説明

鉄粉入り化粧品クリームと、そのスティック

【課題】 従来の鉄粉クリーム除去と、使用済の剥離は、把持部の先端に設けた磁石を埋設した筒状部と、この筒状部に接離する非磁性体の筒状体とで構成したリムーバで行っている。除去と剥離の方法は、筒状体の筒状部への接近で、磁石の磁性を、筒状体の表面に付与し、逆に、この筒状体の筒状部からの離間で、磁石の磁性を、筒状体の表面に付与しない構造である。リムーバの使用が厄介であること、その構造が複雑化すること等の改良点がある。
【解決手段】 微粒子鉄粉と、クリーム、美容液、エッセンスでなるパック剤において、
パック剤に、皮膚浸透性と酸化防止を付与可能とする水溶性珪素を添加した美肌用、皮膚外用、又は老廃物除去用の鉄粉入り化粧品クリームである。パック剤の浸透性を確保し、バリヤ(層)の中に、パック剤の効果を発揮し、毛管血管の再生と、活性化等が達成できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、美肌用、皮膚外用、又は老廃物除去用の鉄粉入り化粧品クリーム(化粧品キット)と、そのスティックに関する。
【背景技術】
【0002】
鉄粉が含有するクリーム(鉄粉入りクリーム)が、従来のパックの作用を始めとして、微粒子鉄粉が皮膚内部に電磁場を形成し、皮膚細胞への過剰、及び/又は、電気の蓄積を解消し、皮膚を保護できること、又は皮膚の毛細血管の血行促進と、美顔効果を発揮できるものとして期待されている。従って、これに関する製品、並びに先行文献が多数散見される。また、市場でも、前述の効果が期待できる美肌用、皮膚外用、又は老廃物除去用の化粧品クリームと、そのスティックが要望される状況である。
【0003】
そこで、先行文献を説明する。
【0004】
文献(1)として概述する発明は、特開2004−187874号公報の「マグネットリムーバ及び美肌用鉄粉クリームの鉄粉除去方法」であって、把持部の先端に磁石を埋設した筒状部と、この筒状部に接離する非磁性体の筒状体とで構成したリムーバと、このリムーバを使用し、使用済み鉄粉クリームの剥離と除去(取除き)である。この剥離と除去の方法は、筒状体の筒状部への接近で、磁石の磁性(磁気)を、筒状体の表面に付与し、逆に、この筒状体の筒状部からの離間で、磁石の磁性を、筒状体の表面に付与しない構造である。これにより、顔面に塗布した鉄粉クリームを剥離し、この剥離した使用済み鉄粉クリームを、筒状体より落下させる構造、又はその除去方法である。このリムーバの構造は、理にかなっているが、鉄粉クリームが剥離した後に、筒状体のぬめりを取除く手法が必要となり、一手間要することと、リムーバは、筒状であり、その形状が大きくなることから、収納に困ることと、脇、股関節等のリンパ領域(リンパ)に使用する際には、その箇所が狭いことから、その使用が困難視されること、等の改良点がある。
【0005】
また、文献(2)として概述する発明は、特開2005−239563号公報の「皮膚塗布用組成物」であって、鉄粉入りの皮膚塗布用組成物であり、皮膚に栄養を付与できる、例えば、ヒアルロン酸、コラーゲン、各種生薬エキス等の栄養薬液を添加する構造である。その効果は、使用後の皮膚清浄度の向上にある。しかし、この発明は、皮膚のバリヤを浸透する作用を要さず、その効果、例えば、毛管血管の再生と、活性化等において、確実な保証がないものと考えられる。
【0006】
さらに、文献(3)として概述する発明は、特開2003−199620号公報の「美容システム」であって、鉄粉と肌滋養成分でなるパック剤を、顔面等に塗布した後、磁気吸着具を利用して剥離する構造である。その効果は、前述の文献(1)と文献(2)に準ずる。しかし、この発明も、前述の文献(1)と文献(2)と同様な改良点を有する。
【0007】
【特許文献1】特開2004−187874号公報
【特許文献2】特開2005−239563号公報
【特許文献3】特開2003−199620号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
前記文献(1)〜文献(3)の改良点として、本発明は、下記の構造と特徴を発揮できる鉄粉入り化粧品クリームと、そのスティックを提供する。
イ) 水溶性珪素を、パック剤に添加することで、このパック剤の浸透性を確保し、バリヤ(層)の中に、パック剤の効果を発揮し、毛管血管の再生と、活性化等を達成する。また、パック剤の保存性の確保を図る。
ロ) 前記浸透性を利用し、皮膚の新陳代謝と、血流の活性化、並びに老廃物の吸引を図り、美肌・抗酸化効果と、健康促進、老化防止、並びに悪性細菌排除等を図る。
ハ) 水溶性珪素を、パック剤に添加することで、このパック剤の酸化防止(変質、変色防止)を図り、長期の使用と、パウチ包装をなくし、低コスト化と、チューブ充填方式、又は容器(開閉式)への使用を図る。
ニ) 香料を、パック剤に添加することで、識別性と微香性を付与し、香りの効果と、ストレス解消、気分転換等を図る。
ホ) スティックに埋設した磁石効果を発揮することで、顔面の如く、広いエリア(領域)から、脇下のリンパ領域の如く、狭いエリアまで、鉄粉入りのパック剤の剥離と、その磁力、並びに浸透性の効果を発揮できる。
へ) スティックの赤色は、交感神経に作用し、臓器の働きを良くすることの効果があることに鑑み、各部位の皮膚に圧接することで、健康維持を図る。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1の発明は、前記イ)〜ハ)の目的を達成する。
【0010】
請求項1は、微粒子鉄粉と、クリーム、美容液、エッセンスでなるパック剤において、
このパック剤に、皮膚浸透性と酸化防止を付与可能とする水溶性珪素を添加した美肌用、皮膚外用、又は老廃物除去用の鉄粉入り化粧品クリームである。
【0011】
請求項2の発明は、前記イ)〜ホ)の目的を達成する。
【0012】
請求項2は、微粒子鉄粉と、クリーム、美容液、エッセンスでなるパック剤において、
このパック剤に、識別性と微香性を付与可能とする香料を添加し、かつこのパック剤に、皮膚浸透性と酸化防止を付与可能とする水溶性珪素を添加した美肌用、皮膚外用、又は老廃物除去用の鉄粉入り化粧品クリームである。
【0013】
請求項3の発明は、前記イ)〜ハ)の目的と効果を達成する。
【0014】
請求項3は、請求項1に記載の鉄粉入り化粧品クリームであって、
この鉄粉入り化粧品クリームを、身体の顔、手、産後の腹部皮膚、術後の皮膚、又は腕、身体の皮膚(或いは、体の各所の皮膚等を含む)に施術し、少なくとも美肌・健康・抗酸化効果を達成可能とする鉄粉入り化粧品クリームである。
【0015】
請求項4の発明は、請求項3と同じ目的と効果を達成する。
【0016】
請求項4は、請求項1に記載の鉄粉入り化粧品クリームであって、
この鉄粉入り化粧品クリームを、身体のリンパ領域の皮膚に施術し、少なくとも老廃物を吸引可能とする鉄粉入り化粧品クリームである。
【0017】
請求項5の発明は、前記イ)〜ニ)の目的を達成する。
【0018】
請求項5は、請求項1に記載の鉄粉入り化粧品クリームを、身体の顔、手、産後の腹部皮膚、術後の皮膚、又は腕、身体の皮膚、或いは、リンパ領域の皮膚に塗布した施術後に剥離するスティックであって、
このスティックは、扁平板状の押圧へら部と持ち手とで構成し、この押圧へら部に、磁石を偏倚して埋設する構成として鉄粉入り化粧品クリーム用のスティックである。
【0019】
請求項6の発明は、前記イ)〜ニ)と、へ)の目的を達成する。
【0020】
請求項6は、請求項5に記載の鉄粉入り化粧品クリーム用のスティックであって、
前記スティックを、赤色として、この赤色効果で、血行促進と、毛細血管への血流増加を可能とする構成とした鉄粉入り化粧品クリーム用のスティックである。
【0021】
請求項7の発明は、請求項5と同じ目的を達成する。
【0022】
請求項7は、請求項5に記載の鉄粉入り化粧品クリーム用のスティックであって、
前記磁石は、押圧へら部の平坦部の下面に偏倚して埋設、及び/又は、押圧へら部の一方の側面に偏倚して埋設する構成とした鉄粉入り化粧品クリーム用のスティックである。
【発明の効果】
【0023】
請求項1の発明では、微粒子鉄粉と、クリーム、美容液、エッセンスでなるパック剤において、
パック剤に、皮膚浸透性と酸化防止を付与可能とする水溶性珪素を添加した美肌用、皮膚外用、又は老廃物除去用の鉄粉入り化粧品クリームである。従って、前述したイ)〜ハ)の目的を達成できる特徴がある。
【0024】
請求項2の発明では、微粒子鉄粉と、クリーム、美容液、エッセンスでなるパック剤において、
パック剤に、識別性と微香性を付与可能とする香料を添加し、かつパック剤に、皮膚浸透性と酸化防止を付与可能とする水溶性珪素を添加した美肌用、皮膚外用、又は老廃物除去用の鉄粉入り化粧品クリームである。従って、前述したイ)〜ホ)の目的を達成できる特徴がある。
【0025】
請求項3の発明では、請求項1に記載の鉄粉入り化粧品クリームであって、
鉄粉入り化粧品クリームを、身体の顔、手、産後の腹部皮膚、術後の皮膚、又は腕、身体の皮膚に施術し、少なくとも美肌・健康効果を達成可能とする鉄粉入り化粧品クリームである。従って、前述したイ)〜ハ)の目的と効果を達成できる特徴がある。
【0026】
請求項4の発明では、請求項1に記載の鉄粉入り化粧品クリームであって、
鉄粉入り化粧品クリームを、身体のリンパ領域の皮膚に施術し、少なくとも老廃物を吸引可能とする鉄粉入り化粧品クリームである。従って、請求項3と同じ目的と効果を達成できる特徴がある。
【0027】
請求項5の発明では、請求項1に記載の鉄粉入り化粧品クリームを、身体の顔、手、産後の腹部皮膚、術後の皮膚、又は腕、身体の皮膚、或いは、リンパ領域の皮膚に塗布した施術後に剥離するスティックであって、
スティックは、扁平板状の押圧へら部と持ち手とで構成し、押圧へら部に、磁石を偏倚して埋設する構成として鉄粉入り化粧品クリーム用のスティックである。従って、前述したイ)〜ニ)の目的を達成できる特徴がある。
【0028】
請求項6の発明では、請求項5に記載の鉄粉入り化粧品クリーム用のスティックであって、
スティックを、赤色として、赤色効果で、血行促進と、毛細血管への血流増加を可能とする構成とした鉄粉入り化粧品クリーム用のスティックである。従って、前述したイ)〜ニ)、へ)の目的を達成できる特徴がある。
【0029】
請求項7の発明では、請求項5に記載の鉄粉入り化粧品クリーム用のスティックであって、
磁石は、押圧へら部の平坦部の下面に偏倚して埋設、及び/又は、押圧へら部の一方の側面に偏倚して埋設する構成とした鉄粉入り化粧品クリーム用のスティックである。従って、請求項5と同じ目的を達成できる特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の鉄粉入り化粧品クリームをチューブ(容器)に充填した状態の正面図
【図2】本発明の鉄粉入り化粧品クリームを顔面に塗布した状態の正面図
【図3】本発明の鉄粉入り化粧品クリームを脇下のリンパ領域に塗布した状態の正面図
【図4】本発明の鉄粉入り化粧品クリームを腕の関節のリンパ領域に塗布した状態の正面図
【図5−1】本発明の鉄粉入り化粧品クリームを顔面に塗布し、スティックを利用して剥離する状態の正面図
【図5−2】図5−1で使用したスティックのラップフィルムに付着した使用済の鉄粉入り化粧品クリームを、ラップフィルムとともに塵箱に廃棄する状態の正面図
【図6】本発明の鉄粉入り化粧品クリームを、脇下のリンパ領域に塗布し、スティックを利用して剥離する状態の正面図
【図7】本発明の鉄粉入り化粧品クリームを、腕の関節のリンパ領域に塗布し、スティックを利用して剥離する状態の正面図
【図8−1】本発明のスティックの斜視図で、かつラップフィルムを被覆した状態の斜視図
【図8−2】本発明のスティックの側断面図
【図8−3】本発明のスティックの横断面図
【図9】本発明の特徴を表示する皮膚組織と、毛細血管との関係を示した拡大模式図
【発明を実施するための形態】
【0031】
本発明の鉄粉入り化粧品クリーム1は、下記の如く、化粧品と油脂類、水溶性珪素を主体とする成分で構成されている。
【0032】
表1


【0033】
本発明は、水溶性珪素(例えば、シリカ)を添加することが特徴であり、これにより、前述の如く、下記の効果期待できる。
イ) 水溶性珪素を、パック剤(前記水溶性珪素を除く全ての材料の混合物で、例えば、クリーム、美容液、エッセンスでなる)に添加することで、このパック剤の浸透性を確保し(水溶性珪素「水溶性であることが大切」の浸透力がパック剤に付加されることで)、バリヤ(層)の中に、パック剤の効果を発揮し、毛管血管の再生と、活性化等が達成できる。また、パック剤の保存性の確保(長期保存)が図れる。さらに、チューブ形式でも品質低下回避と長期保存が図れる。
ロ) 前記浸透性を利用し、皮膚の新陳代謝と、血流の活性化、並びに老廃物の吸引を図り、美肌・抗酸化効果と、健康促進、老化防止、並びに悪性細菌排除等が図れる。
ハ) 水溶性珪素を、パック剤に添加することで、このパック剤の酸化防止(変質、変色防止)を図り、長期の使用と、パウチ包装をなくし、低コスト化と、チューブ充填方式、又は容器(開閉式)への使用を可能とした。
ニ) 香料を、パック剤に添加することで、識別性と微香性を付与し、香りの効果と、ストレス解消、気分転換等が図れる。
【0034】
この鉄粉入り化粧品クリーム1は、酸化・変質・変色等しない特性を備えていることから、図1の如く、チューブ2に充填される構造であり、前記の特徴がある、
ハ) 水溶性珪素を、パック剤に添加することで、このパック剤の酸化防止(変質、変色防止)を図り、長期の使用と、パウチ包装をなくし、低コスト化と、チューブ充填方式、又は容器への使用が図れる。
【0035】
その使用方法は、図2〜図3と、図5−1〜図7に好ましい一例が示してあり、順に説明する。図2は、本発明の鉄粉入り化粧品クリーム1の代表的な使用例であり、チューブ2(容器を同じ)より取出した後に、人Hの顔面H1に塗布した状態であり、略10分間程度、パック状態を確保する。この際に、水溶性珪素の浸透性と、人体表面に極微量存在する電位を静電誘導とを利用して、毛穴HaバリヤHb(角質層)を通過し、皮膚Hcの中に入り込むと、この鉄粉入り化粧品クリーム1が、皮膚Hcに対しての刺激と、死んだ角質細胞・毒性老廃物、汚れ(老廃物)・病原菌・悪性細菌・その他の菌類等の吸着(こけらを磁化して吸着する)に役立つことと、又は保水・保湿・酸素等の保持に有効性が考えられる。所定時間経過後、図5−1の如く、スティック3の押圧へら部300にラップフィルム5を被覆し、その把持部301を持って、この押圧へら部300を顔面H1に押し当てながら移動し、顔面H1に塗布した鉄粉入り化粧品クリーム1を、磁着しながら、順次、剥離(除去)する。図5−2の如く、剥離した使用済み鉄粉入り化粧品クリーム100は、ラップフィルム5とともに、ごみ箱6に廃棄する。尚、使用済み鉄粉入り化粧品クリーム100と、顔面H1のぬめりをなくし、また、清潔感を確保するために、顔面H1を、図示しないペーパーで払拭する。このような使用と、使用済み鉄粉入り化粧品クリーム100の剥離を行うことで、前述した皮膚の新陳代謝と、血流の活性化、並びに老廃物吸引を図り、美肌・抗酸化効果と、健康促進、老化防止等の効果と特徴が達成できる。また、図3、図6は、本発明の鉄粉入り化粧品クリーム1を脇H2下のリンパ領域H3に塗布した状態であり、その方法は、前述の人Hの顔面H1に準ずるが、この場合には、リンパ領域H3(又はリンパ領域球、リンパ領域液、リンパ領域腺等)にある菌、老廃物の吸引を図り、悪性細菌排除と、又は美肌効果と、健康促進等を図る。さらに、図4、図7は、本発明の鉄粉入り化粧品クリーム1を腕H4のリンパ領域H3に塗布した状態であり、その方法は、前述の人Hの顔面H1に準ずるが、この場合には、リンパ領域H3にある雑菌、悪性細菌とか、老廃物の吸引を図り、この細菌排除と、又は美肌効果と、健康促進等を図る。図中Hdは毛細血管を示している。各例とも、この毛細血管Hdの再生効果がある。尚、本発明では、押圧へら部300の底部に膨出し、この膨出部に磁石7を埋設(偏倚形態)することで、僅かな力で、当接が図れることと、磁気効果を発揮できる特徴がある。
【0036】
また、スティック3は、前述の如く、把持部301と押圧へら部300とで外郭体を構成する。そして、この押圧へら部300には、偏倚した状態で磁石7が設けられており、この一例では、押圧へら部300の底部300aに偏倚(近接)した状態であり、例えば、顔面H1、又は腕Hの如く、広いエリア(領域、又は場所)においては、押圧へら部300をフラットに使用した例では、確実に、この磁石7の磁力が、底部300aに達する構造とする。また、この一例では、押圧へら部300の一側面300bに偏倚した状態であり、例えば、脇H2の如く、狭いエリアにおいては、押圧へら部300を横方向で、リンパ領域H3とその近傍に、一側面300bを押圧する構造として、確実かつ簡易に、使用済み鉄粉入り化粧品クリーム100を磁着、剥離する構造とする。このような構造を採用することで、前記の効果と特徴がある。尚、図示しないが、磁石7は、押圧へら部300の底部300aに偏倚し、かつ両側面に亙って埋設する構造も可能である。また、磁石7は、金属製に限定されず、軽量化、鉄粉入り化粧品クリーム1との親和性等の見地から、樹脂製の構造も可能である。
ホ) スティック3に埋設した磁石7の磁気効果を発揮することで、顔面H1の如く、広いエリア(領域)から、脇H4下のリンパ領域H3の如く、狭いエリアまで、鉄粉入り化粧品クリーム1の剥離と、その磁力、並びに浸透性の効果を発揮できる。
へ) スティック3の赤色は、交感神経に作用し、臓器の働きを良くする。尚、この赤色は、例えば、基礎から学ぶ実践四柱推命学(発行所:知道出版 著者:山田凰聖 発行日:2004年4月25日)か、萬年暦(発行者:三木照山推命学研究会 著者:三木照山 発行日:平成14年5月)によれば、四柱推命では、「世の中の森羅万象すべてのものは、『陰』と『陽』に分けられ、「木」「火」「土」「金」「水」の五つから成り立っているという考え方を陰陽五行説と云われている。この「木」は、『陽』が[甲]、『陰』が[乙]に分けられことから、この「火」は、『陽』が[丙]、『陰』は「丁」に、「土」は『陽』が「戊」、『陰』は「己」に、「金」は、『陽』が[庚]、『陰』が[辛]に、「水」は、『陽』が[壬]、『陰』は[癸]に分けられる。五行が『陰』と『陽』に分かれて十干となる。一方、暦の十二支を『陰』と『陽』に分けると、『陽』は[子][寅][辰][午][申][戌]、『陰』は、[丑][卯][巳][未][酉][亥]となる。この十干と十二支の組合せを六十干支と云い、例えば、十干の[甲]と十二支の[子]が合わさって[甲子]となる。干支の組合せは、『陽』は『陽』どうし、『陰』は『陰』どうしの決まりがあり、本来百二十通り有るはずの組合せが、『陰』と『陽』の組合せが除外されているので、六十通りの組合せとなり、六十干支と呼ばれている。また、萬年暦では、六十干支であって、例えば[甲子]、[乙丑]、[丙寅]、[丁卯]、[戊辰]、[己巳]…………[辛酉]、[壬戌]、[癸亥]となる。ところで、前記十干には夫々に色が振り分けられており、[甲]は濃い青、[乙]は薄い青、[丙]は、本発明の濃い赤、「丁」は、本発明の範疇の薄い赤、「戊」は濃い黄、[己]は茶、[庚]は白、[辛]は白(アイボリー)、[壬]は黒、[癸]は濃い緑である。そこで、今回は、四柱推命を利用し、前記スティック3の色彩に、赤を選択して、運勢としての活用と、この色彩による治癒効果等との相乗作用を意図する。このスティック3の把持部301を把持することから、例えば、手の裏からの赤色効果も、十分に期待できる。
ト) また、スティックの赤色は、へら部302と把持部301による全体の視覚的な特性と、この扁平形状のへら部302と、棒状形状の把持部301による人Hの体への直接的な伝播とを介して、前記ホ)とヘ)の特徴を十分に発揮できる。
【符号の説明】
【0037】
1 鉄粉入り化粧品クリーム
100 使用済み鉄粉入り化粧品クリーム
2 チューブ
3 スティック
300 押圧へら部
300a 底部
300b 一側面
301 把持部
302 へら部
5 ラップフィルム
6 ごみ箱
7 磁石
H 人
H1 顔面
H2 脇
H3 リンパ領域
H4 腕
Ha 毛穴
Hb バリヤ
Hc 皮膚
Hd 毛細血管

【特許請求の範囲】
【請求項1】
微粒子鉄粉と、クリーム、美容液、エッセンスでなるパック剤において、
このパック剤に、皮膚浸透性と酸化防止を付与可能とする水溶性珪素を添加した美肌用、皮膚外用、又は老廃物除去用の鉄粉入り化粧品クリーム。
【請求項2】
微粒子鉄粉と、クリーム、美容液、エッセンスでなるパック剤において、
このパック剤に、識別性と微香性を付与可能とする香料を添加し、かつこのパック剤に、皮膚浸透性と酸化防止を付与可能とする水溶性珪素を添加した美肌用、皮膚外用、又は老廃物除去用の鉄粉入り化粧品クリーム。
【請求項3】
請求項1に記載の鉄粉入り化粧品クリームであって、
この鉄粉入り化粧品クリームを、身体の顔、手、産後の腹部皮膚、術後の皮膚、又は腕、身体の皮膚に施術し、少なくとも美肌・健康効果を達成可能とする鉄粉入り化粧品クリーム。
【請求項4】
請求項1に記載の鉄粉入り化粧品クリームであって、
この鉄粉入り化粧品クリームを、身体のリンパ領域の皮膚に施術し、少なくとも老廃物を吸引可能とする鉄粉入り化粧品クリーム。
【請求項5】
請求項1に記載の鉄粉入り化粧品クリームを、身体の顔、手、産後の腹部皮膚、術後の皮膚、又は腕、身体の皮膚、或いは、リンパ領域の皮膚に塗布した施術後に剥離するスティックであって、
このスティックは、扁平板状の押圧へら部と持ち手とで構成し、この押圧へら部に、磁石を偏倚して埋設する構成として鉄粉入り化粧品クリーム用のスティック。
【請求項6】
請求項5に記載の鉄粉入り化粧品クリーム用のスティックであって、
前記スティックを、赤色として、この赤色効果で、血行促進と、毛細血管への血流増加を可能とする構成とした鉄粉入り化粧品クリーム用のスティック。
【請求項7】
請求項5に記載の鉄粉入り化粧品クリーム用のスティックであって、
前記磁石は、押圧へら部の平坦部の下面に偏倚して埋設、及び/又は、押圧へら部の一方の側面に偏倚して埋設する構成とした鉄粉入り化粧品クリーム用のスティック。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5−1】
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【図5−2】
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【図6】
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【図7】
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【図8−1】
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【図8−2】
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【図8−3】
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【図9】
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【公開番号】特開2013−1685(P2013−1685A)
【公開日】平成25年1月7日(2013.1.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−135751(P2011−135751)
【出願日】平成23年6月17日(2011.6.17)
【出願人】(503446431)株式会社 エピア (23)
【Fターム(参考)】