説明

電力供給制御装置、電気機器、電力供給制御システム、電力供給制御方法およびプログラム

【課題】ユーザの利便性を損なうことなく待機電力の発生を解消することができる電力供給制御装置、電気機器、電力供給制御システムを提供する。
【解決手段】電力供給制御システム1000は、電気機器A200への電力供給を開始または停止するための開閉部A104と、電気機器A200から送信される電力供給制御情報を受信する通信部118と、通信部118が受信した電力供給制御情報に基づいて、開閉部A200を制御する制御部110とを備える電力供給制御装置100と、電力供給制御装置100からの電力供給を受ける電力受電部202と、ユーザにより電気機器A200の電源がオフにされた際に、電力供給制御情報を生成する制御部208と、制御部208が生成した電力供給制御情報を電力供給制御装置100に送信する通信部210とを備える電気機器A200とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電力供給制御装置、電気機器、電力供給制御システム、電力供給制御方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、エコブームの高まりとともに、電気機器の省電力化が進み、電気機器の待機時の消費電力(以下、「待機電力」という。)も電気機器単体で見れば小さくなってきている。
【0003】
一方、様々な電気機器の普及に伴い、テレビやビデオなどの、タイマ動作などのために待機電力を必要とする電気機器が増えてきている。このため、電気機器単体では待機電力が小さくても、全ての電気機器の待機電力を合算すると、かなりの電力を消費することになる。
【0004】
このような中、各電気機器への電力供給をホームサーバで集中管理し、電気機器を使用しない場合は、完全に電力供給を停止することで、待機電力の発生を解消する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2003−110471号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述した従来の技術では、電気機器を使用するか否かをユーザが判断してそれら電気機器への電力供給を制御するホームサーバを制御する必要がある。
【0007】
このため、タイマ機能を有する電気機器において、タイマが設定されている場合においても、当該電気機器を使用するか否かをユーザが判断する必要があり、ユーザの利便性が損なわれるという問題がある。
【0008】
例えば、従来の技術では、ユーザは、ある電気機器はタイマが設定されているから当該電気機器への電力供給を停止してはいけない旨や、ある電気機器はタイマが設定されていないから当該電気機器への電力供給を停止してもいい旨を判断してホームサーバを制御する必要があった。
【0009】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、ユーザの利便性を損なうことなく待機電力の発生を解消することが可能な、新規かつ改良された電力供給制御装置、電気機器、電力供給制御システム、電力供給制御方法およびプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、電気機器への電力供給を開始または停止するための開閉部と、前記電気機器から送信される電力供給制御情報を受信する受信部と、前記受信部が受信した前記電力供給制御情報に基づいて、前記開閉部を制御する制御部と、を備える、電力供給制御装置が提供される。
【0011】
前記制御部は、前記受信部が前記電力供給制御情報を受信した際に、前記電力供給制御情報に含まれる前記開閉部の開閉部情報に基づいて、前記電気機器への電力供給を停止させるように前記開閉部を制御する電力供給制御部を備えてもよい。
【0012】
前記電力供給制御部は、前記受信部が受信した前記電力供給制御情報に含まれる前記電子機器の電力供給開始時刻情報と、現在時刻情報とに基づいて、現在時刻が電力供給開始時刻以降の時刻であるときは、前記電気機器への電力供給を開始させるように前記開閉部を制御してもよい。
【0013】
ユーザによる前記電気機器への電力供給開始要求を検出する検出部をさらに備え、前記電力供給制御部は、前記検出部による検出の結果、ユーザによる前記電気機器への電力供給開始要求があるときは、前記電気機器への電力供給を開始させるように前記開閉部を制御してもよい。
【0014】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、電力供給制御装置からの電力供給を受ける受電部と、ユーザにより電気機器の電源がオフにされた際に、電力供給制御情報を生成する制御部と、前記制御部が生成した前記電力供給制御情報を前記電力供給制御装置に送信する送信部と、を備える、電気機器が提供される。
【0015】
ユーザによる前記電気機器が接続された前記電力供給制御装置の開閉部の指定を受け付ける開閉部指定受付部と、ユーザによる前記電気機器が所定の動作を実行するタイマ時刻の設定を受け付けるタイマ時刻設定受付部とをさらに備え、前記制御部は、前記開閉部指定受付部が受け付けた前記指定された開閉部の情報としての開閉部情報と、前記タイマ時刻設定受付部が受け付けた前記設定されたタイマ時刻の情報としてのタイマ時刻情報とに基づいて、前記電力供給制御情報を生成する生成部を備えてもよい。
【0016】
前記制御部は、前記タイマ時刻情報と、前記電気機器が電力を供給されてから待機状態になるまでに必要な時間の時間情報とに基づいて、前記電気機器がタイマ時刻に待機状態になるための前記電気機器の電力供給開始時刻を算出する算出部をさらに備え、前記生成部は、前記開閉部情報と、前記算出部により算出された前記電力供給開始時刻の情報としての電力供給開始時刻情報とに基づいて、前記電力供給制御情報を生成してもよい。
【0017】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、電気機器への電力供給を開始または停止するための開閉部と、前記電気機器から送信される電力供給制御情報を受信する受信部と、前記受信部が受信した前記電力供給制御情報に基づいて、前記開閉部を制御する第1の制御部と、を備える、電力供給制御装置と、前記電力供給制御装置からの電力供給を受ける受電部と、ユーザにより電気機器の電源がオフにされた際に、前記電力供給制御情報を生成する第2の制御部と、前記第2の制御部が生成した前記電力供給制御情報を前記電力供給制御装置に送信する送信部と、を備える、電気機器と、を備える、電力供給制御システムが提供される。
【0018】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、電気機器にてユーザにより前記電気機器の電源がオフにされた際に、前記電力供給制御情報を生成する制御ステップと、前記電気機器にて前記制御ステップで生成した前記電力供給制御情報を電力供給制御装置に送信する送信ステップと、前記電力供給制御装置にて前記電気機器から送信される前記電力供給制御情報を受信する受信ステップと、前記電力供給制御装置にて前記受信ステップで受信した前記電力供給制御情報に基づいて、前記電気機器への電力供給を開始または停止するための開閉部を制御する制御ステップと、前記電気機器にて前記電力供給制御装置からの電力供給を受ける受電ステップと、を有する、電力供給制御方法が提供される。
【0019】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、電力供給制御装置を、電気機器への電力供給を開始または停止するための開閉部と、前記電気機器から送信される電力供給制御情報を受信する受信部と、前記受信部が受信した前記電力供給制御情報に基づいて、前記開閉部を制御する第1の制御部と、として機能させ、電気機器を、前記電力供給制御装置からの電力供給を受ける受電部と、ユーザにより前記電気機器の電源がオフにされた際に、前記電力供給制御情報を生成する第2の制御部と、前記第2の制御部が生成した前記電力供給制御情報を前記電力供給制御装置に送信する送信部と、として機能させるための、プログラムが提供される。
【0020】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、電気機器への電力供給を開始または停止するための開閉部と、前記開閉部を制御する第1の制御部と、電力供給管理装置から送信される前記開閉部を制御するための制御信号を受信する第1の受信部と、を備える、開閉部制御装置と、前記電気機器から送信される電力供給制御情報を受信する第2の受信部と、前記第2の受信部が受信した前記電力供給制御情報に基づいて、前記開閉部を制御するための制御信号を生成する第2の制御部と、前記第2の制御部が生成した前記制御信号を前記開閉部制御装置に送信する第1の送信部と、を備える、電力供給管理装置と、前記開閉部制御装置からの電力供給を受ける受電部と、ユーザにより前記電気機器の電源がオフにされた際に、前記電力供給制御情報を生成する第3の制御部と、前記第3の制御部が生成した前記電力供給制御情報を前記電力供給管理装置に送信する第2の送信部と、を備える、電気機器と、を備える、電力供給制御システムが提供される。
【発明の効果】
【0021】
以上説明したように本発明によれば、ユーザの利便性を損なうことなく待機電力の発生を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る電力供給制御システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1における電力供給制御装置の制御部の機能構成を示すブロック図である。
【図3】図1における電気機器Aの制御部の機能構成を示すブロック図である。
【図4】図1における電力供給制御装置が実行する電力供給停止処理のフローチャートである。
【図5】図1における電力供給制御装置が実行する電力供給開始処理のフローチャートである。
【図6】図1における電気機器Aが実行する電力供給制御情報送信処理のフローチャートである。
【図7】電力供給制御情報記憶部に書き込まれた電力供給制御情報のテーブルの一例を説明するための説明図である。
【図8】電力供給開始要求検出部の一例を説明するための説明図である。
【図9】電力供給制御情報の一例を説明するための説明図である。
【図10】図1における電気機器Aにおいて実行される、ユーザによる開閉部指定およびタイマ時刻設定について説明するための説明図である。
【図11】図1における電気機器Aにおいて実行される、ユーザによる開閉部指定およびタイマ時刻設定について説明するための説明図である。
【図12】図1における電気機器Aにおいて実行される、ユーザによる開閉部指定およびタイマ時刻設定について説明するための説明図である。
【図13】図1における電気機器Aにおいて実行される、ユーザによる開閉部指定およびタイマ時刻設定について説明するための説明図である。
【図14】本発明の第2の実施の形態に係る電力供給制御システムの構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0024】
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.電力供給制御システム(第1の実施の形態)
2.電力供給停止処理
3.電力供給開始処理
4.電力供給制御情報送信処理
5.ユーザによる開閉部指定およびタイマ時刻設定
6.電力供給制御システム(第2の実施の形態)
【0025】
[1.電力供給制御システム(第1の実施の形態)]
まず、本発明の第1の実施の形態に係る電力供給制御システムについて説明する。図1は、本実施の形態に係る電力供給制御システムの構成を示すブロック図である。
【0026】
図1において、電力供給制御システム1000は、電力供給制御装置100と、電気機器A200と、電気機器B300と、電気機器C400と、電源部500とを備える。本実施の形態では、電力供給制御装置100が、3つの電気機器(電気機器A200、電気機器B300および電気機器C400)の電力供給制御を行うが、電力供給制御装置100が制御する電気機器の数は3つに限られない。
【0027】
電力供給制御装置100は、電源部500、電気機器A200、電気機器B300および電気機器C400とそれぞれ接続している。電力供給制御装置100は、電源部500から供給された電力を例えば電気機器A200に供給するか否かを制御する。電力供給制御装置100は、電源接続部102と、開閉部A104と、開閉部B106と、開閉部C108と、制御部110と、時計部112と、電力供給制御情報記憶部114と、電力供給開始要求検出部116と、通信部118とを備える。
【0028】
電源接続部102は、電源部500と接続することができる。電源接続部102は、例えば電源装置、または壁などに設けられたコンセントと接続するコネクタである。開閉部A104は、電気機器A200と接続し、電気機器A200への電力供給を制御することができる。開閉部B106は、電気機器B300と接続し、電気機器B300への電力供給を制御することができる。開閉部C108は、電気機器C400と接続し、電気機器C400への電力供給を制御することができる。
【0029】
制御部110は、電力供給制御装置100の各部の制御を行うことができる。時計部112は、現在時刻情報を制御部110に供給することができる。
【0030】
電力供給制御情報記憶部114は、電力供給制御装置100が受信した後述する電力供給制御情報を記憶することができる。電力供給開始要求検出部116は、本発明の検出部の一例であり、ユーザによる例えば電気機器A200への電力供給開始要求を検出することができる。通信部118は、本発明の受信部の一例であり、例えば電気機器A200から送信された電力供給制御情報を受信することができる。
【0031】
電気機器A200は、電力受電部202と、時計用内蔵電池部204と、時計部206と、制御部208と、通信部210と、ユーザ入力部212と、記憶部214とを備える。
【0032】
電力受電部202は、本発明の受電部の一例であり、開閉部A104と接続し、開閉部A104から電力供給を受けて、電気機器A200の各部に電力の配電を行うことができる。時計用内蔵電池部204は、時計部206が現在時刻を保持できるように時計部206に電力を供給することができる。
【0033】
時計部206は、現在時刻情報を制御部208に供給することができる。制御部208は、電気機器A200の各部の制御を行うことができる。通信部210は、本発明の送信部の一例であり、例えば電力供給制御装置100に電力供給制御情報を送信することができる。
【0034】
ユーザ入力部212は、本発明の開閉部指定受付部、タイマ時刻設定受付部の一例であり、ユーザが電気機器A200が接続された電力供給制御装置100の開閉部A104を指定するためのものであり、タイマ時刻を設定するためのものである。記憶部214は、ユーザ入力部212により指定された開閉部の情報としての開閉部情報と、ユーザ入力部212により設定されたタイマ時刻の情報としてのタイマ時刻情報とを記憶することができる。
【0035】
電気機器B300および電気機器C400は、電気機器A200と同様の構成を有する。電源部500は、電力を供給することができる。電源部500は、例えば電源装置、または壁などに設けられたコンセントである。
【0036】
電源部500と電源接続部102とは、電源ケーブルで接続される。また、開閉部Aと電力受電部202とは、電源ケーブルで接続される。通信部118と通信部210とは、例えば家庭でも普及しているLAN(Local Area Network)などで接続すればよい。その場合、通信部118と通信部210とは、イーサネット(登録商標)のインタフェースを用いればよい。
【0037】
次に、図1における電力供給制御装置100の制御部110の機能構成について説明する。図2は、図1における電力供給制御装置100の制御部110の機能構成を示すブロック図である。
【0038】
図2において、制御部110は、受信部130と、記憶制御部132と、電力供給制御部134と、時刻比較部136とを備える。
【0039】
受信部130は、通信部118が受信した電力供給制御情報を受信する。また、受信部130は、電力供給開始要求検出部116による検出結果を受信する。
【0040】
記憶制御部132は、受信部130が受信した電力供給制御情報を電力供給制御情報記憶部114に書き込む。また、記憶制御部132は、電力供給制御情報記憶部114から電力供給制御情報を読み出す。
【0041】
電力供給制御部134は、受信部130が電力供給制御情報を受信した際に、例えば開閉部A104に電力供給を停止させるための制御信号を送信する。また、電力供給制御部134は、受信部130が受信した電力供給開始要求検出部116による検出結果に基づいて、例えばユーザによる電気機器A200への電力供給開始要求があるときは、開閉部A104に電力供給を開始させるための制御信号を送信する。また、電力供給制御部134は、後述する時刻比較部136による比較の結果、現在時刻が電力供給開始時刻以降の時刻であるときは、例えば開閉部A104に電力供給を開始させるための制御信号を送信する。
【0042】
時刻比較部136は、記憶制御部132が読み出した電力供給制御情報に含まれる電力供給開始時刻情報と、時計部112から供給される現在時刻情報とに基づいて、現在時刻と電力供給開始時刻との比較を行う。
【0043】
次に、図1における電気機器A200の制御部208の機能構成について説明する。図3は、図1における電気機器A200の制御部208の機能構成を示すブロック図である。
【0044】
図3において、制御部208は、受信部230と、記憶制御部232と、電力供給開始時刻算出部234と、電力供給制御情報生成部236と、送信部238とを備える。
【0045】
受信部230は、ユーザによりユーザ入力部212を介して入力された開閉部情報やタイマ時刻情報を受信する。
【0046】
記憶制御部232は、受信部230が受信した開閉部情報とタイマ時刻情報とを含むタイマ設定情報を記憶部214に記憶させる。また、記憶制御部232は、ユーザにより電気機器A200の電源がオフにされると、記憶部214から直近のタイマ設定情報を読み出す。
【0047】
電力供給開始時刻算出部234は、本発明の算出部の一例であり、記憶制御部232が読み出したタイマ設定情報に含まれるタイマ時刻情報と、電気機器A200が電力を供給されてから待機状態になるまでに必要な時間の時間情報とに基づいて、電気機器A200がタイマ時刻に待機状態になるための電力供給開始時刻を算出する。
【0048】
電力供給制御情報生成部236は、本発明の生成部の一例であり、記憶制御部232が読み出したタイマ設定情報に含まれる開閉部情報と、電力供給開始時刻算出部234が算出した電力供給開始時刻の情報としての電力供給開始時刻情報とを含む電力供給制御情報を生成する。
【0049】
送信部238は、電力供給制御情報生成部236が生成した電力供給制御情報を電力供給制御装置100に送信する。
【0050】
[2.電力供給停止処理]
次に、図1における電力供給制御装置100が実行する電力供給停止処理について説明する。図4は、図1における電力供給制御装置100が実行する電力供給停止処理のフローチャートである。
【0051】
図4において、まず、電力供給制御装置100の通信部118は、電気機器A200から電力供給制御情報を受信する(ステップS100)。電力供給制御情報は、開閉部情報と、電力供給開始時刻情報とを含む。
【0052】
次いで、電力供給制御装置100の制御部110は、ステップS100で通信部118が受信した電力供給制御情報を電力供給制御情報記憶部114に書き込む(ステップS102)。図7は、電力供給制御情報記憶部114に書き込まれた電力供給制御情報のテーブルの一例を説明するための説明図である。図7に示すように、電力供給制御情報のテーブルには、開閉部情報700と、電力供給開始時刻情報702とが書き込まれている。図7では、開閉部A104に対する電力供給開始時刻は、2010年3月25日20時15分となっており、現在時刻が2010年3月25日20時15分になったときに、後述するように開閉部A104に接続されている電気機器A200への電力供給が開始されるようになる。
【0053】
次いで、制御部110は、開閉部A104に電力供給を停止させるための制御信号を送信して、開閉部A104は、電気機器A200への電力供給を停止して(ステップS104)、本処理を終了する。
【0054】
図4の電力供給停止処理によれば、電気機器A200が電力供給制御情報を電力供給制御装置100に送信することにより、電気機器A200への電力供給が停止されるので、ユーザの利便性を損なうことなく待機電力の発生を解消することができる。
【0055】
[3.電力供給開始処理]
次に、図1における電力供給制御装置100が実行する電力供給開始処理について説明する。図5は、図1における電力供給制御装置100が実行する電力供給開始処理のフローチャートである。
【0056】
図5において、まず、電力供給制御装置100の制御部110は、電力供給開始要求検出部116による検出結果に基づいて、ユーザによる電気機器A200への電力供給開始要求があるか否かを判別する(ステップS200)。図8は、電力供給開始要求検出部116の一例を説明するための説明図である。図8に示すように、電力供給開始要求検出部116としての電力供給開始要求検出部800は、開閉部A104を示すボタン802と、開閉部B106を示すボタン804と、開閉部C108を示すボタン806とを含む。図8では、例えばユーザによりボタン802が押されると、後述するように開閉部A104に接続されている電気機器A200への電力供給が開始されるようになる。
【0057】
ステップS200の判別の結果、ユーザによる電気機器A200への電力供給開始要求がないときは(ステップS200でNO)、制御部110は、電力供給制御情報記憶部114から電力供給制御情報を読み出す(ステップS202)。
【0058】
次いで、制御部110は、ステップS202で読み出した電力供給制御情報に含まれる電力供給開始時刻情報と、時計部112から供給される現在時刻情報とに基づいて、現在時刻が電力供給開始時刻以降の時刻であるか否かを判別する(ステップS204)。
【0059】
ステップS204の判別の結果、現在時刻が電力供給開始時刻以降の時刻でないとき、すなわち現在時刻が電力供給開始時刻よりも前の時刻であるときは(ステップS204でNO)、ステップS200の処理に戻る。
【0060】
ステップS200の判別の結果、ユーザによる電気機器A200への電力供給開始要求があるとき(ステップS200でYES)、またはステップS204の判別の結果、現在時刻が電力供給開始時刻以降の時刻であるときは(ステップS204でYES)、制御部110は、開閉部A104に電力供給を開始させるための制御信号を送信して、開閉部A104は、電気機器A200への電力供給を開始して(ステップS206)、本処理を終了する。
【0061】
図5の電力供給開始処理によれば、ユーザによる電気機器A200への電力供給開始要求があるとき、または現在時刻が電力供給開始時刻以降の時刻であるときに、電気機器A200への電力供給が開始されるので、ユーザの利便性を損なうことなく待機電力の発生を解消することができる。
【0062】
なお、電気機器A200は、電力供給が開始されると、記憶部214からタイマ時刻情報を読み出し、読み出したタイマ時刻情報と、時計部206から供給される現在時刻情報とに基づいて、現在時刻がタイマ時刻になったときに、所定の動作を開始するようになる。
【0063】
なお、ステップS202では、制御部110は、電力供給制御情報記憶部114から電力供給制御情報を読み出していたが、電力供給制御情報記憶部114から電力供給制御情報に含まれる電力供給開始時刻情報のみを読み出すようにしてもよい。
【0064】
[4.電力供給制御情報送信処理]
次に、図1における電気機器A200が実行する電力供給制御情報送信処理について説明する。図6は、図1における電気機器A200が実行する電力供給制御情報送信処理のフローチャートである。
【0065】
図6において、まず、ユーザにより電気機器A200の電源がオフにされると(ステップS300)、電気機器A200の制御部208は、記憶部214から直近のタイマ設定情報を読み出す(ステップS302)。
【0066】
次いで、制御部208は、ステップS302で読み出したタイマ設定情報に含まれるタイマ時刻情報と、電気機器A200が電力を供給されてから待機状態になるまでに必要な時間の時間情報とに基づいて、電気機器A200がタイマ時刻に待機状態になるための電力供給開始時刻を算出する(ステップS304)。例えば、制御部208は、タイマ時刻よりも電気機器A200が電力を供給されてから待機状態になるまでに必要な時間だけ前の時刻を電力供給開始時刻とする。例えば、制御部208は、タイマ時刻が2010年3月25日20時18分であり、電気機器A200が電力を供給されてから待機状態になるまでに必要な時間が3分であるときは、電力供給開始時刻として2010年3月25日20時15分を算出する。
【0067】
次いで、制御部208は、ステップS302で読み出したタイマ設定情報に含まれる開閉部情報と、ステップS304で算出された電力供給開始時刻の情報としての電力供給開始時刻情報とを含む電力供給制御情報を生成する(ステップS306)。図9は、電力供給制御情報の一例を説明するための説明図である。図9に示すように、電力供給制御情報900は、開閉部情報902と、電力供給開始時刻情報904とを含む。図9では、現在時刻が2010年3月25日20時15分になったときに、上述したように開閉部A104に接続されている電気機器A200への電力供給が開始されるようになる。
【0068】
次いで、電気機器A200の通信部210は、ステップS306で制御部208が生成した電力供給制御情報を電力供給制御装置100に送信して(ステップS308)、本処理を終了する。
【0069】
図6の電力供給制御情報送信処理によれば、ユーザにより電気機器A200の電源がオフにされると、電力供給制御情報が電力供給制御装置100に送信される。上述したように、電力供給制御装置100に電力供給制御情報が送信されると、電気機器A200への電力供給が停止されるので、ユーザの利便性を損なうことなく待機電力の発生を解消することができる。
【0070】
なお、ステップS306では、開閉部情報と、電力供給開始時刻情報とを含む電力供給制御情報を生成していたが、例えば電気機器A200が電力を供給されるとすぐに待機状態になるときは、開閉部情報と、タイマ時刻情報とを含む電力供給制御情報を生成してもよい。
【0071】
[5.ユーザによる開閉部指定およびタイマ時刻設定]
次に、図1における電気機器A200において実行される、ユーザによる開閉部指定およびタイマ時刻設定について説明する。図10〜図13は、図1における電気機器A200において実行される、ユーザによる開閉部指定およびタイマ時刻設定について説明するための説明図である。
【0072】
図10において、ユーザ入力部212としてのユーザ入力部600は、ユーザに情報を表示する表示部602と、ユーザが情報を入力するためのボタン608,610,612,614,616,618,620,622,624,626,628,630と、ユーザが途中まで入力した情報を消去するためのボタン632と、ユーザが入力した情報を確定するためのボタン634とを備える。
【0073】
図10では、表示部602には、ユーザが入力することができる情報として、電気機器A200が接続されている開閉部A104を指定するための「1.開閉部指定」604と、電気機器A200が所定の動作を実行するタイマ時刻を設定するための「2.タイマ時刻設定」606とが表示されている。図10では、ボタン608を押せば、開閉部指定を行えるようになり、ボタン610を押せば、タイマ時刻設定を行えるようになる。
【0074】
図10において、ユーザが開閉部を指定するためにボタン608が押されると、図11に示すように、表示部602に表示される情報が変更される。
【0075】
図11では、表示部602には、開閉部の指定を促す表示や、ユーザが開閉部A104を指定するための「1.開閉部A」636などが表示されている。図11では、ボタン608を押せば、開閉部Aを指定することができるようになる。
【0076】
図11において、ユーザが開閉部Aを指定するためにボタン608が押されると、制御部208は、ユーザにより指定された開閉部Aの情報としての開閉部情報を記憶部214に記憶させる。そして、表示部602に表示される情報は、図10に示す情報に戻る。
【0077】
図10において、ユーザがタイマ時刻を設定するためにボタン610が押されると、図12に示すように、表示部602に表示される情報が変更される。
【0078】
図12では、表示部602には、タイマ時刻の入力を促す表示が表示されている。図12では、ボタン608,610,612,614,616,618,620,622,624,626,628,630を押せば、日時を入力することができるようになる。
【0079】
図13は、ユーザによりタイマ時刻として2010年3月25日20時18分が入力された場合を説明するための説明図である。図13では、表示部602には、タイマ時刻の入力を促す表示や、入力されたタイマ時刻としての「2010年3月25日20時18分」638が表示されている。図13では、ユーザが入力を間違えたなどで入力した情報を消去したいときは、ボタン632を押せば、図12に示す状態に戻ることができる。また、図13では、ボタン634を押せば、入力した情報を確定することができるようになる。
【0080】
図13において、ユーザがタイマ時刻を確定するためにボタン634が押されると、制御部208は、ユーザにより入力されたタイマ時刻の情報としてのタイマ時刻情報を記憶部214に記憶させる。そして、表示部602に表示される情報は、図10に示す情報に戻る。
【0081】
なお、記憶部214には、開閉部情報と、タイマ時刻情報とがタイマ設定情報として記憶される。すなわち、タイマ設定情報は、開閉部情報と、タイマ時刻情報とを含み、タイマ設定情報は、タイマ時刻情報が記憶部214に記憶されるタイミングで記憶部214に記憶される。なお、ユーザは毎回開閉部を指定する必要はなく、一度開閉部を指定すれば、タイマ時刻設定時には以前に指定した開閉部の情報が使用される。
【0082】
本実施の形態によれば、ユーザは容易に開閉部の指定とタイマ時刻の設定を行うことができるようになる。
【0083】
[6.電力供給制御システム(第2の実施の形態)]
次に、本発明の第2の実施の形態に係る電力供給制御システムについて説明する。図14は、本実施の形態に係る電力供給制御システムの構成を示すブロック図である。本実施の形態における電力供給制御システムは、電力供給制御装置100が開閉部制御装置140と電力供給管理装置180とに分けられている点が、上述した第1の実施の形態と異なるのみであるので、重複した構成、作用については説明を省略し、以下に異なる構成、作用についての説明を行う。
【0084】
図14において、電力供給制御システム2000は、開閉部制御装置140と、電力供給管理装置180と、電気機器A200と、電気機器B300と、電気機器C400と、電源部500とを備える。
【0085】
開閉部制御装置140は、電源接続部102と、開閉部A104と、開閉部B106と、開閉部C108と、通信部142と、制御部144とを備える。
【0086】
通信部142は、電力供給管理装置180から送信された開閉部A104に電力供給を停止させるための制御信号や、開閉部A104に電力供給を開始させるための制御信号などを受信することができる。制御部144は、開閉部制御装置140の各部の制御を行うことができる。また、制御部144は、通信部142が受信した制御信号を開閉部A104などに送信することができる。
【0087】
電力供給管理装置180は、制御部110と、時計部112と、電力供給制御情報記憶部114と、電力供給開始要求検出部116と、通信部182とを備える。
【0088】
制御部110は、電力供給管理装置180の各部の制御を行うことができる。通信部182は、例えば電気機器A200から送信された電力供給制御情報を受信することができる。また、通信部182は、開閉部A104に電力供給を停止させるための制御信号や、開閉部A104に電力供給を開始させるための制御信号などを開閉部制御装置140に送信することができる。
【0089】
電気機器A200の通信部210は、例えば電力供給管理装置180に電力供給制御情報を送信することができる。
【0090】
本実施の形態によれば、開閉部制御装置140および電力供給管理装置180が上述した図4の電力供給停止処理および図5の電力供給開始処理を実行して、電気機器A200が上述した図6の電力供給制御情報送信処理を実行することにより、上述した第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
【0091】
さらに、本実施の形態によれば、例えば、電力供給管理装置180の機能を家庭内のホームサーバ(図示しない)に内蔵して、開閉部制御装置140として、既存の装置を用いることで電力供給制御システム2000を実現することができるため、簡易に実施することができるようになる。
【0092】
また、本発明の各実施の形態は、上述した各実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによって実現されてもよい。
【0093】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した各実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードおよび該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0094】
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW等の光ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
【0095】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した各実施の形態の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した各実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0096】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した各実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0097】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【符号の説明】
【0098】
100 電力供給制御装置
102 電源接続部
104 開閉部A
106 開閉部B
108 開閉部C
110 制御部
112 時計部
114 電力供給制御情報記憶部
116 電力供給開始要求検出部
118 通信部
130 受信部
132 記憶制御部
134 電力供給制御部
136 時刻比較部
200 電気機器A
202 電力受電部
204 時計用内蔵電池部
206 時計部
208 制御部
210 通信部
212 ユーザ入力部
214 記憶部
230 受信部
232 記憶制御部
234 電力供給開始時刻算出部
236 電力供給制御情報生成部
238 送信部
300 電気機器B
400 電気機器C
500 電源部
1000 電力供給制御システム



【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気機器への電力供給を開始または停止するための開閉部と、
前記電気機器から送信される電力供給制御情報を受信する受信部と、
前記受信部が受信した前記電力供給制御情報に基づいて、前記開閉部を制御する制御部と、
を備える、電力供給制御装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記受信部が前記電力供給制御情報を受信した際に、前記電力供給制御情報に含まれる前記開閉部の開閉部情報に基づいて、前記電気機器への電力供給を停止させるように前記開閉部を制御する電力供給制御部を備える、請求項1に記載の電力供給制御装置。
【請求項3】
前記電力供給制御部は、前記受信部が受信した前記電力供給制御情報に含まれる前記電子機器の電力供給開始時刻情報と、現在時刻情報とに基づいて、現在時刻が電力供給開始時刻以降の時刻であるときは、前記電気機器への電力供給を開始させるように前記開閉部を制御する、請求項2に記載の電力供給制御装置。
【請求項4】
ユーザによる前記電気機器への電力供給開始要求を検出する検出部をさらに備え、
前記電力供給制御部は、前記検出部による検出の結果、ユーザによる前記電気機器への電力供給開始要求があるときは、前記電気機器への電力供給を開始させるように前記開閉部を制御する、請求項3に記載の電力供給制御装置。
【請求項5】
電力供給制御装置からの電力供給を受ける受電部と、
ユーザにより電気機器の電源がオフにされた際に、電力供給制御情報を生成する制御部と、
前記制御部が生成した前記電力供給制御情報を前記電力供給制御装置に送信する送信部と、
を備える、電気機器。
【請求項6】
ユーザによる前記電気機器が接続された前記電力供給制御装置の開閉部の指定を受け付ける開閉部指定受付部と、
ユーザによる前記電気機器が所定の動作を実行するタイマ時刻の設定を受け付けるタイマ時刻設定受付部とをさらに備え、
前記制御部は、前記開閉部指定受付部が受け付けた前記指定された開閉部の情報としての開閉部情報と、前記タイマ時刻設定受付部が受け付けた前記設定されたタイマ時刻の情報としてのタイマ時刻情報とに基づいて、前記電力供給制御情報を生成する生成部を備える、請求項5に記載の電気機器。
【請求項7】
前記制御部は、前記タイマ時刻情報と、前記電気機器が電力を供給されてから待機状態になるまでに必要な時間の時間情報とに基づいて、前記電気機器がタイマ時刻に待機状態になるための前記電気機器の電力供給開始時刻を算出する算出部をさらに備え、
前記生成部は、前記開閉部情報と、前記算出部により算出された前記電力供給開始時刻の情報としての電力供給開始時刻情報とに基づいて、前記電力供給制御情報を生成する、請求項6に記載の電気機器。
【請求項8】
電気機器への電力供給を開始または停止するための開閉部と、
前記電気機器から送信される電力供給制御情報を受信する受信部と、
前記受信部が受信した前記電力供給制御情報に基づいて、前記開閉部を制御する第1の制御部と、
を備える、電力供給制御装置と、
前記電力供給制御装置からの電力供給を受ける受電部と、
ユーザにより電気機器の電源がオフにされた際に、前記電力供給制御情報を生成する第2の制御部と、
前記第2の制御部が生成した前記電力供給制御情報を前記電力供給制御装置に送信する送信部と、
を備える、電気機器と、
を備える、電力供給制御システム。
【請求項9】
電気機器にてユーザにより前記電気機器の電源がオフにされた際に、前記電力供給制御情報を生成する制御ステップと、
前記電気機器にて前記制御ステップで生成した前記電力供給制御情報を電力供給制御装置に送信する送信ステップと、
前記電力供給制御装置にて前記電気機器から送信される前記電力供給制御情報を受信する受信ステップと、
前記電力供給制御装置にて前記受信ステップで受信した前記電力供給制御情報に基づいて、前記電気機器への電力供給を開始または停止するための開閉部を制御する制御ステップと、
前記電気機器にて前記電力供給制御装置からの電力供給を受ける受電ステップと、
を有する、電力供給制御方法。
【請求項10】
電力供給制御装置を、
電気機器への電力供給を開始または停止するための開閉部と、
前記電気機器から送信される電力供給制御情報を受信する受信部と、
前記受信部が受信した前記電力供給制御情報に基づいて、前記開閉部を制御する第1の制御部と、
として機能させ、
電気機器を、
前記電力供給制御装置からの電力供給を受ける受電部と、
ユーザにより前記電気機器の電源がオフにされた際に、前記電力供給制御情報を生成する第2の制御部と、
前記第2の制御部が生成した前記電力供給制御情報を前記電力供給制御装置に送信する送信部と、
として機能させるための、プログラム。
【請求項11】
電気機器への電力供給を開始または停止するための開閉部と、
前記開閉部を制御する第1の制御部と、
電力供給管理装置から送信される前記開閉部を制御するための制御信号を受信する第1の受信部と、
を備える、開閉部制御装置と、
前記電気機器から送信される電力供給制御情報を受信する第2の受信部と、
前記第2の受信部が受信した前記電力供給制御情報に基づいて、前記開閉部を制御するための制御信号を生成する第2の制御部と、
前記第2の制御部が生成した前記制御信号を前記開閉部制御装置に送信する第1の送信部と、
を備える、電力供給管理装置と、
前記開閉部制御装置からの電力供給を受ける受電部と、
ユーザにより前記電気機器の電源がオフにされた際に、前記電力供給制御情報を生成する第3の制御部と、
前記第3の制御部が生成した前記電力供給制御情報を前記電力供給管理装置に送信する第2の送信部と、
を備える、電気機器と、
を備える、電力供給制御システム。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2012−80626(P2012−80626A)
【公開日】平成24年4月19日(2012.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−221549(P2010−221549)
【出願日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】