説明

金粉または銀粉入り食品および嗜好品

【課題】結婚祝、新築祝、七五三祝、お正月等々の慶事の宴等に食されるに相応しい気品と豪華さの味わいを楽しめる金粉および銀粉入り食品・嗜好品を提供することを目的とする。
【解決手段】金粉または銀粉あるいは双方をうどん・そば等の麺類、蒲鉾、干し海苔、佃煮海苔、昆布巻き、茶碗蒸し、豆腐、納豆、餅等の加工食品、お茶、桜茶、紅茶、コーヒー、ココア、ゼリー、ケーキ、菓子パン等の嗜好品に混在させることにより目的を解決する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、純度が90.43%〜98.91%である金粉または純度が100%である銀粉あるいは双方を食材に混入させた麺類、嗜好品およびその他加工食品に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の食材には栄養面・味覚・風味・色相を改善させる為の添加物の混合が見られる。
【0003】
なお、本発明に関する公知技術として実用新案文献1および2を挙げることができる。
【0004】
【特許文献1】登録実用新案第3103726号公報
【特許文献2】実用新案公開平06−86491号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、栄養面や味覚、風味、色相の改善だけでなく、結婚祝、新築祝、七五三祝、お正月等々の慶事の宴等に食されるに相応しい気品と豪華さを併せ持つ食品および嗜好品を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、小麦粉(中力粉や薄力粉等)や蕎麦粉等の麺類用粉に金粉または銀粉あるいは双方を混入し適量の水と食塩を加え練り込み製麺されたことを特徴とする麺類にて解決される。
【0007】
麺類の形態においては生麺、乾麺、茹麺を問わず、うどん、日本そば、中華麺、パスタ等の素麺類である。
【0008】
食材が鮮魚にあっては魚肉の擂り身に金粉または銀粉あるいは双方を混入し練り込んだ蒲鉾類であることを特徴とする。
【0009】
食材が昆布巻き、茶碗蒸し、豆腐、納豆、餅、干し海苔、佃煮海苔等の加工食品へ金粉または銀粉あるいは双方を混在させたことを特徴とする。
【0010】
嗜好品が緑茶、昆布茶、桜茶、コーヒー、ココア、紅茶、ウーロン茶等であるものへ金粉または銀粉あるいは双方を混在させたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明は上記のような解決手段で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0012】
食材にちりばめられた金粉または銀粉の持つ優雅な輝きは結婚祝、新築祝、七五三祝、お正月等々の宴に提供されるに相応しい気品と豪華さを醸成する。
【0013】
食材中に混合された純金または純銀のエキスがマイナスイオンとして放出され健康効果を発揮する。または「金は菌を制す」といわれるごとく純金は漢方高貴薬として延命長寿の秘訣とされてきた。
【0014】
銀についても抗菌効果が高く、防腐効果が著しい。また、製菓材料のアラザンや昔ながらの清涼剤である仁丹の表面に使用されている程に安全性の高い金属である。
【0015】
金および銀は日本国内において食品添加物として認められており、ともに人体にとって極めて安全で有用な金属である。銀イオンは塩化物イオンとして不溶性の塩になるので、胃酸の中の塩酸に触れるとたちどころに不溶のAgCl(塩化銀)となり、体外に排出されるので、人体に吸収される心配はない。
Ag+(銀イオン)+Cl−(塩化物イオン)→AgCl(塩化銀)
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
金粉を混合する場合、合金率が94.43%の純金箔四号色(金94.43%、銀4.90%、銅0.63%)の金箔を5〜7mm四方以下に破断し混合した時が最上のきらびやかさを発揮し、気品と優雅さに溢れた食品となる。
【0017】
銀粉を混合する場合は銀100%の純銀箔を前記の大きさに破断して混合する。
【産業上の利用可能性】
【0018】
本発明は単純に食材に金粉または銀粉または双方を混合することにより容易に気品と豪華さを表現し、なおかつ健康効果の高い食品としての特性を併せ持つ食品を製品化できる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
純度が90.43%〜98.91%である金粉または純度が100%である銀粉を、あるいは双方を食材に混在させたことを特徴とする食品及び嗜好品。
【請求項2】
食材がうどん、日本そば、中華麺、パスタ等の生麺類であり、加熱処理、冷凍処理、乾燥処理、酸処理等一種以上の処理を行った請求項1の麺類。
【請求項3】
蒲鉾、昆布巻き、茶碗蒸し、豆腐、納豆、干し海苔、餅、佃煮海苔等が請求項1記載の食品。
【請求項4】
緑茶、昆布茶、桜茶、コーヒー、ココア、紅茶、ウーロン茶等が請求項1記載の嗜好品。