説明

電力デバイスを試験するための方法および装置

【課題】全出力コンバータ・アセンブリを試験するための方法および装置を提供する。
【解決手段】
全出力コンバータ・アセンブリ(102)に対する試験装置(200/300/400/500)は、公共送電網電力供給装置(202/204)を備えている。試験装置はまた、公共送電網電力供給装置に結合された直流(DC)発生装置(210/214)を備えている。試験装置はさらに、DC発生装置に結合された電力送電網シミュレーション・デバイス(218/224)を備えている。試験装置はまた、電力送電網シミュレーション・デバイスに結合された全出力コンバータ・アセンブリ試験接続部(126/128)を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書で説明する主題は一般的に、電力デバイス試験に関し、より詳細には、全出力コンバータ・アセンブリを試験するための方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
少なくとも一部の既知の全出力コンバータ・アセンブリまたは電力コンバータは、製造工場から設置場所に出荷される前に、その所定の電気定格まで電気的に試験される。このような試験の1つは通常、「全出力試験」と言われる。このような全出力試験では、各電力コンバータの性能をその定格容量において検証する。小さ目の電力コンバータ、すなわち、500キロワット(kW)以下の電力コンバータは通常、試験装置として、全出力変圧器、全出力回路遮断器、および適切なサイズの可変試験負荷を含むものを使って試験される。可変試験負荷には、調整可能なブレーキを有するモータおよび/または可変負荷抵抗器バンクが含まれる。しかし、500kWを超える大き目の電力コンバータの場合、試験装置のサイズおよびコストは相応に増える。さらに、全出力定格が2メガワット(MW)を超える電力コンバータ(たとえば電力定格が10MWを超える電力コンバータ)の場合、試験装置が大きくなって、購入、設置、および維持に費用がかかり、大きな物理フットプリントが必要となるだけでなく、種々のサイズの電力コンバータを試験するための配置に動かしにくい場合がある。
【0003】
また、少なくとも一部の既知の電力コンバータ試験装置は通常、必要な試験電力を供給するために地方の公共送電網に電気的に結合されている。しかし、このような公共送電網のすべてに、大規模な電力コンバータ試験を支えるように電力が十分に供給されているわけではない。たとえば、遠隔地域における公共送電網接続部には、必要な電圧安定性がない場合があり、また必要な持続電流供給能力がない場合がある。また、電力会社から一時的に大電力購入することは、費用がかかる場合があるとともに、関係する電力会社との調整を行なって、全出力コンバータ試験が必要としそうな大きな一時的電気負荷を支えるように電力会社が用意できるようにする必要があり得る。
【0004】
さらに、多くの既知の電力コンバータ試験装置は、試験装置内に電力を送信して試験装置からの出力電力の少なくとも一部を受信する「共通結合点」を備えている。いくつかの試験手順には通常、地方の送電網の周波数に一致しないことがある電気的周波数において電力コンバータを試験することが含まれている。たとえば、50ヘルツ(Hz)周波数(欧州では一般的である)用に設計された電力コンバータは、60Hzの北米の送電網を用いて試験することは難しい。送電網動作要求事項では通常、そこに送信される高調波周波数を制限している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】米国特許第7,486,099号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
したがって、高価なフィルタを備えている場合がある送電網断路機器が、電力コンバータの試験活動を支えるために必要となることがある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一態様においては、全出力コンバータ・アセンブリ用の試験装置を組み立てる方法が提供される。本方法は、電力供給装置を電力送電網に結合することを含んでいる。本方法はまた、直流(DC)発生装置を電力供給装置に結合することを含んでいる。本方法はさらに、電力送電網シミュレーション・デバイスをDC発生装置に結合することを含んでいる。本方法はまた、全出力コンバータ・アセンブリ試験接続部を電力送電網シミュレーション・デバイスに結合することを含んでいる。
【0008】
別の態様においては、全出力コンバータ・アセンブリ用の試験装置が提供される。試験装置は公共送電網電力供給装置を備えている。試験装置はまた、公共送電網電力供給装置に結合された直流(DC)発生装置を備えている。試験装置はさらに、DC発生装置に結合された電力送電網シミュレーション・デバイスを備えている。試験装置はまた、電力送電網シミュレーション・デバイスに結合された全出力コンバータ・アセンブリ試験接続部を備えている。
【0009】
さらに別の態様においては、全出力コンバータ・アセンブリを試験する方法が提供される。本方法は、全出力コンバータ・アセンブリを電力供給試験接続部に結合することを含んでいる。本方法はまた、全出力コンバータ・アセンブリを試験負荷に結合することを含んでいる。本方法はさらに、電力供給試験接続部を直流(DC)電源リンクに結合することを含んでいる。本方法はまた、電力を試験負荷から全出力コンバータ・アセンブリに再循環させることを含んでいる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明のこれらおよび他の特徴、態様、および優位性は、以下の詳細な説明を添付図面を参照して読むことでより良好に理解される。なお図面の全体に渡って同様の文字は同様の部品を表わしている。
【図1】従来技術の全出力コンバータ・アセンブリ試験装置の概略図である。
【図2】典型的な全出力コンバータ・アセンブリ試験装置の概略図である。
【図3】代替的な全出力コンバータ・アセンブリ試験装置の概略図である。
【図4】別の代替的な全出力コンバータ・アセンブリ試験装置の概略図である。
【図5】さらに別の代替的な全出力コンバータ・アセンブリ試験装置の概略図である。
【図6】図2、3、4、および5に示す全出力コンバータ・アセンブリ試験装置を組み立てるときに用いても良い典型的な方法を例示するフロー・チャートである。
【図7】図2、3、4、および5に示す全出力コンバータ・アセンブリ試験装置を用いて全出力コンバータ・アセンブリを試験するときに用いても良い典型的な方法を例示するフロー・チャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
特に断りのない限り、本明細書で示す図面は、本発明の主要な発明的特徴を例示することが意図されている。これらの主要な発明的特徴は、本発明の1または複数の実施形態を備える広範囲のシステムに適用されると考えられる。したがって、図面は、本発明を実施するために必要な当業者に既知の従来の特徴をすべて備えることは意図されていない。
【0012】
以下の明細書およびそれに続く請求項においていくつかの用語に言及するが、用語は、以下の意味を有するように規定されるものとする。
【0013】
単数形「a」、「an」、および「the」は、文脈上例外が明記されている場合を除いて、複数形への言及を含む。
【0014】
「任意的な」または「任意的に」は、後に記載される事象または状況が起こる場合もあるし起こらない場合もあること、ならびに記載には事象が起こる場合および事象が起こらない場合が含まれること、を意味する。
【0015】
近似用語は、明細書および請求項の全体を通して用いる場合、用語が関係する基本機能の変化を招くことなく許容範囲で変化することができる任意の定量的な表現を修飾するために適用しても良い。したがって、「約(about)」および「実質的に(substantially)」などの用語によって修飾される値は、指定された正確な値に限定してはならない。少なくとも一部の場合において、近似用語は、値を測定するための機器の精度に対応していても良い。ここで、また明細書および請求項の全体を通して、範囲限定を組み合わせておよび/または置き換えても良く、このような範囲は、文脈および用語上例外が示されている場合を除いて、特定され、そこに含まれるすべてのサブ範囲を含んでいる。
【0016】
本明細書で説明する典型的なシステムおよび方法によって、既知の電力コンバータ試験装置の不利点が、被試験電力コンバータに対する公共送電網電力供給をシミュレートする試験装置を提供することによって、打開される。具体的には、電力コンバータ試験装置は、直流(DC)リンクを、交流(AC)源と被試験装置への公共送電網電力供給をシミュレートするAC試験供給デバイスとの間に備える。また、具体的には、電力コンバータ試験装置は、電力を、第2の公共送電網接続部を通してではなく内部ループ内で再循環させることによって、第2の公共送電網接続部をなくしている。さらに、具体的には、電力コンバータ試験装置は、単一の公共送電網接続部を用いて、単に初期の試験電力を送信し、また電力再循環ループ内で散逸された電力を補給する。したがって、単一の公共送電網接続部を単に初期および補給電源として用いることによって、本来は大きな電力伝送デバイス(たとえば、電力変圧器および公共送電網断路回路遮断器)のサイズを小さくすることが容易になる。また、単一の公共送電網接続部を用いることによって、このような電力変圧器および公共送電網断路回路遮断器の数を減らすことが容易になる。また、電力コンバータ試験装置によって、電力を再循環させて公共送電網に戻すことがなくなるため、この装置によって、公共送電網に対する誘起された電気的障害(たとえば、誘起高調波)を減らすことが容易になり、その結果、公共送電網と試験装置とを接続するフィルタリング機器のサイズおよび数を低減することが容易になる。さらに、装置は公共送電網から実質的に断路されているため、ある範囲の周波数、電圧、および力率を用いて電力コンバータを試験することが容易になる。
【0017】
図1は、従来技術の全出力コンバータ・アセンブリ試験装置100の概略図である。試験装置100は、全出力コンバータ・アセンブリ102を試験するように構成されている。アセンブリ102は、整流器部分104と、高周波インバータ部分106とを備え、これらは、少なくとも1つの容量性デバイス110を備える直流(DC)リンク108を介して結合されている。典型的な実施形態においては、DCリンク108は複数の容量性デバイス110を備えている。アセンブリ102はまた、インバータ部分106に結合される電力変圧器112を備えている。典型的な実施形態においては、インバータ部分106は3レベル・インバータであり、したがってアセンブリ102は3レベル・コンバータである。代替的に、インバータ106は、2レベル・インバータであるか、または本明細書で説明するような試験装置100の動作を可能にする任意のマルチ・レベル・インバータである。本明細書で用いる場合、用語「インバータ」および「コンバータ」は、本明細書で説明するような試験装置100の動作を可能にする任意のインバータおよびコンバータを記述するために用いられる。
【0018】
従来技術の全出力コンバータ・アセンブリ試験装置100は、電力変圧器120を備えている。電力変圧器120は、電力送電網122に回路遮断器124(開位置で示す)を介して結合され、全出力コンバータ・アセンブリ102の整流器部分104に第1の試験接続部126を介して結合されている。通常、電力変圧器120は降圧変圧器である。また、通常、回路遮断器124および電力変圧器120は両方とも、定格がアセンブリ102の全定格負荷にされている。試験装置100はまた、変圧器112に結合される第2の試験接続部128を備えている。試験装置100はさらに、第2の試験接続部128に結合される高周波誘導結合デバイス(Lhf)130を備えている。試験装置100はまた、Lhf130に結合される可変周波数駆動装置(VFD)132を備えている。VFD132は、複数の容量性デバイス140を備えるDCリンク138を備えている。VFD132はまた、Lhf130に結合される電力変圧器142を備えている。電力変圧器142は通常、降圧変圧器である。
【0019】
試験装置100はさらに、VFD132に結合されたアクティブ・フロント・エンド(AFE)150を備えている。この結合は、複数の容量性デバイス154を備えるDCリンク152を介してなされている。試験装置100はまた、AFE150に結合された電力変圧器156を備えている。電力変圧器156は通常、昇圧変圧器である。試験装置100はさらに、送電網122を電力変圧器156に結合する回路遮断器158(開位置で示す)を備えている。また、通常、回路遮断器158および電力変圧器156は両方とも、定格がアセンブリ102の全定格負荷にされている。試験装置100はまた、送電網122、回路遮断器124、および回路遮断器158に結合された誘導容量性フィルタリング・デバイス160を備えている。試験装置100はさらに、試験装置100の入力部分172と試験装置100の出力部分174との結合によって規定される共通結合点(POCC)170を備えている。
【0020】
動作時には、回路遮断器124および158は閉位置であり(図1では両方とも開位置で示す)、電力送電網122は試験装置100の入力部分172および出力部分174に結合されている。交流(AC)(図示せず)が、送電網122から、所定の送電網AC電圧および実質的に均一な周波数で電力変圧器120に送信される。これを電流方向矢印180で示す。電力変圧器120は、AC電流を送電網AC電圧で受信し、AC電圧を下げAC電流を上げて、AC電流を所定の値および所定のAC電圧で、第1の試験接続部126を介して、被試験全出力コンバータ・アセンブリ102の整流器部分104に送信する。整流器部分104は、AC電流を前記AC電圧で受信し、このような電力を整流して、所定のDC電圧を有する所定のDC電流にする。DC電流は、DCリンク108を通して高周波インバータ部分106に送信される。容量性デバイス110によって、関係するDC電圧の平滑化が促進される。インバータ部分106は、DC電圧で受信したDC電流を、所定の有効対無効電力比を伴う所定のAC電圧および所定のAC周波数におけるAC電流に変換する。変換されたAC電力は、インバータ部分106から電力変圧器112へ送信される。変圧器112では、電圧を所定の値まで上げて、電流を所定の値まで下げる。一般的に、全出力コンバータ・アセンブリ102から送信される電力は、少なくとも時折、ほぼ定格または定格付近の全出力条件である。試験装置100によって試験される間、アセンブリ102の運転は通常、出力電圧を、0〜6キロボルト(kV)に渡る場合がある範囲内で変えるように、また出力周波数を、0〜600ヘルツ(Hz)に渡る場合がある範囲内で変えるように行なわれる。いくつかのアセンブリ102は、アセンブリ102の出荷先に応じた送電網定格周波数(通常50Hzまたは60Hz)で具体的に試験しても良い。
【0021】
また、動作時には、AC電力は、全出力コンバータ・アセンブリ102からVFD132へ、第2の試験接続部128およびLhf130を介して送信される。Lhf130によって、電力変圧器142へ送信されるAC電力から高周波高調波歪みをフィルタリングすることが促進される。電力変圧器142は、送信およびフィルタリング後のAC電流を、送信およびフィルタリング後のAC電圧で受信し、フィルタリング後のAC電圧を下げフィルタリング後のAC電流を上げて、AC電流を所定の値および所定のAC電圧で高周波インバータ部分136へ送信する。インバータ部分136は、AC電流を、電力変圧器142から送信されたAC電圧で受信して、AC電力を、所定のDC電圧を有する所定のDC電流に変換する一方で、アセンブリ102に対する所定の負荷をシミュレートする。変換後のDC電力は、AFE150にDCリンク138および152を介して送信される。容量性デバイス140および154によって、送信後のDC電力の平滑化が促進される。
【0022】
さらに、動作時には、AFE150は、高周波インバータ部分136から送信されたDC電力を受信して、DC電圧で受信したDC電流を、所定の有効対無効電力比を伴う所定のAC電圧および所定のAC周波数におけるAC電流に変換する。一般的に、AFE150から送信される電力の周波数は、電力送電網122の周波数またはその付近である。AC電力は、AFE150から電力変圧器156へ送信される。変圧器156では、AC電圧を上げてAC電流を下げることを、POCC170へ回路遮断器158および出力部分174を介して送信するために行なう。このようなAC電力は、ほぼ定格の送電網電圧である。誘導容量性フィルタリング・デバイス160によって、POCC170に送信されるAC電力からの高調波歪みのフィルタリングを促進することが、高調波歪みが電力送電網122に送信される可能性をが小さくするために、また地方の監督機関および/または送電網122の所有者/運転員から課される送電網全高調波歪み(THD)基準を満たすために行なわれる。しかし、少なくともこのような基準を満たすのには効果的であるが、このようなフィルタリングは、すべての高調波歪みを取り除くわけではない場合がある。
【0023】
また、動作時には、従来技術の全出力コンバータ・アセンブリ試験装置100の中を電力が再循環される。これを電力再循環矢印190で示す。大部分の電力は試験装置100内を再循環されるが、少なくとも一部の電力は電力送電網122内に再び送信されて、少なくとも多少の高調波歪みがその中に存在する。また試験装置100内で散逸される電力の少なくとも一部が、電力送電網122を介して戻る。さらに、動作時には、電圧、電流、および周波数の制御が、関係する制御デバイス(図示せず)を用いたアセンブリ102、VFD132、およびAFE150の少なくともある程度の手動および少なくともある程度の自動の調節によって行なわれる。試験が終了すると、アセンブリ102、VFD132、およびAFE150を調節して試験装置内を再循環する電力量を減らすことが、回路遮断器124および158を開にして試験装置100内の残存電力が熱エネルギーに散逸するまで行なわれる。
【0024】
図2は、試験装置100(図1に示す)の代わりに用いても良い典型的な全出力コンバータ・アセンブリ試験装置200の概略図である。典型的な実施形態においては、試験装置200は、電力送電網122に結合された送電網回路遮断器202(開位置で示す)を備えている。回路遮断器202の定格の電力伝送パラメータは、回路遮断器124のそれよりも小さい(以下でさらに説明する)。試験装置200はまた、回路遮断器202に結合された電圧変調デバイス204を備えている。典型的な実施形態においては、電圧変調デバイス204はスライダック・ユニットである。このようなスライダック・ユニットは、実質的に連続的な高分解能タップ切換デバイスを備える変動率変圧器を備える。高分解能タップ切換デバイスはさらに、このデバイスに動作可能に結合された少なくとも1つの遠隔制御される駆動デバイスを備える(どれも図示せず)。
【0025】
試験装置200はさらに、電力変圧器206と、それが結合される任意的な電圧変調デバイス204とを備える。電圧変調デバイス204は、電力変圧器120と同様である。しかし変圧器206は、定格の電力伝送パラメータが、電力変圧器120のそれよりも小さい(やはり、以下でさらに説明する)。試験装置200はまた、VFD132(図1に示す)と同様の可変周波数試験駆動装置(VFTD)208を備えている。可変周波数試験駆動装置208は、電力変圧器206に結合されている。VFTD208は、整流器部分210と高周波インバータ部分212とを備え、これらは、複数の容量性デバイス216を備えるDCリンク214を介して結合されている。しかし、典型的な実施形態においては、電力変圧器206は整流器部分210に結合されている。
【0026】
試験装置200はまた、VFTD208のDCリンク214に結合されたAFE218を備えている。この結合は、DCリンク220および複数の容量性デバイス222を介してなされている。AFE218はAFE150(図1に示す)と実質的に同様である。試験装置200はさらに、AFE218に結合された任意的なロー・パス・フィルタ(LPF)ユニット224を備えている。試験装置200はまた、電力変圧器120、第1の試験接続部126、第2の試験接続部128、Lhf130、および電力変圧器142を備えている。また、全出力コンバータ・アセンブリ102は、第1の試験接続部および第2の試験接続部128に結合されている。
【0027】
試験装置200は、入力部分172を出力部分174と結合するPOCC170を備えていない(すべて図1に示す)。典型的な実施形態においては、装置200は、送電網回路遮断器202を介して電力送電網122とつながる単一の接続部を備えている。したがって、電力コンバータ試験装置200は、電力を、第2の公共送電網接続部を通してではなく内部ループ内で再循環させることによって、第2の公共送電網接続部(すなわち、出力部分174およびPOCC170)をなくしている。電力コンバータ試験装置200は、単一の公共送電網接続部を回路遮断器202において用いて、単に初期の試験電力を送信し、また電力再循環ループ内で散逸された電力を補給する。
【0028】
したがって、単一の公共送電網接続部を回路遮断器202において初期および補給電源として用いることによって、いくつかの大きな電力伝送デバイスたとえば回路遮断器158および電力変圧器156(両方とも図1に示す)をなくすこと、ならびに本来は大きな電力伝送デバイスのサイズを小さくすることが容易になる。たとえば、限定することなく、回路遮断器202は、定格の電力伝送パラメータが回路遮断器124(図1に示す)のそれより小さくても良く、電力変圧器206は、定格の電力伝送パラメータが電力変圧器120のそれより小さくても良い。また、電力コンバータ試験装置200によって、電力を再循環させて送電網122に戻すことがなくなるため、試験装置200によって、送電網122に対する誘起される電気的障害(たとえば、誘起高調波)を減らすことが容易になり、その結果、送電網122と試験装置200とを接続するフィルタリング機器(すなわち、誘導容量性フィルタリング・デバイス160(図1に示す))のサイズおよび数を低減することが容易になる。このように、不要な機器をなくすこと、残りの機器のサイズを小さくすること、および試験装置200から送電網122への電力伝達をなくすことによって、散逸され、そうでなければ利用されないエネルギーを減らすことが容易になり、その結果、試験装置200の効率を試験装置100のそれよりも高くすることが容易になる。
【0029】
動作時には、送電網回路遮断器202は閉位置にあり(図2では開位置で示す)、電力送電網122は試験装置200の電圧変調デバイス204に結合されている。交流(AC)(図示せず)が、送電網122から、所定の送電網AC電圧および実質的に均一な周波数で、電力変圧器206に電圧変調デバイス204を介して送信される。これを電力方向矢印230で示す。電圧変調デバイス204を局所的または遠隔に操作して、内部の変動率変圧器についてのタップ切換器を調整し、電力変圧器206に送信される入力AC電圧およびAC電流を微調整する。電力変圧器206は、AC電流を、調整後のAC電圧で受信し、AC電圧を下げてAC電流を上げ、AC電流を所定の値および所定のAC電圧でVFTD208の整流器部分210へ送信する。整流器部分210は、AC電流を前記AC電圧で受信し、このような電力を整流して、所定のDC電圧を有する所定のDC電流にする。DC電流は、電力方向矢印240で示すように、DCリンク220を通してAFE218へ送信される。容量性デバイス222によって、送信後のDC電力の平滑化が促進される。
【0030】
また、動作時には、AFE218は、整流器部分210から送信されたDC電力を受信して、DC電圧で受信したDC電流を、所定の有効対無効電力比を伴う所定のAC電圧および所定のAC周波数におけるAC電流に変換する。一般的に、AFE218から送信される電力の周波数範囲は、複数のデバイス(限定することなく、風力タービン発電機(図示せず)など)からの入力周波数をシミュレートするように周波数が変化し得るものである。AC電力はAFE218からLPFユニット224へ送信される。これを電力方向矢印250で示す。LPFユニット224は、送信されたAC電力から高次周波数の高調波をフィルタリング(または、チョップ)する。いくつかの代替的な実施形態においては、LPFユニット224を用いない。なぜならば、AFE218は、AC電力を、内部に含まれる高次周波数の高調波が皆無かそれに近い状態で送信するように構成されているからである。
【0031】
さらに、動作時には、AC電圧および電流がフィルタリングされたAC電力が、LPFユニット224から電力変圧器120へ送信される。電力変圧器120は、AC電流を、フィルタリングされたAC電圧で受信し、AC電圧を下げてAC電流を上げ、AC電流を所定の値および所定のAC電圧で、第1の試験接続部126を介して、被試験全出力コンバータ・アセンブリ102の整流器部分104へ送信する。整流器部分104は、AC電流を前記AC電圧で受信し、このような電力を整流して、所定のDC電圧を有する所定のDC電流にする。DC電流は、DCリンク108を通して高周波インバータ部分106に送信される。これを電力方向矢印260で示す。容量性デバイス110によって、関係するDC電圧の平滑化が促進される。インバータ部分106は、DC電圧で受信したDC電流を、所定の有効対無効電力比を伴う所定のAC電圧および所定のAC周波数におけるAC電流に変換する。変換されたAC電力は、インバータ部分106から電力変圧器112へ送信される。変圧器112では、電圧を所定の値まで上げて、電流を所定の値まで下げる。試験装置200によって試験される間、アセンブリ102の運転は通常、出力電圧を、0〜6kVに渡る場合がある範囲内で変えるように、また出力周波数を、0〜600Hzに渡る場合がある範囲内で変えるように行なわれる。いくつかのアセンブリ102は、アセンブリ102の出荷先に応じた送電網定格周波数(通常50Hzまたは60Hz)で具体的に試験しても良い。
【0032】
また、動作時には、AC電力は、全出力コンバータ・アセンブリ102からVFTD208へ、第2の試験接続部128およびLhf130を介して送信される。Lhf130によって、電力変圧器142へ送信されるAC電力から高周波高調波歪みをフィルタリングすることが促進される。電力変圧器142は、送信およびフィルタリング後のAC電流を、送信およびフィルタリング後のAC電圧で受信し、フィルタリング後のAC電圧を下げフィルタリング後のAC電流を上げて、AC電流を所定の値および所定のAC電圧で高周波インバータ部分212へ送信する。インバータ部分212は、AC電流を、電力変圧器142から送信されたAC電圧で受信して、AC電力を、所定のDC電圧を有する所定のDC電流に変換する一方で、アセンブリ102に対する所定の負荷をシミュレートする。変換後のDC電力は、再循環を介して、AFE218へ、DCリンク214および220を経由して送信される。容量性デバイス216および222によって、送信されたDC電力の平滑化が促進される。
【0033】
本明細書で用いる場合、用語「負荷」には、限定することなく、駆動した電気機械装置を用いて試験される全出力変換アセンブリの実際の負荷および/または可変周波数駆動デバイスを介したエミュレートされた電気機械負荷が含まれていても良い。両方とも本明細書で説明している。
【0034】
また、動作時には、全出力コンバータ・アセンブリ試験装置200の中を電力が再循環する。これを電力再循環矢印270で示す。試験装置200が全運転負荷まで上昇されるにつれて、電力が電力送電網122から引き入れられる。実質的にすべての電力が試験装置200内を再循環して、少なくとも一部の電力が熱エネルギーとして散逸される。しかし、実質的に、再循環する電力のうち電力送電網122に再び送信されるものは無く、補給電力が送電網122から試験装置200内に送信されて、試験装置200内で散逸される電力の少なくとも一部が電力送電網122を介して戻る。さらに、動作時には、電圧、電流、および周波数の制御が、関係する制御デバイス(図示せず)を用いたアセンブリ102、VFTD208、AFE218、および電圧変調デバイス204の少なくともある程度の手動および少なくともある程度の自動の調節によって行なわれる。試験が終了すると、アセンブリ102、VFTD208、AFE218、および電圧変調デバイス204を調節して、試験装置内を再循環する電力量を減らすとともに電力送電網122から試験装置200内に送信される電力を実質的に減らすことが、回路遮断器202を開にして残存再循環電力が熱エネルギーに散逸するまで行なわれる。
【0035】
動作時には、試験装置200によって、被試験電力コンバータ(すなわち装置102)に対する公共送電網電力供給がシミュレートされる。具体的には、電力コンバータ試験装置200は、DCリンク220を、AC源(すなわち、インバータ部分212)と、電力送電網122をシミュレートするAC試験供給デバイス(すなわち、AFE218)との間に備えている。したがって、電力コンバータ試験装置200は、電力を、第2の公共送電網接続部を通してではなく内部ループ内で再循環させることによって、第2の公共送電網接続部(すなわち、出力部分174およびPOCC170)をなくしている。電力コンバータ試験装置200は、単一の公共送電網接続部を回路遮断器202において用いて、単に初期の試験電力を試験装置200内に送信し、またその内部で散逸された電力を補給する。また、電力コンバータ試験装置200によって、電力を再循環させて送電網122に戻すことがなくなるため、装置200によって、送電網122に対する誘起された電気的障害(たとえば、誘起高調波)を減らすことが容易になる。
【0036】
図3は、代替的な全出力コンバータ・アセンブリ試験装置300の概略図である。試験装置300は、試験装置200(図2に示す)と同様である。ただし、試験装置200の方が高周波試験により適していることと比べて、試験装置300の方が低周波試験により適している。具体的には、試験装置300の方が、関係するアセンブリを、電圧範囲として0〜3kVおよび周波数範囲として0〜100Hz内で試験することに適している。試験装置200の方が、関係するアセンブリを、電圧範囲として0〜6kVおよび周波数範囲として0〜600Hz内で試験することに適している。
【0037】
この典型的な代替的な実施形態においては、試験装置300は、電力送電網122に結合された送電網回路遮断器302(開位置で示す)を備えている。試験装置300はまた、送電網回路遮断器302に結合された電力変圧器304を備えている。試験装置300はさらに、電力変圧器304に結合された可変周波数試験駆動装置(VFTD)306を備えている。VFTD306は、VFTD208(図2に示す)と同様である。ただし、VFTD306は、高周波インバータ部分212(図2に示す)とは対照的に低周波インバータ部分308を備えている。この代替的な典型的な実施形態においては、整流器部分210、DCリンク214、および容量性デバイス216は、試験装置200に付随する関連デバイスと実質的に同様である。
【0038】
試験装置300はまた、VFTD306のDCリンク214にDCリンク220および複数の容量性デバイス222を介して結合されたAFE218を備えている。試験装置はさらに、AFE218に結合された電力変圧器310を備えている。電力変圧器310、AFE218、DCリンク220、および容量性デバイス222は、試験装置200に付随する関連デバイスと実質的に同様である。
【0039】
全出力コンバータ・アセンブリ312が、試験装置300内に配置され、内部で、第1の試験接続部126および第2の試験接続部128を介して結合されている。この代替的な典型的な実施形態においては、アセンブリ312は、アセンブリ102(図2に示す)と同様である。ただし、アセンブリ312は、高周波インバータ部分106(図2に示す)とは対照的に低周波インバータ部分314を備えている。この代替的な典型的な実施形態においては、整流器部分104、DCリンク108、および容量性デバイス110は、試験装置200に付随するデバイスと実質的に同様である。アセンブリ312は、VFTD306に、低周波誘導結合デバイスLlf316を介して結合されている。
【0040】
試験装置300は、試験装置200とは異なり、任意的なLPFユニット224、電圧変調デバイス204、電力変圧器112、および電力変圧器142がない。試験装置300の動作は、試験装置200の動作と同様である。代替的に、試験装置300のいくつかの実施形態では、LPFユニット224(図2に示す)と同様の任意的なLPFユニットを備えていても良い。また、代替的に、試験装置300のいくつかの実施形態では、電圧変調デバイス204(図2に示す)と同様の電圧変調デバイスを備えていても良い。
【0041】
図4は、別の代替的な全出力コンバータ・アセンブリ試験装置400の概略図である。装置400は、試験装置300(図3に示す)と実質的に同様である。ただし、装置400は、仮想計算機406を規定する低周波誘導結合デバイスLlf402および低周波インバータ部分404を備えている。仮想計算機406は、全出力コンバータ・アセンブリ312に対する負荷をシミュレートするように制御および調節される。代替的に、試験装置400のいくつかの実施形態では、LPFユニット224(図2に示す)と同様の任意的なLPFユニットを備えていても良い。また、代替的に、試験装置400のいくつかの実施形態では、電圧変調デバイス204(図2に示す)と同様の電圧変調デバイスを備えていても良い。
【0042】
図5は、さらに別の代替的な全出力コンバータ・アセンブリ試験装置500の概略図である。装置500は、装置400(図4に示す)と実質的に同様である。ただし装置500は、仮想計算機406を規定する低周波誘導結合デバイスLlf402および低周波インバータ部分404を備えていない(すべて図4に示す)。むしろ、装置500が備えているのは、この代替的な典型的な実施形態ではモータ発電機である機械502である。機械502は、発電機506とモータ504とを備え、これらはシャフト508を介して回転可能に結合されている。機械502は、全出力コンバータ・アセンブリ312に対する負荷を設定するように制御および調節される。代替的に、試験装置500のいくつかの実施形態では、LPFユニット224(図2に示す)と同様の任意的なLPFユニットを備えていても良い。また、代替的に、試験装置500のいくつかの実施形態では、電圧変調デバイス204(図2に示す)と同様の電圧変調デバイスを備えていても良い。
【0043】
全出力コンバータ・アセンブリ試験装置200、300、400、および500の代替的な実施形態(それぞれ図2、3、4、および5に示す)では、再生式全出力コンバータ(図示せず)を試験するように変更される。このような再生式全出力コンバータでは、AFE218(図2、3、4、および5に示す)と同様のアクティブ・フロント・エンドを、整流器104(図2、3、4、および5に示す)の代わりに備えている。そして電力の流れ250、260、および270(すべて図2、3、4、および5に示す)を、両方向に送信しても良い。このような再生式全出力コンバータを用いて、再生可能なエネルギー源(たとえば、風力タービン)用に使用される工業用のドライブ・トレインおよびコンバータの制動動作を試験しても良い。
【0044】
図6は、全出力コンバータ・アセンブリ試験装置200(図2に示す)を組み立てる際に用いても良い典型的な方法600を例示するフロー・チャートである。典型的な実施形態においては、電力供給装置、すなわち回路遮断器202、電圧変調デバイス204、および電力変圧器206(すべて図2に示す)を、電力送電網122に結合する602。DC発生装置、すなわち整流器部分210(図2に示す)を、電力供給装置、すなわち電力変圧器206に結合する604。電力送電網シミュレーション・デバイス、すなわちAFE218(図2に示す)を、整流器部分210に結合する606。全出力コンバータ・アセンブリ試験接続部126(図2に示す)を、AFE218に結合する608。
【0045】
図7は、試験装置200(図2に示す)を用いて全出力コンバータ・アセンブリ102(図2に示す)を試験する際に用いても良い典型的な方法700を例示するフロー・チャートである。典型的な実施形態においては、全出力コンバータ・アセンブリ102を、電力供給試験接続部126および128(両方とも図2に示す)に結合する702。全出力コンバータ・アセンブリ102を、試験負荷、すなわちVFTD208(図2に示す)に結合する704。電力供給試験接続部126を、DCリンク220(図2に示す)に結合する706。電力を、VFTD208から全出力コンバータ・アセンブリ102に再循環させる708。
【0046】
前述した電力コンバータ試験装置によって、試験動作中の電力コンバータ試験装置の効率および性能を増加させるための費用対効果が高くて信頼性が高い方法が提供される。具体的には、電力コンバータ試験装置によって、試験動作の動作効率を増加させることが容易になり、それは、交流(AC)源と被試験装置への公共送電網電力供給をシミュレートするAC試験供給デバイスとの間に直流(DC)リンクを用いることを容易にすることによってなされる。具体的には、電力コンバータ試験装置は、電力を、第2の公共送電網接続部を通してではなく内部ループ内で再循環させることによって、第2の公共送電網接続部をなくしている。さらに、具体的には、電力コンバータ試験装置は、単一の公共送電網接続部を用いて、単に初期の試験電力を送信し、また電力再循環ループ内で散逸された電力を補給する。したがって、単一の公共送電網接続部を単に初期および補給電源として用いることによって、本来は大きな電力伝送デバイス(たとえば、電力変圧器および公共送電網断路回路遮断器)のサイズ小さくすることが容易になる。また、単一の公共送電網接続部を用いることによって、このような電力変圧器および公共送電網断路回路遮断器の数を減らすことが容易になる。また、電力コンバータ試験装置によって、電力を再循環させて公共送電網に戻すことがなくなるため、この装置によって、公共送電網に対する誘起された電気的障害(たとえば、誘起高調波)を減らすことが容易になり、その結果、公共送電網と試験装置とを接続するフィルタリング機器のサイズおよび数を低減することが容易になる。さらに、装置は公共送電網から実質的に断路されているため、ある範囲の周波数、電圧、および力率を用いて電力コンバータを試験することが容易になる。
【0047】
以上、全出力コンバータ・アセンブリを試験するためのシステムおよび方法の典型的な実施形態について詳細に説明している。本システムおよび方法は、本明細書で説明した特定の実施形態に限定されない。むしろ、システムの構成要素および/または方法のステップは、本明細書で説明した他の構成要素および/またはステップから独立かつ別個に用いても良い。たとえば、本システムおよび方法は、他の電気的なシステムおよび方法と組み合わせて用いても良く、また本明細書で説明した電力コンバータ試験装置のみを用いて実施することに限定されない。むしろ、典型的な実施形態は、他の多くの電気的なシステムおよび試験応用と共に実施および使用することができる。
【0048】
本発明の種々の実施形態の特定の特徴を、一部の図面上で示して他では示さない場合があるが、これは単に便宜上である。また、前述の説明において「一実施形態」に言及することは、説明した特徴をやはり取り入れたさらなる実施形態の存在を除外するものと解釈することを意図するものではない。本発明の原理によれば、図面の任意の特徴部を、他の任意の図面の任意の特徴部と組み合わせて参照および/または請求しても良い。
【0049】
この書面の説明では、実施例を用いて、本発明を、ベスト・モードも含めて開示するとともに、どんな当業者も本発明を実施できるように、たとえば任意のデバイスまたはシステムを作りおよび用いること、ならびに取り入れた任意の方法を実行することができるようにしている。本発明の特許可能な範囲は、請求項によって定められるとともに、当業者に想起される他の実施例を含んでいても良い。このような他の実施例は、請求項の文字通りの言葉使いと違わない構造要素を有する場合、または請求項の文字通りの言葉使いとの違いが非実質的である均等な構造要素を含む場合には、請求項の範囲内であることが意図されている。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
全出力コンバータ・アセンブリ(102)に対する試験装置(200/300/400/500)であって、
公共送電網電力供給装置(202/204)と、
前記公共送電網電力供給装置に結合された直流(DC)発生装置(210/214)と、
前記DC発生装置に結合された電力送電網シミュレーション・デバイス(218/224)と、
前記電力送電網シミュレーション・デバイスに結合された全出力コンバータ・アセンブリ試験接続部(126/128)と、を備える試験装置(200/300/400/500)。
【請求項2】
前記公共送電網電力供給装置(202/204)は変動率変圧器(204)を備えている請求項1に記載の試験装置(200/300/400/500)。
【請求項3】
前記DC発生装置(210/214)は、整流器(210)に結合されたDCリンク(214)を備えている請求項1に記載の試験装置(200/300/400/500)。
【請求項4】
前記電力送電網シミュレーション・デバイス(218/224)はアクティブ・フロント・エンド周波数制御デバイス(218)を備えている請求項1に記載の試験装置(200/300/400/500)。
【請求項5】
前記電力送電網シミュレーション・デバイス(218/224)はロー・パス・フィルタ(224)を備えている請求項1に記載の試験装置(200/300/400/500)。
【請求項6】
シミュレートされた機械負荷を含む可変周波数駆動デバイス(208/306)をさらに備える請求項1に記載の試験装置(200/300/400/500)。
【請求項7】
誘導型高周波結合デバイス(130)と、
誘導型低周波結合デバイス(316/402)と、
モーター発電機ユニット(502)と、のうちの少なくとも1つをさらに備える請求項1に記載の試験装置(200/300/400/500)。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−118070(P2012−118070A)
【公開日】平成24年6月21日(2012.6.21)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−258625(P2011−258625)
【出願日】平成23年11月28日(2011.11.28)
【出願人】(390041542)ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ (6,332)
【Fターム(参考)】