説明

足指間部洗浄器具

【課題】 水虫の患部や皮脂の汚れ洗浄の度に石鹸などの洗浄剤を付着させる手間があった。さらに、肥満の人にとっては自らの足指間に手先を届ける行為は困難な作業であった。洗浄剤の付着の手間を省き、洗浄を簡便な行為にさせることを課題とする。
【解決手段】 本発明は、棒状の先端部分に石鹸などの洗浄剤を予め付着させたことを特徴とする足指間部洗浄棒である。そこで、本発明は、長さのある棒状の先端部分に石鹸などの洗浄剤を予め付着させて洗浄作業を容易にさせる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、足指間部の洗浄とマッサージを行えることを特徴とする衛生洗浄器具に関する。水虫の患部或いは皮脂の汚れのある足指の間にこすりつけ足指間の洗浄とマッサージを行えることを特徴とする。
【背景技術】
【0002】
従来の足指間部に対する洗浄方法は、指で擦ったり、タオルなどの布類を使い石鹸などを付着させ洗浄していた。また、ブラシが芯棒に固着したアイデアもあった(特開平11-127959、特開平11-009492)が、使用の度に石鹸などの洗浄剤を付着させる手間があった。また、そのものの構造が複雑であった。
【特許文献1】特開平11−127959
【特許文献2】特開平11−009492
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、以上の技術によれば、洗浄の度に石鹸などの洗浄剤を付着させる手間があった。さらに、肥満の人にとっては自らの足指間に手先を届ける行為は困難な作業であった。 そこで、この発明は、洗浄剤の付着の手間を省き、洗浄を簡便な行為にさせることを課題とする。さらに構造を単純化させ、生産作業を効率化させる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
以上の課題を解決するために、本発明は、棒状の先端部分に石鹸などの洗浄剤を予め付着、吸着させたことを特徴とする足指間部洗浄棒である。
また、第二発明は、石鹸などの洗浄剤を棒など比較的硬質の素材の棒先に付着、吸着させたことで力の加減操作を容易にし、患部への接触具合の加減を適当になせることを実現できることを特徴とする足指間部洗浄器具である。第三の発明は先端の形状を変化させることで、使用効果を変化可能になることが特徴とする足指間洗浄器具である。
第四の発明は、棒状の先端部に洗浄剤を付着、吸着させることで、直接足指間部に自らの手指を持っていく困難さから解放される。
【発明の効果】
【0005】
第一発明、予め洗浄剤が付着しているので洗浄剤をわざわざ付着させる手間を省ける。また第二発明によれば、棒など比較的硬質の素材の先に付着させたことでしっかりと患部を洗浄剤で洗浄でき、比較的硬質の素材である棒を使用しているのでマッサージ効果もある。長尺の棒を使用することで肥満の方や脚や腰の具合から足指間の洗浄が困難であった方にも、洗浄作業を簡便なものにするとこが可能となる。器具の先端の形状を鋭くしたり、リング状などに変化させることで足指間に与える接触感を多角化させ、マッサージ効果を向上させることが可能。また、比較的硬質の素材である棒を使用しているので、力加減を用意に患部へ伝達させることが可能となり洗浄剤の硬度、形状、患部の具合などの条件に合わせ、好みに合わせた力加減での洗浄あるいはマッサージが実現できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
この発明の一実施形態を、図1に示す。
棒の本体1は木製(プラスチック、紙などでもよい)であり、この本体1の先端部分全体に石鹸など洗浄剤を数ミリ程度の厚さで棒の先端を包込むように付着されている。
【実施例1】
【0007】
この洗浄棒を足指間に挿入し上下左右に擦りつけることで、石鹸などの洗浄剤が確実に足指間あるいは水虫患部に接着し洗浄される。また、棒の先端部分を包込むように石鹸などの洗浄剤が付着しているので棒を動かし患部をマッサージすることができる。
【実施例2】
【0008】
図1の実施形態では、棒の先端を鋭くしているが、これは足指間に挿入しやすい形状にしたものであったが、他の実施形態では、先端部分を鼓状の形態にするなど固有の形態が考えられる。さらに、図1の実施形態では、石鹸などの洗浄剤を棒の先端に包み込むように付着させたが、イボイボ状に石鹸などの洗浄剤を付着させたり、リング状に石鹸などの洗浄剤を付着させたものなどでもよい。また、棒の素材は木製に限らず、プラスチックなどの素材も考えられる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】芯棒の先端部に、予め石鹸等の洗浄剤を付着させた状態
【図2】芯棒の両端部に、予め石鹸等の洗浄剤を付着させた図
【図3】芯棒の全体に、予め石鹸等の洗浄剤を付着させた状態
【図4】芯棒に凹凸をつけ、予め石鹸等の洗浄剤を付着させた状態
【図5】芯棒の端部または全体に若しくは部分的に、予め石鹸等の洗浄剤を吸着させた状態
【符号の説明】
【0010】
1 洗浄棒
2 石鹸などの洗浄剤
3 先端形状

【特許請求の範囲】
【請求項1】
棒の端部または全体に若しくは部分的に、予め石鹸等の洗浄剤を付着させたことを特徴とする足指間部洗浄衛生器具。
【請求項2】
前記1の予め付着させた石鹸等の洗浄剤は、棒に単数箇所あるいは複数個所付着させたことを特徴とする。請求項1の足指間部洗浄衛生器具。
【請求項3】
棒の端部または全体に若しくは部分的に、予め石鹸等の洗浄剤を吸着させたことを特徴とする足指間部洗浄衛生器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−141510(P2006−141510A)
【公開日】平成18年6月8日(2006.6.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−332899(P2004−332899)
【出願日】平成16年11月17日(2004.11.17)
【出願人】(304059122)
【Fターム(参考)】