説明

遊技機

【課題】発光部による装飾によって枠体と遊技領域とに一体感を持たせることで斬新で高い装飾効果を発揮するとともに、変化に富んだ演出による一層の興趣向上を図ることのできる遊技機を提供すること。
【解決手段】この遊技機は、映像を表示可能な映像表示装置の周囲を装飾する中央飾り部と、中央飾り部の周囲領域に設けられた遊技領域発光部と、遊技領域を視認可能とする窓部が形成され、遊技領域の前方に配置された装飾枠の窓部周囲に設けられた装飾枠発光部と、装飾枠の下側に配置されるとともに遊技媒体を貯留する貯留皿に設けられた皿枠発光部と、遊技領域発光部と装飾枠発光部と皿枠発光部とを連動発光させる発光演出を行う発光制御部と、を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技機に係り、特に装飾枠等の枠体と遊技領域とが連動した一体的な発光演出を行うことができる遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
パチンコ機においては、弾球された球が遊技領域(遊技盤面上又はその近傍に形成された領域であって、球の流下による遊技や演出を実現するための領域。)を流下して、その流下の過程で球が遊技領域内の障害釘(ゲージともいう。)や羽根車に衝突しつつ転回して流下方向が変化する。その結果、遊技領域上に配置された各種入賞口に球が入賞すれば所定の景品球払出しがされ、一方いずれの入賞口にも入賞せずアウト口に球が流入すれば景品球払出しはされない。遊技者は、弾球における自らの技量を発揮して、又は球の流下における偶然性を利用しつつ球の入賞及び景品球払出しを期待し、遊技を楽しむのである。
【0003】
このようなパチンコ機において、最近では遊技領域に図柄表示装置が配置されたものがある。図柄表示装置は、その表示画面に表示された図柄等が変動し特定の表示態様となったときに、遊技者に多量の景品球を獲得させるいわゆる「当り」を構成する。遊技機にこの図柄変動装置が配されることにより、遊技盤面の入賞口に球が入賞して所定個数の景品球払出しがされる場合のみならず、図柄変動の結果によっても多量の景品球が払い出されるので、遊技者は高い興趣性を感じることができる。
【0004】
この他にもパチンコ機には、遊技者の注意を惹きつけ、より一層高い興趣性を発揮させるために様々な装飾が施されている。例えば、遊技領域には図柄や色彩等を含む模様が付されていたり、遊技領域の前方に配置される装飾枠に合成樹脂による成型品等を用いた様々な造形が施されていたりする。
【0005】
この遊技領域に施された装飾と、装飾枠等の枠体に施された装飾とを連続した一体感のあるものにし、全体として一つのまとまりある形態として、形態的に装飾効果を高めたものとして、例えば特許文献1に開示のものがある。また、遊技領域と枠体とで形態的に一体感を持たせた装飾を連動動作させる演出を行わせたものとして、例えば、特許文献2に開示のものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2006−204459号公報
【特許文献2】特開2006−42905号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
これらは、遊技領域に施された装飾と、枠体に施された装飾とを形態的に一体感のあるものとすることで、図柄や造形を大きく迫力あるものとしたり、それらの動作により装飾効果を高めたりするものである。しかし、形態的な一体感による装飾だけでは斬新さに欠けるし、それらを連動動作させてもその変化に乏しく飽きられやすい。そこで、近年では、斬新でさらに高い装飾効果を発揮するとともに、変化に富んだ演出もできる装飾により一層の興趣向上を図りたいという要望がある。
【0008】
本発明は上記の事情に鑑みて為されたもので、発光部による装飾によって枠体と遊技領域とに一体感を持たせることで斬新で高い装飾効果を発揮するとともに、変化に富んだ演出による一層の興趣向上を図ることのできる遊技機を提供することを例示的課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するために、本発明の例示的側面としての遊技機は、遊技媒体の流下による遊技を実現する遊技領域の略中央に配置されて映像を表示可能な映像表示装置と、映像表示装置の周囲を囲んで装飾する中央飾り部に、中央飾り部の内周から外周にかけて構成された中央飾り発光部と、中央飾り部の周囲領域であって遊技領域に、中央飾り部の外周から遊技領域の外周にかけて中央飾り発光部と実質的に連続するように構成された遊技領域発光部と、遊技領域を視認可能とする窓部が構成され、遊技領域の前方に配置された装飾枠の窓部周囲から装飾枠外周にかけて遊技領域発光部と実質的に連続するように構成された装飾枠発光部と、中央飾り発光部と遊技領域発光部と装飾枠発光部とを連動発光させる発光演出を行う発光制御部と、を有する。
【0010】
装飾枠発光部と遊技領域発光部と中央飾り発光部とが実質的に連続し、これら発光部が連動発光する発光演出が行われるので、斬新で高い装飾効果を発揮して遊技者の注意を惹くことができる。また、装飾枠と遊技領域とが連動した一体感のある発光演出は迫力あるものとなり、興趣向上に寄与することができる。
【0011】
また、装飾枠と遊技領域とが一体感を持って発光すれば遊技者に与えるインパクトは大きく、発光部が発光している状態と発光していない状態とで遊技者に与える印象を大きく変化させることができる。したがって、この発光演出は変化に富んだものとなり、遊技者に飽きられにくい演出とすることができる。
【0012】
連動発光とは、例えば、すべての発光部が一斉発光したり、順番に発光(順次発光ともいう。)したりするように、発光部同士が何らかの関連性や規則性を持って発光することをいう。
【0013】
例えば、発光部を順次発光させれば、装飾枠発光部から中央飾り発光部に向けて光が走るかのような(例えば、稲妻のような。)、より興趣性の高い発光演出を行うことができる。
【0014】
順次発光としては、例えば、ある発光部から隣り合う発光部へと順番に発光・消光を行わせて光が移動していくかのように見せる場合や、ある発光部から隣り合う発光部へと消光させることなく順番に発光させていくことで光が伸びていくかのように見せる場合を概念できる。
【0015】
また、一斉発光や順次発光を組み合わせることでより一層変化に富んだ発光演出を実現することもできる。
【0016】
ここで、発光部とは、LED等の光源を有して光を発する部分であり、例えば中央飾り部や遊技領域の一部が透光性を有する透明部材等で形成され、その後面(遊技者と反対側。)に光源が配置されることで構成される。「中央飾り部の内周から外周にかけて構成された中央飾り発光部」であれば、例えば中央飾り部の内周から外周にかけて透光性を有する透明部材で形成し、その後面に光源を配置することで構成することができる。
【0017】
発光部と発光部とが「実質的に連続」するとは、隣り合う発光部を順次発光させた場合に、発光部から発光部へと光が移動したかのように見えたり、それらの発光部を同時に発光させた場合に、発光部が全体として一の発光領域を形成(例えば、一本の光のラインを形成。)するように見えたりするように発光部同士が配置されていることをいう。例えば、発光部と発光部とが隙間なく隣接配置されている場合だけでなく、発光部と発光部との間に隙間があったとしても、順次発光させた場合に光が移動したかのように見えたり、一斉に発光させた場合に一の発光領域を形成するように見えたりするように配置されている場合も含まれる。
【0018】
遊技領域発光部が、遊技媒体の入賞を抽選の契機とする抽選入賞口の近傍に構成された抽選入賞口発光部と、前記抽選の結果に基づいて前記遊技媒体の入賞率を変化させる可動部材を備える大入賞口の近傍に構成された大入賞口発光部と、を有して構成されていてもよい。
【0019】
遊技媒体の入賞が抽選(例えば、「当り」抽選)の契機となっている抽選入賞口は、遊技中において遊技者に注目される機会が多い。大入賞口も「当り」遊技中はより多くの遊技媒体を入賞させるべく遊技者に注目される機会が多い。したがって、遊技者に注目される機会の多い抽選入賞口や大入賞口の近傍に発光部を構成することで、興趣向上や装飾性向上の効果をより一層高めることができる。
【0020】
また、発光部を抽選入賞口や大入賞口の近傍に集約することで、遊技領域に他の装飾部材(例えば、造形物。)を配置するスペースを確保することもできる。入賞口と発光部とをユニット化すれば、遊技機の組立性の向上を図ることもできる。発光部と入賞口とがコンパクトにユニット化されれば、遊技領域におけるユニット自体の配置の自由度を高めることもできる。
【0021】
装飾枠の下方に配置されるとともに遊技媒体を貯留する貯留皿を備える皿枠に構成された皿枠発光部を、さらに有し、発光制御部が、中央飾り発光部と遊技領域発光部と装飾枠発光部と皿枠発光部とを連動発光させる発光演出を行うものであってもよい。
【0022】
装飾枠の下方に配置された皿枠に構成された皿枠発光部も加えて発光演出が行われるので、遊技機全体でより一層迫力のある発光演出を行うことができ、より一層の興趣向上を図ることができる。
【0023】
皿枠の前面に配置された操作部をさらに有し、操作部が操作されることに基づいて発光制御部による発光演出が行われるものであってもよい。
【0024】
操作部が操作されることに基づいて発光演出が行われるので、遊技者は操作部を操作して発光演出を行わせることができる。したがって、遊技者は遊技に自身が参加しているかのような感覚を覚え、高い面白みを感じて遊技を行うことができる。したがって、操作部が操作されることに基づく発光演出により、より一層の興趣向上を図ることができる。
【0025】
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下添付図面を参照して説明される好ましい実施の形態によって明らかにされるであろう。
【発明の効果】
【0026】
本発明によれば、枠体に構成した発光部と遊技領域に構成した発光部との装飾により、枠体と遊技領域とに光による一体感を持たせて斬新で高い装飾効果を発揮するとともに、変化に富んだ演出による一層の興趣向上を図ることのできる遊技機を提供することができる。
【0027】
また、枠体と遊技領域とが連動した一体的な発光演出が遊技者の操作に基づいて行われるようにすることで、遊技者に対し遊技に参加しているかのような感覚を与えて、より一層の興趣向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明の実施の形態1に係るパチンコ機の外観斜視図である。
【図2】図1に示すパチンコ機が有する遊技盤の正面図である。
【図3】図1に示すパチンコ機が有する中央飾りに取り付けられる右側面発光ユニットの分解図である。
【図4】(a)図1に示すパチンコ機が有する中央飾りに構成された下側面発光部部分の部分拡大正面図、(b)図1に示すパチンコ機が有する始動入賞口ユニットの拡大正面図、(c)図1に示すパチンコ機が有する大入賞口ユニットの拡大正面図である。
【図5】図1に示すパチンコ機が有する遊技制御部と映像表示装置等との接続状態を示すブロック図である。
【図6】図1に示すパチンコ機において、「発光演出」が行われた状態を示す図である。
【図7】本実施の形態2に係るパチンコ機の有する中央飾りの下側面発光部の部分拡大賞面図であって、(a)シャッター片が閉じた状態、(b)シャッター片が開いた状態を示す図である。
【実施するための形態】
【0029】
[実施の形態1]
以下、本発明の実施の形態1に係る遊技機としてのパチンコ機について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る遊技機としてのパチンコ機2の外観斜視図である。このパチンコ機2は、筐体枠(枠体)4、遊技盤(遊技装置体)6、機枠(枠体)8、前面ガラス(前面透明板)10、装飾枠(前面枠)(枠体)12、皿枠(枠体)13、発射ユニット(図示せず。)を有している。
【0030】
なお、遊技機は、パチンコ機2の他にパロット機、コインゲーム機等のアーケードマシン、各種ゲーム機を概念することができ、要するに、遊技媒体の流下による遊技を実現する遊技領域を有するあらゆる遊技機が含まれる。なお、パチンコ機においても、アレンジボール機、雀球機等の組合せ式パチンコ機、いわゆるセブン機等の景品球払出し式パチンコ機等のあらゆるパチンコ機が概念できるが、本実施の形態1においては、景品球払出し式のいわゆるセブン機について例示説明する。
【0031】
筐体枠4は、このパチンコ機2を囲むための枠体であり、平面視略長方形に構成されている。本実施の形態1においては、木材を用いているが、他にも金属材料や樹脂を用いることもできる。筐体枠4は、パチンコ機2の上下面及び左右側面を囲い、パチンコ機2内部の各種機器類を保護するとともに、それら機器類への不正アクセスを防止する機能を有している。また、筐体枠4の前面(すなわち、遊技者側。)から見て左側面側には機枠8及び装飾枠12を揺動支持するための連結軸19が設けられている。
【0032】
図2は、遊技盤6の正面図である。遊技盤6は、このパチンコ機2において、遊技媒体としての球20の流下による遊技を実現するための遊技装置体であり、パチンコ機2に内包されている。遊技盤6の遊技盤面6aには、略円形状に周囲を囲むようにレール飾り26が取り付けられ、このレール飾り26の内側面26aが遊技盤面6aに対して立設して遊技領域6bを画定している。その遊技領域6b内の略中央部には、中央装置14が配置されている。そして、その中央装置14の周囲に多数のゲージ(釘ともいう。図示せず。)、普通入賞口28、始動入賞口(抽選入賞口)29、大入賞口30、ゲート35、アウト口32、その他の各種役物(例えば、羽根車等。)が配置されている。
【0033】
後述する発射ユニットから球20が遊技領域6b内の上部に向けて発射されると、球20がゲージに衝突してその流下方向を変えつつ遊技領域6b内を流下するようになっている。その流下の途中で、あるものは普通入賞口28に入賞して一定数の景品球払出しの契機となり、あるものはいずれの入賞口にも入賞せずにアウト口32からパチンコ機2の外部へと排出される。
【0034】
中央装置14は、映像表示装置16と中央飾り(中央飾り部)18とを有して大略構成されている。
【0035】
映像表示装置16は、遊技者側から視認可能に設けられ、その表示画面16a上に映像表示を行うものである。遊技中においては、この表示画面16a上に例えば、3桁の数字により構成される変動図柄が、遊技演出として変動表示(図柄変動演出)されるようになっている。また、変動図柄の他にも文字画像や背景画像が表示画面16a上に表示されるようになっている。
【0036】
この映像表示装置16を利用して、パチンコ機2内部で行われる「当り」「外れ」の抽選(以下、単に「抽選」という。)によって図柄変動演出が行われ、その結果としての停止態様が所定態様(例えば、「7・7・7」。)となった場合に遊技者に利益を付与する「当り」遊技が構成される。
【0037】
映像表示装置16は、その表示画面16a上に発光映像を表示することもできる。ここで「発光映像」とは、ある程度高い輝度で表示画面16a上に表示される映像である。「発光映像」によって、それを見た遊技者にまぶしさを感じさせたりすることができる。このような発光映像を映像表示装置16の表示画面16a上に表示させることで、遊技者に対し視覚的に強いインパクトを与えることができる。
【0038】
映像表示装置16は後述する遊技制御部と接続されており、その遊技制御部による制御に基づいて図柄変動演出を行ったり発光したりするようになっている。
【0039】
中央飾り18は、映像表示装置16の周囲を囲み、表示画面16aよりも前方にせり出すように形成された装飾部材である。中央飾り18が表示画面16aよりも前方にせり出すように形成されているので、中央装置14は全体として奥行き感のある迫力あるものとなっている。
【0040】
中央飾り18の右側方の内側面には複数の右側面発光部24が構成されている。右側面発光部24は、その投光方向が、前方方向よりも遊技領域6bの中央寄りに傾いた斜め前方方向となっている。したがって、遊技者に対して、中央飾り18の周囲から自身に向かって光が投光されているかのような感覚を与えることができる。中央飾り18が表示画面16aよりもせり出しているという形状的な効果に加え、右側面発光部24から光を投光することによって、中央装置14ひいては遊技領域6bにより一層の奥行き感を感じさせることができ、パチンコ機2の迫力増大・装飾性向上を図ることができる。
【0041】
複数の右側面発光部24は右側面発光ユニット22としてユニット化されている。(図3も参照。)。右側面発光ユニット22は、右側ベース板23と複数の右側面発光部24とを有して構成され、中央飾り18に着脱可能に取り付けられている。右側面発光部24は透光レンズ24a、挟持部材25を有して大略構成されている。
【0042】
右側ベース板23は、右側面発光ユニット22を中央飾り18に取り付ける際に、ビス固定するための取付基部としての機能を有する。右側ベース板23には、投光レンズ24a等を組み付けるための複数の開口23aが形成されている。
【0043】
透光レンズ24aは、透明又は半透明の透光性を有する樹脂材料で形成されており、右側ベース板23の開口23a部分に組み付けられている。
【0044】
挟持部材25は、前方挟持部材25aと後方挟持部材25bとを有して構成されている。前方挟持部材25aと後方挟持部材25bとは、ビスで結合することができるようになっている。そして、前方挟持部材25aと後方挟持部材25bとで、右側ベース板23と透光レンズ24aとを前後から挟み込んで結合することで、これらを開口23a部分に組み付けることができるようになっている。
【0045】
後方挟持部材25bには右側光源25cが配置されている。右側光源25cは、発光時に透光レンズ24aを通して斜め前方に光を発する機能を有する。
【0046】
したがって、透光レンズ24aと右側光源25cとをそれぞれ右側ベース板23に固定せずに、挟持部材25で挟み込むだけで右側面発光ユニット22を組み立てることができるので、組立工程を簡略化することができる。
【0047】
さらに、予め組み立てた右側面発光ユニット22を中央飾り18に取り付けるだけで中央飾りに対して複数の右側面発光部24を構成することができるので、右側面発光部24を1つずつ中央飾り18に対して取り付ける場合に比べて、中央飾り18の組立性を向上させることができる。
【0048】
中央飾り18の下側面には、その内周18bから外周18cにかけて映像表示装置16の表示画面16aと実質的に連続するように下側面発光部(中央飾り発光部)34が構成されている。図4(a)は、中央飾り18の下側面発光部34部分を拡大した部分拡大正面図である。下側面発光部34は、中央飾り18の下側面にその内周18bから外周18cにかけて形成された下側面透光部18aとその後方に配置された下側光源36とを有して構成されている。
【0049】
下側面透光部18aは透明又は半透明の透光性を有する樹脂材料で形成されている。 下側光源36は、下側面透光部18aの後方に下側面透光部18aに沿うように配置されて、発光時にその下側面透光部18aを通して前方に光を発する機能を有する。
【0050】
下側光源36が発光すると、中央飾り18のうち下側面透光部18aが発光したかのように見え、中央飾り18の外周18cから内周18bにかけて光のラインが形成されるようになっている。
【0051】
なお、下側光源36は後述する遊技制御部と接続されており、その遊技制御部による制御に基づいて発光したり、発光しなかったりするようになっている。
【0052】
始動入賞口29は中央飾り18の下方に配置されている。始動入賞口29への球20の入賞が契機となり、後述する遊技制御部による抽選が行われ、図柄変動演出が開始されるようになっている。始動入賞口29は、始動入賞口ユニット38が遊技盤面6aに取り付けられることで遊技領域6bに構成されるようになっている(図4(b)も参照。)。
【0053】
始動入賞口ユニット38は、始動入賞具38aと始動入賞口用ベース板38bとを有して構成される。始動入賞具38aは、始動入賞口29を形成するためのものであって、遊技領域6bを流下する球20を受け入れることができるようになっている。始動入賞具38aは、始動入賞口用ベース板38bと一体に形成されている。
【0054】
始動入賞口用ベース板38bには、始動入賞口ユニット38を遊技盤面6aにビス固定するためのビス孔(図示せず。)が形成されている。このビス孔を用いて始動入賞口用ベース板38bを遊技盤面6aに固定することで、始動入賞具38aを遊技盤面6aに取り付けることができるようになっている。
【0055】
始動入賞口用ベース板38bの始動入賞口29近傍には、始動入賞口発光部(抽選入賞口発光部)(遊技領域発光部)39が構成されている。始動入賞口発光部39は、始動入賞口透光部39aとその後方に配置された始動入賞口光源39bとを有して構成されている。
【0056】
始動入賞口透光部39aは、始動入賞口用ベース板38bの上下にわたって形成されており、透明又は半透明の透光性を有する樹脂材料で形成されている。始動入賞口光源39bは、始動入賞口透光部39aの後方に始動入賞口透光部39aに沿うように配置されて、発光時にその始動入賞口透光部39aを通して前方に光を発する機能を有する。
【0057】
始動入賞口光源39bが発光すると、始動入賞口用ベース板38bのうち、始動入賞口透光部39aが発光したかのように見え、始動入賞口用ベース板38bの上下にわたって光のラインが形成されるようになっている。
【0058】
なお、始動入賞口光源39bは後述する遊技制御部と接続されており、その遊技制御部による制御に基づいて発光したり、発光しなかったりするようになっている。
【0059】
大入賞口30は始動入賞口29の下方に配置されている。大入賞口30は、大入賞口ユニット40が遊技盤面6aに取り付けられることで遊技領域6bに構成されるようになっている(図4(c)も参照。)。大入賞口ユニット40は、大入賞口用ベース板40aと開閉扉(可動部材)40bとを有して構成される。
【0060】
大入賞口用ベース板40aには、大入賞口30が形成されている。開閉扉40bは、大入賞口30を塞いで、前後に開閉可能に配置されている。この開閉扉40bが閉状態のときは大入賞口30に球20が入賞することができず、開閉扉40bが開状態のときに大入賞口30に球20が入賞できるようになっている。開閉扉40bは、始動入賞口29への球20の入賞を契機として行われる抽選の結果が「当り」となった場合に開状態となって大入賞口30への球20の入賞率を高めるようになっている。
【0061】
大入賞口用ベース板40aには、大入賞口ユニット40を遊技盤面6aにビス固定するためのビス孔(図示せず。)が形成されている。このビス孔を用いて、大入賞口用ベース板40aを遊技盤面6aに固定することで、大入賞口30を遊技領域6bに構成することができるようになっている。
【0062】
大入賞口30へ球20が入賞すると、所定個数の景品球が払い出されるようになっている。大入賞口30の開閉扉は上述したように「当り」遊技中に開状態となるようになっているので、遊技者は「当り」遊技中に大入賞口30に多量の球20を入賞させて多量の景品球を獲得することができるのである。
【0063】
大入賞口用ベース板40aの大入賞口30近傍には、大入賞口発光部(遊技領域発光部)41が構成されている。大入賞口発光部41は、大入賞口透光部41aとその後方に配置された大入賞口光源41bとを有して構成されている。
【0064】
大入賞口透光部41aは、大入賞口用ベース板40aの上下にわたって形成されており、透明又は半透明の透光性を有する樹脂材料で形成されている。大入賞口光源41bは、大入賞口透光部41aの後方に大入賞口透光部41aに沿うように配置されて、発光時にその大入賞口透光部41aを通して前方に光を発する機能を有する。
【0065】
大入賞口光源41bが発光すると、大入賞口用ベース板40aのうち、大入賞口透光部41aが発光したかのように見え、大入賞口用ベース板40aの上下にわたって光のラインが形成されるようになっている。
【0066】
なお、大入賞口光源41bは後述する遊技制御部と接続されており、その遊技制御部による制御に基づいて発光したり、発光しなかったりするようになっている。
【0067】
始動入賞口ユニット38と大入賞口ユニット40とは、中央飾り18の下方に上下に並んで配置されて、始動入賞口発光部39と大入賞口発光部41とで、中央飾り18の外周18cから遊技領域6bの外周6cにかけて、下側面発光部34と実質的に連続する発光部を構成するようになっている。
【0068】
中央装置14の左側方には、ゲート35とゲート発光部35aも配置されている。遊技領域6bを流下する球20がゲート35を通過したことが図示しない球検出器に検出されると、ゲート発光部35aが発光するようになっている。ゲート35を球20が通過したことを光で遊技者に報知することができるので、ゲート35を球20が通過したことを遊技者が見逃してしまうのを防止することができる。
【0069】
なお、ゲート発光部35aが発光するタイミングは、球20がゲート35を通過したときに限られず、遊技状況に合わせた所定のタイミングで発光させれば、演出に用いることもできる。
【0070】
機枠8は、パチンコ機2を囲むとともに、遊技盤6を保持するための枠体であり、遊技盤6の周囲を囲むように構成されている。
【0071】
前面ガラス10は、遊技盤6に対して一定距離以上離間して配置された透明板である。前面ガラス10は透明平板ガラスで形成されて装飾枠12に保持され、遊技盤6との間に球20が流下する流下空間を形成する機能、遊技者が前面ガラス10を通して遊技盤6を視認できるように視認性を確保する機能、遊技者が遊技盤6に不正にアクセス(接触)できないように不正アクセスを防止する機能、を発揮する。
【0072】
前面透明板としてはガラス素材の前面ガラス10の他に、もちろん透明アクリル等の樹脂材料が使用されてもよい。また、本実施の形態1においては、前面ガラス10が装飾枠12に保持されるが、前面ガラス10が遊技盤6の前面に取り付けられて、遊技盤6とともに機枠8に保持されるように構成されていてもよい。
【0073】
装飾枠12は、パチンコ機2を囲む枠体であり、遊技領域6bの前方に連結軸19によって前方開閉可能に揺動支持されて前面ガラス10を保持する機能を有する。装飾枠12には、保持された前面ガラス10を通して、その後方に配置される遊技盤6の遊技領域6bが視認可能となるように窓部12aが形成されている。窓部12aの上方には、パチンコ機2を装飾し、遊技を演出するための装飾部材12bが配置されている。
【0074】
装飾枠12の下側部分には、装飾枠発光部12cが構成されている。装飾枠発光部12cは、装飾枠透光部12dとその後方に配置された装飾枠光源12eとを有して構成されている。
【0075】
装飾枠透光部12dは、窓部12aの周囲12fから装飾枠12の外周12gにかけて大入賞口発光部41と実質的に連続するように形成されており、透明又は半透明の透光性を有する樹脂材料で形成されている。装飾枠光源12eは、装飾枠透光部12dの後方に装飾枠透光部12dに沿うように配置されて、発光時にその装飾枠透光部12dを通して前方に光を発する機能を有する。
【0076】
装飾枠光源12eが発光すると、装飾枠12のうち、装飾枠透光部12dが発光したかのように見え、装飾枠12の下側部分において窓部12aの周囲12fから装飾枠12の外周12gにかけて光のラインが形成されるようになっている。なお、装飾枠光源12eは後述する遊技制御部と接続されており、その遊技制御部による制御に基づいて発光したり、発光しなかったりするようになっている。
【0077】
皿枠13は、機枠8の前方であって装飾枠12の下方に連結軸19によって前方開閉可能に揺動支持されている。皿枠13には、上皿13aと下皿13bとが形成されている。
【0078】
上皿13aは、球20を発射位置に導くべく貯留するためのもので、下皿13bとともに遊技者の持ち球を貯留する機能を有する。上皿13aは、景品としてパチンコ機2から払い出された球20を受け取る機能も有している。
【0079】
上皿13aは、皿枠9の前面側に突出して、その上面が開放した形状で形成されており、遊技を行うために球20をその上面から投入可能となっている。下皿13bは、その上皿13aの下方に配置されている。遊技者が遊技を終了する場合には、上皿13aに貯留された球20を球排出ボタン13cによって下皿13bへと排出することができるようになっている。
【0080】
上皿13aの前面には、上皿発光部(皿枠発光部)13dが構成されている。上皿発光部13dは、上皿13aの前面に形成された上皿透光部13eとその後方に配置された上皿光源13fとを有して構成されている。
【0081】
上皿透光部13eは、上皿13aの前面に形成されており、透明又は半透明の透光性を有する樹脂材料で形成されている。上皿光源13fは、上皿透光部13eの後方に配置されて、発光時にその上皿透光部13eを通して前方に光を発する機能を有する。
【0082】
なお、上皿光源13fは後述する遊技制御部と接続されており、その遊技制御部による制御に基づいて発光したり、発光しなかったりするようになっている。
【0083】
本実施の形態1においては、上皿13aと下皿13bとを別々に構成しているが、もちろん上皿13aと下皿13bとが一体となって1つの球皿が構成されていてもよい。
【0084】
皿枠13の前面であって左下方には操作ボタン(操作部)42も配置されている。操作ボタン42は、遊技者によって操作される(操作ボタンを押される。)と、後述する遊技制御部に操作信号を送信する機能を有する。
【0085】
図5に示すように、遊技制御部(発光制御部)44は、映像表示装置16、下側光源36、始動入賞口光源39b、大入賞口光源41b、装飾枠光源12e、上皿光源13f、操作ボタン42と情報送受信可能に接続されている。
【0086】
遊技制御部44は、機枠8の後方に配置され、始動入賞口29に球20が入賞した際に、抽選及び「演出パターン」選択を行う機能を有する。本実施の形態1においては、「演出パターン」として、「演出無し」、「演出パターン1」「演出パターン2」の3種類が用意されている。
【0087】
「演出無し」が選択された場合には、映像表示装置16の表示画面16a上で変動図柄の変動を開始し停止表示させる以外の特別の演出は行われない。「演出無し」は、抽選の結果が「外れ」となった場合に選択され易くなっている。
【0088】
「演出パターン1」が選択された場合には、遊技制御部44は、図柄変動開始の後に映像表示装置16の表示画面16aに「操作ボタンを押してください」と表示させる。しかし、「演出パターン1」では、操作ボタン42が遊技者によって押されて、遊技制御部44が操作信号を受信しても、遊技制御部44はそれ以上の演出を行わないまま変動図柄を停止表示させる。「演出パターン1」も、抽選の結果が「外れ」となった場合に選択され易くなっている。
【0089】
「演出パターン2」が選択された場合には、遊技制御部44は「演出パターン1」と同様に、図柄変動開始の後に映像表示装置16の表示画面16aに「操作ボタンを押してください」と表示させる。表示画面16aに「操作ボタンを押してください」と表示されている間に、操作ボタン42が遊技者によって押されて、遊技制御部44が操作信号を受信すると、遊技制御部44は「発光演出」を始動入賞口発光部39等に行わせるとともに、それに合わせて映像表示装置16の表示画面16aに発光映像を表示させる。
【0090】
具体的には、遊技制御部44は「発光演出」として、上皿発光部13dから映像表示装置16まで順次発光させるべく、上皿光源13fから装飾枠光源12e、大入賞口光源41b、始動入賞口光源39b、下側光源36を順番に発光させる。下側光源36まで発光させた後に、映像表示装置16の表示画面16aに発光映像を表示させる。そして、遊技制御部44は「発光演出」の後に変動図柄を停止表示させる。
【0091】
「演出パターン2」は、抽選の結果が「当り」となった場合に選択され易くなっている。したがって、遊技者が操作ボタン42を押した際に「発光演出」が行われた場合には、遊技者の「当り」遊技への期待感が高まることとなる。つまり、抽選の結果が「当り」となった場合に「演出パターン2」が選択され易くすることで、「発光演出」による興趣向上効果をより一層高めることができるのである。
【0092】
また、この「発光演出」はパチンコ機2の下方に配置された皿枠13から遊技領域6bの中央(表示画面16a)に向けて光が走るかのような新規で興趣性の高いものとなる。また、「発光演出」は、皿枠13、装飾枠12、遊技領域6bとパチンコ機2前面の大きな領域を使って行われ、皿枠13から遊技領域6b中央の映像表示装置16にかけて大きな光のラインが形成される(図6の斜線部分を参照。)ため迫力のある演出となる。さらに「演出パターン1」又は「演出パターン2」が選択された場合、遊技者は操作ボタン42を押して「発光演出」が行われるか否かを確認できるので、遊技に参加しているかのような感覚を覚え、高い面白みを感じて遊技を行うことができる。
【0093】
なお、本実施の形態1では、「発光演出」と合わせて、映像表示装置16の表示画面16a上に発光映像を表示させているが、これに限られず、「発光演出」によって表示画面16aに向かってきた光を受け取るようなキャラクター映像を表示したりしてもよい。
【0094】
発射ユニットは、球供給装置によって上皿13aから発射位置に送り出された球20を遊技領域6bの上部に向けて発射(弾球)するためのものである。発射ユニットは、例えば発射位置の球20を弾球する発射杆、その発射杆を駆動する発射モータ、発射杆を付勢して弾球のための力を発生させる発射バネ等を有してユニット構成され、機枠8に取り付けられている。その発射ユニットによる球発射のため、遊技者の操作に基づいて球発射のオンオフ及びその発射強度調整を実現する発射ハンドル56がパチンコ機2の前面下方に設けられているが、詳細は省略する。
【0095】
なお、本実施の形態1では順次発光として上皿発光部13dから映像表示装置16に向けて順番に発光させるようにしているが、これに限られず、例えば映像表示装置16から上皿発光部13dに向けて順番に発光させてもよいし、大入賞口発光部41から映像表示装置16と上皿発光部13dとに向けて順番に発光させてもよい。
【0096】
また、本実施の形態では、装飾枠等の枠体から遊技領域に向けて1本の光のラインが形成されるようになっているが、もちろん複数の光のラインが形成されるようになっていても構わない。複数の光のラインが形成されれば、より派手で興趣性・装飾性の高い「発光演出」とすることができる。
【0097】
ここで、「発光演出」において6本の光のラインが形成され、1本の光のラインに対して発光部がn個ある場合、6本の光のラインの発光を制御する制御部には少なくとも6n個の入出力ポートが必要となる。しかし、2本の光のライン同士を同時に発光させるように構成すれば(つまり、同時発光する光のラインが3組できる。)、制御部に必要なポート数は半分の3n個となる。さらに、同時発光する光のライン同士が離れた位置関係となるようにすれば(例えば、装飾枠の対角となるような位置関係。)、3組の光のラインの発光・消光を繰り返して、擬似的に6本の光のラインがランダムに発光・消光を繰り返しているかのように感じさせることもできる。
【0098】
[実施の形態2]
上記実施の形態1においては、下側面発光部34が下側面透光部18aと下側光源36とを有して構成されている。しかし、本実施の形態2においては、図7(a),図7(b)に示すように、下側面発光部134が下側面透光部118a、下側光源136に加えてシャッター部材117を有して構成されている。なお、本実施の形態2において、上記実施の形態1と同様の構成については、同様の符号を付してその説明を省略する。
【0099】
下側面透光部118aは、中央飾り18の下側部分に形成されており、透明又は半透明の樹脂材料で形成されている。下側光源136は、下側面透光部118aの後方に配置されて、発光時にその下側面透光部118aを通して前方に光を発する機能を有する。
【0100】
シャッター部材117は、図7(a)に示すように、左右2枚のシャッター片117a,117bを有して構成されている。シャッター片117a,117bは、その表面がメッキ処理されており、透光性を有さないようになっている。シャッター片117a,117bは左右にスライド移動可能となっており、閉状態においては下側面透光部118aの前方に位置し、下側面透光部118aの周囲部分を覆っている。シャッター片117a,117bは、開状態となると左右にスライド移動して下側面透光部118aの前方から退避するようになっている。
【0101】
シャッター片117a,117bが開状態のときの方が、下側面透光部118aの前方からシャッター片117a,117bが退避しているため、閉状態のときよりも下側光源136からの光をより多く透光させる。したがって、シャッター片117a,117bが開状態(以下、シャッター開状態という。)のときに行われる「発光演出」の方が、閉状態(以下、シャッター閉状態という。)のときに行われる「発光演出」に比べてよりまぶしく、派手なものとなる。
【0102】
本実施の形態2では、抽選の結果が「当り」の場合に、シャッター閉状態における「発光演出」よりも、シャッター開状態における「発光演出」の方が選択され易くなっている。したがって、よりまぶしく、派手な「発光演出」が行われるほど遊技者の「当り」遊技への期待感が高まることとなる。
【0103】
遊技者は、操作ボタン42を押した際に、発光部が光るか否かだけでなく、シャッター部材が開くか否かにも注目することになり、より高い面白みを感じて遊技を行うことができる。
【0104】
本実施の形態2の構成によれば「発光演出」によって遊技者に与える「当り」遊技への期待感を、シャッター部材117等の可動部材の動作によって変化させることができ、より一層の興趣向上、装飾性向上を図ることができる。
【0105】
以上、本発明の好ましい実施の形態を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、その要旨の範囲内で様々な変形や変更が可能である。
【符号の説明】
【0106】
2:パチンコ機(遊技機)
4:筐体枠(枠体)
6:遊技盤(遊技装置体)
6a:遊技盤面
6b:遊技領域
6c:外周
8:機枠(枠体)
10:前面ガラス(前面透明板)
12:装飾枠(枠体)
12a:窓部
12b:装飾部材
12c:装飾枠発光部
12d:装飾枠透光部
12e:装飾枠光源
12f:周囲
12g:外周
13:皿枠(枠体)
13a:上皿
13b:下皿
13c:球排出ボタン
13d:上皿発光部(皿枠発光部)
13e:上皿透光部
13f:上皿光源
14:中央装置
16:映像表示装置
16a:表示画面
18:中央飾り(中央飾り部)
18a:下側面透光部
18b:内周
18c:外周
19:連結軸
20:球
22:右側面発光ユニット
23:右側ベース板
23a:開口
24:右側面発光部
24a透光レンズ
25:挟持部材
25a:前方挟持部材
25b:後方挟持部材
25c:右側光源
26:レール飾り
26a:内側面
28:普通入賞口
29:始動入賞口(抽選入賞口)
30:大入賞口
32:アウト口
34:下側面発光部(中央飾り発光部)
35:ゲート
35a:ゲート発光部
36:下側光源
38:始動入賞口ユニット
38a:始動入賞具
38b:始動入賞口用ベース板
39:始動入賞口発光部(抽選入賞口発光部)(遊技領域発光部)
39a:始動入賞口透光部
39b:始動入賞口光源
40:大入賞口ユニット
40a:大入賞口用ベース板
40b:開閉扉(可動部材)
41:大入賞口発光部(遊技領域発光部)
41a:大入賞口透光部
41b:大入賞口光源
42:操作ボタン(操作部)
44:遊技制御部(発光制御部)
56:発射ハンドル
117:シャッター部材
117a,117b:シャッター片
118a:下側面透光部
134:下側面発光部
136:下側光源

【特許請求の範囲】
【請求項1】
映像を表示可能な映像表示装置の周囲を装飾する中央飾り部と、
前記中央飾り部の周囲領域に設けられた遊技領域発光部と、
前記遊技領域を視認可能とする窓部が形成され、前記遊技領域の前方に配置された装飾枠の該窓部周囲に設けられた装飾枠発光部と、
前記装飾枠の下側に配置されるとともに前記遊技媒体を貯留する貯留皿に設けられた皿枠発光部と、
前記遊技領域発光部と前記装飾枠発光部と前記皿枠発光部とを連動発光させる発光演出を行う発光制御部と、を有する遊技機。
【請求項2】
映像を表示可能な映像表示装置の周囲を装飾する中央飾り部と、
前記中央飾り部の周囲領域に設けられた遊技領域発光部と、
前記遊技領域を視認可能とする窓部が形成され、前記遊技領域の前方に配置された装飾枠の該窓部周囲に設けられた装飾枠発光部と、
前記装飾枠の下側に配置されるとともに前記遊技媒体を貯留する貯留皿に設けられた皿枠発光部と、
遊技者が操作可能な操作部と、
前記遊技領域発光部と前記装飾枠発光部と前記皿枠発光部とを、操作部の操作信号に基づき連動発光させる発光演出を行う発光制御部と、を有する遊技機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2013−78696(P2013−78696A)
【公開日】平成25年5月2日(2013.5.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2013−21985(P2013−21985)
【出願日】平成25年2月7日(2013.2.7)
【分割の表示】特願2008−15638(P2008−15638)の分割
【原出願日】平成20年1月25日(2008.1.25)
【出願人】(390031783)サミー株式会社 (5,279)
【Fターム(参考)】