表面にメーキャップを施す方法およびそのような方法を行うためのキット
本発明は、ケラチン物質、特に皮膚、唇、毛、または爪へメーキャップを施す方法であって、以下の工程：a) ケラチン物質に、i)少なくとも１種の揮発性溶媒；およびii)ゼロでない磁化率を有する粒子を含む、少なくとも1種のメーキャップ組成物を施与すること；ならびにb)堆積物に磁場をかけて、該ゼロでない磁化率を有する粒子の配向を変更し、および／または少なくともその幾らかを置換することを含む方法に関する。
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【特許請求の範囲】
【請求項１】
ケラチン物質、特に皮膚、唇、毛または爪をメーキャップする方法であって、以下の工程：
a) ケラチン物質に、
i) 少なくとも１種の揮発性溶媒；および
ii) ゼロでない磁化率を有する粒子
を含む、少なくとも１種のメーキャップ組成物を施与すること；ならびに
b) この堆積物に磁場をかけて、該ゼロでない磁化率を有する粒子の少なくとも一部の配向を変更しおよび／または該少なくとも一部を移動させること
を含む方法。
【請求項２】
組成物が少なくとも１種の膜形成性ポリマーを含む請求項１記載の方法。
【請求項３】
膜形成性ポリマーがシーケンスドポリマーである請求項２記載の方法。
【請求項４】
シーケンスドポリマーが少なくとも３種の明確なシーケンスを含む請求項３記載の方法。
【請求項５】
揮発性溶媒が有機溶媒である請求項１〜４のいずれか１項記載の方法。
【請求項６】
揮発性溶媒が、少なくとも１種の揮発性油を含む請求項５記載の方法。
【請求項７】
揮発性油が炭化水素油である請求項６記載の方法。
【請求項８】
揮発性油がシリコーン油である請求項６記載の方法。
【請求項９】
揮発性油がイソドデカンを含む請求項７記載の方法。
【請求項１０】
ゼロでない磁化率を有する粒子が顔料である請求項１〜９のいずれか１項記載の方法。
【請求項１１】
磁気粒子が金属鉄、特に軟鉄を含む請求項１〜10のいずれか１項記載の方法。
【請求項１２】
磁場がかけられて、組成物上に少なくとも１つの模様を形成する請求項１〜11のいずれか１項記載の方法。
【請求項１３】
永久磁石により磁場がかけられる請求項１〜12のいずれか１項記載の方法。
【請求項１４】
電磁石により磁場がかけられる請求項１〜12のいずれか１項記載の方法。
【請求項１５】
磁場が回転磁場である請求項13または14記載の方法。
【請求項１６】
組成物で覆われた表面の少なくとも１つの領域が磁場にさらされない請求項１〜15のいずれか１項記載の方法。
【請求項１７】
化粧料アプリケーターを用いて組成物が施与される請求項１〜16のいずれか１項記載の方法。
【請求項１８】
磁場の施与後に堆積物が乾燥させられる請求項１〜17のいずれか１項記載の方法。
【請求項１９】
堆積物が、唇上に形成される請求項１記載の方法。
【請求項２０】
堆積物が、爪上に形成される請求項１記載の方法。
【請求項２１】
ケラチン物質をメーキャップするためのキットであって、
・i) 少なくとも１種の揮発性溶媒；および
ii) ゼロでない磁化率を有する粒子
を含むメーキャップ組成物；ならびに
・ 磁気装置
を含むキット。
【請求項２２】
メーキャップ組成物がさらに、少なくとも１種の膜形成性ポリマーを含む請求項21記載のキット。
【請求項２３】
磁気装置が永久磁石を含む請求項21または22記載のキット。
【請求項２４】
組成物が、唇への施与のためのものである請求項21〜23のいずれか１項記載のキット。
【請求項２５】
組成物が、包装、および容器(2)およびアプリケーター(3)を含む施与装置に入れられている請求項21〜24のいずれか１項記載のキット。
【請求項２６】
アプリケーターが、一端に施与部材および他端に握り部材を備えた棒(5)を含む請求項21〜25のいずれか１項記載のキット。
【請求項２７】
揮発性溶媒が少なくとも１種の揮発性油を含む請求項20〜24のいずれか１項記載のキット。
【請求項２８】
・ 少なくとも１種の揮発性溶媒；および
・ 金属鉄、特に軟鉄を含む磁性体
を含む化粧料組成物。
【請求項２９】
揮発性溶媒が揮発性油である請求項28記載の組成物。
【請求項３０】
少なくとも１種の膜形成性ポリマーを含む請求項28または29記載の組成物。
【請求項１】
ケラチン物質、特に皮膚、唇、毛または爪をメーキャップする方法であって、以下の工程：
a) ケラチン物質に、
i) 少なくとも１種の揮発性溶媒；および
ii) ゼロでない磁化率を有する粒子
を含む、少なくとも１種のメーキャップ組成物を施与すること；ならびに
b) この堆積物に磁場をかけて、該ゼロでない磁化率を有する粒子の少なくとも一部の配向を変更しおよび／または該少なくとも一部を移動させること
を含む方法。
【請求項２】
組成物が少なくとも１種の膜形成性ポリマーを含む請求項１記載の方法。
【請求項３】
膜形成性ポリマーがシーケンスドポリマーである請求項２記載の方法。
【請求項４】
シーケンスドポリマーが少なくとも３種の明確なシーケンスを含む請求項３記載の方法。
【請求項５】
揮発性溶媒が有機溶媒である請求項１〜４のいずれか１項記載の方法。
【請求項６】
揮発性溶媒が、少なくとも１種の揮発性油を含む請求項５記載の方法。
【請求項７】
揮発性油が炭化水素油である請求項６記載の方法。
【請求項８】
揮発性油がシリコーン油である請求項６記載の方法。
【請求項９】
揮発性油がイソドデカンを含む請求項７記載の方法。
【請求項１０】
ゼロでない磁化率を有する粒子が顔料である請求項１〜９のいずれか１項記載の方法。
【請求項１１】
磁気粒子が金属鉄、特に軟鉄を含む請求項１〜10のいずれか１項記載の方法。
【請求項１２】
磁場がかけられて、組成物上に少なくとも１つの模様を形成する請求項１〜11のいずれか１項記載の方法。
【請求項１３】
永久磁石により磁場がかけられる請求項１〜12のいずれか１項記載の方法。
【請求項１４】
電磁石により磁場がかけられる請求項１〜12のいずれか１項記載の方法。
【請求項１５】
磁場が回転磁場である請求項13または14記載の方法。
【請求項１６】
組成物で覆われた表面の少なくとも１つの領域が磁場にさらされない請求項１〜15のいずれか１項記載の方法。
【請求項１７】
化粧料アプリケーターを用いて組成物が施与される請求項１〜16のいずれか１項記載の方法。
【請求項１８】
磁場の施与後に堆積物が乾燥させられる請求項１〜17のいずれか１項記載の方法。
【請求項１９】
堆積物が、唇上に形成される請求項１記載の方法。
【請求項２０】
堆積物が、爪上に形成される請求項１記載の方法。
【請求項２１】
ケラチン物質をメーキャップするためのキットであって、
・i) 少なくとも１種の揮発性溶媒；および
ii) ゼロでない磁化率を有する粒子
を含むメーキャップ組成物；ならびに
・ 磁気装置
を含むキット。
【請求項２２】
メーキャップ組成物がさらに、少なくとも１種の膜形成性ポリマーを含む請求項21記載のキット。
【請求項２３】
磁気装置が永久磁石を含む請求項21または22記載のキット。
【請求項２４】
組成物が、唇への施与のためのものである請求項21〜23のいずれか１項記載のキット。
【請求項２５】
組成物が、包装、および容器(2)およびアプリケーター(3)を含む施与装置に入れられている請求項21〜24のいずれか１項記載のキット。
【請求項２６】
アプリケーターが、一端に施与部材および他端に握り部材を備えた棒(5)を含む請求項21〜25のいずれか１項記載のキット。
【請求項２７】
揮発性溶媒が少なくとも１種の揮発性油を含む請求項20〜24のいずれか１項記載のキット。
【請求項２８】
・ 少なくとも１種の揮発性溶媒；および
・ 金属鉄、特に軟鉄を含む磁性体
を含む化粧料組成物。
【請求項２９】
揮発性溶媒が揮発性油である請求項28記載の組成物。
【請求項３０】
少なくとも１種の膜形成性ポリマーを含む請求項28または29記載の組成物。
【図１】
【図２】
【図３】
【図２】
【図３】
【公表番号】特表２００８−５１５８６５（Ｐ２００８−５１５８６５Ａ）
【公表日】平成２０年５月１５日（２００８．５．１５）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００７−５３５２０７（Ｐ２００７−５３５２０７）
【出願日】平成１７年７月８日（２００５．７．８）
【国際出願番号】ＰＣＴ／ＦＲ２００５／０５０５６３
【国際公開番号】ＷＯ２００６／０３７９０５
【国際公開日】平成１８年４月１３日（２００６．４．１３）
【出願人】（５９５１００３７０）ロレアル (108)
【氏名又は名称原語表記】Ｌ′ＯＲＥＡＬ
【Ｆターム（参考）】
【公表日】平成２０年５月１５日（２００８．５．１５）
【国際特許分類】
【出願日】平成１７年７月８日（２００５．７．８）
【国際出願番号】ＰＣＴ／ＦＲ２００５／０５０５６３
【国際公開番号】ＷＯ２００６／０３７９０５
【国際公開日】平成１８年４月１３日（２００６．４．１３）
【出願人】（５９５１００３７０）ロレアル (108)
【氏名又は名称原語表記】Ｌ′ＯＲＥＡＬ
【Ｆターム（参考）】
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