説明

複数アンテナに対する共通参照シンボルのマッピングおよび信号送信

【課題】直交周波数分割多重キャリア上でデータを送信するための方法、ネットワーク基地局、およびユーザ通信デバイスを提供する。
【解決手段】アンテナ・アレイが、レガシー送信アンテナ・セットとの互換性が得られるようにデザインされたレガシー・ユーザ通信デバイスによってデコード可能である信号を送信する。プロセッサ210は、信号のサブフレームを、レガシー共通参照シンボル・セットとアンテナ・アレイを指す補足の共通参照シンボル・セットとを用いてエンコードする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ロング・ターム・エボリューション・キャリア接続上でデータを送信するための方法およびシステムに関する。本発明はさらに、共通参照シンボルをマッピングおよび信号送信することに関する。
【背景技術】
【0002】
第3世代パートナーシップ・プロジェクト(3GPP)では、世界的に適用可能な進化型ユニバーサル地上無線アクセス(E−UTRA)に基づく物理層を用いたロング・ターム・エボリューション(LTE)キャリアを開発している。LTEのリリース8では、LTE基地局(拡張ノードB(eNB)と言われる)は、4つのアンテナからなるアレイを用いてユーザ機器の一部に信号を同報する場合がある。アンテナは、物理アンテナの場合もあるし、「仮想」アンテナを含む放射素子の組み合わせの場合もある。信号は、4つのアンテナのそれぞれを表わす4つの共通参照シンボルを用いてエンコードされる場合がある。共通参照シンボルは、コヒーレント復調のための位相基準と基地局間の信号強度比較を行なうためのベンチマークとを与える場合がある。ユーザ機器は信号強度比較を用いることを、ハンドオフに対する適切な時間を決定するためか、またはリンク・アダプテーションのサポートにおいてチャンネル品質を推定する目的で行なう場合がある。また共通参照シンボルは、基地局が適用すべきプリコーディング・マトリックス推薦を決定する目的で、ユーザ機器が用いる場合がある。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【非特許文献1】3GPP TS 36.211 V8.3.0、第3世代パートナーシッププロジェクト、技術設計グループ無線アクセスネットワーク、進化型ユニバーサル地上無線アクセス(E−UTRA)、物理チャンネル及び変調(リリース9)、2008年5月
【非特許文献2】3GPP R1−073376、「E−UTRA DL L1/L2 制御チャンネル設計−PICH/AICH/D−BHC」、アテネ、ギリシャ、RAN1#50、2007年8月
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
直交周波数分割多重キャリア上でデータを送信するための方法、ネットワーク基地局、およびユーザ通信デバイスを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
アンテナ・アレイが、レガシー送信アンテナ・セットと、補足の送信アンテナ・セットとを有する。補足の送信アンテナ・セットは、レガシー送信アンテナ・セットとの互換性が得られるようにデザインされたレガシー・ユーザ通信デバイスによってデコード可能である信号を送信する。プロセッサが、信号のサブフレームを、レガシー送信アンテナ・セットを指すレガシー共通参照シンボル・セットと、補足の送信アンテナ・セットを指す補足の共通参照シンボル・セットとを用いて、エンコードする。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】通信システムの一実施形態を例示する図である。
【図2】基地局として機能するコンピューティング・システムの可能な構成を例示する図である。
【図3】ユーザ通信デバイスの一実施形態をブロック図で例示する図である。
【図4】拡張された送信構成上で送信するためにサブフレームをエンコードするための1つの方法をフローチャートで例示する図である。
【図5】4つの送信アンテナの構成から同報される信号の従来の共通参照シンボルマッピングをブロック図で例示する図である。
【図6】8つの送信アンテナの構成から同報される信号の共通参照シンボルマッピングの第1の実施形態をブロック図で例示する図である。
【図7】8つの送信アンテナの構成から同報される信号の共通参照シンボルマッピングの第2の実施形態をブロック図で例示する図である。
【図8】8つの送信アンテナの構成から同報される信号の共通参照シンボルマッピングの第3の実施形態をブロック図で例示する図である。
【図9】8つの送信アンテナの構成から同報される信号の共通参照シンボルマッピングの第4の実施形態をブロック図で例示する図である。
【図10】8つの送信アンテナの構成から同報される信号の代替的な共通参照シンボルマッピングの一実施形態をブロック図で例示する図である。
【図11】8つの送信アンテナの構成に対する物理資源ブロックへの共通参照シンボルマッピングの一実施形態をブロック図で例示する図である。
【図12】8つの送信アンテナの構成に対する制御チャンネル要素への共通参照シンボルマッピングの一実施形態をブロック図で例示する図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
図面は本発明の典型的な実施形態のみを示しており、したがって、その有効範囲を限定するものと考えるべきはでないと理解した上で、本発明を、添付図面を用いて、さらなる特定性および詳細を伴って記載および説明する。
【0008】
本発明のさらなる特徴および優位性について以下の説明で述べるが、部分的に説明から明らかであるかまたは本発明を実施することによって習得される場合がある。本発明の特徴および優位性は、添付の請求項において特に指摘される機器および組み合わせによって、実現され獲得される場合がある。本発明のこれらの特徴および他の特徴は、以下の説明および添付の請求項からさらに十分に明らかとなるか、または本明細書で述べる本発明の実施によって習得される場合がある。
【0009】
以下、本発明の種々の実施形態について詳細に説明する。特定の実施について説明するが、これは例示のみを目的として行なわれることを理解されたい。当業者であれば分かるように、本発明の趣旨および有効範囲から逸脱することなく、他の構成要素および構成を用いても良い。
【0010】
本発明には、方法、装置、および電子デバイスなどの種々の実施形態、ならびに本発明の基本的な考え方に関する他の実施形態が含まれる。電子デバイスは、コンピュータ、モバイル・デバイス、または無線通信デバイスのどの方法であっても良い。
【0011】
直交周波数分割多重キャリア上でデータを送信するための方法、ネットワーク基地局、およびユーザ通信デバイスについて開示する。アンテナ・アレイが、レガシー送信アンテナ・セットと、補足の送信アンテナ・セットとを有する。補足の送信アンテナ・セットは、レガシー送信アンテナ・セットとの互換性が得られるようにデザインされたレガシー・ユーザ通信デバイスによってデコード可能である信号を送信する。プロセッサが、信号のサブフレームを、レガシー送信アンテナ・セットを指すレガシー共通参照シンボル・セットと、補足の送信アンテナ・セットを指す補足の共通参照シンボル・セットとを用いて、エンコードする。
【0012】
図1に、ロング・ターム・エボリューション(LTE)キャリア通信システム100の一実施形態を例示する。LTEキャリア・ネットワーク基地102が、種々のLTEユーザ機器(UE)に対するネットワーク104へのアクセスを行なう。種々の通信デバイスが、データまたは情報をネットワーク104を通して交換しても良い。ネットワーク104は、進化型ユニバーサル地上無線アクセス(E−UTRA)であっても良いし、他のタイプの電気通信網であっても良い。一実施形態では、基地局104は、ネットワーク内の分散サーバ・セットであっても良い。
【0013】
LTE UEは、複数のタイプのハンドヘルドまたはモバイル・デバイス(たとえば携帯電話、ラップトップ、または携帯情報端末(PDA))のうちの1つである。一実施形態では、LTE UEは、WiFi(登録商標)対応のデバイス、であっても良いし、WiMAXR(登録商標)対応のデバイスであっても良いし、他の無線デバイスであっても良い。LTE UEは、レガシーUEデバイス106(たとえばLTEリリース8)であっても良いし、補足のLTE UEデバイス108であっても良い。レガシーUEデバイス106は、ネットワーク104へのアクセスを、閉ループ空間多重化のための指定した数のアンテナ(たとえばLTEリリース8に対して4つ)を伴うレガシー・アンテナ・セット110の送信構成との信号接続を形成することによって、行なっても良い。レガシーUEデバイス106は、ネットワーク104へのアクセスを、閉ループ空間多重化のための指定した総数のアンテナ(たとえば8つ)を伴うレガシー・アンテナ・セット110と補足のアンテナ・セット112との両方の送信構成を有するアンテナ・アレイとの信号接続を形成することによって、行なっても良い。レガシー・アンテナ・セット110は、レガシー・デバイス106が用いるアンテナ数を有するアンテナ・セットを指しても良く、補足のアンテナ・セット112は、レガシー・アンテナ・セット110を超える任意のアンテナを指しても良い。レガシー・アンテナ・セット110は、補足のアンテナ・セット112の前に構築されている必要はない。
【0014】
図2に、基地局102として機能するコンピューティング・システムの可能な構成を例示する。基地局102は、コントローラ/プロセッサ210、メモリ220、データベース・インターフェース230、送受信装置240、入出力(I/O)デバイス・インターフェース250、およびネットワーク・インターフェース260を備えていても良く、これらはバス270を通して接続されていても良い。基地局102は、任意のオペレーティング・システム、たとえばマイクロソフト・ウィンドウズ(登録商標)、ユニックス、またはリナックスなどを実施しても良い。クライアントおよびサーバ・ソフトウェアは、任意のプログラム言語、たとえばC、C++、ジャバ、またはビジュアル・ベーシックなどで書かれていても良い。サーバ・ソフトウェアは、アプリケーション・フレームワーク(たとえば、ジャバ(登録商標)サーバまたはNET(登録商標)フレームワークなど)上で実行しても良い。
【0015】
コントローラ/プロセッサ210は、当業者には既知である任意のプログラムされたプロセッサであっても良い。しかし決定サポート方法は、汎用または専用コンピュータ、プログラムされたマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラ、周辺集積回路素子、特定用途向け集積回路または他の集積回路、ハードウェア/電子論理回路、たとえば個別素子回路、プログラマブル・ロジック・デバイス、たとえばプログラマブル・ロジック・アレイ、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイなどの上で実施しても良い。一般的に、本明細書で説明するような決定サポート方法を実施することができる任意のデバイスを用いて、本発明の決定サポート・システム機能を実施しても良い。
【0016】
メモリ220は、1または複数の電気、磁気、または光メモリ(たとえばランダム・アクセス・メモリ(RAM)、キャッシュ、ハード・ドライブ、または他のメモリ・デバイス)を含む揮発性および不揮発性のデータ記憶装置を含んでいても良い。メモリは、特定のデータへの速いアクセスを行なうためのキャッシュを有していても良い。またメモリ220は、コンパクト・ディスク読み出し専用メモリ(CD−ROM)、デジタル・ビデオ・ディスク読み出し専用メモリ(DVD−ROM)、DVD読取り書込み入力、テープ・ドライブ、またはメディア・コンテンツをシステム内に直接アップロードすることができる他のリムーバブル・メモリ・デバイスに接続されていても良い。
【0017】
データは、メモリに記憶しても良いし、別個のデータベースに記憶しても良い。データベース・インターフェース230をコントローラ/プロセッサ210が用いて、データベースにアクセスしても良い。データベースには、レガシーUEデバイス106および補足のUEデバイス108をネットワーク104に接続するための任意のフォーマッティング・データが含まれていても良い。
【0018】
送受信装置240は、レガシーUEデバイス106および補足のUEデバイス108とのデータ接続を形成する。送受信装置は、レガシー・アンテナ・セット110および補足のアンテナ・セット112を用いて、基地局102とレガシーUEデバイス106および補足のUEデバイス108との間で、ダウンリンクおよびアップリンク制御チャンネルとダウンリンクおよびアップリンク・データ・チャンネルとを形成しても良い。
【0019】
I/Oデバイス・インターフェース250は、1または複数の入力デバイスに接続されていても良い。入力デバイスとしては、キーボード、マウス、ペン操作型タッチ・スクリーンもしくはモニタ、音声認識デバイス、または他の任意の、入力を受け入れるデバイスを挙げても良い。またI/Oデバイス・インターフェース250は、1または複数の出力装置、たとえばモニタ、プリンタ、ディスク・ドライブ、スピーカ、または他の任意の、データを出力するために設けられたデバイスに接続されていても良い。I/Oデバイス・インターフェース250は、データ・タスクまたは接続基準をネットワーク管理者から受け取っても良い。
【0020】
ネットワーク接続インターフェース260は、通信デバイス、モデム、ネットワーク・インターフェース・カード、送受信装置、または他の任意のデバイスとして、ネットワーク104との間で信号を送受信することができるデバイスに接続される。ネットワーク接続インターフェース260を用いて、クライアント・デバイスをネットワークに接続しても良い。ネットワーク接続インターフェース260を用いて、遠隔会議デバイスを、遠隔会議においてユーザを他のユーザに接続するネットワークに接続しても良い。基地局102の構成要素を、たとえば電気的なバス270を介して接続しても良いし、無線でリンクしても良い。
【0021】
クライアント・ソフトウェアおよびデータベースは、コントローラ/プロセッサ210によってメモリ220からアクセスされても良く、また、たとえばデータベース・アプリケーション、ワード・プロセッシング・アプリケーションとともに、本発明の決定サポート機能を具体化する構成要素を含んでいても良い。基地局102は、任意のオペレーティング・システム、たとえばマイクロソフト・ウィンドウズ(登録商標)、リナックス、またはユニックスなどを実施しても良い。クライアントおよびサーバ・ソフトウェアは、任意のプログラム言語、たとえばC、C++、ジャバ、またはビジュアル・ベーシックなどで書かれていても良い。必須ではないが、本発明は、少なくとも部分的には、電子デバイス(たとえば汎用コンピュータ)によって実行されるコンピュータ実行可能命令(たとえばプログラム・モジュール)の一般的な文脈において、記述される。一般的に、プログラム・モジュールには、ルーチン・プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造など、特定のタスクを行なうかまたは特定の抽象データ型を実施するものが含まれる。また当業者であれば理解するように、本発明の他の実施形態を、多くのタイプのコンピュータ・システム構成を伴うネットワーク・コンピューティング環境において実施しても良い。コンピュータ・システム構成としては、パーソナル・コンピュータ、ハンドヘルド・デバイス、マルチ・プロセッサ・システム、マイクロプロセッサ・ベースまたはプログラマブル民生用エレクトロニクス、ネットワークPC、ミニコンピュータ、メインフレーム・コンピュータなどを挙げても良い。
【0022】
図3に、レガシーUEデバイス106または補足のUEデバイス108として機能することができるユーザ通信デバイス300または端末の一実施形態をブロック図で例示する。UE300は、ネットワーク104に記憶される情報またはデータにアクセス可能である。本発明のいくつかの実施形態では、UE300は、ネットワーク104との種々の通信を行なうための1または複数のアプリケーションをサポートする。UE300は、ハンドヘルド・デバイス、たとえば携帯電話、ラップトップ、または携帯情報端末(PDA)であっても良い。本発明のいくつかの実施形態では、UE300は、WiFi(登録商標)対応デバイスであっても良い。WiFi(登録商標)対応デバイスを用いて、データを得るためにかまたはVOIPを用いて音声で、ネットワーク104にアクセスしても良い。
【0023】
UE300は、ネットワーク104上でデータを送受信することが可能な送受信装置302を備える。UE300は、記憶されたプログラムを実行するプロセッサ304を備える。またUE300は、プロセッサ304によって用いられる揮発性メモリ306および不揮発性メモリ308を備えていても良い。UE300は、たとえばキーパッド、ディスプレイ、タッチ・スクリーンなどの要素を含むことが可能なユーザ入力インターフェース310を備えていても良い。またUE300は、ディスプレイ・スクリーンを含むことが可能なユーザ出力装置と、マイクロフォン、イヤホーン、およびスピーカなどの要素を含むことが可能なオーディオ・インターフェース312とを、備えていても良い。またUE300は、付加的な要素を取り付け可能なコンポーネント・インターフェース314、たとえば、ユニバーサル・シリアル・バス(USB)インターフェースを備えていても良い。最後に、UE300は電源316を備えていても良い。
【0024】
基地局102は、直交周波数分割多重(OFDM)信号を用いて閉ループ空間多重化を実行しても良い。OFDM信号は一連のOFDMシンボルであっても良い。サブフレームが、固定数の隣接するOFDMシンボル、たとえば12または14個のOFDMシンボルであっても良い。一般的にLTEでは、閉ループ空間多重化の形態、開ループ空間多重化の形態、または送信ダイバーシチの形態において、アンテナ・チャンネル毎の推定に対して4つの共通参照シンボル(CRS)パターンによって表わされる4つの送信アンテナを用いても良い。空間多重化および送信ダイバーシチのより新しい方法では、8つのCRSパターンによって表わされる8つの送信アンテナを用いても良い。しかしこれらの8つのCRSパターン信号を、レガシーLTE UEデバイス106によってデコード可能となるように配列するか、またはレガシー数の送信アンテナに適合するようにデザインして、基地局102が空間多重化および送信ダイバーシチのより新しい方法を実行する状態で機能するようにしても良い。特別なフレーム・ビットマップ、またはサブフレームの状態もしくはフォーマットを示す他の手段が、K個のサブフレーム・セットにおいてどのサブフレームが特別なフォーマットを有するかを示しても良い。特別なフォーマットは、ユニキャスト制御領域であるシンボルの初期または他のサブセットを有していても良く、一方で、残りのシンボルは、通常のユニキャスト・サブフレームとは異なる何らかの特別な特性を有していても良いし、レガシー端末セットによって認識可能でもデコード可能でもないフォーマットにおいて何らかの特別な特性を有していても良い。たとえば、1つの特別なサブフレーム・フォーマットが、8つのCRSを有して、8つのアンテナ物理ダウンリンク共有チャンネル(PDSCH)送信を、閉ループ空間多重化を用いてサポートしても良い。サブフレーム・サポートの残りが、4つの送信アンテナをサポートしても良い。
【0025】
図4に、拡張された送信構成上で送信を行なうためのサブフレームをエンコードする1つの方法400を、フローチャートで例示する。基地局102は、送信構成において用いるアンテナのそれぞれに対して、CRSセットを用いて送信用のサブフレームをエンコードしても良い(ブロック402)。基地局102はさらに、データを用いてサブフレームをエンコードしても良い(ブロック404)。基地局102は、同報制御チャンネル(BCCH)上でシステム情報ブロック(SIB)をエンコードして、特別なフレーム・ビットマップまたは個々のサブフレームのステータスの他の表示を信号送信し、使用する送信アンテナ数を示しても良い(ブロック406)。たとえば、特別なフレーム・ビットマップは、サブフレーム状態が、LTEリリース8、LTEリリース10、マルチメディア同報マルチキャスト・サービスリリース8、8つのCRSマッピングされた信号、マルチメディア同報多状態リリース10、多状態同報多状態サービス・リリース10にリレーを加えたもの、または他の構成であることを示しても良い。基地局102は信号を、すべてのエンコーディングが終了した後で送信しても良い(ブロック408)。サブフレーム・ステータス表示子、たとえば特別なフレーム・ビットマップを、専用の制御チャンネル信号送信によって特定の端末に配信しても良い。またサブフレーム・ステータス表示子は、構造が階層的であっても良い。たとえばSIBまたは専用の制御チャンネルが、サブフレームを、レガシー・サブフレーム(たとえばリリース8)としてかもしくはレガシー・サブフレームではないとして、または特定の数のアンテナをサポートするとしてかもしくはサポートしないとして分類しても良い。非レガシー・サブフレーム内に埋め込まれたさらなるシグナリング情報によって、適用可能型の非レガシー・サブフレームをさらに確認しても良い。
【0026】
補足のCRSパターンがマッピングされたときのダウンリンク制御領域サイズが、設定数のOFDMシンボル(たとえば3)であっても良い。あるいは、フォーマット表示子(たとえば現在は未使用の物理制御フォーマット表示子チャンネル(PCFICH)状態3)が、どのサブフレームが補足のCRSをサポートするかを示す一方で、他の状態0、1、2が、信号送信されたレガシーCRSパターンを示しても良い。フォーマット表示子を、レガシー端末のポピュレーションが使用するように予約しても良いし、ポピュレーションが使用しなくても良い。制御領域サイズを、補足のCRSパターンが存在するときの設定数のOFDMシンボル(たとえば3)に半静的に設定しても良い。PCFICH状態が3であるか、または信号送信されたサブフレーム表示子(たとえば特別なサブフレーム・スタイル・ビットマップ)が補足のCRSサブフレームを示すときに、設定数の制御領域サイズを想定しても良い。
【0027】
レガシー送信アンテナ・セット110を、レガシーCRSパターン・セットによって表わしても良い。補足の送信アンテナ・セット112を、補足のCRSパターン・セットによって表わしても良い。基地局102は、補足の共通参照シンボル・セットを、未割り当てのサブフレームシンボル・セット、以前に割り当てたレガシー共通参照シンボル・セット、未割り当てのサブフレームシンボルと以前に割り当てたレガシー共通参照シンボルと・セットみ合わせ、物理資源ブロック・セット、または制御チャンネル要素・セットにマッピングしても良い。未割り当てのサブフレームシンボル・セットは、レガシー共通参照シンボル・セットが割り当てられていないサブフレームシンボル・セットであっても良い。基地局102は、補足の共通参照シンボル・セットのマッピングを、レガシー・コードシンボルをパンクチュアリングすることによって行なっても良い。
【0028】
図5に、4つの送信アンテナの構成から同報されるOFDM信号500の従来のCRSマッピングをブロック図で例示する。信号500を、時間ドメインに沿ってスロット502に分割し、周波数ドメインに沿って資源ブロック(RB)504に分割する。一実施形態においては、各RB504は12個の資源要素を有していても良い。一実施形態においては、各スロット502は7つのOFDMシンボル506を有していても良い。シンボル0〜2を制御シンボル508として割り当てても良く、シンボル3〜7をデータシンボルとして割り当てても良い。
【0029】
最初のCRS510(最初の送信アンテナを指す)を、資源要素1および7におけるシンボル0と資源要素4および10におけるシンボル4とにマッピングしても良い。2番目のCRS512(2番目の送信アンテナを指す)を、資源要素4および10におけるシンボル0と資源要素1および7におけるシンボル4とにマッピングしても良い。3番目のCRS514(3番目の送信アンテナを指す)を、資源要素1および7におけるシンボル1にマッピングしても良い。4番目のCRS516(4番目の送信アンテナを指す)を、資源要素4および10におけるシンボル1にマッピングしても良い。
【0030】
図6に、8つの送信アンテナの構成から同報されるOFDM信号600のCRSマッピングの第1の実施形態をブロック図で例示する。レガシー送信アンテナ・セットを、図5に示すようにマッピングしても良い。ネットワーク基地局102は、補足の共通参照シンボル・セットを制御領域内にマッピングしても良い。5番目のCRS602(5番目の送信アンテナを指す)を、資源要素1および7におけるシンボル2にマッピングしても良い。6番目のCRS604(6番目の送信アンテナを指す)を、資源要素4および10におけるシンボル2にマッピングしても良い。7番目のCRS606(7番目の送信アンテナを指す)を、資源要素2および8におけるシンボル2にマッピングしても良い。8番目のCRS608(8番目の送信アンテナを指す)を、資源要素5および11におけるシンボル2にマッピングしても良い。
【0031】
図7に、8つの送信アンテナの構成から同報されるOFDM信号700のCRSマッピングの第2の実施形態をブロック図で例示する。レガシー送信アンテナ・セットを、図5に示すようにマッピングしても良い。5番目のCRS602(5番目の送信アンテナを指す)を、資源要素1および7におけるシンボル2にマッピングしても良い。6番目のCRS604(6番目の送信アンテナを指す)を、資源要素4および10におけるシンボル2にマッピングしても良い。7番目のCRS606(7番目の送信アンテナを指す)を、資源要素1および7におけるシンボル3にマッピングしても良い。8番目のCRS608(8番目の送信アンテナを指す)を、資源要素4および10におけるシンボル3にマッピングしても良い。
【0032】
図8に、8つの送信アンテナの構成から同報されるOFDM信号800のCRSマッピングの第3の実施形態をブロック図で例示する。レガシー送信アンテナ・セットを、図5に示すようにマッピングしても良い。ネットワーク基地局102は、補足の共通参照シンボル・セットをデータ領域内にマッピングしても良い。5番目のCRS602(5番目の送信アンテナを指す)を、資源要素1および7におけるシンボル6にマッピングしても良い。6番目のCRS604(6番目の送信アンテナを指す)を、資源要素4および10におけるシンボル6にマッピングしても良い。7番目のCRS606(7番目の送信アンテナを指す)を、資源要素2および8におけるシンボル6にマッピングしても良い。8番目のCRS608(8番目の送信アンテナを指す)を、資源要素5および11におけるシンボル6にマッピングしても良い。この実施形態では、制御領域への任意の影響が回避される場合がある。基地局102は、代替的にCRSパターンをシンボル5にマッピングしても良い。基地局102は、この実施形態においては、明示的な信号送信なしで済ませても良く、その代わりに、CRSパターンによってパンクチュアリングされたシンボルに起因するリンク劣化を回避するためにレート・マッチングに基づいても良い。
【0033】
図9に、8つの送信アンテナの構成から同報されるOFDM信号900のCRSマッピングの第4の実施形態をブロック図で例示する。レガシー送信アンテナ・セットを、図5に示すようにマッピングしても良い。5番目のCRS602(5番目の送信アンテナを指す)を、資源要素1および7におけるシンボル2にマッピングしても良い。6番目のCRS604(6番目の送信アンテナを指す)を、資源要素4および10におけるシンボル2にマッピングしても良い。7番目のCRS606(7番目の送信アンテナを指す)を、資源要素1および7におけるシンボル6にマッピングしても良い。8番目のCRS608(8番目の送信アンテナを指す)を、資源要素4および10におけるシンボル6にマッピングしても良い。
【0034】
基地局102は、補足の送信アンテナ・セットに対するCRSパターンを、LTEキャリアの帯域幅に及ぶ場合がある予約した物理資源ブロック(PRB)内に挿入しても良い。CRSに対する予約したPRBを伴うサブフレームを、PCFICH状態3、特別なサブフレーム型ビットマップ、または他の表示を用いて信号送信しても良い。しかしオーバーヘッドが、CRSを代わりにOFDMシンボルにマッピングするときに用いるスパース・マッピングよりも大きい場合がある。そのため、CRSをPRBにマッピングするアプローチに伴うオーバーヘッドを減らすために、分散割り当てを用いて、データおよびCRSの両方が個々のPRBを占有するようにしても良い。たとえば、基地局102が個々のPRBを、レガシー・ユーザ・デバイスまたは非レガシー・ユーザ・デバイスに対する送信信号を用いてエンコードしても良い。あるいは、CRSを伴うPRBを、連続的なサブフレームまたは送信間隔において周波数帯域全体(またはそのサブ部分)をカバーするようにスケジュールしても良い。
【0035】
図10に、8つの送信アンテナの構成から同報されるOFDM信号700の代替的なCRSマッピングの一実施形態をブロック図で例示する。この構成では、補足のセットのCRS(たとえば、5番目〜8番目の送信CRS)のみをマッピングする。5番目のCRS602(5番目の送信アンテナを指す)を、資源要素1および7におけるシンボル0と資源要素4および10におけるシンボル4とにマッピングしても良い。6番目のCRS604(6番目の送信アンテナを指す)を、資源要素4および10におけるシンボル0と資源要素1および7におけるシンボル4とにマッピングしても良い。7番目のCRS606(7番目の送信アンテナを指す)を、資源要素1および7におけるシンボル1にマッピングしても良い。8番目のCRS608(8番目の送信アンテナを指す)を、資源要素4および10におけるシンボル1にマッピングしても良い。
【0036】
図11に、8つの送信アンテナの構成に対するPRBへのCRSマッピング1100の一実施形態をブロック図で例示する。基地局102は、ミリ秒当たり2つのスロット502を送信しても良く、各スロットは7つのPDSCHOFDMシンボル1102を有する。ミリ秒当たりの最初の3つのPDSCHOFDMシンボル1102を、制御領域およびレガシーCRS領域1104として予約しても良い。レガシー・アンテナCRSパターン1106を、各スロットの5番目のPDSCHOFDMシンボルにマッピングしても良い。最初の資源ブロックから始めて4つの資源ブロックごとに、補足の送信アンテナ・セットに対するCRS資源ブロック1108として予約しても良い。
【0037】
基地局102は、補足の送信アンテナに対するCRSを、ダウンリンク制御領域における予約した制御チャンネル要素(CCE)セットの中にマッピングしても良い。4つの補足の送信アンテナに対して、6つのCCEを予約することによって、アンテナ当たり54個のREが、対応するCRSに対して利用可能であっても良い。基地局102は、CRSに対する予約したCCEを伴うサブフレームを、PCFICH状態3を用いるかまたは特別なサブフレーム型ビットマップを用いて信号送信しても良い。基地局102は、制御領域のサイズを3つのOFDMシンボルに半静的に設定しても良い。物理ダウンリンク制御チャンネル(PDCCH)要素に対して残されたCCEの数が依然として、5MH以上の帯域幅モードに対して最大のスペクトル効率を達成するためにサブフレーム当たりに必要とされる数のUEにサービスするかまたはほとんどサービスするのに、十分であっても良い。
【0038】
図12に、8つの送信アンテナの構成に対するCCEへのCRSマッピング1200の一実施形態をブロック図で例示する。最初および2番目のOFDMシンボル506はそれぞれ、2つの6資源要素CCE1202(資源ブロック506当たり)を有していても良い。3番目のOFDMシンボル506は、3つの4資源要素CCE1204(資源ブロック506当たり)を有していても良い。補足の送信アンテナ・セット112を表わす補足のセットのCRSを、最初のタイプのCCE1202に含めても良いし、2番目のタイプのCCE1204に含めても良い。
【0039】
本発明の範囲内の実施形態には、コンピュータ読取可能な媒体であって、コンピュータ実行可能命令またはデータ構造を運ぶかまたは記憶するための媒体が含まれていても良い。このようなコンピュータ読取可能な媒体は、汎用または専用のコンピュータがアクセスすることができる任意の利用可能媒体とすることができる。一例として、限定ではなく、このようなコンピュータ読取可能な媒体として以下のものを挙げることができる。RAM、ROM、EEPROM、CDROM、もしくは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置、もしくは他の磁気的な記憶装置、または他の任意の媒体として、所望のプログラム・コード手段をコンピュータ実行可能命令またはデータ構造の形態で運ぶかまたは記憶するために用いることができる媒体である。情報が、ネットワークまたは別の通信接続部(配線接続、無線、またはそれらの組み合わせのいずれか)を介してコンピュータに移されるかまたは提供されると、コンピュータは相応に、接続部をコンピュータ読取可能な媒体として見る。したがって、このような接続部は何れも相応に、コンピュータ読取可能な媒体と呼ばれる。前述したものの組み合わせも、コンピュータ読取可能な媒体の範囲に含めるべきである。
【0040】
実施形態を、分散コンピューティング環境において実施しても良い。分散コンピューティング環境では、タスクを、通信ネットワークを通して(配線接続リンク、無線リンクのいずれかによって、またはそれらの組み合わせによって)リンクされた局所および遠隔処理装置が行なう。
【0041】
コンピュータ実行可能命令には、たとえば、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、または専用の処理装置に特定の機能または機能群を行なわせる命令およびデータが含まれる。またコンピュータ実行可能命令には、スタンド・アローンまたはネットワーク環境においてコンピュータが実行するプログラム・モジュールが含む。一般的に、プログラム・モジュールには、ルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、およびデータ構造など、特定のタスクを行なうかまたは特定の抽象データ型を実施するものが含まれる。コンピュータ実行可能命令、付随するデータ構造、およびプログラム・モジュールは、本明細書で開示した方法のステップを実行するためのプログラム・コード手段の例を表わしている。このような実行可能命令または付随するデータ構造の特定の手順は、このようなステップにおいて記述される機能を実施するための対応する作用の例を表わしている。
【0042】
前述の説明には具体的な詳細が含まれている場合があるが、それらは決して請求の範囲を限定するものと解釈すべきではない。本発明の説明した実施形態の他の構成は本発明の範囲の一部である。たとえば、本発明の原理を各個人ユーザに適用しても良く、各ユーザはこのようなシステムを別個に配置しても良い。この結果、考えられる多数の応用例のいずれもが本明細書で説明した機能を必要としない場合であっても、各ユーザは本発明の利益を利用することができる。言い換えれば、電子デバイスがそれぞれ種々の可能な方法で内容を処理する複数の具体例が存在しても良い。すべてのエンド・ユーザが用いる1つのシステムである必要は必ずしもない。したがって、与えられた任意の具体例ではなく、添付の請求項およびそれらの合法的な均等物のみが本発明を規定しなければならない。
【符号の説明】
【0043】
100 LTEキャリア通信システム
102 LTEキャリア・ネットワーク基地
104 ネットワーク
106 レガシーUEデバイス
108 補足LTE UEデバイス
110 レガシー・アンテナ・セット
112 補足アンテナ・セット
210 コントローラ/プロセッサ
220 メモリ
230 データベース・インターフェース
240 送受信装置
250 入出力(I/O)デバイス・インターフェース
260 ネットワーク・インターフェース
270 バス
300 UE
302 送受信装置
304 プロセッサ
306 揮発性メモリ
308 不揮発性メモリ
310 ユーザ入力インターフェース
312 オーディオ・インターフェース
314 コンポーネント・インターフェース
316 電源

【特許請求の範囲】
【請求項1】
直交周波数分割多重キャリア上でデータを送信する方法であって、
レガシー送信アンテナ・セットとの互換性が得られるようにデザインされたレガシー・ユーザ通信デバイスによってデコード可能である信号を送信すること、
前記信号のサブフレームを、レガシー共通参照シンボル・セットと、送信アンテナ・セットを指す補足の共通参照シンボル・セットとを用いてエンコードすること
を備える方法。
【請求項2】
前記補足の共通参照シンボル・セットのうちの少なくとも1つの共通参照シンボルを、少なくとも1つの未割り当てのサブフレームシンボルにマッピングすることをさらに備える請求項1に記載の方法
【請求項3】
前記補足のサブフレームシンボル・セットのうちの少なくとも1つのサブフレームシンボルが前記サブフレームの制御領域内にある、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記補足のサブフレームシンボル・セットのうちの少なくとも1つのサブフレームシンボルが前記サブフレームのデータ領域内にある、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記補足の共通参照シンボル・セットを、少なくとも1つの物理資源ブロック内のすべての資源要素にマッピングすることをさらに備える請求項1に記載の方法。
【請求項6】
非レガシー・ユーザ・デバイスに対するデータを前記少なくとも1つの物理資源ブロックにエンコードすることをさらに備える請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記補足の共通参照シンボル・セットの共通参照シンボルを少なくとも1つの制御チャンネル要素にマッピングすることをさらに備える請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記補足の共通参照シンボル・セットの表示を前記信号へエンコードすることをさらに備える請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記補足の共通参照シンボル・セットの表示がシステム情報ブロックまたは物理制御フォーマット表示子チャンネルの少なくとも一方においてエンコードされる、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
レガシー・ユーザ通信デバイスに対して送信される少なくとも1つのデータシンボルをパンクチュアリングすることによって、補足の共通参照シンボル・セットの少なくとも1つの共通参照シンボルをマッピングすることをさらに備える請求項1に記載の方法。
【請求項11】
直交周波数分割多重キャリア上でデータを送信するための基地局であって、
レガシー送信アンテナ・セットとの互換性が得られるようにデザインされたレガシー・ユーザ通信デバイスによってデコード可能である信号を送信するアンテナ・アレイと、
信号のサブフレームを、レガシー共通参照シンボル・セットと、アンテナ・アレイを指す補足の共通参照シンボル・セットとを用いてエンコードするプロセッサと
を備える基地局。
【請求項12】
前記プロセッサが、前記補足の共通参照シンボル・セットを未割り当てのサブフレームシンボル・セットにマッピングする、請求項11に記載の基地局。
【請求項13】
前記プロセッサが、前記補足の共通参照シンボル・セットの共通参照シンボルを物理資源ブロックにマッピングするとともに、非レガシー・ユーザ・デバイスに対するデータを少なくとも1つの物理資源ブロックにエンコードする、請求項11に記載の基地局。
【請求項14】
前記補足の共通参照シンボル・セットの表示を前記信号へエンコードすることをさらに含む、請求項11に記載の基地局。
【請求項15】
前記表示が、システム情報ブロックまたは物理制御フォーマット表示子チャンネルの少なくとも一方においてエンコードされる、請求項14に記載の基地局。
【請求項16】
直交周波数分割多重上でデータを受信するためのユーザ通信デバイスであって、
レガシー送信アンテナ・セットとの互換性が得られるようにデザインされたレガシー・ユーザ通信デバイスによってデコード可能である信号を受信する送受信装置と、
前記信号のサブフレームから、送信アンテナ・セットを指す補足の共通参照シンボル・セットをデコードするプロセッサと
を備えるユーザ通信デバイス。
【請求項17】
前記補足の共通参照シンボル・セットが未割り当てのサブフレームシンボル・セットにマッピングされている、請求項16に記載のユーザ通信デバイス。
【請求項18】
前記補足の共通参照シンボル・セットの共通参照シンボルが制御チャンネル要素にマッピングされている、請求項16に記載のユーザ通信デバイス。
【請求項19】
前記補足の共通参照シンボル・セットの共通参照シンボルが前記サブフレームのデータ領域内の1または複数の資源要素に、レガシー・ユーザ通信デバイスに対する1または複数のデータシンボルをパンクチュアリングすることによってマッピングされている、請求項16に記載のユーザ通信デバイス。
【請求項20】
前記補足の共通参照シンボル・セットの表示を前記信号へデコードすることをさらに含む、請求項16に記載のユーザ通信デバイス。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2010−45777(P2010−45777A)
【公開日】平成22年2月25日(2010.2.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−179732(P2009−179732)
【出願日】平成21年7月31日(2009.7.31)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.リナックス
【出願人】(390009597)モトローラ・インコーポレイテッド (649)
【氏名又は名称原語表記】MOTOROLA INCORPORATED
【Fターム(参考)】