説明

過電流制限器

【課題】第1及び第2の信号端子並びに接地端子を有する保安器の過電流保護を行う過電流制限器に関し、機器を過電流から確実に保護でき、かつ、動作後も交換が不要となる過電流制限器を提供する。
【解決手段】第1及び第2の信号端子部材を有する保安器に装着されて、過電流保護を行う過電流制限器において、過電流時に絶縁状態となるスイッチ素子と、一端がスイッチ素子の一端に接続された第1の端子部材と、一端がスイッチ素子の他端に接続された第2の端子部材と、第1の端子部材と第2の端子部材との間に、スイッチ素子を被覆するように装着されるケース部材とを有し、第1の端子部材が第1の信号端子に接触し、第2の端子部材が第2の信号端子部材に接触するように第1の信号端子部材と第2の信号端子部材との間に装着され、過電流時にスイッチ素子が略絶縁状態となることにより第1の信号端子部材と第2の信号端子部材とを絶縁して、過電流保護を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は過電流制限器に係り、特に、第1の信号端子及び第2の信号端子並びに接地端子を有する避雷器弾器の過電流保護を行う過電流制限器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より信号ケーブルと通信機器との間には、過電流やサージから通信機器を保護するために保安器が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図8は従来の保安器の一例の構成図を示す。
【0004】
保安器400は、主に、避雷器弾器411及び過電流制限器412、及び、サージ吸収装置413から構成されている。
【0005】
避雷器弾器411は、接地板421、第1の信号端子部材422、第2の信号端子部材423、可動部材424、接地端子部材425、絶縁部材426、ボルト427、ナット428から構成されている。
【0006】
接地板421には、接地端子部材425が保持されている。また、接地板421には、第1の信号端子部材422及び第2の信号端子部材423が絶縁部材426を挟んでボルト427及びナット428により固定されている。さらに、可動部材424は、第2の信号端子部材423に可動状態で保持されている。
【0007】
過電流制限器412は、ケースに固定された心棒にヒートコイルがケースから突出した状態で半田付けされた構成とされている。過電流制限器412は、図8(A)に示すように第1の信号端子部材422にケースが係合し、第2の信号端子部材443にヒートコイルが係合した状態で第1の信号端子部材422と第2の信号端子部材423との間に挿入されている。
【0008】
このとき、ヒートコイルを介して第2の信号部材423から第1の信号端子部材442に電流が流れるように構成されている。
【0009】
ヒートコイルに流れる電流が過電流状態となると、ヒートコイルが発熱して、心棒とヒートコイルとを固着している半田が溶融する。ヒートコイルと心棒とを固着している半田が溶融することによって、ヒートコイルが心棒の軸方向に変位可能な状態となる。ヒートコイルが変位可能な状態となることによって、第1の信号端子部材422の弾性復元力によってケース内に押圧される。
【0010】
これにより心棒が第2の信号端子部材422から可動部材424方向に突出する。第2の信号端子部材422から可動部材424方向に心棒が突出することにより、心棒により可動部材424が接地端子部材425方向に押圧され、図8(B)に示すように可動部材424が接地端子部材425に接触する。可動部材424が接地端子部材425に接触することにより、第1の信号端子部材422及び第2の信号端子部材423が接地端子部材424に接続される。これによって、電流を接地に逃がし、過電流状態を解消している。
【0011】
なお、サージ吸収装置413は、第2の信号端子部材422と接地端子部材425との間に装着されており、サージ発生時に第2の信号端子部材422と接地端子部材425とを短絡させることにより電流を接地に逃がし、サージを吸収していた。
【特許文献1】特開2001−211544号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
しかるに、従来の保安器に装着される過電流制限器は、いわゆる、ヒートコイルから構成されており、可動部を有するため、動作が遅いなどの問題点があった。また、ヒートコイルは、構造が複雑であり、生産性が悪いなどの問題点があった。さらに、ヒートコイルは、一度動作すると過電流状態が解消しても元に戻ることはなく、過電流保護が行われた後は、交換する必要となり、メンテナンス性が悪かった。
【0013】
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、機器を過電流から高速、かつ、確実に保護でき、かつ、過電流保護動作後も交換が不要となる過電流制限器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明は、第1の信号端子部材及び第2の信号端子部材を有する保安器に装着されて、過電流保護を行う過電流制限器において、過電流時に絶縁状態となるスイッチ素子と、一端がスイッチ素子の一端に接続された第1の端子部材と、一端がスイッチ素子の他端に接続された第2の端子部材と、第1の端子部材と第2の端子部材との間に、スイッチ素子を被覆するように装着されるケース部材とを有し、第1の端子部材が第1の信号端子に接触し、第2の端子部材が第2の信号端子部材に接触するように第1の信号端子部材と第2の信号端子部材との間に装着され、過電流時にスイッチ素子が略絶縁状態となることにより第1の信号端子部材と第2の信号端子部材とを絶縁して、過電流保護を行うことを特徴とする。
また、スイッチ素子は、サーミスタ素子から構成されていることを特徴とする。
さらに、第1の端子部材はスイッチ素子に接続される接続部と、第1の信号端子部材に面接触する鍔部と、第1の信号端子部材に形成された位置決め孔に係合する係合部とが一体に形成された構成とされており、第2の端子部材はスイッチ素子に接続される接続部と、第2の信号端子部材に面接触する鍔部と、第2の信号端子部材に形成された位置決め孔に係合する係合部とが一体に形成された構成とされており、第1の端子部材と第2の端子部材と同一の形状とされていることを特徴とする。
また、係合部は、第2の信号端子部材に形成された位置決め孔の周囲に係合する段部を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、過電流制限器を、過電流時に絶縁状態となるスイッチ素子と、一端がスイッチ素子の一端に接続された第1の端子部材と、一端がスイッチ素子の他端に接続された第2の端子部材と、第1の端子部材と第2の端子部材との間に、スイッチ素子を被覆するように装着されるケース部材とから構成し、第1の端子部材が第1の信号端子に接触し、第2の端子部材が第2の信号端子部材に接触するように第1の信号端子部材と第2の信号端子部材との間に装着し、過電流時にスイッチ素子が略絶縁状態となることにより第1の信号端子部材と第2の信号端子部材とを絶縁して、過電流保護を行うようにすることにより、可動部が不要となるので、ヒートコイル用いた従来品より高速な過電流保護ができ、信頼性を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
図1は本発明の過電流制限器の一実施例の分解斜視図、図2は本発明の過電流制限器の一実施例の組立時の斜視図を示す。
【0017】
本実施例の過電流制限器100は、スイッチ素子111、第1の端子部材112、第2の端子部材113、ケース114から構成されている。
【0018】
スイッチ素子111は、過電流状態になると略絶縁状態となるスイッチ素子であり、例えば、サーミスタ素子から構成されている。サーミスタ素子としては、略板状に成型されたポリマ系樹脂の固まりからなるポリマ系PCTサーミスタ素子(Positive Temperature Coefficient)が考えられる。ポリマ系のPTCサーミスタは、正の温度係数を持ち、素子の温度が所定の温度を超えると、急激に抵抗値が増加し、略絶縁状態となるデバイスである。また、ポリマ系のPTCサーミスタ素子の抵抗値変化は、可逆性であり、電源をいったんオフにすることにより、素子温度が下がり、元の抵抗値に戻り、導通可能となる。このため、ヒューズのように交換する必要がない。
【0019】
図3は第1の端子部材112の側面図を示す。
【0020】
第1の端子部材112は、導電材よりなり、接続部121、溝部122、鍔部123、係合部124を切削加工により一体的成形した構成とされている。
【0021】
接続部121は、略円錐台状とされており、その上面がスイッチ素子111の一面に突き当てられて半田付けされる。接続部121の上面は、スイッチ素子111の一面の大きさより小さくなるように形成されており、接続部121の上面をスイッチ素子111の一面に突き当てたときに接続部121とスイッチ素子111との間に楔形の溝が形成される。
【0022】
接続部121とスイッチ素子111とを半田付けするときに、この楔形の溝に半田が溜まり、接続部121とスイッチ素子111とを確実に固定できる。また、半田がスイッチ素子111の側面側に回り込むのを防止できる。
【0023】
接続部121の底面は、溝部122を介して鍔部123に連結している。接続部121と鍔部123との間には溝部122が形成されている。溝部122には、ケース114の内周側に形成された凸部131が係合する。
【0024】
鍔部123は、略円盤状に形成されており、一面側が溝部122を介して接続部が連結しており、他面に保安器の第1の信号端子が面接触する。
【0025】
係合部124は、略円柱状をなし、鍔部123の略中央から外側、矢印A方向に突出して形成されている。係合部124は、第1係合部124a及び第2係合部124bから構成されている。第1係合部124aは、第1の信号端子部材141に形成された係合部142に係合する。
【0026】
第2係合部124bは、第1係合部124aより直径が小さく、第1の信号端子部材に形成された係合部は貫通する。また、第2係合部124bは、第2の信号端子部材151に形成された係合部152が貫通し、第1係合部124aの上端面、矢印A方向の端面に突き当たる。
【0027】
さらに、第2係合部124bの上端面、矢印A方向の端面は、可動端子部材161に突き当たる。
【0028】
第2の端子部材113は、第1の端子部材112と同じ構造であり、接続部121がスイッチ素子111の第1の端子部材112が半田付けされる面とは反対側の面に半田付けされる。
【0029】
第1の端子部材112及び第2の端子部材113は、全く同じ構造である。よって、第1の端子部材112と第2の端子部材113とを共用することできるため、製造コストを低減できる。
【0030】
〔ケース114〕
ケース114は、ケース半体114a、114bからなり、ケース半体114aとケース半体114bとを組み合わせることにより略円筒形状となるように構成されている。
【0031】
ケース半体114a、114bは、その内周側の両端部近傍に凸部131が形成されている。凸部131は、前述の如く、第1の端子部材112の溝部122及び第2の端子部材112の溝部122に係合する。ケース114は、第1の端子部材112及び第2の端子部材113をスイッチ素子111に半田付けした後に、両端面が第1の端子部材112の鍔部123と第2の端子部材113の鍔部123により挟持され、かつ、凸部131が第1の端子部材112及び第2の端子部材113の溝部122に係合するように取り付けられる。
【0032】
ケース114を取り付けることによって図2に示すようにスイッチ素子111及び第1の端子部材112及び第2の端子部材113の接続部121がケース114の内部に収納される。
【0033】
本実施例の過電流制限器100は、ヒートコイルとは逆に、過電流時に第1の信号端子部材141と第2の信号端子部材151との間を絶縁状態とすることにより第1の信号端子部材141側を第2の信号端子部材151から流れ込む過電流から保護している。
【0034】
〔適用例〕
次に過電流制限器100を適用した保安器について説明する。
【0035】
図4は過電流制限器100の適用例の構成図を示す。
【0036】
本適用例は、過電流制限器100を保安器200に装着した例を示している。
【0037】
保安器200は、避雷器弾器211に過電流制限器100及びサージ吸収装置300を装着した構成とされている。
【0038】
避雷器弾器211は、接地板221に接地端子部材222を装着するとともに、前述の第1の信号端子部材141及び第2の信号端子部材151をボルト2234及びナット225により絶縁部材223に締め付けることにより接地板221に固定した構成とされている。また、第2の信号端子部材151には、可動部材161が矢印C1、C2方向に弾性変形可能に固定されている。また、第1の信号端子部材141及び第2の信号端子部材151は、矢印B1、B2方向に弾性変形可能な構成とされている。過電流制限器100は第1の信号端子部材141と第2の信号端子部材151との間に装着され、第1の信号端子部材141と第2の信号端子部材151との間に接続され、サージ吸収装置300は避雷器弾器211の端部に装着されて、第2の信号端子部材151と接地板211との間に接続される。
【0039】
次にサージ吸収装置300について説明する。
【0040】
図5はサージ吸収装置300の分解斜視図、図6はサージ吸収装置300の組立時の斜視図を示す。
【0041】
サージ吸収装置300は、回路基板311、端子部材312、313、314、ケース315から構成されている。
【0042】
回路基板311には、セラミックガスアレスタ321及びサイリスタ322並びに抵抗323が搭載され、周囲に端子部材312、313、314が半田付けされている。
【0043】
ケース315は、ケース半体331、332により構成されている。回路基板311及び端子部材312、313、314は、ケース半体331、332により挟持されて所定の位置に位置決めされて収納される。
【0044】
ケース315は、平面形状が矩形状をなし、U字状の溝部341が形成されている。端子部材312、313は、ケース315の側面に表出して位置決めされる。また、端子部材314は、溝部314の内周側に表出して位置決めされている。
【0045】
サージ吸収装置300は、避雷器弾器211の端部に溝部341が係合し、避雷器弾器211の両面をまたいで装着される。サージ吸収装置300が避雷器弾器211に装着されることにより、端子部材312、313が第1の信号端子部材141に接触し、端子部材314が接地端子部材222に接触する。
【0046】
また、サージ吸収装置300が避雷器弾器211に装着されると、第2の信号端子部材151が矢印C1、C2方向に弾性変形する。第2の信号端子部材151が矢印C1、C2方向に弾性変形することにより、第2の信号端子部材151に固定された可動部材161が接地端子部材222から離間する。
【0047】
過電流制限器100は、第1の信号端子部材141を矢印B1方向に弾性変形させつつ、第1の信号端子部材141と第2の信号端子部材151との間に装着され、第1の信号端子部材141の弾性復帰力によって、第2の信号端子部材151に押しつけられ、第1の信号端子部材141と第2の信号端子部材151との間に保持される。このとき、第1の信号端子部材141と第2の信号端子部材151との間隔は過電流制限器100によって常時、所定の間隔に保持される。また、過電流制限器100の第2係合部124bは、過電流制限器100を第1の信号端子部材141と第2の信号端子部材151との間に装着したときに可動端子部材161が接地端子部材222に接触しない高さに設定されている。これによって、可動端子部材161と接地端子部材222とは常時、非接触状態に維持される。
【0048】
図7は保安器200の等価回路図を示す。
【0049】
保安器200は、第2の信号端子部材151と接地端子部材222との間に上記サージ吸収装置300が配置され、第1の信号端子部材141と第2の信号端子部材151との間に上記過電流制限器100が接続されることにより、図7に示すような回路を構成する。
【0050】
過電流時には、過電流制限器100が略絶縁状態となることによって第1の信号端子部材141と第2の信号端子部材151とが切断され、例えば、第2の信号端子部材151側から第1の信号端子部材141側に過電流が流れることを阻止できる。これによって、第1の信号端子部材141側に接続された通信機器を過電流から保護できる。
【0051】
また、サージ電圧発生時には、まず、サージ吸収装置300のサイリスタ322がオンして、電流を接地端子部材322から接地に流し、サージ電圧を吸収する。さらに、サージ電圧が上昇すると、サージ吸収装置300のセラミックガスアレスタ321がオンして、電流を接地端子部材322から接地に流し、サージ電圧を吸収する。
【0052】
このとき、サイリスタ322は、半導体素子であり、サージ電圧に対して高速に応答できる。また、セラミックガスアレスタ321は高い耐圧を持っており、サージ電圧を確実に吸収させることが可能となる。
【0053】
したがって、本適用例のサージ吸収装置300を用いることにより、サージ電圧に対して高速に応答でき、かつ、高サージ電圧に対応できる。
【0054】
なお、抵抗323は、サイリスタ322に直列に接続されており、サイリスタ322に流れる電流を制限している。
【0055】
本実施例によれば、スイッチ素子111としてサーミスタ素子を用いることにより過電流に対して高速に対応できる。また、可動部材161を可動させることなく、過電流保護を行うことができるため、過電流保護の信頼性を向上させることが可能となる。また、過電流保護がかかったときでも、過電流状態が解除されると、自動的に導通状態に復帰するので、メンテナンスが容易である。さらに、既存の避雷器弾器211に装着して使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【図1】本発明の過電流制限器の一実施例の分解斜視図である。
【図2】本発明の過電流制限器の一実施例の組立時の斜視図である。
【図3】第1の端子部材112の側面図である。
【図4】過電流制限器100の適用例の構成図である。
【図5】サージ吸収装置300の分解斜視図である。
【図6】サージ吸収装置300の組立時の斜視図である。
【図7】保安器200の等価回路図である。
【図8】従来の保安器の一例の構成図である。
【符号の説明】
【0057】
100 過電流制限器
111 スイッチ素子、112 第1の端子部材、113 第2の端子部材
114 ケース、114a、114b ケース半体
121 接続部、122 溝部、123 鍔部、124 係合部
124a 第1係合部、124b 第2係合部
131 凸部
141 第1の信号端子部材、151 第2の信号端子部材、161 可動部材
200 保安器
211 避雷器弾器
221 接地板、222 接地端子部材、223 絶縁部材、224 ボルト
225 ナット
300 サージ吸収装置
311 回路基板、312〜314 端子部材、315 ケース
321 セラミックガスアレスタ、322 サイリスタ、323 抵抗
331、332 ケース半体
341 溝部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の信号端子部材及び第2の信号端子部材を有する避雷器弾器に装着されて、過電流保護を行う過電流制限器において、
過電流時に絶縁状態となるスイッチ素子と、
一端が前記スイッチ素子の一端に接続された第1の端子部材と、
一端が前記スイッチ素子の他端に接続された第2の端子部材と、
前記第1の端子部材と前記第2の端子部材との間に、前記スイッチ素子を被覆するように装着されるケース部材とを有し、
前記第1の端子部材が前記第1の信号端子に接触し、前記第2の端子部材が前記第2の信号端子部材に接触するように前記第1の信号端子部材と前記第2の信号端子部材との間に装着され、
前記過電流時に前記スイッチ素子が略絶縁状態となることにより前記第1の信号端子部材と前記第2の信号端子部材とを絶縁して、過電流保護を行うことを特徴とする過電流制限器。
【請求項2】
前記スイッチ素子は、サーミスタ素子から構成されていることを特徴とする請求項1記載の過電流制限器。
【請求項3】
前記第1の端子部材は、前記スイッチ素子に接続される接続部と、
前記第1の信号端子部材に面接触する鍔部と、
前記第1の信号端子部材に形成された位置決め孔に係合する係合部とが一体に形成された構成とされており、
前記第2の端子部材は、前記スイッチ素子に接続される接続部と、
前記第2の信号端子部材に面接触する鍔部と、
前記第2の信号端子部材に形成された位置決め孔に係合する係合部とが一体に形成された構成とされており、
前記第1の端子部材と前記第2の端子部材と同一の形状とされていることを特徴とする請求項1記載の過電流制限器。
【請求項4】
前記係合部は、前記第2の信号端子部材に形成された位置決め孔の周囲に係合する段部を有することを特徴とする請求項3記載の過電流制限器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2007−300735(P2007−300735A)
【公開日】平成19年11月15日(2007.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−126754(P2006−126754)
【出願日】平成18年4月28日(2006.4.28)
【出願人】(592128191)株式会社川口電機製作所 (18)
【Fターム(参考)】