説明

赤外線マイクロボロメータセンサの伝導構造

赤外線マイクロボロメータセンサの伝導構造及び電磁放射を感知する方法を与えることができる。マイクロボロメータは、第1の導電層(64)及び第2の導電層(68)を含むことができる。マイクロボロメータは、第1の導電層と第2の導電層との間にボロメータ層(62)をさらに含むことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、概括的にはセンサ及び検出器を含む監視装置に関し、より詳細には赤外線センサ又は撮像装置に関する。
【背景技術】
【0002】
監視装置は、多くの異なる用途に使用されている。例えば、監視システムの一部をなす検出器及びセンサは、侵入セキュリティ及び映像監視に使用することができる。他の用途としては、例えば、火災検出及び緊急対応が挙げられる。その用途は、例えば、軍用、非軍用、個人用等であってよい。異なる種類の装置を、例えばその装置が使用される特定の用途又はシステムに基づいてことができる。例えば、サーマルカメラとして構成された赤外線(IR)撮像装置をこれらのシステムと併せて使用して、温度変化を検出することができる。
【0003】
様々な種類のIR撮像装置が既知であり、一般に、入射電磁放射を検出するボロメータ素子又はマイクロボロメータ素子を含む。こういったボロメータは本質的に、最適な信号及び雑音特性のために特定の合計抵抗を維持する必要がある抵抗温度計である。したがって、大きな値の抵抗温度係数(TCR)を有する材料が、よりよいIR感知性能を生み出すために好ましい。
【0004】
IR撮像装置に関して、冷却式システム及び非冷却式システムの両方が既知である。例えば、ボロメータを有するIR撮像装置は、極低温冷却システム等の冷却システムを含み得、典型的に軍事用途に使用されることが知られている。こういった装置は、複雑でサイズが大きいことが多い。さらに、こういった冷却式撮像装置のコストは高い。マイクロボロメータを有する非冷却式システムはより安価であり、設計がより小さい。しかし、こういった非冷却式システムは通常、ボロメータの面内伝導モード設計により、抵抗性のより低いボロメータ膜材料を含まなければならない。抵抗性のより低い材料は、多くの場合、同様であるが抵抗性のより高い材料と比較した場合、より低い値のTCRを有する。ボロメータ膜の厚さを増大させて導電性を向上させると、素子の感知部分の熱慣性/容量が増大し、それにより、撮像装置の全体性能が低減する。より安価な非冷却式システムの品質、例えば撮像品質は通常、より高価な冷却式システムの品質よりも低い。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1の導電層及び第2の導電層を含むことができるマイクロボロメータを与えることができる。マイクロボロメータは、第1の導電層と第2の導電層との間にボロメータ層をさらに含むことができる。マイクロボロメータを使用するサーマルカメラを与えることもできる。
【0006】
電磁放射を検出する方法を与えることもできる。この方法は、熱感度の高い膜において電磁放射を受けることを含むことができる。この方法は、略垂直の導電モードを使用して受け取った電磁放射に基づいてボロメータ材料の抵抗変化を感知することをさらに含むことができる。
【0007】
本発明の様々な実施形態のよりよい理解のためには、以下の図面と併せて読まれるべき下記の詳細な説明を参照されたい(各図中、同様な参照番号は同様な部分を示す)。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の実施形態により構成された赤外線(IR)撮像装置のブロック図である。
【図2】本発明の実施形態により構成されたマイクロボロメータアレイの上面斜視図である。
【図3】本発明の実施形態により形成されたマイクロボロメータ層を示す側面立面図である。
【図4】本発明の実施形態により形成されたマイクロボロメータの構造を示す上面斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
説明を簡単且つ容易にするために、本明細書では本発明をその様々な実施形態に関連して説明する。しかし、当業者ならば、様々な実施形態の特徴及び利点を様々な構成で実施してもよいことを理解しよう。したがって、本明細書において説明される実施形態は限定的なものではなく、例示として示されることを理解されたい。
【0010】
一般に、本発明の様々な実施形態は、垂直伝導構造を有する赤外線(IR)マイクロボロメータ素子を提供する。様々な実施形態は、例えば、サーマルカメラ内の検出器として使用することができる。
【0011】
特に、本発明の様々な実施形態は、例えば、赤外線カメラとして構成することができる、図1に示すIR撮像装置20において実施することができる。IR撮像装置20は一般に、1つ又は複数のレンズ24を含むことができる光学組立体22をフロントエンドに含むことができる。光学組立体22は、1つ又は複数のボロメータ素子、より詳細には1つ又は複数のマイクロボロメータ(MB)ユニット28を含むことができるIRセンサ26に接続することができる。1つ又は複数のマイクロボロメータユニット26は一般に、IR撮像装置20のイメージコアを画定する。IRセンサ26は、制御ユニット30及びフィルタ/コンバータ32に接続することもできる。さらに、フィルタ/コンバータ32は、ディスプレイ36に接続することができるプロセッサ34に接続することができる。プロセッサ34はメモリ38に接続することもできる。
【0012】
様々な実施形態でのIR撮像装置20は、外部冷却装置を設けていない非冷却式IR検出器として構成される。しかしながら、これに代えて、IR撮像装置20は冷却式IR検出器としてもよいことに留意されたい。より詳細には、IR撮像装置20は、非冷却式熱センサとして構成される1つ又は複数のマイクロボロメータユニット28を含むことができる。動作に際して、IR撮像装置20は、光学組立体22によって受けられ、IRセンサ26上に結像される入射電磁放射を測定するように動作する。本質的には、1つ又は複数のマイクロボロメータユニット28はそれぞれ、抵抗変化として検出される、1つ又は複数の周波数範囲の放射を測定する1つ又は複数のマイクロボロメータを含む。検出された抵抗変化が測定され処理され、処理することは、フィルタ/コンバータ32を使用して信号を任意の既知の様式でフィルタリングすること及び/又は信号をアナログ入力からデジタル出力に変換することを含むことができる。次に、プロセッサ34は、メモリ38に記憶されている設定に基づいて温度マップを生成し、その出力を熱画像としてディスプレイ36に与えることができる。
【0013】
異なる制御機構をIR撮像装置20に提供してよいことに留意されたい。例えば、IR撮像装置20を制御し較正するため、例えば異なる周波数範囲の放射を受けるために、バイアス信号及び/又は基準信号を与えることができる。
【0014】
1つ又は複数のマイクロボロメータユニット28は、図2に示すように個々のマイクロボロメータ42のグリッド40として構成することができ、センサアレイを画定することができる。しかし、アレイのサイズ及び寸法は所望又は所要に応じて変更可能なことに留意されたい。さらに、各マイクロボロメータ42は、各マイクロボロメータ42を基板46に接続する1つ又は複数の電極44を含むことができる。
【0015】
図3に示すように、各マイクロボロメータ28は一般に、絶縁層52(例えば、絶縁リンク)を通してヒートシンク50(例えば、定温領域)に接続された吸収層48から形成することができる。温度測定素子(図示せず)を吸収層48に接続することができる。吸収層48及び温度測定素子は単一のユニットとして提供してもよいことに留意されたい。さらに、様々な実施形態での絶縁層52は空気、真空領域、又はギャップであってよいことに留意されたい。熱伝導性が絶縁層52を通って又はマイクロボロメータ28の1つ又は複数のエッジに沿って通り得ることにも留意されたい。
【0016】
動作に際して、吸収層48によって吸収される放射は、吸収されるパワーが高いほど、温度が高くなるように、ヒートシンク層50の温度よりも高い温度に上昇させる。吸収層48に接続された温度測定素子は温度を測定し、温度から、吸収されたパワーを任意の既知の様式で計算することができる。したがって、グリッド40は、例えば、複数の酸化バナジウム又は非晶質シリコンの熱センサから、対応するシリコングリッド上に形成することができる。特定の範囲の波長からの赤外線放射は、上面グリッド層に衝突することができ、その層の電気抵抗を変化させる。抵抗変化は測定され、処理されて温度にされ、この温度はグラフで表すことができ、又は本明細書において説明するように画像を形成するために使用することができる(例えば、IRカメラにおいて)。グリッド40は本質的に、IR吸収塗膜を有する熱感知膜の複数のピクセルを画定する複数の感知素子を含み、赤外線エネルギーがIR吸収塗膜に照射されると、IR吸収塗膜は素子温度を上昇させ、電気抵抗を変化させる。電気抵抗の変化を電気的に感知し、処理(例えば、変換)して映像信号にすることができることに留意されたい。さらに、各ピクセルは本質的に、温度に伴って抵抗が変化するサーミスタを画定する。例えば、ピクセルは、例えば摂氏約1/20度の温度変化、又は一般には摂氏1/10度未満の温度変化を検出するように異なる様式で構成されてもよい。しかし、各ピクセルは、摂氏1度又は摂氏1度よりも大きな変化等のより高い又はより低い温度変化を検出するように構成してもよい。
【0017】
マイクロボロメータ42は、例えば、半導体堆積プロセスによって形成してよいことに留意されたい。例えば、アルミニウム層を基板に堆積させ、その後、アルミニウム層上に非晶質シリコンを堆積させることができる。その後、別のアルミニウム層を非晶質シリコン上に堆積させることができる。次に、フォトリソグラフィプロセスを使用して、形成された材料に検出エリア(例えば、窓)を切り込むことができる。マイクロボロメータの形成に使用される各種ステップは、当該技術分野において任意の既知の様式で提供してよい。
【0018】
本発明の様々な実施形態は、垂直伝導モードを有するマイクロボロメータを与える。より詳細には、図4に示すようなIR感知コア材料60を、第1の導電層64と第2の導電層66との間のボロメータ層62から形成することができる。特に、ボロメータ層62は感知材料(例えば、抵抗性半導体材料)から形成することができ、第1の導電層64及び第2の導電層66は、ボロメータ層62を鋏む電極層(例えば、アルミニウム導電シート)を形成する。第1の導電層64及び第2の導電層66は、対向する隅にリードを画定する、層のエッジを超えて延出する延出タブ68を含むこともできる。図4中の矢印がIR感知コア材料60を通る電子の流れを示すことに留意されたい。図4に示す構造がIRセンサ26(図1に示す)の単一のピクセルを画定できることにも留意されたい。
【0019】
第1の導電層64及び第2の導電層66の両端の抵抗が、ボロメータ層62を通る抵抗と比較して非常に小さい場合、IR感知コア材料60の抵抗は以下のように定義することができる。
R=ρt/(LW) (1)
式中、ρはボロメータ層62の抵抗率を表し、tはボロメータ層62の厚さを表し、Lはボロメータ層62の長さを表し、Wはボロメータ層62の幅を表す。ボロメータ層62が薄膜層であってよく、例えば約0.01ミクロン厚であってよいことに留意されたい。
【0020】
動作に際して、感知電流は、第1の導電層64のタブ68から第1の導電層64に流れ込み、面内に拡散し、ボロメータ層62の厚さ(t)を通り、対向する導電層、すなわち第2の導電層66に流れる。次に、感知電流は、第2の導電層66の面内を流れ、タブ68に集められる。タブ68が一般に第1の導電層64及び第2の導電層66の第1のリード及び第2のリードを画定できることに留意されたい。
【0021】
例えば、非晶質シリコン材料から形成することができるボロメータ層62のTCRに関して、不純物添加濃度を変化させることによって広範囲の抵抗率を与えることができる。IR感知コア材料60の各種層を形成する際に、第1の導電層64及び第2の導電層66は、感知コア材料60の平面内の熱伝導性を左右しないような薄い層として形成される。熱伝導性は、熱設計中に実行される最適化の他の側面によっても低減され得る(例えば、熱的に分離された長いリード)。しかし、第1及び第2の導電層64の熱伝導性の低減は、独立した要因として本明細書において説明される。したがって、第1及び第2の導電層64の厚さは以下のように決定される。電極材料は、例えば、特に白金及びアルミニウム等であるがこれらに限定されない、高い導電性及び熱伝導性を有する金属であり得るため、第1及び第2の導電層64の厚さはボロメータ層62の厚さよりもはるかに薄くてよいことに留意されたい。したがって、感知コア材料60の面内熱伝導性が熱設計にとって重要である実施形態では、以下の式により、第1の導電層64、第2の導電層66、及びボロメータ層62の関係が定義される。
<G (2)
式中、Gc及びGbは、第1の導電層64及び第2の導電層66並びにボロメータ層62の各材料の熱伝導率であり、tc及びtbは、第1の導電層64及び第2の導電層66並びにボロメータ層62の各厚さである。
【0022】
例として、非晶質Siの場合、室温近くでGb=5W/m・Kであり、ボロメータの形成に使用される他の非晶質半導体材料も同様の値を有する。Gcについては、金属の熱伝導率は金属の導電率と共に増大し、その値は、例えば100W/m・K〜400W/m・Kの範囲を有し得る。例えば、Alは、室温近くで約300W/m・Kの熱伝導率を有する。したがって、第1の導電層64及び第2の導電層66の厚さは、第1の導電層64及び第2の導電層66によって提供される追加の面内放熱が最小であるように提供される。
【0023】
さらに、第1及び第2の導電層64は、より詳細に後述するように、ピクセル素子の全体抵抗に対する寄与がごくわずかな部分であるように提供される。特に以下の式が、各種層を構成するために提供される。
total=(ρ/(LW))+(2ρL/(W)) (3)
かつ
(ρ/(LW))>(2(ρL/(W)) (4)
式中、(1)ρb及びρcは、ボロメータ層62並びに第1の導電層64及び第2の導電層66それぞれの電気抵抗率であり、(2)tb及びtcは、ボロメータ層62並びに第1の導電層64及び第2の導電層66それぞれの厚さであり、(3)W及びLは層の幅及び長さである。
【0024】
式2及び式4を組み合わせて、以下の式を導出することができる。
【数1】

【0025】
したがって、式5を使用して、ボロメータ層62の厚さを決定することができる。例えば、非晶質シリコン及びアルミニウムは約103Ω・cm及び3×10−6Ω・cmの抵抗率をそれぞれ有する。式5を使用すると、結果としてtb>L10−4が得られる。すなわち、30マイクロメートル(μm)×30μmの感知面積に対してボロメータ層の最小厚は18ナノメートル(nm)である。したがって、ボロメータ層62の厚さは、例えば、50nm以上(例えば、設計許容差を織り込んで)であり得る。各種IR撮像装置用途において、ボロメータ層62の厚さは、第1及び第2の導電層64の厚さがそれぞれ10nmの場合、例えば10nm〜1000nmであってよい。しかし、ボロメータ層62の厚さは所望又は所要に応じてより大きくてもよく、又はより小さくてもよい。
【0026】
したがって、本発明の様々な実施形態は、垂直伝導モードを有し、それにより、TCRを向上させ、結果として感度を向上させるマイクロボロメータを与える。したがって、より高い抵抗を有するボロメータ材料を使用して、所望又は所要の装置合計抵抗を与えることができる。負のTCRを有するボロメータ材料(例えば、非晶質Si、VOx、及び他の半導体材料)を使用する場合、抵抗が高いほど、高いTCR値が得られることに留意されたい。したがって、抵抗の高い材料を使用するほど、高いTCR係数が提供される。
【0027】
例えば、本明細書において説明した各種層を含む様々な実施形態は任意の適した材料から形成してよく、例えば特定の用途に基づいてよいことに留意されたい。さらに、各種層のサイズ及び形状も所望又は所要に応じて変更することができる。さらに、様々な実施形態は、ボロメータ又はマイクロボロメータが所要又は所望とされるシステム又は装置に関連して使用することができる。
【0028】
本発明を特定の様々な実施形態に関して説明したが、本発明の様々な実施形態を特許請求の範囲の趣旨及び範囲内の変更を行って実施できることを当業者ならば認識するであろう。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の導電層と、
第2の導電層と、
第1の導電層と第2の導電層との間のボロメータ層とを備えるマイクロボロメータ。
【請求項2】
第1の導電層及び第2の導電層はそれぞれ、第1及び第2の導電層のそれぞれのエッジを超えて延出するリードを備える請求項1に記載のマイクロボロメータ。
【請求項3】
第1及び第2の導電層は、略垂直の導電モードを与えるように構成される請求項1に記載のマイクロボロメータ。
【請求項4】
第1及び第2の導電層並びに前記ボロメータ層は、以下の式
<G
を使用して定義され、式中、G及びGは、第1及び第2の導電層並びに前記ボロメータ層の各材料の熱伝導率であり、t及びtは第1及び第2の導電層並びに前記ボロメータ層それぞれの厚さである請求項1に記載のマイクロボロメータ。
【請求項5】
前記ボロメータ層の厚さは、以下の式
【数1】

を使用して定義され、式中、ρ及びρは、前記ボロメータ層並びに第1及び第2の導電層それぞれの抵抗率であり、G及びGは、第1及び第2の導電層の材料の熱伝導率であり、Lは前記ボロメータ層の長さである請求項1に記載のマイクロボロメータ。
【請求項6】
前記マイクロボロメータ層は、第1の導電層と第2の導電層とに鋏まれる請求項1に記載のマイクロボロメータ。
【請求項7】
前記マイクロボロメータ層の長さ及び幅は、第1及び第2の導電層の長さ及び幅と略同じである請求項1に記載のマイクロボロメータ。
【請求項8】
前記ボロメータ層の厚さは少なくとも50ナノメートル(nm)である請求項1に記載のマイクロボロメータ。
【請求項9】
第1及び第2の導電層はそれぞれ金属を含む請求項1に記載のマイクロボロメータ。
【請求項10】
前記ボロメータ層は半導体材料を含む請求項1に記載のマイクロボロメータ。
【請求項11】
第1及び第2の導電層の厚さは、前記ボロメータ層の厚さよりもかなり薄い請求項1に記載のマイクロボロメータ。
【請求項12】
電子は、前記ボロメータ層を通って略垂直に流れると共に、第1及び第2の導電層のそれぞれにおいて略面内を流れる請求項1に記載のマイクロボロメータ。
【請求項13】
第1及び第2の導電層の対向する隅に接点をさらに備える請求項1に記載のマイクロボロメータ。
【請求項14】
前記ボロメータ層は赤外線放射を感知するように構成される請求項1に記載のマイクロボロメータ。
【請求項15】
請求項1に記載のマイクロボロメータを備えるサーマルカメラ。
【請求項16】
前記マイクロボロメータは赤外線(IR)放射を感知するように構成される請求項15に記載のサーマルカメラ。
【請求項17】
前記マイクロボロメータは非冷却式装置である請求項15に記載のサーマルカメラ。
【請求項18】
電磁放射を検出する方法であって、
熱感知膜で電磁放射を受けること、及び
略垂直な導電モードを使用して、前記受けた電磁放射に基づいてボロメータ材料の抵抗変化を感知することを含む方法。
【請求項19】
導電層の間に前記熱感知膜を画定する前記ボロメータ材料を与えることをさらに含む請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記受けた電磁放射に基づいて熱画像を形成することをさらに含む請求項18に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2010−507097(P2010−507097A)
【公表日】平成22年3月4日(2010.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−533366(P2009−533366)
【出願日】平成19年10月17日(2007.10.17)
【国際出願番号】PCT/US2007/022206
【国際公開番号】WO2008/143632
【国際公開日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【出願人】(592192642)センサーマティック・エレクトロニクス・コーポレーション (92)
【氏名又は名称原語表記】SENSORMATIC ELECTORONICS CORPORATION
【住所又は居所原語表記】6600 Congress Avenue,Boca Raton,Florida 33487,United State of America
【出願人】(509112914)ユニバーシティ・オブ・セントラル・フロリダ・リサーチ・ファウンデーション・インク (1)
【Fターム(参考)】