説明

記録再生装置

【課題】
記録再生装置単体での自動バックアップ、自動リストア機能を実現する。
【解決手段】
可換型媒体に記録あるいは再生する第1の記録再生部と、非可換型媒体に記録あるいは再生する第2の記録再生部を有する記録再生装置であり、第1の記録再生部に可換型媒体を装着した契機で記録再生装置の動作が開始し、また記録再生装置は可換型媒体装着契機の動作モードを複数備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は記録再生装置に関するものである。中でも、例えば、記録再生装置の自動バックアップ、自動リストア機能に関するものである。
【背景技術】
【0002】
記録再生装置において、複数の記憶デバイスを搭載してなる装置に関する特許文献が開示されている。例えば、特許文献1には、その第0036段落に、「スケジュールに基づいて、夜間のうちに、ハードディスクドライブ6に記憶されている所定データを、フラッシュメモリデバイス7にコピーさせる。」との記載がある。また、特許文献2は、その要約に、「複数のデータ記憶装置、例えばハード・ディスク装置およびCD−RW装置に接続するための装置インタフェース論理」を含むコントローラが記載されている。また、「コントローラは、データを発信元のデータ記憶装置から少なくとも1つの宛先データ記憶装置へ直接、つまり転送データをコントローラからバスを介してホストおよび/またはホスト・メモリに受け渡すことなく、転送することを可能にする、スイッチング回路機構を含む。」と記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008-276626
【特許文献2】特開2006-59365
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
複数の記憶デバイスを搭載してなる記録再生装置において、第1の記憶デバイスが可換型記憶デバイス(例えば光ディスクドライブ)であり、他方が非可換型記憶デバイス(例えばハードディスクドライブやソリッドステートドライブ)であった場合、第1の記憶デバイスに記録媒体を装着した契機により、第2の記憶デバイスのデータを第1の記憶デバイスにコピーする自動バックアップ機能や、第1の記憶デバイスのデータを第2の記憶デバイスにコピーする自動リストア機能といった特殊機能を実装したいといった要求がある。
【0005】
特許文献1の記載では、搭載された記憶デバイスがハードディスクドライブとフラッシュメモリデバイスといった非可換型記憶デバイスであり、また記憶デバイス間のコピーもスケジュール管理により行う方式であるため前記要求を満たす構成ではない。
【0006】
また特許文献2では、コントローラおよび接続された記憶デバイスを1つの記録再生装置と考えた場合、接続されている記憶デバイスは光ディスクドライブとハードディスクドライブであるが、記憶デバイス間のコピーは実施例の記載によると上位のホストからの命令によるものであり、光ディスクを装着した契機でコピーを実施する構成にはなっていない。
【0007】
また、例えば、上記のバックアップ機能やリストア機能を、外部のホスト装置からの命令のみによって実行させる場合には、ホスト装置側のソフトウェア等の変更も必要となる。逆を言えば、バックアップ機能やリストア機能を記録再生装置が実行できるかが、ホスト装置の機能に依存してしまう可能性がある。また、この問題は、例えば、記録再生装置が、いわゆる外付け型のドライブ装置である場合に顕著である。
【0008】
さらに、例えば、記録再生装置が、上記のバックアップ機能やリストア機能を、ホストからのコマンドから独立して実行させる場合に、操作手段の部品点数が増加してしまう可能性がある。
【0009】
本発明の目的は、利便性を向上した記録再生装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上述した目的は、例えば、特許請求の範囲に記載の構成により達成される。
【0011】
例えば、本発明の記録再生装置は、装着部に可換型媒体を装着された場合に、非可換型媒体の情報の少なくとも一部を可換型媒体にコピーする第1のコピー処理か、可換型媒体の情報の少なくとも一部を非可換型媒体にコピーする第2のコピー処理かのいずれかを行う。また、より望ましくは、記録再生装置1は、第1のコピー処理と第2のコピー処理とを、ホスト装置から受信されるコマンドに依存しないで実行する。
【発明の効果】
【0012】
本発明によると、利便性を向上した記録再生装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】実施例を示す図で、記録再生装置の構成を示した図である。
【図2】実施例を示す図で、記録再生装置の外観を示した図である。
【図3(a)】実施例を示す図で、光ディスク装着契機の各動作モードのデータ転送の流れを説明した図である。
【図3(b)】実施例を示す図で、光ディスク装着契機の各動作モードのデータ転送の流れを説明した図である。
【図3(c)】実施例を示す図で、光ディスク装着契機の各動作モードのデータ転送の流れを説明した図である。
【図4】実施例を示す図で、光ディスク装着契機の記録再生装置の動作フローを説明した図である。
【図5】実施例を示す図で、イジェクトスイッチと表示装置を説明した図であり、表示装置がディスクアクセス表示と動作モード表示を兼用したものである。
【図6】実施例を示す図で、イジェクトスイッチと表示装置を説明した図であり、表示装置はディスクアクセス表示用と動作モード表示用が独立に実装されたものである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、実施例について図1〜図6を用いて説明する。
【0015】
図1は本発明の1実施例の記録再生装置の構成を示した図である。
【0016】
記録再生装置1は、光ディスクドライブ2(Optical Disc Drive:以下ODDとする)、不揮発性メモリドライブ3(Solid State Drive:以下SSDとする)が搭載されており、ODD2とSSD3を制御するドライブ制御回路4に接続されている。ODD2は、可換型媒体である光ディスクに対して記録または再生を行う。SSD3は、非可換型媒体を内蔵し、この非可換型媒体に対して記録または再生を行う。また、ODD2は、光ディスクを装着し、また排出する機構を備える。ドライブ制御回路4は、外部インターフェース5を介して外部のホスト装置とデータの送受信ならびにODD2、SSD3への記録、再生動作の制御を行っている。つまり、ODD2、SSD3、ドライブ制御回路4にて、データの記録または再生を行う記録再生部として機能する。
【0017】
また、記録再生装置1は、外部のホスト装置からのコマンドに応じて記録または再生を行う子装置または従属装置として機能する。言い換えると、記録再生装置1は、外部のホスト装置との関係においてデバイス機器として動作する。上記した外部のホスト装置と記録再生装置1の例としては、PCと該PCに内蔵されるドライブ装置が該当する。また、外部のホスト装置と記録再生装置1の例としては、AVレコーダーと該AVレコーダに内蔵されるドライブ装置が該当する。また、記録再生装置1の例としては、PC等に接続される外付けのドライブ装置が該当する。
【0018】
また、ドライブ制御回路4は、ODD2に光ディスクが装着された契機で、SSD3内のデータをODD2に装着された光ディスクにコピーする第1の動作モード(以下バックアップモードとする)を実行するよう制御する。また、ドライブ制御回路4は、ODD2に装着された光ディスク内のデータをSSD3にコピーする第2の動作モード(以下リストアモードとする)と、ホストからの命令がない場合は、ODD2とSSD3間のデータコピーを行わない第3のモード(以下ノーマルモードとする)を実行するよう制御する。また、装着されるとは、例えば、ODD2が備えるスピンドル機構(図示しない)に、光ディスクが係合された状態となることを示す。
【0019】
図2は、本実施例の記録再生装置1の外観を示したものである。半導体メモリの大容量化によりSSD3は小型化が可能になるため、従来のODDの筐体に、ODD2の機能とSSD3の機能とドライブ制御回路4、外部インターフェース回路5を搭載している。記録再生装置1の前面には、光ディスクを排出する指示を入力するためのイジェクトスイッチ6と、記録再生装置1が光ディスクにアクセス中であることを示すLED7が設置してある。ユーザが光ディスクを排出したい場合は、イジェクトスイッチ6を押すことで記録再生装置1は光ディスク排出動作を行う。また光ディスクにアクセス中のときは、LED7が点灯、あるいは点滅することでユーザーにアクセス中であることを通知する。
【0020】
次に、図3を用いて、本実施例における記録再生装置の各動作モードでのデータ転送の流れを説明する。
【0021】
図3(a)は、バックアップモードでのデータ転送を矢印で説明した図である。バックアップモードでは、光ディスク装着後、ドライブ制御回路4がSSD3内のデータの少なくとも一部をODD2の光ディスクにコピーする処理を行う。このコピー処理は外部に接続されたホストからの命令により実施するものではなく、ドライブ制御回路4が管理、実行している。
【0022】
図3(b)は、リストアモードでのデータ転送を矢印で説明した図である。リストアモードでは、光ディスク装着後、ドライブ制御回路4がODD2の光ディスク内のデータの少なくとも一部をSSD3にコピーする処理を行う。このコピー処理もバックアップモード同様、外部に接続されたホストからの命令により実施するものではなく、ドライブ制御回路4が管理、実行している。なお、リストアとは、例えば、バックアップが完了し、元のデータに欠陥が発生した場合に、元のデータを復元する処理を示す。
【0023】
図3(c)は、ノーマルモードを説明した図である。ノーマルモードでは、光ディスクが装着されてもホストからの命令がない限りODD2、SSD3間のコピーは実施しない。
【0024】
次に、SSD3、光ディスクのコピー対象となるデータの選択方法について説明する。データの選択方法としては、装着する光ディスクにコピー機能に対応したディスクであることを示す情報ならびに詳細設定情報を書き込んでおくことで対応する。また、この詳細設定情報が、コピーされる情報の範囲を示す設定情報を含むものとする。ODD2に光ディスクを装着した後、光ディスクをコピー対象の光ディスクであるか判定する。対象ディスクであった場合には詳細設定情報よりコピー対象データの情報を取得し、コピー動作に移行すればよい。なお、コピー対象データの選択方法は前記記載の方法に限ることなく、例えば常に同一名のフォルダやファイルをコピー対象としてもよい。また、SSD3あるいは光ディスクのすべてのデータをコピー対象としてもよい。
【0025】
次に、図4を用いて、本実施例の動作フローを図4を用いて説明する。
【0026】
記録再生装置1に光ディスクを挿入(102)すると、ODD2は挿入された光ディスクに適した記録再生を行うための調整処理、所謂ディスクロード処理(103)を行い、光ディスクに対し記録あるいは再生可能な状態に移行する。次に、ドライブ制御回路4は現在の記録再生装置1の動作モードがノーマルモードであるか判定を行う(104)。処理104にてノーマルモードであれば、記録再生装置1は、処理を終了(109)し、ホストからの命令待ち状態に移行する。記録再生装置1の動作モードがノーマルモード以外であった場合、装着された光ディスクを読み込み、コピー対象ディスクであるか判定する(105)。コピー対象ディスクでない場合は処理を終了し(109)、コピー対象ディスクであった場合は、さらに記録再生装置1の動作モードを判定する(106)。なお、コピー対象ディスクか否かの判定は、例えば装着された光ディスクが再生専用ディスクか記録可能なディスクであるかに基づいて行う。また、コピー対象ディスクか否かの判定は、装着された光ディスクの空き容量が予め設定された所定の容量以上か否かに基づいて行う。所定の容量としては、SSD3の容量であってもよいし、それ以下の容量でもよい。また、コピー対象ディスクか否かの判定は、装着する光ディスクにコピー機能に対応したディスクであることを示す情報が記録されているか否かに基づいて行う。処理104において動作モードがバックアップモードの場合は、記録再生装置1は、光ディスクの詳細設定情報に基づきSSDのデータを光ディスクに記録する(107)。一方、リストアモードの場合は、記録再生装置1は、光ディスクの詳細設定情報に基づき光ディスクのデータをSSDに書き込む(108)。そして、記録が終わると処理を終了する(109)。
【0027】
このように、記録再生装置1は、ODD2に光ディスクを装着したことを契機として、コピーを開始する。より具体的には、記録再生装置1は、ODD2に光ディスクが装着された場合に、光ディスクに記録された情報をSSD3に記録させる第1のコピー処理か、光ディスクに記録された情報を光ディスクに記録する第2のコピー処理のいずれかを行う。また、記録再生装置1は、外部のホスト装置からのコマンドに基づいて、ODD2、SSD3間にてデータをコピーする第3のコピー処理を行う。
【0028】
以上のような処理を行うことで、記録再生装置1は、外部のホスト装置のコマンドを受信しない場合においても、バックアップ処理、リストア処理を実行することが可能となる。
【0029】
また、通常、記録再生装置1はノーマルモードで使用することが多い。このため、記録再生装置1は、バックアップモード、リストアモードで動作した後は動作モードをノーマルモードに移行する構成としてもよい。これにより、次回光ディスクを装着した際の誤コピー動作を防止することができる。
【0030】
次に、図5及び図6を用いて、記録再生装置1の動作モードの切り替え方法および動作モードの通知方法について説明する。
【0031】
図5に示す本実施例の記録再生装置1はトレイ式とする。トレイ11に光ディスク8を取り付け、記録再生装置1に挿入することで光ディスク8が記録再生装置1に装着される。また、トレイ11が挿入された状態からイジェクトスイッチ6を押下することによりトレイ11は外部に排出される。本実施例では、このイジェクトスイッチ6を動作モードを変更するための切り替えスイッチとして兼用している。つまり、トレイ11が記録再生装置1に挿入された状態で、イジェクトスイッチ6を押下するとトレイ排出指示が記録再生装置1に入力されるものとする。しかし、トレイ11が排出された状態においては、イジェクトスイッチ6を押下すると、ノーマルモード→バックアップモード→リストアモード→ノーマルモード・・・のように動作モードを切り替える。この方法により、動作モード切替のために新たなスイッチを追加する必要はなくなる。従って、本実施例によると、コストの増加を抑制しつつモード切り替え処理を実現できる。また、トレイ式の装置においては、トレイ11が排出された状態において、トレイ格納のためにイジェクトスイッチ6を押されることはない。このため、イジェクトスイッチ6を動作モード切り替えのために用いたとしてもユーザに対するデメリットは無いものといえる。
【0032】
なお、本実施例の記録再生装置1はトレイ式であるため、トレイの排出状態でイジェクトスイッチ6の機能を切り替えている。これに対し、トレイを使用しないスロットイン方式の記録再生装置の場合は、光ディスク8が記録再生装置1内に装着されている時に、イジェクトスイッチは光ディスク排出指示とし、光ディスクが装着されていない時には動作モード切替指示とすればよい。
【0033】
また、上記動作モードをイジェクトスイッチ6で切り替える場合、動作モードが3モードあるが、ユーザーに現在設定されている動作モードを通知することで誤設定を防止することができる。本実施例では、光ディスク8にアクセスすることを示すLED7を用いてユーザーに動作モードの通知を行う。光ディスク8へのアクセスは光ディスク8が記録再生装置1に装着されている時しか発生しないので、トレイ11が排出されているときはLED7を動作モード表示用として使用する。図5に示す記録再生装置1によると、新たにLEDを追加しないでも、ユーザ動作モードを通知できる。このため、コストの増加を抑制することが可能となる。
【0034】
例えば、トレイ11排出状態で、ノーマルモード時はLED7を消灯とし、バックアップモード時はLED7を点滅とし、リストアモード時はLED7を点灯状態とすることで現在の動作モードをユーザーに通知する。なお通知は、発光パターンの変化のほか、色を変えたり、輝度を変えることによって行ってもよい。
【0035】
次に、図6を用いて、イジェクトスイッチと表示装置の別の構成例について説明する。
【0036】
図6に示す記録再生装置1は、動作モードを示すLED9、LED10を光ディスクアクセス用のLED7とは別に配置したものである。また、記録再生装置1は、動作モード別にLED9、およびLED10を点灯してユーザーに通知している。なお通知手段は、本実施例に限ることなく液晶表示装置を用いて文字で表示してもよいし、音を使って通知してもよい。その他、通知手段は、ユーザーが現在の動作モードを認識できる手段であればよい。
【0037】
バックアップモードやリストアモードでコピー動作を行った際、コピー処理が正常終了したか、異常終了であったかといった動作結果をユーザーに通知することで、さらに使い勝手の向上を図ることができる。通知手段としては、動作モード通知手段と同様にアクセス通知用LEDと兼用したり、追加でLEDを配置したり、液晶表示装置、音などを使用して通知するとよい。
【0038】
以上説明した記録再生装置1によると、記録再生装置1単体での自動バックアップ、自動リストア機能を実現する。また、本実施例によると、ホスト装置が備えるソフトウェアに依存せずに自動バックアップ、自動リストア機能を実行する記録再生装置1を提供することが可能となる。また、本実施例によると、ホスト装置からのバックアップやリストアを指示するコマンドを受信しないでも、自動バックアップ、自動リストア機能を実行する記録再生装置1を提供することが可能となる。
【0039】
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
【0040】
また、上記の各構成は、それらの一部又は全部が、ハードウェアで構成されても、プロセッサでプログラムが実行されることにより実現されるように構成されてもよい。また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
【符号の説明】
【0041】
1…記録再生装置
2…光ディスクドライブ(ODD)
3…不揮発性メモリドライブ(SSD)
4…ドライブ制御回路
5…外部インターフェース
6…イジェクトスイッチ
7…LED
8…光ディスク
9…LED
10…LED
11…トレイ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ホスト装置からの命令により情報の記録あるいは再生を行う記録再生装置であって、
可換型媒体を装着する装着部と、
前記記録再生装置の筐体に内蔵される非可換型媒体と、
前記可換型媒体または前記非可換型媒体に、記録または再生を行う記録再生部と、を備え、
前記記録再生部は、前記装着部に前記可換型媒体を装着された場合に、前記非可換型媒体の情報の少なくとも一部を前記可換型媒体にコピーする第1のコピー処理か前記可換型媒体の情報の少なくとも一部を前記非可換型媒体にコピーする第2のコピー処理かのいずれかを行うことを特徴とする記録再生装置。
【請求項2】
請求項1記載の記録再生装置であって、
前記記録再生部は、前記ホスト装置からのコマンドに応じて前記可換型媒体と前記非可換型媒体との間のコピーを行う第3のコピー処理を行うことを特徴とする記録再生装置。
【請求項3】
請求項1記載の記録再生装置であって、
前記記録再生部は、コピーされる情報の範囲を示す設定情報が前記可換型媒体に記録されている場合には、当該設定情報に示される範囲の情報をコピーすることを特徴とする記録再生装置。
【請求項4】
請求項1ないし3のいずれか1項記載の記録再生装置であって、
前記第1のコピー処理または前記第2のコピー処理は、前記ホストからの命令によらずに実施されることを特徴とする記録再生装置。
【請求項5】
請求項1記載の記録再生装置であって、
ユーザによる操作指示を受け付ける指示部と、
前記装着部に装着された可換型媒体を排出する排出部と、を備え、
前記記録再生装置内に前記可換型媒体が装着されている状態で前記指示部が操作されると、前記排出部は、前記可換型媒体を排出し、
前記可換型媒体が装着されていない状態では前記指示部が操作された場合、前記記録再生部は前記第1のコピー処理を行うか前記第2のコピー処理を行うかを切り替えることを特徴とする記録再生装置。
【請求項6】
請求項1記載の記録再生装置であって、
前記装着部は、前記可換型媒体をトレイ部材に取り付け、前記トレイ部材を挿入することにより前記可換型媒体を装着し、
前記装着部に装着された可換型媒体を排出する排出部と、
ユーザによる操作指示を受け付ける指示部と、を備え、
前記トレイ部材が挿入された状態で前記操作部が操作された場合、前記排出部は前記可換型媒体を排出し、
前記トレイ部材が排出された状態で前記操作部が操作された場合、前記記録再生部は前記第1のコピー処理を行うか前記第2のコピー処理を行うかを切り替えることを特徴とする記録再生装置。
【請求項7】
請求項1記載の記録再生装置であって、
前記記録再生装置は、前記第1の記録再生部が前記可換型媒体へのアクセスの有無を表示する表示部を備え、
前記表示部は、前記装着部が前記可換型媒体を装着していない状態では、前記記録再生部が前記第1のコピー処理を行うか前記第2のコピー処理を行うかに応じて前記表示部の表示状態を変えることを特徴とする記録再生装置。
【請求項8】
請求項1記載の記録再生装置であって、
前記記録再生部が前記第1のコピー処理を行うか前記第2のコピー処理を行うかを通知する通知部を備えることを特徴とする記録再生装置。
【請求項9】
請求項1記載の記録再生装置であって、
前記第1のコピー処理または前記第2のコピー処理の動作結果を通知する通知部を備えることを特徴とする記録再生装置。

【図1】
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【図2】
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【図3(a)】
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【図3(b)】
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【図3(c)】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−113614(P2011−113614A)
【公開日】平成23年6月9日(2011.6.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−269426(P2009−269426)
【出願日】平成21年11月27日(2009.11.27)
【出願人】(501009849)株式会社日立エルジーデータストレージ (646)
【出願人】(509189444)日立コンシューマエレクトロニクス株式会社 (998)
【Fターム(参考)】