説明

車両用内装装置

【課題】 板状部材を本体に取り付ける取付け機構が破損することを従来に比べて抑制できる車両用内装装置の提供。
【解決手段】車両用内装装置10は、車両の内装部材を構成する本体20と、板状部材30と、板状部材30を本体20に取付ける複数の取付け機構40と、を有する。板状部材40は、板状部材40の長手方向に延びており、複数の取付け機構40の取付け機構は、本体20と板状部材30の一方に設けられる断面円形または略円形のピン41と、本体20と板状部材30の他方に設けられ周方向の一部が切り欠かれた断面略C字形状となっておりピン41が切り欠かれた部分を通って内部の穴に係合するピン係合部42と、を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車室天井に配置されるオーバーヘッドコンソール装置等の車両用内装装置に関する。
【背景技術】
【0002】
図7、図8は、従来の車室天井に配置される車両用内装装置1を示している。
装置1は、図7に示すように、車両の内装部材を構成する樹脂製の本体2と、樹脂製の板状部材3と、板状部材3を本体2に取付ける複数の取付け機構4と、を有している。
【0003】
本体2には運転席や助手席を照射するためにランプ2aが設けられている。
板状部材3は、光透過性の樹脂材料からなり、ランプ2aを下方から(車室側から)カバーしている。
取付け機構4は、図8に示すように、本体2から下方に突出しておりフック状の爪部2bが設けられる突出部2aと、板状部材3から上方に突出しており係合孔3bが設けられる突出部3aと、を備えている。両突出部2a、3aの少なくとも一方を弾性変形後復元させて爪部2bを係合孔3b内に入れることで、板状部材3が本体2に取付けられる。爪部2bの上面2cは、略水平面となっている。
【0004】
しかし、従来の車両用内装装置1には、つぎの問題点がある。
本体2のランプ2aが切れた場合(玉切れした場合)、ランプ2aを交換するために、爪部2bを係合孔3bから外して板状部材3を本体2から取り外す必要がある。しかし、爪部2bがフック状であり爪部2bの上面2cが略水平面となっているため、板状部材3を本体2に対して下方に強引に引っ張るなどして爪部2bを係合孔3bから外そうとした場合、爪部2b(または爪部2bが設けられる突出部2a)が破損したり、係合孔3bが変形したり、係合孔3bが設けられる突出部3aが破損したりするおそれがある。
【特許文献1】特開2007−238049号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、板状部材を本体に取り付ける取付け機構が破損することを従来に比べて抑制できる車両用内装装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) 車両の内装部材を構成する本体と、
板状部材と、
前記板状部材を前記本体に取付ける複数の取付け機構と、
を有し、
前記板状部材は、該板状部材の長手方向に延びており、
複数の前記取付け機構の各取付け機構は、前記本体と前記板状部材の一方に設けられる断面円形または略円形のピンと、前記本体と前記板状部材の他方に設けられ周方向の一部が切り欠かれた断面略C字形状となっており前記ピンが前記切り欠かれた部分を通って内部の穴に係合するピン係合部と、を備えている、車両用内装装置。
(2) 複数の前記ピン係合部は、複数の前記ピン係合部のうちの一部を構成する第1のピン係合部と、複数の前記ピン係合部のうちの残りを構成する第2のピン係合部と、を備えており、
前記第1のピン係合部の内部の穴は、縁面が断面視で円弧形状とされた丸穴形状となっており、前記第2のピン係合部の内部の穴は、断面視で縁面の前記ピンと前記ピン係合部とを係合・係合解除させる方向と直交する方向の両サイドのみが前記第1のピン係合部の内部の穴の縁面の円弧形状と同一径の円弧形状とされた長穴形状となっている、(1)記載の車両用内装装置。
(3) 前記第1のピン係合部と係合する前記ピンの軸芯の位置と、前記第1のピン係合部の内部の穴の中心位置とは、前記ピンと前記ピン係合部とを係合・係合解除させる方向で一致しており、前記第2のピン係合部と係合する前記ピンの軸芯の位置と、前記第2のピン係合部の内部の穴の中心位置とは、前記ピンと前記ピン係合部とを係合・係合解除させる方向で、異なっている、(2)記載の車両用内装装置。
【発明の効果】
【0007】
上記(1)の車両用内装装置によれば、つぎの効果を得ることができる。
取付け機構が断面円形または略円形のピンと断面略C字形状のピン係合部とを備えているため、断面略C字形状のピン係合部の両端間距離がピンで拡げられた後に復元することで、板状部材を本体に取付けたり板状部材を本体から取り外したりすることができる。したがって、板状部材を本体から取り外す際に板状部材を強引に本体から離れる方向に引っ張った場合であっても、断面略C字形状のピン係合部の両端間距離が断面円形または略円形のピンで拡げられた後に復元するだけであるため、従来に比べて取付け機構が破損することを抑制できる。
【0008】
上記(2)の車両用内装装置によれば、つぎの効果を得ることができる。
第2のピン係合部の内部の穴が長穴形状となっているため、本体と板状部材のいずれか少なくとも一方に長穴の長手方向の製造誤差等が生じても、長穴形状で誤差を吸収できる。
また、第2のピン係合部の内部の穴が、断面視で縁面の両サイドのみが円弧形状とされた長穴形状(トラック形状)となっているため、縁面が楕円形状となっている場合に比べて、第2のピン係合部を成形するための金型の成形が容易であり型費を大幅に削減できる。
【0009】
上記(3)の車両用内装装置によれば、つぎの効果を得ることができる。
第2のピン係合部の内部の穴が、断面視で縁面の両サイドのみが第1のピン係合部の内部の穴の縁面の円弧形状と同一径の円弧形状とされた長穴形状となっているため、第2のピン係合部にピンが係合したとき、ピンは、第2のピン係合部内でピンとピン係合部とを係合・係合解除させる方向(長穴の長手方向と直交する方向)に移動できるようになってしまう。ピンが第2のピン係合部内でピンとピン係合部とを係合・係合解除させる方向に移動すると、板状部材が本体より車室内に出っ張ってしまうことがある。しかし、上記(3)では、第2のピン係合部と係合するピンの軸芯の位置と、第2のピン係合部の内部の穴の中心位置とが、ピンとピン係合部とを係合・係合解除させる方向で、異なっている(ずれている)。そのため、ピンの軸芯位置と第2のピン係合部の内部の穴の中心位置とを、ピンが第2のピン係合部内で移動しその結果板状部材が本体に対して車室内側に移動しても板状部材が本体の意匠面から車室内に出っ張らないように異ならせておくことにより、板状部材が本体に対して本体の意匠面から車室内に出っ張ってしまうことを抑制できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下に、本発明実施例の車両用内装装置を、図1〜図6を参照して、説明する。なお、図中、矢印Frは車両前方側を示し、矢印Upは上方(反車室側)を示す。
本発明実施例の車両用内装装置10は、たとえば、車室天井に設けられるオーバーヘッドコンソール装置である。ただし、車両用内装装置10は、後述の断面円形または略円形のピンと断面略C字形状のピン係合部を備えていれば、オーバーヘッドコンソール装置に限定されるものではない。以下、本発明実施例及び図示例では、車両用内装装置10がオーバーヘッドコンソール装置である場合を例にとって説明する。
【0011】
本発明実施例の車両用内装装置10は、図1に示すように、本体20と、板状部材30と、複数の取付け機構40と、を有する。
【0012】
本体20は、樹脂製である。本体20は、車両の運転席と助手席の間または該間より前方の車室天井に固定されて配置されている。本体20の下面は意匠面20aとなっており、車両の内装部材の一部を構成している。意匠面20aは、意匠性向上のため、本体20の周囲の車室天井材と面一または略面一となっている。
本体20には、左右両端部に車室内照明用のランプ(マップランプ)21が設けられている。ランプ21のオン・オフ、またはランプ21を図示略の車両ドアが開いているときにオンさせるか否かは、本体20の左右中央部(車両左右方向中央部)で前端部(車両前方側端部)に設けられるスライドノブ22、または、スライドノブ22より左右外側でランプ21近傍に設けられるプッシュノブ23を操作することによって、変更できるようになっている。なお、図1中、符号24は、サングラス等の小物を内部に収納できる小物入れである。
【0013】
板状部材30は、光透過性のある樹脂製であり、レンズである。板状部材30は、本体20の左右両端部に配置されており、ランプ21を下方から(車室側から)カバーしている。板状部材30の左右方向長さ(幅)は、ランプ21の左右方向長さより長い。板状部材30は、前後方向(車両前後方向)に延びている。前後方向が板状部材30の長手方向である。板状部材30の下面は意匠面30aとなっている。意匠面30aは、意匠性向上のため、板状部材30の周囲の本体20の意匠面20aから車室内に出っ張っていないことが望ましい。
【0014】
取付け機構40は、樹脂製である。取付け機構40は、板状部材30を本体20に取付けるための機構である。取付け機構40は、板状部材30を本体20に確実に取り付けることができるように、複数設けられている。なお、図示例では、図1において丸で囲った場所40a、40b、40c、40dに(計4個)設けられている。
場所40aに設けられる取付け機構40と場所40bに設けられる取付け機構40とは、前後方向に同じかまたは略同じで左右に異なる位置に設けられている。場所40cに設けられる取付け機構40は、場所40aに設けられる取付け機構40の後方に設けられている。場所40dに設けられる取付け機構40は、場所40bに設けられる取付け機構40の後方に設けられている。場所40cに設けられる取付け機構40と場所40dに設けられる取付け機構40とは、前後方向に同じ位置にあってもよく、前後方向で異なる位置にあってもよい。
【0015】
複数の取付け機構40の各取付け機構は、図2に示すように、本体20と板状部材30の一方に設けられるピン41と、本体20と板状部材30の他方に設けられるピン係合部42と、を備えている。なお、図示例では、ピン41が本体20に設けられピン係合部42が板状部材30に設けられる場合を示しており、以下、本発明実施例では、ピン41が本体20に設けられピン係合部42が板状部材30に設けられる場合を例にとって説明する。
【0016】
ピン41は、本体20と別体に形成されて本体20に固定して取付けられていてもよいが、部品点数削減のため本体20に一体に形成されていることが望ましい。ピン41は、図4に示すように、本体20から上下方向と直交する方向(左右方向)に突出して設けられている。ピン41の横断面形状は、図3、図5、図6に示すように、円形または略円形である。複数の取付け機構40のピン41は、全て同形状となっている。
【0017】
ピン係合部42は、板状部材30と別体に形成されて板状部材30に固定して取付けられていてもよいが、部品点数削減のため板状部材30に一体に形成されていることが望ましい。ピン係合部42は、板状部材30から上方に突出して設けられている。ピン係合部42は、周方向の一部(上端部)が切り欠かれた切欠き部42aとされた断面略C字形状となっている。断面略C字形状のピン係合部42の両端間距離(切欠き部42aの距離)は、ピン41の径よりも小とされている。
【0018】
ピン係合部42には、板状部材30を本体20側に接近させたときに(上方に移動させたときに)、ピン41が切欠き部42aを通って内部の穴に係合する。C字形状のピン係合部42の両端間距離がピン41によって拡げられた後に復元する(戻る)ことで、ピン41とピン係合部42とが係合する。なお、ピン係合部42には、内部の穴の下縁部に、ピン係合部42の弾性変形を容易にするための上下方向(下方)に延びるスリット42bが設けられている。
【0019】
複数の取付け機構40のピン係合部42は、複数のピン係合部42のうちの一部を構成する第1のピン係合部43と、複数のピン係合部42のうちの残りを構成する第2のピン係合部44と、を備える。本実施例及び図示例では、第1のピン係合部43は場所40a、40bに設けられる取付け機構40のピン係合部であり、第2のピン係合部44は場所40c、40dに設けられる取付け機構40のピン係合部である。
【0020】
第1のピン係合部43の内部の穴43aは、図3に示すように、縁面が断面視で円弧形状とされた、丸穴形状となっている。穴43aの径は、ピン41が穴43a内でがたつくことがないように、ピン41の径と同じかまたは略同じ(異なっていても0.1mm程度)とされている。
第1のピン係合部43と係合するピン41の軸芯の位置P1と、第1のピン係合部43の穴43aの中心位置Q1とは、上下方向(ピン41とピン係合部42とを係合・係合解除させる方向)で一致している。
【0021】
第2のピン係合部44の内部の穴44aは、図6に示すように、断面視で縁面の上下方向と直交する方向(ピン41とピン係合部42とを係合・係合解除させる方向と直交する方向、前後方向)の両サイドのみが第1のピン係合部43の内部の穴43aの縁面の円弧形状と同一径の円弧形状とされた、長穴形状となっている。すなわち、第2のピン係合部44の穴44aは、断面視で、両サイドのみが円弧形状とされており、中間部が本実施例及び図示例では切欠き部42a及びスリット42bが設けられているため実在はしないがストレート形状とされた、トラック形状または略トラック形状となっている。
【0022】
第2のピン係合部44の内部の穴44aが、両サイドのみが第1のピン係合部43の穴43aの縁面の円弧形状と同一径の円弧形状とされた長穴形状となっているため、ピン41が第2のピン係合部44に係合しているとき、ピン41と穴44aの縁面との間に上下方向の隙間(ガタ)S(S1+S2=S)が発生する。隙間Sは長穴を長くするに従い大きくなる。隙間Sが発生するため、ピン41は、穴44a内で上下方向(ピン41とピン係合部42とを係合・係合解除させる方向、長穴の長手方向と直交する方向)に、移動できる。
そのため、図5に示すように、第2のピン係合部44と係合するピン41の軸芯の位置P2と、第2のピン係合部44の穴44aの中心位置Q2とは、ピン41が第2のピン係合部44に係合しているとき、上下方向で異なっている(ずれている)。ピン41の軸芯位置P2と穴44aの中心位置Q2とは、ピン41が第2のピン係合部44内で上下方向に移動しその結果板状部材30が本体20に対して車室内側に移動しても板状部材30が本体20の意匠面20aから車室内に出っ張らないように予め異ならせてある。
【0023】
つぎに、本発明実施例の作用を説明する。
本発明実施例では、取付け機構40が断面円形または略円形のピン41と断面略C字形状のピン係合部42とを備えているため、断面略C字形状のピン係合部42の両端間距離がピン41で拡げられた後に復元することで、板状部材30を本体20に取付けたり板状部材30を本体20から取り外したりすることができる。したがって、板状部材30を本体20から取り外す際に板状部材30を強引に本体から離れる方向(車室側、下方)に引っ張った場合であっても、断面略C字形状のピン係合部42の両端間距離が断面円形または略円形のピン41で拡げられた後に復元するだけであるため、従来に比べて取付け機構40が破損することを抑制できる。
【0024】
第2のピン係合部44の内部の穴44aが長穴形状となっているため、本体20と板状部材30のいずれか少なくとも一方に長穴の長手方向(前後方向)の製造誤差等が生じても、長穴形状で誤差を吸収できる。
また、第2のピン係合部44の内部の穴44aが、断面視で縁面の両サイドのみが円弧形状とされた長穴形状(トラック形状または略トラック形状)となっているため、縁面が楕円形状となっている場合に比べて、第2のピン係合部44を成形するための金型の成形が容易であり型費を大幅に削減できる。
【0025】
第2のピン係合部44の内部の穴44aが、断面視で縁面の両サイドのみが第1のピン係合部43の内部の穴43aの縁面の円弧形状と同一径の円弧形状とされた長穴形状となっているため、第2のピン係合部44にピン41が係合したとき、ピン41は、第2のピン係合部44内で上下方向に移動できるようになってしまう。ピン41が第2のピン係合部44内で上下方向に移動すると、板状部材30が本体20より車室側に出っ張ってしまうことがある。しかし、第2のピン係合部44と係合するピン41の軸芯の位置P2と、第2のピン係合部44の内部の穴44aの中心位置Q2とが、上下方向で異なっている(ずれている)。そのため、ピン41の軸芯位置P2と第2のピン係合部44の内部の穴44aの中心位置Q2とを、ピン41が第2のピン係合部44内で移動しその結果板状部材30が本体20に対して車室側に移動しても板状部材30が本体20の意匠面20aから車室内に出っ張らないように予め異ならせておくことにより、板状部材30が本体20に対して本体20の意匠面20aから車室内に出っ張ってしまうことを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明実施例の車両用内装装置の底面図である。
【図2】図1の、本体と板状部材と取付け機構のみを示す、A−A線断面図である。
【図3】図2のB部拡大図である。
【図4】図3のD−D線断面図である。
【図5】図2のC部拡大図である。
【図6】ピンの軸芯位置と第2のピン係合部の穴の中心位置とを一致させたときの、図2のC部拡大図である。
【図7】従来の車両用内装装置の断面図である。
【図8】従来の車両用内装装置の、取付け機構とその近傍を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
【0027】
10 車両用内装装置
20 本体
20a 本体の意匠面
21 ランプ
30 板状部材
30a 板状部材の意匠面
40 取付け機構
41 ピン
42 ピン係合部
42a 切欠き部
42b スリット
43 第1のピン係合部
43a 第1のピン係合部の内部の穴
44 第2のピン係合部
44a 第2のピン係合部の内部の穴
S、S1、S2 隙間

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両の内装部材を構成する本体と、
板状部材と、
前記板状部材を前記本体に取付ける複数の取付け機構と、
を有し、
前記板状部材は、該板状部材の長手方向に延びており、
複数の前記取付け機構の各取付け機構は、前記本体と前記板状部材の一方に設けられる断面円形または略円形のピンと、前記本体と前記板状部材の他方に設けられ周方向の一部が切り欠かれた断面略C字形状となっており前記ピンが前記切り欠かれた部分を通って内部の穴に係合するピン係合部と、を備えている、車両用内装装置。
【請求項2】
複数の前記ピン係合部は、複数の前記ピン係合部のうちの一部を構成する第1のピン係合部と、複数の前記ピン係合部のうちの残りを構成する第2のピン係合部と、を備えており、
前記第1のピン係合部の内部の穴は、縁面が断面視で円弧形状とされた丸穴形状となっており、前記第2のピン係合部の内部の穴は、断面視で縁面の前記ピンと前記ピン係合部とを係合・係合解除させる方向と直交する方向の両サイドのみが前記第1のピン係合部の内部の穴の縁面の円弧形状と同一径の円弧形状とされた長穴形状となっている、請求項1記載の車両用内装装置。
【請求項3】
前記第1のピン係合部と係合する前記ピンの軸芯の位置と、前記第1のピン係合部の内部の穴の中心位置とは、前記ピンと前記ピン係合部とを係合・係合解除させる方向で一致しており、前記第2のピン係合部と係合する前記ピンの軸芯の位置と、前記第2のピン係合部の内部の穴の中心位置とは、前記ピンと前記ピン係合部とを係合・係合解除させる方向で、異なっている、請求項2記載の車両用内装装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−248886(P2009−248886A)
【公開日】平成21年10月29日(2009.10.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−102085(P2008−102085)
【出願日】平成20年4月10日(2008.4.10)
【出願人】(000185617)小島プレス工業株式会社 (515)
【Fターム(参考)】