説明

護身用盾

【課題】緊急時に、警報器を支持体から外したり持上げて構えるだけで警報器を作動させるとともに、通常時に、誤って警報器が誤作動を起こした場合の警報器の停止操作を簡易で迅速に行なえる警報器の作動機構を提供することを目的とする。
【解決手段】板状の盾本体2に可動片18を上下方向に移動可能に取り付けるとともに、可動片18の変位を検出する変位センサ7及び同センサ7によりオンオフする警報器5を盾本体2の下部に設置し、盾本体2を支持体6aにより自立させるとき可動片18を上位置に保持する一方、盾本体2を持ち上げたとき可動片18をその自重で下位置に下げ、変位センサ7が可動片18の上位置を検出すると警報器5をオフし、可動片18の下位置を検出すると警報器5をオンした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、小売店の店頭や家庭の玄関などに備え付けておき、暴漢等の攻撃から身を守るとともに周囲に危険を報せるための小型の護身用盾に関する。
【背景技術】
【0002】
近年の犯罪の多発、凶悪化にともなって防犯意識が高まってきており、小売店や各家庭でも店頭や玄関などに備え付けておける小型の盾が用いられるようになった。こういった盾には、周囲に危険を報せるためのアラーム機能や、暴漢を怯ませたり撃退するための催涙スプレー噴射機能等が取付けられている。また、機能性だけでなく装飾性も工夫され、一見して盾とはわからないような状態で玄関に備え付けたり、チラシなどを挟んで表示した状態で備え付けておくことができるタイプのものもある。
【0003】
本出願人によって、このようなアラーム付きの盾について、すでに特許出願がなされている(特許文献1)。この盾は警報器を備え、盾を構えて警報器のスイッチを入れることで警報器が作動して大音量のアラーム音が鳴るものであった。しかし、緊急時には警報器のスイッチを入れるような余裕がない場合も考えられる。
【0004】
このような状況に対応して、通常時に盾を備え付けておく支持体から盾を取外すことで警報器が作動するようにしたものも出願されている(特許文献2)。この盾は、盾本体とは別体の支持体に立てかけておく構成になっており、盾を支持体から取り外すと支持体に設けられたスイッチによって警報手段が作動する。
【0005】
しかし、このように立てかけておくだけの支持体では、盾に物がぶつかるなどして、盾が誤って支持体から外れてしまった場合でも警報手段が作動してしまい不都合であるし、また、警報器の作動手段が支持体に設けられているため、誤って警報器を作動させてしまった場合に、盾を支持体に戻す必要があって警報器の停止操作が面倒であった。
【特許文献1】特開平2004−293845号公報
【特許文献2】特開平2004−293909号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
解決しようとする問題点は、緊急時の盾の操作を簡易化することにより、警報器が誤作動を起こしやすくなる点であり、緊急時には警報器を支持体から外したり持上げて構えるだけで警報器を作動させるとともに、誤って警報器が誤作動を起こした場合の警報器の停止操作を簡易で迅速に行なえる警報器の作動機構を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、請求項1記載のごとく、板状の盾本体に可動片を上下方向に移動可能に取り付けるとともに、可動片の変位を検出する変位センサ及び同センサによりオンオフする警報器を盾本体に設置し、盾本体をテーブル平面に静置して自立させたとき可動片をテーブル平面で上位置に保持する一方、盾本体をテーブル平面より持ち上げたとき可動片をその自重で下位置に下げ、そして前記変位センサが可動片の上位置を検出すると警報器をオフし、可動片の下位置を検出すると警報器をオンした。
【0008】
請求項2記載のごとく、縦長の帯板からなる懸吊具を設け、その上部を断面コ字形に屈曲して扉上辺に懸吊すべき吊下げ部を形成するとともに、下部を吊下げ部とは反対側に屈曲して上向きの差込片と水平な可動片受けを一体的に形成し、そして板状の盾本体には可動片を上下方向に移動可能に取り付けるとともに、可動片の変位を検出する変位センサ及び同センサによりオンオフする警報器を盾本体に設置し、盾本体に設けた上下方向の差込口に前記差込片を差し込んで盾本体を自立状態に支持するとき、前記可動片受けにより可動片下端を上位置に保持し、盾本体を持ち上げて差込口から前記差込片を引き抜いたとき、可動片をその自重で下位置に下げ、そして変位センサが可動片の上位置を検出すると前記警報器をオフし、可動片の下位置を検出すると前記警報器をオンした。
【0009】
請求項3記載のごとく、前記可動片にセンサマグネットを一体的に取付け、このセンサマグネットの変位によって変位センサに可動片の変位を検出させた。
【発明の効果】
【0010】
請求項1記載のごとく、盾本体に可動片を上下方向に移動可能に取付けるとともに、可動片の変位を検出する変位センサ及び同センサによりオンオフする警報器を盾本体に設置し、盾本体を自立させたとき可動片を上位置に保持して警報器をオフし、盾本体を持上げたとき可動片を自重により下位置に下垂して警報器をオンしたことにより、盾本体を持上げて構えるだけで警報器が作動して迅速に身を守るとともに周囲に危険を報せることができるうえに、誤って可動片が下垂して警報器が作動してしまっても、可動片を移動させて上位置にするだけで警報器をオフすることができ、誤作動した警報器の停止動作が迅速に行なえる。
【0011】
請求項2記載のごとく、上部を断面コ字形に屈曲して扉上辺に懸吊すべき吊下げ部を形成するとともに、下部を吊下げ部とは反対側に屈曲して上向きの差込片と水平な可動片受けを一体的に形成した縣吊具を設け、そして盾本体には可動片を上下方向に移動可能に取付けるとともに、可動片の変位を検出する変位センサ及び同センサによりオンオフする警報器を盾本体に設置し、盾本体に設けた上下方向の差込口に差込片を差込んで盾本体を自立させたとき、可動片受けにより可動片下端を上位置に保持して警報器をオフし、盾本体を持上げたとき可動片を自重により下位置に下垂して警報器をオンしたことにより、盾本体を持上げて構えるだけで警報器が作動して迅速に身を守るとともに周囲に危険を報せることができるうえに、誤って可動片が下垂して警報器が作動してしまっても、可動片を移動させて上位置にするだけで警報器をオフすることができ、誤作動した警報器の停止動作が迅速に行なえるし、さらに、盾を扉面に設置することができて邪魔になることがない。
【0012】
請求項3記載のごとく、前記可動片にセンサマグネットを取付けて、これの変位を検出する変位センサを設けたことにより、可動片の変位検出機構を簡易で安価に構成することができ、コストが安く済む。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、図1乃至図12を参照して護身用盾について説明する。
まず、護身用盾1の基本構成について図1乃至図2を参照して説明する。図1は護身用盾1の裏側斜視図である。また、図2は護身用盾1のガイド4の背面を示す透視斜視図であり、盾1の外側面から盾本体2を透視して図示している。
【0014】
護身用盾1は、盾本体2と、盾本体2の裏側に取付けられた左右一対の取っ手3と、盾本体2の裏側の下部に取付けられたガイド4と、このガイド4に装着して盾本体2を机台上に自立させる支持体6aと、ガイド4に取付けられる警報器5と、可動片18及び可動片ガイド19を介してガイド4に取付けられるセンサマグネット7とにより構成される。
【0015】
盾本体2は、数mmの厚さを有するポリカーボネートなどの耐衝撃性部材により形成される。盾本体2をポリカーボネートにより形成した場合には、5mm程度の厚さでも優れた耐衝撃性を示すとともに防刃性を有する。さらに、厚さを8mm程度にしたものは防弾性を有する。
【0016】
この盾本体2の表側は、鏡面状に加工したり、チラシ等の広告を盾本体2と透明プレートとの間に挟み込んでボルトで留めたり、鏡面加工したプレートをボルトで留めて一体型のスタンドパネルやミラーパネルに形成してもよい。
【0017】
図1では盾本体2の裏側に左右一対の取っ手3を備えているが、取っ手3は盾本体2の中央部に一つだけ設けてもよいし、盾本体2に上腕部を固定するアームガイドを設けたり、3つ以上の取っ手3を設けてもよい。この取っ手3は市販の一般的なものを使用することができる。
【0018】
ガイド4は盾本体2の裏側下部に留めネジ26によって固定され、盾本体2とガイド4との間に差込口11aを形成する。この差込口11aに支持体6aの先端を差込んで盾本体2を自立させる。
【0019】
摺動部材は可動片18と可動片ガイド19とにより構成され、可動片18は可動片ガイド19とガイド4の内側とに挟まれた状態で取付けられている。可動片18の上端部には、盾本体2を持上げた際に可動片ガイド19に係止して可動片18の下死点を規定する係止部20を形成し、下端部にはセンサマグネット7を取付けて、このセンサマグネット7を警報器5の下方に臨ませる。
【0020】
支持体6aは卓上型の支持体で、細棒を折曲げて形成される。
ガイド4の背面に取付けられた可動片ガイド19とガイド4との間にこの支持体6aの差込部13を挿入する。この差込部13はガイド4の内側幅よりも幅広に形成して、挿入した差込部13が抜けにくいように固く装着される。
【0021】
以上が護身用盾1の基本構成であり、警報器5は以下に述べるごとく動作する。
盾1は、支持体6aによって机台上に設置されると可動片18の下端が机台の上面によって押上げられて、可動片18に取付けられたセンサマグネット7が警報器5に近接する(上位置)。盾本体2を持上げると、可動片18が自重により下垂し、センサマグネット7が警報器5から離反して(下位置)警報器5が作動する。
【0022】
上記のごとく構成した護身用盾1は以下のような効果を奏す。
センサマグネット7が可動片18及び可動片ガイド19を介して盾本体2に取付けられているため、強い衝撃等により盾本体2が支持体6aから外れたりして警報器5が誤作動を起こしても、センサマグネット7を摺動させて警報器5に近接させるだけでよく、警報器5をオフする停止操作が簡易で迅速に行なえる。
【0023】
さらに、盾本体2を構えて警戒するような場合に、センサマグネット7を持上げて警報器5に近接させておけば警報器5は作動せず、緊急時には即座に警報器5を作動させて周囲に危険を知らせることもできるため、盾本体2を所持した状態で身を潜められる。
【0024】
また、支持体6aが盾本体2に固く装着されて略一体的に構成されているため、盾1を設置するときに差込口11に支持体を差込む手間が要らず、簡便に扱える。また、盾本体2が安定して倒れにくいため警報器5が誤作動を起こしにくいし、警報器5が誤って作動してしまっても盾1を自立させるだけで迅速に警報器5の鳴動を停止することができる。
さらに、盾本体2の外側面と透明シートとの間にチラシ等を挟み込んでボルト等でとめる構成であっても、外側面に突出したボルト等が邪魔にならずに自立させることができる。
【0025】
次に、支持体の第2の実施形態について図面を参照して説明する。図3は支持体の第2の実施形態を示す斜視図である。
支持体6bは卓上型で、差込部13が一対のアームによって構成され、アームの左右両外側辺に凹部22が形成されている。また、台座部12には切欠窓23が設けられている。支持体6bの差込部13は図4に示すように板状に形成してもよい。
【0026】
図5a、5bは、支持体の第2の実施形態に係る盾1のガイド4を示す裏側透視図であり、ガイド4の一部を透視して図示している。図5bはこのガイド4に支持体6bを装着した状態を示している。
ガイド4の内側両側面には凸部24を有する板バネ25が取付けられている。板バネ25は一端をガイド4に固定され、他端は自由端に形成されている。
【0027】
ここに支持体6bの差込部13を挿入すると、差込部13の凹部22と板バネ25の凸部24とが係合して、盾本体2に支持体6bが固く装着されて略一体的に形成される。また、台座部13に切欠窓23が設けられているため、センサマグネット7は机台に押上げられて上位置をとり、盾本体2を持上げるとセンサマグネット7が下垂して下位置をとる。
【0028】
上記のごとく構成した支持体6bによって保持された護身用盾1は、支持体6bが盾本体2に固く装着され、盾本体2と略一体的に形成されているため、盾本体2を机台上に設置するときに差込口11に差込部13を差込む手間がいらず、盾1が倒れて警報器5が誤作動を起こしても、盾1を自立させるだけで迅速に警報器5の鳴動を止めることができる。
【0029】
次に、支持体の第3の実施形態について図面を参照して説明する。図6は、支持体の第3の実施形態の使用状態を示す側面図である。
【0030】
支持体6cの差込部13は、ガイド4の内側に取付けられた可動片ガイド19と盾本体2との間に形成される差込口11に挿入される。盾本体2を支持体6cに装着すると、支持体6cの台座部12によって可動片18が上方に押上げられ、可動片18に取付けられたセンサマグネット7は上位置となる。支持体6cから盾本体2を取り外すと、可動片18が下垂してセンサマグネット7は下位置となる。
【0031】
次に支持体の第4の実施形態について、図面を参照して説明する。図7は支持体の第4の実施形態の使用状態を示す斜視図である。
この支持体6dは吊下げ型で、台座部12と、台座部12から起立した差込部13と、扉等の上端部に係合される懸吊部15を有する吊下げ部14とを備え、さらに可動片受け21が台座部12の延長上に突設されている。
【0032】
本図では、盾本体2の裏側を表面側にして支持体6dによって自立させており、盾本体2に上下方向に摺動可能に取付けられたセンサマグネット7は、可動片受け21によって押上げられて、警報器5に近接する上位置をとる。
また、可動片受け21に盾本体2の下端部を載せ、台座部12でセンサマグネット7を押し上げてるようにして盾本体2の外側面を表面側にして支持体6dによって自立させることもできる。
【0033】
また図8は、可動片の別の実施形態の実施態様を示す側面図である。警報器5を盾本体2に取付けるとともに、センサマグネット7を可動片18の上端部に取付けて警報器5の下方に臨ませる。また差込口11aはガイド4と可動片ガイド19との間に形成される。差込口11aに支持体6dの差込部13を差込んで盾本体を自立させると、台座部12が可動片受け21となって可動片18の下端を受ける。
【0034】
次に、摺動部材の別の実施形態について図面を参照して説明する。図9はガイドの第3の実施形態の実施態様図である。
摺動部材は可動片18のみによって形成され、この可動片18をガイド4の差込口11aに挿入する。ガイド4の両側部には縦長の差込路11bが形成され、この差込路11bに細棒を折曲げて形成した支持体6aの差込部13を挿入して盾本体2を自立させる。
【0035】
本実施形態に係る護身用盾1は、簡単な構成で摺動部材及び支持体を形成することができるため、コストを低く抑えることができる。
【0036】
次に、支持体の第5の実施形態について図面を参照して説明する。図10は支持体の第5の実施形態を示す斜視図である。
支持体6eは吊下げ型で、台座部12と、台座部12から起立した一対のアームにより構成される挟持部28と、扉等の上端部に係合される懸吊部15を有する吊下げ部14とを備え、さらに可動片受け21が台座部12の延長上に突設されている。
【0037】
盾本体2は台座部12に戴置され、可動片18は可動片受け21によって押上げられて、センサマグネット7が警報器5に近接する。挟持部28によって盾本体2の突片を左右から挟持して盾本体2の左右のずれを規制する。本実施形態において突片は、ガイド4を盾本体2に取付ける留めネジ26で、これを一対のアームによって左右から挟持する。
【0038】
本実施形態に係る支持体6eは、盾本体2と支持体6eとの装脱が容易に行なえて手間が要らず、また、簡易な構成で護身用盾1を壁面や扉に設置することができるため、コストを抑えることができる。
【0039】
次に、支持体の第6の実施形態について図面を参照して説明する。図11は支持体の第6の実施形態の実施態様図である。
支持体6fは壁面等に取付けられた突起部27と可動片受け21とからなる。突起部27は、盾本体2の上部左右に係止穴28を設け、この係止穴28に対応した位置に設ける。
【0040】
本実施形態に係る支持体6fは、簡易な構成で護身用盾1を壁面や扉に自立させることができるため、コストを抑えることができる。
【0041】
以下、上記のごとく構成した護身用盾の奏する効果について述べる。
護身用盾1は、盾本体2が倒れるなどして警報器5が誤動作した場合でも、警報器5の鳴動を停止させるには可動片18を摺動させてセンサマグネット7を警報器5に近接させるだけでよく、盾本体2を支持体6a〜6fに装着しなおす必要がないため警報器5の停止動作が簡易で迅速に行える。
【0042】
また、警報器5だけでなくセンサマグネット7も盾本体2に設けられているため、支持体6a〜6fにセンサマグネット7を設ける必要がなく、盾本体2の備付け場所を換えるために複数の支持体を要する場合でも、簡易な構成で支持体を形成することができてコストを抑えられる。
【0043】
前記各実施形態において、警報器5は、大音量のアラーム音や白色若しくは赤色等の強い明光を発するなどして付近に危険を報せる報知器、警備会社等に危険を報せるために建物内に設置された通報設備を無線信号等により起動する通報器、又はこれらを一体形成した報知通報器により構成されるものについて示したが、図12に示すように、報知器29と通報器30を別々に設けて警報器5を構成してもよい。
【0044】
警報器5を報知器により構成した場合は、警報器5をオンするとアラーム音や明光が発せられ、護身用盾1を構えると同時に付近に危険を報せることができる。
【0045】
また、警報器5を通報器により構成した場合は、護身用盾1を構えると同時に警報器5をオンして、家屋や店舗内に予め設置された通報設備の受信機などに信号を発信して警備会社等に通報し、危険を報せることができる。
【0046】
さらに、警報器5を報知通報器により構成した場合は、護身用盾1を構えると同時に警報器5をオンしてアラーム音や明光を発するとともに通報設備等を起動して警備会社等に通報することができる。
【0047】
また、図12に示したように、ガイド4に報知器29を設けて、この報知器29に別体の通報器30を接続して警報器5を構成した場合も、盾本体2を持ち上げて可動片18を下垂させ警報器5をオンすると、報知器29が作動して音や光を発するとともに報知器29に接続された通報器30が作動して警備会社等へ通報する。
【0048】
図12においては、ガイド4に通報器30を設けて、この通報器30に別体の報知器29を接続して警報器5を構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】護身用盾の裏面斜視図。
【図2】支持体の第1の実施形態の要部を示す透視斜視図。
【図3】支持体の第2の実施形態を示す斜視図。
【図4】差込部の別の実施形態を示す斜視図。
【図5】ガイドの第2の実施形態の実施態様を示す透視図。
【図6】支持体の第3の実施形態の使用状態を示す側面図。
【図7】支持体の第4の実施形態の使用状態を示す斜視図。
【図8】可動片の別の実施形態の実施態様を示す斜視図。
【図9】ガイドの第3の実施形態の実施態様を示す斜視図。
【図10】支持体の第5の実施形態を示す斜視図。
【図11】支持体の第6の実施形態を示す斜視図。
【図12】警報器の別の実施形態を示す裏面斜視図。
【符号の説明】
【0050】
1 護身用盾
2 盾本体
3 取っ手
4 ガイド
5 警報器
6a〜6f 支持体
7 センサマグネット
11a 差込口
11b 差込路
12 台座部
13 差込部
14 吊下げ部
15 懸吊部
16 留め孔
17 ピン
18 可動片
19 可動片ガイド
20 係止部
21 可動片受け
22 凹部
23 切欠窓
24 凸部
25 板バネ
26 留めネジ
27 突起部
28 挟持部
29 報知器
30 通報器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
板状の盾本体に可動片を上下方向に移動可能に取り付けるとともに、
可動片の変位を検出する変位センサ及び同センサによりオンオフする警報器を盾本体に設置し、
盾本体をテーブル平面に静置して自立させたとき可動片をテーブル平面で上位置に保持する一方、
盾本体をテーブル平面より持ち上げたとき可動片をその自重で下位置に下げ、
そして前記変位センサが可動片の上位置を検出すると警報器をオフし、可動片の下位置を検出すると警報器をオンしてなる護身用盾。
【請求項2】
縦長の帯板からなる懸吊具を設け、その上部を断面コ字形に屈曲して扉上辺に懸吊すべき吊下げ部を形成するとともに、下部を吊下げ部とは反対側に屈曲して上向きの差込片と水平な可動片受けを一体的に形成し、
そして板状の盾本体には可動片を上下方向に移動可能に取り付けるとともに、
可動片の変位を検出する変位センサ及び同センサによりオンオフする警報器を盾本体に設置し、
盾本体に設けた上下方向の差込口に前記差込片を差し込んで盾本体を自立状態に支持するとき、前記可動片受けにより可動片下端を上位置に保持し、
盾本体を持ち上げて差込口から前記差込片を引き抜いたとき、可動片をその自重で下位置に下げ、
そして変位センサが可動片の上位置を検出すると前記警報器をオフし、可動片の下位置を検出すると前記警報器をオンしてなる護身用盾。
【請求項3】
前記可動片にセンサマグネットを一体的に取付け、このセンサマグネットの変位によって変位センサが可動片の変位を検出してなる請求項1又は2記載の護身用盾。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2006−214711(P2006−214711A)
【公開日】平成18年8月17日(2006.8.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−370311(P2005−370311)
【出願日】平成17年12月22日(2005.12.22)
【出願人】(399034253)株式会社レニアス (21)
【Fターム(参考)】