説明

踏切監視装置

【課題】 容易に設置が可能であり、踏切操作器のいたずら等を防止することができる踏切監視装置を提供すること。
【解決手段】 画像処理部109が常に撮像部107からの画像を取り込み、画像記憶部110に記憶する。非常ボタン102が押下されると、信号処理部106に非常信号を出力し、信号処理部106がその非常信号を信号遅延部108に伝達する。遅延時間を経過すると、信号遅延部108が画像処理部109及び無線通信部111に非常信号を送出し、画像処理部109が撮像部107からの画像の取り込みを停止し、画像記憶部110に記憶している画像を読み出し、無線通信部111送出する。無線通信部111が非常信号により起動され、携帯電話機112を介して外部サーバに画像を送信するとともに、非常ボタン102が押下されたことを通知するメールを外部携帯電話装置に送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、鉄道等の踏切の近傍に設置される踏切監視装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、道路と鉄道線路とが交差する踏切内において、エンジン故障等によって自動車等が立ち往生した場合等を検出したり、遮断機が作動している間に侵入する車両や人を監視することを目的とした踏み切り監視装置があった(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
【0003】
このような踏切監視装置では、踏切近傍の電架柱などの高所に取り付けられた監視カメラが、同軸ケーブル等を介して、踏切付近に設置された器具箱に実装されているタイムラプスVTR等の記録装置に接続されている。監視カメラによって撮影された画像は、記録装置によって記録され、画像が記録されたVTRテープは、保守作業員により回収され、調査される。
【0004】
また、通常、踏切近傍には、踏切内の非常を知らせるための非常用ボタンが設けられている。非常用ボタンが押されると、線路を走行する列車に対して非常停止信号が報知される。これにより、踏切事故を回避するものである。
【0005】
ところで、このような非常用ボタンは、踏切に支障がないにもかかわらず、いたずら等により押されてしまい、列車のダイヤに乱れを引き起こしてしまう場合がある。そこで、このようないたずら防止する踏切支障報知装置があった(例えば、特許文献3参照)。
【0006】
この踏切支障報知装置は、踏切で支障が生じた場合に操作されるスイッチと、このスイッチの操作に伴って操作者を撮影するカメラとを備る。スイッチの操作によりカメラが作動し、これによってスイッチの操作者が撮影されるものである。
【特許文献1】特開平6−80082号公報
【特許文献2】特開平8−26115号公報
【特許文献3】特開平8−72722号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記従来の踏切監視装置にあっては、電架柱などの高所にカメラを固定し、監視カメラを記録装置に接続するための同軸ケーブルは踏切を縦断し、敷設する必要があり、施工が困難であるという事情があった。
【0008】
また、記録映像の改修に保守作業員が出向く必要があり、時間が経過するため、映像の記録が消失する場合もある。
【0009】
更に、踏切監視の上部から撮影されるため、撮影映像の解析が困難であり、非常ボタン操作を行った人物の特定は困難であるという事情もあった。
【0010】
特許文献3に記載された踏切支障報知装置では、スイッチの操作によりカメラが作動され、これによってスイッチの操作者を撮影することができるが、撮影はスイッチの操作時のみに行われるため、スイッチの操作者を判別可能に撮影できない可能性があった。
【0011】
本発明は、上記従来の事情に鑑みてなされたものであって、容易に設置が可能であり、踏切操作器のいたずら等を防止することができる踏切監視装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の踏切監視装置は、筐体の内部に設けられ、前記筐体の外部から通知操作がなされた場合に非常通知信号を発生する踏切非常通知手段と、前記筐体内部に設けられ、動画像を撮像する撮像手段と、前記撮像手段において撮像された画像を記録する記録手段と、
を備える。
【0013】
この構成により、画像を撮像する撮像手段と踏切非常通知手段とを同じ筐体内に一体化して設けるので、踏切近傍における設置が容易となり、また、操作される踏切非常通知手段の操作者を判別する画像を取得することができる。
【0014】
また、本発明の踏切監視装置において、前記記録手段は、前記非常通知信号が発生してから所定時間後に、前記撮像手段からの画像の記録を中止する。
【0015】
この構成により、記録手段が一定時間の記憶を連続的に更新するFIFO型のメモリ等の場合、踏切非常通知手段が操作されたときの画像が上書きされることを防止することができる。
【0016】
また、本発明の踏切監視装置は、前記非常通知信号が発生した場合に、前記記録手段に記録された画像を取得する画像取得手段と、前記取得された画像を無線通信網を介して外部に通知する無線通信手段と、を更に備える。
【0017】
この構成により、非常通知手段の操作者の画像を迅速に鉄道関係者等に通知することが可能となり、保守作業員の作業の効率が向上でき、踏切操作器のいたずら操作の場合、犯人の検挙率が向上できる。
【0018】
また、本発明の踏切監視装置において、前記画像取得手段は、前記非常通知信号が発生した前後所定時間の画像を取得する。
【0019】
この構成により、非常通知手段の操作に関わる画像のみを鉄道関係者等に通知することができる。
【0020】
また、本発明の踏切監視装置において、前記無線通信手段は、前記非常通知信号が発生した場合には前記画像をサーバ装置に送信するとともに、指定された携帯電話に対して前記非常通知信号が発生したことを示す情報及び前記サーバ装置に送信された画像の識別情報を含むメールを送信する。
【0021】
この構成により、保守作業員等が所持する携帯電話装置等へはデータ量が少ないメールを送信することで非常通知信号が発生したことを通知し、画像を必要とする保守作業員等のみがサーバ装置に対して取得要求をすればよいので、全体として無線通信を行うデータ量を減少させることができる。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、容易に設置が可能であり、踏切操作器のいたずら等を防止することができる踏切監視装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。まず、図1を用いて本発明の実施形態の踏切監視装置の概略について説明する。
【0024】
図1は、本発明の実施形態に係る踏切監視装置の正面図である。図1に示すように、本実施形態の踏切監視装置100は、筐体120の外部から操作可能な非常ボタン102と、筐体120内部に設置された撮像部107と、画像記憶部110と、無線通信部111とを備える。撮像部107は、例えばハーフミラーによりカバーされた窓121を介して筐体120の外部を撮像する。窓121は、縦長の形状を有することで、踏切監視装置100の設置位置に応じて、撮像部107の垂直方向に関する撮像角度を調整することができる。
【0025】
踏切監視装置100の筐体120は踏切付近の支柱に固定される。筐体が固定される高さとしては、非常ボタン102を押すことが可能な高さであり、1.2〜1.5m程度である。
【0026】
次に、本発明の実施形態の踏切監視装置を含む監視システムについて説明する。図2は、本発明の実施形態に係る踏切監視装置の踏切操作器(非常ボタン)が操作されたときの動作を示す概念図である。
【0027】
踏切監視装置100による撮像及び記録は、常に行われる。そして、踏切監視装置100の非常ボタンが押されると、踏切監視装置100は非常ボタンが押されたことを検知し、非常ボタンが押された時刻の前後所定時間内の画像を記録した後にサーバ200に送信するとともに、非常ボタンが押されたことを通知するメールを保守作業員が保持する携帯電話装置300に送信する。
【0028】
保守作業員が携帯電話装置300により通知メールを受信し、非常ボタンが押された通知を受け、携帯電話装置300を用いてサーバ200にアクセスすることにより、非常ボタンが押された時刻の前後所定時間内の画像を見ることができる。なお、本実施形態において、踏切監視装置100は、サーバ200に、非常ボタンが押された時刻のt秒前から、t秒後までの合計(t+t)秒の画像を送信するものとする。
【0029】
これにより、保守作業員等が所持する携帯電話装置等へはデータ量が少ないメールを送信することで非常通知信号が発生したことを通知し、画像を必要とする保守作業員等のみがサーバ装置に対して取得要求をすればよいので、全体として無線通信を行うデータ量を減少させることができる。
【0030】
図3は、本発明の実施形態に係る踏切監視装置100の構成を示すブロック図である。図3に示すように、踏切監視装置100は、表示ランプ101と、非常ボタン102と、特殊信号発光器103と、マグネットセンサ104と、スタートボタン105と、信号処理部106と、撮像部107と、信号遅延部108と、画像処理部109と、画像記憶部110と、無線通信部111と、携帯電話機112とを有する構成である。
【0031】
表示ランプ101は、非常ボタン102の状態を示すものであり、非常ボタン102が押下された時に点灯し、非常ボタン102が復帰された時に消灯する。
【0032】
非常ボタン102は、外部から操作できるものであり、外部から押されると特殊信号発光器103に非常を通報するとともに、信号処理部106に非常信号を送る。
【0033】
特殊信号発光器103は、自動列車停止装置であり、非常ボタン102が押下されると列車に対して特殊信号発光器により停止指示を与え、列車を停止させる。
【0034】
マグネットセンサ104は、筐体の蓋体の状態変化を検知するものであり、蓋体がこじ開けられた場合、信号処理部106へ信号を伝達する。
【0035】
スタートボタン105は、踏切監視装置100の動作スタートを信号処理部106に指令するものである。該スタートボタン105が押下され、蓋体が閉じられた後撮像部107の撮像が開始する。
【0036】
信号処理部106は、指令を伝達するものであり、非常ボタン102からの信号を受けると、表示ランプ101に点灯信号、特殊信号発光器103に起動信号、信号遅延部108に非常信号を送出する。
【0037】
撮像部107は、外部を撮影するカメラであり、例えば、1/3インチCCDカメラ(27万画素)等である。
【0038】
信号遅延部108は、信号処理部106からの非常信号をt秒経過後に画像処理部109、無線通信部111に出力する。
【0039】
画像処理部109は、撮像部107から画像信号を取り込んで、画像記憶部110に記憶する。信号遅延部108からの非常信号が入力されると、撮像部107からの画像信号の取り込みを停止する。また、信号遅延部108からの非常信号の入力から(t1+t2)秒前までの画像を読み出し、すなわち、非常信号入力前t1秒と非常信号入力後t2秒との、合計(t1+t2)秒の画像を読み出し、無線通信部111に送出する。
【0040】
画像記憶部110は、画像処理部109が撮像部107から取り込んだ画像を記憶するものである。ここで、画像記憶部110は、例えば、小型のカード型メモリ等が適用可能である。このメモリは、例えば、FIFO型のメモリで、コンパクトフラッシュメモリ内の映像は満杯の状態になると、古い映像コマを消去して最新の映像コマを蓄積する。
【0041】
無線通信部111は、信号遅延部108からの非常信号によって起動し、画像処理部109からの画像信号を携帯電話機112に出力し、携帯電話機112の送信動作を制御する。また、正しく送信がなされなかった場合には、正常に送信されるまで再送信を行う。
【0042】
携帯電話機112は、無線通信部111からの画像信号をサーバ200に送信する。また、保守作業員が保持する携帯電話装置300に非常ボタンが押されたことを通知するメールを送信する。
【0043】
以上のように構成された踏切監視装置100について、図4及び図5に示すフローチャートに基づいてその動作を説明する。
【0044】
まず、信号処理部106はスタートボタン105からの信号があるかを判断し(ステップS301)、スタートボタン105からの信号がないと判定した場合、ステップS301に戻り、再度スタートボタン105からの信号があるかを判断する。スタートボタン105は押下されたとき、信号処理部106に信号を送出する。スタートボタン105からの信号がないことは、スタートボタン105が押下されていないことを表す。ここで、スタートボタン105が押下されていない状態を初期状態とする。保守作業員などの鉄道関係者の操作により、スタートボタン105が押下された後、踏切監視装置100が起動する。
【0045】
ステップS301において、スタートボタン105からの信号があると判定した場合、マグネットセンサ104からの信号により蓋体の開閉状態を判断し(ステップS302)、蓋体が開いていると判断された場合、ステップS302に戻り、蓋体の開閉状態を判断し、踏切監視装置100の蓋体が開けられている状態では、撮像部107による撮像が行われない。
【0046】
一方、ステップS302において、蓋体が閉まっていると判断された場合、画像処理部107が撮像部107により画像を取り込み、取り込んだ画像を画像記憶部110に記憶する(ステップS303)。
【0047】
信号処理部106は非常ボタン102からの信号があるかを判断し(ステップS304)、非常ボタン102からの信号がないと判定した場合、マグネットセンサ104からの信号があるかを判断する(ステップS305)。ここで、非常ボタン102が押下されたとき、信号処理部106に非常信号を送出し、非常ボタン102からの非常信号がない場合、非常ボタン102が押下されていないものとする。
【0048】
ステップS305において、蓋体が閉じていると判断された場合、ステップS303に戻り、画像処理部107が撮像部107により画像を取り込み、取り込んだ画像を画像記憶部110に記憶する。
【0049】
一方、ステップS305において、蓋体が開いていると判断された場合、ステップS307に進む。
【0050】
ステップS304において、非常ボタン102からの非常信号があると判定した場合、非常ボタン102が押下されたとみなして、信号処理部106が表示ランプ101に点灯信号を送出し、表示ランプ101を点灯させると同時に、特殊信号発光器103及び信号遅延部108に非常信号を送出する(ステップS306)。
【0051】
信号遅延部108が遅延時間を経過したかを判断し(ステップS307)、遅延時間を経過していないと判定した場合、画像処理部109が撮像部107から画像を取り込み、取り込んだ画像を画像記憶部110に記憶し(ステップS308)、ステップS307に戻り、再度遅延時間を経過したかを判断する。
【0052】
一方、ステップS307において、遅延時間を経過したと判定した場合、信号遅延部108が画像処理部109及び無線通信部111に非常信号を出力し(ステップS309)、画像処理部109がその非常信号を受けると、撮像部107からの画像の取り込みを停止する(ステップS310)。撮像部107からの画像の取り込みを停止することにより、踏切非常通知手段が操作されたときの画像が上書きされることを防止することができる。そして、無線通信部111は、信号遅延部108から出力された非常信号を受信すると、起動する(ステップS311)。
【0053】
画像処理部109が撮像部107からの画像の取り込みを停止した後、画像記憶部110から、信号遅延部108からの非常信号の受信する前(t+t)秒の画像、すなわち非常ボタンが押された時刻よりt秒前及びt秒後の画像を読み出し、無線通信部111に送出し、無線通信部111がその画像を取得し、携帯電話機112を介してサーバ200に送出する(ステップS312)。
【0054】
無線通信部112が全ての映像を送出したかを判断し(ステップS313)、全ての映像を送出していないと判断した場合、ステップS312に戻り、無線通信部111が携帯電話機112を介してサーバ200に画像を送出する。
【0055】
一方、ステップS313において、全ての映像を送出したと判定した場合、無線通信部111が携帯電話機112を介して予め指定された保守作業員が保持する携帯電話装置300に非常ボタン102が押下されたことを通知するメールを送信し(ステップS314)、無線通信部111の起動が停止する(ステップS315)。ここで、この通知メールは、携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)を用いてもよいし、電子メールを用いてもよい。また、このメールに記載される内容は、どの踏切の非常ボタンが押されたかを示す情報、及びサーバ装置に保存された画像ファイルにアクセスするための情報(URL等)を含む。
【0056】
続いて、信号処理部106が非常ボタン102からの非常信号があるかを判断し(ステップS316)、非常ボタン102からの非常信号があると判定した場合、ステップS316に戻り、再度非常ボタン102からの非常信号があるかを判断する。非常ボタン102が復帰された場合、信号処理部106への非常信号の送出を停止し、非常ボタン102からの非常信号があると判定した場合、非常ボタン102がまだ復帰されていないと意味し、ステップS316に戻り、非常ボタン102の復帰を待つ。
【0057】
一方、ステップS316において、非常ボタンが102からの非常信号がないと判定した場合、信号処理部106が表示ランプ101、特殊信号発光器103及び信号遅延部108への信号を停止し、表示ランプ101を消灯させる(ステップS317)。
【0058】
そして、ステップS301に戻り、スタートボタン105からの信号があるかを判断する。
【0059】
このような本発明の実施形態に係る踏切監視装置によれば、踏切監視装置にカメラを内蔵し、カメラを設置する施工が不要となるとともに、カメラで非常ボタンの扱い者の顔が撮れる程度の高さで筐体が固定され、撮影映像の解析が容易となる。また、非常ボタンが押下された時刻前後の所定時間の画像を迅速に提供することができるので、踏切操作器のいたずらなどを防止することができ、犯人の検挙率が向上できる。
【0060】
また、非常ボタンが押下された時刻前後の所定時間の画像をサーバに送信すると同時に、保守作業員が所持する携帯電話装置に非常ボタンが押下されたことを通知するメールを送信するので、保守作業員が移動中でも非常ボタンが押下されたこと知ることが可能となる。さらに、保守作業員が所持する携帯電話装置を用いてサーバにアクセスすると、非常ボタンが押下された時刻前後の画像を見ることができ、保守作業員の作業の効率が向上できる。
【0061】
なお、以上の説明では、携帯電話機を用いてサーバに画像信号を送信する例を説明したが、本発明は携帯電話機に限らず、無線通信機能を備えた装置であれば、同様に実施可能である。
【0062】
また、踏切監視装置から、サーバに画像を、保守作業員の携帯電話に非常通知メールを送信する例を説明したが、保守作業員の携帯電話に直接画像を送信してもよい。また、踏切監視装置からサーバに画像を送信すると共に、サーバから携帯電話に非常通知メール又は画像を送信してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0063】
本発明は、容易に設置が可能であり、踏切操作器のいたずら等を防止することができる効果を有し、踏切監視装置等に有用である。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】本発明の実施形態に係る踏切監視装置の正面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る踏切監視装置の踏切操作器(非常ボタン)が操作されたときの動作を示す概念図
【図3】本発明の実施形態に係る踏切監視装置の構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施形態に係る踏切監視装置の動作を示すフローチャート
【図5】本発明の実施形態に係る踏切監視装置の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
【0065】
100 踏切監視装置
101 表示ランプ
102 非常ボタン
103 特殊信号発光器
104 マグネットセンサ
105 スタートボタン
106 信号処理部
107 撮像部
108 信号遅延部
109 画像処理部
110 画像記憶部
111 無線通信部
112 携帯電話機
120 筐体
121 窓
200 サーバ
300 携帯電話装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
筐体の内部に設けられ、前記筐体の外部から通知操作がなされた場合に非常通知信号を発生する踏切非常通知手段と、
前記筐体内部に設けられ、動画像を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段において撮像された画像を記録する記録手段と、
を備える踏切監視装置。
【請求項2】
請求項1記載の踏切監視装置であって、
前記記録手段は、前記非常通知信号が発生してから所定時間後に、前記撮像手段からの画像の記録を中止する踏切監視装置。
【請求項3】
請求項1又は2記載の踏切監視装置であって、
前記非常通知信号が発生した場合に、前記記録手段に記録された画像を取得する画像取得手段と、
前記取得された画像を無線通信網を介して外部に通知する無線通信手段と、
を更に備える踏切監視装置。
【請求項4】
請求項3記載の踏切監視装置であって、
前記画像取得手段は、前記非常通知信号が発生した前後所定時間の画像を取得する踏切監視装置。
【請求項5】
請求項3又は4記載の踏切監視装置であって、
前記無線通信手段は、前記非常通知信号が発生した場合には前記画像をサーバ装置に送信するとともに、指定された携帯電話に対して前記非常通知信号が発生したことを示す情報及び前記サーバ装置に送信された画像の識別情報を含むメールを送信する踏切監視装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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