足裏マッサージ機
【課題】足裏マッサージ機において、足のサイズや足裏の位置に拘わらずに適切な指圧感を与えることを可能とする。
【解決手段】足裏マッサージ機は、指圧棒31,32を備えた指圧ブロック3を左右の足に対応して1つずつ備える。各指圧ブロック3はモータによって駆動されて足裏の前後方向の位置が変更される。指圧ブロック3の内部空間3aには、基部31aで結合された2本の指圧棒31、エアーバッグ33、コイルばね35が配置され、内部空間3bには、拡径した基部32aを有する指圧棒32、エアーバッグ34、コイルばね36が配置されている。指圧棒31はエアーバッグ33の動作によって、また、指圧棒32はエアーバッグ34の動作により上下方向に移動する。指圧棒31,32は、指圧する各足裏の左右方向に並置されており、左右の足の各足裏は、互いに独立に上下動する指圧棒31,32の組の先端部によって指圧され、マッサージされる。
【解決手段】足裏マッサージ機は、指圧棒31,32を備えた指圧ブロック3を左右の足に対応して1つずつ備える。各指圧ブロック3はモータによって駆動されて足裏の前後方向の位置が変更される。指圧ブロック3の内部空間3aには、基部31aで結合された2本の指圧棒31、エアーバッグ33、コイルばね35が配置され、内部空間3bには、拡径した基部32aを有する指圧棒32、エアーバッグ34、コイルばね36が配置されている。指圧棒31はエアーバッグ33の動作によって、また、指圧棒32はエアーバッグ34の動作により上下方向に移動する。指圧棒31,32は、指圧する各足裏の左右方向に並置されており、左右の足の各足裏は、互いに独立に上下動する指圧棒31,32の組の先端部によって指圧され、マッサージされる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エアーバッグで動作する指圧棒を用いる足裏マッサージ機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、指圧棒の先端部で足裏をマッサージする足裏マッサージ機が知られている。このようなマッサージ機に、例えば、図11に示すような指圧ブロック9を備えたものがある。指圧ブロック9は、矢印Zの方向(以下、上下方向Z)に長い3本の指圧棒91をその基部91aで結合し、基部91aの下部にエアーバッグ93を配置し、基部91aの上部に各指圧棒91を囲繞したコイルばね94を配置し、これらを蓋付きの箱体である指圧ブロック箱90に収納して構成されている。なお、指圧ブロック9は、通常、左右の足に対応して左右一対で用いられる。
【0003】
上述の指圧棒91の基部91aは、図示しない空気導入孔からエアーバッグ93に空気を供給してエアーバッグ93を膨らませると、コイルばね94の付勢力に抗してZ方向に沿って上方に移動し、エアーバッグ93の空気を排出すると、エアーバッグ93が収縮してコイルばね94の付勢力によってZ方向に沿って下方に移動する。このような基部91aの上下動作によって、指圧棒91が上下動する。指圧棒91は、指圧する足裏の左右方向に並んで配置されており、足裏は、上下動する指圧棒91の先端部によって指圧され、マッサージされる。
【0004】
また、上述のような基部91aで一体となった指圧棒91を足先方向に沿って複数配列して片方の足用とし、これを両足用に一対にして備えた足裏マッサージ機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2004−230088号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した図11や特許文献1に示されるような従来の足裏マッサージ機においては、足裏の左右方向に配置された複数の指圧棒91が一体構造であることに起因する問題があり、これを図を参照して説明する。右足Fの足裏の土踏まず部分をマッサージする場合、図12(a)(b)(c)に示すように、足幅方向に配列されて一体となった指圧棒91を土踏まず部分に配置し、上下方向Zに往復動作させる。複数の指圧棒91の高さが、例えば、足裏の土踏まず部分の形状に沿うように調整されていると、一体となった複数の指圧棒91が同時に上下動作することにより、土踏まず部分のマッサージが適切に行われる。
【0006】
ところが、上述の土踏まず部分の形状に沿うように調整して一体化された複数の指圧棒91を、図13(a)(b)(c)に示すように、足先をマッサージするため足先部分に配置すると、足先部分における適切な指圧ができずに、指圧感を与える代わりに痛さを感じさせることがある。これは、足先部分が略平面の足裏形状をしており、複数の指圧棒91の先端が足先部分の裏面に沿うように配置されていないことが原因である。
【0007】
また、特許文献1に示されるように、基部91aで一体となった指圧棒91を足先方向に沿って複数配列して片方の足用とする足裏マッサージ機においては、例えば、土踏まず用と足先用とで、足幅方向に配列する指圧棒91の先端の高さの組合せを変えることにより、ある程度の最適化が図られる。しかしながら、指圧棒91の組を複数設けることは、足裏マッサージ機の部品点数の増大を招き、また、大人から子供まで足の大きく異なる足のサイズに対応できるとは限らない。
【0008】
本発明は、上記課題を解消するものであって、ユーザに足のサイズや足裏の位置に拘わらずに適切な指圧感を与えることができる足裏マッサージ機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を達成するために、請求項1の発明は、エアーバッグによって指圧棒を動作させ、その指圧棒の動作によって足裏を指圧することにより足裏をマッサージする指圧式の足裏マッサージ機において、前記指圧棒は足裏の左右方向に沿って複数配列され、これらの指圧棒の少なくとも1つが他の指圧棒とは互いに独立に動作するものである。
【0010】
請求項2の発明は、請求項1に記載の足裏マッサージ機において、前記互いに独立に動作する指圧棒はそれぞれ独立したエアーバッグを備えており、それぞれの指圧棒が、それぞれのエアーバッグによって独立に動作するものである。
【0011】
請求項3の発明は、請求項1に記載の足裏マッサージ機において、前記指圧棒の動作方向に沿った摺動面を有するガイドレールを備えており、前記指圧棒は前記ガイドレールに沿って摺動して動作するものである。
【0012】
請求項4の発明は、請求項1に記載の足裏マッサージ機において、足裏を指圧する前記指圧棒の先端部が真円でなく方向性のある形状を有するものである。
【発明の効果】
【0013】
請求項1の発明によれば、足裏の左右方向に配列した指圧棒が互いに独立に動作するので、このような指圧棒の組は、足先方向の何れの位置においても足裏に形状に沿うように指圧棒の先端高さを調整できる。従って、このような指圧棒の組を足先方向に沿って前後に移動可能とすることにより、指圧棒の組を増やすことなく、足のサイズや足裏の位置に拘わらずにユーザに適切な指圧感を与えることができる。
【0014】
請求項2の発明によれば、それぞれの指圧棒に対応するエアーバッグによって、指圧棒をより確実に、かつより独立に動作させることができる。
【0015】
請求項3の発明によれば、指圧棒の上下動作がより円滑となり、また負荷状態においてねじれなどの応力発生を防止でき機械的耐性が増す。
【0016】
請求項4の発明によれば、人の指先による指圧感を実現できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明の実施形態に係る足裏マッサージ機について、図面を参照して説明する。図1乃至図4(a)(b)は本発明の足裏マッサージ機1を示し、図5、図6は足裏マッサージ機1の指圧ブロック3を示し、図7(a)〜(c)、図8(a)〜(c)は足裏マッサージ機1による土踏まず部と足先部のマッサージの様子を示す。足裏マッサージ機1は、図1、図2、図3に示すように、両足を揃えた大きさより一回り大きい外形のハウジング2に指圧棒31,32を備えた左右一対の指圧ブロック3を内蔵している。
【0018】
ハウジング2の上面には、両足を載せるための左右の凹部20と、マッサージ機能を設定するための中央部のスイッチパネルとが設けられている。左右の凹部20の底面21には、足先方向(前後方向、矢印XY方向)に沿った複数のスリット22が設けられている。各スリット22は、指圧棒31,32が一本ずつ下方から上方(矢印Z方向)に貫通しており、左右の指圧棒31,32の組は、各スリット22内を前後方向に沿って移動可能となっている。指圧棒31,32は、左右方向(前後方向に直交する方向)に沿って配列され、左右それぞれの指圧ブロック3に保持されている。
【0019】
ハウジング2の内部には、図4(a)(b)に示すように、左右の指圧ブロック3を前後方向に移動させる駆動力を発生するモータ5と駆動機構、及び各指圧ブロック3のエアーバッグ33,34(後述)を動作させるポンプ4が設けられている。
【0020】
指圧ブロック3は、図5、図6に示すように、指圧棒31,32と、エアーバッグ33,34と、コイルばね35,36とを、蓋付きの箱体である指圧ブロック箱30に内蔵して構成されている。以下では、特に断らない限り左右一対で設けられた指圧ブロック3のいずれか一方の指圧ブロック3について述べる。指圧棒31は、1つの指圧ブロック3に2本あり、2本の指圧棒31は、その基部31aで結合されている。基部31aの下部にエアーバッグ33を配置し、基部31aの上部に各指圧棒31を囲繞するコイルばね35を配置し、これらが指圧ブロック箱30の内部空間3aに収納されている。
【0021】
また、指圧棒32は、1つの指圧ブロック3に1本あり、拡径した基部32aを有している。基部32aの下部にエアーバッグ34を配置し、基部32aの上部に指圧棒32を囲繞するコイルばね36を配置し、これらが指圧ブロック箱30の内部空間3bに収納されている。
【0022】
上述の指圧棒31の基部31aは、図示しない空気導入孔からエアーバッグ33に空気を供給してエアーバッグ33を膨らませると、コイルばね35の付勢力に抗してZ方向に沿って上方に移動し、エアーバッグ33の空気を排出すると、エアーバッグ33が収縮してコイルばね35の付勢力によってZ方向に沿って下方に移動する。同様に、指圧棒32の基部32aは、エアーバッグ34の動作により、Z方向に沿って上下方向に移動する。各エアーバッグ33,34の動作は、上述のポンプ4や、図示しない電磁弁や配管、及び制御機器によって制御される。
【0023】
上述の基部31a,32aの上下動作は、互いに独立に行われる。このような基部31a,32aの上下動によって、指圧棒31,32が互いに独立に上下動する。指圧棒31,32は、指圧する足裏の左右方向に並んで配置されており、左右の足の各足裏は、互いに独立に上下動する指圧棒31,32の先端部によって指圧され、マッサージされる。
【0024】
上述のように、足裏マッサージ機1において、1つの指圧ブロック3に対し指圧棒が足裏の左右方向に沿って複数配列され、これらの指圧棒の少なくとも1つ(本実施形態では指圧棒32)が、他の指圧棒(本実施形態では2本の指圧棒31)とは互いに独立に動作する。また、互いに独立に動作する指圧棒31,32は、それぞれ独立したエアーバッグ33,34を備えており、それぞれの指圧棒31,32が、それぞれのエアーバッグ33,34によって独立に動作する。
【0025】
次に、上述した指圧ブロック3の指圧棒31,32による足裏マッサージの様子を説明する。右足Fの足裏の土踏まず部分をマッサージする場合、図7(a)(b)(c)に示すように、例えば、一体となった2本の指圧棒31を足裏の外側(右足の場合、右側)とし、指圧棒32を足裏の内側(右足の場合、左側)として、これらを土踏まず部分に配置する。複数の指圧棒31,32の高さは、例えば、予め足裏の土踏まず部分の形状に沿うように調整されている。このような指圧棒31,32の上下動作によって、土踏まず部分のマッサージが適切に行われる。被施療者の個人差による土踏まず部分の形状差は、指圧棒31,32が互いに独立に動作することによって吸収されるので、予め想定した形状から大きく異なる形状の足裏に対しても、適切な指圧マッサージを施すことができる。
【0026】
また、足先をマッサージする場合、図8(a)(b)(c)に示すように、上述したモータ5と駆動力とを用いて左右の指圧ブロック3を足先方向(矢印XY方向)に移動する。足先部分の足裏形状は、一般に土踏まず部分の形状とは異なっており、予め土踏まず部分の形状に沿うように調整した指圧棒31,32の先端高さは、足先部分の足裏形状に合っていない。このような場合においても、本発明の足裏マッサージ機1は、指圧棒31,32が互いに独立に上下動作できるので、足裏の高さ形状と、予め設定されている足幅方向に配列した指圧棒31,32の先端高さと、の差ΔHを吸収できる。
【0027】
つまり、指圧棒31と指圧棒32とは一体になっていないので、指圧棒32は、指圧棒31の高さより差ΔHだけ下げることができる。例えば、足先部において各エアーバッグ33,34に供給する空気の圧力を調整することにより高さの差ΔHを調整できる。この調整により、指圧棒31,32の全てが足裏に適切に当たるようにして、過度の指圧による痛さを感じさせることなく、快適な指圧感を出すことができる。足裏マッサージ機1は、土踏まず部分の形状と異なる足裏形状の足先部分に対して、適切な指圧マッサージを施すことができる。
【0028】
また、上述のように、足裏マッサージ機1は、左右に1つずつ備えた指圧ブロック3を足裏の前後方向に移動させる機能と、各指圧ブロック3におけるエアーバッグ33,34を互いに独立に動作させる機能とを備えている。足裏マッサージ機1は、これらの機能により、足のサイズや足裏の位置に拘わらず、被施療者に対して適切な指圧感を与えることができる。足幅方向に対してエアーバッグ33,34の圧力を調整すると共に、足裏の長さ方向の各位置においてもエアーバッグ33,34の圧力を調整することにより、土踏まず部分や足先部分を含む足裏全体に対して最適化した指圧動作をすることができ、足裏マッサージ機1による指圧マッサージは、人が行う指圧動作により近いものとなる。
【0029】
次に、図9,図10を参照して、本発明の足裏マッサージ機1に用いられる指圧ブロック3の他の例を説明する。ここに示す指圧ブロック3は、左右一対で用いられる同等形状の指圧ブロック3の1つである。指圧ブロック箱30は、8角形を2つ並べた形状を有し、各8角形が内部空間3a,3bを形成している。内部空間3aには、基部31aで結合された2本の指圧棒31と、エアーバッグ33と、コイルばね35とが収納され、内部空間3bには、基部32aを有する指圧棒32と、エアーバッグ34と、図示しないコイルばね36とが収納されている。各指圧棒31,32の基部31a,32aは、それぞれ内部空間3a,3bの内壁面に近接する8角形を有している。
【0030】
また、各内部空間3a,3bの4つの内壁面には、上下方向(指圧棒31,32の動作方向)に伸びるガイドレール6が設けられ、各指圧棒31,32の基部31a,32aには、各ガイドレール6に嵌合される凹部7が形成されている。凹部7は、ガイドレール6に嵌合した状態で、上下方向に摺動する。各エアーバッグ33,34は、自己の膨張収縮に伴い、基部31a,32aと同様に、内部空間3a,3b内壁面に沿って(その上端部が)上下動する。基部31a,32a、従って、指圧棒31,32の上下の動作は、図5を参照して述べた動作と同様であり、説明は省略する。
【0031】
指圧棒31,32は、足裏への指圧に際して足裏から反力(押し返す力)を受け、その力は指圧棒31,32を回転したり捻ったりする変形力となり、また、指圧棒31,32と指圧ブロック箱30との摩擦力を発生する原因となる。上述の、指圧ブロック箱30の内部空間3a,3b、及び基部31a,32aの8角形形状は、指圧棒31,32の回転を防止し、指圧棒31,32の方向性を保つ効果がある。
【0032】
また、ガイドレール6と凹部7とは、摺動部における摩擦力が大きくなるのを防ぎ、指圧棒31,32の上下動作をスムーズにする効果がある。これは、例えば、摺動部における材質の選択や移動を直線状に制限する摺動部形状の適切な設計等により、より効果的となる。なお、基部31a,32a、及び、これに対応する部分の形状は、上述の8角形形状に限られず、例えば、回転を防止できる6角形や他の形状であればよい。ガイドレール6の配置や個数も上述に限られるものではなく、例えば3ヶ所でもよい。
【0033】
次に、再び図9を参照して、指圧棒31,32の先端部の形状について説明する。足裏に接触してこれを指圧する指圧棒31,32の先端部の形状は、人の指による指圧を被施療者に想起させる形状が望ましい。そのような先端形状として、例えば、図9に示すように、真円でなく方向性のある形状(図では長円になっている)とする。方向性のある形状としては、例えば、対称軸が指圧棒の方向からずらして配置した卵型の形状でもよい。
【0034】
以上に述べた本発明の足裏マッサージ機1は、予め決められた制御プログラムに従って、ポンプ4の動作や、指圧ブロック3の前後動作を行うための制御機器を内蔵している。また、指圧ブロック3の前後位置を検知するセンサ、足裏からの反力を検知するセンサなどを備えて、きめ細かい制御を行うことができる。また、左右の足裏に対して、互いに独立に指圧棒31,32を動作させてもよく、これに必要なポンプ4、モータ5、電磁弁などを必要に応じて複数備えることができる。
【0035】
予めマッサージ動作をプログラムに組み込んだ動作として、例えば、自動コースと、お好みコースとを設ける。自動コースでは、例えば、指圧ブロック3の位置変更動作やポンプ4従って指圧棒31,32の上下動作がプログラムによって行われる。また、お好みコースでは、例えば、指圧ブロック3の位置変更を手動行うことができるが、ポンプ4従って指圧棒31,32の上下動作はプログラムによって行われる。
【0036】
なお、本発明は、上記構成に限られることなく種々の変形が可能である。例えば、指圧棒31,32の先端は、一体物ではなく、比較的硬い心材に比較的柔らかい表皮材を被せた二重構造とすることができる。このような構造によると、指骨のまわりに肉片がついた構成の人の指先を模した指圧棒とすることができ、この指圧棒によって、より良い指圧感を生むことができる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の足裏マッサージ機についての平面図。
【図2】図1のA矢視図。
【図3】図1のB−B線断面図。
【図4】(a)は図1のC矢視図、(b)は図1のD−D線断面図。
【図5】同上足裏マッサージ機の指圧ブロックの模式的断面図。
【図6】同上指圧ブロックの斜視図。
【図7】(a)は同上足裏マッサージ機による土踏まず部のマッサージの様子を説明する指圧棒と足裏の斜視図、(b)は(a)の足先方向の断面図、(c)は(a)の足を横切る断面図。
【図8】(a)は同上足裏マッサージ機による足先部のマッサージの様子を説明する指圧棒と足裏の斜視図、(b)は(a)の足先方向の断面図、(c)は(a)の足を横切る断面図。
【図9】本発明の足裏マッサージ機に用いられる指圧ブロックの他の例を示す蓋を取り除いた状態の内部の平面図。
【図10】図9のE−E線断面図。
【図11】従来の足裏マッサージ機の指圧ブロックの模式的断面図。
【図12】(a)は同上従来の足裏マッサージ機による土踏まず部のマッサージの様子を説明する指圧棒と足裏の斜視図、(b)は(a)の足先方向の断面図、(c)は(a)の足を横切る断面図。
【図13】(a)は同上従来の足裏マッサージ機による足先部のマッサージの様子を説明する指圧棒と足裏の斜視図、(b)は(a)の足先方向の断面図、(c)は(a)の足を横切る断面図。
【符号の説明】
【0038】
1 足裏マッサージ機
3 指圧ブロック
6 ガイドレール
31,32 指圧棒
33,34 エアーバッグ
【技術分野】
【0001】
本発明は、エアーバッグで動作する指圧棒を用いる足裏マッサージ機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、指圧棒の先端部で足裏をマッサージする足裏マッサージ機が知られている。このようなマッサージ機に、例えば、図11に示すような指圧ブロック9を備えたものがある。指圧ブロック9は、矢印Zの方向(以下、上下方向Z)に長い3本の指圧棒91をその基部91aで結合し、基部91aの下部にエアーバッグ93を配置し、基部91aの上部に各指圧棒91を囲繞したコイルばね94を配置し、これらを蓋付きの箱体である指圧ブロック箱90に収納して構成されている。なお、指圧ブロック9は、通常、左右の足に対応して左右一対で用いられる。
【0003】
上述の指圧棒91の基部91aは、図示しない空気導入孔からエアーバッグ93に空気を供給してエアーバッグ93を膨らませると、コイルばね94の付勢力に抗してZ方向に沿って上方に移動し、エアーバッグ93の空気を排出すると、エアーバッグ93が収縮してコイルばね94の付勢力によってZ方向に沿って下方に移動する。このような基部91aの上下動作によって、指圧棒91が上下動する。指圧棒91は、指圧する足裏の左右方向に並んで配置されており、足裏は、上下動する指圧棒91の先端部によって指圧され、マッサージされる。
【0004】
また、上述のような基部91aで一体となった指圧棒91を足先方向に沿って複数配列して片方の足用とし、これを両足用に一対にして備えた足裏マッサージ機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2004−230088号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した図11や特許文献1に示されるような従来の足裏マッサージ機においては、足裏の左右方向に配置された複数の指圧棒91が一体構造であることに起因する問題があり、これを図を参照して説明する。右足Fの足裏の土踏まず部分をマッサージする場合、図12(a)(b)(c)に示すように、足幅方向に配列されて一体となった指圧棒91を土踏まず部分に配置し、上下方向Zに往復動作させる。複数の指圧棒91の高さが、例えば、足裏の土踏まず部分の形状に沿うように調整されていると、一体となった複数の指圧棒91が同時に上下動作することにより、土踏まず部分のマッサージが適切に行われる。
【0006】
ところが、上述の土踏まず部分の形状に沿うように調整して一体化された複数の指圧棒91を、図13(a)(b)(c)に示すように、足先をマッサージするため足先部分に配置すると、足先部分における適切な指圧ができずに、指圧感を与える代わりに痛さを感じさせることがある。これは、足先部分が略平面の足裏形状をしており、複数の指圧棒91の先端が足先部分の裏面に沿うように配置されていないことが原因である。
【0007】
また、特許文献1に示されるように、基部91aで一体となった指圧棒91を足先方向に沿って複数配列して片方の足用とする足裏マッサージ機においては、例えば、土踏まず用と足先用とで、足幅方向に配列する指圧棒91の先端の高さの組合せを変えることにより、ある程度の最適化が図られる。しかしながら、指圧棒91の組を複数設けることは、足裏マッサージ機の部品点数の増大を招き、また、大人から子供まで足の大きく異なる足のサイズに対応できるとは限らない。
【0008】
本発明は、上記課題を解消するものであって、ユーザに足のサイズや足裏の位置に拘わらずに適切な指圧感を与えることができる足裏マッサージ機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を達成するために、請求項1の発明は、エアーバッグによって指圧棒を動作させ、その指圧棒の動作によって足裏を指圧することにより足裏をマッサージする指圧式の足裏マッサージ機において、前記指圧棒は足裏の左右方向に沿って複数配列され、これらの指圧棒の少なくとも1つが他の指圧棒とは互いに独立に動作するものである。
【0010】
請求項2の発明は、請求項1に記載の足裏マッサージ機において、前記互いに独立に動作する指圧棒はそれぞれ独立したエアーバッグを備えており、それぞれの指圧棒が、それぞれのエアーバッグによって独立に動作するものである。
【0011】
請求項3の発明は、請求項1に記載の足裏マッサージ機において、前記指圧棒の動作方向に沿った摺動面を有するガイドレールを備えており、前記指圧棒は前記ガイドレールに沿って摺動して動作するものである。
【0012】
請求項4の発明は、請求項1に記載の足裏マッサージ機において、足裏を指圧する前記指圧棒の先端部が真円でなく方向性のある形状を有するものである。
【発明の効果】
【0013】
請求項1の発明によれば、足裏の左右方向に配列した指圧棒が互いに独立に動作するので、このような指圧棒の組は、足先方向の何れの位置においても足裏に形状に沿うように指圧棒の先端高さを調整できる。従って、このような指圧棒の組を足先方向に沿って前後に移動可能とすることにより、指圧棒の組を増やすことなく、足のサイズや足裏の位置に拘わらずにユーザに適切な指圧感を与えることができる。
【0014】
請求項2の発明によれば、それぞれの指圧棒に対応するエアーバッグによって、指圧棒をより確実に、かつより独立に動作させることができる。
【0015】
請求項3の発明によれば、指圧棒の上下動作がより円滑となり、また負荷状態においてねじれなどの応力発生を防止でき機械的耐性が増す。
【0016】
請求項4の発明によれば、人の指先による指圧感を実現できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明の実施形態に係る足裏マッサージ機について、図面を参照して説明する。図1乃至図4(a)(b)は本発明の足裏マッサージ機1を示し、図5、図6は足裏マッサージ機1の指圧ブロック3を示し、図7(a)〜(c)、図8(a)〜(c)は足裏マッサージ機1による土踏まず部と足先部のマッサージの様子を示す。足裏マッサージ機1は、図1、図2、図3に示すように、両足を揃えた大きさより一回り大きい外形のハウジング2に指圧棒31,32を備えた左右一対の指圧ブロック3を内蔵している。
【0018】
ハウジング2の上面には、両足を載せるための左右の凹部20と、マッサージ機能を設定するための中央部のスイッチパネルとが設けられている。左右の凹部20の底面21には、足先方向(前後方向、矢印XY方向)に沿った複数のスリット22が設けられている。各スリット22は、指圧棒31,32が一本ずつ下方から上方(矢印Z方向)に貫通しており、左右の指圧棒31,32の組は、各スリット22内を前後方向に沿って移動可能となっている。指圧棒31,32は、左右方向(前後方向に直交する方向)に沿って配列され、左右それぞれの指圧ブロック3に保持されている。
【0019】
ハウジング2の内部には、図4(a)(b)に示すように、左右の指圧ブロック3を前後方向に移動させる駆動力を発生するモータ5と駆動機構、及び各指圧ブロック3のエアーバッグ33,34(後述)を動作させるポンプ4が設けられている。
【0020】
指圧ブロック3は、図5、図6に示すように、指圧棒31,32と、エアーバッグ33,34と、コイルばね35,36とを、蓋付きの箱体である指圧ブロック箱30に内蔵して構成されている。以下では、特に断らない限り左右一対で設けられた指圧ブロック3のいずれか一方の指圧ブロック3について述べる。指圧棒31は、1つの指圧ブロック3に2本あり、2本の指圧棒31は、その基部31aで結合されている。基部31aの下部にエアーバッグ33を配置し、基部31aの上部に各指圧棒31を囲繞するコイルばね35を配置し、これらが指圧ブロック箱30の内部空間3aに収納されている。
【0021】
また、指圧棒32は、1つの指圧ブロック3に1本あり、拡径した基部32aを有している。基部32aの下部にエアーバッグ34を配置し、基部32aの上部に指圧棒32を囲繞するコイルばね36を配置し、これらが指圧ブロック箱30の内部空間3bに収納されている。
【0022】
上述の指圧棒31の基部31aは、図示しない空気導入孔からエアーバッグ33に空気を供給してエアーバッグ33を膨らませると、コイルばね35の付勢力に抗してZ方向に沿って上方に移動し、エアーバッグ33の空気を排出すると、エアーバッグ33が収縮してコイルばね35の付勢力によってZ方向に沿って下方に移動する。同様に、指圧棒32の基部32aは、エアーバッグ34の動作により、Z方向に沿って上下方向に移動する。各エアーバッグ33,34の動作は、上述のポンプ4や、図示しない電磁弁や配管、及び制御機器によって制御される。
【0023】
上述の基部31a,32aの上下動作は、互いに独立に行われる。このような基部31a,32aの上下動によって、指圧棒31,32が互いに独立に上下動する。指圧棒31,32は、指圧する足裏の左右方向に並んで配置されており、左右の足の各足裏は、互いに独立に上下動する指圧棒31,32の先端部によって指圧され、マッサージされる。
【0024】
上述のように、足裏マッサージ機1において、1つの指圧ブロック3に対し指圧棒が足裏の左右方向に沿って複数配列され、これらの指圧棒の少なくとも1つ(本実施形態では指圧棒32)が、他の指圧棒(本実施形態では2本の指圧棒31)とは互いに独立に動作する。また、互いに独立に動作する指圧棒31,32は、それぞれ独立したエアーバッグ33,34を備えており、それぞれの指圧棒31,32が、それぞれのエアーバッグ33,34によって独立に動作する。
【0025】
次に、上述した指圧ブロック3の指圧棒31,32による足裏マッサージの様子を説明する。右足Fの足裏の土踏まず部分をマッサージする場合、図7(a)(b)(c)に示すように、例えば、一体となった2本の指圧棒31を足裏の外側(右足の場合、右側)とし、指圧棒32を足裏の内側(右足の場合、左側)として、これらを土踏まず部分に配置する。複数の指圧棒31,32の高さは、例えば、予め足裏の土踏まず部分の形状に沿うように調整されている。このような指圧棒31,32の上下動作によって、土踏まず部分のマッサージが適切に行われる。被施療者の個人差による土踏まず部分の形状差は、指圧棒31,32が互いに独立に動作することによって吸収されるので、予め想定した形状から大きく異なる形状の足裏に対しても、適切な指圧マッサージを施すことができる。
【0026】
また、足先をマッサージする場合、図8(a)(b)(c)に示すように、上述したモータ5と駆動力とを用いて左右の指圧ブロック3を足先方向(矢印XY方向)に移動する。足先部分の足裏形状は、一般に土踏まず部分の形状とは異なっており、予め土踏まず部分の形状に沿うように調整した指圧棒31,32の先端高さは、足先部分の足裏形状に合っていない。このような場合においても、本発明の足裏マッサージ機1は、指圧棒31,32が互いに独立に上下動作できるので、足裏の高さ形状と、予め設定されている足幅方向に配列した指圧棒31,32の先端高さと、の差ΔHを吸収できる。
【0027】
つまり、指圧棒31と指圧棒32とは一体になっていないので、指圧棒32は、指圧棒31の高さより差ΔHだけ下げることができる。例えば、足先部において各エアーバッグ33,34に供給する空気の圧力を調整することにより高さの差ΔHを調整できる。この調整により、指圧棒31,32の全てが足裏に適切に当たるようにして、過度の指圧による痛さを感じさせることなく、快適な指圧感を出すことができる。足裏マッサージ機1は、土踏まず部分の形状と異なる足裏形状の足先部分に対して、適切な指圧マッサージを施すことができる。
【0028】
また、上述のように、足裏マッサージ機1は、左右に1つずつ備えた指圧ブロック3を足裏の前後方向に移動させる機能と、各指圧ブロック3におけるエアーバッグ33,34を互いに独立に動作させる機能とを備えている。足裏マッサージ機1は、これらの機能により、足のサイズや足裏の位置に拘わらず、被施療者に対して適切な指圧感を与えることができる。足幅方向に対してエアーバッグ33,34の圧力を調整すると共に、足裏の長さ方向の各位置においてもエアーバッグ33,34の圧力を調整することにより、土踏まず部分や足先部分を含む足裏全体に対して最適化した指圧動作をすることができ、足裏マッサージ機1による指圧マッサージは、人が行う指圧動作により近いものとなる。
【0029】
次に、図9,図10を参照して、本発明の足裏マッサージ機1に用いられる指圧ブロック3の他の例を説明する。ここに示す指圧ブロック3は、左右一対で用いられる同等形状の指圧ブロック3の1つである。指圧ブロック箱30は、8角形を2つ並べた形状を有し、各8角形が内部空間3a,3bを形成している。内部空間3aには、基部31aで結合された2本の指圧棒31と、エアーバッグ33と、コイルばね35とが収納され、内部空間3bには、基部32aを有する指圧棒32と、エアーバッグ34と、図示しないコイルばね36とが収納されている。各指圧棒31,32の基部31a,32aは、それぞれ内部空間3a,3bの内壁面に近接する8角形を有している。
【0030】
また、各内部空間3a,3bの4つの内壁面には、上下方向(指圧棒31,32の動作方向)に伸びるガイドレール6が設けられ、各指圧棒31,32の基部31a,32aには、各ガイドレール6に嵌合される凹部7が形成されている。凹部7は、ガイドレール6に嵌合した状態で、上下方向に摺動する。各エアーバッグ33,34は、自己の膨張収縮に伴い、基部31a,32aと同様に、内部空間3a,3b内壁面に沿って(その上端部が)上下動する。基部31a,32a、従って、指圧棒31,32の上下の動作は、図5を参照して述べた動作と同様であり、説明は省略する。
【0031】
指圧棒31,32は、足裏への指圧に際して足裏から反力(押し返す力)を受け、その力は指圧棒31,32を回転したり捻ったりする変形力となり、また、指圧棒31,32と指圧ブロック箱30との摩擦力を発生する原因となる。上述の、指圧ブロック箱30の内部空間3a,3b、及び基部31a,32aの8角形形状は、指圧棒31,32の回転を防止し、指圧棒31,32の方向性を保つ効果がある。
【0032】
また、ガイドレール6と凹部7とは、摺動部における摩擦力が大きくなるのを防ぎ、指圧棒31,32の上下動作をスムーズにする効果がある。これは、例えば、摺動部における材質の選択や移動を直線状に制限する摺動部形状の適切な設計等により、より効果的となる。なお、基部31a,32a、及び、これに対応する部分の形状は、上述の8角形形状に限られず、例えば、回転を防止できる6角形や他の形状であればよい。ガイドレール6の配置や個数も上述に限られるものではなく、例えば3ヶ所でもよい。
【0033】
次に、再び図9を参照して、指圧棒31,32の先端部の形状について説明する。足裏に接触してこれを指圧する指圧棒31,32の先端部の形状は、人の指による指圧を被施療者に想起させる形状が望ましい。そのような先端形状として、例えば、図9に示すように、真円でなく方向性のある形状(図では長円になっている)とする。方向性のある形状としては、例えば、対称軸が指圧棒の方向からずらして配置した卵型の形状でもよい。
【0034】
以上に述べた本発明の足裏マッサージ機1は、予め決められた制御プログラムに従って、ポンプ4の動作や、指圧ブロック3の前後動作を行うための制御機器を内蔵している。また、指圧ブロック3の前後位置を検知するセンサ、足裏からの反力を検知するセンサなどを備えて、きめ細かい制御を行うことができる。また、左右の足裏に対して、互いに独立に指圧棒31,32を動作させてもよく、これに必要なポンプ4、モータ5、電磁弁などを必要に応じて複数備えることができる。
【0035】
予めマッサージ動作をプログラムに組み込んだ動作として、例えば、自動コースと、お好みコースとを設ける。自動コースでは、例えば、指圧ブロック3の位置変更動作やポンプ4従って指圧棒31,32の上下動作がプログラムによって行われる。また、お好みコースでは、例えば、指圧ブロック3の位置変更を手動行うことができるが、ポンプ4従って指圧棒31,32の上下動作はプログラムによって行われる。
【0036】
なお、本発明は、上記構成に限られることなく種々の変形が可能である。例えば、指圧棒31,32の先端は、一体物ではなく、比較的硬い心材に比較的柔らかい表皮材を被せた二重構造とすることができる。このような構造によると、指骨のまわりに肉片がついた構成の人の指先を模した指圧棒とすることができ、この指圧棒によって、より良い指圧感を生むことができる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の足裏マッサージ機についての平面図。
【図2】図1のA矢視図。
【図3】図1のB−B線断面図。
【図4】(a)は図1のC矢視図、(b)は図1のD−D線断面図。
【図5】同上足裏マッサージ機の指圧ブロックの模式的断面図。
【図6】同上指圧ブロックの斜視図。
【図7】(a)は同上足裏マッサージ機による土踏まず部のマッサージの様子を説明する指圧棒と足裏の斜視図、(b)は(a)の足先方向の断面図、(c)は(a)の足を横切る断面図。
【図8】(a)は同上足裏マッサージ機による足先部のマッサージの様子を説明する指圧棒と足裏の斜視図、(b)は(a)の足先方向の断面図、(c)は(a)の足を横切る断面図。
【図9】本発明の足裏マッサージ機に用いられる指圧ブロックの他の例を示す蓋を取り除いた状態の内部の平面図。
【図10】図9のE−E線断面図。
【図11】従来の足裏マッサージ機の指圧ブロックの模式的断面図。
【図12】(a)は同上従来の足裏マッサージ機による土踏まず部のマッサージの様子を説明する指圧棒と足裏の斜視図、(b)は(a)の足先方向の断面図、(c)は(a)の足を横切る断面図。
【図13】(a)は同上従来の足裏マッサージ機による足先部のマッサージの様子を説明する指圧棒と足裏の斜視図、(b)は(a)の足先方向の断面図、(c)は(a)の足を横切る断面図。
【符号の説明】
【0038】
1 足裏マッサージ機
3 指圧ブロック
6 ガイドレール
31,32 指圧棒
33,34 エアーバッグ
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアーバッグによって指圧棒を動作させ、その指圧棒の動作によって足裏を指圧することにより足裏をマッサージする指圧式の足裏マッサージ機において、
前記指圧棒は足裏の左右方向に沿って複数配列され、これらの指圧棒の少なくとも1つが他の指圧棒とは互いに独立に動作することを特徴とする足裏マッサージ機。
【請求項2】
前記互いに独立に動作する指圧棒はそれぞれ独立したエアーバッグを備えており、それぞれの指圧棒が、それぞれのエアーバッグによって独立に動作することを特徴とする請求項1に記載の足裏マッサージ機。
【請求項3】
前記指圧棒の動作方向に沿った摺動面を有するガイドレールを備えており、前記指圧棒は前記ガイドレールに沿って摺動して動作することを特徴とする請求項1に記載の足裏マッサージ機。
【請求項4】
足裏を指圧する前記指圧棒の先端部が真円でなく方向性のある形状を有することを特徴とする請求項1に記載の足裏マッサージ機。
【請求項1】
エアーバッグによって指圧棒を動作させ、その指圧棒の動作によって足裏を指圧することにより足裏をマッサージする指圧式の足裏マッサージ機において、
前記指圧棒は足裏の左右方向に沿って複数配列され、これらの指圧棒の少なくとも1つが他の指圧棒とは互いに独立に動作することを特徴とする足裏マッサージ機。
【請求項2】
前記互いに独立に動作する指圧棒はそれぞれ独立したエアーバッグを備えており、それぞれの指圧棒が、それぞれのエアーバッグによって独立に動作することを特徴とする請求項1に記載の足裏マッサージ機。
【請求項3】
前記指圧棒の動作方向に沿った摺動面を有するガイドレールを備えており、前記指圧棒は前記ガイドレールに沿って摺動して動作することを特徴とする請求項1に記載の足裏マッサージ機。
【請求項4】
足裏を指圧する前記指圧棒の先端部が真円でなく方向性のある形状を有することを特徴とする請求項1に記載の足裏マッサージ機。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2007−54169(P2007−54169A)
【公開日】平成19年3月8日(2007.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−241133(P2005−241133)
【出願日】平成17年8月23日(2005.8.23)
【出願人】(000005832)松下電工株式会社 (17,916)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年3月8日(2007.3.8)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年8月23日(2005.8.23)
【出願人】(000005832)松下電工株式会社 (17,916)
【Fターム(参考)】
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