説明

赤外線広告

【課題】この発明は、大量にあるため記憶に残りにくくなっている屋外の広告や告知の効果を高める方法に関するものである。
【解決手段】赤外線感度のあるデジタルカメラを介した場合にのみ目視できる文字や画像を壁面などに赤外線を照射することによって広告や告知を行うことにより、肉眼では見えないものを見るという経験や、見るためにかかる手間などから、広告や告知の内容の記憶への定着を促す。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】

【技術分野】
【0001】
本発明は、赤外線により文字や画像の静止画や動画を照射し、これを広く普及しているデジタルカメラや携帯電話機に搭載されたデジタルカメラを介して目視させることにより、周囲の人の肉眼には見えない内容を伝える広告または告知の方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
看板、ポスターなどの広告や告知は、万人の目に触れる必要があるため、誰でも視認でき、光線を照射する形態を採る場合には可視光を利用している。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
看板、ポスター、屋外ビジョン、ネオンサインなど屋外には人目を惹くための広告や告知が数多く存在しており、目に触れる機会は非常に多いにも関わらず見た人の記憶に残らなくなっている。ゆえに、屋外広告は、より目立たせるために、派手な色彩を利用したり、大型化したり、大音量を併用するなど、景観や環境を損ねかねない手法を採る場合がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
広く普及しているデジタルカメラや携帯電話のカメラの中には赤外線感度のある機種が多く含まれる。壁面などに赤外線を照射すると、肉眼では見ることができないが、デジタルカメラを介すると見ることができる。デジタルカメラを介さなければ見ることができない広告や告知を行えば、人はそれらの広告や告知を見るために立ち止まり、デジタルカメラを操作し、表示される文字や画像を凝視する必要があり、記憶に残りやすい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0005】
赤外線のレーザー光を照射するための赤外線照射装置から、壁面やポスターの一部などに赤外線による文字や画像を照射する。これを通行人などがデジタルカメラや携帯電話機に搭載されたデジタルカメラのレンズを通して目視する。
【発明の効果】
【0006】
本発明により、肉眼で見えないものを見るという経験の楽しさや、見るための手間により、広告や告知の内容を見る者の記憶に強く残すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】 赤外線照射装置の概念図である。
【符号の説明】
1は赤外線照射装置である。
2は赤外線を照射する壁面などの対象物である。
3は赤外線感度のあるデジタルカメラまたは携帯電話機に搭載されたデジタルカメラである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
肉眼では見えないが、携帯電話機などのデジタルカメラを介しては視認することができる文字および画像により広告や告知を提供するシステム。

【図1】
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【公開番号】特開2010−72609(P2010−72609A)
【公開日】平成22年4月2日(2010.4.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−269159(P2008−269159)
【出願日】平成20年9月18日(2008.9.18)
【出願人】(501478942)
【Fターム(参考)】