
もし、選択されたアイコンが複数である場合、制御部140は、複数のメディアファイルすべてを再生するように制御することができる。
【0093】
上述したように、複数のアイコンは、上述した距離D1の境界を重畳する場合に選択されることもできる。このとき、複数の入力装置が用いられる場合、重畳する境界を介して形成されるグループにおいて、複数のアイコンをグループまたは個別に制御することもできる。
【0094】
すなわち、図3に示すように、閾値領域が第4位置284〜第5位置285に存在する場合、音楽ファイルアイコン222および音楽ファイルアイコン224が選択されるが、この場合、制御部140は、音楽ファイルアイコン222と関連する音楽ファイルと音楽ファイルアイコン224と関連する音楽ファイルのすべてを再生するように制御することができる。
【0095】
本発明の一実施形態によれば、制御部140は、メディアファイルを開始地点から再生するように制御することができる。
【0096】
また、本発明の他の一実施形態によれば、制御部140は、メディアファイルのハイライト(highlight)部分を再生するように制御することができる。
【0097】
制御部140がメディアファイルのハイライト部分を再生するように制御する場合、メディアファイルの開始地点から再生するように制御する場合よりも、メディアファイルの内容を迅速に認知することができる。
【0098】
このとき、ハイライト部分は、制御部140によって任意に設定されることもでき、メディアファイル製作者によって設定されることもできる。
【0099】
本発明の一実施形態によれば、制御部140は、第1領域および第2領域の位置に基づいて、再生されるメディアファイルの音量を調節することができる。
【0100】
上述したように、第1領域と第2領域の間の位置が近いほど、ユーザは、第1領域に存在するアイコンと関連するメディアファイルに対する関心が多いと解釈することができるため、本発明の一実施形態によれば、制御部140は、第1領域と第2領域の間の距離に反比例して再生されるメディアファイルの音量を調節してメディアファイルが再生されるように制御することができる。
【0101】
すなわち、本発明の一実施形態によれば、制御部140は、第1領域と第2領域の間の距離が近くなるほど、再生されるメディアファイルの音量を増加させ、第1領域と第2領域の間の距離が遠くなるほど、再生されるメディアファイルの音量を減少させることができる。これは、既存の音楽ファイル再生に用いられるフェード−イン/フェード−アウト(fade−in/fade−out)機能に対応することができる。
【0102】
また、本発明の他の一実施形態によれば、制御部140は、第1領域および第2領域の位置以外に複数のメディアファイルそれぞれの第1領域の位置をさらに考慮して、再生されるファイルメディアの音量を調節することができる。
【0103】
選択部130が2つの音楽ファイルアイコンを選択し、制御部140が2つの音楽ファイルアイコンと関連する2つの音楽ファイルを同時に再生する場合において、2つの音楽ファイルアイコンが隣接して配置されていれば、2つの音楽ファイルすべてが大きい音量で再生され、ユーザが望まない結果を招くことがある。
【0104】
したがって、このような場合、制御部140は、2つの音楽ファイルアイコン間の距離をさらに考慮して、再生される音楽ファイルの音量を調節する。
【0105】
すなわち、制御部140は、2つのファイルのうちで第2領域とより近い距離に位置する音楽ファイルの音量をより大きくし、第2領域とより遠い距離に位置する音楽ファイルの音量をより小さく調節することができる。
【0106】
このとき、ユーザは、音楽ファイルのアイコンの1つまたは2つの移動を制御することができる。例えば、ポインタまたはカーソルに対応する複数のボタンを有するマウスを用いてマウスを作動する間、1つのボタンを押した状態で選択されたアイコンを移動し、選択されたアイコンを作動するように制御することができる。このとき、移動は、グループ化されたアイコンの近いものに制限されたり、両側のアイコンの距離が同じ場合、両側のアイコンすべてを作動することもできる。
【0107】
本発明の一実施形態によれば、メディアファイルが動画ファイルである場合、制御部140は、上述した音量調節に付け加えて、再生ウィンドウの大きさをさらに調節することができる。
【0108】
すなわち、制御部140は、第1領域と第2領域の間の距離が近くなるほど、再生される動画ファイルの音量と再生ウィンドウの大きさを増加させ、第1領域と第2領域間の距離が遠くなるほど、再生される動画ファイルの音量と再生ウィンドウの大きさを減少させることができる。
【0109】
本発明の一実施形態によれば、入力部120は、第1領域に対応する第2入力信号をさらに受信し、制御部140は、メディアファイルのファイル情報をディスプレイ上に表示するように制御することができる。
【0110】
このとき、グループ化されたアイコンは、同じタイプのみに限って生成されるものではない。例えば、動画ファイルアイコンは、1つ以上の音楽ファイルアイコンでグループ化して生成することができる。他の例として、複数の動画ファイルアイコンは、例えば、ポインタまたはカーソルの移動またはディスプレイ上で互いに重畳することによってアイコンが1つに重なる場合、所定の定義された相互作用によって実現されるように制御することもできる。さらに他の例として、グループ化されたアイコンは、同じように利用が可能である。
【0111】
すなわち、入力部120が付加的に1つの入力信号、すなわち第2入力信号をさらに受信し、受信された第2入力信号に相応するディスプレイ上の第2領域が選択されたアイコンが存在する第1領域と重なる場合、制御部140は、第1領域に存在するアイコンと関連するメディアファイルのファイル情報をディスプレイ上に表示するように制御することができる。この場合、メディアファイルは、継続して再生状態にある。
【0112】
以下、図4を参照しながら、選択されたアイコンがメディアファイルと関連するアイコンであり、入力部120が2つの入力信号を受信した場合の制御部140の動作について詳しく説明する。
【0113】
図4は、本発明の他の一実施形態に係る表示情報制御装置によって制御される端末のディスプレイを示す図である。
【0114】
入力信号270は第1入力信号を、入力信号290は第2入力信号を示す。
【0115】
本発明の一実施形態によれば、2つの入力信号は、互いに異なる入力手段を介してユーザから入力されることができる。
【0116】
また、本発明の他の一実施形態によれば、2つの入力信号は、タッチパネルを介して受信されることができる。この場合、表示情報制御装置によって制御される端末に備えられたディスプレイはタッチディスプレイであり、タッチディスプレイは、互いに異なる2つの入力信号を区別して受信することができる。
【0117】
一例として、タッチディスプレイは、ユーザの手を介して入力された第1入力信号と、ユーザの手以外のオブジェクトを介して入力された第2入力信号を個別の入力信号として認識することができる。
【0118】
以下、タッチディスプレイを介して2つの入力信号すべてを受信するものと仮定する。すなわち、2つの入力信号はすべてタッチ入力信号である。
【0119】
図4に示すように、閾値領域は第8位置288に存在する。したがって、選択部130は、音楽ファイルアイコン224を選択し、制御部140は、音楽ファイルアイコン224と関連する音楽ファイルを再生するように制御する。
【0120】
このとき、再生中である音楽ファイルと関連する音楽ファイルアイコン224の位置する第1領域において第2タッチ入力信号が感知されれば、制御部140は、音楽ファイルアイコン224と関連する音楽ファイルに対するファイル情報2241がディスプレイ上に表示されるように制御する。図3に示すように、ファイル情報2241は、音楽ファイルアイコン224の周辺に表示されることができる。図4に示すように、ファイル情報2241は、音楽ファイルに格納された歌の題目、歌手名、作曲者名などを含むことができる。
【0121】
すなわち、ユーザは、音楽を鑑賞している途中に音楽ファイルに対する情報を知ろうとする場合、音楽ファイルを選択して音楽ファイルに対する情報を確認することができる。これにより、ユーザは、視覚および聴覚をすべて用いて再生しようとする音楽ファイルを検索できるようになり、より迅速に音楽ファイルを検索することができる。
【0122】
再び図1を参照しながら、本発明の一実施形態に係る表示情報制御装置について説明する。
【0123】
本発明の一実施形態によれば、選択された少なくとも1つのアイコンが文書ファイルと関連するアイコンを含む場合、制御部140は、文書ファイルの内容および文書ファイルのファイル情報のうちの少なくとも1つをディスプレイ上に表示するように制御することができる。
【0124】
この場合、本発明の一実施形態によれば、制御部140は、第1領域および第2領域の位置に基づいて、文書ファイルの内容の容量または文書ファイルのファイル情報の容量のうちの少なくとも1つを調節して、ディスプレイ上に表示するように制御することができる。
【0125】
例えば、制御部140は、第1領域と第2領域の間の距離が近くなるほど、表示される文書ファイルの内容の容量を増加させ、第1領域と第2領域間の距離が遠くなるほど、表示される文書ファイルの内容の容量を減少させることができる。
【0126】
また、本発明の一実施形態によれば、ディスプレイ上に表示される文書ファイルのファイル情報は、タイトル(title)、要約(abstract)、およびキーワード(keyword)のうちの少なくとも1つを含むことができる。
【0127】
本発明の一実施形態によれば、選択された少なくとも1つのアイコンがイメージファイルと関連するアイコンを含む場合、制御部140は、イメージファイルのプレビューイメージをディスプレイ上に表示するように制御することができる。一例として、プレビューイメージは、イメージファイルアイコンの周辺に生成されることができる。
【0128】
また、本発明の一実施形態によれば、選択された少なくとも1つのアイコンが複数のイメージファイルを格納するフォルダと関連するアイコンを含む場合、制御部140は、複数のイメージファイルのうちの少なくとも1つのイメージファイルのプレビューイメージをディスプレイ上に表示するように制御することができる。
【0129】
このとき、選択的または他の実施形態が同じように移動が可能であるという点に照らし合わせ、イメージのサイズまたはイメージの番号は、アイコンの領域に対するポインタまたはカーソルの位置設定に基づいて制御されることができる。
【0130】
この場合、本発明の一実施形態によれば、制御部140は、第1領域および第2領域の位置に基づいて、ディスプレイ上に表示されるプレビューイメージの数を調節することができる。
【0131】
以下、図5を参照しながら、本発明の一実施形態によってディスプレイ上にフォルダに格納された複数のイメージファイルのプレビューイメージを表示するように制御する制御部140の動作について詳しく説明する。
【0132】
図5は、本発明のさらに他の一実施形態に係る表示情報制御装置によって制御される端末のディスプレイを示す図である。
【0133】
図5でも、入力信号はタッチパネルを備えたタッチディスプレイを介して受信されるタッチ入力信号であると仮定する。
【0134】
このとき、タッチ入力信号270は、移動経路272に沿って移動する。このとき、閾値領域が第9位置289に存在する場合、閾値領域はフォルダアイコン260を含む(閾値領域にはイメージファイルアイコン251も含まれるが、これに対する説明は省略する)。
【0135】
この場合、制御部140は、フォルダアイコン260と関連するフォルダに含まれる複数のイメージファイルのうちの少なくとも1つのイメージファイルに対するプレビューイメージがディスプレイ上に表示されるように制御する。図5では、4つのプレビューイメージ261〜264がフォルダアイコン260の周辺に表示されるものと仮定した。
【0136】
このとき、制御部140は、タッチ入力信号270の位置とフォルダアイコン260の位置間に基づいて、表示されるプレビューイメージの数を調節することができる。例えば、制御部140は、タッチ入力信号270とフォルダアイコン260が近くなるほど、表示されるプレビューイメージの数を増加させ、タッチ入力信号270とフォルダアイコン260が遠くなるほど、表示されるプレビューイメージの数を減少させることができる。
【0137】
再び図1を参照しながら、本発明の一実施形態に係る表示情報制御装置について説明する。
【0138】
上述したように、表示情報制御装置100は、データベース(図示せず)をさらに備えることができるが、データベース(図示せず)は、第1領域および第2領域のうちの少なくとも1つを格納する。格納された第1領域および第2領域は、複数のアイコンおよび入力信号に相応するディスプレイ上の位置が変更されるたびに更新(update)される。
【0139】
例えば、要求される重畳期間に符合したり要求がなされない場合、ディスプレイ上で横切るポインタまたはカーソルの移動は、第1領域が第2領域によって重畳されるように複数のアイコンを選択することができ、重畳を経る間、アイコンの選択は維持することができる。例えば、複数の選択されたアイコンは、集合的または連続的に制御されることができる。
【0140】
また、データベース(図示せず)は、選択された少なくとも1つのアイコンに対するリストをさらに格納することができる。
【0141】
このとき、第2領域がディスプレイ上で移動する場合、データベースは、第2領域の移動によって順に選択された少なくとも1つのアイコンすべてに対するリストを格納することができる。
【0142】
例えば、図3で説明したように、入力信号270が移動経路271に沿って移動する場合、音楽ファイルアイコン224、音楽ファイルアイコン222、および音楽ファイルアイコン223が順に選択されるが、この場合、データベース(図示せず)は、選択された音楽ファイルアイコン(音楽ファイルアイコン224、音楽ファイルアイコン222、および音楽ファイルアイコン223)のリストを生成して格納することができる。
【0143】
このとき、制御部140は、データベース(図示せず)に格納されたリストによって、少なくとも1つの音楽ファイルが順に再生されるように制御することができる。また、制御部140は、格納されたリストによって、少なくとも1つの音楽ファイルが同時に再生されるように制御することもできる。
【0144】
図6は、本発明の一実施形態に係る表示情報制御方法を示すフローチャートである。
【0145】
まず、ステップS510では、1つ以上のアイコンをディスプレイ上の第1領域に表示する。
【0146】
本発明の一実施形態によれば、1つ以上のアイコンは、ファイルまたはフォルダのうちの少なくとも1つと関連することができる。すなわち、1つ以上のアイコンは、ファイルアイコン、フォルダアイコンのうちの少なくとも1つを含むことができる。
【0147】
ステップS520では、ユーザからディスプレイ上の第2領域に対応する入力信号を受信する。
【0148】
本発明の一実施形態によれば、ステップS520では、タッチパネル、マウス、赤外線センサ、カメラ、静電容量センサ、および電界センサのうちの少なくとも1つを介してユーザから入力信号を受信することができる。
【0149】
ステップS530では、第1領域および第2領域に基づいて、1つ以上のアイコンのうちから少なくとも1つのアイコンを選択する。
【0150】
本発明の一実施形態によれば、ステップS530では、第1領域および第2領域の位置に基づいて、少なくとも1つのアイコンを選択することができ、第1領域と第2領域の間の距離に基づいて、少なくとも1つのアイコンを選択することができる。
【0151】
この場合、本発明の一実施形態によれば、ステップS530では、第2領域から所定の設定された距離内に位置する第1領域上に存在する少なくとも1つのアイコンを選択することができる。
【0152】
ステップS540では、選択された少なくとも1つのアイコンに予め定められた動作を実行する。
【0153】
本発明の一実施形態によれば、選択された少なくとも1つのアイコンがメディアファイルと関連するアイコンを含む場合、ステップS540では、メディアファイルを再生することができる。すなわち、選択されたアイコンがメディアファイルアイコンである場合、ステップS540では、選択されたアイコンと関連するメディアファイルを再生する。ステップS530において複数のアイコンが選択された場合、ステップS540では、複数のメディアファイルすべてを再生することができる。
【0154】
本発明の他の一実施形態によれば、ステップS540では、メディアファイルのハイライト部分を再生することができる。
【0155】
また、本発明の一実施形態によれば、ステップS540では、第1領域および第2領域の位置に基づいて、再生されるメディアファイルの音量を調節することができる。すなわち、ステップS540では、第1領域と第2領域の間の距離が近くなるほど、再生されるメディアファイルの音量を増加させ、第1領域と第2領域の間の距離が遠くなるほど、再生されるメディアファイルの音量を減少させることができる。
【0156】
また、本発明の他の一実施形態によれば、ステップS540では、第1領域と第2領域の間の距離以外に複数のメディアファイルそれぞれの第1領域間の距離をさらに考慮して、再生されるファイルメディアの音量を調節することができる。
【0157】
本発明の一実施形態によれば、メディアファイルが動画ファイルである場合、ステップS540では、上述した音量調節に付け加えて、再生ウィンドウの大きさをさらに調節することができる。
【0158】
本発明の一実施形態によれば、ステップS520において第1領域に対応する第2入力信号をさらに受信する場合、ステップS540では、メディアファイルのファイル情報をディスプレイ上に表示することができる。この場合、メディアファイルは、継続して再生状態にある。
【0159】
本発明の一実施形態によれば、選択された少なくとも1つのアイコンが文書ファイルと関連するアイコンを含む場合、ステップS540では、文書ファイルの内容および文書ファイルのファイル情報のうちの少なくとも1つをディスプレイ上に表示することができる。
【0160】
この場合、本発明の一実施形態によれば、ステップS540では、第1領域および第2領域の位置に基づいて、文書ファイルの内容の容量または文書ファイルのファイル情報の容量のうちの少なくとも1つを調節してディスプレイ上に表示することができる。
【0161】
また本発明の一実施形態によれば、選択された少なくとも1つのアイコンがイメージファイルと関連するアイコンを含む場合、ステップS540では、イメージファイルのプレビューイメージをディスプレイ上に表示することができる。
【0162】
また、選択された少なくとも1つのアイコンが複数のイメージファイルを格納するフォルダと関連するアイコンを含む場合、ステップS540では、複数のイメージファイルのうちの少なくとも1つのイメージファイルのプレビューイメージをディスプレイ上に表示することができる。
【0163】
この場合、本発明の一実施形態によれば、ステップS540では、第1領域および第2領域の位置に基づいて、ディスプレイ上に表示されるプレビューイメージの数を調節することができる。
【0164】
以上、本発明に係る表示情報制御方法の実施形態について説明したが、図1を参照しながら上述した表示情報制御装置に関する構成が、本実施形態にもそのまま適用が可能である。このため、より詳細な説明については省略する。
【0165】
なお、本発明に係る表示情報制御方法は、コンピュータにより実現される多様な動作を実行するためのプログラム命令を含むコンピュータ読取可能な記録媒体を含む。当該記録媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独または組み合わせて含むこともでき、記録媒体およびプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計されて構成されたものでもよく、コンピュータソフトウェア分野の技術を有する当業者にとって公知であり使用可能なものであってもよい。コンピュータ読取可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD−ROM、DVDのような光記録媒体、フロプティカルディスクのような磁気−光媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。また、記録媒体は、プログラム命令、データ構造などを保存する信号を送信する搬送波を含む光または金属線、導波管などの送信媒体でもある。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるような機械語コードだけでなく、インタプリタなどを用いてコンピュータによって実行され得る高級言語コードを含む。前記したハードウェア要素は、本発明の動作を実行するために一以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成することができ、その逆もできる。
【0166】
上述したように、本発明の好ましい実施形態を参照して説明したが、該当の技術分野において熟練した当業者にとっては、特許請求の範囲に記載された本発明の思想および領域から逸脱しない範囲内で、本発明を多様に修正および変更させることができることを理解することができるであろう。すなわち、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲に基づいて定められ、発明を実施するための最良の形態により制限されるものではない。
【符号の説明】
【0167】
100:表示情報制御装置
110:表示部
120:入力部
130:選択部
140:制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つ以上のアイコンをディスプレイ上に表示する表示部と、
前記少なくとも1つ以上のアイコンに対応する第1領域および入力部によって定義されて表示される前記表示部上の位置を表示する第2領域に対する第1比較に基づいて前記少なくとも1つ以上のアイコンを選択する選択部と、
前記選択された少なくとも1つ以上のアイコンが維持される間、第1領域および第2領域の第2比較に基づいて前記選択された少なくとも1つ以上のアイコンによって提供される情報に対応し、予め定められた動作を制御する制御部と、
を備えることを特徴とする表示情報制御装置。
【請求項2】
前記1つ以上のアイコンは、ファイルまたはフォルダのうちの少なくとも1つと関連することを特徴とする請求項1に記載の表示情報制御装置。
【請求項3】
前記選択部は、前記第1領域および前記第2領域の位置に基づいて、前記少なくとも1つのアイコンを選択することを特徴とする請求項1に記載の表示情報制御装置。
【請求項4】
前記選択部は、前記第1領域と前記第2領域の間の距離に基づいて、前記少なくとも1つのアイコンを選択することを特徴とする請求項1に記載の表示情報制御装置。
【請求項5】
前記第2領域が前記第1領域の中央からの所定の距離で定義される前記第1領域の境界と交差し、前記第1領域が前記少なくとも1つのアイコンを含む場合、前記選択部は、前記少なくとも1つのアイコンを選択することを特徴とする請求項1に記載の表示情報制御装置。
【請求項6】
前記所定の距離は、前記第1領域の中央からすべての方向に等しい距離を維持することを特徴とする請求項5に記載の表示情報制御装置。
【請求項7】
前記予め定められた動作は、前記第1領域の中心と、前記第1領域と重畳する前記第2領域の境界の間の複数の位置測定に基づいて制御されることを特徴とする請求項5に記載の表示情報制御装置。
【請求項8】
前記選択部は、前記第1領域の第1境界内の第2境界が他のアイコンを含む他の第1領域の他の第2境界と交差するかを決定し、前記決定に基づいて前記第1領域の範囲を決定して前記少なくとも1つのアイコンを選択し、
前記第1領域の範囲は、前記少なくとも1つのアイコンに対する前記第1境界と、前記決定の結果に基づいた他のアイコンの第1境界の組み合わせで定義されることを特徴とする請求項5に記載の表示情報制御装置。
【請求項9】
前記第2領域が前記第1領域と重畳する間、前記制御部は、前記少なくともいずれか1つのアイコンおよび他のアイコンを含む前記第1領域のそれぞれの第2領域を考慮した、前記第2領域の境界に対する複数の位置測定に基づく前記予め定められた動作を制御することを特徴とする請求項8に記載の表示情報制御装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記第1領域および前記第2領域が重畳して測定される測定時間を考慮して前記予め定められた動作を制御し、
前記予め定められた動作は、前記測定時間に基づいた前記第1領域内のアイコンに対する互いに異なる相互作用の制御であることを特徴とする請求項8に記載の表示情報制御装置。
【請求項11】
前記制御部は、前記第1領域内の残存アイコンと、互いに異なるように前記第2領域と接近した前記第1領域内のアイコンを制御する前記互いに異なる相互作用を制御し、前記測定時間経過後には前記残存アイコンに対する制御は終了し、前記第2領域と接近した前記第1領域内のアイコンの制御を維持することを特徴とする請求項10に記載の表示情報制御装置。
【請求項12】
前記互いに異なる相互作用は、前記第1領域内のそれぞれのアイコンに対応するオーディオを再生することを含み、前記測定時間経過後、前記残存アイコンに対応するオーディオ音量が停止するように制御され、他の測定時間の間、前記接近したアイコンのオーディオが再生されるように制御されることを特徴とする請求項11に記載の表示情報制御装置。
【請求項13】
前記制御部は、前記入力部に対する感知された指示方向に基づいて前記予め定められた動作を制御し、
前記予め定められた動作は、前記感知された指示方向に基づく前記第1領域内のアイコンとの相互作用に対するそれぞれの制御を含むことを特徴とする請求項8に記載の表示情報制御装置。
【請求項14】
前記相互作用に対するそれぞれの制御は、前記感知された指示方向に基づく前記第1領域内のそれぞれのアイコンに対応するオーディオの再生を含み、
前記制御部は、前記指示方向の変化に基づく前記第1領域内の少なくとも1つのアイコンに対応するオーディオに対する音量を制御することを含む請求項13に記載の表示情報制御装置。
【請求項15】
前記制御部は、前記入力部の感知された指示方向に基づいて前記予め定められた動作を制御することを特徴とする請求項1に記載の表示情報制御装置。
【請求項16】
前記予め定められた動作は、前記感知された指示方向に基づいて前記少なくとも1つのアイコンに対応するオーディオの再生を含み、
前記制御部は、前記入力部の指示方向の変化に基づいて前記少なくとも1つのアイコンに対応するオーディオの音量を制御することを特徴とする請求項15に記載の表示情報制御装置。
【請求項17】
前記選択された少なくとも1つのアイコンがメディアファイルと関連するアイコンを含む場合、前記制御部は、前記メディアファイルを再生するように制御することを特徴とする請求項1に記載の表示情報制御装置。
【請求項18】
前記制御部は、前記メディアファイルのハイライト部分を再生するように制御することを特徴とする請求項7に記載の表示情報制御装置。
【請求項19】
前記メディアファイルのハイライト部分は、前記選択された少なくとも1つのアイコンの選択以前に予め選定された前記メディアファイルの部分であることを特徴とする請求項18に記載の表示情報制御装置。
【請求項20】
前記制御部は、前記第1領域および前記第2領域の位置に基づいて、前記再生されるメディアファイルの音量を調節して前記メディアファイルを再生するように制御することを特徴とする請求項17に記載の表示情報制御装置。
【請求項21】
前記入力部は、前記第1領域に対応する第2入力信号をさらに受信し、
前記制御部は、前記メディアファイルのファイル情報を前記ディスプレイ上に表示するように制御することを特徴とする請求項17に記載の表示情報制御装置。
【請求項22】
前記選択された少なくとも1つのアイコンが文書ファイルと関連するアイコンを含む場合、前記制御部は、前記文書ファイルの内容および前記文書ファイルのファイル情報のうちの少なくとも1つを前記ディスプレイ上に表示するように制御することを特徴とする請求項1に記載の表示情報制御装置。
【請求項23】
前記制御部は、前記第1領域および前記第2領域の位置に基づいて、前記文書ファイルの内容の容量または前記文書ファイルのファイル情報の容量のうちの少なくとも1つを調節して前記ディスプレイ上に表示するように制御することを特徴とする請求項22に記載の表示情報制御装置。
【請求項24】
前記ファイル情報は、タイトル、要約、およびキーワードのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項22に記載の表示情報制御装置。
【請求項25】
前記制御部は、前記少なくとも1つ以上のアイコンを選択する前記第1領域および前記第2領域に対する前記第1比較後の所定の期間以後、前記選択された少なくとも1つ以上のアイコンの選択を制御することを特徴とする請求項1に記載の表示情報制御装置。
【請求項26】
前記制御部は、重畳する前記第1領域と前記第2領域、および前記重畳する前記第1領域と前記第2領域の重畳して維持される測定時間に基づいて、前記選択された少なくとも1つ以上のアイコンによって提供される情報を制御することを特徴とする請求項1に記載の表示情報制御装置。
【請求項27】
前記選択された少なくとも1つのアイコンがイメージファイルと関連するアイコンを含む場合、前記制御部は、前記イメージファイルのプレビューイメージを前記ディスプレイ上に表示するように制御することを特徴とする請求項1に記載の表示情報制御装置。
【請求項28】
前記選択された少なくとも1つのアイコンが複数のイメージファイルを格納するフォルダと関連するアイコンを含む場合、前記制御部は、前記複数のイメージファイルのうちの少なくとも1つのイメージファイルのプレビューイメージを前記ディスプレイ上に表示するように制御することを特徴とする請求項1に記載の表示情報制御装置。
【請求項29】
前記制御部は、前記第1領域および前記第2領域の位置に基づいて、前記ディスプレイ上に表示される前記プレビューイメージの数を調節することを特徴とする請求項28に記載の表示情報制御装置。
【請求項30】
前記入力部は、タッチパネル、マウス、赤外線センサ、カメラ、静電容量センサ、および電界センサのうちの少なくとも1つを介して前記ユーザから前記入力信号を受信する第1入力部であることを特徴とする請求項1に記載の表示情報制御装置。
【請求項31】
前記入力部は、前記第1領域と重畳するように決定された前記第2領域に基づいて、前記少なくとも1つ以上のアイコンのための動作を処理するように制御する第2入力部をさらに備え、
前記第2入力部は、前記第1入力部と相違し、前記第2領域に対応することを特徴とする請求項30に記載の表示情報制御装置。
【請求項32】
前記第1領域および前記第2領域のうちの少なくとも1つを格納するデータベース、
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の表示情報制御装置。
【請求項33】
前記データベースは、
前記選択された少なくとも1つのアイコンに対するリストをさらに格納することを特徴とする請求項32に記載の表示情報制御装置。
【請求項34】
前記選択された少なくとも1つのアイコンに対するリストは、
それぞれのアイコンに対する相対的な第1領域が重畳していないアイコンに対するリストを含むことを特徴とする請求項33に記載の表示情報制御装置。
【請求項35】
少なくとも1つ以上のアイコンをディスプレイ上に表示するステップと、
前記少なくとも1つ以上のアイコンに対応する第1領域および入力部によって定義されて表示される前記表示部上の位置を表示する第2領域に対する第1比較に基づいて、前記少なくとも1つ以上のアイコンを選択するステップと、
前記選択された少なくとも1つ以上のアイコンが維持される間、前記第1領域および第2領域の第2比較に基づいて前記選択された少なくとも1つ以上のアイコンによって提供される情報に対応し、予め定められた動作を実行するステップと、
を含むことを特徴とする表示情報制御方法。
【請求項36】
前記1つ以上のアイコンは、ファイルまたはフォルダのうちの少なくとも1つと関連することを特徴とする請求項35に記載の表示情報制御方法。
【請求項37】
前記少なくとも1つのアイコンを選択するステップは、前記第1領域および前記第2領域の位置に基づいて、前記少なくとも1つのアイコンを選択することを特徴とする請求項35に記載の表示情報制御方法。
【請求項38】
前記少なくとも1つのアイコンを選択するステップは、前記第1領域と前記第2領域の間の距離に基づいて、前記少なくとも1つのアイコンを選択することを特徴とする請求項35に記載の表示情報制御方法。
【請求項39】
前記少なくとも1つのアイコンを選択するステップは、前記第2領域から所定の設定された距離内に位置する第1領域上に存在する前記少なくとも1つのアイコンを選択することを特徴とする請求項35に記載の表示情報制御方法。
【請求項40】
前記選定された距離は、前記第1領域の中央からすべての方向に等しい距離を維持することを特徴とする請求項39に記載の表示情報制御方法。
【請求項41】
予め定められた動作を実行する前記ステップは、
前記第1領域の中心と、前記第1領域と重畳する前記第2領域の境界の間の複数の位置測定に基づいて制御されることを特徴とする請求項39に記載の表示情報制御方法。
【請求項42】
前記少なくとも1つ以上のアイコンを選択する前記ステップは、
前記第1領域の第1境界内の第2境界が異なるアイコンを含む他の第1領域の他の第2境界と交差するかを決定し、前記決定に基づいて前記第1領域の範囲を決定して前記少なくとも1つのアイコンを選択するステップを含み、
前記第1領域の範囲は、前記少なくとも1つのアイコンに対する前記第1境界と、前記決定の結果に基づいた他のアイコンの第1境界の組み合わせとして定義されることを特徴とする請求項39に記載の表示情報制御方法。
【請求項43】
予め定められた動作を実行する前記ステップは、
前記第2領域が前記第1領域と重畳する間、前記少なくともいずれか1つのアイコンおよび他のアイコンを含む前記第1領域のそれぞれの第2境界を考慮した、前記第2領域の境界に対する複数の位置測定に基づく前記予め定められた動作を制御することであることを特徴とする請求項42に記載の表示情報制御方法。
【請求項44】
予め定められた動作を実行する前記ステップは、
前記第1領域および前記第2領域が重畳して測定される測定時間を考慮して前記予め定められた動作を制御するステップ、
を含み、
前記予め定められた動作は、前記測定時間に基づいた前記第1領域内のアイコンに対する互いに異なる相互作用の制御であることを特徴とする請求項42に記載の表示情報制御方法。
【請求項45】
前記予め定められた動作を実行する前記ステップは、
前記第1領域内の残存アイコンと、互いに異なるように前記第2領域と接近した前記第1領域内のアイコンを制御する前記互いに異なる相互作用を制御し、前記測定時間経過後には前記残存アイコンに対する制御を終了し、前記第2領域と接近した前記第1領域内のアイコンの制御を維持するステップ、
を含むことを特徴とする請求項44に記載の表示情報制御方法。
【請求項46】
前記互いに異なる相互作用は、前記第1領域内のそれぞれのアイコンに対応するオーディオを再生することを含み、前記測定時間経過後、前記残存アイコンに対応するオーディオ音量が停止するように制御され、他の測定時間の間、前記接近したアイコンのオーディオが再生されるように制御されることを含む請求項45に記載の表示情報制御方法。
【請求項47】
前記予め定められた動作を実行する前記ステップは、
前記入力部に対する感知された指示方向に基づいて前記予め定められた動作を制御するステップを含み、
前記予め定められた動作は、前記感知された指示方向に基づく前記第1領域内のアイコンとの相互作用に対するそれぞれの制御を含むことを特徴とする請求項42に記載の表示情報制御方法。
【請求項48】
前記相互作用に対するそれぞれの制御は、前記感知された指示方向に基づく前記第1領域内のそれぞれのアイコンに対応するオーディオの再生を含み、前記指示方向の変化に基づく前記第1領域内の少なくとも1つのアイコンに対応するオーディオに対する音量を制御することを含む請求項47に記載の表示情報制御方法。
【請求項49】
前記予め定められた動作を実行する前記ステップは、
前記入力部の感知された指示方向に基づいて前記予め定められた動作を制御することであることを特徴とする請求項35に記載の表示情報制御方法。
【請求項50】
前記予め定められた動作は、前記感知された指示方向に基づいて前記少なくとも1つのアイコンに対応するオーディオの再生を含み、
前記予め定められた動作を実行する前記ステップは、
前記入力部の指示方向の変化に基づいて前記少なくとも1つのアイコンに対応するオーディオの音量を制御することを特徴とする請求項49に記載の表示情報制御方法。
【請求項51】
前記選択された少なくとも1つのアイコンがメディアファイルと関連するアイコンを含む場合、前記予め定められた動作を実行するステップは、前記メディアファイルを再生することを特徴とする請求項35に記載の表示情報制御方法。
【請求項52】
前記予め定められた動作を実行するステップは、前記メディアファイルのハイライト部分を再生することを特徴とする請求項51に記載の表示情報制御方法。
【請求項53】
前記メディアファイルのハイライト部分は、前記選択された少なくとも1つのアイコンの選択以前に予め選定された前記メディアファイルの部分であることを特徴とする請求項52に記載の表示情報制御方法。
【請求項54】
前記予め定められた動作を実行するステップは、前記第1領域および前記第2領域の位置に基づいて、前記再生されるメディアファイルの音量を調節して前記メディアファイルを再生することを特徴とする請求項51に記載の表示情報制御方法。
【請求項55】
第1入力信号は前記入力装置を介して受信され、前記第2入力信号は他の装置を介して受信され、
前記予め定められた動作を実行するステップは、
前記少なくとも1つ以上のアイコンが選択されて維持される間、前記第2入力信号に対応する他の第2領域および前記第1領域間の関係に基づいて前記メディアファイルのファイル情報の表示を制御するステップを含むことを特徴とする請求項51に記載の表示情報制御方法。
【請求項56】
前記選択された少なくとも1つのアイコンが文書ファイルと関連するアイコンを含む場合、前記予め定められた動作を実行するステップは、前記文書ファイルの内容および前記文書ファイルのファイル情報のうちの少なくとも1つを前記ディスプレイ上に表示することを特徴とする請求項35に記載の表示情報制御方法。
【請求項57】
前記予め定められた動作を実行するステップは、前記第1領域および前記第2領域の位置に基づいて、前記文書ファイルの内容の容量または前記文書ファイルのファイル情報の容量のうちの少なくとも1つを調節して前記ディスプレイ上に表示することを特徴とする請求項56に記載の表示情報制御方法。
【請求項58】
前記ファイル情報は、タイトル、要約、およびキーワードのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項56に記載の表示情報制御方法。
【請求項59】
前記少なくとも1つ以上のアイコンを選択する前記ステップは、
前記少なくとも1つ以上のアイコンを選択する前記第1領域および前記第2領域に対する前記第1比較後の選定された期間以後、前記選択された少なくとも1つ以上のアイコンの選択を制御することであることを特徴とする請求項35に記載の表示情報制御方法。
【請求項60】
前記予め定められた動作を実行するステップは、
重畳する前記第1領域と前記第2領域、および前記重畳する前記第1領域と前記第2領域の重畳して維持される測定時間に基づいて、前記選択された少なくとも1つ以上のアイコンによって提供される情報を制御することを特徴とする請求項35に記載の表示情報制御方法。
【請求項61】
前記選択された少なくとも1つのアイコンがイメージファイルと関連するアイコンを含む場合、前記予め定められた動作を実行するステップは、前記イメージファイルのプレビューイメージを前記ディスプレイ上に表示することを特徴とする請求項35に記載の表示情報制御方法。
【請求項62】
前記選択された少なくとも1つのアイコンが複数のイメージファイルを格納するフォルダと関連するアイコンを含む場合、前記予め定められた動作を実行するステップは、前記複数のイメージファイルのうちの少なくとも1つのイメージファイルのプレビューイメージを前記ディスプレイ上に表示することを特徴とする請求項35に記載の表示情報制御方法。
【請求項63】
前記予め定められた動作を実行するステップは、前記第1領域および前記第2領域の位置に基づいて、前記ディスプレイ上に表示される前記プレビューイメージの数を調節することを特徴とする請求項62に記載の表示情報制御方法。
【請求項64】
前記第1領域および前記第2領域に対する位置情報をデータベースに格納するステップと、
前記選択された少なくとも1つ以上のアイコンに対するリストを格納するステップと、
を含み、
予め定められた動作を実行する前記ステップは、
前記格納されたリストに基づいて前記選択された少なくとも1つ以上のアイコンに対する前記予め定められた動作を実行するステップ、
を含むことを特徴とする請求項35に記載の表示情報制御方法。
【請求項65】
前記選択された少なくとも1つのアイコンに対するリストは、
それぞれのアイコンに対する相対的な第1領域が重畳していないアイコンに対するリストを含むことを特徴とする請求項64に記載の表示情報制御方法。
【請求項66】
請求項35の方法を実行するプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【請求項67】
少なくとも1つ以上のアイコンをディスプレイ上に表示する表示部と、
前記少なくとも1つ以上のアイコンに対応する第1領域および入力装置を介して定義される前記ディスプレイ上の位置を表示する第2領域に基づいて、前記少なくとも1つ以上のアイコンを選択する選択部と、
前記少なくとも1つ以上のアイコンが選択されて維持される間、前記選択された少なくとも1つ以上のアイコンによって提供される情報に対して予め定められた動作を実行する制御部と、
を備え、
前記予め定められた動作は、前記第1領域および前記第2領域が連続して重畳する間、前記第2領域の相対的な位置変化に基づいて、前記選択された少なくとも1つ以上のアイコンによって提供される情報の制御を動的に変化することを特徴とする表示情報制御装置。
【請求項68】
複数のアイコンをディスプレイ上に表示する表示部と、
前記複数のアイコンのうち、第1アイコンおよび第2アイコンが閾値距離内に存在するかを決定し、
前記第1アイコンおよび前記第2アイコンに対して独立的に定義された第1領域の組み合わせに対応する第1領域、および前記決定結果、前記第1アイコンおよび前記第2アイコンが互いに閾値距離内に存在する場合、入力部を介して定義され、前記ディスプレイ上の位置を表示する第2領域の比較に基づいて前記第1アイコンおよび前記第2アイコンを集合的に選択し、
前記第1アイコンおよび前記第2アイコンが前記閾値距離内に存在しない場合、前記第1アイコンおよび前記第2アイコンの前記第1領域および第2領域の比較に基づいて前記第1アイコンおよび前記第2アイコンのうちのいずれか1つを選択する選択部と、
前記選択部によって選択された前記1つまたは1つ以上のアイコンが維持される間、前記選択された1つまたは1つ以上のアイコンによって提供される情報に対応する予め定められた動作を実行する制御部と、
を含むことを特徴とする表示情報制御装置。
【請求項69】
少なくとも1つ以上のアイコンをディスプレイ上に表示する表示部と、
前記少なくとも1つ以上のアイコンに対応する定義された第1領域および第1入力部を介して定義されて前記ディスプレイ上の位置を提供する第2領域の比較に基づいて前記少なくとも1つ以上のアイコンの第1選択を実行する選択部と、
前記選択された少なくとも1つ以上のアイコンによって提供される情報に対する予め定められた動作を実行する制御部と、
を備え、
前記予め定められた動作は、第2入力部の制御および前記第1領域と前記少なくとも1つ以上のアイコンが選択されて維持される間、前記第2入力部によって定義されたディスプレイ上の部分を表示する他の第2領域の比較に基づいて実行されることを特徴とする表示情報制御装置。
【請求項70】
少なくとも1つ以上のアイコンを表示するステップと、
前記少なくとも1つ以上のアイコンに対応する第1領域および入力装置を介して定義される前記ディスプレイ上の位置を表示する第2領域に基づいて前記少なくとも1つ以上のアイコンを選択するステップと、
前記少なくとも1つ以上のアイコンが選択されて維持される間、前記選択された少なくとも1つ以上のアイコンによって提供される情報に対する予め定められた動作を実行するステップと、
を含み、
前記予め定められた動作は、前記第1領域および前記第2領域が連続して重畳される間、前記第2領域の相対的な位置変化に基づいて前記選択された少なくとも1つ以上のアイコンによって提供される情報の制御を動的に変化することを含むことを特徴とする表示情報制御方法。
【請求項71】
複数のアイコンを表示するステップと、
前記複数のアイコンのうち、第1アイコンおよび第2アイコンが閾値距離内に存在するかを決定するステップと、
前記第1アイコンおよび前記第2アイコンに対して独立的に定義された第1領域の組み合わせに対応する第1領域、および前記決定結果、前記第1アイコンおよび前記第2アイコンが互いに閾値距離内に存在する場合、入力部を介して定義されて前記ディスプレイ上の位置を表示する第2領域の比較に基づいて前記第1アイコンおよび前記第2アイコンを集合的に選択するステップと、
前記第1アイコンおよび前記第2アイコンが前記閾値距離内に存在しない場合、前記第1アイコンおよび前記第2アイコンの前記第1領域および第2領域の比較に基づいて前記第1アイコンおよび前記第2アイコンのうちのいずれか1つを選択するステップと、
前記選択された前記1つまたは1つ以上のアイコンが維持される間、前記選択された1つまたは1つ以上のアイコンによって提供される情報に対応する予め定められた動作を実行するステップと、
を含むことを特徴とする表示情報制御方法。
【請求項72】
少なくとも1つ以上のアイコンを表示するステップと、
前記少なくとも1つ以上のアイコンに対応する定義された第1領域および第1入力部を介して定義されて前記ディスプレイ上の位置を提供する第2領域の比較に基づいて前記少なくとも1つ以上のアイコンの第1選択を実行するステップと、
前記選択された少なくとも1つ以上のアイコンによって提供される情報に対する予め定められた動作を実行するステップと、
を含み、
前記予め定められた動作は、前記第2入力部の制御および前記第1領域と前記少なくとも1つ以上のアイコンが選択されて維持される間、前記第2入力部によって定義されたディスプレイ上の部分を表示する他の第2領域の比較に基づいて実行されることを特徴とする表示情報制御方法。

【図1】
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【図2a】
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【図2b】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−165343(P2010−165343A)
【公開日】平成22年7月29日(2010.7.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−273704(P2009−273704)
【出願日】平成21年12月1日(2009.12.1)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】SAMSUNG ELECTRONICS CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】416,Maetan−dong,Yeongtong−gu,Suwon−si,Gyeonggi−do 442−742(KR)
【Fターム(参考)】