説明

表示装置および方法、プログラム、並びに記録媒体。

【課題】所望のデータを簡単に得ることができるようにする。
【解決手段】画面211において、領域221乃至領域224の4つの領域のそれぞれは、各グループに分類された撮影日に撮影された画像が表示される領域とされ、4つの領域において、表示される画像を矢印271の方向に、スクロールさせることが可能とされている。枠281を、領域224に重ねた状態で所定の操作が行われた場合、領域224に表示される画像の撮影日のグループが、さらに4つのグループに分類されて、新たに画面211の領域221乃至224に表示される。本発明は、パーソナルコンピュータに適用することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置および方法、プログラム、並びに記録媒体に関し、特に、所望のデータを簡単に得ることができるようにする表示装置および方法、プログラム、並びに記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、デジタルスチルカメラなどの普及に伴って、例えば、撮影した画像をデータとして保存することが簡単にできるようになっている。これにより、ユーザが撮影した大量の画像をパーソナルコンピュータなどに保存し、例えば、それらの画像をディスプレイに表示させて楽しむこともよく行われている。
【0003】
また、近年、検索エンジンの普及も目覚しく、画像のデータなどを、例えば、自然言語により検索する検索エンジンや、入力された画像に類似する画像のデータを検索する検索エンジンも開発されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
このような検索エンジンでは、例えば、予め蓄積されている画像の中から、入力された画像に最も類似すると推定された画像のデータが表示される。
【0005】
【特許文献1】US−20050166149
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、近年、コンピュータなどの記憶容量は飛躍的に増大しており、その結果、蓄積されるデータの量も膨大なものとなっている。
【0007】
従って、例えば、蓄積されている画像のデータの中から、ユーザが所望の画像を探し出すことが困難になってきている。大量の画像の中から所望の画像を探し出すために、例えば、画像の撮影された日付などを表すメタデータなどを参照しながら所望のデータを探すことも可能ではあるが、ユーザが所望の画像の撮影日を正確に記憶していないことも多く、ユーザは、いくつもの画像をチェックしながら、所望の画像を探していくなどの作業を強いられることになる。
【0008】
また、検索エンジンなどで所望の画像のデータを検索する場合においても、1回の検索で所望の画像そのものが、検索結果として得られる可能性は低く、通常、複数の検索結果が表示される。検索結果として大量に表示された画像の中から、所望の画像を発見するのは困難である。
【0009】
さらに、検索結果として大量の画像が表示された場合、それらの検索結果のなかから、さらに絞り込んで検索するなどして、所望の画像を得ることも可能であるが、この場合、検索を実行するユーザは、例えば、検索エンジンに入力するキーワードや画像などを注意深く選択していく必要があり、所望の画像が得られるまでに時間がかかる。
【0010】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、所望のデータを簡単に得ることができるようにするものである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の一側面は、蓄積されたデータを表示部に表示する表示装置であって、前記蓄積された複数のデータを取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記データを、予め設定された基準によりN個のグループに分類する分類手段と、前記分類手段により分類された前記データを、前記N個のグループにそれぞれ対応するN個の表示領域に表示させるように前記表示部の表示を制御する表示制御手段と、前記N個の表示領域のうちの、1の表示領域の指定を受け付ける受付手段とを備え、前記受付手段により、前記N個の表示領域のうちの、1の表示領域の指定が受け付けられた場合、前記分類手段は、前記指定された表示領域に表示される前記データを、さらにN個のグループに分類し、前記表示制御手段が、前記分類手段によりさらに分類された前記データを、前記N個のグループにそれぞれ対応するN個の表示領域に新たに表示させるように前記表示部の表示を制御する表示装置である。
【0012】
前記N個の表示領域のそれぞれに、前記表示領域に対応するグループに分類された前記データのうちの、予め定められた数のデータが表示されるようにすることができる。
【0013】
前記分類手段は、前記取得手段により取得されたデータに予め付加されていた付加データに基づいて、前記データの分布を表す情報を生成し、前記分布における前記データ同士の距離を算出して前記データをN個のグループに分類するようにすることができる。
【0014】
前記分類手段は、他の装置が演算した前記データの評価値に基づいて、前記データの分布を表す情報を生成し、前記分布における前記データ同士の距離を算出して前記データをN個のグループに分類するようにすることができる。
【0015】
前記表示制御手段により表示が制御される前記表示部の画面において、前記N個の表示領域がそれぞれ予め設定された大きさであって、予め設定された位置に設けられているようにすることができる。
【0016】
前記表示制御手段により表示が制御される画面において、前記N個の表示領域のそれぞれは、前記データに応じて設定されるようにすることができる。
【0017】
本発明の一側面は、蓄積されたデータを表示部に表示する表示装置の表示方法であって、前記蓄積された複数のデータを取得し、前記取得した前記データを、予め設定された基準によりN個のグループに分類し、前記分類された前記データを、前記N個のグループにそれぞれ対応するN個の表示領域に表示させるように前記表示部の表示を制御し、前記N個の表示領域のうちの、1の表示領域の指定が受け付けられた場合、前記指定された表示領域に表示される前記データを、さらにN個のグループに分類し、前記表示制御手段が、前記分類手段によりさらに分類された前記データを、前記N個のグループにそれぞれ対応するN個の表示領域に新たに表示させるように前記表示部の表示を制御するステップを含む検索結果表示方法である。
【0018】
本発明の一側面は、蓄積されたデータを表示部に表示する処理を、コンピュータに行わせるプログラムであって、コンピュータを、蓄積されたデータを表示部に表示する表示装置であって、前記蓄積された複数のデータを取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記データを、予め設定された基準によりN個のグループに分類する分類手段と、
前記分類手段により分類された前記データを、前記N個のグループにそれぞれ対応するN個の表示領域に表示させるように前記表示部の表示を制御する表示制御手段と、前記N個の表示領域のうちの、1の表示領域の指定を受け付ける受付手段として機能させ、前記受付手段により、前記N個の表示領域のうちの、1の表示領域の指定が受け付けられた場合、前記分類手段は、前記指定された表示領域に表示される前記データを、さらにN個のグループに分類し、前記表示制御手段が、前記分類手段によりさらに分類された前記データを、前記N個のグループにそれぞれ対応するN個の表示領域に新たに表示させるように前記表示部の表示を制御するように機能させるプログラムである。
【0019】
本発明の一側面においては、前記前記蓄積された複数のデータが取得され、取得された前記データが、予め設定された基準によりN個のグループに分類され、分類された前記データを、前記N個のグループにそれぞれ対応するN個の表示領域に表示させるように前記表示部の表示が制御され、前記N個の表示領域のうちの、1の表示領域の指定が受け付けられた場合、前記指定された表示領域に表示される前記データが、さらにN個のグループに分割され、さらに分類された前記データを、前記N個のグループにそれぞれ対応するN個の表示領域に新たに表示させるように前記表示部の表示が制御される。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、所望のデータを簡単に得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、明細書または図面に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、明細書または図面に記載されていることを確認するためのものである。従って、明細書または図面中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
【0022】
本発明の第1の側面の表示装置は、蓄積されたデータを表示部(例えば、図10の表示部34)に表示する表示装置であって、前記蓄積された複数のデータを取得する取得手段(例えば、図2の検索結果取得部101)と、前記取得手段により取得された前記データを、予め設定された基準によりN個のグループに分類する分類手段(例えば、図2の検索結果解析部102と分類データ生成部103)と、前記分類手段により分類された前記データを、前記N個のグループにそれぞれ対応するN個の表示領域に表示させるように前記表示部の表示を制御する表示制御手段(例えば、図2の表示データ生成部104)と、前記N個の表示領域のうちの、1の表示領域の指定を受け付ける受付手段(例えば、図2の操作入力受付部105)とを備え、前記受付手段により、前記N個の表示領域のうちの、1の表示領域の指定が受け付けられた場合、前記分類手段は、前記指定された表示領域に表示される前記データを、さらにN個のグループに分類し、前記表示制御手段が、前記分類手段によりさらに分類された前記データを、前記N個のグループにそれぞれ対応するN個の表示領域に新たに表示させるように前記表示部の表示を制御する。
【0023】
この表示装置は、前記表示制御手段により表示が制御される前記表示部の画面において、前記N個の表示領域(例えば、図4の領域221乃至領域224)がそれぞれ予め設定された大きさであって、予め設定された位置に設けられているようにすることができる。
【0024】
この表示装置は、前記表示制御手段により表示が制御される画面において、前記N個の表示領域のそれぞれは、前記データに応じて設定される(例えば、図8と図9に示されるように設定される)ようにすることができる。
【0025】
本発明の一側面の表示方法は、蓄積されたデータを表示部(例えば、図10の表示部34)に表示する表示装置の表示方法であって、前記蓄積された複数のデータを取得し(例えば、図6のステップS101の処理)、前記取得した前記データを、予め設定された基準によりN個のグループに分類し(例えば、図6のステップS103乃至ステップS107の処理)、前記分類された前記データを、前記N個のグループにそれぞれ対応するN個の表示領域に表示させるように前記表示部の表示を制御し(例えば、図6のステップS108の処理)、前記N個の表示領域のうちの、1の表示領域の指定が受け付けられた場合、前記指定された表示領域に表示される前記データを、さらにN個のグループに分類し(例えば、図6のステップS110、ステップS103乃至ステップS107の処理)、前記表示制御手段が、前記分類手段によりさらに分類された前記データを、前記N個のグループにそれぞれ対応するN個の表示領域に新たに表示させるように前記表示部の表示を制御するステップを含む。
【0026】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
【0027】
図1は、本発明の一実施の形態に係る検索システムの構成例を示すブロック図である。
【0028】
この検索システム10は、データベース31、検索処理部32、制御部33、および表示部34により構成されている。
【0029】
データベース31には、データが蓄積されており、例えば、画像のデータなどが複数蓄積されている。データベース31は、例えば、HDD(hard disk drive)などにより構成されるようにしてもよいし、DVD(Digital Versatile Disc)、半導体メモリカードなどの所定の記録媒体が装着されたドライブなどにより構成されるようにしてもよい。
【0030】
なお、データベース31は、1つの装置ではなく、例えば、インターネットに接続された複数のサーバなどにより構成されるようにすることも可能である。
【0031】
検索処理部32は、データベース31に蓄積されたデータの中から、所定の条件に合致するデータを検索し、得られたデータを検索結果として出力する。検索処理部32は、例えば、いわゆる検索エンジンなどとして構成され、制御部33を介して入力されたキーワード、画像のデータなどに対応するデータを、データベース31に蓄積されたデータの中から検索する。
【0032】
検索処理部32は、例えば、データベース31に蓄積された画像のデータの特徴量を演算し、演算した特徴量を予め設定された基準で、入力されたキーワード、または入力された画像のデータの特徴量などと比較し、各画像のデータ毎に評価値を算出する。そして、例えば、評価値の値が予め設定された閾値より高い画像のデータが、演算結果として出力されるようになされている。
【0033】
あるいはまた、検索処理部32は、例えば、データベース31に蓄積された画像のデータに付加された情報をチェックして、画像の撮影日など入力された条件に対応する画像のデータを抽出して出力するようになされている。
【0034】
制御部33は、検索システム10全体を制御する機能ブロックであり、例えば、キーボード、マウスなどからなる操作部を有する構成とされ、ユーザによる操作の入力を受け付ける。
【0035】
制御部33は、例えば、ユーザの操作により検索の実行が指令された場合、ユーザにより入力されたキーワード、または入力された画像のデータなどを、検索処理部32に供給し、検索処理部32による検索の実行を制御する。また、制御部33は、例えば、検索処理部32から検索結果が出力された場合、検索結果を表示部34に表示させるための表示データを生成するようになされている。制御部33は、例えば、表示部34に表示された画面に基づいてユーザによりなされた操作に基づいて、検索結果の表示の態様を変更して表示部34に表示させるための表示データをさらに生成するようになされている。
【0036】
表示部34は、例えば、LCD(liquid crystal display)などにより構成されるディスプレイであり、制御部33から供給される表示データに基づいてユーザに提示する画面を表示するようになされている。
【0037】
なお、検索システム10は、データベース31乃至表示部34の一部または全部が一体(1つの装置)として構成されるようにしても構わない。
【0038】
図2は、図1の制御部33の機能的構成例を示すブロック図である。
【0039】
同図において、検索結果取得部101は、操作入力受付部105から供給される情報に基づいて、検索処理部32に、データベース31に蓄積されたデータを検索させ、検索結果を取得する。
【0040】
検索結果解析部102は、検索結果取得部101から供給された検索結果に関する情報を解析する。
【0041】
例えば、検索処理部32により画像のデータが検索される場合、検索結果解析部102のメタデータ抽出部121は、検索結果取得部101から供給された検索結果としての画像のデータに付加された情報(例えば、画像の撮影日時など)、検索処理部32が演算した評価値などを表す情報をメタデータとして抽出する。なお、1枚の画像に複数の情報が付加されていた場合であっても、それら複数の情報がまとめられて、画像1枚に対応して1のメタデータが抽出されるものとする。
【0042】
検索結果解析部102の分布生成部122は、メタデータ抽出部121により抽出されたメタデータを、例えば、数値化して正規化し、その正規化された数値の分布を生成する。これにより、例えば、数値化された複数のメタデータが、それぞれ数値としてプロットされた分布情報が生成されることになる。
【0043】
分類データ生成部103は、検索結果解析部102により生成された分布情報に基づいて、検索結果を分類する。分類データ生成部103は、例えば、検索結果解析部102により生成された分布情報において、隣り合うメタデータ同士の距離を演算し、距離の近いメタデータは、同じグループに分類し、距離が遠いメタデータは、別のグループに分類するようになされている。分類データ生成部103は、上述のようにしてメタデータを、例えば、4つのグループに分類し、分類されたグループの各メタデータに対応する画像のデータを、表示データ生成部104に出力する。
【0044】
表示データ生成部104は、分類データ生成部103から供給された、4つのグループに分類された画像のデータを、それぞれグループ毎に、表示部34の画面の所定の領域に表示させる表示データを生成するようになされている。
【0045】
例えば、検索処理部32により検索された画像のデータに、その画像の撮影日を表す情報がメタデータとして付加されていた場合、検索結果解析部102のメタデータ抽出部121は、例えば、「2007/4/1(西暦2007年4月1日に撮影されたことを表す)」などの情報をメタデータとして抽出し、分布生成部122は、図3に示されるような分布情報を生成する。
【0046】
図3は、横軸が撮影日として、各画像の撮影日がプロットされた分布情報の例を示している。同図においては、図中の縦棒が検索結果として出力された画像のメタデータであって、各画像の撮影日を表す情報とされ、ここでは説明を簡単にするため、1日あたり画像が1枚のみ撮影されたものとする。
【0047】
分類データ生成部103は、図3に示される分布情報において、隣り合うメタデータ(いまの場合、図中の縦棒)同士の距離を演算する。検索結果を4つのグループに分類する場合、分類データ生成部103は、隣り合うメタデータ同士の距離のうち、値の大きいものを、3(=4−1)個抽出する。図3の例では、値の大きい順に距離d1、距離d2、および距離d3が抽出されている。
【0048】
そして、分類データ生成部103は、距離d1を挟んで隣り合うメタデータを別のグループに分類し、距離d2を挟んで隣り合うメタデータをさらに別のグループに分類し、距離d3を挟んで隣り合うメタデータをさらに別のグループに分類する。この結果、メタデータ(いまの場合、撮影日)が、グループ151乃至グループ154の4つのグループに分類されることになる。
【0049】
表示データ生成部104は、グループ151乃至グループ154の4つのグループに分類された撮影日に撮影された画像を、例えば、図4に示されるように、それぞれ表示部34の画面の所定の領域に表示させる表示データを生成する。
【0050】
図4の例では、表示部134の画面211において、領域221乃至領域224の4つの領域が設けられている。領域221は、図3のグループ151に分類された撮影日(西暦2007年4月2日から西暦2007年4月18日)に撮影された画像が表示される領域とされ、画像231乃至画像234は、グループ151に分類された撮影日に撮影された10枚の画像のうちの、4枚の画像とされる。
【0051】
同様に、領域222は、グループ152に分類された撮影日に撮影された画像が表示される領域とされ、画像241乃至画像244は、グループ152に分類された撮影日に撮影された画像のうちの、4枚の画像である。領域223は、グループ153に分類された撮影日に撮影された画像が表示される領域とされ、画像251乃至画像254は、グループ152に分類された撮影日に撮影された画像のうちの、4枚の画像である。領域224は、グループ154に分類された撮影日に撮影された画像が表示される領域とされ、画像261乃至画像264は、グループ154に分類された撮影日に撮影された画像のうちの、4枚の画像である。
【0052】
また、領域221乃至領域224の4つの領域において、例えば、表示される画像を矢印271で示される図中縦方向に、スクロールさせることが可能とされている。例えば、ユーザが制御部33の操作部を操作することで、操作入力受付部105から供給される操作入力情報に基づいて、画面211の領域221乃至領域224のいずれかの領域に表示されている画像が、順次、別の画像に変更されていくようになされている。例えば、ユーザが領域224に表示されている画像を図中上方向にスクロールさせる操作を行った場合、画像261が領域224から消え、画像264の次に表示される画像が新たに領域224に表示され、さらにスクロールさせると、画像262が領域224から消え、さらに次に表示される画像が新たに領域224に表示され、・・・のように表示される。
【0053】
なお、スクロールさせる領域は、例えば、操作部を操作して、画面211にGUI(graphical user interface)として表示された枠281を、所望の領域に重ねるように移動させることにより、選択することができる。
【0054】
このようにすることで、検索結果である画像が大量に表示され、画面211に所望の画像(目的の画像)が表示されていない場合であっても、ユーザは、領域221乃至領域224に表示された画像から、目的の画像がどの領域に表示されているかを推量して、その領域で画像をスクロールさせるなどして、目的の画像を見つけることができる。
【0055】
しかしながら、例えば、検索結果があまりにも多い場合、検索結果の画像を領域221乃至領域224に分けて表示したとしても、目的の画像を見つけることが困難となることがある。
【0056】
そこで、本発明においては、領域221乃至領域224のいずれかに表示された画像を、さらに、4つのグループに分類して領域221乃至領域224に表示することができるようになされている。
【0057】
例えば、図4の領域224には、図3のグループ154に分類された撮影日に撮影された画像であって、12枚の画像が、スクロールにより順次表示されることになるが、枠281を、領域224に重ねた状態で所定の操作が行われた場合、グループ154に分類された撮影日に撮影された画像が、さらに4つのグループに分類されて、新たに画面211の領域221乃至領域224に表示される。
【0058】
図5は、図3のグループ154を拡大した図である。同図は、図3と同様に、横軸が撮影日として、各画像の撮影日がプロットされた分布情報とされ、図中の縦棒が検索結果として出力された画像の撮影日を表している。
【0059】
例えば、ユーザが図4の画面211上で枠281を、領域224に重ねた状態で所定の操作を行うと、操作入力受付部105から検索結果解析部102に、グループ154に分類されたメタデータについて再度分布情報を生成する指令に対応する情報が供給され、検索結果解析部102は、図5に示されるような分布情報を、分類データ生成部103に供給する。
【0060】
分類データ生成部103は、いまの場合、図5に示される分布情報において、隣り合うメタデータ(いまの場合、図中の縦棒)同士の距離を演算する。分類データ生成部103は、隣り合うメタデータ同士の距離のうち、値の大きいものを、3(=4−1)個抽出し、図5に示されるように、値の大きい順に距離d11、距離d12、および距離d13が抽出される。
【0061】
そして、分類データ生成部103は、距離d11を挟んで隣り合うメタデータを別のグループに分類し、距離d12を挟んで隣り合うメタデータをさらに別のグループに分類し、距離d13を挟んで隣り合うメタデータをさらに別のグループに分類する。この結果、グループ154のメタデータ(いまの場合、撮影日)が、グループ171乃至グループ174の4つのグループに再度分類されることになる。
【0062】
表示データ生成部104は、グループ171乃至グループ174の4つのグループに分類された撮影日に撮影された画像を、それぞれ表示部34の画面211の領域221乃至領域224に表示させる表示データを生成する。その結果、今度は、領域221には、図5のグループ171に分類された撮影日(西暦2007年6月10日から西暦2007年6月12日)に撮影された画像が表示され、領域222には、図5のグループ172に分類された撮影日(西暦2007年6月16日から西暦2007年6月18日)に撮影された画像が表示され、領域223には、図5のグループ173に分類された撮影日(西暦2007年6月21日から西暦2007年6月23日)に撮影された画像が表示され、領域224には、図5のグループ174に分類された撮影日(西暦2007年6月26日から西暦2007年6月29日)に撮影された画像が表示されることになる。
【0063】
このようにすることで、検索結果としての画像が大量に得られた場合であっても、ユーザは、簡単に、素早く目的の画像を見つけることができる。
【0064】
次に、図6のフローチャートを参照して、本発明の検索システム10による検索結果表示処理について説明する。この処理は、例えば、ユーザが制御部33の操作部などを操作して、データの検索を指令したとき実行される。ここでは、データベース31に、例えば、デジタルスチルカメラなどにより撮影された画像のデータが蓄積されているものとし、ユーザが、所定の期間の撮影日(例えば、「2007/4/1」から「2007/6/30」)を入力して画像の検索を指令した場合を例として説明する。
【0065】
ステップS101において、検索結果取得部101は、検索処理部32により実行された検索処理の検索結果を取得する。これにより、データベース31に蓄積されている画像のデータのうち、西暦2007年4月1日から2007年6月30日までの期間に撮影された画像が検索結果として取得される。
【0066】
ステップS102において、検索結果解析部102のメタデータ抽出部121は、ステップS101の処理で取得された検索結果のメタデータを抽出する。いまの場合、各画像の撮影日を表す情報がメタデータとして抽出されることとする。
【0067】
ステップS103において、検索結果解析部102の分布生成部122は、メタデータの分布情報を生成する。このとき、例えば、図3に示されるような分布情報が生成される。
【0068】
ステップS104において、分類データ生成部103は、ステップS103の処理で生成された分布情報において隣り合うメタデータの距離を算出し、ステップS105において、算出された距離のうち、値の大きい順に、(N−1)個の距離を抽出する。ここで、Nは、表示部34により表示される画面における領域(例えば、図4の領域221乃至領域224)の数とされ、例えば、N=4とされる。
【0069】
ステップS106において、分類データ生成部103は、算出された距離のうち、値の大きい順に、(N−1)個の距離を抽出できたか否かを判定し、(N−1)個の距離を抽出できたと判定された場合、処理は、ステップS107に進む。
【0070】
ステップS107において、分類データ生成部103は、メタデータをN個のグループに分類する。このとき、例えば、図3のグループ151乃至グループ154のように、メタデータが分類される。
【0071】
ステップS108において、表示データ生成部104は、図3のグループ151乃至グループ154に分類されたメタデータ(いまの場合、撮影日)に対応する検索結果(いまの場合、画像のデータ)を、それぞれ表示部34の画面の各領域に表示させる表示データを生成する。これにより、例えば、図4を参照して上述してように、領域221には、図3のグループ151に分類された撮影日に撮影された画像が表示され、・・・領域224には、グループ154に分類された撮影日に撮影された画像が表示される。
【0072】
ステップS109において、検索結果解析部102は、再分類する領域が指定されたか否かを判定する。例えば、ユーザが図4の画面211上で枠281を、所定の領域(例えば、領域224)に重ねた状態で所定の操作を行った場合、ステップS109では、再分類する領域が指定されたと判定され、処理は、ステップS110に進む。
【0073】
ステップS110において、検索結果解析部102のメタデータ抽出部121は、指定された領域に対応するグループに分類されたメタデータを抽出し、処理は、ステップS103に戻る。
【0074】
ステップS103において、検索結果解析部102の分布生成部122は、ステップS110の処理で抽出されたメタデータの分布情報を生成する。このとき、例えば、図5に示されるような分布情報が生成される。
【0075】
そして、ステップS104乃至ステップS107の処理が分類データ生成部103により実行され、ステップS108の処理で新たな表示データが生成される。いまの場合、ステップS108の処理では、領域221には、図5のグループ171に分類された撮影日に撮影された画像が表示され、・・・領域224には、グループ174に分類された撮影日に撮影された画像が表示されるように、表示データが生成されることになる。
【0076】
このように、ステップS109において、再分類する領域が指定されたと判定される都度、ステップS110と、ステップS103乃至ステップS108の処理が繰り返し実行される。
【0077】
一方、ステップS106において、(N−1)個の距離を抽出できなかったと判定された場合、処理は、ステップS111に進む。例えば、検索処理部32から供給された検索結果がN個未満であった場合、または、ステップS110と、ステップS103乃至ステップS108の処理が繰り返し実行された結果、所定の領域に表示される画像がN個未満となった場合、もはや(N−1)個の距離を抽出することはできず、また、検索結果として表示すべき画像の数も充分に少ない。
【0078】
ステップS111では、表示データ生成部104が、検索結果の画像を、分類せずに表示するための表示データを生成する。このとき、例えば、表示部34の画面において、領域221乃至領域224が設けられずに、検索結果の画像が表示されるように表示データが生成される。
【0079】
ステップS111の処理の後、または、ステップS109において、再分類する領域が指定されなかったと判定された場合、検索結果表示処理は終了する。
【0080】
このようにして、検索結果が表示される。
【0081】
以上においては、検索結果解析部102の分布生成部122により、図3に示されるような1次元の分布情報が生成される例について説明したが、例えば、検索結果解析部102のメタデータ抽出部121により、検索結果のデータに付加された複数の付加情報がメタデータとして抽出された場合、分布生成部122により生成される分布情報も2次元以上の分布情報が生成されることになる。
【0082】
例えば、データベース31に蓄積されている画像データに、撮影日の情報と、撮影場所の情報が付加されている場合、検索結果解析部102の分布生成部122により、図7に示されるような分布情報が生成されることになる。
【0083】
図7は、横軸が撮影日とされ、縦軸が場所を表す数値とされて、検索結果として得られた画像の撮影日と撮影場所がプロットされた2次元の分布情報の例を示している。なお、撮影場所は、例えば、基準となる位置からの距離を表す情報として数値化されている。同図においては、図中の四角形が検索結果として出力された画像のメタデータを表している。
【0084】
図7のような分布情報が生成された場合、分布生成部122は、得られた分布情報を、例えば、主成分分析(Principal Component Analysis; PCA)などの多変量解析により再度解析して、1次元の分布情報を生成する。そして、1次元の分布情報が分類データ生成部103に供給される。
【0085】
このようにすることで、複数の情報が付加された検索結果を表示する場合にも、本発明を適用することが可能となる。
【0086】
また、検索結果として表示部34に表示される画面は、図4を参照して上述した例に替えて、例えば、図8に示されるように表示されるようにしてもよい。
【0087】
図8は、検索結果の別の表示例を示す図であり、同図においては、画面311に図4の領域221乃至領域224に対応する領域が設けられていない。また、図4においては、各画像が図中縦方向に並べて表示されていたのに対して、図8の例では、画像321乃至画像352は、図中横方向の位置がそろえられていない。なお、図8の場合、スクロールの操作により、各画像が矢印371で示される図中縦方向にスクロールされて表示されるようになされている。
【0088】
図8の場合、例えば、画像321乃至画像352の図中の横方向の位置が、それらの画像の撮影日に対応して定められている。例えば、図8の画面311を表示させる表示データを作成する場合、やはり事前に検索結果の画像に付加されたメタデータ(例えば、撮影日)が抽出されて、メタデータの分布情報が生成される。そして、その分布情報に基づいてメタデータが分類されるが、画像321乃至画像324の撮影日は、第1のグループに分類され、画像331乃至画像333の撮影日は、第2のグループに分類され、画像341乃至画像343の撮影日は、第3のグループに分類され、画像351および画像352の撮影日は、第4のグループに分類されていたものとする。
【0089】
図4を参照して上述した場合の表示方式では、画像321乃至画像324は、領域221に表示され、画像331乃至画像333は、領域222に表示され、画像341乃至画像343は、領域223に表示され、画像351および画像352は、領域224に表示されることになるが、図8の例では、画像321乃至画像351の図中の横方向の位置が、それらの画像の撮影日に対応して定められて表示されている。
【0090】
図9は、図8の画像351と画像352の周辺を拡大した図である。同図に示されるように、図中(画面の)垂直方向の線分であって画像351の中心を通る線分L21の水平方向の位置と、垂直方向の線分であって画像352の中心を通る線分L22の水平方向の位置は、それぞれ撮影日に対応して定まる位置とされ、この例では、線分L21の水平方向の位置が撮影日「2007/4/1」に対応しており、線分L22の水平方向の位置が撮影日「2007/4/5」に対応している。すなわち、画像351は、西暦2007年4月1日に撮影された画像であり、画像352は、西暦2007年4月5日に撮影された画像である。
【0091】
なお、各画像の垂直方向の表示位置は、表示された画像がユーザにとって見易い位置となるように適宜設定される。例えば、周囲の隣接する画像との間の水平方向の距離に基づいて予め設定された基準により算出されて各画像の垂直方向の表示位置が設定されるようにすればよい。
【0092】
このようにすることで、ユーザは、各画像の撮影日がどれだけ近いかをより直感的に認識することができ、目的の画像をより早く見つけることが可能となる。例えば、図9の例の場合、線分L21と線分L22との間の距離d21が、画像351が撮影された日から画像352が撮影された日までの期間を表すことになり、このような画像の配置により、ユーザは、各画像の撮影日がどれだけ近いかをより直感的に認識することができる。
【0093】
また、図8の場合も、例えば、図4の枠281と同様のGUIなどを画面に表示させて、領域を指定することにより、その領域に含まれる画像のみが表示されるようにしてもよい。例えば、画像343、画像351、および画像352が含まれる領域が指定された場合、画像343の撮影日が画面の横軸上の左端に位置し、画像352の撮影日が画面の横軸上の右端に位置するように、表示の態様が変更されるようにしてもよい。すなわち、ユーザは、所定の期間の撮影日に撮影された画像のみを画面に表示させるように、領域を指定することができる。
【0094】
以上においては、画像の撮影日をメタデータの例として説明したが、例えば、顔画像認識などにより識別された被写体の人物の情報など、他の情報をメタデータとして用いることで、上述したように検索結果の表示が行われるようにすることも可能である。
【0095】
さらに、検索処理部32により演算された評価値をメタデータとして用いて、上述したように検索結果の表示が行われるようにすることも可能である。
【0096】
また、以上においては、検索システム10により画像のデータが検索されて検索結果が表示される例について説明したが、他のデータが検索されて検索結果が表示される場合であっても本発明を適用することが可能である。
【0097】
さらに、以上においては、検索システム10により検索結果が表示される例について説明したが、本発明は、検索を行わない場合にも勿論適用することができる。
【0098】
例えば、図10に示される表示システム20は、図1の検索システム10と異なり、検索処理部32を備えていない。図10における、それ以外の構成は、図1の場合と同様である。図10の場合、例えば、制御部33が直接データベース31から画像のデータを、検索せずに取得するなどして、図6を参照して上述した処理を実行させるようにすれば、やはり図4、または図8を参照して上述したように、画像を表示させることが可能である。
【0099】
このように、本発明は、検索を行わない表示システムであって、蓄積されたデータを表示する表示システム20にも適用することが可能である。
【0100】
なお、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。上述した一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば図11に示されるような汎用のパーソナルコンピュータ700などに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
【0101】
図11において、CPU(Central Processing Unit)701は、ROM(Read Only Memory)702に記憶されているプログラム、または記憶部708からRAM(Random Access Memory)703にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM703にはまた、CPU701が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
【0102】
CPU701、ROM702、およびRAM703は、バス704を介して相互に接続されている。このバス704にはまた、入出力インタフェース705も接続されている。
【0103】
入出力インタフェース705には、キーボード、マウスなどよりなる入力部706、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal display)などよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部707、ハードディスクなどより構成される記憶部708、モデム、LANカードなどのネットワークインタフェースカードなどより構成される通信部709が接続されている。通信部709は、インターネットを含むネットワークを介しての通信処理を行う。
【0104】
入出力インタフェース705にはまた、必要に応じてドライブ710が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア711が適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部708にインストールされる。
【0105】
上述した一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、インターネットなどのネットワークや、リムーバブルメディア711などからなる記録媒体からインストールされる。
【0106】
なお、この記録媒体は、図11に示される、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを配信するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フロッピディスク(登録商標)を含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini-Disk)(登録商標)を含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア711により構成されるものだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに配信される、プログラムが記録されているROM702や、記憶部708に含まれるハードディスクなどで構成されるものも含む。
【0107】
なお、本明細書において上述した一連の処理を実行するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【図面の簡単な説明】
【0108】
【図1】本発明の一実施の形態に係る検索システムの構成例を示すブロック図である。
【図2】図1の制御部の機能的構成例を示すブロック図である。
【図3】分布情報の例を示す図である。
【図4】検索結果の表示画面の例を示す図である。
【図5】図3の分布情報の一部が抽出されて生成された分布情報の例を示すである。
【図6】検索結果表示処理の例を説明するフローチャートである。
【図7】2次元の分布情報の例を示す図である。
【図8】検索結果の表示画面の別の例を示す図である。
【図9】図8の一部を拡大した図である。
【図10】本発明の一実施の形態に係る表示システムの構成例を示すブロック図である。
【図11】パーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0109】
10 検索システム,20 表示システム, 31 データベース, 32 検索処理部, 33 制御部, 34 表示部, 101 検索結果取得部, 102 検索結果解析部, 103 分類データ生成部, 104 表示データ生成部, 105 操作入力受付部, 121 メタデータ抽出部, 122 分布生成部, 701 CPU, 711 リムーバブルメディア

【特許請求の範囲】
【請求項1】
蓄積されたデータを表示部に表示する表示装置であって、
前記蓄積された複数のデータを取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された前記データを、予め設定された基準によりN個のグループに分類する分類手段と、
前記分類手段により分類された前記データを、前記N個のグループにそれぞれ対応するN個の表示領域に表示させるように前記表示部の表示を制御する表示制御手段と、
前記N個の表示領域のうちの、1の表示領域の指定を受け付ける受付手段とを備え、
前記受付手段により、前記N個の表示領域のうちの、1の表示領域の指定が受け付けられた場合、
前記分類手段は、前記指定された表示領域に表示される前記データを、さらにN個のグループに分類し、
前記表示制御手段が、前記分類手段によりさらに分類された前記データを、前記N個のグループにそれぞれ対応するN個の表示領域に新たに表示させるように前記表示部の表示を制御する
表示装置。
【請求項2】
前記N個の表示領域のそれぞれに、前記表示領域に対応するグループに分類された前記データのうちの、予め定められた数のデータが表示される
請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記分類手段は、
前記取得手段により取得されたデータに予め付加されていた付加データに基づいて、前記データの分布を表す情報を生成し、前記分布における前記データ同士の距離を算出して前記データをN個のグループに分類する
請求項1に記載の表示装置。
【請求項4】
前記分類手段は、
他の装置が演算した前記データの評価値に基づいて、前記データの分布を表す情報を生成し、前記分布における前記データ同士の距離を算出して前記データをN個のグループに分類する
請求項1に記載の表示装置。
【請求項5】
前記表示制御手段により表示が制御される前記表示部の画面において、前記N個の表示領域がそれぞれ予め設定された大きさであって、予め設定された位置に設けられている
請求項1に記載の表示装置。
【請求項6】
前記表示制御手段により表示が制御される画面において、前記N個の表示領域のそれぞれは、前記データに応じて設定される
請求項1に記載の表示装置。
【請求項7】
蓄積されたデータを表示部に表示する表示装置の表示方法であって、
前記蓄積された複数のデータを取得し、
前記取得した前記データを、予め設定された基準によりN個のグループに分類し、
前記分類された前記データを、前記N個のグループにそれぞれ対応するN個の表示領域に表示させるように前記表示部の表示を制御し、
前記N個の表示領域のうちの、1の表示領域の指定が受け付けられた場合、
前記指定された表示領域に表示される前記データを、さらにN個のグループに分類し、
前記表示制御手段が、前記分類手段によりさらに分類された前記データを、前記N個のグループにそれぞれ対応するN個の表示領域に新たに表示させるように前記表示部の表示を制御するステップ
を含む検索結果表示方法。
【請求項8】
蓄積されたデータを表示部に表示する処理を、コンピュータに行わせるプログラムであって、
コンピュータを、
蓄積されたデータを表示部に表示する表示装置であって、
前記蓄積された複数のデータを取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された前記データを、予め設定された基準によりN個のグループに分類する分類手段と、
前記分類手段により分類された前記データを、前記N個のグループにそれぞれ対応するN個の表示領域に表示させるように前記表示部の表示を制御する表示制御手段と、
前記N個の表示領域のうちの、1の表示領域の指定を受け付ける受付手段として機能させ、
前記受付手段により、前記N個の表示領域のうちの、1の表示領域の指定が受け付けられた場合、
前記分類手段は、前記指定された表示領域に表示される前記データを、さらにN個のグループに分類し、
前記表示制御手段が、前記分類手段によりさらに分類された前記データを、前記N個のグループにそれぞれ対応するN個の表示領域に新たに表示させるように前記表示部の表示を制御するように機能させる
プログラム。
【請求項9】
請求項7に記載のプログラムが記録されている記録媒体。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate


【公開番号】特開2008−305311(P2008−305311A)
【公開日】平成20年12月18日(2008.12.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−153960(P2007−153960)
【出願日】平成19年6月11日(2007.6.11)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】