説明

車両充電装置、車両充電方法

【課題】車両への電力供給が停止した原因を切り分けて記録する車両充電装置を提供する。
【解決手段】一次側電力供給源から車両に電力を供給する電力線に設けられ、漏電または過電流を検出したときに電力線を遮断する第1の遮断部と、第1の遮断部と車両との間に設けられる電力線を遮断する第2の遮断部と、第1の遮断部または第2の遮断部のいずれかが遮断されたときに、第1の遮断部または第2の遮断部が遮断状態になったことを示す通知を第1の遮断部または第2の遮断部のいずれかから受信して、受信した通知の内容と電源断が検出された日時とを関連付けて記録部に記録する制御部と、を備える車両充電装置である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に充電を供給する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電気自動車やハイブリッド自動車に車両充電装置を用いて電力を供給する場合に、車両充電装置が漏電や過電流を検出すると車両充電装置に設けられた遮断器が、電力源から車両に電力を供給する電力線を遮断して車両への電力供給を停止させている。また、電力線の遮断は漏電や過電流を検出する場合だけでなく、遮断器に設けられたスイッチを用いて手動により行うこともある。しかし、電力線が遮断された原因を後で確認したいときに、漏電や過電流を検出して電力線が遮断されたのか、手動で電力線が遮断されたのか、現在の状態に至る経緯を知ることができない。
【0003】
例えば、電路において短絡事故が発生した状態で開閉接点をオンさせて電源装置を立上げた場合においても、引き外し装置を動作させるトリップ信号を遅延することなくタイムリーに出力し、遮断性能が低下することのない電子式回路遮断器が知られている。
【0004】
例えば、単相または複数相の電路に設けられた開閉可能な接点と、この接点を開閉させる引き外し装置と、上記電路に流れる電流に応動して上記引き外し装置を動作させる制御装置と、を備える電子式回路遮断器の電源装置が知られている。この制御装置内には、制御装置の作動状況を記録する不揮発性メモリを備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−29106号公報
【特許文献2】特開平7−336869号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたものであり、車両への電力供給が停止した原因を切り分けて記録する車両充電装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本実施の態様のひとつである車両充電装置は、第1の遮断部、第2の遮断部、制御部を備えている。第1の遮断部は、一次側電力供給源から車両に電力を供給する電力線に設けられ、漏電または過電流を検出したときに上記電力線を遮断する。第2の遮断部は、上記第1の遮断部と上記車両との間に設けられる上記電力線を遮断する。制御部は、上記第1の遮断部または上記第2の遮断部のいずれかが遮断されたときに、上記第1の遮断部または上記第2の遮断部が遮断状態になったことを示す通知を上記第1の遮断部または上記第2の遮断部のいずれかから受信して、受信した通知の内容と電源断が検出された日時とを関連付けて記録部に記録する。
【発明の効果】
【0008】
本実施の態様によれば、車両への電力供給が停止した原因を切り分けて記録することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】図1は、実施形態1の一実施例を示す図である。
【図2】図2は、実施形態1の車両充電装置1の一実施例を示す図である。
【図3】図3は、実施形態1の制御部の一実施例を示す図である。
【図4】図4は、制御部の動作の一実施例を示すフロー図である。
【図5】図5は、第1の遮断部、第2の遮断部、第3の遮断部の遮断履歴の一実施例を示す図である。
【図6】図6は、実施形態2のコンピュータのハードウェア構成の一実施例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
実施形態1について説明する。
図1は、実施形態1の一実施例を示す図である。図1は車両充電装置1から車両2のバッテリへ充電コントローラなどを介して充電することを示す図である。図1に示す例では、一次側電力供給源から電力線3を介して車両充電装置1に電力が供給され、車両充電装置1に接続された電力線4を介してプラグ5から車両2の充電口に電力が供給されている。
【0011】
車両充電装置1は、車両2のバッテリを充電するための装置であり、一次側電力供給源から充電に必要な電力を受電する。受電した電力は、車両充電装置1に設けられた後述する制御部21などにより制御され、車両2のバッテリに供給される。一次側電力供給源から充電される電力は、例えば、電力会社から供給される電力であってもよいし、自宅などの発電設備を利用して発電した電力でもよい。充電方法は、AC100VもしくはAC200Vなどを用いる普通充電であってもよいし、非接触充電などであってもよい。また、車両充電装置1は、屋外または屋内に設置され、充電ステーション、店舗に設けられた駐車場、専用駐車場などに設けられてもよい。
【0012】
車両2はプラグインハイブリッド車や電気自動車である。また、車両2はバッテリと充電コントローラを備えている。充電コントローラは、バッテリを充電する際に、電力量を制御する。
【0013】
図2は、実施形態1の車両充電装置1の一実施例を示す図である。車両充電装置1は、制御部21、後述する第1の遮断部22、第2の遮断部23、第3の遮断部24を有している。制御部21は、後述する図3に示す処理部31、記録部32を備え、第1の遮断部22、第2の遮断部23、第3の遮断部24が遮断状態であるか否かを判定して、判定した結果を記録部32に記録する。遮断状態とは遮断部により電力線に流れる電流が遮断された状態である。また、制御部21は車両充電装置1の充電に関係する制御やその他の各部の制御を行う。なお、制御部21には、制御部21を駆動するために一次側電力供給源25から、AC/DCコンバータや三端子レギュレータなどを用いて作られた電力が供給される。しかし、一次側電力供給源25の停電、第1の遮断部22、第2の遮断部23、第3の遮断部24が遮断状態になると、電力が供給されずに制御部21が駆動できなくなる。そこで、判定した結果を記録部32に記録するまで駆動できる容量のコンデンサやバッテリ等の蓄電池を設けて、記録されるまで制御部21を駆動させる。
【0014】
第1の遮断部22は、一次側電力供給源25から車両に電力を供給する電力線3と電力線4との間に設けられ、漏電または過電流を検出したときに、一次側電力供給源25から給電される電力を停止させる。第1の遮断部22の一方は一次側電力供給源25と接続され、第1の遮断部22の他方は第2の遮断部23の一方と接続される。また、第1の遮断部22は、一次側電力供給源25からの給電を停止したことと、停止状態から復旧して電力を給電したことを示すRL1信号を制御部21に通知する。なお、第1の遮断部22は、例えば、過電流や漏電を検出して、第1の遮断部22の内部に設けられたリレーやスイッチなどを遮断状態(給電停止状態)にする遮断器などを用いることが考えられる。
【0015】
第2の遮断部23は、車両に電力を供給する電力線3と電力線4との間に設けられ、かつ第1の遮断部22と第3の遮断部24との間に設けられる。例えば、車両充電装置1、充電ステーションなどの設備の保守点検などをするときに、一次側電力供給源25から給電される電力を停止させる。第2の遮断部23の一方は第1の遮断部22の他方と接続される。第2の遮断部23の他方は第3の遮断部24の一方と接続される。また、第2の遮断部23は、保守点検者や管理者などにより一次側電力供給源25からの給電が停止させられたことと、停止状態から給電可能な状態に復旧させられたことを示すRL2信号を制御部21に通知する。なお、第2の遮断部23は、例えば、第2の遮断部23の内部に設けられたリレーやスイッチなどであり、保守点検者や管理者などが操作して遮断状態/導通状態(給電状態)を切り替える。
【0016】
第3の遮断部24は、車両に電力を供給する電力線4と第2の遮断部23との間に設けられる。例えば、車両に充電をする運転者7が車両や車両充電装置1や車両などに異常があるときに、一次側電力供給源25から給電される電力を停止させる。例えば、車両充電装置1の備えられている図1に示されている非常停止ボタン6により、第3の遮断部24を遮断状態にする。非常停止ボタン6は、第3の遮断部24を遮断状態にするスイッチである。第3の遮断部24の一方は第2の遮断部23の他方と接続される。第2の遮断部23の他方は第3の遮断部24の一方と接続される。また、第3の遮断部24は、緊急時に運転者7などにより一次側電力供給源25からの給電が停止させられたことと、停止状態から給電可能な状態に復旧させられたことを示すRL3信号を制御部21に通知する。なお、第3の遮断部24は、例えば、第3の遮断部24の内部に設けられたリレーやスイッチなどであり、運転者などが操作して遮断状態/導通状態(給電状態)を切り替える。
【0017】
図3は、実施形態1の制御部21の一実施例を示す図である。制御部21は、処理部31、記録部32を備えている。処理部31は、第1の遮断部22、第2の遮断部23、第3の遮断部24から送られてくるRL1信号、RL2信号、RL3信号を受信して、第1の遮断部22、第2の遮断部23、第3の遮断部24の状態を判定する。処理部31は、判定結果を記録部32に記録する。なお、本例では記録部32に判定結果を記録しているが外部に設けられたサーバなどに記録してもよい。処理部31はCentral Processing Unit(CPU)やプログラマブルなデバイス(Field Programmable Gate Array(FPGA)、Programmable Logic Device(PLD)など)を用いて実現してもよい。記録部32は、プログラム、テーブル、データなどが記録されている。また、記録部32は、例えばRead Only Memory(ROM)、Random Access Memory(RAM)などのメモリである。また、記録部32は、パラメータ値、変数値などのデータを記録してもよいし、ワークエリアとして用いることもできる。
【0018】
図3に示すコンデンサ33は、一次側電力供給源25の停電、第1の遮断部22、第2の遮断部23、第3の遮断部24が遮断状態になっても、制御部21が判定結果を記録部32に記録するまで駆動できるように電力を供給する。
【0019】
電力源34は、一次側電力供給源25の出力からAC/DCコンバータや三端子レギュレータなどを用いて作られた電力を制御部21に供給する。
制御部21の動作について説明する。
【0020】
図4は、制御部21の動作の一実施例を示すフロー図である。ステップS1では、処理部31が電源断を検出する。例えば、電圧センサなどにより電力源34の出力電圧を監視し、予め設定した電圧値より低下した場合に、処理部31は電源断と判定する。また、処理部31は一次側電力供給源25の出力を監視して、予め設定した電圧値より低下した場合に、電源断と判定するものとしてもよい。
【0021】
ステップS2では、処理部31が第1の遮断部22、第2の遮断部23、第3の遮断部24それぞれから送信されるRL1信号、RL2信号、RL3信号のいずれかが、処理部31に入力されたか否かを判定する。処理部31は、RL1信号、RL2信号、RL3信号のいずれかが入力されている場合にはステップS4に移行する。RL1信号、RL2信号、RL3信号が入力されていないときにはステップS3に移行する。
【0022】
ステップS3では、処理部31が一次側電力供給源25の停電または車両充電装置1の故障などと判定する。例えば、発生日時に関連付けて記録部32に「停電」または「故障」などを記録してもよい。
【0023】
ステップS4では、処理部31がRL1信号を受信している場合にはステップS5に移行し、RL2信号を受信している場合にはステップS6に移行し、RL3信号を受信している場合にはステップS7に移行する。
【0024】
ステップS5では、RL1信号を受信している場合に処理部31が記録部32に、電源断を検出した日時と第1の遮断部22が遮断されたことを示すデータを記録部32に送信する。ステップS6では、RL2信号を受信している場合に処理部31が記録部32に、電源断を検出した日時と第2の遮断部23が遮断されたことを示すデータを記録部32に送信する。ステップS7では、RL3信号を受信している場合に処理部31が記録部32に、電源断を検出した日時と第3の遮断部24が遮断されたことを示すデータを記録部32に送信する。
【0025】
ステップS8では、処理部31から送信された電源断を検出した日時と遮断されたことを示すデータを記録部32が受信して、電力供給が停止した原因を記録する。図5は、第1の遮断部22、第2の遮断部23、第3の遮断部24の遮断履歴の一実施例を示す図である。図5では、「停止日時」「復旧日時」「停止原因」を記録した実施例が示されている。「停止日時」は、電源断を検出した日時が記録されている。本例では、2009年10月8日午前11時3分を示す「2009/10/8/11:03」、2010年8月9日午前11時4分を示す「2010/8/9/11:04」、2010年9月9日午前17時12分を示す「2010/9/9/17:12」などが記録されている。「復旧日時」は、第1の遮断部22、第2の遮断部23、第3の遮断部24が復旧した日時が記録されている。復旧した日時は、例えば、第1の遮断部22、第2の遮断部23、第3の遮断部24が全て導通状態であり電力線3、4を介して車両2に電力が供給可能な状態になった日時である。本例では、2009年10月8日午前12時9分を示す「2009/10/8/12:09」、2010年8月9日午前11時20分を示す「2010/8/9/11:20」、2010年9月9日午前18時47分を示す「2010/9/9/18:47」などが記録されている。「停止原因」は、第1の遮断部22、第2の遮断部23、第3の遮断部24のいずれかが遮断状態であるために車両2に電力が供給されない状態であるかが記録されている。本例では、第1の遮断部22が遮断状態のために電力の供給が停止したことを示す「RL1遮断」、第1の遮断部22が復旧して導通状態になり電力が供給可能になったことを示す「RL1復旧」が記録されている。第2の遮断部23が遮断状態のために電力の供給が停止したことを示す「RL2遮断」、第2の遮断部23が復旧して導通状態になり電力が供給可能になったことを示す「RL2復旧」が記録されている。第3の遮断部24が遮断状態のために電力の供給が停止したことを示す「RL3遮断」、第3の遮断部24が復旧して導通状態になり電力が供給可能になったことを示す「RL3復旧」が記録されている。
【0026】
実施形態1によれば、一次側電力供給源の停電や一次側電力供給源からの電力供給が停止した場合に、車両への電力供給が停止した原因を切り分けて記録することができる。その結果、設備の保守点検などをする際に保守点検者や管理者などが原因の切り分けが容易にできるため、適切な保守点検や修理などが行える。また、保守点検者や管理者などの適切な保守点検や修理などの作業効率を向上させることができる。
【0027】
実施形態2について説明する。
図6は、実施形態2のコンピュータのハードウェア構成の一実施例を示す図である。コンピュータのハードウェア600は、CPU601、記録部602、記録媒体読取装置603、入出力インタフェース604(入出力I/F)、通信インタフェース605(通信I/F)などを備えている。また、上記各構成部はバス606によってそれぞれ接続されている。
【0028】
CPU601は、記録部602に格納されている上記説明した制御部21が行う処理を実行する。
記録部602には、CPU601が実行するプログラムやデータが記録されている。また、ワークエリアなどとして使用される。また、記録部602は上記説明した記録部32の機能を有する。記録部602は、例えば、ROM、RAM、ハードディスクドライブなどである。
【0029】
記録媒体読取装置603は、CPU601の制御に従って記録媒体607に対するデータのリード/ライトを制御する。そして、記録媒体607に記録媒体読取装置603の制御で書き込まれたデータを記録させたり、記録媒体607に記憶されたデータを読み取らせたりする。また、着脱可能な記録媒体607は、コンピュータで読み取り可能なnon−transitory(非一時的)な記録媒体として、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)などがある。光ディスクには、Digital Versatile Disc (DVD)、DVD−RAM、Compact Disc Read Only Memory (CD−ROM)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、Magneto-Optical disk (MO)などがある。なお、記録部602もnon-transitory(非一時的)な記録媒体に含まれる。
【0030】
入出力インタフェース604は、入出力装置608が接続され、利用者が入力した情報を受信し、バス606を介してCPU601に送信する。また、CPU601からの命令に従ってディスプレイの画面上に操作情報などを表示する。入出力装置608は、入力部と出力部を備えている。
【0031】
通信インタフェース605は、必要に応じ、他のコンピュータとの間のLocal Area Network(LAN)接続やインターネット接続や無線接続を行うためのインタフェースである。また、他の装置に接続され、外部装置からのデータの入出力を制御する。
【0032】
このようなハードウェア構成を有するコンピュータを用いることによって、上記説明した機能が実現される。その場合システムが有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供され、そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体607に記録しておくことができる。なお、上記機能は、実施形態1で説明したフロー図などである。
【0033】
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの記録媒体607が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
【0034】
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、記録媒体607に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記録部602に格納する。そして、コンピュータは、自己の記録部602からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、記録媒体607から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
【0035】
また、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変更が可能である。なお、各実施例は処理に矛盾の無い限りにおいて、互いに組み合わせても構わない。
【符号の説明】
【0036】
1 車両充電装置
2 車両
3 電力線
4 電力線
5 プラグ
21 制御部
22 第1の遮断部
23 第2の遮断部
24 第3の遮断部
25 一次側電力供給源
31 処理部
32 記録部
33 コンデンサ
34 電力源
600 ハードウェア
601 CPU
602 記録部
603 記録媒体読取装置
604 入出力インタフェース
605 通信インタフェース
606 バス
607 記録媒体
608 入出力装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一次側電力供給源から車両に電力を供給する電力線に設けられ、漏電または過電流を検出したときに前記電力線を遮断する第1の遮断部と、
前記第1の遮断部と前記車両との間に設けられる前記電力線を遮断する第2の遮断部と、
前記第1の遮断部または前記第2の遮断部のいずれかが遮断されたときに、前記第1の遮断部または前記第2の遮断部が遮断状態になったことを示す通知を前記第1の遮断部または前記第2の遮断部のいずれかから受信して、受信した通知の内容と電源断が検出された日時とを関連付けて記録部に記録する制御部と、
を備えることを特徴とする車両充電装置。
【請求項2】
前記第2の遮断部と前記車両との間に設けられる前記電力線を遮断する前記第3の遮断部を備え、
前記制御部は前記第3の遮断部が遮断されたときに、前記第3の遮断部が遮断状態になったことを示す通知を前記第3の遮断部から受信して、受信した通知の内容と電源断が検出された日時とを関連付けて前記記録部に記録することを特徴とする請求項1に記載の車両充電装置。
【請求項3】
電源断検出後、少なくとも前記第1の遮断部、前記第2の遮断部、前記第3の遮断部のいずれかから遮断状態になったことを示す通知を受信して、受信した通知の内容と電源断が検出された日時とを関連付けて記録部に記録するまで、前記制御部を駆動可能にする電力を前記制御部に供給する容量の蓄電池を備える、ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両充電装置。
【請求項4】
一次側電力供給源から車両に電力を供給する電力線に設けられ、漏電または過電流を検出したときに前記電力線を遮断する第1の遮断部または前記第1の遮断部と前記車両との間に設けられる前記電力線を遮断する第2の遮断部のいずれかが遮断されたときに、前記第1の遮断部または前記第2の遮断部が遮断状態になったことを示す通知を前記第1の遮断部または前記第2の遮断部のいずれかから受信し、
受信した通知の内容と電源断が検出された日時とを関連付けて記録部に記録する、
ことをコンピュータが実行することを特徴とする車両充電方法。
【請求項5】
前記第2の遮断部と前記車両との間に設けられる前記電力線を遮断する第3の遮断部が遮断されたときに、前記第3の遮断部が遮断状態になったことを示す通知を前記第3の遮断部から受信して、
受信した通知の内容と電源断が検出された日時とを関連付けて前記記録部に記録する、
ことを前記コンピュータが実行することを特徴とする請求項4に記載の車両充電方法。

【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図1】
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【公開番号】特開2012−143016(P2012−143016A)
【公開日】平成24年7月26日(2012.7.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−291833(P2010−291833)
【出願日】平成22年12月28日(2010.12.28)
【出願人】(000003218)株式会社豊田自動織機 (4,162)
【出願人】(000227401)日東工業株式会社 (374)
【Fターム(参考)】