講座管理サーバ及び方法並びにプログラム
【課題】講座の利用者及び提供者の運用管理の容易化、及び、効率化を図り、運用コストの低下を図ること。
【解決手段】講座を受講しうる受講者が操作する受講者端末にネットワークを介して接続された講座管理サーバであって、教育機関から提供される講座を特定する講座情報と、受講者を特定する受講者情報と、受講者が属するグループを特定するグループ情報と、を記憶すると共に、受講者端末から受講者を特定する情報と受講する講座を指定する情報とを受け付け、これら受け付けた情報と講座管理サーバ自体に記憶されている情報とに基づいて、受講者と当該受講者が受講する講座とを関連付けて記憶し、グループ毎に当該グループ内の受講者にて受講される講座の受講状況を表す情報を生成する講座利用情報管理手段を備えた。
【解決手段】講座を受講しうる受講者が操作する受講者端末にネットワークを介して接続された講座管理サーバであって、教育機関から提供される講座を特定する講座情報と、受講者を特定する受講者情報と、受講者が属するグループを特定するグループ情報と、を記憶すると共に、受講者端末から受講者を特定する情報と受講する講座を指定する情報とを受け付け、これら受け付けた情報と講座管理サーバ自体に記憶されている情報とに基づいて、受講者と当該受講者が受講する講座とを関連付けて記憶し、グループ毎に当該グループ内の受講者にて受講される講座の受講状況を表す情報を生成する講座利用情報管理手段を備えた。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、講座管理サーバにかかり、特に、ネットワーク上のサーバにて講座の受講状況の管理を行う講座管理サーバに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、種々の講座が様々な指導団体から提供されており、個人や会社にて利用されている。特に、会社では、社内教育として、従業員に種々の講座を受講させることが行われている。そして、講座を利用する会社(以下、利用会社という)は、社内教育の講座を選定する際には、講座を自社開発するか外部調達するかの選択を行うことになるが、自社開発には多額のコストが発生するため、いかに指導団体が保有する講座を自社の人材育成戦略に従って品揃えをするかが重要となる。
【0003】
一方で、指導団体としても、自らが保有する講座だけでなく、各団体が保有する講座を集め、受講者の育成やキャリアアップに必要な講座を揃えることは、教育効果を高めるためにも重要となる。
【0004】
【特許文献1】特開2002−132965号公報
【特許文献2】特開2002−149791号公報
【特許文献3】特開2004−102902号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、各利用会社は、個別に指導団体と折衝し、教育環境を作る必要があり、また、指導団体にとっても、個別に利用会社と折衝・手続きが必要となってくる。特に、従業員が多い利用会社では、多数の従業員に対する教育講座の案内、受講申込受付、成績管理報告、請求・支払い処理を、講座を提供する指導団体ごとに行っていたため、運用管理が非常に煩雑で非効率となり、教育の運用管理コストも高くなるという問題があった。このことは、指導団体にとっても同様に、各利用団体に対し、それぞれ案内や請求等の手続きが発生し、手間がかかり非効率であるという問題が生じる。
【0006】
ここで、近年では、上記特許文献に示すように、インターネットを用いて受講申し込み手続き等を行うことができるようになっている。例えば、特許文献1には、教育機関間の情報のやり取りや受講者に対するテストの実施を行うシステムが開示され、特許文献2には、受講者と指導団体との手続きを行うシステムが開示されている。また、特許文献3には、会社内にて社員に受講講座案内等を提供するシステムが開示されている。しかし、上記システムでは、上述したように、1の利用会社における複数の従業員の受講状況などをまとめて管理することができず、利用会社や指導団体としては、依然として煩雑な手続きが必要となり、教育の運用管理コストの低下を図ることができない、という問題が生じる。
【0007】
このため、本発明では、上記従来例の有する不都合を改善し、特に、講座の利用者(利用会社)及び提供者(指導団体)の運用管理の容易化、及び、効率化を図り、運用コストの低下を図ること、をその目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
そこで、本発明の一形態である講座管理サーバは、
講座を受講しうる受講者が操作する受講者端末にネットワークを介して接続された講座管理サーバであって、
教育機関から提供される講座を特定する講座情報と、受講者を特定する受講者情報と、受講者が属するグループを特定するグループ情報と、を記憶すると共に、
受講者端末から受講者を特定する情報と受講する講座を指定する情報とを受け付け、これら受け付けた情報と講座管理サーバ自体に記憶されている情報とに基づいて、受講者と当該受講者が受講する講座とを関連付けて記憶し、グループ毎に当該グループ内の受講者にて受講される講座の受講状況を表す情報を生成する講座利用情報管理手段を備えた、
ことを特徴としている。
【0009】
そして、上記グループは、講座を受講する受講者が複数所属し、各受講者の受講状況を監視する団体である、ことを特徴としている。さらに、講座利用情報記憶手段にて生成されたグループ毎の受講状況を表す情報を、当該グループの担当者が操作するグループ端末にネットワークを介して送信する講座利用情報出力手段を備えた、ことを特徴としている。
【0010】
上記発明によると、まず、講座管理サーバでは、受講者となりうる者の端末から、受講者を特定する情報と、受講する講座を指定する情報と、の入力を受け付ける。すると、講座管理サーバでは、受講者毎に受講する講座を記憶して管理すると共に、この受講者が属するグループ毎における全ての受講者による受講状況も併せて管理する。従って、グループ側は、グループ内における全ての受講者の受講状況を受講者に委ねることなく容易に管理することができ、それに対する手続きや受講料の支払い等の手続きも容易となり、効率的な運用管理を実現できる。
【0011】
また、グループ端末から、自己のグループに属する受講者にて受講可能な講座を選択する情報を受け付けて、この選択された講座の情報を受講者端末に指定可能なよう送信する利用講座掲載手段を備えた、ことを特徴としている。これにより、グループ内で必要な講座など、事前に受講者にて利用可能な講座を限定でき、教育の効率化を図ることができる。
【0012】
さらに、講座情報は、講座を提供する教育機関を特定する情報を含むと共に、講座利用情報管理手段は、教育機関毎に当該教育機関が提供する講座の受講状況を表す情報を生成する、ことを特徴としている。そして、講座利用情報記憶手段にて生成された教育機関毎の受講状況を表す情報を、当該教育機関の担当者が操作する教育機関端末にネットワークを介して送信する講座利用情報出力手段を備えた、ことを特徴としている。
【0013】
これにより、教育機関は、自己が提供する講座の受講状況を容易に管理することができる。特に、複数の受講者やグループによって利用される講座の受講状況をも容易に管理することができるため、それに対する手続きや受講料の請求等の手続きも容易となり、効率的な運用管理を実現できる。
【0014】
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
講座を受講しうる受講者が操作する受講者端末にネットワークを介して接続され、教育機関から提供される講座を特定する講座情報と、受講者を特定する受講者情報と、受講者が属するグループを特定するグループ情報と、が記憶された講座管理サーバに、
受講者端末から受講者を特定する情報と受講する講座を指定する情報とを受け付け、これら受け付けた情報と講座管理サーバ自体に記憶されている情報とに基づいて、受講者と当該受講者が受講する講座とを関連付けて記憶し、グループ毎に当該グループ内の受講者にて受講される講座の受講状況を表す情報を生成する講座利用情報管理手段、を実現させる、ことを特徴としている。
【0015】
さらに、本発明の他の形態である講座管理方法は、
講座を受講しうる受講者が操作する受講者端末にネットワークを介して接続された講座管理サーバが、講座の受講状況を管理する方法であって、
受講者端末から受講者を特定する情報と受講する講座を指定する情報との入力を受け付けて、これらに基づいて受講者と当該受講者が受講する講座とを関連付けて記憶し、
この関連付けられた情報と、受講者が属するグループを特定する情報と、に基づいて、グループ内の受講者による講座の受講状況を表す情報を前記グループ毎に生成する、
ことを特徴としている。
【0016】
上述した構成のプログラム、方法の発明であっても、上記講座管理サーバと同様に作用するため、上述した本発明の目的を達成することができる。
【発明の効果】
【0017】
本発明は、以上のように構成され機能するので、これによると、講座を受講する受講者が属するグループ側としては、グループ内における全ての受講者の受講状況を受講者に委ねることなく容易に管理することができ、それに対する手続きや受講料の支払い等の手続きも容易となり、効率的な運用管理を実現でき、教育の管理コストを抑制することができる、という従来にない優れた効果を有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
本発明では、教育講座の登録、受講の申込・受付、成績結果報告、受講料の請求までの一連の教育運用管理を、Webサイト運営会社、教育講座提供会社(指導団体)、利用会社(受講者が所属する会社)、受講者、が一つのWebサイト上で相互に効率的に運営、活用することが可能なシステムを提供する。以下、実施例にて、具体的な構成及び動作を説明する。
【実施例1】
【0019】
本発明の第1の実施例を、図1乃至図13を参照して説明する。図1は、システム全体の構成を示す概略図であり、図2は、管理サーバの構成を示す機能ブロック図である。図3乃至図8は、管理サーバに記憶される情報を示す図である。図9乃至11は、システム全体の動作を示す説明図であり、図12乃至図13は、シーケンス図である。
【0020】
[構成]
本実施例における講座管理システムは、図1に示すように、ネットワークNに接続された管理サーバ1を備えており、この管理サーバ1には、インターネット等のネットワークNを介して、受講者端末3と、利用会社端末4と、指導団体端末5と、Web運営会社端末6と、が接続されている。これらの各端末は、プログラム制御により動作し、ブラウザなどを用いて、管理サーバ1にアクセス可能である。以下、各構成について詳述する。
【0021】
まず、受講者端末3は、利用会社Aに所属する従業員である講座の受講者が操作するパーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。この受講者端末3は、受講者の操作に応じて管理サーバ1にアクセスし、講座の申込みを行うことができる。そして、受講者は、講座を提供している指導団体Bから郵送される教材を用いて、あるいは、指定されたWebサイトアドレスにアクセスして、講座を受講して学習することができる。
【0022】
利用会社端末4は、上記受講者が複数所属する利用会社Aの担当者が操作するパーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。この利用会社端末4は、担当者の操作に応じて管理サーバ1にアクセスし、会社で利用する講座の選択、受講者端末3からの申込者確認、および受講者の成績確認を行い、各受講者の受講状況を監視することができる。
【0023】
指導団体端末5は、講座を提供する教育機関などの指導団体Bの担当者が操作するパーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。この指導団体端末5は、担当者の操作に応じて管理サーバ1にアクセスし、指導団体Bが提供する講座情報(講座名、講座概要等)の登録、講座申込者の確認、講座受講者の成績の入力を行うことができる。
【0024】
Web運営会社端末6は、Web運営会社Cの担当者が操作するパーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。このWeb運営会社端末6は、担当者の操作に応じて管理サーバ1にアクセスし、指導団体Bの登録された講座の掲載可否を判断し、利用会社ごとの講座メニューを作成する。
【0025】
管理サーバ1は、上記Web運営会社端末6や通信事業者など、講座管理サービスを提供する業者が管理するサーバコンピュータである。そして、この管理サーバ1は、上記各端末3〜6からのアクセスに応じて、後述するように、講座の受講状態を管理するよう作動する。以下、管理サーバ1の構成に付いて、図2乃至図8を参照して詳述する。
【0026】
まず、管理サーバ1のCPUといった演算装置には、所定のプログラムが組み込まれることにより、図2に示すように、講座登録処理部11と、講座掲載処理部12と、利用講座掲載処理部13と、受講受付処理部14と、受講状況確認処理部15と、成績入力処理部16と、成績確認処理部17と、が構築されている。また、ハードディスクドライブなどの記憶装置には、指導団体データベース21と、利用会社データベース22と、受講者データベース23と、講座データベース24と、講座受講テーブル25と、利用会社利用講座テーブル26と、が形成されている。
【0027】
そして、指導団体DB21には、図3に示すように、講座を提供する複数の指導団体B(教育機関)の情報が蓄積されている。具体的には、指導団体を識別するID、指導団体名、責任者名、指導団体Webサイトのアドレス、などが登録されている。また、利用会社DB22には、図4に示すように、社内教育のために従業員に受講させるよう講座を利用する会社A(グループ)の情報が蓄積されている。具体的には、利用会社を識別するID、利用会社名、責任者名、責任者ID、責任者パスワード(PW)、などが登録されている。また、受講者DB23には、図5に示すように、上記利用会社DB22に登録されている利用会社Aに所属する従業員である受講者(受講者となりうる者)の情報が蓄積されている。具体的には、受講者を識別するID、受講社名、所属する利用会社のID、住所、e−mail、などが登録されている。そして、上記各DB21〜23内の情報は、事前に登録されていてもよく、指導団体Bが講座を登録するときや、受講者が受講の申し込みを行うときなどに登録されてもよい。また、登録されている情報は、上記内容に限定されない。
【0028】
講座登録処理部11は、指導団体端末5から入力された指導団体Bが提供する教育講座の情報を受け付けて、講座DB24に登録する機能を有する。このとき、講座DB24には、図6に示すように、講座を識別するID、講座名、この講座を提供する指導団体のID、講座概要、掲載フラグ、などが登録されている。
【0029】
講座掲載処理部12は、Web運営会社端末6から入力された、閲覧可能にする講座の選択情報を受け付けて、上記講座DB24内の選択された講座の閲覧フラグをONに設定する機能を有する。
【0030】
利用講座掲載処理部13は、利用会社端末4からのアクセスに応じて利用できる講座情報を利用会社端末4に表示するよう送信する機能を有する。このとき、上記講座DB24内の閲覧フラグがONである講座のみが表示されるよう送信される。そして、利用会社端末4から入力される掲載を希望する講座の選択情報を受け付けて、利用会社毎に設定される利用会社講座テーブル26に、その講座のフラグ(図示せず)をONに設定する機能を有する。
【0031】
受講受付処理部14は、受講者端末3からのアクセスに応じて当該受講者が受講できる講座情報を受講者端末3に表示するよう送信する機能を有する。このとき、受講者DB23などを参照してアクセスしてきた受講者を識別し、この受講者が所属する利用会社Aの利用会社利用講座テーブル26から、上記利用講座掲載処理部13にてフラグがONに設定された講座のみを表示する講座一覧画面を送信する。これにより、利用会社Aに属する受講者は、当該利用会社Aにて選択された講座のみ、受講が可能となる。そして、受講者端末5から入力される受講を希望する講座の指定情報を受け付けて、図7に示す講座受講テーブル25のように、指定された講座IDと受講者IDとを関連付けて登録する。このとき、講座受講テーブル25には、他のDBを参照して、受講される講座を提供している指導団体ID、受講する受講者が所属している利用会社のIDが登録される。なお、この講座受講テーブル25には、後に、講座を受講した受講者毎の成績や学習期間も登録される。
【0032】
さらに、受講受付処理部14は、上記登録した内容に基づいて、利用会社A毎における当該利用会社Aに所属する受講者による講座の受講状況を表す情報を生成する。例えば、図8の利用会社利用講座テーブル26に示すように、各利用会社Aに所属する受講者にて各講座がどのくらい受講されたか、を表すテーブルを生成し、記憶する。そして、この情報は、後に利用会社端末4に提供される。また、図示しないが、指導団体B毎に、当該指導団体によって提供されている各講座が、それぞれどのくらい受講されたか、を表すテーブルも生成し、記憶しておく。そして、この情報は、後に、指導団体端末5に提供される。
【0033】
以上のように、上記利用講座掲載処理部13と受講受付処理部14は、利用会社端末4から自己に所属する受講者にて受講可能な講座を選択する情報を受け付けて、この選択された講座を受講者端末3に指定可能なよう送信する利用講座掲載手段として機能する。また、受講受付処理部14は、受講者端末3から受講希望の講座を受け付けて、受講者と講座とを関連付けて登録すると共に、利用会社毎の講座の受講状況や、指導団体毎の講座の提供状況を表す情報を生成する講座利用情報管理手段として機能する。なお、上記利用会社毎の受講状況や、指導団体毎の講座提供状況を表す情報は、後述する受講状況確認処理部15にて、利用会社端末4や指導団体端末5から要求があったときに生成されてもよい。
【0034】
次に、受講状況確認処理部15(講座利用情報出力手段)は、利用会社端末4から自社の受講者の講座申し込み状況の問い合わせがあったときに、当該利用会社の受講状況を表す情報を送信する機能を有する。同様に、指導団体端末5から自己の提供する講座の申し込み状況の問合せがあったときに、当該指導団体が提供する講座の受講状況を表す情報を送信する機能を有する。さらに、Web運営会社端末6から受講状況を表す情報の要求があったときには、全ての講座、全ての受講者の受講状況を表す情報を送信する機能を有する。
【0035】
また、成績入力処理部16は、指導団体端末5から入力される各受講者の成績を受け付けて、講座受講テーブル25に登録する。このとき、学習期間なども併せて登録される。そして、成績確認処理部17では、利用会社端末4から自社の受講者の成績の要求があると、当該利用会社Aに所属する受講者の成績を送信する。
【0036】
なお、図示していないが、管理サーバ1は、指導団体等から登録された講座のデータを蓄積し、オンラインにて受講可能なよう受講者端末3に対してネットワークを介して配信することも可能である。かかる場合には、管理サーバ1にて受講者毎の成績や受講期間が登録されてもよい。
【0037】
[動作]
次に、上記構成のシステムの動作を、図9乃至図13を参照して説明する。まず、指導団体Bは、指導団体端末5を用いて、管理サーバ1が開設している教育講座運営管理サイトにアクセスし、講座登録画面から自社提供の教育講座をWebサイトに登録する(図9の(1)、ステップS1)。入力された講座情報は、管理サーバ1内の講座DB24に登録される(ステップS2)。
【0038】
続いて、Web運営会社Cは、担当者がWeb運営会社端末6を用いて教育講座運営管理サイト(管理サーバ1)にアクセスし、講座DB24に登録された講座の中で、Webサイトに掲載するにふさわしい講座であるか否かを考慮して掲載の可否を判断し、閲覧可能にする講座を選択する(図9の(2)、ステップS3)。選択された講座は、管理サーバ1内の講座DB24の該当講座レコードの閲覧フラグがONにされる(ステップS4)。
【0039】
続いて、利用会社Aは、教育担当者が利用会社端末4を用いて、教育講座運営管理サイト(管理サーバ1)にアクセスし、自社にて利用したい講座を、掲載を希望する講座として選択する(図9の(3)、ステップS5)。これにより、利用会社講座テーブル26内の該当する利用会社の該当講座のフラグがONにされる(ステップS6)。
【0040】
続いて、利用会社Aに所属する受講者が受講者端末3を用いて、教育講座運営サイト(管理サーバ1)の当該受講者が所属する利用会社用の利用画面にアクセスする(ステップS7)。すると、サイトからは、上記利用会社端末4にて選択された講座が掲載された講座一覧画面が送信され(ステップS8)、受講者端末3に表示される。そして、受講者は、一覧から受講したい講座を選択することで、講座の受講を申し込む旨の情報がサイトに送信される(図9の(4)、ステップS9)。
【0041】
すると、管理サーバ1は、上記受講者からの受講の申し込みを受け付け、予め記憶されている各DB21〜23を参照して、申し込まれた講座IDと、申し込んだ受講者の受講者IDとを関連付けて、講座受講テーブル25に格納する。このとき、この講座を提供する指導団体の指導団体IDと、受講者が所属する利用会社の所属利用会社IDと、を併せて関連付けて登録する(ステップS10)。また、必要に応じて、図8の利用会社利用講座テーブル26に示すような、利用会社毎の自社の受講者による申し込み状況を表す情報を生成したり(ステップS11)、各講座を提供する指導団体毎の講座の申し込み状況を表す情報を生成して(ステップS12)、登録する。
【0042】
その後、利用会社端末4が教育講座運営管理サイト(管理サーバ1)にアクセスし、自社の受講者による受講状況の確認が要求されると(図10の(5)、ステップS13)、サイト(管理サーバ1)は、該当する利用会社Aに所属する全ての受講者による各講座の申し込み状況を表す情報を、利用会社端末4に送信する(図10の(5)、ステップS14)。なお、この送信する情報は、利用会社端末4から要求があったときに管理サーバ1が生成してもよい。これにより、利用会社Aは、自社の従業員(受講者)による講座の申し込み状況を認識することができる。
【0043】
また、指導団体端末5が教育講座運営管理サイト(管理サーバ1)にアクセスし、自己が提供する講座の受講状況の確認が要求されると(図10の(6)、ステップS15)、サイト(管理サーバ1)は、該当する指導団体の全ての講座の申し込み状況を表す情報を、指導団体端末5に送信する(図10の(6)、ステップS16)。なお、この送信する情報は、指導団体端末5から要求があったときに管理サーバ1が生成してもよい。これにより、指導団体Bは、自己の提供する各講座に対する申し込み状況を認識することができる。
【0044】
続いて、指導団体Bは、管理サーバ1から送信された申込情報に基づいて、各講座を受講する受講者を特定し、当該各受講者に対して、講座の教材や受講案内を郵送あるいは電子メールにて送付する(図10の(7)、ステップS17)。そして、指導団体Bは、上述したように受講者の申込情報を確認した段階で、受講料の請求をWeb運営会社Cに行う(図10の(8)、ステップS18)。このとき、受講料は、講座毎の単価と受講数とを考慮して計算し、合計した金額を一括してWeb運営会社Cに請求すればよいため、その手続き等が容易となる。
【0045】
また、Web運営会社端末6が教育講座運営管理サイト(管理サーバ1)にアクセスし、管理サーバ1にて管理されているすべての受講者の講座の受講状況の確認が要求されると(図10の(9)、ステップS19)、管理サーバ1は、全ての受講者の各講座に対する申し込み状況を表す情報を、Web運営会社端末6に送信する(図10の(9)、ステップS20)。これにより、Web運営会社Cは、各指導団体B毎の受講件数や、各利用会社A毎の受講件数を認識することができる。従って、これに基づいて、上述した各指導団体Bからの請求に応じたり、あるいは、各利用会社Aに対して受講料の請求を行うことができる(図10の(10)、ステップS21)。つまり、このWeb運営会社Cが、利用会社Aと指導団体Bとの間の精算を仲介することが可能となる。
【0046】
なお、利用会社4は、上述したように管理サーバ1から取得した受講状況にて(ステップS13参照)、自社の従業員(受講者)による講座の申し込み状況を認識しているため、Web運営会社Cからの請求に応じることができると共に、また、各受講者に対しても、受講料を徴収することができる(図10の(11))。但し、受講者には受講料を請求せずに、利用会社Aが負担してもよい。
【0047】
その後、受講者は、指導団体Bから郵送された教材を使って学習するか、受講する講座が掲載されているWebサイト(管理サーバ1)にアクセスして学習し、指導団体Bに対してテストを提出するなど、学習成果を通知する(図11の(12)、ステップS22)。これに応じて、指導団体Bは、受講者毎の各講座の修了要件をチェックし、各受講者の成績情報を管理サーバ1に対して登録する(図11の(13)、ステップS23)。これにより、成績情報は、管理サーバ1の講座受講DB24内の該当する受講者の成績欄に登録される(ステップS24)。
【0048】
続いて、利用会社Aは、利用会社端末4を用いてWebサイト(管理サーバ1)にアクセスして、当該サイト上で、該当する受講者の成績情報の確認を要求することで(図11の(14)、ステップS25)、この利用会社Aに属する受講者の成績情報が、管理サーバ1から利用会社端末4に送信される(ステップS26)。そして、成績情報を取得した利用会社Aは、受講者の評価をしたり、受講料の一部負担を実施したりすることもできる。また、Web運営会社Cは、管理サーバ1から各受講者に対し、受講講座の成績情報を電子メールや郵送により送付する(図11の(15)、ステップS26)。
【0049】
以上のように、本発明によると、1つのWebシステムを使って、通信教育形式およびeラーニング形式の講座群を容易に構築できることができると共に、講座を受講する受講者を有する利用会社毎、及び、講座を提供する指導団体毎、の受講状況をまとめて管理することができる。従って、その費用の支払い業務や受講手続きなどが容易となり、管理コストの削減を図ることができる。
【産業上の利用可能性】
【0050】
本発明は、社員のキャリアアップや資格取得のための自学自習形態学習、eラーニングによる社内人材育成教育環境、生涯教育センターでの趣味・教養分野の学習環境、学校や塾での通信教育やeラーニング、などを管理するシステムとして利用することができ、産業上の利用可能性を有する。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本発明におけるシステム全体の構成を示す概略図である。
【図2】管理サーバの構成を示す機能ブロック図である。
【図3】指導団体DBの一例を示す図である。
【図4】利用会社DBの一例を示す図である。
【図5】受講者DBの一例を示す図である。
【図6】講座DBの一例を示す図である。
【図7】講座受講テーブルの一例を示す図である。
【図8】利用会社利用講座テーブルの一例を示す図である。
【図9】本発明の動作を示す説明図である。
【図10】本発明の動作を示す説明図であり、図9の続きを示す。
【図11】本発明の動作を示す説明図であり、図10の続きを示す。
【図12】本発明の動作を示すシーケンス図である。
【図13】本発明の動作を示すシーケンス図であり、図12の続きを示す。
【符号の説明】
【0052】
1 管理サーバ
3 受講者端末
4 利用会社端末
5 指導団体端末
6 Web運営会社端末
11 講座登録処理部
12 講座掲載処理部
13 利用講座掲載処理部
14 受講受付処理部
15 受講状況確認処理部
16 成績入力処理部
17 成績確認処理部
21 指導団体データベース(DB)
22 利用会社データベース(DB)
23 受講者データベース(DB)
24 講座データベース(DB)
25 講座受講テーブル
26 利用会社利用講座テーブル
A 利用会社
B 指導団体
C Web運営会社
【技術分野】
【0001】
本発明は、講座管理サーバにかかり、特に、ネットワーク上のサーバにて講座の受講状況の管理を行う講座管理サーバに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、種々の講座が様々な指導団体から提供されており、個人や会社にて利用されている。特に、会社では、社内教育として、従業員に種々の講座を受講させることが行われている。そして、講座を利用する会社(以下、利用会社という)は、社内教育の講座を選定する際には、講座を自社開発するか外部調達するかの選択を行うことになるが、自社開発には多額のコストが発生するため、いかに指導団体が保有する講座を自社の人材育成戦略に従って品揃えをするかが重要となる。
【0003】
一方で、指導団体としても、自らが保有する講座だけでなく、各団体が保有する講座を集め、受講者の育成やキャリアアップに必要な講座を揃えることは、教育効果を高めるためにも重要となる。
【0004】
【特許文献1】特開2002−132965号公報
【特許文献2】特開2002−149791号公報
【特許文献3】特開2004−102902号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、各利用会社は、個別に指導団体と折衝し、教育環境を作る必要があり、また、指導団体にとっても、個別に利用会社と折衝・手続きが必要となってくる。特に、従業員が多い利用会社では、多数の従業員に対する教育講座の案内、受講申込受付、成績管理報告、請求・支払い処理を、講座を提供する指導団体ごとに行っていたため、運用管理が非常に煩雑で非効率となり、教育の運用管理コストも高くなるという問題があった。このことは、指導団体にとっても同様に、各利用団体に対し、それぞれ案内や請求等の手続きが発生し、手間がかかり非効率であるという問題が生じる。
【0006】
ここで、近年では、上記特許文献に示すように、インターネットを用いて受講申し込み手続き等を行うことができるようになっている。例えば、特許文献1には、教育機関間の情報のやり取りや受講者に対するテストの実施を行うシステムが開示され、特許文献2には、受講者と指導団体との手続きを行うシステムが開示されている。また、特許文献3には、会社内にて社員に受講講座案内等を提供するシステムが開示されている。しかし、上記システムでは、上述したように、1の利用会社における複数の従業員の受講状況などをまとめて管理することができず、利用会社や指導団体としては、依然として煩雑な手続きが必要となり、教育の運用管理コストの低下を図ることができない、という問題が生じる。
【0007】
このため、本発明では、上記従来例の有する不都合を改善し、特に、講座の利用者(利用会社)及び提供者(指導団体)の運用管理の容易化、及び、効率化を図り、運用コストの低下を図ること、をその目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
そこで、本発明の一形態である講座管理サーバは、
講座を受講しうる受講者が操作する受講者端末にネットワークを介して接続された講座管理サーバであって、
教育機関から提供される講座を特定する講座情報と、受講者を特定する受講者情報と、受講者が属するグループを特定するグループ情報と、を記憶すると共に、
受講者端末から受講者を特定する情報と受講する講座を指定する情報とを受け付け、これら受け付けた情報と講座管理サーバ自体に記憶されている情報とに基づいて、受講者と当該受講者が受講する講座とを関連付けて記憶し、グループ毎に当該グループ内の受講者にて受講される講座の受講状況を表す情報を生成する講座利用情報管理手段を備えた、
ことを特徴としている。
【0009】
そして、上記グループは、講座を受講する受講者が複数所属し、各受講者の受講状況を監視する団体である、ことを特徴としている。さらに、講座利用情報記憶手段にて生成されたグループ毎の受講状況を表す情報を、当該グループの担当者が操作するグループ端末にネットワークを介して送信する講座利用情報出力手段を備えた、ことを特徴としている。
【0010】
上記発明によると、まず、講座管理サーバでは、受講者となりうる者の端末から、受講者を特定する情報と、受講する講座を指定する情報と、の入力を受け付ける。すると、講座管理サーバでは、受講者毎に受講する講座を記憶して管理すると共に、この受講者が属するグループ毎における全ての受講者による受講状況も併せて管理する。従って、グループ側は、グループ内における全ての受講者の受講状況を受講者に委ねることなく容易に管理することができ、それに対する手続きや受講料の支払い等の手続きも容易となり、効率的な運用管理を実現できる。
【0011】
また、グループ端末から、自己のグループに属する受講者にて受講可能な講座を選択する情報を受け付けて、この選択された講座の情報を受講者端末に指定可能なよう送信する利用講座掲載手段を備えた、ことを特徴としている。これにより、グループ内で必要な講座など、事前に受講者にて利用可能な講座を限定でき、教育の効率化を図ることができる。
【0012】
さらに、講座情報は、講座を提供する教育機関を特定する情報を含むと共に、講座利用情報管理手段は、教育機関毎に当該教育機関が提供する講座の受講状況を表す情報を生成する、ことを特徴としている。そして、講座利用情報記憶手段にて生成された教育機関毎の受講状況を表す情報を、当該教育機関の担当者が操作する教育機関端末にネットワークを介して送信する講座利用情報出力手段を備えた、ことを特徴としている。
【0013】
これにより、教育機関は、自己が提供する講座の受講状況を容易に管理することができる。特に、複数の受講者やグループによって利用される講座の受講状況をも容易に管理することができるため、それに対する手続きや受講料の請求等の手続きも容易となり、効率的な運用管理を実現できる。
【0014】
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
講座を受講しうる受講者が操作する受講者端末にネットワークを介して接続され、教育機関から提供される講座を特定する講座情報と、受講者を特定する受講者情報と、受講者が属するグループを特定するグループ情報と、が記憶された講座管理サーバに、
受講者端末から受講者を特定する情報と受講する講座を指定する情報とを受け付け、これら受け付けた情報と講座管理サーバ自体に記憶されている情報とに基づいて、受講者と当該受講者が受講する講座とを関連付けて記憶し、グループ毎に当該グループ内の受講者にて受講される講座の受講状況を表す情報を生成する講座利用情報管理手段、を実現させる、ことを特徴としている。
【0015】
さらに、本発明の他の形態である講座管理方法は、
講座を受講しうる受講者が操作する受講者端末にネットワークを介して接続された講座管理サーバが、講座の受講状況を管理する方法であって、
受講者端末から受講者を特定する情報と受講する講座を指定する情報との入力を受け付けて、これらに基づいて受講者と当該受講者が受講する講座とを関連付けて記憶し、
この関連付けられた情報と、受講者が属するグループを特定する情報と、に基づいて、グループ内の受講者による講座の受講状況を表す情報を前記グループ毎に生成する、
ことを特徴としている。
【0016】
上述した構成のプログラム、方法の発明であっても、上記講座管理サーバと同様に作用するため、上述した本発明の目的を達成することができる。
【発明の効果】
【0017】
本発明は、以上のように構成され機能するので、これによると、講座を受講する受講者が属するグループ側としては、グループ内における全ての受講者の受講状況を受講者に委ねることなく容易に管理することができ、それに対する手続きや受講料の支払い等の手続きも容易となり、効率的な運用管理を実現でき、教育の管理コストを抑制することができる、という従来にない優れた効果を有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
本発明では、教育講座の登録、受講の申込・受付、成績結果報告、受講料の請求までの一連の教育運用管理を、Webサイト運営会社、教育講座提供会社(指導団体)、利用会社(受講者が所属する会社)、受講者、が一つのWebサイト上で相互に効率的に運営、活用することが可能なシステムを提供する。以下、実施例にて、具体的な構成及び動作を説明する。
【実施例1】
【0019】
本発明の第1の実施例を、図1乃至図13を参照して説明する。図1は、システム全体の構成を示す概略図であり、図2は、管理サーバの構成を示す機能ブロック図である。図3乃至図8は、管理サーバに記憶される情報を示す図である。図9乃至11は、システム全体の動作を示す説明図であり、図12乃至図13は、シーケンス図である。
【0020】
[構成]
本実施例における講座管理システムは、図1に示すように、ネットワークNに接続された管理サーバ1を備えており、この管理サーバ1には、インターネット等のネットワークNを介して、受講者端末3と、利用会社端末4と、指導団体端末5と、Web運営会社端末6と、が接続されている。これらの各端末は、プログラム制御により動作し、ブラウザなどを用いて、管理サーバ1にアクセス可能である。以下、各構成について詳述する。
【0021】
まず、受講者端末3は、利用会社Aに所属する従業員である講座の受講者が操作するパーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。この受講者端末3は、受講者の操作に応じて管理サーバ1にアクセスし、講座の申込みを行うことができる。そして、受講者は、講座を提供している指導団体Bから郵送される教材を用いて、あるいは、指定されたWebサイトアドレスにアクセスして、講座を受講して学習することができる。
【0022】
利用会社端末4は、上記受講者が複数所属する利用会社Aの担当者が操作するパーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。この利用会社端末4は、担当者の操作に応じて管理サーバ1にアクセスし、会社で利用する講座の選択、受講者端末3からの申込者確認、および受講者の成績確認を行い、各受講者の受講状況を監視することができる。
【0023】
指導団体端末5は、講座を提供する教育機関などの指導団体Bの担当者が操作するパーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。この指導団体端末5は、担当者の操作に応じて管理サーバ1にアクセスし、指導団体Bが提供する講座情報(講座名、講座概要等)の登録、講座申込者の確認、講座受講者の成績の入力を行うことができる。
【0024】
Web運営会社端末6は、Web運営会社Cの担当者が操作するパーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。このWeb運営会社端末6は、担当者の操作に応じて管理サーバ1にアクセスし、指導団体Bの登録された講座の掲載可否を判断し、利用会社ごとの講座メニューを作成する。
【0025】
管理サーバ1は、上記Web運営会社端末6や通信事業者など、講座管理サービスを提供する業者が管理するサーバコンピュータである。そして、この管理サーバ1は、上記各端末3〜6からのアクセスに応じて、後述するように、講座の受講状態を管理するよう作動する。以下、管理サーバ1の構成に付いて、図2乃至図8を参照して詳述する。
【0026】
まず、管理サーバ1のCPUといった演算装置には、所定のプログラムが組み込まれることにより、図2に示すように、講座登録処理部11と、講座掲載処理部12と、利用講座掲載処理部13と、受講受付処理部14と、受講状況確認処理部15と、成績入力処理部16と、成績確認処理部17と、が構築されている。また、ハードディスクドライブなどの記憶装置には、指導団体データベース21と、利用会社データベース22と、受講者データベース23と、講座データベース24と、講座受講テーブル25と、利用会社利用講座テーブル26と、が形成されている。
【0027】
そして、指導団体DB21には、図3に示すように、講座を提供する複数の指導団体B(教育機関)の情報が蓄積されている。具体的には、指導団体を識別するID、指導団体名、責任者名、指導団体Webサイトのアドレス、などが登録されている。また、利用会社DB22には、図4に示すように、社内教育のために従業員に受講させるよう講座を利用する会社A(グループ)の情報が蓄積されている。具体的には、利用会社を識別するID、利用会社名、責任者名、責任者ID、責任者パスワード(PW)、などが登録されている。また、受講者DB23には、図5に示すように、上記利用会社DB22に登録されている利用会社Aに所属する従業員である受講者(受講者となりうる者)の情報が蓄積されている。具体的には、受講者を識別するID、受講社名、所属する利用会社のID、住所、e−mail、などが登録されている。そして、上記各DB21〜23内の情報は、事前に登録されていてもよく、指導団体Bが講座を登録するときや、受講者が受講の申し込みを行うときなどに登録されてもよい。また、登録されている情報は、上記内容に限定されない。
【0028】
講座登録処理部11は、指導団体端末5から入力された指導団体Bが提供する教育講座の情報を受け付けて、講座DB24に登録する機能を有する。このとき、講座DB24には、図6に示すように、講座を識別するID、講座名、この講座を提供する指導団体のID、講座概要、掲載フラグ、などが登録されている。
【0029】
講座掲載処理部12は、Web運営会社端末6から入力された、閲覧可能にする講座の選択情報を受け付けて、上記講座DB24内の選択された講座の閲覧フラグをONに設定する機能を有する。
【0030】
利用講座掲載処理部13は、利用会社端末4からのアクセスに応じて利用できる講座情報を利用会社端末4に表示するよう送信する機能を有する。このとき、上記講座DB24内の閲覧フラグがONである講座のみが表示されるよう送信される。そして、利用会社端末4から入力される掲載を希望する講座の選択情報を受け付けて、利用会社毎に設定される利用会社講座テーブル26に、その講座のフラグ(図示せず)をONに設定する機能を有する。
【0031】
受講受付処理部14は、受講者端末3からのアクセスに応じて当該受講者が受講できる講座情報を受講者端末3に表示するよう送信する機能を有する。このとき、受講者DB23などを参照してアクセスしてきた受講者を識別し、この受講者が所属する利用会社Aの利用会社利用講座テーブル26から、上記利用講座掲載処理部13にてフラグがONに設定された講座のみを表示する講座一覧画面を送信する。これにより、利用会社Aに属する受講者は、当該利用会社Aにて選択された講座のみ、受講が可能となる。そして、受講者端末5から入力される受講を希望する講座の指定情報を受け付けて、図7に示す講座受講テーブル25のように、指定された講座IDと受講者IDとを関連付けて登録する。このとき、講座受講テーブル25には、他のDBを参照して、受講される講座を提供している指導団体ID、受講する受講者が所属している利用会社のIDが登録される。なお、この講座受講テーブル25には、後に、講座を受講した受講者毎の成績や学習期間も登録される。
【0032】
さらに、受講受付処理部14は、上記登録した内容に基づいて、利用会社A毎における当該利用会社Aに所属する受講者による講座の受講状況を表す情報を生成する。例えば、図8の利用会社利用講座テーブル26に示すように、各利用会社Aに所属する受講者にて各講座がどのくらい受講されたか、を表すテーブルを生成し、記憶する。そして、この情報は、後に利用会社端末4に提供される。また、図示しないが、指導団体B毎に、当該指導団体によって提供されている各講座が、それぞれどのくらい受講されたか、を表すテーブルも生成し、記憶しておく。そして、この情報は、後に、指導団体端末5に提供される。
【0033】
以上のように、上記利用講座掲載処理部13と受講受付処理部14は、利用会社端末4から自己に所属する受講者にて受講可能な講座を選択する情報を受け付けて、この選択された講座を受講者端末3に指定可能なよう送信する利用講座掲載手段として機能する。また、受講受付処理部14は、受講者端末3から受講希望の講座を受け付けて、受講者と講座とを関連付けて登録すると共に、利用会社毎の講座の受講状況や、指導団体毎の講座の提供状況を表す情報を生成する講座利用情報管理手段として機能する。なお、上記利用会社毎の受講状況や、指導団体毎の講座提供状況を表す情報は、後述する受講状況確認処理部15にて、利用会社端末4や指導団体端末5から要求があったときに生成されてもよい。
【0034】
次に、受講状況確認処理部15(講座利用情報出力手段)は、利用会社端末4から自社の受講者の講座申し込み状況の問い合わせがあったときに、当該利用会社の受講状況を表す情報を送信する機能を有する。同様に、指導団体端末5から自己の提供する講座の申し込み状況の問合せがあったときに、当該指導団体が提供する講座の受講状況を表す情報を送信する機能を有する。さらに、Web運営会社端末6から受講状況を表す情報の要求があったときには、全ての講座、全ての受講者の受講状況を表す情報を送信する機能を有する。
【0035】
また、成績入力処理部16は、指導団体端末5から入力される各受講者の成績を受け付けて、講座受講テーブル25に登録する。このとき、学習期間なども併せて登録される。そして、成績確認処理部17では、利用会社端末4から自社の受講者の成績の要求があると、当該利用会社Aに所属する受講者の成績を送信する。
【0036】
なお、図示していないが、管理サーバ1は、指導団体等から登録された講座のデータを蓄積し、オンラインにて受講可能なよう受講者端末3に対してネットワークを介して配信することも可能である。かかる場合には、管理サーバ1にて受講者毎の成績や受講期間が登録されてもよい。
【0037】
[動作]
次に、上記構成のシステムの動作を、図9乃至図13を参照して説明する。まず、指導団体Bは、指導団体端末5を用いて、管理サーバ1が開設している教育講座運営管理サイトにアクセスし、講座登録画面から自社提供の教育講座をWebサイトに登録する(図9の(1)、ステップS1)。入力された講座情報は、管理サーバ1内の講座DB24に登録される(ステップS2)。
【0038】
続いて、Web運営会社Cは、担当者がWeb運営会社端末6を用いて教育講座運営管理サイト(管理サーバ1)にアクセスし、講座DB24に登録された講座の中で、Webサイトに掲載するにふさわしい講座であるか否かを考慮して掲載の可否を判断し、閲覧可能にする講座を選択する(図9の(2)、ステップS3)。選択された講座は、管理サーバ1内の講座DB24の該当講座レコードの閲覧フラグがONにされる(ステップS4)。
【0039】
続いて、利用会社Aは、教育担当者が利用会社端末4を用いて、教育講座運営管理サイト(管理サーバ1)にアクセスし、自社にて利用したい講座を、掲載を希望する講座として選択する(図9の(3)、ステップS5)。これにより、利用会社講座テーブル26内の該当する利用会社の該当講座のフラグがONにされる(ステップS6)。
【0040】
続いて、利用会社Aに所属する受講者が受講者端末3を用いて、教育講座運営サイト(管理サーバ1)の当該受講者が所属する利用会社用の利用画面にアクセスする(ステップS7)。すると、サイトからは、上記利用会社端末4にて選択された講座が掲載された講座一覧画面が送信され(ステップS8)、受講者端末3に表示される。そして、受講者は、一覧から受講したい講座を選択することで、講座の受講を申し込む旨の情報がサイトに送信される(図9の(4)、ステップS9)。
【0041】
すると、管理サーバ1は、上記受講者からの受講の申し込みを受け付け、予め記憶されている各DB21〜23を参照して、申し込まれた講座IDと、申し込んだ受講者の受講者IDとを関連付けて、講座受講テーブル25に格納する。このとき、この講座を提供する指導団体の指導団体IDと、受講者が所属する利用会社の所属利用会社IDと、を併せて関連付けて登録する(ステップS10)。また、必要に応じて、図8の利用会社利用講座テーブル26に示すような、利用会社毎の自社の受講者による申し込み状況を表す情報を生成したり(ステップS11)、各講座を提供する指導団体毎の講座の申し込み状況を表す情報を生成して(ステップS12)、登録する。
【0042】
その後、利用会社端末4が教育講座運営管理サイト(管理サーバ1)にアクセスし、自社の受講者による受講状況の確認が要求されると(図10の(5)、ステップS13)、サイト(管理サーバ1)は、該当する利用会社Aに所属する全ての受講者による各講座の申し込み状況を表す情報を、利用会社端末4に送信する(図10の(5)、ステップS14)。なお、この送信する情報は、利用会社端末4から要求があったときに管理サーバ1が生成してもよい。これにより、利用会社Aは、自社の従業員(受講者)による講座の申し込み状況を認識することができる。
【0043】
また、指導団体端末5が教育講座運営管理サイト(管理サーバ1)にアクセスし、自己が提供する講座の受講状況の確認が要求されると(図10の(6)、ステップS15)、サイト(管理サーバ1)は、該当する指導団体の全ての講座の申し込み状況を表す情報を、指導団体端末5に送信する(図10の(6)、ステップS16)。なお、この送信する情報は、指導団体端末5から要求があったときに管理サーバ1が生成してもよい。これにより、指導団体Bは、自己の提供する各講座に対する申し込み状況を認識することができる。
【0044】
続いて、指導団体Bは、管理サーバ1から送信された申込情報に基づいて、各講座を受講する受講者を特定し、当該各受講者に対して、講座の教材や受講案内を郵送あるいは電子メールにて送付する(図10の(7)、ステップS17)。そして、指導団体Bは、上述したように受講者の申込情報を確認した段階で、受講料の請求をWeb運営会社Cに行う(図10の(8)、ステップS18)。このとき、受講料は、講座毎の単価と受講数とを考慮して計算し、合計した金額を一括してWeb運営会社Cに請求すればよいため、その手続き等が容易となる。
【0045】
また、Web運営会社端末6が教育講座運営管理サイト(管理サーバ1)にアクセスし、管理サーバ1にて管理されているすべての受講者の講座の受講状況の確認が要求されると(図10の(9)、ステップS19)、管理サーバ1は、全ての受講者の各講座に対する申し込み状況を表す情報を、Web運営会社端末6に送信する(図10の(9)、ステップS20)。これにより、Web運営会社Cは、各指導団体B毎の受講件数や、各利用会社A毎の受講件数を認識することができる。従って、これに基づいて、上述した各指導団体Bからの請求に応じたり、あるいは、各利用会社Aに対して受講料の請求を行うことができる(図10の(10)、ステップS21)。つまり、このWeb運営会社Cが、利用会社Aと指導団体Bとの間の精算を仲介することが可能となる。
【0046】
なお、利用会社4は、上述したように管理サーバ1から取得した受講状況にて(ステップS13参照)、自社の従業員(受講者)による講座の申し込み状況を認識しているため、Web運営会社Cからの請求に応じることができると共に、また、各受講者に対しても、受講料を徴収することができる(図10の(11))。但し、受講者には受講料を請求せずに、利用会社Aが負担してもよい。
【0047】
その後、受講者は、指導団体Bから郵送された教材を使って学習するか、受講する講座が掲載されているWebサイト(管理サーバ1)にアクセスして学習し、指導団体Bに対してテストを提出するなど、学習成果を通知する(図11の(12)、ステップS22)。これに応じて、指導団体Bは、受講者毎の各講座の修了要件をチェックし、各受講者の成績情報を管理サーバ1に対して登録する(図11の(13)、ステップS23)。これにより、成績情報は、管理サーバ1の講座受講DB24内の該当する受講者の成績欄に登録される(ステップS24)。
【0048】
続いて、利用会社Aは、利用会社端末4を用いてWebサイト(管理サーバ1)にアクセスして、当該サイト上で、該当する受講者の成績情報の確認を要求することで(図11の(14)、ステップS25)、この利用会社Aに属する受講者の成績情報が、管理サーバ1から利用会社端末4に送信される(ステップS26)。そして、成績情報を取得した利用会社Aは、受講者の評価をしたり、受講料の一部負担を実施したりすることもできる。また、Web運営会社Cは、管理サーバ1から各受講者に対し、受講講座の成績情報を電子メールや郵送により送付する(図11の(15)、ステップS26)。
【0049】
以上のように、本発明によると、1つのWebシステムを使って、通信教育形式およびeラーニング形式の講座群を容易に構築できることができると共に、講座を受講する受講者を有する利用会社毎、及び、講座を提供する指導団体毎、の受講状況をまとめて管理することができる。従って、その費用の支払い業務や受講手続きなどが容易となり、管理コストの削減を図ることができる。
【産業上の利用可能性】
【0050】
本発明は、社員のキャリアアップや資格取得のための自学自習形態学習、eラーニングによる社内人材育成教育環境、生涯教育センターでの趣味・教養分野の学習環境、学校や塾での通信教育やeラーニング、などを管理するシステムとして利用することができ、産業上の利用可能性を有する。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本発明におけるシステム全体の構成を示す概略図である。
【図2】管理サーバの構成を示す機能ブロック図である。
【図3】指導団体DBの一例を示す図である。
【図4】利用会社DBの一例を示す図である。
【図5】受講者DBの一例を示す図である。
【図6】講座DBの一例を示す図である。
【図7】講座受講テーブルの一例を示す図である。
【図8】利用会社利用講座テーブルの一例を示す図である。
【図9】本発明の動作を示す説明図である。
【図10】本発明の動作を示す説明図であり、図9の続きを示す。
【図11】本発明の動作を示す説明図であり、図10の続きを示す。
【図12】本発明の動作を示すシーケンス図である。
【図13】本発明の動作を示すシーケンス図であり、図12の続きを示す。
【符号の説明】
【0052】
1 管理サーバ
3 受講者端末
4 利用会社端末
5 指導団体端末
6 Web運営会社端末
11 講座登録処理部
12 講座掲載処理部
13 利用講座掲載処理部
14 受講受付処理部
15 受講状況確認処理部
16 成績入力処理部
17 成績確認処理部
21 指導団体データベース(DB)
22 利用会社データベース(DB)
23 受講者データベース(DB)
24 講座データベース(DB)
25 講座受講テーブル
26 利用会社利用講座テーブル
A 利用会社
B 指導団体
C Web運営会社
【特許請求の範囲】
【請求項1】
講座を受講しうる受講者が操作する受講者端末にネットワークを介して接続された講座管理サーバが、前記講座の受講状況を管理する方法であって、
前記受講者端末から受講者を特定する情報と受講する講座を指定する情報との入力を受け付けて、これらに基づいて受講者と当該受講者が受講する講座とを関連付けて記憶し、
この関連付けられた情報と、受講者が属するグループを特定する情報と、に基づいて、グループ内の受講者による講座の受講状況を表す情報を前記グループ毎に生成する、
ことを特徴とする講座管理方法。
【請求項2】
講座を受講しうる受講者が操作する受講者端末にネットワークを介して接続された講座管理サーバであって、
教育機関から提供される講座を特定する講座情報と、前記受講者を特定する受講者情報と、受講者が属するグループを特定するグループ情報と、を記憶すると共に、
前記受講者端末から受講者を特定する情報と受講する講座を指定する情報とを受け付け、これら受け付けた情報と前記講座管理サーバ自体に記憶されている情報とに基づいて、受講者と当該受講者が受講する講座とを関連付けて記憶し、前記グループ毎に当該グループ内の受講者にて受講される講座の受講状況を表す情報を生成する講座利用情報管理手段を備えた、
ことを特徴とする講座管理サーバ。
【請求項3】
前記グループは、前記講座を受講する受講者が複数所属し、各受講者の受講状況を監視する団体である、
ことを特徴とする請求項2記載の講座管理サーバ。
【請求項4】
前記講座利用情報記憶手段にて生成された前記グループ毎の受講状況を表す情報を、当該グループの担当者が操作するグループ端末にネットワークを介して送信する講座利用情報出力手段を備えた、
ことを特徴とする請求項2又は3記載の講座管理サーバ。
【請求項5】
前記グループ端末から、自己のグループに属する受講者にて受講可能な講座を選択する情報を受け付けて、この選択された講座の情報を前記受講者端末に指定可能なよう送信する利用講座掲載手段を備えた、
ことを特徴とする請求項2,3又は4記載の講座管理サーバ。
【請求項6】
前記講座情報は、講座を提供する前記教育機関を特定する情報を含むと共に、
前記講座利用情報管理手段は、前記教育機関毎に当該教育機関が提供する講座の受講状況を表す情報を生成する、
ことを特徴とする請求項2,3,4又は5記載の講座管理サーバ。
【請求項7】
前記講座利用情報記憶手段にて生成された前記教育機関毎の受講状況を表す情報を、当該教育機関の担当者が操作する教育機関端末にネットワークを介して送信する講座利用情報出力手段を備えた、
ことを特徴とする請求項6記載の講座管理サーバ。
【請求項8】
講座を受講しうる受講者が操作する受講者端末にネットワークを介して接続され、教育機関から提供される講座を特定する講座情報と、前記受講者を特定する受講者情報と、受講者が属するグループを特定するグループ情報と、が記憶された講座管理サーバに、
前記受講者端末から受講者を特定する情報と受講する講座を指定する情報とを受け付け、これら受け付けた情報と前記講座管理サーバ自体に記憶されている情報とに基づいて、受講者と当該受講者が受講する講座とを関連付けて記憶し、前記グループ毎に当該グループ内の受講者にて受講される講座の受講状況を表す情報を生成する講座利用情報管理手段、
を実現させるためのプログラム。
【請求項1】
講座を受講しうる受講者が操作する受講者端末にネットワークを介して接続された講座管理サーバが、前記講座の受講状況を管理する方法であって、
前記受講者端末から受講者を特定する情報と受講する講座を指定する情報との入力を受け付けて、これらに基づいて受講者と当該受講者が受講する講座とを関連付けて記憶し、
この関連付けられた情報と、受講者が属するグループを特定する情報と、に基づいて、グループ内の受講者による講座の受講状況を表す情報を前記グループ毎に生成する、
ことを特徴とする講座管理方法。
【請求項2】
講座を受講しうる受講者が操作する受講者端末にネットワークを介して接続された講座管理サーバであって、
教育機関から提供される講座を特定する講座情報と、前記受講者を特定する受講者情報と、受講者が属するグループを特定するグループ情報と、を記憶すると共に、
前記受講者端末から受講者を特定する情報と受講する講座を指定する情報とを受け付け、これら受け付けた情報と前記講座管理サーバ自体に記憶されている情報とに基づいて、受講者と当該受講者が受講する講座とを関連付けて記憶し、前記グループ毎に当該グループ内の受講者にて受講される講座の受講状況を表す情報を生成する講座利用情報管理手段を備えた、
ことを特徴とする講座管理サーバ。
【請求項3】
前記グループは、前記講座を受講する受講者が複数所属し、各受講者の受講状況を監視する団体である、
ことを特徴とする請求項2記載の講座管理サーバ。
【請求項4】
前記講座利用情報記憶手段にて生成された前記グループ毎の受講状況を表す情報を、当該グループの担当者が操作するグループ端末にネットワークを介して送信する講座利用情報出力手段を備えた、
ことを特徴とする請求項2又は3記載の講座管理サーバ。
【請求項5】
前記グループ端末から、自己のグループに属する受講者にて受講可能な講座を選択する情報を受け付けて、この選択された講座の情報を前記受講者端末に指定可能なよう送信する利用講座掲載手段を備えた、
ことを特徴とする請求項2,3又は4記載の講座管理サーバ。
【請求項6】
前記講座情報は、講座を提供する前記教育機関を特定する情報を含むと共に、
前記講座利用情報管理手段は、前記教育機関毎に当該教育機関が提供する講座の受講状況を表す情報を生成する、
ことを特徴とする請求項2,3,4又は5記載の講座管理サーバ。
【請求項7】
前記講座利用情報記憶手段にて生成された前記教育機関毎の受講状況を表す情報を、当該教育機関の担当者が操作する教育機関端末にネットワークを介して送信する講座利用情報出力手段を備えた、
ことを特徴とする請求項6記載の講座管理サーバ。
【請求項8】
講座を受講しうる受講者が操作する受講者端末にネットワークを介して接続され、教育機関から提供される講座を特定する講座情報と、前記受講者を特定する受講者情報と、受講者が属するグループを特定するグループ情報と、が記憶された講座管理サーバに、
前記受講者端末から受講者を特定する情報と受講する講座を指定する情報とを受け付け、これら受け付けた情報と前記講座管理サーバ自体に記憶されている情報とに基づいて、受講者と当該受講者が受講する講座とを関連付けて記憶し、前記グループ毎に当該グループ内の受講者にて受講される講座の受講状況を表す情報を生成する講座利用情報管理手段、
を実現させるためのプログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2008−27324(P2008−27324A)
【公開日】平成20年2月7日(2008.2.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−201447(P2006−201447)
【出願日】平成18年7月25日(2006.7.25)
【出願人】(500135167)NECラーニング株式会社 (4)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年2月7日(2008.2.7)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年7月25日(2006.7.25)
【出願人】(500135167)NECラーニング株式会社 (4)
【Fターム(参考)】
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