説明

選択的なビデオブランキング

許可されない再生がプロテクトされた画像がサブセットに含まれるかを判定するため、ビデオ画像101のサブセットが分析される。その後のビデオ画像の領域は、許可されていない再生がプロテクトされた画像がサブセットに含まれないかに基づいて表示されるのが防止される。ウォータマークがビデオ画像で検出された場合220、ビデオ画像のセレクトエリア240は、その後のウォータマーク検出動作から包含又は除外される。エリアの包含/除外の結果は、ウォータマークを検出ための能力に影響を及ぼすとき260、エリアを包含/除外する領域は、表示されるべきではない領域210として識別される270。ウォータマーク検出の結果に影響を及ぼす他のエリアの検出は、他の領域を包含/除外するために領域の再定義を生じさせる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ビデオ処理の分野に関し、より詳細には、プロテクトされたコンテンツマテリアルの許可されていないビューイングを防止するための表示装置の制御に関する。
【背景技術】
【0002】
再生がプロテクトされたコンテンツマテリアルの許可されないレンダリングを防止するため、様々な技術が開発されてきている。再生がプロテクトされているとしてマテリアルを識別する情報を適合した再生装置が検出したとき、装置は、プロテクトされたコンテンツマテリアルのレンダリングを終了する。
【0003】
再生がプロテクトされているとしてマテリアルを識別するために使用される技術の中には、MPEG符号化されたビットストリームの変更のような、ビデオ情報をエンコードするために使用されるフォーマットにおける情報の識別を提供するものがある。他の技術は、DVD記録での「ヘッダ」情報におけるような、マテリアルが提供される補助的な情報における情報の識別が提供される。これらの技術のそれぞれは、表示装置に従来のビデオ情報を最終的に提供し、この「マークされていない“unmarked”」ビデオ情報の傍受は、コンテンツマテリアルの許可されていないコピーを作成するために使用することができる。
【0004】
プロテクトされたビデオコンテンツマテリアルを識別する更にロバストな技術は、ビデオ画像にプロテクション情報をダイレクトに埋め込む。従来は、この埋め込まれた情報は、ワーターマークと呼ばれ、これは、従来のペーパーウォータマークのように、電子的なウォータマークは、画像の品質を干渉せず、画像に対して実質的な損傷を引き起こすことなしに仮想的に取り外し不可能であるように設計されるためである。画像に更なる情報を導入することで引き起こされる画像の品質への影響を最小にするため、大部分のウォータマークシステムは、ウォータマーク情報を「視覚的にビジーな“visually-busy”」画像の領域に埋め込んでおり、これは、人間の目が均質又は「視覚的にフラットな“visually-flat”」領域における歪みよりも複雑な視覚的パターンにおける歪みに対して感度が低いことによる。さらに、あるウォータマークシステムは、試みられたウォータマークの情報の除去は、これら鍵となるフィギュア又はオブジェクトへの対応する「指示された“directed”」画像による、望まれない画像を生成する可能性が高くなるように、あるシーンにおける鍵となるフィギュア又はオブジェクトにウォータマーク情報を埋め込む。
【0005】
ビデオ画像における再生がプロテクトされた識別を埋め込むことで、プレイバックプロテクションは、表示装置により提供され、これにより、マテリアルがどのように表示装置に到達したかに関わらず、マテリアルの許可されていない表示が防止される。適合する表示装置は、画像情報を連続的にモニタし、プロテクション情報が対応する許可情報なしに検出された場合、表示装置は画像の表示を終了する。表示装置は、プロテクトされたマテリアルがプロテクトされていないか又は許可されたマテリアルにより置き換えられるときを判定するため、ビデオ画像を表示することなしに、入力ビデオストリームを処理するのを継続するために構成される場合があり、又は、それぞれ試みられた許可されていないマテリアルの視聴の後に、たとえばパワーオン/パワーオフシーケンスを介して、リセットされることが必要とされる場合がある。
【0006】
このディスプレイターミネーション、又はビデオブランキングに関連する問題は、表示装置が多数の独立な画像ストリームに対応するビデオストリームを受信した場合に生じる。たとえば、コンピュータシステムは、多数のウィンドウがディスプレイスクリーンに表示されるのを可能にする場合があり、それぞれのウィンドウは、異なるコンテンツマテリアルのセットに対応する。コンピュータ装置は、それぞれのウィンドウの目に見える部分を含むコンポジットビデオ画像を生成し、このコンポジットビデオ画像を表示装置に送出する。表示装置は、受信された画像が1つのフルスクリーンウィンドウを含むか、又はいろいろな独立なウィンドウを含むかを気付いていない。したがって、適合した表示装置が対応する許可なしに受信された画像の何れかの部分で再生のプロテクトされた情報を検出する場合、適合した表示装置は、コンピュータシステムからの全体のビデオストリームの表示を終了する。
【0007】
同様にして、ホームエンターテインメントシステムにおける適合した表示装置は、様々なソースフィードによるビデオマルチプレクサからの単一のビデオストリームを受信し、いずれかのソースからの許可されていない再生のプロテクション情報の発生は、ビデオマルチプレクサからの全ての情報の表示の終了を引き起こす。たとえば、ビデオマルチプレクサがピクチャインピクチャ機能を提供する場合、PIPウィンドウにおけるプロテクトされたマテリアルを表示するための試みは、全体の画像の表示の終了を引き起こす。
【0008】
全体のビデオストリームのディスプレイの終了は許可されていないマテリアルを表示するための試みについて適切なペナルティであると考えられるが、この全体的なビデオブランキングは、意図されない副作用を引き起こす。たとえば、ユーザは、許可されていないマテリアルを表示するために故意に試みない場合があり、表示装置が表示を終了するときに即座の問題のソースに気付かない場合がある。さらに、稼動しない表示装置による問題のソースを識別することが困難な場合がある。拡張過ぎであって、訂正するのが困難なプロテクションスキームのコンシューマの許容は、高くなることが期待されない。
【0009】
さらに、この過拡張のディスプレイのターミネーションは、第三者への損傷を負わせる手段として幾つかのユーザにより使用される場合がある。たとえば、悪意のある人物は、疑いをもたない受信者にメイルを介して再生がプロテクトされた画像を故意に送出する。受信者が適合した表示装置を介してコンピュータシステムからの画像を視聴しようとしたとき、表示装置は、許可されていない再生がプロテクトされた画像を検出し、コンピュータから全体のビデオストリームの表示を終了する。ディスプレイなしで、受信者にとって、コンピュータシステムの「ハードな」シャットダウンを行うことなしに、問題を訂正することは難しく、受信者に他のウィンドウからの保存されていない作業を失わせる可能性がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明の目的は、許可されていない再生のプロテクション画像が検出されたとき、ビデオソースからの表示の終了を回避することにある。
本発明の更なる目的は、許可されていない再生がプロテクトされた画像が検出されたとき、ビデオソースからのビデオ画像の選択された部分の表示を終了することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
これらの目的及び他の目的は、サブセットにある許可されていない再生が保護された画像の存在について、ビデオ画像のサブセットを選択的に分析することで達成される。その後のビデオ画像の領域は、許可されていない再生がプロテクトされた画像はサブセットに含まれるかに基づいて表示されることから防止される。第一の実施の形態では、ウォータマークがビデオ画像で検出されたとき、ビデオ画像のセレクトエリアがその後のウォータマーク検出動作から排除される。エリアの排除によりウォータマークを検出することが不可能となったとき、そのエリアを含む領域は、表示されるべきではない領域として識別される。代替的な実施の形態では、ビデオ画像の選択されたエリアは、その後のウォータマークの検出動作に含まれ、エリアの包含によりウォータマークの検出が可能となったとき、そのエリアは、表示されるべきではない領域として識別される。ウォータマークの検出結果に影響を及ぼす他のエリアの検出は、他のエリアを包含又は除外するために表示除外領域の再定義を生じさせる。
【0012】
本発明は、更に詳細に説明され、例示を通して添付図面を参照して更に詳細に説明される。図面を通して、同じ参照符号は、同じエレメント、又は同じ機能を実質的に実行するエレメントを示す。図面は、例示的な目的のために含まれ、本発明の範囲を制限することが意図されていない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明は、プロテクトされたマテリアルを識別するためにウォータマークを使用するプロテクションシステムのコンテクストで与えられる。当業者であれば、フィンガープリントのような他の識別技術及び明示的なマーキングも使用される場合があることを認識されるであろう。参照及び理解の容易さのため、用語「ウォータマーク」は、かかるようにマテリアルを識別するためにプロテクトされたマテリアルに付属されるオブジェクト又はアーチファクトを識別するために以下に使用される。
【0014】
図1は、本発明に係る表示装置100の例示的なブロック図である。表示装置100は、ビデオプロセッサ110、ビデオフィルタ120及びディスプレイスクリーン130を含み、受信されたコンテンツマテリアル101の表示を提供するために構成される。当業者であれば、代替的なハードウェアとソフトウェアエレメントの組み合わせ、代替的なインテグレーションの程度、及び代替的な構造を含めて、これらのブロックが様々な代替的なフォームで実施される場合があることを認識されるであろう。
【0015】
ビデオプロセッサ110は、ディスプレイスクリーン130を介して受信されたコンテンツマテリアル101の表示を制御するために構成される。従来の表示装置では、プロテクティブマーキングが受信されたコンテンツマテリアルからの画像で検出されたとき、プロテクティブマーキングが表示装置での対応する許可と関連しないときはいつでも、かかるビデオプロセッサは、受信されたコンテンツマテリアル101の表示を防止するために構成されるが、先に述べたように、トータルディスプレイプリベンションは、対応する許可と関連しないプロテクティブマーキングが検出されたときはいつでも、現実的なソリューションではない。この開示のため、及び参照の容易さのため、「対応する許可に関連されないプロテクティブマーキング」は、「許可されないウォータマーク」として以下に定義され、対応する許可を有さないマーキングを意味し、これにより、関連されるコンテンツマテリアルが許可されないことを示す。
【0016】
本発明によれば、ビデオフィルタ120は、ビデオプロセッサ100に受信された画像のサブセットを有するフィルタリングされた画像を提供するために構成され、ビデオプロセッサは、許可されていないウォータマークがフィルタリングされた画像で発見されたかを判定するために構成される。ディスプレイ装置100の動作は、図2のフローチャートを参照して最良に理解される。
【0017】
図2は、本発明に係る、図1に例示されたような表示装置の制御の例示的なフローダイアグラムを示す。受信された画像は、更に以下に説明された、選択的な「ブランキング」を適用するためブロック210で処理される。はじめに、ブランキングが適用されず、全体の受信された画像は、ブロック220に供給され、ウォータマークが画像に存在するかが判定される。ブロック230で、許可されたウォータマークは画像で検出された場合、プロセスは、ループ240〜270に入り、ウォータマークを含む画像のエリアを分離するか、逆に、ウォータマークを含まない画像のエリアを分離する。
【0018】
先に記載されたように、典型的な表示装置は、多数のウィンドウを含むコンピュータディスプレイ、ピクチャインピクチャをもつテレビジョンディスプレイ。ビデオミキサをもつマルチメディアディスプレイ等のような、多数のソースからの画像の複合として形成される画像を表示するために使用される場合がある。画像が許可されていないウォータマークを含むが、全体の画像の表示を終了することは適切ではない場合があり、フィルタリングプロセスは、ウォータマークを含まない画像の一部からウォータマークを含む画像の一部を区別することが意図される。
【0019】
ブロック240で、画像の領域が選択される。例示的な実施の形態では、セレクションプロセスは、画像をブロックのマトリクスに分割すること、1以上のブロックを選択されたエリアとして選択し、これに応じてフィルタリングを基礎とすることを含む。シーケンシャルブロックバイブロックサーチ、プログレッシブバイナリサーチ、ランダムサーチ等を含めて、ウォータマークについて画像をサーチするために何れかの数の技術が利用される。例示的な実施の形態では、画像は、8×8又は16×16マトリクスのエリアに分割され、シーケンシャルブロックバイブロックアセスメントが実行される。
【0020】
ブロック250で、選択されたエリアに基づいて画像がフィルタリングされる。このフィルタリングは、包含又は除外である場合がある。包含のフィルタリングが使用される場合、選択された画像のエリアは、ウォータマーク検出器260に提供され、除外のフィルタリングが使用される場合、選択されたエリアを除く、画像の全ての他のエリアは、ウォータマーク検出器260に提供される。
【0021】
図2の判定ブロック270は、除外のフィルタリングプロセスにおけるフローを例示しており、ここでは、ブロック270で、検出器260からの検出されたウォータマークは、ブロック220でオリジナルに検出されたウォータマークとは異ならず、これは、選択されたエリアがウォータマークを含まないことを意味し、ステップ240で新たなエリアが選択され、プロセスが繰り返される。ブロック270で、検出器260からフィルタリングされた画像のウォータマークがブロック220で検出されたウォータマークと異なる場合、これは、選択されたエリアがウォータマークの少なくとも1部を含むことを意味し、サーチループ240〜270が終了され、プロセスは、ブロック280で継続される。
【0022】
包含のフィルタリングが使用される場合、ブロック270での判定ブロックは、ウォータマークが選択されたエリアで発見されない場合にブロック240にループバックし、ウォータマークが選択されたエリアで発見された場合にブロック280に進む。
【0023】
ブロック280で、選択されたエリアは、1以上の画像の一部が表示されるのを選択的に阻止するために使用される「ブロッキング領域」を定義及び/又は再定義するために使用される。画像の一部の表示の防止は、画像の一部を「ブランキングする“blanking”」として以下に示され、これは、典型的にブロックされた領域は画像情報がない領域として現れる。
【0024】
ブロック210で、ブランキングはそれぞれ後続する受信された画像に適用される。このブランキングは、ウォータマークの少なくとも1部を含む同じ領域の繰り返される識別を回避するため、画像がウォータマーク検出器220に提供される前にそれぞれ後続する受信された画像に適用されることが好ましい。
【0025】
それぞれ後続する選択的にブランクされた画像は、ウォータマーク検出器220に提供されるので、他の許可されていないウォータマーク又は実質的なウォータマークの残りが検出され、サーチプロセス240〜270が繰り返される。この繰り返される処理は、許可されていないマテリアルの多数のソースに対応する選択的な領域のブロッキングについて、及び/又は単一の許可されていないソースからの画像の増加する大きなエリアの選択的なブロッキングについて可能になる。すなわち、たとえば、先に述べたように、ウォータマーキング技術の中には、視覚的に「ビジー」である画像の一部におけるウォータマークを適用して、ウォータマークにより生成される歪みの知覚を低減するものがある。したがって、プロテクトされた画像の比較的小さなエリアのみがウォータマークを含む。画像のウォータマークされたエリアの特定のロケーションは、画像のシーンチェンジとして変化する可能性がある。許可されていないウォータマークを含む後続する画像におけるエリアを識別することで、許可されていない画像により占有される全体の表示領域、又は全体の表示領域の少なくとも実質的な部分は、消去される可能性がある。さらに、後続する選択的にブランクされた画像における許可されないウォータマークの検出は、ディスプレイスクリーンに別の位置にプロテクトされたマテリアルの画像を移動させることで、このプロテクションスキームを回避しようとユーザが試みた場合、ユーザのディスプレイをブログレッシブに消去する。
【0026】
当業者であれば、この開示の観点で、他の技術がブロック280でのブランキング領域を定義するために使用される場合があることを認識されるであろう。たとえば、第一及び第二の領域がウォータマークを含むために発見された場合、ブロッキング領域は、第一及び第二の領域を包含する境界の矩形として定義することができる。許可されていないウォータマークの後続する検出は、ブランキングの矩形のサイズを拡張する。
【0027】
先に述べたように、他の技術は、許可されていないウォータマークを含む1以上のエリアを分離するために使用される場合がある。たとえば、最初のサーチは、許可されていないウォータマークを含む最小の分割されたエリアが配置されるまで、画像を半分に分割し、許可されていないウォータマークが画像の半分で配置されるかが判定され、次いで、その半分の画像を4分の1に分割する、等である。なお、このプロセスでは、ブランキング領域は、最小の分割された領域が決定されるまで定義されない。
【0028】
同様にして、選択的なブランキングのために使用されるプロセスは、先のプレゼンテーションとは異なって構築される場合がある。たとえば、ウォータマーク検出及び繰返しの配置プロセスは、ある処理時間を必要とし、その間、プロテクトされたマテリアルが表示される場合がある。代替的な実施の形態では、許可されていないウォータマークをオリジナルに検出することに応じて、全体の画像がブランクされる場合があり、次いで、選択された領域は、許可されていないウォータマークについて明らかであると判定されたので「ブランクにされない」。好ましくは、このブランキングされないことは、許可されていないウォータマークを含むことが予め決定されていない領域をブランクしないことではなく、これにより、ウォータマークの配置を変動する画像ストリームの上述されたプログレッシブなブランキングを容易にする。
【0029】
上述された内容は、本発明の原理を単に例示するものである。当業者であれば、本明細書で明示的に記載又は図示されないが、本発明の原理を実施するものであって、特許請求の範囲の精神及び範囲にある様々な構成を考案することができることを理解されるであろう。
【0030】
これら請求項の解釈において、以下の点が理解される。
a)単語「有する“comprising”」は、所与の請求項で列挙された以外のエレメント又は動作の存在を排除するものではない。
b)エレメントに先行する単語“a”又は“an”は、複数の係るエレメントの存在を排除するものではない。
c)請求項における参照符号は、それらの範囲を制限するものではない。
d)幾つかの「手段“means”」は、同じアイテム又はハードウェア又はソフトウェアで実現された構造又は機能により表される場合がある。
e)それぞれの開示されたエレメントは、ハードウェア部分(たとえば、ディスクリート又は集積回路)、ソフトウェア部分(たとえば、コンピュータプログラミング)、及びその組み合わせから構成される場合がある。
f)ハードウェア部分は、アナログ又はデジタル部分の一方又は両方から構成される場合がある。
g)開示された装置又は部分のいずれかは、互いに結合されるか、又は特に説明されない場合には更なる部分に分離される場合がある。
h)特定の動作のシーケンスは、特に指示されない場合には必要とされないことが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明に係る表示装置の例示的なブロック図である。
【図2】本発明に係る表示装置の制御について例示的なフローチャートである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ソースからビデオ画像を受信する入力ポートと、
前記ビデオ画像を表示するために構成されるディスプレイスクリーンと、
前記ビデオ画像から、前記ビデオ画像のサブセットに対応するフィルタリングされた画像を生成するために構成されるビデオフィルタと、
前記フィルタリングされた画像にウォータマークが存在するかを判定し、前記フィルタリングされた画像及び前記ウォータマークが存在するかに基づいて、前記ディスプレイスクリーンに後続するビデオ画像の一部の表示を防止するために構成されるビデオプロセッサとを有し、
前記表示が防止される後続するビデオ画像の一部は前記ビデオ画像の全体よりも小さい、
ことを特徴とする表示装置。
【請求項2】
前記ビデオフィルタは、前記フィルタリングされた画像を形成するため、前記ビデオ画像の選択エリアを除去するために構成される、
請求項1記載の表示装置。
【請求項3】
前記ビデオプロセッサは、前記ウォータマークが前記フィルタリングされた画像に存在しないと判定されたとき、後続するビデオ画像の一部の表示を防止するために構成され、
前記ビデオプロセッサが表示するのを防止する前記後続するビデオ画像の一部は、前記選択エリアを含む、
請求項2記載の表示装置。
【請求項4】
前記ビデオフィルタは、他のフィルタリングされた画像を形成するために他のビデオ画像の他の選択エリアを除去するために構成され、
前記ビデオプロセッサは、他のウォータマークが前記他のフィルタリングされた画像に存在するかを判定するために更に構成され、
前記ビデオプロセッサが表示するのを防止する前記後続するビデオ画像の一部は、前記選択エリア及び前記他の選択エリアを含む、
請求項3記載の表示装置。
【請求項5】
前記ビデオプロセッサは、前記ウォータマークが前記フィルタリングされた画像に存在すると判定されたとき、前記後続するビデオ画像の一部を表示するのを防止するために構成され、
前記ビデオプロセッサが表示するのを防止する前記後続するビデオ画像の一部は、前記選択エリアを含まない、
請求項2記載の表示装置。
【請求項6】
前記ビデオフィルタは、他のフィルタリングされた画像を形成するために他のビデオ画像の他の選択エリアを除去するために構成され、
前記ビデオプロセッサは、他のウォータマークが前記他のフィルタリングされた画像に存在するかを判定するために更に構成され、
前記ビデオプロセッサが表示するのを防止する前記後続するビデオ画像の一部は、前記選択エリア及び前記他の選択エリアを含まない、
請求項5記載の表示装置。
【請求項7】
前記ビデオフィルタは、前記フィルタリングされた画像を形成するために前記ビデオ画像の選択エリアを含むために構成される、
請求項1記載の表示装置。
【請求項8】
前記ビデオプロセッサは、前記ウォータマークが前記フィルタリングされた画像に存在しないと判定されたときに前記後続するビデオ画像の一部の表示を防止するために構成され、
前記ビデオプロセッサが表示するのを防止する前記後続するビデオ画像の一部は、前記選択エリアを含まない、
請求項7記載の表示装置。
【請求項9】
前記ビデオフィルタは、他のフィルタリングされた画像を形成するために他のビデオ画像の他の選択エリアを除去するために構成され、
前記ビデオプロセッサは、他のウォータマークが前記他のフィルタリングされた画像に存在するかを判定するために更に構成され、
前記ビデオプロセッサが表示するのを防止する前記後続するビデオ画像の一部は、前記選択エリア及び前記他の選択エリアを含まない、
請求項8記載の表示装置。
【請求項10】
前記ビデオプロセッサは、前記ウォータマークが前記フィルタリングされた画像に存在すると判定されたときに前記後続するビデオ画像の一部の表示を防止するために構成され、
前記ビデオプロセッサが表示するのを防止する前記後続するビデオ画像の一部は、前記選択エリアを含む、
請求項8記載の表示装置。
【請求項11】
前記ビデオフィルタは、他のフィルタリングされた画像を形成するために他のビデオ画像の他の選択エリアを除去するために構成され、
前記ビデオプロセッサは、他のウォータマークが前記他のフィルタリングされた画像に存在するかを判定するために更に構成され、
前記ビデオプロセッサが表示するのを防止する前記後続するビデオ画像の一部は、前記選択エリア及び前記他の選択エリアを含む、
請求項10記載の表示装置。
【請求項12】
ビデオ画像の領域の表示を制御する方法であって、
前記ビデオ画像のサブセットであるフィルタリングされた画像を形成するため、前記ビデオ画像のうちのビデオ画像をフィルタリングするステップと、
前記フィルタリングされた画像がウォータマークを含むかを判定するステップと、
前記フィルタリングに基づいて、及び前記フィルタリングされた画像が前記ウォータマークを含むかに基づいて、前記ビデオ画像の領域の表示を防止するステップと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項13】
前記領域の表示を防止するステップは、前記フィルタリングされた画像においてウォータマークが存在しないことに基づいており、
前記ビデオ画像のフィルタリングは、あるエリアを前記領域から除外することを含む、
請求項12記載の方法。
【請求項14】
前記領域の表示を防止するステップは、前記フィルタリングされた画像においてウォータマークが存在することに基づいており、
前記ビデオ画像のフィルタリングは、あるエリアを前記領域に包含することを含む、
請求項12記載の方法。
【請求項15】
他のフィルタリングされた画像を形成するために前記ビデオ画像の他のビデオ画像をフィルタリングするステップと、
前記他のフィルタリングされた画像が他のウォータマークを含むかを判定するステップとを含み、
前記表示が防止される前記ビデオ画像の前記領域は、前記他のフィルタリングされた画像が前記ウォータマークを含むかに更に基づく、
請求項12記載の方法。
【請求項16】
前記領域の前記表示を防止するステップは、前記他のフィルタリングされた画像に前記ウォータマークが存在しないことに基づいており、
前記他のビデオ画像のフィルタリングは、他のエリアを前記領域から除外することを含む、
請求項15記載の方法。
【請求項17】
前記領域の前記表示を防止するステップは、前記他のフィルタリングされた画像に前記ウォータマークが存在することに基づいており、
前記ビデオ画像のフィルタリングは、他のエリアを前記領域に包含することを含む、
請求項15記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2007−536861(P2007−536861A)
【公表日】平成19年12月13日(2007.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−512636(P2007−512636)
【出願日】平成17年5月2日(2005.5.2)
【国際出願番号】PCT/IB2005/051424
【国際公開番号】WO2005/107257
【国際公開日】平成17年11月10日(2005.11.10)
【出願人】(590000248)コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ (12,071)
【Fターム(参考)】