説明

車輪付きコンベヤレール

【課題】静電放電の制御が望ましい用途、例えば半導体材料及び電子機器の取扱いに使用できるコンベヤレールセグメント及びその製造方法を提供する。
【解決手段】車輪付きコンベヤレールセグメント(30)は、ロール成形された亜鉛めっき鋼板から作ることができる切頭ピラミッド形の断面形状の支持レール(32)を有する。複数の車輪(36)が、亜鉛めっき鋼板支持レールに接合され、これら車輪は、この支持レールに対して回転することができ、それにより商品をコンベヤレールセグメント上で転動させることにより搬送することができる。車軸は、支持レールに設けられた長手方向溝(34)内へ滑り込む車軸支承ユニット(38)によって定位置に保持できる。全ての材料を導電性であるように作るのがよい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の参照)
本願は、2004年11月1日に出願された米国仮特許出願第60/624,070号(発明の名称:コンベヤレール;CONVEYOR RAIL)の優先権主張出願であり、この米国仮特許出願明細書の開示内容を参照によりここに援用する。
【0002】
(発明の属する技術分野)
本発明は、コンベヤレールに関し、特に車輪付きコンベヤレールに関する。
【背景技術】
【0003】
車輪付きコンベヤレールは、多くの産業装置において商品の移動のために広く用いられている。典型的な用途では、2以上の列をなすコンベヤレールがセグメントから一緒に穴あけされて所要長さ及び所要形状のコンベヤが作られ、商品をコンベヤ上で搬送する(又は、この上で転動させる)ことができる。十分に大きなサイズの商品を搬送のために直接コンベヤ上に配置することができ、小型の商品は容器に入れた状態でコンベヤ上で搬送することができる。
【0004】
図1は、従来技術の車輪付きコンベヤレールセグメント10を示している。レールセグメントは、典型的には、押出アルミニウム製の支持レール12を有し、この支持レールは、各横方向側部に設けられていて、車軸支承スライダ(車軸支持スライダ)18を収納する高い位置にある長手方向溝14を有し、車軸支承スライダは、車輪16の車軸17(図2参照)を回転自在に受け入れると共に支持している。車輪16は典型的には、滑らかで連続した転動面を提供するようレール12に沿って密に間隔を置いて設けられ、車輪は、車軸支承ユニット(車軸支持ユニット)18がアルミニウム支持レールの長手方向溝内に滑り込むことによって定位置に保持される。
【0005】
図2は、従来技術の車輪組立体15を示す分解組立図であり、この車輪組立体15は、車輪16、車軸17及び車軸支承ユニット18を有している。車軸支承ユニットは各々、アルミニウム支持レール12の互いに反対側に位置する長手方向溝14のうちの1つにそれぞれ受け入れられ、それにより車輪組立体15を定位置に保持している。車輪16は、例えばポリプロピレンで作られたものであるのがよく、車軸支承ユニット18は、例えばポリスチレンで作られたものであるのがよい。両方のプラスチックは、これらが電流を伝えることができるようにするための金属添加剤を含む場合があり、これによりコンベヤレースセグメント10を静電放電(“ESD”)が生じないことが重要な要件である用途、例えば半導体材料及び電子機器の取扱いに使用することができる。
【0006】
本発明のコンベヤレールは、先行技術のコンベヤレールと比較して利点をもたらすが、これについて以下に説明する。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、ロール成形された亜鉛めっき鋼板から作ることができる切頭ピラミッド形の断面形状の支持レールを有する車輪付きコンベヤレールセグメントを提供する。複数個の車輪が、亜鉛めっき鋼板支持レールに接合され、これら車輪は、この支持レールに対して回転することができ、それにより商品をコンベヤレールセグメント上で転動させることにより搬送することができる。本発明は又、上述したコンベヤレールセグメントの製造方法を提供する。
【0008】
したがって、本発明の第1の特徴は、コンベヤレールセグメントであって、上側車輪収納部分及び下側ベース部分を備えた支持レールを有し、下側ベース部分は、切頭ピラミッド形の断面形状を有し、コンベヤレールセグメントは更に、支持レールの上側車輪収納部分に並進的に固定されていて、支持レールに対して回転できる複数個の車輪を有し、商品をコンベヤレールセグメント上で搬送することができることを特徴とするコンベヤレールセグメントを提供することにある。詳細な実施形態では、コンベヤレールセグメントは更に、複数個の車輪の各々について少なくとも1本の車軸を有し、車軸は、車輪の中心を貫通して車輪に接合されていて車輪に対して回転することができ、コンベヤレールセグメントは更に、支持レールの上側車輪収納部分に対して固定されていて、少なくとも1本の車軸を支持レールに対し並進的に固定された状態で保持できる少なくとも1つの車軸支承ユニットを有し、支持レールの上側車輪収納部分は、車軸支承ユニットを保持する少なくとも1つの長手方向溝を有する。種々のより詳細な実施形態では、車軸支承ユニットは、複数本の車軸を保持でき、本体の長手方向溝は、複数個の車軸支承ユニットを保持でき、支持レール、車輪、車軸及び車軸支承ユニットは、導電性材料で作られている。
【0009】
本発明の第1の特徴の別の詳細な実施形態では、支持レールは、ロール成形法により形成されている。より詳細な実施形態では、コンベヤレールセグメントは更に、複数個の車輪の各々について少なくとも1本の車軸を有し、車軸は、車輪の中心を貫通して車輪に接合されていて、車輪に対して回転することができ、コンベヤレールセグメントは更に、支持レールの上側車輪収納部分に対して固定されていて、少なくとも1本の車軸を支持レールに対し並進的に固定された状態で保持できる少なくとも1つの車軸支承ユニットを有し、支持レールの上側車輪収納部分は、車軸支承ユニットを保持する少なくとも1つの長手方向溝を有する。
【0010】
別のより詳細な実施形態では、支持レールは、ロール成形された亜鉛めっき鋼板で作られている。さらに詳細な実施形態では、支持レールの下側ベース部分は、実質的に水平な底部パネル及び底部パネルの互いに反対側の縁から上方に延びる1対の内方に傾斜した側部パネルを有し、支持レールの上側車輪収納部分は、1対の向かい合った内向きの矩形C字形の溝を有し、溝の各々は、側部パネルからそれぞれ延びている。さらに詳細な実施形態では、底部パネルは、1対の向かい合った内向きの矩形C字形の溝の外壁相互間の距離に実質的に等しい幅を有する。
【0011】
別のより詳細な実施形態では、支持レールの下側ベース部分は、実質的に水平な底部パネル及び底部パネルの互いに反対側の縁から上方に延びる1対の内方に傾斜した側部パネルを有し、支持レールの上側車輪収納部分は、1対の向かい合った内向きの矩形C字形の溝を有し、溝の各々は、側部パネルからそれぞれ延びている。さらに詳細な実施形態では、底部パネルは、1対の向かい合った内向きの矩形C字形の溝の外壁相互間の距離に実質的に等しい幅を有する。
【0012】
本発明の第2の特徴は、コンベヤレールセグメントの製造方法であって、一片の材料をロール成形して少なくとも一部が切頭ピラミッド形の断面形状を有する支持レールを形成する工程と、複数個の車輪をこれら車輪が支持レールに対して並進的に固定されると共に支持レールに対して回転できるように支持レールに接合する工程とを有することを特徴とする方法を提供することにある。詳細な実施形態では、接合工程は更に、少なくとも1本の車軸を複数個の車輪の各々に接合する工程を含み、車軸は車輪の中心を貫通して車輪に接合されていて車輪に対して回転でき、接合工程は更に、車軸を少なくとも1つの車軸支承ユニットに接合する工程と、車軸支承ユニットを支持レールに設けられた長手方向溝内へ長手方向に滑り込ませる工程とを含む。
【0013】
本発明の第2の特徴の別の詳細な実施形態では、支持レールを形成するために用いられる材料は、亜鉛めっき鋼板である。より詳細な実施形態では、接合工程は更に、少なくとも1本の車軸を複数個の車輪の各々に接合する工程を含み、車軸は車輪の中心を貫通して車輪に接合されていて車輪に対して回転でき、接合工程は更に、車軸を少なくとも1つの車軸支承ユニットに接合する工程と、車軸支承ユニットを支持レールに設けられた長手方向溝内へ長手方向に滑り込ませる工程を含む。
【0014】
本発明の第2の特徴の別の詳細な実施形態では、支持レールの下側ベース部分は、実質的に水平な底部パネル及び底部パネルの互いに反対側の縁から上方に延びる1対の内方に傾斜した側部パネルを有し、支持レールの上側車輪収納部分は、1対の向かい合った内向きの矩形C字形の溝を有し、前記溝の各々は、側部パネルからそれぞれ延びている。より詳細な実施形態では、底部パネルは、1対の向かい合った内向きの矩形C字形の溝の外壁相互間の距離に実質的に等しい幅を有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明の例示の実施形態は、ロール成形された亜鉛めっき鋼板から作られた車輪付きコンベヤセグメントの支持レールを提供する。ロール成形法及び亜鉛めっき鋼板材料を用いることにより、以下に説明する利点が得られる。
【0016】
図3は、本発明の例示の実施形態のコンベヤレールセグメント30を示している。レールセグメントは、ロール成形法として知られている方法により当業者に知られた仕方で成形できる亜鉛めっき鋼板の支持レール32を有する。亜鉛めっき鋼板支持レール32は、下側ベース部分40及び上側車輪収納部分41を有する。上側車輪収納部分41は、各側に設けられていて、互いに反対側に位置する組をなす車軸支承ユニット38を保持するように、向かい合った状態で高いところに位置する長手方向溝34を有する。図3で理解できるように、これらの溝は、内向きの開口を備えた状態で差し向けられた実質的に矩形C字形の溝である。車輪36は、代表的には、滑らかで連続した転動面を提供するように、密に間隔を置いて設けられ、車輪は、車軸により(図2に示す従来技術のレールセグメントとほぼ同じ仕方で)且つ車軸支承ユニット38により定位置に保持され、かかる車軸支承ユニット38は、亜鉛めっき鋼板支持レール32の長手方向溝内に収納されている。各車軸支承ユニット38は、車輪36の2つの支持車軸を受け入れるが、車軸支承ユニットは、任意の数の支持車軸及び車輪を受け入れるよう作られたものであるのがよい。これと同様に、亜鉛めっき鋼板支持レール32は、長手方向溝34内に連続的に挿入され、亜鉛めっき鋼板支持レール32の長さによって定められる任意の数の車軸支承ユニット38を受け入れるよう作られたものであるのがよい。
【0017】
図4は、本発明の例示の実施形態としての亜鉛めっき鋼板支持レール32の断面図である。亜鉛めっき鋼板支持レール32の各横方向側部に設けられた高いところに位置する長手方向溝34は、亜鉛めっき鋼板支持レール32の上側車輪収納部分41に位置していることがはっきりと見える。亜鉛めっき鋼板支持レール32の下側ベース部分40は、断面が切頭ピラミッド形をしており、これによりレールは、もし先行技術のレールの断面形状が亜鉛めっき鋼板から作られていたとしても、この場合よりも大きな垂直方向力に耐えることができ、かくしてコンベヤレールの適度な支持体となる。断面が切頭ピラミッド形の形状は、水平方向底部パネル42及び2つの側部パネル43を有する形状であればどんなものであってもよく、各側部パネル43は、底部パネル42のそれぞれの端部から延びると共にこれから垂直に上昇し、しかも各側部パネル43と底部パネル42のなす角度が鋭角であるように互いに僅かに傾いている。例示の実施形態では、亜鉛めっき鋼板支持レール32の状態にロール成形される亜鉛めっき鋼板は、厚さが約0.7mm〜約0.8mmである。例示の実施形態は、水平の底部パネルの幅は、1対の高いところに位置する長手方向溝の外壁相互間の距離に実質的に等しい。
【0018】
ロール成形法は連続工程の方法であるので、支持レールを直接コイル状の亜鉛めっき鋼板から作ることができ、それにより、支持レールを種々の長さで作ることができ、その後所望寸法に切断することができる。例えば、支持レールを所望の長さに作ることができ、そしてその長さが許す限り図3に示すように長手方向溝内に連続して挿入される同数の車軸支承ユニット及び車輪を保持することができる。これは、狭い長さ範囲のレールを生じさせる押出法と比べて利点をもたらす。加うるに、亜鉛めっき鋼板を用いることは、アルミニウムよりもコスト安であるという利点があり、しかも先行技術のコンベヤレールと比較して、本発明の支持レールの1フィート(約0.3048メートル)の長さ当たりについて、必要な金属が少量である。
【0019】
車輪36を例えばポリプロピレンで作ることができ、車軸支承スライダ38を例えばポリスチレンで作ることができる。当然のことながら、当業者であれば、他の材料を所望に応じて容易に代用できることは理解されよう。プラスチック製の車輪36及び車軸支承スライダ38は、これらが電流を伝えることができるようにするための金属添加剤又は導電性添加剤を含む場合があり、これによりコンベヤレースセグメント30を静電放電が生じないことが重要な要件である用途、例えば半導体材料及び電子機器の取扱いに使用することができる。
【0020】
変形実施形態では、他の材料、例えば標準型の鋼、アルミニウム又はプラスチックを亜鉛めっき鋼板支持レール32中の亜鉛めっき鋼板に代えて用いることができる。1つの変形実施形態では、支持レール32をロール成形された普通鋼で作ってもよい。別の変形実施形態では、支持レール32を当業者に知られている押出法を用いて押出アルミニウムで作ってもよい。別の変形実施形態では、支持レール32を当業者に知られている押出法を用いて押出プラスチックで作ってもよい。
【0021】
本発明を実施形態を参照して説明したが、本発明は、特許請求の範囲の記載に基づいて定められ、本明細書に記載された実施形態の説明に用いられた限定又は要素はかかる限定又は要素が特許請求の範囲に明記されていない限り、特許請求の範囲の文言上の意味に含まれるものではないことは理解されるべきである。同様に、どの請求項であってもこれに記載された本発明の範囲に属するようにすることを目的として本明細書において開示した本発明の特定の利点又は目的のうちいずれか又は全てを達成することは必要ではない。というのは、本発明は、特許請求の範囲の記載に基づいて定められ、本発明の固有の且つ(又は)予見されていない利点は、たとえこれらが本明細書において明示して説明されていなくても存在し得るからである。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】従来技術のコンベヤレールセグメントの斜視図である。
【図2】従来技術のコンベヤレールセグメントの車輪組立体の分解組立図である。
【図3】本発明の例示の実施形態のコンベヤレールセグメントの斜視図である。
【図4】本発明の例示の実施形態のロール成形亜鉛めっき鋼板の支持レールセグメントの断面図である。
【符号の説明】
【0023】
10,30 コンベヤレールセグメント
12,32 レール
14,34 溝
16,36 車輪
18,38 車軸支承ユニット
40 下側ベース部分
41 上側車輪収納部分

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンベヤレールセグメントであって、
上側車輪収納部分及び下側ベース部分を備えた支持レールを有し、下側ベース部分は、切頭ピラミッド形の断面形状を有し、
支持レールの上側車輪収納部分に並進的に固定されていて、支持レールに対して回転できる複数個の車輪を有し、
それによって、商品をコンベヤレールセグメント上で搬送することができるようになっている、
ことを特徴とするコンベヤレールセグメント。
【請求項2】
請求項1記載のコンベヤレールセグメントであって、更に、
複数個の車輪の各々について少なくとも1本の車軸を有し、車軸は、車輪の中心を貫通して車輪に接合されていて車輪に対して回転することができ、
支持レールの上側車輪収納部分に対して固定されていて、少なくとも1本の車軸を支持レールに対し並進的に固定された状態で保持できる少なくとも1つの車軸支承ユニットを有し、
支持レールの上側車輪収納部分は、車軸支承ユニットを保持する少なくとも1つの長手方向溝を有することを特徴とするコンベヤレールセグメント。
【請求項3】
請求項2記載のコンベヤレールセグメントであって、
車軸支承ユニットは、複数本の車軸を保持できることを特徴とするコンベヤレールセグメント。
【請求項4】
請求項2記載のコンベヤレールセグメントであって、
本体の長手方向溝は、複数個の車軸支承ユニットを保持できることを特徴とするコンベヤレールセグメント。
【請求項5】
請求項2記載のコンベヤレールセグメントであって、
支持レール、車輪、車軸及び車軸支承ユニットは、導電性材料で作られていることを特徴とするコンベヤレールセグメント。
【請求項6】
請求項1記載のコンベヤレールセグメントであって、
支持レールは、ロール成形法により形成されていることを特徴とするコンベヤレールセグメント。
【請求項7】
請求項6記載のコンベヤレールセグメントであって、更に、
複数個の車輪の各々について少なくとも1本の車軸を有し、車軸は、車輪の中心を貫通して車輪に接合されていて、車輪に対して回転することができ、
支持レールの上側車輪収納部分に対して固定されていて、少なくとも1本の車軸を支持レールに対し並進的に固定された状態で保持できる少なくとも1つの車軸支承ユニットを有し、
支持レールの上側車輪収納部分は、車軸支承ユニットを保持する少なくとも1つの長手方向溝を有することを特徴とするコンベヤレールセグメント。
【請求項8】
請求項6記載のコンベヤレールセグメントであって、
支持レールは、ロール成形された亜鉛めっき鋼板で作られていることを特徴とするコンベヤレールセグメント。
【請求項9】
請求項8記載のコンベヤレールセグメントであって、
支持レールの下側ベース部分は、実質的に水平な底部パネル及び底部パネルの互いに反対側の縁から上方に延びる1対の内方に傾斜した側部パネルを有し、
支持レールの上側車輪収納部分は、1対の向かい合った内向きの矩形C字形の溝を有し、前記溝の各々は、側部パネルからそれぞれ延びていることを特徴とするコンベヤレールセグメント。
【請求項10】
請求項9記載のコンベヤレールセグメントであって、
底部パネルは、1対の向かい合った内向きの矩形C字形の溝の外壁相互間の距離に実質的に等しい幅を有することを特徴とするコンベヤレールセグメント。
【請求項11】
請求項6記載のコンベヤレールセグメントであって、
支持レールの下側ベース部分は、実質的に水平な底部パネル及び底部パネルの互いに反対側の縁から上方に延びる1対の内方に傾斜した側部パネルを有し、
支持レールの上側車輪収納部分は、1対の向かい合った内向きの矩形C字形の溝を有し、前記溝の各々は、側部パネルからそれぞれ延びていることを特徴とするコンベヤレールセグメント。
【請求項12】
請求項11記載のコンベヤレールセグメントであって、
底部パネルは、1対の向かい合った内向きの矩形C字形の溝の外壁相互間の距離に実質的に等しい幅を有することを特徴とするコンベヤレールセグメント。
【請求項13】
コンベヤレールセグメントの製造方法であって、
一片の材料をロール成形して少なくとも一部が切頭ピラミッド形の断面形状を有する支持レールを形成する工程と、
複数個の車輪をこれら車輪が支持レールに対して並進的に固定されると共に支持レールに対して回転できるように支持レールに接合する工程と、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項14】
請求項13記載の方法であって、接合工程は更に、
少なくとも1本の車軸を複数個の車輪の各々に接合する工程を含み、車軸は車輪の中心を貫通して車輪に接合されていて車輪に対して回転でき、
車軸を少なくとも1つの車軸支承ユニットに接合する工程を含み、
車軸支承ユニットを支持レールに設けられた長手方向溝内へ長手方向に滑り込ませる工程を含むことを特徴とする方法。
【請求項15】
請求項13記載の方法であって、
支持レールを形成するために用いられる材料は、亜鉛めっき鋼板であることを特徴とする方法。
【請求項16】
請求項15記載の方法であって、接合工程は更に、
少なくとも1本の車軸を複数個の車輪の各々に接合する工程を含み、車軸は車輪の中心を貫通して車輪に接合されていて車輪に対して回転でき、
車軸を少なくとも1つの車軸支承ユニットに接合する工程を含み、
車軸支承ユニットを支持レールに設けられた長手方向溝内へ長手方向に滑り込ませる工程を含むことを特徴とする方法。
【請求項17】
請求項13記載の方法であって、
支持レールの下側ベース部分は、実質的に水平な底部パネル及び底部パネルの互いに反対側の縁から上方に延びる1対の内方に傾斜した側部パネルを有し、
支持レールの上側車輪収納部分は、1対の向かい合った内向きの矩形C字形の溝を有し、前記溝の各々は、側部パネルからそれぞれ延びていることを特徴とするコンベヤレールセグメント。
【請求項18】
請求項17記載の方法であって、
底部パネルは、1対の向かい合った内向きの矩形C字形の溝の外壁相互間の距離に実質的に等しい幅を有することを特徴とするコンベヤレールセグメント。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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