表示機能拡張装置
【課題】携帯型電子ゲーム機の画像表示機能を拡張して、より迫力のある画像をユーザに提供すること。
【解決手段】画像表示部を有する携帯型電子ゲーム機に装着される表示機能拡張装置であって、前記画像表示部に臨む開口部を備えた中空体と、前記中空体に設けられ、前記中空体の内部を覗くための覗き窓部と、前記中空体の内部に設けられた表示体と、前記中空体の内部において前記覗き窓部と前記表示体との間に配設され、前記画像表示部が表示する画像を前記覗き窓部へ反射するハーフミラーと、を備えたことを特徴とする。
【解決手段】画像表示部を有する携帯型電子ゲーム機に装着される表示機能拡張装置であって、前記画像表示部に臨む開口部を備えた中空体と、前記中空体に設けられ、前記中空体の内部を覗くための覗き窓部と、前記中空体の内部に設けられた表示体と、前記中空体の内部において前記覗き窓部と前記表示体との間に配設され、前記画像表示部が表示する画像を前記覗き窓部へ反射するハーフミラーと、を備えたことを特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯型電子ゲーム機に装着されて、その機能を拡張する装置に関し、特に、画像表示機能を拡張させる技術に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯型電子ゲーム機は、その携帯性確保のため、携帯型電子ゲーム機自体が有する機能は左程多くない。そこで、オプションとして携帯型ゲーム機に、その機能を拡張する装置を装着するという発想がある。例えば、特許文献1には携帯型ゲーム機に装着される照明装置が開示されている。
【0003】
【特許文献1】特開2000−279641号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
携帯型電子ゲーム機は、その携帯性によりどこでもゲームを楽しめるという利点を有する反面、その画像表示部が小さく、画像の迫力においては家庭用ゲーム機やパソコン等と比べると大きく劣る。
【0005】
そこで、本発明は、携帯型電子ゲーム機の画像表示機能を拡張して、より迫力のある画像をユーザに提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、画像表示部を有する携帯型電子ゲーム機に装着される表示機能拡張装置であって、前記画像表示部に臨む開口部を備えた中空体と、前記中空体に設けられ、前記中空体の内部を覗くための覗き窓部と、前記中空体の内部に設けられた表示体と、前記中空体の内部において前記覗き窓部と前記表示体との間に配設され、前記画像表示部が表示する画像を前記覗き窓部へ反射するハーフミラーと、を備えたことを特徴とする表示機能拡張装置が提供される。
【0007】
本発明では、前記画像表示部が表示する画像が前記ハーフミラーで反射され、前記覗き窓部を覗くユーザに提示される。前記ハーフミラーを前記覗き窓部と前記表示体との間に配置したことで、ユーザには前記画像表示部が表示する画像と前記表示体とが合成された3次元的な画像が見えることになる。したがって、より迫力のある画像をユーザに提供することができる。
【発明の効果】
【0008】
以上述べた通り、本発明によれば、携帯型電子ゲーム機の画像表示機能を拡張して、より迫力のある画像をユーザに提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
<第1実施形態>
図1は本発明の一実施形態に係る表示機能拡張装置Aと、携帯型電子ゲーム機100と、の斜視図、図2は表示機能拡張装置Aを携帯型電子ゲーム機100に装着した態様を示す図、図3は表示機能拡張装置Aの断面図である。
【0010】
携帯型電子ゲーム機100は、液晶ディスプレイ等の電子画像を表示する画像表示部101と、各種の操作部102a乃至102dと、を備える。ユーザは、画像表示部101に表示される画像を見つつ、例えば、操作部102a乃至102cを操作することでゲームを行う。
【0011】
表示機能拡張装置Aは、中空体10を備える。本実施形態の場合、中空体10はその外形が略五角柱状をなす箱体であり、その内部が外部から遮蔽するよう、例えば、不透明な部材又は不透明となるよう着色されている。中空体10の、装着状態で底部となる部分には、中空体10の内部空間に連通した開口部11が設けられている。開口部11は、周縁部11aに規定されて画像表示部101の外形に応じた長方形状をなしており、装着状態では画像表示部101に臨んで、画像表示部101の画像が中空体10の内部に導かれる。本実施形態では、周縁部11aは、装着状態で画像表示部101の略全体を囲むように形成されている。
【0012】
本実施形態では、開口部11は保護板11bを設けてこれを封鎖し、中空体10の内部を外部から保護するようにしている。保護板11bは、画像表示部101の画像が中空体10の内部に導かれることを妨げないように、透明又は半透明の部材としている。なお、保護板11bを設けない構成であってもよい。
【0013】
中空体10の、装着状態で正面部となる部分には、中空体10の内部を覗くための覗き窓部12が設けられている。本実施形態の場合、覗き窓部12は、例えば、透明又は半透明等の光透過性を有する部材12aにより構成しているが、単に開口部としてもよい。部材12aは、中空体10とは別部材としてもよいし、同一部材としてもよい。同一部材とする場合、中空体10を光透過性を有する材料から構成し、覗き窓部12以外の部分が不透明となるように着色したり、或いは、不透明なシートで覆うようにしてもよい。
【0014】
本実施形態の場合、中空体10には、携帯型電子ゲーム機100に表示機能拡張装置Aを保持するための保持部13を設けている。保持部13は、その一端が、中空体10の装着状態で背面となる部分に一体的に固定され、その他端が正面側に延設されて開放端となっている。しかして、保持部13と周縁部11aとの間に携帯型電子ゲーム機100を差し込むことにより、保持部13の弾性力により保持部13と周縁部11aとにより携帯型電子ゲーム機100を狭持し、これにより表示機能拡張装置Aが保持される。なお、携帯型電子ゲーム機100に表示機能拡張装置Aを保持するための保持部13としては、この構成に限らず、種々の構成を採用できる。
【0015】
中空体10の内部には、表示体20が設けられている。本実施形態では、表示体20は立体物であるが、絵が描かれた平面的な表示媒体であってもよい。表示体20は、電子画像を表示する表示装置や電気駆動により可動する可動物としてもよいが、この場合、電源を必要とするので、電源を必要としない、静止物、表示媒体が好ましい。
【0016】
図4は、表示体20の正面図であり、本実施形態の場合、表示体20は、ライブハウスのステージを模した立体模型としている。表示体20は、図4に示すその正面が、覗き窓部12を介して外部から視認できるように配置されている。表示体20は、中空体10の内部に設けた支持部材14に支持されている。支持部材14の一端は中空体10に固定されている。
【0017】
中空体10には、また、外部光により表示体20を照らす採光用窓部15が設けられている。本実施形態の場合、採光用窓部15は、例えば、透明又は半透明等の光透過性を有する部材15aにより構成しているが、単に開口部としてもよい。部材15aは、中空体10とは別部材としてもよいし、同一部材としてもよい。同一部材とする場合、中空体10を光透過性のある材料から構成し、採光用窓部15以外の部分が不透明となるように着色したり、或いは、不透明なシートで覆うようにしてもよい。
【0018】
中空体10の内部には、覗き窓部12と表示体20との間に配設されたハーフミラー30が設けられている。ハーフミラー30は、画像表示部101が表示する画像を覗き窓部12へ反射するよう、その配置角度が設定されている。ハーフミラー30は、支持部材14と中空体10とにより支持されている。
【0019】
係る構成からなる表示機能拡張装置Aでは、図3に示すように画像表示部101が表示する画像がハーフミラー30で略90度反射され、覗き窓部12を覗くユーザに提示される。ハーフミラー30を覗き窓部12と表示体20との間に配置したことで、ユーザには、ハーフミラー30から透けて表示体20も見えることになる。このため、ユーザには画像表示部101が表示する画像と表示体20とが合成された3次元的な画像が見えることになる。したがって、より迫力のある画像をユーザに提供することができる。
【0020】
図6は、ユーザに提示される、画像表示部101が表示する画像と表示体20とが合成された3次元的な画像の例を示す。画像表示部101が表示する画像101’は3人のキャラクタ画像であり、表示体20の手前に浮いたように見えることになる。ここで、中空体10の内部は、上記の通り、外部から遮蔽されているため、暗くなっており、表示体20をユーザが視認しずらい場合があるが、本実施形態では、採光用窓部15を設けて外部光により表示体20を照らすようにしているので、表示体20の視認性を向上できる。
【0021】
なお、ハーフミラー30により、画像表示部101が表示する画像101’はユーザからは上下が反転して見ることになる。したがって、図5に示すように、画像表示部101には、上下が反転した画像101’を表示させることで、図6のような画像がユーザに提示されることになる。なお、携帯型電子ゲーム機100のユーザによっては、表示機能拡張装置Aを使用しない場合も想定される。この場合、携帯型電子ゲーム機100において、画像表示部101の表示態様を、表示機能拡張装置Aを使用する場合と使用しない場合とでユーザが選択できるようにすればよい。
【0022】
<第2実施形態>
上記第1実施形態のように、画像表示部101が表示する画像をハーフミラー30で反射すると、ユーザの目からハーフミラー30までの距離とハーフミラー30から画像表示部101までの距離とを足した距離だけ、ユーザの目が画像表示部101から離れた状態となり、ユーザに見える画像はその距離の分だけ小さく見えることになり、ユーザが違和感を感じる場合がある。
【0023】
そこで、本実施形態では、画像表示部101が表示する画像を拡大するレンズを設けている。図7は、本発明の第2実施形態に係る表示機能拡張装置Aの断面図である。本実施形態では、中空体10の内部において、開口部11と覗き窓部12との間の位置にレンズ40を配設している。レンズ40は支持部材40aに支持され、支持部材40aを介して中空体10に固定されている。
【0024】
本実施形態では、画像表示部101が表示する画像がレンズ40で拡大されてハーフミラー30で反射される。したがって、ユーザに見える画像が、上記第1実施形態の構成よりも大きくなり、ユーザが違和感を感じることを防止できる。
【0025】
なお、本実施形態では、ハーフミラー30と開口部11との間の位置にレンズ40を設けたが、ハーフミラー30と覗き窓部12との間の位置としてもよい。また、覗き窓部12を構成する部材12aをレンズとしてもよい。
【0026】
<第3実施形態>
上記第1及び第2実施形態では、表示体20が表示機能拡張装置Aに固有のものとしたが、本実施形態では表示体20を交換可能とする。これにより、様々な表示体20を選択的に楽しむことができる。
【0027】
図8は本発明の第3実施形態に係る表示機能拡張装置Aの断面図である。同図の例では、中空体10の一部10aが分離可能に構成されており、一部10aは中空体10に設けた開口部10bに嵌合可能になっている。表示体20は一部10aに固定されている。しかして、使用状態においては、図8の左側に示すように、一部10aを開口部10bに嵌合して開口部10bを封鎖した状態とする。これにより、表示体20は中空体10の内部に位置する。
【0028】
表示体20を交換する場合は、図8の右側に示すように、一部10aを中空体10から分離する。表示体20の代わりとなる別の表示体は、一部10aに選択的に装着されるようにしてもよいし、表示体と一部10aとをセットとして、このセット単位で交換するようにしてもよい。
【0029】
<第4実施形態>
上記第1乃至第3実施形態では、画像表示部101が表示する画像をハーフミラー30で直接反射するようにしたが、画像表示部101が表示する画像をハーフミラー30へ反射する反射部を更に設けてもよい。これにより、覗き窓部12の位置の自由度向上や、画像表示部101が表示する画像の上下反転を不要とすることができる。
【0030】
図9は、本発明の第4実施形態に係る表示機能拡張装置Bを携帯型電子ゲーム機100に装着した態様を示す図、図10は表示機能拡張装置Bの断面図である。
【0031】
表示機能拡張装置Bは、中空体10’を備える。中空体10’の構成は、上記の中空体10と同様である。中空体10’の、装着状態で底部となる部分には、上記の開口部11と同様の開口部11’が設けられており、開口部11’は、周縁部11a’に規定されて画像表示部101の外形に応じた長方形状をなしている。
【0032】
上記の表示機能拡張装置Aと同様に、本実施形態でも開口部11’は、保護板11bと同様の保護板11b’を設けてこれを封鎖し、中空体10’の内部を外部から保護するようにしている。
【0033】
中空体10’の、装着状態で上面部となる部分には、中空体10’の内部を覗くための覗き窓部12’が設けられている。覗き窓部12’は、上記の表示機能拡張装置Aの覗き窓部12と位置を除き同様であり、覗き窓部12’は、部材12と同様の部材12a’により構成している。
【0034】
上記の表示機能拡張装置Aと同様に、中空体10’には、携帯型電子ゲーム機100に表示機能拡張装置Bを保持するための保持部13’を設けている。保持部13’は、上記の保持部13と同様である。
【0035】
中空体10’の内部には、表示体20が設けられている。本実施形態の場合、覗き窓部12’を中空体10’の上面に形成しているため、表示体20は、その正面が上方を向くように配置されている。中空体10’には、外部光により表示体20を照らす採光用窓部15’が設けられている。採光用窓部15’は、その位置を除いて上記の採光用窓部15と同様である。
【0036】
中空体10’の内部には、覗き窓部12’と表示体20との間に配設されたハーフミラー30’が設けられている。また、中空体10’の内部には、複数の反射部50a乃至50cが設けられている。反射部50a乃至50cは、本実施形態の場合、画像を全反射する通常のミラーである。反射部50aとハーフミラー30’並びに表示体20は、支持部材14’を介して中空体10’に支持され、反射部50b及び50cは中空体10’に直接支持されている。
【0037】
係る構成からなる表示機能拡張装置Bでは、図10に示すように、画像表示部101が表示する画像が各反射部50a乃至50cで略90度ずつ反射され、ハーフミラー30’へ導かれる。そして、ハーフミラー30’で更に90度反射されて、覗き窓部12’を覗くユーザに提示される。
【0038】
ハーフミラー30’を覗き窓部12’と表示体20との間に配置したことで、ユーザには、ハーフミラー30’から透けて表示体20も見えることになる。このため、ユーザには画像表示部101が表示する画像と表示体20とが合成された3次元的な画像が見えることになる。したがって、より迫力のある画像をユーザに提供することができる。
【0039】
また、中空体10’の内部は、外部から遮蔽されているため、暗くなっており、表示体20をユーザが視認しずらい場合があるが、本実施形態では、採光用窓部15’を設けて外部光により表示体20を照らすようにしているので、表示体20の視認性を向上できる。
【0040】
本実施形態の場合、ハーフミラー30’と反射部50a乃至50cによる画像の反射回数が偶数回(4回)となっている。したがって、表示機能拡張装置Aのように画像表示部101が表示する画像はユーザからは反転して見ることにはならず、画像表示部101の表示態様を、表示機能拡張装置Bを使用する場合と使用しない場合とで切り分ける必要がない。また、反射部50a乃至50cの数や配置により、覗き窓部12’の位置の自由度が向上する。
【0041】
なお、上記第2及び第3実施形態を本実施形態に適用できることはいうまでもない。本実施形態の場合、画像の反射回数が多いため、覗き窓部12’から画像を見た場合、画像が小さく(遠くに)見え易い。したがって、上記第2実施形態を本実施形態に適用することは特に有益である。
【0042】
<第5実施形態>
上記の表示機能拡張装置A及びBは、折り畳み式の携帯型電子ゲーム機にも適用できる。図11は、折り畳み式の携帯型電子ゲーム機200の例を示す図であり、上側が閉じた状態(畳んだ状態)、下側が開いた上体を示す。
【0043】
携帯型電子ゲーム機200は、本体部201と、本体部201に対して開閉可能な蓋部202と、を備える。本体部201の、蓋部202との合わせ面側には、液晶ディスプレイ等の電子画像を表示する画像表示部203が設けられる一方、蓋部202の、本体部201との合わせ面側にも、液晶ディスプレイ等の電子画像を表示する画像表示部204が設けられている。そして、ゲームを行うときは、携帯型電子ゲーム機200は、蓋部202を開いた状態で行い、ゲームを行わないときには蓋部202が閉じられる。
【0044】
本体部201には、更に、各種の操作部201a及び201bが設けられ、蓋部202には、画像表示部204の周囲に、効果音等を出力するスピーカ部202aが設けられている。
【0045】
ユーザは、画像表示部203、204に表示される画像を見つつ、操作部201a及び201bを操作することでゲームを行う。画像表示部203には、例えば、ゲームの進行に関する画像が表示され、画像表示部204には、例えば、ゲームを盛り上げる演出画像が表示される。例えば、実際に存在するスロットマシン(パチスロ)のプログラムを携帯型電子ゲーム機200に移植して、携帯型電子ゲーム機200においてスロットマシンと同様の遊技を行えるようにした場合には、画像表示部203にはリールに相当する画像等を表示し、画像表示部204にはスロットマシンの演出用の画像表示装置が表示する演出画像を表示する。
【0046】
図12は、上記の表示機能拡張装置Bを携帯型電子ゲーム機200に装着した状態を示す。なお、同図の表示機能拡張装置Bは、外形の寸法が異なる以外は上記の表示機能拡張装置Bと同じ構成である。表示機能拡張装置Bは、開口部11’が画像表示部204に臨むよう、蓋部202に装着されている。また、表示機能拡張装置Bは、スピーカ部202aを避けた位置において携帯型電子ゲーム機200に装着可能なように、その外形が設計されている。これにより、スピーカ部202aから出力される効果音等が、聞こえ難くなったり、表示機能拡張装置Bを振動(びびり)させるようなことがない。
【0047】
しかして、ユーザは、画像表示部203が表示する画像については、これを直接的に視認して、画像表示部204が表示する画像については、表示機能拡張装置Bを介して視認して、ゲームを行う。画像表示部204が表示する画像については、表示機能拡張装置Bの働きにより、3次元的に見えることから、ゲームの演出効果を高められる。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明の第1実施形態に係る表示機能拡張装置Aと、携帯型電子ゲーム機100と、の斜視図である。
【図2】表示機能拡張装置Aを携帯型電子ゲーム機100に装着した態様を示す図である。
【図3】表示機能拡張装置Aの断面図である。
【図4】表示体20の正面図である。
【図5】画像表示部101が表示する画像101’の例を示す図である。
【図6】ユーザに提示される、画像表示部101が表示する画像と表示体20とが合成された3次元的な画像の例を示す図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係る表示機能拡張装置Aの断面図である。
【図8】本発明の第3実施形態に係る表示機能拡張装置Aの断面図である。
【図9】本発明の第4実施形態に係る表示機能拡張装置Bを携帯型電子ゲーム機100に装着した態様を示す図、
【図10】図10は表示機能拡張装置Bの断面図である。
【図11】折り畳み式の携帯型電子ゲーム機200の例を示す図であり、上側が閉じた状態(畳んだ状態)、下側が開いた上体を示す。
【図12】表示機能拡張装置Bを携帯型電子ゲーム機200に装着した状態を示す図である。
【符号の説明】
【0049】
A、B 表示機能拡張装置
100 携帯型電子ゲーム機
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯型電子ゲーム機に装着されて、その機能を拡張する装置に関し、特に、画像表示機能を拡張させる技術に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯型電子ゲーム機は、その携帯性確保のため、携帯型電子ゲーム機自体が有する機能は左程多くない。そこで、オプションとして携帯型ゲーム機に、その機能を拡張する装置を装着するという発想がある。例えば、特許文献1には携帯型ゲーム機に装着される照明装置が開示されている。
【0003】
【特許文献1】特開2000−279641号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
携帯型電子ゲーム機は、その携帯性によりどこでもゲームを楽しめるという利点を有する反面、その画像表示部が小さく、画像の迫力においては家庭用ゲーム機やパソコン等と比べると大きく劣る。
【0005】
そこで、本発明は、携帯型電子ゲーム機の画像表示機能を拡張して、より迫力のある画像をユーザに提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、画像表示部を有する携帯型電子ゲーム機に装着される表示機能拡張装置であって、前記画像表示部に臨む開口部を備えた中空体と、前記中空体に設けられ、前記中空体の内部を覗くための覗き窓部と、前記中空体の内部に設けられた表示体と、前記中空体の内部において前記覗き窓部と前記表示体との間に配設され、前記画像表示部が表示する画像を前記覗き窓部へ反射するハーフミラーと、を備えたことを特徴とする表示機能拡張装置が提供される。
【0007】
本発明では、前記画像表示部が表示する画像が前記ハーフミラーで反射され、前記覗き窓部を覗くユーザに提示される。前記ハーフミラーを前記覗き窓部と前記表示体との間に配置したことで、ユーザには前記画像表示部が表示する画像と前記表示体とが合成された3次元的な画像が見えることになる。したがって、より迫力のある画像をユーザに提供することができる。
【発明の効果】
【0008】
以上述べた通り、本発明によれば、携帯型電子ゲーム機の画像表示機能を拡張して、より迫力のある画像をユーザに提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
<第1実施形態>
図1は本発明の一実施形態に係る表示機能拡張装置Aと、携帯型電子ゲーム機100と、の斜視図、図2は表示機能拡張装置Aを携帯型電子ゲーム機100に装着した態様を示す図、図3は表示機能拡張装置Aの断面図である。
【0010】
携帯型電子ゲーム機100は、液晶ディスプレイ等の電子画像を表示する画像表示部101と、各種の操作部102a乃至102dと、を備える。ユーザは、画像表示部101に表示される画像を見つつ、例えば、操作部102a乃至102cを操作することでゲームを行う。
【0011】
表示機能拡張装置Aは、中空体10を備える。本実施形態の場合、中空体10はその外形が略五角柱状をなす箱体であり、その内部が外部から遮蔽するよう、例えば、不透明な部材又は不透明となるよう着色されている。中空体10の、装着状態で底部となる部分には、中空体10の内部空間に連通した開口部11が設けられている。開口部11は、周縁部11aに規定されて画像表示部101の外形に応じた長方形状をなしており、装着状態では画像表示部101に臨んで、画像表示部101の画像が中空体10の内部に導かれる。本実施形態では、周縁部11aは、装着状態で画像表示部101の略全体を囲むように形成されている。
【0012】
本実施形態では、開口部11は保護板11bを設けてこれを封鎖し、中空体10の内部を外部から保護するようにしている。保護板11bは、画像表示部101の画像が中空体10の内部に導かれることを妨げないように、透明又は半透明の部材としている。なお、保護板11bを設けない構成であってもよい。
【0013】
中空体10の、装着状態で正面部となる部分には、中空体10の内部を覗くための覗き窓部12が設けられている。本実施形態の場合、覗き窓部12は、例えば、透明又は半透明等の光透過性を有する部材12aにより構成しているが、単に開口部としてもよい。部材12aは、中空体10とは別部材としてもよいし、同一部材としてもよい。同一部材とする場合、中空体10を光透過性を有する材料から構成し、覗き窓部12以外の部分が不透明となるように着色したり、或いは、不透明なシートで覆うようにしてもよい。
【0014】
本実施形態の場合、中空体10には、携帯型電子ゲーム機100に表示機能拡張装置Aを保持するための保持部13を設けている。保持部13は、その一端が、中空体10の装着状態で背面となる部分に一体的に固定され、その他端が正面側に延設されて開放端となっている。しかして、保持部13と周縁部11aとの間に携帯型電子ゲーム機100を差し込むことにより、保持部13の弾性力により保持部13と周縁部11aとにより携帯型電子ゲーム機100を狭持し、これにより表示機能拡張装置Aが保持される。なお、携帯型電子ゲーム機100に表示機能拡張装置Aを保持するための保持部13としては、この構成に限らず、種々の構成を採用できる。
【0015】
中空体10の内部には、表示体20が設けられている。本実施形態では、表示体20は立体物であるが、絵が描かれた平面的な表示媒体であってもよい。表示体20は、電子画像を表示する表示装置や電気駆動により可動する可動物としてもよいが、この場合、電源を必要とするので、電源を必要としない、静止物、表示媒体が好ましい。
【0016】
図4は、表示体20の正面図であり、本実施形態の場合、表示体20は、ライブハウスのステージを模した立体模型としている。表示体20は、図4に示すその正面が、覗き窓部12を介して外部から視認できるように配置されている。表示体20は、中空体10の内部に設けた支持部材14に支持されている。支持部材14の一端は中空体10に固定されている。
【0017】
中空体10には、また、外部光により表示体20を照らす採光用窓部15が設けられている。本実施形態の場合、採光用窓部15は、例えば、透明又は半透明等の光透過性を有する部材15aにより構成しているが、単に開口部としてもよい。部材15aは、中空体10とは別部材としてもよいし、同一部材としてもよい。同一部材とする場合、中空体10を光透過性のある材料から構成し、採光用窓部15以外の部分が不透明となるように着色したり、或いは、不透明なシートで覆うようにしてもよい。
【0018】
中空体10の内部には、覗き窓部12と表示体20との間に配設されたハーフミラー30が設けられている。ハーフミラー30は、画像表示部101が表示する画像を覗き窓部12へ反射するよう、その配置角度が設定されている。ハーフミラー30は、支持部材14と中空体10とにより支持されている。
【0019】
係る構成からなる表示機能拡張装置Aでは、図3に示すように画像表示部101が表示する画像がハーフミラー30で略90度反射され、覗き窓部12を覗くユーザに提示される。ハーフミラー30を覗き窓部12と表示体20との間に配置したことで、ユーザには、ハーフミラー30から透けて表示体20も見えることになる。このため、ユーザには画像表示部101が表示する画像と表示体20とが合成された3次元的な画像が見えることになる。したがって、より迫力のある画像をユーザに提供することができる。
【0020】
図6は、ユーザに提示される、画像表示部101が表示する画像と表示体20とが合成された3次元的な画像の例を示す。画像表示部101が表示する画像101’は3人のキャラクタ画像であり、表示体20の手前に浮いたように見えることになる。ここで、中空体10の内部は、上記の通り、外部から遮蔽されているため、暗くなっており、表示体20をユーザが視認しずらい場合があるが、本実施形態では、採光用窓部15を設けて外部光により表示体20を照らすようにしているので、表示体20の視認性を向上できる。
【0021】
なお、ハーフミラー30により、画像表示部101が表示する画像101’はユーザからは上下が反転して見ることになる。したがって、図5に示すように、画像表示部101には、上下が反転した画像101’を表示させることで、図6のような画像がユーザに提示されることになる。なお、携帯型電子ゲーム機100のユーザによっては、表示機能拡張装置Aを使用しない場合も想定される。この場合、携帯型電子ゲーム機100において、画像表示部101の表示態様を、表示機能拡張装置Aを使用する場合と使用しない場合とでユーザが選択できるようにすればよい。
【0022】
<第2実施形態>
上記第1実施形態のように、画像表示部101が表示する画像をハーフミラー30で反射すると、ユーザの目からハーフミラー30までの距離とハーフミラー30から画像表示部101までの距離とを足した距離だけ、ユーザの目が画像表示部101から離れた状態となり、ユーザに見える画像はその距離の分だけ小さく見えることになり、ユーザが違和感を感じる場合がある。
【0023】
そこで、本実施形態では、画像表示部101が表示する画像を拡大するレンズを設けている。図7は、本発明の第2実施形態に係る表示機能拡張装置Aの断面図である。本実施形態では、中空体10の内部において、開口部11と覗き窓部12との間の位置にレンズ40を配設している。レンズ40は支持部材40aに支持され、支持部材40aを介して中空体10に固定されている。
【0024】
本実施形態では、画像表示部101が表示する画像がレンズ40で拡大されてハーフミラー30で反射される。したがって、ユーザに見える画像が、上記第1実施形態の構成よりも大きくなり、ユーザが違和感を感じることを防止できる。
【0025】
なお、本実施形態では、ハーフミラー30と開口部11との間の位置にレンズ40を設けたが、ハーフミラー30と覗き窓部12との間の位置としてもよい。また、覗き窓部12を構成する部材12aをレンズとしてもよい。
【0026】
<第3実施形態>
上記第1及び第2実施形態では、表示体20が表示機能拡張装置Aに固有のものとしたが、本実施形態では表示体20を交換可能とする。これにより、様々な表示体20を選択的に楽しむことができる。
【0027】
図8は本発明の第3実施形態に係る表示機能拡張装置Aの断面図である。同図の例では、中空体10の一部10aが分離可能に構成されており、一部10aは中空体10に設けた開口部10bに嵌合可能になっている。表示体20は一部10aに固定されている。しかして、使用状態においては、図8の左側に示すように、一部10aを開口部10bに嵌合して開口部10bを封鎖した状態とする。これにより、表示体20は中空体10の内部に位置する。
【0028】
表示体20を交換する場合は、図8の右側に示すように、一部10aを中空体10から分離する。表示体20の代わりとなる別の表示体は、一部10aに選択的に装着されるようにしてもよいし、表示体と一部10aとをセットとして、このセット単位で交換するようにしてもよい。
【0029】
<第4実施形態>
上記第1乃至第3実施形態では、画像表示部101が表示する画像をハーフミラー30で直接反射するようにしたが、画像表示部101が表示する画像をハーフミラー30へ反射する反射部を更に設けてもよい。これにより、覗き窓部12の位置の自由度向上や、画像表示部101が表示する画像の上下反転を不要とすることができる。
【0030】
図9は、本発明の第4実施形態に係る表示機能拡張装置Bを携帯型電子ゲーム機100に装着した態様を示す図、図10は表示機能拡張装置Bの断面図である。
【0031】
表示機能拡張装置Bは、中空体10’を備える。中空体10’の構成は、上記の中空体10と同様である。中空体10’の、装着状態で底部となる部分には、上記の開口部11と同様の開口部11’が設けられており、開口部11’は、周縁部11a’に規定されて画像表示部101の外形に応じた長方形状をなしている。
【0032】
上記の表示機能拡張装置Aと同様に、本実施形態でも開口部11’は、保護板11bと同様の保護板11b’を設けてこれを封鎖し、中空体10’の内部を外部から保護するようにしている。
【0033】
中空体10’の、装着状態で上面部となる部分には、中空体10’の内部を覗くための覗き窓部12’が設けられている。覗き窓部12’は、上記の表示機能拡張装置Aの覗き窓部12と位置を除き同様であり、覗き窓部12’は、部材12と同様の部材12a’により構成している。
【0034】
上記の表示機能拡張装置Aと同様に、中空体10’には、携帯型電子ゲーム機100に表示機能拡張装置Bを保持するための保持部13’を設けている。保持部13’は、上記の保持部13と同様である。
【0035】
中空体10’の内部には、表示体20が設けられている。本実施形態の場合、覗き窓部12’を中空体10’の上面に形成しているため、表示体20は、その正面が上方を向くように配置されている。中空体10’には、外部光により表示体20を照らす採光用窓部15’が設けられている。採光用窓部15’は、その位置を除いて上記の採光用窓部15と同様である。
【0036】
中空体10’の内部には、覗き窓部12’と表示体20との間に配設されたハーフミラー30’が設けられている。また、中空体10’の内部には、複数の反射部50a乃至50cが設けられている。反射部50a乃至50cは、本実施形態の場合、画像を全反射する通常のミラーである。反射部50aとハーフミラー30’並びに表示体20は、支持部材14’を介して中空体10’に支持され、反射部50b及び50cは中空体10’に直接支持されている。
【0037】
係る構成からなる表示機能拡張装置Bでは、図10に示すように、画像表示部101が表示する画像が各反射部50a乃至50cで略90度ずつ反射され、ハーフミラー30’へ導かれる。そして、ハーフミラー30’で更に90度反射されて、覗き窓部12’を覗くユーザに提示される。
【0038】
ハーフミラー30’を覗き窓部12’と表示体20との間に配置したことで、ユーザには、ハーフミラー30’から透けて表示体20も見えることになる。このため、ユーザには画像表示部101が表示する画像と表示体20とが合成された3次元的な画像が見えることになる。したがって、より迫力のある画像をユーザに提供することができる。
【0039】
また、中空体10’の内部は、外部から遮蔽されているため、暗くなっており、表示体20をユーザが視認しずらい場合があるが、本実施形態では、採光用窓部15’を設けて外部光により表示体20を照らすようにしているので、表示体20の視認性を向上できる。
【0040】
本実施形態の場合、ハーフミラー30’と反射部50a乃至50cによる画像の反射回数が偶数回(4回)となっている。したがって、表示機能拡張装置Aのように画像表示部101が表示する画像はユーザからは反転して見ることにはならず、画像表示部101の表示態様を、表示機能拡張装置Bを使用する場合と使用しない場合とで切り分ける必要がない。また、反射部50a乃至50cの数や配置により、覗き窓部12’の位置の自由度が向上する。
【0041】
なお、上記第2及び第3実施形態を本実施形態に適用できることはいうまでもない。本実施形態の場合、画像の反射回数が多いため、覗き窓部12’から画像を見た場合、画像が小さく(遠くに)見え易い。したがって、上記第2実施形態を本実施形態に適用することは特に有益である。
【0042】
<第5実施形態>
上記の表示機能拡張装置A及びBは、折り畳み式の携帯型電子ゲーム機にも適用できる。図11は、折り畳み式の携帯型電子ゲーム機200の例を示す図であり、上側が閉じた状態(畳んだ状態)、下側が開いた上体を示す。
【0043】
携帯型電子ゲーム機200は、本体部201と、本体部201に対して開閉可能な蓋部202と、を備える。本体部201の、蓋部202との合わせ面側には、液晶ディスプレイ等の電子画像を表示する画像表示部203が設けられる一方、蓋部202の、本体部201との合わせ面側にも、液晶ディスプレイ等の電子画像を表示する画像表示部204が設けられている。そして、ゲームを行うときは、携帯型電子ゲーム機200は、蓋部202を開いた状態で行い、ゲームを行わないときには蓋部202が閉じられる。
【0044】
本体部201には、更に、各種の操作部201a及び201bが設けられ、蓋部202には、画像表示部204の周囲に、効果音等を出力するスピーカ部202aが設けられている。
【0045】
ユーザは、画像表示部203、204に表示される画像を見つつ、操作部201a及び201bを操作することでゲームを行う。画像表示部203には、例えば、ゲームの進行に関する画像が表示され、画像表示部204には、例えば、ゲームを盛り上げる演出画像が表示される。例えば、実際に存在するスロットマシン(パチスロ)のプログラムを携帯型電子ゲーム機200に移植して、携帯型電子ゲーム機200においてスロットマシンと同様の遊技を行えるようにした場合には、画像表示部203にはリールに相当する画像等を表示し、画像表示部204にはスロットマシンの演出用の画像表示装置が表示する演出画像を表示する。
【0046】
図12は、上記の表示機能拡張装置Bを携帯型電子ゲーム機200に装着した状態を示す。なお、同図の表示機能拡張装置Bは、外形の寸法が異なる以外は上記の表示機能拡張装置Bと同じ構成である。表示機能拡張装置Bは、開口部11’が画像表示部204に臨むよう、蓋部202に装着されている。また、表示機能拡張装置Bは、スピーカ部202aを避けた位置において携帯型電子ゲーム機200に装着可能なように、その外形が設計されている。これにより、スピーカ部202aから出力される効果音等が、聞こえ難くなったり、表示機能拡張装置Bを振動(びびり)させるようなことがない。
【0047】
しかして、ユーザは、画像表示部203が表示する画像については、これを直接的に視認して、画像表示部204が表示する画像については、表示機能拡張装置Bを介して視認して、ゲームを行う。画像表示部204が表示する画像については、表示機能拡張装置Bの働きにより、3次元的に見えることから、ゲームの演出効果を高められる。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明の第1実施形態に係る表示機能拡張装置Aと、携帯型電子ゲーム機100と、の斜視図である。
【図2】表示機能拡張装置Aを携帯型電子ゲーム機100に装着した態様を示す図である。
【図3】表示機能拡張装置Aの断面図である。
【図4】表示体20の正面図である。
【図5】画像表示部101が表示する画像101’の例を示す図である。
【図6】ユーザに提示される、画像表示部101が表示する画像と表示体20とが合成された3次元的な画像の例を示す図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係る表示機能拡張装置Aの断面図である。
【図8】本発明の第3実施形態に係る表示機能拡張装置Aの断面図である。
【図9】本発明の第4実施形態に係る表示機能拡張装置Bを携帯型電子ゲーム機100に装着した態様を示す図、
【図10】図10は表示機能拡張装置Bの断面図である。
【図11】折り畳み式の携帯型電子ゲーム機200の例を示す図であり、上側が閉じた状態(畳んだ状態)、下側が開いた上体を示す。
【図12】表示機能拡張装置Bを携帯型電子ゲーム機200に装着した状態を示す図である。
【符号の説明】
【0049】
A、B 表示機能拡張装置
100 携帯型電子ゲーム機
【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像表示部を有する携帯型電子ゲーム機に装着される表示機能拡張装置であって、
前記画像表示部に臨む開口部を備えた中空体と、
前記中空体に設けられ、前記中空体の内部を覗くための覗き窓部と、
前記中空体の内部に設けられた表示体と、
前記中空体の内部において前記覗き窓部と前記表示体との間に配設され、前記画像表示部が表示する画像を前記覗き窓部へ反射するハーフミラーと、
を備えたことを特徴とする表示機能拡張装置。
【請求項2】
前記表示体が立体物であることを特徴とする請求項1に記載の表示機能拡張装置。
【請求項3】
前記中空体に設けられ、外部光により前記表示体を照らす採光用窓部を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の表示機能拡張装置。
【請求項4】
前記採光用窓部が光透過性の部材であることを特徴とする請求項3に記載の表示機能拡張装置。
【請求項5】
前記中空体の内部に設けられ、前記画像表示部が表示する画像を前記ハーフミラーへ反射する反射部を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の表示機能拡張装置。
【請求項6】
前記中空体の内部において前記開口部と前記覗き窓部との間に配設され、前記画像表示部が表示する画像を拡大するレンズを更に備えたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の表示機能拡張装置。
【請求項7】
前記携帯型電子ゲーム機が、前記画像表示部の周囲に設けられたスピーカ部を備え、
前記表示機能拡張装置は前記スピーカ部を避けた位置において前記携帯型電子ゲーム機に装着可能であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の表示機能拡張装置。
【請求項8】
前記携帯型電子ゲーム機が、
本体部と、
前記本体部に対して開閉可能な蓋部と、
前記本体部の、前記蓋部との合わせ面側に設けられた第1の画像表示部と、
前記蓋部の、前記本体部との合わせ面側に設けられた第2の画像表示部と、
を備えた折り畳み式の携帯型電子ゲーム機であり、
前記表示機能拡張装置は、
前記開口部が前記第2の画像表示部に臨むよう、前記蓋部に装着されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の表示機能拡張装置。
【請求項1】
画像表示部を有する携帯型電子ゲーム機に装着される表示機能拡張装置であって、
前記画像表示部に臨む開口部を備えた中空体と、
前記中空体に設けられ、前記中空体の内部を覗くための覗き窓部と、
前記中空体の内部に設けられた表示体と、
前記中空体の内部において前記覗き窓部と前記表示体との間に配設され、前記画像表示部が表示する画像を前記覗き窓部へ反射するハーフミラーと、
を備えたことを特徴とする表示機能拡張装置。
【請求項2】
前記表示体が立体物であることを特徴とする請求項1に記載の表示機能拡張装置。
【請求項3】
前記中空体に設けられ、外部光により前記表示体を照らす採光用窓部を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の表示機能拡張装置。
【請求項4】
前記採光用窓部が光透過性の部材であることを特徴とする請求項3に記載の表示機能拡張装置。
【請求項5】
前記中空体の内部に設けられ、前記画像表示部が表示する画像を前記ハーフミラーへ反射する反射部を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の表示機能拡張装置。
【請求項6】
前記中空体の内部において前記開口部と前記覗き窓部との間に配設され、前記画像表示部が表示する画像を拡大するレンズを更に備えたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の表示機能拡張装置。
【請求項7】
前記携帯型電子ゲーム機が、前記画像表示部の周囲に設けられたスピーカ部を備え、
前記表示機能拡張装置は前記スピーカ部を避けた位置において前記携帯型電子ゲーム機に装着可能であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の表示機能拡張装置。
【請求項8】
前記携帯型電子ゲーム機が、
本体部と、
前記本体部に対して開閉可能な蓋部と、
前記本体部の、前記蓋部との合わせ面側に設けられた第1の画像表示部と、
前記蓋部の、前記本体部との合わせ面側に設けられた第2の画像表示部と、
を備えた折り畳み式の携帯型電子ゲーム機であり、
前記表示機能拡張装置は、
前記開口部が前記第2の画像表示部に臨むよう、前記蓋部に装着されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の表示機能拡張装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2009−136398(P2009−136398A)
【公開日】平成21年6月25日(2009.6.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−313918(P2007−313918)
【出願日】平成19年12月4日(2007.12.4)
【出願人】(597044139)株式会社大都技研 (1,470)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年6月25日(2009.6.25)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年12月4日(2007.12.4)
【出願人】(597044139)株式会社大都技研 (1,470)
【Fターム(参考)】
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