説明

車両の運転支援装置

【課題】目標アクセルペダル開度21に実際のアクセルペダル開度26を近づける運転者の操作をより容易なものとする。
【解決手段】計器板のアクセルインジケータ20上に、目標アクセルペダル開度21と実際のアクセルペダル開度26とが表示され、運転者が実際のアクセルペダル開度26を目標アクセルペダル開度21に近づけるようにアクセルペダルを操作することで、燃費の良好な運転が実現される。目標アクセルペダル開度は、車速に応じて変化するが、アクセルインジケータ20上では一定位置に表示され、これに対する割合として実際のアクセルペダル開度26が表示される。目標アクセルペダル開度21に近い領域ΔLでは、実際のアクセルペダル開度26の表示が過敏に変化しないように、アクセルペダル開度の変化量に対する表示位置の変化の感度が小さくなり、運転者による調節が容易となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば自動車の燃料消費率(燃費)が良好なものとなるように運転者による運転操作を支援する車両の運転支援装置に関する。
【背景技術】
【0002】
運転者による人為的な運転操作を支援する運転支援装置の一つとして、例えば特許文献1に開示されているようなアクセル開度表示装置がある。これは、現在の車速などに応じて燃費の上で望ましい目標のアクセル開度を、例えば棒グラフ状の表示部に表示する一方、そのときの実際のアクセル開度を、同じ表示部に上記目標アクセル開度と重ねて(あるいは並べて)表示するようにしたものであって、表示された目標アクセル開度と実際のアクセル開度とが互いに一致するように運転者がアクセル開度操作を行うことで、結果として、燃費に優れた条件下で専ら運転がなされるように運転者のアクセル開度操作が誘導される。特に、特許文献1では、目標アクセル開度の値そのものは車速等に応じて変化するのであるが、その表示位置を目標アクセル開度の値の大小に拘わらずに一定とし、実際のアクセル開度を、この目標アクセル開度に対する割合として例えば棒グラフ状の表示部に表示するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−105559号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような運転支援装置においては、目標アクセル開度および実際のアクセル開度の各々の表示を目視にて視認し、実際のアクセル開度の表示位置が目標アクセル開度の表示位置を越えることなく該目標アクセル開度の表示位置にできるだけ近付くようにアクセルペダルを操作する必要があり、目標アクセル開度付近での正確な視認ならびに微妙な操作が難しい、という問題がある。特に、特許文献1のように実際のアクセル開度を目標アクセル開度に対する割合として表示する場合には、車速等に応じて目標アクセル開度が小さくなると、運転者が実際のアクセル開度を僅かに変化させても表示位置が大きく変化することとなり、目標アクセル開度に近付ける操作が一層難しくなってしまう。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明は、車両のエンジン出力を変化させるために運転者によって操作されるパラメータの実値と、そのときの車両運転状態に応じた該パラメータの目標値と、を表示部に併せて表示し、運転者に上記目標値を指標として上記パラメータの操作を行わせるようにした車両の運転支援装置において、上記実値が上記目標値に近付くに従って、上記パラメータの実値の単位変化量に対する上記表示部における表示変化量の感度が段階的もしくは連続的に小さくなるようにした。
【0006】
あるいは、上記感度が、上記目標値の付近で相対的に小さくなっている。
【0007】
このように感度が小さくなることで、アクセルペダル開度等のパラメータを同じ量だけ変化させても、実値表示の変化量が相対的に小さくなる。従って、人為的な操作に対する実値表示の過敏な変化が抑制され、実値と目標値との差異の視認に基づく人為的な操作がより容易となる。
【発明の効果】
【0008】
この発明に係る車両の運転支援装置によれば、アクセルペダル開度等のパラメータの人為的な操作に対する表示変化の感度が目標値付近で小さくなり、実値を目標値に近付けるようにする運転者の操作が容易となる。従って、例えば運転者により操作されるアクセルペダル開度を、燃費に優れた目標のアクセルペダル開度により確実に誘導することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】この発明の一実施例を示す構成説明図。
【図2】運転席の計器盤における表示部の一例を示す説明図。
【図3】車速に対する目標アクセルペダル開度の特性を示す特性図。
【図4】アクセルペダル開度と表示位置との関係を示す特性図。
【図5】表示の処理の流れを示すフローチャート。
【図6】アクセルインジケータの表示例を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、この発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。この実施例は、エンジン出力を代表するパラメータとして、運転者によって操作されるアクセルペダル開度を対象とし、このアクセルペダル開度を、燃費の上で最適な目標アクセルペダル開度に導くようにしたものである。
【0011】
図1は、この実施例の運転支援装置のシステム構成を示す構成説明図であって、運転者により踏込操作されるアクセルペダル1の踏込量つまりアクセルペダル開度を検出するポテンショメータ等からなるアクセルペダル開度センサ2と、自動車の車速を検出する車速センサ3と、を備え、両者の検出信号がエンジンコントロールユニット4に入力される。エンジンコントロールユニット4は、上記車速センサ3が検出する車速に基づいて最適な目標アクセルペダル開度を演算し、後述する表示部5に表示するとともに、上記アクセルペダル開度センサ2の検出信号から現在の実際のアクセルペダル開度を求め、同様に表示部5に表示する。また上記エンジンコントロールユニット4は、ガソリンエンジンあるいはディーゼルエンジンからなる図示せぬエンジンの総合的な制御を司っており、上記アクセルペダル開度に応じて、例えばガソリンエンジンであればスロットルバルブの開度ならびに燃料噴射量が制御され、これによって該エンジンの出力が調節される。
【0012】
図2は、上記表示部5を含む運転席の計器盤11の一例を示しており、車速メータ12とトルクメータ13との間に、種々の情報の表示が可能な液晶ディスプレーからなる表示部5が設けられている。この液晶ディスプレーからなる表示部5は、適宜なスイッチによるモードの切換によって、温度や時刻等の数値表示や種々のグラフィカルな表示として種々の情報を選択的に切り換えて表示できる構成となっている。ここで、本発明のアクセルペダル開度の表示は、図中に拡大して示すように、左右方向に延びる棒グラフ状の表示(以下、これをアクセルインジケータ20と呼ぶ)となっており、目標アクセルペダル開度(符号21で示す)を境界としてこれよりもアクセルペダル開度が小さい良燃費域22とアクセルペダル開度が大きい非良燃費域23とが異なる色で表示されている。例えば、良燃費域22は緑色に発光し、非良燃費域23は青色に発光する。目標アクセルペダル開度21は、図2では実線でもって表しているが、実際には2つの色の境界として表示される。本実施例では、アクセルインジケータ20における目標アクセルペダル開度21の表示位置は常に一定である。またアクセルインジケータ20の左端24はアクセルペダル開度の全開に対応し、また右端25はアクセルペダル開度の全閉に対応し、これらの表示位置も常に一定である。図2は、アクセルペダル1が踏み込まれていない全閉状態に対応し、良燃費域22の領域の全体が緑色に発光しているが、この状態からアクセルペダル1を踏み込んでいくと、そのアクセルペダル開度に応じてアクセルインジケータ20の右端25側から徐々に消光していく。つまり発光している部分と発光していない部分との境界(換言すれば発光している領域の右端位置)でもって、現在の実際のアクセルペダル開度(つまりアクセルペダル開度の実値)が表示される。
【0013】
図6は、アクセルインジケータ20の表示例を図示したものであって、例えば図6(a)は、実際のアクセルペダル開度(符号26で示す)が目標アクセルペダル開度21よりもかなり小さい状態に対応し、上述したように、非良燃費域23が青色で、良燃費域22が緑色でそれぞれ発光しており、運転者は、緑色で発光している領域が大きいことから、目標アクセルペダル開度21までまだ十分に余裕があるものと識別することができる。図6(b)は、実際のアクセルペダル開度26が目標アクセルペダル開度21に十分に接近している状態に対応し、運転者は、緑色で発光している領域が狭くなることで、目標アクセルペダル開度21に近い状態であることを識別することができる。さらに、図6(c)は、実際のアクセルペダル開度26が目標アクセルペダル開度21を越えてしまった状態に対応し、緑色で発光している部分がなくなり、青色の部分のみとなることから、運転者はアクセルペダル開度が過大であると容易に認識できる。
【0014】
図3は、車速に対して設定される目標アクセルペダル開度の基本的な特性を示しており、図示するように、車速が高いほど目標アクセルペダル開度が大となる。そして、この目標アクセルペダル開度よりもアクセルペダル開度が小さい領域が良燃費域となり、これよりもアクセルペダル開度が大きい領域が非良燃費域となる。なお、車速以外の他のパラメータを加味してより最適な目標アクセルペダル開度を設定することも勿論可能である。また、燃費以外のファクタ、例えば加速度や騒音あるいは車両の安全性などの観点から目標アクセルペダル開度を設定する場合にも本発明は適用できる。
【0015】
このように目標アクセルペダル開度は車速等に応じて可変的に設定されるが、上述したように、アクセルインジケータ20における目標アクセルペダル開度21の表示位置は一定である。従って、このアクセルインジケータ20において、実際のアクセルペダル開度26は、この目標アクセルペダル開度21に対する割合として表示される。図4は、横軸をアクセルペダル開度APOとし、縦軸をアクセルインジケータ20における表示位置(右端25位置を0とする)として、両者の相関を示したものであって、特性aは、車速が図3のV1のように高く、目標アクセルペダル開度APO1が大きいときの特性を示している。符号21で示す左右方向の実線は、上記のように常に一定位置にある目標アクセルペダル開度の表示位置を示しており、従って、特性aは、この実線21と目標アクセルペダル開度APO1の上下方向の実線との交点Aを通る。そして、基本的には、アクセルペダル開度APOが0の点(図4の左下の点)から上記交点Aへと線形に変化し、かつ上記交点Aからアクセルペダル開度APOが全開の点(図4の右上の点)へと異なる勾配でもって線形に変化する。アクセルインジケータ20における実際のアクセルペダル開度の表示位置は、この特性aに沿って定まるので、上記のような特性aにおける線形変化の勾配は、実際のアクセルペダル開度の単位変化量に対するアクセルインジケータ20上の表示位置の変化量の感度を表すこととなり、この感度が大であるほど、実際のアクセルペダル開度が所定量変化したときの表示位置の変化が大となる。
【0016】
ここで、本実施例では、目標アクセルペダル開度APO1よりも所定開度ΔAPOだけ小さいアクセルペダル開度が感度変更点として設定されており、この感度変更点と目標アクセルペダル開度APO1との間では、比較的小さな所定の感度(つまり勾配)が与えられている。従って、特性aは、実際には、図4に示すように、上記感度変更点に沿った点Bとアクセルペダル開度APOが0の点(図4の左下の点)とを結ぶ区間a1と、上記点Bと上記交点Aとを結ぶ区間a2と、交点Aからアクセルペダル開度APOが全開の点(図4の右上の点)へと至る区間a3と、の3つの直線からなり、区間a2の感度は区間a1の感度よりも低く、区間a3の感度は区間a2の感度よりもさらに低い。
【0017】
また、特性bは、車速が図3のV2のように低く、従って目標アクセルペダル開度APO2が小さいときの特性を示している。特性bは、やはり実線21と目標アクセルペダル開度APO2の上下方向の実線との交点Cを通る。この特性bについても、特性aと同様に、目標アクセルペダル開度APO2よりも所定開度ΔAPOだけ小さいアクセルペダル開度が感度変更点として設定されており、この感度変更点と目標アクセルペダル開度APO2との間では、特性aの区間a2と同じ比較的小さな所定の感度が与えられている。従って、特性bは、実際には、図4に示すように、上記感度変更点に沿った点Dとアクセルペダル開度APOが0の点(図4の左下の点)とを結ぶ区間b1と、上記点Dと上記交点Cとを結ぶ区間b2と、交点Cからアクセルペダル開度APOが全開の点(図4の右上の点)へと至る区間b3と、の3つの直線からなり、区間b2の感度は区間b1の感度よりも低く、区間b3の感度は区間b2の感度よりもさらに低い。区間b2の感度は、上記のように、特性aの区間a2の感度と等しい。つまり、目標アクセルペダル開度が車速等に応じて変化しても、目標アクセルペダル開度と感度変更点との間の区間の感度は一定である。また、目標アクセルペダル開度と感度変更点との間のアクセルペダル開度の差異(換言すれば感度を抑制する帯域の幅)ΔAPOは、目標アクセルペダル開度の変化に拘わらずに一定であり、従って、アクセルインジケータ20上における目標アクセルペダル開度と感度変更点との間の幅ΔL(図6も参照)は常に一定である。
【0018】
上記のような実施例によれば、例えば特性aのように目標アクセルペダル開度APO1が設定されている場合に、運転者がアクセルペダル1を踏み込んでいくと、アクセルインジケータ20上では、区間a1の感度(勾配)に沿って実際のアクセルペダル開度の表示位置(図6の符号26参照)が変化していく。そして、目標アクセルペダル開度APO1に近付き、区間a2(アクセルインジケータ20上では幅ΔLの範囲内)に移行すると、表示位置変化の感度が小さくなる。従って、運転者が、例えば図6(b)に示すように、アクセルインジケータ20上において実際のアクセルペダル開度26を目標アクセルペダル開度21に接近させようとするときに、運転者によるアクセルペダル1の調節が容易となり、結果として、運転者により操作されるアクセルペダル開度APOが目標アクセルペダル開度APO1に確実に誘導される。
【0019】
特に、特性bのように目標アクセルペダル開度APO2が小さくなると、この目標アクセルペダル開度APO2をアクセルインジケータ20上では同じ位置21に表示することから、区間b1の感度(勾配)が大となり、そのままでは目標アクセルペダル開度APO2に実際のアクセルペダル開度APOを合致させることが困難となる。本実施例では、このように目標アクセルペダル開度APO2が小さくなっても、アクセルインジケータ20上では、目標アクセルペダル開度21に近い領域ΔLで常に同じ小さな感度となるので、アクセルペダル1の調節が容易となる。なお、区間a2,b2の感度(勾配)は目標アクセルペダル開度が変化しても一定であるのに対し、区間a1,b1の感度(勾配)は目標アクセルペダル開度に応じて変化するので、結果として、感度変更点を境界とした感度の減少の割合は、目標アクセルペダル開度が小さい特性bの方が大となる。
【0020】
また、図4から明らかなように、仮に目標アクセルペダル開度が車速等に応じてさらに大となるとすると、上記の区間a1,b1に相当する第1の区間の感度(勾配)が区間a2,b2の感度(勾配)と等しく(あるいはさらに小さく)なり得るので、このような領域では、区間ΔAPO(アクセルインジケータ20上では幅ΔL)における感度の減少は不要となる。
【0021】
図5は、上記の図4のような特性に沿ってなされるアクセルペダル開度の表示の処理をフローチャートとして示したものであって、ステップ1でアクセルペダル開度センサ2の出力信号から現在の実際のアクセルペダル開度APOrを検出し、ステップ2で車速等に基づいて最適な目標アクセルペダル開度APOtを求める。ステップ3では、この目標アクセルペダル開度APOtから上記の所定開度ΔAPOを減算して、感度変更点開度APOcを求める。そして、ステップ4,5において、図4に示した3つの区間のどこに実際のアクセルペダル開度APOrがあるかを判定する。つまり、実際のアクセルペダル開度APOrと目標アクセルペダル開度APOtおよび感度変更点開度APOcとを大小比較する。第1の区間にある場合つまり感度変更点開度APOcよりも小さい開度APOrの場合は、ステップ4からステップ6へ進み、その区間に必要な第1の感度を算出する。第2の区間にある場合つまり感度変更点開度APOc以上でかつ目標アクセルペダル開度APOtよりも小さい開度APOrの場合は、ステップ5からステップ7へ進み、その区間に必要な第2の感度を算出する。なお、上述したように、この第2の感度は固定値であってもよい。第3の区間にある場合つまり目標アクセルペダル開度APOt以上の開度APOrの場合は、ステップ5からステップ8へ進み、その区間に必要な第3の感度を算出する。そして、最終的にステップ9においてアクセルインジケータ20上での表示位置を算出し、図6に例示したように表示を行う。
【0022】
以上、この発明の一実施例を説明したが、この発明は上記実施例に限定されず、種々の変更が可能である。例えば、上記実施例では、棒グラフ状のアクセルインジケータ20上において目標アクセルペダル開度21と実際のアクセルペダル開度26とが重ねて表示される形となっているが、両者を並べて表示することも可能である。また例えば、円形のメータ状あるいは車速メータ12の周囲に沿った円弧形のインジケータとすることもでき、複数個の液晶セグメントを離散的に配置した構成であってもよい。また、図4では、線形の特性の勾配を折れ線状に変化させたものとなっているが、勿論、非線形の特性とすることもでき、また、目標アクセルペダル開度21を中間に含む所定範囲で感度が低くなるようにしてもよい。さらに、上記実施例では、運転者によって操作されるパラメータとしてアクセルペダル開度を対象としているが、エンジン出力を代表する他のパラメータ、例えば吸入空気量や燃料供給量、スロットルレバー開度等を対象として表示を行うようにしてもよい。さらに、上記実施例では、アクセルインジケータ20における目標アクセルペダル開度21の表示位置は常に一定であるが、変化させても構わない。
【符号の説明】
【0023】
1…アクセルペダル
2…アクセルペダル開度センサ
3…車速センサ
4…コントロールユニット
5…表示部
20…アクセルインジケータ



【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両のエンジン出力を変化させるために運転者によって操作されるパラメータの実値と、そのときの車両運転状態に応じた該パラメータの目標値と、を表示部に併せて表示し、運転者に上記目標値を指標として上記パラメータの操作を行わせるようにした車両の運転支援装置において、
上記実値が上記目標値に近付くに従って、上記パラメータの実値の単位変化量に対する上記表示部における表示変化量の感度が段階的もしくは連続的に小さくなることを特徴とする車両の運転支援装置。
【請求項2】
上記目標値が該目標値の大小変化に拘わらずに上記表示部において一定位置に表示され、上記実値がこの目標値に対する割合として表示されることを特徴とする請求項1に記載の車両の運転支援装置。
【請求項3】
上記パラメータの0から上記目標値の間に設定した感度変更点を境界として上記感度が減少するとともに、この感度の減少の割合は、上記目標値が小さいほど大となることを特徴とする請求項2に記載の車両の運転支援装置。
【請求項4】
上記感度変更点から上記目標値の間の区間における感度は、上記目標値の変化に拘わらずに一定であることを特徴とする請求項3に記載の車両の運転支援装置。
【請求項5】
上記目標値が所定値よりも大きいときには、上記感度の減少を行わないことを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の車両の運転支援装置。
【請求項6】
車両のエンジン出力を変化させるために運転者によって操作されるパラメータの実値と、そのときの車両運転状態に応じた該パラメータの目標値と、を表示部に併せて表示し、運転者に上記目標値を指標として上記パラメータの操作を行わせるようにした車両の運転支援装置において、
上記パラメータの実値の単位変化量に対する上記表示部における表示変化量の感度が、上記目標値の付近で相対的に小さくなっていることを特徴とする車両の運転支援装置。
【請求項7】
上記パラメータは、車両のアクセルペダル開度であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の車両の運転支援装置、

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2012−30675(P2012−30675A)
【公開日】平成24年2月16日(2012.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−171325(P2010−171325)
【出願日】平成22年7月30日(2010.7.30)
【出願人】(000003997)日産自動車株式会社 (16,386)
【Fターム(参考)】