説明

車両用ドア

【課題】ドア開口部を大きく確保し、ドアハンドル装置の操作性を向上させた車両用ドアを提供する。
【解決手段】車両用ドア(スライドドア)14は、ドア開口部26と、ドア開口部26を開閉するスライドドア本体38と、スライドドア本体38の閉方向(矢印a3の方向)へ向いている開端部57に設けられたドアハンドル装置42と、を備える。ドアハンドル装置42は、内外方向へ延びる回動軸58と、回動軸58に接続してスライドドア本体38のドア面62に沿って延びるドアハンドル部16と、を備える。ドアハンドル部16は回動軸58に接続した延長部63と、延長部63に連なる把持部64とを備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の後方向へスライドさせることによって開く車両用ドアに関するものである。
【背景技術】
【0002】
車両用ドアには、後部座席の乗員が乗降する際に使用するスライドドアがある。
このスライドドアは、ドア開口部から外に出るときに、乗員が手を掛けるためのインナドアハンドルを有する。このインナドアハンドルは、スライドドア本体のパネル間(内部)に設けられたリモート装置のシャフトに嵌合し、上方へ延びている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
しかし、従来技術(特許文献1)では、ドア開口部までスライドドア本体を全開にすると、ドア開口部にシャフトおよびインナドアハンドルが重なるため、インナドアハンドルが隠れるスライドドアがある。
ドア開口部を大きく確保し、且つドア開口部までスライドドア本体を全開にしても、インナドアハンドルの操作性を向上させることが望まれていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平9−20145号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、ドア開口部を大きく確保し、ドアハンドル装置の操作性を向上させた車両用ドアを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、車両に設けられたドア開口部と、ドア開口部を開閉するスライドドア本体と、スライドドア本体開閉方向の閉方向側の端部である開端部に設けられたドアハンドル装置と、を備えた車両用ドアにおいて、ドアハンドル装置は、スライドドア本体に取付けられ内外方向へ延びる回動軸と、回動軸の一端に接続されスライドドア本体の内部に配置されているラッチ装置と、回動軸の他端に接続してスライドドア本体のドア面に沿って延びるドアハンドル部と、を備え、ドアハンドル部は、回動軸の他端からスライドドア本体の閉方向へ延びる延長部と、延長部に連なり、スライドドア本体の開閉方向に対し直交して延びる把持部と、を備えていることを特徴とする。
【0007】
請求項2に係る発明では、ドア開口部は、スライドドア本体を全開にしたときに、開端部が近接する開縦枠部を有し、開縦枠部は、車両内外方向から見て、スライドドア本体の開閉方向に対し直交する第1開縦枠部と、第1開縦枠部より開方向寄りで、スライドドア本体の開閉方向に対し直交する第2開縦枠部と、を備え、把持部は、スライドドア本体を全開にしたときに、第2開縦枠部に近接することを特徴とする。
【0008】
請求項3に係る発明は、スライドドア本体を全開にしたときに、車両内外方向から見て、第1開縦枠部に開端部が一致することを特徴とする。
【0009】
請求項4に係る発明では、ドア開口部は、車室の側壁に設けられ、ドア開口部の第1開縦枠部は、第2開縦枠部の下方に設けられ、第1開縦枠部の近傍にホイールアーチが設けられていることを特徴とする。
【0010】
請求項5に係る発明では、ドアハンドル装置は、スライドドア本体を全開にしたときに、車両内外方向から見て、第1開縦枠部から第2開縦枠部に連続する接続枠部に重なり、回動軸は、接続枠部よりも第1開縦枠部に近接し、把持部の先端は、接続枠部よりも第2開縦枠部に近接していることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
請求項1に係る発明では、ドア開口部と、スライドドア本体と、ドアハンドル装置と、を備えた車両用ドアにおいて、ドアハンドル装置は、スライドドア本体に取付けられた回動軸と、回動軸の一端に接続されたラッチ装置と、回動軸の他端に接続してスライドドア本体のドア面に沿って延びるドアハンドル部と、を備え、ドアハンドル部は、回動軸の他端からスライドドア本体の閉方向へ延びる延長部と、延長部に連なり、スライドドア本体の開閉方向に対し直交して延びる把持部と、を備えているので、ドアハンドル部の把持部をよりスライドドア本体の開端部に近づけて配置することができる。その結果、スライドドア本体をスライドさせて全開にしたときに、把持部を隠すことなくスライドドア本体の開端部をドア開口部の開縦枠部により近づけて配置することができ、ドア開口部を大きく確保することができる。
【0012】
把持部がスライドドア本体の開閉方向に対し直交する方向(上方または下方)に延びているので、回動軸を回動させる力が小さくなり、スライドドア本体の開閉時の操作性が向上する。
【0013】
請求項2に係る発明では、ドア開口部は、スライドドア本体を全開にしたときに、開端部が近接する開縦枠部を有し、開縦枠部は、スライドドア本体の開閉方向に対し直交する第1開縦枠部と、第1開縦枠部より開方向寄りで、スライドドア本体の開閉方向に対し直交する第2開縦枠部と、を備え、把持部は、スライドドア本体を全開にしたときに、第2開縦枠部に近接するので、スライドドア本体を全開にすると、第1開縦枠部より開方向寄りで、位置する第2開縦枠部に把持部が近接する。その結果、スライドドア本体を全開にしたときに、第1開縦枠部の延長線に近接させた場合に比べ、把持部を隠すことなく、よりスライドドア本体を開方向側へ寄せることができる。
【0014】
請求項3に係る発明では、スライドドア本体を全開にしたときに、車両内外方向から見て、第1開縦枠部に開端部が一致するので、乗降時のドア開口部の面積を最大に確保することができる。
【0015】
請求項4に係る発明では、ドア開口部は、車室の側壁に設けられ、ドア開口部の第1開縦枠部は、第2開縦枠部の下方に設けられ、第1開縦枠部の近傍にホイールアーチが設けられているので、ドア開口部をよりホイールアーチに近づけて配置することができ、ドア開口部の面積をより大きく確保することができる。
【0016】
請求項5に係る発明では、ドアハンドル装置は、スライドドア本体を全開にしたときに、車両内外方向から見て、第1開縦枠部から第2開縦枠部に連続する接続枠部に重なり、回動軸は、接続枠部よりも第1開縦枠部に近接し、把持部の先端は、接続枠部よりも第2開縦枠部に近接しているので、ドアハンドル装置を操作する力がより小さくなる把持部の先端を使用者が掴むように誘導でき、ドアハンドル装置の操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の実施例に係る車両用ドアを採用した車両の後部の側面図である。
【図2】実施例に係る車両用ドアの閉めた状態を車室から見た側面図である。
【図3】実施例に係る車両用ドアの開けた状態を車室から見た斜視図である。
【図4】図3の4矢視図である。
【図5】車両用ドアの開けた状態を車室から見た側面図である。
【図6】図5の6部詳細図である。
【図7】実施例に係る車両用ドアの内側の側面図である。
【図8】図5の8−8線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施の形態について、実施例で詳細に説明する。
【実施例】
【0019】
車両11は、図1に示すように、5ドア車で、車体12に取付けた左右の前ドア13と、実施例に係る車両11用ドアであるところの左右のスライドドア(左右の後ドア)14と、図に示していないテールゲートを備える。
【0020】
スライドドア14は、ドアハンドル部(インナドアハンドル部)16を後へ押す(矢印a1の方向)と開き、ドアハンドル部16を前へ押す(矢印a2の方向)と閉じる。後でスライドドア14を説明する。
【0021】
車体12は、図1、図2に示すように、車室17の床をなすアンダボデー18と、ルーフ21と、車室17の側壁をなす左右のサイドボデー22と、を備える。
【0022】
サイドボデー22は、図1〜図5に示す通り、サイドアウタパネル23と、サイドインナパネル24と、これら23、24に形成した前乗降口25と、ドア開口部(後乗降口)26と、後部分割窓27と、を備える。
【0023】
また、サイドボデー22は、サイドシル31、センタピラー32、リヤピラー33を備える。リヤピラー33はクォータピラー34を有する。
【0024】
ドア開口部(後乗降口)26は、床(アンダボデー18)の左右端をなすサイドシル(下枠部)31と、センタピラー(閉縦枠部)32と、リヤピラー33の前部(開縦枠部)35と、ルーフサイドレール(上枠部)36と、からなる。
なお、ドア開口部(後乗降口)26は、スライドドア14を主体に説明する場合、スライドドア14に含まれる。
【0025】
スライドドア14は、ドア開口部26と、ドア開口部26をカバー(開閉)するスライドドア本体(スライドドア組立体)38と、スライドドア組立体38を車体12に開閉自在に支持しているスライド装置41と、スライドドア組立体38を車体12に対しロックまたはロック解除するドアハンドル装置42と、を有する。
【0026】
スライドドア本体(スライドドア組立体)38は、図1、図4、図7、図8に示すドアアウタパネル44と、ドアインナパネル45と、を有する。なお、ドアインナパネル45を点模様で示している(図2〜図7)。
【0027】
また、スライドドア本体(スライドドア組立体)38は、ドアインナパネル45に取付けられた樹脂製の内装板部材46を有する。
なお、ドアアウタパネル44およびドアインナパネル45はサッシュ47を一体に成形している。そして、サッシュ47や下部48がスライド装置41で支持されている。
【0028】
スライド装置41は、サッシュ47に設けた上スライド機構51、下部48の前部に設けた下スライド機構52、後部53の中央に設けた後スライド機構54を備える。これらの具体的な構造は既存の構造とほぼ同様である。
【0029】
次に、車両11用ドア(スライドドア)14の主要構成を図1〜図8で説明する。
車両11用ドア(スライドドア)14は、車両11に設けられたドア開口部26と、ドア開口部26を開閉するスライドドア本体38と、スライドドア本体38の開閉方向(X軸方向)の閉方向(矢印a3の方向)側の端部である開端部57に設けられたドアハンドル装置42と、を備える。
【0030】
「開閉方向」とは、サイド(サイドボデー22)のスライドドアならば車両の前後方向(X軸方向)である。また車両後部のスライドドアならば、車両幅方向(Y軸方向)である。
【0031】
開端部57は、スライドドア本体38の閉方向(矢印a3の方向)へ向いている部位に連続して車室へ向いた部位も含む。
【0032】
ドアハンドル装置42は、図8に示す通り、スライドドア本体38に取付けられ内外方向(矢印a4の方向)へ延びる回動軸58と、回動軸58の一端に接続されスライドドア本体38の内部に配置されているラッチ装置61と、回動軸58の他端に接続してスライドドア本体38のドア面62に沿って延びるドアハンドル部16と、を備える。
【0033】
ドアハンドル部16は、図7、図8に示す通り、回動軸58の他端からスライドドア本体38の閉方向(矢印a3の方向)へ延びる延長部63と、延長部63に連なり、スライドドア本体38の開閉方向(X軸方向)に対し直交して延びる把持部64と、を備えている。
【0034】
ドア開口部26は、スライドドア本体38を全開にしたときに(図3、図5、図6、図8)、開端部57が近接する開縦枠部35を有する。
【0035】
開縦枠部35は、車両内外方向から見て(図2、図5、図6の視点)、スライドドア本体38の開閉方向(X軸方向)に対し直交する第1開縦枠部66と、第1開縦枠部66より開方向寄りで、スライドドア本体38の開閉方向に対し直交する第2開縦枠部67と、を備える。
【0036】
「車両内外方向」とは、サイド(サイドボデー22)のスライドドアならば車両幅方向(Y軸方向)である。また車両後部のスライドドアならば、車両の前後方向(X軸方向)である。
【0037】
把持部64は、スライドドア本体38を全開にしたときに、第2開縦枠部67に近接する(図5、図6)。
【0038】
スライドドア本体38を全開にしたときに、車両11内外方向から見て(図5、図6の視点)、第1開縦枠部66に開端部57が一致する。
「一致する」とは、縁同士が車両前後方向(X軸方向)で、ほぼ一致すること。
【0039】
また、ドア開口部26は、車室17の側壁(サイドボデー22)に設けられている。
ドア開口部26の第1開縦枠部66は、第2開縦枠部67の下方に設けられ、第1開縦枠部66の近傍にホイールアーチ68が設けられている。
【0040】
また、ドアハンドル装置42は、スライドドア本体38を全開にしたときに、車両11内外方向から見て(図5、図6の視点)、第1開縦枠部66から第2開縦枠部67に連続する接続枠部71に重なる。
【0041】
回動軸58は、図6に示す通り、接続枠部71よりも第1開縦枠部66に近接している。具体的には、接続枠部71から回動軸58の半径中心までの最小距離Jより第1開縦枠部66から回動軸58の半径中心までの距離J1が小さい。つまり、支点(回動軸58)から把持部64までの距離が長くなるので、てこの効果(モーメント)が大きくなるという利点がある。
把持部64の先端72は、接続枠部71よりも第2開縦枠部67に近接している。
【0042】
次に、車両11用ドア(スライドドア)14を詳しく説明する。
スライドドア14は、前述したドア開口部(後乗降口)26と、ドアハンドル装置42と、を有する。
【0043】
ドア開口部(後乗降口)26は、既に述べたようにリヤピラー33に開縦枠部35を形成している。
開縦枠部35の第2開縦枠部67は、車両11内外方向から見て(図5の視点)、開縦枠部35の延長線がホイールアーチ68にほぼ接する位置に形成されている。
その結果、第1開縦枠部66をルーフサイドレール(上枠部)36へ向け延長した場合に比べ、ドア開口部の面積をより大きく確保することができる。
【0044】
また、ドア開口部(後乗降口)26は、第1開縦枠部66に連続する接続枠部71をドア開口部26の開口高さの中央(約50%)に形成している。その結果、車両11の側面に入力される荷重、例えば側面衝突時の荷重に対し所望の強度を確保し、且つ、ドア開口部を大きく確保することができる。
【0045】
ドアハンドル装置42のラッチ装置61は、図に示していないリモート装置と、リンク機構を備える。
リモート装置は、無線によって作動する。車外で、スライドドア14に近寄り、リモコンによってロックを無線で解除することができる。74はアウタドアハンドル部である。
【0046】
ドアハンドル部16の延長部63は、スライドドア本体38を全開にした状態で、把持部64が第2開縦枠部67に重ならない位置まで前方へ延びている。
【0047】
次に、車両11用ドア(スライドドア)14の作用を説明する。
スライドドア14では、車室で、乗員がドアハンドル部(インナドアハンドル部)16を後方へ押すと、把持部64および回動軸58は矢印a1のように回動するので、ロックが解除され、スライドドア本体(スライドドア組立体)38を開けることができる。
【0048】
スライドドア本体(スライドドア組立体)38を全開まで開けると、回動軸58に嵌めたドアハンドル部16の延長部63はドア開口部(後乗降口)26の開縦枠部35に重なり隠れるが、把持部64はドア開口部(後乗降口)26の開縦枠部35に重ならないので、隠れない。従って、把持部64は把持することができる。
【0049】
すなわち、スライドドア本体38をスライドさせて全開にしたときに、スライドドア本体38の開端部57をドア開口部26の開縦枠部35により近づけて配置することができ、ドア開口部26を大きく確保することができる。
【産業上の利用可能性】
【0050】
本発明の車両用ドアは、自動車に好適である。
【符号の説明】
【0051】
11…車両、14…ドア(スライドドア)、16…ドアハンドル部、17…車室、22…側壁(サイドボデー)、26…ドア開口部、35…ドア開口部の開縦枠部、38…スライドドア本体、42…ドアハンドル装置、57…スライドドア本体の開端部、58…回動軸、61…ラッチ装置、62…ドア面、63…延長部、64…把持部、66…第1開縦枠部、67…第2開縦枠部、68…ホイールアーチ、71…接続枠部、72…把持部の先端。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両に設けられたドア開口部と、該ドア開口部を開閉するスライドドア本体と、該スライドドア本体の開閉方向の閉方向側の端部である開端部に設けられたドアハンドル装置と、を備えた車両用ドアにおいて、
前記ドアハンドル装置は、スライドドア本体に取付けられ内外方向へ延びる回動軸と、該回動軸の一端に接続され前記スライドドア本体の内部に配置されているラッチ装置と、前記回動軸の他端に接続して前記スライドドア本体のドア面に沿って延びるドアハンドル部と、を備え、
前記ドアハンドル部は、前記回動軸の前記他端から前記スライドドア本体の閉方向へ延びる延長部と、該延長部に連なり、前記スライドドア本体の開閉方向に対し直交して延びる把持部と、を備えていることを特徴とする車両用ドア。
【請求項2】
前記ドア開口部は、前記スライドドア本体を全開にしたときに、前記開端部が近接する開縦枠部を有し、
前記開縦枠部は、車両内外方向から見て、前記スライドドア本体の開閉方向に対し直交する第1開縦枠部と、該第1開縦枠部より開方向寄りで、前記スライドドア本体の開閉方向に対し直交する第2開縦枠部と、を備え、
前記把持部は、前記スライドドア本体を全開にしたときに、前記第2開縦枠部に近接することを特徴とする請求項1記載の車両用ドア。
【請求項3】
前記スライドドア本体を全開にしたときに、車両内外方向から見て、前記第1開縦枠部に前記開端部が一致することを特徴とする請求項2記載の車両用ドア。
【請求項4】
前記ドア開口部は、車室の側壁に設けられ、
前記ドア開口部の前記第1開縦枠部は、前記第2開縦枠部の下方に設けられ、
前記第1開縦枠部の近傍にホイールアーチが設けられていることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の車両用ドア。
【請求項5】
前記ドアハンドル装置は、前記スライドドア本体を全開にしたときに、前記車両内外方向から見て、前記第1開縦枠部から前記第2開縦枠部に連続する接続枠部に重なり、
前記回動軸は、前記接続枠部よりも前記第1開縦枠部に近接し、
前記把持部の先端は、前記接続枠部よりも前記第2開縦枠部に近接していることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項記載の車両用ドア。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−224997(P2012−224997A)
【公開日】平成24年11月15日(2012.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−91311(P2011−91311)
【出願日】平成23年4月15日(2011.4.15)
【出願人】(000005326)本田技研工業株式会社 (23,863)
【Fターム(参考)】