説明

記号表示手段

【課題】ドライバに対して情報を追加で表示して提示する際に与える可能性がある、運転を阻害されているという不快感を、可能な限り抑制することができる記号表示手段を提供する。
【解決手段】運転支援システム10は、ドライバに複数の記号を表示する記号表示手段であって、アクセルOFFアイコンD1を表示する前に、アクセルOFFアイコンD1の表示を予告するために、表示中のインフラ情報受信アイコンD2の表示状態を変化させる制御を行なうMET_ECU4を備える。これにより、ドライバに提示される情報量を追加で増やすことなくアクセルOFFアイコンD1の追加表示を予告できる。この結果、ドライバに対して情報を追加で表示して提示する際に与える可能性がある、運転を阻害されているという不快感を、可能な限り抑制することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ドライバに複数の記号を表示する記号表示手段に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、運転中のドライバに対して警告表示を行う車両用表示装置が知られている。例えば、下記の特許文献1には、警告すべき状態であると判定された計測値を警告表示する前に、この計測値の種別を示す文字表示を点滅表示して警告表示の予告を行なう車両用表示装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−251881号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の特許文献1に記載の車両用表示装置では、警告すべき状態が生じた計測値の種別を示す文字表示を追加で点滅表示してから所定時間経過した後、この計測値を追加表示する。しかしながら、計測値の追加表示を予告するために文字表示を追加で点滅表示すると、運転中のドライバに提示される情報量が増えてしまうため、運転を阻害されているという不快感を与えてしまう可能性がある。
【0005】
そこで本発明は、ドライバに対して情報を追加で表示して提示する際に与える可能性がある、運転を阻害されているという不快感を、可能な限り抑制することができる記号表示手段を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明に係る記号表示手段は、ドライバに複数の記号を表示する記号表示手段であって、第一の記号を表示する前に、第一の記号の表示を予告するために、表示中の第二の記号の表示状態を変化させる制御を行なう制御手段を備えたことを特徴とする。
【0007】
ここで、本発明に係る記号表示手段は、第一の記号を表示する前に、第一の記号の表示を予告するために、表示中の第二の記号の表示状態を変化させる制御を行なう。このように、第三の記号を追加で表示することによるのではなく、既に表示中、即ち既に使用されている第二の記号の表示状態を変化させることにより、第一の記号の追加表示が予告される。このため、ドライバに提示される情報量を追加で増やすことなく第一の記号の追加表示を予告できる。この結果、ドライバに対して情報を追加で表示して提示する際に与える可能性がある、運転を阻害されているという不快感を、可能な限り抑制することができる。
【0008】
また、制御手段は、第一の記号が表示された後に、変化された第二の記号の表示状態を、変化前の表示状態に戻す制御を行なうのも好ましい。
【0009】
これにより、第一の記号が表示された後に、変化された第二の記号の表示状態を、変化前の表示状態に戻すことが可能になる。
【0010】
また、第一の記号は、交通情報に基づいてドライバに運転を指示する情報を示す運転指示アイコンであり、第二の記号は、交通情報を受信中であることを示す情報受信アイコンであるのも好ましい。
【0011】
これにより、交通情報に基づいてドライバに運転を指示する情報を示す運転指示アイコンが表示される前に、この運転指示アイコンの表示を予告するために、交通情報を受信中であることを示す情報受信アイコンの表示状態が変化する。このように、予告をするために表示状態が変化する情報受信アイコンと、予告後に表示される運転指示アイコンとは、いずれも交通情報に関連したものとなるため、ドライバは予告の内容を容易に理解することが可能になる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、ドライバに対して情報を追加で表示して提示する際に与える可能性がある、運転を阻害されているという不快感を、可能な限り抑制することができる記号表示手段を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】MET_ECUを含む運転支援システムのブロック構成図である。
【図2】メーターにおけるアイコン表示の具体例の説明図である。
【図3】MET_ECUによる制御内容の詳細の説明図である。
【図4】運転支援システム搭載の有無の違いによるエコ支援の効果の違いの説明図である。
【図5】運転支援システムによって実行される運転支援処理のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の参照番号を附し、重複する説明は省略する。
【0015】
(1)運転支援システムの構成
図1に、本発明に係るMET_ECUを含む運転支援システムのブロック構成図を示す。この運転支援システム10(記号表示手段)は、自動車などの車両(以下、自車両C)に取り付けられて、ドライバに複数のアイコン(記号)を表示するシステムである。運転支援システム10は、アイコンの表示方法や表示内容を変化させることにより、ドライバに対して追加の情報を提示する。これによって、ドライバによる運転が支援される。この運転支援システム10は、インフラ受信機1、HV_ECU2、ITS_ECU3、MET_ECU4(制御手段)、及びメーター5を備えている。
【0016】
インフラ受信機1は、自車両Cの周囲の交通状況に関するインフラ情報を、自車両Cの外部から受信して取得する機器である。インフラ受信機1は、例えば、交差点に設置されている信号機や道路に設置されているカメラ、レーダなどのインフラストラクチャとの間で情報を送受信する。インフラ受信機1は、例えば、このインフラストラクチャから送信された、信号機の点灯状態に関する信号サイクル情報や、交通状態に関するITS(Intelligent Transport Systems、高度道路交通システム)情報(交通情報)や、一時停止が必要な位置及びその位置までの距離を示す一時停止情報などの情報を受信する。
【0017】
HV_ECU2は、自車両Cの走行状態に関する情報を、自車両Cの内部の各種機器から取得するECU(電子制御装置)である。HV_ECU2は、各種機器と通信接続されており、例えば、自車両Cの現時点での車速に関する現車速情報や、自車両Cのスロットルバルブの開度に関するアクセル開度情報や、自車両Cに搭載された電池のSOC(Stage Of Charge、充電状態)などの情報を取得する。なお、ECUは、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などからなるマイクロコンピュータを主要構成部品とするユニットである。
【0018】
ITS_ECU3は、インフラ受信機1によって受信された情報と、HV_ECU2によって受信された情報とに基づいて、自車両Cが減速すべきタイミングといったような、自車両Cの走行に関して必要な指示を算出して先読みするECUである。例えば、一時停止が必要な位置(例えば、停止線やカーブ入口)までの距離と、自車両Cの現時点での車速とに基づいて、スロットルバルブの開度と、信号機の点灯状態といったパラメータに基づいて、アクセルペダルの踏み込みをやめる運転をすべき最適のタイミングTAを算出する。このECUも、CPU、ROM、RAMなどからなるマイクロコンピュータを主要構成部品とするユニットである。
【0019】
MET_ECU4は、ITS_ECU3により算出された自車両Cの走行に関する指示に基づいて、メーター5における複数のアイコンの表示方法や表示内容の決定及び制御を行なうECUである。複数のアイコンには、ITS情報に基づきアクセルペダルの踏み込みをやめる運転をするようドライバに指示する運転指示アイコンであるアクセルOFFアイコン(第一の記号)や、インフラ受信機1によるITS情報の受信中を示すインフラ情報受信アイコン(第二の記号)などがある。このECUも、CPU、ROM、RAMなどからなるマイクロコンピュータを主要構成部品とするユニットである。
【0020】
なお、MET_ECU4は、アクセルOFFアイコンをメーター5に表示させる前に、アクセルOFFアイコンの表示を予告するために、メーター5に表示中のインフラ情報受信アイコンの表示状態を変化させる制御を行なうことが可能である。また、MET_ECU4は、アクセルOFFアイコンが表示された後に、変化されたインフラ情報受信アイコンの表示状態を、変化前の表示状態に戻すことが可能である。アイコンの表示状態の変化の詳細については、後述する。
【0021】
メーター5は、MET_ECU4による制御に基づいて、ドライバに対して、自車両Cの現時点での車速やモーター回転数などを含む各種数値や、アクセルOFFアイコン及びインフラ情報受信アイコンを含む複数のアイコンを画面表示するマルチインフォメーションディスプレイ機器である。メーター5は、ドライバに対して、HMI(Human Machine Interface、ヒューマン・マシン・インターフェース)として機能することが可能である。
【0022】
(2)メーター5におけるアイコン表示の具体例
図2に、メーター5におけるアイコン表示の具体例の説明図を示す。図2(a)に示されるように、メーター5のマルチインフォメーションディスプレイDには、左上部にアクセルOFFアイコンD1が、右上部にインフラ情報受信アイコンD2が、下部に自車両C内の電池のSOCを示すチャージアイコンD3が示されている。
【0023】
また、別の具体例として、図2(b)に示されるように、メーター5のマルチインフォメーションディスプレイDには、左部にアクセルOFFアイコンD1が、右部にインフラ情報受信アイコンD2が、中央部に最寄りの信号機の点灯状態を示す信号アイコンD4が示されている。
【0024】
(3)MET_ECU4による制御内容の詳細
図3に、MET_ECU4による制御内容の詳細の説明図を示し、図4に、運転支援システム搭載の有無の違いによるエコ支援(燃費を最も良くするための支援)の効果の違いの説明図を示す。アクセルペダルが踏み込まれた状態の自車両Cが走行中の車道前方に、信号機Sが設置されている交差点があり、その手前に停止線Lがあるとする。また、信号機Sは赤信号状態で点灯しているとする。
【0025】
まず、本発明に係るMET_ECUを含む運転支援システムを搭載していない従来の技術の場合について、図3(a)を用いて説明する。この場合、停止線Lに到着するタイミングTLよりも前に、インフラ受信機1によるITS情報の受信が開始されるタイミングTRが存在し、タイミングTRからタイミングTLまでの間、ITS情報の受信中を示すインフラ情報受信アイコンD2が点灯する。
【0026】
ここで、自車両Cの内部の各種ECUなどによって、アクセルペダルの踏み込みをやめる運転をすべき最適のタイミングTAが算出され、タイミングTAからタイミングTLまでの間、アクセルペダルの踏み込みをやめる運転をするようドライバに指示するアクセルOFFアイコンD1が点灯する。この場合、アクセルOFFアイコンD1の点灯予告がないため、ドライバは、アクセルOFFアイコンD1の点灯を予想できずに反応が遅れて、アクセルOFFアイコンD1の点灯からアクセルペダルの踏み込みを実際にやめるまでの間にタイムラグが生じてしまい、エコ支援(燃費を最も良くするための運転支援)の効果が目減りしてしまう。即ち、図4におけるグラフ内の破線で示されるように、このタイムラグによって車速Vの減速の開始が遅くなってしまう。
【0027】
なお、アクセルOFFアイコンD1の点灯を予告するために、更なるアイコン(図示せず)を追加で新たに表示すると、運転中のドライバに提示される情報量が増えてしまうため、運転を阻害されているという不快感を与えてしまう可能性がある。また、タイミングTAの前に、アクセルOFFアイコンD1の点滅などによって予告すると、燃費が最も良くなるとして算出されたタイミングTAよりも早くドライバがアクセルペダルの踏み込みをやめてしまいやすくなり、かえって燃費が悪化してしまう。
【0028】
次に、本発明に係るMET_ECUを含む運転支援システムを搭載している場合について、図3(b)を用いて説明する。この場合も、停止線Lに到着するタイミングTLよりも前に、インフラ受信機1によるITS情報の受信が開始されるタイミングTRが存在し、タイミングTRから、ITS情報の受信中を示すインフラ情報受信アイコンD2が点灯する。
【0029】
ここで、自車両Cの内部の各種ECUなどによって、アクセルペダルの踏み込みをやめる運転をすべき最適のタイミングTAが算出され、タイミングTAからタイミングTLまでの間、アクセルペダルの踏み込みをやめる運転をするようドライバに指示するアクセルOFFアイコンD1が点灯する。なお、MET_ECU4が、アクセルOFFアイコンD1の点灯表示を予告するために、タイミングTAよりも所定時間(例えば、数秒間)だけ手前のタイミングTPで、点灯表示中のインフラ情報受信アイコンD2の表示状態を、この所定時間の間だけ点滅表示状態に変化させる。そして、この所定時間経過後、MET_ECU4が、アクセルOFFアイコンD1を点灯表示させるとともに、インフラ情報受信アイコンD2の表示状態を、変化前の点灯状態に戻す。
【0030】
この場合、アクセルOFFアイコンD1の点灯予告があるため、ドライバは、アクセルOFFアイコンD1の点灯を予想することができ、反応を遅らせることが無いようにドライバを誘導して回生拡大制御を実行することができる。このため、アクセルOFFアイコンD1の点灯から、アクセルペダルの踏み込みを実際にやめるまでの間のタイムラグが可能なかぎり無くなって、エコ支援(燃費を最も良くするための運転支援)の効果の目減りを防止することができる。即ち、図4におけるグラフ内の実線で示されるように、このタイムラグによって車速Vの減速の開始が遅くなってしまうことを防止することができ、無駄なエネルギー消費を抑制することが可能になる。
【0031】
更に、アクセルOFFアイコンD1の点灯を予告するための更なるアイコンの追加表示が不要であり、運転中のドライバに提示される情報量が増えることがないため、運転を阻害されているという不快感を、可能な限り抑制することができる。また、タイミングTAの前に、アクセルOFFアイコンD1の点滅などの予告が不要であるため、燃費が最も良くなるタイミングTAよりも早くドライバがアクセルペダルの踏み込みをやめてしまうことが無く、燃費の悪化を防止することができる。
【0032】
(4)運転支援システム10による運転支援処理の流れ
図5に、運転支援システム10によって実行される運転支援処理のフローチャートを示す。この処理は運転支援システム10の作動中、所定のタイミングで繰り返し実行される。
【0033】
最初に、インフラ受信機1が、交通状態に関するITS情報を、自車両Cの外部から受信して取得する(ステップS01)。そして、インフラ受信機1が、信号機の点灯状態に関する信号サイクル情報や、一時停止が必要な位置及びその位置までの距離を示す一時停止情報などの情報を、自車両Cの外部から受信して取得する(ステップS02)。
【0034】
次に、HV_ECU2が、自車両Cの現時点での車速に関する現車速情報や、自車両Cのスロットルバルブの開度に関するアクセル開度情報や、自車両C内の電池のSOC(Stage Of Charge、充電状態)などの情報を、自車両Cの内部機器から取得する(ステップS03)。そして、ITS_ECU3が、インフラ受信機1によって受信された情報と、HV_ECU2によって受信された情報とに基づいて、アクセルペダルの踏み込みをやめる運転をすべき最適のアクセルOFFタイミングTAを算出する(ステップS04)。
【0035】
次に、MET_ECU4が、ITS_ECU3により算出された自車両Cの走行に関する指示に基づいて、アクセルOFFアイコンD1の点灯表示を予告するために、タイミングTAよりも前のタイミングTPで、点灯表示中のインフラ情報受信アイコンD2の表示状態を、所定時間の間だけ点滅表示状態に変化させる(ステップS05)。このようなアクセルOFFアイコンD1の点灯予告があるため、ドライバは、アクセルOFFアイコンD1の点灯を予想することができ、反応を遅らせることが無くなる。そして、この所定時間経過後、MET_ECU4が、アクセルOFFアイコンD1を点灯表示させる(ステップS06)とともに、インフラ情報受信アイコンD2の表示状態を、変化前の点灯状態に戻す。そして、この一連の処理は一旦終了し、所定のタイミングでステップS01が再度行われる。
【0036】
(5)運転支援システム10による作用及び効果
前述のように、アクセルOFFアイコンD1を表示する前に、アクセルOFFアイコンD1の表示を予告伝達するために、表示中のインフラ情報受信アイコンD2の表示状態を変化させる制御が行なわれる。このように、既に表示中、即ち既に使用されているインフラ情報受信アイコンD2の表示状態を変化させることにより、アクセルOFFアイコンD1の追加表示が予告される。
【0037】
このため、ドライバに提示される情報量を追加で増やすことなくアクセルOFFアイコンD1の追加表示を予告できる。この結果、ドライバに対して情報を追加で表示して提示する際に与える可能性がある、運転を阻害されているという不快感を、可能な限り抑制することができる。
【0038】
また、アクセルOFFアイコンD1が表示された後に、変化されたインフラ情報受信アイコンD2の表示状態を、変化前の点灯表示状態に戻すことができる。
【0039】
また、交通情報に基づいてドライバに運転を指示する情報を示すアクセルOFFアイコンD1が表示される前に、このアクセルOFFアイコンD1の表示を予告するために、交通情報を受信中であることを示すインフラ情報受信アイコンD2の表示状態が変化する。このように、予告をするために表示状態が変化するインフラ情報受信アイコンD2と、予告後に表示されるアクセルOFFアイコンD1とは、いずれも交通情報に関連したものとなるため、ドライバは予告の内容が交通情報に関連したものであることを容易に理解することが可能になる。
【0040】
(6)変形例
上記の実施例では、図3(b)に示されるように、MET_ECU4が、タイミングTAで、アクセルOFFアイコンD1を点灯表示させるとともに、インフラ情報受信アイコンD2の表示状態を、変化前の点灯状態に戻す構成としたが、インフラ情報受信アイコンD2の表示状態を、変化前の点灯状態に戻すタイミングは、アクセルOFFアイコンD1の点灯表示以降であれば特に限定されず、他のタイミングであってもよい。
【0041】
また、上記の実施例では、図2に示されるように、アクセルOFFアイコンのようなアイコンを用いる構成としたが、ドライバが表示の変化を認識可能なものであれば特に限定されず、例えば、アイコンを用いる代わりに、色の変化を用いる構成としてもよく、また、符号を用いる構成としてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0042】
本発明によれば、ドライバに対して情報を追加で表示して提示する際に与える可能性がある、運転を阻害されているという不快感を、可能な限り抑制することができる記号表示手段を提供することができる。
【符号の説明】
【0043】
1…インフラ受信機、2…HV_ECU、3…ITS_ECU、4…MET_ECU、5…メーター、10…運転支援システム、C…自車両、D…マルチインフォメーションディスプレイ、D1…アイコン、D2…インフラ情報受信アイコン、D3…チャージアイコン、D4…信号アイコン、L…停止線、S…信号機、TA,TL,TP,TR…タイミング。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ドライバに複数の記号を表示する記号表示手段であって、
第一の記号を表示する前に、前記第一の記号の表示を予告するために、表示中の第二の記号の表示状態を変化させる制御を行なう制御手段を備えた記号表示手段。
【請求項2】
前記制御手段は、前記第一の記号が表示された後に、変化された前記第二の記号の表示状態を、変化前の表示状態に戻す制御を行なう、請求項1に記載の記号表示手段。
【請求項3】
前記第一の記号は、交通情報に基づいて前記ドライバに運転を指示する情報を示す運転指示アイコンであり、
前記第二の記号は、前記交通情報を受信中であることを示す情報受信アイコンである、請求項1又は2に記載の記号表示手段。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−207974(P2012−207974A)
【公開日】平成24年10月25日(2012.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−72782(P2011−72782)
【出願日】平成23年3月29日(2011.3.29)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】