説明

通信ネットワークシステム

【課題】 センターハブ付近の配線スペースを小さくでき、端末を容易に増設できるとともに、ブランチ部に電源が不要であり且つブランチ部の信頼性が高い通信ネットワークシステムを提供する。
【解決手段】 通信ネットワークシステム1は、電気的な通信ポート30を有するセンターハブ3と、n個(nは2以上の整数)の端末9と、ブランチカプラ7と、光リンク5とを備える。各端末9には2芯光ファイバケーブル13が接続されており、2芯光ファイバケーブル13はブランチカプラ7において多芯光ファイバケーブル11に結合される。多芯光ファイバケーブル11は、光リンク5に接続される。光リンク5は、端末9またはセンターハブ3から受信したデータを送信先の端末9またはセンターハブ3へ送信するスイッチングハブ用IC53を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信ネットワークシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より用いられているローカルエリアネットワーク(LAN)の構成としては、例えば図4に示すような構成がある。このLAN構成では、ネットワークを仲介するためのスイッチングハブ機能を備えるセンターハブ101と各端末(ノード)103との間の配線102が、例えばツイストペアケーブルや2芯光ファイバケーブルによって実現される。
【0003】
また、従来のLAN構成としては、例えば図5に示すような構成もある。このLAN構成では、センターハブ101と複数の端末103との間に少なくとも1つのブランチ部(ブランチハブ104)が設けられている。すなわち、このLAN構成では、1つのブランチハブ104に複数の端末103が接続され、ブランチハブ104とセンターハブ101とが互いに1本の配線によって接続されている。センターハブ101とブランチハブ104とを接続する配線、及びブランチハブ104と各端末103とを接続する配線としては、例えばツイストペアケーブルや2芯光ファイバケーブルが用いられる。
【0004】
なお、上述したようなLAN構成は、例えば特許文献1に記載されている。また、上記LAN構成に必要なスイッチングハブの一例が、例えば特許文献2及び3に記載されている。
【0005】
【特許文献1】特開平6−311161号公報
【特許文献2】特開平9−64899号公報
【特許文献3】特開平10−107830号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
図4に示したLAN構成では、複数の端末103と同数以上の通信ポートがセンターハブ101に必要で、複数の端末103と同数の配線ケーブルがセンターハブ101から引き回されることとなり、センターハブ101付近に広い配線スペースを確保する必要が生じる。また、端末103を増設するたびにセンターハブ101に配線ケーブルを接続する必要があるので、端末103の設置場所とセンターハブ101の設置場所とが互いに離れている場合など、端末103の増設が困難となる場合がある。なお、端末103の増設に備えて予め配線ケーブルを敷設しておくこともできるが、センターハブ101付近の配線スペースが更に拡大してしまう。
【0007】
また、図5に示したLAN構成では、センターハブ101に接続される配線ケーブルの本数が少なくなるため配線スペースを小さくでき、且つブランチハブ104を端末103の近くに設置することによって端末103の増設も容易となる。しかしながら、ブランチハブ104を端末103の近くに設置すると、センターハブ101の設置場所と比較して設置環境が劣る場合が多く、ブランチハブ104に対する保守作業も行いにくい。また、ブランチハブ104は複数の端末103及びセンターハブ101のそれぞれと通信データを送受信するため、ブランチハブ104には通信のための電源を供給する必要がある。
【0008】
本発明は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、センターハブ付近の配線スペースを小さくでき、端末を容易に増設できるとともに、ブランチ部に電源が不要であり且つブランチ部の信頼性が高い通信ネットワークシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記した課題を解決するために、本発明による通信ネットワークシステムは、電気的な通信ポートを有するセンターハブと、双方向光通信用インターフェースを有するn個の端末のそれぞれに一端が接続されたn本の2芯光ファイバケーブルと、n本の2芯光ファイバケーブルの他端が接続されたn個の2芯光コネクタ、及び少なくとも2n本の光ファイバを纏めて接続可能であってn個の2芯光コネクタのそれぞれと光学的に結合された多芯光コネクタを有するブランチカプラと、少なくとも2n本の光ファイバを含み、ブランチカプラの多芯光コネクタに一端が接続された多芯光ファイバケーブルと、多芯光ファイバケーブルの他端が接続された多芯光コネクタ、センターハブの通信ポートに接続された電気的コネクタ、及び多芯光コネクタを介して端末から受信したデータまたは電気的コネクタを介してセンターハブから受信したデータを送信先の端末またはセンターハブへ送信する光リンクとを備えることを特徴とする。
【0010】
上記した通信ネットワークシステムは、センターハブと複数の端末との間のブランチ部としてブランチカプラを備えている。そして、このブランチカプラでは、n個の端末のそれぞれに接続されたn本の2芯光ファイバケーブルと、少なくとも2n本の光ファイバを含み光リンクと接続された多芯光ファイバケーブルとが光学的に結合されている。従って、受動的(パッシブ)な光学部品のみによってブランチカプラを構成できるので、ブランチ部に電源が不要であり、発熱しないのでブランチ部の信頼性を高めることができる。
【0011】
また、上記した通信ネットワークシステムでは、センターハブに接続された光リンクとブランチカプラとの間の配線を、多芯光ファイバケーブルによって構成している。従って、センターハブとブランチカプラとの間の配線スペースを小さくできる。また、端末の増設に備えて多芯光ファイバケーブルに含まれる光ファイバの本数を増加させても必要な配線スペースの増加は僅かであり、端末を容易に増設できる。
【発明の効果】
【0012】
本発明による通信ネットワークシステムによれば、センターハブ付近の配線スペースを小さくでき、端末を容易に増設できるとともに、ブランチ部に電源を不要とし、且つブランチ部の信頼性を高めることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、添付図面を参照しながら本発明による通信ネットワークシステムの実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0014】
(実施の形態)
図1は、本発明による通信ネットワークシステムの一実施形態の構成を示すブロック図である。図1を参照すると、通信ネットワークシステム1は、センターハブ3、光リンク5、ブランチカプラ7、n個(nは2以上の整数)の端末(ノード)9、多芯光ファイバケーブル11、及びn本の2芯光ファイバケーブル13を備えている。
【0015】
光リンク5は、センターハブ3が備える通信ポート30の一つに挿入・固定される。また、光リンク5とブランチカプラ7とは、多芯光ファイバケーブル11によって互いに接続されている。また、各端末9は、通信用ネットワークシステム1を構成する通信端末装置であり、送信用の光端子及び受信用の光端子を有する双方向光通信用インターフェースを備えている。各端末9の双方向光通信用インターフェースは、2芯光ファイバケーブル13によってブランチカプラ7に接続されている。
【0016】
なお、本実施形態では光リンク5及びブランチカプラ7が各々一つずつ示されているが、本発明による通信ネットワークシステムは複数の光リンク5及びブランチカプラ7を備えてもよい。その場合、ブランチカプラ7一つあたり複数の端末9が接続されることとなる。各ブランチカプラ7に接続される端末9の個数は、各ブランチカプラ7同士でそれぞれ異なってもよい。また、ブランチカプラ7は、端末9の近傍に配置されることが好ましい。
【0017】
センターハブ3の通信ポート30は例えばGBIC(Gigabit Interface Converter)、SFP(SmallFormfactor Pluggable)、XFP(10Gigabit SFP)といった通信規格に適合した電気的な通信ポートであり、活線挿抜可能(ホットプラガブル)に構成されている。また、光リンク5は、センターハブ3の通信ポート30に接続可能な電気的コネクタと、通信ポート30の通信規格に適合した電気的インターフェースとを備えている。
【0018】
図2は、本実施形態のブランチカプラ7の構成を示すブロック図である。図2を参照すると、ブランチカプラ7は、多芯光コネクタ71、2n本の光ファイバ73、及びn個の2芯光コネクタ75を有する。
【0019】
多芯光コネクタ71は、光リンク5との間の多芯光ファイバケーブル11(図1参照)の一端が接続される多芯光コネクタであり、少なくとも2n本の光ファイバを纏めて接続できる。多芯光コネクタ71の形状としては、例えばMPO型やMPX(登録商標)型が例示される。また、n個の2芯光コネクタ75には、n個の端末9との間のn本の2芯光ファイバケーブル13(図1参照)の他端がそれぞれ接続される。2芯光コネクタ75の形状としては、例えばSC型やLC型が例示される。n個の2芯光コネクタ75に含まれる計2n個の光端子それぞれは、ブランチカプラ7の内部において多芯光コネクタ71に含まれる2n個の光端子それぞれに光学的に結合されている。具体的には、多芯光コネクタ71の2n個の光端子それぞれには2n本の光ファイバ73それぞれの一端が結合されており、2n本の光ファイバ73の他端はn個の2芯光コネクタ75にそれぞれ2本ずつ接続されている。なお、多芯光コネクタ71と2芯光コネクタ75とを光学的に結合する手段としては光ファイバ73に限らず、様々な光学的結合手段を用いることができる。
【0020】
図3は、本実施形態の光リンク5の構成を示すブロック図である。図3を参照すると、光リンク5は、電気コネクタ51、スイッチングハブ用IC53、n組の光送信部55a及び光受信部55b、並びに多芯光コネクタ59を有する。
【0021】
電気コネクタ51は、センターハブ3の通信ポート30(図1参照)に接続可能な電気的コネクタである。電気コネクタ51は、光リンク5の内部においてスイッチングハブ用IC53と電気的に接続されている。また、多芯光コネクタ59は、ブランチカプラ7との間の多芯光ファイバケーブル11(図1参照)の他端が接続される多芯光コネクタである。光リンク5の内部において、多芯光コネクタ59からは少なくとも2n本の光ファイバ57が延びており、そのうちn本の光ファイバ57がn個の光送信部55aにそれぞれ結合されており、他のn本の光ファイバ57がn個の光受信部55bにそれぞれ結合されている。これにより、光送信部55a及び光受信部55bからなる各組は、それぞれ光ファイバ57、多芯光ファイバケーブル11、ブランチカプラ7、及び2芯光ファイバケーブル13を介して、対応する端末9と光学的に結合される。なお、多芯光コネクタ59と光送信部55a及び光受信部55bとを光学的に結合する手段としては光ファイバ57に限らず、様々な光学的結合手段を用いることができる。
【0022】
光送信部55aは、端末9から受信した光信号を電気信号に変換するための手段である。また、光受信部55bは、スイッチングハブ用IC53から受けた電気信号を光信号に変換するための手段である。光送信部55a及び光受信部55bは、上述したように端末9と光学的に結合されるとともに、スイッチングハブ用IC53と電気的に接続されている。
【0023】
スイッチングハブ用IC53は、電気コネクタ51、各光送信部55a、及び各光受信部55bと電気的に接続されている。スイッチングハブ用IC53は、本実施形態におけるスイッチングハブであり、センターハブ3から電気コネクタ51を介して受信したデータ、または端末9から光受信部55bを介して受信したデータを、送信先のセンターハブ3または端末9へ電気コネクタ51または光送信部55aを介して送信する。
【0024】
具体的には、スイッチングハブ用IC53は、複数の端末9及びセンターハブ3のうち通信したい装置同士を一対一で接続する機能を有する。スイッチングハブ用IC53は、複数の入出力ポートを有しており、複数の端末9及びセンターハブ3のそれぞれが何れの入出力ポートに接続されているかを内部で管理している。そして、スイッチングハブ用IC53は、任意の入出力ポートに通信回線を切り替えることができる。さらに、スイッチングハブ用IC53は、通信データを内部に一旦蓄積することによって、通信速度が異なる装置同士を接続することも可能である。例えば、センターハブ3の通信ポートがXFP(10ギガビット/秒)であっても、SFP(1ギガビット/秒)の双方向通信用インターフェースを有する端末9を接続できる。
【0025】
上記構成を備える通信ネットワークシステム1は、次のように動作する。まず、センターハブ3または或る端末9から通信データ(パケット)が送出される。センターハブ3の通信ポート30から通信データが送出された場合には、光リンク5の電気コネクタ51を介してスイッチングハブ用IC53の入出力ポートへ通信データが送られる。また、或る端末9の双方向通信用光インターフェースから通信データが光信号として送出された場合には、この光信号が、2芯光ファイバケーブル13に含まれる片方の光ファイバを介してブランチカプラ7へ送られる。そして、ブランチカプラ7において、多芯光ファイバケーブル11に含まれる1本の光ファイバへ光信号が伝搬し、光リンク5へ送られる。光リンク5では、光受信部55bによって光信号が電気信号に変換され、通信データが電気信号としてスイッチングハブ用IC53の入出力ポートへ送られる。
【0026】
スイッチングハブ用IC53が端末9またはセンターハブ3から通信データを受信すると、スイッチングハブ用IC53は、送信先に指定された端末9またはセンターハブ3が接続された入出力ポートが既知か否かを調べる。送信先の端末9またはセンターハブ3が接続された入出力ポートが既知であれば、スイッチングハブ用IC53は、送信元の入出力ポートと送信先の入出力ポートとを互いに接続する。送信先の端末9またはセンターハブ3が接続された入出力ポートが未知であれば、スイッチングハブ用IC53は、送信元の入出力ポートを全ての入出力ポートに接続する。また、スイッチングハブ用IC53は、送信元の端末9またはセンターハブ3を入出力ポートと関連付けて記録することにより、送信元の端末9またはセンターハブ3が何れの入出力ポートに接続されているかを認識し、次回の通信に備える。
【0027】
スイッチングハブ用IC53において送信先の入出力ポートへ送出された通信データは、電気コネクタ51を介してセンターハブ3の通信ポート30へ送信されるか、或いは光送信部55aにおいて光信号に変換される。光信号に変換された通信データは、多芯光ファイバケーブル11に含まれる1本の光ファイバを介してブランチカプラ7へ伝搬し、ブランチカプラ7内部において、送信先の端末9に接続された2芯光ファイバケーブル13へ送られる。そして、この光信号は2芯光ファイバケーブル13に含まれる片方の光ファイバを伝搬して送信先の端末9に達する。
【0028】
本実施形態の通信ネットワークシステム1によれば、以下の効果が得られる。すなわち、本実施形態の通信ネットワークシステム1によれば、n個の端末9からの配線(2芯光ファイバケーブル13)を1本の配線(多芯光ファイバケーブル11)に集約するためのブランチ部(ブランチカプラ7)を受動的な光学部品のみによって構成できるので、ブランチ部に電源が不要となる。また、電気回路による発熱も無いので、ブランチ部の信頼性を高めることができる。
【0029】
また、一般的に多芯光ファイバケーブルの径は比較的小さく、8芯の光ファイバケーブルでも直径が約6mm程度である。従って、光リンク5とブランチカプラ7との間に必要な配線スペースを小さくできる。また、端末9の増設に備えて多芯光ファイバケーブル11に含まれる光ファイバの本数(芯数)を増加させても配線スペースの拡大は僅かであり、端末9を容易に増設できる。
【0030】
また、本実施形態の通信ネットワークシステム1では、センターハブ3の通信ポート30の個数はブランチカプラ7の個数を満たせばよい。従って、各端末を個別にセンターハブに接続する図4のLAN構成と比較して、センターハブの通信ポート数を低減できる。
【0031】
また、本実施形態の通信ネットワークシステム1では、センターハブ3とブランチカプラ7との間、及びブランチカプラ7と端末9との間の配線がそれぞれ光ファイバケーブルによって実現されている。従って、従来のツイストペアケーブルといった電気配線と比較して最大配線長を長くできる。
【0032】
本発明による通信ネットワークシステムは、上記実施形態に限られるものではなく、他に様々な変形が可能である。例えば、上記した実施形態ではブランチカプラが端末数と同じn個の2芯光コネクタを有しているが、端末の増設に備えて予めn個以上の2芯光コネクタを有しても良い。この場合、多芯光ファイバケーブルは、ブランチカプラの2芯光コネクタの個数に応じた本数の光ファイバを含むとよい。また、スイッチングハブ用ICが光リンク内に搭載されている例を説明したが、当該ICがセンターハブ内に搭載されていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】図1は、本発明による通信ネットワークシステムの一実施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、本実施形態のブランチカプラの構成を示すブロック図である。
【図3】図3は、本実施形態の光リンクの構成を示すブロック図である。
【図4】従来のLAN構成の一例を示す図である。
【図5】従来のLAN構成の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0034】
1…通信ネットワークシステム、3…センターハブ、5…光リンク、7…ブランチカプラ、9…端末、11…多芯光ファイバケーブル、13…2芯光ファイバケーブル、30…通信ポート、51…電気コネクタ、53…スイッチングハブ用IC、55a…光送信部、55b…光受信部、57,73…光ファイバ、59,71…多芯光コネクタ、75…2芯光コネクタ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気的な通信ポートを有するセンターハブと、
双方向光通信用インターフェースを有するn個の端末のそれぞれに一端が接続されたn本の2芯光ファイバケーブルと、
前記n本の2芯光ファイバケーブルの他端が接続されたn個の2芯光コネクタ、及び少なくとも2n本の光ファイバを纏めて接続可能であって前記n個の2芯光コネクタのそれぞれと光学的に結合された多芯光コネクタを有するブランチカプラと、
少なくとも2n本の光ファイバを含み、前記ブランチカプラの前記多芯光コネクタに一端が接続された多芯光ファイバケーブルと、
前記多芯光ファイバケーブルの他端が接続された多芯光コネクタ、前記センターハブの前記通信ポートに接続された電気的コネクタ、及び前記多芯光コネクタを介して前記端末から受信したデータまたは前記電気的コネクタを介して前記センターハブから受信したデータを送信先の前記端末または前記センターハブへ送信する光リンクと
を備えることを特徴とする、通信ネットワークシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−246391(P2006−246391A)
【公開日】平成18年9月14日(2006.9.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−62887(P2005−62887)
【出願日】平成17年3月7日(2005.3.7)
【出願人】(000002130)住友電気工業株式会社 (12,747)
【Fターム(参考)】