説明

鉄塔等昇降用ステップボルト

【課題】ナットをステップボルトに容易に挟み込む構造にすることで、鉄塔の塔脚の通孔への取り付けを迅速に行い得ると共に、その鉄塔への昇塔時・降塔時に容易に取り外すことができる。
【解決手段】棒状のステップボルト本体2の一側に、作業者が足を掛けるステップ部3を形成し、ステップボルト本体2の他側に、通孔Hに差し込むボルトのようにねじ山4aを形成した差込み部4を設け、差込み部4に位置決めナット5を締め付け、かつ差込み部4に、半円弧状に分割した一対の分割ナット6を着脱自在に噛み合みあわせる抜け止め部材7を挟み込む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、送電線の鉄塔等に取り付け、その鉄塔に作業者が昇降するときに使用するステップボルトに係り、特に鉄塔等の塔脚に着脱自在に取り付けることができる鉄塔等昇降用ステップボルトに関する。
【背景技術】
【0002】
主要送電線の鉄塔には、保守点検の際に作業者が昇降するためのステップボルトが取り付けられている。しかし、地上2m位までは、第三者が昇塔することを防止するために、ステップボルトを設置していない鉄塔がある。そこで、各鉄塔で作業する毎に、ステップボルトを持って行く必要があった。
【0003】
このようなステップボルトに関する先行技術としては、特許文献1の特開平10−243536号公報「送電線等の鉄塔等におけるステップボルト」に示すように、送電線等の鉄塔等に取り付けられるステップボルトであって、該鉄塔等側に取り付けられるねじ部等の取付部位と作業者の手掛け部或いは足載せ部となしたステップ部位とからなり、該ステップ部位の表面に対して所望の形状の突状部を多数個形成した構造のものが提案されている。
【特許文献1】特開平10−243536号
【0004】
このようなステップボルトは、図6と図7(a)、(b)、(c)に示すように、ステップボルト51のボルト部52を鉄塔の塔脚Tに開けた通孔Hに差し込み、このボルト部52の先端から塔脚Tを挟むように2個のナット53を締め付け、塔脚Tに強固に固定していた。
【0005】
また、鉄塔の保守点検作業などで作業者が鉄塔に昇塔する際にステップボルト51を持参して取り付け、作業が終了したらそれらのステップボルト51を撤去していた。このときは、作業者はステップボルト51を持ち運ぶときは、図6に示すように、ボルト部52に2個のナット53を締め付けていた。
【0006】
そこで、鉄塔の塔脚の通孔への取り付けを迅速に行い得ると共に、その鉄塔の保守点検作業が終了したら容易に取り外すことができるステップボルトが提案されている。例えば、特許文献2の特開2006−63605公報「鉄塔等昇降用ステップボルト」に示すように、棒状のステップボルト本体の一側に、作業者が足を掛けるステップ部を形成し、ステップボルト本体の他側に、通孔に差し込む差込み部を設け、差込み部に、溝をステップボルト本体の軸方向に形成し、溝内に抜け止め用の爪を出没自在に収納し、差込み部に、爪と共に通孔を挟むための位置決め手段を、ステップボルト本体の軸方向に位置調節可能に取り付けた鉄塔等昇降用ステップボルトが提案されている。
【特許文献2】特開2006−63605公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、この従来の図示例のようなステップボルト51の構造では、複数本のステップボルト51を鉄塔へ取り付ける作業が煩雑であり、作業者が鉄塔に昇るためには多数本のステップボルト51の締め付けるため、その取り付けに長い作業時間を要するものであった。更に、多数本のステップボルト51の撤去作業も付加されるために一日の作業量が増加するという問題を有していた。
【0008】
また、従来のステップボルトにナットを締め付ける方法では、細かいナットを指で締め付ける際に軍手又は革の手袋をしていると、このようなナットを落としやすかった。そこで、ナットの締め付け作業に手間取りやすいという問題を有していた。
【0009】
本発明は、かかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、ナットを容易に挟み込む構造にすることで、鉄塔の塔脚の通孔への取り付けを迅速に行い得ると共に、その鉄塔への昇塔時・降塔時に容易に取り外すことができる鉄塔等昇降用ステップボルトを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明によれば、鉄塔等に作業者が昇降する際、その鉄塔等を構成する塔脚(T)に開けた通孔(H)に、挿抜自在に取り付ける鉄塔等昇降用ステップボルト(1)であって、棒状のステップボルト本体(2)の一側に、作業者が足を掛けるステップ部(3)を形成し、前記ステップボルト本体(2)の他側に、前記通孔(H)に差し込むボルトのようにねじ山(4a)を形成した差込み部(4)を設け、前記差込み部(4)に位置決めナット(5)を締め付け、かつ該差込み部(4)に、半円弧状に分割した一対の分割ナット(6)を着脱自在に噛み合みあわせる抜け止め部材(7)を挟み込みした、ことを特徴とする鉄塔等昇降用ステップボルトが提供される。
【0011】
例えば、前記抜け止め部材(7)は、鋏状になる2本の部材(8)の両先端が対向するような鉤状の鉤状先端部(9)に各分割ナット(6)をそのねじ山(6a)が向かい合うようにそれぞれ取り付け、連結軸部(10)で連結すると共に、両鉤状先端部(9)が閉じるように弾性部材(11)を前記鋏状の両部材(8)に介在させたものである。
【0012】
また、前記抜け止め部材(7)は、一方の部材(8)の柄部(12)に、揺動自在に棒状のロックバー(13)を取り付け、該ロックバー(13)の揺動端に形成した掛止部(14)を、一方の部材(8)の柄部(12)に設けた被掛止部(15)に着脱自在に掛け止め、両鉤状先端部(9)が開き、両分割ナット(6)が離間しないように構成したものである。
【0013】
前記ロックバー(13)の掛止部(14)がスリットであり、該スリットを掛け止める被掛止部(15)がピンであることが好ましい。
また、前記抜け止め部材(7)に揺動自在に取り付けたロックバー(13)が揺れないように、該ロックバー(13)を吸着固定する磁石(16)を、鋏状の部材(8)に取り付ける。
【発明の効果】
【0014】
上記構成の発明では、ステップボルト(1)の差込み部(4)を塔脚(T)の通孔(H)に差し込み、従来のように塔脚(T)を挟むようにナットを締め付ける代わりに、一対の分割ナット(6)から成る抜け止め部材(7)を、差込み部(4)に挟み込む。この状態で差込み部(4)のねじ山(4a)と、一対の分割ナット(6)のねじ山(6a)とが噛み合い、ナットとしての機能を果たす。この抜け止め部材(7)と位置決めナット(5)により、ステップボルト本体(2)が塔脚(T)の通孔(H)内でのズレを防止し、ステップボルト(1)を塔脚(T)に強固に取り付けることができる。そこで、ステップボルト(1)が斜めになり、又は抜けることがないので、ステップボルト本体(2)のステップ部(3)に作業者が足を載せて全体重を掛けても、作業者は安全に保守点検作業を行うことができる。
【0015】
ステップボルト(1)の塔脚(T)への取り付け作業は、差込み部(4)を差し込み、これに抜け止め部材(7)を挟むだけで完了するので、その取付作業時間が極端に短縮される。一方、作業者が鉄塔等の保守点検作業が終了したときには、抜け止め部材(7)を外すことにより、通孔(H)から差込み部(4)を抜き取ることができ、ステップボルト(1)を塔脚(T)から容易に取り外すことができる。
【0016】
特に、抜け止め部材(7)は、差込み部(4)に側面から銜えるように挟むだけで、この差込み部(4)に一対の分割ナット(6)を挟み込むことができるので、従来のように差込み部(4)の軸方向からナットを締め付ける必要がなく、迅速に締め付けが完了する。しかも、取り外すときも一瞬で取り外すことできる。
【0017】
また、抜け止め部材(7)にはロックバー(13)を設けているので、差込み部(4)に挟みこんだ一対の分割ナット(6)がそれぞれのねじ山(4a,6a)が噛み合わないとロックバー(13)を掛け止めることができない。これにより、差込み部(4)に取り付けた一対の分割ナット(6)の噛み合わせが不完全な状態か、完全な状態かの区別を容易に判断できる。そこで、一旦締め付けた差込み部(4)から一対の分割ナット(6)が外れないので安全性が高い。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
本発明の鉄塔等昇降用ステップボルトは、ステップボルトの差込み部に、半円弧状に分割した一対の分割ナットを着脱自在に噛み合みあわせる抜け止め部材を挟み込むことにより、このステップボルトの鉄塔の塔脚の通孔への取り付けを迅速に行うことができる。その鉄塔への昇塔時・降塔時に容易に取り外すことができるように構成したものである。
【実施例1】
【0019】
以下、本発明の好ましい実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は実施例1の鉄塔等昇降用ステップボルトを示す側面図である。図2は実施例1の抜け止め部材を示す正面図である。
本発明の鉄塔等昇降用ステップボルト1は、棒状の金属製のステップボルト本体2の一側に、作業者が足を掛けるステップ部3を設け、このステップボルト本体2の他側に、鉄塔等の塔脚Tの通孔Hへ差し込む差込み部4を設けたものである。
【0020】
ステップボルト本体2は、軽量化を目的として例えばアルミニウム合金で製造したものである。従来のように鋼鉄であると、作業者が複数本を持ち運ぶときに重たく不便であったので、アルミニウム合金等の軽量金属を用いた。なお、軽量であればこのアルミニウム合金以外の材質のもので製造することは可能である。また、強度的に問題がなければ、中空のパイプ状に形成したものでもよい。
【0021】
ステップ部3は、作業者が掛け止めた足が滑ることを防止するものであり、図示例はローレット加工したものである。これ以外に表面にゴム製被膜、合成樹脂製被膜等の滑り止めを張り付けたものでもよい。
【0022】
差込み部4は、鉄塔等の塔脚Tの通孔Hへ差し込む部分であり、ボルトのようにねじ山4aを形成した部分である。この差込み部4に位置決めナット5を締め付ける。更に、通孔Hに差し込んだ差込み部4に、半円弧状に分割した一対の分割ナット6から成る抜け止め部材7を取り付ける。例えば、この抜け止め部材7を差込み部4の側面から銜える状態で着脱自在に取り付ける。
【0023】
抜け止め部材7は、図2に示すように、鋏状になる2本の部材8の両先端が対向するような鉤状になる鉤状先端部9に、各分割ナット6をそのねじ山6aが向かい合うようにそれぞれ取り付け、連結軸部10で連結したものである。この抜け止め部材7には、両鉤状先端部9が閉じるように、ねじりコイルばねのような弾性部材11を鋏状の両部材8に介在させた。
【0024】
また、抜け止め部材7は、一方の部材8の柄部12に、棒状のロックバー13を揺動自在に取り付け、このロックバー13の揺動端に形成したスリットの掛止部14を、一方の部材8の柄部12に設けたピンの被掛止部15に着脱自在に掛け止め、両鉤状先端部9が開き、両分割ナット6が離間しない構成にしたものである。この掛止部14と被掛止部15とは、着脱自在に掛け止めることができる構造であれば、図示例のスリットとピンに限定されない。
【0025】
図3は本発明の鉄塔等昇降用ステップボルトを塔脚の通孔に取り付ける状態を示す説明図であり、(a)は取り付ける前の状態、(b)は差込む部を通孔に差し込んでいる状態、(c)はステップボルトを通孔に取り付けた状態、(d)は取り外す状態である。図4は抜け止め部材を示す正面図であり、(a)は差込み部に挟み込む状態、(b)は差込み部に挟み込んだ状態である。
先ず、図3(a)に示すように、ステップボルト1は、塔脚Tの通孔Hに差込み部4から差し込む。図3(b)に示すように、通孔Hを通過させた差込み部4に、抜け止め部材)の柄部12を手で握り、両分割ナット6を開き、ステップボルト1の差込み部4の側面から銜える状態で噛み合みあわせる。または、ステップボルト1の差込み部4の軸方向から挿し込むように噛み合みあわせる。
【0026】
この抜け止め部材7は、その両分割ナット6のねじ山6aを差込み部4のねじ山4aに噛み合わせる必要がある。そこで、本発明では、差込み部4に挟み込んだ一対の分割ナット6がそれぞれのねじ山4a,6aが噛み合わないとロックバー13の掛け止めができないようになっている。これにより、差込み部4に挟み込んだ一対の分割ナット6が不完全な状態か、完全な状態かの区別を容易に判断できる。そこで、一旦挟み込んだ差込み部4から一対の分割ナット6が外れることがなく、安全性が高い。
【0027】
次に、図3(c)に示すように、塔脚Tの通孔Hにステップボルト1を取り付けたら、次に位置決めナット5を締め付け、この位置決めナット5と、ナットとして機能する抜け止め部材7により通孔Hを挟み、ステップボルト1を強固に取り付けることができる。この状態でステップボルト本体2のステップ部3に作業者が足を載せ全体重を掛けても、抜け止め部材7がステップボルト1から外れないので、ステップボルト1が塔脚Tから抜けずに安全に昇塔・降塔することができる。また、位置決めナット5はステップボルト本体2が塔脚Tの通孔H内でのズレを防止して、ステップボルト1を塔脚Tに強固に取り付ける。そこで、ステップボルト1が斜めになったり、抜けたりしないので、作業者は安全に昇塔・降塔することができる。
【0028】
最後に、作業者が保守点検作業を終了したときには、ロックバー13を外して、抜け止め部材7の柄部12を手で握り、両分割ナット6を開き、ステップボルト1の差込み部4から外すことにより、通孔Hから差込み部4を抜き、ステップボルト1を塔脚Tから容易に取り外すことができる。従来のように締め付けていたナットを回して抜き取る必要がないので、一瞬でステップボルト1を塔脚Tの通孔Hから取り外すことができる。
【0029】
図5は抜け止め部材の変形例を示す正面図である。
抜け止め部材7に揺動自在に取り付けたロックバー13を吸着固定する磁石16を、鋏状の部材8に取り付ける。このように構成することで、ロックバー13が不用意を揺れることを防止することができる。
【0030】
または、抜け止め部材7に揺動自在に取り付けたロックバー13を、揺れないようにロックバー13の揺動端に形成したスリット(掛止部14)を着脱自在に掛け止める突起(図示していない)を鋏状の部材8に設ける。この突起がロックバー13に嵌合して、このロックバー13の揺れを防止することができる。
【0031】
なお、本発明は、一対の分割ナット6をステップボルト1の差込み部4に容易に挟み込む構造にすることで、鉄塔の塔脚Tの通孔Hへステップボルト1の取り付けを迅速に行い得ると共に、その鉄塔の保守点検作業が終了したら容易に取り外すことができる構造であれば、上述した発明の実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは勿論である。
【産業上の利用可能性】
【0032】
本発明の鉄塔等昇降用ステップボルトは、主に送電線等の鉄塔等の塔脚に利用することができる、更にステップボルトを着脱自在に取り付けることができる場所であれば鉄塔以外の作業現場にも利用することができる。
【0033】
更に、本発明の一対の分割ナットから成る抜け止め部材は、従来の仮止めに利用していたナットの代わりに利用することができる。例えば作業現場にボルト・ナットによる取り付ける、案内板の固定に使用するナットとして利用することができる。この抜け止め部材によれば、ナットの締め付け作業が不要になり迅速に案内板を固定するときに利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】実施例1の鉄塔等昇降用ステップボルトを示す側面図である。
【図2】実施例1の抜け止め部材を示す正面図である。
【図3】本発明の鉄塔等昇降用ステップボルトを塔脚の通孔に取り付ける状態を示す説明図であり、(a)は取り付ける前の状態、(b)は差込む部を通孔に差し込んでいる状態、(c)はステップボルトを通孔に取り付けた状態、(d)は取り外す状態である。
【図4】抜け止め部材を示す正面図であり、(a)は差込み部に挟み込む状態、(b)は差込み部に挟み込んだ状態である。
【図5】抜け止め部材の変形例を示す正面図である。
【図6】従来のステップボルトを示す側面図である。
【図7】従来のステップボルトを塔脚の通孔に取り付ける状態を示す説明図であり、取り付ける前の状態(a)、通孔に差込む部を差し込みナット締めする状態(b)、ステップボルトを通孔に取り付けた状態(c)である。
【符号の説明】
【0035】
1 ステップボルト
2 ステップボルト本体
3 ステップ部
4 差込み部
4a 差込み部のねじ山
5 位置決めナット
6 分割ナット
6a 分割ナットのねじ山
7 抜け止め部材
8 鋏状の部材
9 鉤状先端部
10 連結軸部
11 弾性部材
12 柄部
13 ロックバー
14 掛止部(スリット)
15 被掛止部(ピン)
16 磁石

【特許請求の範囲】
【請求項1】
鉄塔等に作業者が昇降する際、その鉄塔等を構成する塔脚(T)に開けた通孔(H)に、挿抜自在に取り付ける鉄塔等昇降用ステップボルト(1)であって、
棒状のステップボルト本体(2)の一側に、作業者が足を掛けるステップ部(3)を形成し、
前記ステップボルト本体(2)の他側に、前記通孔(H)に差し込むボルトのようにねじ山(4a)を形成した差込み部(4)を設け、
前記差込み部(4)に位置決めナット(5)を締め付け、
かつ該差込み部(4)に、半円弧状に分割した一対の分割ナット(6)を着脱自在に噛み合みあわせる抜け止め部材(7)を挟み込みした、ことを特徴とする鉄塔等昇降用ステップボルト。
【請求項2】
前記抜け止め部材(7)は、鋏状になる2本の部材(8)の両先端が対向するような鉤状の鉤状先端部(9)に各分割ナット(6)をそのねじ山(6a)が向かい合うようにそれぞれ取り付け、連結軸部(10)で連結すると共に、両鉤状先端部(9)が閉じるように弾性部材(11)を前記鋏状の両部材(8)に介在させたものである、ことを特徴とする請求項1の鉄塔等昇降用ステップボルト。
【請求項3】
前記抜け止め部材(7)は、一方の部材(8)の柄部(12)に、揺動自在に棒状のロックバー(13)を取り付け、該ロックバー(13)の揺動端に形成した掛止部(14)を、一方の部材(8)の柄部(12)に設けた被掛止部(15)に着脱自在に掛け止め、両鉤状先端部(9)が開き、両分割ナット(6)が離間しないように構成したものである、ことを特徴とする請求項1の鉄塔等昇降用ステップボルト。
【請求項4】
前記ロックバー(13)の掛止部(14)がスリットであり、該スリットを掛け止める被掛止部(15)がピンである、ことを特徴とする請求項3の鉄塔等昇降用ステップボルト。
【請求項5】
前記抜け止め部材(7)に揺動自在に取り付けたロックバー(13)が揺れないように、該ロックバー(13)を吸着固定する磁石(16)を、鋏状の部材(8)に取り付けた、ことを特徴とする請求項3の鉄塔等昇降用ステップボルト。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2009−174130(P2009−174130A)
【公開日】平成21年8月6日(2009.8.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−11357(P2008−11357)
【出願日】平成20年1月22日(2008.1.22)
【出願人】(000211307)中国電力株式会社 (6,505)
【Fターム(参考)】