説明

表題付与装置、表題付与方法、及びプログラム

【課題】複数の画像に互いに異なる適切な表題を付与することができる表題付与装置を提供すること。
【解決手段】複数の撮像画像を格納する画像格納部と、複数の撮像画像が撮像された撮像時刻を格納する撮像時刻格納部と、期間に対応づけて、当該期間を含む時間幅の異なる複数の期間にそれぞれ関連する複数の用語を格納する期間用語格納部と、撮像時刻を含む期間に対応づけて期間用語格納部が格納する用語を選択する期間用語選択部と、選択された用語を用いて撮像画像に表題を付与する表題付与部とを備えた。表題付与部が第1撮像画像と第2撮像画像とに同一の表題を付与した場合、期間用語選択部は、第1撮像画像の撮像時刻に対応づけて期間用語格納部が格納する用語のうち、前回第1撮像画像に付与された用語より時間幅の短い期間に関連する第1の用語を選択し、表題付与部は当該第1の用語を用いて、第1撮像画像に表題を再付与する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表題付与装置、表題付与方法、及びプログラムに関する。特に本発明は、撮像された画像に表題を付与する表題付与装置、表題付与方法、及び表題装置用のプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
デジタルスチルカメラ等で取得された画像データに付帯された日時、位置情報等と、あらかじめ登録されている地図情報、季節行事の知識、暦の知識等とから、画像データのコンテキストを推定して、推定結果に基づいて画像データのタイトル付けをする技術が公開されている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2002−10178号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、特許文献1の技術によって複数の画像データにタイトルを付けると、複数の画像データに同じタイトルが付されてしまう場合がある。したがって、同じタイトルが付された画像をユーザが区別して管理したいとき等には、ユーザがそれぞれ手入力で登録し直す等といった煩雑な作業が必要であった。
【0004】
そこで本発明は、上記の課題を解決することができる表題付与装置、表題付与方法、及びプログラムを提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1の形態における表題付与装置は、複数の撮像画像を格納する画像格納部と、画像格納部が格納する複数の撮像画像が撮像された撮像時刻を格納する撮像時刻格納部と、期間に対応づけて、当該期間を含む時間幅の異なる複数の期間にそれぞれ関連する複数の用語を格納する期間用語格納部と、撮像時刻格納部が格納する撮像時刻を含む期間に対応づけて期間用語格納部が格納する用語を選択する期間用語選択部と、期間用語選択部が選択した用語を用いて、画像格納部が格納する撮像画像に表題を付与する表題付与部とを備え、表題付与部が、第1撮像画像と第2撮像画像とに同一の表題を付与した場合、期間用語選択部は、第1撮像画像の撮像時刻に対応づけて期間用語格納部が格納する用語のうち、前回第1撮像画像に付与された用語より時間幅の短い期間に関連する第1の用語を選択し、表題付与部は、期間用語選択部が選択した第1の用語を用いて、第1撮像画像に表題を再付与する。
【0006】
表題付与部が、第1撮像画像と第2撮像画像とに同一の表題を付与した場合、期間用語選択部は、さらに、第2撮像画像の撮像時刻に対応づけて期間用語格納部が格納する用語のうち、前回第2撮像画像に付与された用語より時間幅の短い期間に関連する、第1の用語と異なる第2の用語を選択し、表題付与部は、期間用語選択部が選択した第2の用語を用いて、第2撮像画像に表題を再付与してよい。
【0007】
画像格納部は、複数の撮像画像を含む撮像画像群を格納しており、期間用語選択部は、画像格納部が格納する撮像画像群に含まれる、複数の撮像画像の撮像時刻を含む撮像期間内の時刻に対応づけて期間用語格納部が格納する用語を選択し、表題付与部は、期間用語選択部が選択した用語を用いて、画像格納部が格納する撮像画像群に表題を付与してよい。
【0008】
本発明の第2の形態における表題付与方法は、複数の撮像画像を格納する画像格納段階と、画像格納段階において格納される複数の撮像画像が撮像された撮像時刻を格納する撮像時刻格納段階と、期間に対応づけて、当該期間を含む時間幅の異なる複数の期間にそれぞれ関連する複数の用語を格納する期間用語格納段階と、撮像時刻格納段階において格納される撮像時刻を含む期間に対応づけて期間用語格納段階において格納される用語を選択する期間用語選択段階と、期間用語選択段階において選択された用語を用いて、画像格納段階において格納される撮像画像に表題を付与する表題付与段階とを備え、表題付与段階において、第1撮像画像と第2撮像画像とに同一の表題が付与された場合、期間用語選択段階において、第1撮像画像の撮像時刻に対応づけて期間用語格納段階において格納される用語のうち、前回第1撮像画像に付与された用語より時間幅の短い期間に関連する第1の用語を選択し、表題付与段階において、期間用語選択段階において選択された第1の用語を用いて、第1撮像画像に表題を再付与する。
【0009】
本発明の第3の形態によると、撮像画像に表題を付与する表題付与装置用のプログラムであって、表題付与装置を、複数の撮像画像を格納する画像格納部、画像格納部が格納する複数の撮像画像が撮像された撮像時刻を格納する撮像時刻格納部、期間に対応づけて、当該期間を含む時間幅の異なる複数の期間にそれぞれ関連する複数の用語を格納する期間用語格納部、撮像時刻格納部が格納する撮像時刻を含む期間に対応づけて期間用語格納部が格納する用語を選択する期間用語選択部、期間用語選択部が選択した用語を用いて、画像格納部が格納する撮像画像に表題を付与する表題付与部として機能させ、表題付与部が、第1撮像画像と第2撮像画像とに同一の表題を付与した場合、期間用語選択部に、第1撮像画像の撮像時刻に対応づけて期間用語格納部が格納する用語のうち、前回第1撮像画像に付与された用語より時間幅の短い期間に関連する第1の用語を選択させ、表題付与部に、期間用語選択部が選択した第1の用語を用いて、第1撮像画像に表題を再付与させる。
【0010】
本発明の第4の形態における表題付与装置は、複数の撮像画像を格納する画像格納部と、画像格納部が格納する複数の撮像画像が撮像された撮像位置を格納する撮像位置格納部と、位置に対応づけて、当該位置を含む広さの異なる複数の地域にそれぞれ関連する複数の用語を格納する地域用語格納部と、撮像位置格納部が格納する撮像位置に対応づけて地域用語格納部が格納する用語を選択する地域用語選択部と、地域用語選択部が選択した用語を用いて、画像格納部が格納する撮像画像に表題を付与する表題付与部とを備え、表題付与部が、第1撮像画像と第2撮像画像とに同一の表題を付与した場合、地域用語選択部は、第1撮像画像の撮像位置に対応づけて地域用語格納部が格納する用語のうち、前回第1撮像画像に付与された用語より狭い地域に関連する第1の用語を選択し、表題付与部は、地域用語選択部が選択した第1の用語を用いて、第1撮像画像に表題を再付与する。
【0011】
表題付与部が、第1撮像画像と第2撮像画像とに同一の表題を付与した場合、地域用語選択部は、さらに、第2撮像画像の撮像位置に対応づけて地域用語格納部が格納する用語のうち、前回第2撮像画像に付与された用語より狭い地域に関連する、第1の用語と異なる第2の用語を選択し、表題付与部は、地域用語選択部が選択した第2の用語を用いて、第2撮像画像に表題を再付与してよい。
【0012】
画像格納部は、複数の撮像画像を含む撮像画像群を格納しており、地域用語選択部は、画像格納部が格納する撮像画像群に含まれる、複数の撮像画像の撮像位置を含む撮像地域内の位置に対応づけて地域用語格納部が格納する用語を選択し、表題付与部は、地域用語選択部が選択した用語を用いて、画像格納部が格納する撮像画像群に表題を付与してよい。
【0013】
本発明の第5の形態における表題付与方法は、複数の撮像画像を格納する画像格納段階と、画像格納段階において格納される複数の撮像画像が撮像された撮像位置を格納する撮像位置格納段階と、位置に対応づけて、当該位置を含む広さの異なる複数の地域にそれぞれ関連する複数の用語を格納する地域用語格納段階と、撮像位置格納段階において格納される撮像位置に対応づけて地域用語格納段階において格納される用語を選択する地域用語選択段階と、地域用語選択段階において選択された用語を用いて、画像格納段階において格納される撮像画像に表題を付与する表題付与段階とを備え、表題付与段階において、第1撮像画像と第2撮像画像とに同一の表題が付与された場合、地域用語選択段階は、第1撮像画像の撮像位置に対応づけて地域用語格納段階において格納される用語のうち、前回第1撮像画像に付与された用語より狭い地域に関連する第1の用語を選択し、表題付与段階は、地域用語選択段階において選択された第1の用語を用いて、第1撮像画像に表題を再付与する。
【0014】
本発明の第6の形態によると、撮像画像に表題を付与する表題付与装置用のプログラムであって、表題付与装置を、複数の撮像画像を格納する画像格納部、画像格納部が格納する複数の撮像画像が撮像された撮像位置を格納する撮像位置格納部、位置に対応づけて、当該位置を含む広さの異なる複数の地域にそれぞれ関連する複数の用語を格納する地域用語格納部、撮像位置格納部が格納する撮像位置に対応づけて地域用語格納部が格納する用語を選択する地域用語選択部、地域用語選択部が選択した用語を用いて、画像格納部が格納する撮像画像に表題を付与する表題付与部として機能させ、表題付与部が、第1撮像画像と第2撮像画像とに同一の表題を付与した場合、地域用語選択部に、第1撮像画像の撮像位置に対応づけて地域用語格納部が格納する用語のうち、前回第1撮像画像に付与された用語より狭い地域に関連する第1の用語を選択させ、表題付与部に、地域用語選択部が選択した第1の用語を用いて、第1撮像画像に表題を再付与させる。
【0015】
なお上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた発明となりうる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、複数の画像に互いに異なる適切な表題を付与する表題付与装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、発明の実施形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0018】
図1は、本発明の一実施形態に係る表題付与装置100の利用環境の一例を示す。図1では、撮像された画像に表題を付与して液晶ディスプレイ等の出力部110に表示するパーソナルコンピュータを、表題付与装置100の一例として示す。表題付与装置100は、デジタルスチルカメラ等を用いて撮像した複数の画像を、当該画像が撮像された撮像場所及び撮像時刻とともに保存している。そして表題付与装置100は、ユーザ180によって選択された画像を表示するときに、画像の撮像時刻及び撮像場所に関連する表題を画像とともに記録する。そして表題付与装置100は、画像に表題を合成して出力部110に表示する。例えば、表題付与装置100は、2004年の春に金閣寺で撮像された画像を表示するときには、「2004年春、京都にて」等の表題を付与して、当該画像とともに出力部110に表示する。なお、表題付与装置100は、複数の画像のそれぞれに表題を付与してもよく、複数の画像を含むアルバムに付けるタイトル等、複数の画像に一の表題を付与してもよい。
【0019】
また、表題付与装置100は、出力部110の画面に一度に表示する複数の画像に、それぞれ異なる表題を付与する。例えば、表題付与装置100は、金閣寺及び京都駅で撮像した二つの画像に「2004年春、京都にて」というような同一の表題を付与せず、例えばそれぞれの画像の撮像時刻及び撮像場所を限定する表題、例えばそれぞれの画像に「2004年5月、金閣寺にて」及び「2004年5月、京都駅にて」という表題を付与する。また、表題付与装置100は、複数のアルバムにそれぞれ異なる表題を付与すべく、複数のアルバムに同じ表題を付与することになる場合には、それぞれのアルバムに含まれる画像の撮像時刻の範囲及び撮像場所の範囲を限定する用語を用いて表題を付与し直す。
【0020】
また、表題付与装置100は、画像に写っている人物の顔から被撮像者を識別する。また、表題付与装置100は、表題付与装置100に備えられた撮像部102によって撮像されたユーザ180の顔、及び/又は表題付与装置100に備えられた録音部104によって録音されたユーザ180の声から、画像を閲覧するユーザ180を識別する。そして、表題付与装置100は、ユーザ180と被撮像者との人物関係に応じた表題を画像に付与する。例えば、表題付与装置100は、ユーザ180の孫が被撮像者であると判断したときには、「2004年春、孫と京都にて」という表題を画像に付与する。
【0021】
なお、表題付与装置100は、パーソナルコンピュータの他にも、電子フォトスタンド、HDTV等の、画像を画面に表示する機器であってよい。また、他にも、表題付与装置100はデジタルスチルカメラ、カメラ付携帯電話、PDA等であってよく、画像を撮像するとともに、当該画像に表題を付与して画面に表示してもよい。また、表題付与装置100は、プリンタ等の、画像を印刷する装置であってもよく、画像と表題を印刷出力してもよい。他にも、表題付与装置100は、付与した表題に基づいて複数の画像を管理してもよい。例えば表題付与装置100は、複数の画像に付与した表題を名前に持つディレクトリに、当該複数の画像を格納することによって複数の画像を管理してもよい。
【0022】
以上説明した表題付与装置100によれば、画像に適切な表題を自動的に付けてユーザ180に提供することができる。このため、ユーザ180は多くの画像の内容に適した表題を決定して登録するといった手間をかけることなく、画像を楽しく鑑賞することができる。
【0023】
図2は、表題付与装置100のブロック構成の一例を示す。表題付与装置100は、撮像部102、録音部104、出力部110、撮像画像格納部210、顔画像格納部212、被撮像者判断部214、閲覧者判断部216、声格納部218、出力制御部220、出力時刻取得部222、期間用語格納部270、期間用語選択部272、撮像期間判定部274、撮像時刻格納部276、表題付与部282、人物関係格納部284、基準位置格納部286、地域用語格納部290、地域用語選択部292、撮像地域判定部294、及び撮像位置格納部296を備える。
【0024】
撮像画像格納部210は、複数の撮像画像を含む撮像画像群を格納する。撮像位置格納部296は、撮像画像格納部210が格納する複数の撮像画像のそれぞれが撮像された撮像位置を格納する。また、撮像時刻格納部276は、撮像画像格納部210が格納する複数の撮像画像のそれぞれが撮像された撮像時刻を格納する。例えば、撮像画像格納部210は、複数の撮像画像を識別する画像IDに対応づけて撮像画像を格納する。また、撮像位置格納部296は、画像IDに対応づけて、当該撮像画像が撮像されたタイミングでGPS衛星から受信した緯度及び経度情報を格納する。また、撮像時刻格納部276は、画像IDに対応づけて、撮像画像が撮像された撮像時刻を格納する。
【0025】
撮像期間判定部274は、撮像時刻格納部276が格納する撮像時刻を含む撮像期間及び撮像時期を判定する。例えば、撮像期間判定部274は、撮像時刻格納部276が格納する、複数の撮像画像を含む撮像画像群が撮像された撮像時刻のうち、時間的に最も古い撮像時刻と時間的に最も新しい撮像時刻の間の時間範囲を判定する。
【0026】
期間用語格納部270は、期間及び時期に対応づけて、当該期間及び時期に関連する用語を格納する。なお、期間用語格納部270は、期間及び時期に対応づけて、当該期間及び時期を含む時間幅の異なる複数の期間にそれぞれ関連する複数の用語を格納している。例えば、期間用語格納部270は、2004年の10月に関連する用語として「10月」、「秋」、「2004年」等、時間幅の異なる複数の期間に関連する用語を格納する。
【0027】
そして期間用語選択部272は、撮像画像格納部210が格納する撮像画像群に含まれる、複数の撮像画像の撮像時刻を含む撮像期間内の時刻に対応づけて期間用語格納部270が格納する用語を選択する。具体的には、期間用語選択部272は、撮像時刻格納部276が格納する撮像時刻を含む期間に対応づけて期間用語格納部270が格納する用語を選択する。より具体的には、期間用語選択部272は、撮像期間判定部274が判定した撮像期間及び撮像時期に対応づけて期間用語格納部270が格納する用語を選択する。例えば、期間用語選択部272は、10月に撮像された画像が撮像画像格納部210に格納されていると撮像期間判定部274によって判定された場合に、期間用語格納部270が格納する用語の中から「10月」を選択する。
【0028】
表題付与部282は、撮像期間判定部274が判定した撮像期間及び撮像時期を含む期間及び時期に対応づけて期間用語格納部270が格納する用語を用いて、撮像画像格納部210が格納する撮像画像群に表題を付与する。具体的には、表題付与部282は、期間用語選択部272が選択した用語を用いて、撮像画像格納部210が格納する撮像画像に表題を付与する。
【0029】
出力部110は、撮像画像格納部210が格納する撮像画像群に含まれる複数の画像を出力するとともに、表題付与部282が付与した表題を出力する。具体的には、出力制御部220が、撮像画像格納部210が格納する撮像画像を出力部110に出力させるとともに、表題付与部282が付与した表題を出力部110に出力させる。なお、出力部110は、液晶等の、画像を表示する表示デバイスであってよく、画像を印刷して出力する印刷デバイスであってもよい。また、出力部110は、画像を出力するデバイスとは異なるデバイスに表題を出力してもよい。
【0030】
出力時刻取得部222は、撮像画像格納部210が格納する複数の撮像画像の出力が要求された出力時刻を取得する。そして、表題付与部282は、撮像期間判定部274が判定した撮像期間及び撮像時期に含まれる撮像時刻と、出力時刻取得部222が取得した出力時刻との差がより長い場合に、期間用語格納部270が格納する複数の用語のうちの、より時間幅が広い期間に関連する用語を用いて表題を付与する。
【0031】
例えば、期間用語選択部272は、撮像画像を2004年の冬に出力するよう要求された場合には、期間用語格納部270が格納する「秋」を選択し、5年後に出力するよう要求された場合には、より時間幅が広い期間に関連する「2004年」を選択する。このため、期間用語選択部272は、ユーザ180にとって分かり易い用語を表題付与部282に提供することができる。
【0032】
撮像地域判定部294は、撮像位置格納部296が格納する撮像位置を含む撮像地域を判定する。例えば、撮像期間判定部274は、複数の撮像画像を含む撮像画像群が撮像された撮像位置として撮像位置格納部296が格納する複数の撮像位置を含む領域を判定する。
【0033】
地域用語格納部290は、位置に対応づけて、当該位置を含む地域に関連する用語を格納する。なお、地域用語格納部290は、位置に対応づけて、当該位置を含む広さの異なる複数の地域にそれぞれ関連する複数の用語を格納する。例えば地域用語格納部290は、金閣寺の位置の緯度及び経度に対応付けて、「金閣寺」、「京都市」、「京都府」、「日本」等の、広さの異なる複数の地域に関連する用語を格納する。
【0034】
そして地域用語選択部292は、撮像画像格納部210が格納する撮像画像群に含まれる、複数の撮像画像の撮像位置を含む撮像地域内の位置に対応づけて期間用語格納部270が格納する用語を選択する。具体的には、地域用語選択部292は、撮像位置格納部296が格納する撮像位置に対応づけて地域用語格納部290が格納する用語を選択する。より具体的には、地域用語選択部292は、撮像地域判定部294が判定した撮像地域に対応づけて地域用語格納部290が格納する用語を選択する。
【0035】
表題付与部282は、撮像地域判定部294が判定した撮像地域内の位置に対応づけて地域用語格納部290が格納する用語をさらに用いて、撮像画像格納部210が格納する撮像画像群に表題を付与する。具体的には、表題付与部282は、地域用語選択部292が選択した用語を用いて、撮像画像格納部210が格納する撮像画像に表題を付与する。
【0036】
基準位置格納部286は、予め設定された基準位置を格納する。そして、表題付与部282は、撮像地域判定部294が判定した撮像地域に含まれる撮像位置と、基準位置格納部286が格納する基準位置との差がより遠い場合に、地域用語格納部290が格納する複数の用語のうちの、より広い地域に関連する用語を用いて表題を付与する。例えば、基準位置格納部286は、表題付与装置100を所有するユーザ180の自宅の位置等、ユーザ180が生活の拠点としている位置を格納する。そして、地域用語選択部292は、ユーザ180の自宅の位置と撮像位置との間の距離が遠くなる程、より広い地域に関連する用語、例えば「京都市」、「京都府」、「日本」の順で用語を選択する。そして、表題付与部282は、例えば日本以外の国に在住しているユーザ180が金閣寺で撮像した画像を閲覧するときには「日本の思い出」という表題を画像に付与する。そして、表題付与部282は、例えば京都に在住しているユーザ180が同じ画像を閲覧するときには「日本の思い出」等のようなユーザ180が違和感を感じる表題ではなく、「金閣寺の思い出」等の、ユーザ180にとって自然な表題を画像に付与する。
【0037】
顔画像格納部212は、人物に対応づけて人物の顔画像を格納する。被撮像者判断部214は、撮像画像格納部210が格納する撮像画像の被撮像者を判断する。具体的には、被撮像者判断部214は、撮像画像格納部210が格納する撮像画像と、顔画像格納部212が格納する顔画像とを比較することにより、撮像画像格納部210が格納する撮像画像の被撮像者を判断する。
【0038】
撮像部102は、出力部110が出力する撮像画像を閲覧する閲覧者を撮像する。閲覧者判断部216は、出力部110が出力する撮像画像を閲覧する閲覧者を判断する。具体的には、閲覧者判断部216は、撮像部102が撮像した閲覧者画像と、顔画像格納部212が格納する顔画像とを比較することにより、出力部110が出力する撮像画像を閲覧する閲覧者を判断する。
【0039】
声格納部218は、人物に対応づけて人物の声を格納する。録音部104は、出力部110が出力する撮像画像を閲覧する閲覧者の声を録音する。そして、閲覧者判断部216は、録音部104が録音した声と、声格納部218が格納する声とを比較することにより、出力部110が出力する撮像画像を閲覧する閲覧者を判断する。例えば、声格納部218は、人物に対応づけて声紋データを格納しておく。そして、閲覧者判断部216は、録音部104によって録音された音声の声紋と声格納部218に格納された声紋データを照合することによって、閲覧者を判断する。
【0040】
人物関係格納部284は、複数の人物の相互関係を格納する。表題付与部282は、被撮像者判断部214が判断した被撮像者と、閲覧者判断部216が判断した閲覧者との関係に基づいて、撮像画像格納部210が格納する撮像画像群に表題を付与する。具体的には、表題付与部282は、人物関係格納部284が格納する複数の人物の相互関係に基づいて、被撮像者判断部214が判断した被撮像者と、閲覧者判断部216が判断した閲覧者との関係を判断する。例えば、人物関係格納部284は、「父」、「兄」といった人物関係を格納しておく。そして、表題付与部282は、人物関係格納部284が格納する人物関係を含む表題を画像に付与する。
【0041】
なお、被撮像者判断部214は、撮像画像格納部210が格納する複数の撮像画像のそれぞれの被撮像者を判断する。そして、表題付与部282は、被撮像者判断部214が判断した複数の被撮像者のうちの最も多くの撮像画像の被撮像者と、閲覧者判断部216が判断した閲覧者との関係に基づいて、撮像画像格納部210が格納する撮像画像群に表題を付与する。このため、被撮像者判断部214は、例えば観光地で撮像した撮像画像に、ユーザ180にとって関係のない観光客が写り込んでいても、ユーザ180が意図した被撮像者を適切に判断することができる。
【0042】
なお、表題付与部282が、第1撮像画像と第2撮像画像とに同一の表題を付与した場合、期間用語選択部272は、第1撮像画像の撮像時刻に対応づけて期間用語格納部270が格納する用語のうち、前回第1撮像画像に付与された用語より時間幅の短い期間に関連する第1の用語を選択する。そして、期間用語選択部272は、さらに、第2撮像画像の撮像時刻に対応づけて期間用語格納部270が格納する用語のうち、前回第2撮像画像に付与された用語より時間幅の短い期間に関連する、第1の用語と異なる第2の用語を選択する。そして、表題付与部282は、期間用語選択部272が選択した第1の用語を用いて、第1撮像画像に表題を再付与する。さらに、表題付与部282は、期間用語選択部272が選択した第2の用語を用いて、第2撮像画像に表題を再付与する。
【0043】
なお、ユーザ180が作成した既存のアルバム等の第2撮像画像群に付与されている表題と、ユーザ180が新たに作成したアルバム等の第1撮像画像群に付与された表題とが同一となった場合、期間用語選択部272は第1撮像画像群に付与された用語より時間幅の短い期間に関連する用語を新たに選択する。そして、表題付与部282は期間用語選択部272によって新たに選択された用語を用いて第1撮像画像群に表題を再付与する。さらに、期間用語選択部272は、第2撮像画像群に付与された用語より時間幅の短い期間に関連する、第1撮像画像群に再付与するときに用いられた用語とは異なる用語を選択する。そして表題付与部282は、期間用語選択部272によって選択された用語を用いて第2撮像画像群に表題を再付与する。
【0044】
また、表題付与部282が、第1撮像画像と第2撮像画像とに同一の表題を付与した場合、地域用語選択部292は、第1撮像画像の撮像位置に対応づけて地域用語格納部290が格納する用語のうち、前回第1撮像画像に付与された用語より狭い地域に関連する第1の用語を選択する。そして、地域用語選択部292は、さらに、第2撮像画像の撮像位置に対応づけて地域用語格納部290が格納する用語のうち、前回第2撮像画像に付与された用語より狭い地域に関連する、第1の用語と異なる第2の用語を選択する。そして、表題付与部282は、地域用語選択部292が選択した第1の用語を用いて、第1撮像画像に表題を再付与する。そして、表題付与部282は、地域用語選択部292が選択した第2の用語を用いて、第2撮像画像に表題を再付与する。
【0045】
なお、ユーザ180が作成した既存のアルバム等の第2撮像画像群に付与されている表題と、ユーザ180が新たに作成したアルバム等の第1撮像画像群に付与された表題とが同一となった場合、地域用語選択部292は第1撮像画像群に付与された用語より狭い地域に関連する用語を新たに選択する。そして、表題付与部282は地域用語選択部292によって新たに選択された用語を用いて第1撮像画像群に表題を再付与する。さらに、地域用語選択部292は、第2撮像画像群に付与された用語より狭い地域に関連する、第1撮像画像群に再付与するときに用いられた用語とは異なる用語を選択する。そして表題付与部282は、地域用語選択部292によって選択された用語を用いて第2撮像画像群に表題を再付与する。このため、表題付与部282は、既存のアルバムに付与した表題と同じ表題を新たに作成したアルバムに付与することがない。したがって、ユーザ180はそれぞれのアルバムを容易に区別することができる。
【0046】
以上説明した表題付与装置100によれば、画像を撮像した場所、時刻、及び被撮像者及び/又は閲覧者に応じた適切な表題が付与された画像を提供することができる。また、ユーザ180が画像に表題等を手入力して付与したりする煩雑な操作をすることなく、適切な表題が付与された画像を手軽に鑑賞することができる。また、表題付与部282は複数のアルバム及び/又は複数の画像毎に異なる表題を付与するので、ユーザ180は複数のアルバム及び/又は複数の画像を容易に区別することができる。
【0047】
図3は、期間用語格納部270が格納するデータの一例をテーブル形式で示す。期間用語格納部270は、時期及び時間幅の異なる複数の期間のそれぞれに関連する用語を格納する。なお、期間用語格納部270は、格納する。例えば、期間用語格納部270は、2004年10月9日に関連する用語として、「運動会」、「10月9日」、「10月」、「秋」、「2004年」といった用語を格納する。そして、期間用語選択部272は、例えば10月9日に撮像した画像に付与する表題として、「10月9日」という用語を選択することができるし、「運動会」という用語を選択することもできる。また、期間用語選択部272は、例えば「10月9日の運動会」という用語を選択することもできる。また、期間用語選択部272は、例えば10月9日及び10月10日に撮像した画像に、「10月の運動会」等の用語を選択することもできる。したがって、期間用語格納部270は、複数の画像が撮像された時間範囲に応じた適切な用語を表題付与部282に提供することができる。
【0048】
なお、期間用語格納部270は、現在の時刻と相対的な時期及び期間を示す用語を格納してもよい。例えば、期間用語格納部270は、2004年を示す時間範囲の用語として、2004年の時点において「今年」という用語を格納する。そして、期間用語格納部270は、時間の進展に応じて格納する用語を更新してもよい。例えば、期間用語格納部270は、2004年を示す時間範囲の用語を、2005年になった時点で「昨年」に更新する。これにより、期間用語格納部270は、人間の時間的な感覚に合致した適切な用語を表題付与部282に提供することができる。
【0049】
なお、期間用語格納部270は、表題付与装置100を機能させるソフトウェアが用語データとして格納することによって実現されてよく、記録媒体に用語データが記録されることによって実現されてもよい。また、期間用語格納部270は、ユーザ180からの入力を受け付けて、ユーザ180から入力された用語を格納してもよい。これにより、期間用語格納部270は、例えば「誕生日」等の、ユーザ180の個々に応じた用語を表題付与部282に提供することができる。
【0050】
図4は、地域用語格納部290が格納するデータの一例をテーブル形式で示す。地域用語格納部290は、緯度及び経度情報に対応付けて、広さの異なる複数の地域のそれぞれに関連する用語を格納する。例えば、地域用語格納部290は、京都駅の緯度及び経度情報に対応づけて、「京都駅」、「京都市」、「京都府」、及び「日本」を格納する。このとき、期間用語選択部272は、例えば京都駅で撮像した画像について「京都駅」を選択してよい。また、期間用語選択部272は、例えば「京都駅」及び「金閣寺」で撮像した画像に「京都市」の表題を付与することもできる。つまり、地域用語格納部290は、複数の画像が撮像された撮像地域を含む適切な用語を表題付与部282に提供することができる。
【0051】
また、基準位置格納部286は、予め設定された基準位置、例えばユーザ180の自宅の位置の緯度及び経度を格納しておく。このとき、地域用語格納部290は、例えばユーザ180の自宅が日本以外の国にあるときには、金閣寺で撮像した画像に付与する表題の用語として、「日本」という用語を表題付与部282に提供することができる。また、地域用語格納部290は、京都府に自宅があるユーザ180が同じ画像を閲覧するときには、「金閣寺」という用語を表題付与部282に提供することができる。この結果、例えば日本以外の国に自宅があるユーザ180が金閣寺で撮像した画像を閲覧するときには「2004年、日本の思い出」というような表題が表題付与部282によって画像に付与される。そして、京都府に自宅があるユーザ180が同じ画像を閲覧するときには「2004年、日本の思い出」などといったユーザ180が違和感を感じる表題ではなく、「2004年、金閣寺の思い出」という、ユーザ180にとって自然な表題が表題付与部282によって画像に付与される。
【0052】
図5は、撮像画像に付与される表題の一例を示す。この例では、撮像画像格納部210は、2004年の4月の時刻t501〜t503に撮像された画像、及び2004年の5月の時刻t504〜t506で撮像された画像を格納している。なお、撮像位置格納部296は、時刻t501〜t503に金閣寺で撮像したときの撮像位置、時刻t504及びt505に清水寺で撮像したときの撮像位置、及び時刻t506に京都駅で撮像したときの撮像位置の緯度及び経度情報を格納している。
【0053】
表題付与装置100は、時刻t501〜t503において撮像された画像を出力するよう2004年6月における時刻t507に要求された場合、表題付与部282は、「4月、金閣寺にて」という表題を付与する。また、時刻t504及びt505において撮像された画像を出力するよう時刻t507に要求さると、「5月、清水寺にて」という表題を付与する。また、表題付与装置100は、時刻t504〜t506において撮像された画像を出力するよう時刻t507に要求された場合には、当該位置を含む地域の用語、例えば「京都市」を期間用語格納部270から選択して、「5月、京都市にて」という表題を付与する。
【0054】
また、表題付与装置100は、時刻t501〜t503において撮像された画像を出力するよう、2010年における時刻t508に要求された場合、表題付与装置100は、「5月」より時間幅が広い時間範囲に関連する用語、例えば「2004年」を期間用語格納部270から選択して、「2004年、金閣寺にて」という表題を付与する。同様に、表題付与部282は、時刻t508において、時刻t504〜t506に撮像された画像及び時刻t504〜t506において撮像された画像に、それぞれ「2004年、清水寺にて」、「2004年、京都市にて」という表題を付与する。なお、表題付与装置100は、ユーザ180によって基準位置格納部286に日本以外の国が基準位置として設定されている場合には、時刻t504〜t506において撮像された画像に「2004年、日本にて」という表題を付与して出力する。以上説明したように、表題付与装置100は、画像を撮像した場所、期間をユーザ180にとって認識し易い表題を画像に付与することができる。
【0055】
図6は、顔画像格納部212が格納するデータの一例をテーブル形式で示す。顔画像格納部212は、人物を識別する人物IDに対応づけて、人物の顔を撮像した顔画像を格納する。なお、顔画像格納部212は、撮像部102によって撮像された人物の画像から登録された顔画像を格納してもよい。他にも、顔画像格納部212は、撮像画像格納部210が格納する画像の、ユーザ180が選択した画像領域から人物の顔画像を抽出して格納してもよい。また、顔画像格納部212は、顔画像そのものに代えて、顔画像から抽出した特徴量を格納してもよい。例えば、顔画像格納部212は、顔の輪郭形状、或いは、眼、鼻、口といった、顔における特徴的な部位の形状、それぞれの部位の顔全体における位置、又はそれぞれの部位の間の位置関係等を格納してよい。
【0056】
なお、閲覧者判断部216は、撮像部102によって撮像された画像から閲覧者の顔の特徴量を抽出して、当該特徴量と顔画像格納部212が格納する顔画像の特徴量を比較して、閲覧者の人物IDを判断してよい。同様に、被撮像者判断部214は、撮像画像格納部210が格納する撮像画像に写っている被写体の顔の特徴量を抽出して、顔画像格納部212が格納する顔画像の特徴量を比較することによって、被撮像者の人物IDを判断してよい。なお、閲覧者判断部216及び被撮像者判断部214は、人間の肌の色に近い色の画像領域を抽出することによって人物の顔を含む画像領域を判断し、当該画像領域においてエッジ抽出等を用いて抽出される被写体の輪郭に基づいて、顔の特徴量を抽出してよい。
【0057】
なお、被撮像者判断部214は、撮像画像の中心を含む予め定めた範囲の画像と顔画像とを比較することによって、被撮像者の人物IDを判断してもよい。また、被撮像者判断部214は、撮像画像において空間周波数が予め定めた値よりも大きい画像領域の被写体から被撮像者の顔画像を抽出してもよい。なお、被撮像者判断部214は、撮像画像に写った複数の被撮像者の人物IDを判断してもよい。
【0058】
図7は、声格納部218が格納するデータの一例をテーブル形式で示す。声格納部218は、人物IDに対応づけて、人物が発する声から得られる声紋データを格納する。なお、声格納部218は、録音部104によって録音された人物の声から抽出される声紋データを格納することが望ましい。そして、閲覧者判断部216は、録音部104によって録音された音声から声紋データを抽出して、声格納部218が格納する声紋データと比較することによって、閲覧者の人物IDを判断する。
【0059】
図8は、人物関係格納部284が格納するデータの一例をテーブル形式で示す。人物関係格納部284は、人物を識別する人物ID、当該人物とは異なる人物を識別する人物ID、及びこれらの人物の相互関係を格納する。図8の例では、人物関係格納部284は、人物ID#601の人物から見た人物ID#602の人物の関係として、「兄」を格納する。また、人物関係格納部284は、人物ID#601の人物から見た人物ID#701の人物の関係として、「父」を格納する。また、人物関係格納部284は、人物ID#701の人物から見た人物ID#702の人物の関係として、「友人」を格納する。
【0060】
そして、表題付与部282は、被撮像者判断部214及び閲覧者判断部216のそれぞれによって判断された被撮像者及び閲覧者の人物ID、並びに、人物関係格納部284が格納している相互関係に基づいて、閲覧者と被撮像者の関係を判断する。そして、表題付与部282は、当該関係に基づいて、人物関係を示す用語を含む表題を画像に付与する。例えば、表題付与部282は、閲覧者が#601で識別される人物であり、被撮像者が#602で識別される人物である場合には、「兄」を含む表題を画像に付与する。また、例えば、表題付与部282は、閲覧者が#601で識別される人物であり、被撮像者が#702で識別される人物である場合には、「父の友人」を含む表題を画像に付与する。なお、表題付与部282は、閲覧者判断部216で判断される閲覧者が、被撮像者判断部214によって判断される被撮像者と同一人物である場合は、例えば「私」を含む表題を画像に付与してもよい。また、表題付与部282は、閲覧者を含む複数の非撮像者が画像に写っていると閲覧者判断部216によって判断された場合、例えば「兄と一緒に」等の、閲覧者が被撮像者として含まれる旨を含む表題を画像に付与してもよい。
【0061】
なお、表題付与部282は、表題を生成する表題テンプレートを有してもよい。例えば、表題付与部282は、期間用語選択部272によって選択される用語である期間用語、地域用語選択部292によって選択される用語である地域用語、及び閲覧者と被撮像者によって定まる人物関係用語を当てはめることによって表題が決定される表題テンプレートを有してよい。例えば、表題付与部282は、『「期間用語」の「人物関係用語」、「地域用語」にて』という表題テンプレートを用いて『2004年の兄、金閣寺にて』という表題を生成する。また、被撮像者判断部214によって判断された複数の被撮像者の中に閲覧者が含まれる場合には、表題付与部282は、『「期間用語」、「人物関係用語」と「地域用語」にて』という表題テンプレートを用いて、『2004年、兄と金閣寺にて』という表題を生成してもよい。
【0062】
図9は、表題を付与する処理の流れの一例を示す。表題付与部282は、出力部110に出力する撮像画像に含まれる人物の人物IDを被撮像者判断部214から受け取ることによって、被撮像者を判断する(S902)。なお、表題付与装置100が複数の画像に表題を付与する場合には、被撮像者判断部214は当該複数の撮像画像のそれぞれに含まれる人物の人物IDを取得して、表題付与部282は被撮像者判断部214から受け取った人物IDのうち、最も多い数の画像から判断された人物IDを被撮像者の人物IDとして判断する。
【0063】
そして、表題付与部282は、閲覧者判断部216から閲覧者の人物IDを受け取ることによって、閲覧者を判断する(S904)。そして、表題付与部282は、閲覧者から見た被撮像者の相互関係を人物関係格納部284に格納されているデータから判断する(S906)。そして、表題付与部282は、閲覧者から見た被撮像者の相互関係を示す用語を決定する(S908)。
【0064】
また、撮像期間判定部274は、出力部110に出力する撮像画像が撮像された撮像期間及び撮像時期を判定する(S910)。そして、期間用語選択部272は、S910において判定された撮像期間及び撮像時期に基づいて、期間及び時期に関連する用語を期間用語格納部270から選択する(S912)。また、撮像地域判定部294は、出力部110に出力する撮像画像が撮像された撮像地域を判定する(S914)。そして、地域用語選択部292は、S914において判定された撮像地域に基づいて、当該撮像地域に関連する用語を地域用語格納部290から選択する(S916)。
【0065】
そして、表題付与部282は、S908、S912、及びS916で選択された用語を用いて、出力部110に出力する画像に対する表題を決定する(S918)。そして、表題付与部282は、複数の画像及び/又は複数の画像群に同一の表題が付与されるか否かを判断する(S920)。このとき、表題付与部282は、例えば出力部110に表示する複数の画像にそれぞれ表題を付与する場合に、それぞれの画像及び/又は画像群に同じ表題が付与されるか否かを判断してよい。他にも、出力部110が印刷媒体に画像と表題を印刷出力する場合、表題付与部282は、当該印刷媒体に出力する複数の画像に同じ表題が付与されるか否かを判断してもよい。
【0066】
S920において、複数の画像及び/又は複数の画像群に同一の表題を付与されないと判断した場合には、表題付与部282は、画像に付与すべき表題を出力制御部220に送信し、出力制御部220は画像及び表題を出力部110に出力させる(S922)。また、S920において複数の画像及び/又は複数の画像群に同一の表題が付与されると判断した場合には、期間用語選択部272は、S912で選択した用語と異なる、当該用語よりも時間幅の短い期間に関連する用語を新たに選択する(S924)。このとき、期間用語選択部272は、S920において同一の表題を付与した画像のそれぞれについて用語を新たに選択する。
【0067】
そして、地域用語選択部292は、S916で選択した用語と異なる、当該用語よりもより狭い地域に関連する用語を新たに選択する(S926)。なお、期間用語選択部272は、S920において同一の表題が付与されると判断した複数の画像及び/又は複数の画像群のそれぞれについて、用語を新たに選択する。そして、表題付与部282は、S924及びS926で選択された用語を用いて、S918において新たな表題を決定する。このため、表題付与装置100は、複数の画像及び/又は複数の画像群に対してそれぞれ異なる表題を付与してユーザ180に提供することができる。
【0068】
図10は、本実施形態に係る表題付与装置100のハードウェア構成の一例を示す。表題付与装置100は、ホスト・コントローラ1582により相互に接続されるCPU1505、RAM1520、グラフィック・コントローラ1575、及び表示装置1580を有するCPU周辺部と、入出力コントローラ1584によりホスト・コントローラ1582に接続される通信インターフェイス1530、ハードディスクドライブ1540、及びCD−ROMドライブ1560を有する入出力部と、入出力コントローラ1584に接続されるROM1510、フレキシブルディスク・ドライブ1550、及び入出力チップ1570を有するレガシー入出力部とを備える。
【0069】
ホスト・コントローラ1582は、RAM1520と、高い転送レートでRAM1520をアクセスするCPU1505、及びグラフィック・コントローラ1575とを接続する。CPU1505は、ROM1510、及びRAM1520に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。グラフィック・コントローラ1575は、CPU1505等がRAM1520内に設けたフレーム・バッファ上に生成する画像データを取得し、表示装置1580上に表示させる。これに代えて、グラフィック・コントローラ1575は、CPU1505等が生成する画像データを格納するフレーム・バッファを、内部に含んでもよい。
【0070】
入出力コントローラ1584は、ホスト・コントローラ1582と、比較的高速な入出力装置であるハードディスクドライブ1540、通信インターフェイス1530、CD−ROMドライブ1560を接続する。ハードディスクドライブ1540は、CPU1505が使用するプログラム、及びデータを格納する。通信インターフェイス1530は、ネットワーク通信装置1598に接続してプログラムまたはデータを送受信する。CD−ROMドライブ1560は、CD−ROM1595からプログラムまたはデータを読み取り、RAM1520を介してハードディスクドライブ1540、及び通信インターフェイス1530に提供する。
【0071】
また、入出力コントローラ1584には、ROM1510と、フレキシブルディスク・ドライブ1550、及び入出力チップ1570の比較的低速な入出力装置とが接続される。ROM1510は、表題付与装置100が起動時に実行するブート・プログラムや、表題付与装置100のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。フレキシブルディスク・ドライブ1550は、フレキシブルディスク1590からプログラムまたはデータを読み取り、RAM1520を介してハードディスクドライブ1540、及び通信インターフェイス1530に提供する。入出力チップ1570は、フレキシブルディスク・ドライブ1550や、例えばパラレル・ポート、シリアル・ポート、キーボード・ポート、マウス・ポート等を介して各種の入出力装置を接続する。
【0072】
CPU1505が実行するプログラムは、フレキシブルディスク1590、CD−ROM1595、またはICカード等の記録媒体に格納されて利用者によって提供される。記録媒体に格納されたプログラムは圧縮されていても非圧縮であってもよい。プログラムは、記録媒体からハードディスクドライブ1540にインストールされ、RAM1520に読み出されてCPU1505により実行される。
【0073】
CPU1505により実行されるプログラムは、表題付与装置100を、撮像部102、録音部104、出力部110、撮像画像格納部210、顔画像格納部212、被撮像者判断部214、閲覧者判断部216、声格納部218、出力制御部220、出力時刻取得部222、期間用語格納部270、期間用語選択部272、撮像期間判定部274、撮像時刻格納部276、表題付与部282、人物関係格納部284、基準位置格納部286、地域用語格納部290、地域用語選択部292、撮像地域判定部294、及び撮像位置格納部296として機能させる。
【0074】
以上に示したプログラムは、外部の記憶媒体に格納されてもよい。記憶媒体としては、フレキシブルディスク1590、CD−ROM1595の他に、DVDやPD等の光学記録媒体、MD等の光磁気記録媒体、テープ媒体、ICカード等の半導体メモリ等を用いることができる。また、専用通信ネットワークやインターネットに接続されたサーバシステムに設けたハードディスクまたはRAM等の記憶装置を記録媒体として使用し、ネットワークを介してプログラムを表題付与装置100に提供してもよい。
【0075】
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることができる。そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【図面の簡単な説明】
【0076】
【図1】表題付与装置100の利用環境を示す図である。
【図2】表題付与装置100のブロック構成を示す図である。
【図3】期間用語格納部270が格納するデータをテーブル形式で示す図である。
【図4】地域用語格納部290が格納するデータをテーブル形式で示す図である。
【図5】撮像画像及び付与される表題を示す図である。
【図6】顔画像格納部212が格納するデータをテーブル形式で示す図である。
【図7】声格納部218が格納するデータをテーブル形式で示す図である。
【図8】人物関係格納部284が格納するデータをテーブル形式で示す図である。
【図9】表題を付与する処理の流れを示す図である。
【図10】表題付与装置100のハードウェア構成を示す図である。
【符号の説明】
【0077】
100 表題付与装置
102 撮像部
104 録音部
110 出力部
180 ユーザ
210 画像格納部
212 顔画像格納部
214 被撮像者判断部
216 閲覧者判断部
218 声格納部
220 出力制御部
222 出力時刻取得部
270 期間用語格納部
272 期間用語選択部
274 撮像期間判定部
276 撮像時刻格納部
282 表題付与部
284 人物関係格納部
286 基準位置格納部
290 地域用語格納部
292 地域用語選択部
294 撮像地域判定部
296 撮像位置格納部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の撮像画像を格納する画像格納部と、
前記画像格納部が格納する複数の撮像画像が撮像された撮像時刻を格納する撮像時刻格納部と、
期間に対応づけて、当該期間を含む時間幅の異なる複数の期間にそれぞれ関連する複数の用語を格納する期間用語格納部と、
前記撮像時刻格納部が格納する撮像時刻を含む期間に対応づけて前記期間用語格納部が格納する用語を選択する期間用語選択部と、
前記期間用語選択部が選択した用語を用いて、前記画像格納部が格納する撮像画像に表題を付与する表題付与部と
を備え、
前記表題付与部が、第1撮像画像と第2撮像画像とに同一の表題を付与した場合、
前記期間用語選択部は、前記第1撮像画像の撮像時刻に対応づけて前記期間用語格納部が格納する用語のうち、前回前記第1撮像画像に付与された用語より時間幅の短い期間に関連する第1の用語を選択し、
前記表題付与部は、前記期間用語選択部が選択した前記第1の用語を用いて、前記第1撮像画像に表題を再付与する
表題付与装置。
【請求項2】
前記表題付与部が、前記第1撮像画像と前記第2撮像画像とに同一の表題を付与した場合、
前記期間用語選択部は、さらに、前記第2撮像画像の撮像時刻に対応づけて前記期間用語格納部が格納する用語のうち、前回前記第2撮像画像に付与された用語より時間幅の短い期間に関連する、前記第1の用語と異なる第2の用語を選択し、
前記表題付与部は、前記期間用語選択部が選択した前記第2の用語を用いて、前記第2撮像画像に表題を再付与する
請求項1に記載の表題付与装置。
【請求項3】
前記画像格納部は、複数の撮像画像を含む撮像画像群を格納しており、
前記期間用語選択部は、前記画像格納部が格納する撮像画像群に含まれる、複数の撮像画像の撮像時刻を含む撮像期間内の時刻に対応づけて前記期間用語格納部が格納する用語を選択し、
前記表題付与部は、前記期間用語選択部が選択した用語を用いて、前記画像格納部が格納する撮像画像群に表題を付与する
請求項1に記載の表題付与装置。
【請求項4】
複数の撮像画像を格納する画像格納段階と、
前記画像格納段階において格納される複数の撮像画像が撮像された撮像時刻を格納する撮像時刻格納段階と、
期間に対応づけて、当該期間を含む時間幅の異なる複数の期間にそれぞれ関連する複数の用語を格納する期間用語格納段階と、
前記撮像時刻格納段階において格納される撮像時刻を含む期間に対応づけて前記期間用語格納段階において格納される用語を選択する期間用語選択段階と、
前記期間用語選択段階において選択された用語を用いて、前記画像格納段階において格納される撮像画像に表題を付与する表題付与段階と
を備え、
前記表題付与段階において、第1撮像画像と第2撮像画像とに同一の表題が付与された場合、
前記期間用語選択段階において、前記第1撮像画像の撮像時刻に対応づけて前記期間用語格納段階において格納される用語のうち、前回前記第1撮像画像に付与された用語より時間幅の短い期間に関連する第1の用語を選択し、
前記表題付与段階において、前記期間用語選択段階において選択された前記第1の用語を用いて、前記第1撮像画像に表題を再付与する
表題付与方法。
【請求項5】
撮像画像に表題を付与する表題付与装置用のプログラムであって、前記表題付与装置を、
複数の撮像画像を格納する画像格納部、
前記画像格納部が格納する複数の撮像画像が撮像された撮像時刻を格納する撮像時刻格納部、
期間に対応づけて、当該期間を含む時間幅の異なる複数の期間にそれぞれ関連する複数の用語を格納する期間用語格納部、
前記撮像時刻格納部が格納する撮像時刻を含む期間に対応づけて前記期間用語格納部が格納する用語を選択する期間用語選択部、
前記期間用語選択部が選択した用語を用いて、前記画像格納部が格納する撮像画像に表題を付与する表題付与部
として機能させ、
前記表題付与部が、第1撮像画像と第2撮像画像とに同一の表題を付与した場合、
前記期間用語選択部に、前記第1撮像画像の撮像時刻に対応づけて前記期間用語格納部が格納する用語のうち、前回前記第1撮像画像に付与された用語より時間幅の短い期間に関連する第1の用語を選択させ、
前記表題付与部に、前記期間用語選択部が選択した前記第1の用語を用いて、前記第1撮像画像に表題を再付与させる
プログラム。
【請求項6】
複数の撮像画像を格納する画像格納部と、
前記画像格納部が格納する複数の撮像画像が撮像された撮像位置を格納する撮像位置格納部と、
位置に対応づけて、当該位置を含む広さの異なる複数の地域にそれぞれ関連する複数の用語を格納する地域用語格納部と、
前記撮像位置格納部が格納する撮像位置に対応づけて前記地域用語格納部が格納する用語を選択する地域用語選択部と、
前記地域用語選択部が選択した用語を用いて、前記画像格納部が格納する撮像画像に表題を付与する表題付与部と
を備え、
前記表題付与部が、第1撮像画像と第2撮像画像とに同一の表題を付与した場合、
前記地域用語選択部は、前記第1撮像画像の撮像位置に対応づけて前記地域用語格納部が格納する用語のうち、前回前記第1撮像画像に付与された用語より狭い地域に関連する第1の用語を選択し、
前記表題付与部は、前記地域用語選択部が選択した前記第1の用語を用いて、前記第1撮像画像に表題を再付与する
表題付与装置。
【請求項7】
前記表題付与部が、前記第1撮像画像と前記第2撮像画像とに同一の表題を付与した場合、
前記地域用語選択部は、さらに、前記第2撮像画像の撮像位置に対応づけて前記地域用語格納部が格納する用語のうち、前回前記第2撮像画像に付与された用語より狭い地域に関連する、前記第1の用語と異なる第2の用語を選択し、
前記表題付与部は、前記地域用語選択部が選択した前記第2の用語を用いて、前記第2撮像画像に表題を再付与する
請求項6に記載の表題付与装置。
【請求項8】
前記画像格納部は、複数の撮像画像を含む撮像画像群を格納しており、
前記地域用語選択部は、前記画像格納部が格納する撮像画像群に含まれる、複数の撮像画像の撮像位置を含む撮像地域内の位置に対応づけて前記地域用語格納部が格納する用語を選択し、
前記表題付与部は、前記地域用語選択部が選択した用語を用いて、前記画像格納部が格納する撮像画像群に表題を付与する
請求項6に記載の表題付与装置。
【請求項9】
複数の撮像画像を格納する画像格納段階と、
前記画像格納段階において格納される複数の撮像画像が撮像された撮像位置を格納する撮像位置格納段階と、
位置に対応づけて、当該位置を含む広さの異なる複数の地域にそれぞれ関連する複数の用語を格納する地域用語格納段階と、
前記撮像位置格納段階において格納される撮像位置に対応づけて前記地域用語格納段階において格納される用語を選択する地域用語選択段階と、
前記地域用語選択段階において選択された用語を用いて、前記画像格納段階において格納される撮像画像に表題を付与する表題付与段階と
を備え、
前記表題付与段階において、第1撮像画像と第2撮像画像とに同一の表題が付与された場合、
前記地域用語選択段階は、前記第1撮像画像の撮像位置に対応づけて前記地域用語格納段階において格納される用語のうち、前回前記第1撮像画像に付与された用語より狭い地域に関連する第1の用語を選択し、
前記表題付与段階は、前記地域用語選択段階において選択された前記第1の用語を用いて、前記第1撮像画像に表題を再付与する
表題付与方法。
【請求項10】
撮像画像に表題を付与する表題付与装置用のプログラムであって、前記表題付与装置を、
複数の撮像画像を格納する画像格納部、
前記画像格納部が格納する複数の撮像画像が撮像された撮像位置を格納する撮像位置格納部、
位置に対応づけて、当該位置を含む広さの異なる複数の地域にそれぞれ関連する複数の用語を格納する地域用語格納部、
前記撮像位置格納部が格納する撮像位置に対応づけて前記地域用語格納部が格納する用語を選択する地域用語選択部、
前記地域用語選択部が選択した用語を用いて、前記画像格納部が格納する撮像画像に表題を付与する表題付与部
として機能させ、
前記表題付与部が、第1撮像画像と第2撮像画像とに同一の表題を付与した場合、
前記地域用語選択部に、前記第1撮像画像の撮像位置に対応づけて前記地域用語格納部が格納する用語のうち、前回前記第1撮像画像に付与された用語より狭い地域に関連する第1の用語を選択させ、
前記表題付与部に、前記地域用語選択部が選択した前記第1の用語を用いて、前記第1撮像画像に表題を再付与させる
プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2006−236266(P2006−236266A)
【公開日】平成18年9月7日(2006.9.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−53721(P2005−53721)
【出願日】平成17年2月28日(2005.2.28)
【出願人】(000005201)富士写真フイルム株式会社 (7,609)
【Fターム(参考)】