表示装置及び表示方法
【課題】コンテンツ群を構成する複数のコンテンツについて、所望の掲示期間の全期間で使用可能なコンテンツと、使用不可能なコンテンツとを区別して表示することができる表示装置を提供することを目的とする。
【解決手段】利用期限が設けられているコンテンツを含むコンテンツ群を表示するコンテンツ群表示手段と、利用期間を入力する利用期間入力手段と、上記利用期間入力手段を介して入力された利用期間と、各コンテンツの利用期限とを比較する比較手段と、上記比較手段が比較した比較結果を、上記コンテンツ群表示手段に反映させて表示させる表示制御手段とを有する表示装置である。
【解決手段】利用期限が設けられているコンテンツを含むコンテンツ群を表示するコンテンツ群表示手段と、利用期間を入力する利用期間入力手段と、上記利用期間入力手段を介して入力された利用期間と、各コンテンツの利用期限とを比較する比較手段と、上記比較手段が比較した比較結果を、上記コンテンツ群表示手段に反映させて表示させる表示制御手段とを有する表示装置である。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、縮小画像をリスト表示する装置、方法に関する。
【背景技術】
【0002】
画像をレイアウトして、ページを作成するソフトウエアや、画像を一覧するビューアで、様々なコンテンツの縮小画像を一覧して表示することがある。
【0003】
また、近年、利用期限付きのコンテンツデータが市場に出回り、これらの利用期限を守りながら所望の用途で、コンテンツを使用することが求められている。
【0004】
コンテンツ毎に、残りの有効期限を、補正の強度、描画に反映して、各コンテンツの残り利用期限を相対的に視覚化し、表示することが知られている。
【0005】
この従来例では、コンテンツの利用可能期限と現在の日時とを比較し、全体に対する残りの期限を、相対的に縮小画像表示に反映させる。
【0006】
これによって、個々のコンテンツの利用可能期限がどの程度経過しているかを把握することができる。
【0007】
また、指定日に有効なドキュメントを一覧表示することが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2006−39654号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ところで、有効期限付き画像を複数配置し、社外掲示用のポスターを作成する場合、このポスターの掲示を予定している一定期間、ポスター内に含まれている有効期限付きデータの有効期限を満たすことが求められることがある。
【0010】
特許文献1記載の発明では、現時点での個々のコンテンツの利用期限経過時間を、視覚的に把握できるが、所望の期間について、コンテンツを利用可能であるかどうかを判断することが困難である。
【0011】
また、特許文献2記載の発明でも、指定日においてドキュメントが有効であるかどうかを判断することが可能であるが、開始日や終了日を指定した指定期間で、有効であるかどうかを判定することができない。
【0012】
したがって、有効期限付きコンテンツを用いて、掲示期間付きのポスターを作成する際に、作業者は、1つずつコンテンツが掲示期間を満たすかどうかを手作業で確認して、作業せざるを得ず、作業が煩雑であるという問題がある。
【0013】
本発明は、コンテンツ群を構成する複数のコンテンツについて、所望の掲示期間の全期間で使用可能なコンテンツと、使用不可能なコンテンツとを区別して表示することができる表示装置を提供することを目的とする。
【0014】
また、本発明は、所望の掲示期間の全期間で使用可能なコンテンツと、上記所望の掲示期間の一部の期間だけ使用可能なコンテンツと、掲示期間と利用期限とが全て重ならないコンテンツとを区別して表示することができる表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明は、利用期限が設けられているコンテンツを含むコンテンツ群を表示するコンテンツ群表示手段と、利用期間を入力する利用期間入力手段と、上記利用期間入力手段を介して入力された利用期間と、各コンテンツの利用期限とを比較する比較手段と、上記比較手段が比較した比較結果を、上記コンテンツ群表示手段に反映させて表示させる表示制御手段とを有する表示装置である。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、コンテンツ群を構成する複数のコンテンツについて、所望の掲示期間の全期間で使用可能なコンテンツと、使用不可能なコンテンツとを区別して表示することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の実施例1である表示装置100のハードウェア構成図である。
【図2】実施例1におけるアプリケーションの画面を示す図である。
【図3】記憶手段104上のコンテンツのデータ構成を示す図である。
【図4】ポスタードキュメントのデータ構成を示す図である。
【図5】設定ダイアログ、表示方法選択コンボボックスのアイテム等の図である。
【図6】図5(a)に示す設定ダイアログの設定例を示す図である。
【図7】ポスタードキュメント新規作成時に表示される新規ダイアログの図である。
【図8】縮小画像一覧表示領域201を詳細に示す図である。
【図9】実施例1において縮小画像を表示する動作のフローチャートである。
【図10】ポスターの掲示期限とコンテンツの期限との関係等を示す図である。
【図11】実施例2において縮小画像一覧表示領域201の変形の図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
発明を実施するための形態は、次の実施例である。
【実施例1】
【0019】
図1は、本発明の実施例1である表示装置100におけるハードウェアの構成を示すブロック図である。
【0020】
表示装置100は、コンピュータ上でポスター作成アプリケーションソフトウェアを動作させ、そのPCにプリンタ等の印刷装置及びスキャナ等の入力装置を接続したシステムである。以下、コンピュータを、「PC」と呼び、アプリケーションソフトウェアを、「アプリケーション」と呼ぶ。図1の点線で囲んだ範囲がPCであり、印刷装置は、印刷手段105であり、スキャナ等の画像入力装置は、画像入力手段106である。この表示装置100は、ポスター作成アプリケーションで使用可能なコンテンツを表示する装置の実施例である。
【0021】
表示装置100は、入力手段101と、中央処理装置102と、表示手段103と、記憶手段104と、印刷手段105と、画像入力手段106と、外部記憶手段107とを有する。
【0022】
入力手段101は、PCのキーボード・マウスなどの入力手段である。中央処理装置102は、PCのCPUであり、このシステムのマネージメント制御、入力画像の入力処理や画像の表示処理、印刷用編集データの生成処理、印刷手段への印刷指示などを行う。表示手段103は、PCのディスプレイであり、ポスター作成アプリケーションの操作画面の表示及びポスターで使用するコンテンツの表示に使用する。
【0023】
記憶手段104は、画像データファイルや編集用の一時ファイルを格納する、PCのハードディスク、RAMなどである。印刷手段105は、プリンタであり、ポスター作成アプリケーションが作成または編集した印刷データをプリント出力する。画像入力手段106は、PCに接続されたフィルムスキャナやフラットベッドスキャナ、デジタルカメラなどである。外部記憶手段107は、フロッピー(登録商標)ドライブやデジタルカメラ等で用いるメモリカード等の記憶媒体とそのドライブ装置に対応している。
【0024】
図2は、実施例1におけるアプリケーションの画面を示す図である。この画面を使用してユーザはポスターの作成・編集を行う。
【0025】
縮小画像一覧表示領域201は、利用可能なコンテンツを一覧表示する。編集ページ部202は、コンテンツを配置し、印刷ボタン205を選択すると、この編集ページ部202が印刷手段105から出力される。新規ボタン206は、新たなポスタードキュメントを生成するためのボタンである。
【0026】
ユーザは、マウスなどの入力手段101によって、縮小画像一覧表示領域201からコンテンツをドラッグし、編集ページ部202にドロップすることによって、ページにコンテンツ203を追加することができる。
【0027】
プロパティボタン204は、縮小画像一覧表示領域201の表示条件と表示形態とを設定するためのボタンである。
【0028】
図3は、記憶手段104上のコンテンツのデータ構成を示す図である。
【0029】
1つのコンテンツデータは、ヘッダー部301と、著作権情報部302と、有効期限部303と、画像部304とによって構成されている。本アプリケーション独自でデータを定義することが可能であり、画像部分は、Jpg、Tiff、PNG、Bmpなどの汎用的なラスター画像や、SVGや、Wmf、Emf、PDF、EPSフォーマットなどのベクター系画像データであるとしてもよい。
【0030】
また、これらのコンテンツデータは、メモリ309に複数、存在し、メモリ309に記憶されているコンテンツC1、コンテンツC2、コンテンツC3、コンテンツC4であるとする。
【0031】
記憶手段104以外にも、外部記憶手段107内に、コンテンツデータが存在しているとしてもよい。
【0032】
図4は、ポスタードキュメントのデータ構成を示す図である。
【0033】
ポスタードキュメントのデータは、ヘッダー部401と、著作権情報部402と、掲示期間部403と、ポスターデータ部404とによって構成されている。上記ポスタードキュメントのデータが、記憶手段104や、外部記憶手段107に存在するとしてもよい。
【0034】
実施例1では、ポスターデータは、SVGファイルであるが、独自のデータ形式や、他の汎用形式を用いるようにしてもよい。
【0035】
図5(a)は、設定ダイアログを示す図である。
【0036】
欄501は、テキストが「期間を満たす」ものであることと、これに対応する表示方法を選択する表示方法選択コンボボックス504とを表示する欄である。
【0037】
欄502は、テキストが「期間を一部満たす」ものであることと、これに対応する表示方法を選択する表示方法選択コンボボックス505とを表示する欄である。
【0038】
欄503は、テキストが「期間を満たさない」ものであることと、これに対応する表示方法を選択する表示方法選択コンボボックス506とを表示する欄である。
【0039】
上記設定ダイアログには、上記各設定を確定させるOKボタン507と、設定を確定せずに終了するキャンセルボタン508とが設けられている。
【0040】
この設定ダイアログは、プロパティボタン204を選択すると起動する。
【0041】
ユーザは、この設定ダイアログで、掲示期間に対する期限付きコンテンツの表示方法をカスタマイズすることができる。
【0042】
図5(b)は、表示方法選択コンボボックスのアイテムの一覧を示す図である。
【0043】
表示方法選択コンボボックスのアイテムは、「赤色で表示」、「青色で表示」、「黄色で表示」、「非表示」によって構成されている。
【0044】
非表示が選択されると、編集ページ部202には、その条件の画像がアプリケーションの画面には表示されない。
【0045】
赤、青、黄色で表示が選択された場合、アプリケーションの縮小画像一覧表示領域において、各コンテンツ画像の周りの背景部分を、所定の色で塗りつぶして表示される。
【0046】
図6は、図5(a)に示す設定ダイアログの設定例を示す図である。
【0047】
条件、期間を満たす場合における表示として、青色が設定され、条件、期間を一部だけ満たす場合における表示として、黄色が設定され、条件、期間を満たさない場合には、非表示が設定されている。
【0048】
図7は、ポスタードキュメントの新規作成を行う際に表示される新規ダイアログを示す図である。
【0049】
掲示開始日エディットボックス1101に、ポスターの掲示の開始日を入力する。掲示終了日エディットボックス1102に、ポスターの掲示の終了日を入力する。OKボタン1104は、設定した値を有効にしてポスタードキュメントを作成する。
【0050】
キャンセルボタン1103は、設定した値を破棄してポスタードキュメント作成を終了するためのボタンである。
【0051】
図7に示すダイアログは、新規ボタン206を選択することによって、表示される。このダイアログで設定した掲示期間が、ポスタードキュメントの掲示期間部403のデータである。掲示期間を指定する場合、少なくとも、開始日、または終了日を入力する必要がある。
【0052】
図8は、縮小画像一覧表示領域201を詳細に示す図である。
【0053】
コンテンツC1、コンテンツC2、コンテンツC3、コンテンツC4を用い、ポスターのデータとして、図4に示すデータを用い、設定は、図6に示す設定を用いた場合の表示状態を示す。
【0054】
まず、ポスターの掲示期間部403は、2007/11/30から、2007/12/31までである。
【0055】
コンテンツC1は、コンテンツとしての有効期限がないので、無制限に使用が可能である。そこで、表示の際は、特に特別な描画を行わず、背景701が白く表示されている。
【0056】
コンテンツC2は、有効期限が2007/10/30から2008/05/30である。この有効期限は、ポスター掲示期間を全て含んでいるので、ポスター掲示期間の全期間で、このコンテンツを利用することができる。そこで、コンテンツC2について、表示形態は、期間を満たす場合の設定、すなわち、期間を満たす場合の表示方法選択コンボボックスの設定に合わせ、縮小画像の背景部分702が、青色で描画されている。
【0057】
コンテンツC3は、有効期限が2007/12/10から2007/12/20である。この有効期限は、ポスター掲示期間の一部を含んでいるに過ぎないので、ポスター掲示期間の一部の期間でのみ、このコンテンツを利用することができる。そこで、コンテンツC3について、表示形態は、一部期間を満たす場合の設定、すなわち、一部期間を満たす場合の表示方法選択コンボボックスの設定に合わせ、縮小画像の背景部分703が、黄色で描画されている。
【0058】
コンテンツC4は、有効期限が2008/02/01から2008/12/31である。この有効期限は、ポスター掲示期間を全て含んでいないので、このポスター掲示期間では、このコンテンツを利用することはできない。そこで、コンテンツC4について、表示形態は、期間を満たさない場合の設定、すなわち、期間を満たさない場合の表示方法選択コンボボックスの設定に合わせ、縮小画像一覧表示領域への表示を非表示にしている。図8において、非表示を示すために、コンテンツC4の引出し線を破線で記載してある。
【0059】
次に、上記実施例の動作について説明する。
【0060】
図9は、実施例1において、縮小画像を表示する動作を示すフローチャートである。
【0061】
まず、アプリケーション起動を行うと、所望のパスより、コンテンツが読み込まれ、読み込まれたコンテンツが、縮小画像一覧表示領域201に表示される。この際に表示されるコンテンツとして、有効期限情報を持っているものと、持っていないものとが混在して表示されている。
【0062】
この状態では、ポスタードキュメントが作成されていないので、コンテンツの有効期限に応じて表示が変わることはない。
【0063】
新規ボタン206を選択すると、図7に示す新規ダイアログが起動する。
【0064】
掲示期限を入力した後に、OKボタン1104を選択し、終了すると、ポスタードキュメントが作成され、この直後に、図9に示すフローチャートに従って、縮小画像一覧表示の更新が行なわれる。
【0065】
S901で、ポスタードキュメントから、掲示期間の情報を取得する。S902で、処理する有効期限付きコンテンツがあれば、処理を繰り返す。コンテンツC1のように、特に有効期限がないコンテンツについては、処理を行わない。S903で、コンテンツの有効期限とポスターの掲示期間とを比較する。この結果、ポスターの掲示期間に、コンテンツを使用可能であれば、S904に進み、図5(a)に示す設定に従い、縮小画像の背景を、青色で描画する。
【0066】
上記比較の結果、ポスター掲示期間の一部期間だけ、コンテンツが有効であれば、S905に進み、図5(a)に示す設定に従い、縮小画像の背景を、黄色で描画する。
【0067】
上記比較の結果、ポスター掲示期間の全ての期間について、コンテンツが有効でなければ、図5(a)に示す設定に従い、そのコンテンツを描画しない。
【0068】
図10(a)は、図4に示すポスターの掲示期限に対する、ポスターの掲示期限とコンテンツの期限との関係を示す図である。
【0069】
コンテンツC1、コンテンツC2、コンテンツC3、コンテンツC4、コンテンツC5に関して、表示条件の判定がどのようになるのかを、図10(a)に示してある。
【0070】
この判定結果と、図5(a)に示す設定ダイアログの設定状態とに応じて、縮小画像一覧の描画を変更する。
【0071】
次に、開始日、終了日のいずれも入力しなかった場合の動作について説明する。
【0072】
開始日が入力されなければ、現在の日時を開始日として設定し,有効期限と比較する。
【0073】
また、終了日が入力されない場合、コンテンツの有効期限の終了日があるものについては、全て一部期間を満たすと判定する。
【0074】
図10(b)は、終了日が入力されなかった場合に、各コンテンツとの比較結果を示す図である。
【0075】
なお、ポスターの掲示期間は、2007/12/11からとする。この場合、コンテンツC1は、有効期限の設定がないので、常に有効である。コンテンツC2、コンテンツC3は、開始日が掲示期間を満たすが、終了日が設定されているので、一部期間を満たすと判定する。
【0076】
コンテンツC4は、開始日が遅いが、ポスターの掲示期間の一部が有効であるので,一部期間を満たすと判定する。
【0077】
コンテンツC5は、掲示期間が有効期限と重ならないので、満たさないと判定する。
【0078】
コンテンツC6は、開始日が掲示期間を満たし、終了日がなしの設定であるので、全ての期間を満たすの判定になる。
【0079】
実施例1の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムまたは情報処理装置が読み出し、プログラムを実行することによっても、実施例1を実現することができる。この場合、記録媒体に記録されたプログラムは、実施例1の機能を実現するので、プログラムを記録した記録媒体も、本発明を構成する。
【実施例2】
【0080】
本発明の実施例2の構成は、実施例1の構成と基本的には同様であり、縮小画像一覧表示領域201の表示を変形させた実施例である。
【0081】
図9に示すフローチャートで判別されるのは、全期間利用可能なもの、一部期間利用可能なもの、全期間利用ができないの3種あり、これらを分類毎に分けて表示する。
【0082】
図11は、実施例2において、縮小画像一覧表示領域201を変形させた例を示す図である。
【0083】
領域1201は、全期間利用可能なコンテンツを一覧表示する領域である。領域1201には、利用期限がないコンテンツC1と、利用期限が全利用期間を満たす場合のコンテンツC2とが表示される。
【0084】
領域1202は、一部利用期間を満たすものを表示する領域である。
【0085】
領域1203は、設定ダイアログでの設定が非表示でない場合、全期間利用不可のコンテンツを表示する領域である。
【0086】
これらによって、全期間利用可能なコンテンツが、上段に表示され、つまり優先的に表示され、少ないスクロール操作で、効率的に利用可能なコンテンツを選択することができる。
【0087】
上記実施例によれば、利用期限のあるコンテンツを含むコンテンツ群を表示するコンテンツ群表示の際に、所望の掲示期間有効なものとそうでないものとを区別して、表示することができる。
【0088】
この結果、所望の有効期間に有効なコンテンツのみを使用したポスターを容易に作成することができる。
【0089】
また、所望の掲示期間に対して、全期間を満たすもの、一部期間を満たすもの、全て期間が重ならないものを区別して、表示することによって、掲示期間を調整して、一部期間を満たすものを使用することができる。
【0090】
この結果、有効期限を守りながら、臨機応変なポスターを作成することができる。
【0091】
また、所望の掲示期間を満たさないコンテンツを非表示にすることによって、余分なコンテンツの表示を省き、コンテンツ選択の際に、効率的にコンテンツを選択することができる。
【0092】
上記実施例において、表示手段103は、利用期限が設けられているコンテンツを含むコンテンツ群を表示するコンテンツ群表示手段の例である。
【0093】
入力手段101は、利用期間を入力する利用期間入力手段の例である。
【0094】
中央処理装置102は、上記利用期間入力手段を介して入力された利用期間と、各コンテンツの利用期限とを比較する比較手段の例である。
【0095】
中央処理装置102は、上記比較手段が比較した比較結果を、上記コンテンツ群表示手段に反映させて表示させる表示制御手段の例である。
【0096】
この場合、上記利用期間は、開始日時、終了日時の少なくとも一方が指定される期間である。また、上記比較手段は、上記利用期間入力手段を介して入力された期間が、全期間利用可能であるかどうかを判定する手段である。
【0097】
さらに、上記比較手段は、上記利用期間入力手段を介して入力された期間の一部の期間だけ利用可能であること、上記入力された期間の全期間が利用不可能であることの少なくとも一方を判定する手段である。しかも、上記表示制御手段は、上記判断の結果の表示形態を変更するか、または、上記判断の結果を非表示にする手段である。そして、上記表示制御手段は、上記比較手段の比較結果毎に、コンテンツを分けて表示する手段である。
【0098】
上記実施例を方法の発明として把握することができる。つまり、上記実施例は、利用期限のあるコンテンツを含むコンテンツ群を表示するコンテンツ群表示工程と、利用期間入力手段を介して入力された利用期間と、個々のコンテンツの利用期限とを比較する比較工程と有する表示方法の例である。また、上記実施例は、上記比較工程で比較された結果を、上記コンテンツ群を表示させる際に反映させて表示させる表示制御工程を有する表示方法の例である。
【産業上の利用可能性】
【0099】
本発明は、編集対象のドキュメントの掲示期間に対して全期間、または一部期間有効な期限付きコンテンツを表示することができる。したがって、有効期限の管理機能を有するアプリケーションで有益である。
【符号の説明】
【0100】
100…表示装置、
701…期間制限がない場合の背景、
702…期間を満たす場合の背景、
703…期間を一部満たす場合の背景、
1101…掲示開始日エディットボックス、
1102…掲示終了日エディットボックス。
【技術分野】
【0001】
本発明は、縮小画像をリスト表示する装置、方法に関する。
【背景技術】
【0002】
画像をレイアウトして、ページを作成するソフトウエアや、画像を一覧するビューアで、様々なコンテンツの縮小画像を一覧して表示することがある。
【0003】
また、近年、利用期限付きのコンテンツデータが市場に出回り、これらの利用期限を守りながら所望の用途で、コンテンツを使用することが求められている。
【0004】
コンテンツ毎に、残りの有効期限を、補正の強度、描画に反映して、各コンテンツの残り利用期限を相対的に視覚化し、表示することが知られている。
【0005】
この従来例では、コンテンツの利用可能期限と現在の日時とを比較し、全体に対する残りの期限を、相対的に縮小画像表示に反映させる。
【0006】
これによって、個々のコンテンツの利用可能期限がどの程度経過しているかを把握することができる。
【0007】
また、指定日に有効なドキュメントを一覧表示することが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2006−39654号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ところで、有効期限付き画像を複数配置し、社外掲示用のポスターを作成する場合、このポスターの掲示を予定している一定期間、ポスター内に含まれている有効期限付きデータの有効期限を満たすことが求められることがある。
【0010】
特許文献1記載の発明では、現時点での個々のコンテンツの利用期限経過時間を、視覚的に把握できるが、所望の期間について、コンテンツを利用可能であるかどうかを判断することが困難である。
【0011】
また、特許文献2記載の発明でも、指定日においてドキュメントが有効であるかどうかを判断することが可能であるが、開始日や終了日を指定した指定期間で、有効であるかどうかを判定することができない。
【0012】
したがって、有効期限付きコンテンツを用いて、掲示期間付きのポスターを作成する際に、作業者は、1つずつコンテンツが掲示期間を満たすかどうかを手作業で確認して、作業せざるを得ず、作業が煩雑であるという問題がある。
【0013】
本発明は、コンテンツ群を構成する複数のコンテンツについて、所望の掲示期間の全期間で使用可能なコンテンツと、使用不可能なコンテンツとを区別して表示することができる表示装置を提供することを目的とする。
【0014】
また、本発明は、所望の掲示期間の全期間で使用可能なコンテンツと、上記所望の掲示期間の一部の期間だけ使用可能なコンテンツと、掲示期間と利用期限とが全て重ならないコンテンツとを区別して表示することができる表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明は、利用期限が設けられているコンテンツを含むコンテンツ群を表示するコンテンツ群表示手段と、利用期間を入力する利用期間入力手段と、上記利用期間入力手段を介して入力された利用期間と、各コンテンツの利用期限とを比較する比較手段と、上記比較手段が比較した比較結果を、上記コンテンツ群表示手段に反映させて表示させる表示制御手段とを有する表示装置である。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、コンテンツ群を構成する複数のコンテンツについて、所望の掲示期間の全期間で使用可能なコンテンツと、使用不可能なコンテンツとを区別して表示することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の実施例1である表示装置100のハードウェア構成図である。
【図2】実施例1におけるアプリケーションの画面を示す図である。
【図3】記憶手段104上のコンテンツのデータ構成を示す図である。
【図4】ポスタードキュメントのデータ構成を示す図である。
【図5】設定ダイアログ、表示方法選択コンボボックスのアイテム等の図である。
【図6】図5(a)に示す設定ダイアログの設定例を示す図である。
【図7】ポスタードキュメント新規作成時に表示される新規ダイアログの図である。
【図8】縮小画像一覧表示領域201を詳細に示す図である。
【図9】実施例1において縮小画像を表示する動作のフローチャートである。
【図10】ポスターの掲示期限とコンテンツの期限との関係等を示す図である。
【図11】実施例2において縮小画像一覧表示領域201の変形の図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
発明を実施するための形態は、次の実施例である。
【実施例1】
【0019】
図1は、本発明の実施例1である表示装置100におけるハードウェアの構成を示すブロック図である。
【0020】
表示装置100は、コンピュータ上でポスター作成アプリケーションソフトウェアを動作させ、そのPCにプリンタ等の印刷装置及びスキャナ等の入力装置を接続したシステムである。以下、コンピュータを、「PC」と呼び、アプリケーションソフトウェアを、「アプリケーション」と呼ぶ。図1の点線で囲んだ範囲がPCであり、印刷装置は、印刷手段105であり、スキャナ等の画像入力装置は、画像入力手段106である。この表示装置100は、ポスター作成アプリケーションで使用可能なコンテンツを表示する装置の実施例である。
【0021】
表示装置100は、入力手段101と、中央処理装置102と、表示手段103と、記憶手段104と、印刷手段105と、画像入力手段106と、外部記憶手段107とを有する。
【0022】
入力手段101は、PCのキーボード・マウスなどの入力手段である。中央処理装置102は、PCのCPUであり、このシステムのマネージメント制御、入力画像の入力処理や画像の表示処理、印刷用編集データの生成処理、印刷手段への印刷指示などを行う。表示手段103は、PCのディスプレイであり、ポスター作成アプリケーションの操作画面の表示及びポスターで使用するコンテンツの表示に使用する。
【0023】
記憶手段104は、画像データファイルや編集用の一時ファイルを格納する、PCのハードディスク、RAMなどである。印刷手段105は、プリンタであり、ポスター作成アプリケーションが作成または編集した印刷データをプリント出力する。画像入力手段106は、PCに接続されたフィルムスキャナやフラットベッドスキャナ、デジタルカメラなどである。外部記憶手段107は、フロッピー(登録商標)ドライブやデジタルカメラ等で用いるメモリカード等の記憶媒体とそのドライブ装置に対応している。
【0024】
図2は、実施例1におけるアプリケーションの画面を示す図である。この画面を使用してユーザはポスターの作成・編集を行う。
【0025】
縮小画像一覧表示領域201は、利用可能なコンテンツを一覧表示する。編集ページ部202は、コンテンツを配置し、印刷ボタン205を選択すると、この編集ページ部202が印刷手段105から出力される。新規ボタン206は、新たなポスタードキュメントを生成するためのボタンである。
【0026】
ユーザは、マウスなどの入力手段101によって、縮小画像一覧表示領域201からコンテンツをドラッグし、編集ページ部202にドロップすることによって、ページにコンテンツ203を追加することができる。
【0027】
プロパティボタン204は、縮小画像一覧表示領域201の表示条件と表示形態とを設定するためのボタンである。
【0028】
図3は、記憶手段104上のコンテンツのデータ構成を示す図である。
【0029】
1つのコンテンツデータは、ヘッダー部301と、著作権情報部302と、有効期限部303と、画像部304とによって構成されている。本アプリケーション独自でデータを定義することが可能であり、画像部分は、Jpg、Tiff、PNG、Bmpなどの汎用的なラスター画像や、SVGや、Wmf、Emf、PDF、EPSフォーマットなどのベクター系画像データであるとしてもよい。
【0030】
また、これらのコンテンツデータは、メモリ309に複数、存在し、メモリ309に記憶されているコンテンツC1、コンテンツC2、コンテンツC3、コンテンツC4であるとする。
【0031】
記憶手段104以外にも、外部記憶手段107内に、コンテンツデータが存在しているとしてもよい。
【0032】
図4は、ポスタードキュメントのデータ構成を示す図である。
【0033】
ポスタードキュメントのデータは、ヘッダー部401と、著作権情報部402と、掲示期間部403と、ポスターデータ部404とによって構成されている。上記ポスタードキュメントのデータが、記憶手段104や、外部記憶手段107に存在するとしてもよい。
【0034】
実施例1では、ポスターデータは、SVGファイルであるが、独自のデータ形式や、他の汎用形式を用いるようにしてもよい。
【0035】
図5(a)は、設定ダイアログを示す図である。
【0036】
欄501は、テキストが「期間を満たす」ものであることと、これに対応する表示方法を選択する表示方法選択コンボボックス504とを表示する欄である。
【0037】
欄502は、テキストが「期間を一部満たす」ものであることと、これに対応する表示方法を選択する表示方法選択コンボボックス505とを表示する欄である。
【0038】
欄503は、テキストが「期間を満たさない」ものであることと、これに対応する表示方法を選択する表示方法選択コンボボックス506とを表示する欄である。
【0039】
上記設定ダイアログには、上記各設定を確定させるOKボタン507と、設定を確定せずに終了するキャンセルボタン508とが設けられている。
【0040】
この設定ダイアログは、プロパティボタン204を選択すると起動する。
【0041】
ユーザは、この設定ダイアログで、掲示期間に対する期限付きコンテンツの表示方法をカスタマイズすることができる。
【0042】
図5(b)は、表示方法選択コンボボックスのアイテムの一覧を示す図である。
【0043】
表示方法選択コンボボックスのアイテムは、「赤色で表示」、「青色で表示」、「黄色で表示」、「非表示」によって構成されている。
【0044】
非表示が選択されると、編集ページ部202には、その条件の画像がアプリケーションの画面には表示されない。
【0045】
赤、青、黄色で表示が選択された場合、アプリケーションの縮小画像一覧表示領域において、各コンテンツ画像の周りの背景部分を、所定の色で塗りつぶして表示される。
【0046】
図6は、図5(a)に示す設定ダイアログの設定例を示す図である。
【0047】
条件、期間を満たす場合における表示として、青色が設定され、条件、期間を一部だけ満たす場合における表示として、黄色が設定され、条件、期間を満たさない場合には、非表示が設定されている。
【0048】
図7は、ポスタードキュメントの新規作成を行う際に表示される新規ダイアログを示す図である。
【0049】
掲示開始日エディットボックス1101に、ポスターの掲示の開始日を入力する。掲示終了日エディットボックス1102に、ポスターの掲示の終了日を入力する。OKボタン1104は、設定した値を有効にしてポスタードキュメントを作成する。
【0050】
キャンセルボタン1103は、設定した値を破棄してポスタードキュメント作成を終了するためのボタンである。
【0051】
図7に示すダイアログは、新規ボタン206を選択することによって、表示される。このダイアログで設定した掲示期間が、ポスタードキュメントの掲示期間部403のデータである。掲示期間を指定する場合、少なくとも、開始日、または終了日を入力する必要がある。
【0052】
図8は、縮小画像一覧表示領域201を詳細に示す図である。
【0053】
コンテンツC1、コンテンツC2、コンテンツC3、コンテンツC4を用い、ポスターのデータとして、図4に示すデータを用い、設定は、図6に示す設定を用いた場合の表示状態を示す。
【0054】
まず、ポスターの掲示期間部403は、2007/11/30から、2007/12/31までである。
【0055】
コンテンツC1は、コンテンツとしての有効期限がないので、無制限に使用が可能である。そこで、表示の際は、特に特別な描画を行わず、背景701が白く表示されている。
【0056】
コンテンツC2は、有効期限が2007/10/30から2008/05/30である。この有効期限は、ポスター掲示期間を全て含んでいるので、ポスター掲示期間の全期間で、このコンテンツを利用することができる。そこで、コンテンツC2について、表示形態は、期間を満たす場合の設定、すなわち、期間を満たす場合の表示方法選択コンボボックスの設定に合わせ、縮小画像の背景部分702が、青色で描画されている。
【0057】
コンテンツC3は、有効期限が2007/12/10から2007/12/20である。この有効期限は、ポスター掲示期間の一部を含んでいるに過ぎないので、ポスター掲示期間の一部の期間でのみ、このコンテンツを利用することができる。そこで、コンテンツC3について、表示形態は、一部期間を満たす場合の設定、すなわち、一部期間を満たす場合の表示方法選択コンボボックスの設定に合わせ、縮小画像の背景部分703が、黄色で描画されている。
【0058】
コンテンツC4は、有効期限が2008/02/01から2008/12/31である。この有効期限は、ポスター掲示期間を全て含んでいないので、このポスター掲示期間では、このコンテンツを利用することはできない。そこで、コンテンツC4について、表示形態は、期間を満たさない場合の設定、すなわち、期間を満たさない場合の表示方法選択コンボボックスの設定に合わせ、縮小画像一覧表示領域への表示を非表示にしている。図8において、非表示を示すために、コンテンツC4の引出し線を破線で記載してある。
【0059】
次に、上記実施例の動作について説明する。
【0060】
図9は、実施例1において、縮小画像を表示する動作を示すフローチャートである。
【0061】
まず、アプリケーション起動を行うと、所望のパスより、コンテンツが読み込まれ、読み込まれたコンテンツが、縮小画像一覧表示領域201に表示される。この際に表示されるコンテンツとして、有効期限情報を持っているものと、持っていないものとが混在して表示されている。
【0062】
この状態では、ポスタードキュメントが作成されていないので、コンテンツの有効期限に応じて表示が変わることはない。
【0063】
新規ボタン206を選択すると、図7に示す新規ダイアログが起動する。
【0064】
掲示期限を入力した後に、OKボタン1104を選択し、終了すると、ポスタードキュメントが作成され、この直後に、図9に示すフローチャートに従って、縮小画像一覧表示の更新が行なわれる。
【0065】
S901で、ポスタードキュメントから、掲示期間の情報を取得する。S902で、処理する有効期限付きコンテンツがあれば、処理を繰り返す。コンテンツC1のように、特に有効期限がないコンテンツについては、処理を行わない。S903で、コンテンツの有効期限とポスターの掲示期間とを比較する。この結果、ポスターの掲示期間に、コンテンツを使用可能であれば、S904に進み、図5(a)に示す設定に従い、縮小画像の背景を、青色で描画する。
【0066】
上記比較の結果、ポスター掲示期間の一部期間だけ、コンテンツが有効であれば、S905に進み、図5(a)に示す設定に従い、縮小画像の背景を、黄色で描画する。
【0067】
上記比較の結果、ポスター掲示期間の全ての期間について、コンテンツが有効でなければ、図5(a)に示す設定に従い、そのコンテンツを描画しない。
【0068】
図10(a)は、図4に示すポスターの掲示期限に対する、ポスターの掲示期限とコンテンツの期限との関係を示す図である。
【0069】
コンテンツC1、コンテンツC2、コンテンツC3、コンテンツC4、コンテンツC5に関して、表示条件の判定がどのようになるのかを、図10(a)に示してある。
【0070】
この判定結果と、図5(a)に示す設定ダイアログの設定状態とに応じて、縮小画像一覧の描画を変更する。
【0071】
次に、開始日、終了日のいずれも入力しなかった場合の動作について説明する。
【0072】
開始日が入力されなければ、現在の日時を開始日として設定し,有効期限と比較する。
【0073】
また、終了日が入力されない場合、コンテンツの有効期限の終了日があるものについては、全て一部期間を満たすと判定する。
【0074】
図10(b)は、終了日が入力されなかった場合に、各コンテンツとの比較結果を示す図である。
【0075】
なお、ポスターの掲示期間は、2007/12/11からとする。この場合、コンテンツC1は、有効期限の設定がないので、常に有効である。コンテンツC2、コンテンツC3は、開始日が掲示期間を満たすが、終了日が設定されているので、一部期間を満たすと判定する。
【0076】
コンテンツC4は、開始日が遅いが、ポスターの掲示期間の一部が有効であるので,一部期間を満たすと判定する。
【0077】
コンテンツC5は、掲示期間が有効期限と重ならないので、満たさないと判定する。
【0078】
コンテンツC6は、開始日が掲示期間を満たし、終了日がなしの設定であるので、全ての期間を満たすの判定になる。
【0079】
実施例1の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムまたは情報処理装置が読み出し、プログラムを実行することによっても、実施例1を実現することができる。この場合、記録媒体に記録されたプログラムは、実施例1の機能を実現するので、プログラムを記録した記録媒体も、本発明を構成する。
【実施例2】
【0080】
本発明の実施例2の構成は、実施例1の構成と基本的には同様であり、縮小画像一覧表示領域201の表示を変形させた実施例である。
【0081】
図9に示すフローチャートで判別されるのは、全期間利用可能なもの、一部期間利用可能なもの、全期間利用ができないの3種あり、これらを分類毎に分けて表示する。
【0082】
図11は、実施例2において、縮小画像一覧表示領域201を変形させた例を示す図である。
【0083】
領域1201は、全期間利用可能なコンテンツを一覧表示する領域である。領域1201には、利用期限がないコンテンツC1と、利用期限が全利用期間を満たす場合のコンテンツC2とが表示される。
【0084】
領域1202は、一部利用期間を満たすものを表示する領域である。
【0085】
領域1203は、設定ダイアログでの設定が非表示でない場合、全期間利用不可のコンテンツを表示する領域である。
【0086】
これらによって、全期間利用可能なコンテンツが、上段に表示され、つまり優先的に表示され、少ないスクロール操作で、効率的に利用可能なコンテンツを選択することができる。
【0087】
上記実施例によれば、利用期限のあるコンテンツを含むコンテンツ群を表示するコンテンツ群表示の際に、所望の掲示期間有効なものとそうでないものとを区別して、表示することができる。
【0088】
この結果、所望の有効期間に有効なコンテンツのみを使用したポスターを容易に作成することができる。
【0089】
また、所望の掲示期間に対して、全期間を満たすもの、一部期間を満たすもの、全て期間が重ならないものを区別して、表示することによって、掲示期間を調整して、一部期間を満たすものを使用することができる。
【0090】
この結果、有効期限を守りながら、臨機応変なポスターを作成することができる。
【0091】
また、所望の掲示期間を満たさないコンテンツを非表示にすることによって、余分なコンテンツの表示を省き、コンテンツ選択の際に、効率的にコンテンツを選択することができる。
【0092】
上記実施例において、表示手段103は、利用期限が設けられているコンテンツを含むコンテンツ群を表示するコンテンツ群表示手段の例である。
【0093】
入力手段101は、利用期間を入力する利用期間入力手段の例である。
【0094】
中央処理装置102は、上記利用期間入力手段を介して入力された利用期間と、各コンテンツの利用期限とを比較する比較手段の例である。
【0095】
中央処理装置102は、上記比較手段が比較した比較結果を、上記コンテンツ群表示手段に反映させて表示させる表示制御手段の例である。
【0096】
この場合、上記利用期間は、開始日時、終了日時の少なくとも一方が指定される期間である。また、上記比較手段は、上記利用期間入力手段を介して入力された期間が、全期間利用可能であるかどうかを判定する手段である。
【0097】
さらに、上記比較手段は、上記利用期間入力手段を介して入力された期間の一部の期間だけ利用可能であること、上記入力された期間の全期間が利用不可能であることの少なくとも一方を判定する手段である。しかも、上記表示制御手段は、上記判断の結果の表示形態を変更するか、または、上記判断の結果を非表示にする手段である。そして、上記表示制御手段は、上記比較手段の比較結果毎に、コンテンツを分けて表示する手段である。
【0098】
上記実施例を方法の発明として把握することができる。つまり、上記実施例は、利用期限のあるコンテンツを含むコンテンツ群を表示するコンテンツ群表示工程と、利用期間入力手段を介して入力された利用期間と、個々のコンテンツの利用期限とを比較する比較工程と有する表示方法の例である。また、上記実施例は、上記比較工程で比較された結果を、上記コンテンツ群を表示させる際に反映させて表示させる表示制御工程を有する表示方法の例である。
【産業上の利用可能性】
【0099】
本発明は、編集対象のドキュメントの掲示期間に対して全期間、または一部期間有効な期限付きコンテンツを表示することができる。したがって、有効期限の管理機能を有するアプリケーションで有益である。
【符号の説明】
【0100】
100…表示装置、
701…期間制限がない場合の背景、
702…期間を満たす場合の背景、
703…期間を一部満たす場合の背景、
1101…掲示開始日エディットボックス、
1102…掲示終了日エディットボックス。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用期限が設けられているコンテンツを含むコンテンツ群を表示するコンテンツ群表示手段と;
利用期間を入力する利用期間入力手段と;
上記利用期間入力手段を介して入力された利用期間と、各コンテンツの利用期限とを比較する比較手段と;
上記比較手段が比較した比較結果を、上記コンテンツ群表示手段に反映させて表示させる表示制御手段と;
を有することを特徴とする表示装置。
【請求項2】
請求項1であって、
上記利用期間は、開始日時、終了日時の少なくとも一方が指定される期間であることを特徴とする表示装置。
【請求項3】
請求項1であって、
上記比較手段は、上記利用期間入力手段を介して入力された期間が、全期間利用可能であるかどうかを判定する手段であることを特徴とする表示装置。
【請求項4】
請求項1であって、
上記比較手段は、上記利用期間入力手段を介して入力された期間の一部の期間だけ利用可能であること、上記入力された期間の全期間が利用不可能であることの少なくとも一方を判定する手段であることを特徴とする表示装置。
【請求項5】
請求項1であって、
上記表示制御手段は、上記比較の結果の表示形態を変更するか、または、上記比較の結果を非表示にする手段であることを特徴とする表示装置。
【請求項6】
請求項1であって、
上記表示制御手段は、上記比較手段の比較結果毎に、コンテンツを分けて表示する手段であることを特徴とする表示装置。
【請求項7】
利用期限のあるコンテンツを含むコンテンツ群を表示するコンテンツ群表示工程と;
利用期間入力手段を介して入力された利用期間と、個々のコンテンツの利用期限とを比較する比較工程と;
上記比較工程で比較された結果を、上記コンテンツ群を表示させる際に反映させて表示させる表示制御工程と;
を有することを特徴とする表示方法。
【請求項8】
請求項7であって、
上記利用期間は、少なくとも開始日時、終了日時のいずれかを指定する期間であることを特徴とする表示方法。
【請求項9】
請求項7であって、
上記比較工程は、上記利用期間入力手段を介して入力された期間に対して、全期間利用可能な場合を判定する工程であることを特徴とする表示方法。
【請求項10】
請求項7であって、
上記比較工程は、上記利用期間入力手段を介して入力された期間の一部の期間だけ利用可能であること、上記入力された期間の全期間が利用不可能であることの少なくとも一方を判定する工程であることを特徴とする表示方法。
【請求項11】
請求項7であって、
上記表示制御工程は、上記比較の結果の表示形態を変更するか、または、上記比較の結果を非表示にする工程であることを特徴とする表示方法。
【請求項12】
請求項7であって、
上記表示制御工程は、上記比較工程の結果毎に、コンテンツを分けて表示する工程であることを特徴とする表示方法。
【請求項1】
利用期限が設けられているコンテンツを含むコンテンツ群を表示するコンテンツ群表示手段と;
利用期間を入力する利用期間入力手段と;
上記利用期間入力手段を介して入力された利用期間と、各コンテンツの利用期限とを比較する比較手段と;
上記比較手段が比較した比較結果を、上記コンテンツ群表示手段に反映させて表示させる表示制御手段と;
を有することを特徴とする表示装置。
【請求項2】
請求項1であって、
上記利用期間は、開始日時、終了日時の少なくとも一方が指定される期間であることを特徴とする表示装置。
【請求項3】
請求項1であって、
上記比較手段は、上記利用期間入力手段を介して入力された期間が、全期間利用可能であるかどうかを判定する手段であることを特徴とする表示装置。
【請求項4】
請求項1であって、
上記比較手段は、上記利用期間入力手段を介して入力された期間の一部の期間だけ利用可能であること、上記入力された期間の全期間が利用不可能であることの少なくとも一方を判定する手段であることを特徴とする表示装置。
【請求項5】
請求項1であって、
上記表示制御手段は、上記比較の結果の表示形態を変更するか、または、上記比較の結果を非表示にする手段であることを特徴とする表示装置。
【請求項6】
請求項1であって、
上記表示制御手段は、上記比較手段の比較結果毎に、コンテンツを分けて表示する手段であることを特徴とする表示装置。
【請求項7】
利用期限のあるコンテンツを含むコンテンツ群を表示するコンテンツ群表示工程と;
利用期間入力手段を介して入力された利用期間と、個々のコンテンツの利用期限とを比較する比較工程と;
上記比較工程で比較された結果を、上記コンテンツ群を表示させる際に反映させて表示させる表示制御工程と;
を有することを特徴とする表示方法。
【請求項8】
請求項7であって、
上記利用期間は、少なくとも開始日時、終了日時のいずれかを指定する期間であることを特徴とする表示方法。
【請求項9】
請求項7であって、
上記比較工程は、上記利用期間入力手段を介して入力された期間に対して、全期間利用可能な場合を判定する工程であることを特徴とする表示方法。
【請求項10】
請求項7であって、
上記比較工程は、上記利用期間入力手段を介して入力された期間の一部の期間だけ利用可能であること、上記入力された期間の全期間が利用不可能であることの少なくとも一方を判定する工程であることを特徴とする表示方法。
【請求項11】
請求項7であって、
上記表示制御工程は、上記比較の結果の表示形態を変更するか、または、上記比較の結果を非表示にする工程であることを特徴とする表示方法。
【請求項12】
請求項7であって、
上記表示制御工程は、上記比較工程の結果毎に、コンテンツを分けて表示する工程であることを特徴とする表示方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2010−205231(P2010−205231A)
【公開日】平成22年9月16日(2010.9.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−53127(P2009−53127)
【出願日】平成21年3月6日(2009.3.6)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年9月16日(2010.9.16)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年3月6日(2009.3.6)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】
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