説明

袋体充填物の冷却装置

【課題】袋体充填物が充填された包装袋体に過度の負荷をかけることなく、充填された流動物などを撹拌・混合しながら連続的に冷却できる袋体充填物の冷却装置を提供する。
【解決手段】包装袋体12が収納される回転コンテナ14と、回転コンテナ14のコンテナ回転軸14aが着脱又は固定されるコンテナ軸受部15aを冷却槽11中で搬送させるコンテナ搬送部15と、コンテナ回転軸14aに同軸に設けられたスプロケット14bに噛合して回転コンテナ14を回転させるコンテナ回転駆動部16と、を有するように袋体充填物の冷却装置10を構成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、包装袋体に密封保持された食材(例えば味噌やソース)などの高温充填物を撹拌混合しながら連続的に冷却するための袋体充填物の冷却装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、大規模な食材製造工場などでは、食材や調味料などはその製造後、包装袋体に充填して保持される。このような包装袋体は、プラスチック製などの袋体内に加熱調理された食材や調味料などの流動物や固形物を充填した後、袋体の開口部を密封シールして形成される。
そして、このような高温の流動物や固形物などが充填された包装袋体を冷却するための冷却装置として、特許文献1には、その下方部を断面円弧形状とした水流経路体内に噴流ノズルを用いて冷却用液体を循環させることによって、冷却用液体中に浮遊させた袋体を回転移送させるようにした小袋包装物を収納した袋での冷却装置が記載されている。
【特許文献1】登録実用新案公報第3056613号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、特許文献1に記載の冷却装置では、冷却水中を移動する袋体同士の衝突や、過度の旋回力により袋体が損傷し易く、プラスチックフィルムなどからなる袋体が破断したり、充填物中の固形分が過度に潰れてしまい本来の食味が変わったりしてしまうという問題があった。さらに、冷水を張ったプールに袋体を直接出し入れするので、その操作や管理が困難となるなどの問題もあった。
【0004】
本発明は前記の課題点を解決するためになされたもので、包装袋体に過度の負荷をかけることなく、充填された流動物などを撹拌・混合しながら連続的に冷却することができる袋体充填物の冷却装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(1)本発明の袋体充填物の冷却装置は上記課題を解決することを目的とし、包装袋体に充填された高温の袋体充填物を冷却槽中で搬送しながら冷却する袋体充填物の冷却装置であって、前記包装袋体が収納される回転コンテナと、前記回転コンテナの両端に突出して設けられてそのコンテナ本体を回転自在に支持するコンテナ回転軸と、前記コンテナ回転軸が着脱又は固定されるコンテナ軸受部を前記冷却槽中で搬送させるコンベアベルト状のコンテナ搬送部と、前記コンテナ回転軸に同軸に設けられたスプロケットに噛合して前記回転コンテナを回転させる回転用チェーンを備えたコンテナ回転駆動部と、を有している。
【0006】
(2)本発明の袋体充填物の冷却装置は前記(1)において、前記回転コンテナには前記包装袋体を収納する収納ボックスが複数個配設されていることにも特徴を有している。
【0007】
(3)本発明の袋体充填物の冷却装置は前記(1)又は(2)において、前記冷却槽の一端側には所定温度に冷却された冷却水を所定流量で供給する冷却水供給部が設けられ、前記冷却槽の他端側にはオーバーフローした冷却水を排出する冷却水排出部を設けることもできる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、高温の袋体充填物が入れられた包装袋体を回転コンテナに収納して、この回転コンテナを冷却水を満たした水槽中で回転移動させながら冷却するので、包装袋体に過度の負荷をかけることなく充填された食材などの高温の流動物を効果的に連続して冷却することができる。
また、コンテナ回転軸が着脱又は固定されるコンテナ軸受部を搬送させるコンテナ搬送部と、この搬送される回転コンテナを冷却槽中で回転させるコンテナ回転駆動部と、を有するので、回転コンテナに装荷される袋体充填物の種類や供給量、温度などの条件に応じて冷却槽中における回転コンテナの搬送速度及び回転速度をその適正範囲に調整することができ、その包装袋体を損傷することなく袋体充填物の効率的な冷却を実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本実施形態に係る袋体充填物の冷却装置は、包装袋体が収納される略直方体状や円柱状の回転コンテナと、回転コンテナの両端に突出して設けられてそのコンテナ本体を回転自在に支持するコンテナ回転軸と、コンテナ回転軸が着脱又は固定されるコンテナ軸受部を冷却槽中で搬送させるためのコンベアベルト状のコンテナ搬送部と、コンテナ回転軸に設けられたスプロケットに噛合して回転コンテナを回転させる回転用チェーンを備えたコンテナ回転駆動部と、を有して構成される。
これによって、包装袋体に充填された食材などの流動物を冷却槽中で回転、搬送させながら効率的に冷却できる。このとき包装袋体には過度の押圧力が作用しないので袋体の破損などのトラブルを回避することができる。
また、包装袋体の形成過程において、高温状態のままで食材などの流動物を包装袋体に充填封入する工程、包装処理工程、充填包装袋体の冷却工程などを一連化し、これらの処理を円滑かつ高速に行うこともできる。
【0010】
包装袋体の素材としては、例えば、ポリエチレン樹脂やポリプロピレン樹脂などの可撓性プラスチックフィルムが適用され、この2枚のプラスチックフィルム間の周囲を熱圧着して形成される袋体の空間に充填機にて食材などの流動物を充填して密封袋体とする。
袋体充填物としては、各種の液体、粘性流体、及び液体と固形物との混合物、粉末などが挙げられる。食材の分野においては、流動物として、ラーメンスープや具材などを含むスープ液、各種調味液、チーズ、味噌、羊羹、キムチ、漬け物などが挙げられる。
【0011】
なお、袋体充填物が入れられる包装袋体は、その一袋毎の単体として回転コンテナに収納するようにしてもよいが、複数の包装袋体の辺部同士を連結して帯状の袋体集合体として形成するようにしてもよい。
【0012】
また、回転コンテナには、包装袋体を収納する収納ボックスが複数個配設されるようにすることもできる。これによって、収納ボックスを介した包装袋体の回転コンテナへの収納及び取り出しを容易にして冷却作業の効率を高めるとともに、包装袋体自体の保護効果をより確実なものとすることができる。
【0013】
回転コンテナは、その全体が略直方体状や円柱状に形成された容器体であって、その外殻には冷却水を通過可能とした網状や多孔状の透水部を備えている。そして、この容器体の側面に包装袋体を収納して取り出すための開閉部を有している。
【0014】
コンテナ回転軸は、回転コンテナの左右両端に突出して設けられており、コンテナ回転軸を介して回転コンテナ本体が回転自在に支持されるようになっている。このコンテナ回転軸には同軸状にスプロケットが形成され、後述するコンテナ回転駆動部のチェーンベルトなどがこのスプロケットに噛合することで、回転コンテナを所定の回転速度で回転させるようになっている。
【0015】
コンテナ搬送部は、コンベアベルト状や無端チェーン状に形成されて冷却槽中に設けられる搬送装置であって、その走行するベルト面やチェーン上には、前記コンテナ回転軸を回転自在に着脱又は固定するためのコンテナ軸受部が所定間隔をおいて固定されている。この搬送装置を駆動させるための電動モータなどを制御することによって、袋体充填物が入れられた包装袋体を所定搬送速度で冷却槽中に搬送することができる。
【0016】
冷却槽は、例えば、その全長約8〜12m、幅約1〜2m、深さ約0.3〜1mに形成され、高温の袋体充填物を冷却するための冷却水を満たした細長プール状の水槽であり、この冷却水が満たされた水槽部分にコンテナ搬送部のチェーンやコンベアベルトなどが浸漬された状態で配置される。
【0017】
なお、この冷却槽の一端側には、所定温度に冷却された冷却水を所定の供給流量で供給するための冷却水供給部と、冷却槽の他端側にはオーバーフローした冷却水を排出するための冷却水排出部と、を設けることができる。この冷却槽に供給される冷却水の供給流量を調整することによって、所定流量の冷却水流を形成して、冷却槽中の水温を所定温度に保持させることができる。
【0018】
コンテナ回転駆動部は、回転コンテナのコンテナ回転軸に設けられたスプロケットに噛合して、搬送される回転コンテナの水平方向の動きに連携して冷却槽中で回転コンテナを回転させるための駆動機構である。コンテナ回転駆動部は、例えば、冷却槽の上下流部に設けたプーリとこのプーリ間に張設された無端状の回転用チェーン、回転用モータなどを備えて構成される。そして、この走行する回転用チェーンが回転コンテナのコンテナ回転軸に同軸に設けられたスプロケットに噛合して回転コンテナの水平移動に伴って回転コンテナを回転させるのである。
【実施例】
【0019】
(実施例1)
図1は実施例1に係る袋体充填物の冷却装置の正面図、図2はその平面図、図3はその側面図、図4は図2の部分拡大平面図である。以下、本実施例の冷却装置について図面を参照しながらさらに具体的に説明する。
実施例1における袋体充填物の冷却装置10は、約5℃の冷却水で満たされる深さ約0.5m、横幅約2.3m、縦幅約10mの流水プール状の冷却槽11と、包装袋体12が入れられる立方体状の収納ボックス13を、それぞれ5個収納するスペースを有した回転コンテナ14と、回転コンテナ14の両端に突出するコンテナ回転軸14aに着脱されるコンテナ軸受部15aを冷却槽11中で搬送させるための移動用チェーン15b及びその移動用モータ15cを備えたコンテナ搬送部15と、回転コンテナ14のコンテナ回転軸14aに設けられたスプロケットに噛合する回転用チェーン16a及びその回転用モータ16bなどを備えたコンテナ回転駆動部16と、冷却水を所定流量で冷却槽11に供給する冷却水供給部17と、オーバーフローした冷却水を排出するための冷却水排出部18とを有している。
【0020】
実施例の袋体充填物は、例えば、製造直後のソースや味噌などの所定量ずつポリエチレン製などのラミネートフイルムからなる矩形状の包装袋体12に密閉充填された後、プラスチック多孔板や金属網などの透水性パネルで立方体状に形成された、一辺約0.3mの収納ボックス13内に配設されている。
そして、この収納ボックス13が、長さ約2m、縦横約0.3mの直方体状に形成された回転コンテナ14内に、5個ずつその開閉扉を介して収納されるようになっている。
回転コンテナ14は、収納ボックス13と同様に、冷却槽11中の冷却水をその内部に透過させるための透水孔や透水網などの透水部を、そのパネル面に有するとともに、回転コンテナ14の長軸方向の両端に、それぞれコンテナ本体を回転支持するためのコンテナ回転軸14aを備えている。
【0021】
このように、収納ボックス13を介して回転コンテナ14に収納された包装袋体12は、回転コンテナ14ごと冷却槽11の下流端から冷却水中に水没させて供給される。そして、回転コンテナ14のコンテナ回転軸14aが、コンテナ搬送部15の移動用チェーン15b上に所定間隔をおいて固定された多数のコンテナ軸受部15aの一つに取り付けられている。こうして、コンテナ軸受部15aに載置された回転コンテナ14が、冷却槽11中を冷却水の流れに沿ってその下流側から上流側に向かって、例えば、約5〜10m/分の搬送速度で、長さ約10mの冷却槽11中を移送されるようになる。
【0022】
なお、コンテナ搬送部15は、コンテナ軸受部15aが所定間隔で固定配置された移動用チェーン15bを備え、移動用チェーン15bは、その両端をプーリ15d、15eで支持されて冷却槽11中に取り付けられている。移動用モータ15cは、冷却槽11の上流端側に設けられたプーリ15dに連結してこれを駆動させる。
【0023】
冷却槽11の上下流端には、それぞれ冷却水供給部17と冷却水排出部18が設けられ、冷却槽11中を流れる冷却水の流量及び温度が制御できるようになっている。
冷却水供給部17は、例えば、水温約0〜7℃の冷却水を冷却槽11に所定流量で供給するための装置であって、冷却槽11の上流端側に配置されている。冷却槽11の下流端側に配置される冷却水排出部18は、回転コンテナ14を冷却した冷却水を、冷却槽11から排出するための開口部やバルブなどを有した排出管などである。
これらの冷却水供給部17及び冷却水排出部18により、冷却槽11中を流れる冷却水の流量及び温度がそれぞれ設定されるようになっている。
【0024】
図5は、回転コンテナの動作機構を説明する冷却装置の動作説明図であり、(a)は図3においてA−A断面矢視図であり、(b)は図3においてB−B断面矢視図である。
図5(a)に示すように、コンテナ回転軸14aには、同心状にスプロケット14bが固定して設けられている。このスプロケット14bが、冷却槽11内に配設されて、走行する回転用チェーン16aに噛合して回転コンテナ14が回転するように配置されている。
【0025】
また、図5(b)に示すように、回転用チェーン16aは、冷却槽11の両端側にそれぞれ配置されたプーリ16c、16d間に張設された無端ベルト状のチェーンであり、回転用モータ16bを介して所定速度で走行されている。したがって、移動用チェーン15bと回転用チェーン16aとの速度差を適宜設定することによって、冷却槽11中を所定速度で搬送される回転コンテナ14に回転を与えてその回転速度を制御することができる。こうして、この回転する回転コンテナ14は、袋体充填物を収納して冷却水に対して上流側に向かって移動及び回転しながら冷却され、冷却槽11の上流端において水中から引き上げられるようになっている。
【0026】
なお、本実施例では、回転コンテナ14を、コンテナ搬送部15の移動用チェーン15bに冷却槽11の上下流端で着脱するようにしたが、回転コンテナ14を移動用チェーン15bに固定して、冷却槽11の上下流端で包装袋体12を収納した収納ボックス13のみを出し入れするようにしてもよい。
【0027】
以上説明したように、実施例1の袋体充填物の冷却装置10では、移動用チェーン15bの移動速度を制御して、冷却装置10に供給される袋体充填物の供給速度を一定に維持しながら、その冷却の程度に応じて回転コンテナ14の回転速度を、回転用チェーン16aの駆動速度により精密に調整することができる。こうして、ソースや味噌などの食材の袋体充填物を製造する際に、その生産状況の変動に対応させた操業を行うことを可能としている。
【0028】
(実施例2)
図6は、実施例2における袋体充填物の冷却装置の制御系を示す説明図である。実施例2の袋体充填物の冷却装置20は、実施例1の冷却装置10におけるコンテナ搬送部15及びコンテナ回転駆動部16を、その袋体充填物の生産状況に応じて連携して制御するための制御系を付加したものである。すなわち、袋体充填物の冷却装置20の制御系は、冷却槽11各部の水温を測定するための温度センサ21、21aや、冷却槽11から取り出される袋体充填物の温度を測定するための温度センサ、冷却槽11末端側などに設けたコンテナ検知センサなどを備えるとともに、各センサから取得されるデータ信号などに基づいてコンテナ搬送部15及びコンテナ回転駆動部16、冷却水供給部17、冷却水排出部18などを制御するための制御部22を有して構成されている。
なお、実施例2において、実施例1と同様の機能を有するものについては、同一の符号を付してその説明を省略するものとする。
【0029】
図示するように、袋体充填物が充填された包装袋体12は、収納ボックス13に配設されて回転コンテナ14内に収納されている。この回転コンテナ14は、冷却槽11の下流端側から槽中に供給されるとともに、上流端側から冷却された袋体充填物が回転コンテナ14ごと取り出される。この回転コンテナ14の移動速度は、移動用チェーン15bを駆動させる移動用モータ15cが制御部22を介して制御することで設定される。
一方、冷却槽11中における回転コンテナ14の回転速度は、コンテナ回転駆動部16の回転用チェーン16aを、移動用チェーン15bに対して相対的に移動させることで設定できる。
こうして、制御部22を介して回転用モータ16b及び移動用モータ15cを制御する。
【0030】
すなわち、冷却槽11中における回転コンテナ14の移動速度と回転速度とを、冷却槽11中に供給される袋体充填物の供給量やその加熱温度などの生産条件に対応して設定することができる。こうして、生産条件が大きく変動しても冷却槽11の水温変化などを温度センサ21、21aにより適宜モニタしながら、常時適正な冷却効果を得ることができる。
【0031】
以上、実施例の袋体充填物の冷却装置について説明したが、本発明は、包装袋体に充填された高温の袋体充填物を配設した回転コンテナを冷却槽中で搬送させるとともに、回転コンテナを回転させながら冷却することを要旨としたものであり、これに該当するものは本発明の権利範囲である。
【0032】
例えば、本実施例では、冷却装置をプラスチックフィルムなどからなる包装袋体に充填された袋体充填物を冷却するのに適用したが、冷却槽中を移動させながら包装袋体を回転させることで、固形分を含む袋体充填物を漬物液などに馴染ませたりするような調理処理を同時に行うようなことも可能である。
また、多数の包装袋体を収納ボックスに収納することなく、内部が仕切り分けされた回転コンテナに直接投入して、袋体充填物の冷却処理や調理処理などを行うこともできる。
さらに、本冷却装置ではコンテナ回転駆動部の回転用チェーンを走行する無端ベルト状とすることなく冷却槽内の上下流端間に張設固定したり、その回転用チェーンの停止状態で用いることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】実施例1に係る冷却装置の正面図である。
【図2】実施例1に係る冷却装置の平面図である。
【図3】実施例1に係る冷却装置の側面図である。
【図4】実施例1に係る冷却装置の拡大平面図である。
【図5】実施例1に係る冷却装置の動作説明図であり、(a)は図3においてA−A断面矢視図であり、(b)は図3においてB−B断面矢視図である。
【図6】実施例2に係る冷却装置の制御構成図である。
【符号の説明】
【0034】
10 実施例1の袋体充填物の冷却装置
11 冷却槽
12 包装袋体
13 収納ボックス
14 回転コンテナ
14a コンテナ回転軸
14b スプロケット
15 コンテナ搬送部
15a コンテナ軸受部
15b 移動用チェーン
15c 移動用モータ
15d、15e プーリ
16 コンテナ回転駆動部
16a 回転用チェーン
16b 回転用モータ
16c、16d プーリ
17 冷却水供給部
18 冷却水排出部
20 実施例2の袋体充填物の冷却装置
21、21a 温度センサ
22 制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
包装袋体に充填された袋体充填物を冷却槽中で搬送しながら冷却する袋体充填物の冷却装置であって、
前記包装袋体が収納される回転コンテナと、
前記回転コンテナの両端に突出して設けられてそのコンテナ本体を回転自在に支持するコンテナ回転軸と、
前記コンテナ回転軸が着脱又は固定されるコンテナ軸受部を前記冷却槽中で搬送させるコンベアベルト状のコンテナ搬送部と、
前記コンテナ回転軸に同軸に設けられたスプロケットに噛合して前記回転コンテナを回転させる回転用チェーンを備えたコンテナ回転駆動部と、を有することを特徴とする袋体充填物の冷却装置。
【請求項2】
前記回転コンテナには前記包装袋体を収納する収納ボックスが複数個配設されていることを特徴とする請求項1記載の袋体充填物の冷却装置。
【請求項3】
前記冷却槽の一端側には所定温度に冷却された冷却水を所定流量で供給する冷却水供給部が設けられ、前記冷却槽の他端側にはオーバーフローした冷却水を排出する冷却水排出部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の袋体充填物の冷却装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−137591(P2009−137591A)
【公開日】平成21年6月25日(2009.6.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−312905(P2007−312905)
【出願日】平成19年12月3日(2007.12.3)
【出願人】(505243940)株式会社豊浜技研 (4)
【Fターム(参考)】