説明

集積回路中のマルチプロトコルチャネル統合された構成可能送受信機

本開示の実施形態は、受信および/または送信回路の構成可能配列を含むマルチプロトコル送受信機を含む。例示的送受信機は、複数の高速通信プロトコルのうちの選択された1つに相当するデータ通信を効果的に送信および/または受信に相当するように選択的に構成可能である。開示される別の実施形態は、リンクワイドクロック補償、エンコーディング/デコーディング、およびスクランブリング/デスクランブリング回路と、レーンストライピング/デストライピング回路とを含む、リンクワイド物理符号化副層(「PCS」)回路を通る構成可能データパスを含み、さらに、クロック補償、エンコーディング/デコーディング、受信ブロック同期、および物理媒体アクセス副層(「PMA」)回路と、を含む、レーンワイド回路を含み、さらに、物理的媒体依存(「PMD」)副層回路に連結される、ビットマルチプレクシング/デマルチプレクシング回路を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
発明者:Divya Vijayaraghavan、Curt Wortman、およびChong Lee
本発明は、システム相互接続技術の分野に関する。
【背景技術】
【0002】
CPU速度が、マルチギガヘルツ領域に近づきつつあるのに伴って、システム設計者は、チップとチップ、基板と基板、バックプレーン、およびボックスとボックスレベルにおける主要な障害として、システム相互接続にますます焦点を当てている。システム相互接続は、ソース同期クロッキングまたはシステム同期クロッキングを伴うパラレルI/O技術の利用から、クロックデータ復元(「CDR」)を伴うマルチギガビットシリアルI/Oへと進化している。チャネル統合は、個々のシリアルI/Oレーンを結合して、マルチレーンリンクを生成し、単一送受信機チャネルの帯域幅制限を超過し、40/100ギガビットイーサネット(登録商標)およびPCIエクスプレスジェネレーション3等の次世代シリアルプロトコルによって要求される高帯域を提供する。しかしながら、種々の通信プロトコルは、異なる機能要件を有する。同時に、ある特定のプロトコルに対して、別のプロトコルでも作用するように、システムを設計する柔軟性を有するシステム設計の必要性が高まりつつある。さらに、プロトコルは、進化を続け、したがって、高速通信プロトコルにおける将来の潜在的変形例のニーズを満たすように、再構成可能な送受信機の必要性が存在する。そのようなプロトコルは、集積回路(「IC」)の製品寿命の間に変化し得る。したがって、そのような変化に潜在的に対応するために十分な柔軟性のある構成可能送受信機設計の必要性が存在する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
一側面では、本発明の実施形態は、受信および/または送信回路の構成可能配列を含む、マルチプロトコル送受信機を含む。送受信機は、複数の高速通信プロトコルのうちの選択させた1つに相当するデータ通信を効果的に送信および/または受信相当するように選択的に構成可能である。本発明の別のより特定の実施形態は、リンクワイドクロック補償、エンコーディング/デコーディング、およびスクランブリング/デスクランブリング回路と、レーンストライピング/デストライピング回路と、を含む、リンクワイド物理符号化副層(「PCS」)回路を通る構成可能データパスを含み、さらに、構成可能データパスは、クロック補償、エンコーディング/デコーディング、受信ブロック同期、および物理媒体アクセス副層(「PMA」)回路と、を含む、レーンワイド回路を含み、さらに、物理的媒体依存(「PMD」)副層回路に連結される、ビットマルチプレクシング/デマルチプレクシング回路を含む。
【図面の簡単な説明】
【0004】
例証のみの目的として、本発明の特定の実施形態いくつかの側面が、以下の図面を参照して説明される。
【図1】図1は、本発明の例示的実施形態による、送信回路1000を例証する。
【図2】図2は、本発明の例示的実施形態による、受信回路2000を例証する。
【図3】図3は、プログラム可能論理デバイス(「PLD」)310を含む、例示的データ処理システム300を例証する。PLD310は、送受信機301を含む。送受信機301は、図1および図2に例証されるような、本発明の実施形態による、送信および受信回路を含む。
【発明を実施するための形態】
【0005】
以下の説明は、当業者が、本発明を作製および使用可能となるように提示され、特定の用途およびその要件に照らして提供される。例示的実施形態への種々の修正は、当業者には容易に明白となるものであって、本明細書に定義される一般的原理は、発明の精神および範囲から逸脱することなく、他の実施形態および用途に適用されてもよい。したがって、本発明は、示される実施形態に限定されることが意図されるものではなく、本明細書に開示される原理および特徴と一致する最大限の範囲が認められる。
【0006】
図1は、本発明の例示的実施形態による、送信回路1000を例証する。送信回路1000は、物理符号化副層(「PCS」)回路100を含む。PCS回路100は、物理的媒体アクセスコントローラ(「PhyMAC」)回路から送信されるデータを受信する。PCS回路100は、選択回路101と、リンクワイドクロック補償回路110と、リンクワイドエンコーディング回路120と、リンクワイドスクランブリング回路130と、選択回路102と、データパス幅変換(「ギヤボクシング」)回路140と、レーンストライピング回路150と、を含む。リンクワイドスクランブリング回路は、データスクランブリング回路132と、ヘッダ処理回路131と、を含む。レーンストライピング回路150は、データレーン0−Nのためのレーンストライピングサブ回路151を含む。さらに、送信回路1000は、選択回路103と、レーンワイドエンコーディング回路161と、物理的媒体アクセス(「PMA」)副層回路162(例示的回路ブロック162 0−Nが示される;PMA回路162は、データを直列化する)と、選択回路104と、ビットマルチプレクシング(N/Mチャネル変換)回路170と、物理的媒体依存(「PMD」)副層回路181(例示的回路ブロック181 0−Mが示される)と、を含む。リンクワイドエンコーディング回路120は、データ処理回路122と、ヘッダ処理回路121と、を含む。リンクワイドエンコーディング回路120は、データに作用し、適切なヘッダをデータに加える。
【0007】
送信回路1000は、データ送信が適合するはずである通信プロトコルに応じて、異なるように構成されてもよい。具体的には、所与の用途に対して、選択回路101、102、103、および104は、以下のうちの1つ以上を選択的にバイパスする(または、バイパスしない)ように構成されてもよい:リンクワイドクロック補償回路110、ギヤボクシング回路140、レーンワイドエンコーディング回路161、およびビットマルチプレクシング回路170。当業者によって理解されるように、選択回路101、102、103、および104は、種々の方法で実装されてもよい。示されるように、本回路は、機能ブロックが、特定の構成において、バイパスされるかどうかに応じて、異なる出力を選択するように構成され得る、デマルチプレクサ回路として実装される。リンクワイドクロック補償回路110が、バイパスされるべきである場合、選択回路101は、出力Bを非選択状態にし、出力Aを選択するように構成されるであろう。反対に、リンクワイドクロック補償回路110が、利用されるべきである場合、選択回路101は、出力Aを非選択状態にし、出力Bを選択するように構成されるであろう。当業者は、選択回路102に関する類似構成も、ギヤボクシング回路140をバイパスする、またはバイパスしないように選択可能であることを理解するであろう。同様に、選択回路103は、レーンワイドエンコーディング回路161をバイパスする、またはバイパスしないように構成可能である。同様に、選択回路104は、ビットマルチプレクシング回路170をバイパスする、またはバイパスしないように構成可能である。また、当業者は、代替実施形態において、構成可能バイパスが、デマルチプレクサ回路ではなく、マルチプレクサ回路によって実装されてもよいことを理解するであろう。例えば、マルチプレクサを使用して、バイパス可能ブロックまたはバイパス可能ブロックに先行するブロックからの入力を選択してもよい。
【0008】
一例として、送信回路1000は、以下の方式において、PCIエクスプレスジェネレーション3プロトコルによって効果的に動作するように構成されてもよい。選択回路101は、リンクワイドクロック補償回路110をバイパスするように構成されるであろう。選択回路102は、ギヤボクシング回路140をバイパスしないように構成されるであろう。選択回路103は、レーンワイドエンコーディング回路161をバイパスしないように構成されるであろう。さらに、選択回路104は、ビットマルチプレクシング回路170をバイパスするように構成されるであろう。
【0009】
別の実施例として、送信回路1000は、以下の方式において、40/100ギガビットイーサネット(登録商標)プロトコルによって効果的に動作するように構成されてもよい。選択回路101は、リンクワイドクロック補償回路110をバイパスしないように構成されるであろう。選択回路102は、ギヤボクシング回路140をバイパスしないように構成されるであろう。選択回路103は、レーンワイドエンコーディング回路161をバイパスするように構成されるであろう。さらに、選択回路104は、ビットマルチプレクシング回路170をバイパスしないように構成されるであろう。
【0010】
図2は、本発明の例示的実施形態による、受信回路2000を例証する。受信回路2000は、物理符号化副層(「PCS」)受信回路200を含む。PCS回路200は、選択回路201と、リンクワイドクロック補償回路210と、リンクワイドデコーディング回路220と、リンクワイド自己同期デスクランブリング回路230と、選択回路202と、データパス幅変換(「ギヤボクシング」)回路240と、レーンデストライピング回路250と、を含む。リンクワイドデスクランブリング回路は、データデスクランブリング回路232と、ヘッダ処理回路231と、を含む。レーンデストライピング回路250は、データレーン0−Nのためのレーンデストライピングサブ回路251を含む。さらに、受信回路2000は、レーンワイドクロック補償およびデコーディング回路261と、選択回路203と、ブロック同期回路263と、物理的媒体アクセス(「PMA」)副層回路262(例示的PMA回路ブロック0−Nが示される;PMA回路262は、データを非直列化する)と、ビットデマルチプレクシング(M/Nチャネル変換)回路270と、選択回路204と、物理的媒体依存(「PMD」)副層回路281(例示的回路ブロック281 0−Mが示される)と、を含む。リンクワイドデコーディング回路220は、データ処理回路222と、ヘッダ処理回路221と、を含む。リンクワイドデコーディング回路220は、データに作用し、ヘッダをデータから除去する。
【0011】
受信回路2000は、データ送信が適合するはずである通信プロトコルに応じて、異なるように構成されてもよい。具体的には、所与の用途に対して、選択回路201、202、203、および204は、以下のうちの1つ以上を選択的にバイパスする(または、バイパスしない)ように構成されてもよい:リンクワイドクロック補償回路210、ギヤボクシング回路240、レーンワイドクロック補償およびデコーディング回路261、ならびにビットデマルチプレクシング回路270。当業者によって理解されるように、選択回路201、202、203、および204は、種々の方法で実装されてもよい。示されるように、本回路は、機能ブロックが、特定の構成において、バイパスされるかどうかに応じて、異なる出力を選択するように構成され得る、デマルチプレクサ回路として実装される。リンクワイドクロック補償回路210が、バイパスされるべきである場合、選択回路201は、出力Aを非選択状態にし、出力Bを選択するように構成されるであろう。反対に、リンクワイドクロック補償回路210が、利用されるべきである場合、選択回路201は、出力Bを非選択状態にし、出力Aを選択するように構成されるであろう。当業者は、選択回路202に関する類似構成も、ギヤボクシング回路240をバイパスする、またはバイパスしないように選択可能であることを理解するであろう。同様に、選択回路203は、レーンワイドクロック補償およびデコーディング回路261をバイパスする、またはバイパスしないように構成されてもよい。また、選択回路204は、ビットデマルチプレクシング回路270をバイパスする、またはバイパスしないように構成されてもよい。また、当業者は、代替実施形態において、構成可能バイパスが、デマルチプレクサ回路ではなく、マルチプレクサ回路によって実装されてもよいことを理解するであろう。例えば、マルチプレクサを使用して、バイパス可能ブロックまたはバイパス可能ブロックに先行するブロックからの入力を選択してもよい。
【0012】
一例として、受信回路2000は、以下の方式において、PCIエクスプレスジェネレーション3プロトコルによって効果的に動作するように構成されてもよい。選択回路204は、ビットデマルチプレクシング回路270をバイパスするように構成されるであろう。選択回路203は、レーンワイドクロック補償およびデコーディング回路261をバイパスしないように構成されるであろう。選択回路202は、バイパスデータパス幅変換回路240をバイパスしないように構成されるであろう。さらに、選択回路201は、リンクワイドクロック補償回路210をバイパスしないように構成されるであろう。
【0013】
別の実施例として、受信回路2000は、以下の方式において、40/100ギガビットイーサネット(登録商標)プロトコルによって効果的に動作するように構成されてもよい。選択回路204は、ビットデマルチプレクシング回路270をバイパスしないように構成されるであろう。選択回路203は、レーンワイドクロック補償およびデコーディング回路261をバイパスするように構成されるであろう。選択回路202は、データパス幅変換回路240をバイパスしないように構成されるであろう。さらに、選択回路201は、リンクワイドクロック補償回路210をバイパスしないように構成されるであろう。
【0014】
図1に示される送信回路1000および図2に示される受信回路2000は、送受信機構成をサポートする、任意のIC内の送受信機の一部として実装されてもよい。そのような構成は、IC上のプログラム可能要素内に格納されるデータを介して、達成されてもよい。プログラム可能要素は、動的または静的RAM、フリップ・フロップ、電気的消去可能プログラム可能読取専用メモリ(EEPROM)セル、フラッシュ、ヒューズ、アンチヒューズプログラム可能接続、または他のメモリ要素を含んでもよい。また、送受信機構成は、ICの動作の間、ICによって受信される1つ以上の外部発生信号を介して、達成されてもよい。そのような信号によって表されるデータは、ICの動作の間、IC上に格納されてもよく、または格納されなくてもよい。また、送受信機構成は、ICの製造の際、マスクプログラミングを介して、達成されてもよい。マスクプログラミングは、既に列挙されたフィールドプログラム可能選択肢のうちのいくつかと比較して、不利点を有し得るが、ある高容量用途では、有用である場合がある。
【0015】
送受信機構成をサポートするICの具体的実施例は、プログラム可能論理デバイス(「PLD」)である。PLD(また、複合PLD、プログラム可能アレイ論理、プログラム可能論理アレイ、フィールドPLA、消去可能PLD、電気的に消去可能PLD、論理セルアレイ、フィールドプログラム可能ゲートアレイ、または他の名称でも称される)は、カスタムICの柔軟性とともに、固定ICの利点を提供する。PLDは、プログラムまたは再プログラムされ得る構成要素(すなわち、プログラム可能要素)を有する。新しいデータを構成要素に置くことによって、PLDの論理関数および関連付けられたルーティング経路がプログラムまたは再プログラムされる。
【0016】
図3は、PLD310を含む、例示的データ処理システム300を例証する。PLD310は、送受信機301を含む。例証を容易にするため、単一送受信機のみ示されるが、しかしながら、PLD310等のPLDは、複数の送受信機301を含んでもよい。送受信機301は、例えば、図1に示される送信回路1000および図2に示される受信回路2000等、本発明の実施形態による、送信および受信回路を含む。
【0017】
データ処理システム300は、以下の付加的構成要素のうちの1つ以上を含んでもよい:プロセッサ340、メモリ350、入/出力(I/O)回路320、ならびに周辺デバイス330および/または他の構成要素。これらの構成要素は、システムバス365によってともに連結され、エンドユーザシステム370内に含有される、回路基板360上に装着される。システム300等のデータ処理システムは、エンドユーザシステム370等の単一エンドユーザシステムを含んでもよく、またはデータ処理システムとして、協働する複数のシステムを含んでもよい。
【0018】
システム300は、コンピュータネットワーキング、データコンピュータネットワーキング、計測手段、動画処理、デジタル信号処理、あるいはシステム設計内でプログラム可能または再プログラム可能論理を使用する利点が望ましい任意の他の用途等、様々な用途において使用可能である。PLD310を使用して、種々の異なる論理関数を行うことが可能である。例えば、PLD310は、プロセッサ340と協働する(または、代替実施形態では、PLD自体が、単独システムプロセッサとして作用してもよい)、プロセッサまたはコントローラとして構成可能である。また、PLD310は、システム300内の共有リソースへのアクセスを調整する、アービタとして使用されてもよい。らに別の実施例では、PLD310は、プロセッサ340と、システム300内の他の構成要素のうちの1つとの間のインターフェースとして構成可能である。システム300は、例示にすぎないことに留意されたい。
【0019】
一実施形態では、システム300は、デジタルシステムである。本明細書で使用されるように、デジタルシステムは、単なるデジタルシステムに限定されることが意図されるものではなく、また、デジタルおよびアナログサブシステムの両方を含む、混合システムも包含する。
【0020】
本発明は、特に、例証される実施形態に関して説明されたが、本開示に基づいて、種々の代替、修正、および適応が成されてもよく、それらは、本発明の範囲内であることを理解されるであろう。本発明は、最も実用的かつ好ましい実施形態と現在考えられるものに関して説明されたが、本発明は、開示される実施形態に限定されるものではなく、以下の請求項によってのみ限定されることを理解されたい。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
構成可能送受信機であって、
物理的符号化副層(「PCS」)回路に相当する少なくともいくつかの回路ブロックを含む、複数のデータ処理回路ブロックと、
前記データ処理回路ブロックのうちの少なくともいくつか間に連結される、構成可能選択回路であって、前記送受信機が、複数の高速通信プロトコルのうちの選択された1つを使用して、データ通信に対応するように構成可能であるように、前記送受信機のデータパス内の前記データ処理回路ブロックのうちの1つ以上をバイパスまたは有効化するように構成可能な選択回路と
を備える、送受信機。
【請求項2】
前記構成可能選択回路は、少なくとも1つのリンクワイドデータ処理回路ブロックおよび少なくとも1つのレーンワイドデータ処理回路ブロックを有効化またはバイパスするように構成可能である、請求項1に記載の構成可能送受信機。
【請求項3】
前記複数の通信プロトコルは、前記40/100ギガビットイーサネット(登録商標)プロトコルを含む、請求項1に記載の構成可能送受信機。
【請求項4】
前記複数の通信プロトコルは、PCIエクスプレスジェネレーション3プロトコルを含む、請求項3に記載の構成可能送受信機。
【請求項5】
前記複数のデータ処理回路ブロックは、送信回路を含み、前記送信回路は、少なくとも、
物理的媒体アクセスコントローラ(「PhyMAC」)回路に連結される、リンクワイドクロック補償回路と、
前記リンクワイドクロック補償回路に連結される、リンクワイドエンコーディング回路と、
前記リンクワイドエンコーディング回路に連結される、リンクワイドスクランブリング回路と、
前記リンクワイドスクランブリング回路に連結される、データパス幅変換回路と、
前記データパス幅変換回路に連結される、レーンストライピング回路と、
前記PhyMAC回路、前記リンクワイドクロック補償回路、および前記リンクワイドエンコーディング回路に連結される、第1の構成可能選択回路であって、前記送信回路のデータパス内の前記リンクワイドクロック補償回路をバイパスする、またはバイパスしないように構成可能である、第1の構成可能選択回路と、
前記リンクワイドスクランブリング回路、前記データパス幅変換回路、および前記レーンストライピング回路に連結される、第2の構成可能選択回路であって、前記送信回路のデータパス内の前記データパス幅変換回路をバイパスする、またはバイパスしないように構成可能である、第2の構成可能選択回路と
を含む、請求項1に記載の構成可能送受信機。
【請求項6】
さらに、前記送信回路は、少なくとも、
前記レーンストライピング回路に連結される、レーンワイドエンコーディング回路と、
前記レーンワイドエンコーディング回路に連結される、直列化回路と、
前記直列化回路に連結される、ビットマルチプレクシング(N/Mチャネル変換)回路と、
前記レーンストライピング回路、前記レーンワイドエンコーディング回路、および前記直列化回路に連結される、第3の構成可能選択回路であって、前記送信回路のデータパス内の前記レーンワイドエンコーディング回路をバイパスする、またはバイパスしないように構成可能である、第3の構成可能選択回路と、
前記直列化回路、前記ビットマルチプレクシング回路、および物理的媒体依存(「PMD」)回路に連結される、第4の構成可能選択回路であって、前記送信回路のデータパス内の前記ビットマルチプレクシング回路をバイパスする、またはバイパスしないように構成可能である、第4の構成可能選択回路と
を含む、請求項5に記載の構成可能送受信機。
【請求項7】
前記第1、第2、第3、および第4の構成可能選択回路は、デマルチプレクサを備える、請求項6に記載の構成可能送受信機。
【請求項8】
前記第1、第2、第3、および第4の構成可能選択回路は、マルチプレクサを備える、請求項6に記載の構成可能送受信機。
【請求項9】
前記複数のデータ処理回路ブロックは、受信回路を含み、前記受信回路は、少なくとも、
物理的媒体アクセスコントローラ(「PhyMAC」)回路に連結される、リンクワイドクロック補償回路と、
前記クロック補償回路に連結される、リンクワイドデコーディング回路と、
前記リンクワイドデコーディング回路に連結される、リンクワイドデスクランブリング回路と、
前記リンクワイドデスクランブリング回路に連結される、データパス幅変換回路と、
前記データパス幅変換回路に連結される、レーンデストライピング回路と、
前記PhyMAC回路、前記リンクワイドクロック補償回路、および前記リンクワイドデコーディング回路に連結される、第1の構成可能選択回路であって、前記受信回路のデータパス内の前記クロック補償回路をバイパスする、またはバイパスしないように構成可能である、構成可能選択回路と、
前記リンクワイドデスクランブリング回路、前記データパス幅変換回路、および前記レーンデストライピング回路に連結される、第2の構成可能選択回路であって、前記受信回路のデータパス内の前記データパス幅変換回路をバイパスする、またはバイパスしないように構成可能である、第2の構成可能選択回路と、
を含む、請求項1に記載の構成可能送受信機。
【請求項10】
さらに、前記受信回路は、少なくとも、
前記レーンデストライピング回路に連結される、レーンワイドクロック補償およびデコーディング回路と、
前記レーンワイドクロック補償およびデコーディング回路に連結される、ブロック同期回路と、
前記レーンワイドエンコーディング回路に連結される、非直列化回路と、
前記非直列化回路に連結される、ビットデマルチプレクシング(M/Nチャネル変換)回路と、
前記レーンデストライピング回路、前記レーンワイドクロック補償およびデコーディング回路、および前記ブロック同期回路に連結される、第3の構成可能選択回路であって、前記受信回路のデータパス内の前記レーンワイドデコーディング回路をバイパスする、またはバイパスしないように構成可能である、第3の構成可能選択回路と、
前記非直列化回路、前記ビットデマルチプレクシング回路、および物理的媒体依存(「PMD」)回路に連結される、第4の構成可能選択回路であって、前記受信回路のデータパス内の前記ビットデマルチプレクシング回路をバイパスする、またはバイパスしないように構成可能である、第4の構成可能選択回路と、
を含む、請求項9に記載の構成可能送受信機。
【請求項11】
前記第1、第2、第3、および第4の構成可能選択回路は、デマルチプレクサを備える、請求項10に記載の構成可能送受信機。
【請求項12】
前記第1、第2、第3、および第4の構成可能選択回路は、マルチプレクサを備える、請求項10に記載の構成可能送受信機。
【請求項13】
請求項1に記載の構成可能送受信機を備える、プログラム可能論理デバイス。
【請求項14】
請求項6に記載の構成可能送受信機を備える、プログラム可能論理デバイス。
【請求項15】
請求項10に記載の構成可能送受信機を備える、プログラム可能論理デバイス。
【請求項16】
構成可能送受信機を構成する方法であって、
前記送受信機が構成されるべき通信プロトコルを選択するステップと、
前記送受信機を前記選択された通信プロトコルと併用する場合、バイパスされるはずである前記送受信機の第1のバイパス可能回路を識別するステップと、
前記送受信機を前記選択された通信プロトコルと併用する場合、バイパスされないはずの前記送受信機の第2のバイパス可能回路を識別するステップと、
前記送受信機のデータパスが、前記第1のバイパス可能回路をバイパスし、前記第2のバイパス可能回路をバイパスしないように、前記送受信機を構成するステップと
を含む、方法。
【請求項17】
構成ステップは、前記バイパス可能回路に連結される、データラインを選択する、または選択しないように、前記バイパス可能回路に連結される、選択回路を構成するステップを含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記第1のバイパス可能回路は、リンクワイドデータ処理回路を含み、前記第2のバイパス可能回路は、レーンワイドデータ処理回路を含む、請求項16に記載の方法。
【請求項19】
前記第1のバイパス可能回路は、レーンワイドデータ処理回路を含み、前記第2のバイパス可能回路は、リンクワイドデータ処理回路を含む、請求項16に記載の方法。
【請求項20】
前記送受信機が構成されるべき通信プロトコルは、40/100ギガビットイーサネット(登録商標)プロトコルであって、構成ステップは、リンクワイドクロック補償回路、データパス幅変換回路、およびビットマルチプレクシング(N/Mチャネル変換)回路をバイパスせず、レーンワイドエンコーディング回路をバイパスするように、選択回路を構成することによって、前記送受信機の送信回路を構成するステップを含む、請求項16に記載の方法。
【請求項21】
前記送受信機が構成されるべき通信プロトコルは、40/100ギガビットイーサネット(登録商標)プロトコルであって、構成ステップは、ビットデマルチプレクシング(M/Nチャネル変換)回路、データパス幅変換回路、およびクロック補償回路をバイパスせず、レーンワイドクロック補償およびデコーディング回路をバイパスするように、選択回路を構成することによって、前記送受信機の送信回路を構成するステップを含む、請求項16に記載の方法。
【請求項22】
前記送受信機が構成されるべき通信プロトコルは、PCIエクスプレスジェネレーション3プロトコルであって、構成ステップは、データパス幅変換回路およびレーンワイドエンコーディング回路をバイパスせず、クロック補償回路およびビットマルチプレクシング(N/Mチャネル変換)回路をバイパスするように、選択回路を構成することによって、前記送受信機の送信回路を構成するステップを含む、請求項16に記載の方法。
【請求項23】
前記送受信機が構成されるべき通信プロトコルは、PCIエクスプレスジェネレーション3プロトコルであって、構成ステップは、リンクワイドクロック補償回路、データパス幅変換回路、およびレーンワイドクロック補償およびデコーディング回路をバイパスせず、ビットデマルチプレクシング(M/Nチャネル変換)回路をバイパスするように、選択回路を構成することによって、前記送受信機の送信回路を構成するステップを含む、請求項16に記載の方法。
【請求項24】
送受信機内の構成可能データパスであって、
選択された高速通信プロトコルに従って、データを処理するための複数のデータ処理手段と、
前記データパス内の前記複数のデータ処理手段のうちの少なくとも1つを有効化またはバイパスするように、前記データパスを構成するための手段と
を備える、構成可能データパス。
【請求項25】
前記複数のデータ処理手段は、リンクワイドデータ処理のための少なくとも1つの手段と、レーンワイドデータ処理のための少なくとも1つの手段とを含む、請求項24に記載の構成可能データパス。
【請求項26】
前記データパスを構成するための手段は、リンクワイドデータ処理のための少なくとも1つの手段をバイパスまたは有効化し、レーンワイドデータ処理のための少なくとも1つの手段をバイパスまたは有効化するように構成可能である、請求項25に記載の構成可能データパス。

【図3】
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【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2012−506210(P2012−506210A)
【公表日】平成24年3月8日(2012.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−532149(P2011−532149)
【出願日】平成21年10月7日(2009.10.7)
【国際出願番号】PCT/US2009/059874
【国際公開番号】WO2010/045081
【国際公開日】平成22年4月22日(2010.4.22)
【出願人】(597154922)アルテラ コーポレイション (163)
【氏名又は名称原語表記】Altera Corporation
【Fターム(参考)】