説明

表示装置

【課題】フレキシブル表示パネルの屈曲による弊害を回避させた表示装置の提供。
【解決手段】箱状の機器本体MCと、この機器本体に一端辺が回転可能に接続される表示部PDとを具備し、前記表示部は、前記機器本体側から、回転可能に順次連結された第1筐体FR1、第2筐体FR2、第3筐体FR3と、これら前記第1筐体、第2筐体、第3筐体上に配置されたフレキシブル表示パネルPNLとから構成され、前記フレキシブル表示パネルを第1筐体、第2筐体、第3筐体と、前記機器本体の第1表面SF1、第2側面SD2、第2表面SF2に対向させて配置させることにより、前記フレキシブル表示パネルを前記機器本体と前記1筐体、第2筐体、第3筐体との間に配置される状態で固定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は表示装置に係り、特に、フレキシブルな表示パネルを備える表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
たとえば、液晶表示パネルは、液晶を挟持して対向配置される一対の基板を外囲器としている。液晶は一対の基板の間に形成される環状のシール材によって封止され、該シール材によって囲まれた領域には前記液晶を一構成要素とする多数の画素が形成されて構成されている。
【0003】
また、近年、液晶表示パネルの外囲器を構成する一対の基板は、たとえばガラスに代えて、たとえば樹脂等のフレキシブルな材料で形成したものが知られるに至っている。これにより、液晶表示パネルは、軽量で、落下させても破損することのない構成とすることができる。
【0004】
そして、液晶表示パネル自体を湾曲可能に、即ちフレキシブルにできる特徴を活かし(以下、このような表示パネルをフレキシブル表示パネルと称する場合がある)、たとえば下記特許文献1に示すように、フレキシブル表示パネルを折り畳みできるように構成したもの、あるいは特許文献2に示すように、フレキシブル表示パネルを機器本体に巻き込むようにして配置できるように構成したものが知られている。このような液晶表示パネルは、当該液晶表示パネルを観察する際に広げられた状態で用いられ、当該液晶表示パネルを観察していない間は折り込んで収納される状態にできるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2004−118803号公報
【特許文献2】国際公開WO2008/108645A1号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、液晶表示パネルは、上述したように、対向配置される一対の基板を外囲器とすることから、この外囲器を折り込んだり、湾曲させたりした場合に、一方の基板の伸びに対し他方の基板の伸びが大きく異なるようになる。
【0007】
このことは、これら基板のずれによってシール材等に大きな力が加わり、該シール材に剥がれが生じる等の不都合を免れ得ないものとなる。
【0008】
特に、液晶表示パネルを湾曲等させる状態は、液晶表示パネルの収納時であり、液晶表示パネルを広げて用いる状態よりも時間的に著しく長くなってしまうことを考慮すると、上述した弊害は深刻なものとして把握される。
【0009】
本発明の目的は、湾曲可能なフレキシブル表示パネルの屈曲による弊害を回避させた表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の表示装置は、そのフレキシブル表示パネルを一方の面において凸面となるように湾曲させる場合、同じ一方の面の異なる箇所において凹面となるように湾曲させるようにすることによって、一方の湾曲による弊害を他方の湾曲によって相殺させる構成とするようにしたものである。
【0011】
本発明の構成は、たとえば、以下のようなものとすることができる。
【0012】
(1)本発明の表示装置は、箱状の機器本体と、この機器本体に一端辺が回転可能に接続される表示部とを具備し、
前記表示部は、前記機器本体側から、回転可能に順次連結された第1筐体、第2筐体、第3筐体と、前記第1筐体と前記第2筐体と前記第3筐体とに跨って、これら筐体上に配置された湾曲可能なフレキシブル表示パネルとから構成され、
前記機器本体は、その一つの面である第1表面と、前記第1表面と対向する第2表面と、前記第1表面と前記第2表面との間の面のうち一つのである第1側面と、前記第1側面と対向する第2側面とを有し、
前記表示部の配置状態は、切替可能な第1の配置状態と第2の配置状態とを有し、
前記第1の配置状態は、前記フレキシブル表示パネルの前記第2筐体上の部分が平面状に配置され、
前記第2の配置状態は、前記第1筐体、前記第2筐体、前記第3筐体を、それぞれ、前記機器本体の前記第1表面、前記第2側面、前記第2表面に対向させて配置させることにより、前記フレキシブル表示パネルが前記機器本体と前記1筐体、前記第2筐体、前記第3筐体との間に配置され、
前記表示部の前記機器本体への接続端辺と交差する方向を第1方向とした場合、前記第2の配置状態において、前記第2筐体は、前記フレキシブル表示パネルと対向する面が前記第1方向に沿って底部を有する凹面となっているとともに、前記機器本体の前記第2側面は前記第2筐体の前記凹面に対応した凸面を有し、前記フレキシブル表示パネルの前記第2筐体上の部分は湾曲して配置され、
少なくとも前記第2の配置状態において、前記フレキシブル表示パネルの前記第1筐体上の一方の端辺及び前記フレキシブル表示パネルの第3筐体上の他方の端辺は、前記フレキシブル表示パネルの前記第2筐体上の部分の湾曲方向とは反対側に、前記第1方向に沿って湾曲していることを特徴とする。
【0013】
(2)本発明の表示装置は、箱状の機器本体と、この機器本体に接続された湾曲可能なフレキシブル表示パネルとを具備し、
前記フレキシブル表示パネルを前記機器本体に回巻させ、前記フレキシブル表示パネルの前記機器本体の接続部と反対側の他端を前記接続部に近接させて配置させる配置状態を取り得ることができ、
前記機器本体は、その一つの面である第1表面と、前記第1表面と対向する第2表面と、前記第1表面と前記第2表面との間の面のうち一つのである第1側面と、前記第1側面と対向する第2側面とを有し、
前記フレキシブル表示パネルの機器本体への接続端辺に沿った方向を第1方向とした場合、
前記機器本体の前記第1側面および前記第2側面は、それぞれ、前記第1方向に沿って頂部を有する凸面となっており、
前記機器本体は前記第1方向に延在して形成された突起部を有し、
前記配置状態において、前記フレキシブル表示パネルの前記接続部と前記他端の配置箇所は前記突起部であり、
前記突起部は、前記配置状態の前記フレキシブル表示パネルが対向する側壁面に、前記第1方向に沿って底部を有する凹面が形成されていることを特徴とする。
【0014】
(3)本発明の表示装置は、(2)において、前記突起部は、機器本体において前記第1表面に形成されていることを特徴とする。
【0015】
(4)本発明の表示装置は、(2)において、前記突起部は、機器本体において第2側面に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
【0016】
(5)本発明の表示装置は、箱状の第1機器本体と、一端辺において前記第1機器本体に回転可能に接続される湾曲可能なフレキシブル表示パネルと、このフレキシブル表示パネルの観察する側の面を第1面とし前記第1面と反対側の面を第2面とした場合、前記フレキシブル表示パネルの他端部の第2面に固定された箱状の第2機器本体とを具備し、
前記第1機器本体は、その一つの面である第1表面と、前記第1表面と対向する第2表面と、前記第1表面と前記第2表面との間の面のうち一つのである第1側面と、前記第1側面と対向する第2側面とを有し、
前記第2機器本体は、前記フレキシブル表示パネルを固定する面である第3表面と、前記第3表面と対向する第4表面と、前記第3表面と前記第4表面との間の面のうち前記フレキシブル表示パネルの他端側第3側面と、前記第3側面と対向する第4側面とを有し、
前記フレキシブル表示パネルの前記第1面は、前記第1機器本体側から、前記第1表面、前記第2側面、前記第2表面に接し、前記フレキシブル表示パネルの前記第2面は、前記第2機器本体の前記第3側面、前記第4表面に接して前記第2機器本体が前記第1機器本体に重なって配置される配置状態を取り得ることができ、
前記フレキシブル表示パネルの前記第1機器本体に接続される前記一端辺に沿った方向を第1方向とした場合、前記第1機器本体の前記第2側面、および前記第2機器本体の前記第4側面は、それぞれ、前記第1方向に沿って頂部を有する凸面となっていることを特徴とする。
【0017】
(6)本発明の表示装置は、箱状の機器本体と、この機器本体に一端辺が接続された湾曲可能なフレキシブル表示パネルと、前記機器本体に回転可能に取り付けられたカバーとを具備し、
前記機器本体は、その一つの面である第1表面と、前記第1表面と対向する第2表面と、前記第1表面と前記第2表面との間の面のうち一つのである第1側面と、前記第1側面と対向する第2側面とを有し、
前記フレキシブル表示パネルの機器本体への接続端辺に沿った方向を第1方向とした場合、
前記機器本体の前記第1表面と前記第2表面は、それぞれ、前記第1方向に沿った底部を有する凹面が形成され、前記第2側面は、前記第1方向に沿った頂部を有する凸面が形成され、
前記フレキシブル表示パネルは、その一端において前記機器本体の前記第1表面と前記第1側面の境界部に接続され、前記第1表面、前記第2側面、前記第2表面に沿って前記機器本体を巻き込んで配置し得る配置状態を取り得ることができ、
前記カバーは、前記機器本体側から、回転可能に順次連結された第1カバー部、第2カバー部、第3カバー部を備え、それぞれ、前記機器本体の第1表面、第2側面、第2表面と対向して配置できるとともに、前記第2カバー部は前記第2側面の凸面に対応した凹面を有して形成されていることを特徴とする。
【0018】
(7)本発明の表示装置は、(1)ないし(6)のいずれかにおいて、フレキシブル表示パネルは反射型の液晶表示パネルからなることを特徴とする。
【0019】
(8)本発明の表示装置は、(1)ないし(6)のいずれかにおいて、フレキシブル表示パネルは有機EL表示パネルからなることを特徴とする。
【0020】
(9)本発明の表示装置は、(1)ないし(6)のいずれかにおいて、フレキシブル表示パネルは電子ペーパーからなることを特徴とする。
【0021】
なお、上記した構成はあくまで一例であり、本発明は、技術思想を逸脱しない範囲内で適宜変更が可能である。また、上記した構成以外の本発明の構成の例は、本願明細書全体の記載または図面から明らかにされる。
【発明の効果】
【0022】
上述した表示装置によれば、フレキシブル表示パネルの屈曲による弊害を回避させることができる。
【0023】
本発明のその他の効果については、明細書全体の記載から明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明の表示装置の実施例1を示す構成図である。
【図2】本発明の表示装置の実施例2を示す構成図で、フレキシブルな液晶表示パネルの断面を示す図である。
【図3】本発明の表示装置の実施例3を示す構成図である。
【図4】本発明の表示装置の実施例4を示す構成図である。
【図5】本発明の表示装置の実施例5を示す構成図である。
【図6】本発明の表示装置の実施例6を示す構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。なお、各図および各実施例において、同一または類似の構成要素には同じ符号を付し、説明を省略する。
【実施例1】
【0026】
図1(a)、(b)は、本発明の表示装置の実施例1を示す構成図である。図1(a)はフレキシブル表示パネルを広げた状態を示す斜視図、図1(b)はフレキシブル表示パネルを収納させた状態を示す断面図を示している。
【0027】
図1(a)において、表示装置は、機器本体MCと、この機器本体MCに一端辺が回転可能に接続される表示部DPとで構成されている。
【0028】
機器本体MCは、箱状からなり、後述するフレキシブル表示パネルFPLの各画素を駆動させるための制御回路(図示せず)、およびこの制御回路に電源を供給するための電源(図示せず)等が内蔵されている。機器本体MCにおいて、その一つの面を第1表面SF1、この第1表面と対向する面を第2表面、前記第1表面と前記第2表面との間の面のうち一つの面を第1側面SD1、この第1側面と対向する面を第2側面SD2とした場合、前記表示部DPは、前駆機器本体MCの第1表面SF1と第1側面SD1の境界部に回転機構(図示せず)を介して取り付けられている。また、機器本体MCは、前記第1側面SD1、第2側面SD2において、前記表示部DPの前記機器本体MCへの接続端辺に並行な方向(図中y方向:この明細書において第1方向と称する場合がある)に沿って頂部を有する凸面となっている。この場合、前記第1側壁面SD1は上述のような凸面でなく、平面であってもよい。
【0029】
前記表示部DPは、前記機器本体MC側から、図中x方向へ、回転可能に順次連結された第1筐体FR1、第2筐体FR2、第3筐体FR3と、これら第1筐体FR1、第2筐体FR2、第3筐体FR3上に配置されたフレキシブル表示パネルDPとから構成されている。
【0030】
第1筐体FR1、第2筐体FR2、第3筐体FR3は、図1(a)に示すように、それらの表面が機器本体MCの前記第1表面を含む面とほぼ同一の面内に位置づけられる状態を取り得るようになっている。機器本体MCと第1筐体FR1とを連結する回転機構、第1筐体FR1と第2筐体FR2とを連結する回転機構、第2筐体FR2と第3筐体FR3とを連結する回転機構において、それぞれ隣接する筐体同士の回転規制を図る手段を設けることによって、図1(a)に示す状態を容易に作り得る。この場合、第1筐体FR1、第2筐体FR2、第3筐体FR3上に配置されているフレキシブル表示パネルDPは、表示面が平坦化され、観察できる状態となる。フレキシブル表示パネルPNLはたとえば基板が樹脂等からなる液晶表示パネルから構成され、その機器本体MC側の一端は、たとえばフレキシブル基板FLBを通して機器本体MCに内蔵される制御回路に電気的に接続されるようになっている。ここで、液晶表示パネルからなるフレキシブル表示パネルPNLは、たとえば太陽光等の外来光を利用して表示がなされる反射型によって構成され、いわゆるバックライトと称される光源を具備しないものとなっている。
【0031】
また、第1筐体FR1、第3筐体FR3は、それぞれ、平板状からなっているのに対し、第2筐体FR2は、前記フレキシブル表示パネルPNLとは反対側の面に、図中y方向に沿った底部を有する凸面を有している。すなわち、第1筐体FR1、第2筐体FR2、第3筐体FR3を、それぞれ、図1(b)に示すように、機器本体MCの第1表面SF1、第2側面SD2、第2表面SF2に対向するように配置させることによって、表示部PDを機器本体MCに巻き込むように配置でき、この際、前記第2筐体FR2は、第2側面SD2の凸面に対応できるように上述したような凹面として構成されている。すなわち、前記第2筐体FR2は、フレキシブル表示パネルPNLと対向する面において、図中y方向に沿った底部を有する凹面となっている。
【0032】
これにより、フレキシブル表示パネルPNLは、前記機器本体MCと前記1筐体FR1、第2筐体FR2、第3筐体FR3との間に配置され、表示装置内に収納された状態を取り得る。この場合、フレキシブル表示パネルPNLは、機器本体MCの第2側面SD2と第2筐体FR2との間に挟まれる部分において、第2側面SD2の凸面および第2筐体FR2の凹面に沿って湾曲されるようになる。フレキシブル表示パネルPNLの上述した湾曲は、フレキシブル表示パネルPNLの観察面において凹面となることから、この実施例では、フレキシブル表示パネルPNLの両端部のそれぞれにおいて、観察面が凸面となるように構成されている。これにより、フレキシブル表示パネルPNLの中央部における湾曲による弊害を両端部のそれぞれにおける湾曲によって相殺させるようになっている。
【0033】
図1(b)の図中点線枠A内に示すように、第1筐体FR1のフレキシブル表示パネルPNLに対向する面で機器本体MC側の端辺において、図1(a)の図中y方向に相当する方向に延在される斜面SLP1が形成されている。この斜面SLP1は、機器本体MC側に近づくにつれて高さが低くなる斜面として形成され、前記フレキシブル表示パネルPNLの端辺はこの斜面上に固定されるようになっている。これにより、フレキシブル表示パネルPNLの第1筐体FR1上における一方の端辺部は、その観察面において図1(a)の図中y方向に相当する方向に沿って頂部を有する凸面が形成されるようになる。同様に、図1(b)の図中点線枠B内に示すように、第3筐体FR3のフレキシブル表示パネルPNLに対向する面で機器本体MCから遠ざかる端辺において、図1(a)の図中y方向に相当する方向に延在される斜面SLP2が形成されている。この斜面SLP2は、機器本体MCから遠ざかるにつれて高さが低くなる斜面として形成され、前記フレキシブル表示パネルPNLの端辺はこの斜面上で固定されるようになっている。これにより、フレキシブル表示パネルPNLの第3筐体FR3上における他方の端辺は、その観察面において図1(a)の図中y方向に相当する方向に沿って頂部を有する凸面が形成されるようになる。
【0034】
このように構成された表示装置は、そのフレキシブル表示パネルPNLを一方の面において凹面となるように湾曲させざるを得ない場合であっても、同じ一方の面の異なる箇所において凸面となるように湾曲させるよう構成していることから、一方の湾曲による弊害を他方の湾曲によって相殺させることができ、フレキシブル表示パネルPNLの屈曲による弊害を回避させることができる。
【実施例2】
【0035】
図2は、本発明の表示装置の実施例2を示す構成図である。図2は、図1に示した液晶表示パネルからなるフレキシブル表示パネルPNLの断面図を示している。
【0036】
図2において、フレキシブル表示パネルPNLは、液晶LCを挟持して対向配置される一対の基板SUB1、SUB2を外囲器とし、液晶LCは基板SUB1、SUB2の間に形成される環状のシール材SLによって封止され、該シール材SLによって囲まれた領域には前記液晶を一構成要素とする多数の画素(図示せず)が形成されて構成されている。このように構成されるフレキシブル表示パネルPNLは、実施例1の説明からも明らかなように、収納時において、中央部、および各端辺に近接する箇所において湾曲部BDを有するようになる。このため、この湾曲部BDの箇所における基板SUB1、SUB2のそれぞれに、基板の厚さを小さくするための溝部DNが形成されている。これにより、フレキシブル表示パネルPNLを所定の箇所において湾曲させ易すい構成としている。上述の溝部DNはたとえば選択エッチングによって各基板SUB1SUB2に形成することができる。
【0037】
なお、この実施例2は、実施例1に示したフレキシブル表示パネルPNLに適用させたものであるが、後述の実施例3ないし実施例6に示すフレキシブル表示パネルPNLにも適用することができる。
【実施例3】
【0038】
図3(a)、(b)は、本発明の表示装置の実施例3を示す構成図で、それぞれ、図1(a)、(b)と対応した図となっている。
【0039】
図3(a)において、表示装置は、機器本体MCと、この機器本体MCに接続されるフレキシブル表示パネルPNLとで構成されている。
【0040】
機器本体MCは、箱状からなり、フレキシブル表示パネルFPLの各画素を駆動させるための制御回路、およびこの制御回路に電源を供給するための電源等が内蔵されている。機器本体MCにおいて、図1(a)の場合と同様、その一つの面を第1表面SF1、この第1表面SF1と対向する面を第2表面SF2、前記第1表面SF1と前記第2表面SF2との間の面のうち一つの面を第1側面SD1、この第1側面SD1と対向する面を第2側面SD2とした場合、前記第1側面SD1および第2側面SD2は、それぞれ、図中y方向に沿って頂部を有する凸面となっている。なお、図中y方向は、フレキシブル表示パネルPNLの前記第1機器本体MCに接続される一端辺に沿った方向に一致づけられている。また、前記第1表面SFの中央部において図中y方向に延在する突起部PJが形成されている。突起部PJは、その延在方向(図中y方向)に沿って形成される一対の側壁面SDW1、SDW2を有し、これら側壁面SDW1、SDW2は、それぞれ、前記y方向に沿って底部を有する凹面となっている。
【0041】
前記フレキシブル表示パネルPNLは、その一端辺がフレキシブル基板FLBを介して前記突起部PJの頂部に接続され、前記突起部PJの一方の側壁面SDW1、さらに、前記側壁面SDW1側の機器本体MCの第1表面SFに沿って図中x方向へ延在された状態で配置されている。この場合のフレキシブル表示パネルPNLは平面状になるように配置でき、フレキシブル表示パネルPNLの表示面を観察することができるようになっている。
【0042】
また、フレキシブル表示パネルPNLは、その収納時において、図3(b)に示すように、機器本体MCに回巻させるように配置され、その他方の端辺部(機器本体MCに接続される端辺と反対側の端辺部)は前記突起部PJの側壁面SDW2に当接させた状態で固定されるようになっている。
【0043】
この場合、フレキシブル表示パネルPNLは、機器本体MCの第1側面SD1、第1側面SD2と対向する部分において、表示面側が凸面となる湾曲がなされるようになる。しかし、フレキシブル表示パネルPNLの機器本体MCとの接続がなされる一端辺、この一端辺と反対側の他端辺は、それぞれ、突起部PJの側壁面SDW1、SDW2に当接され、表示面側が凹面となる湾曲がなされるようになる。
【0044】
したがって、このように構成された表示装置も、フレキシブル表示パネルPNLの屈曲による弊害を回避させることができる。
【実施例4】
【0045】
図4(a)、(b)は、本発明の表示装置の実施例4を示す構成図で、それぞれ、図3(a)、(b)と対応した図となっている。
【0046】
図4において、図3の場合と比較して異なる構成は、機器本体MCの突起部PJの形成が第2側面SD2においてなされていることにある。
【0047】
そして、突起部PJの側壁面SDW1、SDW2が図中y方向に沿って底部を有する凹面が形成され、フレキシブル表示パネルPNLの一端辺がフレキシブル基板FLBを介して前記突起部PJの頂部に接続されていることは図3の場合と同様となっている。
【0048】
このように構成した場合、フレキシブル表示パネルPNLを機器本体MCに収納させた状態を示す側面図である図3(b)に示すように、フレキシブル表示パネルPNLは、機器本体MCの第1側面SD1、第2側面SD2と対向する部分において、表示面側が凸となる湾曲がなされるようになる。しかし、フレキシブル表示パネルPNLの機器本体MCとの接続がなされる一端辺、この一端辺と反対側の他端辺は、それぞれ、突起部PJの側壁面SDW1、SDW2に当接され、表示面側が凹面となる湾曲がなされるようになる。
【0049】
したがって、このように構成された表示装置も、フレキシブル表示パネルPNLの屈曲による弊害を回避させることができる。
【実施例5】
【0050】
図5(a)、(b)は、本発明の表示装置の実施例5を示す構成図で、それぞれ、図1(a)、(b)と対応した図となっている。
【0051】
図5(a)において、表示装置は、第1機器本体MC1と、一端辺において前記第1機器本体MC1に回転可能に接続されるフレキシブル表示パネルPNLと、このフレキシブル表示パネルPNLの他端部であって観察面と反対側の面に固定された第2機器本体MC2とから構成されている。
【0052】
機器本体MCは、箱状からなり、フレキシブル表示パネルFPLの各画素を駆動させるための制御回路(図示せず)、およびこの制御回路に電源を供給するための電源(図示せず)等が内蔵されている。フレキシブル表示パネルPNLの一端辺はフレキシブル基板FLBを介して第1機器本体MC1の側面に接続されている。これにより、フレキシブル表示パネルPNLはフレキシブル基板FLBの屈曲によって第1機器本体MC1に対して回転可能に接続されるようになっている。なお、第1機器本体MC2は、制御回路が内蔵されていてもよく、また、内蔵されていなくてもよい。
【0053】
ここで、前記第1機器本体MC1において、その一つの面を第1表面SF1、この第1表面と対向する面を第2表面SF2、前記フレキシブル表示パネルPNLが接続される側面を第1側面SD1、この第1側面SD1と対向する面を第2側面SD2とした場合、第1側面SD1はたとえば平坦面となっているが、第2側面SD2は図中y方向に沿って頂部を有する凸面となっている。なお、図中y方向は、フレキシブル表示パネルPNLの前記第1機器本体MC1に接続される一端辺に沿った方向に一致づけられている。
【0054】
また、前記第2機器本体MC2において、前記フレキシブル表示パネルPNLを固定する面を第1表面SF1'、この第1表面SF1'と対向する面を第2表面SF2'、前記第1表面SF1'と前記第2表面SF2'との間の面のうち前記フレキシブル表示パネルPNLの他端側の側面を第1側面SD1'、この第1側面SD1'と対向する面を第2側面SD1'とした場合、第1側面SD1'は平坦面となっているが、第2側面SD2'は図中y方向に沿って頂部を有する凸面となっている。
【0055】
このように構成される表示装置は、図5(b)に示すように、フレキシブル表示パネルPNLを収納させることができる。すなわち、たとえば、図5(a)に示すように、第1機器本体MC1を図中矢印方向に回転させ、フレキシブル表示パネルPNLの観察面は、第1機器本体MC1の第1表面SF1、第2側面SD2、第2表面SF2に当接し、前記フレキシブル表示パネルの観察面と反対側の面は、第2機器本体MC2の第2側面SD2'、第2表面SF2'に当接されて前記第2機器本体MC2が前記第1機器本体MC1に重ねて配置される状態を取り得るようになっている。
【0056】
このように構成された表示装置は、図5(b)から明らかなように、フレキシブル表示パネルPNLは、その観察面が第1機器本体MC1の第2側面SD2によって凹面となるように湾曲されるようになっても、観察面と反対側の面において第2機器本体MC2の第2側面SD2'によって凹面となるように湾曲されるようになる。したがって、一方の湾曲による弊害を他方の湾曲によって相殺させる構成となっており、フレキシブル表示パネルPNLの屈曲による弊害を回避させることができる。
【0057】
なお、この実施例5において、フレキシブル表示パネルPNLの収納時に、図5に示すようにフレキシブル表示パネルPNLの観察面の一部(図中符号ARで示す)が第2機器本体MC2上において露出される構成となる。このため、この部分において時刻表示等の表示を行うように構成するようにしてもよい。
【実施例6】
【0058】
図6(a)、(b)は、本発明の表示装置の実施例6を示す構成図で、それぞれ、図1(a)、(b)と対応した図となっている。
【0059】
図6(a)において、表示装置は、機器本体MCと、この機器本体MCに一端辺が接続されたフレキシブル表示パネルPNLと、前記機器本体MCに回転可能に取り付けられたカバーCVRとで構成されている。
【0060】
機器本体MCは箱状からなり、フレキシブル表示パネルFPLの各画素を駆動させるための制御回路(図示せず)、およびこの制御回路に電源を供給するための電源(図示せず)等が内蔵されている。
【0061】
前記機器本体MCにおいて、その一つの面を第1表面SF1、この第1表面SF1と対向する面を第2表面SF2、前記第1表面SF1と前記第2表面SF2との間の面のうち一つの面を第1側面SD1、この第1側面SD1と対向する面を第2側面SD2とした場合、前記第1表面SF1と第2表面SF2は、それぞれ、図中y方向に沿った底部を有する凹面が形成され、また、前記第2側面SD2は、図中y方向に沿った頂部を有する凸面が形成されている。
【0062】
フレキシブル表示パネルPNLは、その一端辺において前記機器本体MCの第1表面SF1と第1側面SD1の境界部にフレキシブル基板FLBを介して接続されている。フレキシブル表示パネルPNLは機器本体MC上に該機器本体MCからはみ出すように平板状に配置され、表示を観察することができるようになっている。
【0063】
カバーCVRは、その一端辺において前記機器本体MCの第1側面SD1と第2表面SF2の境界部に回転可能に接続されている。また、カバーCVRは、前記機器本体MC側から、回転可能に順次連結された第1カバー部CV1、第2カバー部CV2、第3カバー部CV3とから構成され、それぞれ、前記機器本体MCの第1表面SF1、第2側面SD2、第2表面SF2と対向して配置できるとともに、前記第2カバーCV2は前記第2側面SF2の凸面に対応した凹面を有して形成されている。
【0064】
このように構成される表示装置は、図6(b)に示すように、フレキシブル表示パネルPNLを収納させることができる。すなわち、フレキシブル表示パネルPNLを、機器本体MCの第1表面SF1、第2側面SD2、第2表面SF2に沿って前記機器本体MCを巻き込んで配置する。そして、カバーCVRを、その第1カバー部CV1、第2カバー部CV2、第3カバー部CV3が、それぞれ、機器本体MCの第1表面SF1、第2側面SD2、第2表面SF2に対向するように回転させる。
【0065】
この場合、フレキシブル表示パネルPNLは、機器本体MCの第1表面SRF1とカバーCVRの第1カバー部CV1の間および機器本体MCの第2表面SRF2とカバーCVRの第2カバー部CV2の間において、観察面が凹面となるように湾曲されるようになる。
【0066】
このため、フレキシブル表示パネルPNLが、機器本体MCの第2側面SD2とカバーCVRの第2カバー部CV2の間において、観察面が凸面となるように湾曲されるようなことがあっても、上述のように観察面において凹面となる湾曲を形成させることにより、一方の湾曲による弊害を他方の湾曲によって相殺させる構成とでき、フレキシブル表示パネルPNLの屈曲による弊害を回避させることができる。
【実施例7】
【0067】
上述した実施例におけるフレキシブル表示パネルPNLは液晶表示パネルを例に挙げて説明したものである。しかし、たとえば、有機EL表示パネルにおいても有機EL素子を形成する基板と前記有機EL素子を封止すための基板を対向配置させて構成するようになっており、これら基板においてフレキシブル性をもたせた場合に同様な課題が生じる。したがって、本発明はフレキシブル表示パネルPNLとして有機EL表示パネルを用いた場合にも適用することができる。また、同様の理由で電子ペーパーを用いた場合にも適用することができる。
【0068】
以上、本発明を実施例を用いて説明してきたが、これまでの各実施例で説明した構成はあくまで一例であり、本発明は、技術思想を逸脱しない範囲内で適宜変更が可能である。また、それぞれの実施例で説明した構成は、互いに矛盾しない限り、組み合わせて用いてもよい。
【符号の説明】
【0069】
MC、MC1、MC2……機器本体、SF1、SF2、SF1'、SF2'……表面、SD1、SD2、SD1'、SD2'……側面、PD……表示部、PNL……フレキシブル表示パネル、FR1、FR2、FR3……筐体、FLB……フレキシブル基板、SLP1、SLP2……斜面、SUB1、SUB2……基板、SL……シール材、LC……液晶、BD……湾曲部、DN……溝部、PJ……突起部、SDW1、SDW2……側壁面、CVR……カバー、CV1、CV2、CV3……カバー部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
箱状の機器本体と、この機器本体に一端辺が回転可能に接続される表示部とを具備し、
前記表示部は、前記機器本体側から、回転可能に順次連結された第1筐体、第2筐体、第3筐体と、前記第1筐体と前記第2筐体と前記第3筐体とに跨って、これら筐体上に配置された湾曲可能なフレキシブル表示パネルとから構成され、
前記機器本体は、その一つの面である第1表面と、前記第1表面と対向する第2表面と、前記第1表面と前記第2表面との間の面のうち一つのである第1側面と、前記第1側面と対向する第2側面とを有し、
前記表示部の配置状態は、切替可能な第1の配置状態と第2の配置状態とを有し、
前記第1の配置状態は、前記フレキシブル表示パネルの前記第2筐体上の部分が平面状に配置され、
前記第2の配置状態は、前記第1筐体、前記第2筐体、前記第3筐体を、それぞれ、前記機器本体の前記第1表面、前記第2側面、前記第2表面に対向させて配置させることにより、前記フレキシブル表示パネルが前記機器本体と前記1筐体、前記第2筐体、前記第3筐体との間に配置され、
前記表示部の前記機器本体への接続端辺と交差する方向を第1方向とした場合、前記第2の配置状態において、前記第2筐体は、前記フレキシブル表示パネルと対向する面が前記第1方向に沿って底部を有する凹面となっているとともに、前記機器本体の前記第2側面は前記第2筐体の前記凹面に対応した凸面を有し、前記フレキシブル表示パネルの前記第2筐体上の部分は湾曲して配置され、
少なくとも前記第2の配置状態において、前記フレキシブル表示パネルの前記第1筐体上の一方の端辺及び前記フレキシブル表示パネルの第3筐体上の他方の端辺は、前記フレキシブル表示パネルの前記第2筐体上の部分の湾曲方向とは反対側に、前記第1方向に沿って湾曲していることを特徴とする液晶表示装置。
【請求項2】
箱状の機器本体と、この機器本体に接続された湾曲可能なフレキシブル表示パネルとを具備し、
前記フレキシブル表示パネルを前記機器本体に回巻させ、前記フレキシブル表示パネルの前記機器本体の接続部と反対側の他端を前記接続部に近接させて配置させる配置状態を取り得ることができ、
前記機器本体は、その一つの面である第1表面と、前記第1表面と対向する第2表面と、前記第1表面と前記第2表面との間の面のうち一つのである第1側面と、前記第1側面と対向する第2側面とを有し、
前記フレキシブル表示パネルの機器本体への接続端辺に沿った方向を第1方向とした場合、
前記機器本体の前記第1側面および前記第2側面は、それぞれ、前記第1方向に沿って頂部を有する凸面となっており、
前記機器本体は前記第1方向に延在して形成された突起部を有し、
前記配置状態において、前記フレキシブル表示パネルの前記接続部と前記他端の配置箇所は前記突起部であり、
前記突起部は、前記配置状態の前記フレキシブル表示パネルが対向する側壁面に、前記第1方向に沿って底部を有する凹面が形成されていることを特徴とする表示装置。
【請求項3】
前記突起部は、機器本体において前記第1表面に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記突起部は、機器本体において第2側面に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
【請求項5】
箱状の第1機器本体と、一端辺において前記第1機器本体に回転可能に接続される湾曲可能なフレキシブル表示パネルと、このフレキシブル表示パネルの観察する側の面を第1面とし前記第1面と反対側の面を第2面とした場合、前記フレキシブル表示パネルの他端部の第2面に固定された箱状の第2機器本体とを具備し、
前記第1機器本体は、その一つの面である第1表面と、前記第1表面と対向する第2表面と、前記第1表面と前記第2表面との間の面のうち一つのである第1側面と、前記第1側面と対向する第2側面とを有し、
前記第2機器本体は、前記フレキシブル表示パネルを固定する面である第3表面と、前記第3表面と対向する第4表面と、前記第3表面と前記第4表面との間の面のうち前記フレキシブル表示パネルの他端側第3側面と、前記第3側面と対向する第4側面とを有し、
前記フレキシブル表示パネルの前記第1面は、前記第1機器本体側から、前記第1表面、前記第2側面、前記第2表面に接し、前記フレキシブル表示パネルの前記第2面は、前記第2機器本体の前記第3側面、前記第4表面に接して前記第2機器本体が前記第1機器本体に重なって配置される配置状態を取り得ることができ、
前記フレキシブル表示パネルの前記第1機器本体に接続される前記一端辺に沿った方向を第1方向とした場合、前記第1機器本体の前記第2側面、および前記第2機器本体の前記第4側面は、それぞれ、前記第1方向に沿って頂部を有する凸面となっていることを特徴とする表示装置。
【請求項6】
箱状の機器本体と、この機器本体に一端辺が接続された湾曲可能なフレキシブル表示パネルと、前記機器本体に回転可能に取り付けられたカバーとを具備し、
前記機器本体は、その一つの面である第1表面と、前記第1表面と対向する第2表面と、前記第1表面と前記第2表面との間の面のうち一つのである第1側面と、前記第1側面と対向する第2側面とを有し、
前記フレキシブル表示パネルの機器本体への接続端辺に沿った方向を第1方向とした場合、
前記機器本体の前記第1表面と前記第2表面は、それぞれ、前記第1方向に沿った底部を有する凹面が形成され、前記第2側面は、前記第1方向に沿った頂部を有する凸面が形成され、
前記フレキシブル表示パネルは、その一端において前記機器本体の前記第1表面と前記第1側面の境界部に接続され、前記第1表面、前記第2側面、前記第2表面に沿って前記機器本体を巻き込んで配置し得る配置状態を取り得ることができ、
前記カバーは、前記機器本体側から、回転可能に順次連結された第1カバー部、第2カバー部、第3カバー部を備え、それぞれ、前記機器本体の第1表面、第2側面、第2表面と対向して配置できるとともに、前記第2カバー部は前記第2側面の凸面に対応した凹面を有して形成されていることを特徴とする表示装置。
【請求項7】
フレキシブル表示パネルは反射型の液晶表示パネルからなることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか記載の表示装置。
【請求項8】
フレキシブル表示パネルは有機EL表示パネルからなることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか記載の表示装置。
【請求項9】
フレキシブル表示パネルは電子ペーパーからなることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか記載の表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−256660(P2010−256660A)
【公開日】平成22年11月11日(2010.11.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−107386(P2009−107386)
【出願日】平成21年4月27日(2009.4.27)
【出願人】(502356528)株式会社 日立ディスプレイズ (2,552)
【Fターム(参考)】