道路標識
【課題】逆光時にも表示部の視認性が良くて容易に製作することができる道路標識を提供する。
【解決手段】第1金属板1の表て面2に第1反射シート3を積層した裏板4を備える。裏板4はその略全面に多数の孔5が機械加工にて貫設される。さらに、文字・図形・記号等の表示部Aがレーザー加工で打抜加工されるとともに第2金属板6の表て面7に第2反射シート8を積層した表板9を備える。表板9の裏面10に、裏板4を重ね合わせて構成される。平行な一対の取着枠材11を、表板9の裏面10に、固設して、一対の取着枠材11に案内させつつスライドさせて裏板4が表板9に取着される。
【解決手段】第1金属板1の表て面2に第1反射シート3を積層した裏板4を備える。裏板4はその略全面に多数の孔5が機械加工にて貫設される。さらに、文字・図形・記号等の表示部Aがレーザー加工で打抜加工されるとともに第2金属板6の表て面7に第2反射シート8を積層した表板9を備える。表板9の裏面10に、裏板4を重ね合わせて構成される。平行な一対の取着枠材11を、表板9の裏面10に、固設して、一対の取着枠材11に案内させつつスライドさせて裏板4が表板9に取着される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、道路標識に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、標示板の裏面側から西日が差して逆光となった際、標示板の図形を判別しづらくなるという欠点を解消するために、標示板の図形の部分に多数の孔を有するものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
しかし、板材(例えばアルミニウム板)の図形の部分内に多数の孔を開けた後に、反射シートを積層させて、手作業にて反射シートのうち上記孔に対応する部分のみに孔を開けていたので、製作に多大な手間がかかるという欠点があった。特に、道路標識は一般に標示板よりもかなり大きい寸法であるので、上記の標示板の技術をそのまま用いると、手作業に多大な時間がかかるという欠点がある。また、逆光時には、ドライバーから見て、図形の輪郭が不明瞭となるという欠点があった。すなわち、小さな図形を形成する場合、逆光時に歪んだように見えるという大きな欠点がある(つまり、小さな図形では、極めて孔の個数が少ないので、孔の配置が凹凸の激しいものとなる)。例えば、図12に示すように、図形の輪郭rが直線であっても、2点鎖線に示すような孔は形成されないので、輪郭r近傍の孔50の配置はがたがたの非直線状となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第3662602号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
解決しようとする課題は、従来の標示板の製作技術を道路標識にそのまま用いると、製作に多大な手間がかかる点である。特に、大きなサイズの道路標識を製作するには、長時間を要する点である。また、逆光時には、ドライバーから見て、図形の輪郭が不明瞭となるという点である。また、小さな図形を形成する場合、逆光時に歪んだように見えるという点である。つまり、小さな図形では、極めて孔の個数が少ないので、孔の配置が凹凸の激しいものとなる点である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
そこで、本発明に係る道路標識は、金属板の表て面に第1反射シートを積層した裏板を備え、該裏板はその略全面に多数の孔が機械加工にて貫設され、さらに、文字・図形・記号等がレーザー加工で打抜加工されるとともに第2反射シートを表て面に有する表板を備え、該表板の裏面に、上記裏板を重ね合わせて構成したものである。
また、平行な一対の取着枠材を、上記表板の裏面に、固設して、一対の該取着枠材に案内させつつスライドさせて上記裏板を上記表板に取着したものである。
また、上記多数の孔を有する裏板の一部の孔をネジ取着孔に流用して、裏板と、表板の上記取着枠材とをネジにて固着したものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明の道路標識によれば、逆光時にも表示部の視認性が良い道路標識を容易に製作することができる。特に大きなサイズの道路標識でも、短時間で容易に製作することができる。また、逆光時にも表示部の輪郭をくっきり見せることができる。特に、小さな図形の輪郭も明瞭に見せることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す正面図である。
【図2】拡大断面側面図である。
【図3】裏板を示す正面図である。
【図4】背面図である。
【図5】裏板を示す正面図である。
【図6】裏板の要部拡大断面底面図である。
【図7】第2の実施の形態を示す拡大断面側面図である。
【図8】背面図である。
【図9】表板に裏板を取着する前の状態を示す説明図である。
【図10】表板に裏板を取着している途中の状態を示す説明図である。
【図11】要部拡大正面図である。
【図12】従来例の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1・図2は、本発明の第1の実施の形態を示す。この道路標識は、逆光時に多数の孔5を光が通過して文字・図形・記号等の表示部Aを容易に認識することができるとともに、手前に光源(例えば自動車のヘッドライト)がある場合、光源からの光を反射して表示部Aを容易に認識することができるように構成されている。正面視に於て、例えば、表示部Aが白色、表示部A以外の部分が緑色に見えるよう配色する。
【0010】
具体的には、第1金属板1の表て面2に第1反射シート3を積層した裏板4(図3・図5・図6参照)を備える。第1金属板1は、例えばアルミニウム板から成るのが成形性・軽量性が優れる点、適切な強度を有する点等で好ましい。裏板4はその略全面に多数の孔5が機械加工にて貫設されている。さらに、文字・図形・記号等の表示部Aがレーザー加工で打抜加工されるとともに第2金属板6の表て面7に第2反射シート8を積層した表板9を備える。第2金属板6は、例えばアルミニウム板から成るのが成形性・軽量性等の点で好ましい。表板9の裏面10に、裏板4が重ね合わされて構成されている。なお、本発明に於て、この「重ね合わせて構成」とは、相互に接触している場合に限らず、微小間隙が形成されている場合も包含するものと定義する。
【0011】
図2・図4に示すように、平行な一対の取着枠材11が、表板9の裏面10に、(例えば溶接Yにより)固設されている。取着枠材11は、第1金属板1とともに、アルミニウムから成るのが、第1金属板1と同色なので好ましい。なお、一般に、取着枠材11と第1金属板1を裏面から塗装する場合が多いが、同じアルミニウム材質であるので、裏面から見て同質感があり、好ましいといえる。左右方向の一対の取着枠材11に案内させつつスライドさせて裏板4が表板9に取着されている。12は発泡樹脂から成るスペーサを示す。
【0012】
図5・図6は、裏板4を示す。表て面15に多数の凹凸部16を有するプリズムシート17と、透明樹脂フィルム18が、間隙(空隙)Gをもって積層されている。19はプリズムシート17と透明樹脂フィルム18の間に間隙Gを形成するための網状の支持突条を示す。すなわち、第1反射シート3は、プリズムシート17、透明樹脂フィルム18、支持突条19から成る。図5に示すように、孔5の周囲は孔5を形成する際に押圧方向(裏板4の板厚を圧縮する方向)の力を受けることによりプリズムシート17と透明樹脂フィルム18が接しており、支持突条19と透明樹脂フィルム18が接する部分と同様の色(白色)に見えるとともに、孔5から間隙Gに雨水等が浸入するのを防止することができ、耐久性が良い。間隙Gが形成されている部分は、近づいて見ると淡い灰色のように見える。なお、表板9(図1・図2参照)は、孔が開いていない点とプリズムシートの色が相違する点(例えば、裏板4のプリズムシート17は白色、表板9のプリズムシートは緑色)を除いて、裏板4と同様の構成とされている。
【0013】
図9は、裏板4を表板9に取着させる前の状態を示す。図10は、裏板4を表板9に取着している途中の状態を示す。すなわち、裏板4を図9の矢印X方向に移動させて、一対の取着枠材11に案内させつつスライドさせて差込む途中の状態を示す。
【0014】
図7・図8は第2の実施の形態を示す。多数の孔5を有する裏板4の一部の孔5がネジ取着孔13に流用されている。裏板4と、表板9に固設された取着枠材11とがネジ14にて固着されている。その他の構成は、第1の実施の形態と同様である。
【0015】
なお、本発明は、設計変更可能であって、例えば、上下方向の一対の取着枠材11及び底辺部の取着枠材11を有するも良い。また、孔5の正面視形状は、多角形等でも良い。たとえば、三角形、四角形、六角形等でも良い。
【0016】
以上のように、本発明は、第1金属板1の表て面2に第1反射シート3を積層した裏板4を備え、裏板4はその略全面に多数の孔5が機械加工にて貫設され、さらに、文字・図形・記号等の表示部Aがレーザー加工で打抜加工されるとともに第2金属板6の表て面7に第2反射シート8を積層した表板9を備え、表板9の裏面10に、裏板4を重ね合わせて構成したので、逆光時にも表示部Aの視認性が良い道路標識を容易に製作することができる。特に大きなサイズの道路標識でも、第1金属板1と第1反射シート3を積層・貼着してから孔5を機械にて打抜形成することにより、短時間で容易に製作することができる。すなわち、(特に、多数の孔5を)能率的に加工することができる。また、逆光時にも表示部Aの輪郭Rをくっきり見せることができる。特に、小さな図形の輪郭Rも明瞭に見せることができる。例えば、図11に示すように、表示部Aの輪郭R上にも孔5が配設されることにより、逆光がそれらの孔5を通過して輪郭Rを明瞭に見せ、かつ、表板9の厚み寸法に対応した輪郭端面9Aの存在によって、一層、表示部Aの輪郭Rが明瞭に視認できる。
【0017】
また、平行な一対の取着枠材11を、表板9の裏面10に、固設して、一対の取着枠材11に案内させつつスライドさせて裏板4を表板9に取着したので、裏板4の着脱を容易・迅速に行なうことができる。
また、多数の孔5を有する裏板4の一部の孔5をネジ取着孔13に流用して、裏板4と、表板9に固設された取着枠材11とをネジ14にて固着したので、簡素な構成とすることができるとともに、容易に製作することができる。
【符号の説明】
【0018】
1 第1金属板
2 表て面
3 第1反射シート
4 裏板
5 孔
6 第2金属板
7 表て面
8 第2反射シート
9 表板
10 裏面
11 取着枠材
13 ネジ取着孔
14 ネジ
A 表示部
【技術分野】
【0001】
本発明は、道路標識に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、標示板の裏面側から西日が差して逆光となった際、標示板の図形を判別しづらくなるという欠点を解消するために、標示板の図形の部分に多数の孔を有するものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
しかし、板材(例えばアルミニウム板)の図形の部分内に多数の孔を開けた後に、反射シートを積層させて、手作業にて反射シートのうち上記孔に対応する部分のみに孔を開けていたので、製作に多大な手間がかかるという欠点があった。特に、道路標識は一般に標示板よりもかなり大きい寸法であるので、上記の標示板の技術をそのまま用いると、手作業に多大な時間がかかるという欠点がある。また、逆光時には、ドライバーから見て、図形の輪郭が不明瞭となるという欠点があった。すなわち、小さな図形を形成する場合、逆光時に歪んだように見えるという大きな欠点がある(つまり、小さな図形では、極めて孔の個数が少ないので、孔の配置が凹凸の激しいものとなる)。例えば、図12に示すように、図形の輪郭rが直線であっても、2点鎖線に示すような孔は形成されないので、輪郭r近傍の孔50の配置はがたがたの非直線状となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第3662602号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
解決しようとする課題は、従来の標示板の製作技術を道路標識にそのまま用いると、製作に多大な手間がかかる点である。特に、大きなサイズの道路標識を製作するには、長時間を要する点である。また、逆光時には、ドライバーから見て、図形の輪郭が不明瞭となるという点である。また、小さな図形を形成する場合、逆光時に歪んだように見えるという点である。つまり、小さな図形では、極めて孔の個数が少ないので、孔の配置が凹凸の激しいものとなる点である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
そこで、本発明に係る道路標識は、金属板の表て面に第1反射シートを積層した裏板を備え、該裏板はその略全面に多数の孔が機械加工にて貫設され、さらに、文字・図形・記号等がレーザー加工で打抜加工されるとともに第2反射シートを表て面に有する表板を備え、該表板の裏面に、上記裏板を重ね合わせて構成したものである。
また、平行な一対の取着枠材を、上記表板の裏面に、固設して、一対の該取着枠材に案内させつつスライドさせて上記裏板を上記表板に取着したものである。
また、上記多数の孔を有する裏板の一部の孔をネジ取着孔に流用して、裏板と、表板の上記取着枠材とをネジにて固着したものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明の道路標識によれば、逆光時にも表示部の視認性が良い道路標識を容易に製作することができる。特に大きなサイズの道路標識でも、短時間で容易に製作することができる。また、逆光時にも表示部の輪郭をくっきり見せることができる。特に、小さな図形の輪郭も明瞭に見せることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す正面図である。
【図2】拡大断面側面図である。
【図3】裏板を示す正面図である。
【図4】背面図である。
【図5】裏板を示す正面図である。
【図6】裏板の要部拡大断面底面図である。
【図7】第2の実施の形態を示す拡大断面側面図である。
【図8】背面図である。
【図9】表板に裏板を取着する前の状態を示す説明図である。
【図10】表板に裏板を取着している途中の状態を示す説明図である。
【図11】要部拡大正面図である。
【図12】従来例の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1・図2は、本発明の第1の実施の形態を示す。この道路標識は、逆光時に多数の孔5を光が通過して文字・図形・記号等の表示部Aを容易に認識することができるとともに、手前に光源(例えば自動車のヘッドライト)がある場合、光源からの光を反射して表示部Aを容易に認識することができるように構成されている。正面視に於て、例えば、表示部Aが白色、表示部A以外の部分が緑色に見えるよう配色する。
【0010】
具体的には、第1金属板1の表て面2に第1反射シート3を積層した裏板4(図3・図5・図6参照)を備える。第1金属板1は、例えばアルミニウム板から成るのが成形性・軽量性が優れる点、適切な強度を有する点等で好ましい。裏板4はその略全面に多数の孔5が機械加工にて貫設されている。さらに、文字・図形・記号等の表示部Aがレーザー加工で打抜加工されるとともに第2金属板6の表て面7に第2反射シート8を積層した表板9を備える。第2金属板6は、例えばアルミニウム板から成るのが成形性・軽量性等の点で好ましい。表板9の裏面10に、裏板4が重ね合わされて構成されている。なお、本発明に於て、この「重ね合わせて構成」とは、相互に接触している場合に限らず、微小間隙が形成されている場合も包含するものと定義する。
【0011】
図2・図4に示すように、平行な一対の取着枠材11が、表板9の裏面10に、(例えば溶接Yにより)固設されている。取着枠材11は、第1金属板1とともに、アルミニウムから成るのが、第1金属板1と同色なので好ましい。なお、一般に、取着枠材11と第1金属板1を裏面から塗装する場合が多いが、同じアルミニウム材質であるので、裏面から見て同質感があり、好ましいといえる。左右方向の一対の取着枠材11に案内させつつスライドさせて裏板4が表板9に取着されている。12は発泡樹脂から成るスペーサを示す。
【0012】
図5・図6は、裏板4を示す。表て面15に多数の凹凸部16を有するプリズムシート17と、透明樹脂フィルム18が、間隙(空隙)Gをもって積層されている。19はプリズムシート17と透明樹脂フィルム18の間に間隙Gを形成するための網状の支持突条を示す。すなわち、第1反射シート3は、プリズムシート17、透明樹脂フィルム18、支持突条19から成る。図5に示すように、孔5の周囲は孔5を形成する際に押圧方向(裏板4の板厚を圧縮する方向)の力を受けることによりプリズムシート17と透明樹脂フィルム18が接しており、支持突条19と透明樹脂フィルム18が接する部分と同様の色(白色)に見えるとともに、孔5から間隙Gに雨水等が浸入するのを防止することができ、耐久性が良い。間隙Gが形成されている部分は、近づいて見ると淡い灰色のように見える。なお、表板9(図1・図2参照)は、孔が開いていない点とプリズムシートの色が相違する点(例えば、裏板4のプリズムシート17は白色、表板9のプリズムシートは緑色)を除いて、裏板4と同様の構成とされている。
【0013】
図9は、裏板4を表板9に取着させる前の状態を示す。図10は、裏板4を表板9に取着している途中の状態を示す。すなわち、裏板4を図9の矢印X方向に移動させて、一対の取着枠材11に案内させつつスライドさせて差込む途中の状態を示す。
【0014】
図7・図8は第2の実施の形態を示す。多数の孔5を有する裏板4の一部の孔5がネジ取着孔13に流用されている。裏板4と、表板9に固設された取着枠材11とがネジ14にて固着されている。その他の構成は、第1の実施の形態と同様である。
【0015】
なお、本発明は、設計変更可能であって、例えば、上下方向の一対の取着枠材11及び底辺部の取着枠材11を有するも良い。また、孔5の正面視形状は、多角形等でも良い。たとえば、三角形、四角形、六角形等でも良い。
【0016】
以上のように、本発明は、第1金属板1の表て面2に第1反射シート3を積層した裏板4を備え、裏板4はその略全面に多数の孔5が機械加工にて貫設され、さらに、文字・図形・記号等の表示部Aがレーザー加工で打抜加工されるとともに第2金属板6の表て面7に第2反射シート8を積層した表板9を備え、表板9の裏面10に、裏板4を重ね合わせて構成したので、逆光時にも表示部Aの視認性が良い道路標識を容易に製作することができる。特に大きなサイズの道路標識でも、第1金属板1と第1反射シート3を積層・貼着してから孔5を機械にて打抜形成することにより、短時間で容易に製作することができる。すなわち、(特に、多数の孔5を)能率的に加工することができる。また、逆光時にも表示部Aの輪郭Rをくっきり見せることができる。特に、小さな図形の輪郭Rも明瞭に見せることができる。例えば、図11に示すように、表示部Aの輪郭R上にも孔5が配設されることにより、逆光がそれらの孔5を通過して輪郭Rを明瞭に見せ、かつ、表板9の厚み寸法に対応した輪郭端面9Aの存在によって、一層、表示部Aの輪郭Rが明瞭に視認できる。
【0017】
また、平行な一対の取着枠材11を、表板9の裏面10に、固設して、一対の取着枠材11に案内させつつスライドさせて裏板4を表板9に取着したので、裏板4の着脱を容易・迅速に行なうことができる。
また、多数の孔5を有する裏板4の一部の孔5をネジ取着孔13に流用して、裏板4と、表板9に固設された取着枠材11とをネジ14にて固着したので、簡素な構成とすることができるとともに、容易に製作することができる。
【符号の説明】
【0018】
1 第1金属板
2 表て面
3 第1反射シート
4 裏板
5 孔
6 第2金属板
7 表て面
8 第2反射シート
9 表板
10 裏面
11 取着枠材
13 ネジ取着孔
14 ネジ
A 表示部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1金属板(1)の表て面(2)に第1反射シート(3)を積層した裏板(4)を備え、該裏板(4)はその略全面に多数の孔(5)が機械加工にて貫設され、さらに、文字・図形・記号等の表示部(A)がレーザー加工で打抜加工されるとともに第2金属板(6)の表て面(7)に第2反射シート(8)を積層した表板(9)を備え、該表板(9)の裏面(10)に、上記裏板(4)を重ね合わせて構成したことを特徴とする道路標識。
【請求項2】
平行な一対の取着枠材(11)を、上記表板(9)の裏面(10)に、固設して、一対の該取着枠材(11)に案内させつつスライドさせて上記裏板(4)を上記表板(9)に取着した請求項1記載の道路標識。
【請求項3】
上記多数の孔(5)を有する裏板(4)の一部の孔(5)をネジ取着孔(13)に流用して、裏板(4)と、表板(9)に固設された上記取着枠材(11)とをネジ(14)にて固着した請求項2記載の道路標識。
【請求項1】
第1金属板(1)の表て面(2)に第1反射シート(3)を積層した裏板(4)を備え、該裏板(4)はその略全面に多数の孔(5)が機械加工にて貫設され、さらに、文字・図形・記号等の表示部(A)がレーザー加工で打抜加工されるとともに第2金属板(6)の表て面(7)に第2反射シート(8)を積層した表板(9)を備え、該表板(9)の裏面(10)に、上記裏板(4)を重ね合わせて構成したことを特徴とする道路標識。
【請求項2】
平行な一対の取着枠材(11)を、上記表板(9)の裏面(10)に、固設して、一対の該取着枠材(11)に案内させつつスライドさせて上記裏板(4)を上記表板(9)に取着した請求項1記載の道路標識。
【請求項3】
上記多数の孔(5)を有する裏板(4)の一部の孔(5)をネジ取着孔(13)に流用して、裏板(4)と、表板(9)に固設された上記取着枠材(11)とをネジ(14)にて固着した請求項2記載の道路標識。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2011−157777(P2011−157777A)
【公開日】平成23年8月18日(2011.8.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−21809(P2010−21809)
【出願日】平成22年2月3日(2010.2.3)
【出願人】(599147595)光和産業株式会社 (3)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年8月18日(2011.8.18)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年2月3日(2010.2.3)
【出願人】(599147595)光和産業株式会社 (3)
【Fターム(参考)】
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