説明

親水性樹脂組成物、水性塗料組成物および塗膜形成方法

【課題】作業環境の安全性や衛生面が損なわれず、また、塗膜形成工程におけるエネルギー損失が少なく、かつ被塗装面に対し緻密で良好な物性を有する塗膜を形成することができる親水性樹脂組成物、水性塗料組成物、および塗膜形成方法を提供する。
【解決手段】(A)無水マレイン酸と不飽和脂肪酸のディールスアルダー反応物、(B)塩基性化合物、および(C)無機フィラーを含有する親水性樹脂組成物、この親水性樹脂組成物を含有する水性塗料組成物、およびこの水性塗料組成物を用いる塗膜形成方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、親水性樹脂組成物、水性塗料組成物、およびそれを用いた塗膜形成方法に関する。
【背景技術】
【0002】
モータ、トランス、リアクトルなどの鉄心材料として、磁気特性に優れる珪素鋼板が広く用いられている。珪素鋼板の表面には、絶縁のための塗膜が形成され、この塗膜形成には、従来、熱硬化性樹脂をベースとし、有機溶剤を含有する組成物が使用されてきた。塗膜硬度、耐候性、耐衝撃性、耐腐食性、耐水性等に優れる塗膜が形成されるからである。
【0003】
しかしながら、このような有機溶剤型の樹脂組成物は、塗装工程および硬化乾燥工程において多くの有機溶剤が飛散蒸発するため、安全性や衛生面から作業環境が厳しく制限されてきている。
【0004】
そこで、有機溶剤を使用しない無溶剤型の樹脂組成物や、水性樹脂を用いる水性型の樹脂組成物の使用が検討されている。例えば、無溶剤型の樹脂組成物としては、ポリエステル樹脂を反応性希釈剤等で希釈し、低粘度化したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、この無溶剤型の樹脂組成物は、無溶剤であっても、反応性希釈剤といった揮発性の高い成分を含むため、塗装工程および硬化乾燥工程においてそのような揮発成分に対する防爆対策を施す必要があり、また、その揮発成分自体が作業環境を悪化させるという問題がある。
【0005】
これに対し、水性型の樹脂組成物は、溶剤型や無溶剤型のような安全衛生上の問題はない。しかしながら、十分な物性を有する塗膜が得られないうえ、溶媒である水の蒸発潜熱が大きいために、硬化乾燥工程では莫大なエネルギー損失を生ずるという問題がある。
【0006】
一方、溶剤や反応性希釈剤等を全く使用しない粉体塗料の使用も検討されている(例えば、特許文献2参照)。溶剤や反応性希釈剤等を使用しないため、上記のような問題は皆無である。しかしながら、塗膜形成能に乏しく、被塗装面を十分に保護し得る塗膜を形成することが困難で、また、静電粉体塗装装置という新規な設備を導入する必要があるという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2008−266383号公報
【特許文献2】特開平11−80659号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上記従来技術の課題を解決するためになされたもので、作業環境の安全性や衛生面が損なわれることがなく、また、塗膜形成工程におけるエネルギー損失が少なく、かつ被塗装面に対し緻密で良好な物性を有する塗膜の形成することができる親水性樹脂組成物、水性塗料組成物、および塗膜形成方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様に係る親水性樹脂組成物は、(A)無水マレイン酸と不飽和脂肪酸のディールスアルダー反応物、(B)塩基性化合物、および(C)無機フィラーを含有することを特徴としている。
【0010】
また、本発明の他の態様に係る水性塗料組成物は、上記親水性樹脂組成物を含有することを特徴している。
【0011】
さらに、本発明のさらに他の態様に係る塗膜形成方法は、上記水性塗料組成物を塗装することを特徴としている。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、作業環境の安全性や衛生面が損なわれることはなく、また、塗膜形成工程におけるエネルギー損失が少なく、かつ被塗装面に対し緻密で良好な物性を有する塗膜の形成することができる親水性樹脂組成物、水性塗料組成物、および塗膜形成方法を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
本発明の親水性樹脂組成物は、(A)無水マレイン酸と不飽和脂肪酸のディールスアルダー反応物、(B)塩基性化合物、および(C)無機フィラーを含有するものである。
【0014】
上記(A)成分における不飽和脂肪酸としては、一塩基酸の、油脂から得られる不飽和脂肪酸、例えば、大豆油脂肪酸、亜麻仁油脂肪酸、ヤシ油脂肪酸、トール油脂肪酸、米ぬか油脂肪酸、トウモロコシ油脂肪酸、ヒマワリ油脂肪酸、サフラワー油脂肪酸、オリーブ油脂肪酸、菜種油脂肪酸、ゴマ油脂肪酸、ケシ油脂肪酸、エノ油脂肪酸、麻実油脂肪酸、、ブドウ核油脂肪酸、綿実油脂肪酸、クルミ油脂肪酸、ゴム種油脂肪酸、魚油脂肪酸、脱水ヒマシ油脂肪酸、これらの混合物等が挙げられる。これらは1種を単独で使用してもよく2種以上を混合して使用してもよい。これらの中でも、反応性の点から大豆油脂肪酸、亜麻仁油脂肪酸が好ましい。
【0015】
これらの不飽和脂肪酸と無水マレイン酸とのディールスアルダー反応は、公知の方法で反応させることができる。例えば、反応温度150〜260℃、反応時間1〜4時間で行われる。無水マレイン酸と不飽和脂肪酸は、無水マレイン酸のモル数が不飽和脂肪酸のモル数の1〜3倍となる範囲、つまり無水マレイン酸と不飽和脂肪酸とのモル比が1:1〜3:1の範囲内となるような割合で反応させることが好ましい。無水マレイン酸の割合が前記範囲より少ないと、水への溶解性等が低下してくる。逆に、無水マレイン酸の反応量が前記範囲より多くなると、塗膜の物性、例えば絶縁破壊電圧が低くなる。無水マレイン酸と不飽和脂肪酸とはモル比が1:1〜2:1の範囲内となるような割合で反応させることがより好ましい。
【0016】
(B)成分の塩基性化合物としては、トリエタノールアミン、トリエチルアミン、N,N−ジメチルアミノエタノール等の第3級アミン、ジエタノールアミン等の第2級アミン、2−アミノ−2−メチルプロパノール等の第1級アミン、アンモニア等が挙げられる。これらは1種を単独で使用してもよく2種以上を混合して使用してもよい。これらの中でも、臭気の点から、トリエタノールアミンが好ましい。
【0017】
この(B)成分の塩基性化合物は、水性樹脂組成物全体に対し2〜12質量%配合することが好ましく、5〜10質量%の範囲であるとより好ましい。塩基性化合物の配合量が水性樹脂組成物全体の2質量%に満たないと、水への溶解性が低下し、逆に、12質量%を超えると、絶縁破壊電圧等の塗膜の物性が低下する。
【0018】
(C)成分の無機フィラーは、主として塗膜厚さの保持、塗膜のレベリングのためにチクソ付与剤として配合される成分であり、例えば、タルク、シリカ、アルミナ、水酸化アルミニウム、マグネシア、水酸化マグネシウム、チタニア、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、硫酸バリウム等の粉末が使用される。これらは1種を単独で使用してもよく2種以上を混合して使用してもよい。これらの中でも、タルク、シリカが好ましく、特に、レベリング性、塗膜物性(電気絶縁性等)、価格等の点から、タルクが好ましい。
【0019】
この(C)成分の無機フィラーは、水性樹脂組成物全体に対し15〜40質量%配合することが好ましく、20〜35質量%の範囲であるとより好ましい。無機フィラーの配合量が水性樹脂組成物全体の15質量%に満たないと、十分な厚さの塗膜を形成することが困難になり、また、塗膜のレベリング性も低下する。逆に、40質量%を超えると、沈降性が低下するおそれがある。
【0020】
本発明の親水性樹脂組成物には、乾燥性を向上させる目的で、(D)水性樹脂を配合することができる。水性樹脂としては、例えば、水溶性フェノール樹脂、水溶性アクリル樹脂、水溶性エポキシ樹脂等の水溶性樹脂が挙げられる。また、メラミン樹脂等の樹脂を水性媒体中に分散させた水性樹脂分散体も使用可能である。(D)水性樹脂としては、中でも、塗膜の電気絶縁性等の点から、水溶性フェノール樹脂が好ましい。
【0021】
この(D)成分の水溶性樹脂は、水性樹脂組成物全体に対し2〜12質量%配合することが好ましく、5〜10質量%の範囲であるとより好ましい。水溶性樹脂の配合量が水性樹脂組成物全体の2質量%に満たないと、添加による上述した効果が十分に得られず、逆に、12質量%を超えると、絶縁破壊電圧等低下するおそれがある。
【0022】
本発明の親水性樹脂組成物には、さらに、必要に応じて、消泡剤、レベリング剤、沈降防止剤、帯電防止剤、分散剤、硬化触媒、増粘剤、造膜助剤等の添加剤を、本発明の効果を阻害しない範囲で配合することができる。
【0023】
本発明の水性塗料組成物は、上記親水性樹脂組成物に必要に応じて水を添加し、適当な粘度に調製したものである。本発明の水性塗料組成物は、JIS C 2105に準拠して25℃において測定される粘度が、1〜10dPa・sであることが好ましく、2〜5dPa・sであることがより好ましい。粘度を1dPa・s以上とすることにより、塗膜厚さを一定量確保することができ、また、粘度を10dPa・s以下とすることにより、塗膜の表面平滑性不良を抑制することができる。
【0024】
本発明の水性塗料組成物は、鋼板等の被塗装面に塗装し、乾燥硬化させる。塗装方法は、従来より知られている方法、例えば、ロールコータ法、ナイフコータ法、刷毛塗り法、エアースプレー法、エアレススプレー法、静電塗装法等を用いることができる。また、乾燥方法は、加熱乾燥が好ましく、例えば、170℃の温度で0.5〜1時間加熱することにより硬化させることができる。
【0025】
本発明の水性塗料組成物により形成される塗膜は、十分な膜厚で、塗膜物性に優れている。しかも、塗膜の硬化条件は比較的緩和であり、少ないエネルギー消費で硬化させることができる。
【0026】
本発明の水性塗料組成物は、自動車、車両、電気機器等の産業用機器の電気・電子部品における金属成形物、例えば、モータのスロットコア等の電気絶縁や防錆用途に適しており、特に、これらの珪素鋼板からなる成形物の塗装に適している。
【実施例】
【0027】
次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。なお、以下の記載において、「部」は「質量部」を示すものとする。
【0028】
(実施例1)
フラスコに、無水マレイン酸3部および亜麻仁油脂肪酸(当栄ケミカル(株)製 商品名 TOENOL #LOFA)10部を加え、240℃で4時間反応させた後、100℃以下の温度まで冷却した。この反応物に、トリエタノールアミン7部、水溶性フェノール樹脂(昭和高分子(株)製 商品名 BRL−204;水溶性フェノール樹脂(I)と表記)7部および純水46部を加えて混合し、さらに、タルク(日本タルク(株)製 商品名 タルクSSS;粒子径D50(レーザ回折法)12μm、比表面積4.5m/g、吸油量28ml/100g)を加えて混合し、水性塗料組成物を製造した。
【0029】
次に、上記水性塗料組成物を珪素鋼板にハンドコータを用いて厚さ20μmに塗装し、170℃で0.5時間加熱し硬化させて、厚さ15μmの塗膜を形成した。
【0030】
(実施例2)
亜麻仁油脂肪酸に代えて、大豆油脂肪酸(当栄ケミカル(株)製 商品名TOENOL #1125)を用いた以外は、実施例1と同様にして水性塗料組成物を製造した。
【0031】
次に、上記水性塗料組成物を珪素鋼板にハンドコータを用いて厚さ20μmに塗装し、170℃で1時間加熱し硬化させて、厚さ15μmの塗膜を形成した。
【0032】
(実施例3)
水溶性フェノール樹脂(BRL−204)に代えて、水溶性フェノール樹脂(昭和高分子(株)製 商品名 BRL−1583;水溶性フェノール樹脂(II)と表記)を用いた以外は、実施例1と同様にして水性塗料組成物を製造した。
【0033】
次に、上記水性塗料組成物を珪素鋼板にハンドコータを用いて厚さ20μmに塗装し、170℃で1時間加熱し硬化させて、厚さ15μmの塗膜を形成した。
【0034】
(実施例4)
タルクに代えて、結晶シリカ((株)龍森製 商品名 クリスタライトAA;粒子径D50(レーザ回折法)6μm)を用いた以外は、実施例1と同様にして水性塗料組成物を製造した。
【0035】
次に、上記水性塗料組成物を珪素鋼板にハンドコータを用いて厚さ20μmに塗装し、170℃で1時間加熱し硬化させて、厚さ15μmの塗膜を形成した。
【0036】
(実施例5)
トリエタノールアミンに代えて、アンモニア水(25%)を用いた以外は、実施例1と同様にして水性塗料組成物を製造した。
【0037】
次に、上記水性塗料組成物を珪素鋼板にハンドコータを用いて厚さ20μmに塗装し、170℃で1時間加熱し硬化させて、厚さ15μmの塗膜を形成した。
【0038】
(比較例1)
フラスコに、アクリル酸系水溶性ポリマー((株)日本触媒製 商品名 アクアリック(登録商標)L)20部、トリエタノールアミン7部および純水46部を加えて混合し、さらに、タルク(タルクSSS)を加えて混合し、水性塗料組成物を製造した。
【0039】
次に、上記水性塗料組成物を珪素鋼板にハンドコータを用いて厚さ20μmに塗装し、170℃で0.5時間加熱し硬化させて、厚さ15μmの塗膜を形成した。
【0040】
(比較例2)
無水マレイン酸に代えて、無水テトラヒドロフタル酸を用いた以外は、実施例1と同様にして水性塗料組成物を製造した。
【0041】
次に、上記水性塗料組成物を珪素鋼板にハンドコータを用いて厚さ20μmに塗装し、170℃で1時間加熱し硬化させて、厚さ15μmの塗膜を形成した。
【0042】
(比較例3)
フラスコに、無水マレイン酸6部および亜麻仁油脂肪酸(TOENOL #LOFA)20部を加え、240℃で4時間反応させた後、100℃以下の温度まで冷却した。この反応物に、トリエタノールアミン14部、水溶性フェノール樹脂(BRL−204)14部および純水46部を加えて混合し、水性塗料組成物を製造した。
【0043】
次に、上記水性塗料組成物を珪素鋼板にハンドコータを用いて厚さ20μmに塗装し、170℃で0.5時間加熱し硬化させて、厚さ15μmの塗膜を形成した
【0044】
上記各実施例および各比較例で得られた水性塗料組成物およびその硬化物(塗膜)について、下記に示す方法で各種特性を評価した。結果を、水性塗料組成物の各成分の配合量とともに、表1に併せ示す。
【0045】
[粘度]
水性塗料組成物の粘度を、JIS C 2103(電気絶縁用ワニス試験方法)に準拠しB型粘度計を使用して25℃で測定した。
[乾燥時間]
水性塗料組成物の乾燥時間を、JIS C 2103に準拠して測定した。
[沈降性]
水性塗料組成物20gを試験管に入れて25℃で静置し、試験管の底に沈殿物が目視ににより観察されるまでの日数を調べた。
【0046】
[絶縁破壊電圧]
水性塗料組成物の絶縁破壊電圧をJIS C 2103に準拠して測定した。
[塗膜外観]
JIS C 2103の塗膜の付き方に準拠して評価した。
[耐腐食性]
塗膜を形成した珪素鋼板を80℃、85%RHで500時間処理した後、鋼板表面を目視により観察した。評価は糸状腐食の有無により行い、糸状腐食が認められなかったものを「良好」、糸状腐食が認められたものを「不良」と判定した。なお、糸状腐食とは、被塗装物表面に糸状に進行する腐食をいう。
【0047】
【表1】

【0048】
表1から明らかなように、本発明の実施例に係る水性塗料組成物は、塗装性が良好で、乾燥時間も短くて済み、作業性に優れている。特に、無機フィラーとしてタルクを用いた実施例1〜3、5では、さらに沈降も有効に抑制されている。また、塗膜についても、外観が良好で、絶縁性、耐食性に優れており、珪素鋼板の塗膜として十分に機能することが確認された。
【0049】
これに対し、アクリル酸系水溶性ポリマーを用いた比較例1では、粘度が高いため作業性に乏しく、また、無水マレイン酸に代えて無水テトラヒドロフタル酸を用いた比較例2では、糸状腐食が認められ、さらに、無機フィラーを未配合とした比較例3では、塗膜外観、絶縁性、耐腐食性がいずれも不良であった。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(A)無水マレイン酸と不飽和脂肪酸のディールスアルダー反応物、(B)塩基性化合物、および(C)無機フィラーを含有することを特徴とする親水性樹脂組成物。
【請求項2】
(D)水性樹脂を、さらに含有することを特徴とする請求項1記載の親水性樹脂組成物。
【請求項3】
前記(D)水性樹脂が、水溶性フェノール樹脂であることを特徴とする請求項2記載の親水性樹脂組成物。
【請求項4】
前記(A)成分が、無水マレイン酸と不飽和脂肪酸とをモル比1:1〜3:1で反応させてなるものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の親水性樹脂組成物。
【請求項5】
前記(A)成分における不飽和脂肪酸が、亜麻仁油脂肪酸および/または大豆油脂肪酸であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の親水性樹脂組成物。
【請求項6】
前記(C)無機フィラーが、タルクおよび/またはシリカであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の親水性樹脂組成物。
【請求項7】
前記(B)塩基性化合物が、トリエタノールアミンであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項記載の親水性樹脂組成物。
得られたものである
【請求項8】
請求項1乃至7のいずれか1項記載の親水性樹脂組成物を含有することを特徴とする水性塗料組成物。
【請求項9】
珪素鋼板用途であることを特徴とする請求項8記載の水性塗料組成物。
【請求項10】
請求項8または9記載の水性塗料組成物を塗装することを特徴とする塗膜形成方法。

【公開番号】特開2010−275410(P2010−275410A)
【公開日】平成22年12月9日(2010.12.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−128670(P2009−128670)
【出願日】平成21年5月28日(2009.5.28)
【出願人】(390022415)京セラケミカル株式会社 (424)
【Fターム(参考)】