説明

録画再生装置および録画再生処理のプログラム

【課題】 録画した番組データについて実際に視聴する時間を把握できるようにする。
【解決手段】 録画データ記憶手段4に記憶された番組データが再生された際に、その番組名および視聴時間のデータを取得して視聴データ記憶手段7に記憶する視聴時間取得手段6と、再生指令に応じて録画データ記憶手段4に記憶された番組データを再生するとともに、再生時間の提示指令に応じて視聴データ記憶手段7に記憶されている視聴時間のデータに基づいて録画データ記憶手段4に記憶された番組データの視聴時間を予測して出力手段5に視聴予測時間を提示する再生手段5と、を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、録画再生装置および録画再生処理のプログラムに関し、特に、テレビ放送の番組を録画して再生する録画再生装置および録画再生処理のプログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
ディジタルテレビ放送としては、現在、BS(放送衛星)ディジタル放送およびCS(通信衛星)ディジタル放送が実施されているが、さらに、2003年12月から一部の地域で放送が開始された地上波ディジタル放送は、2011年以降は全国の全ての地域においてディジタル化される。このようなディジタルテレビ放送においては、番組の映像・音声データとは別に、番組の関連情報を送信することができる。その関連情報の中には、EPG(Electronic Program Guide; 電子番組案内)が含まれている。このEPGを利用することにより、視聴者は新聞等のテレビ番欄を必要とすることなく、番組名や内容等を閲覧して放送番組を確認することができる。さらに、所望の番組を選局したり、将来の放送番組に対する録画予約を行うことができる。
【0003】
例えば、ある特許文献による放送受信装置、蓄積番組再生方法および配信番組選択方法の提案においては、外部番組コンテンツ供給源から番組データを取得して、配信される番組毎に当該番組を視聴するに必要な時間の情報を、現在時刻を基準にして表示する構成になっている。(特許文献1参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004−328244号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1においては、番組を視聴するに必要な時間の情報を表示することはできるが、表示された情報は放送時間であり、実際に視聴する時間に対応するものではない。一般に、番組を録画した後に再生する場合には、ユーザは、必要でない部分は早送りしてスキップし、見たい部分をピックアップして再生する場合が多いので、録画時間に比べて再生時間が短くなる。例えば、月曜日から金曜日までの午後の決まった時間に、各界の著名なゲストを招いてインタビューする番組、あるいは、月曜日から土曜日までの朝の決まった時間に放送するドラマの番組などを録画し、日曜日にまとめて再生して視聴する場合には、ゲストやドラマの流れによっては早送りすることもある。また、スポーツ番組の場合には、エキサイティングな部分と緩慢で冗長な部分とが混在しているので、エキサイティングな部分だけをピックアップして再生する場合が多い。しかし、従来の技術においては、録画した番組データについて実際に視聴する時間までは把握できないという課題があった。
また、忙しい現代の生活においては、録画した番組を再生して視聴する十分な時間が取れないことも多い。このため、再生の途中で制限時間になって視聴を中止せざるを得ない場合や、逆に、いつもより早送りをし過ぎて制限時間に至る前に番組の再生が終了する場合のように、録画した番組を効率よく視聴できないという問題があった。
さらに、番組のジャンル、内容、出演者等に応じて再生中の早送りの頻度が異なることが多いが、その再生の履歴情報を活用することができなかった。
本発明は、このような従来の課題を解決するためのものであり、録画した番組データについて実際に視聴する時間を把握できるようにすることを目的とする。
また、本発明は、制限された時間の中で録画した番組を効率よく視聴できるようにすることを目的とする。
さらに、本発明は、録画した番組に再生の履歴を活用できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の録画再生装置は、テレビ放送の番組データをその番組名および放送時間のデータとともに録画データ記憶手段4に記憶する録画手段2と、録画データ記憶手段4に記憶された番組データが再生された際に、その番組名および視聴時間のデータを取得して視聴データ記憶手段7に記憶する視聴時間取得手段6と、再生指令に応じて録画データ記憶手段4に記憶された番組データを再生するとともに、再生時間の提示指令に応じて視聴データ記憶手段7に記憶されている視聴時間のデータに基づいて録画データ記憶手段4に記憶された番組データの視聴時間を予測して出力手段8に視聴予測時間を提示する再生手段5と、を備えた構成になっている。
【0007】
請求項1の録画再生装置において、請求項2に記載したように、再生手段5は、再生時間が指定されたときは、視聴予測時間がその指定された再生時間(視聴希望時間)に収まる番組を視聴データ記憶手段7から検索して出力手段8に提示するような構成にしてもよい。
【0008】
請求項1の録画再生装置において、請求項3に記載したように、再生手段5は、再生時間が指定されたときは、合計した視聴予測時間がその指定された再生時間に収まる番組の組み合わせを視聴データ記憶手段7から検索して出力手段8に提示するような構成にしてもよい。
【0009】
請求項2又は3の録画再生装置において、請求項4に記載したように、録画データ記憶手段4に記憶された各番組データの録画時間と視聴予測時間との比を算出して各番組の重要度を判定する判定手段をさらに備え、再生手段5は、再生時間が指定されたときは、判定手段による判定結果に基づいて提示する番組を選択するような構成にしてもよい。
【0010】
請求項5に記載の録画再生処理のプログラムは、コンピュータに、テレビ放送の番組データをその番組名および放送時間のデータとともに録画データ記憶手段4に記憶するステップAと、再生指令に応じて録画データ記憶手段4に記憶された番組データを再生するステップBと、録画データ記憶手段4に記憶された番組データがステップBによって再生された際に、その番組名および視聴時間のデータを取得して視聴データ記憶手段7に記憶するステップCと、再生時間の提示指令に応じて視聴データ記憶手段7に記憶されている視聴時間のデータに基づいて録画データ記憶手段4に記憶された番組データの視聴時間を予測して所定の出力手段に視聴予測時間を提示するステップDと、を実行させる構成になっている。
【0011】
請求項5の録画再生処理のプログラムにおいて、請求項6に記載したように、ステップDは、再生時間が指定されたときは、視聴予測時間がその指定された再生時間(視聴希望時間)に収まる番組を視聴データ記憶手段から検索して出力手段8に提示するような構成にしてもよい。
【0012】
請求項5の録画再生処理のプログラムにおいて、請求項7に記載したように、ステップDは、再生時間が指定されたときは、合計した視聴予測時間がその指定された再生時間に収まる番組の組み合わせを視聴データ記憶手段7から検索して出力手段8に提示するような構成にしてもよい。
【0013】
請求項6又は7の録画再生処理のプログラムにおいて、請求項8に記載したように、録画データ記憶手段4に記憶された各番組データの録画時間と視聴予測時間との比を算出して各番組の重要度を判定するステップEをさらに実行し、ステップDは、再生時間が指定されたときは、ステップEによる判定結果に基づいて提示する番組を選択するような構成にしてもよい。
【発明の効果】
【0014】
本発明の録画再生装置および録画再生処理のプログラムによれば、録画した番組データについて実際に視聴する時間を把握できるという効果が得られる。
また、本発明の録画再生装置および録画再生処理のプログラムによれば、制限された時間の中で録画した番組を効率よく視聴できるという効果が得られる。
また、本発明の録画再生装置および録画再生処理のプログラムによれば、録画した番組に再生の履歴を活用できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の実施形態における録画再生装置の録画機能の構成を示す図。
【図2】本発明の実施形態における録画再生装置の再生機能の構成を示す図。
【図3】録画データ記憶手段に記憶されたデータのフォーマットを示す図。
【図4】視聴データ記憶手段7に記憶されたデータのフォーマットを示す図。
【図5】録画データ記憶手段に記憶されている各番組の放送時間に対する視聴予測時間を示す表示画面の図。
【図6】本発明の第2実施形態における録画再生装置の動作を示すフローチャート。
【図7】本発明の第2実施形態における録画再生装置の動作を示す表示画面の図。
【図8】本発明の第2実施形態の変形例における録画再生装置の動作を示すフローチャート。
【図9】本発明の第2実施形態の変形例における録画再生装置の動作を示す表示画面の図。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明による録画再生装置の第1実施形態および第2実施形態について、図1ないし図9を参照して説明する。
図1および図2は、各実施形態における録画再生装置の構成を機能的に示した図である。ここで、図1はテレビ放送の番組データなどを録画する場合の機能を示し、図2は録画した番組データを再生する場合の機能を示している。
【0017】
図1において、デマルチプレクサ1には受信したディジタル放送のTS(トランスポート・ストリーム)が入力され、映像データ、音声データ、および番組情報データに分離して出力される。デマルチプレクサ1から出力された映像データおよび音声データは録画手段2に入力され、番組情報データは番組情報処理手段3に入力される。録画手段2は、リモコンなどの操作手段(図示せず)から録画指令が入力されたときは、映像データおよび音声データに対して所定の信号処理を行って、ハードディスクなどの録画データ記憶手段4に記憶する。番組情報処理手段3は、その番組情報データから番組名、放送時間、およびその他の必要な情報を抽出して、録画データ記憶手段4に記憶する。
【0018】
図2において、再生手段5は、操作手段から番組名とともに再生指令が入力されたときは、その番組データを録画データ記憶手段4から読み出して再生する際に、番組名とともに再生時間を視聴時間取得手段6に出力する。この場合において、操作手段から早送り指令が入力されたときは再生時間の入力を中断し、その中断中に再生の再開指令が入力されたときは、再生時間の入力を再開する。視聴時間取得手段6は、再生開始から再生終了までの実際の再生時間を取得して、ハードディスクなどの視聴データ記憶手段7に記憶する。番組情報処理手段3は、再生手段5による番組データの再生に応じて、その番組データに対応する番組情報データの中から、番組名や放送時間を録画データ記憶手段4から読み出して視聴データ記憶手段7に記憶する。なお、再生手段5によって再生された番組データは、表示装置および発音装置からなる出力手段8に出力される。
【0019】
図3は、録画データ記憶手段4に記憶されたデータのフォーマットを示す図である。この図に示すように、記憶された複数の番組1…番組jの各々について、映像データおよび音声データとともに、番組名、放送時間、その他の番組情報が記憶されている。
図4は、視聴データ記憶手段7に記憶されたデータのフォーマットを示す図である。この図に示すように、再生された複数の番組1…番組kの各々について、第1回録画再生時間から順に再生のたびに録画再生時間が記憶されている。なお、図4の例では、毎日又は不定期に継続して放送された同じ番組名のデータを示している。すなわち、月曜日から金曜日までゲストを招いて放送する継続した番組、月曜日から土曜日まで放送する継続したドラマの番組、15日間に毎日放送される大相撲実況の番組、特定の曜日に継続して放送されるドラマやバラエティの番組のデータを示している。
したがって、同じ番組名であっても異なる日時に放送された番組を録画した場合には、録画ごとに別個のデータとして管理し、同じ日時に放送された番組を録画した後に、その録画番組が繰り返して再生された場合には、再生のたびに録画再生時間が更新される。
【0020】
再生手段5は、再生時間の提示指令が入力されたときは、視聴データ記憶手段7に記憶されている各番組の録画再生時間に基づいて視聴予測時間を計算して、出力手段8の表示装置に表示して提示する。図5は、録画データ記憶手段4に記憶されている各番組の放送時間すなわち録画時間に対する視聴予測時間を示す表示画面の図である。ユーザは、表示された視聴予測時間と視聴できる時間とを考慮して、番組を選択して再生することができる。
【0021】
以上のように、この第1実施形態によれば、テレビ放送の番組データをその番組名および放送時間のデータとともに録画データ記憶手段4に記憶する録画手段2と、録画データ記憶手段4に記憶された番組データが再生された際に、その番組名および視聴時間のデータを取得して視聴データ記憶手段7に記憶する視聴時間取得手段6と、再生指令に応じて録画データ記憶手段4に記憶された番組データを再生するとともに、再生時間の提示指令に応じて視聴データ記憶手段7に記憶されている視聴時間のデータに基づいて録画データ記憶手段4に記憶された番組データの視聴時間を予測して出力手段5に視聴予測時間を提示する再生手段5と、を備えている。
したがって、録画した番組データについて実際に視聴する時間を把握できる。
【0022】
次に、本発明の録画再生装置の第2実施形態について、図6および図7を参照して説明する。
図6および図7は、第2実施形態における録画再生装置の動作を示すフローチャートおよび表示画面の図である。図7(1)に示すように、希望時間の入力を促すメッセージに対して時間が入力され、決定の指示がされたときは、視聴希望時間の取得を行う(ステップS11)。次に、録画データ記憶手段4から録画番組リストを取得する(ステップS12)。次に、視聴データ記憶手段7に記憶されている録画再生時間に基づいて、各録画番組の視聴予測時間を計算して取得する(ステップS13)。そして、図7(2)に示すように、視聴予測時間が視聴希望時間に最も近い録画番組を、一つ又は複数決定し、ユーザに提示する(ステップS14)。
【0023】
以上のように、この第2実施形態によれば、再生手段5は、再生時間が指定されたときは、その指定された再生時間すなわち希望時間に収まる番組を視聴データ記憶手段7から検索して出力手段8に提示する。
したがって、制限された時間の中で録画した番組を効率よく視聴できる。
【0024】
次に、第2実施形態の変形例について説明する。
図8および図9は、第2実施形態の変形例における録画再生装置の動作を示すフローチャートおよび表示画面の図である。図9(1)に示すように、希望時間の入力を促すメッセージに対して時間が入力され、決定の指示がされたときは、視聴希望時間の取得を行う(ステップS21)。次に、録画データ記憶手段4から録画番組リストを取得する(ステップS22)。次に、視聴データ記憶手段7に記憶されている録画再生時間に基づいて、各録画番組の視聴予測時間を計算して取得する(ステップS23)。そして、視聴予測時間が希望時間に最も近い番組を選択し、選択した番組の視聴予測時間を希望時間から差し引いた残り時間を計算し、視聴予測時間が残り時間に近い番組を選択する(ステップS24)。すなわち、図9(2)に示すように、視聴予測時間が希望時間に収まる録画番組の組み合わせを提示する。
【0025】
以上のように、この変形例によれば、再生手段5は、再生時間が指定されたときは、合計した視聴予測時間がその指定された再生時間すなわち希望時間に収まる番組の組み合わせを視聴データ記憶手段7から検索して出力手段8に提示する。
したがって、第2実施形態と同様に、制限された時間の中で録画した番組を効率よく視聴できる。
【0026】
次に、第2実施形態の他の変形例について説明する。
この変形例においては、録画時間と視聴予測時間との比を計算して、その計算結果に応じて重要度を判定する。そして、その判定結果を番組の選択に反映させる。例えば、視聴予測時間が録画時間の1/3に満たない番組については、重要度がかなり低いと判定して、番組選択のリストから外す。
さらに、選択対象の番組が複数ある場合に、視聴予測時間がほぼ同じである場合には、重要度の高い順に表示する構成にしてもよい。
【0027】
以上のように、この変形例によれば、録画データ記憶手段4に記憶された各番組データの録画時間と視聴予測時間との比を算出して、各番組の重要度を判定する判定手段をさらに備え、再生手段5は、再生時間が指定されたときは、判定手段による判定結果に基づいて提示する番組を選択する。
したがって、録画した番組に再生の履歴を活用できる。
【0028】
なお、上記各実施形態においては、録画データ記憶手段4と視聴データ記憶手段7とを別個の記憶手段として構成したが、録画データ記憶手段4と視聴データ記憶手段7とをハードディスクなどの同じ記憶手段によって構成し、録画データと視聴データとを別のエリアで管理することも可能である。
【0029】
また、上記各実施形態においては、あらかじめ装置内に記憶された録画再生処理のプログラムを実行する装置の発明について説明したが、フレキシブルディスク(FD)、CD、MD、メモリカードなどの外部記憶媒体に記録されているプログラムを不揮発性メモリにインストールしたり、インターネットなどのネットワークからダウンロードしたプログラムを不揮発性メモリにインストールして、そのプログラムを装置によって実行することも可能である。この場合には、プログラムの発明やそのプログラムを記録した記録媒体の発明を実現できる。
【0030】
すなわち、本発明による録画再生処理のプログラムは、コンピュータに、テレビ放送の番組データをその番組名および放送時間のデータとともに録画データ記憶手段に記憶するステップAと、再生指令に応じて前記録画データ記憶手段に記憶された番組データを再生するステップBと、前記録画データ記憶手段に記憶された番組データが前記ステップBによって再生された際に、その番組名および視聴時間のデータを取得して視聴データ記憶手段に記憶するステップCと、再生時間の提示指令に応じて前記視聴データ記憶手段に記憶されている視聴時間のデータに基づいて前記録画データ記憶手段に記憶された番組データの視聴時間を予測して所定の出力手段に視聴予測時間を提示するステップDと、を実行させる。
【0031】
前記ステップDは、再生時間が指定されたときは、視聴予測時間がその指定された再生時間に収まる番組を前記視聴データ記憶手段から検索して前記出力手段に提示する。
【0032】
前記ステップDは、再生時間が指定されたときは、合計した視聴予測時間がその指定された再生時間に収まる番組の組み合わせを前記視聴データ記憶手段から検索して前記出力手段に提示する。
【0033】
前記録画データ記憶手段に記憶された各番組データの録画時間と視聴予測時間との比を算出して各番組の重要度を判定するステップEをさらに実行し、前記ステップDは、再生時間が指定されたときは、前記ステップEによる判定結果に基づいて提示する番組を選択する。
【符号の説明】
【0034】
1 マルチプレクサ
2 録画手段
3 番組情報処理手段
4 録画データ記憶手段
5 再生手段
6 視聴時間取得手段
7 視聴データ記憶手段
8 出力手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
テレビ放送の番組データをその番組名および放送時間のデータとともに録画データ記憶手段に記憶する録画手段と、
前記録画データ記憶手段に記憶された番組データが再生された際に、その番組名および視聴時間のデータを取得して視聴データ記憶手段に記憶する視聴時間取得手段と、
再生指令に応じて前記録画データ記憶手段に記憶された番組データを再生するとともに、再生時間の提示指令に応じて前記視聴データ記憶手段に記憶されている視聴時間のデータに基づいて前記録画データ記憶手段に記憶された番組データの視聴時間を予測して所定の出力手段に視聴予測時間を提示する再生手段と、
を備えた録画再生装置。
【請求項2】
前記再生手段は、再生時間が指定されたときは、視聴予測時間がその指定された再生時間に収まる番組を前記視聴データ記憶手段から検索して前記出力手段に提示することを特徴とする請求項1に記載の録画再生装置。
【請求項3】
前記再生手段は、再生時間が指定されたときは、合計した視聴予測時間がその指定された再生時間に収まる番組の組み合わせを前記視聴データ記憶手段から検索して前記出力手段に提示することを特徴とする請求項1に記載の録画再生装置。
【請求項4】
前記録画データ記憶手段に記憶された各番組データの録画時間と視聴予測時間との比を算出して各番組の重要度を判定する判定手段をさらに備え、前記再生手段は、再生時間が指定されたときは、前記判定手段による判定結果に基づいて提示する番組を選択することを特徴とする請求項2又は3に記載の録画再生装置。
【請求項5】
コンピュータに、
テレビ放送の番組データをその番組名および放送時間のデータとともに録画データ記憶手段に記憶するステップAと、
再生指令に応じて前記録画データ記憶手段に記憶された番組データを再生するステップBと、
前記録画データ記憶手段に記憶された番組データが前記ステップBによって再生された際に、その番組名および視聴時間のデータを取得して視聴データ記憶手段に記憶するステップCと、
再生時間の提示指令に応じて前記視聴データ記憶手段に記憶されている視聴時間のデータに基づいて前記録画データ記憶手段に記憶された番組データの視聴時間を予測して所定の出力手段に視聴予測時間を提示するステップDと、
を実行させる録画再生処理のプログラム。
【請求項6】
前記ステップDは、再生時間が指定されたときは、視聴予測時間がその指定された再生時間に収まる番組を前記視聴データ記憶手段から検索して前記出力手段に提示することを特徴とする請求項5に記載の録画再生処理のプログラム。
【請求項7】
前記ステップDは、再生時間が指定されたときは、合計した視聴予測時間がその指定された再生時間に収まる番組の組み合わせを前記視聴データ記憶手段から検索して前記出力手段に提示することを特徴とする請求項5に記載の録画再生処理のプログラム。
【請求項8】
前記録画データ記憶手段に記憶された各番組データの録画時間と視聴予測時間との比を算出して各番組の重要度を判定するステップEをさらに実行し、前記ステップDは、再生時間が指定されたときは、前記ステップEによる判定結果に基づいて提示する番組を選択することを特徴とする請求項6又は7に記載の録画再生処理のプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2011−182462(P2011−182462A)
【公開日】平成23年9月15日(2011.9.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−118590(P2011−118590)
【出願日】平成23年5月27日(2011.5.27)
【分割の表示】特願2005−111534(P2005−111534)の分割
【原出願日】平成17年4月8日(2005.4.8)
【出願人】(000001443)カシオ計算機株式会社 (8,748)
【Fターム(参考)】