録画した番組の視聴した部分の削除
【課題】録画した番組の視聴した部分を削除するためのシステムおよび方法の提供。
【解決手段】メディアガイダンスアプリケーションが、録画した番組のリストを提供し得、リスト中の各録画した番組は、録画した番組が視聴された時間量の表示を含む。リストから、ユーザが、削除のために1つ以上の録画した番組の視聴した部分にフラグを付け得る。メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の再生を一時停止または停止するユーザコマンドに応じて、削除プロンプトを提供し得る。削除プロンプトは、録画した番組を視聴しているユーザに、これまで視聴した番組の一部分を削除することを選択する能力を提供し得る。例えば、削除プロンプトは、番組の開始に始まり、実質的にユーザが録画した番組を停止または一時停止した位置で終了する録画した番組の部分を削除するように、ユーザを促し得る。
【解決手段】メディアガイダンスアプリケーションが、録画した番組のリストを提供し得、リスト中の各録画した番組は、録画した番組が視聴された時間量の表示を含む。リストから、ユーザが、削除のために1つ以上の録画した番組の視聴した部分にフラグを付け得る。メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の再生を一時停止または停止するユーザコマンドに応じて、削除プロンプトを提供し得る。削除プロンプトは、録画した番組を視聴しているユーザに、これまで視聴した番組の一部分を削除することを選択する能力を提供し得る。例えば、削除プロンプトは、番組の開始に始まり、実質的にユーザが録画した番組を停止または一時停止した位置で終了する録画した番組の部分を削除するように、ユーザを促し得る。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、概して、録画した番組を管理するステップに関し、より具体的には、録画した番組の視聴した部分を削除するステップに関する。
【背景技術】
【0002】
デジタルビデオレコーダ(DVR)、パーソナルビデオレコーダ(PVR)、および他のローカルまたは遠隔記憶システムが、広く利用可能である。これらの記憶システムは、テレビ番組または映画等の、任意の好適な種類のメディアコンテンツを記憶するために使用され得る。いくつかの種類のメディアコンテンツは、長い上映時間を有する場合があり、かつ記憶システムの中の大量の空間を利用する場合がある。例えば、ユーザが、記憶システム上に、3時間の高解像度(HD)映画またはドキュメンタリーを録画する場合がある。記憶システム上で利用可能な有限量の記憶空間により、そのような空間を消費するメディアコンテンツは、記憶デバイス上に記憶することができる他の番組の数を限定する場合がある。したがって、記憶デバイス上の空間を効率的に利用するためのシステムおよび方法を提供することが望ましいであろう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
したがって、記憶デバイスから録画した番組の視聴した部分を削除するためのシステムおよび方法が提供される。視聴した部分は、録画制御アプリケーションによって識別され、削除され得る。録画制御アプリケーションは、記憶デバイスの録画制御または他の録画に基づいた機能性(例えば、録画した番組の再生または録画した番組の削除)を提供するために好適である、任意のアプリケーションであり得る。いくつかの実施形態では、録画制御アプリケーションは、双方向番組ガイドの等の双方向メディアガイダンスアプリケーションである。限定ではなく明確にする目的で、本明細書で開示される種々の実施形態は、双方向メディアガイダンスアプリケーションによって提供されるものとして説明される。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明のいくつかの実施形態では、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組と関連する動作を実施するように、ユーザから命令を受信し得る。双方向メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の一部分が視聴されたことを決定し得、かつ視聴した部分を決定し得る。視聴した部分の少なくとも一部は、双方向メディアガイダンスアプリケーションによって、削除のためにフラグを付けられ得る。次いで、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、適切な時に、視聴した番組のフラグ付き部分を削除し得る。
【0005】
一実施形態では、ユーザによって命令される動作は、録画した番組と関連するリスト項目を選択またはハイライトすることであり得る。例えば、リスト項目は、記憶デバイス上に記憶された番組のリストの一部であり得る。リスト中の記憶された番組のタイトルを提供することに加えて、双方向メディアガイダンスアプリケーションはまた、各番組の長さおよびユーザによって視聴された各番組の量の表示を表示し得る。録画した番組のリスト項目を選択するユーザ要求の受信に応じて、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、選択された番組の一部分が視聴されたかどうかを決定し得、もしそうであれば、視聴した部分を決定し得る。次いで、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、番組情報表示画面に、番組の説明を提供し得、番組情報表示画面は、そのような視聴した部分が識別され得る時に、録画した番組の視聴した部分を削除するオプションを含む。削除オプションのユーザ選択の受信に応じて、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、削除のために録画した番組の視聴した部分の少なくとも一部分にフラグを付ける。
【0006】
随意で、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、視聴した部分を削除するオプションのユーザ選択に応答して、録画した番組の更新したリストを提供し得る。更新したリストは、録画した番組が短縮されたことを示す、録画した番組の更新したリスト項目を含み得る。例えば、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、視聴した部分の削除後に、録画した番組の長さの表示を表示し得る。
【0007】
本発明の別の実施形態では、ユーザによって命令される動作は、録画した番組の一般選好設定であり得る。例えば、一般選好設定は、特定の種類(例えば、ドキュメンタリー)または質(例えば、高解像度)であり、あるいは記憶デバイス上の記憶空間が所定のレベルを下回る時に別の基準に基づく、録画した番組の視聴した部分を自動的に削除する設定であり得る。したがって、番組が録画されている時に、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、記憶空間が所定のレベルを下回ったことを決定し得、かつ、削除のためにフラグを付けるように、視聴した部分を伴う録画した番組を自動的に識別し得る。
【0008】
本発明のさらに別の実施形態では、ユーザによって命令される動作は、録画した番組が再生されている間に録画した番組を停止または一時停止するユーザ要求であり得る。双方向メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組における現在の視聴位置で、録画した番組の再生を停止または一時停止するユーザ要求を受信し得る。現在の視聴位置でのユーザ一時停止または停止コマンドに応答して、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、これまで視聴された、録画した番組の部分を決定し得る。例えば、該部分は、録画した番組の開始時に、またはユーザが番組を見始めた番組中の点から始まってもよく、かつ現在の視聴位置に実質的に対応する位置で終了し得る。加えて、メディアガイダンスアプリケーションは、現在の視聴位置で録画した番組のフレーム上に重ねられる削除プロンプトオーバーレイ等の、削除プロンプトを表示し得る。削除プロンプトは、これまで視聴された、録画した番組の該部分を削除するように、ユーザを促し得る。プロンプトへのユーザ応答の受信に応じて、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、記憶デバイスからの削除のために視聴した部分にフラグを付け得る。
【0009】
いくつかの実施形態では、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、画像またはビデオ情報(例えば、プレビュー)を提供して、部分的に視聴されたビデオを削除するかどうか、またはどこを削除するかを決定するのにユーザに役立ち得る。例えば、1つのそのような実施形態では、削除のために提案されているビデオの部分の最後のN(例えば、30)秒を実質的に描写する、ビデオループプレビューがユーザに提供される。別のそのような実施形態では、削除のために提案されている部分の後に発生する、次のN秒のビデオを示す、ビデオループプレビューがユーザに表示される。画像またはビデオ情報は、例えば、削除プロンプトの中に表示され得、または、一時停止または停止したビデオの静止フレームの代わりに表示され得る。
【0010】
典型的には、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、一時停止または停止コマンドが受信された点で、録画した番組の該部分の削除を停止する。しかしながら、他の実施形態では、削除した部分の他の終点が選択され得る。例えば、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、一時停止または停止点の前の録画した番組の中の所定の時間量(例えば、3分)で、あるいは、最新のコマーシャルの時間またはチャプター/場面終了の終了時に、録画した番組の削除を停止し得る。これは、例えば、ユーザが現れるもののコンテキストを確立することができるように、一時停止点からのビデオの後続視聴時に、ユーザが巻き戻し得る、少量のビデオを提供する。さらに他の実施形態では、削除のために促される部分の終点は、録画した番組を見ながらユーザによって発行される早送りおよび巻き戻しコマンドに基づいて選択され得る。例えば、削除のために促される部分は、ユーザが録画した番組を早送りし始めた点で終了し得る。代替として、ユーザが番組の第1の部分を見て、次いで、「ここまで見た」点の前にある点まで番組を巻き戻した場合、削除のために促される番組の部分は、番組が巻き戻された点で終了し得る。これらの実施形態では、ユーザがリアルタイム速度で視聴した、録画した番組の連続部分のみが、視聴した部分を削除するユーザ指示に応答して記憶デバイスから削除される。
【0011】
双方向メディアガイダンスアプリケーションは、マルチユーザ能力を有し得る。いくつかの実施形態では、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、双方向メディアガイダンスアプリケーションの各ユーザに対するユーザプロファイルを維持し得る。各ユーザプロファイルは、ユーザと関連する録画した番組のリストを含み得る。例えば、リストは、ユーザプロファイルに記憶された選好に基づいて自動的に録画された番組、ユーザがアプリケーションにログインしていた間に、手動で録画が予定された番組、またはユーザによってお気に入りとしてマークされた番組を含み得る。ユーザプロファイルはまた、リスト中の録画した番組のそれぞれについて、ユーザが視聴した、録画した番組の部分に関する表示を含み得る。例えば、ユーザプロファイルは、それぞれ、ユーザが録画した番組を見始めた時、および見るのを止めた時を示す、開始時間および終了時間を記録しておいてもよい。
【0012】
ユーザプロファイルを使用して、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザのうちの1人が録画した番組の一部または全体を削除することを選択すると、録画した番組の部分を選択的に削除し得る。ユーザのうちの1人が、そのユーザと関連する録画した番組の一部または全体を削除することを選択すると、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組が別のユーザと依然として関連するならば、録画した番組を削除しなくてもよい。したがって、他のユーザは、依然として番組を視聴することが可能となり、知らないうちに、または明白なコマンドなしで番組が削除されることについて心配する必要がない。
【0013】
いくつかのシナリオでは、録画した番組と関連する他のユーザもまた、録画した番組の少なくとも一部分を削除することを選択している場合がある。録画した番組の一部または全体を削除することを選択するユーザに応じて、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、削除のために、番組と関連するユーザの全てが削除することを選択した、録画した番組の部分にフラグを付け得る。例えば、録画した番組が2人のユーザと関連する場合、録画した番組が第2のユーザのために維持されているため、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、第1のユーザが録画した番組の視聴した部分を削除することを選択すると、録画した番組のいずれの部分にもフラグを付けない、または削除しなくてもよい。次いで、第2のユーザが録画した番組全体を削除することを選択した場合、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、第1のユーザによって視聴された部分にフラグを付けるか、または削除し得る(この部分が両方のユーザによって削除されたため)。
【0014】
いくつかの実施形態では、番組の部分が削除され得ることを第1のユーザが示すが、番組の該部分が第2のユーザのために(部分的または完全に)維持されるべきであることを双方向メディアガイダンスアプリケーションが検出すると、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、第1のユーザに関する削除のために削除またはマークされたものとして、該部分をタグ付けし得る。前者の場合、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、実際には、コンテンツが第2のユーザのためにハードドライブ上で依然として維持されている時に、削除コマンドが実行されかのように第1のユーザに見せてもよい。後者の場合、番組の該部分は、第1および/または第2のユーザによって、削除のためにマークされたものとして見なされ得るが、明確に依然として利用可能である。いずれの場合にしても、少なくとも2つの異なる数が、利用可能なハードドライブ空間についてユーザに提供され得、例えば、「空いている」および「録画に利用可能である」であり、後者は、典型的には前者以下である。
【0015】
タグ付けおよびマーキングも、視聴した部分の一部が削除のためにフラグを付けられたことを、メディアガイダンスアプリケーションがユーザに知らせるための2つの方法を指す。本明細書で使用されるような、削除のために録画した番組の部分に「フラグを付けるステップ」とは、録画した番組が、記憶デバイスからの削除のために、待ち行列に入れられるかもしれない、入れられる、入れられた、または入れられているという、任意の種類の指示を指し得る。例えば、録画した番組の部分にフラグを付けるために、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の該部分が削除されるかもしれない、削除される、または削除された、あるいはメディアガイダンスアプリケーションが削除のために該部分を待ち行列に入れてもよいという指示を記憶し得る。一部分にフラグを付けるステップは、該部分が、削除のために待ち行列に入れられるかもしれない、入れられる、入れられた、または入れられていることをユーザに視覚的に知らせるステップを伴っても、伴わなくてもよい。メディアガイダンスアプリケーションがユーザに知らせる場合、メディアガイダンスアプリケーションは、上記で説明されるタグ付けまたはマーキング方法論、あるいは任意の他の好適な技法を使用し得る。
例えば、本願発明は以下の項目を提供する。
(項目1)
録画した番組の部分を削除するための方法であって、
録画した番組と関連する動作を実施するようにユーザから命令を受信するステップと、
該録画した番組の部分が視聴されたことを決定するステップと、
該録画した番組の視聴した部分を決定するステップと、
削除のために該録画した番組の視聴した部分の一部にフラグを付けるステップと
を含む、方法。
(項目2)
前記録画した番組の視聴した部分のフラグ付き部分を削除するステップをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記視聴した部分の一部にフラグを付けるステップは、該視聴した部分の一部が削除されたことを前記ユーザに示すステップを含む、項目1に記載の方法。
(項目4)
前記視聴した部分の一部は、該視聴した部分の一部が実際に削除される前に、削除されているものとして前記ユーザに示される、項目3に記載の方法。
(項目5)
前記視聴した部分の一部にフラグを付けるステップは、該視聴した部分の一部が削除されることを前記ユーザに示すステップを含む、項目1に記載の方法。
(項目6)
前記フラグを付けるステップは、前記視聴した部分の一部が削除されたこと、または削除されることを前記ユーザに示すことなく実施される、項目1に記載の方法。
(項目7)
前記命令は、番組の視聴した部分を削除するステップに関係する一般選好設定であり、前記削除のために前記番組の視聴した部分の一部にフラグを付けるステップは、前記ユーザとの対話の関数である、項目1に記載の方法。
(項目8)
前記視聴した部分のフラグ付き部分は、視聴した部分全体である、項目1に記載の方法。
(項目9)
前記録画した番組は、他のユーザと関連し、前記視聴した部分のフラグ付き部分は、該録画した番組の視聴した部分および該他のユーザによって視聴された該録画した番組の部分のうちの小さいほうである、項目1に記載の方法。
(項目10)
前記視聴した部分のフラグ付き部分の長さの表示を表示するステップをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目11)
前記視聴した部分のフラグ付き部分によって使用されるディスク空間の割合の表示を表示するステップをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目12)
前記ユーザから命令を受信するステップは、前記録画した番組の前記ユーザからの選択を受信するステップを含む、項目1に記載の方法。
(項目13)
前記ユーザから命令を受信するステップは、少なくとも1つの他の録画した番組の前記ユーザからの選択を受信するステップをさらに含み、前記方法は、
視聴された該他の録画した番組の部分を決定するステップと、
削除のために該少なくとも1つの他の録画した番組の視聴した部分の一部にフラグを付けるステップと
をさらに含む、項目12に記載の方法。
(項目14)
前記録画した番組の視聴した部分と前記少なくとも1つの他の録画した番組の視聴した部分との両方の前記フラグ付き部分を削除するステップをさらに含む、項目13に記載の方法。
(項目15)
フラグを付けられている前記視聴した部分の一部は、前記録画した番組が別のユーザと関連するかどうかの関数であり、前記方法はさらに、
別のユーザと関連しない場合に、該録画した番組のフラグ付き部分を削除するステップを含む、
項目1に記載の方法。
(項目16)
前記録画した番組の視聴した部分の一部にフラグを付けるステップは、前記ユーザが削除することを決定した該録画した番組の量を記録しておくステップを含む、項目1に記載の方法。
(項目17)
前記削除のために前記録画した番組の視聴した部分の一部にフラグを付けるステップは、システム記憶の使用量の統計を更新するステップを含む、項目1に記載の方法。
(項目18)
前記方法はさらに、前記録画した番組を再生するステップを含み、
前記録画した番組と関連する動作を実施するようにユーザから命令を受信するステップは、該録画した番組における現在の視聴位置で、ユーザから停止または一時停止コマンドを受信するステップを含む、
項目1に記載の方法。
(項目19)
前記フラグを付けるステップは、前記録画した番組のための記憶デバイスの中に残存している記憶空間の量が、所定のレベルを下回るかどうかの関数である、項目1に記載の方法。
(項目20)
前記フラグを付けるステップは、前記録画した番組のための記憶デバイス上に記憶されている番組の数の関数である、項目1に記載の方法。
(項目21)
前記フラグを付けるステップは、前記録画した番組の視聴した部分の一部が、少なくとも所定の長さであるかどうかの関数である、項目1に記載の方法。
(項目22)
前記フラグを付けるステップは、前記録画した番組が、少なくとも所定のジャンルであるかどうかの関数である、項目1に記載の方法。
(項目23)
前記フラグを付けるステップは、前記録画した番組と関連する削除優先順位設定の関数である、項目1に記載の方法。
(項目24)
前記フラグを付けるステップは、前記録画した番組と関連する録画品質の関数である、項目1に記載の方法。
(項目25)
前記録画した番組の現在の視聴位置に基づいて、前記視聴した部分の一部の終了時間を選択するステップをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目26)
前記終了時間は、前記現在の視聴位置の前の所定の時間量である、項目25に記載の方法。
(項目27)
前記終了時間は、前記現在の視聴位置の前の最新の場面、チャプター、またはコマーシャルの時間の終了に対応する、項目25に記載の方法。
(項目28)
前記視聴した部分を決定するステップは、前記録画した番組の再生中に前記ユーザから受信される早送りまたは巻き戻しコマンドの関数である、項目1に記載の方法。
(項目29)
前記視聴した部分を決定するステップは、前記録画した番組の視聴した部分に、再生中に前記ユーザが早送りしたコマーシャルに対応する該録画した番組の部分を含むステップを含む、項目1に記載の方法。
(項目30)
他の番組と関連する動作を実施するステップをさらに含み、前記録画した番組の視聴した部分の一部は、該他の番組と関連する動作の結果としてフラグを付けられる、項目1に記載の方法。
(項目31)
録画した番組の部分を削除するためのシステムであって、
表示デバイスと、
ユーザ入力デバイスと、
録画した番組を記憶するための記憶デバイスと、
少なくとも部分的にユーザ機器上で実装される双方向アプリケーションであって、
該ユーザ入力デバイスから、録画した番組と関連する動作を実施するためのユーザからの命令を受信することと、
録画した番組の部分が視聴されたことを決定することと、
該録画した番組の視聴した部分を決定することと、
削除のために該録画した番組の視聴した部分の一部にフラグを付けることと
を行うように構成されている、双方向アプリケーションと
を備えている、システム。
(項目32)
前記双方向アプリケーションは、前記記憶デバイスから前記録画した番組の視聴した部分のフラグ付き部分を削除するようにさらに構成されている、項目31に記載のシステム。
(項目33)
前記双方向アプリケーションは、前記視聴した部分の一部が削除されたことを前記表示デバイス上で前記ユーザに示すようにさらに構成されている、項目31に記載のシステム。
(項目34)
前記視聴した部分の一部は、該視聴した部分の一部が実際に削除される前に、削除されているものとして前記ユーザに示される、項目33に記載のシステム。
(項目35)
前記双方向アプリケーションは、前記視聴した部分の一部が削除されることを前記表示デバイス上で前記ユーザに示すようにさらに構成されている、項目31に記載のシステム。
(項目36)
前記視聴した部分の一部は、該視聴した部分の一部が削除されたこと、または削除されることを前記ユーザに示すことなくフラグを付けられる、項目31に記載のシステム。
(項目37)
前記命令は、番組の視聴した部分を削除するステップに関係する一般選好設定であり、前記双方向アプリケーションは、前記ユーザとの対話に基づいて該視聴した部分の一部にフラグを付ける、項目31に記載のシステム。
(項目38)
前記視聴した部分のフラグ付き部分は、視聴した部分全体である、項目31に記載のシステム。
(項目39)
前記録画した番組は、他のユーザと関連し、前記視聴した部分のフラグ付き部分は、該録画した番組の視聴した部分および該他のユーザによって視聴された該録画した番組の部分のうちの小さいほうである、項目31に記載のシステム。
(項目40)
前記双方向アプリケーションは、前記視聴した部分のフラグ付き部分の長さの表示を前記表示デバイス上で表示するようにさらに構成されている、項目31に記載のシステム。
(項目41)
前記双方向アプリケーションは、前記視聴した部分のフラグ付き部分によって使用されるディスク空間の割合の表示を前記表示デバイス上で表示するようにさらに構成されている、項目31に記載のシステム。
(項目42)
前記ユーザから受信される前記命令は、前記録画した番組の該ユーザからの選択を含む、項目31に記載のシステム。
(項目43)
前記ユーザから受信される前記命令は、少なくとも1つの他の録画した番組の該ユーザからの選択をさらに含み、前記双方向アプリケーションは、
視聴された該他の録画した番組の部分を決定し、
削除のために該少なくとも1つの他の録画した番組の視聴した部分の一部にフラグを付けるようにさらに構成されている、
項目42に記載のシステム。
(項目44)
前記双方向アプリケーションは、前記録画した番組の視聴した部分と前記少なくとも1つの他の録画した番組の視聴した部分との両方の前記フラグ付き部分を削除するようにさらに構成されている、項目43に記載のシステム。
(項目45)
フラグを付けられている前記視聴した部分の一部は、前記録画した番組が別のユーザと関連するかどうかの関数であり、前記双方向アプリケーションは、
別のユーザと関連しない場合に、該録画した番組のフラグ付き部分を削除するようにさらに構成されている、
項目31に記載のシステム。
(項目46)
前記双方向アプリケーションは、前記ユーザが削除することを決定した前記録画した番組の量を記録しておくようにさらに構成されている、項目31に記載のシステム。
(項目47)
前記双方向アプリケーションは、システム記憶の使用量の統計を更新して、前記録画した番組の視聴した部分の一部が削除のためにフラグを付けられたことを反映するようにさらに構成されている、項目31に記載のシステム。
(項目48)
前記双方向アプリケーションは、前記録画した番組を再生するようにさらに構成され、
前記ユーザから受信される前記命令は、該録画した番組における現在の視聴位置において該ユーザから受信される停止または一時停止コマンドを含む、
項目31に記載のシステム。
(項目49)
前記双方向アプリケーションは、前記録画した番組のための記憶デバイスの中に残存している記憶空間の量が、所定のレベルを下回るかどうかに基づいて、前記視聴した部分の一部にフラグを付けるように構成されている、項目31に記載のシステム。
(項目50)
前記双方向アプリケーションは、前記録画した番組のための記憶デバイス上に記憶されている番組の数に基づいて、前記視聴した部分の一部にフラグを付けるように構成されている、項目31に記載のシステム。
(項目51)
前記双方向アプリケーションは、前記録画した番組の部分の一部が、少なくとも所定の長さであるかどうかに基づいて、前記視聴した部分の一部にフラグを付けるように構成されている、項目31に記載のシステム。
(項目52)
前記双方向アプリケーションは、前記録画した番組が、少なくとも所定のジャンルであるかどうかに基づいて、前記視聴した部分の一部にフラグを付けるように構成されている、項目31に記載のシステム。
(項目53)
前記双方向アプリケーションは、前記録画した番組と関連する削除優先順位設定に基づいて、前記視聴した部分の一部にフラグを付けるように構成されている、項目31に記載のシステム。
(項目54)
前記双方向アプリケーションは、前記録画した番組と関連する録画品質に基づいて、前記視聴した部分の一部にフラグを付けるように構成されている、項目31に記載のシステム。
(項目55)
前記双方向アプリケーションは、前記録画した番組の現在の視聴位置に基づいて、前記視聴した部分の一部の終了時間を選択するようにさらに構成されている、項目31に記載のシステム。
(項目56)
前記終了時間は、前記現在の視聴位置の前の所定の時間量である、項目55に記載のシステム。
(項目57)
前記終了時間は、前記現在の視聴位置の前の最新の場面、チャプター、またはコマーシャルの時間の終了に対応する、項目55に記載のシステム。
(項目58)
前記双方向アプリケーションは、前記録画した番組の再生中に前記ユーザから受信される早送りまたは巻き戻しコマンドに基づいて、前記視聴した部分を決定するようにさらに構成されている、項目31に記載のシステム。
(項目59)
前記双方向アプリケーションは、前記録画した番組の視聴した部分に、再生中に前記ユーザが早送りしたコマーシャルに対応する該録画した番組の部分を含むようにさらに構成されている、項目31に記載のシステム。
(項目60)
前記双方向アプリケーションは、他の番組と関連する動作を実施するようにさらに構成され、前記録画した番組の視聴した部分の一部は、該他の番組と関連する動作の結果としてフラグを付けられる、項目31に記載のシステム。
(項目61)
録画した番組の複数部分を削除するための装置であって、
録画した番組と関連する動作を実施するようにユーザから命令を受信する手段と、
該録画した番組の部分が視聴されたことを決定する手段と、
該録画した番組の視聴した部分を決定する手段と、
削除のために該録画した番組の視聴した部分の一部にフラグを付ける手段と
を備えている、装置。
(項目62)
前記録画した番組の視聴した部分のフラグ付き部分を削除する手段をさらに備えている、項目61に記載の装置。
(項目63)
前記視聴した部分の一部にフラグを付ける手段は、前記視聴した部分の一部が削除されたことを前記ユーザに示す手段を備えている、項目61に記載の装置。
(項目64)
前記視聴した部分の一部は、該視聴した部分の一部が実際に削除される前に、削除されているものとして前記ユーザに示される、項目63に記載の装置。
(項目65)
前記視聴した部分の一部にフラグを付ける手段は、前記視聴した部分の一部が削除されることを前記ユーザに示す手段を備えている、項目61に記載の装置。
(項目66)
前記視聴した部分の一部は、該視聴した部分の一部が削除されたこと、または削除されることを前記ユーザに示すことなくフラグを付けられる、項目61に記載の装置。
(項目67)
前記命令は、番組の視聴した部分を削除するステップに関係する一般選好設定であり、前記フラグを付ける手段は、前記ユーザとの対話に基づいて、該視聴した部分の一部にフラグを付ける手段を備えている、項目61に記載の装置。
(項目68)
前記視聴した部分のフラグ付き部分は、視聴した部分全体である、項目61に記載の装置。
(項目69)
前記録画した番組は、他のユーザと関連し、前記視聴した部分のフラグ付き部分は、該録画した番組の視聴した部分および該他のユーザによって視聴された録画した番組の部分のうちの小さいほうである、項目61に記載の装置。
(項目70)
前記視聴した部分のフラグ付き部分の長さの表示を表示する手段をさらに備えている、項目61に記載の装置。
(項目71)
前記視聴した部分のフラグ付き部分によって使用されるディスク空間の割合の表示を表示する手段をさらに備えている、項目61に記載の装置。
(項目72)
前記ユーザから命令を受信する手段は、前記録画した番組の該ユーザからの選択を受信する手段を備えている、項目61に記載の装置。
(項目73)
前記ユーザから命令を受信する手段は、少なくとも1つの他の録画した番組のユーザからの選択を受信する手段をさらに備え、前記装置は、
視聴された該他の録画した番組の部分を決定する手段と、
削除のために該少なくとも1つの他の録画した番組の視聴した部分の一部にフラグを付ける手段と
をさらに備えている、項目72に記載の装置。
(項目74)
前記録画した番組の視聴した部分と前記少なくとも1つの他の録画した番組の視聴した部分との両方の前記フラグ付き部分を削除する手段をさらに備えている、項目73に記載の装置。
(項目75)
前記フラグを付けられている視聴した部分の一部は、前記録画した番組が別のユーザと関連するかどうかの関数であり、前記装置は、
別のユーザと関連しない場合に、該録画した番組のフラグ付き部分を削除する手段をさらに備えている、
項目61に記載の装置。
(項目76)
前記録画した番組の視聴した部分の一部にフラグを付ける手段は、前記ユーザが削除することを決定した該録画した番組の量を記録しておく手段を備えている、項目61に記載の装置。
(項目77)
前記削除のために前記録画した番組の視聴した部分の一部にフラグを付ける手段は、システム記憶の使用量の統計を更新する手段を備えている、項目61に記載の装置。
(項目78)
前記装置は、前記録画した番組を再生する手段をさらに備え、
前記録画した番組と関連する動作を実施するようにユーザから命令を受信する手段は、該録画した番組における現在の視聴位置においてユーザから停止または一時停止コマンドを受信する手段を備えている、
項目61に記載の装置。
(項目79)
前記フラグを付ける手段は、前記録画した番組のための記憶デバイスの中に残存している記憶空間の量が、所定のレベルを下回るかどうかに基づいて、前記視聴した部分の一部にフラグを付ける手段を備えている、項目61に記載の装置。
(項目80)
前記フラグを付ける手段は、前記録画した番組のための記憶デバイス上に記憶されている番組の数に基づいて、前記視聴した部分の一部にフラグを付ける手段を備えている、項目61に記載の装置。
(項目81)
前記フラグを付ける手段は、前記録画した番組の視聴した部分の一部が、少なくとも所定の長さであるかどうかに基づいて、該視聴した部分の一部にフラグを付ける手段を備えている、項目61に記載の装置。
(項目82)
前記フラグを付ける手段は、前記録画した番組が、少なくとも所定のジャンルであるかどうかに基づいて、前記視聴した部分の一部にフラグを付ける手段を備えている、項目61に記載の装置。
(項目83)
前記フラグを付ける手段は、前記録画した番組と関連する削除優先順位設定に基づいて、前記視聴した部分の一部にフラグを付ける手段を備えている、項目61に記載の装置。
(項目84)
前記フラグを付ける手段は、前記録画した番組と関連する録画品質に基づいて、前記視聴した部分の一部にフラグを付ける手段を備えている、項目61に記載の装置。
(項目85)
前記録画した番組の現在の視聴位置に基づいて、前記視聴した部分の一部の終了時間を選択する手段をさらに備えている、項目61に記載の装置。
(項目86)
前記終了時間は、前記現在の視聴位置の前の所定の時間量である、項目85に記載の装置。
(項目87)
前記終了時間は、前記現在の視聴位置の前の最新の場面、チャプター、またはコマーシャルの時間の終了に対応する、項目85に記載の装置。
(項目88)
前記視聴した部分を決定する手段は、前記録画した番組の再生中に前記ユーザから受信される早送りまたは巻き戻しコマンドに基づいて、該視聴した部分を決定する手段を備えている、項目61に記載の装置。
(項目89)
前記視聴した部分を決定する手段は、前記録画した番組の視聴した部分に、再生中に前記ユーザが早送りしたコマーシャルに対応する該録画した番組の部分を含む手段を備えている、項目61に記載の装置。
(項目90)
他の番組と関連する動作を実施する手段をさらに備え、前記録画した番組の視聴した部分の一部は、該他の番組と関連する動作の結果としてフラグを付けられる、項目61に記載の装置。
【図面の簡単な説明】
【0016】
本発明の上記および他の側面および利点は、添付図面と併せて解釈される、以下の発明を実施するための形態を考慮すると明白となり、図中、類似参照文字は、全体を通して類似部品を指す。
【図1】図1は、本発明の実施形態による、例示的な双方向メディア配信システムの簡略化ブロック図である。
【図2】図2は、本発明の実施形態による、録画した番組のリストを維持するための例示的なデータ構造である。
【図3】図3および図4は、本発明の実施形態による、ユーザプロファイルを維持し、特定の録画した番組を各ユーザに関連付けるための例示的なデータ構造である。
【図4】図3および図4は、本発明の実施形態による、ユーザプロファイルを維持し、特定の録画した番組を各ユーザに関連付けるための例示的なデータ構造である。
【図5】図5は、本発明の実施形態による、録画した番組のリストを示す、例示的な録画リスト表示画面である。
【図6】図6および図7は、本発明の種々の実施形態による、録画した番組の番組説明を提供する、例示的なメディアガイダンス情報表示画面である。
【図7】図6および図7は、本発明の種々の実施形態による、録画した番組の番組説明を提供する、例示的なメディアガイダンス情報表示画面である。
【図8】図8は、本発明の実施形態による、ユーザが録画した番組のうちの1つの視聴した部分を削除することを選択した後に、図5からの録画した番組のリストを示す、例示的な録画リスト表示画面である。
【図9】図9は、本発明の実施形態による、削除のために、図5のリスト中の録画した番組のうちの1つ以上の視聴した部分を選択するための、例示的な録画リスト表示画面である。
【図10】図10は、本発明の実施形態による、ユーザが視聴した、録画した番組の部分の表示を維持するための例示的な過程のフローチャートである。
【図11】図11は、本発明の実施形態による、ユーザが実質的にリアルタイム速度で視聴した、録画した番組の部分の表示を維持するための例示的な過程のフローチャートである。
【図12】図12は、本発明の実施形態による、削除のために、少なくとも1つの録画した番組の視聴した部分にフラグを付けるための例示的な過程のフローチャートである。
【図13】図13および図14は、本発明の種々の実施形態による、一時停止コマンドの受信に応じて表示される、削除プロンプトオーバーレイを伴う例示的な表示画面である。
【図14】図13および図14は、本発明の種々の実施形態による、一時停止コマンドの受信に応じて表示される、削除プロンプトオーバーレイを伴う例示的な表示画面である。
【図15】図15および図16は、本発明の種々の実施形態による、停止コマンドの受信に応じて表示される、削除プロンプトオーバーレイを伴う例示的な表示画面である。
【図16】図15および図16は、本発明の種々の実施形態による、停止コマンドの受信に応じて表示される、削除プロンプトオーバーレイを伴う例示的な表示画面である。
【図17】図17は、本発明の実施形態による、録画した番組の視聴した部分の削除に関係する一般選好設定を構成するための例示的な設定画面である。
【図18】図18は、本発明の実施形態による、録画した番組の再生が停止または一時停止された時に、削除のために、録画した番組の視聴した部分にフラグを付けるための例示的な過程のフローチャートである。
【図19】図19および図20は、本発明の種々の実施形態による、削除プロンプトを提供するかどうかを決定するための例示的な過程のフローチャートである。
【図20】図19および図20は、本発明の種々の実施形態による、削除プロンプトを提供するかどうかを決定するための例示的な過程のフローチャートである。
【図21】図21−24は、本発明の実施形態による、録画した番組の個人化リストを伴う録画リスト表示画面である。
【図22】図21−24は、本発明の実施形態による、録画した番組の個人化リストを伴う録画リスト表示画面である。
【図23】図21−24は、本発明の実施形態による、録画した番組の個人化リストを伴う録画リスト表示画面である。
【図24】図21−24は、本発明の実施形態による、録画した番組の個人化リストを伴う録画リスト表示画面である。
【図25】図25は、本発明の実施形態による、録画した番組が複数のユーザと関連する場合に、削除のために、録画した番組の視聴した部分の一部にフラグを付けるための例示的な過程のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1は、本発明の一実施形態による、例示的な双方向メディアシステム100を示す。ユーザ機器110が、通信経路122上でメディアソース120から信号の形態でメディアを受信する。実践では、複数のメディアソース120およびユーザ機器110があり得るが、図面を過剰に複雑にすることを回避するために、それぞれの1つだけが図1に示されている。
【0018】
メディアソース120は、例えば、ケーブルシステムヘッドエンド、衛星メディア配信設備、メディア放送設備、インターネットプロトコルテレビジョン(IPTV)ヘッドエンド、オンデマンドサーバ(例えば、VODサーバ)、ウェブサイト、(例えば、オンラインゲーム用の)ゲームサービスプロバイダ、スイッチドデジタルビデオ(SVD)システム(例えば、SVDマネージャ、エッジリソースマネージャ、およびエッジQAMサブシステムを備える)、あるいはメディアを発信または配信するための任意の他の好適な設備またはシステム等の、任意の好適なメディアソースであり得る。メディアソース120は、例えば、衛星経路、光ファイバ経路、ケーブル経路、インターネット経路、あるいは任意の他の好適な有線または無線経路を含む、任意の好適な通信経路122上で信号を伝送するように構成され得る。信号は、例えば、テレビ番組、ゲーム、音楽、ニュース、ウェブサービス、ビデオ、または任意の他の好適なメディア等の、任意の好適なメディアを運び得る。いくつかの実施形態では、メディアソース120は、例えば、ユーザ機器110またはVODサーバで実装される、双方向メディアガイダンスアプリケーションからの要求を実行するための制御回路を含み得る。
【0019】
ユーザ機器110は、双方向メディア体験を提供するために好適な任意の機器を含み得る。ユーザ機器110は、テレビ等のテレビ機器、セットトップボックス、録画デバイス、ビデオプレーヤ、ユーザ入力デバイス、または双方向メディア体験を提供するために好適な任意の他のデバイス等を含み得る。例えば、ユーザ機器110は、Motorola,Inc.提供のDCT 2000、2500、5100、6208、または6412セットトップボックスを含み得る。いくつかの実施形態では、ユーザ機器110は、テレビカード付きパーソナルコンピュータ(PCTV)等のコンピュータ機器を含み得る。いくつかの実施形態では、ユーザ機器110は、例えば、ゲームシステム(例えば、X−Box、PlayStation、またはGameCube)等のホームシアター消費者電子デバイス、または、携帯型DVDプレーヤ、携帯型ゲーム機、携帯電話、PDA、音楽プレーヤ(例えば、MP3プレーヤ)等の携帯型消費者電子デバイス、あるいは任意の他の好適なホームシアターまたは携帯型ビデオデバイス(例えば、Apple Inc.(San Jose, CA)からのiPod Touch)を含み得る。
【0020】
図1の実施例では、ユーザ機器110は、少なくとも、別個のデバイスとして、または単一デバイスとして実装され得る、制御回路116、表示デバイス112、およびユーザ入力デバイス114を含む。ユーザ機器110は、随意で、別個のデバイスとして、または単一デバイスとして実装され得る、録画デバイス118を含み得る。双方向メディアガイダンスアプリケーションは、表示デバイス112上に表示される、メディアのユーザへのメディアガイダンス機能を提供するように、ユーザ機器110上に実装され得る。いくつかの実施形態では、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、双方向テレビジョンアプリケーション、またはユーザにメディア特徴を提供するための任意の他のアプリケーションであり得、またはそれらを含み得る。
【0021】
表示デバイス112は、例えば、テレビのモニタ、コンピュータのモニタ、またはユーザ機器110に組み込まれたディスプレイ(例えば、携帯電話または携帯型音楽プレーヤのディスプレイ)等の、任意の好適なデバイスであり得る。表示デバイス112は、経路122上でメディアソース120によって伝送されるメディア、または録音デバイス118からのメディアを表示する。表示デバイス112はまた、音声の出力を提供するように構成され得る。
【0022】
ユーザ入力デバイス114は、双方向メディアガイダンスアプリケーションと連動するための任意の好適なデバイスであり得る。例えば、ユーザ入力デバイス114は、リモートコントロール、キーボード、マウス、タッチパッド、タッチスクリーン、または音声認識インターフェースであり得る。ユーザ入力デバイス114は、任意の好適な通信リンクを使用して、ユーザ機器110および制御回路116と通信し得る。例えば、ユーザ入力デバイス114は、赤外線(IR)、無線周波数、Bluetooth、無線(例えば、802.11)、有線、または任意の他の好適な通信リンクを使用し得る。ユーザ入力デバイス114によって受信される情報は、ソース選択コマンドまたはガイダンスアプリケーションナビゲーションコマンドとして分類され得る。ソース選択コマンドは、チャンネル変更選択、ビデオオンデマンド選択、デジタルビデオレコーダ選択、またはユーザが現在視聴しているコンテンツとは異なるコンテンツをユーザに視聴させる任意の好適な選択を含み得る。ユーザが現在視聴しているコンテンツは、表示デバイス112上に現在表示されているコンテンツとして定義され得る。ガイダンスアプリケーションナビゲーションコマンドは、ユーザが双方向メディアガイダンスアプリケーションに表示される情報を変更することを可能にする、任意の好適なコマンドを含み得る。
【0023】
制御回路116は、入力デバイス114からユーザ入力を受信し、双方向メディアガイダンスアプリケーションの命令を実行するように適合される。制御回路116は、1つ以上のチューナ(例えば、アナログまたはデジタルチューナ)、エンコーダおよびデコーダ(例えば、MPEGデコーダ)、プロセッサ(例えば、Motorola 68000系プロセッサまたはMIPS系プロセッサ)、メモリ117(例えば、RAMおよびハードディスク)、通信回路(例えば、ケーブルモデム回路)、入力/出力回路(例えば、画像回路)、ユーザ機器110の種々のデバイスへの接続、ならびに、アナログまたはデジタルメディアプログラミング、番組録画、および双方向メディアガイダンス機能を提供するための任意の他の好適な構成要素を含み得る。いくつかの実施形態では、制御回路116は、例えば、ディスプレイ112または任意の他のデバイス(例えば、セットトップボックス、テレビ、およびビデオプレーヤ)の一部等の、ユーザ機器110のデバイスのうちの1つの一部として含まれ得る。制御回路116は、アプリケーションを実行する時に使用するためのランダムアクセスメモリを含み得る。不揮発性メモリも、起動ルーチンまたは他の命令を記憶するために使用され得る。他の実施形態では、双方向メディアガイダンスアプリケーション命令は、他の好適な独立型ハードウェアで実行され得る。
【0024】
録画デバイス118は、パーソナルビデオレコーダ(PVR)、デジタルビデオレコーダ(DVR)、ビデオカセットレコーダ(VCR)、DVDレコーダ、コンパクトディスクレコーダ、あるいは任意の他の好適な録画デバイスまたは記憶デバイスであり得る。いくつかの実施形態では、録画デバイス118は、双方向メディアシステム100の他の構成要素によって録画または提供される、コンテンツまたはデータを記憶または録画するための記憶デバイスであり得る。
【0025】
録画デバイス118の中のハードディスクおよび他の記憶部が、データベースをサポートするために使用され得る。例えば、録画デバイス118は、録画した番組のメディアガイダンス情報のデータベースをサポートし得る。メディアガイダンス情報は、各録画した番組のタイトルと、各録画した番組の長さと、ユーザによって視聴された、各録画した番組の量とを含み得る。録画デバイス118の中のハードディスクまたは他の記憶部はまた、テレビ番組またはビデオオンデマンドコンテンツ、あるいは録画デバイス118に提供される他のコンテンツ等の、メディアを録画するために使用され得る。
【0026】
いくつかの実施形態では、録画デバイス118は、IR通信回路、またはリモートコントロールと(例えば、ユーザ入力デバイス114と)通信するための他の好適な通信回路を含み得る。録画デバイス118はまた、専用ボタンと、フロントパネルディスプレイとを含み得る。フロントパネルディスプレイは、例えば、録画デバイスが同調されている現在のチャンネルを表示するために使用され得る。
【0027】
いくつかの実施形態では、録画デバイス118は、ユーザ機器110の外側に位置するネットワーク録画デバイス(例えば、ネットワークDVRシステムの一部)であり得る。いくつかの実施形態では、ネットワーク録画デバイスは、(例えば、ケーブル設備のヘッドエンドにおける)コンテンツソース120、データソース124、(例えば、第2の録画デバイス、または家庭用コンピュータ上のハードドライブとしての)ユーザ機器110、インターネットサーバ(図示せず)、または任意の他の好適なデバイスに組み込まれてもよい。いくつかの実施形態では、ネットワーク録画デバイスは、独立型デバイス(例えば、商用ネットワーク録画デバイス、あるいは家庭内または近隣ネットワーク内のDVRデバイス)であり得る。ネットワーク録画デバイスは、ユーザ機器110の複数のインスタンスのうちのいずれかで実装される双方向メディアガイダンスアプリケーションから、録画を行うよう命令を受信し得る。
【0028】
いくつかの実施形態では、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、クライアント/サーバアプローチを伴うユーザに、機能を提供し得る。ユーザ機器110の各インスタンスに対する1つのサーバ、ユーザ機器110の複数のインスタンスに対する1つのサーバがあり得、または、単一のサーバがユーザ機器110の各インスタンスに対するプロキシとしての機能を果たし得る。
【0029】
ユーザ機器110は、1つ以上のデータソース124から双方向メディアガイダンスアプリケーションデータを受信し得る。データソース124は、特定の種類のメディアまたは特定のアプリケーションに対するデータを提供し得る。例えば、1つのデータソース124は、非オンデマンドメディア(例えば、非有料およびペイパービュー番組)に対するデータを提供し得、別のデータソースは、オンデマンドメディア(例えば、VOD番組)に対するデータを提供し得る。または、例えば、単一のデータソースが、これらの種類のデータの両方を提供し得る。例えば、1つのデータソース124は、双方向メディアガイダンスアプリケーションに対するデータを提供し得る。別のデータソース124は、例えば、別の双方向アプリケーションに対するデータを提供し得る(例えば、ホームショッピングアプリケーション、ならびにスポーツの得点、株価、ニュースデータ、および天気データ等のリアルタイムデータ)。いくつかの実施形態では、データソース124は、クライアント/サーバアプローチを使用して、双方向メディアガイダンスアプリケーションにデータを提供し得る。1つのデータソースにつき1つのサーバ、全てのデータソースに対する1つのサーバがあり得、またはいくつかの実施形態では、単一のサーバが、ユーザ機器110と種々のソース124との間のプロキシとして通信し得る。そのような実施形態では、データソース124は、オンラインメディアガイダンスアプリケーションの命令を実行するための制御回路を含み得る。1つのデータソース124は、双方向メディアガイダンスアプリケーションにガイドデータを提供し得る。一実施形態では、データソース124によって提供されるガイドデータは、周期的に、制御回路116のメモリ117に部分的(例えば、更新される)または全体的にダウンロードされ得る。ガイドデータは、番組リスト項目、または任意の他の好適なガイドデータを含み得る。
【0030】
図1は、別個の要素として、メディアソース120およびデータソース124を示す。実践では、それらの機能性は、組み合わせられ、単一の施設における単一のシステム、または複数の設備における複数のシステムから提供され得る。例えば、1つのメディアソース120およびデータソース124は、VODコンテンツおよび関連VODデータを提供するように組み合わせられ得る。
【0031】
ユーザ機器110等の任意の好適な数のユーザ機器が、メディアソース120およびデータソース124に接続され得るが、図を過剰に複雑にすることを防ぐために、ユーザ機器の1つのインスタンスしか図1に示されていない。複数のユーザの機器は、ケーブルテレビネットワーク、衛星テレビネットワーク、ローカルエリアネットワーク(LAN)、無線ネットワーク、インターネット(例えば、DOCSISモデムを使用する)、または任意の他の好適な手段を使用して、メディアソース120およびデータソース124に接続され得る。いくつかの実施形態では、複数のユーザの機器は、任意の好適な手段を使用して、相互に接続され得る。
【0032】
ユーザ機器110の各インスタンスは、1人のユーザまたは複数のユーザと関連付けられ得る。例えば、ユーザ機器110は、典型的には単一のユーザによって操作される、個人デバイス(例えば、携帯電話)であり得、または複数のユーザ(例えば、家族)によって操作される、共有メディア機器(例えば、テレビジョンシステム)であり得る。いくつかのシナリオでは、ユーザは、ユーザ機器110の複数のインスタンス等の、ユーザ機器の複数のインスタンスを有し得る。
【0033】
以下で説明される実施形態は、放送デジタルまたはアナログテレビジョンシステムにおける録画を指し得るが、本発明のシステムおよび方法は、任意の好適なメディアシステム(例えば、無線周波数放送、ケーブル、衛星、オンデマンド、およびIPTVシステム)で、任意の好適なビデオまたは音声コンテンツ(例えば、オンデマンドまたは録画されたコンテンツ、およびオーディオブック)とともに使用され得ることを明確に理解されたい。
【0034】
図2は、録画デバイス118(図1)上に記憶された番組のメディアガイダンス情報を組織化し、記憶するための例示的なデータ構造を示す。具体的には、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、データ構造200の形式を使用して、メモリ117(図1)の中または録画デバイス118上のデータベースの中で、メディアガイダンス情報を維持し得る。双方向メディアガイダンスアプリケーションは、図5−9および図13−17(以下で説明される)に示された表示画面を提供する等、ユーザに録画した番組のガイダンス機能性(および本明細書で説明される削除機能)を提供するように、データベースからメディアガイダンス情報を取り出し得る。データ構造200は、録画デバイス118(図1)に記憶された番組のうちのいくつかまたは全てを示す、録画した番組のリスト210を含む。例えば、録画した番組のリスト210は、「New York: A Documentary Film」と題された、録画した番組に対するリスト項目212を含み得る。
【0035】
録画した番組のリスト210の中の各リスト項目は、そのリスト項目と関連する番組に関する付加的なメディア情報へのリンクを含み得る。「New York: A Documentary Film」に対するリスト項目212は、例えば、番組情報構造220が維持される、録画デバイス118の中のメモリ場所へのアドレスを記憶し得る。番組情報構造220は、タイトル222、番組の長さ224、ジャンル226、録画品質228、および削除優先順位230等の、関連する録画した番組に関する種々の情報の任意のもの、ならびに録画した番組に関する任意の他の好適な情報を提供し得る。番組情報構造220はまた、関連番組に関するさらなる情報を提供する、他のリストまたは構造へのリンクを含み得る。例えば、番組情報構造220は、チャプター/場面リスト240を指し示し得る、チャプター/場面リンク232を含み得る。チャプター/場面リスト240は、場面またはチャプター変更が録画した番組の中で発生する、録画した番組の中の位置の表示を含み得る(例えば、チャプター/場面変更の録画した番組の中での時間量、またはチャプター/場面が始まる録画デバイス118(図1)内のメモリ場所)。場面またはチャプター変更の場所は、データソース124(図1)から受信され得、および/またはユーザによって選択され得る。テレビ番組については、チャプター/場面リスト240は、コマーシャルの時間の開始および/または終了の表示を含み得る。
【0036】
いくつかの実施形態では、番組情報構造220は、視聴した部分のリンク234を含み得る。視聴した部分のリンク234は、視聴した部分の構造250のメモリ場所へのポインタまたはインデックスを含む。視聴した部分の構造250は、1対以上の開始時間および終了時間を含み得る。開始時間とは、録画した番組の中での時間(例えば、分単位で)、録画デバイス118の中のメモリ場所、またはユーザが録画した番組を見始めた、録画した番組の中の点の任意の他の表現を指し得る。終了時間とは、録画した番組の中での時間(例えば、分単位で)、録画デバイス118の中のメモリ場所、またはユーザが録画した番組を見るのを止めた、録画した番組の中の点の任意の他の表現を指し得る。視聴した部分の構造250の中の情報に基づいて、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の中のどの複数部分をユーザがすでに視聴したかを記録しておいてもよい。具体的には、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、視聴時間の総量と、視聴された、録画した番組の複数部分とを決定するために、開始時間および終了時間を使用し得る。図1で提供された例示的な開始および終了時間について、視聴した部分の構造250は、ユーザが、「New York: A Documentary Film」の最初の118分(例えば、0分から118分まで)、ならびに録画した番組の128分から146分を見たことを示す。番組の118分と128分との間の時間は、(例えば、「次のチャプター」または「次の場面」コマンドを使用して)ユーザによって飛ばされた番組の部分を表し得る。他のシナリオでは、118分と128分との間の時間は、代わりに、ユーザによって早送りされ、したがって、実質的にリアルタイム速度で視聴されなかった番組の部分を表し得る。
【0037】
双方向メディアガイダンスアプリケーションは、任意の好適なアプローチを使用して、録画した番組のどの部分がユーザによって視聴されたかを記録しておいてもよい。例えば、視聴した部分の構造250を開始および終了時間とリンクする代わりに、メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザによって視聴された、録画した番組の中の最も遠い全体点(例えば、図2の146分)、または視聴の途切れなしでユーザによって視聴された、録画した番組の中の最も遠い点(例えば、図2の118分)に対応する、番組情報構造220の中の単一の時間またはメモリアドレスを記憶し得る。さらに他の実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザによって視聴された、録画した番組の割合を記憶し得る。
【0038】
いくつかの実施形態では、番組情報構造220は、削除した部分のリンク236を含む。削除した部分のリンク236は、削除した部分の構造が、削除のために選択された、またはフラグを付けられた、録画した番組の部分の開始および終了時間を含むことを除いて、視聴した部分の構造250と同様である、削除した部分の構造を指し示し得る。他の実施形態では、削除した部分のリンク236を提供する代わりに、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の「開始」に対応する、番組情報構造220の中の単一の時間またはメモリアドレスを記憶し得る。つまり、ユーザが録画した番組の開始部分(例えば、以前に視聴した部分)を削除することを選択する、シナリオでは、メディアガイダンスアプリケーションは、削除が終了する、録画した番組の中の点を記録しておいてもよい。メディアガイダンスアプリケーションは、録画デバイス118からの削除のために選択された、またはフラグを付けられた、録画した番組の部分を実際に削除しても、しなくてもよい(例えば、削除は、別のユーザによる該部分の未決解放であり得る)。
【0039】
本発明の他の実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、1つ以上のチャプターがユーザによって削除のために選択されたことを示すように、チャプター/場面構造240から(または番組情報構造220からリンクされた別のそのような構造から)、1つ以上のチャプター/場面表示を削除し得る。具体的には、録画した番組の一部分を削除するユーザ要求に応答して、メディアガイダンスアプリケーションは、削除のために選択されたチャプター/場面を反映するために、チャプター/場面構造240の中のリスト項目を更新し得る。したがって、削除した部分のリンク236からリンクされた、削除した部分の構造においてメディアガイダンス情報を追加するのではなく、メディアガイダンスアプリケーションは、データ構造200からメディアガイダンス情報を削除することができる。録画した番組の中の残りのチャプターを全て削除するユーザコマンドに応答して、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組のリスト210からその録画した番組を除去する。種々の実施形態では、他のフラグ付け方法論を含む、番組の削除および/または視聴した部分を示すための種々の代替方法論が使用され得る。
【0040】
いくつかの実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、メディアガイダンスアプリケーションの各ユーザに対するカスタマイズされた録画リストを維持し得る。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、各ユーザに対して図2のリスト210と同様の個人化リストを維持し得る。各個人化リストは、そのユーザにとって興味深いかもしれない番組を含む(例えば、ユーザによって録画が予定された、またはユーザのために自動的に録画された番組)。メディアガイダンスアプリケーションは、そのユーザに対するユーザプロファイルの中で、録画した番組の個人化リストを維持し得る。メディアガイダンスアプリケーションは、例えば、録画デバイス118(図1)の中のデータベースに、ユーザプロファイルを保存し得る。図3および4は、そのようなデータベースの中でユーザプロファイルを維持するために使用され得る、例示的なデータ構造を示す。
【0041】
ユーザプロファイルデータ構造300および400は、それぞれ、2人のユーザ、JohnおよびJaneの個人化情報を記憶するために使用される、形式を図示する。ユーザプロファイルデータ構造300および400は、JohnおよびJaneと関連する種々の情報のうちのいずれかを維持するために使用され得る。例えば、データ構造300は、Johnの名前および年齢を記憶するように名前312および年齢314を含む、ユーザ情報構造310を含み得る。データ構造400は、Janeの名前および年齢についての情報を伴う名前412および年齢414を含む、ユーザ情報構造410を含み得る。構造310および410はさらに、それぞれ、JohnおよびJaneと関連する他の個人化リストへのリンクまたはインデックスを含み得る。これらのリストは、例えば、各ユーザのお気に入りジャンル(例えば、アクション、ホラー、またはサイエンスフィクション)を示すリストを指し示し得る、お気に入りジャンルのリンク316および416と、各ユーザのお気に入りテレビ番組、テレビの連続番組、映画、または任意の他の種類の番組コンテンツを示すリストを指し示し得る、お気に入り番組のリンク318および418と、それぞれ、録画した番組のリスト330および430を指し示す、録画した番組のリンク320および420を含む。
【0042】
録画した番組のリスト330および430はそれぞれ、それぞれのユーザが関心を持っている、録画した番組のリストであり得る。例えば、リスト330に記載された番組は、Johnのために明示的または自動的に録画された番組であり得、リスト430に記載された番組は、Janeのために明示的または自動的に録画された番組であり得る。したがって、メディアガイダンスアプリケーションは、異なる録画した番組を異なるユーザと関連付けるために、録画した番組のリスト330および430を使用する。この実施例では、両方のユーザが、同じ番組を録画することを選択している場合がある、または、両方のユーザのためにメディアガイダンスアプリケーションに同じ番組を自動的に録画させた、同様の関心を両方のユーザが持つ場合があるため、同じ番組が両方のリスト330および430に現れ得る(例えば、「The Office」および「New York: A
Documentary Film」)。
【0043】
録画した番組のリスト330および430は、リスト210(図2)と同様の特徴を有し得る。具体的には、リスト330および430の中の各リスト項目は、関連番組に関するさらなる情報へのポインタまたはインデックスを含み得る。これらのリストに記憶された情報のうちのいくらかは、ユーザに特有であり得る。例えば、JohnおよびJaneの両方が「The Office」と関連付けられていても、「The Office」に対するそれぞれの番組情報構造は、各ユーザにとっての「The Office」の重要性を示すように、異なる削除優先順位を有し得る(例えば、決して自動的に削除しない設定、各録画した番組が維持されるべき時間の長さの設定、および他の録画した番組に対する各録画した番組に対する削除優先順位の設定)。それぞれのチャプター/場面リストは、いくつかのシナリオにおいて、各ユーザの番組のお気に入り部分を表し得る、各ユーザによってマークされた異なる場所を示し得る。それぞれの視聴した部分の構造は、録画した番組のどの部分を各ユーザが視聴したかを示す、異なる開始および停止時間を記載し得る。それぞれの削除した部分の構造は、録画した番組のどの部分を各ユーザが視聴したかを示す、異なる開始および停止時間を記載し得る。各ユーザの録画した番組のリストに関連して提供される、任意の他の好適な情報も、各ユーザ特有であり得、ユーザ特有の情報のうちのいずれかは、ユーザによって直接選択される、またはユーザに関する情報を使用してメディアガイダンスアプリケーションによって自動的に生成される、情報に基づいて、ユーザに対してカスタマイズされ得る。
【0044】
メディアガイダンスアプリケーションは、図3および4に示されたものに加えて、またはそれらの代わりに、任意の他の好適な情報を維持し得る。例えば、データ構造310および410は、JohnおよびJaneの他の人口統計学的情報(例えば、性別、所得水準)への情報またはリンクと、他のユーザ選好情報(例えば、ユーザ特有の評定情報)と、カスタマイズされたガイダンスアプリケーション設定(例えば、カスタマイズされた背景色、音声認識システムに対する音声プロファイル)とを含み得る。メディアガイダンスアプリケーションは、上記で説明されるように、各ユーザの録画した番組のリストに、ユーザにとって興味深いかもしれない録画を追加するために、各ユーザプロファイルの中の情報を使用し得る。
【0045】
本発明のいくつかの実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザに、1つ以上の録画した番組の視聴した部分を削除することを選択する能力を提供し得る。メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザに、1つ以上の録画した番組を選択し、ユーザがすでに視聴した、1つ以上の番組の一部分を削除する能力を提供し得る。このインターフェースは、ユーザがもはや必要としない、録画した番組の一部分をユーザが除去することを有利に可能にし得、それにより、ユーザが録画に関心を持っている新しい番組のために、録画デバイス118(図1)上の空間を解放する。例えば、ユーザは、ユーザが一度見たいだけのドキュメンタリー番組を録画している場合がある。ドキュメンタリー番組は、長くてもよい(例えば、90、120、180、または240分)。したがって、ドキュメンタリーは、ユーザのDVRまたは他の記憶デバイス上の大量の記憶空間を占める場合があり、ユーザは、複数の期間でドキュメンタリーを視聴したい場合がある。したがって、本発明の実施形態は、ユーザが、すでに視聴されたドキュメンタリー番組の一部分を容易かつ便利に削除することを可能にする。
【0046】
図5は、ユーザが、録画デバイス118(図1)から録画した番組の視聴した部分を削除するのを選択することを可能にする、ユーザインターフェースの一実施形態を図示する、録画リスト表示画面500を示す。録画リスト表示画面500は、番組情報領域510と、広告520と、表示画面情報領域530と、リスト540とを含み得る。表示画面情報領域530は、リスト540の録画した番組がDVRベースの記憶システムからであることを示す。録画リスト表示画面500は、録画デバイス118がデジタルビデオレコーダを含む実施形態を示すが、録画デバイス118が別の種類のローカルまたは遠隔記憶システム(例えば、遠隔サーバ、パーソナルビデオレコーダ、音楽プレーヤ)を含む実施形態に対して、同一または同様の特徴を伴う表示画面が提供され得る。
【0047】
双方向メディアガイダンスアプリケーションは、記憶空間インジケータ532等のシステム記憶の使用量の統計を情報領域530の中に表示し得る。記憶空間インジケータ532は、録画デバイス118(図1)上に現在記憶されている録画した番組によって使用された、記憶空間の量を示す。図5の実施例について、記憶空間インジケータ532は、番組を記憶するために利用可能な記憶空間の23%が満杯であることを示す。記憶空間インジケータ532は、現在使用されている録画デバイス118の中の記憶空間の量を示すように、任意の他の形態を成し得る。例えば、他の実施形態では、記憶空間インジケータ532は、依然として利用可能な空間の割合、または、利用可能な全記憶空間の量と対比した、空いている、または満杯である記憶空間の量(例えば、メガバイト単位で)の比率を表示し得る。いくつかの実施形態、特に、複数ユーザの実施形態では、記憶空間インジケータ532は、全ての空き容量と利用可能な空き容量とに対応する、少なくとも2つの値を表示し得、後者は、現在利用可能である空き容量の量を反映し、前者は、全ての未決削除要求(例えば、録画した番組のフラグ付き部分)が処理されると利用可能になる、空き容量の量を反映する。
【0048】
図5は、録画デバイス118(図1)上に記憶された録画した番組の少なくとも一部に対するリスト項目を伴うリスト540を示す。メディアガイダンスアプリケーションは、例えば、図2のデータ構造200を使用して、録画デバイス118上のデータベースに記憶されたメディアガイダンス情報にアクセスし、処理することによって、リスト540を生成し得る。リスト540は、5つの異なる録画した番組(例えば、図2の録画した番組のリスト210に示された最初の5つの録画した番組)に対する5つのリスト項目を有するものとして、図5に示されている。しかしながら、これは例示的にすぎず、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、所与の時に任意の好適な数のリスト項目を表示し得る。録画リスト表示画面500上で利用可能な空間よりも多くの録画した番組が録画デバイス118に含まれる時に、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、表示をスクロールすることによって、付加的なリスト項目が閲覧され得ることを示す、矢印534を提供し得る。(例えば、図1のユーザ入力デバイス114からの)矢印534のユーザ選択の受信に応じて、メディアガイダンスアプリケーションは、リスト540の中のリスト項目を更新して、録画デバイス118上に記憶された異なる録画した番組を表し得る。
【0049】
リスト540の中のリスト項目に提示されるメディア情報は、3つのカラムに配設される。カラム560は、各録画した番組のタイトルを示し、カラム580は、各録画した番組の全長を示し、カラム570は、ユーザによって視聴された、各録画した番組の量を(分単位で)示す。(例えば、カラム570または580の中の)表示された長さは、(放送としての)番組の実際の長さ、または番組を記憶するために使用される時間の総量を指し得る。例えば、30分のホームコメディについて、表示された長さは、「30分」であり得るか、または(例えば、バッファリング目的で)ホームコメディの前および/後に付加的なコンテンツが録画されるか場合にはより長くあり得る。
【0050】
メディアガイダンスアプリケーションは、任意の好適なアプローチを使用して、カラム570の中に表示する時間量を決定することができる。視聴した部分の構造250(図2)によって図示されるように、「New York: A Documentary Film」は、2つの別個の視聴した部分(例えば、0分から128分の間、および138分から146分の間)を有する。したがって、一実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、リスト項目550のカラム570の中に最初の視聴した部分(例えば、118分)の終了時間を表示することができる。このアプローチは、表示された時間量が、ユーザが最初から視聴した番組の連続した時間(分)をユーザに知らせるため、有利であり得る。他の実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、最後の視聴した部分(例えば、146分)の終了時間を表示し得る。さらに他の実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、各視聴した部分の長さを加えることによって、合計視聴時間(分)を決定し得、かつカラム570の中にこの合計視聴時間(分)を表示し得る(例えば、136分)。
【0051】
録画リスト表示画面500を散乱させることを防ぐために、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、全く視聴されていない録画した番組に対して、カラム570の中に空白の入力を表示し得る。例えば、「The Office」に対するリスト項目545は、これまでユーザによっていずれの持続時間にわたっても視聴されなかったものであり得る。したがって、リスト項目545は、カラム570に空白の入力を有するものとして図5に示されている。他の実施形態では、空白の入力を表示するよりもむしろ、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、リスト項目545のカラム570の中に「0分」、「0」、「X」、または任意の他の記号を表示して、これらのリスト項目が、視聴した部分がない録画した番組と関連することを示し得る。
【0052】
随意で、カラム570の中に視聴された時間量を表示する代わりに、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の視聴されていない時間量を表示し得る。例えば、これらの実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、「New York:
A Documentary Film」に対するリスト項目550の中に「122分」を、「South Park」に対するリスト項目の中に「0分」を表示し得る。このように、メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザが依然として見たい番組の残りの時間量をユーザに知らせ得る。
【0053】
図5の表示画面500は、リスト540の中の各リスト項目について、視聴した時間の量および録画した番組の時間の総量を表す2つの入力(分単位で)を含む。しかしながら、これは例示的にすぎない。メディアガイダンスアプリケーションは、この情報を表すための任意の他の記号または形式を使用し得る。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、異なる時間単位(例えば、時間)を使用して時間量を表示し得、またはメディアガイダンスアプリケーションは、ユーザが録画した番組の複数の別個の部分を視聴した場合に複数の時間量を表示し得る。いくつかの実施形態では、ユーザが視聴した、録画した番組の時間量を表示するよりもむしろ、メディアガイダンスアプリケーションは、輸送制御バーと外観が同様の視聴時間バー(図示せず)を提供し得る。視聴時間バーは、録画した番組の全長を表し得、異なる色、記号、またはパターンを使用して、視聴した部分と視聴していない部分とを区別し得る。いくつかのシナリオでは、録画した番組の一部分が削除され得、したがって、時間バーはまた、(例えば、削除した部分を黒または中空として描写することによって)削除した部分を視聴した部分および視聴していない部分と視覚的に区別し得る。いくつかの実施形態では、番組をトリックプレイする(例えば、番組を停止する、一時停止する、巻き戻す、または早送りする)場合に典型的に表示される実際の輸送バーは、番組の一部分が削除された場合に、欠落したコンテンツを表すように修正され得る。これは、元の番組の全長を反映するが、削除した部分を、視聴したが存在する部分および視聴していない部分と区別する輸送バーを示すことによって表され得る。
【0054】
リスト540の中のリスト項目は、双方向性であり得る。具体的には、メディアガイダンスアプリケーションは、リスト540の中のリスト項目のうちの1つ以上のユーザ選択を受信するように構成され得、かつ1つ以上のリスト項目のユーザ選択の受信に応じて動作を実施し得る。メディアガイダンスアプリケーションは、リスト項目を直接クリックすることによって、またはハイライト領域536を所望のリスト項目まで移動させることによって、ユーザがリスト項目を選択することを可能にし得る。特定のリスト項目をハイライトするためにハイライト領域536を使用するユーザ指示の受信に応じて、メディアガイダンスアプリケーションは、特定のリスト項目の周囲のハイライト領域536を表示し、番組情報領域510の中の対応する番組に関する付加的な情報を提供し得る。図5に図示された実施例について、ハイライト領域536は、リスト項目550をハイライトしており、したがって、「New York: A Documentary Film」に関する情報が番組情報領域510に表示される。情報は、タイトル、初回放送日、初回放送時間、番組を提供した番組または放送局、または録画した番組に関する任意の他の好適な情報(例えば、データソース124(図1)から入手可能な任意の情報、データ構造200(図2)を使用して録画デバイス118上のデータベースに記憶された任意の情報)等の、任意の好適なメディアガイダンス情報を含み得る。いくつかの実施形態では、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、1つ以上の録画した番組の一部分を迅速に削除するためのユーザ選択可能なオプションを含み得る。例えば、図5では、選択されると、ハードディスク上に現在記憶されている1つ、一部、または全ての番組の視聴した部分を削除する(またはフラグを付ける)ことによって、ハードディスク上の空間を節約するためのオプションをユーザに提供する、「スペースセーバ」オプション535が、情報領域530内に提供され得る。
【0055】
番組情報領域510の中のメディアガイダンス情報は、実際の番組の長さを示す、番組長さのインジケータ512を含み得る。番組情報領域510はまた、ユーザによって視聴された番組の長さを示す、視聴した部分のインジケータ514と、ユーザによって視聴されていない番組の長さを示す、残りの部分のインジケータ516とを含み得る。したがって、このシナリオでは、視聴した部分のインジケータ514および残りの部分のインジケータ516に表示される、組み合わせた長さは、番組長さのインジケータ512の番組長さに等しい。いくつかのシナリオでは、番組長さのインジケータ512および視聴した部分のインジケータ514は、それぞれ、現在ハイライトされているリスト項目のカラム580および570に対応し得る。他の実施形態では、番組長さのインジケータ512および視聴した部分のインジケータ514が、番組の長さを指し得る一方で、カラム570および/または580は、図1の録画デバイス118上に記憶された録画の長さを指し得る(例えば、番組および/またはコマーシャルの前および/または後のバッファ時間を含む)。以下で明白となるように、この後者のアプローチは、表示画面500が、最初に放送されたような実際の番組に関する完全な情報(例えば、番組情報領域510から)、ならびに録画した番組の長さについての情報(例えば、リスト540から)を提供するため、有利であり得る。
【0056】
メディアガイダンスアプリケーションは、録画リスト表示画面500の中に広告を提供し得る。例えば、広告520は、録画リスト表示画面500の右上隅にあることが図5で示されているが、1つ以上の広告が、録画リスト表示画面500の中の任意の他の好適な場所で提供され得る(例えば、リスト540内の埋め込み広告として)。広告520ならびに任意の他の広告は、将来のテレビ番組、メディアガイダンスアプリケーションを通してオンライン注文され得るアイテム、ペイパービュー番組、オンデマンド番組、あるいは任意の他の好適な製品またはサービス等の、種々のサービスまたは製品のうちのいずれかを宣伝し得る。いくつかの実施形態では、広告520のコンテンツは、ハイライト領域536によってハイライトされる、録画した番組に関係し得、かつハイライト領域536が1つのリスト項目から別のリスト項目へ移動させられるにつれて変化し得る。他の実施形態では、広告520のコンテンツは、ハイライト領域536によってハイライトされるリスト項目とは無関係であり得、かつ録画リスト表示画面500が表示されている限り定位置にとどまってもよく、または周期的に(例えば、ローリング様式で)変化し得る。
【0057】
リスト540の中のリスト項目のユーザ選択の受信に応じて(例えば、特定のリスト項目がハイライト領域536によってハイライトされた時にユーザが「OK」キーを選択すると)、メディアガイダンスアプリケーションは、関連する録画した番組に関係する番組情報表示画面を提供し得る。リスト項目550と関連する録画した番組についての情報を提供する、例示的な番組情報表示画面が図6に示されている。番組情報表示画面600は、番組情報領域610と、広告620と、番組説明領域630と、オプション領域635とを含み得る。番組情報領域610は、図5の番組情報領域510と同様であり得、録画した番組に関係する、同一または同様の量の情報を提供し得る。番組説明領域630は、録画した番組についてのより詳細な情報を提供し得る。具体的には、番組説明領域630は、「New York: A Documentary Film」に関する番組説明、ならびに、番組に関与する俳優および/または女優、初回放送日または番組が撮影された年、および番組に対するMPAA評定等の、この番組に関する任意の他の入手可能な情報を提供し得る。
【0058】
番組情報表示画面600は、オプション640、642、644、646、648、650、および652を伴うオプション領域635を含み得る。メディアガイダンスアプリケーションは、例えば、ハイライト領域660を所望のオプションに移動させ、ユーザ入力デバイス114(図1)上の適切なボタンを選択することによって、または所望のオプションにマップされているユーザ入力デバイス114上の特定のボタンを押下することによって、ユーザがこれらのオプションのうちの1つを選択することを可能にし得る。メディアガイダンスアプリケーションは、オプション領域635の中のオプションのユーザ選択の受信に応じて、その大部分が録画した番組と関連付けられる異なる動作を実施する。例えば、オプション642のユーザ選択の受信に応じて、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の再生を開始し得、オプション644のユーザ選択の受信に応じて、メディアガイダンスアプリケーションは、番組のプレビューまたは予告編を表示し得る。メディアガイダンスアプリケーションは、オプション646の選択の受信に応じて、ユーザが録画した番組のペアレンタルコントロールロックを設定または変更することを可能にし得、メディアガイダンスアプリケーションは、オプション640のユーザ選択の受信に応じて、以前の表示画面(例えば、図5の録画リスト表示画面500)に戻り得る。
【0059】
メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の全体または一部を削除するための2つの異なる削除オプション、例えば、それぞれ、録画を削除するオプション648および視聴した部分を削除するオプション650を提供し得る。メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザが録画デバイス118(図1)から録画した番組全体を削除することを可能にするオプション648を提供し得る。メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザが、ユーザによって視聴された録画の1つ以上の部分のみを削除するのを選択することを可能にするオプション650を提供し得る。オプション650がハイライト領域660を使用してハイライトされるため、オプション650に関する情報が説明領域662の中に表示され得る。したがって、選択したオプション(例えば、オプション650)のユーザ確認に応答して、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の視聴した部分を削除し得る。
【0060】
メディアガイダンスアプリケーションは、リスト540(図5)からの録画した番組のユーザ選択の受信に先立って、または受信に応じて、あるいは視聴した部分を削除するオプション650のユーザ選択の受信に応じて、削除のために録画した番組の視聴した部分を決定し得る。いくつかの実施形態では、決定される視聴した部分は、視聴した部分のインジケータ614によって示される、録画した番組の複数部分に対応し得る。具体的には、メディアガイダンス情報のデータベース(例えば、図2のデータ構造200)を使用して、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の最初の118分に対応する「New York: A Documentary Film」の一部分を識別し得る。次いで、メディアガイダンスアプリケーションは、削除のために、録画デバイス118からの識別した部分にフラグを付け得る。
【0061】
他の実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、最初の視聴した部分以外の視聴した部分を削除のために識別し得る。例えば、いくつかの実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、図2で図示されるように、録画デバイス118の中のデータベースから、視聴した部分の開始および終了時間にアクセスし得、削除のためにフラグを付けるように、(最初の部分だけでなく)視聴した部分の全てを識別し得る。代替として、メディアガイダンスアプリケーションは、視聴した部分構造250(図2)の中の開始および終了時間を、チャプター/場面リスト240(図2)の中のチャプター/場面変更位置と比較し得、全チャプターまたは場面、あるいはコマーシャルの時間の終了までのコンテンツに対応する、視聴した部分の複数部を選択し得る。例えば、削除するために「New York: A Documentary Film」の最初の118分を選択するよりむしろ、メディアガイダンスアプリケーションは、削除のためにフラグを付けるように最初の93分(例えば、完全に見た最初の4つのチャプター)を選択し得る。
【0062】
図6を引き続き参照して、メディアガイダンスアプリケーションは、表示画面600の中に削除設定オプション652を提供し得る。削除設定オプション652のユーザ選択の受信に応じて、メディアガイダンスアプリケーションは、削除設定画面を表示し得る。削除設定画面は、録画した番組の視聴した部分の削除と関連する設定を変更する能力を含む、録画した番組の削除に関係する一般選好設定を変更する能力をユーザに提供し得る。例えば、削除設定画面は、視聴した部分を削除するオプション650のユーザ選択に応答して、視聴した部分の全てを削除する(または削除のためにフラグを付ける)か、録画した番組の第1の視聴した部分のみを削除するかを選択する能力を、ユーザに提供し得る。ユーザによって変更され得る設定の他の実施例、およびユーザがこれらの設定を変更することを可能にするための例示的な設定画面を、図17に関連して以下でさらに詳細に説明する。
【0063】
いくつかの実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、関連する録画した番組の少なくとも一部分が視聴された時のみ、視聴した部分を削除するオプション650を提供し得る。リスト540(図5)からの録画した番組のユーザ選択に先立って、またはそれに応じて、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、録画の少なくとも一部分がユーザによって視聴されたかどうかを決定し得る。メディアガイダンスアプリケーションは、録画の少なくとも一部分(例えば、240分のうちの118分)が視聴されたことをメディアガイダンスアプリケーションが決定すると、録画した番組の情報表示画面600を提供し得る。メディアガイダンスアプリケーションは、代わりに、メディアガイダンスアプリケーションが録画のいずれの部分も視聴されていないと決定すると、図7に示されたものと同様の表示画面を提供し得る。録画した番組の情報表示画面700は、例えば、図5のリスト項目545のユーザ選択の受信の結果として表示され得る。「The Office」がユーザによって全く視聴されていないため、メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザが録画した番組全体を削除するのを選択することを可能にする、オプション748のみを提供し得る。例えば、図7に示されるように、オプション748がハイライト領域760によって選択されると、説明領域762は、削除オプション748を選択することにより、録画した番組が削除されることをユーザに知らせる。
【0064】
ここで図8を参照すると、双方向メディアガイダンスアプリケーションによって提供され得る、録画リスト表示画面800が示されている。メディアガイダンスアプリケーションは、例えば、録画した番組(この実施例では「New York: A Documentary Film」)の視聴した部分を削除するユーザ入力に応じて、表示画面800を提示し得る。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、図6のオプション650のユーザ選択に応じて、録画リスト表示画面800を表示し得る。録画リスト表示画面800は、記憶空間インジケータ832が、視聴した部分の削除により、付加的な記憶空間が記憶デバイスにおいて利用可能であることを示すように更新されており、「New
York: A Documentary」の情報が、視聴した部分が削除されたことを反映するように更新されていることを除いて、録画リスト表示画面500(図5)と同じであり得る。具体的には、リスト項目850は、録画した番組が122分の長さを有することを示す。つまり、録画した番組の元の240分のうちの118分が削除されたため、録画した番組の122分のみが記憶デバイス上に残存し得る。いくつかの実施形態では、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、視聴した部分を実際には削除していなくてもよいが、それにもかかわらず視聴した部分が削除されたことを視聴者に示す、録画リスト項目表示画面800を提供し得る。
【0065】
番組情報領域810はまた、録画の視聴した部分が削除された、または削除のために選択されたことを反映するように更新され得る。録画についての完全情報を提供するために、番組情報領域810は、番組長さのインジケータ812を表示して、録画の元の長さ(例えば、あらゆる削除の前の放送時の長さ)を提供し得る。番組情報領域810はまた、録画デバイス118(図1)から削除された、録画した番組の量を示す、削除した部分のインジケータ814と、まだユーザによって視聴されていない、録画した番組の量を表示する、残りの部分インジケータ816とを含み得る。したがって、この実施例では、ユーザは、録画デバイス118上に残された録画した番組のいずれの部分も視聴しておらず、したがって、残りの部分のインジケータ816は、録画デバイス118上に残された録画のうちの122分全てが視聴されていないことを示す。他の実施形態では、番組情報領域810は、残りの部分インジケータ816に加えて、またはその代わりに、視聴した部分のインジケータ(図示せず)を含み得る。視聴した部分のインジケータは、視聴された残りの番組の量を示し得る。この実施例について、視聴した部分のインジケータは、(削除後の)残りの番組のいずれの部分もユーザによって視聴されていないことを示すように、ゼロに設定され得る。
【0066】
いくつかの実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザが複数の録画した番組の視聴した部分を一度に削除するのを選択することを可能にする、便利なインターフェースを提供し得る。メディアガイダンスアプリケーションは、例えば、図9の録画リスト表示画面900と同様の表示画面を提供し得る。
【0067】
録画リスト表示画面900は、図5のリスト540と同一または同様であり得る、リスト940を含み得る。例えば、リスト940は、両方とも、ユーザによってすでに視聴された部分を有する録画した番組と関連する、リスト項目950およびリスト項目955といった2つのリスト項目を含み得る。メディアガイダンスアプリケーションは、例えば、ユーザが複数のリスト項目を直接選択することを可能にすることによって、またはユーザが選択することを希望するリスト項目にわたって、ユーザがポインタをドラッグすることを可能にすることによって、ユーザがリスト940の中の削除する複数のリスト項目を選択することを可能にし得る。代替として、ユーザは、視聴した部分を削除させるための候補として、少なくとも部分的に削除された録画のみのリスト項目を、ユーザに提示する動作を呼び出す、スペースセーバオプション535(図5)を選択し得る。図9は、ユーザがリスト項目950およびリスト項目955を選択することの結果を示す。つまり、これら2つのリスト項目のユーザ選択に応じて、メディアガイダンスアプリケーションは、リスト項目950およびリスト項目955の両方の周囲にハイライト領域936を表示し得、かつ両関連番組についての情報を含むように番組情報領域910を更新し得る。番組情報領域910は、具体的には、「New York: A Documentary Film」および「South Park」についての概要情報を提供し得る。番組長さのインジケータ912は、2つの番組の組み合わせた長さを示し得、視聴した部分のインジケータ914は、視聴した部分の組み合わせた長さを示し得、残りの部分のインジケータ916は、視聴されていない、組み合わせた長さを示し得る。代替として、空間を節約するために、情報領域910は、全ての選択した番組のタイトルの代わりに、「複数のタイトルが選択されました」等の概要インジケータを含み得、次いで、全ての選択した番組について合併される概要数字(例えば、番組長さ、視聴した部分の長さ、および/または残りの部分の長さ)を提供する。これらのリスト項目がハイライトされると、ユーザは、例えば、ユーザ入力デバイス114(図1)上の「OK」または「削除」ボタンを押下することによって、メディアガイダンスアプリケーションで選択を確認し得る。
【0068】
図9のリスト項目950および955のユーザ確認の受信に応じて、メディアガイダンスアプリケーションは、オーバーレイ990を提供し得る。オーバーレイ990は、選択したリスト項目に対する複数の削除オプションを含み得る。例えば、オーバーレイ990は、録画を削除するオプション992と、視聴した番組を削除するオプション993と、録画の視聴した部分を削除するオプション994とを含み得る。録画を削除するオプション992のユーザ選択に応じて、メディアガイダンスアプリケーションは、削除のために、リスト項目950および955と関連する録画した番組にフラグを付け得る。この選択によって削除される量は、番組長さのインジケータ912によって反映される。
【0069】
視聴した番組を削除するオプション993のユーザ選択に応じて、メディアガイダンスアプリケーションは、それらの全体が視聴された全ての番組を削除し得る(またはフラグを付け得る)。代わりに、オプション994のユーザ選択が受信された場合、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の視聴した部分のみを削除するか、または削除のためにフラグを付ける。具体的には、メディアガイダンスアプリケーションは、リスト項目950と関連する録画の118分、およびリスト項目960と関連する録画の30分(例えば、番組全体)を削除する。この選択から削除される、録画の全長は、視聴した部分のインジケータ914によって反映される。ユーザが録画のいずれの部分も削除しないことを決定した場合、ユーザは、削除しないオプション996を選択し得、それは、「New York: A Documentary Film」または「South Park」のいずれの部分も削除することなく、メディアガイダンスアプリケーションにオーバーレイ990を除去させる。
【0070】
メディアガイダンスアプリケーションは、選択した番組のうちの少なくとも1つが視聴した部分を有することをメディアガイダンスアプリケーションが決定すると、オーバーレイ990の中に視聴した部分を選択するオプション994を提供し得る。そうでなければ、メディアガイダンスアプリケーションは、オーバーレイ990の中に録画を削除するオプション992のみを提供し得る。例えば、ユーザが削除のために「The Office」に対するリスト項目945のみを選択した場合、メディアガイダンスアプリケーションは、「The Office」がいずれの時間の長さにわたってもユーザによって視聴されていないことを決定し得、かつ視聴した部分のみを削除するオプションを伴わずにオーバーレイ990を提供し得る。一方で、ユーザが削除のためにリスト項目945およびリスト項目950を選択した場合、メディアガイダンスアプリケーションは、視聴した部分のみを削除するオプションをオーバーレイ990に提供し得る。この場合、視聴した部分のみを削除するオプションのユーザ選択を受信することにより、メディアガイダンスアプリケーションに、リスト項目950と関連する録画(例えば、「New York: A Documentary Film」)の視聴した部分を削除させるが、リスト項目945と関連する録画(例えば、「The Office」)には影響を及ぼさない。
【0071】
ここで図10−12を参照すると、視聴した部分構造250(図2)を更新するように、およびユーザ要求に応じて、削除のために録画の視聴した部分にフラグを付けるように、メディアガイダンスアプリケーションによって実行され得る、例示的な過程のフローチャートが示されている。これらのフローチャートは例示的にすぎず、本発明の範囲から逸脱することなく、種々のフローチャートのステップが修正され、組み合わされ、除去され得、または他のステップが追加され得ることを理解されたい。
【0072】
最初に図10を参照すると、録画した部分のどの部分を視聴者が見たかを記録しておくための例示的な過程1000のフローチャートが示されている。メディアガイダンスアプリケーションは、例えば、図5の録画リスト表示画面500等の録画リスト表示画面を提供するため、または録画した番組の視聴した部分を削除するユーザ要求に応じて、番組のどの部分を削除するか、または削除のためにフラグを付けるかを識別するために、この情報を使用し得る。
【0073】
過程1000は、ステップ1002から始まってもよい。ステップ1004では、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組における特定の位置で録画した番組を再生するようにユーザ選択を受信し得る。例えば、ユーザは、番組の最初から再生を開始すること、番組の中の特定の場面で再生を開始することを選択し得、または以前の停止位置から番組を再開し得る。ステップ1008では、メディアガイダンスアプリケーションは、ステップ1006で再生が開始された、録画した番組の特定の位置の表示を、再生の「開始時間」として保存し得る。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の中での再生が始まった時間またはオフセット、あるいは特定の位置のメモリ場所(例えば、フレーム場所または多重フレームデータブロック)を記録しておいてもよい。メディアガイダンスアプリケーションは、例えば、視聴した部分の構造250(図2)に開始時間を保存し得る。
【0074】
録画した番組が再生し続ける一方で、過程1000は、ステップ1010に移動し得、そこで、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の再生を停止するコマンドがユーザから受信されたかどうかを決定する。停止コマンドが受信されていない場合、過程1000はステップ1010にとどまってもよく、録画した番組の再生が継続する。ステップ1010で、停止コマンドが受信されたとメディアガイダンスアプリケーションが決定した場合、過程1000はステップ1012に続き得る。ステップ1012では、メディアガイダンスアプリケーションは、番組における現在の視聴位置(例えば、停止コマンドが受信された番組中の位置)で、録画した番組の再生を停止し得る。次いで、ステップ1014では、メディアガイダンスアプリケーションは、停止時間として現在の視聴位置の表示(例えば、録画した番組の中へのオフセット時間、または現在の視聴位置へのメモリアドレス)を保存し得る。メディアガイダンスアプリケーションは、ステップ1008で保存された開始時間とともに、視聴した部分の構造250(図2)に停止時間を保存し得る。したがって、開始時間および停止時間の両方が保存されると、メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザが視聴した、録画した番組の一部分についての完全情報を有し、視聴した部分の時間の長さを決定することが可能である。
【0075】
次いで、過程1000は、ステップ1016に続き得、そこで、メディアガイダンスアプリケーションは、(ステップ1008からの)開始時間および(ステップ1014からの)停止時間を、同じ録画した番組の以前に保存された開始および停止時間と合併し得る。例えば、それぞれ、ステップ1008および1014で保存された開始および停止は、番組の以前の視聴で保存された開始および終了時間と重複するか、または連続し得る。ユーザがある期間にわたって録画した番組を見て停止時間で停止し、後に、直接または実質的にその停止時間から録画した番組の再生を再開することを選択する時に、開始時間は連続し得る。これらの種類の状況では、メディアガイダンスアプリケーションは、番組の視聴した部分が、可能な限り少ない数の開始および停止時間とともに表され得るように、全ての以前の開始および終了時間を合併し得る。連続部分の実施例について、第1および第2の視聴した部分は、第1の視聴の開始時間および第2の視聴の終了時間のみが維持されるように、組み合わせられ得る。いったん視聴した部分が合併されると、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の視聴した部分についての現在の情報を有し、過程1000は、ステップ1018および終了に移動し得る。
【0076】
いくつかの実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザがリアルタイムの速度または実質的にリアルタイムの速度で視聴した、録画した番組の一部分のみを記録しておいてもよい。言い換えれば、メディアガイダンスアプリケーションは、早送りされた、録画した番組の部分を、ユーザによって実際に視聴された部分となるように取り扱わなくてもよい。したがって、いくつかの実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、リアルタイムで視聴された全ての部分の開始および停止時間を記録しておく、図11の過程1100のステップを実行し得る。以降で、リアルタイム速度とは、ユーザが録画した番組を依然として見て理解し得るような、意図された再生速度の好適な因数(例えば、0.9、0.95、1.05、または1.1)以内である再生速度を指す。
【0077】
過程1100は、ステップ1102から始まってもよい。ステップ1104では、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組を再生するユーザ選択を受信し得、ステップ1106では、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の開始時間として、再生の開始位置の表示を保存し得る。次いで、また、ユーザ選択の受信に応じて、メディアガイダンスアプリケーションは、ステップ1108で、実質的にリアルタイムの速度で録画した番組を再生し得る。録画した番組の再生は、早送りまたは巻き戻しコマンドがステップ1110で受信されるか、または停止コマンドがステップ1120で受信されるまで、リアルタイム速度で継続し得る。
【0078】
もし、ステップ1110で、早送りまたは巻き戻しコマンドが受信されたとメディアガイダンスアプリケーションが決定した場合、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の停止時間として、現在の視聴位置(例えば、早送りまたは巻き戻しコマンドが受信された、録画中の点)の表示を保存する。次いで、メディアガイダンスアプリケーションは、受信された具体的なトリックプレイコマンドに応じて、順方向または逆方向に、ステップ1114で、リアルタイムよりも実質的に速い(例えば、20x、40x)または遅い(例えば、0.2x、0.4x)速度で録画した番組を表示する。このより速いまたは遅い速度での再生は、リアルタイム速度再生を再開するコマンドがステップ1116で受信されるか、または停止コマンドがステップ1118で受信されるまで、継続し得る。
【0079】
もし、ステップ1116で、メディアガイダンスアプリケーションが、録画した番組の再生を再開するコマンドを受信した場合、過程1100は、ステップ1106に戻ってもよく、そこで、メディアガイダンスアプリケーションは、新しい開始時間を保存し、リアルタイム速度で録画した番組を表示し始める。したがって、録画した番組は、早送りまたは巻き戻しが終了した点から再生が始まったかのように取り扱われてもよい。もし、その代わり、ステップ1118で、メディアガイダンスアプリケーションが、録画した番組の再生を停止するコマンドを受信した場合、過程1100は、付加的な停止時間を保存することなく(早送りまたは巻き戻しコマンドがステップ1110で受信された後に、1つの停止時間がすでに保存されたため)、以下で論議されるステップ1124に飛び得る。
【0080】
ステップ1120に戻って、録画した番組がリアルタイムで再生されている間に停止コマンドが受信されることをメディアガイダンスアプリケーションが決定した場合、過程1100は、ステップ1122に移動する。ステップ1122では、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の現在の視聴位置と関連する停止時間を保存し、停止コマンドが受信された場合、ステップ1124で、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の再生を停止する。次いで、ステップ1126では、メディアガイダンスアプリケーションは、視聴の経過中にユーザによって飛ばされている、録画した番組の中のコマーシャルの時間と関連する開始/停止時間を除去し得る。つまり、ユーザが番組の部分を見逃さなかったため、たとえユーザが録画した番組の一部分の間にコマーシャルの時間を早送りしても、メディアガイダンスアプリケーションは、該録画した番組の部分が完全に見たものとされるように取り扱う。したがって、ステップ1126では、メディアガイダンスアプリケーションは、停止および後続開始時間が、コマーシャルの時間の実質的に一部である期間に対応するかどうかを決定し得る。これを達成するために、メディアガイダンスアプリケーションは、早送り速度で見た期間を、例えば、図2のチャプター/場面リスト240に保存されたコマーシャルの時間と比較し得る。次いで、図11の過程1100は、ステップ1128に続き得、そこで、メディアガイダンスアプリケーションは、図10に関連して上記で説明されるように、保存された開始および停止時間を、録画した番組が以前に再生された時の開始および停止時間と合併し得る。次いで、過程1100は、ステップ1120および終了に移動し得る。
【0081】
他の実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、早送りコマンドを巻き戻しコマンドとは異なって取り扱ってもよい。例えば、ユーザが、録画した番組を第1の点まで見て、録画した番組を第1の点の前の第2の点まで巻き戻し、次いで、再生を停止した場合、メディアガイダンスアプリケーションは、第1の位置よりもむしろ、停止時間として第2の点を保存し得る(たとえユーザが第1の位置まで実質的にリアルタイムの速度で録画した番組を視聴したとしても)。
【0082】
図12は、削除のために録画の視聴した部分にフラグを付けるための例示的な過程1200のフローチャートである。視聴した部分は、図10および11に関連して上記で説明されるアプローチを使用して生成される、開始および停止時間によって表され得る。過程1200は、ステップ1202から始まり、ステップ1206に進んでもよい。ステップ1206では、メディアガイダンスアプリケーションは、録画デバイス118(図18)等の記憶デバイス上に記憶された少なくとも1つの番組と関連する、動作を実施するユーザ要求を受信し得る。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、録画デバイス118上に記憶されている番組のリストを表示し得、次いで、リストから少なくとも1つの録画した番組を選択するユーザ要求を受信し得る。動作を実施するユーザ要求の受信に応じて、メディアガイダンスアプリケーションは、ステップ1208で、録画した番組の少なくとも一部がユーザによって以前に視聴されたかどうかを決定し得る。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、録画デバイス118の中のデータベースにアクセスして、少なくとも一式の開始および終了時間が、少なくとも1つの録画した番組の1つ以上の部分に対して記憶されているかどうかを決定し得る。もし、ステップ1208で、録画した番組の少なくとも一部が視聴されていないことをメディアガイダンスアプリケーションが決定した場合、過程1200は、ステップ1210に移動し、少なくとも1つの録画した番組のいずれの部分も削除することなく終了する。
【0083】
もし、ステップ1208で、代わりに、録画した番組の少なくとも一部が以前に視聴されたことをメディアガイダンスアプリケーションが決定した場合、過程1200は、ステップ1212に移動する。ステップ1212では、メディアガイダンスアプリケーションが、ユーザによって視聴された、少なくとも1つの録画した番組の1つ以上の部分を決定する。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、録画デバイス118の中のデータベースの中の開始および終了時間にアクセスし得、録画した番組の1つの視聴した部分、全ての視聴した部分、あるいは、視聴された、録画した番組の場面またはチャプターを識別するために、これらの時間を使用し得る。次いで、ステップ1214では、メディアガイダンスアプリケーションは、少なくとも1つの録画した番組の1つ以上の視聴した部分を削除するように、ユーザを促す。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、番組情報表示画面600(図6)等の番組情報表示画面の中、またはオーバーレイ990(図9)等の画面上のオーバーレイの中に、視聴した部分を削除するオプションを表示し得る。もし、ステップ1216で、ユーザ要求がプロンプトに応答して受信されない場合、過程1200は、ステップ1210に移動し、少なくとも1つの録画した番組のいずれの部分も削除することなく終了する。
【0084】
もし、ステップ1216で、録画した番組の1つ以上の視聴した部分を削除するようにユーザ要求が受信された場合、過程1200は、ステップ1218に続く。ステップ1218では、メディアガイダンスアプリケーションは、録画デバイス118(図1)からの削除のために1つ以上の視聴した部分にフラグを付け得る。いくつかの実施形態では、双方向メディアガイダンスアプリケーションはまた、1つ以上の視聴した部分を削除し得る。次いで、過程1200は、ステップ1210に移動し、終了し得る。
【0085】
いくつかの実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の再生を一時停止するユーザ要求の受信に応じて、録画した番組の視聴した部分を削除することを選択する能力を、ユーザに提供し得る。具体的には、ユーザが録画した番組の再生を一時停止すると、メディアガイダンスアプリケーションは、これまで視聴された、録画した番組の部分を決定し、録画した番組の該部分を削除するようにユーザを促すように構成され得る。
【0086】
図13および14は、録画した番組の再生を一時停止するユーザコマンドに応じて、メディアガイダンスアプリケーションによって提供され得る、2つの例示的なオーバーレイを示す。最初に図13を参照すると、一時停止したビデオ1310を含む、表示画面1300が示されている。一時停止したビデオ1310は、(例えば、図1のユーザ入力デバイス114からの)一時停止コマンドがユーザから受信される時にユーザが見ていた、録画した番組の静止フレームをであり得る。いくつかの実施形態では、一時停止コマンドが受信される録画した番組の中の点において包囲、開始、または終了するコンテンツのビデオループによって、静止画像1310が置換され得る。また、一時停止コマンドの受信に応じて、メディアガイダンスアプリケーションは、削除プロンプトオーバーレイ1320を表示し得る。削除プロンプトオーバーレイ1320は、すでに視聴された、一時停止した録画の一部分を削除する機会をユーザに提供するために、メディアガイダンスアプリケーションによって使用され得る。削除プロンプトオーバーレイ1320は、「はい」のオプション1322および「いいえ」のオプション1324を含む。「はい」のオプション1322のユーザ選択の受信に応じて、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の部分を削除するか、または削除のために該部分にフラグを付け得る。該部分は、録画した番組の開始時の開始位置と、実質的に録画した番組における現在の視聴位置にある終了位置とを有し得る。
【0087】
削除プロンプトオーバーレイ1320は、録画した番組の以前の部分を削除することなく、ユーザが、メディアガイダンスアプリケーションに録画した番組を一時停止させることを選択し得る、「いいえ」のオプション1324を含み得る。メディアガイダンスアプリケーションは、代わりに、録画した番組の一部分が視聴されたことを反映するように、録画した番組の再生と関連する終了時間を記憶し得る。したがって、ユーザが視聴した部分を削除することについて考えを変えた場合、視聴した部分は、例えば、図5−9に関連して上記で説明される表示画面を使用して、依然としてユーザによって削除され得る。削除プロンプトオーバーレイ1320の中の「はい」のオプション1322または「いいえ」のオプション1324のユーザ選択の受信に応じて、メディアガイダンスアプリケーションは、削除プロンプトオーバーレイ1320を削除し、現在の視聴位置における録画した番組の静止画像に対応する一時停止したビデオ1310のみを残し得る。
【0088】
ユーザが録画した番組の再生を一時停止することに応じて、メディアガイダンスアプリケーションによって提供され得る、別の例示的なオーバーレイが図14に示されている。図13と同様に、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組を一時停止するユーザ要求に応じて、録画した番組の静止画像上のオーバーレイとして、削除プロンプトオーバーレイ1420を提供し得る。削除プロンプトオーバーレイ1420は、録画のうちのどれだけを削除するかを定義する能力をユーザに提供する、複数の異なるオプションを含み得る。視聴者が録画のいずれの部分も削除しないことを決定した場合、視聴者は、メディアガイダンスアプリケーションに、「いいえ」のオプション1324(図13)のユーザ選択の受信と同様に応答させる、キャンセルオプション1428を選択し得る。残りのオプションは、現在の一時停止点オプション1422を含み得る。メディアガイダンスアプリケーションは、現在の一時停止点オプション1422のユーザ選択に応じて、録画した番組の最初から実質的に一時停止の点まで、録画した番組を削除し得る(またはフラグを付け得る)。このシナリオでは、次にユーザが「最初」から録画した番組を視聴することを選択すると、録画した番組は、録画した番組における現在の視聴位置から(例えば、一時停止の点から)開始して再生され得る。
【0089】
メディアガイダンスアプリケーションは、すでに視聴された、録画した番組のより小さい部分をユーザが選択することを可能にするように、オプション1424および1426を提供し得る。オプション1424のユーザ選択の受信に応じて、メディアガイダンスアプリケーションは、一時停止コマンドが受信された、録画の中の点の前の所定の時間量を除いて、これまで視聴された、録画した番組の一部分を削除し得る。この所定の時間量は、図14に示されるように3分、または任意の他の好適な時間量であり得る。したがって、オプション1424は、ユーザが録画した番組の視聴した部分を削除したいが、一時停止の点の直前の録画した番組のほんの一部を保持したい時に、ユーザによって選択され得る。録画が再開された時に、このアプローチは、ユーザが録画を簡潔に巻き戻すことを可能にするため、これは有利であり得、ごく一部分が、これまで視聴された、録画した番組で発生したものを思い起こさせるものとしての機能を果たすことを可能にする。
【0090】
メディアガイダンスアプリケーションは、オプション1426のユーザ選択の受信に応じて、以前のコマーシャルの時間の終了まで録画した番組の視聴した部分を削除し得る(またはフラグを付けられ得る)。例えば、いくつかの実施形態では、ユーザが削除プロンプトオーバーレイ1420からオプション1426を選択すると、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の最初からごく最近視聴されたコマーシャルの時間の終わりまでに対応する録画の一部分を削除し得る。コマーシャルの時間を含まない映画または他の番組については、オプション1426は、最後のチャプター/場面、または番組の論理的セクションまで、録画を削除するためのオプションに置換され得る。この削除技法が、削除が場面の途中で発生することを防ぐため、オプション1426を提供することは有利であり得る。具体的には、ユーザが後で録画を見ることを選択すると、(削除後の)録画の最初は、番組を視聴し始める論理的な場所であり得る。
【0091】
削除プロンプトオーバーレイ1420は、図14に示されたものに加えて、またはそれらの代わりに、任意の他の好適なオプションを含み得る。例えば、一実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザから受信された早送りおよび巻き戻しコマンドに基づいて、削除する録画の一部分を選択する、削除技法と関連するオプションを提供し得る。例えば、このオプションの受信に応じて、メディアガイダンスアプリケーションは、リアルタイム速度で再生された録画の部分のみを削除し得る。したがって、早送り機能を使用してユーザが飛ばした録画の部分は、削除されない。他の実施形態では、ユーザが、リアルタイム速度で録画の途切れた部分を視聴すると、メディアガイダンスアプリケーションは、録画の初めから開始する部分のみを削除し得る。例えば、ユーザが録画の最初の10分を見て、より後の10分を見るように録画を早送りした場合、メディアガイダンスアプリケーションは、番組の最初の10分に対応する録画した番組の一部分のみを削除し得る。メディアガイダンスアプリケーションは、後で録画の視聴した部分を削除する際に使用するために、より後の部分の開始および終了時間を保存するか、または全く視聴されていないものとして番組のこれらの部分を保存しないこともある。
【0092】
削除プロンプトオーバーレイ1320(図13)または削除プロンプトオーバーレイ1420(図14)に含まれ得る、他のオプションの別の実施例として、削除プロンプトオーバーレイ1320または1420は、「この録画は決して削除しない」オプション(図示せず)を含み得る。この種類のオプションは、図13の「いいえ」のオプション1324または図14のキャンセルオプション1428と同様であり得るが、任意の後続の一時停止コマンドが受信された後に、ユーザがこの録画の視聴した部分を削除したくないことをメディアガイダンスアプリケーションに知らせるためにも使用され得る。このオプションのユーザ選択の受信に応じて、メディアガイダンスアプリケーションは、将来の一時停止または停止コマンドの後に、削除プロンプトオーバーレイが表示されることを防ぎ得る。いくつかの実施形態では、この設定が設定された、または設定されていない番組は、選好設定メニュー(例えば、以下で説明される図17の設定画面1700)を介して後で編集可能であり得る、「オプトイン」または「オプトアウト」リストに記憶され得る。いくつかの実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションはまた、録画した番組が、ユーザからの手動削除コマンドに応答して削除されるのみであり得るように、録画した番組の削除優先順位設定を変更し得る。
【0093】
簡潔に図13に戻ると、たとえメディアガイダンスアプリケーションが単純な「はい」のオプション1322のみを提供しても、メディアガイダンスアプリケーションは、このオプションのユーザ選択に応じて、任意の好適な削除アプローチを使用し得る。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、視聴した部分全体(例えば、現在の視聴位置まで)を、現在の視聴位置の前の好適な所定の時間量までの視聴した部分全体を、最新のコマーシャルの時間またはチャプター/場面までを、または上記で説明されるようにユーザから受信される早送りまたは巻き戻しコマンドに基づいて、削除し得る。メディアガイダンスアプリケーションによって使用されるデフォルトの削除技法は、設定画面を通してユーザによって指定され得る。設定画面は、削除設定を編集するオプション1330を選択することによって、異なるユーザインターフェースにおいて特定のオプションを選択することによって、またはユーザ入力デバイス114(図1)上の指定ボタンを通して等、種々のアプローチのうちのいずれかを使用して、到達され得る。メディアガイダンスアプリケーションによって提供される設定画面は、録画した番組の視聴した部分の削除と関係する、任意の他の好適なユーザ変更可能な設定を含み得る。好適な設定画面の実施例、およびそのような設定画面によって提供され得る削除オプションの実施例を、図17に関連して以下で説明する。
【0094】
本発明のいくつかの実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の再生を停止するユーザコマンドの受信に応じて、録画した番組の視聴した部分を削除するようにユーザを促し得る。メディアガイダンスアプリケーションは、上記で説明されるように、一時停止コマンドに応じて削除プロンプトを提供することに加えて、またはその代わりに、停止コマンドに応じて削除プロンプトを提供し得る。メディアガイダンスアプリケーションが両方の状況で削除プロンプトを提供する実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、一時停止コマンドに対して提供されるのと同じである、同様である、または異なる、停止コマンドに対する削除プロンプトを提供し得る。例えば、停止コマンドが受信されると提供される削除プロンプトは、より多い、より少ない、または同じ数の削除オプションを含み得、これらの削除オプションは、メディアガイダンスアプリケーションに同じ動作を実施させても、させなくてもよい。
【0095】
図15および16は、ユーザが録画した番組の再生を停止すると表示され得る、例示的な表示画面1500および例示的な表示画面1600を示す。最初に図15を参照すると、表示画面1500は、ユーザが再生を停止することを選択した、録画した番組の中の点における、録画した番組の静止画像1510を含む。いくつかの実施形態では、停止コマンドが受信される録画した番組の中の点において包囲、開始、または終了するコンテンツのビデオループによって、静止画像1510が置換され得る。表示画面1500はまた、静止画像1510上に重ねられた削除プロンプトオーバーレイ1520も含む。メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の再生を停止するユーザコマンドに応じて、静止画像1510および削除プロンプトオーバーレイ1520を表示し得る。削除プロンプトオーバーレイ1520は、「はい」のオプション1522を選択することによって、ユーザが停止した録画の視聴した部分を削除することを可能にする。メディアガイダンスアプリケーションは、「はい」のオプション1522のユーザ選択に応答して、「はい」のオプション1322(図13)に関連して上記で説明される機能のうちのいずれかを果たし得る。
【0096】
図16を参照すると、表示画面1600は、停止コマンドが受信された、録画した番組の静止画像1610と、削除プロンプトオーバーレイ1620とを含む。メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の再生を停止するユーザ要求に応答して、表示画面1600を提供し得る。削除プロンプトオーバーレイ1520は、停止した録画の視聴した部分を削除するように選択され得る、異なる削除技法に対応する、オプション1622、1624、および1626等の種々のオプションを提供する。メディアガイダンスアプリケーションは、それぞれ、オプション1622、1624、1626、および1628のユーザ選択の受信に応じて、図14のオプション1422、1424、1426、および1428に関連して上記で説明される動作のうちのいずれかを実施し得る。
【0097】
図13−16に示された削除プロンプトオーバーレイは、例示的にすぎない。いくつかの実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、オーバーレイとして削除プロンプトを提供する代わりに、全画面削除プロンプトを提供し得る。いくつかの実施形態では、削除プロンプトオーバーレイは、視聴した部分を削除することによって解放される記憶空間の量、削除後にもはや利用可能ではなくなる、録画した番組の時間量、録画した番組から削除される場面の名前、録画した番組から削除される、番組の中の複数部分のビデオハイライト(例えば、削除される各チャプターの最初および/または最後の5秒)、番組がお気に入りとして以前に選択されたかどうかに関する指示、または、選択される番組の複数部分の中でユーザによって配置され得る任意のマーカーに関する情報等の、視聴した部分を削除するかどうかをユーザが決定することを可能にする、任意の他の好適な情報を含み得る。メディアガイダンスアプリケーションは、それぞれ、図2−4のデータ構造200、300、または400内に保存されたメディアガイダンスアプリケーションを取り出し、処理することによって、上記の情報のうちのいずれかを決定し得る。削除プロンプトオーバーレイは、録画した番組に関係する、または無関係である広告等の、任意の他の情報を含み得る。
【0098】
再び主に図13および15を参照すると、削除プロンプトオーバーレイ1320および削除プロンプトオーバーレイ1520の両方が、ユーザが録画の視聴した部分を削除することを可能にするように、「はい」のオプションを提供し得る一方で、メディアガイダンスアプリケーションは、「はい」が削除プロンプトオーバーレイ1320または削除プロンプトオーバーレイ1520から選択されたかどうかに応じて、異なって応答し得る。例えば、削除プロンプトオーバーレイ1320から「はい」のオプション1322を選択することにより、メディアガイダンスアプリケーションに、最初から現在の視聴位置まで録画を削除させてもよい。「はい」のオプション1522を選択することにより、メディアガイダンスアプリケーションに、最初から現在の視聴位置の前の所定の時間量(例えば、3分または4分)まで録画を削除させてもよい。この削除技法は、録画を停止した後に、視聴者が番組を見ることを再開する準備ができている時に、視聴者が番組の中ですでに起こったものを思い出させられる必要があり得るため、有利であり得る。一方で、録画が一時停止されると、視聴者は、一時停止コマンドを発行した直後に録画の再生を再開する可能性があり、したがって、視聴者がすでに見たものに関して補習を必要としない。したがって、一時停止および停止コマンドに対して異なる削除技法を使用することにより、ユーザの視聴体験に悪影響を及ぼすことなく、メディアガイダンスアプリケーションが録画した番組のうちの可能な限り多くを削除することを可能にし得る。
【0099】
いくつかの実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、一時停止コマンドまたは停止コマンドが受信されるたびに、録画した番組の視聴した部分を削除するようにユーザを促さなくてもよく、代わりに、ケースバイケースでユーザを促すかどうかを決定し得る。具体的には、一時停止または停止コマンドの受信に応じて、メディアガイダンスアプリケーションは、図13−16に示された削除プロンプトオーバーレイのうちの1つ等の削除プロンプトを提供するかどうかを決定し得る。メディアガイダンスアプリケーションは、この決定を行う時に種々の要因のうちのいずれかを使用し得る。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、視聴した部分を削除することにより、記憶デバイスの中の有意量の記憶空間を解放するかどうかを決定し得る。有意量の記憶空間が獲得されないとメディアガイダンスアプリケーションが決定した場合、メディアガイダンスアプリケーションは、削除プロンプトに応答しなければならない不便をユーザに掛けなくてもよい。削除プロンプトを表示するかどうかを決定するためにメディアガイダンスアプリケーションが使用し得る、他の要因は、録画した番組の削除優先順位設定、録画した番組の種類またはジャンル、ユーザが録画した番組を視聴していた時間量、録画した番組の録画品質(例えば、高解像度または標準解像度)、またはユーザが以前の削除プロンプトから「この録画は決して削除しない」オプション(上記で説明される)を以前に選択したかどうかを含む。ユーザを選択的に促すためにメディアガイダンスアプリケーションが実行し得る、さらなる要因および処理を、図18−20に関連して以下で説明する。
【0100】
メディアガイダンスアプリケーションは、削除プロンプトを提供するためにメディアガイダンスアプリケーションが使用する、デフォルト設定を設定する能力を、ユーザに提供し得る。設定は、メディアガイダンスアプリケーションが削除プロンプトを表示する状況、および/または削除プロンプトに含まれるオプションの数および/または種類に影響を及ぼす、設定を含み得る。
【0101】
図17は、ユーザが、録画した番組の視聴した部分の削除に関する一般選好設定を作成または更新することを可能にする、例示的な視聴した部分を削除する設定画面1700である。メディアガイダンスアプリケーションは、それぞれ、図13、14、15、または16の削除プロンプトオーバーレイからの削除設定を編集するオプション1330、1430、1530、および1630のユーザ選択の受信に応じて、設定画面1700を提供し得る。1つ以上の同様のオプションを伴う設定画面が、ユーザによる図6の番組情報表示画面600からのオプション652のユーザ選択に応答して、表示され得る。設定画面1700は、一時停止プロンプト設定1710および1715、停止プロンプト設定1720および1725、プロンプトの頻度設定1730、および「プロンプトを出す番組の種類」設定1740を含む、複数のユーザ制御可能な設定を含み得る。いくつかの実施形態では、設定画面1700は、ユーザを標的にしてもしなくてもよい、または設定画面1700にアクセスする前にユーザが以前に見ていた番組に関係してもしなくてもよい、1つ以上の広告1702を含み得る。
【0102】
設定画面1700(図17)の設定1710および1715は、一時停止コマンドと関連し得、設定1720および1725は、停止コマンドと関連し得る。具体的には、設定1710および1720は、それぞれ、一時停止または停止コマンドが受信されると、メディアガイダンスアプリケーションが削除プロンプトを表示するかどうかを選択するように、切り替えられ得る。設定1715および1725は、ユーザが削除プロンプトオーバーレイから視聴した部分を削除することを選択すると、メディアガイダンスアプリケーションによって使用される削除技法を選択するように、変更され得る。
【0103】
設定1715および1725の値は、それぞれの削除プロンプトオーバーレイからの、例えば、「はい」のオプション1322(図13)または「はい」のオプション1522(図15)のユーザ選択に応答して、メディアガイダンスアプリケーションの動作に影響を及ぼし得る。設定は、視聴した部分を削除する時にメディアガイダンスアプリケーションが保持する、一時停止または停止コマンドの点の前の時間量(または「バッファ時間」)であり得る、時間に基づく設定(例えば、設定1715の現在の値によって例示的であるように、「0分」)に設定され得る。設定1715および1725は、代わりに、設定1725の現在の値によって示されるような「最後のコマーシャル」設定、または「早送りなし」設定等の、異なる種類の削除アプローチを特定し得る。「最後のコマーシャル」設定は、ユーザが、最新のコマーシャルの時間までのみ、メディアガイダンスアプリケーションに視聴した部分を削除して欲しい時に、設定され得る。「早送りなし」設定は、ユーザが、リアルタイム速度で視聴された、録画した番組の複数部分のうちの最初のみまたは全てを削除したい時に、設定され得る。いくつかの実施形態では、設定1715および1725は、ユーザによって選択され得る「全てのオプションを表示する」値を含む。この値が選択されると、メディアガイダンスアプリケーションは、図13および15のものと同様の削除プロンプトオーバーレイの代わりに、図14および16のものと同様の削除プロンプトオーバーレイを提供し得る。つまり、メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザが、単純な「はい」および「いいえ」のオプションを提供するよりもむしろ、ケースバイケースでメディアガイダンスアプリケーションによって使用される削除アプローチを選択することを可能にし得る。
【0104】
視聴した部分を削除する設定画面1700は、「プロンプトの頻度」設定1730を含み得る。設定1730の値は、メディアガイダンスアプリケーションが一時停止または停止コマンドについてユーザを促す頻度に影響を及ぼすために、使用され得る。例えば、設定1730の値に応じて、メディアガイダンスアプリケーションは、メディアガイダンスアプリケーションが削除プロンプトを提供するために満たされる必要がある、要因の数を変更し得る。設定1730は、「低」、「中」、および「高」の値等の、任意の好適な粒度の複数の相対値を呈し得る。「高」の値が選択されると、メディアガイダンスアプリケーションは、高い頻度で削除プロンプトを提供する。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、削除プロンプトが提供されないことをユーザが具体的に要求しない限り、一時停止または停止コマンドが受信されるたびに削除プロンプトを提供し得る。「低」の値が選択されると、メディアガイダンスアプリケーションは、低い頻度で(例えば、有意量の記憶空間が削除によって獲得される時のみ)削除プロンプトを提供する。いくつかの実施形態では、プロンプトの頻度設定1730に相対値を提供することに加えて、またはその代わりに、設定画面1700は、メディアガイダンスアプリケーションに削除プロンプトを表示させる、特定の要因をユーザが選択することを可能にし得る。
【0105】
図17を引き続き参照すると、視聴した部分を削除する設定画面1700は、「プロンプトを出す番組の種類」設定1740を含み得る。設定1740は、一時停止または停止コマンドに応答して、どの種類またはジャンルの番組が削除のために促されるかを定義する能力を、ユーザに提供し得る。設定1740は、削除のためにユーザが促されたくない種類またはジャンルを含む、「いいえ」のリスト1742と、削除のためにユーザが促されたい種類またはジャンルを含む、「はい」のリスト1744とを含み得る。メディアガイダンスアプリケーションは、矢印1748を表示し得る。矢印1748のユーザ選択に応じて、メディアガイダンスアプリケーションは、「いいえ」のリスト1742から「はい」のリスト1744に、ハイライト領域1746によってハイライトされたリスト項目を移動させる。同様に、メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザが「はい」のリスト1744から「いいえ」のリスト1742にリスト項目を移動させることを可能にする、矢印1750を提供し得る。設定1740の現在の値は、デフォルト設定としてユーザが選択する場合があるものの一実施例である。具体的には、ユーザがドキュメンタリーを見ている時に、ユーザは、ドキュメンタリーの視聴した部分を削除したいのみであり得る。
【0106】
いくつかの実施形態では、視聴した部分を削除する設定は、選択した番組に特有でなくてもよいが、例えば、バックグラウンドの録画が、利用可能な記憶空間に、ある閾値を下回らせる時に、呼び出され得る。いくつかの実施形態では、視聴したコンテンツの削除が提案される番組は、現在見ている、または一時停止されているものでなくてもよいが、代わりに、視聴した部分を有する、記憶システム(例えば、図1の録画デバイス118)上の任意の他の番組であり得る。例えば、利用可能な記憶空間に、ある閾値を下回らせる、バックグラウンドの録画中に、メディアガイダンスアプリケーションは、図17の視聴した部分を削除する設定のうちのいずれか、および/または他の設定(例えば、削除優先順位)を適用して、録画デバイス118上に記憶された1つ以上の番組の視聴した部分を自動的に識別し、削除し得る。代替として、ユーザが現在、生番組または録画した番組を見ている場合、メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザが見ている番組以外の番組の視聴した部分の削除をユーザが確認することを可能にする、削除プロンプト1320、1420、1520、または1620と同様の削除プロンプトを提供し得る。
【0107】
ここで図18−20を参照すると、録画した番組の再生を一時停止または停止するユーザコマンドに応じて、削除プロンプトを提供するため、および削除のために再生されている録画の視聴した部分にフラグを付けるための例示的な過程のフローチャートが示されている。図18−20のフローチャートに示されたステップは、例えば、図1のユーザ機器110上に少なくとも部分的に実装される、メディアガイダンスアプリケーションによって実行され得る。これらのフローチャートは例示的にすぎず、本発明の範囲から逸脱することなく、種々のフローチャートのステップが修正され、組み合わされ、除去され得、または他のステップが追加され得ることを理解されたい。
【0108】
最初に図18を参照すると、削除プロンプトを提供するため、および削除プロンプトに応答して録画の一部分を削除するための例示的な過程1800のフローチャートが示されている。過程1800は、ステップ1802から始まり、ステップ1804に進む。ステップ1804では、記憶デバイス(例えば、図1の録画デバイス118)に記憶された、ユーザ選択された録画した番組がユーザに再生される。ステップ1806では、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の再生を停止または一時停止するユーザ要求を受信し得る。停止または一時停止コマンドに応じて、メディアガイダンスアプリケーションは、ステップ1808で、現在の視聴位置において録画した番組の再生を停止または一時停止し得る。次いで、ステップ1809では、メディアガイダンスアプリケーションが、これまで視聴された、録画した番組の部分を決定し得る。メディアガイダンスアプリケーションは、上記で説明される技法のうちのいずれかを使用して、録画した番組の現在の視聴位置に基づいて、視聴した部分の終了位置を識別し得る。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の最初から、現在の視聴位置まで、現在の視聴位置の前の所定の時間量まで、録画した番組の最新のコマーシャルの時間または場面/チャプターの終了までに対応する、または、番組の再生中にユーザによって使用された早送りまたは巻き戻しコマンドに基づいた録画した番組の部分を決定し得る。
【0109】
ステップ1810に続いて、メディアガイダンスアプリケーションは、図8−11に示されたものと同様の削除プロンプトオーバーレイ等の削除プロンプトを、ユーザに表示するかどうかを決定し得る。メディアガイダンスアプリケーションによって行われる決定は、ステップ1809で決定される部分の特性(例えば、長さ、ジャンル、質、またはサイズ)、録画した番組に対する削除優先順位設定、または現在の視聴位置が番組の中のどこまでであるか等の、種々の要因のうちのいずれかに基づいてもよい。その代わり、ステップ1810で、削除プロンプトが表示されるべきではないとメディアガイダンスアプリケーションが決定した場合、過程1800は、ステップ1812に移動して終了する。
【0110】
もし、ステップ1810で、代わりに、削除プロンプトが表示されるべきであるとメディアガイダンスアプリケーションが決定した場合、過程1800は、ステップ1814に移動する。次いで、ステップ1814で、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の決定した部分を削除するようにユーザを促す。
【0111】
ステップ1816に続いて、メディアガイダンスアプリケーションは、プロンプトに応答して、視聴した部分を削除するユーザ指示が受信されたかどうかを決定し得る。そのような指示が受信されていない場合、過程1800は、(おそらく所定の遅延後に)ステップ1812に移動して終了する。もし、ステップ1816で、代わりに、視聴した部分を削除するユーザ指示が受信されたことをメディアガイダンスアプリケーションが決定した場合、メディアガイダンスアプリケーションは、ステップ1818で、(例えば、図1の録画デバイス118から)削除のために視聴した部分にフラグを付け得る。いくつかの実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションはまた、視聴した部分を削除し得る。次いで、過程1800は、ステップ1812に移動して終了する。
【0112】
いくつかの実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションが、ユーザによって削除され得る録画した番組の部分を実際に決定する、ステップ1809は、図18に示された時とは異なる時に実施される。例えば、ステップ1810で削除プロンプトが表示されるべきであるとメディアガイダンスアプリケーションが決定する後まで、メディアガイダンスアプリケーションは、視聴した部分を識別しなくてもよい。上記で説明される図14および16の中等で、ユーザが、削除される視聴した部分の終了位置を選択することができる実施形態に対し、ステップ1809は、代わりに、ステップ1816と1818との間で実施され得る。具体的には、ステップ1816は、(例えば、最後のコマーシャルの時間の終了に基づいて、または現在の視聴位置に基づいて)視聴した部分を選択するための特定の技法を受信するステップを伴ってもよい。したがって、メディアガイダンスアプリケーションは、このユーザ指示がステップ1816で受信される後まで、削除される視聴した部分を決定できなくてもよい。したがって、図18のフローチャートは、本発明の1つの例示的な実施形態に過ぎないことを理解されたい。
【0113】
図19を参照すると、録画した番組の再生を一時停止または停止するユーザ選択に応じて、録画した番組の視聴した部分を削除するようにユーザを促すかどうかを決定するための例示的な過程1900のフローチャートが示されている。具体的には、図19のフローチャートは、録画した番組によって使用される記憶空間の量に基づいて、ユーザに削除プロンプトを提供するかどうかを決定するための過程の一実施形態である。過程1900のステップは、過程1800(図18)のステップ1810を完了するために講じられるステップのうちのいくつかまたは全てを表すことも、表さないこともある。
【0114】
過程1900は、ステップ1902から始まってもよい。ステップ1904では、メディアガイダンスアプリケーションは、図1の録画デバイス118等の記憶デバイス上に残存する、利用可能な記憶空間の量(例えば、記憶デバイス上の空き容量の割合、または記憶デバイス上で利用可能なメガバイト/ギガバイト数)を計算し得る。次いで、ステップ1906では、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の視聴した部分が記憶デバイス上で占める記憶空間の量を計算し得る。録画は、再生中にユーザによって停止または一時停止された、録画した番組であり得、視聴した部分は、番組の最初から停止または一時停止コマンドが受信された点までの番組の任意の部分に対応し得る。ステップ1904で計算される空間のように、メディアガイダンスアプリケーションは、記憶デバイスの中の記憶空間の割合、または記憶デバイス上で利用可能なメガバイト/ギガバイト数等に関して、視聴した部分によって占められる記憶空間を計算し得る。
【0115】
いったんこれらの記憶空間の一方または両方が計算されると、過程1900は、ステップ1908に続き得る。ステップ1908では、メディアガイダンスアプリケーションは、視聴した部分を削除することによって獲得される記憶空間の量に基づいて、視聴した部分を削除するようにユーザを促すかどうかを決定し得る。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、記憶空間上の利用可能な記憶空間の量(ステップ1904で計算される)を、視聴した部分によって占められる記憶空間の量(ステップ1906で計算される)と比較して、有意量(例えば、メガバイトまたはギガバイト)の記憶空間が削除によって解放されるかどうか、使用された空間の有意な割合がそのような削除によって解放されるかどうか、または記憶空間の大部分がそのような削除の後に利用可能となるかどうかを決定し得る。ユーザを促すかどうかを決定するように、これらの計算に加えて、またはそれらの代わりに、任意の他の好適な計算が計算され得る。メディアガイダンスアプリケーションが決定を完了した後、過程1900は、ステップ1910に移動して終了し得る。
【0116】
ここで図20を参照すると、録画した番組の再生を一時停止または停止するユーザ選択に応答して、削除プロンプトを表示するかどうかを決定するための例示的な過程2000のフローチャートが示されている。過程2000は、具体的には、複数の異なる要因に基づいてこの決定を行うように、メディアガイダンスアプリケーションが実施し得るステップを示す。過程2000のステップは、過程1800(図18)のステップ1810として実施されても、されなくてもよく、過程1900(図19)のステップの代わりに、またはそれに加えて実施されても、されなくてもよい。
【0117】
過程2000は、ステップ2002から始まってもよい。ステップ2004では、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組を記憶するために使用された記憶デバイス(例えば、図1の録画デバイス118)の中の記憶空間の量が所定のレベルを下回るかどうかを決定し得る。もしそうであれば、これは、将来の番組を録画するための利用可能な記憶空間が少ないことを示し得る。記憶空間が所定のレベルを下回ることをメディアガイダンスアプリケーションが決定した場合、過程2000は、ユーザが録画の視聴した部分を削除することを可能にするように、メディアガイダンスアプリケーションが削除プロンプトを表示し得る、ステップ2016に移動し得る。次いで、過程2000は、ステップ2018に続いて終了する。
【0118】
もし、ステップ2004で、記憶空間の量が所定のレベルを下回らないことをメディアガイダンスアプリケーションが決定した場合、過程2000はステップ2006に移動し、メディアガイダンスアプリケーションは、視聴した部分が少なくとも所定の長さであるかどうかを決定し得る。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザが録画を見始めてから、所定の時間量が番組で経過したかどうか、または番組の視聴した部分が記憶デバイスの中の所定量の記憶空間に対応するかどうかを決定し得る。もし、ステップ2006で、視聴した部分が少なくとも所定の長さであることをメディアガイダンスアプリケーションが決定した場合、メディアガイダンスアプリケーションは、視聴した部分を削除するための削除プロンプトをステップ2016で表示し得る。次いで、過程2000は、ステップ2018に移動して終了する。
【0119】
ステップ2006に戻って、代わりに、視聴した部分が少なくとも所定の長さではないとメディアガイダンスアプリケーションが決定した場合、メディアガイダンスアプリケーションは、ステップ2008で、録画した番組が低い削除優先順位設定を有するかどうかを決定し得る。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、(図2のデータ構造200から)録画した番組と関連するメディアガイダンス情報にアクセスして、その録画した番組に対する削除優先順位設定を識別し得る。例えば、「決して削除しない」または「好ましい録画」フラグが設定されていない場合、アクセスした削除優先順位設定が高くない場合、または削除優先順位設定が所定の閾値を下回る場合(例えば、優先順位が5つの優先順位レベルのうちの1または2に設定されている場合)、メディアガイダンスアプリケーションは、削除優先順位設定が低いと決定し得る。録画に対する削除優先順位設定が低いことをメディアガイダンスアプリケーションが決定した場合、メディアガイダンスアプリケーションは、録画の視聴した部分を削除するための削除プロンプトをステップ2016で表示し、過程2000はステップ2018で終了する。
【0120】
もし、ステップ2008で、代わりに、削除優先順位レベルが低くないことをメディアガイダンスアプリケーションが決定した場合、過程2000は、ステップ2010に続き得る。ステップ2010では、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組が所定の種類またはジャンルであるかどうかを決定し得る。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、録画がドキュメンタリーであるかどうかを決定し得、または録画がユーザ指定種類であるかどうかを決定し得る(例えば、図12の「はい」のリスト1244)。録画が所定の種類であることをメディアガイダンスアプリケーションが決定した場合、過程2000は、メディアガイダンスアプリケーションが録画した番組に対する削除プロンプトを表示するステップ2016に移動し得、そしてステップ2018で終了する。
【0121】
もし、ステップ2010で、代わりに、録画した番組が所定の種類ではないことをメディアガイダンスアプリケーションが決定した場合、過程2000はステップ2012に続き得る。ステップ2012では、メディアガイダンスアプリケーションは、録画と関連する他のユーザによって、録画が削除のためにタグ付けされるかどうかを決定し得る。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、他のユーザのユーザプロファイルにアクセスして、他のユーザが番組を録画することを選択したかどうかを識別し得る。識別したユーザのそれぞれについて、メディアガイダンスアプリケーションは、録画の関連部分(例えば、視聴した部分)が削除のためにタグ付けされるかどうかを決定し得る。具体的には、メディアガイダンスアプリケーションは、各識別したユーザが削除のために録画を明示的にタグ付けしたかどうかを決定し得、またはメディアガイダンスアプリケーションは、録画の関連部分が各ユーザにとって高い関心ではもはやなくなる、または高い関心ではない(したがって、削除のために効果的にタグ付けされる)かどうかを決定するために、各識別したユーザの削除優先順位設定または他の選好を使用し得る。録画した番組と関連する他のユーザによって、録画した番組が削除のためにタグ付けされていることをメディアガイダンスアプリケーションが決定した場合、メディアガイダンスアプリケーションは、削除プロンプトが表示されるステップ2016に移動し、次いで、ステップ2018に移動して終了する。
【0122】
もし、ステップ2012で、代わりに、録画した番組と関連する他のユーザによって、録画した番組が削除のためにタグ付けされていないことをメディアガイダンスアプリケーションが決定した場合、過程2000は、ステップ2014に続く。ステップ2014で、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組が高品質であるかどうかを決定する。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、(図2のデータ構造200の中の)録画した番組に対するメディアガイダンス情報にアクセスして、録画した番組が高解像度または標準解像度の録画であるかどうかを決定し得る。録画した番組が高解像度の録画であれば、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組が高品質であると決定し得る。この場合、高解像度ファイルが本質的に、それらの全体で記憶するのに非効率的であるため、メディアガイダンスアプリケーションは、ステップ2016で削除プロンプトを表示し得る。次いで、過程2000は、ステップ2018に続いて終了し得る。
【0123】
もし、ステップ2014で、代わりに、録画した番組が低品質である(例えば、標準解像度または高度に圧縮された)ことをメディアガイダンスアプリケーションが決定した場合、削除プロンプトを表示するかどうかを決定するためにメディアガイダンスアプリケーションが使用する要因のうちのいずれも、満たされていない。したがって、過程2000は、ユーザに削除プロンプトを表示することなく、ステップ2018で終了し得る。
【0124】
図2の過程2000は、録画が再生中に停止または一時停止された時に、その録画に対して削除プロンプトが表示されるべきであるかどうかを決定するために、メディアガイダンスアプリケーションが複数の要因を使用し得る、1つの方法を示す。具体的には、過程2000は、要因のうちの1つのみが満たされた時に削除プロンプトを表示するためのステップを示す。要因のうちの1つのみが満たされる必要があるため、メディアガイダンスアプリケーションは、比較的高い頻度で削除プロンプトを表示し得る。したがって、メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザが削除プロンプトを高い頻度で(例えば、図12のプロンプトの頻度設定1230から)示すことを選択した時に、削除プロンプトを表示するかどうかを決定するために、過程2000を使用し得る。過程2000のステップは、より高いまたは低い頻度で削除プロンプトを表示する過程を作成するように、再編成され、除去され得、またはステップが追加され得る。例えば、過程2000は、削除プロンプトが表示されるために、要因のうちの2つが満たされる必要があるように修正され得る。
【0125】
本発明のいくつかの実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、メディアガイダンスアプリケーションの異なるユーザに対してカスタマイズされ得る。メディアガイダンスアプリケーションは、例えば、各ユーザに対するユーザプロファイル(図3および4に関連して上記で説明される)に記憶された選好情報または他の情報に基づいて、そのユーザに対する任意の種類のカスタマイズされたユーザ体験を提供し得る。カスタマイズされた体験を提供するために、メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザ機器110を現在使用しているユーザのアイデンティティを決定し得る(例えば、パスワードを通して、または音声認識を通して、ユーザがログインする時、ユーザがそのユーザのために構成されている特定のインターフェース(例えば、リモートまたはマイクロホン)を操作する時)。いくつかの実施形態では、ユーザの識別に応じて、メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザの関心に基づいた標的化広告または推奨を有する、個人化ガイダンス画面を提供し得る。
【0126】
いくつかの実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組が少なくとも1人のユーザにとって興味深いかどうかに基づいて、録画した番組の部分を維持または削除し得る。具体的には、メディアガイダンスアプリケーションは、たとえ別のユーザがその録画した番組を削除することを選択しても、あるユーザにとって依然として興味深いものであり得る録画した番組または録画した番組の部分を維持し得る。これらおよび他のユーザカスタマイズ特徴を、図21−25に関連して以下で説明する。
【0127】
最初に図21および22を参照すると、例示的な個人録画リスト表示画面2100および2200が示されている。メディアガイダンスアプリケーションは、第1のユーザ(例えば、Johnという名前の第1のユーザ)がメディアガイダンスアプリケーションに身元を証明することに応答して、第1のユーザに表示画面2100を提供する。第1のユーザは、(例えば、パスワードを使用して)アプリケーションにログインすること、あるいは第1のユーザと関連する特定の入力デバイス(例えば、リモートコントロール)またはユーザ機器を使用することによって、身元を証明し得る。メディアガイダンスアプリケーションは、第2のユーザ(例えば、Janeという名前の第2のユーザ)がメディアガイダンスアプリケーションに身元を証明することに応答して、第2のユーザに表示画面2200を提供する。表示画面2100および2200は、図5−9に関連して上記で説明される表示画面と同様の特徴および機能性を有し得る。
【0128】
表示画面2100は、Johnと関連する録画した番組に対するリスト項目を有し得る、リスト2140を含み得る。例えば、リスト項目は、Johnのために自動的に録画された番組、またはJohnが具体的に録画することを選択した番組に対応し得る。図22の表示画面2200は、Janeのために録画された番組に対するリスト項目を含む、リスト2240を含み得る。メディアガイダンスアプリケーションは、それぞれ、録画デバイス118(図1)に記憶された、録画した番組のリスト330(図3)および録画した番組のリスト430(図4)から、リスト2140および2240を導出し得る。
【0129】
いくつかのシナリオでは、メディアガイダンスアプリケーションの1人のユーザが、別のユーザが依然として関心を持ち得る、録画した番組の一部分を削除することを選択し得る。特定のユーザに対する個人録画リスト表示画面は、メディアガイダンスアプリケーションが要求した動作を実際に実施したかどうかにかかわらず、特定のユーザによって講じられる動作(例えば、番組の削除)を反映し得る。例えば、Johnは、「New York: A Documentary Film」のうちの118分を視聴し、上記で説明される技法のうちのいずれかを使用して(例えば、Johnの録画リストを通して、または削除プロンプトオーバーレイを通して)、視聴した118分を削除することを選択していることがある。したがって、Johnの録画リスト表示画面である、表示画面2100は、118分が録画した番組から削除され、ユーザが視聴していない122分の録画が残存していることを反映する。Janeは、図22で図示されるように、録画した番組のいずれの部分も削除することなく、この番組の30分しか視聴していないことがある。したがって、たとえJohnが「New York: A Documentary Film」のうちの118分を削除することを選択していても、メディアガイダンスアプリケーションは、Janeもこの録画した番組の一部または全体を削除することを決定するまで、録画デバイス118(図1)上で録画した番組全体を維持し得る。
【0130】
複数のユーザが録画した番組と関連する時に、メディアガイダンスアプリケーションは、録画の部分を選択的に削除し得る。具体的には、メディアガイダンスアプリケーションは、少なくとも1人のユーザにとって興味深い、録画した番組の任意の部分を維持し得、録画と関連するユーザの全員が削除することを選択した、録画した番組の任意の部分を削除し得る。双方向メディアガイダンスアプリケーションが、どのようにして録画した番組の部分を選択的に削除し得るかを図示する、図23および図24に関連して、1つの動作シナリオが説明される。具体的には、図23および24は、Johnが「New York: A Documentary Film」のうちの118分を削除することをすでに選択した後に、この録画した番組の部分を削除するJane(図22で提供されるような録画リスト表示画面を最初に有する)からの要求に応じて、メディアガイダンスアプリケーションがどのように作用し得るかを図示する。図示のみの目的で、実施例は、JohnおよびJaneが、番組「New York: A Documentary Film」と関連する唯一のユーザであるという仮定の下で説明される。
【0131】
図23を参照すると、メディアガイダンスアプリケーションは、Janeがすでに視聴した「New York: A Documentary Film」のうちの30分を削除するJaneからの要求に応じて、個人録画リスト表示画面2300を提供し得る。表示画面2300に示されるように、「New York: A Documentary Film」に対するリスト項目は、録画のうちの210分が利用可能であることを示すように、図22で示されたものから更新されている。JaneおよびJohnの両方が、この録画した番組のうちの30分を削除することを選択したため、メディアガイダンスアプリケーションは、削除のために録画した番組のうちのその30分にフラグを付け、実際に録画デバイス118(図1)からその30分を削除し得る。
【0132】
この時点で、Janeは、「New York: A Documentary Film」のうちのさらに100分(合計で130分)を見、この録画した番組の全ての視聴した部分を削除することを選択し得る。選択の受信に応じて、メディアガイダンスアプリケーションは、図24の個人録画リスト表示画面2400を提供し得る。表示画面2400は、Janeが録画した番組のうちの130分を削除することを選択し、110分が依然として視聴のために利用可能であることを示す。Johnが元の録画した番組から118分を削除することを選択しているのみであるため、メディアガイダンスアプリケーションは、元の録画した番組の視聴した130分全てを削除しない。その代わり、メディアガイダンスアプリケーションは、JohnおよびJaneの保持要件を依然として満たしながら、録画のうちの可能な限り多くを削除する。具体的には、メディアガイダンスアプリケーションは、「New York: A Documentary Film」から追加の88分を削除し得る(合計で削除された118分)。
【0133】
図23および24に関連して上記で説明される実施例は、マルチユーザ環境でメディアガイダンスアプリケーションによって採用され得る、「タグ付け」技法を図示する。つまり、実際には、コンテンツのうちのいくつかまたは全てが他のユーザのためにハードドライブ上で依然として維持されている時に、メディアガイダンスアプリケーションは、JohnおよびJaneからの削除コマンドが実施されたかのように第1のユーザに見せてもよい。本発明の他の実施形態では、番組の該部分は、Johnおよび/またはJaneによって削除のためにマークされたものとして見なされ得るが、明確に依然として利用可能である。いくつかの実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、記憶空間の可用性を示す、少なくとも2つの異なる数字を提供し得、例えば、「空いている」および「録画に利用可能である」であり、後者は、典型的には前者以下である。
【0134】
図25は、ユーザのうちの1人が録画の一部分を削除することを選択した場合に、複数のユーザと関連する該部分を削除するために選択的にフラグを付けるための例示的な過程2500のフローチャートを示す。過程2500のステップは、図21−24の例示的な動作シナリオに、上記で説明される機能性を提供するように、メディアガイダンスアプリケーションによって実行され得る。
【0135】
過程2500は、ステップ2502から始まってもよい。ステップ2504では、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の視聴した部分を削除するように、ユーザから要求を受信し得る。例えば、ステップ2504は、削除プロンプトから、またはユーザと関連する個人化録画リストから、ユーザ選択を受信するステップを伴い得る。次いで、ステップ2506では、メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザと関連するユーザプロファイルを更新して、ユーザが削除することを選択した、録画した番組の時間量を反映し得る。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザが削除することを選択した、(例えば、図3および4のデータ構造300または400の中の)視聴した部分の開始および終了時間を保存し得る。代替として、メディアガイダンスアプリケーションは、(例えば、視聴した部分の構造(図2)の中の)視聴した部分の開始および終了時間を、(例えば、削除した部分の構造(図2)の中の)削除した部分の開始および終了時間に変更し得る。
【0136】
メディアガイダンスアプリケーションは、ステップ2508で、録画した番組が少なくとも1人の他のユーザと関連するかどうかを決定し得る。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、他のユーザのユーザプロファイルを検索して、録画した番組が別のユーザの録画した番組のリストにも記載されているかどうかを決定し得る。録画した番組が別のユーザと関連しないことをメディアガイダンスアプリケーションが決定した場合、録画した番組の視聴した部分は、他の誰かによる視聴のために保持される必要はない。したがって、ステップ2510では、メディアガイダンスアプリケーションは、削除のために録画した番組の視聴した部分全体にフラグを付け得る。次いで、過程2500は、ステップ2512に移動して終了し得る。
【0137】
過程2500のステップ2508に戻って、録画した番組が少なくとも1人の他のユーザと関連することをメディアガイダンスアプリケーションが決定した場合、過程2500は、ステップ2514に続き得る。ステップ2514では、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組に関連するユーザのうちのいずれかが、その録画が削除されないことを要求したかどうかを決定し得る。いくつかの実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、これらの他のユーザのユーザプロファイルを検索して、この録画した番組に対する削除優先順位設定を決定し得、削除優先順位設定に基づいて、ステップ2514の決定を行い得る。もし、ステップ2514で、別のユーザが、録画した番組が削除されないことを要求したとメディアガイダンスアプリケーションが決定した場合、過程2500は、ステップ2512に移動して終了し得る。
【0138】
もし、ステップ2514で、代わりに、別のユーザが、録画した番組が維持されることを要求していないとメディアガイダンスアプリケーションが決定した場合、過程2500はステップ2516に移動し得る。ステップ2516では、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組と関連するユーザの全員によって削除のために選択された、録画した番組の視聴した部分の一部を決定し得る。視聴した部分の一部は、視聴した部分全体と同じくらいであり得、または視聴した部分のうちのどれでもないくらい小さくあり得る。次いで、ステップ2518で、メディアガイダンスアプリケーションは、削除のために録画した番組の視聴した部分の一部にフラグを付けてもよく、ステップ2512では、過程2500が終了し得る。
【0139】
図25の過程2500のステップは例示的にすぎないことを理解されたい。本発明の範囲から逸脱することなく、ステップのうちのいずれかが除去され、組み合わされ、修正され得、または任意の新しいステップが追加され得る。
【0140】
先述の内容は、録画した番組の視聴した部分を削除するためのシステムおよび方法を説明する。当業者であれば、限定よりもむしろ例証の目的で提示される、説明した実施形態以外によって、本発明が実践され得ることを理解するであろう。
【技術分野】
【0001】
本発明は、概して、録画した番組を管理するステップに関し、より具体的には、録画した番組の視聴した部分を削除するステップに関する。
【背景技術】
【0002】
デジタルビデオレコーダ(DVR)、パーソナルビデオレコーダ(PVR)、および他のローカルまたは遠隔記憶システムが、広く利用可能である。これらの記憶システムは、テレビ番組または映画等の、任意の好適な種類のメディアコンテンツを記憶するために使用され得る。いくつかの種類のメディアコンテンツは、長い上映時間を有する場合があり、かつ記憶システムの中の大量の空間を利用する場合がある。例えば、ユーザが、記憶システム上に、3時間の高解像度(HD)映画またはドキュメンタリーを録画する場合がある。記憶システム上で利用可能な有限量の記憶空間により、そのような空間を消費するメディアコンテンツは、記憶デバイス上に記憶することができる他の番組の数を限定する場合がある。したがって、記憶デバイス上の空間を効率的に利用するためのシステムおよび方法を提供することが望ましいであろう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
したがって、記憶デバイスから録画した番組の視聴した部分を削除するためのシステムおよび方法が提供される。視聴した部分は、録画制御アプリケーションによって識別され、削除され得る。録画制御アプリケーションは、記憶デバイスの録画制御または他の録画に基づいた機能性(例えば、録画した番組の再生または録画した番組の削除)を提供するために好適である、任意のアプリケーションであり得る。いくつかの実施形態では、録画制御アプリケーションは、双方向番組ガイドの等の双方向メディアガイダンスアプリケーションである。限定ではなく明確にする目的で、本明細書で開示される種々の実施形態は、双方向メディアガイダンスアプリケーションによって提供されるものとして説明される。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明のいくつかの実施形態では、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組と関連する動作を実施するように、ユーザから命令を受信し得る。双方向メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の一部分が視聴されたことを決定し得、かつ視聴した部分を決定し得る。視聴した部分の少なくとも一部は、双方向メディアガイダンスアプリケーションによって、削除のためにフラグを付けられ得る。次いで、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、適切な時に、視聴した番組のフラグ付き部分を削除し得る。
【0005】
一実施形態では、ユーザによって命令される動作は、録画した番組と関連するリスト項目を選択またはハイライトすることであり得る。例えば、リスト項目は、記憶デバイス上に記憶された番組のリストの一部であり得る。リスト中の記憶された番組のタイトルを提供することに加えて、双方向メディアガイダンスアプリケーションはまた、各番組の長さおよびユーザによって視聴された各番組の量の表示を表示し得る。録画した番組のリスト項目を選択するユーザ要求の受信に応じて、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、選択された番組の一部分が視聴されたかどうかを決定し得、もしそうであれば、視聴した部分を決定し得る。次いで、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、番組情報表示画面に、番組の説明を提供し得、番組情報表示画面は、そのような視聴した部分が識別され得る時に、録画した番組の視聴した部分を削除するオプションを含む。削除オプションのユーザ選択の受信に応じて、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、削除のために録画した番組の視聴した部分の少なくとも一部分にフラグを付ける。
【0006】
随意で、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、視聴した部分を削除するオプションのユーザ選択に応答して、録画した番組の更新したリストを提供し得る。更新したリストは、録画した番組が短縮されたことを示す、録画した番組の更新したリスト項目を含み得る。例えば、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、視聴した部分の削除後に、録画した番組の長さの表示を表示し得る。
【0007】
本発明の別の実施形態では、ユーザによって命令される動作は、録画した番組の一般選好設定であり得る。例えば、一般選好設定は、特定の種類(例えば、ドキュメンタリー)または質(例えば、高解像度)であり、あるいは記憶デバイス上の記憶空間が所定のレベルを下回る時に別の基準に基づく、録画した番組の視聴した部分を自動的に削除する設定であり得る。したがって、番組が録画されている時に、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、記憶空間が所定のレベルを下回ったことを決定し得、かつ、削除のためにフラグを付けるように、視聴した部分を伴う録画した番組を自動的に識別し得る。
【0008】
本発明のさらに別の実施形態では、ユーザによって命令される動作は、録画した番組が再生されている間に録画した番組を停止または一時停止するユーザ要求であり得る。双方向メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組における現在の視聴位置で、録画した番組の再生を停止または一時停止するユーザ要求を受信し得る。現在の視聴位置でのユーザ一時停止または停止コマンドに応答して、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、これまで視聴された、録画した番組の部分を決定し得る。例えば、該部分は、録画した番組の開始時に、またはユーザが番組を見始めた番組中の点から始まってもよく、かつ現在の視聴位置に実質的に対応する位置で終了し得る。加えて、メディアガイダンスアプリケーションは、現在の視聴位置で録画した番組のフレーム上に重ねられる削除プロンプトオーバーレイ等の、削除プロンプトを表示し得る。削除プロンプトは、これまで視聴された、録画した番組の該部分を削除するように、ユーザを促し得る。プロンプトへのユーザ応答の受信に応じて、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、記憶デバイスからの削除のために視聴した部分にフラグを付け得る。
【0009】
いくつかの実施形態では、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、画像またはビデオ情報(例えば、プレビュー)を提供して、部分的に視聴されたビデオを削除するかどうか、またはどこを削除するかを決定するのにユーザに役立ち得る。例えば、1つのそのような実施形態では、削除のために提案されているビデオの部分の最後のN(例えば、30)秒を実質的に描写する、ビデオループプレビューがユーザに提供される。別のそのような実施形態では、削除のために提案されている部分の後に発生する、次のN秒のビデオを示す、ビデオループプレビューがユーザに表示される。画像またはビデオ情報は、例えば、削除プロンプトの中に表示され得、または、一時停止または停止したビデオの静止フレームの代わりに表示され得る。
【0010】
典型的には、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、一時停止または停止コマンドが受信された点で、録画した番組の該部分の削除を停止する。しかしながら、他の実施形態では、削除した部分の他の終点が選択され得る。例えば、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、一時停止または停止点の前の録画した番組の中の所定の時間量(例えば、3分)で、あるいは、最新のコマーシャルの時間またはチャプター/場面終了の終了時に、録画した番組の削除を停止し得る。これは、例えば、ユーザが現れるもののコンテキストを確立することができるように、一時停止点からのビデオの後続視聴時に、ユーザが巻き戻し得る、少量のビデオを提供する。さらに他の実施形態では、削除のために促される部分の終点は、録画した番組を見ながらユーザによって発行される早送りおよび巻き戻しコマンドに基づいて選択され得る。例えば、削除のために促される部分は、ユーザが録画した番組を早送りし始めた点で終了し得る。代替として、ユーザが番組の第1の部分を見て、次いで、「ここまで見た」点の前にある点まで番組を巻き戻した場合、削除のために促される番組の部分は、番組が巻き戻された点で終了し得る。これらの実施形態では、ユーザがリアルタイム速度で視聴した、録画した番組の連続部分のみが、視聴した部分を削除するユーザ指示に応答して記憶デバイスから削除される。
【0011】
双方向メディアガイダンスアプリケーションは、マルチユーザ能力を有し得る。いくつかの実施形態では、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、双方向メディアガイダンスアプリケーションの各ユーザに対するユーザプロファイルを維持し得る。各ユーザプロファイルは、ユーザと関連する録画した番組のリストを含み得る。例えば、リストは、ユーザプロファイルに記憶された選好に基づいて自動的に録画された番組、ユーザがアプリケーションにログインしていた間に、手動で録画が予定された番組、またはユーザによってお気に入りとしてマークされた番組を含み得る。ユーザプロファイルはまた、リスト中の録画した番組のそれぞれについて、ユーザが視聴した、録画した番組の部分に関する表示を含み得る。例えば、ユーザプロファイルは、それぞれ、ユーザが録画した番組を見始めた時、および見るのを止めた時を示す、開始時間および終了時間を記録しておいてもよい。
【0012】
ユーザプロファイルを使用して、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザのうちの1人が録画した番組の一部または全体を削除することを選択すると、録画した番組の部分を選択的に削除し得る。ユーザのうちの1人が、そのユーザと関連する録画した番組の一部または全体を削除することを選択すると、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組が別のユーザと依然として関連するならば、録画した番組を削除しなくてもよい。したがって、他のユーザは、依然として番組を視聴することが可能となり、知らないうちに、または明白なコマンドなしで番組が削除されることについて心配する必要がない。
【0013】
いくつかのシナリオでは、録画した番組と関連する他のユーザもまた、録画した番組の少なくとも一部分を削除することを選択している場合がある。録画した番組の一部または全体を削除することを選択するユーザに応じて、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、削除のために、番組と関連するユーザの全てが削除することを選択した、録画した番組の部分にフラグを付け得る。例えば、録画した番組が2人のユーザと関連する場合、録画した番組が第2のユーザのために維持されているため、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、第1のユーザが録画した番組の視聴した部分を削除することを選択すると、録画した番組のいずれの部分にもフラグを付けない、または削除しなくてもよい。次いで、第2のユーザが録画した番組全体を削除することを選択した場合、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、第1のユーザによって視聴された部分にフラグを付けるか、または削除し得る(この部分が両方のユーザによって削除されたため)。
【0014】
いくつかの実施形態では、番組の部分が削除され得ることを第1のユーザが示すが、番組の該部分が第2のユーザのために(部分的または完全に)維持されるべきであることを双方向メディアガイダンスアプリケーションが検出すると、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、第1のユーザに関する削除のために削除またはマークされたものとして、該部分をタグ付けし得る。前者の場合、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、実際には、コンテンツが第2のユーザのためにハードドライブ上で依然として維持されている時に、削除コマンドが実行されかのように第1のユーザに見せてもよい。後者の場合、番組の該部分は、第1および/または第2のユーザによって、削除のためにマークされたものとして見なされ得るが、明確に依然として利用可能である。いずれの場合にしても、少なくとも2つの異なる数が、利用可能なハードドライブ空間についてユーザに提供され得、例えば、「空いている」および「録画に利用可能である」であり、後者は、典型的には前者以下である。
【0015】
タグ付けおよびマーキングも、視聴した部分の一部が削除のためにフラグを付けられたことを、メディアガイダンスアプリケーションがユーザに知らせるための2つの方法を指す。本明細書で使用されるような、削除のために録画した番組の部分に「フラグを付けるステップ」とは、録画した番組が、記憶デバイスからの削除のために、待ち行列に入れられるかもしれない、入れられる、入れられた、または入れられているという、任意の種類の指示を指し得る。例えば、録画した番組の部分にフラグを付けるために、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の該部分が削除されるかもしれない、削除される、または削除された、あるいはメディアガイダンスアプリケーションが削除のために該部分を待ち行列に入れてもよいという指示を記憶し得る。一部分にフラグを付けるステップは、該部分が、削除のために待ち行列に入れられるかもしれない、入れられる、入れられた、または入れられていることをユーザに視覚的に知らせるステップを伴っても、伴わなくてもよい。メディアガイダンスアプリケーションがユーザに知らせる場合、メディアガイダンスアプリケーションは、上記で説明されるタグ付けまたはマーキング方法論、あるいは任意の他の好適な技法を使用し得る。
例えば、本願発明は以下の項目を提供する。
(項目1)
録画した番組の部分を削除するための方法であって、
録画した番組と関連する動作を実施するようにユーザから命令を受信するステップと、
該録画した番組の部分が視聴されたことを決定するステップと、
該録画した番組の視聴した部分を決定するステップと、
削除のために該録画した番組の視聴した部分の一部にフラグを付けるステップと
を含む、方法。
(項目2)
前記録画した番組の視聴した部分のフラグ付き部分を削除するステップをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記視聴した部分の一部にフラグを付けるステップは、該視聴した部分の一部が削除されたことを前記ユーザに示すステップを含む、項目1に記載の方法。
(項目4)
前記視聴した部分の一部は、該視聴した部分の一部が実際に削除される前に、削除されているものとして前記ユーザに示される、項目3に記載の方法。
(項目5)
前記視聴した部分の一部にフラグを付けるステップは、該視聴した部分の一部が削除されることを前記ユーザに示すステップを含む、項目1に記載の方法。
(項目6)
前記フラグを付けるステップは、前記視聴した部分の一部が削除されたこと、または削除されることを前記ユーザに示すことなく実施される、項目1に記載の方法。
(項目7)
前記命令は、番組の視聴した部分を削除するステップに関係する一般選好設定であり、前記削除のために前記番組の視聴した部分の一部にフラグを付けるステップは、前記ユーザとの対話の関数である、項目1に記載の方法。
(項目8)
前記視聴した部分のフラグ付き部分は、視聴した部分全体である、項目1に記載の方法。
(項目9)
前記録画した番組は、他のユーザと関連し、前記視聴した部分のフラグ付き部分は、該録画した番組の視聴した部分および該他のユーザによって視聴された該録画した番組の部分のうちの小さいほうである、項目1に記載の方法。
(項目10)
前記視聴した部分のフラグ付き部分の長さの表示を表示するステップをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目11)
前記視聴した部分のフラグ付き部分によって使用されるディスク空間の割合の表示を表示するステップをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目12)
前記ユーザから命令を受信するステップは、前記録画した番組の前記ユーザからの選択を受信するステップを含む、項目1に記載の方法。
(項目13)
前記ユーザから命令を受信するステップは、少なくとも1つの他の録画した番組の前記ユーザからの選択を受信するステップをさらに含み、前記方法は、
視聴された該他の録画した番組の部分を決定するステップと、
削除のために該少なくとも1つの他の録画した番組の視聴した部分の一部にフラグを付けるステップと
をさらに含む、項目12に記載の方法。
(項目14)
前記録画した番組の視聴した部分と前記少なくとも1つの他の録画した番組の視聴した部分との両方の前記フラグ付き部分を削除するステップをさらに含む、項目13に記載の方法。
(項目15)
フラグを付けられている前記視聴した部分の一部は、前記録画した番組が別のユーザと関連するかどうかの関数であり、前記方法はさらに、
別のユーザと関連しない場合に、該録画した番組のフラグ付き部分を削除するステップを含む、
項目1に記載の方法。
(項目16)
前記録画した番組の視聴した部分の一部にフラグを付けるステップは、前記ユーザが削除することを決定した該録画した番組の量を記録しておくステップを含む、項目1に記載の方法。
(項目17)
前記削除のために前記録画した番組の視聴した部分の一部にフラグを付けるステップは、システム記憶の使用量の統計を更新するステップを含む、項目1に記載の方法。
(項目18)
前記方法はさらに、前記録画した番組を再生するステップを含み、
前記録画した番組と関連する動作を実施するようにユーザから命令を受信するステップは、該録画した番組における現在の視聴位置で、ユーザから停止または一時停止コマンドを受信するステップを含む、
項目1に記載の方法。
(項目19)
前記フラグを付けるステップは、前記録画した番組のための記憶デバイスの中に残存している記憶空間の量が、所定のレベルを下回るかどうかの関数である、項目1に記載の方法。
(項目20)
前記フラグを付けるステップは、前記録画した番組のための記憶デバイス上に記憶されている番組の数の関数である、項目1に記載の方法。
(項目21)
前記フラグを付けるステップは、前記録画した番組の視聴した部分の一部が、少なくとも所定の長さであるかどうかの関数である、項目1に記載の方法。
(項目22)
前記フラグを付けるステップは、前記録画した番組が、少なくとも所定のジャンルであるかどうかの関数である、項目1に記載の方法。
(項目23)
前記フラグを付けるステップは、前記録画した番組と関連する削除優先順位設定の関数である、項目1に記載の方法。
(項目24)
前記フラグを付けるステップは、前記録画した番組と関連する録画品質の関数である、項目1に記載の方法。
(項目25)
前記録画した番組の現在の視聴位置に基づいて、前記視聴した部分の一部の終了時間を選択するステップをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目26)
前記終了時間は、前記現在の視聴位置の前の所定の時間量である、項目25に記載の方法。
(項目27)
前記終了時間は、前記現在の視聴位置の前の最新の場面、チャプター、またはコマーシャルの時間の終了に対応する、項目25に記載の方法。
(項目28)
前記視聴した部分を決定するステップは、前記録画した番組の再生中に前記ユーザから受信される早送りまたは巻き戻しコマンドの関数である、項目1に記載の方法。
(項目29)
前記視聴した部分を決定するステップは、前記録画した番組の視聴した部分に、再生中に前記ユーザが早送りしたコマーシャルに対応する該録画した番組の部分を含むステップを含む、項目1に記載の方法。
(項目30)
他の番組と関連する動作を実施するステップをさらに含み、前記録画した番組の視聴した部分の一部は、該他の番組と関連する動作の結果としてフラグを付けられる、項目1に記載の方法。
(項目31)
録画した番組の部分を削除するためのシステムであって、
表示デバイスと、
ユーザ入力デバイスと、
録画した番組を記憶するための記憶デバイスと、
少なくとも部分的にユーザ機器上で実装される双方向アプリケーションであって、
該ユーザ入力デバイスから、録画した番組と関連する動作を実施するためのユーザからの命令を受信することと、
録画した番組の部分が視聴されたことを決定することと、
該録画した番組の視聴した部分を決定することと、
削除のために該録画した番組の視聴した部分の一部にフラグを付けることと
を行うように構成されている、双方向アプリケーションと
を備えている、システム。
(項目32)
前記双方向アプリケーションは、前記記憶デバイスから前記録画した番組の視聴した部分のフラグ付き部分を削除するようにさらに構成されている、項目31に記載のシステム。
(項目33)
前記双方向アプリケーションは、前記視聴した部分の一部が削除されたことを前記表示デバイス上で前記ユーザに示すようにさらに構成されている、項目31に記載のシステム。
(項目34)
前記視聴した部分の一部は、該視聴した部分の一部が実際に削除される前に、削除されているものとして前記ユーザに示される、項目33に記載のシステム。
(項目35)
前記双方向アプリケーションは、前記視聴した部分の一部が削除されることを前記表示デバイス上で前記ユーザに示すようにさらに構成されている、項目31に記載のシステム。
(項目36)
前記視聴した部分の一部は、該視聴した部分の一部が削除されたこと、または削除されることを前記ユーザに示すことなくフラグを付けられる、項目31に記載のシステム。
(項目37)
前記命令は、番組の視聴した部分を削除するステップに関係する一般選好設定であり、前記双方向アプリケーションは、前記ユーザとの対話に基づいて該視聴した部分の一部にフラグを付ける、項目31に記載のシステム。
(項目38)
前記視聴した部分のフラグ付き部分は、視聴した部分全体である、項目31に記載のシステム。
(項目39)
前記録画した番組は、他のユーザと関連し、前記視聴した部分のフラグ付き部分は、該録画した番組の視聴した部分および該他のユーザによって視聴された該録画した番組の部分のうちの小さいほうである、項目31に記載のシステム。
(項目40)
前記双方向アプリケーションは、前記視聴した部分のフラグ付き部分の長さの表示を前記表示デバイス上で表示するようにさらに構成されている、項目31に記載のシステム。
(項目41)
前記双方向アプリケーションは、前記視聴した部分のフラグ付き部分によって使用されるディスク空間の割合の表示を前記表示デバイス上で表示するようにさらに構成されている、項目31に記載のシステム。
(項目42)
前記ユーザから受信される前記命令は、前記録画した番組の該ユーザからの選択を含む、項目31に記載のシステム。
(項目43)
前記ユーザから受信される前記命令は、少なくとも1つの他の録画した番組の該ユーザからの選択をさらに含み、前記双方向アプリケーションは、
視聴された該他の録画した番組の部分を決定し、
削除のために該少なくとも1つの他の録画した番組の視聴した部分の一部にフラグを付けるようにさらに構成されている、
項目42に記載のシステム。
(項目44)
前記双方向アプリケーションは、前記録画した番組の視聴した部分と前記少なくとも1つの他の録画した番組の視聴した部分との両方の前記フラグ付き部分を削除するようにさらに構成されている、項目43に記載のシステム。
(項目45)
フラグを付けられている前記視聴した部分の一部は、前記録画した番組が別のユーザと関連するかどうかの関数であり、前記双方向アプリケーションは、
別のユーザと関連しない場合に、該録画した番組のフラグ付き部分を削除するようにさらに構成されている、
項目31に記載のシステム。
(項目46)
前記双方向アプリケーションは、前記ユーザが削除することを決定した前記録画した番組の量を記録しておくようにさらに構成されている、項目31に記載のシステム。
(項目47)
前記双方向アプリケーションは、システム記憶の使用量の統計を更新して、前記録画した番組の視聴した部分の一部が削除のためにフラグを付けられたことを反映するようにさらに構成されている、項目31に記載のシステム。
(項目48)
前記双方向アプリケーションは、前記録画した番組を再生するようにさらに構成され、
前記ユーザから受信される前記命令は、該録画した番組における現在の視聴位置において該ユーザから受信される停止または一時停止コマンドを含む、
項目31に記載のシステム。
(項目49)
前記双方向アプリケーションは、前記録画した番組のための記憶デバイスの中に残存している記憶空間の量が、所定のレベルを下回るかどうかに基づいて、前記視聴した部分の一部にフラグを付けるように構成されている、項目31に記載のシステム。
(項目50)
前記双方向アプリケーションは、前記録画した番組のための記憶デバイス上に記憶されている番組の数に基づいて、前記視聴した部分の一部にフラグを付けるように構成されている、項目31に記載のシステム。
(項目51)
前記双方向アプリケーションは、前記録画した番組の部分の一部が、少なくとも所定の長さであるかどうかに基づいて、前記視聴した部分の一部にフラグを付けるように構成されている、項目31に記載のシステム。
(項目52)
前記双方向アプリケーションは、前記録画した番組が、少なくとも所定のジャンルであるかどうかに基づいて、前記視聴した部分の一部にフラグを付けるように構成されている、項目31に記載のシステム。
(項目53)
前記双方向アプリケーションは、前記録画した番組と関連する削除優先順位設定に基づいて、前記視聴した部分の一部にフラグを付けるように構成されている、項目31に記載のシステム。
(項目54)
前記双方向アプリケーションは、前記録画した番組と関連する録画品質に基づいて、前記視聴した部分の一部にフラグを付けるように構成されている、項目31に記載のシステム。
(項目55)
前記双方向アプリケーションは、前記録画した番組の現在の視聴位置に基づいて、前記視聴した部分の一部の終了時間を選択するようにさらに構成されている、項目31に記載のシステム。
(項目56)
前記終了時間は、前記現在の視聴位置の前の所定の時間量である、項目55に記載のシステム。
(項目57)
前記終了時間は、前記現在の視聴位置の前の最新の場面、チャプター、またはコマーシャルの時間の終了に対応する、項目55に記載のシステム。
(項目58)
前記双方向アプリケーションは、前記録画した番組の再生中に前記ユーザから受信される早送りまたは巻き戻しコマンドに基づいて、前記視聴した部分を決定するようにさらに構成されている、項目31に記載のシステム。
(項目59)
前記双方向アプリケーションは、前記録画した番組の視聴した部分に、再生中に前記ユーザが早送りしたコマーシャルに対応する該録画した番組の部分を含むようにさらに構成されている、項目31に記載のシステム。
(項目60)
前記双方向アプリケーションは、他の番組と関連する動作を実施するようにさらに構成され、前記録画した番組の視聴した部分の一部は、該他の番組と関連する動作の結果としてフラグを付けられる、項目31に記載のシステム。
(項目61)
録画した番組の複数部分を削除するための装置であって、
録画した番組と関連する動作を実施するようにユーザから命令を受信する手段と、
該録画した番組の部分が視聴されたことを決定する手段と、
該録画した番組の視聴した部分を決定する手段と、
削除のために該録画した番組の視聴した部分の一部にフラグを付ける手段と
を備えている、装置。
(項目62)
前記録画した番組の視聴した部分のフラグ付き部分を削除する手段をさらに備えている、項目61に記載の装置。
(項目63)
前記視聴した部分の一部にフラグを付ける手段は、前記視聴した部分の一部が削除されたことを前記ユーザに示す手段を備えている、項目61に記載の装置。
(項目64)
前記視聴した部分の一部は、該視聴した部分の一部が実際に削除される前に、削除されているものとして前記ユーザに示される、項目63に記載の装置。
(項目65)
前記視聴した部分の一部にフラグを付ける手段は、前記視聴した部分の一部が削除されることを前記ユーザに示す手段を備えている、項目61に記載の装置。
(項目66)
前記視聴した部分の一部は、該視聴した部分の一部が削除されたこと、または削除されることを前記ユーザに示すことなくフラグを付けられる、項目61に記載の装置。
(項目67)
前記命令は、番組の視聴した部分を削除するステップに関係する一般選好設定であり、前記フラグを付ける手段は、前記ユーザとの対話に基づいて、該視聴した部分の一部にフラグを付ける手段を備えている、項目61に記載の装置。
(項目68)
前記視聴した部分のフラグ付き部分は、視聴した部分全体である、項目61に記載の装置。
(項目69)
前記録画した番組は、他のユーザと関連し、前記視聴した部分のフラグ付き部分は、該録画した番組の視聴した部分および該他のユーザによって視聴された録画した番組の部分のうちの小さいほうである、項目61に記載の装置。
(項目70)
前記視聴した部分のフラグ付き部分の長さの表示を表示する手段をさらに備えている、項目61に記載の装置。
(項目71)
前記視聴した部分のフラグ付き部分によって使用されるディスク空間の割合の表示を表示する手段をさらに備えている、項目61に記載の装置。
(項目72)
前記ユーザから命令を受信する手段は、前記録画した番組の該ユーザからの選択を受信する手段を備えている、項目61に記載の装置。
(項目73)
前記ユーザから命令を受信する手段は、少なくとも1つの他の録画した番組のユーザからの選択を受信する手段をさらに備え、前記装置は、
視聴された該他の録画した番組の部分を決定する手段と、
削除のために該少なくとも1つの他の録画した番組の視聴した部分の一部にフラグを付ける手段と
をさらに備えている、項目72に記載の装置。
(項目74)
前記録画した番組の視聴した部分と前記少なくとも1つの他の録画した番組の視聴した部分との両方の前記フラグ付き部分を削除する手段をさらに備えている、項目73に記載の装置。
(項目75)
前記フラグを付けられている視聴した部分の一部は、前記録画した番組が別のユーザと関連するかどうかの関数であり、前記装置は、
別のユーザと関連しない場合に、該録画した番組のフラグ付き部分を削除する手段をさらに備えている、
項目61に記載の装置。
(項目76)
前記録画した番組の視聴した部分の一部にフラグを付ける手段は、前記ユーザが削除することを決定した該録画した番組の量を記録しておく手段を備えている、項目61に記載の装置。
(項目77)
前記削除のために前記録画した番組の視聴した部分の一部にフラグを付ける手段は、システム記憶の使用量の統計を更新する手段を備えている、項目61に記載の装置。
(項目78)
前記装置は、前記録画した番組を再生する手段をさらに備え、
前記録画した番組と関連する動作を実施するようにユーザから命令を受信する手段は、該録画した番組における現在の視聴位置においてユーザから停止または一時停止コマンドを受信する手段を備えている、
項目61に記載の装置。
(項目79)
前記フラグを付ける手段は、前記録画した番組のための記憶デバイスの中に残存している記憶空間の量が、所定のレベルを下回るかどうかに基づいて、前記視聴した部分の一部にフラグを付ける手段を備えている、項目61に記載の装置。
(項目80)
前記フラグを付ける手段は、前記録画した番組のための記憶デバイス上に記憶されている番組の数に基づいて、前記視聴した部分の一部にフラグを付ける手段を備えている、項目61に記載の装置。
(項目81)
前記フラグを付ける手段は、前記録画した番組の視聴した部分の一部が、少なくとも所定の長さであるかどうかに基づいて、該視聴した部分の一部にフラグを付ける手段を備えている、項目61に記載の装置。
(項目82)
前記フラグを付ける手段は、前記録画した番組が、少なくとも所定のジャンルであるかどうかに基づいて、前記視聴した部分の一部にフラグを付ける手段を備えている、項目61に記載の装置。
(項目83)
前記フラグを付ける手段は、前記録画した番組と関連する削除優先順位設定に基づいて、前記視聴した部分の一部にフラグを付ける手段を備えている、項目61に記載の装置。
(項目84)
前記フラグを付ける手段は、前記録画した番組と関連する録画品質に基づいて、前記視聴した部分の一部にフラグを付ける手段を備えている、項目61に記載の装置。
(項目85)
前記録画した番組の現在の視聴位置に基づいて、前記視聴した部分の一部の終了時間を選択する手段をさらに備えている、項目61に記載の装置。
(項目86)
前記終了時間は、前記現在の視聴位置の前の所定の時間量である、項目85に記載の装置。
(項目87)
前記終了時間は、前記現在の視聴位置の前の最新の場面、チャプター、またはコマーシャルの時間の終了に対応する、項目85に記載の装置。
(項目88)
前記視聴した部分を決定する手段は、前記録画した番組の再生中に前記ユーザから受信される早送りまたは巻き戻しコマンドに基づいて、該視聴した部分を決定する手段を備えている、項目61に記載の装置。
(項目89)
前記視聴した部分を決定する手段は、前記録画した番組の視聴した部分に、再生中に前記ユーザが早送りしたコマーシャルに対応する該録画した番組の部分を含む手段を備えている、項目61に記載の装置。
(項目90)
他の番組と関連する動作を実施する手段をさらに備え、前記録画した番組の視聴した部分の一部は、該他の番組と関連する動作の結果としてフラグを付けられる、項目61に記載の装置。
【図面の簡単な説明】
【0016】
本発明の上記および他の側面および利点は、添付図面と併せて解釈される、以下の発明を実施するための形態を考慮すると明白となり、図中、類似参照文字は、全体を通して類似部品を指す。
【図1】図1は、本発明の実施形態による、例示的な双方向メディア配信システムの簡略化ブロック図である。
【図2】図2は、本発明の実施形態による、録画した番組のリストを維持するための例示的なデータ構造である。
【図3】図3および図4は、本発明の実施形態による、ユーザプロファイルを維持し、特定の録画した番組を各ユーザに関連付けるための例示的なデータ構造である。
【図4】図3および図4は、本発明の実施形態による、ユーザプロファイルを維持し、特定の録画した番組を各ユーザに関連付けるための例示的なデータ構造である。
【図5】図5は、本発明の実施形態による、録画した番組のリストを示す、例示的な録画リスト表示画面である。
【図6】図6および図7は、本発明の種々の実施形態による、録画した番組の番組説明を提供する、例示的なメディアガイダンス情報表示画面である。
【図7】図6および図7は、本発明の種々の実施形態による、録画した番組の番組説明を提供する、例示的なメディアガイダンス情報表示画面である。
【図8】図8は、本発明の実施形態による、ユーザが録画した番組のうちの1つの視聴した部分を削除することを選択した後に、図5からの録画した番組のリストを示す、例示的な録画リスト表示画面である。
【図9】図9は、本発明の実施形態による、削除のために、図5のリスト中の録画した番組のうちの1つ以上の視聴した部分を選択するための、例示的な録画リスト表示画面である。
【図10】図10は、本発明の実施形態による、ユーザが視聴した、録画した番組の部分の表示を維持するための例示的な過程のフローチャートである。
【図11】図11は、本発明の実施形態による、ユーザが実質的にリアルタイム速度で視聴した、録画した番組の部分の表示を維持するための例示的な過程のフローチャートである。
【図12】図12は、本発明の実施形態による、削除のために、少なくとも1つの録画した番組の視聴した部分にフラグを付けるための例示的な過程のフローチャートである。
【図13】図13および図14は、本発明の種々の実施形態による、一時停止コマンドの受信に応じて表示される、削除プロンプトオーバーレイを伴う例示的な表示画面である。
【図14】図13および図14は、本発明の種々の実施形態による、一時停止コマンドの受信に応じて表示される、削除プロンプトオーバーレイを伴う例示的な表示画面である。
【図15】図15および図16は、本発明の種々の実施形態による、停止コマンドの受信に応じて表示される、削除プロンプトオーバーレイを伴う例示的な表示画面である。
【図16】図15および図16は、本発明の種々の実施形態による、停止コマンドの受信に応じて表示される、削除プロンプトオーバーレイを伴う例示的な表示画面である。
【図17】図17は、本発明の実施形態による、録画した番組の視聴した部分の削除に関係する一般選好設定を構成するための例示的な設定画面である。
【図18】図18は、本発明の実施形態による、録画した番組の再生が停止または一時停止された時に、削除のために、録画した番組の視聴した部分にフラグを付けるための例示的な過程のフローチャートである。
【図19】図19および図20は、本発明の種々の実施形態による、削除プロンプトを提供するかどうかを決定するための例示的な過程のフローチャートである。
【図20】図19および図20は、本発明の種々の実施形態による、削除プロンプトを提供するかどうかを決定するための例示的な過程のフローチャートである。
【図21】図21−24は、本発明の実施形態による、録画した番組の個人化リストを伴う録画リスト表示画面である。
【図22】図21−24は、本発明の実施形態による、録画した番組の個人化リストを伴う録画リスト表示画面である。
【図23】図21−24は、本発明の実施形態による、録画した番組の個人化リストを伴う録画リスト表示画面である。
【図24】図21−24は、本発明の実施形態による、録画した番組の個人化リストを伴う録画リスト表示画面である。
【図25】図25は、本発明の実施形態による、録画した番組が複数のユーザと関連する場合に、削除のために、録画した番組の視聴した部分の一部にフラグを付けるための例示的な過程のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1は、本発明の一実施形態による、例示的な双方向メディアシステム100を示す。ユーザ機器110が、通信経路122上でメディアソース120から信号の形態でメディアを受信する。実践では、複数のメディアソース120およびユーザ機器110があり得るが、図面を過剰に複雑にすることを回避するために、それぞれの1つだけが図1に示されている。
【0018】
メディアソース120は、例えば、ケーブルシステムヘッドエンド、衛星メディア配信設備、メディア放送設備、インターネットプロトコルテレビジョン(IPTV)ヘッドエンド、オンデマンドサーバ(例えば、VODサーバ)、ウェブサイト、(例えば、オンラインゲーム用の)ゲームサービスプロバイダ、スイッチドデジタルビデオ(SVD)システム(例えば、SVDマネージャ、エッジリソースマネージャ、およびエッジQAMサブシステムを備える)、あるいはメディアを発信または配信するための任意の他の好適な設備またはシステム等の、任意の好適なメディアソースであり得る。メディアソース120は、例えば、衛星経路、光ファイバ経路、ケーブル経路、インターネット経路、あるいは任意の他の好適な有線または無線経路を含む、任意の好適な通信経路122上で信号を伝送するように構成され得る。信号は、例えば、テレビ番組、ゲーム、音楽、ニュース、ウェブサービス、ビデオ、または任意の他の好適なメディア等の、任意の好適なメディアを運び得る。いくつかの実施形態では、メディアソース120は、例えば、ユーザ機器110またはVODサーバで実装される、双方向メディアガイダンスアプリケーションからの要求を実行するための制御回路を含み得る。
【0019】
ユーザ機器110は、双方向メディア体験を提供するために好適な任意の機器を含み得る。ユーザ機器110は、テレビ等のテレビ機器、セットトップボックス、録画デバイス、ビデオプレーヤ、ユーザ入力デバイス、または双方向メディア体験を提供するために好適な任意の他のデバイス等を含み得る。例えば、ユーザ機器110は、Motorola,Inc.提供のDCT 2000、2500、5100、6208、または6412セットトップボックスを含み得る。いくつかの実施形態では、ユーザ機器110は、テレビカード付きパーソナルコンピュータ(PCTV)等のコンピュータ機器を含み得る。いくつかの実施形態では、ユーザ機器110は、例えば、ゲームシステム(例えば、X−Box、PlayStation、またはGameCube)等のホームシアター消費者電子デバイス、または、携帯型DVDプレーヤ、携帯型ゲーム機、携帯電話、PDA、音楽プレーヤ(例えば、MP3プレーヤ)等の携帯型消費者電子デバイス、あるいは任意の他の好適なホームシアターまたは携帯型ビデオデバイス(例えば、Apple Inc.(San Jose, CA)からのiPod Touch)を含み得る。
【0020】
図1の実施例では、ユーザ機器110は、少なくとも、別個のデバイスとして、または単一デバイスとして実装され得る、制御回路116、表示デバイス112、およびユーザ入力デバイス114を含む。ユーザ機器110は、随意で、別個のデバイスとして、または単一デバイスとして実装され得る、録画デバイス118を含み得る。双方向メディアガイダンスアプリケーションは、表示デバイス112上に表示される、メディアのユーザへのメディアガイダンス機能を提供するように、ユーザ機器110上に実装され得る。いくつかの実施形態では、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、双方向テレビジョンアプリケーション、またはユーザにメディア特徴を提供するための任意の他のアプリケーションであり得、またはそれらを含み得る。
【0021】
表示デバイス112は、例えば、テレビのモニタ、コンピュータのモニタ、またはユーザ機器110に組み込まれたディスプレイ(例えば、携帯電話または携帯型音楽プレーヤのディスプレイ)等の、任意の好適なデバイスであり得る。表示デバイス112は、経路122上でメディアソース120によって伝送されるメディア、または録音デバイス118からのメディアを表示する。表示デバイス112はまた、音声の出力を提供するように構成され得る。
【0022】
ユーザ入力デバイス114は、双方向メディアガイダンスアプリケーションと連動するための任意の好適なデバイスであり得る。例えば、ユーザ入力デバイス114は、リモートコントロール、キーボード、マウス、タッチパッド、タッチスクリーン、または音声認識インターフェースであり得る。ユーザ入力デバイス114は、任意の好適な通信リンクを使用して、ユーザ機器110および制御回路116と通信し得る。例えば、ユーザ入力デバイス114は、赤外線(IR)、無線周波数、Bluetooth、無線(例えば、802.11)、有線、または任意の他の好適な通信リンクを使用し得る。ユーザ入力デバイス114によって受信される情報は、ソース選択コマンドまたはガイダンスアプリケーションナビゲーションコマンドとして分類され得る。ソース選択コマンドは、チャンネル変更選択、ビデオオンデマンド選択、デジタルビデオレコーダ選択、またはユーザが現在視聴しているコンテンツとは異なるコンテンツをユーザに視聴させる任意の好適な選択を含み得る。ユーザが現在視聴しているコンテンツは、表示デバイス112上に現在表示されているコンテンツとして定義され得る。ガイダンスアプリケーションナビゲーションコマンドは、ユーザが双方向メディアガイダンスアプリケーションに表示される情報を変更することを可能にする、任意の好適なコマンドを含み得る。
【0023】
制御回路116は、入力デバイス114からユーザ入力を受信し、双方向メディアガイダンスアプリケーションの命令を実行するように適合される。制御回路116は、1つ以上のチューナ(例えば、アナログまたはデジタルチューナ)、エンコーダおよびデコーダ(例えば、MPEGデコーダ)、プロセッサ(例えば、Motorola 68000系プロセッサまたはMIPS系プロセッサ)、メモリ117(例えば、RAMおよびハードディスク)、通信回路(例えば、ケーブルモデム回路)、入力/出力回路(例えば、画像回路)、ユーザ機器110の種々のデバイスへの接続、ならびに、アナログまたはデジタルメディアプログラミング、番組録画、および双方向メディアガイダンス機能を提供するための任意の他の好適な構成要素を含み得る。いくつかの実施形態では、制御回路116は、例えば、ディスプレイ112または任意の他のデバイス(例えば、セットトップボックス、テレビ、およびビデオプレーヤ)の一部等の、ユーザ機器110のデバイスのうちの1つの一部として含まれ得る。制御回路116は、アプリケーションを実行する時に使用するためのランダムアクセスメモリを含み得る。不揮発性メモリも、起動ルーチンまたは他の命令を記憶するために使用され得る。他の実施形態では、双方向メディアガイダンスアプリケーション命令は、他の好適な独立型ハードウェアで実行され得る。
【0024】
録画デバイス118は、パーソナルビデオレコーダ(PVR)、デジタルビデオレコーダ(DVR)、ビデオカセットレコーダ(VCR)、DVDレコーダ、コンパクトディスクレコーダ、あるいは任意の他の好適な録画デバイスまたは記憶デバイスであり得る。いくつかの実施形態では、録画デバイス118は、双方向メディアシステム100の他の構成要素によって録画または提供される、コンテンツまたはデータを記憶または録画するための記憶デバイスであり得る。
【0025】
録画デバイス118の中のハードディスクおよび他の記憶部が、データベースをサポートするために使用され得る。例えば、録画デバイス118は、録画した番組のメディアガイダンス情報のデータベースをサポートし得る。メディアガイダンス情報は、各録画した番組のタイトルと、各録画した番組の長さと、ユーザによって視聴された、各録画した番組の量とを含み得る。録画デバイス118の中のハードディスクまたは他の記憶部はまた、テレビ番組またはビデオオンデマンドコンテンツ、あるいは録画デバイス118に提供される他のコンテンツ等の、メディアを録画するために使用され得る。
【0026】
いくつかの実施形態では、録画デバイス118は、IR通信回路、またはリモートコントロールと(例えば、ユーザ入力デバイス114と)通信するための他の好適な通信回路を含み得る。録画デバイス118はまた、専用ボタンと、フロントパネルディスプレイとを含み得る。フロントパネルディスプレイは、例えば、録画デバイスが同調されている現在のチャンネルを表示するために使用され得る。
【0027】
いくつかの実施形態では、録画デバイス118は、ユーザ機器110の外側に位置するネットワーク録画デバイス(例えば、ネットワークDVRシステムの一部)であり得る。いくつかの実施形態では、ネットワーク録画デバイスは、(例えば、ケーブル設備のヘッドエンドにおける)コンテンツソース120、データソース124、(例えば、第2の録画デバイス、または家庭用コンピュータ上のハードドライブとしての)ユーザ機器110、インターネットサーバ(図示せず)、または任意の他の好適なデバイスに組み込まれてもよい。いくつかの実施形態では、ネットワーク録画デバイスは、独立型デバイス(例えば、商用ネットワーク録画デバイス、あるいは家庭内または近隣ネットワーク内のDVRデバイス)であり得る。ネットワーク録画デバイスは、ユーザ機器110の複数のインスタンスのうちのいずれかで実装される双方向メディアガイダンスアプリケーションから、録画を行うよう命令を受信し得る。
【0028】
いくつかの実施形態では、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、クライアント/サーバアプローチを伴うユーザに、機能を提供し得る。ユーザ機器110の各インスタンスに対する1つのサーバ、ユーザ機器110の複数のインスタンスに対する1つのサーバがあり得、または、単一のサーバがユーザ機器110の各インスタンスに対するプロキシとしての機能を果たし得る。
【0029】
ユーザ機器110は、1つ以上のデータソース124から双方向メディアガイダンスアプリケーションデータを受信し得る。データソース124は、特定の種類のメディアまたは特定のアプリケーションに対するデータを提供し得る。例えば、1つのデータソース124は、非オンデマンドメディア(例えば、非有料およびペイパービュー番組)に対するデータを提供し得、別のデータソースは、オンデマンドメディア(例えば、VOD番組)に対するデータを提供し得る。または、例えば、単一のデータソースが、これらの種類のデータの両方を提供し得る。例えば、1つのデータソース124は、双方向メディアガイダンスアプリケーションに対するデータを提供し得る。別のデータソース124は、例えば、別の双方向アプリケーションに対するデータを提供し得る(例えば、ホームショッピングアプリケーション、ならびにスポーツの得点、株価、ニュースデータ、および天気データ等のリアルタイムデータ)。いくつかの実施形態では、データソース124は、クライアント/サーバアプローチを使用して、双方向メディアガイダンスアプリケーションにデータを提供し得る。1つのデータソースにつき1つのサーバ、全てのデータソースに対する1つのサーバがあり得、またはいくつかの実施形態では、単一のサーバが、ユーザ機器110と種々のソース124との間のプロキシとして通信し得る。そのような実施形態では、データソース124は、オンラインメディアガイダンスアプリケーションの命令を実行するための制御回路を含み得る。1つのデータソース124は、双方向メディアガイダンスアプリケーションにガイドデータを提供し得る。一実施形態では、データソース124によって提供されるガイドデータは、周期的に、制御回路116のメモリ117に部分的(例えば、更新される)または全体的にダウンロードされ得る。ガイドデータは、番組リスト項目、または任意の他の好適なガイドデータを含み得る。
【0030】
図1は、別個の要素として、メディアソース120およびデータソース124を示す。実践では、それらの機能性は、組み合わせられ、単一の施設における単一のシステム、または複数の設備における複数のシステムから提供され得る。例えば、1つのメディアソース120およびデータソース124は、VODコンテンツおよび関連VODデータを提供するように組み合わせられ得る。
【0031】
ユーザ機器110等の任意の好適な数のユーザ機器が、メディアソース120およびデータソース124に接続され得るが、図を過剰に複雑にすることを防ぐために、ユーザ機器の1つのインスタンスしか図1に示されていない。複数のユーザの機器は、ケーブルテレビネットワーク、衛星テレビネットワーク、ローカルエリアネットワーク(LAN)、無線ネットワーク、インターネット(例えば、DOCSISモデムを使用する)、または任意の他の好適な手段を使用して、メディアソース120およびデータソース124に接続され得る。いくつかの実施形態では、複数のユーザの機器は、任意の好適な手段を使用して、相互に接続され得る。
【0032】
ユーザ機器110の各インスタンスは、1人のユーザまたは複数のユーザと関連付けられ得る。例えば、ユーザ機器110は、典型的には単一のユーザによって操作される、個人デバイス(例えば、携帯電話)であり得、または複数のユーザ(例えば、家族)によって操作される、共有メディア機器(例えば、テレビジョンシステム)であり得る。いくつかのシナリオでは、ユーザは、ユーザ機器110の複数のインスタンス等の、ユーザ機器の複数のインスタンスを有し得る。
【0033】
以下で説明される実施形態は、放送デジタルまたはアナログテレビジョンシステムにおける録画を指し得るが、本発明のシステムおよび方法は、任意の好適なメディアシステム(例えば、無線周波数放送、ケーブル、衛星、オンデマンド、およびIPTVシステム)で、任意の好適なビデオまたは音声コンテンツ(例えば、オンデマンドまたは録画されたコンテンツ、およびオーディオブック)とともに使用され得ることを明確に理解されたい。
【0034】
図2は、録画デバイス118(図1)上に記憶された番組のメディアガイダンス情報を組織化し、記憶するための例示的なデータ構造を示す。具体的には、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、データ構造200の形式を使用して、メモリ117(図1)の中または録画デバイス118上のデータベースの中で、メディアガイダンス情報を維持し得る。双方向メディアガイダンスアプリケーションは、図5−9および図13−17(以下で説明される)に示された表示画面を提供する等、ユーザに録画した番組のガイダンス機能性(および本明細書で説明される削除機能)を提供するように、データベースからメディアガイダンス情報を取り出し得る。データ構造200は、録画デバイス118(図1)に記憶された番組のうちのいくつかまたは全てを示す、録画した番組のリスト210を含む。例えば、録画した番組のリスト210は、「New York: A Documentary Film」と題された、録画した番組に対するリスト項目212を含み得る。
【0035】
録画した番組のリスト210の中の各リスト項目は、そのリスト項目と関連する番組に関する付加的なメディア情報へのリンクを含み得る。「New York: A Documentary Film」に対するリスト項目212は、例えば、番組情報構造220が維持される、録画デバイス118の中のメモリ場所へのアドレスを記憶し得る。番組情報構造220は、タイトル222、番組の長さ224、ジャンル226、録画品質228、および削除優先順位230等の、関連する録画した番組に関する種々の情報の任意のもの、ならびに録画した番組に関する任意の他の好適な情報を提供し得る。番組情報構造220はまた、関連番組に関するさらなる情報を提供する、他のリストまたは構造へのリンクを含み得る。例えば、番組情報構造220は、チャプター/場面リスト240を指し示し得る、チャプター/場面リンク232を含み得る。チャプター/場面リスト240は、場面またはチャプター変更が録画した番組の中で発生する、録画した番組の中の位置の表示を含み得る(例えば、チャプター/場面変更の録画した番組の中での時間量、またはチャプター/場面が始まる録画デバイス118(図1)内のメモリ場所)。場面またはチャプター変更の場所は、データソース124(図1)から受信され得、および/またはユーザによって選択され得る。テレビ番組については、チャプター/場面リスト240は、コマーシャルの時間の開始および/または終了の表示を含み得る。
【0036】
いくつかの実施形態では、番組情報構造220は、視聴した部分のリンク234を含み得る。視聴した部分のリンク234は、視聴した部分の構造250のメモリ場所へのポインタまたはインデックスを含む。視聴した部分の構造250は、1対以上の開始時間および終了時間を含み得る。開始時間とは、録画した番組の中での時間(例えば、分単位で)、録画デバイス118の中のメモリ場所、またはユーザが録画した番組を見始めた、録画した番組の中の点の任意の他の表現を指し得る。終了時間とは、録画した番組の中での時間(例えば、分単位で)、録画デバイス118の中のメモリ場所、またはユーザが録画した番組を見るのを止めた、録画した番組の中の点の任意の他の表現を指し得る。視聴した部分の構造250の中の情報に基づいて、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の中のどの複数部分をユーザがすでに視聴したかを記録しておいてもよい。具体的には、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、視聴時間の総量と、視聴された、録画した番組の複数部分とを決定するために、開始時間および終了時間を使用し得る。図1で提供された例示的な開始および終了時間について、視聴した部分の構造250は、ユーザが、「New York: A Documentary Film」の最初の118分(例えば、0分から118分まで)、ならびに録画した番組の128分から146分を見たことを示す。番組の118分と128分との間の時間は、(例えば、「次のチャプター」または「次の場面」コマンドを使用して)ユーザによって飛ばされた番組の部分を表し得る。他のシナリオでは、118分と128分との間の時間は、代わりに、ユーザによって早送りされ、したがって、実質的にリアルタイム速度で視聴されなかった番組の部分を表し得る。
【0037】
双方向メディアガイダンスアプリケーションは、任意の好適なアプローチを使用して、録画した番組のどの部分がユーザによって視聴されたかを記録しておいてもよい。例えば、視聴した部分の構造250を開始および終了時間とリンクする代わりに、メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザによって視聴された、録画した番組の中の最も遠い全体点(例えば、図2の146分)、または視聴の途切れなしでユーザによって視聴された、録画した番組の中の最も遠い点(例えば、図2の118分)に対応する、番組情報構造220の中の単一の時間またはメモリアドレスを記憶し得る。さらに他の実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザによって視聴された、録画した番組の割合を記憶し得る。
【0038】
いくつかの実施形態では、番組情報構造220は、削除した部分のリンク236を含む。削除した部分のリンク236は、削除した部分の構造が、削除のために選択された、またはフラグを付けられた、録画した番組の部分の開始および終了時間を含むことを除いて、視聴した部分の構造250と同様である、削除した部分の構造を指し示し得る。他の実施形態では、削除した部分のリンク236を提供する代わりに、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の「開始」に対応する、番組情報構造220の中の単一の時間またはメモリアドレスを記憶し得る。つまり、ユーザが録画した番組の開始部分(例えば、以前に視聴した部分)を削除することを選択する、シナリオでは、メディアガイダンスアプリケーションは、削除が終了する、録画した番組の中の点を記録しておいてもよい。メディアガイダンスアプリケーションは、録画デバイス118からの削除のために選択された、またはフラグを付けられた、録画した番組の部分を実際に削除しても、しなくてもよい(例えば、削除は、別のユーザによる該部分の未決解放であり得る)。
【0039】
本発明の他の実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、1つ以上のチャプターがユーザによって削除のために選択されたことを示すように、チャプター/場面構造240から(または番組情報構造220からリンクされた別のそのような構造から)、1つ以上のチャプター/場面表示を削除し得る。具体的には、録画した番組の一部分を削除するユーザ要求に応答して、メディアガイダンスアプリケーションは、削除のために選択されたチャプター/場面を反映するために、チャプター/場面構造240の中のリスト項目を更新し得る。したがって、削除した部分のリンク236からリンクされた、削除した部分の構造においてメディアガイダンス情報を追加するのではなく、メディアガイダンスアプリケーションは、データ構造200からメディアガイダンス情報を削除することができる。録画した番組の中の残りのチャプターを全て削除するユーザコマンドに応答して、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組のリスト210からその録画した番組を除去する。種々の実施形態では、他のフラグ付け方法論を含む、番組の削除および/または視聴した部分を示すための種々の代替方法論が使用され得る。
【0040】
いくつかの実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、メディアガイダンスアプリケーションの各ユーザに対するカスタマイズされた録画リストを維持し得る。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、各ユーザに対して図2のリスト210と同様の個人化リストを維持し得る。各個人化リストは、そのユーザにとって興味深いかもしれない番組を含む(例えば、ユーザによって録画が予定された、またはユーザのために自動的に録画された番組)。メディアガイダンスアプリケーションは、そのユーザに対するユーザプロファイルの中で、録画した番組の個人化リストを維持し得る。メディアガイダンスアプリケーションは、例えば、録画デバイス118(図1)の中のデータベースに、ユーザプロファイルを保存し得る。図3および4は、そのようなデータベースの中でユーザプロファイルを維持するために使用され得る、例示的なデータ構造を示す。
【0041】
ユーザプロファイルデータ構造300および400は、それぞれ、2人のユーザ、JohnおよびJaneの個人化情報を記憶するために使用される、形式を図示する。ユーザプロファイルデータ構造300および400は、JohnおよびJaneと関連する種々の情報のうちのいずれかを維持するために使用され得る。例えば、データ構造300は、Johnの名前および年齢を記憶するように名前312および年齢314を含む、ユーザ情報構造310を含み得る。データ構造400は、Janeの名前および年齢についての情報を伴う名前412および年齢414を含む、ユーザ情報構造410を含み得る。構造310および410はさらに、それぞれ、JohnおよびJaneと関連する他の個人化リストへのリンクまたはインデックスを含み得る。これらのリストは、例えば、各ユーザのお気に入りジャンル(例えば、アクション、ホラー、またはサイエンスフィクション)を示すリストを指し示し得る、お気に入りジャンルのリンク316および416と、各ユーザのお気に入りテレビ番組、テレビの連続番組、映画、または任意の他の種類の番組コンテンツを示すリストを指し示し得る、お気に入り番組のリンク318および418と、それぞれ、録画した番組のリスト330および430を指し示す、録画した番組のリンク320および420を含む。
【0042】
録画した番組のリスト330および430はそれぞれ、それぞれのユーザが関心を持っている、録画した番組のリストであり得る。例えば、リスト330に記載された番組は、Johnのために明示的または自動的に録画された番組であり得、リスト430に記載された番組は、Janeのために明示的または自動的に録画された番組であり得る。したがって、メディアガイダンスアプリケーションは、異なる録画した番組を異なるユーザと関連付けるために、録画した番組のリスト330および430を使用する。この実施例では、両方のユーザが、同じ番組を録画することを選択している場合がある、または、両方のユーザのためにメディアガイダンスアプリケーションに同じ番組を自動的に録画させた、同様の関心を両方のユーザが持つ場合があるため、同じ番組が両方のリスト330および430に現れ得る(例えば、「The Office」および「New York: A
Documentary Film」)。
【0043】
録画した番組のリスト330および430は、リスト210(図2)と同様の特徴を有し得る。具体的には、リスト330および430の中の各リスト項目は、関連番組に関するさらなる情報へのポインタまたはインデックスを含み得る。これらのリストに記憶された情報のうちのいくらかは、ユーザに特有であり得る。例えば、JohnおよびJaneの両方が「The Office」と関連付けられていても、「The Office」に対するそれぞれの番組情報構造は、各ユーザにとっての「The Office」の重要性を示すように、異なる削除優先順位を有し得る(例えば、決して自動的に削除しない設定、各録画した番組が維持されるべき時間の長さの設定、および他の録画した番組に対する各録画した番組に対する削除優先順位の設定)。それぞれのチャプター/場面リストは、いくつかのシナリオにおいて、各ユーザの番組のお気に入り部分を表し得る、各ユーザによってマークされた異なる場所を示し得る。それぞれの視聴した部分の構造は、録画した番組のどの部分を各ユーザが視聴したかを示す、異なる開始および停止時間を記載し得る。それぞれの削除した部分の構造は、録画した番組のどの部分を各ユーザが視聴したかを示す、異なる開始および停止時間を記載し得る。各ユーザの録画した番組のリストに関連して提供される、任意の他の好適な情報も、各ユーザ特有であり得、ユーザ特有の情報のうちのいずれかは、ユーザによって直接選択される、またはユーザに関する情報を使用してメディアガイダンスアプリケーションによって自動的に生成される、情報に基づいて、ユーザに対してカスタマイズされ得る。
【0044】
メディアガイダンスアプリケーションは、図3および4に示されたものに加えて、またはそれらの代わりに、任意の他の好適な情報を維持し得る。例えば、データ構造310および410は、JohnおよびJaneの他の人口統計学的情報(例えば、性別、所得水準)への情報またはリンクと、他のユーザ選好情報(例えば、ユーザ特有の評定情報)と、カスタマイズされたガイダンスアプリケーション設定(例えば、カスタマイズされた背景色、音声認識システムに対する音声プロファイル)とを含み得る。メディアガイダンスアプリケーションは、上記で説明されるように、各ユーザの録画した番組のリストに、ユーザにとって興味深いかもしれない録画を追加するために、各ユーザプロファイルの中の情報を使用し得る。
【0045】
本発明のいくつかの実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザに、1つ以上の録画した番組の視聴した部分を削除することを選択する能力を提供し得る。メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザに、1つ以上の録画した番組を選択し、ユーザがすでに視聴した、1つ以上の番組の一部分を削除する能力を提供し得る。このインターフェースは、ユーザがもはや必要としない、録画した番組の一部分をユーザが除去することを有利に可能にし得、それにより、ユーザが録画に関心を持っている新しい番組のために、録画デバイス118(図1)上の空間を解放する。例えば、ユーザは、ユーザが一度見たいだけのドキュメンタリー番組を録画している場合がある。ドキュメンタリー番組は、長くてもよい(例えば、90、120、180、または240分)。したがって、ドキュメンタリーは、ユーザのDVRまたは他の記憶デバイス上の大量の記憶空間を占める場合があり、ユーザは、複数の期間でドキュメンタリーを視聴したい場合がある。したがって、本発明の実施形態は、ユーザが、すでに視聴されたドキュメンタリー番組の一部分を容易かつ便利に削除することを可能にする。
【0046】
図5は、ユーザが、録画デバイス118(図1)から録画した番組の視聴した部分を削除するのを選択することを可能にする、ユーザインターフェースの一実施形態を図示する、録画リスト表示画面500を示す。録画リスト表示画面500は、番組情報領域510と、広告520と、表示画面情報領域530と、リスト540とを含み得る。表示画面情報領域530は、リスト540の録画した番組がDVRベースの記憶システムからであることを示す。録画リスト表示画面500は、録画デバイス118がデジタルビデオレコーダを含む実施形態を示すが、録画デバイス118が別の種類のローカルまたは遠隔記憶システム(例えば、遠隔サーバ、パーソナルビデオレコーダ、音楽プレーヤ)を含む実施形態に対して、同一または同様の特徴を伴う表示画面が提供され得る。
【0047】
双方向メディアガイダンスアプリケーションは、記憶空間インジケータ532等のシステム記憶の使用量の統計を情報領域530の中に表示し得る。記憶空間インジケータ532は、録画デバイス118(図1)上に現在記憶されている録画した番組によって使用された、記憶空間の量を示す。図5の実施例について、記憶空間インジケータ532は、番組を記憶するために利用可能な記憶空間の23%が満杯であることを示す。記憶空間インジケータ532は、現在使用されている録画デバイス118の中の記憶空間の量を示すように、任意の他の形態を成し得る。例えば、他の実施形態では、記憶空間インジケータ532は、依然として利用可能な空間の割合、または、利用可能な全記憶空間の量と対比した、空いている、または満杯である記憶空間の量(例えば、メガバイト単位で)の比率を表示し得る。いくつかの実施形態、特に、複数ユーザの実施形態では、記憶空間インジケータ532は、全ての空き容量と利用可能な空き容量とに対応する、少なくとも2つの値を表示し得、後者は、現在利用可能である空き容量の量を反映し、前者は、全ての未決削除要求(例えば、録画した番組のフラグ付き部分)が処理されると利用可能になる、空き容量の量を反映する。
【0048】
図5は、録画デバイス118(図1)上に記憶された録画した番組の少なくとも一部に対するリスト項目を伴うリスト540を示す。メディアガイダンスアプリケーションは、例えば、図2のデータ構造200を使用して、録画デバイス118上のデータベースに記憶されたメディアガイダンス情報にアクセスし、処理することによって、リスト540を生成し得る。リスト540は、5つの異なる録画した番組(例えば、図2の録画した番組のリスト210に示された最初の5つの録画した番組)に対する5つのリスト項目を有するものとして、図5に示されている。しかしながら、これは例示的にすぎず、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、所与の時に任意の好適な数のリスト項目を表示し得る。録画リスト表示画面500上で利用可能な空間よりも多くの録画した番組が録画デバイス118に含まれる時に、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、表示をスクロールすることによって、付加的なリスト項目が閲覧され得ることを示す、矢印534を提供し得る。(例えば、図1のユーザ入力デバイス114からの)矢印534のユーザ選択の受信に応じて、メディアガイダンスアプリケーションは、リスト540の中のリスト項目を更新して、録画デバイス118上に記憶された異なる録画した番組を表し得る。
【0049】
リスト540の中のリスト項目に提示されるメディア情報は、3つのカラムに配設される。カラム560は、各録画した番組のタイトルを示し、カラム580は、各録画した番組の全長を示し、カラム570は、ユーザによって視聴された、各録画した番組の量を(分単位で)示す。(例えば、カラム570または580の中の)表示された長さは、(放送としての)番組の実際の長さ、または番組を記憶するために使用される時間の総量を指し得る。例えば、30分のホームコメディについて、表示された長さは、「30分」であり得るか、または(例えば、バッファリング目的で)ホームコメディの前および/後に付加的なコンテンツが録画されるか場合にはより長くあり得る。
【0050】
メディアガイダンスアプリケーションは、任意の好適なアプローチを使用して、カラム570の中に表示する時間量を決定することができる。視聴した部分の構造250(図2)によって図示されるように、「New York: A Documentary Film」は、2つの別個の視聴した部分(例えば、0分から128分の間、および138分から146分の間)を有する。したがって、一実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、リスト項目550のカラム570の中に最初の視聴した部分(例えば、118分)の終了時間を表示することができる。このアプローチは、表示された時間量が、ユーザが最初から視聴した番組の連続した時間(分)をユーザに知らせるため、有利であり得る。他の実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、最後の視聴した部分(例えば、146分)の終了時間を表示し得る。さらに他の実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、各視聴した部分の長さを加えることによって、合計視聴時間(分)を決定し得、かつカラム570の中にこの合計視聴時間(分)を表示し得る(例えば、136分)。
【0051】
録画リスト表示画面500を散乱させることを防ぐために、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、全く視聴されていない録画した番組に対して、カラム570の中に空白の入力を表示し得る。例えば、「The Office」に対するリスト項目545は、これまでユーザによっていずれの持続時間にわたっても視聴されなかったものであり得る。したがって、リスト項目545は、カラム570に空白の入力を有するものとして図5に示されている。他の実施形態では、空白の入力を表示するよりもむしろ、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、リスト項目545のカラム570の中に「0分」、「0」、「X」、または任意の他の記号を表示して、これらのリスト項目が、視聴した部分がない録画した番組と関連することを示し得る。
【0052】
随意で、カラム570の中に視聴された時間量を表示する代わりに、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の視聴されていない時間量を表示し得る。例えば、これらの実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、「New York:
A Documentary Film」に対するリスト項目550の中に「122分」を、「South Park」に対するリスト項目の中に「0分」を表示し得る。このように、メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザが依然として見たい番組の残りの時間量をユーザに知らせ得る。
【0053】
図5の表示画面500は、リスト540の中の各リスト項目について、視聴した時間の量および録画した番組の時間の総量を表す2つの入力(分単位で)を含む。しかしながら、これは例示的にすぎない。メディアガイダンスアプリケーションは、この情報を表すための任意の他の記号または形式を使用し得る。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、異なる時間単位(例えば、時間)を使用して時間量を表示し得、またはメディアガイダンスアプリケーションは、ユーザが録画した番組の複数の別個の部分を視聴した場合に複数の時間量を表示し得る。いくつかの実施形態では、ユーザが視聴した、録画した番組の時間量を表示するよりもむしろ、メディアガイダンスアプリケーションは、輸送制御バーと外観が同様の視聴時間バー(図示せず)を提供し得る。視聴時間バーは、録画した番組の全長を表し得、異なる色、記号、またはパターンを使用して、視聴した部分と視聴していない部分とを区別し得る。いくつかのシナリオでは、録画した番組の一部分が削除され得、したがって、時間バーはまた、(例えば、削除した部分を黒または中空として描写することによって)削除した部分を視聴した部分および視聴していない部分と視覚的に区別し得る。いくつかの実施形態では、番組をトリックプレイする(例えば、番組を停止する、一時停止する、巻き戻す、または早送りする)場合に典型的に表示される実際の輸送バーは、番組の一部分が削除された場合に、欠落したコンテンツを表すように修正され得る。これは、元の番組の全長を反映するが、削除した部分を、視聴したが存在する部分および視聴していない部分と区別する輸送バーを示すことによって表され得る。
【0054】
リスト540の中のリスト項目は、双方向性であり得る。具体的には、メディアガイダンスアプリケーションは、リスト540の中のリスト項目のうちの1つ以上のユーザ選択を受信するように構成され得、かつ1つ以上のリスト項目のユーザ選択の受信に応じて動作を実施し得る。メディアガイダンスアプリケーションは、リスト項目を直接クリックすることによって、またはハイライト領域536を所望のリスト項目まで移動させることによって、ユーザがリスト項目を選択することを可能にし得る。特定のリスト項目をハイライトするためにハイライト領域536を使用するユーザ指示の受信に応じて、メディアガイダンスアプリケーションは、特定のリスト項目の周囲のハイライト領域536を表示し、番組情報領域510の中の対応する番組に関する付加的な情報を提供し得る。図5に図示された実施例について、ハイライト領域536は、リスト項目550をハイライトしており、したがって、「New York: A Documentary Film」に関する情報が番組情報領域510に表示される。情報は、タイトル、初回放送日、初回放送時間、番組を提供した番組または放送局、または録画した番組に関する任意の他の好適な情報(例えば、データソース124(図1)から入手可能な任意の情報、データ構造200(図2)を使用して録画デバイス118上のデータベースに記憶された任意の情報)等の、任意の好適なメディアガイダンス情報を含み得る。いくつかの実施形態では、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、1つ以上の録画した番組の一部分を迅速に削除するためのユーザ選択可能なオプションを含み得る。例えば、図5では、選択されると、ハードディスク上に現在記憶されている1つ、一部、または全ての番組の視聴した部分を削除する(またはフラグを付ける)ことによって、ハードディスク上の空間を節約するためのオプションをユーザに提供する、「スペースセーバ」オプション535が、情報領域530内に提供され得る。
【0055】
番組情報領域510の中のメディアガイダンス情報は、実際の番組の長さを示す、番組長さのインジケータ512を含み得る。番組情報領域510はまた、ユーザによって視聴された番組の長さを示す、視聴した部分のインジケータ514と、ユーザによって視聴されていない番組の長さを示す、残りの部分のインジケータ516とを含み得る。したがって、このシナリオでは、視聴した部分のインジケータ514および残りの部分のインジケータ516に表示される、組み合わせた長さは、番組長さのインジケータ512の番組長さに等しい。いくつかのシナリオでは、番組長さのインジケータ512および視聴した部分のインジケータ514は、それぞれ、現在ハイライトされているリスト項目のカラム580および570に対応し得る。他の実施形態では、番組長さのインジケータ512および視聴した部分のインジケータ514が、番組の長さを指し得る一方で、カラム570および/または580は、図1の録画デバイス118上に記憶された録画の長さを指し得る(例えば、番組および/またはコマーシャルの前および/または後のバッファ時間を含む)。以下で明白となるように、この後者のアプローチは、表示画面500が、最初に放送されたような実際の番組に関する完全な情報(例えば、番組情報領域510から)、ならびに録画した番組の長さについての情報(例えば、リスト540から)を提供するため、有利であり得る。
【0056】
メディアガイダンスアプリケーションは、録画リスト表示画面500の中に広告を提供し得る。例えば、広告520は、録画リスト表示画面500の右上隅にあることが図5で示されているが、1つ以上の広告が、録画リスト表示画面500の中の任意の他の好適な場所で提供され得る(例えば、リスト540内の埋め込み広告として)。広告520ならびに任意の他の広告は、将来のテレビ番組、メディアガイダンスアプリケーションを通してオンライン注文され得るアイテム、ペイパービュー番組、オンデマンド番組、あるいは任意の他の好適な製品またはサービス等の、種々のサービスまたは製品のうちのいずれかを宣伝し得る。いくつかの実施形態では、広告520のコンテンツは、ハイライト領域536によってハイライトされる、録画した番組に関係し得、かつハイライト領域536が1つのリスト項目から別のリスト項目へ移動させられるにつれて変化し得る。他の実施形態では、広告520のコンテンツは、ハイライト領域536によってハイライトされるリスト項目とは無関係であり得、かつ録画リスト表示画面500が表示されている限り定位置にとどまってもよく、または周期的に(例えば、ローリング様式で)変化し得る。
【0057】
リスト540の中のリスト項目のユーザ選択の受信に応じて(例えば、特定のリスト項目がハイライト領域536によってハイライトされた時にユーザが「OK」キーを選択すると)、メディアガイダンスアプリケーションは、関連する録画した番組に関係する番組情報表示画面を提供し得る。リスト項目550と関連する録画した番組についての情報を提供する、例示的な番組情報表示画面が図6に示されている。番組情報表示画面600は、番組情報領域610と、広告620と、番組説明領域630と、オプション領域635とを含み得る。番組情報領域610は、図5の番組情報領域510と同様であり得、録画した番組に関係する、同一または同様の量の情報を提供し得る。番組説明領域630は、録画した番組についてのより詳細な情報を提供し得る。具体的には、番組説明領域630は、「New York: A Documentary Film」に関する番組説明、ならびに、番組に関与する俳優および/または女優、初回放送日または番組が撮影された年、および番組に対するMPAA評定等の、この番組に関する任意の他の入手可能な情報を提供し得る。
【0058】
番組情報表示画面600は、オプション640、642、644、646、648、650、および652を伴うオプション領域635を含み得る。メディアガイダンスアプリケーションは、例えば、ハイライト領域660を所望のオプションに移動させ、ユーザ入力デバイス114(図1)上の適切なボタンを選択することによって、または所望のオプションにマップされているユーザ入力デバイス114上の特定のボタンを押下することによって、ユーザがこれらのオプションのうちの1つを選択することを可能にし得る。メディアガイダンスアプリケーションは、オプション領域635の中のオプションのユーザ選択の受信に応じて、その大部分が録画した番組と関連付けられる異なる動作を実施する。例えば、オプション642のユーザ選択の受信に応じて、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の再生を開始し得、オプション644のユーザ選択の受信に応じて、メディアガイダンスアプリケーションは、番組のプレビューまたは予告編を表示し得る。メディアガイダンスアプリケーションは、オプション646の選択の受信に応じて、ユーザが録画した番組のペアレンタルコントロールロックを設定または変更することを可能にし得、メディアガイダンスアプリケーションは、オプション640のユーザ選択の受信に応じて、以前の表示画面(例えば、図5の録画リスト表示画面500)に戻り得る。
【0059】
メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の全体または一部を削除するための2つの異なる削除オプション、例えば、それぞれ、録画を削除するオプション648および視聴した部分を削除するオプション650を提供し得る。メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザが録画デバイス118(図1)から録画した番組全体を削除することを可能にするオプション648を提供し得る。メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザが、ユーザによって視聴された録画の1つ以上の部分のみを削除するのを選択することを可能にするオプション650を提供し得る。オプション650がハイライト領域660を使用してハイライトされるため、オプション650に関する情報が説明領域662の中に表示され得る。したがって、選択したオプション(例えば、オプション650)のユーザ確認に応答して、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の視聴した部分を削除し得る。
【0060】
メディアガイダンスアプリケーションは、リスト540(図5)からの録画した番組のユーザ選択の受信に先立って、または受信に応じて、あるいは視聴した部分を削除するオプション650のユーザ選択の受信に応じて、削除のために録画した番組の視聴した部分を決定し得る。いくつかの実施形態では、決定される視聴した部分は、視聴した部分のインジケータ614によって示される、録画した番組の複数部分に対応し得る。具体的には、メディアガイダンス情報のデータベース(例えば、図2のデータ構造200)を使用して、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の最初の118分に対応する「New York: A Documentary Film」の一部分を識別し得る。次いで、メディアガイダンスアプリケーションは、削除のために、録画デバイス118からの識別した部分にフラグを付け得る。
【0061】
他の実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、最初の視聴した部分以外の視聴した部分を削除のために識別し得る。例えば、いくつかの実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、図2で図示されるように、録画デバイス118の中のデータベースから、視聴した部分の開始および終了時間にアクセスし得、削除のためにフラグを付けるように、(最初の部分だけでなく)視聴した部分の全てを識別し得る。代替として、メディアガイダンスアプリケーションは、視聴した部分構造250(図2)の中の開始および終了時間を、チャプター/場面リスト240(図2)の中のチャプター/場面変更位置と比較し得、全チャプターまたは場面、あるいはコマーシャルの時間の終了までのコンテンツに対応する、視聴した部分の複数部を選択し得る。例えば、削除するために「New York: A Documentary Film」の最初の118分を選択するよりむしろ、メディアガイダンスアプリケーションは、削除のためにフラグを付けるように最初の93分(例えば、完全に見た最初の4つのチャプター)を選択し得る。
【0062】
図6を引き続き参照して、メディアガイダンスアプリケーションは、表示画面600の中に削除設定オプション652を提供し得る。削除設定オプション652のユーザ選択の受信に応じて、メディアガイダンスアプリケーションは、削除設定画面を表示し得る。削除設定画面は、録画した番組の視聴した部分の削除と関連する設定を変更する能力を含む、録画した番組の削除に関係する一般選好設定を変更する能力をユーザに提供し得る。例えば、削除設定画面は、視聴した部分を削除するオプション650のユーザ選択に応答して、視聴した部分の全てを削除する(または削除のためにフラグを付ける)か、録画した番組の第1の視聴した部分のみを削除するかを選択する能力を、ユーザに提供し得る。ユーザによって変更され得る設定の他の実施例、およびユーザがこれらの設定を変更することを可能にするための例示的な設定画面を、図17に関連して以下でさらに詳細に説明する。
【0063】
いくつかの実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、関連する録画した番組の少なくとも一部分が視聴された時のみ、視聴した部分を削除するオプション650を提供し得る。リスト540(図5)からの録画した番組のユーザ選択に先立って、またはそれに応じて、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、録画の少なくとも一部分がユーザによって視聴されたかどうかを決定し得る。メディアガイダンスアプリケーションは、録画の少なくとも一部分(例えば、240分のうちの118分)が視聴されたことをメディアガイダンスアプリケーションが決定すると、録画した番組の情報表示画面600を提供し得る。メディアガイダンスアプリケーションは、代わりに、メディアガイダンスアプリケーションが録画のいずれの部分も視聴されていないと決定すると、図7に示されたものと同様の表示画面を提供し得る。録画した番組の情報表示画面700は、例えば、図5のリスト項目545のユーザ選択の受信の結果として表示され得る。「The Office」がユーザによって全く視聴されていないため、メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザが録画した番組全体を削除するのを選択することを可能にする、オプション748のみを提供し得る。例えば、図7に示されるように、オプション748がハイライト領域760によって選択されると、説明領域762は、削除オプション748を選択することにより、録画した番組が削除されることをユーザに知らせる。
【0064】
ここで図8を参照すると、双方向メディアガイダンスアプリケーションによって提供され得る、録画リスト表示画面800が示されている。メディアガイダンスアプリケーションは、例えば、録画した番組(この実施例では「New York: A Documentary Film」)の視聴した部分を削除するユーザ入力に応じて、表示画面800を提示し得る。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、図6のオプション650のユーザ選択に応じて、録画リスト表示画面800を表示し得る。録画リスト表示画面800は、記憶空間インジケータ832が、視聴した部分の削除により、付加的な記憶空間が記憶デバイスにおいて利用可能であることを示すように更新されており、「New
York: A Documentary」の情報が、視聴した部分が削除されたことを反映するように更新されていることを除いて、録画リスト表示画面500(図5)と同じであり得る。具体的には、リスト項目850は、録画した番組が122分の長さを有することを示す。つまり、録画した番組の元の240分のうちの118分が削除されたため、録画した番組の122分のみが記憶デバイス上に残存し得る。いくつかの実施形態では、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、視聴した部分を実際には削除していなくてもよいが、それにもかかわらず視聴した部分が削除されたことを視聴者に示す、録画リスト項目表示画面800を提供し得る。
【0065】
番組情報領域810はまた、録画の視聴した部分が削除された、または削除のために選択されたことを反映するように更新され得る。録画についての完全情報を提供するために、番組情報領域810は、番組長さのインジケータ812を表示して、録画の元の長さ(例えば、あらゆる削除の前の放送時の長さ)を提供し得る。番組情報領域810はまた、録画デバイス118(図1)から削除された、録画した番組の量を示す、削除した部分のインジケータ814と、まだユーザによって視聴されていない、録画した番組の量を表示する、残りの部分インジケータ816とを含み得る。したがって、この実施例では、ユーザは、録画デバイス118上に残された録画した番組のいずれの部分も視聴しておらず、したがって、残りの部分のインジケータ816は、録画デバイス118上に残された録画のうちの122分全てが視聴されていないことを示す。他の実施形態では、番組情報領域810は、残りの部分インジケータ816に加えて、またはその代わりに、視聴した部分のインジケータ(図示せず)を含み得る。視聴した部分のインジケータは、視聴された残りの番組の量を示し得る。この実施例について、視聴した部分のインジケータは、(削除後の)残りの番組のいずれの部分もユーザによって視聴されていないことを示すように、ゼロに設定され得る。
【0066】
いくつかの実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザが複数の録画した番組の視聴した部分を一度に削除するのを選択することを可能にする、便利なインターフェースを提供し得る。メディアガイダンスアプリケーションは、例えば、図9の録画リスト表示画面900と同様の表示画面を提供し得る。
【0067】
録画リスト表示画面900は、図5のリスト540と同一または同様であり得る、リスト940を含み得る。例えば、リスト940は、両方とも、ユーザによってすでに視聴された部分を有する録画した番組と関連する、リスト項目950およびリスト項目955といった2つのリスト項目を含み得る。メディアガイダンスアプリケーションは、例えば、ユーザが複数のリスト項目を直接選択することを可能にすることによって、またはユーザが選択することを希望するリスト項目にわたって、ユーザがポインタをドラッグすることを可能にすることによって、ユーザがリスト940の中の削除する複数のリスト項目を選択することを可能にし得る。代替として、ユーザは、視聴した部分を削除させるための候補として、少なくとも部分的に削除された録画のみのリスト項目を、ユーザに提示する動作を呼び出す、スペースセーバオプション535(図5)を選択し得る。図9は、ユーザがリスト項目950およびリスト項目955を選択することの結果を示す。つまり、これら2つのリスト項目のユーザ選択に応じて、メディアガイダンスアプリケーションは、リスト項目950およびリスト項目955の両方の周囲にハイライト領域936を表示し得、かつ両関連番組についての情報を含むように番組情報領域910を更新し得る。番組情報領域910は、具体的には、「New York: A Documentary Film」および「South Park」についての概要情報を提供し得る。番組長さのインジケータ912は、2つの番組の組み合わせた長さを示し得、視聴した部分のインジケータ914は、視聴した部分の組み合わせた長さを示し得、残りの部分のインジケータ916は、視聴されていない、組み合わせた長さを示し得る。代替として、空間を節約するために、情報領域910は、全ての選択した番組のタイトルの代わりに、「複数のタイトルが選択されました」等の概要インジケータを含み得、次いで、全ての選択した番組について合併される概要数字(例えば、番組長さ、視聴した部分の長さ、および/または残りの部分の長さ)を提供する。これらのリスト項目がハイライトされると、ユーザは、例えば、ユーザ入力デバイス114(図1)上の「OK」または「削除」ボタンを押下することによって、メディアガイダンスアプリケーションで選択を確認し得る。
【0068】
図9のリスト項目950および955のユーザ確認の受信に応じて、メディアガイダンスアプリケーションは、オーバーレイ990を提供し得る。オーバーレイ990は、選択したリスト項目に対する複数の削除オプションを含み得る。例えば、オーバーレイ990は、録画を削除するオプション992と、視聴した番組を削除するオプション993と、録画の視聴した部分を削除するオプション994とを含み得る。録画を削除するオプション992のユーザ選択に応じて、メディアガイダンスアプリケーションは、削除のために、リスト項目950および955と関連する録画した番組にフラグを付け得る。この選択によって削除される量は、番組長さのインジケータ912によって反映される。
【0069】
視聴した番組を削除するオプション993のユーザ選択に応じて、メディアガイダンスアプリケーションは、それらの全体が視聴された全ての番組を削除し得る(またはフラグを付け得る)。代わりに、オプション994のユーザ選択が受信された場合、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の視聴した部分のみを削除するか、または削除のためにフラグを付ける。具体的には、メディアガイダンスアプリケーションは、リスト項目950と関連する録画の118分、およびリスト項目960と関連する録画の30分(例えば、番組全体)を削除する。この選択から削除される、録画の全長は、視聴した部分のインジケータ914によって反映される。ユーザが録画のいずれの部分も削除しないことを決定した場合、ユーザは、削除しないオプション996を選択し得、それは、「New York: A Documentary Film」または「South Park」のいずれの部分も削除することなく、メディアガイダンスアプリケーションにオーバーレイ990を除去させる。
【0070】
メディアガイダンスアプリケーションは、選択した番組のうちの少なくとも1つが視聴した部分を有することをメディアガイダンスアプリケーションが決定すると、オーバーレイ990の中に視聴した部分を選択するオプション994を提供し得る。そうでなければ、メディアガイダンスアプリケーションは、オーバーレイ990の中に録画を削除するオプション992のみを提供し得る。例えば、ユーザが削除のために「The Office」に対するリスト項目945のみを選択した場合、メディアガイダンスアプリケーションは、「The Office」がいずれの時間の長さにわたってもユーザによって視聴されていないことを決定し得、かつ視聴した部分のみを削除するオプションを伴わずにオーバーレイ990を提供し得る。一方で、ユーザが削除のためにリスト項目945およびリスト項目950を選択した場合、メディアガイダンスアプリケーションは、視聴した部分のみを削除するオプションをオーバーレイ990に提供し得る。この場合、視聴した部分のみを削除するオプションのユーザ選択を受信することにより、メディアガイダンスアプリケーションに、リスト項目950と関連する録画(例えば、「New York: A Documentary Film」)の視聴した部分を削除させるが、リスト項目945と関連する録画(例えば、「The Office」)には影響を及ぼさない。
【0071】
ここで図10−12を参照すると、視聴した部分構造250(図2)を更新するように、およびユーザ要求に応じて、削除のために録画の視聴した部分にフラグを付けるように、メディアガイダンスアプリケーションによって実行され得る、例示的な過程のフローチャートが示されている。これらのフローチャートは例示的にすぎず、本発明の範囲から逸脱することなく、種々のフローチャートのステップが修正され、組み合わされ、除去され得、または他のステップが追加され得ることを理解されたい。
【0072】
最初に図10を参照すると、録画した部分のどの部分を視聴者が見たかを記録しておくための例示的な過程1000のフローチャートが示されている。メディアガイダンスアプリケーションは、例えば、図5の録画リスト表示画面500等の録画リスト表示画面を提供するため、または録画した番組の視聴した部分を削除するユーザ要求に応じて、番組のどの部分を削除するか、または削除のためにフラグを付けるかを識別するために、この情報を使用し得る。
【0073】
過程1000は、ステップ1002から始まってもよい。ステップ1004では、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組における特定の位置で録画した番組を再生するようにユーザ選択を受信し得る。例えば、ユーザは、番組の最初から再生を開始すること、番組の中の特定の場面で再生を開始することを選択し得、または以前の停止位置から番組を再開し得る。ステップ1008では、メディアガイダンスアプリケーションは、ステップ1006で再生が開始された、録画した番組の特定の位置の表示を、再生の「開始時間」として保存し得る。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の中での再生が始まった時間またはオフセット、あるいは特定の位置のメモリ場所(例えば、フレーム場所または多重フレームデータブロック)を記録しておいてもよい。メディアガイダンスアプリケーションは、例えば、視聴した部分の構造250(図2)に開始時間を保存し得る。
【0074】
録画した番組が再生し続ける一方で、過程1000は、ステップ1010に移動し得、そこで、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の再生を停止するコマンドがユーザから受信されたかどうかを決定する。停止コマンドが受信されていない場合、過程1000はステップ1010にとどまってもよく、録画した番組の再生が継続する。ステップ1010で、停止コマンドが受信されたとメディアガイダンスアプリケーションが決定した場合、過程1000はステップ1012に続き得る。ステップ1012では、メディアガイダンスアプリケーションは、番組における現在の視聴位置(例えば、停止コマンドが受信された番組中の位置)で、録画した番組の再生を停止し得る。次いで、ステップ1014では、メディアガイダンスアプリケーションは、停止時間として現在の視聴位置の表示(例えば、録画した番組の中へのオフセット時間、または現在の視聴位置へのメモリアドレス)を保存し得る。メディアガイダンスアプリケーションは、ステップ1008で保存された開始時間とともに、視聴した部分の構造250(図2)に停止時間を保存し得る。したがって、開始時間および停止時間の両方が保存されると、メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザが視聴した、録画した番組の一部分についての完全情報を有し、視聴した部分の時間の長さを決定することが可能である。
【0075】
次いで、過程1000は、ステップ1016に続き得、そこで、メディアガイダンスアプリケーションは、(ステップ1008からの)開始時間および(ステップ1014からの)停止時間を、同じ録画した番組の以前に保存された開始および停止時間と合併し得る。例えば、それぞれ、ステップ1008および1014で保存された開始および停止は、番組の以前の視聴で保存された開始および終了時間と重複するか、または連続し得る。ユーザがある期間にわたって録画した番組を見て停止時間で停止し、後に、直接または実質的にその停止時間から録画した番組の再生を再開することを選択する時に、開始時間は連続し得る。これらの種類の状況では、メディアガイダンスアプリケーションは、番組の視聴した部分が、可能な限り少ない数の開始および停止時間とともに表され得るように、全ての以前の開始および終了時間を合併し得る。連続部分の実施例について、第1および第2の視聴した部分は、第1の視聴の開始時間および第2の視聴の終了時間のみが維持されるように、組み合わせられ得る。いったん視聴した部分が合併されると、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の視聴した部分についての現在の情報を有し、過程1000は、ステップ1018および終了に移動し得る。
【0076】
いくつかの実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザがリアルタイムの速度または実質的にリアルタイムの速度で視聴した、録画した番組の一部分のみを記録しておいてもよい。言い換えれば、メディアガイダンスアプリケーションは、早送りされた、録画した番組の部分を、ユーザによって実際に視聴された部分となるように取り扱わなくてもよい。したがって、いくつかの実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、リアルタイムで視聴された全ての部分の開始および停止時間を記録しておく、図11の過程1100のステップを実行し得る。以降で、リアルタイム速度とは、ユーザが録画した番組を依然として見て理解し得るような、意図された再生速度の好適な因数(例えば、0.9、0.95、1.05、または1.1)以内である再生速度を指す。
【0077】
過程1100は、ステップ1102から始まってもよい。ステップ1104では、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組を再生するユーザ選択を受信し得、ステップ1106では、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の開始時間として、再生の開始位置の表示を保存し得る。次いで、また、ユーザ選択の受信に応じて、メディアガイダンスアプリケーションは、ステップ1108で、実質的にリアルタイムの速度で録画した番組を再生し得る。録画した番組の再生は、早送りまたは巻き戻しコマンドがステップ1110で受信されるか、または停止コマンドがステップ1120で受信されるまで、リアルタイム速度で継続し得る。
【0078】
もし、ステップ1110で、早送りまたは巻き戻しコマンドが受信されたとメディアガイダンスアプリケーションが決定した場合、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の停止時間として、現在の視聴位置(例えば、早送りまたは巻き戻しコマンドが受信された、録画中の点)の表示を保存する。次いで、メディアガイダンスアプリケーションは、受信された具体的なトリックプレイコマンドに応じて、順方向または逆方向に、ステップ1114で、リアルタイムよりも実質的に速い(例えば、20x、40x)または遅い(例えば、0.2x、0.4x)速度で録画した番組を表示する。このより速いまたは遅い速度での再生は、リアルタイム速度再生を再開するコマンドがステップ1116で受信されるか、または停止コマンドがステップ1118で受信されるまで、継続し得る。
【0079】
もし、ステップ1116で、メディアガイダンスアプリケーションが、録画した番組の再生を再開するコマンドを受信した場合、過程1100は、ステップ1106に戻ってもよく、そこで、メディアガイダンスアプリケーションは、新しい開始時間を保存し、リアルタイム速度で録画した番組を表示し始める。したがって、録画した番組は、早送りまたは巻き戻しが終了した点から再生が始まったかのように取り扱われてもよい。もし、その代わり、ステップ1118で、メディアガイダンスアプリケーションが、録画した番組の再生を停止するコマンドを受信した場合、過程1100は、付加的な停止時間を保存することなく(早送りまたは巻き戻しコマンドがステップ1110で受信された後に、1つの停止時間がすでに保存されたため)、以下で論議されるステップ1124に飛び得る。
【0080】
ステップ1120に戻って、録画した番組がリアルタイムで再生されている間に停止コマンドが受信されることをメディアガイダンスアプリケーションが決定した場合、過程1100は、ステップ1122に移動する。ステップ1122では、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の現在の視聴位置と関連する停止時間を保存し、停止コマンドが受信された場合、ステップ1124で、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の再生を停止する。次いで、ステップ1126では、メディアガイダンスアプリケーションは、視聴の経過中にユーザによって飛ばされている、録画した番組の中のコマーシャルの時間と関連する開始/停止時間を除去し得る。つまり、ユーザが番組の部分を見逃さなかったため、たとえユーザが録画した番組の一部分の間にコマーシャルの時間を早送りしても、メディアガイダンスアプリケーションは、該録画した番組の部分が完全に見たものとされるように取り扱う。したがって、ステップ1126では、メディアガイダンスアプリケーションは、停止および後続開始時間が、コマーシャルの時間の実質的に一部である期間に対応するかどうかを決定し得る。これを達成するために、メディアガイダンスアプリケーションは、早送り速度で見た期間を、例えば、図2のチャプター/場面リスト240に保存されたコマーシャルの時間と比較し得る。次いで、図11の過程1100は、ステップ1128に続き得、そこで、メディアガイダンスアプリケーションは、図10に関連して上記で説明されるように、保存された開始および停止時間を、録画した番組が以前に再生された時の開始および停止時間と合併し得る。次いで、過程1100は、ステップ1120および終了に移動し得る。
【0081】
他の実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、早送りコマンドを巻き戻しコマンドとは異なって取り扱ってもよい。例えば、ユーザが、録画した番組を第1の点まで見て、録画した番組を第1の点の前の第2の点まで巻き戻し、次いで、再生を停止した場合、メディアガイダンスアプリケーションは、第1の位置よりもむしろ、停止時間として第2の点を保存し得る(たとえユーザが第1の位置まで実質的にリアルタイムの速度で録画した番組を視聴したとしても)。
【0082】
図12は、削除のために録画の視聴した部分にフラグを付けるための例示的な過程1200のフローチャートである。視聴した部分は、図10および11に関連して上記で説明されるアプローチを使用して生成される、開始および停止時間によって表され得る。過程1200は、ステップ1202から始まり、ステップ1206に進んでもよい。ステップ1206では、メディアガイダンスアプリケーションは、録画デバイス118(図18)等の記憶デバイス上に記憶された少なくとも1つの番組と関連する、動作を実施するユーザ要求を受信し得る。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、録画デバイス118上に記憶されている番組のリストを表示し得、次いで、リストから少なくとも1つの録画した番組を選択するユーザ要求を受信し得る。動作を実施するユーザ要求の受信に応じて、メディアガイダンスアプリケーションは、ステップ1208で、録画した番組の少なくとも一部がユーザによって以前に視聴されたかどうかを決定し得る。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、録画デバイス118の中のデータベースにアクセスして、少なくとも一式の開始および終了時間が、少なくとも1つの録画した番組の1つ以上の部分に対して記憶されているかどうかを決定し得る。もし、ステップ1208で、録画した番組の少なくとも一部が視聴されていないことをメディアガイダンスアプリケーションが決定した場合、過程1200は、ステップ1210に移動し、少なくとも1つの録画した番組のいずれの部分も削除することなく終了する。
【0083】
もし、ステップ1208で、代わりに、録画した番組の少なくとも一部が以前に視聴されたことをメディアガイダンスアプリケーションが決定した場合、過程1200は、ステップ1212に移動する。ステップ1212では、メディアガイダンスアプリケーションが、ユーザによって視聴された、少なくとも1つの録画した番組の1つ以上の部分を決定する。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、録画デバイス118の中のデータベースの中の開始および終了時間にアクセスし得、録画した番組の1つの視聴した部分、全ての視聴した部分、あるいは、視聴された、録画した番組の場面またはチャプターを識別するために、これらの時間を使用し得る。次いで、ステップ1214では、メディアガイダンスアプリケーションは、少なくとも1つの録画した番組の1つ以上の視聴した部分を削除するように、ユーザを促す。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、番組情報表示画面600(図6)等の番組情報表示画面の中、またはオーバーレイ990(図9)等の画面上のオーバーレイの中に、視聴した部分を削除するオプションを表示し得る。もし、ステップ1216で、ユーザ要求がプロンプトに応答して受信されない場合、過程1200は、ステップ1210に移動し、少なくとも1つの録画した番組のいずれの部分も削除することなく終了する。
【0084】
もし、ステップ1216で、録画した番組の1つ以上の視聴した部分を削除するようにユーザ要求が受信された場合、過程1200は、ステップ1218に続く。ステップ1218では、メディアガイダンスアプリケーションは、録画デバイス118(図1)からの削除のために1つ以上の視聴した部分にフラグを付け得る。いくつかの実施形態では、双方向メディアガイダンスアプリケーションはまた、1つ以上の視聴した部分を削除し得る。次いで、過程1200は、ステップ1210に移動し、終了し得る。
【0085】
いくつかの実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の再生を一時停止するユーザ要求の受信に応じて、録画した番組の視聴した部分を削除することを選択する能力を、ユーザに提供し得る。具体的には、ユーザが録画した番組の再生を一時停止すると、メディアガイダンスアプリケーションは、これまで視聴された、録画した番組の部分を決定し、録画した番組の該部分を削除するようにユーザを促すように構成され得る。
【0086】
図13および14は、録画した番組の再生を一時停止するユーザコマンドに応じて、メディアガイダンスアプリケーションによって提供され得る、2つの例示的なオーバーレイを示す。最初に図13を参照すると、一時停止したビデオ1310を含む、表示画面1300が示されている。一時停止したビデオ1310は、(例えば、図1のユーザ入力デバイス114からの)一時停止コマンドがユーザから受信される時にユーザが見ていた、録画した番組の静止フレームをであり得る。いくつかの実施形態では、一時停止コマンドが受信される録画した番組の中の点において包囲、開始、または終了するコンテンツのビデオループによって、静止画像1310が置換され得る。また、一時停止コマンドの受信に応じて、メディアガイダンスアプリケーションは、削除プロンプトオーバーレイ1320を表示し得る。削除プロンプトオーバーレイ1320は、すでに視聴された、一時停止した録画の一部分を削除する機会をユーザに提供するために、メディアガイダンスアプリケーションによって使用され得る。削除プロンプトオーバーレイ1320は、「はい」のオプション1322および「いいえ」のオプション1324を含む。「はい」のオプション1322のユーザ選択の受信に応じて、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の部分を削除するか、または削除のために該部分にフラグを付け得る。該部分は、録画した番組の開始時の開始位置と、実質的に録画した番組における現在の視聴位置にある終了位置とを有し得る。
【0087】
削除プロンプトオーバーレイ1320は、録画した番組の以前の部分を削除することなく、ユーザが、メディアガイダンスアプリケーションに録画した番組を一時停止させることを選択し得る、「いいえ」のオプション1324を含み得る。メディアガイダンスアプリケーションは、代わりに、録画した番組の一部分が視聴されたことを反映するように、録画した番組の再生と関連する終了時間を記憶し得る。したがって、ユーザが視聴した部分を削除することについて考えを変えた場合、視聴した部分は、例えば、図5−9に関連して上記で説明される表示画面を使用して、依然としてユーザによって削除され得る。削除プロンプトオーバーレイ1320の中の「はい」のオプション1322または「いいえ」のオプション1324のユーザ選択の受信に応じて、メディアガイダンスアプリケーションは、削除プロンプトオーバーレイ1320を削除し、現在の視聴位置における録画した番組の静止画像に対応する一時停止したビデオ1310のみを残し得る。
【0088】
ユーザが録画した番組の再生を一時停止することに応じて、メディアガイダンスアプリケーションによって提供され得る、別の例示的なオーバーレイが図14に示されている。図13と同様に、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組を一時停止するユーザ要求に応じて、録画した番組の静止画像上のオーバーレイとして、削除プロンプトオーバーレイ1420を提供し得る。削除プロンプトオーバーレイ1420は、録画のうちのどれだけを削除するかを定義する能力をユーザに提供する、複数の異なるオプションを含み得る。視聴者が録画のいずれの部分も削除しないことを決定した場合、視聴者は、メディアガイダンスアプリケーションに、「いいえ」のオプション1324(図13)のユーザ選択の受信と同様に応答させる、キャンセルオプション1428を選択し得る。残りのオプションは、現在の一時停止点オプション1422を含み得る。メディアガイダンスアプリケーションは、現在の一時停止点オプション1422のユーザ選択に応じて、録画した番組の最初から実質的に一時停止の点まで、録画した番組を削除し得る(またはフラグを付け得る)。このシナリオでは、次にユーザが「最初」から録画した番組を視聴することを選択すると、録画した番組は、録画した番組における現在の視聴位置から(例えば、一時停止の点から)開始して再生され得る。
【0089】
メディアガイダンスアプリケーションは、すでに視聴された、録画した番組のより小さい部分をユーザが選択することを可能にするように、オプション1424および1426を提供し得る。オプション1424のユーザ選択の受信に応じて、メディアガイダンスアプリケーションは、一時停止コマンドが受信された、録画の中の点の前の所定の時間量を除いて、これまで視聴された、録画した番組の一部分を削除し得る。この所定の時間量は、図14に示されるように3分、または任意の他の好適な時間量であり得る。したがって、オプション1424は、ユーザが録画した番組の視聴した部分を削除したいが、一時停止の点の直前の録画した番組のほんの一部を保持したい時に、ユーザによって選択され得る。録画が再開された時に、このアプローチは、ユーザが録画を簡潔に巻き戻すことを可能にするため、これは有利であり得、ごく一部分が、これまで視聴された、録画した番組で発生したものを思い起こさせるものとしての機能を果たすことを可能にする。
【0090】
メディアガイダンスアプリケーションは、オプション1426のユーザ選択の受信に応じて、以前のコマーシャルの時間の終了まで録画した番組の視聴した部分を削除し得る(またはフラグを付けられ得る)。例えば、いくつかの実施形態では、ユーザが削除プロンプトオーバーレイ1420からオプション1426を選択すると、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の最初からごく最近視聴されたコマーシャルの時間の終わりまでに対応する録画の一部分を削除し得る。コマーシャルの時間を含まない映画または他の番組については、オプション1426は、最後のチャプター/場面、または番組の論理的セクションまで、録画を削除するためのオプションに置換され得る。この削除技法が、削除が場面の途中で発生することを防ぐため、オプション1426を提供することは有利であり得る。具体的には、ユーザが後で録画を見ることを選択すると、(削除後の)録画の最初は、番組を視聴し始める論理的な場所であり得る。
【0091】
削除プロンプトオーバーレイ1420は、図14に示されたものに加えて、またはそれらの代わりに、任意の他の好適なオプションを含み得る。例えば、一実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザから受信された早送りおよび巻き戻しコマンドに基づいて、削除する録画の一部分を選択する、削除技法と関連するオプションを提供し得る。例えば、このオプションの受信に応じて、メディアガイダンスアプリケーションは、リアルタイム速度で再生された録画の部分のみを削除し得る。したがって、早送り機能を使用してユーザが飛ばした録画の部分は、削除されない。他の実施形態では、ユーザが、リアルタイム速度で録画の途切れた部分を視聴すると、メディアガイダンスアプリケーションは、録画の初めから開始する部分のみを削除し得る。例えば、ユーザが録画の最初の10分を見て、より後の10分を見るように録画を早送りした場合、メディアガイダンスアプリケーションは、番組の最初の10分に対応する録画した番組の一部分のみを削除し得る。メディアガイダンスアプリケーションは、後で録画の視聴した部分を削除する際に使用するために、より後の部分の開始および終了時間を保存するか、または全く視聴されていないものとして番組のこれらの部分を保存しないこともある。
【0092】
削除プロンプトオーバーレイ1320(図13)または削除プロンプトオーバーレイ1420(図14)に含まれ得る、他のオプションの別の実施例として、削除プロンプトオーバーレイ1320または1420は、「この録画は決して削除しない」オプション(図示せず)を含み得る。この種類のオプションは、図13の「いいえ」のオプション1324または図14のキャンセルオプション1428と同様であり得るが、任意の後続の一時停止コマンドが受信された後に、ユーザがこの録画の視聴した部分を削除したくないことをメディアガイダンスアプリケーションに知らせるためにも使用され得る。このオプションのユーザ選択の受信に応じて、メディアガイダンスアプリケーションは、将来の一時停止または停止コマンドの後に、削除プロンプトオーバーレイが表示されることを防ぎ得る。いくつかの実施形態では、この設定が設定された、または設定されていない番組は、選好設定メニュー(例えば、以下で説明される図17の設定画面1700)を介して後で編集可能であり得る、「オプトイン」または「オプトアウト」リストに記憶され得る。いくつかの実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションはまた、録画した番組が、ユーザからの手動削除コマンドに応答して削除されるのみであり得るように、録画した番組の削除優先順位設定を変更し得る。
【0093】
簡潔に図13に戻ると、たとえメディアガイダンスアプリケーションが単純な「はい」のオプション1322のみを提供しても、メディアガイダンスアプリケーションは、このオプションのユーザ選択に応じて、任意の好適な削除アプローチを使用し得る。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、視聴した部分全体(例えば、現在の視聴位置まで)を、現在の視聴位置の前の好適な所定の時間量までの視聴した部分全体を、最新のコマーシャルの時間またはチャプター/場面までを、または上記で説明されるようにユーザから受信される早送りまたは巻き戻しコマンドに基づいて、削除し得る。メディアガイダンスアプリケーションによって使用されるデフォルトの削除技法は、設定画面を通してユーザによって指定され得る。設定画面は、削除設定を編集するオプション1330を選択することによって、異なるユーザインターフェースにおいて特定のオプションを選択することによって、またはユーザ入力デバイス114(図1)上の指定ボタンを通して等、種々のアプローチのうちのいずれかを使用して、到達され得る。メディアガイダンスアプリケーションによって提供される設定画面は、録画した番組の視聴した部分の削除と関係する、任意の他の好適なユーザ変更可能な設定を含み得る。好適な設定画面の実施例、およびそのような設定画面によって提供され得る削除オプションの実施例を、図17に関連して以下で説明する。
【0094】
本発明のいくつかの実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の再生を停止するユーザコマンドの受信に応じて、録画した番組の視聴した部分を削除するようにユーザを促し得る。メディアガイダンスアプリケーションは、上記で説明されるように、一時停止コマンドに応じて削除プロンプトを提供することに加えて、またはその代わりに、停止コマンドに応じて削除プロンプトを提供し得る。メディアガイダンスアプリケーションが両方の状況で削除プロンプトを提供する実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、一時停止コマンドに対して提供されるのと同じである、同様である、または異なる、停止コマンドに対する削除プロンプトを提供し得る。例えば、停止コマンドが受信されると提供される削除プロンプトは、より多い、より少ない、または同じ数の削除オプションを含み得、これらの削除オプションは、メディアガイダンスアプリケーションに同じ動作を実施させても、させなくてもよい。
【0095】
図15および16は、ユーザが録画した番組の再生を停止すると表示され得る、例示的な表示画面1500および例示的な表示画面1600を示す。最初に図15を参照すると、表示画面1500は、ユーザが再生を停止することを選択した、録画した番組の中の点における、録画した番組の静止画像1510を含む。いくつかの実施形態では、停止コマンドが受信される録画した番組の中の点において包囲、開始、または終了するコンテンツのビデオループによって、静止画像1510が置換され得る。表示画面1500はまた、静止画像1510上に重ねられた削除プロンプトオーバーレイ1520も含む。メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の再生を停止するユーザコマンドに応じて、静止画像1510および削除プロンプトオーバーレイ1520を表示し得る。削除プロンプトオーバーレイ1520は、「はい」のオプション1522を選択することによって、ユーザが停止した録画の視聴した部分を削除することを可能にする。メディアガイダンスアプリケーションは、「はい」のオプション1522のユーザ選択に応答して、「はい」のオプション1322(図13)に関連して上記で説明される機能のうちのいずれかを果たし得る。
【0096】
図16を参照すると、表示画面1600は、停止コマンドが受信された、録画した番組の静止画像1610と、削除プロンプトオーバーレイ1620とを含む。メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の再生を停止するユーザ要求に応答して、表示画面1600を提供し得る。削除プロンプトオーバーレイ1520は、停止した録画の視聴した部分を削除するように選択され得る、異なる削除技法に対応する、オプション1622、1624、および1626等の種々のオプションを提供する。メディアガイダンスアプリケーションは、それぞれ、オプション1622、1624、1626、および1628のユーザ選択の受信に応じて、図14のオプション1422、1424、1426、および1428に関連して上記で説明される動作のうちのいずれかを実施し得る。
【0097】
図13−16に示された削除プロンプトオーバーレイは、例示的にすぎない。いくつかの実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、オーバーレイとして削除プロンプトを提供する代わりに、全画面削除プロンプトを提供し得る。いくつかの実施形態では、削除プロンプトオーバーレイは、視聴した部分を削除することによって解放される記憶空間の量、削除後にもはや利用可能ではなくなる、録画した番組の時間量、録画した番組から削除される場面の名前、録画した番組から削除される、番組の中の複数部分のビデオハイライト(例えば、削除される各チャプターの最初および/または最後の5秒)、番組がお気に入りとして以前に選択されたかどうかに関する指示、または、選択される番組の複数部分の中でユーザによって配置され得る任意のマーカーに関する情報等の、視聴した部分を削除するかどうかをユーザが決定することを可能にする、任意の他の好適な情報を含み得る。メディアガイダンスアプリケーションは、それぞれ、図2−4のデータ構造200、300、または400内に保存されたメディアガイダンスアプリケーションを取り出し、処理することによって、上記の情報のうちのいずれかを決定し得る。削除プロンプトオーバーレイは、録画した番組に関係する、または無関係である広告等の、任意の他の情報を含み得る。
【0098】
再び主に図13および15を参照すると、削除プロンプトオーバーレイ1320および削除プロンプトオーバーレイ1520の両方が、ユーザが録画の視聴した部分を削除することを可能にするように、「はい」のオプションを提供し得る一方で、メディアガイダンスアプリケーションは、「はい」が削除プロンプトオーバーレイ1320または削除プロンプトオーバーレイ1520から選択されたかどうかに応じて、異なって応答し得る。例えば、削除プロンプトオーバーレイ1320から「はい」のオプション1322を選択することにより、メディアガイダンスアプリケーションに、最初から現在の視聴位置まで録画を削除させてもよい。「はい」のオプション1522を選択することにより、メディアガイダンスアプリケーションに、最初から現在の視聴位置の前の所定の時間量(例えば、3分または4分)まで録画を削除させてもよい。この削除技法は、録画を停止した後に、視聴者が番組を見ることを再開する準備ができている時に、視聴者が番組の中ですでに起こったものを思い出させられる必要があり得るため、有利であり得る。一方で、録画が一時停止されると、視聴者は、一時停止コマンドを発行した直後に録画の再生を再開する可能性があり、したがって、視聴者がすでに見たものに関して補習を必要としない。したがって、一時停止および停止コマンドに対して異なる削除技法を使用することにより、ユーザの視聴体験に悪影響を及ぼすことなく、メディアガイダンスアプリケーションが録画した番組のうちの可能な限り多くを削除することを可能にし得る。
【0099】
いくつかの実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、一時停止コマンドまたは停止コマンドが受信されるたびに、録画した番組の視聴した部分を削除するようにユーザを促さなくてもよく、代わりに、ケースバイケースでユーザを促すかどうかを決定し得る。具体的には、一時停止または停止コマンドの受信に応じて、メディアガイダンスアプリケーションは、図13−16に示された削除プロンプトオーバーレイのうちの1つ等の削除プロンプトを提供するかどうかを決定し得る。メディアガイダンスアプリケーションは、この決定を行う時に種々の要因のうちのいずれかを使用し得る。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、視聴した部分を削除することにより、記憶デバイスの中の有意量の記憶空間を解放するかどうかを決定し得る。有意量の記憶空間が獲得されないとメディアガイダンスアプリケーションが決定した場合、メディアガイダンスアプリケーションは、削除プロンプトに応答しなければならない不便をユーザに掛けなくてもよい。削除プロンプトを表示するかどうかを決定するためにメディアガイダンスアプリケーションが使用し得る、他の要因は、録画した番組の削除優先順位設定、録画した番組の種類またはジャンル、ユーザが録画した番組を視聴していた時間量、録画した番組の録画品質(例えば、高解像度または標準解像度)、またはユーザが以前の削除プロンプトから「この録画は決して削除しない」オプション(上記で説明される)を以前に選択したかどうかを含む。ユーザを選択的に促すためにメディアガイダンスアプリケーションが実行し得る、さらなる要因および処理を、図18−20に関連して以下で説明する。
【0100】
メディアガイダンスアプリケーションは、削除プロンプトを提供するためにメディアガイダンスアプリケーションが使用する、デフォルト設定を設定する能力を、ユーザに提供し得る。設定は、メディアガイダンスアプリケーションが削除プロンプトを表示する状況、および/または削除プロンプトに含まれるオプションの数および/または種類に影響を及ぼす、設定を含み得る。
【0101】
図17は、ユーザが、録画した番組の視聴した部分の削除に関する一般選好設定を作成または更新することを可能にする、例示的な視聴した部分を削除する設定画面1700である。メディアガイダンスアプリケーションは、それぞれ、図13、14、15、または16の削除プロンプトオーバーレイからの削除設定を編集するオプション1330、1430、1530、および1630のユーザ選択の受信に応じて、設定画面1700を提供し得る。1つ以上の同様のオプションを伴う設定画面が、ユーザによる図6の番組情報表示画面600からのオプション652のユーザ選択に応答して、表示され得る。設定画面1700は、一時停止プロンプト設定1710および1715、停止プロンプト設定1720および1725、プロンプトの頻度設定1730、および「プロンプトを出す番組の種類」設定1740を含む、複数のユーザ制御可能な設定を含み得る。いくつかの実施形態では、設定画面1700は、ユーザを標的にしてもしなくてもよい、または設定画面1700にアクセスする前にユーザが以前に見ていた番組に関係してもしなくてもよい、1つ以上の広告1702を含み得る。
【0102】
設定画面1700(図17)の設定1710および1715は、一時停止コマンドと関連し得、設定1720および1725は、停止コマンドと関連し得る。具体的には、設定1710および1720は、それぞれ、一時停止または停止コマンドが受信されると、メディアガイダンスアプリケーションが削除プロンプトを表示するかどうかを選択するように、切り替えられ得る。設定1715および1725は、ユーザが削除プロンプトオーバーレイから視聴した部分を削除することを選択すると、メディアガイダンスアプリケーションによって使用される削除技法を選択するように、変更され得る。
【0103】
設定1715および1725の値は、それぞれの削除プロンプトオーバーレイからの、例えば、「はい」のオプション1322(図13)または「はい」のオプション1522(図15)のユーザ選択に応答して、メディアガイダンスアプリケーションの動作に影響を及ぼし得る。設定は、視聴した部分を削除する時にメディアガイダンスアプリケーションが保持する、一時停止または停止コマンドの点の前の時間量(または「バッファ時間」)であり得る、時間に基づく設定(例えば、設定1715の現在の値によって例示的であるように、「0分」)に設定され得る。設定1715および1725は、代わりに、設定1725の現在の値によって示されるような「最後のコマーシャル」設定、または「早送りなし」設定等の、異なる種類の削除アプローチを特定し得る。「最後のコマーシャル」設定は、ユーザが、最新のコマーシャルの時間までのみ、メディアガイダンスアプリケーションに視聴した部分を削除して欲しい時に、設定され得る。「早送りなし」設定は、ユーザが、リアルタイム速度で視聴された、録画した番組の複数部分のうちの最初のみまたは全てを削除したい時に、設定され得る。いくつかの実施形態では、設定1715および1725は、ユーザによって選択され得る「全てのオプションを表示する」値を含む。この値が選択されると、メディアガイダンスアプリケーションは、図13および15のものと同様の削除プロンプトオーバーレイの代わりに、図14および16のものと同様の削除プロンプトオーバーレイを提供し得る。つまり、メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザが、単純な「はい」および「いいえ」のオプションを提供するよりもむしろ、ケースバイケースでメディアガイダンスアプリケーションによって使用される削除アプローチを選択することを可能にし得る。
【0104】
視聴した部分を削除する設定画面1700は、「プロンプトの頻度」設定1730を含み得る。設定1730の値は、メディアガイダンスアプリケーションが一時停止または停止コマンドについてユーザを促す頻度に影響を及ぼすために、使用され得る。例えば、設定1730の値に応じて、メディアガイダンスアプリケーションは、メディアガイダンスアプリケーションが削除プロンプトを提供するために満たされる必要がある、要因の数を変更し得る。設定1730は、「低」、「中」、および「高」の値等の、任意の好適な粒度の複数の相対値を呈し得る。「高」の値が選択されると、メディアガイダンスアプリケーションは、高い頻度で削除プロンプトを提供する。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、削除プロンプトが提供されないことをユーザが具体的に要求しない限り、一時停止または停止コマンドが受信されるたびに削除プロンプトを提供し得る。「低」の値が選択されると、メディアガイダンスアプリケーションは、低い頻度で(例えば、有意量の記憶空間が削除によって獲得される時のみ)削除プロンプトを提供する。いくつかの実施形態では、プロンプトの頻度設定1730に相対値を提供することに加えて、またはその代わりに、設定画面1700は、メディアガイダンスアプリケーションに削除プロンプトを表示させる、特定の要因をユーザが選択することを可能にし得る。
【0105】
図17を引き続き参照すると、視聴した部分を削除する設定画面1700は、「プロンプトを出す番組の種類」設定1740を含み得る。設定1740は、一時停止または停止コマンドに応答して、どの種類またはジャンルの番組が削除のために促されるかを定義する能力を、ユーザに提供し得る。設定1740は、削除のためにユーザが促されたくない種類またはジャンルを含む、「いいえ」のリスト1742と、削除のためにユーザが促されたい種類またはジャンルを含む、「はい」のリスト1744とを含み得る。メディアガイダンスアプリケーションは、矢印1748を表示し得る。矢印1748のユーザ選択に応じて、メディアガイダンスアプリケーションは、「いいえ」のリスト1742から「はい」のリスト1744に、ハイライト領域1746によってハイライトされたリスト項目を移動させる。同様に、メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザが「はい」のリスト1744から「いいえ」のリスト1742にリスト項目を移動させることを可能にする、矢印1750を提供し得る。設定1740の現在の値は、デフォルト設定としてユーザが選択する場合があるものの一実施例である。具体的には、ユーザがドキュメンタリーを見ている時に、ユーザは、ドキュメンタリーの視聴した部分を削除したいのみであり得る。
【0106】
いくつかの実施形態では、視聴した部分を削除する設定は、選択した番組に特有でなくてもよいが、例えば、バックグラウンドの録画が、利用可能な記憶空間に、ある閾値を下回らせる時に、呼び出され得る。いくつかの実施形態では、視聴したコンテンツの削除が提案される番組は、現在見ている、または一時停止されているものでなくてもよいが、代わりに、視聴した部分を有する、記憶システム(例えば、図1の録画デバイス118)上の任意の他の番組であり得る。例えば、利用可能な記憶空間に、ある閾値を下回らせる、バックグラウンドの録画中に、メディアガイダンスアプリケーションは、図17の視聴した部分を削除する設定のうちのいずれか、および/または他の設定(例えば、削除優先順位)を適用して、録画デバイス118上に記憶された1つ以上の番組の視聴した部分を自動的に識別し、削除し得る。代替として、ユーザが現在、生番組または録画した番組を見ている場合、メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザが見ている番組以外の番組の視聴した部分の削除をユーザが確認することを可能にする、削除プロンプト1320、1420、1520、または1620と同様の削除プロンプトを提供し得る。
【0107】
ここで図18−20を参照すると、録画した番組の再生を一時停止または停止するユーザコマンドに応じて、削除プロンプトを提供するため、および削除のために再生されている録画の視聴した部分にフラグを付けるための例示的な過程のフローチャートが示されている。図18−20のフローチャートに示されたステップは、例えば、図1のユーザ機器110上に少なくとも部分的に実装される、メディアガイダンスアプリケーションによって実行され得る。これらのフローチャートは例示的にすぎず、本発明の範囲から逸脱することなく、種々のフローチャートのステップが修正され、組み合わされ、除去され得、または他のステップが追加され得ることを理解されたい。
【0108】
最初に図18を参照すると、削除プロンプトを提供するため、および削除プロンプトに応答して録画の一部分を削除するための例示的な過程1800のフローチャートが示されている。過程1800は、ステップ1802から始まり、ステップ1804に進む。ステップ1804では、記憶デバイス(例えば、図1の録画デバイス118)に記憶された、ユーザ選択された録画した番組がユーザに再生される。ステップ1806では、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の再生を停止または一時停止するユーザ要求を受信し得る。停止または一時停止コマンドに応じて、メディアガイダンスアプリケーションは、ステップ1808で、現在の視聴位置において録画した番組の再生を停止または一時停止し得る。次いで、ステップ1809では、メディアガイダンスアプリケーションが、これまで視聴された、録画した番組の部分を決定し得る。メディアガイダンスアプリケーションは、上記で説明される技法のうちのいずれかを使用して、録画した番組の現在の視聴位置に基づいて、視聴した部分の終了位置を識別し得る。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の最初から、現在の視聴位置まで、現在の視聴位置の前の所定の時間量まで、録画した番組の最新のコマーシャルの時間または場面/チャプターの終了までに対応する、または、番組の再生中にユーザによって使用された早送りまたは巻き戻しコマンドに基づいた録画した番組の部分を決定し得る。
【0109】
ステップ1810に続いて、メディアガイダンスアプリケーションは、図8−11に示されたものと同様の削除プロンプトオーバーレイ等の削除プロンプトを、ユーザに表示するかどうかを決定し得る。メディアガイダンスアプリケーションによって行われる決定は、ステップ1809で決定される部分の特性(例えば、長さ、ジャンル、質、またはサイズ)、録画した番組に対する削除優先順位設定、または現在の視聴位置が番組の中のどこまでであるか等の、種々の要因のうちのいずれかに基づいてもよい。その代わり、ステップ1810で、削除プロンプトが表示されるべきではないとメディアガイダンスアプリケーションが決定した場合、過程1800は、ステップ1812に移動して終了する。
【0110】
もし、ステップ1810で、代わりに、削除プロンプトが表示されるべきであるとメディアガイダンスアプリケーションが決定した場合、過程1800は、ステップ1814に移動する。次いで、ステップ1814で、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の決定した部分を削除するようにユーザを促す。
【0111】
ステップ1816に続いて、メディアガイダンスアプリケーションは、プロンプトに応答して、視聴した部分を削除するユーザ指示が受信されたかどうかを決定し得る。そのような指示が受信されていない場合、過程1800は、(おそらく所定の遅延後に)ステップ1812に移動して終了する。もし、ステップ1816で、代わりに、視聴した部分を削除するユーザ指示が受信されたことをメディアガイダンスアプリケーションが決定した場合、メディアガイダンスアプリケーションは、ステップ1818で、(例えば、図1の録画デバイス118から)削除のために視聴した部分にフラグを付け得る。いくつかの実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションはまた、視聴した部分を削除し得る。次いで、過程1800は、ステップ1812に移動して終了する。
【0112】
いくつかの実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションが、ユーザによって削除され得る録画した番組の部分を実際に決定する、ステップ1809は、図18に示された時とは異なる時に実施される。例えば、ステップ1810で削除プロンプトが表示されるべきであるとメディアガイダンスアプリケーションが決定する後まで、メディアガイダンスアプリケーションは、視聴した部分を識別しなくてもよい。上記で説明される図14および16の中等で、ユーザが、削除される視聴した部分の終了位置を選択することができる実施形態に対し、ステップ1809は、代わりに、ステップ1816と1818との間で実施され得る。具体的には、ステップ1816は、(例えば、最後のコマーシャルの時間の終了に基づいて、または現在の視聴位置に基づいて)視聴した部分を選択するための特定の技法を受信するステップを伴ってもよい。したがって、メディアガイダンスアプリケーションは、このユーザ指示がステップ1816で受信される後まで、削除される視聴した部分を決定できなくてもよい。したがって、図18のフローチャートは、本発明の1つの例示的な実施形態に過ぎないことを理解されたい。
【0113】
図19を参照すると、録画した番組の再生を一時停止または停止するユーザ選択に応じて、録画した番組の視聴した部分を削除するようにユーザを促すかどうかを決定するための例示的な過程1900のフローチャートが示されている。具体的には、図19のフローチャートは、録画した番組によって使用される記憶空間の量に基づいて、ユーザに削除プロンプトを提供するかどうかを決定するための過程の一実施形態である。過程1900のステップは、過程1800(図18)のステップ1810を完了するために講じられるステップのうちのいくつかまたは全てを表すことも、表さないこともある。
【0114】
過程1900は、ステップ1902から始まってもよい。ステップ1904では、メディアガイダンスアプリケーションは、図1の録画デバイス118等の記憶デバイス上に残存する、利用可能な記憶空間の量(例えば、記憶デバイス上の空き容量の割合、または記憶デバイス上で利用可能なメガバイト/ギガバイト数)を計算し得る。次いで、ステップ1906では、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の視聴した部分が記憶デバイス上で占める記憶空間の量を計算し得る。録画は、再生中にユーザによって停止または一時停止された、録画した番組であり得、視聴した部分は、番組の最初から停止または一時停止コマンドが受信された点までの番組の任意の部分に対応し得る。ステップ1904で計算される空間のように、メディアガイダンスアプリケーションは、記憶デバイスの中の記憶空間の割合、または記憶デバイス上で利用可能なメガバイト/ギガバイト数等に関して、視聴した部分によって占められる記憶空間を計算し得る。
【0115】
いったんこれらの記憶空間の一方または両方が計算されると、過程1900は、ステップ1908に続き得る。ステップ1908では、メディアガイダンスアプリケーションは、視聴した部分を削除することによって獲得される記憶空間の量に基づいて、視聴した部分を削除するようにユーザを促すかどうかを決定し得る。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、記憶空間上の利用可能な記憶空間の量(ステップ1904で計算される)を、視聴した部分によって占められる記憶空間の量(ステップ1906で計算される)と比較して、有意量(例えば、メガバイトまたはギガバイト)の記憶空間が削除によって解放されるかどうか、使用された空間の有意な割合がそのような削除によって解放されるかどうか、または記憶空間の大部分がそのような削除の後に利用可能となるかどうかを決定し得る。ユーザを促すかどうかを決定するように、これらの計算に加えて、またはそれらの代わりに、任意の他の好適な計算が計算され得る。メディアガイダンスアプリケーションが決定を完了した後、過程1900は、ステップ1910に移動して終了し得る。
【0116】
ここで図20を参照すると、録画した番組の再生を一時停止または停止するユーザ選択に応答して、削除プロンプトを表示するかどうかを決定するための例示的な過程2000のフローチャートが示されている。過程2000は、具体的には、複数の異なる要因に基づいてこの決定を行うように、メディアガイダンスアプリケーションが実施し得るステップを示す。過程2000のステップは、過程1800(図18)のステップ1810として実施されても、されなくてもよく、過程1900(図19)のステップの代わりに、またはそれに加えて実施されても、されなくてもよい。
【0117】
過程2000は、ステップ2002から始まってもよい。ステップ2004では、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組を記憶するために使用された記憶デバイス(例えば、図1の録画デバイス118)の中の記憶空間の量が所定のレベルを下回るかどうかを決定し得る。もしそうであれば、これは、将来の番組を録画するための利用可能な記憶空間が少ないことを示し得る。記憶空間が所定のレベルを下回ることをメディアガイダンスアプリケーションが決定した場合、過程2000は、ユーザが録画の視聴した部分を削除することを可能にするように、メディアガイダンスアプリケーションが削除プロンプトを表示し得る、ステップ2016に移動し得る。次いで、過程2000は、ステップ2018に続いて終了する。
【0118】
もし、ステップ2004で、記憶空間の量が所定のレベルを下回らないことをメディアガイダンスアプリケーションが決定した場合、過程2000はステップ2006に移動し、メディアガイダンスアプリケーションは、視聴した部分が少なくとも所定の長さであるかどうかを決定し得る。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザが録画を見始めてから、所定の時間量が番組で経過したかどうか、または番組の視聴した部分が記憶デバイスの中の所定量の記憶空間に対応するかどうかを決定し得る。もし、ステップ2006で、視聴した部分が少なくとも所定の長さであることをメディアガイダンスアプリケーションが決定した場合、メディアガイダンスアプリケーションは、視聴した部分を削除するための削除プロンプトをステップ2016で表示し得る。次いで、過程2000は、ステップ2018に移動して終了する。
【0119】
ステップ2006に戻って、代わりに、視聴した部分が少なくとも所定の長さではないとメディアガイダンスアプリケーションが決定した場合、メディアガイダンスアプリケーションは、ステップ2008で、録画した番組が低い削除優先順位設定を有するかどうかを決定し得る。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、(図2のデータ構造200から)録画した番組と関連するメディアガイダンス情報にアクセスして、その録画した番組に対する削除優先順位設定を識別し得る。例えば、「決して削除しない」または「好ましい録画」フラグが設定されていない場合、アクセスした削除優先順位設定が高くない場合、または削除優先順位設定が所定の閾値を下回る場合(例えば、優先順位が5つの優先順位レベルのうちの1または2に設定されている場合)、メディアガイダンスアプリケーションは、削除優先順位設定が低いと決定し得る。録画に対する削除優先順位設定が低いことをメディアガイダンスアプリケーションが決定した場合、メディアガイダンスアプリケーションは、録画の視聴した部分を削除するための削除プロンプトをステップ2016で表示し、過程2000はステップ2018で終了する。
【0120】
もし、ステップ2008で、代わりに、削除優先順位レベルが低くないことをメディアガイダンスアプリケーションが決定した場合、過程2000は、ステップ2010に続き得る。ステップ2010では、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組が所定の種類またはジャンルであるかどうかを決定し得る。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、録画がドキュメンタリーであるかどうかを決定し得、または録画がユーザ指定種類であるかどうかを決定し得る(例えば、図12の「はい」のリスト1244)。録画が所定の種類であることをメディアガイダンスアプリケーションが決定した場合、過程2000は、メディアガイダンスアプリケーションが録画した番組に対する削除プロンプトを表示するステップ2016に移動し得、そしてステップ2018で終了する。
【0121】
もし、ステップ2010で、代わりに、録画した番組が所定の種類ではないことをメディアガイダンスアプリケーションが決定した場合、過程2000はステップ2012に続き得る。ステップ2012では、メディアガイダンスアプリケーションは、録画と関連する他のユーザによって、録画が削除のためにタグ付けされるかどうかを決定し得る。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、他のユーザのユーザプロファイルにアクセスして、他のユーザが番組を録画することを選択したかどうかを識別し得る。識別したユーザのそれぞれについて、メディアガイダンスアプリケーションは、録画の関連部分(例えば、視聴した部分)が削除のためにタグ付けされるかどうかを決定し得る。具体的には、メディアガイダンスアプリケーションは、各識別したユーザが削除のために録画を明示的にタグ付けしたかどうかを決定し得、またはメディアガイダンスアプリケーションは、録画の関連部分が各ユーザにとって高い関心ではもはやなくなる、または高い関心ではない(したがって、削除のために効果的にタグ付けされる)かどうかを決定するために、各識別したユーザの削除優先順位設定または他の選好を使用し得る。録画した番組と関連する他のユーザによって、録画した番組が削除のためにタグ付けされていることをメディアガイダンスアプリケーションが決定した場合、メディアガイダンスアプリケーションは、削除プロンプトが表示されるステップ2016に移動し、次いで、ステップ2018に移動して終了する。
【0122】
もし、ステップ2012で、代わりに、録画した番組と関連する他のユーザによって、録画した番組が削除のためにタグ付けされていないことをメディアガイダンスアプリケーションが決定した場合、過程2000は、ステップ2014に続く。ステップ2014で、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組が高品質であるかどうかを決定する。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、(図2のデータ構造200の中の)録画した番組に対するメディアガイダンス情報にアクセスして、録画した番組が高解像度または標準解像度の録画であるかどうかを決定し得る。録画した番組が高解像度の録画であれば、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組が高品質であると決定し得る。この場合、高解像度ファイルが本質的に、それらの全体で記憶するのに非効率的であるため、メディアガイダンスアプリケーションは、ステップ2016で削除プロンプトを表示し得る。次いで、過程2000は、ステップ2018に続いて終了し得る。
【0123】
もし、ステップ2014で、代わりに、録画した番組が低品質である(例えば、標準解像度または高度に圧縮された)ことをメディアガイダンスアプリケーションが決定した場合、削除プロンプトを表示するかどうかを決定するためにメディアガイダンスアプリケーションが使用する要因のうちのいずれも、満たされていない。したがって、過程2000は、ユーザに削除プロンプトを表示することなく、ステップ2018で終了し得る。
【0124】
図2の過程2000は、録画が再生中に停止または一時停止された時に、その録画に対して削除プロンプトが表示されるべきであるかどうかを決定するために、メディアガイダンスアプリケーションが複数の要因を使用し得る、1つの方法を示す。具体的には、過程2000は、要因のうちの1つのみが満たされた時に削除プロンプトを表示するためのステップを示す。要因のうちの1つのみが満たされる必要があるため、メディアガイダンスアプリケーションは、比較的高い頻度で削除プロンプトを表示し得る。したがって、メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザが削除プロンプトを高い頻度で(例えば、図12のプロンプトの頻度設定1230から)示すことを選択した時に、削除プロンプトを表示するかどうかを決定するために、過程2000を使用し得る。過程2000のステップは、より高いまたは低い頻度で削除プロンプトを表示する過程を作成するように、再編成され、除去され得、またはステップが追加され得る。例えば、過程2000は、削除プロンプトが表示されるために、要因のうちの2つが満たされる必要があるように修正され得る。
【0125】
本発明のいくつかの実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、メディアガイダンスアプリケーションの異なるユーザに対してカスタマイズされ得る。メディアガイダンスアプリケーションは、例えば、各ユーザに対するユーザプロファイル(図3および4に関連して上記で説明される)に記憶された選好情報または他の情報に基づいて、そのユーザに対する任意の種類のカスタマイズされたユーザ体験を提供し得る。カスタマイズされた体験を提供するために、メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザ機器110を現在使用しているユーザのアイデンティティを決定し得る(例えば、パスワードを通して、または音声認識を通して、ユーザがログインする時、ユーザがそのユーザのために構成されている特定のインターフェース(例えば、リモートまたはマイクロホン)を操作する時)。いくつかの実施形態では、ユーザの識別に応じて、メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザの関心に基づいた標的化広告または推奨を有する、個人化ガイダンス画面を提供し得る。
【0126】
いくつかの実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組が少なくとも1人のユーザにとって興味深いかどうかに基づいて、録画した番組の部分を維持または削除し得る。具体的には、メディアガイダンスアプリケーションは、たとえ別のユーザがその録画した番組を削除することを選択しても、あるユーザにとって依然として興味深いものであり得る録画した番組または録画した番組の部分を維持し得る。これらおよび他のユーザカスタマイズ特徴を、図21−25に関連して以下で説明する。
【0127】
最初に図21および22を参照すると、例示的な個人録画リスト表示画面2100および2200が示されている。メディアガイダンスアプリケーションは、第1のユーザ(例えば、Johnという名前の第1のユーザ)がメディアガイダンスアプリケーションに身元を証明することに応答して、第1のユーザに表示画面2100を提供する。第1のユーザは、(例えば、パスワードを使用して)アプリケーションにログインすること、あるいは第1のユーザと関連する特定の入力デバイス(例えば、リモートコントロール)またはユーザ機器を使用することによって、身元を証明し得る。メディアガイダンスアプリケーションは、第2のユーザ(例えば、Janeという名前の第2のユーザ)がメディアガイダンスアプリケーションに身元を証明することに応答して、第2のユーザに表示画面2200を提供する。表示画面2100および2200は、図5−9に関連して上記で説明される表示画面と同様の特徴および機能性を有し得る。
【0128】
表示画面2100は、Johnと関連する録画した番組に対するリスト項目を有し得る、リスト2140を含み得る。例えば、リスト項目は、Johnのために自動的に録画された番組、またはJohnが具体的に録画することを選択した番組に対応し得る。図22の表示画面2200は、Janeのために録画された番組に対するリスト項目を含む、リスト2240を含み得る。メディアガイダンスアプリケーションは、それぞれ、録画デバイス118(図1)に記憶された、録画した番組のリスト330(図3)および録画した番組のリスト430(図4)から、リスト2140および2240を導出し得る。
【0129】
いくつかのシナリオでは、メディアガイダンスアプリケーションの1人のユーザが、別のユーザが依然として関心を持ち得る、録画した番組の一部分を削除することを選択し得る。特定のユーザに対する個人録画リスト表示画面は、メディアガイダンスアプリケーションが要求した動作を実際に実施したかどうかにかかわらず、特定のユーザによって講じられる動作(例えば、番組の削除)を反映し得る。例えば、Johnは、「New York: A Documentary Film」のうちの118分を視聴し、上記で説明される技法のうちのいずれかを使用して(例えば、Johnの録画リストを通して、または削除プロンプトオーバーレイを通して)、視聴した118分を削除することを選択していることがある。したがって、Johnの録画リスト表示画面である、表示画面2100は、118分が録画した番組から削除され、ユーザが視聴していない122分の録画が残存していることを反映する。Janeは、図22で図示されるように、録画した番組のいずれの部分も削除することなく、この番組の30分しか視聴していないことがある。したがって、たとえJohnが「New York: A Documentary Film」のうちの118分を削除することを選択していても、メディアガイダンスアプリケーションは、Janeもこの録画した番組の一部または全体を削除することを決定するまで、録画デバイス118(図1)上で録画した番組全体を維持し得る。
【0130】
複数のユーザが録画した番組と関連する時に、メディアガイダンスアプリケーションは、録画の部分を選択的に削除し得る。具体的には、メディアガイダンスアプリケーションは、少なくとも1人のユーザにとって興味深い、録画した番組の任意の部分を維持し得、録画と関連するユーザの全員が削除することを選択した、録画した番組の任意の部分を削除し得る。双方向メディアガイダンスアプリケーションが、どのようにして録画した番組の部分を選択的に削除し得るかを図示する、図23および図24に関連して、1つの動作シナリオが説明される。具体的には、図23および24は、Johnが「New York: A Documentary Film」のうちの118分を削除することをすでに選択した後に、この録画した番組の部分を削除するJane(図22で提供されるような録画リスト表示画面を最初に有する)からの要求に応じて、メディアガイダンスアプリケーションがどのように作用し得るかを図示する。図示のみの目的で、実施例は、JohnおよびJaneが、番組「New York: A Documentary Film」と関連する唯一のユーザであるという仮定の下で説明される。
【0131】
図23を参照すると、メディアガイダンスアプリケーションは、Janeがすでに視聴した「New York: A Documentary Film」のうちの30分を削除するJaneからの要求に応じて、個人録画リスト表示画面2300を提供し得る。表示画面2300に示されるように、「New York: A Documentary Film」に対するリスト項目は、録画のうちの210分が利用可能であることを示すように、図22で示されたものから更新されている。JaneおよびJohnの両方が、この録画した番組のうちの30分を削除することを選択したため、メディアガイダンスアプリケーションは、削除のために録画した番組のうちのその30分にフラグを付け、実際に録画デバイス118(図1)からその30分を削除し得る。
【0132】
この時点で、Janeは、「New York: A Documentary Film」のうちのさらに100分(合計で130分)を見、この録画した番組の全ての視聴した部分を削除することを選択し得る。選択の受信に応じて、メディアガイダンスアプリケーションは、図24の個人録画リスト表示画面2400を提供し得る。表示画面2400は、Janeが録画した番組のうちの130分を削除することを選択し、110分が依然として視聴のために利用可能であることを示す。Johnが元の録画した番組から118分を削除することを選択しているのみであるため、メディアガイダンスアプリケーションは、元の録画した番組の視聴した130分全てを削除しない。その代わり、メディアガイダンスアプリケーションは、JohnおよびJaneの保持要件を依然として満たしながら、録画のうちの可能な限り多くを削除する。具体的には、メディアガイダンスアプリケーションは、「New York: A Documentary Film」から追加の88分を削除し得る(合計で削除された118分)。
【0133】
図23および24に関連して上記で説明される実施例は、マルチユーザ環境でメディアガイダンスアプリケーションによって採用され得る、「タグ付け」技法を図示する。つまり、実際には、コンテンツのうちのいくつかまたは全てが他のユーザのためにハードドライブ上で依然として維持されている時に、メディアガイダンスアプリケーションは、JohnおよびJaneからの削除コマンドが実施されたかのように第1のユーザに見せてもよい。本発明の他の実施形態では、番組の該部分は、Johnおよび/またはJaneによって削除のためにマークされたものとして見なされ得るが、明確に依然として利用可能である。いくつかの実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、記憶空間の可用性を示す、少なくとも2つの異なる数字を提供し得、例えば、「空いている」および「録画に利用可能である」であり、後者は、典型的には前者以下である。
【0134】
図25は、ユーザのうちの1人が録画の一部分を削除することを選択した場合に、複数のユーザと関連する該部分を削除するために選択的にフラグを付けるための例示的な過程2500のフローチャートを示す。過程2500のステップは、図21−24の例示的な動作シナリオに、上記で説明される機能性を提供するように、メディアガイダンスアプリケーションによって実行され得る。
【0135】
過程2500は、ステップ2502から始まってもよい。ステップ2504では、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組の視聴した部分を削除するように、ユーザから要求を受信し得る。例えば、ステップ2504は、削除プロンプトから、またはユーザと関連する個人化録画リストから、ユーザ選択を受信するステップを伴い得る。次いで、ステップ2506では、メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザと関連するユーザプロファイルを更新して、ユーザが削除することを選択した、録画した番組の時間量を反映し得る。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザが削除することを選択した、(例えば、図3および4のデータ構造300または400の中の)視聴した部分の開始および終了時間を保存し得る。代替として、メディアガイダンスアプリケーションは、(例えば、視聴した部分の構造(図2)の中の)視聴した部分の開始および終了時間を、(例えば、削除した部分の構造(図2)の中の)削除した部分の開始および終了時間に変更し得る。
【0136】
メディアガイダンスアプリケーションは、ステップ2508で、録画した番組が少なくとも1人の他のユーザと関連するかどうかを決定し得る。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、他のユーザのユーザプロファイルを検索して、録画した番組が別のユーザの録画した番組のリストにも記載されているかどうかを決定し得る。録画した番組が別のユーザと関連しないことをメディアガイダンスアプリケーションが決定した場合、録画した番組の視聴した部分は、他の誰かによる視聴のために保持される必要はない。したがって、ステップ2510では、メディアガイダンスアプリケーションは、削除のために録画した番組の視聴した部分全体にフラグを付け得る。次いで、過程2500は、ステップ2512に移動して終了し得る。
【0137】
過程2500のステップ2508に戻って、録画した番組が少なくとも1人の他のユーザと関連することをメディアガイダンスアプリケーションが決定した場合、過程2500は、ステップ2514に続き得る。ステップ2514では、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組に関連するユーザのうちのいずれかが、その録画が削除されないことを要求したかどうかを決定し得る。いくつかの実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、これらの他のユーザのユーザプロファイルを検索して、この録画した番組に対する削除優先順位設定を決定し得、削除優先順位設定に基づいて、ステップ2514の決定を行い得る。もし、ステップ2514で、別のユーザが、録画した番組が削除されないことを要求したとメディアガイダンスアプリケーションが決定した場合、過程2500は、ステップ2512に移動して終了し得る。
【0138】
もし、ステップ2514で、代わりに、別のユーザが、録画した番組が維持されることを要求していないとメディアガイダンスアプリケーションが決定した場合、過程2500はステップ2516に移動し得る。ステップ2516では、メディアガイダンスアプリケーションは、録画した番組と関連するユーザの全員によって削除のために選択された、録画した番組の視聴した部分の一部を決定し得る。視聴した部分の一部は、視聴した部分全体と同じくらいであり得、または視聴した部分のうちのどれでもないくらい小さくあり得る。次いで、ステップ2518で、メディアガイダンスアプリケーションは、削除のために録画した番組の視聴した部分の一部にフラグを付けてもよく、ステップ2512では、過程2500が終了し得る。
【0139】
図25の過程2500のステップは例示的にすぎないことを理解されたい。本発明の範囲から逸脱することなく、ステップのうちのいずれかが除去され、組み合わされ、修正され得、または任意の新しいステップが追加され得る。
【0140】
先述の内容は、録画した番組の視聴した部分を削除するためのシステムおよび方法を説明する。当業者であれば、限定よりもむしろ例証の目的で提示される、説明した実施形態以外によって、本発明が実践され得ることを理解するであろう。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本願明細書に記載された発明。
【請求項1】
本願明細書に記載された発明。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【公開番号】特開2013−51692(P2013−51692A)
【公開日】平成25年3月14日(2013.3.14)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−214384(P2012−214384)
【出願日】平成24年9月27日(2012.9.27)
【分割の表示】特願2011−530056(P2011−530056)の分割
【原出願日】平成21年10月2日(2009.10.2)
【公序良俗違反の表示】
特許法第64条第2項第4号の規定により図面の一部または全部を不掲載とする。
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
2.X−Box
3.PlayStation
4.GameCube
【出願人】(500050376)ユナイテッド ビデオ プロパティーズ, インコーポレイテッド (206)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年3月14日(2013.3.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−214384(P2012−214384)
【出願日】平成24年9月27日(2012.9.27)
【分割の表示】特願2011−530056(P2011−530056)の分割
【原出願日】平成21年10月2日(2009.10.2)
【公序良俗違反の表示】
特許法第64条第2項第4号の規定により図面の一部または全部を不掲載とする。
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
2.X−Box
3.PlayStation
4.GameCube
【出願人】(500050376)ユナイテッド ビデオ プロパティーズ, インコーポレイテッド (206)
【Fターム(参考)】
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