説明

長尺体用標識表示装置及び表示方法

【課題】導電線ケーブル、光ファイバケーブル等の長尺体の内部に取り付けられた記憶素子の位置を容易に認識できるようにするための表示装置を提供すること。
【解決手段】一方向に送り出される長尺体1の中の記憶素子14の位置を検出して記憶素子14の検出信号を出力する素子検出手段21と、素子検出手段21に対して前記一方向に離れた位置に設けられて長尺体1の表面に認識表示Mを付与する標識付与手段23と、長尺体1の送り出しにより記憶素子14が前記素子検出手段21から標識付与手段23に到達した時点を、素子検出手段21からの前記検出信号に基づいて検知して長尺体1の表面に認識表示を付与させる指令信号を標識付与手段23に出力する遅延回路26とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、長尺体用認識表示装置及び表示方法に関し、より詳しくは、内部に記憶素子を備えた導電線ケーブル、光ファイバケーブル等の長尺体にマークを表示させる長尺体用標識表示装置と表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
敷設された多条のケーブル群において特定のケーブルを認識するために、ラベル、銘盤等を用いるのではなく、非接触で情報が読み書きできる記憶素子を用いることが下記の特許文献1に記載されている。
【0003】
また、そのような記憶素子をケーブルの複数箇所に取り付けることにより、記憶素子に書き込まれた情報をより確実に読み出すようにすることが下記の特許文献2に記載されている。さらに、特許文献2では、記憶素子の損傷を防止するためにこれをシースより中に収容することが記載されている。
【特許文献1】特開平10−162262号公報
【特許文献2】特開2004−146068号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、記憶素子をシースの内部に取り付ける場合には、記憶素子が損傷を受けることは防止されるが、記憶素子の取り付け位置を目視によって特定することが難しくなり、その位置の確認に時間がかかって作業効率が悪くなる。
【0005】
本発明の目的は、ケーブルなどの長尺体の内部に取り付けられた記憶素子の取付位置を容易に確認できる長尺体用標識表示装置及び表示方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するための本発明の第1の態様は、一方向に送り出される長尺体の中の記憶素子の位置を検出して該記憶素子の検出信号を出力する素子検出手段と、前記素子検出手段に対して前記一方向に離れた位置に設けられて前記長尺体の表面に認識表示を付与する標識付与手段と、前記長尺体の送り出しにより前記記憶素子が前記素子検出手段から前記標識付与手段に到達した時点を、前記素子検出手段からの前記検出信号に基づいて検知して前記長尺体の表面に前記認識表示を付与させる指令信号を前記標識付与手段に出力する遅延回路とを有することを特徴とする長尺体用標識表示装置である。
【0007】
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記一方向に送り出されている前記長尺体の長さを測定する計尺手段をさらに備えるとともに、前記遅延回路は、前記検出信号の入力時以降の前記計尺手段による計測値が前記素子検出手段と前記標識付与手段との距離に等しくなった時点を、前記記憶素子が前記標識付与手段に到達した前記時点とすることを特徴とする。
【0008】
本発明の第3の態様は、第1又は第2の態様において、前記素子検出手段は、前記記憶素子から非接触状態でデータを読み出すデータ読出装置であることを特徴とする。
【0009】
本発明の第4の態様は、第1乃至第3の態様のいずれかにおいて、前記データ読出装置は、前記長尺体を通過させる空孔を有する受信用コイルを有することを特徴とする。
【0010】
本発明の第5の態様は、第1乃至第3の態様のいずれかにおいて、前記データ読出装置は、前記長尺体を挟んで対向して配置される少なくとも1対の受信用コイルを有することを特徴とする。
【0011】
本発明の第6の態様は、第4又は第5の態様において、前記受信用コイルは、前記一方向に間隔をおいて複数配置されることを特徴とする。
【0012】
本発明の第7の態様は、第1乃至第6のいずれかの態様において、前記記憶素子は、前記長尺体内で巻回される2枚のテープの間に挟まれていることを特徴とする。
【0013】
本発明の第8の態様は、第1乃至第6のいずれかの態様において、前記記憶素子は、筒体の中に挿入されて前記長尺体内に取り付けられていることを特徴とする。
【0014】
本発明の第9の態様は、第1乃至第8のいずれかの態様において、前記長尺体は、導電性ケーブル、光ファイバケーブルのいずれかであることを特徴とする。
【0015】
本発明の第10の態様は、一方向に送り出される長尺体の中の記憶素子を素子検出手段により検出して検出信号を出力し、前記検出信号に基づいて前記記憶素子が標識付与手段に到達するタイミングを遅延回路が求め、前記タイミングに達した時点で前記遅延回路から指令信号を前記標識付与手段に出力して標識表示を前記長尺体の表面に付する工程を有することを特徴とする長尺体標識表示方法である。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、長尺体内に取り付けられた記憶素子を検出した後に、記憶素子が標識付与手段に到達するタイミングを計って長尺体表面に記憶素子の位置を示す標識表示を付与している。
【0017】
これにより、長尺体内に取り付けられる記憶素子の取り付け位置を目視により見つけることができるので、ケーブル群において特定のケーブル内の記憶素子とのデータの送受信を非接触状態で行い易くすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、記憶素子が取り付けられるケーブルの断面図、図2(a)、(b)は、ケーブル内に取付られる情報記憶素子を有するプラスチックテープを示す平面図及び断面図である。また、図3(a) は、本発明の第1実施形態に係る長尺体用標識表示装置を示す構成図、図3(b) はケーブルにマークが付された状態を示す側面図である。
【0019】
長尺体である導電線のケーブル1は、銅製の導体線2にポリエチレンなどの絶縁体3を被覆してなる絶縁心線4を2本で一対としてこれらをさらに絶縁体5で被覆して構成される絶縁線対6を複数本有している。それらの絶縁線対6は、複数本撚り合わされた状態で絶縁性緩衝層7を介してプラスチックテープの押え巻き8により巻回されている。
【0020】
さらに、プラスチックの押え巻き8の上には、アルミテープの遮蔽層9、プラスチックの内部シース10、プラスチックテープの押え巻き11、ステンレステープの遮蔽層12が順に施されている。
【0021】
さらに、ステンレステープの遮蔽層12の外周上には、図2に示すような円形で薄型の情報記憶素子14を2枚のプラスチックテープ13,15で挟み込んでラミネート加工された押え巻き16が巻回されている。情報記憶素子14は、プラスチックテープの13,15の間で長手方向に間隔をおいて複数配置されている。そのような最外周の押え巻き16の上には可塑性ポリ塩化ビニルなどの絶縁体からなる外部シース17が施されている。
【0022】
情報記憶素子14として、非接触でデータが読み取られる記憶素子、例えば送受信用アンテナコイル(不図示)とICチップ(不図示)から構成されて非接触でデータの送受信を行うRFID(Radio Frequency Identification)タグが用いられる。このREIDタグは、後述するデータ読出装置21のコイル22から発生する電界を送受信用アンテナコイルで受けて誘導起電力を発生させ、これを電力として使用するとともに、アンテナコイルを介してICチップとデータ読出装置21の間でデータを送受信するように構成されている。
【0023】
この情報記憶素子14は外部シース17に覆われ、その取り付け位置の確認が難しいので、図3に示す標識表示装置を用いて外部シース17の外周面にマークを印刷して情報記憶素子14の位置を正確に見つけ出せるようにする。
【0024】
図3において、供給ボビン31に巻かれたケーブル1は巻取りボビン32に送り出され、それらのボビン31,32の間には、データ読出装置21に接続されてケーブル1を囲むコイル22と、コイル22からケーブル1の進行方向に所定の距離をおいて配置される印刷装置23の印刷部24と、ケーブル1の長さを測定する計尺装置25のセンサ25aとが配置されている。なお、図3では、計尺装置25のセンサ25aが印刷部24に対してケーブル1の進行方向に配置されているが、コイル22と印刷部23の間、又はコイル22に対して供給ボビン31寄りの領域であってもよい。
【0025】
データ読出装置21のコイル22は、図4に示すように、ケーブル1を通しうる大きさの空孔22aを囲む形状を有し、コイル22の端子2b、22cはデータ読出装置21に接続されている。また、データ読出装置21は、コイル22の空孔22a内を通過する情報記憶素子14の情報を読み出して情報記憶素子14の存在を検出し、その検出信号を遅延回路26に出力するように構成されている。なお、データ読出装置21は書き込み機能も有してもよい。
【0026】
計尺装置25は、そのセンサ25aを通過するケーブル1の長さを測るものであって、ケーブル長の測定データを遅延回路26に出力するように構成されている。また、印刷装置23は、遅延回路26からの司令信号Sによりケーブル1の外部シース17の表面に記憶素子位置確認用のマーク(標識)Mを印刷する構造を有している。
【0027】
遅延回路26は、データ読出装置21による情報記憶素子14の検出時点から印刷装置23によるケーブル1への印刷のタイミングを所定時間だけ遅らせる回路構成を有し、図6に示すフローチャートに従ってマークMの印刷動作を印刷装置23に指示するように構成されている。
【0028】
図6に従えば、遅延回路26は、情報記憶素子14に書き込まれた情報をコイル22により検出して入力した時点で、計尺装置25から送られたデータに基づいてケーブル1の長さの増加量の計測を開始し、その増加量がコイル22と印刷部24との距離と一致するかどうかを判断し、一致した時点で印刷装置23に印刷指令信号を出力する。
【0029】
以上のような構成を有する長尺体用標識表示装置は、ケーブル1のうち情報記憶素子14の直上又はその近傍、周囲の位置に記憶素子位置確認用のマークMを以下の工程を経て印刷する。
まず、供給ボビン31から巻取りボビン32へとケーブル1を送り続けると、計尺装置25によってその長さが測定され続ける。そして、ケーブル1の進行の最中にその中の情報記憶素子14がデータ読出装置21のコイル22内を通過すると、情報記憶素子14に書き込まれた情報がデータ読出装置21により読み出される。
【0030】
情報の読み出しを開始した時点で、データ読出装置21は遅延回路26に検出信号を出力するので、遅延回路26は、検出信号の入力と同時に計尺装置26の測定値に基づいてその測定値の増加量がコイル22と印刷部24の間の距離と一致するか否かを判断し、一致した時点で印刷装置23に印刷指令信号を送信し、その信号を入力した印刷装置23は印刷部24に外部シース17の表面にマークMを印刷させる。
【0031】
そのマークMは、少なくとも情報記憶素子14の取り付け箇所を特定するためものであって、ケーブル1に関する様々な情報を表示するものでなくてもよい。また、マークMは、全てのケーブルについて全て同じものであってもよいし、構造や用途などの違いにより異ならせてもよい。さらに、マークMは、表面印刷に限られるものではなく、エンボス、ラベル等の付与であってもよい。
【0032】
なお、遅延回路26は、印刷の指令信号を出力した後にリセットされてデータ読出装置21からの次の信号の待ち受け状態になる。
【0033】
ところで、情報記憶素子14は円筒形の細長いものであってもよく、この場合には、図6に示すように、その情報記憶素子14を例えばプラスチックチューブ18内に埋め込んで使用してもよい。
【0034】
プラスチックチューブ18に埋め込まれた、又は上記のラミネート加工された情報記憶素子14は、導体線のケーブル1内に取り付けられる他、図7に示すような光ファイバケーブル41のスロット42の外周に設けられた複数の溝43の1つに取り付けてもよい。
【0035】
そのスロット42の他の溝43内には光ファイバテープ心線44が嵌め込まれ、さらにスロット42、ファイバテープ心線44及びプラスチックチューブ14の外側をプラスチックテープの押え巻45で巻回し、さらにその上にプラスチックシース46が施される。そして、この光ファイバケーブル41のプラスチックシース46表面のうち情報記憶素子14の直上又はその近傍には、図3に示した識別表示装置を用いてマークMが付されている。
【0036】
(第2の実施の形態)
図8は、本発明の第2実施形態に係る長尺体用標識表示装置を示す構成図であり、図3と同じ符合は同じ要素を示している。
【0037】
図8において、ケーブル1の進行経路に配置するデータ読出装置21のコイル22a〜22cは、印刷部23への距離よりも短い間隔で複数、例えば3つ配置されている。それらのコイル22a〜22cの間隔は、例えば、ケーブル1内の長手方向に短い間隔で局所的に配置された情報記憶素子14a〜14cの間隔と等しく設定される。
【0038】
それらのコイル22a〜22cを接続したデータ読出装置21に接続される遅延回路26は、図5に示したフローチャートを独立して実行するための回路26a〜26cを有し、それらの回路26a〜26cはそれぞれ各コイル22a〜22cから入力された認識信号に基づいて印刷装置23に印刷指令信号Sを出力する。
【0039】
上記した装置において、第1〜第3の情報記憶素子14a〜14cが集中して配置されているケーブル1にマークM1 〜M3 を印刷する場合には、第1の情報記憶素子14aが進行方向に対して最も手前の第1のコイル22aに到達すると、遅延回路26の第1回路26aはデータ読出装置21からの認識信号を入力し、さらに第2の情報記憶素子14bと第3の情報記憶素子14cがそれぞれ順に第2のコイル22bと第3のコイル22cに到達すると、第2、第3回路26b、26cはデータ読出装置21から第2、第3の認識信号をそれぞれ入力する。そして、第1〜第3回路26a〜26cは、それぞれ第1、第2、第3の認識信号の入力により計尺装置26からの長さ測定信号に基づいて印刷のタイミングを印刷装置23に指令する。
これにより、ケーブル1の表面には第1〜第3の情報記憶素子14a,1b,14cに対応した位置に3つのマークM1 ,M2 ,M3 を印刷する。
【0040】
(第3の実施の形態)
図9は、本発明の第3実施形態に係る長尺体用標識表示装置のデータ読出装置に接続されるコイルを示す構成図である。
【0041】
図9において、ケーブル1が通る経路をケーブル1の進行方向に対して垂直方向に対向して配置される2つのコイル20a、20bを1対として、これが所定の角度で経路の周囲に3対配置されている。これらのコイル20a、20bはそのコイル軸方向をケーブル1に対してほぼ垂直となる向きで配置されている。
【0042】
従って、それら3対のコイル20a,20bによれば、情報記憶素子14に設けられるアンテナがケーブル1に対して垂直方向に指向性が強い場合には図4に示すコイル22よりも受信感度を高くすることができる。また、3対のコイル20a,20bが120度間隔でケーブル1の周囲に配置されているので、情報記憶素子14がケーブル1のどの位置にあっても正常に情報が読み取れることになる。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】図1は、本発明の実施形態において記憶素子が取り付けられるケーブルを示す断面図である。
【図2】図2(a)、(b)は、本発明の実施形態においてケーブル内に取付られる情報記憶素子を有するプラスチックテープを示す平面図及び断面図である。
【図3】図3(a)は、本発明の第1実施形態に係る長尺体用標識表示装置を示す構成図、図3(b)はケーブルにマークが付された状態を示す側面図である。
【図4】図4は、本発明の第1実施形態に使用されるデータ読出装置に接続されるコイルを示す正面図である。
【図5】図5は、本発明の第1実施形態に使用される遅延回路による処理を示すフローチャートである。
【図6】図6(a)、(b)は、本発明の実施形態においてケーブル内に取付られる情報記憶素子を有する絶縁性チューブを示す端面図及び側断面図である。
【図7】図7は、本発明の実施形態において記憶素子が取り付けられるケーブルの他の例を示す断面図である。
【図8】図8(a)は、本発明の第8実施形態に係る長尺体用標識表示装置を示す構成図、図8(b)はケーブルにマークが付された状態を示す側面図である。
【図9】図9は、本発明の実施形態に使用されるデータ読出装置に接続されるコイルの別な例を示す正面図である。
【符号の説明】
【0044】
1、41:ケーブル
14:情報記憶素子
21:データ読出装置
22、22a〜22c:コイル
23:印刷装置
24:印刷部
25:計尺装置
26;センサ
M:マーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一方向に送り出される長尺体の中の記憶素子の位置を検出して該記憶素子の検出信号を出力する素子検出手段と、
前記素子検出手段に対して前記一方向に離れた位置に設けられて前記長尺体の表面に認識表示を付与する標識付与手段と、
前記長尺体の送り出しにより前記記憶素子が前記素子検出手段から前記標識付与手段に到達した時点を、前記素子検出手段からの前記検出信号に基づいて検知して前記長尺体の表面に前記認識表示を付与させる指令信号を前記標識付与手段に出力する遅延回路と
を有することを特徴とする長尺体用標識表示装置。
【請求項2】
前記一方向に送り出されている前記長尺体の長さを測定する計尺手段をさらに備えるとともに、
前記遅延回路は、前記検出信号の入力時以降の前記計尺手段による計測値が前記素子検出手段と前記標識付与手段との距離に等しくなった時点を、前記記憶素子が前記標識付与手段に到達した前記時点とする
ことを特徴とする請求項1に記載の長尺体用標識表示装置。
【請求項3】
前記素子検出手段は、前記記憶素子から非接触状態でデータを読み出すデータ読取装置であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の長尺体用標識表示装置。
【請求項4】
前記データ読取装置は、前記長尺体を通過させる空孔を有する受信用コイルを有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の長尺体用標識表示装置。
【請求項5】
前記データ読取装置は、前記長尺体を挟んで対向して配置される少なくとも1対の受信用コイルを有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の長尺体用標識表示装置。
【請求項6】
前記受信用コイルは、前記一方向に間隔をおいて複数配置されることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の長尺体用標識表示装置。
【請求項7】
前記記憶素子は、前記長尺体内で巻回される2枚のテープの間に挟まれていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載の長尺体用標識表示装置。
【請求項8】
前記記憶素子は、筒体の中に挿入されて前記長尺体内に取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載の長尺体用標識表示装置。
【請求項9】
前記長尺体は、導電性ケーブル、光ファイバケーブルのいずれかであることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1つに記載の長尺体用標識表示装置。
【請求項10】
一方向に送り出される長尺体の中の記憶素子を素子検出手段により検出して検出信号を出力し、
前記検出信号に基づいて前記記憶素子が標識付与手段に到達するタイミングを遅延回路が求め、
前記タイミングに達した時点で前記遅延回路から指令信号を前記標識付与手段に出力して標識表示を前記長尺体の表面に付する
工程を有することを特徴とする長尺体標識表示方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−286396(P2006−286396A)
【公開日】平成18年10月19日(2006.10.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−104640(P2005−104640)
【出願日】平成17年3月31日(2005.3.31)
【出願人】(000005290)古河電気工業株式会社 (4,457)
【Fターム(参考)】