説明

車両のハンドル装置

【課題】ケーブル装置の脱落を確実に防止することのできる車両のハンドル装置の提供。
【解決手段】ドアに固定され、アウターケーブル4の一端を連結するケーブル保持部7を備えたハンドルベース8と、ハンドルベース8に回転操作自在に連結される操作ハンドル9への回転操作力を出力する出力部に設けられ、中心部に係止用端末具2が嵌合する嵌合孔11を備えて筒状に形成されるとともに、嵌合孔11の開放端面と側壁に開放されてインナーケーブルを受容するクランク状のワイヤ保持スリットが形成された連結部13と、ケーブル保持部7に対して定位置に設けられ、インナーワイヤ1のアウターケーブル4からの引き出し部分の移動経路を規制して係止用端末具2の嵌合解除方向への移動を規制するストッパ14と、を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両のハンドル装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
操作ハンドルへの操作力をケーブル装置を使用してオープナー装置等に伝達するハンドル装置としては、特許文献1に記載のものが知られている。この従来例において、ハンドル装置には、ワイヤ挿通溝を介して外方に開放された孔が形成され、ケーブル装置のインナーケーブルに形成された係止部材が係止される。
【0003】
インナーケーブルは、アウターケーブル内を挿通するワイヤの端部に上記係止部材を連結して形成され、係止部材の係止は、まず、係止部材を孔内に挿通させるとともに、ワイヤをワイヤ挿通溝に通して係止部材の挿入面と反対面側に通過させ、さらに、インナーケーブルの姿勢をワイヤがワイヤ挿通溝に正対しない位置に移動させて行われる。
【0004】
この姿勢でワイヤは、孔が形成される操作ハンドルの壁面に沿って形成されるガイド溝を挿通し、ワイヤの脱離等が規制される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2000-110425号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上述した従来例において、例えば、操作ハンドル側の初期位置への復帰動作にインナーケーブルが引っ掛かり等によって追随しなかった場合等、ワイヤに座屈変形が発生した場合には、ワイヤがガイド溝に沿って変形した後、ワイヤ挿通溝に合致し、ケーブルが操作ハンドルから脱離してしまう可能性がある。
【0007】
この問題を解決するためには、ワイヤの座屈変形箇所と程度、およびその時のワイヤ挿通孔の位置についての詳細な検討を行って当該位置関係が発生しないように各部の寸法を決定する必要が生じるために、設計に手間がかかる上に、設計の自由度も低下するという問題ある。
【0008】
本発明は、以上の欠点を解消すべくなされたものであって、ケーブル装置の脱落を確実に防止することのできる車両のハンドル装置、および車両のドアロック操作装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
ハンドル装置は、車両のドアに固定されるハンドルベースと、ハンドルベースに回転操作自在に連結される操作ハンドルと、操作ハンドルへの回転操作力を出力する出力部とを有し、ドアに取り付けられた状態でケーブル装置を介して連結されるドア内のロック装置を遠隔操作する。出力部は、操作ハンドルに直接配置しても、あるいは操作ハンドルの回転に伴って回転する中継レバー部材17等に配置することもできる。
【0010】
ケーブル装置はアウターケーブルとインナーケーブルからなり、アウターケーブルの一端部がハンドルベースに、インナーケーブルが出力部に連結される。インナーケーブルは、アウターケーブル内を移動自在に挿通するインナーワイヤの端部に係止用端末具を連結して形成され、出力部には、係止用端末具を嵌合係止するための嵌合孔を中心部に配置した筒形状の連結部が形成される。
【0011】
連結部には連結部の正面壁(嵌合孔が開放される壁面)を基端として嵌合孔の深さ方向に沿って切り欠かれて嵌合孔に連通する導入部と、導入部12aの終端から周方向に屈曲する抜け止め部12bとを有してクランク状に形成されるワイヤ保持スリット12が形成され、インナーケーブル3は、係止用端末具2が嵌合孔11に嵌合され、インナーワイヤ1がワイヤ保持スリット12の抜け止め部12bから引き出された状態で連結部13に連結される。
【0012】
連結状態においてインナーケーブル3がアウターケーブル4内で移動すると、インナーワイヤ1はワイヤ保持スリット12をガイドとして摺動し、インナーワイヤ1がワイヤ保持スリット12の抜け止め部12bに位置している限り、連結部13の正面壁側への移動が規制されるために、インナーワイヤ1の端部に連結される係止用端末具2の嵌合孔11からの脱離も規制される。
【0013】
しかし、例えば、インナーケーブル3がアウターケーブル4から引き出された状態から何らかの理由でインナーケーブル3の復帰を伴わない出力部10の復帰動作等が発生すると、インナーワイヤ1の座屈変形と連結部13の回転が発生し、インナーワイヤ1がワイヤ保持スリット12の導入部12aとの境界部に位置する可能性がある。この状態で係止用端末具2に嵌合孔11からの脱離方向の力が負荷されると、インナーワイヤ1の同方向への移動が規制されないために、係止用端末具2の嵌合孔11からの脱離が発生し、以後、操作ハンドル9への操作力の伝達が不可能になる。
【0014】
ストッパ14は、このような虞を解消するために設けられるもので、インナーワイヤ1の変形方向、あるいは移動経路を規制することによって、インナーワイヤ1の導入部12a側への移動を規制する。この結果、インナーワイヤ1がワイヤ保持スリット12の導入部12aとの境界に移動した場合であっても、係止用端末具2は嵌合孔11からの離脱方向に移動することができないために、不用意な嵌合孔11、すなわち連結部13からの離脱を完全に防止することが可能になる。
【0015】
また、ストッパ14はインナーワイヤ1に作用し、係止用端末具2に直接作用することがないために、上述した不具合が操作ハンドル9の任意の操作位置で発生した場合、すなわち、係止用端末具2の位置が特定されなくても動作するために、信頼性を確保することができる。
【0016】
ストッパ14は、引き出し操作されたインナーワイヤ1の移動経路を全方向にわたってガイドするように形成する以外に、上述した係止用端末具2の脱離方向への変位のみを規制する一方向ガイドとして形成することも可能であり、さらに、例えばインナーワイヤ1に座屈変形等の想定外の変形が発生した場合にのみインナーワイヤ1に干渉し、有害な方向への変位を防止するように構成することもできる。
【0017】
さらに、インナーワイヤ1の移動経路は、アウターケーブル4の連結位置、すなわち、インナーワイヤ1の引き出し基端を決定するケーブル保持部7と、連結部13の移動経路により一義的決定され、ストッパ14は、ドアに対して定点となるケーブル保持部7に対する定点位置に配置すればハンドル装置の取り付け姿勢にかかわらず機能を発揮することができる。このため、定点条件の確保を条件にストッパ14はハンドルベース8に一体に形成する以外、ハンドルベース8と別体に形成されてハンドルベース8に連結等される部材に形成することができる。
【0018】
ストッパ14をハンドルベース8と別部材で形成することは、ハンドルベース8に一体形成する場合の成形型の複雑化を回避するために有効である反面、部品点数の増加をもたらすが、必要部品であるガスケット16に一体形成すると、この問題も解消することができる。
【0019】
ハンドル装置は、中央部を握って操作されるグリップ式の操作ハンドル9を備えたものの他に、中央部に指を掛けて操作するフラップ式の操作ハンドル9を備えたものとして構成することが可能であり、さらに、上記出力部10は、作動脚9aに直接形成する以外に、操作ハンドル9への操作方向とロック装置6の操作方向の変換、あるいは操作ストロークの調整が必要な場合には、ハンドルベース8に回転自在に連結された中継レバー部材17に形成することができる。
【0020】
また、上述した出力部10からのケーブル装置5の脱離防止は、
車両のドアに固定されるハンドルベース8に回転操作自在に連結した操作ハンドル9への初期回転位置からの回転操作に伴う操作力を出力する出力部10を備えたハンドル装置と、
インナーワイヤ1の端部に係止用端末具2を固定したインナーケーブル3をアウターケーブル4内に挿通したケーブル装置5とを有し、
前記出力部10に一端が連結されるインナーワイヤ1を介してドアに固定されるロック装置6を遠隔操作する車両のドアロック操作装置であって、
前記出力部10には、中央部に前記係止用端末具2が嵌合する嵌合孔11を備えて筒状に形成され、前記嵌合孔11の開放端面と側壁に開放されて前記インナーケーブル3を受容するクランク状のワイヤ保持スリット12を備えた連結部13が設けられるとともに、
初期回転位置における出力部10近傍のドア内の所定箇所には、インナーケーブル3の変形を規制して前記係止用端末具2の嵌合解除方向への移動を規制するストッパ14が設けられる車両のドアロック操作装置によって解決することも可能である。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、ケーブル装置のインナーワイヤに不適正な力が加わった場合であっても、ワイヤ装置の出力部からの脱落を確実に防止することできる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の車両のドアロック操作装置を示す正面図である。
【図2】図1の2A-2A線断面図である。
【図3】図1の3A線断面図で、(a)は初期回転状態を示す図、(b)は操作回転状態を示す図である。
【図4】ケーブル装置の装着方法を示す図で、(a)は連結前の状態を示す図、(b)は(a)の4B方向矢視図、(c)は係止用端末具を嵌合孔に嵌合した状態を示す図、(d)は(c)の4D方向矢視図、(e)はインナーワイヤ1を抜け止め部に挿通させた状態を示す図、(f)は(e)の4F方向矢視図である。
【図5】ストッパを示す図で、(a)は正面図、(b)は(a)の5B-5B線断面図、(c)はガスケットを示す正面図である。
【図6】ストッパの作用を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
図1に車両のアウトサイドハンドルに装着されるドア操作装置に適用した実施の形態を示す。ドア操作装置は、ドアパネル15に固定されるハンドル装置Hと、ハンドル装置Hに一端が連結され、他端がドア内に固定されるロック装置6に連結されるケーブル装置5とからなる。
【0024】
図4に示すように、ケーブル装置5は、インナーワイヤ1の両端に係止用端末具2を固定したインナーケーブル3と、インナーケーブル3のインナーワイヤ1が移動自在に挿通するアウターケーブル4とから構成され、アウターケーブル4の両端がハンドル装置Hとロック装置6の固定点に固定され、インナーケーブル3の両端がこれらの可動点に連結される。ケーブル装置5を連結した状態で操作ハンドル9を操作すると、ハンドル装置H側の可動点(出力部10)の移動がインナーワイヤ1を介してロック装置6の可動点(図示せず)に伝達され、ドアを閉塞状態に保持している図外のラッチが解除される。
【0025】
図1から3に示すように、ハンドル装置Hは所謂グリップ式ハンドル装置として構成され、ドアパネル15に固定されるハンドルベース8と、長手方向一端がハンドルベース8に回転自在に連結される操作ハンドル9とを有し、操作ハンドル9の中央部を握って操作される。操作ハンドル9の回転側端部には、ドアへの装着状態においてドアパネル15に開設された挿通開口15aからドア内に挿入される作動脚9aが設けられ、回転中心(CH)周りの回転操作によってドア厚み方向に移動する。
【0026】
挿通開口15aを閉塞するために、操作ハンドル9の作動脚9a形成端に接するようにしてキャップ部材18が装着され、キャップ部材18、および操作ハンドル9の基端がドアパネル15に直接接触するのを防止するために、ドアパネル15表面には硬質の合成樹脂材により形成されるガスケット16が装着される。
【0027】
操作ハンドル9は、図2において実線で示し、さらに、図3(a)において断面を示す初期回転位置と、図2において鎖線で示し、さらに図3(b)において断面図を示す回転操作位置との間で回転操作可能であり、後述するトーションスプリング19により初期回転位置側に付勢される。
【0028】
一方、ハンドルベース8には中継レバー部材17が枢軸17a周りに回転自在に連結される。図2、図4(a)に示すように、中継レバー部材17には作動アーム17bが突設されており、操作ハンドル9の作動脚9aに形成される作動段部9bに係止する。初期回転位置にある操作ハンドル9を操作回転位置まで回転操作すると、操作ハンドル9は図4(a)において矢印A方向に移動し、作動アーム17bが押し上げられることにより、中継レバー部材17は、図3(a)に示す初期回転位置から図3(b)の駆動回転位置まで駆動される。
【0029】
この中継レバー部材17は枢軸17a周りに巻装されるトーションスプリング19により初期回転位置側に付勢される。中継レーバ部材17への付勢力は、操作ハンドル9に伝達され、操作回転位置まで回転操作された操作ハンドル9は、操作力の解除に伴って初期回転位置まで復帰する。
【0030】
車両への側方衝突力が負荷された際に操作ハンドル9に発生する操作回転位置方向への慣性力を打ち消すために、中継レバー部材17にはカウンターウエイト部17cが一体形成され、該カウンターウエイト部17cに十分な質量を与えるために、中継レバー部材17は亜鉛ダイカスト合金等の金属材料により形成される。
【0031】
また、上記出力部10は中継レバー部材17に配置され、回転中心(CH)から適宜間隔離れた位置に連結部13を形成して形成される。連結部13は、図4に示すように、中心部に嵌合孔11が開設された円筒形状に形成され、嵌合孔11は側壁部に切り欠かれるワイヤ保持スリット12を経由して連結部13外に開放される。
【0032】
ワイヤ保持スリット12は、連結部13の正面壁(嵌合孔11が開放される壁面)を基端として嵌合孔11の深さ方向に沿って切り欠かれる導入部12aと、導入部12a終端から周方向に屈曲する抜け止め部12bとを有してクランク状に形成される。
【0033】
ケーブル装置5の装着は、まず、図4(a)、(b)、(c)、(d)に示すように、インナーケーブル3の係止用端末具2を嵌合孔11に嵌合させるとともに、インナーワイヤ1をワイヤ保持スリット12の導入部12aに挿通させた後、ケーブル装置5全体を図4(e)、(f)に示すように回転させてインナーワイヤを抜け止め部12bに移動させてインナーケーブル3を連結部13に連結し、その後、図3(b)に示すように、アウターケーブル4の先端に形成された連結具4aをハンドルベース8に形成されたケーブル保持部7に嵌合、連結して行われる。
【0034】
ケーブル装置5の装着状態でインナーワイヤ1は抜け止め部12bに保持されて連結部13正面壁側への移動が規制され、結果、係止用端末具2の嵌合孔11からの脱離が防止される。以上のように連結部13は、簡単な装着操作で脱離を防止することができるとういう利点を有する反面、上述したように、悪条件の集積による係止用端末具2の連結部13からの脱落を完全に防止することができないという問題があり、この問題を解決するために、ストッパ14が設けられる。
【0035】
図5に示すように、ストッパ14はガスケット16の前端縁(操作ハンドル9の回転支点方向)に形成され、ガスケット16を装着した状態で挿通開口15a前端縁からドア内に進入し、図3、6に示すように、インナーケーブル3のアウターケーブル4からの引き出し部にパネル内方に向けて正対するように位置する。
【0036】
したがってこの実施の形態において、例えば、図3(b)に示すように、操作ハンドル9が操作回転位置まで駆動された状態でインナーワイヤ1のアウターケーブル4内への復帰に支障があり、トーションスプリング19の作用により中継レバー部材17、および操作ハンドル9が初期回転位置に復帰した場合、インナーワイヤ1には圧縮荷重が負荷される。この結果、図6において破線で示すように、インナーワイヤ1ーは座屈変形し、ワイヤ保持スリット12の導入部12aに面する位置に移動した後、導入部12aを通って連結部13から離脱し、同時に係止用端末具2が嵌合孔11から脱落する可能性がある。
【0037】
上記ストッパ14は、インナーワイヤ1の図6における破線で示す方向への変形を規制して実線で示す位置に保持する。この結果、インナーワイヤ1が導入部12aに面することがなくなり、係止用端末具2の導入部12aからの脱離も確実に防止できる。
【符号の説明】
【0038】
1 インナーワイヤ
2 係止用端末具
3 インナーケーブル
4 アウターケーブル
5 ケーブル装置
6 ロック装置
7 ケーブル保持部
8 ハンドルベース
9 操作ハンドル
10 出力部
11 嵌合孔
12 ワイヤ保持スリット
13 連結部
14 ストッパ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
インナーワイヤの端部に係止用端末具を固定したインナーケーブルをアウターケーブル内に挿通したケーブル装置を介してドア内のロック装置を遠隔操作する車両のハンドル装置であって、
ドアに固定され、前記アウターケーブルの一端を連結するケーブル保持部を備えたハンドルベースと、
ハンドルベースに回転操作自在に連結される操作ハンドルへの回転操作力を出力する出力部に設けられ、中心部に前記係止用端末具が嵌合する嵌合孔を備えて筒状に形成されるとともに、前記嵌合孔の開放端面と側壁に開放されて前記インナーケーブルを受容するクランク状のワイヤ保持スリットが形成された連結部と、
前記ケーブル保持部に対して定位置に設けられ、インナーワイヤのアウターケーブルからの引き出し部分の移動経路を規制して前記係止用端末具の嵌合解除方向への移動を規制するストッパと、
を有する車両のハンドル装置。
【請求項2】
前記ストッパは、インナーワイヤの異常変形発生時にインナーワイヤに干渉する位置に設けられる請求項1記載の車両のハンドル装置。
【請求項3】
操作ハンドルに設けられた作動脚をドア内に挿通させるためにドアパネルに開設された挿通開口周縁に装着されるガスケットを有し、
前記ストッパは前記ガスケットに一体形成される請求項1または2記載の車両のハンドル装置。
【請求項4】
前記出力部はハンドルベースに回転自在に連結され、操作ハンドルにより回転駆動される中継レバー部材に形成される請求項1、2または3記載の車両のハンドル装置。
【請求項5】
車両のドアに固定されるハンドルベースに回転操作自在に連結した操作ハンドルへの初期回転位置からの回転操作に伴う操作力を出力する出力部を備えたハンドル装置と、
インナーワイヤの端部に係止用端末具を固定したインナーケーブルをアウターケーブル内に挿通したケーブル装置とを有し、
前記出力部に一端が連結されるインナーワイヤを介してドアに固定されるロック装置を遠隔操作する車両のドアロック操作装置であって、
前記出力部には、中央部に前記係止用端末具が嵌合する嵌合孔を備えて筒状に形成され、前記嵌合孔の開放端面と側壁に開放されて前記インナーケーブルを受容するクランク状のワイヤ保持スリットを備えた連結部が設けられるとともに、
初期回転位置における出力部近傍のドア内の所定箇所には、インナーケーブルの変形を規制して前記係止用端末具の嵌合解除方向への移動を規制するストッパが設けられる車両のドアロック操作装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−127346(P2011−127346A)
【公開日】平成23年6月30日(2011.6.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−287264(P2009−287264)
【出願日】平成21年12月18日(2009.12.18)
【出願人】(000170598)株式会社アルファ (433)
【Fターム(参考)】