説明

録画再生装置及び録画再生方法

【課題】ユーザが番組を明示的に指定せずに再生指示しても、ユーザが希望する番組を簡単な操作で再生できるようにする。
【解決手段】入力端子12からの映像/音声信号は、録画要求が入力端子13からあると、制御部3により、再生切替部5から録画処理部7を介して記録媒体9に録画される。入力端子13から再生キーの操作による再生要求があると、制御部3の制御により、再生処理部8で記録媒体9からの再生一時停止状態にある録画番組が最後の一時停止位置から再生される「リジューム再生」または録画中の番組を先頭から再生する「追っかけ再生」が行なわれ、切替部6,映像合成部10を介して出力端子14から図示しない表示部に供給される。これにより、表示部では、録画番組を直接指定することなく、ユーザが希望する再生一時停止中の録画番組や録画中の番組を表示部でする表示させることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の番組再生モードを備えた録画再生装置及び録画再生方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、録画再生装置の機能において、効率的な番組の再生方法が重要視されている。その理由として、HDD(ハード ディスク ドライブ)などの記録媒体の大容量化に伴う録画番組数の増加が挙げられる。記録媒体の容量は製品の重要な要素となるため、記録媒体の容量は年々急速に増加している。これに伴い、録画再生装置に記録される番組数も増加しているため、複数の番組の中からユーザーが望む番組を探すことが困難となっている。そこで、ユーザの利便性を高めるために、記録された番組の効率的な再生方法が重要となってくる。
【0003】
このことからして、ユーザが録画されている番組を明示的に指定しなくとも、自動的に録画番組を再生するようにした技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
これは、録画番組をジャンルに応じて分類してジャンル毎に録画番組を時間系列的に配列し、夫々のジャンル毎に、録画番組が再生されることを仮想的な放送局から放送されるものとして、仮想チャンネルを割り当て、また、現実の放送局から放送される番組(放送番組)を実チャンネルの番組とし、これら実チャンネルと仮想チャンネルとが同じ時間軸上で時間が経過するものであって、実チャンネルと仮想チャンネルとのいずれかのチャンネルを指定すると、その指定されたチャンネルのその時刻に表示されるべき番組が表示されるようにしたものである。いずれかの実チャンネルが指定されると、この実チャンネルのこの指定時刻に放送されている番組が受信されて表示され、また、いずれかの仮想チャンネルが指定されると、この指定された仮想チャンネルのその指定時刻に表示されるべき録画番組が再生されて表示される。
【0005】
なお、仮想チャンネルの録画番組の場合には、早送りや巻戻し,再生の一時停止も可能としている。しかし、上記の実チャンネルと仮想チャンネルとの時間の流れは、これらによって影響されない。
【特許文献1】特開2001−333358
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1に記載の技術では、録画番組を再生したい場合、ユーザはチャンネルのうちから仮想チャンネルを選択すればよく、番組を明示的に指定しなくとも、指定された仮想チャンネルの録画番組が再生されて視聴することが可能である。
【0007】
しかし、このように再生される録画番組は、その仮想チャンネルを指定した時刻に再生されるべき録画番組であり、必ずしもユーザが望む録画番組とは限らない。即ち、ユーザが録画番組を明示的に指定しないで再生を行なわせようとした場合には、ユーザの望む録画番組が必ずしも再生されるとは限らない。
【0008】
一方、録画再生装置の一例として、ユーザが再生する録画番組を明示的に指定しなくとも(即ち、直接録画番組を指定しなくとも)、リモコンの再生キーを操作することにより、再生の一時停止状態にある録画番組を一時停止した位置から再生を開始するようにした、いわゆるリジューム再生を行なう機能を備えた録画再生装置が知られている。かかる録画再生装置では、この再生の一時停止状態にある録画番組を、視聴するために、再生したいとき、リモコンの再生キーを操作するだけで、これを一時停止した位置から続けて再生できるものであって、特にこの再生したい録画番組を直接指定しなくとも、再生できるものである。上記の特許文献1には、録画再生装置にかかるリジューム機能が設けられていることも記載されている。
【0009】
また、録画再生装置の他の例としては、放送番組などの入力番組の録画中、ユーザがリモコンの再生キーを操作すると、この録画中の番組をその先頭から再生開始する、いわゆる追っかけ再生の機能を備えた録画再生装置も知られている。かかる録画再生装置では、そのとき録画している番組をユーザが再生したい場合、リモコンの再生キーを操作するだけでこれを再生することができる。
【0010】
ところで、リジューム再生機能を備えた録画再生装置では、途中まで再生して再生を一時停止した状態にしている録画番組の続きの再生を希望する場合には、この録画番組を直接指定することなく、リモコンの再生キーを操作することにより、簡単にこの番組を再生する状態にすることができるが、録画中の番組の再生を希望する場合には、この放送番組を受信し、ディスプレイで表示できるようにするといった別の操作が必要であり、操作に手間がかかることになる。追っかけ再生機能を備えた録画再生装置においても同様であって、録画中の番組の再生を希望する場合には、この番組を直接指定することなく、リモコンの再生キーを操作することにより、簡単にこの録画中の番組をその先頭から再生できる状態にすることができるが、途中まで再生して再生を一時停止した状態にしている録画番組の続きの再生を希望する場合には、リモコンの再生キーの操作ではこの録画番組のリジュース再生が行なわれず、この録画番組の一時停止を解除して再生を開始させるための別の操作が必要となり、操作が煩雑になるという問題がある。
【0011】
このように、従来の録画再生装置では、希望する録画番組を明示的に指示しなくとも、この希望する録画番組を再生可能に構成されてはいるが、かかる希望する録画番組を再生可能な状態である番組再生モード毎にそれを選択するのに適応した操作を必要とするし、また、そのための操作手段が番組再生モード毎に必要となるという問題があった。
【0012】
本発明の目的は、かかる問題を解消し、複数の再生番組選択モードの選択のための操作手段や操作方法を簡略化して、ユーザが明示的に再生番組を指示しない場合でも、ユーザが望む番組を再生可能とした録画再生装置及び録画再生方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記目的を達成するために、本発明による録画再生装置は、ユーザによる番組の明示的な指定なしに再生が可能な複数の再生番組選択モード夫々に対し、再生番組選択モードで再生可能な録画番組を設定する手段と、再生番組選択モードのいずれかを選択するためのユーザーインターフェースとを有し、ユーザインタフェースで再生番組選択モードを選択することにより、ユーザによる番組の明示的な指定なしに再生される録画番組を指定することができるように構成したことを特徴とするものである。
【0014】
また、本発明による録画再生装置は、ユーザインタフェースが、録画番組が再生開始可能な再生番組選択モードを選択可能とすることを特徴とするものである。
【0015】
また、本発明による録画再生装置は、ユーザによる番組の明示的な指定なしに再生が可能な複数の再生番組選択モード夫々に対し、再生番組選択モードで再生可能な録画番組を設定する第1の手段と、全ての再生番組選択モードの録画番組を同時に再生する第2の手段と、該第2の手段によって再生された録画番組を表示画面に全て同時に表示する第3の手段と、第3の手段によって表示された録画番組のいずれか1つを選択する第4の手段と、第4の手段によって選択された録画番組のみを表示画面に表示する手段ととを有することを特徴とするものである。
【0016】
また、本発明による録画再生装置は、再生番組選択モードが、少なくとも、再生一時停止状態にある録画番組を再生一時停止されたときの位置から再生開始するリジューム再生のモードと、録画中の番組をその先頭から再生開始する追っかけ再生のモードとを含むことを特徴とするものである。
【0017】
上記目的を達成するために、本発明による録画再生方法は、ユーザによる番組の明示的な指定なしに再生が可能な複数の再生番組選択モード夫々に対し、再生番組選択モードで再生可能な録画番組を設定して、再生番組選択モードのいずれかを選択可能とし、選択された再生番組選択モードと録画状態とから再生する録画番組を決定することを特徴とするものである。
【0018】
また、本発明による録画再生方法は、再生番組選択モードが、少なくとも、再生一時停止状態にある録画番組を再生一時停止されたときの位置から再生開始するリジューム再生のモードと、録画中の番組をその先頭から再生開始する追っかけ再生のモードとを含むことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、ユーザが明示的に録画番組を指定しなくとも、簡単な操作手段,操作方法でユーザが希望する番組を再生することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、本発明による実施形態を図面を用いて説明する。
【0021】
図1は本発明による録画再生装置及び録画再生方法の第1の実施例を示すブロック構成図であって、1は録画再生装置、2は録画再生処理装置、3は制御部、4はユーザ指示受信部、5は入力映像/音声切替部、6は出力映像/音声切替部、7は録画処理部、8は再生処理部、9は記録媒体、10は映像合成部、11はOSD(On Screen Display)作成部、12は映像/音声入力端子、13は操作信号入力端子、14は映像/音声出力端子である。
【0022】
同図において、この第1の実施形態の録画再生装置1は、録画再生処理装置2と制御部3とユーザ指示受信部4とを備えている。
【0023】
録画再生処理装置2は、入力映像/音声切替部5や出力映像/音声切替部6,録画処理部7,再生処理部8,記録媒体9,映像合成部10,OSD作成部11などから構成されており、図示しないチューナで受信された映像/音声信号や図示しない外部機器(外部チューナや外部録画再生装置)からの映像/音声信号(以下、これらを総称して、映像/音声信号という)が映像/音声入力端子12から入力され、また、映像/音声出力端子14に接続された図示しない表示部に映像/音声信号を出力する。録画再生処理装置2の各部は、例えば、I2Cバスなどの通信バスを介して、制御部3と通信可能に接続されている。
【0024】
制御部3は、操作信号入力端子13から入力されてユーザ指示受信部4で受信される操作機器(図示せず)からの操作信号が供給されると、この操作信号に応じて録画再生処理装置2の各部の制御を行なう。なお、操作機器は、例えば、リモコン,マウス,キーボードなどのユーザが録画再生処理装置2を動作制御するためにユーザが操作する機器であって、以下では、これをリモコンとして説明する。
【0025】
記録媒体9はハードディスクやDVD,D−VHSなどであって、ここでは、録画再生装置1に内蔵されているものとしているが、録画処理部7及び再生処理部8とともに録画再生装置1の外部に設けられた外部機器であってもよい。
【0026】
次に、この実施形態の動作を説明する。
【0027】
映像/音声入力端子12から入力される映像/音声信号を記録媒体9に録画する場合には、リモコンを操作して録画を要求する。この録画要求の操作信号は操作信号入力端子13から録画再生装置1に入力されてユーザ指示受信部4で受信され、制御部3に録画要求が通知される。制御部3は、この録画要求通知に応じて、録画再生処理装置2の各部が録画動作を行なうように制御する。これにより、録画処理が開始される。
【0028】
かかる録画処理の開始により、映像/音声入力端子12から入力された番組のアナログまたはデジタルの映像/音声信号は映像/音声切替部5に供給される。映像/音声切替部5は、制御部3の制御により、供給された映像/音声信号を録画処理部7にきょうきゅうする。録画処理部7では、供給された映像/音声が管理情報(例えば、番組管理用の番組ID,映像/音声の情報量など)や番組情報(例えば、番組の開始時刻,終了時刻,番組時間,チャンネル番号,タイトル名など)を付加され、記録用ストリームに符号化される。この符号化された番組の記録用ストリームは記録媒体9に録画される。
【0029】
このようにして、入力された番組の映像/音声信号は、ユーザ指示に従って記録媒体7に録画されることになる。
【0030】
なお、ユーザが希望するチャンネルの放送番組、あるいは外部録画再生装置からの再生映像/音声を、記録媒体9に記録しながら、あるいは記録媒体9に記録せず、映像/音声出力端子14に接続された図示しない表示部で表示させることもでき(これを、以下、表示モードという)、この場合には、リモコンでこの表示モードの要求操作(例えば、放送番組の場合、チャンネル指定操作、外部録画再生装置の場合、それを指定するキー操作)をすることにより、制御部3は録画再生処理装置2の表示モードの動作を開始させる。これにより、録画再生処理装置2では、映像/音声入力端子12から入力される映像/音声信号が、映像/音声切替部5により、出力映像/音声切替部6に供給される。出力映像/音声切替部6は、制御部3の制御により、映像/音声切替部5からの映像/音声信号を選択し、映像合成部10を介して映像/音声出力端子14から図示しない表示部に供給する。これにより、ユーザが希望するチャンネルの放送番組の映像/音声、あるいは外部録画再生装置からの再生映像/音声が表示部に表示され、ユーザに視聴できるようにする。
【0031】
記録媒体9に記録された番組(録画番組)を再生する場合には、リモコンを操作して再生を要求する。この再生要求の操作信号は入力端子13から入力され、ユーザ指示受信部4で受信されて再生要求が制御部3に供給される。制御部3はこの再生要求に応じた録画再生処理部2の各部を再生制御する。
【0032】
ここで、ユーザが、記録媒体9に記録されている録画番組のうち、希望する録画番組をリモコン操作によって録画処理部7で付加された番組IDなどで指定すると、この番組IDの録画番組が記録媒体9から再生され、再生処理部8でこの録画番組の符号化された映像/音声信号が復号され、出力映像/音声切替部6に供給される。このとき、この出力映像/音声切替部6は、制御部3の制御により、この再生処理部8からの映像/音声信号を選択し、映像合成部10を介して映像/音声出力端子14から図示しない表示部に供給する。これにより、ユーザが指定した録画番組が表示部で視聴することができる。
【0033】
この第1の実施形態においては、このように図示しない表示部で表示されて視聴される録画番組を、その途中で一時停止させることができる。これは、リモコンの一時停止操作に伴う制御部3の制御によって実行されるものであり、この録画番組の番組IDや一時停止位置(例えば、この録画番組の先頭からの再生開始から一時停止したときまでの再生時間などで表わされる)などの必要な情報(以下、再生一時停止情報という)が制御部3に保存される。かかる再生一時停止情報は、録画再生装置1の電源がパワーオフしても、そのまま制御部に保存されている。かかる再生一時停止情報を用いて、この再生一時停止状態にある録画番組をこの再生一時停止位置から続けて再生するリジューム再生を行なうことができる。
【0034】
また、この第1の実施形態では、記録媒体9への録画中の番組を、その先頭から再生する追っかけ再生を行なうこともできる。
【0035】
かかるリジューム再生や追っかけ再生を行なわせるために、リモコンに再生キーが設けられている。ユーザがこの再生キーを操作すると、その操作信号が操作信号入力13から入力され、ユーザ指示受信部4で受信されて再生要求が制御部3に通知される。制御部3はこの再生要求に応じてOSD作成部11を制御し、メニューのOSD画面を作成させる。このOSD画面は映像合成部10を介して映像/音声出力端子14から図示しない表示部に供給される。これにより、表示部では、メニューのOSD画面が表示される。
【0036】
このメニューのOSD画面では、まず、複数のメインメニューが表示され、レモコンの、例えば、上下キーと決定キーとの操作によって所望のメインメニューを選択すると、このメインメニューに対するサブメニューが表示され、そのうちの所望の1つを選択すると、この選択されたサブメニューの下位に展開するメニューが表示される。
【0037】
図2はかかる操作によって得られるリジューム再生と追っかけ再生との選択メニューのOSD画面の一具体例を示す図であって、20は表示部の表示画面、21はメインメニュー、22はサブメニュー、23,24は選択メニュー、25はカーソルである。
【0038】
同図において、ここでは、ユーザが明示的に(直接に)番組を指定することなく、ユーザの希望する番組を再生するモード、即ち、再生番組選択モードを、上記の「リジューム再生」と「追っかけ再生」の2つのモードとしている。
【0039】
表示画面20に表示されるメインメニュー「再生設定メニュー」21は、メインメニューのリストからリジューム再生あるいは追っかけ再生を実行させるために選択されたものであり、サブメニュー「再生番組選択モード」22は、メインメニュー「再生設定メニュー」21が選択されることによって表示された複数のサブメニューのリストの中からリジューム再生あるいは追っかけ再生を実行させるために選択されたものであり、このサブメニュー「再生番組選択モード」22が選択されることにより、図示するように、このサブメニュー「再生番組選択モード」22の下位メニューの「リジューム再生」アイコン23と「追っかけ再生」アイコン24とが表示される。これら「リジューム再生」アイコン23と「追っかけ再生」アイコン24とのいずれかに網掛けで示すカーソル25が重なって表示され、このアイコン25が重なったアイコンが選択されていることになる。かかるアイコン25は、リモコンの上下キーを操作することにより、上下に移動し、これにより、「リジューム再生」アイコン23と「追っかけ再生」アイコン24とのいずれかを適宜選択することができる。
【0040】
なお、以上のメインメニューやサブメニュー,アイコン,カーソルの画面がOSD画面としてOSD作成部11(図1)で作成され、リモコンの上下キーや決定キーの操作に応じて、制御部3がOSD作成部11を制御することにより、表示画面20に表示されるOSD画面の表示内容が変化する。
【0041】
また、アイコン23としては、ここでは、網かけのアイコンとしたが、色付きのアイコンとしてもよいし、枠状のアイコンとしてもよいし、その他の形態のアイコンとしてもよい。
【0042】
図2に示すように、カーソル25が「リジューム再生」アイコン23上にあって、このアイコン23が選択された状態にあるとき、リモコンの決定キーが操作されると、その操作信号が操作信号入力端子13から入力され、ユーザ指示受信部4がそれを受信してリジューム再生の要求通知を制御部3に送る。制御部3は、この録画再生装置1で再生一時停止モードにある録画番組がある場合には、録画再生処理部2の各部を制御して、リジューム再生を開始させる。
【0043】
なお、このとき、再生一時停止モードの録画番組がない場合には、制御部3はOSD作成部11を制御してかかる録画番組がない旨のメッセージを作成させ、このメッセージの画面を表示部の表示画面20にOSD表示させる。あるいはまた、再生一時停止モードの録画番組がない場合には、図20に示すOSD画面で「リジューム再生」アイコン23を表示しないようにしてもよい。
【0044】
また、図2に示す状態でリモコンの下キーを操作してカーソル25を「追っかけ再生」アイコン24に当ててこのアイコン23を選択した状態にし、リモコンの決定キーを操作すると、その操作信号が操作信号入力端子13から入力され、ユーザ指示受信部4がそれを受信して追っかけ再生の要求通知を制御部3に送る。制御部3は、この録画再生装置1で番組を録画する録画モードにある場合には、録画再生処理部2の各部を制御し、記録媒体9(図1)に録画中のこの番組(録画中番組)を先頭から再生する追っかけ再生を開始させる。
【0045】
なお、このとき、記録媒体9への番組の録画が行なわれていない(即ち、録画中番組がない)場合には、制御部3はOSD作成部11を制御して録画中番組がない旨のメッセージを作成させ、このメッセージの画面を表示部の表示画面20にOSD表示させる。あるいはまた、録画中番組がない場合には、図20に示すOSD画面で「追っかけ再生」アイコン24を表示しないようにしてもよい。
【0046】
図1において、リジューム再生の場合には、制御部3から再生処理部8にリジューム再生開始指示が送られる。このリジューム再生開始指示には、リジューム再生の対象となる再生一時停止モードにある録画番組の番組IDや一時停止位置などの再生一時停止情報が付加されている。再生処理部8は、このリジューム再生の指示を受けると、この再生一時停止情報に基づいて、記録媒体9に記録されていて再生一時停止状態にある録画番組の前回の再生で一時停止指令によって再生を停止した位置から再生する。このように記録媒体9からリジューム再生される録画番組の映像/音声信号の符号化されたストリームは再生処理部8で復号され、出力映像/音声切替部6に供給される。このとき、この出力映像/音声切替部6は、制御部3の制御により、この再生処理部8からの映像/音声信号を選択し、映像合成部10を介して映像/音声出力端子14から図示しない表示部に供給する。これにより、リジューム再生された録画番組が表示部で視聴することができる。
【0047】
追っかけ再生の場合には、制御部3から再生処理部8に追っかけ再生開始指示が送られる。この場合、制御部3は、ユーザ指示受信部4からの追っかけ再生の要求が通知されると、録画処理部7から現在録画している番組に付与している番組IDを取得し、これを追っかけ再生開始指示とともに再生処理部8に送る。再生処理部8は、この追っかけ再生開始の指示を受けると、これに付加されている番組IDが付与された録画番組(即ち、現在録画中の番組)をその先頭から再生する。このように記録媒体9から追っかけ再生される録画番組の映像/音声信号の符号化されたストリームは再生処理部8で復号され、出力映像/音声切替部6に供給される。このとき、この出力映像/音声切替部6は、制御部3の制御により、この再生処理部8からの映像/音声信号を選択し、映像合成部10を介して映像/音声出力端子14から図示しない表示部に供給する。これにより、追っかけ再生された録画番組(即ち、現在録画中の番組)が表示部で視聴することができる。
【0048】
図3はこの第1の実施形態の処理アルゴリズムを示すフローチャートである。なお、ここでは、再生一時停止モードの録画番組があるものとする。
【0049】
同図において、ユーザがリモコンの再生キーなどを操作すると、上記のようにして、表示部の表示画面に図2に示すOSD画面が表示される。かかるOSD画面でユーザがアイコン23,24のいずれかを選択操作をすると、ユーザ設定値(再生番組選択モード)がリジューム再生と追っかけ再生のいずれかに設定されたことになり、ユーザの設定した再生番組選択モード(ユーザ設定値)が「リジューム再生」である場合(S(ステップ)31で「yes」)、制御部3は再生処理部8にリジューム再生開始を指示する(S32)。これにより、再生処理部8は、上記のように、リジューム再生を開始する。ユーザ設定値が「追っかけ再生」である場合には(S31で「no」)、制御部3は現在録画状態にあるかどうかを判断し、録画状態にある場合には(S33で「yes」)、制御部3は再生処理部8に追っかけ再生の開始を指示する(S34)。これにより、再生処理部8は、上記のように、追っかけ再生を開始する。現在録画状態にない場合には(S33で「no」)、追っかけ再生の対象となる番組がないため、制御部3は再生処理部8に対してリジューム再生の開始を指示する(S35)。
【0050】
再生一時停止モードの録画番組も、録画中の番組もない場合には、リモコンの再生キーが操作されても、S32,S34,S35は実行されず、制御部3の制御は終了し、上記のように、メッセージが表示されるなどする。あるいはまた、上記のように、制御部3の制御により、図2において、「リジューム再生」アイコン23,「追っかけ再生」アイコン24を表示させないようにしてもよい。
【0051】
このようにして、この第1の実施形態では、リモコンなどの操作機器と表示部とがユーザインタフェースを構成し、再生一時停止状態にある録画番組を、これの視聴を希望するときに、この録画番組を直接指定することなく、操作機器での簡単な操作によって再生一時停止した位置から続けて再生して視聴することができるし、また、録画中の番組も、録画中の番組を、これの視聴を希望するときに、この録画中番組を直接指定することなく、操作機器での簡単な操作によってその先頭から再生して視聴することができる。
【0052】
なお、リジューム再生もしくは追っかけ再生が行なわれているときも、「リジューム再生」アイコン23と「追っかけ再生」アイコン24とを表示画面20に表示させ、かかる再生中もリジューム再生と追っかけ再生との切り替えを行なうようにすることもできる。
【0053】
図4は本発明による録画再生装置及び録画再生方法の第2の実施形態でのリジューム再生と追っかけ再生との選択メニューのOSD画面の一具体例を示す図であって、40は表示部の表示画面、41は「リジューム再生」アイコン、42は「追っかけ再生」アイコンである。なお、この第2の実施形態の録画再生装置も図1に示す構成をなしており、ここでは、その映像/音声出力端子14に接続される表示部の表示画面を符号「40」で示している。
【0054】
図1において、ユーザがリモコンの再生キーを操作すると、その操作信号が操作信号入力端子13から入力され、ユーザ指示受信部4がこれを受信して制御部3に再生開始の指示を通知する。制御部3は、この通知を受けると、OSD作成部11を制御し、リジューム再生または追っかけ再生を開始させるためのOSD画面を作成させる。作成されたOSD画面の信号は、映像合成部10を開始、映像/音声出力端子14から図示しない表示部に供給される。
【0055】
これにより、表示部の表示画面40では、図4に示すように、OSD画面が表示される。即ち、図2での「リジューム再生」アイコン23,「追っかけ再生」アイコン24に相当する「リジューム再生」アイコン41,「追っかけ再生」アイコン42が直接表示される。
【0056】
ここで、このOSD画面では、カーソルが表示されておらず、図4に示す表示状態でリモコンの上キーを操作すると、上側に表示される「リジューム再生」アイコン41が選択され、下キーを操作すると、「追っかけ再生」アイコン42が選択される。
【0057】
この第2の実施形態での図4に示すOSD画面に対する上下キーの操作に伴う処理アルゴリズムも、図3に示すフローチャートと同様である。
【0058】
即ち、図4に示す表示状態でリモコンの上キーの操作によって「リジューム再生」アイコン41を選択した場合には(S31で「yes」)、制御部3は再生処理部8にリジューム再生開始を指示する(S32)。これにより、再生処理部8は、上記のように、リジューム再生を開始する。リモコンの下キーの操作によって「追っかけ再生」アイコン42を選択した場合には(S31で「no」)、制御部3は現在録画状態にあるかどうかを判断し、録画状態にある場合には(S33で「yes」)、制御部3は再生処理部8に追っかけ再生の開始を指示する(S34)。これにより、再生処理部8は、上記のように、追っかけ再生を開始する。現在録画状態にない場合には(S33で「no」)、追っかけ再生の対象となる番組がないため、制御部3は再生処理部8に対してリジューム再生の開始を指示する(S35)。
【0059】
このようにして、この第2の実施形態でも、リモコンなどの操作機器と表示部とがユーザインタフェースを構成し、再生一時停止状態にある録画番組を、これの視聴を希望するときに、この録画番組を直接指定することなく、操作機器のより簡単な操作によって再生一時停止した位置から続けて再生して視聴することができるし、また、録画中の番組も、録画中の番組を、これの視聴を希望するときに、この録画中番組を直接指定することなく、操作機器のより簡単な操作によってその先頭から再生して視聴することができる。
【0060】
なお、この第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様、カーソルを用い、操作機器での操作により、カーソルを移動させてアイコン41,42のいずれかを指示し、決定キーを操作することにより、指示したアイコンに該当するリジューム再生もしくは追っかけ再生を実行させるようにすることも可能である。
【0061】
また、この第2の実施形態においても、リジューム再生もしくは追っかけ再生が行なわれているときも、「リジューム再生」アイコン41と「追っかけ再生」アイコン42とを表示画面40に表示させ、かかる再生中もリジューム再生と追っかけ再生との切り替えを行なうようにすることもできる。
【0062】
再生一時停止モードの録画番組も、録画中の番組もない場合には、リモコンの再生キーが操作されても、図3でのS32,S34,S35は実行されず、制御部3の制御は終了し、上記のように、メッセージが表示されるなどする。あるいはまた、上記のように、制御部3の制御により、図4において、「リジューム再生」アイコン41,「追っかけ再生」アイコン42を表示させないようにしてもよい。
【0063】
ここで、上記の第1,第2の実施形態において、図1に示す録画再生装置1で複数の映像/音声入力端子12を備え、映像/音声入力端子12夫々毎に入力映像/音声切替部5,録画処理部7,再生処理部8及び記録媒体9を設け、複数の映像/音声信号を同時に入力して夫々の記録媒体9に同時に録画できる構成とした場合、これら複数の入力映像/音声信号を同時に録画しているときには、図2や図4で示す表示画面において、夫々の録画中番組に対して、「追っかけ再生1」,「追っかけ再生2」,……というように、「追っかけ再生」アイコン24,42を表示させ、所望とする録画中番組の追っかけ再生を選択的に行なうようにすることもできる。
【0064】
図5は本発明による録画再生装置及び録画再生方法の第3の実施形態の処理アルゴリズムを示すフローチャートである。なお、この第3の実施形態の録画再生装置も図1に示す構成をなしている。
【0065】
図1において、ユーザがリモコンの再生キーを操作すると、その操作信号が操作信号入力端子13から入力され、ユーザ指示受信部4がこれを受信して制御部3に再生開始の指示を通知する。制御部3は、この通知を受けると、図5に示す処理アルゴリズムを実行する。
【0066】
即ち、録画再生処理部2が録画中でなく、かつ再生一時停止の録画番組がある場合には(S51での「no」)、再生処理部8に記録媒体9からこの再生一時停止中の録画番組を最後に一時停止した位置から再生を開始するリジューム再生開始を指示する(S53)。
【0067】
番組が録画中である場合には(S51での「yes」)、このとき、再生一時停止の録画番組があると、制御部3は再生処理部8に再生一時停止されて録画番組のリジューム再生と録画中番組の追っかけ再生との開始を指示する(S52)。
【0068】
記録媒体9からのリジューム再生の録画番組と追っかけ再生の録画中番組との映像/音声信号の符号化されたストリームは夫々、再生処理部8において、復号され、合成されて2画面の映像/音声信号が形成される。この2画面映像/音声信号は出力映像/音声切替部6を介して映像合成部10に供給される。一方、制御部3は、上記の再生開始の指示の通知を受けると、OSD作成部11を制御し、リジューム再生と追っかけ再生とを選択するためのOSD画面を作成させる。この作成されたOSD画面の信号は、映像合成部10で上記の2画面映像/音声信号と合成され、映像/音声出力端子14から図示しない表示部に供給される。
【0069】
図6はこのときの表示部の表示画面での表示内容を示す図であって、61はリジューム再生映像の表示エリア、62は追っかけ再生映像の表示エリア、63は「リジューム再生」アイコン、64は「追っかけ再生」アイコンである。なお、この第2の実施形態の録画再生装置も図1に示す構成をなしており、ここでは、その映像/音声出力端子14に接続される表示部の表示画面を符号「60」で示している。
【0070】
同図において、上記のリジューム再生の録画番組と追っかけ再生の録画中番組と2画面映像/音声信号により、表示部の表示画面60では、2つの映像表示エリア61,62に分割され、映像表示エリア61にリジューム再生された録画番組の映像が、映像表示エリア62に追っかけ再生された録画中番組の映像が夫々表示される。また、これとともに、映像表示エリア61の所定の場所、例えば、上辺部にこの映像表示エリア61に表示される映像がリジューム再生による映像であることを示し、かつこの映像を選択可能とする「リジューム再生」アイコン63を表示し、映像表示エリア61での映像表示エリア61での「リジューム再生」アイコン63の表示位置に対応する位置に、この映像表示エリア62に表示される映像が追っかけ再生による映像であることを示し、かつこの映像を選択可能とする「追っかけ再生」アイコン64を表示する。
【0071】
ユーザは、リモコンのカーソル操作により、「リジューム再生」アイコン63と「追っかけ再生」アイコン64とのいずれかを選択することができる。ここで、この矢印状のカーソルが使用される場合には、このカーソルで「リジューム再生」アイコン63と「追っかけ再生」アイコン64とのいずれか一方を選択することができる。、リモコンの決定キーを操作することにより、いずれかの再生の映像のみの表示を選択できる。例えば、リモコンによるアイコン操作により、「リジューム再生」アイコン63を指定して選択すると、表示画面60全体にリジューム再生による録画番組の映像が表示状態に設定され、また、リモコンのキー操作により、「追っかけ再生」アイコン64を指定して選択すると、表示画面全体に追っかけ再生による録画中番組の映像が表示状態に設定される。
【0072】
なお、カーソルとしては、先の第1,第2の実施形態でのカーソルと同様の形態のカーソルを用いることができる。この場合、リモコンの左右キーの操作により、「リジューム再生」アイコン63と「追っかけ再生」アイコン64とのいずれか一方を選択的に指定することができ、リモコンの決定キーを操作することにより、いずれかの再生の映像のみの表示を選択できる。
【0073】
あるいはまた、「リジューム再生」アイコン63,「追っかけ再生」アイコン64を表示する代わりに、映像表示エリアに番号を表示し、この番号によって夫々の映像表示エリア61,62をリモコンの操作部での数字キーに対応させ、その数字キーを操作することにより、映像再生エリア61,62を選択するようにすることもできる。例えば、映像表示エリア61に数字「1」を表示し、映像表示エリア62に数字「2」を表示し、リモコンの「1」の数字キーが操作されると、映像表示エリア61が選択されることになって表示画面60全体にリジューム再生による録画番組の映像が表示された状態となり、リモコンの「2」の数字キーが操作されると、映像表示エリア62が選択されることになって表示画面60全体に追っかけ再生による録画番組の映像が表示された状態となる。
【0074】
図5において、番組の録画も行なわれておらず、また、再生一時停止状態の録画番組がない場合には、ユーザがリモコンの再生キーを操作しても、制御部3はS51での判定処理で制御を終了する。
【0075】
このようにして、この第3の実施形態でも、リモコンなどの操作機器と表示部とがユーザインタフェースを構成し、再生一時停止状態にある録画番組を、これの視聴を希望するときに、この録画番組を直接指定することなく、操作機器のより簡単な操作によって再生一時停止した位置から続けて再生して視聴することができるし、また、録画中の番組も、録画中の番組を、これの視聴を希望するときに、この録画中番組を直接指定することなく、操作機器のより簡単な操作によってその先頭から再生して視聴することができる。
【0076】
なお、この第3の実施形態においても、図1に示す録画再生装置1で複数の映像/音声入力端子12を備え、映像/音声入力端子12夫々毎に入力映像/音声切替部5,録画処理部7,再生処理部8及び記録媒体9を設け、複数の映像/音声信号を同時に入力して夫々の記録媒体9に同時に録画できる構成とした場合、これら複数の入力映像/音声信号を同時に録画しているときには、表示画面60はリジューム再生の録画番組の映像の表示エリアと複数の追っかけ再生の録画中番組の映像の表示エリアに分割してこれら映像を同時に表示するようにすることもでき、上記と同様の方法により、これら映像のうちの所望とする映像を選択して表示画面60全体に表示した状態にすることもできる。例えば、3つの録画中番組について、同時に録画することが可能な場合、リモコンでの再生キーの操作により、表示画面60では、1つのリジューム再生による録画番組の映像と3つの追っかけ再生による録画中番組の映像とが同時に表示される。
【0077】
また、以上の各実施形態において、当然のことであるが、リジューム再生される録画番組が最後まで再生されると、リジューム再生の対象からはずれるし、また、追っ掛け再生の録画中番組あるいは指定するなどして再生している録画番組を再生一時停止状態にすると、リジューム再生の対象となる。
【0078】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態にのみ限定されるものではない。例えば、上記各実施形態では、再生番組選択モードとして、リジューム再生と追っかけ再生の2種類としたが、「おすすめ番組再生」などの他の再生番組選択モードも付加した3種類以上の再生番組選択モードとしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0079】
【図1】本発明による録画再生装置及び録画再生方法の第1の実施形態を示すブロック構成図である。
【図2】本発明による録画再生装置及び録画再生方法の第1の実施形態でのリジューム再生と追っかけ再生との選択メニューのOSD画面の一具体例を示す図である。
【図3】本発明による録画再生装置及び録画再生方法の第1の実施形態の処理アルゴリズムを示すフローチャートである。
【図4】本発明による録画再生装置及び録画再生方法の第2の実施形態でのリジューム再生と追っかけ再生との選択メニューのOSD画面の一具体例を示す図である。
【図5】本発明による録画再生装置及び録画再生方法の第3の実施形態の処理アルゴリズムを示すフローチャートである。
【図6】本発明による録画再生装置及び録画再生方法の第3の実施形態でのリジューム再生と追っかけ再生との選択が可能な画面の一具体例を示す図である。
【符号の説明】
【0080】
1 録画再生装置
2 録画再生処理装置
3 制御部
4 ユーザ指示受信部
5 入力映像/音声切替部
6 出力映像/音声切替部
7 録画処理部
8 再生処理部
9 記録媒体
10 映像合成部
11 OSD作成部
12 映像/音声入力端子
13 操作信号入力端子
14 映像/音声出力端子
20,40,60 表示画面
21 メインメニュー「再生設定メニュー」
22 サブメニュー「再生番組選択モード」
23,41,63 「リジューム再生」アイコン
24,42,64 「追っかけ再生」アイコン
25 カーソル
61,62 映像表示エリア

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザによる番組の明示的な指定なしに再生が可能な複数の再生番組選択モード夫々に対し、該再生番組選択モードで再生可能な録画番組を設定する手段と、
該再生番組選択モードのいずれかを選択するためのユーザーインターフェースと
を有し、
該ユーザインタフェースで再生番組選択モードを選択することにより、ユーザによる番組の明示的な指定なしに再生される録画番組を指定することができるように構成したことを特徴とする録画再生装置。
【請求項2】
請求項1に記載の録画再生装置において、
前記ユーザインタフェースは、録画番組が再生開始可能な再生番組選択モードを選択可能とすることを特徴とする録画再生装置。
【請求項3】
ユーザによる番組の明示的な指定なしに再生が可能な複数の再生番組選択モード夫々に対し、該再生番組選択モードで再生可能な録画番組を設定する第1の手段と、
全ての該再生番組選択モードの録画番組を同時に再生する第2の手段と、
該第2の手段によって再生された該録画番組を表示画面に全て同時に表示する第3の手段と、
該第3の手段によって表示された該録画番組のいずれか1つを選択する第4の手段と、
該第4の手段によって選択された録画番組のみを該表示画面に表示する手段と
を有することを特徴とする録画再生装置。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか1つに記載の録画再生装置において、
前記再生番組選択モードは、少なくとも、
再生一時停止状態にある録画番組を再生一時停止されたときの位置から再生開始するリジューム再生のモードと、
録画中の番組をその先頭から再生開始する追っかけ再生のモードと
とを含むことを特徴とする録画再生装置。
【請求項5】
ユーザによる番組の明示的な指定なしに再生が可能な複数の再生番組選択モード夫々に対し、該再生番組選択モードで再生可能な録画番組を設定して、該再生番組選択モードのいずれかを選択可能とし、
選択された該再生番組選択モードと録画状態とから再生する録画番組を決定することを特徴とする録画再生方法。
【請求項6】
請求項5に記載の録画再生方法において、
前記再生番組選択モードは、少なくとも、
再生一時停止状態にある録画番組を再生一時停止されたときの位置から再生開始するリジューム再生のモードと、
録画中の番組をその先頭から再生開始する追っかけ再生のモードと
を含むことを特徴とする録画再生方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−135157(P2007−135157A)
【公開日】平成19年5月31日(2007.5.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−328827(P2005−328827)
【出願日】平成17年11月14日(2005.11.14)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】