説明

通信システムにおけるユーザコミュニケーションのための装置及び方法

データ通信システム用の装置(101)が、第1のユーザのためにユーザグループを生成するユーザグループプロセッサ(207)を備える。コンテンツトピック群のセットが判定され、トピックセット記憶装置(211)に保存される。通信プロセッサ(201)がユーザグループのデータ通信を監視し、コンテンツトピックプロセッサ(205)がデータ通信の現在のコンテンツトピックをコンテンツデータ抽出により判定する。通知プロセッサ(209)が現在のトピック及びコンテンツトピックのセットを比較し、この比較に応じて通知信号を生成する。通知プロセッサ(209)は、例えば、ユーザグループにより規定された信頼できるコミュニティについてのコンテンツトピック群の変更をユーザに警告する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信システムにおけるデータ通信のコンテンツトピックの処理に関する。
【背景技術】
【0002】
複数のユーザ間で電子通信が可能な通信システムが、普及してきている。例えば、グループ通信に基づく電子テキスト又は電子音声が普及している。
しかし、従来の直接的な人間のコミュニケーションの特徴の多くは、電子の領域には転送されないので、ユーザエクスペリエンスの満足度は低い。例えば、実際の人間のコミュニケーションにおいては、会話トピックの選択と、受信した情報に与えられた信頼性及び重みは、情報そのものよりも他の多くの特徴に応じて推定される。このような特徴には、例えば、コミュニケーションを受信する環境や、コミュニケーションに関与する人物等がある。
【0003】
具体例としては、西欧社会における人間の社会的要因の1つに、書かれた文章及びTVメディアが強い「信用」の重みを持っており、書き留められているというだけで、より信頼される、ということがある。それ故に、テキストのデジタル情報又は目に見えるデジタル情報は、無意識のうちに信用されがちであり、このことによって、受信した情報の信頼度が多くの人々にとって誇張されやすくなる。
【0004】
加えて、電子通信によって、通常の直接的な人間同士のコミュニケーションでは使用不可能な多数の付加的な技術及びサービスを導入することが可能である。しかし、現在の電子通信システムはこういった可能性を活用しておらず、コミュニケーションをするための単純な通信媒体を提供しているだけである。
【0005】
更に、直接的な人間同士のコミュニケーションでは、ユーザの地理的な分散などの実際の制限のために、ユーザが接する情報は相対的に少ない。しかし、例えばインターネットなどの現代の多くの電子通信システムでは、ユーザは、異なる(しばしば未知の)送信元から供給されるデータ及びサービスに圧倒されている。このことによって、媒体及び情報を効率的に使用する上での実質的な障害が引き起こされる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従って、データ通信には、既知のデータ通信システムでは現在のところ十分に対処されていない又は活用されていない付加的な課題、問題、利益、機会が多数ある。それ故に、改善されたデータ通信システムは有利であり、中でも特に、改善されたユーザエクスペリエンスをもたらし、通信そのもの以外の検討すべき特徴を提供する、及び/又は、データ通信の機会の活用を改善する通信システムは有利である。
【0007】
よって、本発明は好ましくは、上述の不利点の1つ以上を、単独に又は幾つか組み合わせて緩和又は軽減又は解消しようと努める。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1の態様に係り、データ通信システムの装置が提供され、本装置は、第1のユーザのためにユーザグループを生成するグループ生成手段と、コンテンツトピック群のセットを判定する手段と、ユーザグループのデータ通信を監視する手段と、データ通信の現在のコンテンツトピックをコンテンツデータ抽出により判定する手段と、現在のトピックとコンテンツトピック群のセットとの比較に応じて通知信号を生成する通知手段とを備える。
【0009】
本発明によって、グループの特徴とコンテンツトピック群の所定のセットとに基づくデータ通信のコンテンツトピックの監視が可能になる。これによって、グループの特徴のデータ通信システムを活用して、直接的な人間同士のコミュニケーションに適用される無意識の解釈などを示す通知信号を提供できるようになる。従来のデータ通信システムだけでなく、従来の直接的な人間同士のコミュニケーションと比較しても、改善されたユーザエクスペリエンスを達成することができる。本発明によって、データ通信システムにおける新規な機能が可能になる。更に、この機能によって、直接的な人間同士のコミュニケーションではなくデータ通信システムでコミュニケーションする際にユーザが失う情報の一部を補償する特徴が、データ通信システムに導入される。
【0010】
中でも特に、そのユーザグループが第1のユーザにとって信頼できるコミュニティであり、コンテンツトピック群のセットが、そのセットに関してはそのユーザグループを信頼できるコンテンツトピック群のセットである場合がある。従って、通知信号は、例えば、データ通信が信頼性の高いコンテンツトピックに関していることを示す。
【0011】
データ通信は一般に、会話型の通信、例えば、符号化されたテキストや符号化された音声などである。コンテンツトピック群は、コミュニケーションの会話の状況を表す。
本発明の任意選択の特質に係り、通知手段を、現在のトピックと以前のトピックとの比較に応じて通知信号を生成するよう配する。これによって、改善されたユーザエクスペリエンスが提供され、非常に効率的で状況を意識したコンテンツトピックの変更を、例えばユーザに知らせることができる。
【0012】
本発明の任意選択の特質に係り、通知手段を、コンテンツトピック変更の検出に応えて通知信号を生成するよう配する。これによって、改善されたユーザエクスペリエンスが提供され、非常に効率的で状況を意識したコンテンツトピックの変更を、例えばユーザに知らせることができる。
【0013】
本発明の任意選択の特質に係り、グループ生成手段を、ユーザ入力に応えてユーザグループを生成するよう配する。ユーザグループのユーザ群は第1のユーザにより手作業で選択される場合がある。この特質は、ユーザグループの、効率的な、実施が容易な、及び/又は、好適な選択を提供する。中でも特に、これによって、ユーザの特定の好みに的を絞った動作が可能になる場合があり、特に、信頼できるコミュニティをユーザが規定することが可能になる場合がある。
【0014】
本発明の任意選択の特質に係り、グループ生成手段を、第1のユーザのユーザリストからの選択に応えてユーザグループを生成するよう配する。ユーザリストは、第1のユーザのアドレス帳である場合がある。選択は、特定のトピックについてのコミュニケーションに頻繁に関与したユーザ全員など、好適な選択基準に応じて自動に行われたり、ユーザ入力に基づく選択などにより手作業で行われたりする。この特質は、ユーザグループの、効率的な、実施が容易な、簡単な、及び/又は、好適な選択を提供する。特に、これによって、ユーザの特定の好みに的を絞った動作が可能になる。
【0015】
本発明の任意選択の特質に係り、装置が更に、コンテンツトピック群のセット中の好ましいコンテンツトピック群のサブセットを判定するサブセット手段を備え、現在のトピックがサブセットのコンテンツと一致した場合、通知手段を、通知信号を生成するよう配する。
【0016】
サブセットは、コンテンツトピック群のセットと同一のものである場合がある。コンテンツトピック群のセットは、好ましいコンテンツトピック群のリストに対応する場合がある。好ましいコンテンツトピック群は、任意の好適な選択基準に従って選択されたコンテンツトピックである。この特質により、例えば、信頼できるコミュニティがユーザにとって特に関心のあるトピックについて話し合っているときにはいつでもユーザに知らせるなどの、新規なサービスが可能になる。
【0017】
本発明の任意選択の特質に係り、サブセット手段を、コンテンツトピック群のセット中のコンテンツトピック群をユーザが選択したことに応えて、サブセットを生成するよう配する。好ましいトピック群を、例えば、所定のコンテンツトピック群のリストからのトピック群の選択などによるユーザ入力に応えて明示的に選択する。
【0018】
本発明の任意選択の特質に係り、サブセットの各コンテンツトピックが属性群の第1のセットに関連しており、現在のコンテンツトピックが属性群の第2のセットに関連しており、比較手段を、属性群の第1のセット中の属性群と属性群の第2のセット中の属性群との間の重み付き相関によって、現在のコンテンツトピックと各コンテンツトピックとを比較するよう配する。これにより、特に有利な、正確な、及び/又は、実際的な、比較を行う手段がもたらされる。
【0019】
本発明の任意選択の特質に係り、通知信号がユーザ警告信号である。ユーザ警告信号はユーザに呈示される好適な信号でよく、例えば音声信号やテキスト信号などである。本発明は、データ通信の会話の状況から考えて特定の関連性を持つデータ通信をユーザに警告する新規な且つ有利な手段を提供する場合がある。
【0020】
本発明の任意選択の特質に係り、装置が更に、通知信号に応えて、現在のコンテンツトピックに関連する情報をユーザグループに通信する手段を備える。情報は、例えば、第1のユーザにのみ呈示されたり、ユーザグループの1人以上のユーザに呈示されたりする。本発明は、データ通信の会話の状況から考えて特定の関連性を持つ付加的な目的の情報を提供する新規な且つ有利な手段を提供する場合がある。
【0021】
本発明の任意選択の特質に係り、装置が更に、通知手段が現在のコンテンツトピックに一致するものが第1のセット中にないことを検出した場合にコンテンツトピック群のセットを更新する手段を備える。比較によって、現在のコンテンツ項目に対応するコンテンツトピックがコンテンツ項目のセット中にないことが示された場合、セットを更新する。具体的には、現在のコンテンツトピックを含めてよい。この特質によって、柔軟性が改善され、性能を更に改善することが可能になる。
【0022】
本発明の任意選択の特質に係り、コンテンツトピック群のセットをコンテンツトピック群の階級構造として配する。コンテンツトピック群のセットを、例えば、テンプレートの階層構造からコンテンツトピック群を選択することによって選択する。この特質によって、性能を改善することが可能になり、より柔軟な動作及びサービスが可能になる。
【0023】
本発明の任意選択の特質に係り、通知手段を、コンテンツトピック群のセットのコンテンツトピックの階層レベルに応じて比較を検討するよう配する。これによって、ユーザの好みに対する比較の精度が改善される場合がある。
【0024】
本発明の任意選択の特質に係り、データ通信がテキスト通信を含む。データ通信は、符号化されたテキストデータである場合があり、コンテンツデータ抽出はテキストのコンテンツデータ抽出である場合がある。
【0025】
本発明の任意選択の特質に係り、データ通信が音声通信を含む。データ通信は、符号化された音声データである場合があり、コンテンツデータ抽出は、音声のコンテンツデータ抽出である場合がある。データ通信を監視する手段は、音声認識の機能を備えている場合がある。
【0026】
本発明の第2の態様に係り、データ通信システムにおけるユーザコミュニケーションの方法が提供され、本方法は、第1のユーザのためにユーザグループを生成する工程と、コンテンツトピック群のセットを判定する工程と、ユーザグループのデータ通信を監視する工程と、データ通信の現在のコンテンツトピックをコンテンツデータ抽出により判定する工程と、現在のコンテンツトピックとコンテンツトピック群のセットとを比較する工程と、現在のトピックとコンテンツトピック群のセットとの比較に応じて、通知信号を生成する工程とを含む。
【0027】
本発明の任意選択の特質に係り、データ通信を監視する工程と、現在のコンテンツトピックを判定する工程と、現在のコンテンツトピックとコンテンツトピック群のセットを比較する工程とを、繰り返す。
【0028】
これによって、特に有利な性能が提供され、データ通信の動的な監視が可能になる場合がある。
本発明の任意選択の特質に係り、現在のコンテンツトピックが以前の繰り返しにおける現在のコンテンツトピックとは異なる場合、通知信号が生成される。
【0029】
本発明のこれらの態様及び他の態様、特質、利点を、以下に記載する実施形態(単数又は複数)から明らかにしこれに関して説明する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0030】
本発明の実施形態を、単に例として、図面を参照して記載する。
以下の説明は、インターネットによってデータ通信を用いるグループ通信に適用可能な本発明の実施形態に焦点を合わせたものである。しかし、当然のことながら、本発明はこの応用に限定されておらず、他の多くの通信システムに適用されうる。
【0031】
図1が図示しているのは、本発明のある実施形態に係る通信システム100の例である。
本例では、多くのユーザが、他のユーザ達と通信するためにそれぞれ通信端末101、103、105、107を持っている。本例では、通信端末は各々インターネットに接続されており、通信端末101、103、105、107の間でグループ通信をデータ通信により行う。具体的には、通信はグループベースの音声通信(例えば、VoIP(voice over IP)技術を用いる)で、各通信端末101、103、105、107には、グループの他のあらゆる通信端末101、103、105、107に送信する為の音声データを生成する音声エンコーダが備わっていることがある。別の例として、グループ通信は、チャットアプリケーションなどのテキストベースコミュニケーションである場合もある。従って、テキストは通信端末101、103、105、107に入力され、テキストデータはグループの他の通信端末に送信される。
【0032】
図2が図示しているのは、本発明のある実施形態に係る通信端末のブロック図である。通信端末は、具体的には図1の通信端末101でよく、図1の通信端末101を参照して記載する。本例では、通信端末101を、選択したユーザのグループのデータ通信のコンテンツトピック群を監視するよう、かつ、特定のコンテンツが検出された場合又はコンテンツ変更が生じた場合に通知信号を提供するよう配する。
【0033】
通信端末101には通信プロセッサ201があり、通信プロセッサ201は、選択したユーザグループのデータ通信を監視する。特定のユーザグループは、例えば、局所的に保存されているアドレス帳からユーザ達を手作業で選択することにより、通信端末のユーザに選択される。
【0034】
通信端末101には更に、ユーザに通信を呈示するユーザインタフェース203がある。ユーザインタフェース203には、具体的には、音声デコーダや、音声通信用の増幅器及び拡声器や、テキスト通信用のテキストエンコーダ及び表示装置などが含まれる。ユーザインタフェース203には更に、通信端末101にデータを他の通信端末103、105、107へと送信させるキーボードやマイクロフォンなどの入力手段も含まれる場合がある。
【0035】
通信プロセッサ201はコンテンツトピックプロセッサ205に結合されている。コンテンツトピックプロセッサ205には、コンテンツデータ抽出機能があり、この機能は、継続中の通信のコンテンツトピックを判定できる。
【0036】
コンテンツトピックプロセッサ205は更にユーザグループプロセッサ207に接続されており、ユーザグループプロセッサ207には、ユーザグループに属するユーザ達についての通信端末の同一性又はユーザの同一性のリストがある。前述のように、ユーザグループは例えばユーザにより手作業で選択される。コンテンツトピックプロセッサ205はユーザグループプロセッサ207からユーザグループの情報を受信し、この情報を現在のコンテンツトピックの判定に用いる。中でも特に、コンテンツトピックプロセッサ205は、コンテンツトピックが判定された場合に特定のユーザグループの通信のみが検討されるよう、受信したあらゆる通信をフィルターに通す。
【0037】
従って、コンテンツトピックプロセッサ205は、ユーザに選択された特定のグループの通信の現在のコンテンツトピックを判定する。従って、そのコンテンツトピックはユーザにとって関心のあるものだが、これは、コンテンツトピックそのものに関心があるからだけでなく、その特定のユーザグループのデータ通信の一部だからでもある。
【0038】
コンテンツトピックプロセッサ205は通知プロセッサ209に結合されている。通知プロセッサ209は更にユーザグループプロセッサ207とトピックセット記憶装置211とに結合されている。トピックセット記憶装置211はコンテンツトピック群のセットを判定し、このセットは具体的には、ユーザにとって特に関心のあるトピック群である。例えば、多数のコンテンツトピックが予め決められており、この多くのコンテンツトピック群が好ましいコンテンツトピック群のセットに含まれるようユーザが手作業で選択する。
【0039】
通知プロセッサ209は、コンテンツトピックプロセッサ205により判定された現在のコンテンツトピックと、トピックセット記憶装置211に保存されているコンテンツトピック群のセットとを比較する。具体的には、通知プロセッサ209は、現在のコンテンツトピックと好ましいコンテンツトピック群のセットのコンテンツトピック群とを比較する。一致した場合、通知プロセッサ209は通知信号を生成し、この通知信号は具体的にはユーザ警告信号などである。このように、信頼できるコミュニティなどの特定のユーザグループが、特に関心のあるコンテンツトピックに関するグループ通信を行った場合、通信端末はユーザに識別用のメカニズムを提供する。従って、通信端末により、ユーザにとって特に関心のある分野に関する通信が受信されたことのみならずこのグループ通信が特定のユーザグループによるものであることも示す警告が自動で行われる。
【0040】
それ故に、装置は、通常の直接的な人間のコミュニケーションからの未知のサービスを提供するのみならず、直接的な人間同士の会話において一般的に(無意識のうちに)検討される情報も考慮に入れる。従って、改善されたユーザエクスペリエンスが達成されるであろう。
【0041】
別の例として、通知プロセッサ209が現在のトピックと以前のトピックとを比較し、コンテンツトピックが変わったことを検出する。従って、特定のユーザグループが、ユーザの関心のないコンテンツトピックに関する通信をしている場合、コンテンツトピックが変更されると、通信端末によりユーザへの通知が自動でなされる。
【0042】
当然のことながら、例えばコンテンツトピックプロセッサ205や通知プロセッサ209やトピックセット記憶装置211の機能を、特に一体化して相互に関係づけてもよい。従って、コンテンツトピックプロセッサ205は、現在の通信が、トピックセット記憶装置211のコンテンツトピックのうち1つの属性と一致する属性を持つかどうかを直接判定する。その属性を持つ場合、通知プロセッサは、一致したと判定する。
【0043】
図3が図示しているのは、本発明のある実施形態に係る通信端末の動作の方法である。通信端末は、特に図2の通信端末101でよく、図2の通信端末101を参照して記載する。
【0044】
本方法は工程301から開始し、工程301では、ユーザグループプロセッサ207が通信端末101のユーザのユーザグループを判定する。
従って、ユーザは1つ以上のグループを規定する。そうすることによって、ユーザは通信するという表明を暗黙のうちに行い、このグループ群の人々を暗黙のうちに信頼する。これによって示されるのは、社会的観点から、ユーザにとってこの人々には何らかの社会的価値があることである。この具体例では、ユーザグループは、通信端末101のアドレス帳アプリケーションから接触を選択するユーザにより判定される。記載例のユーザグループは初期化の際に判定されたが、このことは、他のグループを後で作成することや既存のグループの修正を除外するものではない。
【0045】
グループ群は、ユーザの接触によるユーザの相互作用に基づく応用により自動的に形成される場合もある。例えば、ユーザグループプロセッサ207が、問題のユーザが特定のユーザ達に頻繁に接触しているのでユーザグループに含まれるだろうと判定する場合がある。
【0046】
この工程により、小コミュニティを手作業で又は自動で規定できる。小コミュニティ(又は類)は、共通の関係を持つユーザ達の実際のグループと一致する仮想電子コミュニティである。このようなグループに属するメンバーは通例全員知り合いであり、従って、少なくともあるトピックに関しては、暗黙のうちに信頼し合う。小コミュニティ群の共通のタイプは、家族、親しい友人、同僚等である。従って、ユーザグループプロセッサ207によって、具体的には、信頼できるコミュニティを設定でき、それによって、一般的に直接の人的交流にのみ影響を及ぼす社会的あるいは無意識の考慮を電子データ通信にも反映させることができる。
【0047】
ユーザは当然、幾つかの類を持っており、その一員でもある。従って、ユーザのユーザグループが同時に2つ以上規定されている場合がある。従って類の概念は個人的なものである。つまり、Dは私の友人の類の一員だが、私はDの友人の類の一員ではない(単にDには友人の類がないという理由で)。図4が図示しているのは、ユーザの類又はコミュニティの例の図による説明である。
【0048】
工程301に続いて工程303が行われ、工程303では、コンテンツトピック群のセットが規定される。
本例では、通信端末101は、データ通信用の考え得るコンテンツトピック群の規定済みのリストにアクセスできるものとする。当然のことながら、本発明の価値を損なうことなくこのようなリストを判定する又は提供するあらゆる手段を用いてよい。例えば、任意の応用及び通信用にトピックのリストを規定するドメインモデルが共通の応用のために開発されている。例えば、米国電気電子学会、即ちIEEEが、考え得る多数のコンテンツトピック用の一般的なモデルを規定するオントロジの標準規格を開発している。
【0049】
この具体例では、ユーザのユーザグループ群に関する考え得る会話トピックをユーザが規定する。具体的には、ユーザは、規定済みのリスト中のコンテンツトピック群の事前に設定されたリストからトピック群を明示的に選ぶ、及び/又は、ユーザ自身のトピック群を規定する。更に、例えばコンテンツに使用可能であるメタデータを用い、他の人との交流から暗黙のうちにトピック群を学習することもできる。トピック群は関心事のセットであり、関心事は、例えば、音楽、本、映画、レストラン、劇場、スポーツ/レジャー、休日、写真、映像、誕生日、育児等である。共通のトピック(例えば、娯楽、旅行、天気)の標準的なセット群は既に出ていて、今後増えてゆく。
【0050】
図5に示されているように、電子図書館に見られるようなカテゴリモデル群に基づいて、トピック群を複数の集団に構成することができ、この集団はユーザによる適応やシステムによる経時的な学習が可能である。現在は、RDF(単数又は複数)及びOWLなどの公的に使用可能なメタデータモデルと標準的なモデリング言語とが多数あり、カテゴリ構造を作成するよう開発されてきた。一般的に、キーワードを使用することにより最も単純なタイプのタクソノミ構造が形成される。
【0051】
従って、セット中のコンテンツトピック群を、コンテンツトピック群の階級構造として配する場合がある。これによって、コンテンツトピック同士の相互関係を考慮に入れることができる。例えば、図5の「芸術」コンテンツトピックの検出は、図5の階層の「音楽」コンテンツ項目に一致すると見なされる。
【0052】
工程303に続いて工程305が行われ、工程305では、通信プロセッサがユーザグループのデータ通信を監視する。中でも特に、通信プロセッサは、グループに関連するあらゆる通信端末から受信したデータをコンテンツトピックプロセッサ205に送る。
【0053】
工程305に続いて工程307が行われ、工程307では、データ通信の現在のコンテンツトピックをコンテンツデータ抽出により判定する。
例えば、コンテンツトピック抽出は、テキストベースコミュニケーション用のキーワード抽出や、音声通信用の音声認識ソフトウェアや、コンテンツに関連するメタデータの分析を用いたり、画像等の為の自動化したコンテンツ抽出技術を用いたりして、達成される。
【0054】
具体例としては、テキスト通信のトピック群をキーワード検出により判定する。これには、規定されたキーワード群の周波数を判定する工程と、特別なキーワードがどこに設置されているか、例えばメッセージのヘッダフィールドで、太字かどうかなどを検討する工程とが含まれる。例えば「今晩どのレストランで食事する? 私はオープンしたばかりの新しいフランス料理のレストランに行ってみたい」。レストランは、キーワード及び会話のトピックとして選び出される。ユーザは、キー・トピック群のリストを有する単純なデータベースを所持している場合があり、「レストラン」に関する用語群は、重要なトピックの確認に使いやすい語義を更に提供するべくそのテキストにおいて探し出すべき他の重要な特質を提供する。
【0055】
当然のことながら、当業者に既知のアルゴリズム及び技術は数多くあり、本発明の価値を損なうことなく好適なアプローチをどれでも用いてよい。
工程307に続いて工程309が行われ、工程309では、通知プロセッサ209が、現在アクティブなコンテンツトピックが設定されているかどうかを判定する。現在アクティブなコンテンツトピックは、以前の繰り返しで判定されたコンテンツトピックに対応する。従って、工程309は、通信端末101が現在、現在データ通信に関連していると見なされているトピックを表示しているかを評価する。
【0056】
表示していない場合、本方法は工程311に続き、表示している場合には、工程313に続く。工程311で、通知プロセッサ209は、現在のコンテンツトピックがコンテンツトピックセットにあるかを判定する。
【0057】
この具体例では、コンテンツトピック群には属性が多数あり、現在のコンテンツ項目の属性群とコンテンツ項目のセット中のコンテンツ項目群との比較を重み付き相関により行う。
【0058】
より具体的には、2つのコンテンツトピック即ちxとyとの標準的な等価測定規準の一例を以下のように判定する。
【0059】
【数1】

【0060】
ここで、x及びyはコンテンツトピック群の属性を表し、wは特別な属性それぞれの類似性の重みである。2つの属性の類似性を判定するには種々のアプローチがある。例えばアプローチの1つは、2つの構造にある属性を数えてそれぞれの値を突き合わせることである。類似性を決めるには、例えば、関係のモデルや、ある属性が同一の群の属性に属するかを判定するためにメタデータモデルの共通の値のセットを取り込んだテンプレートや、その一群に入れる方法などを用いて行うこともできる。更に、正式のモデルと、メタデータと、タクソノミ及びオントロジと、グループと、階層とを用いて、各モデルのばらばらの部分を分析することにより一致の近さを判定してもよい(例えば、あるモデルが類似していないことを知るには、そのモデルが4つのばらばらのトピックについて異なるという事実があれば十分である)。
【0061】
前述のとおり、コンテンツトピック群は、比較の際に検討される階層に従って構成される場合がある。例えば、図5の例では、ユーザのコンテンツトピックセットに「映画」がある場合、「本」は一致すると見なされる。
【0062】
従って、通知プロセッサ209は次に、ある形式の類似性尺度、例えば前述の尺度などを用いて、抽出された現在のコンテンツ項目を、ユーザグループについての考え得るコンテンツトピック群と突き合わせる。
【0063】
通知プロセッサ209の始動は、例えば、現在のコンテンツトピックをセットの中で最も頻繁に出てくるトピックと比較することによってなされる。
現在のコンテンツトピックとコンテンツトピック群のセットとが一致しない場合、本方法は工程315に進み、一致する場合は工程317に進む。
【0064】
工程315では、コンテンツトピック群のセットが更新される。例えば、ユーザは、付加的な情報をシステムに提供することを要求される。これを達成可能な方法は多数ある。例えば、新しいトピックを作成する工程や、新しいキーワード又は一時的な概念を既存のトピックに追加する工程や、それぞれの重みを変更する工程などによって達成できる。従って、既存のコンテンツトピックに一致するようコンテンツトピックセットを更新したり、現在のコンテンツトピックがセットに含められたりする。工程315に続いて工程317が行われる。
【0065】
工程317では、識別するコンテンツトピックとしてアクティブなコンテンツトピックが設定される。従って、工程317では、通知プロセッサ209は、現在のところグループデータ通信は識別されたコンテンツトピックに関していると規定する。工程317に続いて工程305が行われ、こうして、本方法は繰り返し適用される。
【0066】
工程309が次に実行されると、通知プロセッサ209は、アクティブなコンテンツトピックがあるということを判定する、即ち、通信端末101は、そのコンテンツトピックは前もって識別されているという仮定の下に動作する。よって本方法は工程313に進む。
【0067】
工程313では、工程307で識別された現在のコンテンツトピックがアクティブなコンテンツトピックと実質的に異なるかどうかを判定する。異なる場合、コンテンツトピックが変わったと判定され、本方法は工程319に続く。異ならないなら、本方法は工程305に戻る。
【0068】
従って、しばらくの後に、グループ内の通信が発展した際に、コンテンツトピックは変わることがある。通知プロセッサ209は、現在のコンテンツトピックを、アクティブなコンテンツトピックを含むコンテンツセットと比較し、あるトピックがもう1つのトピックと著しく異なる際の判定に好適な尺度を用いる場合がある。
【0069】
従って、本システムは経時的に、当初のトピックを現在のコンテンツトピックに突き合わせることにより、コミュニケーションの状況が変わっていることを検出する。例えば、コンテンツトピックの類似性の判定に関しては同一のアプローチを用いてもよい。例えば、以下の場合には、概念xがもう1つの概念yと著しく異なると規定される場合がある。
【0070】
【数2】

【0071】
ここでSは弁別しきい値である。このしきい値は、例えば、単純な定数、数値関数、幾つかの属性値の既知のセット、属性値の差の総数などである。
しきい値を超えた場合には、本方法は工程319に続き、超えない場合には、工程305に進む。
【0072】
この具体例では、しきい値がデフォルト値として設定されており、デフォルト値はユーザにより明示的に修正できる。しかし、しきい値の値は経時的に発展し、通信端末101は特に、傾向の変化に対するユーザの反応に応えてしきい値に適応する。例えば、検出された傾向の変化がユーザに影響を及ぼさない場合、しきい値はおそらく高すぎる。
【0073】
当然のことながら、マルコフ連鎖、ベイズ信頼モデル、黒板システムなどの他の方法も、コンテンツトピックの比較に用いうる有効なアプローチである。
工程319では、通知プロセッサ209は、通知信号の形のトピック変更の通知を起動する。この信号は、特定の応用及び実施形態に依存して各様に用いてよい。
【0074】
例えば、グループのコンテンツトピックが変わったことを示す警告信号がユーザに呈示される。コンテンツトピック変更の判定に用いる特徴をユーザそれぞれのものとすると、警告の起動は個々のユーザごとにそれぞれ異なりカスタマイズされる。例えば、コンテンツトピックが「フットボール」に関するものであったが「バスケットボール」に移った場合、そのグループのうち、コンテンツトピックのリストに非常に詳細な「スポーツ」のコンテンツトピックがあるユーザにはこの変更を知らせる一方、一般的な「スポーツ」トピックしかないユーザには知らせない。これによって、社会的コミュニケーションネットワークでのエクスペリエンスがユーザ個人のものになる。
【0075】
別の例として、通信端末101は、通知信号に応えて、現在のコンテンツトピックに関連する付加的な情報の通信をユーザグループに向けて行う。例えば、通信端末101が新しいコンテンツトピックの発生を検出するたびに、通信端末101は、規定済みの情報の通信を、ユーザに対し及び/又はそのユーザグループの他のユーザに対し行う。例えば、データ通信が、「外食」という特定のコンテンツ項目に関するものに変わった場合、特定のレストランの広告が送られる場合がある。
【0076】
当然のことながら、以上の記述は、明確にするために、それぞれ異なった機能的なユニット及びプロセッサに関して本発明の実施形態を記載した。しかし、本発明の価値を損なうことなく、異なった機能的なユニット又はプロセッサの間で機能を好適にどう分散してもよいことは明白である。例えば、別個のプロセッサやコントローラにより行うと図示されている機能を、同一のプロセッサ又はコントローラにより行ってもよい。それ故に、特定の機能的なユニットへの言及は、厳密に論理的又は物理的な構造又は構成を示すものではなく、単に、記載した機能を提供する好適な手段への言及と考えるべきである。
【0077】
本発明を、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、これらの任意の組み合わせなどを含むあらゆる好適な形式で実施することができる。本発明を、任意選択で、少なくとも部分的に、1つ以上のデータプロセッサ及び/又はデジタル信号プロセッサで走るコンピュータソフトウェアとして実施してもよい。本発明の実施形態の要素及び構成部品のそれぞれを、あらゆる好適な方法で物理的、機能的、論理的に実施してもよい。実際には、機能を、単一のユニットで実施してもよいし、複数のユニットで実施してもよいし、他の機能的なユニット群の一部として実施してもよい。よって、本発明を単一のユニットで実施してもよいし、それぞれ異なるユニット及びプロセッサに物理的且つ機能的に分配してもよい。
【0078】
本発明を幾つかの実施形態に関連して記載したが、本明細書で述べた特定の形式に限定することは意図していない。むしろ、本発明の範囲を限定するのは、添付の各請求項のみである。加えて、特殊な実施形態に関連して特質が記載されているように見えるかもしれないが、当業者には、記載の実施形態の種々の特質は本発明に従って組み合わせればよいことが分かる。請求項では、用語comprisingは他の要素や工程の存在を除外するものではない。
【0079】
更に、個々にリストアップしたが、複数の手段、要素、方法の工程を、例えば単一のユニット又はプロセッサによって、実施してもよい。加えて、個々の特質をそれぞれ異なる請求項に含めてもよいが、個々の特質は有利になるよう組み合わせることができ、それぞれ異なる請求項に包含されていることは、特質の組み合わせが実現可能でない及び/又は有利でないことを含意するものではない。更に、特質を請求項の1つの範ちゅうに包含することは、この範ちゅうへの限定を含意するものではなく、むしろ、特質が必要に応じて他の請求項の範ちゅうにも等しく適用可能であることを示す。更に、請求項の特質の順番は、各特質が機能するなんらかの特定の順番を含意するものではなく、特に、方法の請求項の個々の工程の順番は、各工程をこの順番で行わなくてはならないことを含意するものではない。むしろ、各工程をどのような好適な順番で行ってもよい。加えて、単数形の言及は複数を除外するものではない。従って、「a」、「an」、「第1の」、「第2の」などへの言及は、複数を排除するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0080】
【図1】本発明のある実施形態に係る通信システムの例の図。
【図2】本発明のある実施形態に係る通信端末の図。
【図3】本発明のある実施形態に係る通信端末の動作の方法のフローチャート。
【図4】ユーザの類又はコミュニティの例の図による説明。
【図5】階層型のコンテンツトピック構造の例の図。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
データ通信システムの装置であって、前記装置が、
第1のユーザのためにユーザグループを生成するグループ生成手段と、
コンテンツトピック群のセットを判定する手段と、
前記ユーザグループのデータ通信を監視する手段と、
前記データ通信の現在のコンテンツトピックをコンテンツデータ抽出により判定する手段と、
前記現在のトピックとコンテンツトピック群の前記セットとの比較に応じて通知信号を生成する通知手段と、
を備えた装置。
【請求項2】
前記通知手段が、前記現在のトピックと以前のトピックとの比較に応じて前記通知信号を生成するよう配された請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記通知手段が、コンテンツトピック変更の検出に応えて前記通知信号を生成するよう配された請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記グループ生成手段が、ユーザ入力に応えて前記ユーザグループを生成するよう配された請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記グループ生成手段が、前記第1のユーザのユーザリストからの選択に応えて前記ユーザグループを生成するよう配された請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記装置が更に、コンテンツトピック群の前記セット中の求められているコンテンツトピック群のサブセットを判定するサブセット手段を備えており、前記現在のトピックが前記サブセットのコンテンツと一致した場合、前記通知手段が、前記通知信号を生成するよう配された請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記サブセット手段が、コンテンツトピック群の前記セット中のコンテンツトピック群をユーザが選択したことに応えて、前記サブセットを生成するよう配された請求項6に記載の装置。
【請求項8】
前記サブセットの各コンテンツトピックが属性群の第1のセットに関連しており、前記現在のコンテンツトピックが属性群の第2のセットに関連しており、前記通知手段が、属性群の前記第1のセット中の属性群と属性群の前記第2のセット中の属性群との間の重み付き相関によって、前記現在のコンテンツトピックと各コンテンツトピックとを比較するよう配された請求項6に記載の装置。
【請求項9】
前記通知信号がユーザ警告信号である請求項1乃至8に記載の装置。
【請求項10】
通知信号に応えて、前記現在のコンテンツトピックに関連する情報を前記ユーザグループに通信する手段を更に備えた請求項1に記載の装置。
【請求項11】
前記通知手段が、前記現在のコンテンツトピックに一致するものがコンテンツ項目群の前記セット中にないことを検出した場合、コンテンツ項目群の前記第1のセットを更新する手段を更に備えた請求項1に記載の装置。
【請求項12】
コンテンツ項目群の前記セットがコンテンツトピック群の階級構造として配された請求項1に記載の装置。
【請求項13】
前記第1のセットの前記コンテンツトピックの階層レベルに応じて、前記通知手段が、前記比較を検討するよう配された請求項12に記載の装置。
【請求項14】
前記データ通信がテキスト通信を含む請求項1に記載の装置。
【請求項15】
前記データ通信が音声通信を含む請求項1に記載の装置。
【請求項16】
データ通信システムにおけるユーザコミュニケーションの方法であって、
第1のユーザのためにユーザグループを生成する工程と、
コンテンツトピック群のセットを判定する工程と、
前記ユーザグループのデータ通信を監視する工程と、
前記データ通信の現在のコンテンツトピックをコンテンツデータ抽出により判定する工程と、
前記現在のコンテンツトピックとコンテンツトピック群の前記セットとを比較する工程と、
前記現在のトピックとコンテンツトピック群の前記セットとの前記比較に応じて、通知信号を生成する工程と
を含む方法。
【請求項17】
前記データ通信を監視する前記工程と、前記現在のコンテンツトピックを判定する前記工程と、前記現在のコンテンツトピックとコンテンツトピック群の前記セットを比較する前記工程とが、繰り返される、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
現在のコンテンツトピックが前記以前の繰り返しにおける現在のコンテンツトピックとは異なる場合、前記通知信号が生成される、請求項16に記載の方法。
【請求項19】
請求項16に記載の方法の実行を可能にするコンピュータプログラム。
【請求項20】
請求項19に記載のコンピュータプログラムを備えた記録担体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2008−537396(P2008−537396A)
【公表日】平成20年9月11日(2008.9.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−505542(P2008−505542)
【出願日】平成18年4月7日(2006.4.7)
【国際出願番号】PCT/US2006/012911
【国際公開番号】WO2006/110495
【国際公開日】平成18年10月19日(2006.10.19)
【出願人】(390009597)モトローラ・インコーポレイテッド (649)
【氏名又は名称原語表記】MOTOROLA INCORPORATED
【Fターム(参考)】