講義コンテンツ作成システム
【課題】インターネット上における講義コンテンツを簡易に作成することができる講義コンテンツ作成システムを提供する。
【解決手段】表示制御部202により静止画ファイルの各静止画をスライドショー的に順次表示させて、該スライドショーを動画ファイルとして前記動画ファイル保存部203に保存すると同時に、静止画ファイルの各静止画の表示に合わせて音声入力部204に入力した音声を音声ファイル保存部205に保存して、該動画ファイル保存部203に保存されている動画ファイルと、該音声保存部205に保存されている音声ファイルとを互いに関連付けながら合成して講義コンテンツとしての合成ファイルを作成する。
【解決手段】表示制御部202により静止画ファイルの各静止画をスライドショー的に順次表示させて、該スライドショーを動画ファイルとして前記動画ファイル保存部203に保存すると同時に、静止画ファイルの各静止画の表示に合わせて音声入力部204に入力した音声を音声ファイル保存部205に保存して、該動画ファイル保存部203に保存されている動画ファイルと、該音声保存部205に保存されている音声ファイルとを互いに関連付けながら合成して講義コンテンツとしての合成ファイルを作成する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、主にインターネットで配信される講義コンテンツを簡易に作成することができる講義コンテンツ作成システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、インターネットの普及に伴って、eラーニング等に代表されるようにインターネット上で講義コンテンツを配信するシステムが活用されている。このシステムでは、インターネット上の所定のサーバにおいて、動画や音声からなる講義コンテンツが保存されており、所定のユーザは、サーバからの講義コンテンツを自己のコンピュータに表示させて講義を視聴する。
【0003】
特に最近では、実際のプロジェクタを使用した講義のように、マイクロソフト社のパワーポイント(登録商標)を自己のコンピュータにスライドショー的に表示せしめて講義を進める方法が多い。この講義コンテンツの作成方法としては、講師の音声を別に録音したあと、主に専門業者の編集によりパワーポイントと合成してサーバにアップロードするものであった(特許文献1〜6参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特表2009−518678号
【特許文献2】特開2006−229592号
【特許文献3】特開2006−53696号
【特許文献4】特開2001−282779号
【特許文献5】特開2000−214754号
【特許文献6】特開2002−109099号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の講義コンテンツの作成方法では、一つの講義資料を作成する度に編集が必要となって非常に煩雑な上に、専門業者などに依頼すると費用が嵩むという問題があった。殊に、現在では多くの専門家が自己の講義を広く周知する要請が強いが、この方法であると煩雑さと費用の点から、講義コンテンツをインターネット上で配信しにくいものであった。
【0006】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであって、インターネット上における講義コンテンツを簡易に作成することができる講義コンテンツ作成システムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記目的を達成するために、コンピュータ上で使用される講義コンテンツを作成する講義コンテンツ作成システムであって、複数の静止画からなる静止画ファイルを保存する静止画ファイル保存手段と、該静止画ファイル保存手段により保存されている静止画ファイルの各静止画をスライドショー的に順次表示させる表示制御手段と、該表示制御手段により順次表示された各静止画のスライドショーを動画ファイルとして保存する動画ファイル保存手段と、外部からの音声を入力する音声入力手段と、該音声入力手段により入力された音声を保存する音声ファイル保存手段と、前記動画ファイル保存手段に保存されている動画ファイルと、前記音声ファイル保存手段に保存されている音声ファイルとを合成するファイル合成手段とを備え、前記表示制御手段により静止画ファイルの各静止画をスライドショー的に順次表示させて、該スライドショーを動画ファイルとして前記動画ファイル保存手段に保存すると同時に、静止画ファイルの各静止画の表示に合わせて音声入力手段に入力した音声を音声ファイル保存手段に保存して、該動画ファイル保存手段に保存されている動画ファイルと、該音声保存手段に保存されている音声ファイルとを互いに関連付けながら合成して講義コンテンツとしての合成ファイルを作成することを特徴とする。
【0008】
これによれば、ユーザが静止画ファイルをスライドショー的に順次表示させると同時に、それに合わせて講義に係る音声を入力するだけで、スライドショーの動画ファイルと音声ファイルとが互いに関連づけられながら合成されるため、講義コンテンツを簡易に作成することができる。
【0009】
また、前記ファイル合成手段により合成された合成ファイルを、インターネット上で配信可能な所定の形式に変換するファイル変換手段と、該ファイル変換手段により変換された合成ファイルをインターネット上のサーバにアップロードするファイルアップロード手段とを備え、該サーバは、該合成ファイルを講義コンテンツとして所定のユーザの要望に応じて該ユーザのコンピュータにインターネットを介して視聴に供するものとなされているのが好ましい。
【0010】
これによればインターネットで配信し得る所定の形式の講義コンテンツが作成されるため、サーバへのアップロード後はその形式のままでユーザに配信することが可能となる。
【0011】
また、前記動画ファイルはAVI形式のファイルとなされ、かつ前記音声ファイルはWAVE形式のファイルとなされているのが好ましい。これによれば動画ファイルと音声ファイルを簡単に作成することができる。
【0012】
また、前記ファイル変換手段による変換後の合成ファイルはFLV形式となされているのが好ましい。これによればインターネットで配信するのに最適な形式の講義コンテンツを作成することができ、ユーザは自己のコンピュータで簡単に視聴することが可能となる。
【0013】
また、本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータを、複数の静止画からなる静止画ファイルを保存する静止画ファイル保存手段、該静止画ファイル保存手段により保存されている静止画ファイルの各静止画をスライドショー的に順次表示させる表示制御手段、該表示制御手段により順次表示された各静止画のスライドショーを動画ファイルとして保存する動画ファイル保存手段、外部からの音声を入力する音声入力手段、該音声入力手段により入力された音声を保存する音声ファイル保存手段、前記動画ファイル保存手段に保存されている動画ファイルと、前記音声ファイル保存手段に保存されている音声ファイルとを合成するファイル合成手段として機能させ、前記表示制御手段により静止画ファイルの各静止画をスライドショー的に順次表示させて、該スライドショーを動画ファイルとして前記動画ファイル保存手段に保存すると同時に、静止画ファイルの各静止画の表示に合わせて音声入力手段に入力した音声を音声ファイル保存手段に保存して、該動画ファイル保存手段に保存されている動画ファイルと、該音声保存手段に保存されている音声ファイルとを互いに関連付けながら合成して講義コンテンツとしての合成ファイルを作成することを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、ユーザが静止画ファイルをスライドショー的に順次表示させると同時に、それに合わせて講義に係る音声を入力するだけで、スライドショーの動画ファイルと音声ファイルとが互いに関連づけられながら合成されるため、講義コンテンツを簡易に作成することができる。このため講師自身は、煩雑な編集も必要なければ、編集の専門業者も必要なくなり、自己が所有するパワーポイントなどを活用して講義コンテンツを簡易に作成することができる。したがって、多くの専門家が様々な種類の講義コンテンツをインターネットを介して手軽に配信することが可能となり、また受講者も豊富な講義コンテンツをインターネットを介して受講することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本システムの構成概略図である。
【図2】制作者側PCのハードウェア構成を示すブロック図である。
【図3】本システム全体の流れを示すフローチャートである。
【図4】メイン画面を示す図である。
【図5】ファイル選択画面を示す図である。
【図6】表示サイズ選択画面を示す図である。
【図7】録画開始確認画面を示す図である。
【図8】静止画ファイルがスライドショー的に表示された図である。
【図9】詳細設定画面を示す図である。
【図10】ログインを示す図である。
【図11】講座アップロード画面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
次に本発明の一実施形態に係る講義コンテンツ作成システム(以下、本システムという)について図面を参照しつつ説明する。
<本システムの構成>
【0017】
図1は、本システムの構成概略図である。
【0018】
本システムは、図1に示すように、本システムを管理するサーバ100と、講座制作者が操作する制作者側PC200と、本システムにおいて講座を視聴するユーザが操作するユーザ側PC300とを備えてなる。
【0019】
前記サーバ100は、本システムの中核をなす講義コンテンツ作成プログラム(以下、本プログラムという)を制作者側PC200にダウンロードせしめたり、制作者側PC200からの講義コンテンツをアップロードしたり、またユーザ側PC300に対して講義コンテンツを配信したり、あるいは各種グループ管理や課金管理を行うものである。
【0020】
前記ユーザ側PC300は、前記サーバ100にアクセスしてユーザ登録を行い、所定の操作に従って制作者側PC200からアップロードされた講義コンテンツを視聴する。例えば、サーバ100による講義配信サイトのページとしては図1に示すものが挙げられる。
【0021】
前記制作者側PC200は、サーバ100から本システムの中核をなす本プログラムをダウンロードしたあと、所定の操作によりインストールされる。そして、本プログラムを起動すると、制作者側PC200は図2に示すように本システムの一部として機能する。
【0022】
図2において、201は、静止画ファイルを保存する静止画ファイル保存部である。この静止画は、例えばマイクロソフト社のパワーポイント(登録商標)のように、複数の静止画から構成されるものである。一般に、制作者は、パワーポイントを作成する場合、パワーポイントのプログラムを起動して、所定の操作により文字、図、表、記号、イラストなどを適宜入力および挿入することにより、複数の静止画からなる静止画ファイルを作成することができる。このパワーポイントなどの静止画ファイルは、適宜、制作者の操作により静止画ファイル保存部201に保存される。なお、この静止画ファイルは、静止画ファイル上に動的イラストや撮影画像などの動画が組み込まれていてもよい。
【0023】
また、202は、静止画ファイル保存部201により保存されている静止画ファイルの各静止画をスライドショー的に順次表示させる表示制御部である。実際には、制作者がキーボードのキーをタッチしたり、あるいはマウスをクリックするなどして、制作者のタイミングで静止画ファイルの各静止画をスライドショー的に順次表示させるようになっている。もとより、制作者の操作を行うことなく、一定時間ごとに各静止画をスライドショー的に順次表示させてもよいが、後述するように制作者の音声入力のタイミングと相俟って、制作者のタイミングで順次表示させるのが好ましい。
【0024】
また、203は、表示制御部202により順次表示された各静止画のスライドショーを動画ファイルとして保存する動画ファイル保存部である。また、この静止画ファイルは、例えばAVI形式の動画ファイルで保存される。このAVI形式とは、Audio Video Interleavedの略語で、最も広く使用されている動画形式の1つである。AVIファイルには拡張子として「.avi」が付く。様々な形式によってエンコードされているので、再生するためには個々の形式にあったコーデックが必要となる。
【0025】
また、204は、外部からの音声を入力する音声入力部である。この音声入力部204は、一般にはマイクが用いられる場合が多く、制作者の話した音声がマイクを通じて入力される。なお、マイクはPCに内蔵のものであってもよいし、より音声をクリアにするために外付けのものをPCに接続するものとしてもよい。
【0026】
また、205は、音声入力部204により入力された音声ファイルを保存する音声ファイル保存部である。この音声ファイルは、例えばWAVE形式にて保存される。音声信号をデジタルデータに変換したものを記録するための保存形式などを規定している。
【0027】
206は、動画ファイル保存部203に保存されている動画ファイルと、音声ファイル保存部に保存されている音声ファイルとを関連付けながら合成して合成ファイルを作成するファイル合成部である。例えば、AVI形式で保存された動画ファイルと、WAVE形式で保存された音声ファイルとを互いに関連付けながら合成して、動画および音声からなる講義コンテンツとしての合成ファイルを作成する。これら動画ファイルと音声ファイルの関連付けについては後述する。
【0028】
207は、ファイル合成部206により合成された合成ファイルを、インターネット上で配信可能な所定の形式に変換するファイル変換部である。例えば、AVI形式の合成ファイルをFLV形式のファイルに変換する。このFLVとは、Flash Videoの略語で、主にFlash Player(登録商標)を理容してインターネット上で動画を配信するためのコンテ型のファルフォーマットである。
【0029】
208は、ファイル変換部207により変換された合成ファイルをインターネット上のサーバ100にアップロードするファイルアップロード部208である。
<本システム全体の流れ>
【0030】
次に、本システム全体の流れについて図3を参照しつつ説明する。
【0031】
管理サーバ100が、制作者側PC200に対してメールやその他の方法により招待を行い、それにより制作者側PC200がユーザ登録を行うと、管理サーバ100から制作者側PC200に対して本システムの中核をなす講義コンテンツ作成プログラムがダウンロードされる。
【0032】
制作者側PC200では、後述するように所定の操作に従って講義コンテンツを作成したあと、管理サーバ100ーに対して講義コンテンツをアップロードする。また制作者側PC200は、講義コンテンツを有料とした場合の売上管理を行うことができる。
【0033】
管理サーバ100は、講義コンテンツがアップロードされたあと所定の手続(通知)を行い、講義コンテンツを受講できるグループ、カテゴリの登録および確認が行うことにより審査を行って、講義コンテンツの管理を開始する。このとき管理サーバ100は、講義コンテンツに係る地代課金管理を行う。また、管理サーバ100は、グループメンバ管理、請求金額管理、強制退会、あるいはメール送信などの管理も行う。
【0034】
一方、管理サーバ100が、受講者側PCに対してメールやその他の方法により招待を行い、それにより受講者がユーザ登録、さらには所定のグループへの登録(グループ誘導機能、公開グループ表示、グループコンテンツ表示など)を行うと、管理サーバ100が承認(通知)を行い、本システムの会費の課金管理を行う。
【0035】
受講者側PCは、管理サーバ100での承認が行われたあと、管理サーバ100におけるサイトにおいて所望の講義コンテンツを検索するなどして特定して受講する。このときユーザ情報(マイページ)、グループ/権限情報、グループ退会が管理される。また、TOP画面などでは購入講座一覧(購入日・入金状態)、グループ対応カテゴリ表示、視聴期間(30日)制限機能、ソート順選択・詳細検索機能、ページング機能などが表示される。
<講義コンテンツの作成及びアップロードの流れ>
【0036】
次に、制作者側PC200による講義コンテンツの作成およびアップロードの流れについて説明する。
【0037】
1)まず、制作者側PC200において、本プログラムを起動すると、図4に示すメイン画面が表示される。本メイン画面には、「ファイルを選択して録画する」ボタンが大きく表示されるとともに、その右横にアップロードするための「(公序良俗違反につき、不掲載)に送る」ボタンや、詳細に設定するための「詳細設定」ボタンが表示されている。なお、「(公序良俗違反につき、不掲載)」は本システムに係る講義配信サイト名である。
【0038】
2)メイン画面において「ファイルを選択して録画する」ボタンをクリックすると、図5に示すファイル選択画面が開き、ユーザは講義にしようする静止画ファイル(本実施形態ではパワーポイント形式のファイル)を選択する。
【0039】
3)静止画ファイルを選択すると、図6に示す表示サイズ選択画面が表示される。この表示画面選択画面では、[表示サイズ]項目で[フルスクリーン表示]または[ウィンド表示]を選択する。また、[サウンド調整]ボタンをクリックすると、録音用マイクの調整を行うことができる。また、講義にマウスポイントを表示させたい場合には[マウス録画]チェックをオンにする。そして、[録画開始]ボタンをクリックすると、図7に示す録画開始確認画面が表示されるため、注意書きを閲覧したあと[はい]ボタンをクリックすると録画が開始される。
【0040】
4)録画が開始されると、図8に示すように、選択した静止画ファイルが表示される。ユーザは、[次へ]ボタンをクリックすると次のスライドに移動し、また「前へ」ボタンをクリックすると前のスライドに移動し、さらに[停止]ボタンをクリックすると途中終了メッセージが表示され、録画が途中終了する。また、スライドショーが最後に達した場合には、録画終了メッセージが表示され、録画が終了する。
【0041】
このとき、ユーザ側PC300は、ユーザのタイミングで「次へ」ボタンをクリックすることにより、静止画ファイルの各静止画をスライドショー的に表示させ、該スライドショーを動画ファイルとして動画ファイル保存部203に保存する同時に、静止画ファイルの各静止画の表示に合わせて音声入力部204により音声を入力して音声ファイル保存部205に保存する。そして、最後の静止画に達したときに、該動画ファイル保存部203に保存されている動画ファイルと、該音声ファイル保存部205に保存されている音声ファイルとを関連付けながら合成して講義コンテンツとしての合成ファイルを作成する。
【0042】
なお、この合成ファイルの作成は、上述のように最後の静止画に達したときに自動的に行われるものでもよいし、あるいは図9に示すように詳細設定画面において別の操作で行われるものであってもよい。特にユーザ側PC300の空き容量が不足していた等の原因により作成した動画ファイルと音声ファイルが分離されて保存されている場合には後者の方法を使用する。また、動画ファイルをFLV形式等のようなインターネット配信に適した形式に自動又は手動で変換する。
【0043】
5)次に、図4に示すメイン画面において[(公序良俗違反につき、不掲載)へ送る]ボタンをクリックすると、図10に示すログイン画面が表示される。このログイン画面はサイトにアクセスするためのもので、所定のIDおよびパスワードを入力し、[ログイン]ボタンをクリックすると図11に示す講座アップロード画面が表示される。
【0044】
6)このアップロード画面では、掲載グループ、カテゴリ、口座名、講座内容、受講金額、肩書/役職、講師名、受講時間、公開希望日が入力されるようになっている。そして、出力先]項目に対象となるAVI形式の合成ファイルを指定し、[変換先]項目にFLV形式の合成ファイルの出力先を指定したあと、[(公序良俗違反につき、不掲載)へアップロード]ボタンをクリックすると、AVI形式の合成ファイルがインターネット上のサーバ100にアップロード可能なFLV形式の合成ファイルに変換され、その変換後の合成ファイルがサーバ100にアップロードされる。
【符号の説明】
【0045】
100・・・サーバ
200・・・制作者側PC
300・・・ユーザ側PC
201・・・静止画ファイル保存部
202・・・表示制御部
203・・・動画ファイル保存部
204・・・音声入力部
205・・・音声ファイル保存部
206・・・ファイル合成部
207・・・ファイル変換部
208・・・ファイルアップロード部
【技術分野】
【0001】
本発明は、主にインターネットで配信される講義コンテンツを簡易に作成することができる講義コンテンツ作成システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、インターネットの普及に伴って、eラーニング等に代表されるようにインターネット上で講義コンテンツを配信するシステムが活用されている。このシステムでは、インターネット上の所定のサーバにおいて、動画や音声からなる講義コンテンツが保存されており、所定のユーザは、サーバからの講義コンテンツを自己のコンピュータに表示させて講義を視聴する。
【0003】
特に最近では、実際のプロジェクタを使用した講義のように、マイクロソフト社のパワーポイント(登録商標)を自己のコンピュータにスライドショー的に表示せしめて講義を進める方法が多い。この講義コンテンツの作成方法としては、講師の音声を別に録音したあと、主に専門業者の編集によりパワーポイントと合成してサーバにアップロードするものであった(特許文献1〜6参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特表2009−518678号
【特許文献2】特開2006−229592号
【特許文献3】特開2006−53696号
【特許文献4】特開2001−282779号
【特許文献5】特開2000−214754号
【特許文献6】特開2002−109099号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の講義コンテンツの作成方法では、一つの講義資料を作成する度に編集が必要となって非常に煩雑な上に、専門業者などに依頼すると費用が嵩むという問題があった。殊に、現在では多くの専門家が自己の講義を広く周知する要請が強いが、この方法であると煩雑さと費用の点から、講義コンテンツをインターネット上で配信しにくいものであった。
【0006】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであって、インターネット上における講義コンテンツを簡易に作成することができる講義コンテンツ作成システムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記目的を達成するために、コンピュータ上で使用される講義コンテンツを作成する講義コンテンツ作成システムであって、複数の静止画からなる静止画ファイルを保存する静止画ファイル保存手段と、該静止画ファイル保存手段により保存されている静止画ファイルの各静止画をスライドショー的に順次表示させる表示制御手段と、該表示制御手段により順次表示された各静止画のスライドショーを動画ファイルとして保存する動画ファイル保存手段と、外部からの音声を入力する音声入力手段と、該音声入力手段により入力された音声を保存する音声ファイル保存手段と、前記動画ファイル保存手段に保存されている動画ファイルと、前記音声ファイル保存手段に保存されている音声ファイルとを合成するファイル合成手段とを備え、前記表示制御手段により静止画ファイルの各静止画をスライドショー的に順次表示させて、該スライドショーを動画ファイルとして前記動画ファイル保存手段に保存すると同時に、静止画ファイルの各静止画の表示に合わせて音声入力手段に入力した音声を音声ファイル保存手段に保存して、該動画ファイル保存手段に保存されている動画ファイルと、該音声保存手段に保存されている音声ファイルとを互いに関連付けながら合成して講義コンテンツとしての合成ファイルを作成することを特徴とする。
【0008】
これによれば、ユーザが静止画ファイルをスライドショー的に順次表示させると同時に、それに合わせて講義に係る音声を入力するだけで、スライドショーの動画ファイルと音声ファイルとが互いに関連づけられながら合成されるため、講義コンテンツを簡易に作成することができる。
【0009】
また、前記ファイル合成手段により合成された合成ファイルを、インターネット上で配信可能な所定の形式に変換するファイル変換手段と、該ファイル変換手段により変換された合成ファイルをインターネット上のサーバにアップロードするファイルアップロード手段とを備え、該サーバは、該合成ファイルを講義コンテンツとして所定のユーザの要望に応じて該ユーザのコンピュータにインターネットを介して視聴に供するものとなされているのが好ましい。
【0010】
これによればインターネットで配信し得る所定の形式の講義コンテンツが作成されるため、サーバへのアップロード後はその形式のままでユーザに配信することが可能となる。
【0011】
また、前記動画ファイルはAVI形式のファイルとなされ、かつ前記音声ファイルはWAVE形式のファイルとなされているのが好ましい。これによれば動画ファイルと音声ファイルを簡単に作成することができる。
【0012】
また、前記ファイル変換手段による変換後の合成ファイルはFLV形式となされているのが好ましい。これによればインターネットで配信するのに最適な形式の講義コンテンツを作成することができ、ユーザは自己のコンピュータで簡単に視聴することが可能となる。
【0013】
また、本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータを、複数の静止画からなる静止画ファイルを保存する静止画ファイル保存手段、該静止画ファイル保存手段により保存されている静止画ファイルの各静止画をスライドショー的に順次表示させる表示制御手段、該表示制御手段により順次表示された各静止画のスライドショーを動画ファイルとして保存する動画ファイル保存手段、外部からの音声を入力する音声入力手段、該音声入力手段により入力された音声を保存する音声ファイル保存手段、前記動画ファイル保存手段に保存されている動画ファイルと、前記音声ファイル保存手段に保存されている音声ファイルとを合成するファイル合成手段として機能させ、前記表示制御手段により静止画ファイルの各静止画をスライドショー的に順次表示させて、該スライドショーを動画ファイルとして前記動画ファイル保存手段に保存すると同時に、静止画ファイルの各静止画の表示に合わせて音声入力手段に入力した音声を音声ファイル保存手段に保存して、該動画ファイル保存手段に保存されている動画ファイルと、該音声保存手段に保存されている音声ファイルとを互いに関連付けながら合成して講義コンテンツとしての合成ファイルを作成することを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、ユーザが静止画ファイルをスライドショー的に順次表示させると同時に、それに合わせて講義に係る音声を入力するだけで、スライドショーの動画ファイルと音声ファイルとが互いに関連づけられながら合成されるため、講義コンテンツを簡易に作成することができる。このため講師自身は、煩雑な編集も必要なければ、編集の専門業者も必要なくなり、自己が所有するパワーポイントなどを活用して講義コンテンツを簡易に作成することができる。したがって、多くの専門家が様々な種類の講義コンテンツをインターネットを介して手軽に配信することが可能となり、また受講者も豊富な講義コンテンツをインターネットを介して受講することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本システムの構成概略図である。
【図2】制作者側PCのハードウェア構成を示すブロック図である。
【図3】本システム全体の流れを示すフローチャートである。
【図4】メイン画面を示す図である。
【図5】ファイル選択画面を示す図である。
【図6】表示サイズ選択画面を示す図である。
【図7】録画開始確認画面を示す図である。
【図8】静止画ファイルがスライドショー的に表示された図である。
【図9】詳細設定画面を示す図である。
【図10】ログインを示す図である。
【図11】講座アップロード画面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
次に本発明の一実施形態に係る講義コンテンツ作成システム(以下、本システムという)について図面を参照しつつ説明する。
<本システムの構成>
【0017】
図1は、本システムの構成概略図である。
【0018】
本システムは、図1に示すように、本システムを管理するサーバ100と、講座制作者が操作する制作者側PC200と、本システムにおいて講座を視聴するユーザが操作するユーザ側PC300とを備えてなる。
【0019】
前記サーバ100は、本システムの中核をなす講義コンテンツ作成プログラム(以下、本プログラムという)を制作者側PC200にダウンロードせしめたり、制作者側PC200からの講義コンテンツをアップロードしたり、またユーザ側PC300に対して講義コンテンツを配信したり、あるいは各種グループ管理や課金管理を行うものである。
【0020】
前記ユーザ側PC300は、前記サーバ100にアクセスしてユーザ登録を行い、所定の操作に従って制作者側PC200からアップロードされた講義コンテンツを視聴する。例えば、サーバ100による講義配信サイトのページとしては図1に示すものが挙げられる。
【0021】
前記制作者側PC200は、サーバ100から本システムの中核をなす本プログラムをダウンロードしたあと、所定の操作によりインストールされる。そして、本プログラムを起動すると、制作者側PC200は図2に示すように本システムの一部として機能する。
【0022】
図2において、201は、静止画ファイルを保存する静止画ファイル保存部である。この静止画は、例えばマイクロソフト社のパワーポイント(登録商標)のように、複数の静止画から構成されるものである。一般に、制作者は、パワーポイントを作成する場合、パワーポイントのプログラムを起動して、所定の操作により文字、図、表、記号、イラストなどを適宜入力および挿入することにより、複数の静止画からなる静止画ファイルを作成することができる。このパワーポイントなどの静止画ファイルは、適宜、制作者の操作により静止画ファイル保存部201に保存される。なお、この静止画ファイルは、静止画ファイル上に動的イラストや撮影画像などの動画が組み込まれていてもよい。
【0023】
また、202は、静止画ファイル保存部201により保存されている静止画ファイルの各静止画をスライドショー的に順次表示させる表示制御部である。実際には、制作者がキーボードのキーをタッチしたり、あるいはマウスをクリックするなどして、制作者のタイミングで静止画ファイルの各静止画をスライドショー的に順次表示させるようになっている。もとより、制作者の操作を行うことなく、一定時間ごとに各静止画をスライドショー的に順次表示させてもよいが、後述するように制作者の音声入力のタイミングと相俟って、制作者のタイミングで順次表示させるのが好ましい。
【0024】
また、203は、表示制御部202により順次表示された各静止画のスライドショーを動画ファイルとして保存する動画ファイル保存部である。また、この静止画ファイルは、例えばAVI形式の動画ファイルで保存される。このAVI形式とは、Audio Video Interleavedの略語で、最も広く使用されている動画形式の1つである。AVIファイルには拡張子として「.avi」が付く。様々な形式によってエンコードされているので、再生するためには個々の形式にあったコーデックが必要となる。
【0025】
また、204は、外部からの音声を入力する音声入力部である。この音声入力部204は、一般にはマイクが用いられる場合が多く、制作者の話した音声がマイクを通じて入力される。なお、マイクはPCに内蔵のものであってもよいし、より音声をクリアにするために外付けのものをPCに接続するものとしてもよい。
【0026】
また、205は、音声入力部204により入力された音声ファイルを保存する音声ファイル保存部である。この音声ファイルは、例えばWAVE形式にて保存される。音声信号をデジタルデータに変換したものを記録するための保存形式などを規定している。
【0027】
206は、動画ファイル保存部203に保存されている動画ファイルと、音声ファイル保存部に保存されている音声ファイルとを関連付けながら合成して合成ファイルを作成するファイル合成部である。例えば、AVI形式で保存された動画ファイルと、WAVE形式で保存された音声ファイルとを互いに関連付けながら合成して、動画および音声からなる講義コンテンツとしての合成ファイルを作成する。これら動画ファイルと音声ファイルの関連付けについては後述する。
【0028】
207は、ファイル合成部206により合成された合成ファイルを、インターネット上で配信可能な所定の形式に変換するファイル変換部である。例えば、AVI形式の合成ファイルをFLV形式のファイルに変換する。このFLVとは、Flash Videoの略語で、主にFlash Player(登録商標)を理容してインターネット上で動画を配信するためのコンテ型のファルフォーマットである。
【0029】
208は、ファイル変換部207により変換された合成ファイルをインターネット上のサーバ100にアップロードするファイルアップロード部208である。
<本システム全体の流れ>
【0030】
次に、本システム全体の流れについて図3を参照しつつ説明する。
【0031】
管理サーバ100が、制作者側PC200に対してメールやその他の方法により招待を行い、それにより制作者側PC200がユーザ登録を行うと、管理サーバ100から制作者側PC200に対して本システムの中核をなす講義コンテンツ作成プログラムがダウンロードされる。
【0032】
制作者側PC200では、後述するように所定の操作に従って講義コンテンツを作成したあと、管理サーバ100ーに対して講義コンテンツをアップロードする。また制作者側PC200は、講義コンテンツを有料とした場合の売上管理を行うことができる。
【0033】
管理サーバ100は、講義コンテンツがアップロードされたあと所定の手続(通知)を行い、講義コンテンツを受講できるグループ、カテゴリの登録および確認が行うことにより審査を行って、講義コンテンツの管理を開始する。このとき管理サーバ100は、講義コンテンツに係る地代課金管理を行う。また、管理サーバ100は、グループメンバ管理、請求金額管理、強制退会、あるいはメール送信などの管理も行う。
【0034】
一方、管理サーバ100が、受講者側PCに対してメールやその他の方法により招待を行い、それにより受講者がユーザ登録、さらには所定のグループへの登録(グループ誘導機能、公開グループ表示、グループコンテンツ表示など)を行うと、管理サーバ100が承認(通知)を行い、本システムの会費の課金管理を行う。
【0035】
受講者側PCは、管理サーバ100での承認が行われたあと、管理サーバ100におけるサイトにおいて所望の講義コンテンツを検索するなどして特定して受講する。このときユーザ情報(マイページ)、グループ/権限情報、グループ退会が管理される。また、TOP画面などでは購入講座一覧(購入日・入金状態)、グループ対応カテゴリ表示、視聴期間(30日)制限機能、ソート順選択・詳細検索機能、ページング機能などが表示される。
<講義コンテンツの作成及びアップロードの流れ>
【0036】
次に、制作者側PC200による講義コンテンツの作成およびアップロードの流れについて説明する。
【0037】
1)まず、制作者側PC200において、本プログラムを起動すると、図4に示すメイン画面が表示される。本メイン画面には、「ファイルを選択して録画する」ボタンが大きく表示されるとともに、その右横にアップロードするための「(公序良俗違反につき、不掲載)に送る」ボタンや、詳細に設定するための「詳細設定」ボタンが表示されている。なお、「(公序良俗違反につき、不掲載)」は本システムに係る講義配信サイト名である。
【0038】
2)メイン画面において「ファイルを選択して録画する」ボタンをクリックすると、図5に示すファイル選択画面が開き、ユーザは講義にしようする静止画ファイル(本実施形態ではパワーポイント形式のファイル)を選択する。
【0039】
3)静止画ファイルを選択すると、図6に示す表示サイズ選択画面が表示される。この表示画面選択画面では、[表示サイズ]項目で[フルスクリーン表示]または[ウィンド表示]を選択する。また、[サウンド調整]ボタンをクリックすると、録音用マイクの調整を行うことができる。また、講義にマウスポイントを表示させたい場合には[マウス録画]チェックをオンにする。そして、[録画開始]ボタンをクリックすると、図7に示す録画開始確認画面が表示されるため、注意書きを閲覧したあと[はい]ボタンをクリックすると録画が開始される。
【0040】
4)録画が開始されると、図8に示すように、選択した静止画ファイルが表示される。ユーザは、[次へ]ボタンをクリックすると次のスライドに移動し、また「前へ」ボタンをクリックすると前のスライドに移動し、さらに[停止]ボタンをクリックすると途中終了メッセージが表示され、録画が途中終了する。また、スライドショーが最後に達した場合には、録画終了メッセージが表示され、録画が終了する。
【0041】
このとき、ユーザ側PC300は、ユーザのタイミングで「次へ」ボタンをクリックすることにより、静止画ファイルの各静止画をスライドショー的に表示させ、該スライドショーを動画ファイルとして動画ファイル保存部203に保存する同時に、静止画ファイルの各静止画の表示に合わせて音声入力部204により音声を入力して音声ファイル保存部205に保存する。そして、最後の静止画に達したときに、該動画ファイル保存部203に保存されている動画ファイルと、該音声ファイル保存部205に保存されている音声ファイルとを関連付けながら合成して講義コンテンツとしての合成ファイルを作成する。
【0042】
なお、この合成ファイルの作成は、上述のように最後の静止画に達したときに自動的に行われるものでもよいし、あるいは図9に示すように詳細設定画面において別の操作で行われるものであってもよい。特にユーザ側PC300の空き容量が不足していた等の原因により作成した動画ファイルと音声ファイルが分離されて保存されている場合には後者の方法を使用する。また、動画ファイルをFLV形式等のようなインターネット配信に適した形式に自動又は手動で変換する。
【0043】
5)次に、図4に示すメイン画面において[(公序良俗違反につき、不掲載)へ送る]ボタンをクリックすると、図10に示すログイン画面が表示される。このログイン画面はサイトにアクセスするためのもので、所定のIDおよびパスワードを入力し、[ログイン]ボタンをクリックすると図11に示す講座アップロード画面が表示される。
【0044】
6)このアップロード画面では、掲載グループ、カテゴリ、口座名、講座内容、受講金額、肩書/役職、講師名、受講時間、公開希望日が入力されるようになっている。そして、出力先]項目に対象となるAVI形式の合成ファイルを指定し、[変換先]項目にFLV形式の合成ファイルの出力先を指定したあと、[(公序良俗違反につき、不掲載)へアップロード]ボタンをクリックすると、AVI形式の合成ファイルがインターネット上のサーバ100にアップロード可能なFLV形式の合成ファイルに変換され、その変換後の合成ファイルがサーバ100にアップロードされる。
【符号の説明】
【0045】
100・・・サーバ
200・・・制作者側PC
300・・・ユーザ側PC
201・・・静止画ファイル保存部
202・・・表示制御部
203・・・動画ファイル保存部
204・・・音声入力部
205・・・音声ファイル保存部
206・・・ファイル合成部
207・・・ファイル変換部
208・・・ファイルアップロード部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータ上で使用される講義コンテンツを作成する講義コンテンツ作成システムであって、
複数の静止画からなる静止画ファイルを保存する静止画ファイル保存手段と、
該静止画ファイル保存手段により保存されている静止画ファイルの各静止画をスライドショー的に順次表示させる表示制御手段と、
該表示制御手段により順次表示された各静止画のスライドショーを動画ファイルとして保存する動画ファイル保存手段と、
外部からの音声を入力する音声入力手段と、
該音声入力手段により入力された音声を保存する音声ファイル保存手段と、
前記動画ファイル保存手段に保存されている動画ファイルと、前記音声ファイル保存手段に保存されている音声ファイルとを合成するファイル合成手段とを備え、
前記表示制御手段により静止画ファイルの各静止画をスライドショー的に順次表示させて、該スライドショーを動画ファイルとして前記動画ファイル保存手段に保存すると同時に、静止画ファイルの各静止画の表示に合わせて音声入力手段に入力した音声を音声ファイル保存手段に保存して、該動画ファイル保存手段に保存されている動画ファイルと、該音声保存手段に保存されている音声ファイルとを互いに関連付けながら合成して講義コンテンツとしての合成ファイルを作成することを特徴とする講義コンテンツ作成システム。
【請求項2】
前記ファイル合成手段により合成された合成ファイルを、インターネット上で配信可能な所定の形式に変換するファイル変換手段と、
該ファイル変換手段により変換された合成ファイルをインターネット上のサーバにアップロードするファイルアップロード手段とを備え、
該サーバは、該合成ファイルを講義コンテンツとして所定のユーザの要望に応じて該ユーザのコンピュータにインターネットを介して視聴に供するものとなされている講義コンテンツ作成システム。
【請求項3】
前記動画ファイルはAVI形式のファイルとなされ、かつ前記音声ファイルはWAVE形式のファイルとなされている講義コンテンツ作成システム。
【請求項4】
前記ファイル変換手段による変換後の合成ファイルはFLV形式となされている講義コンテンツ作成システム。
【請求項5】
コンピュータを、
複数の静止画からなる静止画ファイルを保存する静止画ファイル保存手段、
該静止画ファイル保存手段により保存されている静止画ファイルの各静止画をスライドショー的に順次表示させる表示制御手段、
該表示制御手段により順次表示された各静止画のスライドショーを動画ファイルとして保存する動画ファイル保存手段、
外部からの音声を入力する音声入力手段、
該音声入力手段により入力された音声を保存する音声ファイル保存手段、
前記動画ファイル保存手段に保存されている動画ファイルと、前記音声ファイル保存手段に保存されている音声ファイルとを合成するファイル合成手段として機能させ、
前記表示制御手段により静止画ファイルの各静止画をスライドショー的に順次表示させて、該スライドショーを動画ファイルとして前記動画ファイル保存手段に保存すると同時に、静止画ファイルの各静止画の表示に合わせて音声入力手段に入力した音声を音声ファイル保存手段に保存して、該動画ファイル保存手段に保存されている動画ファイルと、該音声保存手段に保存されている音声ファイルとを互いに関連付けながら合成して講義コンテンツとしての合成ファイルを作成することを特徴とするコンピュータプログラム。
【請求項1】
コンピュータ上で使用される講義コンテンツを作成する講義コンテンツ作成システムであって、
複数の静止画からなる静止画ファイルを保存する静止画ファイル保存手段と、
該静止画ファイル保存手段により保存されている静止画ファイルの各静止画をスライドショー的に順次表示させる表示制御手段と、
該表示制御手段により順次表示された各静止画のスライドショーを動画ファイルとして保存する動画ファイル保存手段と、
外部からの音声を入力する音声入力手段と、
該音声入力手段により入力された音声を保存する音声ファイル保存手段と、
前記動画ファイル保存手段に保存されている動画ファイルと、前記音声ファイル保存手段に保存されている音声ファイルとを合成するファイル合成手段とを備え、
前記表示制御手段により静止画ファイルの各静止画をスライドショー的に順次表示させて、該スライドショーを動画ファイルとして前記動画ファイル保存手段に保存すると同時に、静止画ファイルの各静止画の表示に合わせて音声入力手段に入力した音声を音声ファイル保存手段に保存して、該動画ファイル保存手段に保存されている動画ファイルと、該音声保存手段に保存されている音声ファイルとを互いに関連付けながら合成して講義コンテンツとしての合成ファイルを作成することを特徴とする講義コンテンツ作成システム。
【請求項2】
前記ファイル合成手段により合成された合成ファイルを、インターネット上で配信可能な所定の形式に変換するファイル変換手段と、
該ファイル変換手段により変換された合成ファイルをインターネット上のサーバにアップロードするファイルアップロード手段とを備え、
該サーバは、該合成ファイルを講義コンテンツとして所定のユーザの要望に応じて該ユーザのコンピュータにインターネットを介して視聴に供するものとなされている講義コンテンツ作成システム。
【請求項3】
前記動画ファイルはAVI形式のファイルとなされ、かつ前記音声ファイルはWAVE形式のファイルとなされている講義コンテンツ作成システム。
【請求項4】
前記ファイル変換手段による変換後の合成ファイルはFLV形式となされている講義コンテンツ作成システム。
【請求項5】
コンピュータを、
複数の静止画からなる静止画ファイルを保存する静止画ファイル保存手段、
該静止画ファイル保存手段により保存されている静止画ファイルの各静止画をスライドショー的に順次表示させる表示制御手段、
該表示制御手段により順次表示された各静止画のスライドショーを動画ファイルとして保存する動画ファイル保存手段、
外部からの音声を入力する音声入力手段、
該音声入力手段により入力された音声を保存する音声ファイル保存手段、
前記動画ファイル保存手段に保存されている動画ファイルと、前記音声ファイル保存手段に保存されている音声ファイルとを合成するファイル合成手段として機能させ、
前記表示制御手段により静止画ファイルの各静止画をスライドショー的に順次表示させて、該スライドショーを動画ファイルとして前記動画ファイル保存手段に保存すると同時に、静止画ファイルの各静止画の表示に合わせて音声入力手段に入力した音声を音声ファイル保存手段に保存して、該動画ファイル保存手段に保存されている動画ファイルと、該音声保存手段に保存されている音声ファイルとを互いに関連付けながら合成して講義コンテンツとしての合成ファイルを作成することを特徴とするコンピュータプログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2011−221161(P2011−221161A)
【公開日】平成23年11月4日(2011.11.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−88410(P2010−88410)
【出願日】平成22年4月7日(2010.4.7)
【公序良俗違反の表示】
特許法第64条第2項第4号の規定により明細書の一部または全部を不掲載とする。
特許法第64条第2項第4号の規定により図面の一部または全部を不掲載とする。
【出願人】(504257128)ファルメディコ株式会社 (2)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年11月4日(2011.11.4)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年4月7日(2010.4.7)
【公序良俗違反の表示】
特許法第64条第2項第4号の規定により明細書の一部または全部を不掲載とする。
特許法第64条第2項第4号の規定により図面の一部または全部を不掲載とする。
【出願人】(504257128)ファルメディコ株式会社 (2)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]