電子カードテーブルシステムのための待ち行列システムおよび待ち行列方法
電子待機リストを確立することによりカードルーム内の電子カードテーブルにおいて空きを埋めるための待ち行列システムおよび待ち行列方法。この待ち行列は、複数のEPIA(電子プレーヤ対話エリア)と、待ち行列インターフェースと、それらのEPIA、およびその待ち行列インターフェースにネットワーク接続されたサーバコンピュータとを含む。使用中、EPIAが、空きに関して監視されながら、新たなプレーヤが、電子待機リストの1つまたは複数のリスト上に載せられる。空いたEPIAを検出すると、サーバコンピュータは、対応する待機リスト上の次の新たなプレーヤをその空いたEPIAに自動的に割り振る。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2004年9月13日に出願された米国特許出願第10/939,772号の一部継続出願であり、また2004年9月16日に出願された米国特許仮出願第60/610,262号の優先権を主張するものであり、これらを双方とも、参照によって本明細書に組み込む。
【0002】
本発明は、ゲーミングテーブルにおける空きを埋めるためのシステムおよび方法に関する。より具体的には、本発明は、電子ポーカーテーブルにおいてプレイすることに関心のある新たなプレーヤに関する電子待機リストを確立するためのシステムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0003】
ゲーミングは、ますます人気が高まっている娯楽の形態である。ゲーム、とりわけ、1人または複数のプレーヤがプレイして、その結果に賭ける、運と技量とを要するゲームを、カジノやその他の場でなど、さまざまな方法でプレイすることができる。プレイするために利用できるさまざまな形態のゲームのうち、多くのゲームが、トランプを用いてプレイされる。これらのうち、ポーカーの人気が最も高いことは、おそらく間違いない。
【0004】
伝統的にポーカーは、複数のプレーヤが、複数のポーカーテーブルに着席して、それらのプレーヤが、52枚で一組のカードから配られる一連のトランプに紙幣、硬貨、あるいはチップを賭ける、ポーカールーム内でプレイされる。ポーカーをプレイすることへの大きい関心から、多くのポーカールームは、決まって満員になっている。ポーカーテーブルに新たなプレーヤを効率的に着席させるのに、カジノまたは会場は、しばしば、待ち行列システムを使用して、新たなプレーヤの待機リストを確立して、ポーカーテーブルにおける空いた座席を埋める。
【0005】
待ち行列システムの例が、QueueOS、LLC(商標)から入手可能である。通常の待ち行列システムは、電子待機リストを確立する。使用の際、新たなプレーヤは、電子キオスクにおいて、または人間のホストを介して行動して、プレーヤの名前を電子待機リスト上に載せる。プレーヤの名前が、電子待機リストに載ると、別のカジノ従業員が、ポーカーテーブルにおける座席を視覚的に監視する。空きが見つかると、人間のホストが、その空きについて知らされ、人間のホストは、電子待機リスト上にリストアップされた次の新たなプレーヤをその空きに割り振る。次の新たなプレーヤが、その空きに割り振られると、次の新たなプレーヤに、その空きについての注意喚起が行われ、空いた座席が提供される。
【0006】
残念ながら、ホスト、または他のカジノ従業員は、最近空けられた座席が、短い時間内で検出されることを確実にするために、座席を絶えず監視しなければならない。さもなければ、空いた座席は、数分、または数時間にさえわたって気付かれないままになる可能性があり、それらの座席において行われる総計のゲーミングが減る。その結果、座席が空くと即時に、空いた座席を自動的に検出して、その空いた座席を新たなプレーヤに割り振ることができるシステムの必要性が、当技術分野において存在する。
【0007】
【特許文献1】米国特許出願第N/A(ファイル番号60,667−007)
【特許文献2】米国特許出願第N/A(ファイル番号60,667−008)
【特許文献3】米国特許出願第N/A(ファイル番号60,667−009)
【特許文献4】米国特許出願第N/A(ファイル番号60,667−010)
【特許文献5】米国特許出願第N/A(ファイル番号60,667−011)
【特許文献6】米国特許出願第N/A(ファイル番号60,667−012)
【特許文献7】米国特許出願第N/A(ファイル番号60,667−013)
【特許文献8】米国特許出願第N/A(ファイル番号60,667−014)
【特許文献9】米国特許出願第N/A(ファイル番号60,667−015)
【特許文献10】米国特許出願第N/A(ファイル番号60,667−016)
【特許文献11】米国特許出願第N/A(ファイル番号60,667−018)
【特許文献12】米国特許出願第N/A(ファイル番号60,667−019)
【特許文献13】米国特許出願第N/A(ファイル番号60,667−020)
【特許文献14】米国特許出願第N/A(ファイル番号60,667−021)
【特許文献15】米国特許出願第N/A(ファイル番号60,667−022)
【特許文献16】米国特許出願第N/A(ファイル番号60,667−023)
【特許文献17】米国特許出願第N/A(ファイル番号60,667−024)
【特許文献18】米国特許出願第N/A(ファイル番号60,667−025)
【特許文献19】米国特許出願第N/A(ファイル番号60,667−026)
【特許文献20】米国特許出願第N/A(ファイル番号60,667−027)
【特許文献21】米国特許出願第N/A(ファイル番号60,667−028)
【特許文献22】米国特許出願第N/A(ファイル番号60,667−029)
【特許文献23】米国特許出願第N/A(ファイル番号60,667−030)
【特許文献24】米国特許出願第N/A(ファイル番号60,667−031)
【特許文献25】米国特許出願第N/A(ファイル番号60,667−032)
【特許文献26】米国特許出願第10/939,772号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上述の問題のうちの1つまたは複数を対象とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
電子待機リストを確立することによって第1の新たなプレーヤで電子ゲーミングテーブルにおける空きを埋めるためのシステムが、提供される。このシステムは、複数のゲーミングテーブルにおける複数のプレーヤによって使用されるための複数の電子プレーヤ対話エリアを含む。また、システムは、電子待機リスト上に第1の新たなプレーヤを載せるのに使用される待ち行列インターフェースも含む。サーバコンピュータが、その複数の電子プレーヤ対話エリア、およびその待ち行列インターフェースにネットワーク接続されて、ネットワークをもたらす。サーバコンピュータは、複数の電子プレーヤ対話エリアを監視し、空いた電子プレーヤ対話エリアを検出し、空いた電子プレーヤ対話エリアを検出したことに応答して、その空いた電子プレーヤ対話エリアに第1の新たなプレーヤを自動的に割り振るようにプログラミングされる。
【0010】
また、空きを埋める方法も、提供される。方法は、第1の新たなプレーヤを電子待機リスト上に載せることから始まる。複数の電子プレーヤ対話エリアが、複数の電子ゲーミングテーブルにおいて監視されて、その複数の電子プレーヤ対話エリアのうちの1つが空きになると、そのことが確認される。このため、方法は、複数の電子プレーヤ対話エリアのうちの1つの電子プレーヤ対話エリアの空きを検出することを含む。最後に、空きを検出したことに応答して、第1の新たなプレーヤが、その空いた電子プレーヤ対話エリアに自動的に割り振られる。
【0011】
サーバコンピュータにネットワーク接続された電子プレーヤ対話エリアおよび待ち行列インターフェースの使用は、空きの瞬時の検出、およびその空きへの第1の新たなプレーヤの割り振りをもたらす。さらに、電子システムを利用することにより、監視するステップ、検出するステップ、および割り振るステップは、電子的に、したがって、自動的に実行されて、人間のホスト、または他のカジノ従業員のスケジュールに頼らない。
【0012】
本発明のその他の利点は、添付の図面と併せて考察しながら以降の詳細な説明を参照することによってよりよく理解するにつれて、容易に理解できるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
図面を参照すると、実施中には、本発明は一般に、電子ポーカーなどの電子カードゲームを提供するための、およびそうした電子カードゲームに関連するシステム10および方法に関する。特に図1を参照すると、システム10は、カジノ12などのゲーミング環境内に設置するように設計されている。通常、そのようなゲーミング環境12は、ポーカールームまたはポーカーエリア14など、カジノ12内の専用または指定のエリアであり、たとえば手すり16によって区切られている。上述のものは、システム10を使用できる1つの可能な実装形態や場所を指しているが、本発明は、そのようないかなる場所や実装形態にも限定されるものではない。このシステムのその他の詳細は、(特許文献1)、(特許文献2)、(特許文献3)、(特許文献4)、(特許文献5)、(特許文献6)、(特許文献7)、(特許文献8)、(特許文献9)、(特許文献10)、(特許文献11)、(特許文献12)、(特許文献13)、(特許文献14)、(特許文献15)、(特許文献16)、(特許文献17)、(特許文献18)、(特許文献19)、(特許文献20)、(特許文献21)、(特許文献22)、(特許文献23)、(特許文献24)、および(特許文献25)の中で見つけることができ、これらを参照によって本明細書に組み込む。
【0014】
図示されている実施形態においては、システム10は、電子チップおよび電子トランプを利用して、複数のプレーヤによってプレイするための自動化されたカードゲームを提供する。本発明の一態様においては、人間のディーラーは必要とされない。システム10は、すべてのディーラー機能を取り扱うことができる。
【0015】
システム10は、あらゆるカードゲームのあらゆるバリエーションまたはバージョンをプレイするために使用することができる。しかし、考察の目的から、Texas Hold’emとして知られるポーカーのバージョンを実施する上で使用するために適合されたものとして、システム10について説明する。
【0016】
本発明の一態様においては、システム10は、プレーヤを座席に割り振ること、電子チップを提供すること、賭け金を受け付けること、および勝ったプレーヤにポットを与えることを取り扱うことができる。システム10は、一組の電子トランプを電子的にシャッフルし、その電子トランプをプレーヤに、すべての共通カードを電子カード/ポーカーテーブル18に配る。システム10は、プレーヤが賭けを行うこと、フォルドすること、コールすることを取り扱うこともでき、また誰の順番かに基づいて、そのような行為を制限することができる。
【0017】
本発明の別の態様においては、システム10内のカード/ポーカーテーブル18は、ネットワーク化されて、1つまたは複数のサーバ(以降を参照されたい)に接続される。このサーバは、プレーヤを追跡把握すること、チケットで出入りして(現金を伴わずに)賭けを行うこと、プレーヤを特定のテーブルの座席に割り振ること、トーナメントプレイ、(テーブルをオンにすること、およびオフにすること、ならびにテーブルパラメータを修正することを含む)テーブルのセットアップ、および累積型のジャックポットを実施するために、および容易にするために使用することができる。
【0018】
図示されている実施形態に示されているように、システム10は、複数の電子ポーカーテーブル18を含む。図1に示されている実施形態においては、システム10は、5つの電子ポーカーテーブル18を含むが、本発明は、電子ポーカーテーブルの具体的な個数に限定されるものではない。
【0019】
本発明の第1および第2の実施形態による、ポーカーテーブル18のテーブルトップ20の簡単で代表的なレイアウトが、それぞれ図2および図3に示されている。
【0020】
図2に示されているテーブルトップ20の上面図においては、テーブルトップ20は、プレイ面22と、複数の電子プレーヤ対話エリア24(EPIA)とを含む。図示されている実施形態においては、ポーカーテーブル18は、一度に最大で10人のプレーヤが着席することができ、したがって、10個のEPIA 24A〜24Jを含む。
【0021】
図3(同様の要素は、同じ参照番号を用いてラベル付けされている)に示されているテーブルトップ20の上面図においては、テーブルトップ20は、プレイ面22と、複数のEPIA(electronic player interaction area)24とを含む。図示されている実施形態においては、ポーカーテーブル18は、一度に最大で10人のプレーヤが着席することができ、したがって、10個のEPIA 24A〜24Jを含む。テーブルトップ10はまた、CDA(central or common display area)26を含む。
【0022】
一実施形態においては、個々のEPIA 24A〜24Jは、特定のプレーヤ対話エリア24A〜24Jに割り振られたプレーヤに直接ゲーム情報を伝達するために、およびプレーヤからの対話や入力を遂行するためのプレーヤユーザインターフェース(以降を参照されたい)を実装するために使用される。中央/共有ディスプレイエリア26は、すべてのプレーヤに情報を表示するために使用される。
【0023】
たとえば一実施形態においては、システム10は、Texas Hold’emとして知られるポーカーのバージョンをプレイするために使用される。Texas Hold’emにおいては、それぞれのプレーヤは、複数のカード、たとえば2枚のカードを、数字の面を下にして配られる。これらは、プレーヤの「ホール」カード28として知られている。複数のカード、たとえば3枚または5枚のカードが、数字の面を上にして配られ、共有ディスプレイエリア26内に表示される。これらは、共通カード30として知られている。したがってプレーヤのハンドは、プレーヤのホールカード28と、共通カード30とを含む。それぞれのハンドの終わりに、残っているプレーヤのうちで、自分のハンドが最も役の高いポーカーのハンドになっているいずれかのプレーヤが、ポーカーのそのラウンドまたはハンドの勝者である。
【0024】
本発明の一態様においては、ホールカード28は、それぞれのEPIA 24上に数字の面を下にして表示され、共通カードは、中央ディスプレイエリア26内に表示される。ホールカード28は、第1の所定の比率で表示され、共通カード30は、第2の所定の比率で表示される。この第1および第2の所定の比率は、標準的なサイズのトランプまたは所定のデフォルトサイズの比率として表すことができる。一実施形態においては、第1の比率と第2の比率は同じである。別の実施形態においては、第1の比率と第2の比率は異なる。たとえば、第1および第2の比率は、共通カード30がホールカード28よりも大きく表示されるように定義することができる。
【0025】
一実施形態における図6、図7、および図8を参照すると、EPIA 24は、タッチスクリーンディスプレイ32など、別々のディスプレイデバイスを使用して実装されている。それぞれのディスプレイ32は、取り外し可能なモジュール34内に格納することができる。
【0026】
モジュール34は、完全に機能が整備されたコンピュータを組み込むことができる。このコンピュータは、Windows(登録商標)XPやWindows(登録商標)CE(双方とも、ワシントン州レドモンドのMicrosoft Corporationから市販されている)などのオペレーティングシステムを実行できるプロセッサを含む。一実施形態においては、モジュール34は、プレーヤのIDカード(図示せず)を読み取るためのカードリーダ36を含む。
【0027】
図示されている実施形態においては、モジュール34は、タッチスクリーンディスプレイ32がテーブルトップ20と平行になるようにテーブルトップ20内に取り付けられている。しかしタッチスクリーンディスプレイ32は、テーブルトップ20に対して角度をもたせて取り付けることもできる。あるいは、モジュール34を調整可能にして、タッチスクリーンディスプレイ32を見る角度を調整可能にすることもできる。
【0028】
一実施形態においては、中央ディスプレイエリア26は、LCD、またはプラズマモニタ、あるいは類似のデバイスなど、別個のディスプレイ内に実装される。
【0029】
テーブルトップの残りの部分は、フェルト、すなわちより具体的には、緑色、青色、または赤色のフェルトなどの生地で覆うことができる。その生地上には、ロゴ、ゲーム情報、またはその他の情報を印刷することができる。
【0030】
ある代替実施形態においては、EPIA 24および中央ディスプレイエリア26は、テーブルトップの大きな部分を占める単一のディスプレイ内に実装することができる。EPIA 24および中央ディスプレイエリア26は、仮想の境界線によってテーブルトップ20の残りの部分から分けて配置することができる。EPIA 24および中央ディスプレイエリア26の周囲のディスプレイのエリアを使用して、標準的なポーカーテーブルのテーブルトップに似せることができ、たとえば緑色のフェルトなど、生地のイメージを表示することができる。さらに、テーブルトップ20および/または電子プレーヤ対話エリア24上に、ロゴ、ゲーム情報、その他の情報、広告、お知らせ、画像、映像、あるいはその他の情報を表示し、回転させ、循環させ、あるいは一定の時間間隔にわたって表示することができる。
【0031】
以降で考察するように、システム10およびポーカーテーブル18は、電子的ではあるが、非電子的なポーカーテーブルを備えた標準的なポーカールームの全体的な感覚および雰囲気を伝え、保つように設計されている。それぞれの電子ポーカーテーブル18は、複数のポーカーチェア40によって囲まれている。ポーカーチェア40の数は、電子ポーカーテーブル18上のEPIA 24の数と等しい。
【0032】
図示されている実施形態において、とりわけ図6および図7を参照すると、ポーカーテーブル18は、楕円形の形状を有し、最大人数のプレーヤが着席することができる。たとえばポーカーテーブル18は、最大で7人、8人、9人、10人、あるいは11人のプレーヤが着席できるサイズとすることができるが、本発明は、いかなる特定のサイズのポーカーテーブルにも限定されるものではない。上述のように、テーブルトップは、EPIAと、(提供されている場合は)中央/共有ディスプレイエリアとの間が、緑色のフェルトや、その模擬形態などの生地によって覆われている。ポーカーテーブルは、1つまたは複数の基部42を含み、この基部42には、1つまたは複数の脚44が連結されている。脚44は、テーブルトップを支えている。手すりまたはバンパー46が、テーブルトップ20の外周を取り囲んでいる。
【0033】
特に図4および図5を参照すると、上述のように、システム10は、1つまたは複数の電子ポーカーテーブル18を含むことができる。本発明の一態様においては、ポーカーテーブル18は、たとえばイーサネット(登録商標)ネットワーク48を使用して、すべてネットワーク化される。1つまたは複数のサーバ50を使用して、システム10のための機能を提供することができる。たとえばサーバ50を使用して、さまざまな機能を実行することができ、それらの機能としては、下記のものが含まれるが、これらには限定されない。
−ゲーム上でテーブル18を始動および停止させること、
−データおよびプレーヤを追跡把握すること、
−現金を伴わずに賭けを行うこと、
−テーブルパラメータを定義および修正すること(テーブル18をオンにすること、およびオフにすること、テーブル18においてプレイされるポーカーゲームを設定すること、賭けのパラメータを設定することなどを含む)、
−(店の取り分、すなわちレーキを含む)ジャックポットを規定および管理すること、
−累積型のジャックポットを規定および管理すること、
−プレーヤのための電子待機リストを確立および管理すること、ならびにプレーヤをその電子待機リストから座席および/または特定のテーブルに割り振ること、ならびに
−トーナメントプレイを確立および管理すること(プレーヤの座席を割り振ること、テーブルをたたむことなどを含む)。
【0034】
特に図5を参照すると、一実施形態においては、それぞれのテーブル18は、10個のEPIA 24A〜24Jを含み、これらの電子プレーヤ対話エリア24は、コンピュータベースのモジュール34内に実装されている。各モジュール34は、Microsoft Windows(登録商標)XPやWindows(登録商標)CEなどのオペレーティングシステム上で作動または実行する。それぞれのモジュール34は、ネットワーク48を通じてサーバ50に接続されている。図示されているように、Windows(登録商標) XP上で作動するパーソナルコンピュータなど、別のコンピュータ52を、ネットワーク48を通じてサーバ50に接続することもできる。PC 52の主要な機能は、中央ディスプレイエリア26のコントロールおよび駆動とすることができる。
【0035】
一実施形態においては、サーバ50は、テーブル18のそれぞれの上でポーカーゲームを実行する。モジュール34の主要な機能は、EPIA 34を作動して、ユーザインターフェースを表示および作動することである。
【0036】
別の実施形態においては、ポーカーゲーム、またはポーカーゲームの一部をモジュール34および/またはコンピュータ52によって実行または作動することができる。
【0037】
本発明の別の態様においては、システム10は、プレーヤアカウントに基づく現金入出システムを実装する。システム10は、それぞれのプレーヤごとにユーザアカウントを作成する。プレーヤ用にアカウントが確立されると、そのプレーヤは、関連付けられたPIN(personal identification number)を有するPlayer Cardを発行される。プレーヤは、Player Cardを発行されると、自分のアカウントに入金することができる。Player Cardは、テーブル18におけるプレーヤを識別するために使用される。プレーヤは、現金をケージに持ち込むことによって自分のアカウントに入金することができ、ケージでは、現金が受け入れられ、プレーヤのアカウントに入金される。印刷されたレシートが、プレーヤに与えられ、またカジノ12によって保存される。電子チップをテーブル18へ持ち込むために、プレーヤは、座席に座り、自分のPlayer Cardを機械に通し、自分のPINを入力する。システム10は、プレーヤにそのプレーヤのアカウントの残高を知らせ、そのプレーヤがアカウントの残高のすべてまたは一部を電子チップに変換してゲームに持ち込むことができるようにする。
【0038】
特に図13Aを参照すると、ソフトウェアの観点から、システム10は、ゲームエンジン82、テーブルサーバ84、テーブルクライアント86、プレーヤクライアント88、テーブルマネージャー90、およびケージマネージャー92という6つのプログラムグループを使用して実装することができる。テーブルサーバ84は、ネットワーク通信、コントロール、および認証、ならびにテーブル間での機能(座席の予約、複数テーブルにわたるトーナメント)を実行する。ゲームエンジン82は、電子ポーカーゲームを管理し、すべてのゲーム機能、たとえば、電子トランプの一組を作成すること、配ること、賭けを行うこと、勝者を決定すること、およびポットを与えることを担当する。テーブルクライアント86は、中央ディスプレイエリア26のためのグラフィカルなコントロールである。プレーヤクライアント90は、EPIA 24のためのユーザインターフェースと、プレーヤの入力、およびそのプレーヤの入力テーブルクライアントサーバへの通信を取り込むためのロジックとを実装している。テーブルマネージャー88は、ユーザパラメータ、ネットワークパラメータ、およびゲームパラメータを設定するための、ゲームを開始、一時停止、および終了するための、ならびにゲームのアクティビティーをモニタして、システムまたはユーザが作成した警告に対応するためのユーザインターフェースを含む。ケージマネージャー92は、プレーヤアカウントを作成して入金するための、およびPlayer Cardを作成するための機能を提供する。
【0039】
図9および図10を参照すると、それぞれのEPIA 24は、プレーヤインターフェース54を実装している。プレーヤインターフェース54は、(上述のように)テーブルトップ20上に、またはモジュール34内に実装することができる。別の実施形態においては、プレーヤインターフェース54は、PDA(personal data assistant)などのハンドヘルドデバイス58上に実装することができる。
【0040】
プレーヤインターフェース52は、(図9および図10に示されているように)グラフィカルな性質のものとすることもでき、あるいはシンプルなテキストのフォーマットなど、その他の形態をとることもできる。一実施形態においては、EPIA 24は、電子ポーカーテーブル56のグラフィカルな表示や、テキストインターフェースなど、いくつかのプレーヤインターフェース52の間で選択を行うオプションをプレーヤに提供する。
【0041】
図9および図10に戻ると、一実施形態においては、プレーヤインターフェース54は、ポーカーテーブル56のグラフィカルな表示を含む。ポーカーゲーム内のそれぞれのプレーヤは、ユーザグラフィック/アイコン62によって表すことができ、このユーザグラフィック/アイコン62は、それらのプレーヤの名前、ならびにそれらのプレーヤのチップの合計を記載することができる。現在のハンドのポットは、チップの(1つまたは複数の)山64および/または現在のポットの値を表す数字66によって、ポーカーテーブル56の中央に表すことができる。ポットに対するそれぞれのプレーヤの拠出金額は、チップの(1つまたは複数の)山68および/またはそれらのプレーヤのユーザグラフィック62の隣の数字70によって表すことができる。
【0042】
プレーヤインターフェース54は、一連のプレーヤオプションボタン72、および一連のゲームボタン74を含むこともできる。プレーヤオプションボタン72は、たとえば着席ボタン72A、退席ボタン72B、およびオプションボタン72Cを含むことができる。一般に、いずれの時点においても、着席ボタン72Aおよび退席ボタン72Bのうちの一方のみがアクティブになる。オプションボタン72Cによって、プレーヤは、オプションメニュー/スクリーン(図示せず)にアクセスすることができ、このオプションメニュー/スクリーンによって、プレーヤは、たとえばプレーヤインターフェース54のさまざまなフォーマットの間で選択を行うことなどのために、プレーヤインターフェース54の特定のパラメータを修正することができる。一連のゲームボタン74によって、プレーヤは、ゲームのプレイ中に自分のゲームプレイに関する意思決定をシステム10に伝えることができる。ゲームボタン74は、フォルドボタン74A、コールボタン74B、およびレイズボタン74Cを含むことができる。これらは通常、ポーカーゲーム内でプレーヤの順番が来ているときにのみアクティブになる。一実施形態においては、ボタン72は、タッチスクリーンディスプレイデバイス32上に実装される。ある代替実施形態においては、ボタン72は、電気機械式のスイッチまたはボタン(図示せず)において具体化される。
【0043】
一実施形態においては、プレーヤインターフェース34は、コミュニティーカード30を含むこともできる。プレーヤインターフェース上に表示することができるその他の情報としては、いま順番が来ているプレーヤを示すインジケータ、それぞれのプレーヤごとのチップの合計、数字の面が上になっている他のプレーヤのすべてのカード、および/または広告などのプレーヤへのメッセージが含まれるが、これらには限定されない。
【0044】
本発明の別の態様においては、プレーヤインターフェース54は、電子トランプ76(図12を参照されたい)のうちの1つまたは複数のグラフィカルな表示を含む。それぞれの電子トランプ76は、表面76Aおよび裏面76Bを有する。それぞれのカードの裏面76Bは、裏面76Bを見ているときにカードを見分けることができないように同一のパターンまたはイメージを有する。電子トランプ76は通常、標準的なトランプの1セットすなわち一組のうちの1つである。この一組は、52枚のカードの標準的な一組とすることができ、それぞれのカードは、1つの値を有する。この値は、2つの構成要素であり、第1の構成要素は、2〜エースのうちの1つであり、第2の構成要素は、4つのトランプマーク(ハート、ダイヤ、クラブ、スペード)のうちの1つである。それぞれのカードの値は、それぞれのトランプ76の表面76A上に示されている。
【0045】
トランプの裏面76B上に表示されるイメージは、ロゴ、(所定のイメージのセットから選択された)無作為のイメージとすることもでき、あるいはプレーヤに向けた広告とすることもできる。このイメージは、映像を含むことができる。一実施形態においては、トランプの裏面76B上に表示されるイメージは、所定のイメージのセットの中で循環させることができる。このイメージは、ユーザによって選択可能とすることができ、このユーザは、プレーヤまたはカジノの従業員とすることができる。
【0046】
一実施形態においては、1つまたは複数の電子トランプ76は、電子ポーカーゲームにおけるプレーヤの(1つまたは複数の)ホールカードである。しかし電子76トランプは、プレーヤのカードをコントロール可能に表示する/隠すことが望ましいあらゆる種類の電子カードゲームにおいて使用することができる。したがって、以降では電子ポーカーゲームという状況の中で(より具体的には、Hold’emスタイルのポーカーゲームにおけるプレーヤのホールカードに関して)本発明を説明しているかもしれないが、本発明は、そのようなカードゲームに限定されるものではない。
【0047】
物理的なカードを用いたトランプゲームにおいて、プレーヤのカードが「数字の面を下にして」配られて他のどのプレーヤにも見られない場合に、プレーヤは、いくつかの方法で自分のカードを他のプレーヤから見えないようにしたままで、自分のカードを見ることができる。たとえばプレーヤは、カードを持ち上げて自分の体に近づけ、カードを広げ、カードを自分の両手で隠すことができ、したがってそのプレーヤのみが、自分のカードの数字の面を見ることができる。あるいはプレーヤは、数字の面を下にしてカードをテーブル上に残し、カードを自分の両手で隠しながら、1つの側面または角を持ち上げて、数字の面の少なくとも一部が見えるようにすることもできる。
【0048】
コントローラ(すなわち、モジュール34、パーソナルコンピュータ52、ハンドヘルドデバイス58、サーバ50、またはそれらの組合せのいずれか)は、プレーヤインターフェース54をコントロールし、すなわち、EPIA 24上に表示されるプレーヤインターフェース54の情報コンポーネントをコントロールし、(利用されている場合には)タッチスクリーンディスプレイデバイス32上の接触を検知し、それらの接触をトリガーの事象または接触の事象(以降を参照されたい)として解釈する。以降で考察するように、コントローラ24、52、58、50は、プレーヤの(1つまたは複数の)ホール電子トランプを表示することや見えなくすること(隠すこと)をコントロールすることができ、それによってプレーヤは、カードを他のプレーヤから見えないようにしながら、それらのカードをコントロール可能に表示し、見ることができる。したがってプレーヤは、まるで物理的なトランプを用いてプレイしているときのように、自分のカードを見せる前に、それらのカードを自分の片手または両手で隠す機会を有する。
【0049】
プレーヤの(1つまたは複数の)ホール電子トランプをコントロール可能に表示する/見えなくするためのシステムおよび方法は、2004年9月13日に出願された(特許文献26)に開示されており、これを参照によって本明細書に組み込む。
【0050】
本発明の一態様においては、それぞれのEPIA 24が、プレーヤに割り振られる。プレーヤがテーブル18の特定の座席に割り振られると、関連付けられているEPIA 24を非アクティブな状態またはロックされた状態にセットすることができ、割り振られたプレーヤの名前を表示することができる。EPIA 24がロックされると、割り振られたプレーヤは、EPIA 24にログインしなければならない(以降を参照されたい)。
【0051】
プレーヤがログインすると、EPIA 24はアクティブになり、プレーヤインターフェース54が表示される。また、EPIA 24がアクティブであるため、プレーヤは、テーブル12でプレイされているゲームに参加するか、または観戦するか、あるいはオプションボタン72Cを作動させることによって任意の利用可能なオプションを調整/修正することができる。
【0052】
上述のような一実施形態においては、EPIAは、別個のまたはモジュール式のコンピュータ34を使用して実装することができる。一実施形態においては、モジュール式のコンピュータ34は、ディスプレイ32を含み、このディスプレイは、タッチスクリーンディスプレイ34とすることができる。タッチスクリーンディスプレイは、ゲームのプレイに関する情報(テキストおよび/またはグラフィックス)を表示し、ユーザの入力用にEPIA 24上にボタンや選択可能なエリアを実装する。
【0053】
プレーヤは、EPIA 24を通じてシステム10またはテーブル18にログインすることができる。一実施形態においては、プレーヤは、プレーヤトラッキングカード(player tracking card)を使用してシステムにログインすることができる。プレーヤは、自分のプレーヤトラッキングカードをカードリーダ36に挿入するか、または通す。EPIA 10は、付属のキーパッド、またはタッチパッドディスプレイデバイス34上に実装されているキーパッドにPINを入力するように要求することもできる。別法として、または追加として、プレーヤは、センサおよびRFIDカードまたはチップによって感知される指紋などのバイオメトリックパラメータ(biometric parameter)を使用してログインすることができる。
【0054】
本発明の一態様においては、EPIA 24は、サウンド生成デバイスを含み、このサウンド生成デバイスは、EPIA 24に割り振られているプレーヤに聞こえるサウンドを生成するために使用される。サウンド生成デバイスは、イヤフォン、もしくはヘッドフォン、あるいは1つまたは複数のスピーカとして実装することができる。生成されたサウンドは、システムサウンドまたはプレーヤサウンドとして分類することができる。システムサウンドは、他のプレーヤおよびプレーヤ以外の人を含むすべての人によって聞かれることを意図しているサウンド、またはそのように聞かれることに適しているサウンドを含む。プレーヤサウンドは、そのプレーヤによって聞かれること(ただし、必ずしもそのプレーヤだけとは限らない)を意図しているサウンドを含む。システムサウンドの例としては、カードをシャッフルする音、カードを配る音、ポットにチップを投げ込む音を模したサウンドや、ジャックポットを勝ち取ったことに関連するサウンドを含むことができる。プレーヤサウンドは、プレーヤの順番の注意喚起や表示、あるいはゲームの制限時間が設けられている場合には、残っている時間や、時間がなくなりつつある旨の表示を含むことができる。プレーヤ専用サウンドは、そのプレーヤだけが聞くことのできるサウンド、またはそのプレーヤだけが聞くべきサウンドであり、そのプレーヤのホールカード、またはそのプレーヤの最も役の高いハンド、あるいはそのプレーヤのハンドに関する勝利の確率を表す聴覚に訴えるシグナルを示すことができる。
【0055】
本発明の別の態様においては、EPIA 24は、タッチスクリーンディスプレイデバイス32を介して実装することができる。これらのデバイス32は、1つのモジュール内で1つのコンピュータと一体化することができる。あるいは、これらのタッチスクリーンデバイス32は、別々のコンピュータ、もしくはテーブル18のコンピュータ52、またはサーバ50によってコントロールされる別々のデバイスとすることもできる。
【0056】
カジノのポーカールームなど、多くのゲーミング環境12においては、それぞれのポットの一部または一定割合は、ポーカーゲームを運営するための店へ回る。ポットのこの部分は、レーキとして知られている。一実施形態においては、現在のポットに対応するレーキの金額は、それぞれのEPIA 24上に表示される。レーキは、金額として表示することができ、電子チップのグラフィカルな表示を含むことができる。
【0057】
本発明の一態様においては、システム10は、電子チップおよび電子トランプの双方を利用する。一実施形態においては、EPIA 24は、チップのグラフィカルな表示、および/またはテーブルにおけるそれぞれのプレーヤに残っているチップの総額を示す金額を含むことができる。さらにEPIA 24は、チップのグラフィカルな表示、および/または現在のポットを示す金額を含むことができる。ポットは、ポーカーテーブルのグラフィカルな表示の中央に表示することができる。
【0058】
一実施形態においては、それぞれのEPIA 24は、コミュニティーカードのグラフィカルな表示をポーカーテーブルのグラフィカルな表示の中央に含むこともできる。他のプレーヤのカードのグラフィカルな表示を(現在のハンドの最中には数字の面を下にして、ハンドの終わりには数字の面を上にして)表示することもできる。
【0059】
上述のように、システム10は、プレーヤが、開いているEPIA 24に、または自分が割り振られたEPIA 24にログインするように要求することができる。このログインは、(上述のように)さまざまな方法で行うことができる。しかしプレーヤのIDが確立されると、そのプレーヤは、プレーヤアカウントにアクセスし、アカウントの残高を使用してチップを購入することができる。さらに、テーブルにおけるプレーヤのプレイに関する情報を追跡把握して、プレーヤのアカウントに記録することができる。
【0060】
EPIA 18には、(上述のような)サウンドまたはその他のシグナルをプレーヤに提供するためのイヤまたはヘッドフォンを提供することができる。
【0061】
本発明の一態様においては、(上述のような)EPIA 24によって提供されるサウンドは、模擬音声を使用して提供される。
【0062】
本発明の一態様においては、このシステムは、「TITO」(すなわち、Ticket−In Ticket−Out。以降を参照されたい)などのキャッシュレスシステムを利用することができる。
【0063】
一実施形態においては、システム10は、それぞれのプレーヤがプレーヤアカウントを有することを要求する。プレーヤアカウントは、関連付けられた残高を有することができ、この残高は、プレーヤによって預けられた資金の額に基づく金額、および/またはポーカーもしくはその他の何らかのゲームを通じてプレーヤが集めたすべての獲得金額を含む。プレーヤは、EPIA 24によって識別されると、金額をダウンロードし、プレイするためのチップを購入することができる。
【0064】
あるいは(たとえばバーコードを備えた)チケット、磁気カード、RFIDカード、またはその他の何らかのメディア(これらをTICKETと総称する)をEPIA 24、テーブル18内に、またはキオスクにおいて挿入することができる。TICKETは、その上に印刷および/またはコード化されている、あるいはシステム10内のTICKETに関連付けられている関連する値を有することができる。
【0065】
さらにプレーヤは、テーブル18を離れようと決めると、自分が持っている残りのすべてのチップをすぐに換金して、自分のプレーヤアカウントに保管し、および/または新たなTicketを作成することができる。
【0066】
本発明の別の態様においては、それぞれのEPIA 24は、いま行為を行う順番は誰であるかを表示することができる。EPIA 24に割り振られているプレーヤの順番である場合には、EPIA 24は、そのプレーヤの順番の隣に、またはEPIA 24上の任意の場所に、アイコンなどの適切なシグナル、ビープ音や音楽的な発信音などのサウンド、および/または音声メッセージを提供することができる。別のプレーヤの順番である場合には、EPIA 24は、誰の順番であるかを、アイコンおよび/または点滅する文字によって、たとえばそのプレーヤの順番の隣に表示することができる。
【0067】
上述のように、EPIA 24は、一式のプレーヤオプションボタン72を含み、これらのプレーヤオプションボタン72によって、プレーヤは、自分の順番の最中に、賭けを行うこと、フォルドすること、コールすることなどの適切なアクションを起こすことができる。一実施形態においては、EPIA 24は、プレイしているゲームのルールを前提として、それらのボタン72のうちで現在の順番の最中に適したものだけをアクティブにする。たとえば、特定のゲームに関して最大限度のレイズが既に行われている場合には、賭けすなわちレイズボタンは非アクティブになる。さらに、そのプレーヤの順番ではないときには、ボタン72のすべてが非アクティブになる。
【0068】
上述のように、それぞれの座席またはEPIA 24は、特定のプレーヤに割り振られる。プレーヤには、待ち行列システムを使用して電子待ち行列の座席を割り振ることもでき、あるいはシステム10を使用してカジノの従業員によって割り振りを行うこともできる。しかし状況によっては、プレーヤは、座席を替えること、または別のテーブルへ移ることを望むかもしれない。たとえば、別の1人または複数のプレーヤがテーブルを去って、そのテーブルに少数のプレーヤが残り、プレーヤが、その少数のプレーヤとテーブルでプレイしたくない場合には、そのプレーヤは、EPIA 24を通じて別の座席の割り振りを要求することができる。
【0069】
本発明は、(上述のように)プレーヤのホールカードを表示する方法および/または見えなくする方法を含む。追加として、または別個に、EPIA 24は、プレーヤの現在のハンドおよびコミュニティーカードに基づいて勝利の確率の表示を提供するように適合することができる。勝利の確率は、文字によって、たとえば55%といった具合に、および/またはグラフィカルに、たとえば円グラフや棒グラフによって表示することができる。勝利の確率は、ホールカードに関連付けられている同じトリガー事象を使用してトリガーし、表示することができる。あるいは、EPIA 24上の別の場所に触れる事象など、別個のトリガー事象を使用して、勝利の確率を表示することもできる。
【0070】
本発明は、(上述のように)プレーヤのホールカードを表示する方法および/または見えなくする方法を含む。追加として、または別個に、EPIA 24は、プレーヤの現在のハンドおよびコミュニティーカードに基づいてそのプレーヤの現在の最も役の高いハンドの表示を提供するように適合することができる。最も役の高いハンドは、文字によって、たとえばツーペアといった具合に、および/またはグラフィカルに、その最も役の高いハンドを構成する5枚のカードの絵によって表示することができる。最も役の高いハンドは、ホールカードに関連付けられている同じトリガー事象を使用してトリガーし、表示することができる。あるいは、EPIA 24上の別の場所に触れる事象など、別個のトリガー事象を使用して、最も役の高いハンドを表示することもできる。
1.表面弾性波タッチスクリーン技術を利用すること
2.マルチタッチタッチスクリーン技術を利用すること
3.プレーヤ不在特徴:プレーヤが、ボタンを押して、ゲームから一時的に離脱することを可能にする。足りないブラインドを考慮に入れてプレーヤをゲームに戻すためのセキュアなプロセス。
4.ゲームのユーザカスタマイズ可能なビュー:ゲームの多くのビューを可能にする、およびユーザが、好ましいビューを選択することを可能にする方法。
5.スピーカと一体化される
6.1つまたは複数の賭けオプションのプレーヤ事前選択を隠す方法:ポーカーは、順次的なゲームである。プレーヤが、プレーヤの順番が来るのに先立って、どのような行為を行いたいかが分かる状況が、存在する。プレーヤの順番が来るのに先立って、プレーヤがその決定を行うことを、近くに着席しているプレーヤらがその行為を観察できる形で許すことは、一部のプレーヤらに不公平な利点をもたらし、他のプレーヤらにはそのような利点をもたらさない。この特徴は、プレーヤが、プレーヤのホールカードを観察しながら、事前選択を行うことを、他のプレーヤらが、その事前選択を観察することができないような形で可能にする。
7.ライブのビデオ、および事前記録されたビデオを表示する能力
【0071】
II.ポーカーデーブル−全般
上述のように、ポーカーテーブル18は、1つまたは複数のEPIA 24を含むことができる。たとえば、それぞれのポーカーテーブルは、11個の座席を有することができ、最大で11人のプレーヤを収容することができる。それぞれのEPIA 24は、IVに記載されている特徴のうちの1つまたは複数を有することができる。
【0072】
上述のような一実施形態においては、EPIAは、別個のまたはモジュール式のコンピュータ34を使用して実装することができる。一実施形態においては、モジュール式のコンピュータ34は、ディスプレイ32を含み、このディスプレイ32は、タッチスクリーンディスプレイ34とすることができる。タッチスクリーンディスプレイは、ゲームのプレイに関する情報(テキストおよび/またはグラフィックス)を表示し、ユーザの入力用にEPIA 24上にボタンや選択可能なエリアを実装する。
【0073】
一実施形態においては、モジュール式のコンピュータ34は、ディスプレイ32を含み、このディスプレイ32は、タッチスクリーンディスプレイ34とすることができる。タッチスクリーンディスプレイは、ゲームのプレイに関する情報(テキストおよび/またはグラフィックス)を表示し、ユーザの入力用にEPIA 24上にボタンや選択可能なエリアを実装する。
【0074】
本発明の一態様においては、テーブル18は、テーブルサウンド生成デバイスを含み、このテーブルサウンド生成デバイスは、プレーヤに聞こえるサウンドを生成するために使用される。テーブルサウンド生成デバイスは、テーブル18に一体化して取り付けられた1つまたは複数のスピーカ上に実装することができる。あるいはテーブルサウンド生成デバイスは、それぞれのEPIA 24に隣接した、またはそれぞれのEPIA 24と一体化した1つまたは複数のスピーカを含むこともできる。一般に、このサウンド生成デバイスは、あらゆるプレーヤが聞くのに適したシステムサウンドやプレーヤサウンドを再生する。
【0075】
たとえばシステムサウンドは、カードをシャッフルする音、カードを配る音、ポットにチップを投げ込む音を模したサウンド、ジャックポットを勝ち取ったことに関連するサウンドを含むことができる。プレーヤサウンドは、プレーヤの順番の注意喚起や表示、あるいはゲームの制限時間が設けられている場合には、残っている時間や、時間がなくなりつつある旨の表示を含むことができる。一般にプレーヤ専用サウンドは、プレーヤサウンド生成デバイスを通じては再生されない。
【0076】
本発明の一実施形態において、ポーカーテーブル18は、中央ディスプレイエリア26を含む。上述のように、個々のEPIA 24A〜24Jが、特定のプレーヤ対話エリア24A〜24Jに割り振られたプレーヤに直接ゲーム情報を伝達するために、およびプレーヤからの対話や入力を遂行するためのプレーヤユーザインターフェースを実装するために使用される。中央/共有ディスプレイエリア26は、すべてのプレーヤに情報を表示するために使用される。
【0077】
共通カード30は、中央/共通ディスプレイエリア26内に表示される。
【0078】
一実施形態において、中央ディスプレイエリア26は、LCD、またはプラズマモニタ、あるいは類似のデバイスなど、別個のディスプレイ38内に実装される。テーブルトップの残りの部分は、フェルト、すなわちより具体的には、緑色、青色、または赤色のフェルトなどの生地で覆うことができる。その生地上には、ロゴ、ゲーム情報、またはその他の情報を印刷することができる。
【0079】
上述のように、共通カード30は、ホールカード26よりも大きなサイズで表示され、第1の所定の比率で表示され、共通カード30は、第2の所定の比率で表示される。この第1および第2の所定の比率は、標準的なサイズのトランプまたは所定のデフォルトサイズの比率として表すことができる。一実施形態においては、第1の比率と第2の比率は同じである。別の実施形態においては、第1の比率と第2の比率は異なる。たとえば、第1および第2の比率は、共通カード30がホールカード28よりも大きく表示されるように定義することができる。
【0080】
ある代替実施形態においては、EPIA 24および中央ディスプレイエリア26は、テーブルトップの大きな部分を占める単一のディスプレイ内に実装することができる。EPIA 24および中央ディスプレイエリア26は、仮想の境界線によってテーブルトップ20の残りの部分から分けて配置することができる。EPIA 24および中央ディスプレイエリア26の周囲のディスプレイのエリアを使用して、標準的なポーカーテーブルのテーブルトップに似せることができ、たとえば緑色のフェルトなど、生地のイメージを表示することができる。さらに、テーブルトップ20上に、ロゴ、ゲーム情報、その他の情報、広告、お知らせ、画像、映像、あるいはその他の情報を表示し、回転させ、循環させ、あるいは一定の時間間隔にわたって表示することができる。
【0081】
通常、LCDやプラズマモニタなどのディスプレイは、長方形の形状をしている。図6および図7に示されているように、オーバーレイは、テーブルトップ20と一体化することができ、切り抜き部を含むことができる。オーバーレイは、ディスプレイの外縁部を覆っている。ディスプレイのうち、切り抜き部の中側の部分だけが見えている。図示されている実施形態においては、切り抜き部は、楕円形などの形状を有し、これは、テーブルの形状に類似している。
【0082】
上述のように、レーキは、ポーカーゲームを運営するための店へ回るそれぞれのポットの一部または一定割合と定義される。ポットのこの部分は、レーキとして知られている。一実施形態においては、現在のポットに対応するレーキの金額は、中央ディスプレイエリア26上に表示される。レーキは、金額として表示することができ、電子チップのグラフィカルな表示を含むことができる。
【0083】
本発明の別の態様においては、中央ディスプレイエリア26は、いま行為を行う順番は誰であるかを表示することができる。一実施形態においては、中央ディスプレイエリア26は、アイコンなどの適切なシグナル、たとえば矢印やその他のシンボル、ビープ音や音楽的な発信音などのサウンド、および/または音声メッセージを提供することができる。プレーヤの順番のこの表示は、EPIA 24上の表示に追加して行うことができる。
【0084】
ポーカーのハンドの最中には、人間のディーラーを伴う標準的なポーカーテーブルにおいてさえ、トランプが配られる秩序および賭けが行われる秩序のために、プレーヤのうちの1人が「ディーラー」として指定される。本発明の一態様においては、中央ディスプレイエリア26は、現在のハンドに関して、どのプレーヤが「ディーラー」に指定されているかの表示を提供することができる。一実施形態においては、中央ディスプレイエリア26は、アイコンなどの適切なシグナル、たとえば矢印やその他のシンボルを提供することができる。プレーヤの順番のこの表示は、EPIA 24上の表示に追加して行うことができる。
【0085】
上述のように、ホールカード28は、それぞれのEPIA 24上に数字の面を下にして表示され、共通カードは、中央ディスプレイエリア26内に表示される。一態様においては、共通カード30は、ホールカード28よりも大きなサイズで表示される。
【0086】
一実施形態において、ホールカード28は、第1の所定の比率で表示され、共通カード30は、第2の所定の比率で表示される。この第1および第2の所定の比率は、標準的なサイズのトランプまたは所定のデフォルトサイズの比率として表すことができる。一実施形態においては、第1の比率と第2の比率は同じである。別の実施形態においては、第1の比率と第2の比率は異なる。たとえば、第1および第2の比率は、共通カード30がホールカード28よりも大きく表示されるように定義することができる。
【0087】
本発明の一態様においては、テーブル18は、プレーヤのためにTexas Hold’emなどのポーカーゲームを提供する。一実施形態においては、提供されるポーカーゲームは、制限時間を設けたゲームであり、すなわちプレーヤは、所定の時間間隔を有し、その中でそれぞれの順番を完了させる。たとえばプレーヤは、それぞれの順番を完了させるために1分間という所定の時間を有する。あるいは時間間隔は、基づいてさまざまなものとすることができ、たとえば1回目の順番は、1分間の完了時間を有することができ、その一方で2回目の順番は、それよりも短いまたは長い完了時間を有することができる。あるいは、それぞれのプレーヤは、時間の蓄えを有することができる。それぞれの順番を完了させるために使用された時間は、各々の時間の蓄えから差し引くことができる。
【0088】
本発明の別の態様においては、中央ディスプレイ38を使用して、広告メッセージを表示することができる。これらの広告メッセージは、カジノまたは第三者からのものとすることができ、グラフィックス、画像、アニメーション、映像、および/または音声からなることができる。この広告は、中央ディスプレイ38上の特定の場所に提示することができ、時間に基づいて変更すること、すなわち一式の広告メッセージの間で循環させることができる。
1.中央ディスプレイエリア26上でブラインドを表示すること、および/またはアニメ化すること
2.中央ディスプレイエリア26上でコミュニティーカードを表示すること、および/またはアニメ化すること
3.中央ディスプレイエリア26上で賭け金およびプレーヤチップの山を表示すること、および/またはアニメ化すること
4.中央ディスプレイエリア26上にフォルドしたプレーヤ、およびフォルドしていないプレーヤを示すこと
5.中央ディスプレイエリア26上で勝利のハンドを表示すること、およびアニメ化すること
6.中央ディスプレイエリア26が、別個のスピーカの必要性を解消するトランスデューササウンド放出技術を利用すること
7.残りのすべてのプレーヤのカードがさらされた、たとえば、残りのすべてのプレーヤが参加している状況において、勝利のハンドの確率を中央ディスプレイエリア26上で表示すること
【0089】
特に図13Bを参照すると、一実施形態においては、ゲームエンジン82が、ゲームコンピュータ94上で実施または実行される。電子ポーカーテーブル18が、スタンドアロンのテーブル18である場合には、その電子ポーカーテーブル18は、自前のゲームコンピュータ94を含むことができる。あるいはゲームコンピュータ94は、サーバ50とすることができ、このサーバ50は、複数の電子ポーカーテーブル18にネットワーク接続することができる。
【0090】
一実施形態においては、ゲームエンジン82は、RNG(すなわちrandom number generator、図示せず)を含む。電子ポーカーゲームのそれぞれのハンドの始まりには、RNGを使用して、52枚の電子カードの一組をシャッフルし、その一組の順序を決定する。プレーヤのうちの1人が、ディーラーとして指定される。
【0091】
ポーカーテーブル18がTexas Hold’emをプレイしている場合には、ディーラーの左のプレーヤ(通常は、ディーラーボタンによって指定される)は、「ビッグブラインド(Big Blind)」として知られ、ビッグブラインドの左のプレーヤは、「リトルブラインド(Little Blind)」として知られている。ハンドの始まりには、ビッグブラインドとして知られるプレーヤは、所定の金額、たとえば1ドル、5ドル、あるいは10ドルをポットに納めなければならない。この金額もまた、ビッグブラインドとして知られている。リトルブラインドとして知られるプレーヤも、所定の金額、通常はビッグブラインドの1/2をポットに納めなければならない。この金額もまた、リトルブラインドとして知られている。通常、ゲームエンジン82は、ビッグブラインドおよびリトルブラインドをそれぞれのプレーヤの山から自動的に差し引き、ポットに追加する。
【0092】
それらのブラインドが納められると、ゲームコンピュータ82は、2枚のカード、すなわちプレーヤのホールカードを、数字の面を下にして、それぞれのプレーヤに配る。これらのカードは、数字の面を下にして、それぞれのプレーヤのEPIA 24上に表示される。上述のように、それぞれのプレーヤは、自分のホールカードをコントロール可能に見ることができる。
【0093】
ホールカードが配られると、ゲームコンピュータ82が、ベッティングラウンドを管理する。最初のベッティングラウンドは、リトルブラインドの左のプレーヤから開始する。一般に、それぞれのプレーヤは、ゲームボタン74の形態で選択の適切なセットを与えられる。一実施形態においては、ゲームボタン74は、プレーヤの順番の最中にのみ表示される。さらに、プレイしているポーカーゲームのルールに従って、適切なゲームボタン74のみが表示される。
【0094】
最初のベッティングラウンドの後には、3枚のコミュニティーカード、すなわち「フロップ」が、ゲームコンピュータ82によって数字の面を上にして配られ、表示される。一実施形態においては、コミュニティーカードは、図示されているように、それぞれのEPIA 24内に表示される。中央ディスプレイエリア26が使用されている場合には、コミュニティーカードは、別法として、または追加として、その上に表示することができる。
【0095】
この後に、2回目のベッティングラウンドが続く。2回目のベッティングラウンドの後には、4枚目のコミュニティーカード、すなわち「ターン」が、ゲームコンピュータ82によって配られ、その後には、3回目のベッティングラウンドが続く。
【0096】
3回目のベッティングラウンドの後には、5枚目かつ最後のコミュニティーカード、すなわち「リバー」が、数字の面を上にして配られる。この後には、4回目かつ最後のベッティングラウンドが続く。最後のベッティングラウンドの後に複数のプレーヤが残っている場合には、最も役の高いハンドを有するプレーヤが、そのハンドの勝者に決定する。
【0097】
最初のベッティングラウンドから3回目のベッティングラウンドのいずれかの後に、1人のプレーヤのみが残った場合には、その残ったプレーヤが、自動的に勝者に決定する。コミュニティーカードのうちの1枚または複数が配られていないため、上述のように、それぞれのEPIA 24上のラビットボタン(rabbit button)72Dがアクティブになるか、または表示される。
【0098】
本発明の一態様においては、システム10内のポーカーテーブル18は、ネットワーク化されて、1つまたは複数のサーバ50に接続される。サーバ50は、プレーヤを追跡把握すること、チケットで出入りして(現金を伴わずに)賭けを行うこと、プレーヤを特定のテーブルの座席に割り振ること、トーナメントプレイ、(テーブルをオンにすること、およびオフにすること、ならびにテーブルパラメータを修正することを含む)テーブルのセットアップ、および累積型のジャックポットを実施するために、および容易にするために使用することができる。それぞれのテーブル18は、1つまたは複数のEPIA 24を有することができる。ポーカーテーブル18およびEPIAは、VI.AおよびVI.Bで説明する特徴のうちの1つまたは複数を有することができる。
【0099】
さらに、さらなる特徴および/または機能を提供するために、その他のデバイスをサーバ50に接続することができる。たとえば、待ち行列システムを提供ことができる(以降を参照されたい)。このシステムは、この機能を実行する別個のコンピュータを使用して、実装することができる。この別個のコンピュータは、このシステムのその他の特徴または機能を実行することもできる。しかし、いくつかのシステムにおいては、これらのさらなる特徴または機能は、少なくとも部分的に、(1つまたは複数の)サーバ50によって提供することができるという点に留意されたい。
【0100】
本発明の一態様においては、サーバ50が、ゲームを運営する。すなわちサーバ50は、トランプを電子的に「シャッフル」すること、カードを配ること、プレーヤの順番をコントロールすること、プレーヤの入力を受け取ること、ならびにしかるべく行動すること、ポットを追跡把握すること、管理すること、および与えること、レーキを追跡把握することなどを行う。ゲームのデータは、データベース内に記憶される。それぞれの入力、賭け、プレイなどは、データベース内に記憶される。
【0101】
本発明の一態様においては、サーバ50は、インターフェースを提供し、このインターフェースによって、カジノの許可または指定された従業員などのユーザは、新たなテーブル18をセットアップすること、または既存のテーブル18のパラメータを修正することができる。このインターフェースは、サーバ50上に、またはサーバ50にネットワーク接続されている別のデバイス上に実装することができる。
【0102】
このインターフェースは、テーブルをオン/オフにする機能、および許可される賭け金の額、プレイするゲーム、レーキなど、ゲームのパラメータを変更する機能という特徴のうちの1つまたは複数を提供することができる。
【0103】
本発明の一態様においては、上述のように、システム10は、データベース内のそれぞれの取引、賭け、配られたカードを追跡把握する。システム10はまた、それぞれのテーブル10でプレイしているプレーヤを追跡把握する。この情報は、データベース内に保存し、集約し、任意の多くの形態の報告フォーマットで提示することができる。プレーヤ、ゲーム、およびそれぞれのハンドがどのようにプレイされるかに関するあらゆる情報を追跡把握することができる。この利用可能なデータは、特定の1人または複数のプレーヤがプレイした1つのテーブルまたはすべてのゲームに関する(1時間あたりの)ポーカーのハンドの頻度を割り出すために、または、たとえばプレーヤどうしの間における共謀を検知するために分析することもできる。
【0104】
上述のように、一実施形態においては、あらゆるプレーヤは、EPIA 24にログインしてテーブル18でポーカーをプレイするためには、プレーヤのクラブに所属し、割り当てられたプレーヤIDカードを所有しなければならない。それぞれのプレーヤは、プレーヤを追跡把握するクラブ内にアカウントを有する。追跡把握するクラブ内におけるプレーヤのアカウントは、ポーカーをプレイするためにプレーヤが有する利用可能な現金すなわち資金の金額を追跡把握する。プレーヤのアカウントはまた、賭けた金額および勝った金額を含めて、ポーカーテーブル18におけるプレーヤのプレイを追跡把握する。
【0105】
システム10は、ジャックポット、すなわち累積型のジャックポットを、複数のハンドおよび/または複数のテーブルによって生み出すこと、ならびに複数のハンドおよび/または複数のテーブルにわたって勝ち取ることを可能にする。累積型のジャックポットは、含まれているテーブルにおいて賭けた金額および/または勝ち取った金額に基づいて増えることができる。累積型のジャックポットは、所定の一式の条件のもとで勝ち取られるまで、増え続けることができる。あるいは、所定の時間間隔にわたってのみまで有効とすることもできる。ジャックポットを勝ち取るための条件は、その時間間隔の終わりに1人または複数のプレーヤによって勝ち取られることである。
【0106】
システム10は、累積型のジャックポットを複数の方法で入金できるようにする。累積型のジャックポットが入金される方法は、サーバ50またはその他のデバイス上のコンピュータプログラムアプリケーションを通じて入金することとすることができる。たとえば累積型のジャックポットは、毎回のポット、1回おきのポット、またはn回に1回のポットから所定の割合を取ることによって入金することができる。
【0107】
累積型のジャックポットの金額は、中央ディスプレイ38および/またはリモートディスプレイ上に表示することができる。
【0108】
累積型のジャックポットは、特定の定義可能な条件のもとで、および/または特定の事象、すなわちマーケティングの事象のために、無作為に開始することができる。累積型のジャックポットは、(複数のハンドにわたる)単一のハンド、所定の時間間隔にわたって1つのテーブルにおける、または複数のハンドにわたる所定の数のハンドなどとすることができる。
8.累積型、サイドベット(side−bet)型、ダブルアップ(Double−Up)型、ミステリー(Mystery)型、および他の多くのジャックポット技術が、スロットマシンに関連して周知である。それらの技術を、自動化されたポーカーテーブルと組み合わせて適用する方法およびシステム。
9.EPIA内に対政府報告フォームを表示すること
本発明の別の態様においては、あるプレーヤによってジャックポットが勝ち取られると、もしくはそのプレーヤがログアウトすると、またはいずれかの勝者が所定の金額を超えると、あるいはその他の任意の適切な時点で、1つまたは複数の対政府報告フォームをそのプレーヤに対してそのプレーヤのEPIA 24上に提示することができる。このフォームは、(許容される場合には)プレーヤの電子署名を受け入れることができ、あるいはプレーヤにその必要性を知らせて、そのフォームを記入できる場所へプレーヤを導くこともできる。このデバイスは、パーソナルコンピュータ、ノート型コンピュータ、またはタブレットコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ、PDA、あるいはその他の適切なデバイスとすることができる。
【0109】
本発明の一態様においては、複数のテーブルを管理するためにカジノの1人または複数の従業員を割り当てることができる。これらの従業員のうちの1人は、(提供されている場合には)待ち行列システムを管理することができる。これらの従業員にさまざまな機能を提供する、サーバにネットワーク接続されたデバイスを提供することができる。このデバイスは、ダッシュボードアプリケーション(dashboard application)を提供し、このダッシュボードアプリケーションによって、従業員は、テーブル18のさまざまな側面を管理することができる。
【0110】
本発明の一態様においては、従業員は、テーブルの現在の状態に関連したさまざまなデータを見ることができ、そうしたデータとしては、プレーヤ、ポット、賭けの情報、共通カードなどが含まれるが、それらには限定されない。
【0111】
従業員は、たとえば直接の問合せ、またはEPIA 24を通じて行われた問合せに応答して、複数のプレーヤどうしの間における共謀の証拠を探すために、追跡把握されているデータを見ることができる。たとえば従業員は、特定のテーブルにおいて複数の人物が同じ時間にプレイする習慣を有するかどうかを判断し、それらの人物が許されない共謀を働いているという証拠を提供するような何らかのパターンがプレイ内に認められるかどうかを判断することができる。
【0112】
本発明の一態様においては、それぞれのEPIA 24は、カジノの特定の従業員を呼び出すボタンや、そうした従業員を指示するボタンをプレーヤに提供することができる。たとえばプレーヤは、飲み物を注文するようにホスト/ホステスに要求することができる。さらにプレーヤは、テーブル18において発生した、または発生している何か、たとえば共謀の可能性を従業員が確かめるように要求することができる。これは、匿名で行うことができる。
【0113】
上述のように、プレーヤがテーブル18を管理することを可能にするデバイスは、従業員がプレーヤを特定のテーブルおよび/または座席および/またはEPIA 24に自動的にまたは手動で割り振ることを可能にすることもできる。
【0114】
一実施形態においては、サーバ50は、中央ディスプレイ38上の広告をコントロールする。広告は、EPIA 24、および/またはポーカーテーブル18に関連付けられているリモートディスプレイ上に提供することもできる。サーバ50は、広告の内容、頻度、および/または循環をコントロールすることができる。
【0115】
本発明の一態様においては、プレーヤは、1つまたは複数のハンドの最中にプレイを差し控えるか、またはテーブルから立って、1つまたは複数のハンドの最中にプレイしないでおくことができる。しかし通常、プレーヤは、次のハンドをプレイしようと決めた場合には、休んだハンドごとに、所定の金額、すなわち「足りないブラインド」を現在のポットに支払う義務を負う。一実施形態においては、プレーヤが1つまたは複数のハンドには参加しないと決めた場合には、システム10は、休んだハンドの回数を追跡把握し、プレーヤが別のハンドをプレイしようと決めると、休んだハンドの回数にブラインドを乗じた数に等しい金額を自動的に差し引く。
【0116】
上述のように、システム10は、あらゆる取引、配られたカードや、プレイされたカード、賭け金などをデータベース内に記録する。これによって、システム10は、いかなるエラーからも回復して、ゲームを同じ状態に戻すことができる。
【0117】
システム10によって、トーナメントプレイが容易になる。トーナメントには、所定の数のプレーヤを有する所定の数のテーブル18が含まれる。バイイン、たとえば100ドルが必要となる。通常、プレーヤは、自分の資金をすべて失うと、トーナメントから敗退する。
【0118】
所定のルールのもとで、プレーヤをトーナメントに登録し、テーブルの座席に割り振ることができる。プレイの最中に、所定のルールのもとで、テーブルをたたむことができ、プレーヤをその他のテーブルに割り振ることができる。システム10は、下記の特徴のうちの1つまたは複数を提供することによって、トーナメントを容易にする。
a)登録
b)トーナメントの情報を追跡把握すること
c)中央ディスプレイおよび/またはリモートディスプレイ上にトーナメントの情報を表示すること
d)トーナメントのセットアップ、たとえばバイイン
e)再度のバイイン
f)トーナメントのジャックポット、現金、または別のトーナメント(特定のトーナメントまたは有効期限)に参加するための参加バウチャ
g)テーブルをたたむためのプロセス
(1)テーブルをたたむ旨のメッセージ
(2)新たな座席の割り振りを伝える
(3)たたむ順序を決定する
(4)たたむ順序を表示する
h)他のテーブル、および他のテーブルのプレーヤの状況に関する情報を表示すること
i)トーナメント中に個々のテーブルに関して1時間あたりのハンドをモニタして調整するためのシステム:ポーカートーナメントの最中には、それぞれのテーブルがプレイする1時間あたりのハンドが他のすべてのテーブルとほぼ同じ数になることが重要である。これは、ゲームを一時停止すること、および/または一時停止せずにゲームの進行を遅くすることによって達成することができる。
j)複数の場所にわたるトーナメント
k)トーナメント支払表、およびトーナメントにおけるプレーヤの最終的な位置に基づいてトーナメントの獲得金額をプレーヤに自動的に支払うためのシステム。
10.ブラインドの自動的ポスティング、およびブラインド/足りないブラインドの自動的ポスティングをオンやオフにする方法
11.ポット制限賭け構造およびポット無制限賭け構造において、許される賭け金額を自動的に計算するための方法
12.プレーヤの数、ポットの金額、時間帯、ゲームのタイプ、および/またはその他の基準に基づいてレーキを自動的に変更すること
13.個々のプレーヤにレーキ割り引きを申し出る能力
14.1つの座席から同一のテーブルの別の座席に、または別のテーブルにプレーヤを移動させること:座席を移ることを余儀なくされる(「移らなければならない」)、または移ることを所望する状況が、存在する。この特徴は、1つの座席から別の座席へのプレーヤ情報の自動的な通知および移動を提供する。
15.複数の自動化されたポーカーテーブルの単一サイトおよびマルチサイトのネットワーキングおよび管理を可能にするデータベースおよびネットワークのアーキテクチャ
16.プレーヤ統計を追跡把握して、報告すること:インターネットを介して表示するデータおよび方法、および/またはプレーヤが、プレーヤの前のプレイ統計を分析する他の方法。別の実施形態において、表示のデートおよび方法を利用して、所与のゲームに関して、および/または所与の期間にわたってプレーヤランク付けが決定される
17.インターネットまたは自動音声応答ユニットなどのリモート接続を介してライブのテーブルおよび/またはトーナメントに関する利用可能なテーブルおよびレジスタを見る能力
18.オプションが、プレイの速度(カードをシャッフルすること、カードを配ること、カードを棄てること、賭けることなどの速度など)を調整する
19.アカウントからテーブルに金を電子的に振り替えること
20.金を別に電子的に振り替えること
21.「キャッシュカード」を使用して、金をテーブルに持って来ること
22.オペレータが、あらゆるテーブルの詳細を見る能力
23.オペレータが、あらゆるプレーヤの詳細を見る能力
【0119】
本発明の一態様においては、システム10によってリモートゲームまたは仮想ゲームを提供することができる。このリモートゲームまたは仮想ゲームは、ワイヤレスデバイス上で提供することもでき、また所定の場所でプレイすることもできる。
【0120】
仮想ゲームは、EPIA 24を通じて提供することもできる。たとえばポーカープレーヤは、自分の順番が来ていないときに、この仮想ゲームまたはリモートゲームをプレイすることができる。この仮想ゲームまたはリモートゲームは、別のポーカーのハンドとすることができ、そのテーブルで、または他のテーブルで、他のプレーヤとプレイすることもでき、あるいは仮想プレーヤとプレイすることもできる。あるいは、このリモートゲームまたは仮想ゲームは、その他のタイプのゲームとすることもでき、そうしたゲームとしては、ブラックジャック、キノ、スロットマシンなどが含まれるが、これらには限定されない。
【0121】
EPIA 24やその他の端末上でその他のカジノゲームを実行することに加えて、システムは、カジノ中のその他のゲーミングデバイス上で実行することができる。たとえば、仮想ポーカーゲームを既存の電子ビンゴ端末や電子レースブック端末上で実行することができる。
【0122】
図14Aおよび図14Bを参照すると、電子待機リストを確立することにより、ポーカールーム14内の電子ポーカーテーブル18A〜18Jにおける空きを埋める待ち行列システム1400が、提供される。上述のように、ポーカールーム14は、好ましくは、様々なベッティング規定、たとえば、無制限、ポット制限、2/4、10/20などを伴う、様々な電子ポーカーゲームタイプ、たとえば、Texas Hold’em、Omaha、Seven Card Studに対応するために適合された複数の電子ポーカーテーブル18A〜18Jを含む。待ち行列システム1400は、提供される電子ポーカーゲームタイプのそれぞれに関して電子待機リストを確立するように適合されることが可能である。図示される一実施形態においては、10のEPIA 24A〜24Jが、電子ポーカーテーブル18A〜18Jのそれぞれにおいて含められる。EPIA 24A〜24Jは、待ち行列システム1400の一部を形成する。
【0123】
待ち行列システム1400は、待ち行列インターフェース1404を含む。図14Cにおいては、待ち行列インターフェース1404は、第1の新たなプレーヤ1401を電子待機リストに載せるための、モニタ1404と、キーボード1408と、カード読み取り装置1410とを有するコンピュータとして示されている。この実施形態においては、カード読み取り装置1410は、第1の新たなプレーヤ1401の、プレーヤトラッキングカード、アカウントカードなどのID(身分証明)カードを読み取るのに使用される。同様に、待ち行列インターフェース1404は、IDカードを読み取ることに関連して、第1の新たなプレーヤ1401のPIN(personal identification number)を処理するために使用される。また、バイオメトリックスキャナまたはRFID(無線周波数識別)デバイスなどの、個人を識別することに関して知られている他の入力デバイスも、使用されることが可能である。さらなる諸実施形態においては、待ち行列インターフェース1404は、電子待機リスト上に第1の新たなプレーヤ1401を載せるための、タッチスクリーンキオスク、Webベースの登録システム、または電話登録システムを含む。複数のディスプレイデバイス1402が、電子待機リストを表示するのに使用されることが可能である。たとえば、より大型のディスプレイデバイスが、離れた場所で表示されてもよい。
【0124】
図14Bを再び参照すると、サーバコンピュータ30は、複数のEPIA 24A〜24J、および待ち行列インターフェース1404に接続されている。サーバコンピュータ30は、複数のEPIA 24A〜24Jを電子的に監視し、複数のEPIA 24A〜24Jのうちの1つにおける空きを電子的に検出し、空きを検出すると、その空いた複数のEPIA 24A〜24Jに第1の新たなプレーヤ1401を自動的かつ電子的に割り振るようにプログラミングされる。一実施形態においては、複数のEPIA 24A〜24Jのそれぞれが、サーバコンピュータ30にネットワーク接続されたコンピュータ34を含む。サーバコンピュータ30は、空いたEPIA 24A〜24Jのコンピュータ34によってサーバコンピュータ30に送信された電子信号を受信することにより、空いたEPIA 24A〜24Jを検出するようにプログラミングされる。電子信号は、たとえば、プレーヤが、プレーヤのEPIA 24A〜24Jをログオフした際に生成されることが可能である。
【0125】
注意喚起デバイス1412が、空きについて第1の新たなプレーヤ1401に注意喚起するのに使用される。注意喚起デバイス1412は、ディスプレイ、スピーカ、人間のホスト、ブザー、または以上の任意の組み合わせを含むことが可能である。図14Aおよび図14Bにおいては、注意喚起デバイス1412は、サーバコンピュータ30と電子通信している。その実例では、注意喚起デバイス1412は、第1の新たなプレーヤ1401の名前またはID番号を自動的に表示するディスプレイを含むことが可能であり、あるいは注意喚起デバイス1412は、サーバコンピュータ30に電子的にリンクされて(好ましくは、無線で)、サーバコンピュータ30が、空きを検出して、空いたEPIA 24A〜24Jを第1の新たなプレーヤ1401に割り振ると、ブザーが振動する、またはブーンという音を立てることが可能である。
【0126】
やはり図14Aおよび図14Bを参照すると、タイマ1414が、空きについて第1の新たなプレーヤ1401に注意喚起を行うと始まる期間を測定するのに使用されることが可能である。その実例では、第1の新たなプレーヤ1401は、空きについて注意喚起された後、空いたEPIA 24A〜24Jにログオンする時間限度を有する。第1の新たなプレーヤ1401が、その時間限度内にログオンしない場合、サーバコンピュータ30は、電子待機リスト上の第2の新たなプレーヤに空いたEPIA 24A〜24Jを割り振り変更するようにプログラミングされる。
【0127】
サーバコンピュータ30は、複数の電子ゲームタイプを監視するようにプログラミングされることが可能であり、待ち行列インターフェース1404は、その複数の電子ゲームタイプのそれぞれに関して電子待機リスト上に複数の新たなプレーヤを載せるように適合されることが可能である。複数のゲームタイプが、同一の場所、たとえば、ポーカールーム14内でプレイされることが可能であり、あるいは別々の場所が、各ゲームタイプに関して利用されることが可能である。いずれにしても、待ち行列システム1400は、それらのゲームタイプのそれぞれに関する電子待機リスト上に複数の新たなプレーヤを載せることができることが可能である。図14Cにおいては、ポーカールーム14は、5つの電子ポーカーテーブル18を有して、それらの電子ポーカーテーブル18のうちの2つだけが、ゲーミングのために利用されて示されている。
【0128】
図14Dおよび図14Eを参照して、待ち行列システム1400の操作および使用の方法を、第1の新たなプレーヤ1401に関連して、次に説明する。最初に、ポーカールーム14が、現在のプレーヤで満員になっている。それらの現在のプレーヤのそれぞれは、プレーヤインターフェース54を使用して、そのプレーヤのそれぞれのEPIA 24A〜24Jにログオンするように要求される。実際、現在のプレーヤは、ネットワークにログオンして、プレーヤのEPIA 24A〜24Jが占有されていることを示す電子信号をサーバコンピュータ30に送信する。現在のプレーヤのそれぞれが、何らかの資格でログオンすることを要求することにより、サーバコンピュータ30は、いずれのEPIA 24A〜24Jが占有されており、いずれのEPIA 24A〜24Jが空いているかを電子的に監視する。
【0129】
EPIA 24A〜24Jのそれぞれが、現在のプレーヤのうちの1人によって占有されている状態で、ステップ1430で、第1の新たなプレーヤ1401が、電子待機リスト上に載せられる。上述のように、これは、いくつかの仕方で、たとえば、IDカード読み取り装置1410/PINを入力すること、バイオメトリックスキャナ、タッチスクリーンキオスク、Webベースの登録、電話機などで達せられることが可能である。タッチスクリーン1416が、3つの異なる電子待機リストにアクセスするためのタッチ選択可能ボタン群1418を含む、タッチスクリーンキオスクの実施例が、図14Gに示されている。1つは、Texan Hold’Em用であり、1つは、Omaha用であり、1つは、Seven Card Stud用である。それらのボタン1418のいずれかが選択されると、第1の新たなプレーヤ1401は、プレーヤの名前をそれぞれの電子待機リスト上に載せるのに必要とされる情報を入力するように促される。プレーヤ1401は、単に、カード読み取り装置にプレーヤ1401のIDカードを通すように、かつ/またはプレーヤ1401のPINを入力するように促されてもよく、プレーヤ1401は、バイオメトリックをスキャンするように促されてもよく、あるいはプレーヤ1401は、単に、プレーヤ1401の名前を入力するように促されてもよい。
【0130】
図14Dを再び参照すると、ステップ1432で、待ち行列システム1400が、次に、EPIA 24A〜24Jを監視して、現在のプレーヤのうちの1人が、そのプレーヤのEPIA 24A〜24Jを空けた場合(または空いたEPIA 24A〜24Jが、既に存在する場合)を判定する。好ましくは、空きは、複数の現在のプレーヤが、プレーヤインターフェース54を使用して、プレーヤのそれぞれのEPIA 24A〜24Jからログオフすると、ステップ1434で、サーバコンピュータ30によって検出される。これにより、その空いたEPIA 24A〜24Jが、第1の新たなプレーヤ1401に提供される。基本的に、空きを検出するステップは、ログオフを検出するステップを含む。ログオフが検出されると、その空きに対応する別の電子信号が、その空いたEPIA 24A〜24Jのコンピュータからサーバコンピュータ30に送信される。
【0131】
その電子信号が、サーバコンピュータ30によって受信されると、ステップ1436で、第1の新たなプレーヤ1401が、その空いたEPIA 24A〜24Jに自動的に割り振られる。空いたEPIA 24A〜24Jが割り振られると、ステップ1414で、第1の新たなプレーヤ1401が、電子待機リストから削除され、次いで、ステップ1440で、その空きについて注意喚起される。上述のように、注意喚起は、ブザー、ディスプレイ、スピーカなどの形態であることが可能である。探し出されると、第1の新たなプレーヤ1401は、ステップ1442で、その空いたEPIA 24A〜24Jにログオンする。もちろん、上述した時間限度が、実施されている場合、第1の新たなプレーヤ1401は、その時間限度が満了する前に、空いたEPIA 24A〜24Jにログオンするように要求される。さもなければ、時間限度が満了した場合、待ち行列システム1400は、その空いたEPIA 24A〜24Jを第2の新たなプレーヤに割り振り変更する。以上の一連の事象は、図14Eにおいて最も良く示されている。図14Eを参照すると、タイマ1414は、空きについて第1の新たなプレーヤ1401に注意喚起した後に、ステップ1444およびステップ1445で開始し、作動する。ステップ1446で、測定された時間が、時間限度と比較される一方で、同時に、ステップ1447で、第1の新たなプレーヤ1401が、空いたEPIA 24A〜24Jにログオンしたかどうかを、サーバコンピュータ30が絶えず監視する。時間限度を超えた場合、ステップ1448で、第1の新たなプレーヤ1401に対する注意喚起は、取り消され、ステップ1450で、第2の新たなプレーヤが、その空いたEPIA 24A〜24Jに割り振られる。他の諸実施形態においては、時間限度は、空いたEPIA 24A〜24Jを割り振ってから、第1の新たなプレーヤ1401が、空いたEPIA 24A〜24Jにログオンするまでの間に測定される。
【0132】
図14Fおよび図14Gを参照すると、第1の新たなプレーヤ1401は、複数の電子ゲームタイプに対応する複数の電子待機リスト上に載せられることが可能である。その場合、待ち行列システム1400は、第1の新たなプレーヤ1401が、複数の電子待機リスト上にリストアップされていることを認識するように適合され、第1の新たなプレーヤ1401を空いたEPIA 24A〜24Jに自動的に割り振った後、第1の新たなプレーヤ1401は、複数の電子待機リストのそれぞれから削除される。特に図14Gを参照すると、ディスプレイデバイス群1402も、複数の電子待機リストのそれぞれを表示するように適合されることが可能である。
【0133】
待ち行列システム1400のさらなる実施形態においては、第1の新たなプレーヤ1401は、EPIA 24A〜24Jのうちの1つにおいて既にログオンされている現在のプレーヤであることが可能である。その実例では、EPIA 24A〜24Jのそれぞれは、現在のプレーヤが、プレイしながら、他のゲームタイプに関する電子待機リスト上に自身を載せることを可能にする待ち行列インターフェース1404を有して構成される。
【0134】
待ち行列システム1400のさらなる実施形態において、現在のプレーヤには、現在の電子ポーカーテーブル18A〜18Jにおける空けられたEPIA 24A〜24Jに対する選好も与えられる。現在のプレーヤのうちの1人は、プレーヤのEPIA 24A〜24J上に表示されたオプション(図示せず)を介して、電子ポーカーテーブル18A〜18Jにおける新たなEPIA 24A〜24Jを要求することにより、その選好を行使することができる。そのオプションが選択された場合、サーバコンピュータ30が、プレーヤの電子ポーカーテーブル18A〜18Jにおける空いたEPIA 24A〜24Jを検出すると、現在のプレーヤには、プレーヤの電子ポーカーテーブル18A〜18Jにおける空いたEPIA 24A〜24Jを受け入れる、所定の時間限度、たとえば、60秒が与えられる。60秒の遅延の後、その空いたEPIA 24A〜24Jは、上述した方法に従って、電子待機リスト上の第1の新たなプレーヤ1401に自動的に割り振られる。
【0135】
本発明の別の実施形態において、待ち行列インターフェースは、カジノの従業員などのユーザが、電子待機リストを無視して、別のプレーヤを空いた電子プレーヤ対話エリアに割り振ることを可能にする。その別のプレーヤは、選好されるプレーヤ、VIP、予約を有するプレーヤ、または他の同様なプレーヤであることが可能である。
【0136】
上述の教示に照らせば、本発明の多くの修正形態および変形形態が可能であることは明らかである。本発明は、添付の特許請求の範囲内に具体的に記載されている以外の方法で実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【0137】
【図1】本発明の一実施形態による、1つまたは複数の電子ポーカーテーブル上で電子ポーカーゲームを提供するためのシステムを示す概略図である。
【図2】本発明の一実施形態による、図1の電子ポーカーテーブルのテーブルトップを示す略図である。
【図3】本発明の別の実施形態による、図1の電子ポーカーテーブルのテーブルトップを示す略図である。
【図4】本発明の一実施形態による、図1のシステムを示すブロック図である。
【図5】本発明の一実施形態による、電子ポーカーテーブルの要素を含む図1のシステムを示す第2のブロック図である。
【図6】本発明の一実施形態による電子ポーカーテーブルを示す概略図である。
【図7】図6の電子ポーカーテーブルを示す上面図である。
【図8】本発明の一実施形態による、図6の電子ポーカーテーブルの1つのモジュールを示す概略図である。
【図9】本発明の一実施形態による、図1のシステムの電子プレーヤ対話エリア上に表示される第1のスクリーンショットを示す図である。
【図10】本発明の一実施形態による、図1のシステムの電子プレーヤ対話エリア上に表示される第2のスクリーンショットを示す図である。
【図11】ハンドヘルドデバイスにおいて具体化される図1のシステムの電子プレーヤ対話エリアを示す図である。
【図12】電子トランプの表面および裏面を示す図である。
【図13A】本発明のシステムのソフトウェアコンポーネントを示すブロック図である。
【図13B】本発明の一実施形態による、電子ポーカーゲームを提供するためのシステムを示す簡略化されたブロック図である。
【図14A】本発明の待ち行列システムのブロック図である。
【図14B】図14Aの待ち行列システムの第2のブロック図である。
【図14C】本発明の待ち行列システムを備えたポーカールームを示す透視図である。
【図14D】本発明の一実施形態による、ゲーミングテーブルにおける空きを埋める方法を示すブロック図である。
【図14E】図14Dの方法を示す第2のブロック図である。
【図14F】待ち行列システムの待ち行列インターフェース上に表示される第1のスクリーンショットを示す図である。
【図14G】待ち行列システムのディスプレイを示す図である。
【技術分野】
【0001】
本出願は、2004年9月13日に出願された米国特許出願第10/939,772号の一部継続出願であり、また2004年9月16日に出願された米国特許仮出願第60/610,262号の優先権を主張するものであり、これらを双方とも、参照によって本明細書に組み込む。
【0002】
本発明は、ゲーミングテーブルにおける空きを埋めるためのシステムおよび方法に関する。より具体的には、本発明は、電子ポーカーテーブルにおいてプレイすることに関心のある新たなプレーヤに関する電子待機リストを確立するためのシステムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0003】
ゲーミングは、ますます人気が高まっている娯楽の形態である。ゲーム、とりわけ、1人または複数のプレーヤがプレイして、その結果に賭ける、運と技量とを要するゲームを、カジノやその他の場でなど、さまざまな方法でプレイすることができる。プレイするために利用できるさまざまな形態のゲームのうち、多くのゲームが、トランプを用いてプレイされる。これらのうち、ポーカーの人気が最も高いことは、おそらく間違いない。
【0004】
伝統的にポーカーは、複数のプレーヤが、複数のポーカーテーブルに着席して、それらのプレーヤが、52枚で一組のカードから配られる一連のトランプに紙幣、硬貨、あるいはチップを賭ける、ポーカールーム内でプレイされる。ポーカーをプレイすることへの大きい関心から、多くのポーカールームは、決まって満員になっている。ポーカーテーブルに新たなプレーヤを効率的に着席させるのに、カジノまたは会場は、しばしば、待ち行列システムを使用して、新たなプレーヤの待機リストを確立して、ポーカーテーブルにおける空いた座席を埋める。
【0005】
待ち行列システムの例が、QueueOS、LLC(商標)から入手可能である。通常の待ち行列システムは、電子待機リストを確立する。使用の際、新たなプレーヤは、電子キオスクにおいて、または人間のホストを介して行動して、プレーヤの名前を電子待機リスト上に載せる。プレーヤの名前が、電子待機リストに載ると、別のカジノ従業員が、ポーカーテーブルにおける座席を視覚的に監視する。空きが見つかると、人間のホストが、その空きについて知らされ、人間のホストは、電子待機リスト上にリストアップされた次の新たなプレーヤをその空きに割り振る。次の新たなプレーヤが、その空きに割り振られると、次の新たなプレーヤに、その空きについての注意喚起が行われ、空いた座席が提供される。
【0006】
残念ながら、ホスト、または他のカジノ従業員は、最近空けられた座席が、短い時間内で検出されることを確実にするために、座席を絶えず監視しなければならない。さもなければ、空いた座席は、数分、または数時間にさえわたって気付かれないままになる可能性があり、それらの座席において行われる総計のゲーミングが減る。その結果、座席が空くと即時に、空いた座席を自動的に検出して、その空いた座席を新たなプレーヤに割り振ることができるシステムの必要性が、当技術分野において存在する。
【0007】
【特許文献1】米国特許出願第N/A(ファイル番号60,667−007)
【特許文献2】米国特許出願第N/A(ファイル番号60,667−008)
【特許文献3】米国特許出願第N/A(ファイル番号60,667−009)
【特許文献4】米国特許出願第N/A(ファイル番号60,667−010)
【特許文献5】米国特許出願第N/A(ファイル番号60,667−011)
【特許文献6】米国特許出願第N/A(ファイル番号60,667−012)
【特許文献7】米国特許出願第N/A(ファイル番号60,667−013)
【特許文献8】米国特許出願第N/A(ファイル番号60,667−014)
【特許文献9】米国特許出願第N/A(ファイル番号60,667−015)
【特許文献10】米国特許出願第N/A(ファイル番号60,667−016)
【特許文献11】米国特許出願第N/A(ファイル番号60,667−018)
【特許文献12】米国特許出願第N/A(ファイル番号60,667−019)
【特許文献13】米国特許出願第N/A(ファイル番号60,667−020)
【特許文献14】米国特許出願第N/A(ファイル番号60,667−021)
【特許文献15】米国特許出願第N/A(ファイル番号60,667−022)
【特許文献16】米国特許出願第N/A(ファイル番号60,667−023)
【特許文献17】米国特許出願第N/A(ファイル番号60,667−024)
【特許文献18】米国特許出願第N/A(ファイル番号60,667−025)
【特許文献19】米国特許出願第N/A(ファイル番号60,667−026)
【特許文献20】米国特許出願第N/A(ファイル番号60,667−027)
【特許文献21】米国特許出願第N/A(ファイル番号60,667−028)
【特許文献22】米国特許出願第N/A(ファイル番号60,667−029)
【特許文献23】米国特許出願第N/A(ファイル番号60,667−030)
【特許文献24】米国特許出願第N/A(ファイル番号60,667−031)
【特許文献25】米国特許出願第N/A(ファイル番号60,667−032)
【特許文献26】米国特許出願第10/939,772号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上述の問題のうちの1つまたは複数を対象とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
電子待機リストを確立することによって第1の新たなプレーヤで電子ゲーミングテーブルにおける空きを埋めるためのシステムが、提供される。このシステムは、複数のゲーミングテーブルにおける複数のプレーヤによって使用されるための複数の電子プレーヤ対話エリアを含む。また、システムは、電子待機リスト上に第1の新たなプレーヤを載せるのに使用される待ち行列インターフェースも含む。サーバコンピュータが、その複数の電子プレーヤ対話エリア、およびその待ち行列インターフェースにネットワーク接続されて、ネットワークをもたらす。サーバコンピュータは、複数の電子プレーヤ対話エリアを監視し、空いた電子プレーヤ対話エリアを検出し、空いた電子プレーヤ対話エリアを検出したことに応答して、その空いた電子プレーヤ対話エリアに第1の新たなプレーヤを自動的に割り振るようにプログラミングされる。
【0010】
また、空きを埋める方法も、提供される。方法は、第1の新たなプレーヤを電子待機リスト上に載せることから始まる。複数の電子プレーヤ対話エリアが、複数の電子ゲーミングテーブルにおいて監視されて、その複数の電子プレーヤ対話エリアのうちの1つが空きになると、そのことが確認される。このため、方法は、複数の電子プレーヤ対話エリアのうちの1つの電子プレーヤ対話エリアの空きを検出することを含む。最後に、空きを検出したことに応答して、第1の新たなプレーヤが、その空いた電子プレーヤ対話エリアに自動的に割り振られる。
【0011】
サーバコンピュータにネットワーク接続された電子プレーヤ対話エリアおよび待ち行列インターフェースの使用は、空きの瞬時の検出、およびその空きへの第1の新たなプレーヤの割り振りをもたらす。さらに、電子システムを利用することにより、監視するステップ、検出するステップ、および割り振るステップは、電子的に、したがって、自動的に実行されて、人間のホスト、または他のカジノ従業員のスケジュールに頼らない。
【0012】
本発明のその他の利点は、添付の図面と併せて考察しながら以降の詳細な説明を参照することによってよりよく理解するにつれて、容易に理解できるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
図面を参照すると、実施中には、本発明は一般に、電子ポーカーなどの電子カードゲームを提供するための、およびそうした電子カードゲームに関連するシステム10および方法に関する。特に図1を参照すると、システム10は、カジノ12などのゲーミング環境内に設置するように設計されている。通常、そのようなゲーミング環境12は、ポーカールームまたはポーカーエリア14など、カジノ12内の専用または指定のエリアであり、たとえば手すり16によって区切られている。上述のものは、システム10を使用できる1つの可能な実装形態や場所を指しているが、本発明は、そのようないかなる場所や実装形態にも限定されるものではない。このシステムのその他の詳細は、(特許文献1)、(特許文献2)、(特許文献3)、(特許文献4)、(特許文献5)、(特許文献6)、(特許文献7)、(特許文献8)、(特許文献9)、(特許文献10)、(特許文献11)、(特許文献12)、(特許文献13)、(特許文献14)、(特許文献15)、(特許文献16)、(特許文献17)、(特許文献18)、(特許文献19)、(特許文献20)、(特許文献21)、(特許文献22)、(特許文献23)、(特許文献24)、および(特許文献25)の中で見つけることができ、これらを参照によって本明細書に組み込む。
【0014】
図示されている実施形態においては、システム10は、電子チップおよび電子トランプを利用して、複数のプレーヤによってプレイするための自動化されたカードゲームを提供する。本発明の一態様においては、人間のディーラーは必要とされない。システム10は、すべてのディーラー機能を取り扱うことができる。
【0015】
システム10は、あらゆるカードゲームのあらゆるバリエーションまたはバージョンをプレイするために使用することができる。しかし、考察の目的から、Texas Hold’emとして知られるポーカーのバージョンを実施する上で使用するために適合されたものとして、システム10について説明する。
【0016】
本発明の一態様においては、システム10は、プレーヤを座席に割り振ること、電子チップを提供すること、賭け金を受け付けること、および勝ったプレーヤにポットを与えることを取り扱うことができる。システム10は、一組の電子トランプを電子的にシャッフルし、その電子トランプをプレーヤに、すべての共通カードを電子カード/ポーカーテーブル18に配る。システム10は、プレーヤが賭けを行うこと、フォルドすること、コールすることを取り扱うこともでき、また誰の順番かに基づいて、そのような行為を制限することができる。
【0017】
本発明の別の態様においては、システム10内のカード/ポーカーテーブル18は、ネットワーク化されて、1つまたは複数のサーバ(以降を参照されたい)に接続される。このサーバは、プレーヤを追跡把握すること、チケットで出入りして(現金を伴わずに)賭けを行うこと、プレーヤを特定のテーブルの座席に割り振ること、トーナメントプレイ、(テーブルをオンにすること、およびオフにすること、ならびにテーブルパラメータを修正することを含む)テーブルのセットアップ、および累積型のジャックポットを実施するために、および容易にするために使用することができる。
【0018】
図示されている実施形態に示されているように、システム10は、複数の電子ポーカーテーブル18を含む。図1に示されている実施形態においては、システム10は、5つの電子ポーカーテーブル18を含むが、本発明は、電子ポーカーテーブルの具体的な個数に限定されるものではない。
【0019】
本発明の第1および第2の実施形態による、ポーカーテーブル18のテーブルトップ20の簡単で代表的なレイアウトが、それぞれ図2および図3に示されている。
【0020】
図2に示されているテーブルトップ20の上面図においては、テーブルトップ20は、プレイ面22と、複数の電子プレーヤ対話エリア24(EPIA)とを含む。図示されている実施形態においては、ポーカーテーブル18は、一度に最大で10人のプレーヤが着席することができ、したがって、10個のEPIA 24A〜24Jを含む。
【0021】
図3(同様の要素は、同じ参照番号を用いてラベル付けされている)に示されているテーブルトップ20の上面図においては、テーブルトップ20は、プレイ面22と、複数のEPIA(electronic player interaction area)24とを含む。図示されている実施形態においては、ポーカーテーブル18は、一度に最大で10人のプレーヤが着席することができ、したがって、10個のEPIA 24A〜24Jを含む。テーブルトップ10はまた、CDA(central or common display area)26を含む。
【0022】
一実施形態においては、個々のEPIA 24A〜24Jは、特定のプレーヤ対話エリア24A〜24Jに割り振られたプレーヤに直接ゲーム情報を伝達するために、およびプレーヤからの対話や入力を遂行するためのプレーヤユーザインターフェース(以降を参照されたい)を実装するために使用される。中央/共有ディスプレイエリア26は、すべてのプレーヤに情報を表示するために使用される。
【0023】
たとえば一実施形態においては、システム10は、Texas Hold’emとして知られるポーカーのバージョンをプレイするために使用される。Texas Hold’emにおいては、それぞれのプレーヤは、複数のカード、たとえば2枚のカードを、数字の面を下にして配られる。これらは、プレーヤの「ホール」カード28として知られている。複数のカード、たとえば3枚または5枚のカードが、数字の面を上にして配られ、共有ディスプレイエリア26内に表示される。これらは、共通カード30として知られている。したがってプレーヤのハンドは、プレーヤのホールカード28と、共通カード30とを含む。それぞれのハンドの終わりに、残っているプレーヤのうちで、自分のハンドが最も役の高いポーカーのハンドになっているいずれかのプレーヤが、ポーカーのそのラウンドまたはハンドの勝者である。
【0024】
本発明の一態様においては、ホールカード28は、それぞれのEPIA 24上に数字の面を下にして表示され、共通カードは、中央ディスプレイエリア26内に表示される。ホールカード28は、第1の所定の比率で表示され、共通カード30は、第2の所定の比率で表示される。この第1および第2の所定の比率は、標準的なサイズのトランプまたは所定のデフォルトサイズの比率として表すことができる。一実施形態においては、第1の比率と第2の比率は同じである。別の実施形態においては、第1の比率と第2の比率は異なる。たとえば、第1および第2の比率は、共通カード30がホールカード28よりも大きく表示されるように定義することができる。
【0025】
一実施形態における図6、図7、および図8を参照すると、EPIA 24は、タッチスクリーンディスプレイ32など、別々のディスプレイデバイスを使用して実装されている。それぞれのディスプレイ32は、取り外し可能なモジュール34内に格納することができる。
【0026】
モジュール34は、完全に機能が整備されたコンピュータを組み込むことができる。このコンピュータは、Windows(登録商標)XPやWindows(登録商標)CE(双方とも、ワシントン州レドモンドのMicrosoft Corporationから市販されている)などのオペレーティングシステムを実行できるプロセッサを含む。一実施形態においては、モジュール34は、プレーヤのIDカード(図示せず)を読み取るためのカードリーダ36を含む。
【0027】
図示されている実施形態においては、モジュール34は、タッチスクリーンディスプレイ32がテーブルトップ20と平行になるようにテーブルトップ20内に取り付けられている。しかしタッチスクリーンディスプレイ32は、テーブルトップ20に対して角度をもたせて取り付けることもできる。あるいは、モジュール34を調整可能にして、タッチスクリーンディスプレイ32を見る角度を調整可能にすることもできる。
【0028】
一実施形態においては、中央ディスプレイエリア26は、LCD、またはプラズマモニタ、あるいは類似のデバイスなど、別個のディスプレイ内に実装される。
【0029】
テーブルトップの残りの部分は、フェルト、すなわちより具体的には、緑色、青色、または赤色のフェルトなどの生地で覆うことができる。その生地上には、ロゴ、ゲーム情報、またはその他の情報を印刷することができる。
【0030】
ある代替実施形態においては、EPIA 24および中央ディスプレイエリア26は、テーブルトップの大きな部分を占める単一のディスプレイ内に実装することができる。EPIA 24および中央ディスプレイエリア26は、仮想の境界線によってテーブルトップ20の残りの部分から分けて配置することができる。EPIA 24および中央ディスプレイエリア26の周囲のディスプレイのエリアを使用して、標準的なポーカーテーブルのテーブルトップに似せることができ、たとえば緑色のフェルトなど、生地のイメージを表示することができる。さらに、テーブルトップ20および/または電子プレーヤ対話エリア24上に、ロゴ、ゲーム情報、その他の情報、広告、お知らせ、画像、映像、あるいはその他の情報を表示し、回転させ、循環させ、あるいは一定の時間間隔にわたって表示することができる。
【0031】
以降で考察するように、システム10およびポーカーテーブル18は、電子的ではあるが、非電子的なポーカーテーブルを備えた標準的なポーカールームの全体的な感覚および雰囲気を伝え、保つように設計されている。それぞれの電子ポーカーテーブル18は、複数のポーカーチェア40によって囲まれている。ポーカーチェア40の数は、電子ポーカーテーブル18上のEPIA 24の数と等しい。
【0032】
図示されている実施形態において、とりわけ図6および図7を参照すると、ポーカーテーブル18は、楕円形の形状を有し、最大人数のプレーヤが着席することができる。たとえばポーカーテーブル18は、最大で7人、8人、9人、10人、あるいは11人のプレーヤが着席できるサイズとすることができるが、本発明は、いかなる特定のサイズのポーカーテーブルにも限定されるものではない。上述のように、テーブルトップは、EPIAと、(提供されている場合は)中央/共有ディスプレイエリアとの間が、緑色のフェルトや、その模擬形態などの生地によって覆われている。ポーカーテーブルは、1つまたは複数の基部42を含み、この基部42には、1つまたは複数の脚44が連結されている。脚44は、テーブルトップを支えている。手すりまたはバンパー46が、テーブルトップ20の外周を取り囲んでいる。
【0033】
特に図4および図5を参照すると、上述のように、システム10は、1つまたは複数の電子ポーカーテーブル18を含むことができる。本発明の一態様においては、ポーカーテーブル18は、たとえばイーサネット(登録商標)ネットワーク48を使用して、すべてネットワーク化される。1つまたは複数のサーバ50を使用して、システム10のための機能を提供することができる。たとえばサーバ50を使用して、さまざまな機能を実行することができ、それらの機能としては、下記のものが含まれるが、これらには限定されない。
−ゲーム上でテーブル18を始動および停止させること、
−データおよびプレーヤを追跡把握すること、
−現金を伴わずに賭けを行うこと、
−テーブルパラメータを定義および修正すること(テーブル18をオンにすること、およびオフにすること、テーブル18においてプレイされるポーカーゲームを設定すること、賭けのパラメータを設定することなどを含む)、
−(店の取り分、すなわちレーキを含む)ジャックポットを規定および管理すること、
−累積型のジャックポットを規定および管理すること、
−プレーヤのための電子待機リストを確立および管理すること、ならびにプレーヤをその電子待機リストから座席および/または特定のテーブルに割り振ること、ならびに
−トーナメントプレイを確立および管理すること(プレーヤの座席を割り振ること、テーブルをたたむことなどを含む)。
【0034】
特に図5を参照すると、一実施形態においては、それぞれのテーブル18は、10個のEPIA 24A〜24Jを含み、これらの電子プレーヤ対話エリア24は、コンピュータベースのモジュール34内に実装されている。各モジュール34は、Microsoft Windows(登録商標)XPやWindows(登録商標)CEなどのオペレーティングシステム上で作動または実行する。それぞれのモジュール34は、ネットワーク48を通じてサーバ50に接続されている。図示されているように、Windows(登録商標) XP上で作動するパーソナルコンピュータなど、別のコンピュータ52を、ネットワーク48を通じてサーバ50に接続することもできる。PC 52の主要な機能は、中央ディスプレイエリア26のコントロールおよび駆動とすることができる。
【0035】
一実施形態においては、サーバ50は、テーブル18のそれぞれの上でポーカーゲームを実行する。モジュール34の主要な機能は、EPIA 34を作動して、ユーザインターフェースを表示および作動することである。
【0036】
別の実施形態においては、ポーカーゲーム、またはポーカーゲームの一部をモジュール34および/またはコンピュータ52によって実行または作動することができる。
【0037】
本発明の別の態様においては、システム10は、プレーヤアカウントに基づく現金入出システムを実装する。システム10は、それぞれのプレーヤごとにユーザアカウントを作成する。プレーヤ用にアカウントが確立されると、そのプレーヤは、関連付けられたPIN(personal identification number)を有するPlayer Cardを発行される。プレーヤは、Player Cardを発行されると、自分のアカウントに入金することができる。Player Cardは、テーブル18におけるプレーヤを識別するために使用される。プレーヤは、現金をケージに持ち込むことによって自分のアカウントに入金することができ、ケージでは、現金が受け入れられ、プレーヤのアカウントに入金される。印刷されたレシートが、プレーヤに与えられ、またカジノ12によって保存される。電子チップをテーブル18へ持ち込むために、プレーヤは、座席に座り、自分のPlayer Cardを機械に通し、自分のPINを入力する。システム10は、プレーヤにそのプレーヤのアカウントの残高を知らせ、そのプレーヤがアカウントの残高のすべてまたは一部を電子チップに変換してゲームに持ち込むことができるようにする。
【0038】
特に図13Aを参照すると、ソフトウェアの観点から、システム10は、ゲームエンジン82、テーブルサーバ84、テーブルクライアント86、プレーヤクライアント88、テーブルマネージャー90、およびケージマネージャー92という6つのプログラムグループを使用して実装することができる。テーブルサーバ84は、ネットワーク通信、コントロール、および認証、ならびにテーブル間での機能(座席の予約、複数テーブルにわたるトーナメント)を実行する。ゲームエンジン82は、電子ポーカーゲームを管理し、すべてのゲーム機能、たとえば、電子トランプの一組を作成すること、配ること、賭けを行うこと、勝者を決定すること、およびポットを与えることを担当する。テーブルクライアント86は、中央ディスプレイエリア26のためのグラフィカルなコントロールである。プレーヤクライアント90は、EPIA 24のためのユーザインターフェースと、プレーヤの入力、およびそのプレーヤの入力テーブルクライアントサーバへの通信を取り込むためのロジックとを実装している。テーブルマネージャー88は、ユーザパラメータ、ネットワークパラメータ、およびゲームパラメータを設定するための、ゲームを開始、一時停止、および終了するための、ならびにゲームのアクティビティーをモニタして、システムまたはユーザが作成した警告に対応するためのユーザインターフェースを含む。ケージマネージャー92は、プレーヤアカウントを作成して入金するための、およびPlayer Cardを作成するための機能を提供する。
【0039】
図9および図10を参照すると、それぞれのEPIA 24は、プレーヤインターフェース54を実装している。プレーヤインターフェース54は、(上述のように)テーブルトップ20上に、またはモジュール34内に実装することができる。別の実施形態においては、プレーヤインターフェース54は、PDA(personal data assistant)などのハンドヘルドデバイス58上に実装することができる。
【0040】
プレーヤインターフェース52は、(図9および図10に示されているように)グラフィカルな性質のものとすることもでき、あるいはシンプルなテキストのフォーマットなど、その他の形態をとることもできる。一実施形態においては、EPIA 24は、電子ポーカーテーブル56のグラフィカルな表示や、テキストインターフェースなど、いくつかのプレーヤインターフェース52の間で選択を行うオプションをプレーヤに提供する。
【0041】
図9および図10に戻ると、一実施形態においては、プレーヤインターフェース54は、ポーカーテーブル56のグラフィカルな表示を含む。ポーカーゲーム内のそれぞれのプレーヤは、ユーザグラフィック/アイコン62によって表すことができ、このユーザグラフィック/アイコン62は、それらのプレーヤの名前、ならびにそれらのプレーヤのチップの合計を記載することができる。現在のハンドのポットは、チップの(1つまたは複数の)山64および/または現在のポットの値を表す数字66によって、ポーカーテーブル56の中央に表すことができる。ポットに対するそれぞれのプレーヤの拠出金額は、チップの(1つまたは複数の)山68および/またはそれらのプレーヤのユーザグラフィック62の隣の数字70によって表すことができる。
【0042】
プレーヤインターフェース54は、一連のプレーヤオプションボタン72、および一連のゲームボタン74を含むこともできる。プレーヤオプションボタン72は、たとえば着席ボタン72A、退席ボタン72B、およびオプションボタン72Cを含むことができる。一般に、いずれの時点においても、着席ボタン72Aおよび退席ボタン72Bのうちの一方のみがアクティブになる。オプションボタン72Cによって、プレーヤは、オプションメニュー/スクリーン(図示せず)にアクセスすることができ、このオプションメニュー/スクリーンによって、プレーヤは、たとえばプレーヤインターフェース54のさまざまなフォーマットの間で選択を行うことなどのために、プレーヤインターフェース54の特定のパラメータを修正することができる。一連のゲームボタン74によって、プレーヤは、ゲームのプレイ中に自分のゲームプレイに関する意思決定をシステム10に伝えることができる。ゲームボタン74は、フォルドボタン74A、コールボタン74B、およびレイズボタン74Cを含むことができる。これらは通常、ポーカーゲーム内でプレーヤの順番が来ているときにのみアクティブになる。一実施形態においては、ボタン72は、タッチスクリーンディスプレイデバイス32上に実装される。ある代替実施形態においては、ボタン72は、電気機械式のスイッチまたはボタン(図示せず)において具体化される。
【0043】
一実施形態においては、プレーヤインターフェース34は、コミュニティーカード30を含むこともできる。プレーヤインターフェース上に表示することができるその他の情報としては、いま順番が来ているプレーヤを示すインジケータ、それぞれのプレーヤごとのチップの合計、数字の面が上になっている他のプレーヤのすべてのカード、および/または広告などのプレーヤへのメッセージが含まれるが、これらには限定されない。
【0044】
本発明の別の態様においては、プレーヤインターフェース54は、電子トランプ76(図12を参照されたい)のうちの1つまたは複数のグラフィカルな表示を含む。それぞれの電子トランプ76は、表面76Aおよび裏面76Bを有する。それぞれのカードの裏面76Bは、裏面76Bを見ているときにカードを見分けることができないように同一のパターンまたはイメージを有する。電子トランプ76は通常、標準的なトランプの1セットすなわち一組のうちの1つである。この一組は、52枚のカードの標準的な一組とすることができ、それぞれのカードは、1つの値を有する。この値は、2つの構成要素であり、第1の構成要素は、2〜エースのうちの1つであり、第2の構成要素は、4つのトランプマーク(ハート、ダイヤ、クラブ、スペード)のうちの1つである。それぞれのカードの値は、それぞれのトランプ76の表面76A上に示されている。
【0045】
トランプの裏面76B上に表示されるイメージは、ロゴ、(所定のイメージのセットから選択された)無作為のイメージとすることもでき、あるいはプレーヤに向けた広告とすることもできる。このイメージは、映像を含むことができる。一実施形態においては、トランプの裏面76B上に表示されるイメージは、所定のイメージのセットの中で循環させることができる。このイメージは、ユーザによって選択可能とすることができ、このユーザは、プレーヤまたはカジノの従業員とすることができる。
【0046】
一実施形態においては、1つまたは複数の電子トランプ76は、電子ポーカーゲームにおけるプレーヤの(1つまたは複数の)ホールカードである。しかし電子76トランプは、プレーヤのカードをコントロール可能に表示する/隠すことが望ましいあらゆる種類の電子カードゲームにおいて使用することができる。したがって、以降では電子ポーカーゲームという状況の中で(より具体的には、Hold’emスタイルのポーカーゲームにおけるプレーヤのホールカードに関して)本発明を説明しているかもしれないが、本発明は、そのようなカードゲームに限定されるものではない。
【0047】
物理的なカードを用いたトランプゲームにおいて、プレーヤのカードが「数字の面を下にして」配られて他のどのプレーヤにも見られない場合に、プレーヤは、いくつかの方法で自分のカードを他のプレーヤから見えないようにしたままで、自分のカードを見ることができる。たとえばプレーヤは、カードを持ち上げて自分の体に近づけ、カードを広げ、カードを自分の両手で隠すことができ、したがってそのプレーヤのみが、自分のカードの数字の面を見ることができる。あるいはプレーヤは、数字の面を下にしてカードをテーブル上に残し、カードを自分の両手で隠しながら、1つの側面または角を持ち上げて、数字の面の少なくとも一部が見えるようにすることもできる。
【0048】
コントローラ(すなわち、モジュール34、パーソナルコンピュータ52、ハンドヘルドデバイス58、サーバ50、またはそれらの組合せのいずれか)は、プレーヤインターフェース54をコントロールし、すなわち、EPIA 24上に表示されるプレーヤインターフェース54の情報コンポーネントをコントロールし、(利用されている場合には)タッチスクリーンディスプレイデバイス32上の接触を検知し、それらの接触をトリガーの事象または接触の事象(以降を参照されたい)として解釈する。以降で考察するように、コントローラ24、52、58、50は、プレーヤの(1つまたは複数の)ホール電子トランプを表示することや見えなくすること(隠すこと)をコントロールすることができ、それによってプレーヤは、カードを他のプレーヤから見えないようにしながら、それらのカードをコントロール可能に表示し、見ることができる。したがってプレーヤは、まるで物理的なトランプを用いてプレイしているときのように、自分のカードを見せる前に、それらのカードを自分の片手または両手で隠す機会を有する。
【0049】
プレーヤの(1つまたは複数の)ホール電子トランプをコントロール可能に表示する/見えなくするためのシステムおよび方法は、2004年9月13日に出願された(特許文献26)に開示されており、これを参照によって本明細書に組み込む。
【0050】
本発明の一態様においては、それぞれのEPIA 24が、プレーヤに割り振られる。プレーヤがテーブル18の特定の座席に割り振られると、関連付けられているEPIA 24を非アクティブな状態またはロックされた状態にセットすることができ、割り振られたプレーヤの名前を表示することができる。EPIA 24がロックされると、割り振られたプレーヤは、EPIA 24にログインしなければならない(以降を参照されたい)。
【0051】
プレーヤがログインすると、EPIA 24はアクティブになり、プレーヤインターフェース54が表示される。また、EPIA 24がアクティブであるため、プレーヤは、テーブル12でプレイされているゲームに参加するか、または観戦するか、あるいはオプションボタン72Cを作動させることによって任意の利用可能なオプションを調整/修正することができる。
【0052】
上述のような一実施形態においては、EPIAは、別個のまたはモジュール式のコンピュータ34を使用して実装することができる。一実施形態においては、モジュール式のコンピュータ34は、ディスプレイ32を含み、このディスプレイは、タッチスクリーンディスプレイ34とすることができる。タッチスクリーンディスプレイは、ゲームのプレイに関する情報(テキストおよび/またはグラフィックス)を表示し、ユーザの入力用にEPIA 24上にボタンや選択可能なエリアを実装する。
【0053】
プレーヤは、EPIA 24を通じてシステム10またはテーブル18にログインすることができる。一実施形態においては、プレーヤは、プレーヤトラッキングカード(player tracking card)を使用してシステムにログインすることができる。プレーヤは、自分のプレーヤトラッキングカードをカードリーダ36に挿入するか、または通す。EPIA 10は、付属のキーパッド、またはタッチパッドディスプレイデバイス34上に実装されているキーパッドにPINを入力するように要求することもできる。別法として、または追加として、プレーヤは、センサおよびRFIDカードまたはチップによって感知される指紋などのバイオメトリックパラメータ(biometric parameter)を使用してログインすることができる。
【0054】
本発明の一態様においては、EPIA 24は、サウンド生成デバイスを含み、このサウンド生成デバイスは、EPIA 24に割り振られているプレーヤに聞こえるサウンドを生成するために使用される。サウンド生成デバイスは、イヤフォン、もしくはヘッドフォン、あるいは1つまたは複数のスピーカとして実装することができる。生成されたサウンドは、システムサウンドまたはプレーヤサウンドとして分類することができる。システムサウンドは、他のプレーヤおよびプレーヤ以外の人を含むすべての人によって聞かれることを意図しているサウンド、またはそのように聞かれることに適しているサウンドを含む。プレーヤサウンドは、そのプレーヤによって聞かれること(ただし、必ずしもそのプレーヤだけとは限らない)を意図しているサウンドを含む。システムサウンドの例としては、カードをシャッフルする音、カードを配る音、ポットにチップを投げ込む音を模したサウンドや、ジャックポットを勝ち取ったことに関連するサウンドを含むことができる。プレーヤサウンドは、プレーヤの順番の注意喚起や表示、あるいはゲームの制限時間が設けられている場合には、残っている時間や、時間がなくなりつつある旨の表示を含むことができる。プレーヤ専用サウンドは、そのプレーヤだけが聞くことのできるサウンド、またはそのプレーヤだけが聞くべきサウンドであり、そのプレーヤのホールカード、またはそのプレーヤの最も役の高いハンド、あるいはそのプレーヤのハンドに関する勝利の確率を表す聴覚に訴えるシグナルを示すことができる。
【0055】
本発明の別の態様においては、EPIA 24は、タッチスクリーンディスプレイデバイス32を介して実装することができる。これらのデバイス32は、1つのモジュール内で1つのコンピュータと一体化することができる。あるいは、これらのタッチスクリーンデバイス32は、別々のコンピュータ、もしくはテーブル18のコンピュータ52、またはサーバ50によってコントロールされる別々のデバイスとすることもできる。
【0056】
カジノのポーカールームなど、多くのゲーミング環境12においては、それぞれのポットの一部または一定割合は、ポーカーゲームを運営するための店へ回る。ポットのこの部分は、レーキとして知られている。一実施形態においては、現在のポットに対応するレーキの金額は、それぞれのEPIA 24上に表示される。レーキは、金額として表示することができ、電子チップのグラフィカルな表示を含むことができる。
【0057】
本発明の一態様においては、システム10は、電子チップおよび電子トランプの双方を利用する。一実施形態においては、EPIA 24は、チップのグラフィカルな表示、および/またはテーブルにおけるそれぞれのプレーヤに残っているチップの総額を示す金額を含むことができる。さらにEPIA 24は、チップのグラフィカルな表示、および/または現在のポットを示す金額を含むことができる。ポットは、ポーカーテーブルのグラフィカルな表示の中央に表示することができる。
【0058】
一実施形態においては、それぞれのEPIA 24は、コミュニティーカードのグラフィカルな表示をポーカーテーブルのグラフィカルな表示の中央に含むこともできる。他のプレーヤのカードのグラフィカルな表示を(現在のハンドの最中には数字の面を下にして、ハンドの終わりには数字の面を上にして)表示することもできる。
【0059】
上述のように、システム10は、プレーヤが、開いているEPIA 24に、または自分が割り振られたEPIA 24にログインするように要求することができる。このログインは、(上述のように)さまざまな方法で行うことができる。しかしプレーヤのIDが確立されると、そのプレーヤは、プレーヤアカウントにアクセスし、アカウントの残高を使用してチップを購入することができる。さらに、テーブルにおけるプレーヤのプレイに関する情報を追跡把握して、プレーヤのアカウントに記録することができる。
【0060】
EPIA 18には、(上述のような)サウンドまたはその他のシグナルをプレーヤに提供するためのイヤまたはヘッドフォンを提供することができる。
【0061】
本発明の一態様においては、(上述のような)EPIA 24によって提供されるサウンドは、模擬音声を使用して提供される。
【0062】
本発明の一態様においては、このシステムは、「TITO」(すなわち、Ticket−In Ticket−Out。以降を参照されたい)などのキャッシュレスシステムを利用することができる。
【0063】
一実施形態においては、システム10は、それぞれのプレーヤがプレーヤアカウントを有することを要求する。プレーヤアカウントは、関連付けられた残高を有することができ、この残高は、プレーヤによって預けられた資金の額に基づく金額、および/またはポーカーもしくはその他の何らかのゲームを通じてプレーヤが集めたすべての獲得金額を含む。プレーヤは、EPIA 24によって識別されると、金額をダウンロードし、プレイするためのチップを購入することができる。
【0064】
あるいは(たとえばバーコードを備えた)チケット、磁気カード、RFIDカード、またはその他の何らかのメディア(これらをTICKETと総称する)をEPIA 24、テーブル18内に、またはキオスクにおいて挿入することができる。TICKETは、その上に印刷および/またはコード化されている、あるいはシステム10内のTICKETに関連付けられている関連する値を有することができる。
【0065】
さらにプレーヤは、テーブル18を離れようと決めると、自分が持っている残りのすべてのチップをすぐに換金して、自分のプレーヤアカウントに保管し、および/または新たなTicketを作成することができる。
【0066】
本発明の別の態様においては、それぞれのEPIA 24は、いま行為を行う順番は誰であるかを表示することができる。EPIA 24に割り振られているプレーヤの順番である場合には、EPIA 24は、そのプレーヤの順番の隣に、またはEPIA 24上の任意の場所に、アイコンなどの適切なシグナル、ビープ音や音楽的な発信音などのサウンド、および/または音声メッセージを提供することができる。別のプレーヤの順番である場合には、EPIA 24は、誰の順番であるかを、アイコンおよび/または点滅する文字によって、たとえばそのプレーヤの順番の隣に表示することができる。
【0067】
上述のように、EPIA 24は、一式のプレーヤオプションボタン72を含み、これらのプレーヤオプションボタン72によって、プレーヤは、自分の順番の最中に、賭けを行うこと、フォルドすること、コールすることなどの適切なアクションを起こすことができる。一実施形態においては、EPIA 24は、プレイしているゲームのルールを前提として、それらのボタン72のうちで現在の順番の最中に適したものだけをアクティブにする。たとえば、特定のゲームに関して最大限度のレイズが既に行われている場合には、賭けすなわちレイズボタンは非アクティブになる。さらに、そのプレーヤの順番ではないときには、ボタン72のすべてが非アクティブになる。
【0068】
上述のように、それぞれの座席またはEPIA 24は、特定のプレーヤに割り振られる。プレーヤには、待ち行列システムを使用して電子待ち行列の座席を割り振ることもでき、あるいはシステム10を使用してカジノの従業員によって割り振りを行うこともできる。しかし状況によっては、プレーヤは、座席を替えること、または別のテーブルへ移ることを望むかもしれない。たとえば、別の1人または複数のプレーヤがテーブルを去って、そのテーブルに少数のプレーヤが残り、プレーヤが、その少数のプレーヤとテーブルでプレイしたくない場合には、そのプレーヤは、EPIA 24を通じて別の座席の割り振りを要求することができる。
【0069】
本発明は、(上述のように)プレーヤのホールカードを表示する方法および/または見えなくする方法を含む。追加として、または別個に、EPIA 24は、プレーヤの現在のハンドおよびコミュニティーカードに基づいて勝利の確率の表示を提供するように適合することができる。勝利の確率は、文字によって、たとえば55%といった具合に、および/またはグラフィカルに、たとえば円グラフや棒グラフによって表示することができる。勝利の確率は、ホールカードに関連付けられている同じトリガー事象を使用してトリガーし、表示することができる。あるいは、EPIA 24上の別の場所に触れる事象など、別個のトリガー事象を使用して、勝利の確率を表示することもできる。
【0070】
本発明は、(上述のように)プレーヤのホールカードを表示する方法および/または見えなくする方法を含む。追加として、または別個に、EPIA 24は、プレーヤの現在のハンドおよびコミュニティーカードに基づいてそのプレーヤの現在の最も役の高いハンドの表示を提供するように適合することができる。最も役の高いハンドは、文字によって、たとえばツーペアといった具合に、および/またはグラフィカルに、その最も役の高いハンドを構成する5枚のカードの絵によって表示することができる。最も役の高いハンドは、ホールカードに関連付けられている同じトリガー事象を使用してトリガーし、表示することができる。あるいは、EPIA 24上の別の場所に触れる事象など、別個のトリガー事象を使用して、最も役の高いハンドを表示することもできる。
1.表面弾性波タッチスクリーン技術を利用すること
2.マルチタッチタッチスクリーン技術を利用すること
3.プレーヤ不在特徴:プレーヤが、ボタンを押して、ゲームから一時的に離脱することを可能にする。足りないブラインドを考慮に入れてプレーヤをゲームに戻すためのセキュアなプロセス。
4.ゲームのユーザカスタマイズ可能なビュー:ゲームの多くのビューを可能にする、およびユーザが、好ましいビューを選択することを可能にする方法。
5.スピーカと一体化される
6.1つまたは複数の賭けオプションのプレーヤ事前選択を隠す方法:ポーカーは、順次的なゲームである。プレーヤが、プレーヤの順番が来るのに先立って、どのような行為を行いたいかが分かる状況が、存在する。プレーヤの順番が来るのに先立って、プレーヤがその決定を行うことを、近くに着席しているプレーヤらがその行為を観察できる形で許すことは、一部のプレーヤらに不公平な利点をもたらし、他のプレーヤらにはそのような利点をもたらさない。この特徴は、プレーヤが、プレーヤのホールカードを観察しながら、事前選択を行うことを、他のプレーヤらが、その事前選択を観察することができないような形で可能にする。
7.ライブのビデオ、および事前記録されたビデオを表示する能力
【0071】
II.ポーカーデーブル−全般
上述のように、ポーカーテーブル18は、1つまたは複数のEPIA 24を含むことができる。たとえば、それぞれのポーカーテーブルは、11個の座席を有することができ、最大で11人のプレーヤを収容することができる。それぞれのEPIA 24は、IVに記載されている特徴のうちの1つまたは複数を有することができる。
【0072】
上述のような一実施形態においては、EPIAは、別個のまたはモジュール式のコンピュータ34を使用して実装することができる。一実施形態においては、モジュール式のコンピュータ34は、ディスプレイ32を含み、このディスプレイ32は、タッチスクリーンディスプレイ34とすることができる。タッチスクリーンディスプレイは、ゲームのプレイに関する情報(テキストおよび/またはグラフィックス)を表示し、ユーザの入力用にEPIA 24上にボタンや選択可能なエリアを実装する。
【0073】
一実施形態においては、モジュール式のコンピュータ34は、ディスプレイ32を含み、このディスプレイ32は、タッチスクリーンディスプレイ34とすることができる。タッチスクリーンディスプレイは、ゲームのプレイに関する情報(テキストおよび/またはグラフィックス)を表示し、ユーザの入力用にEPIA 24上にボタンや選択可能なエリアを実装する。
【0074】
本発明の一態様においては、テーブル18は、テーブルサウンド生成デバイスを含み、このテーブルサウンド生成デバイスは、プレーヤに聞こえるサウンドを生成するために使用される。テーブルサウンド生成デバイスは、テーブル18に一体化して取り付けられた1つまたは複数のスピーカ上に実装することができる。あるいはテーブルサウンド生成デバイスは、それぞれのEPIA 24に隣接した、またはそれぞれのEPIA 24と一体化した1つまたは複数のスピーカを含むこともできる。一般に、このサウンド生成デバイスは、あらゆるプレーヤが聞くのに適したシステムサウンドやプレーヤサウンドを再生する。
【0075】
たとえばシステムサウンドは、カードをシャッフルする音、カードを配る音、ポットにチップを投げ込む音を模したサウンド、ジャックポットを勝ち取ったことに関連するサウンドを含むことができる。プレーヤサウンドは、プレーヤの順番の注意喚起や表示、あるいはゲームの制限時間が設けられている場合には、残っている時間や、時間がなくなりつつある旨の表示を含むことができる。一般にプレーヤ専用サウンドは、プレーヤサウンド生成デバイスを通じては再生されない。
【0076】
本発明の一実施形態において、ポーカーテーブル18は、中央ディスプレイエリア26を含む。上述のように、個々のEPIA 24A〜24Jが、特定のプレーヤ対話エリア24A〜24Jに割り振られたプレーヤに直接ゲーム情報を伝達するために、およびプレーヤからの対話や入力を遂行するためのプレーヤユーザインターフェースを実装するために使用される。中央/共有ディスプレイエリア26は、すべてのプレーヤに情報を表示するために使用される。
【0077】
共通カード30は、中央/共通ディスプレイエリア26内に表示される。
【0078】
一実施形態において、中央ディスプレイエリア26は、LCD、またはプラズマモニタ、あるいは類似のデバイスなど、別個のディスプレイ38内に実装される。テーブルトップの残りの部分は、フェルト、すなわちより具体的には、緑色、青色、または赤色のフェルトなどの生地で覆うことができる。その生地上には、ロゴ、ゲーム情報、またはその他の情報を印刷することができる。
【0079】
上述のように、共通カード30は、ホールカード26よりも大きなサイズで表示され、第1の所定の比率で表示され、共通カード30は、第2の所定の比率で表示される。この第1および第2の所定の比率は、標準的なサイズのトランプまたは所定のデフォルトサイズの比率として表すことができる。一実施形態においては、第1の比率と第2の比率は同じである。別の実施形態においては、第1の比率と第2の比率は異なる。たとえば、第1および第2の比率は、共通カード30がホールカード28よりも大きく表示されるように定義することができる。
【0080】
ある代替実施形態においては、EPIA 24および中央ディスプレイエリア26は、テーブルトップの大きな部分を占める単一のディスプレイ内に実装することができる。EPIA 24および中央ディスプレイエリア26は、仮想の境界線によってテーブルトップ20の残りの部分から分けて配置することができる。EPIA 24および中央ディスプレイエリア26の周囲のディスプレイのエリアを使用して、標準的なポーカーテーブルのテーブルトップに似せることができ、たとえば緑色のフェルトなど、生地のイメージを表示することができる。さらに、テーブルトップ20上に、ロゴ、ゲーム情報、その他の情報、広告、お知らせ、画像、映像、あるいはその他の情報を表示し、回転させ、循環させ、あるいは一定の時間間隔にわたって表示することができる。
【0081】
通常、LCDやプラズマモニタなどのディスプレイは、長方形の形状をしている。図6および図7に示されているように、オーバーレイは、テーブルトップ20と一体化することができ、切り抜き部を含むことができる。オーバーレイは、ディスプレイの外縁部を覆っている。ディスプレイのうち、切り抜き部の中側の部分だけが見えている。図示されている実施形態においては、切り抜き部は、楕円形などの形状を有し、これは、テーブルの形状に類似している。
【0082】
上述のように、レーキは、ポーカーゲームを運営するための店へ回るそれぞれのポットの一部または一定割合と定義される。ポットのこの部分は、レーキとして知られている。一実施形態においては、現在のポットに対応するレーキの金額は、中央ディスプレイエリア26上に表示される。レーキは、金額として表示することができ、電子チップのグラフィカルな表示を含むことができる。
【0083】
本発明の別の態様においては、中央ディスプレイエリア26は、いま行為を行う順番は誰であるかを表示することができる。一実施形態においては、中央ディスプレイエリア26は、アイコンなどの適切なシグナル、たとえば矢印やその他のシンボル、ビープ音や音楽的な発信音などのサウンド、および/または音声メッセージを提供することができる。プレーヤの順番のこの表示は、EPIA 24上の表示に追加して行うことができる。
【0084】
ポーカーのハンドの最中には、人間のディーラーを伴う標準的なポーカーテーブルにおいてさえ、トランプが配られる秩序および賭けが行われる秩序のために、プレーヤのうちの1人が「ディーラー」として指定される。本発明の一態様においては、中央ディスプレイエリア26は、現在のハンドに関して、どのプレーヤが「ディーラー」に指定されているかの表示を提供することができる。一実施形態においては、中央ディスプレイエリア26は、アイコンなどの適切なシグナル、たとえば矢印やその他のシンボルを提供することができる。プレーヤの順番のこの表示は、EPIA 24上の表示に追加して行うことができる。
【0085】
上述のように、ホールカード28は、それぞれのEPIA 24上に数字の面を下にして表示され、共通カードは、中央ディスプレイエリア26内に表示される。一態様においては、共通カード30は、ホールカード28よりも大きなサイズで表示される。
【0086】
一実施形態において、ホールカード28は、第1の所定の比率で表示され、共通カード30は、第2の所定の比率で表示される。この第1および第2の所定の比率は、標準的なサイズのトランプまたは所定のデフォルトサイズの比率として表すことができる。一実施形態においては、第1の比率と第2の比率は同じである。別の実施形態においては、第1の比率と第2の比率は異なる。たとえば、第1および第2の比率は、共通カード30がホールカード28よりも大きく表示されるように定義することができる。
【0087】
本発明の一態様においては、テーブル18は、プレーヤのためにTexas Hold’emなどのポーカーゲームを提供する。一実施形態においては、提供されるポーカーゲームは、制限時間を設けたゲームであり、すなわちプレーヤは、所定の時間間隔を有し、その中でそれぞれの順番を完了させる。たとえばプレーヤは、それぞれの順番を完了させるために1分間という所定の時間を有する。あるいは時間間隔は、基づいてさまざまなものとすることができ、たとえば1回目の順番は、1分間の完了時間を有することができ、その一方で2回目の順番は、それよりも短いまたは長い完了時間を有することができる。あるいは、それぞれのプレーヤは、時間の蓄えを有することができる。それぞれの順番を完了させるために使用された時間は、各々の時間の蓄えから差し引くことができる。
【0088】
本発明の別の態様においては、中央ディスプレイ38を使用して、広告メッセージを表示することができる。これらの広告メッセージは、カジノまたは第三者からのものとすることができ、グラフィックス、画像、アニメーション、映像、および/または音声からなることができる。この広告は、中央ディスプレイ38上の特定の場所に提示することができ、時間に基づいて変更すること、すなわち一式の広告メッセージの間で循環させることができる。
1.中央ディスプレイエリア26上でブラインドを表示すること、および/またはアニメ化すること
2.中央ディスプレイエリア26上でコミュニティーカードを表示すること、および/またはアニメ化すること
3.中央ディスプレイエリア26上で賭け金およびプレーヤチップの山を表示すること、および/またはアニメ化すること
4.中央ディスプレイエリア26上にフォルドしたプレーヤ、およびフォルドしていないプレーヤを示すこと
5.中央ディスプレイエリア26上で勝利のハンドを表示すること、およびアニメ化すること
6.中央ディスプレイエリア26が、別個のスピーカの必要性を解消するトランスデューササウンド放出技術を利用すること
7.残りのすべてのプレーヤのカードがさらされた、たとえば、残りのすべてのプレーヤが参加している状況において、勝利のハンドの確率を中央ディスプレイエリア26上で表示すること
【0089】
特に図13Bを参照すると、一実施形態においては、ゲームエンジン82が、ゲームコンピュータ94上で実施または実行される。電子ポーカーテーブル18が、スタンドアロンのテーブル18である場合には、その電子ポーカーテーブル18は、自前のゲームコンピュータ94を含むことができる。あるいはゲームコンピュータ94は、サーバ50とすることができ、このサーバ50は、複数の電子ポーカーテーブル18にネットワーク接続することができる。
【0090】
一実施形態においては、ゲームエンジン82は、RNG(すなわちrandom number generator、図示せず)を含む。電子ポーカーゲームのそれぞれのハンドの始まりには、RNGを使用して、52枚の電子カードの一組をシャッフルし、その一組の順序を決定する。プレーヤのうちの1人が、ディーラーとして指定される。
【0091】
ポーカーテーブル18がTexas Hold’emをプレイしている場合には、ディーラーの左のプレーヤ(通常は、ディーラーボタンによって指定される)は、「ビッグブラインド(Big Blind)」として知られ、ビッグブラインドの左のプレーヤは、「リトルブラインド(Little Blind)」として知られている。ハンドの始まりには、ビッグブラインドとして知られるプレーヤは、所定の金額、たとえば1ドル、5ドル、あるいは10ドルをポットに納めなければならない。この金額もまた、ビッグブラインドとして知られている。リトルブラインドとして知られるプレーヤも、所定の金額、通常はビッグブラインドの1/2をポットに納めなければならない。この金額もまた、リトルブラインドとして知られている。通常、ゲームエンジン82は、ビッグブラインドおよびリトルブラインドをそれぞれのプレーヤの山から自動的に差し引き、ポットに追加する。
【0092】
それらのブラインドが納められると、ゲームコンピュータ82は、2枚のカード、すなわちプレーヤのホールカードを、数字の面を下にして、それぞれのプレーヤに配る。これらのカードは、数字の面を下にして、それぞれのプレーヤのEPIA 24上に表示される。上述のように、それぞれのプレーヤは、自分のホールカードをコントロール可能に見ることができる。
【0093】
ホールカードが配られると、ゲームコンピュータ82が、ベッティングラウンドを管理する。最初のベッティングラウンドは、リトルブラインドの左のプレーヤから開始する。一般に、それぞれのプレーヤは、ゲームボタン74の形態で選択の適切なセットを与えられる。一実施形態においては、ゲームボタン74は、プレーヤの順番の最中にのみ表示される。さらに、プレイしているポーカーゲームのルールに従って、適切なゲームボタン74のみが表示される。
【0094】
最初のベッティングラウンドの後には、3枚のコミュニティーカード、すなわち「フロップ」が、ゲームコンピュータ82によって数字の面を上にして配られ、表示される。一実施形態においては、コミュニティーカードは、図示されているように、それぞれのEPIA 24内に表示される。中央ディスプレイエリア26が使用されている場合には、コミュニティーカードは、別法として、または追加として、その上に表示することができる。
【0095】
この後に、2回目のベッティングラウンドが続く。2回目のベッティングラウンドの後には、4枚目のコミュニティーカード、すなわち「ターン」が、ゲームコンピュータ82によって配られ、その後には、3回目のベッティングラウンドが続く。
【0096】
3回目のベッティングラウンドの後には、5枚目かつ最後のコミュニティーカード、すなわち「リバー」が、数字の面を上にして配られる。この後には、4回目かつ最後のベッティングラウンドが続く。最後のベッティングラウンドの後に複数のプレーヤが残っている場合には、最も役の高いハンドを有するプレーヤが、そのハンドの勝者に決定する。
【0097】
最初のベッティングラウンドから3回目のベッティングラウンドのいずれかの後に、1人のプレーヤのみが残った場合には、その残ったプレーヤが、自動的に勝者に決定する。コミュニティーカードのうちの1枚または複数が配られていないため、上述のように、それぞれのEPIA 24上のラビットボタン(rabbit button)72Dがアクティブになるか、または表示される。
【0098】
本発明の一態様においては、システム10内のポーカーテーブル18は、ネットワーク化されて、1つまたは複数のサーバ50に接続される。サーバ50は、プレーヤを追跡把握すること、チケットで出入りして(現金を伴わずに)賭けを行うこと、プレーヤを特定のテーブルの座席に割り振ること、トーナメントプレイ、(テーブルをオンにすること、およびオフにすること、ならびにテーブルパラメータを修正することを含む)テーブルのセットアップ、および累積型のジャックポットを実施するために、および容易にするために使用することができる。それぞれのテーブル18は、1つまたは複数のEPIA 24を有することができる。ポーカーテーブル18およびEPIAは、VI.AおよびVI.Bで説明する特徴のうちの1つまたは複数を有することができる。
【0099】
さらに、さらなる特徴および/または機能を提供するために、その他のデバイスをサーバ50に接続することができる。たとえば、待ち行列システムを提供ことができる(以降を参照されたい)。このシステムは、この機能を実行する別個のコンピュータを使用して、実装することができる。この別個のコンピュータは、このシステムのその他の特徴または機能を実行することもできる。しかし、いくつかのシステムにおいては、これらのさらなる特徴または機能は、少なくとも部分的に、(1つまたは複数の)サーバ50によって提供することができるという点に留意されたい。
【0100】
本発明の一態様においては、サーバ50が、ゲームを運営する。すなわちサーバ50は、トランプを電子的に「シャッフル」すること、カードを配ること、プレーヤの順番をコントロールすること、プレーヤの入力を受け取ること、ならびにしかるべく行動すること、ポットを追跡把握すること、管理すること、および与えること、レーキを追跡把握することなどを行う。ゲームのデータは、データベース内に記憶される。それぞれの入力、賭け、プレイなどは、データベース内に記憶される。
【0101】
本発明の一態様においては、サーバ50は、インターフェースを提供し、このインターフェースによって、カジノの許可または指定された従業員などのユーザは、新たなテーブル18をセットアップすること、または既存のテーブル18のパラメータを修正することができる。このインターフェースは、サーバ50上に、またはサーバ50にネットワーク接続されている別のデバイス上に実装することができる。
【0102】
このインターフェースは、テーブルをオン/オフにする機能、および許可される賭け金の額、プレイするゲーム、レーキなど、ゲームのパラメータを変更する機能という特徴のうちの1つまたは複数を提供することができる。
【0103】
本発明の一態様においては、上述のように、システム10は、データベース内のそれぞれの取引、賭け、配られたカードを追跡把握する。システム10はまた、それぞれのテーブル10でプレイしているプレーヤを追跡把握する。この情報は、データベース内に保存し、集約し、任意の多くの形態の報告フォーマットで提示することができる。プレーヤ、ゲーム、およびそれぞれのハンドがどのようにプレイされるかに関するあらゆる情報を追跡把握することができる。この利用可能なデータは、特定の1人または複数のプレーヤがプレイした1つのテーブルまたはすべてのゲームに関する(1時間あたりの)ポーカーのハンドの頻度を割り出すために、または、たとえばプレーヤどうしの間における共謀を検知するために分析することもできる。
【0104】
上述のように、一実施形態においては、あらゆるプレーヤは、EPIA 24にログインしてテーブル18でポーカーをプレイするためには、プレーヤのクラブに所属し、割り当てられたプレーヤIDカードを所有しなければならない。それぞれのプレーヤは、プレーヤを追跡把握するクラブ内にアカウントを有する。追跡把握するクラブ内におけるプレーヤのアカウントは、ポーカーをプレイするためにプレーヤが有する利用可能な現金すなわち資金の金額を追跡把握する。プレーヤのアカウントはまた、賭けた金額および勝った金額を含めて、ポーカーテーブル18におけるプレーヤのプレイを追跡把握する。
【0105】
システム10は、ジャックポット、すなわち累積型のジャックポットを、複数のハンドおよび/または複数のテーブルによって生み出すこと、ならびに複数のハンドおよび/または複数のテーブルにわたって勝ち取ることを可能にする。累積型のジャックポットは、含まれているテーブルにおいて賭けた金額および/または勝ち取った金額に基づいて増えることができる。累積型のジャックポットは、所定の一式の条件のもとで勝ち取られるまで、増え続けることができる。あるいは、所定の時間間隔にわたってのみまで有効とすることもできる。ジャックポットを勝ち取るための条件は、その時間間隔の終わりに1人または複数のプレーヤによって勝ち取られることである。
【0106】
システム10は、累積型のジャックポットを複数の方法で入金できるようにする。累積型のジャックポットが入金される方法は、サーバ50またはその他のデバイス上のコンピュータプログラムアプリケーションを通じて入金することとすることができる。たとえば累積型のジャックポットは、毎回のポット、1回おきのポット、またはn回に1回のポットから所定の割合を取ることによって入金することができる。
【0107】
累積型のジャックポットの金額は、中央ディスプレイ38および/またはリモートディスプレイ上に表示することができる。
【0108】
累積型のジャックポットは、特定の定義可能な条件のもとで、および/または特定の事象、すなわちマーケティングの事象のために、無作為に開始することができる。累積型のジャックポットは、(複数のハンドにわたる)単一のハンド、所定の時間間隔にわたって1つのテーブルにおける、または複数のハンドにわたる所定の数のハンドなどとすることができる。
8.累積型、サイドベット(side−bet)型、ダブルアップ(Double−Up)型、ミステリー(Mystery)型、および他の多くのジャックポット技術が、スロットマシンに関連して周知である。それらの技術を、自動化されたポーカーテーブルと組み合わせて適用する方法およびシステム。
9.EPIA内に対政府報告フォームを表示すること
本発明の別の態様においては、あるプレーヤによってジャックポットが勝ち取られると、もしくはそのプレーヤがログアウトすると、またはいずれかの勝者が所定の金額を超えると、あるいはその他の任意の適切な時点で、1つまたは複数の対政府報告フォームをそのプレーヤに対してそのプレーヤのEPIA 24上に提示することができる。このフォームは、(許容される場合には)プレーヤの電子署名を受け入れることができ、あるいはプレーヤにその必要性を知らせて、そのフォームを記入できる場所へプレーヤを導くこともできる。このデバイスは、パーソナルコンピュータ、ノート型コンピュータ、またはタブレットコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ、PDA、あるいはその他の適切なデバイスとすることができる。
【0109】
本発明の一態様においては、複数のテーブルを管理するためにカジノの1人または複数の従業員を割り当てることができる。これらの従業員のうちの1人は、(提供されている場合には)待ち行列システムを管理することができる。これらの従業員にさまざまな機能を提供する、サーバにネットワーク接続されたデバイスを提供することができる。このデバイスは、ダッシュボードアプリケーション(dashboard application)を提供し、このダッシュボードアプリケーションによって、従業員は、テーブル18のさまざまな側面を管理することができる。
【0110】
本発明の一態様においては、従業員は、テーブルの現在の状態に関連したさまざまなデータを見ることができ、そうしたデータとしては、プレーヤ、ポット、賭けの情報、共通カードなどが含まれるが、それらには限定されない。
【0111】
従業員は、たとえば直接の問合せ、またはEPIA 24を通じて行われた問合せに応答して、複数のプレーヤどうしの間における共謀の証拠を探すために、追跡把握されているデータを見ることができる。たとえば従業員は、特定のテーブルにおいて複数の人物が同じ時間にプレイする習慣を有するかどうかを判断し、それらの人物が許されない共謀を働いているという証拠を提供するような何らかのパターンがプレイ内に認められるかどうかを判断することができる。
【0112】
本発明の一態様においては、それぞれのEPIA 24は、カジノの特定の従業員を呼び出すボタンや、そうした従業員を指示するボタンをプレーヤに提供することができる。たとえばプレーヤは、飲み物を注文するようにホスト/ホステスに要求することができる。さらにプレーヤは、テーブル18において発生した、または発生している何か、たとえば共謀の可能性を従業員が確かめるように要求することができる。これは、匿名で行うことができる。
【0113】
上述のように、プレーヤがテーブル18を管理することを可能にするデバイスは、従業員がプレーヤを特定のテーブルおよび/または座席および/またはEPIA 24に自動的にまたは手動で割り振ることを可能にすることもできる。
【0114】
一実施形態においては、サーバ50は、中央ディスプレイ38上の広告をコントロールする。広告は、EPIA 24、および/またはポーカーテーブル18に関連付けられているリモートディスプレイ上に提供することもできる。サーバ50は、広告の内容、頻度、および/または循環をコントロールすることができる。
【0115】
本発明の一態様においては、プレーヤは、1つまたは複数のハンドの最中にプレイを差し控えるか、またはテーブルから立って、1つまたは複数のハンドの最中にプレイしないでおくことができる。しかし通常、プレーヤは、次のハンドをプレイしようと決めた場合には、休んだハンドごとに、所定の金額、すなわち「足りないブラインド」を現在のポットに支払う義務を負う。一実施形態においては、プレーヤが1つまたは複数のハンドには参加しないと決めた場合には、システム10は、休んだハンドの回数を追跡把握し、プレーヤが別のハンドをプレイしようと決めると、休んだハンドの回数にブラインドを乗じた数に等しい金額を自動的に差し引く。
【0116】
上述のように、システム10は、あらゆる取引、配られたカードや、プレイされたカード、賭け金などをデータベース内に記録する。これによって、システム10は、いかなるエラーからも回復して、ゲームを同じ状態に戻すことができる。
【0117】
システム10によって、トーナメントプレイが容易になる。トーナメントには、所定の数のプレーヤを有する所定の数のテーブル18が含まれる。バイイン、たとえば100ドルが必要となる。通常、プレーヤは、自分の資金をすべて失うと、トーナメントから敗退する。
【0118】
所定のルールのもとで、プレーヤをトーナメントに登録し、テーブルの座席に割り振ることができる。プレイの最中に、所定のルールのもとで、テーブルをたたむことができ、プレーヤをその他のテーブルに割り振ることができる。システム10は、下記の特徴のうちの1つまたは複数を提供することによって、トーナメントを容易にする。
a)登録
b)トーナメントの情報を追跡把握すること
c)中央ディスプレイおよび/またはリモートディスプレイ上にトーナメントの情報を表示すること
d)トーナメントのセットアップ、たとえばバイイン
e)再度のバイイン
f)トーナメントのジャックポット、現金、または別のトーナメント(特定のトーナメントまたは有効期限)に参加するための参加バウチャ
g)テーブルをたたむためのプロセス
(1)テーブルをたたむ旨のメッセージ
(2)新たな座席の割り振りを伝える
(3)たたむ順序を決定する
(4)たたむ順序を表示する
h)他のテーブル、および他のテーブルのプレーヤの状況に関する情報を表示すること
i)トーナメント中に個々のテーブルに関して1時間あたりのハンドをモニタして調整するためのシステム:ポーカートーナメントの最中には、それぞれのテーブルがプレイする1時間あたりのハンドが他のすべてのテーブルとほぼ同じ数になることが重要である。これは、ゲームを一時停止すること、および/または一時停止せずにゲームの進行を遅くすることによって達成することができる。
j)複数の場所にわたるトーナメント
k)トーナメント支払表、およびトーナメントにおけるプレーヤの最終的な位置に基づいてトーナメントの獲得金額をプレーヤに自動的に支払うためのシステム。
10.ブラインドの自動的ポスティング、およびブラインド/足りないブラインドの自動的ポスティングをオンやオフにする方法
11.ポット制限賭け構造およびポット無制限賭け構造において、許される賭け金額を自動的に計算するための方法
12.プレーヤの数、ポットの金額、時間帯、ゲームのタイプ、および/またはその他の基準に基づいてレーキを自動的に変更すること
13.個々のプレーヤにレーキ割り引きを申し出る能力
14.1つの座席から同一のテーブルの別の座席に、または別のテーブルにプレーヤを移動させること:座席を移ることを余儀なくされる(「移らなければならない」)、または移ることを所望する状況が、存在する。この特徴は、1つの座席から別の座席へのプレーヤ情報の自動的な通知および移動を提供する。
15.複数の自動化されたポーカーテーブルの単一サイトおよびマルチサイトのネットワーキングおよび管理を可能にするデータベースおよびネットワークのアーキテクチャ
16.プレーヤ統計を追跡把握して、報告すること:インターネットを介して表示するデータおよび方法、および/またはプレーヤが、プレーヤの前のプレイ統計を分析する他の方法。別の実施形態において、表示のデートおよび方法を利用して、所与のゲームに関して、および/または所与の期間にわたってプレーヤランク付けが決定される
17.インターネットまたは自動音声応答ユニットなどのリモート接続を介してライブのテーブルおよび/またはトーナメントに関する利用可能なテーブルおよびレジスタを見る能力
18.オプションが、プレイの速度(カードをシャッフルすること、カードを配ること、カードを棄てること、賭けることなどの速度など)を調整する
19.アカウントからテーブルに金を電子的に振り替えること
20.金を別に電子的に振り替えること
21.「キャッシュカード」を使用して、金をテーブルに持って来ること
22.オペレータが、あらゆるテーブルの詳細を見る能力
23.オペレータが、あらゆるプレーヤの詳細を見る能力
【0119】
本発明の一態様においては、システム10によってリモートゲームまたは仮想ゲームを提供することができる。このリモートゲームまたは仮想ゲームは、ワイヤレスデバイス上で提供することもでき、また所定の場所でプレイすることもできる。
【0120】
仮想ゲームは、EPIA 24を通じて提供することもできる。たとえばポーカープレーヤは、自分の順番が来ていないときに、この仮想ゲームまたはリモートゲームをプレイすることができる。この仮想ゲームまたはリモートゲームは、別のポーカーのハンドとすることができ、そのテーブルで、または他のテーブルで、他のプレーヤとプレイすることもでき、あるいは仮想プレーヤとプレイすることもできる。あるいは、このリモートゲームまたは仮想ゲームは、その他のタイプのゲームとすることもでき、そうしたゲームとしては、ブラックジャック、キノ、スロットマシンなどが含まれるが、これらには限定されない。
【0121】
EPIA 24やその他の端末上でその他のカジノゲームを実行することに加えて、システムは、カジノ中のその他のゲーミングデバイス上で実行することができる。たとえば、仮想ポーカーゲームを既存の電子ビンゴ端末や電子レースブック端末上で実行することができる。
【0122】
図14Aおよび図14Bを参照すると、電子待機リストを確立することにより、ポーカールーム14内の電子ポーカーテーブル18A〜18Jにおける空きを埋める待ち行列システム1400が、提供される。上述のように、ポーカールーム14は、好ましくは、様々なベッティング規定、たとえば、無制限、ポット制限、2/4、10/20などを伴う、様々な電子ポーカーゲームタイプ、たとえば、Texas Hold’em、Omaha、Seven Card Studに対応するために適合された複数の電子ポーカーテーブル18A〜18Jを含む。待ち行列システム1400は、提供される電子ポーカーゲームタイプのそれぞれに関して電子待機リストを確立するように適合されることが可能である。図示される一実施形態においては、10のEPIA 24A〜24Jが、電子ポーカーテーブル18A〜18Jのそれぞれにおいて含められる。EPIA 24A〜24Jは、待ち行列システム1400の一部を形成する。
【0123】
待ち行列システム1400は、待ち行列インターフェース1404を含む。図14Cにおいては、待ち行列インターフェース1404は、第1の新たなプレーヤ1401を電子待機リストに載せるための、モニタ1404と、キーボード1408と、カード読み取り装置1410とを有するコンピュータとして示されている。この実施形態においては、カード読み取り装置1410は、第1の新たなプレーヤ1401の、プレーヤトラッキングカード、アカウントカードなどのID(身分証明)カードを読み取るのに使用される。同様に、待ち行列インターフェース1404は、IDカードを読み取ることに関連して、第1の新たなプレーヤ1401のPIN(personal identification number)を処理するために使用される。また、バイオメトリックスキャナまたはRFID(無線周波数識別)デバイスなどの、個人を識別することに関して知られている他の入力デバイスも、使用されることが可能である。さらなる諸実施形態においては、待ち行列インターフェース1404は、電子待機リスト上に第1の新たなプレーヤ1401を載せるための、タッチスクリーンキオスク、Webベースの登録システム、または電話登録システムを含む。複数のディスプレイデバイス1402が、電子待機リストを表示するのに使用されることが可能である。たとえば、より大型のディスプレイデバイスが、離れた場所で表示されてもよい。
【0124】
図14Bを再び参照すると、サーバコンピュータ30は、複数のEPIA 24A〜24J、および待ち行列インターフェース1404に接続されている。サーバコンピュータ30は、複数のEPIA 24A〜24Jを電子的に監視し、複数のEPIA 24A〜24Jのうちの1つにおける空きを電子的に検出し、空きを検出すると、その空いた複数のEPIA 24A〜24Jに第1の新たなプレーヤ1401を自動的かつ電子的に割り振るようにプログラミングされる。一実施形態においては、複数のEPIA 24A〜24Jのそれぞれが、サーバコンピュータ30にネットワーク接続されたコンピュータ34を含む。サーバコンピュータ30は、空いたEPIA 24A〜24Jのコンピュータ34によってサーバコンピュータ30に送信された電子信号を受信することにより、空いたEPIA 24A〜24Jを検出するようにプログラミングされる。電子信号は、たとえば、プレーヤが、プレーヤのEPIA 24A〜24Jをログオフした際に生成されることが可能である。
【0125】
注意喚起デバイス1412が、空きについて第1の新たなプレーヤ1401に注意喚起するのに使用される。注意喚起デバイス1412は、ディスプレイ、スピーカ、人間のホスト、ブザー、または以上の任意の組み合わせを含むことが可能である。図14Aおよび図14Bにおいては、注意喚起デバイス1412は、サーバコンピュータ30と電子通信している。その実例では、注意喚起デバイス1412は、第1の新たなプレーヤ1401の名前またはID番号を自動的に表示するディスプレイを含むことが可能であり、あるいは注意喚起デバイス1412は、サーバコンピュータ30に電子的にリンクされて(好ましくは、無線で)、サーバコンピュータ30が、空きを検出して、空いたEPIA 24A〜24Jを第1の新たなプレーヤ1401に割り振ると、ブザーが振動する、またはブーンという音を立てることが可能である。
【0126】
やはり図14Aおよび図14Bを参照すると、タイマ1414が、空きについて第1の新たなプレーヤ1401に注意喚起を行うと始まる期間を測定するのに使用されることが可能である。その実例では、第1の新たなプレーヤ1401は、空きについて注意喚起された後、空いたEPIA 24A〜24Jにログオンする時間限度を有する。第1の新たなプレーヤ1401が、その時間限度内にログオンしない場合、サーバコンピュータ30は、電子待機リスト上の第2の新たなプレーヤに空いたEPIA 24A〜24Jを割り振り変更するようにプログラミングされる。
【0127】
サーバコンピュータ30は、複数の電子ゲームタイプを監視するようにプログラミングされることが可能であり、待ち行列インターフェース1404は、その複数の電子ゲームタイプのそれぞれに関して電子待機リスト上に複数の新たなプレーヤを載せるように適合されることが可能である。複数のゲームタイプが、同一の場所、たとえば、ポーカールーム14内でプレイされることが可能であり、あるいは別々の場所が、各ゲームタイプに関して利用されることが可能である。いずれにしても、待ち行列システム1400は、それらのゲームタイプのそれぞれに関する電子待機リスト上に複数の新たなプレーヤを載せることができることが可能である。図14Cにおいては、ポーカールーム14は、5つの電子ポーカーテーブル18を有して、それらの電子ポーカーテーブル18のうちの2つだけが、ゲーミングのために利用されて示されている。
【0128】
図14Dおよび図14Eを参照して、待ち行列システム1400の操作および使用の方法を、第1の新たなプレーヤ1401に関連して、次に説明する。最初に、ポーカールーム14が、現在のプレーヤで満員になっている。それらの現在のプレーヤのそれぞれは、プレーヤインターフェース54を使用して、そのプレーヤのそれぞれのEPIA 24A〜24Jにログオンするように要求される。実際、現在のプレーヤは、ネットワークにログオンして、プレーヤのEPIA 24A〜24Jが占有されていることを示す電子信号をサーバコンピュータ30に送信する。現在のプレーヤのそれぞれが、何らかの資格でログオンすることを要求することにより、サーバコンピュータ30は、いずれのEPIA 24A〜24Jが占有されており、いずれのEPIA 24A〜24Jが空いているかを電子的に監視する。
【0129】
EPIA 24A〜24Jのそれぞれが、現在のプレーヤのうちの1人によって占有されている状態で、ステップ1430で、第1の新たなプレーヤ1401が、電子待機リスト上に載せられる。上述のように、これは、いくつかの仕方で、たとえば、IDカード読み取り装置1410/PINを入力すること、バイオメトリックスキャナ、タッチスクリーンキオスク、Webベースの登録、電話機などで達せられることが可能である。タッチスクリーン1416が、3つの異なる電子待機リストにアクセスするためのタッチ選択可能ボタン群1418を含む、タッチスクリーンキオスクの実施例が、図14Gに示されている。1つは、Texan Hold’Em用であり、1つは、Omaha用であり、1つは、Seven Card Stud用である。それらのボタン1418のいずれかが選択されると、第1の新たなプレーヤ1401は、プレーヤの名前をそれぞれの電子待機リスト上に載せるのに必要とされる情報を入力するように促される。プレーヤ1401は、単に、カード読み取り装置にプレーヤ1401のIDカードを通すように、かつ/またはプレーヤ1401のPINを入力するように促されてもよく、プレーヤ1401は、バイオメトリックをスキャンするように促されてもよく、あるいはプレーヤ1401は、単に、プレーヤ1401の名前を入力するように促されてもよい。
【0130】
図14Dを再び参照すると、ステップ1432で、待ち行列システム1400が、次に、EPIA 24A〜24Jを監視して、現在のプレーヤのうちの1人が、そのプレーヤのEPIA 24A〜24Jを空けた場合(または空いたEPIA 24A〜24Jが、既に存在する場合)を判定する。好ましくは、空きは、複数の現在のプレーヤが、プレーヤインターフェース54を使用して、プレーヤのそれぞれのEPIA 24A〜24Jからログオフすると、ステップ1434で、サーバコンピュータ30によって検出される。これにより、その空いたEPIA 24A〜24Jが、第1の新たなプレーヤ1401に提供される。基本的に、空きを検出するステップは、ログオフを検出するステップを含む。ログオフが検出されると、その空きに対応する別の電子信号が、その空いたEPIA 24A〜24Jのコンピュータからサーバコンピュータ30に送信される。
【0131】
その電子信号が、サーバコンピュータ30によって受信されると、ステップ1436で、第1の新たなプレーヤ1401が、その空いたEPIA 24A〜24Jに自動的に割り振られる。空いたEPIA 24A〜24Jが割り振られると、ステップ1414で、第1の新たなプレーヤ1401が、電子待機リストから削除され、次いで、ステップ1440で、その空きについて注意喚起される。上述のように、注意喚起は、ブザー、ディスプレイ、スピーカなどの形態であることが可能である。探し出されると、第1の新たなプレーヤ1401は、ステップ1442で、その空いたEPIA 24A〜24Jにログオンする。もちろん、上述した時間限度が、実施されている場合、第1の新たなプレーヤ1401は、その時間限度が満了する前に、空いたEPIA 24A〜24Jにログオンするように要求される。さもなければ、時間限度が満了した場合、待ち行列システム1400は、その空いたEPIA 24A〜24Jを第2の新たなプレーヤに割り振り変更する。以上の一連の事象は、図14Eにおいて最も良く示されている。図14Eを参照すると、タイマ1414は、空きについて第1の新たなプレーヤ1401に注意喚起した後に、ステップ1444およびステップ1445で開始し、作動する。ステップ1446で、測定された時間が、時間限度と比較される一方で、同時に、ステップ1447で、第1の新たなプレーヤ1401が、空いたEPIA 24A〜24Jにログオンしたかどうかを、サーバコンピュータ30が絶えず監視する。時間限度を超えた場合、ステップ1448で、第1の新たなプレーヤ1401に対する注意喚起は、取り消され、ステップ1450で、第2の新たなプレーヤが、その空いたEPIA 24A〜24Jに割り振られる。他の諸実施形態においては、時間限度は、空いたEPIA 24A〜24Jを割り振ってから、第1の新たなプレーヤ1401が、空いたEPIA 24A〜24Jにログオンするまでの間に測定される。
【0132】
図14Fおよび図14Gを参照すると、第1の新たなプレーヤ1401は、複数の電子ゲームタイプに対応する複数の電子待機リスト上に載せられることが可能である。その場合、待ち行列システム1400は、第1の新たなプレーヤ1401が、複数の電子待機リスト上にリストアップされていることを認識するように適合され、第1の新たなプレーヤ1401を空いたEPIA 24A〜24Jに自動的に割り振った後、第1の新たなプレーヤ1401は、複数の電子待機リストのそれぞれから削除される。特に図14Gを参照すると、ディスプレイデバイス群1402も、複数の電子待機リストのそれぞれを表示するように適合されることが可能である。
【0133】
待ち行列システム1400のさらなる実施形態においては、第1の新たなプレーヤ1401は、EPIA 24A〜24Jのうちの1つにおいて既にログオンされている現在のプレーヤであることが可能である。その実例では、EPIA 24A〜24Jのそれぞれは、現在のプレーヤが、プレイしながら、他のゲームタイプに関する電子待機リスト上に自身を載せることを可能にする待ち行列インターフェース1404を有して構成される。
【0134】
待ち行列システム1400のさらなる実施形態において、現在のプレーヤには、現在の電子ポーカーテーブル18A〜18Jにおける空けられたEPIA 24A〜24Jに対する選好も与えられる。現在のプレーヤのうちの1人は、プレーヤのEPIA 24A〜24J上に表示されたオプション(図示せず)を介して、電子ポーカーテーブル18A〜18Jにおける新たなEPIA 24A〜24Jを要求することにより、その選好を行使することができる。そのオプションが選択された場合、サーバコンピュータ30が、プレーヤの電子ポーカーテーブル18A〜18Jにおける空いたEPIA 24A〜24Jを検出すると、現在のプレーヤには、プレーヤの電子ポーカーテーブル18A〜18Jにおける空いたEPIA 24A〜24Jを受け入れる、所定の時間限度、たとえば、60秒が与えられる。60秒の遅延の後、その空いたEPIA 24A〜24Jは、上述した方法に従って、電子待機リスト上の第1の新たなプレーヤ1401に自動的に割り振られる。
【0135】
本発明の別の実施形態において、待ち行列インターフェースは、カジノの従業員などのユーザが、電子待機リストを無視して、別のプレーヤを空いた電子プレーヤ対話エリアに割り振ることを可能にする。その別のプレーヤは、選好されるプレーヤ、VIP、予約を有するプレーヤ、または他の同様なプレーヤであることが可能である。
【0136】
上述の教示に照らせば、本発明の多くの修正形態および変形形態が可能であることは明らかである。本発明は、添付の特許請求の範囲内に具体的に記載されている以外の方法で実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【0137】
【図1】本発明の一実施形態による、1つまたは複数の電子ポーカーテーブル上で電子ポーカーゲームを提供するためのシステムを示す概略図である。
【図2】本発明の一実施形態による、図1の電子ポーカーテーブルのテーブルトップを示す略図である。
【図3】本発明の別の実施形態による、図1の電子ポーカーテーブルのテーブルトップを示す略図である。
【図4】本発明の一実施形態による、図1のシステムを示すブロック図である。
【図5】本発明の一実施形態による、電子ポーカーテーブルの要素を含む図1のシステムを示す第2のブロック図である。
【図6】本発明の一実施形態による電子ポーカーテーブルを示す概略図である。
【図7】図6の電子ポーカーテーブルを示す上面図である。
【図8】本発明の一実施形態による、図6の電子ポーカーテーブルの1つのモジュールを示す概略図である。
【図9】本発明の一実施形態による、図1のシステムの電子プレーヤ対話エリア上に表示される第1のスクリーンショットを示す図である。
【図10】本発明の一実施形態による、図1のシステムの電子プレーヤ対話エリア上に表示される第2のスクリーンショットを示す図である。
【図11】ハンドヘルドデバイスにおいて具体化される図1のシステムの電子プレーヤ対話エリアを示す図である。
【図12】電子トランプの表面および裏面を示す図である。
【図13A】本発明のシステムのソフトウェアコンポーネントを示すブロック図である。
【図13B】本発明の一実施形態による、電子ポーカーゲームを提供するためのシステムを示す簡略化されたブロック図である。
【図14A】本発明の待ち行列システムのブロック図である。
【図14B】図14Aの待ち行列システムの第2のブロック図である。
【図14C】本発明の待ち行列システムを備えたポーカールームを示す透視図である。
【図14D】本発明の一実施形態による、ゲーミングテーブルにおける空きを埋める方法を示すブロック図である。
【図14E】図14Dの方法を示す第2のブロック図である。
【図14F】待ち行列システムの待ち行列インターフェース上に表示される第1のスクリーンショットを示す図である。
【図14G】待ち行列システムのディスプレイを示す図である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子待機リストを確立することによって第1の新たなプレーヤで電子ゲーミングテーブルにおける空きを埋める方法であって、
前記第1の新たなプレーヤを前記電子待機リスト上に載せるステップと、
複数の電子ゲーミングテーブルにおける複数の電子プレーヤ対話エリアを監視するステップと、
前記複数の電子プレーヤ対話エリアを監視しながら、前記複数の電子プレーヤ対話エリアのうちの1つにおける空きを検出するステップと、
前記空きを検出したことに応答して、前記電子待機リスト上に載せられた前記第1の新たなプレーヤを前記空いた電子プレーヤ対話エリアに自動的に割り振るステップとを含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記空きを検出したことに応答して、前記空きに対応する電子信号を、サーバコンピュータを有するネットワークに送信するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記複数の電子ゲーミングテーブルのそれぞれにおいて電子ゲームを管理するステップを含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記電子ゲームを管理する前記ステップは、電子カードおよび電子チップを使用して、前記複数の電子ゲーミングテーブルのそれぞれにおいて電子カードゲームを管理するステップをさらに含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記複数の電子プレーヤ対話エリアのそれぞれにおいて、複数の現在のプレーヤのそれぞれが、前記複数の電子プレーヤ対話エリアにログオンして、前記電子ゲームをプレイすることを可能にするプレーヤインターフェースを提供するステップを含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記複数の電子プレーヤ対話エリアのそれぞれに関してコンピュータを提供して、前記プレーヤインターフェースを提供するステップを含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記複数の電子プレーヤ対話エリアを監視する前記ステップは、前記複数の電子プレーヤ対話エリアへの前記複数の現在のプレーヤのそれぞれのプレーヤのログオンを電子的に監視するステップをさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記複数の現在のプレーヤのうちの1人が、前記プレーヤインターフェースを使用して、そのプレーヤのそれぞれの電子プレーヤ対話エリアからログオフすることを可能にして、前記空いた電子プレーヤ対話エリアを提供するステップを含むことを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記空きを検出する前記ステップは、前記ログオフを検出するステップをさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記電子信号を送信する前記ステップは、前記空いた電子プレーヤ対話エリアの前記コンピュータから前記サーバコンピュータに前記電子信号を送信するステップをさらに含むことを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記空きについて前記第1の新たなプレーヤに注意喚起するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記第1の新たなプレーヤが、前記空いた電子プレーヤ対話エリアにログオンすることを可能にするステップを含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記空きについて前記第1の新たなプレーヤに注意喚起してから、前記第1の新たなプレーヤが、前記空いた電子プレーヤ対話エリアにログオンするまでの間の時間限度を確立するステップを含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記第1の新たなプレーヤが、前記確立された時間限度内に前記空いた電子プレーヤ対話エリアにログオンしない場合、前記空いた電子プレーヤ対話エリアを第2の新たなプレーヤに割り振り変更するステップを含むことを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記確立された時間限度を超えた場合、前記電子待機リストから前記第1の新たなプレーヤを削除するステップを含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記第1の新たなプレーヤを前記空いた電子プレーヤ対話エリアに自動的に割り振ると、前記電子待機リストから前記第1の新たなプレーヤを削除するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記電子待機リスト上に前記第1の新たなプレーヤを載せるステップは、前記第1の新たなプレーヤの身元証明カードを読み取り、前記第1の新たなプレーヤのPIN(personal identification number)を処理するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項18】
前記電子待機リスト上に前記第1の新たなプレーヤを載せる前記ステップは、識別子およびPIN(personal identification number)をコンピュータ端末装置に入力するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記電子待機リスト上に前記第1の新たなプレーヤを載せる前記ステップは、Webベースの登録システムを使用して、前記電子待機リストの前記第1の新たなプレーヤを載せるステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項20】
前記電子待機リスト上に前記第1の新たなプレーヤを載せる前記ステップは、複数の電子ゲームタイプのうちの1つに対応する複数の電子待機リストの1つのリスト上に前記第1の新たなプレーヤを載せることとしてさらに定義されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項21】
前記複数の電子ゲームタイプのそれぞれに対応する前記複数の電子待機リストの各リスト上に前記第1の新たなプレーヤを載せるステップを含むことを特徴とする請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記第1の新たなプレーヤを前記空いた電子プレーヤ対話エリアに自動的に割り振った後、前記複数の電子待機リストのそれぞれから前記第1の新たなプレーヤを削除するステップを含むことを特徴とする請求項21に記載の方法。
【請求項23】
複数のディスプレイデバイス上で前記複数の電子待機リストのそれぞれを表示するステップを含むことを特徴とする請求項21に記載の方法。
【請求項24】
前記電子待機リスト上に前記第1の新たなプレーヤを載せる前記ステップは、前記第1の新たなプレーヤが、前記複数の電子ゲーミングテーブルの1つにおいてプレイしながら、前記第1の新たなプレーヤが、前記複数の電子プレーヤ対話エリアの1つにおいて前記電子待機リスト上に自身を載せることを可能にするステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項25】
前記第1の新たなプレーヤを前記空いた電子プレーヤ対話エリアに自動的に割り振る前記ステップは、同一の電子ゲーミングテーブルにおける別の電子プレーヤ対話エリアにおいてプレイしながら、前記空いた電子プレーヤ対話エリアを前記空いた電子プレーヤ対話エリアとして要求する選好を現在のプレーヤに与えるステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項26】
ユーザが、前記電子待機リストを無視して、別のプレーヤを前記空いた電子プレーヤ対話エリアに割り振ることを可能にするステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項27】
電子待機リストを確立することによって第1の新たなプレーヤで電子ゲーミングテーブルにおける空きを埋めるためのシステムであって、
複数の現在のプレーヤによって使用されるための複数の電子プレーヤ対話エリアと、
第1の新たなプレーヤを前記電子待機リスト上に載せるための待ち行列インターフェースと、
前記複数の電子プレーヤ対話エリアおよび前記待ち行列インターフェースにネットワーク接続されて、前記複数の電子プレーヤ対話エリアを監視するため、前記複数の電子プレーヤ対話エリアの1つにおける空きを検出するため、および前記空きを検出したことに応答して、前記第1の新たなプレーヤを前記空いた電子プレーヤ対話エリアに自動的に割り振るためにプログラミングされたサーバコンピュータを含むネットワークとを含むことを特徴とするシステム。
【請求項28】
複数の電子ゲーミングテーブルを含み、前記複数の電子プレーヤ対話エリアが、前記複数の電子ゲーミングテーブルに配置されていることを特徴とする請求項27に記載のシステム。
【請求項29】
前記複数の電子ゲーミングテーブルのそれぞれは、前記電子プレーヤ対話エリアが、前記電子ゲーミングテーブルの周辺に配置されて、中央ディスプレイエリアと、プレイ面とを含み、前記複数の電子プレーヤ対話エリアのそれぞれは、前記現在のプレーヤのそれぞれと対話するためのプレーヤインターフェースを提供し、前記中央ディスプレイエリアは、前記現在のプレーヤに情報を表示するために、前記電子ゲーミングテーブルの中央位置に配置されることを特徴とする請求項28に記載のシステム。
【請求項30】
前記サーバコンピュータは、電子カードおよび電子チップを使用して、前記複数の電子ゲーミングテーブルのそれぞれにおいて電子カードゲームを管理するためにプログラミングされることを特徴とする請求項28に記載のシステム。
【請求項31】
前記複数の電子プレーヤ対話エリアのそれぞれは、コンピュータを含み、前記サーバコンピュータは、前記空いた電子プレーヤ対話エリアの前記コンピュータによって送信された電子信号を受信することにより、前記空きを検出するようにプログラミングされることを特徴とする請求項30に記載のシステム。
【請求項32】
前記空きについて前記第1の新たなプレーヤに注意喚起するための注意喚起デバイスを含むことを特徴とする請求項27に記載のシステム。
【請求項33】
前記注意喚起デバイスは、ディスプレイ、スピーカ、人間のホスト、ブザー、または以上の任意の組み合わせを含むことを特徴とする請求項32に記載のシステム。
【請求項34】
前記空きについて前記第1の新たなプレーヤに注意喚起すると開始する期間を測定して、前記第1の新たなプレーヤが、前記空きについて注意喚起されてから、前記空いた電子プレーヤ対話エリアへのログオンまで、ある時間限度を有するようにするためのタイマを含み、前記サーバコンピュータは、前記時間限度を超えた場合、前記電子待機リスト上の第2の新たなプレーヤに前記空いた電子プレーヤ対話エリアを割り振り変更するようにプログラミングされることを特徴とする請求項32に記載のシステム。
【請求項35】
前記待ち行列インターフェースは、前記第1の新たなプレーヤの身元証明カードを読み取るための読み取り装置と、前記第1の新たなプレーヤのPIN(personal identification number)を処理するためのコンピュータとを含むことを特徴とする請求項27に記載のシステム。
【請求項36】
前記待ち行列インターフェースは、入力デバイスを有するコンピュータ端末装置を含むことを特徴とする請求項27に記載のシステム。
【請求項37】
前記待ち行列インターフェースは、Webベースの登録システムを含むことを特徴とする請求項27に記載のシステム。
【請求項38】
前記サーバコンピュータは、複数の電子ゲームタイプを監視するためにプログラミングされ、前記待ち行列インターフェースは、前記複数の電子ゲームタイプのそれぞれに関する電子待機リスト上に複数の新たなプレーヤを載せるために適合されることを特徴とする請求項27に記載のシステム。
【請求項39】
前記複数の電子ゲームタイプのそれぞれに関する前記電子待機リストを表示するための少なくとも1つのディスプレイデバイスを含むことを特徴とする請求項27に記載のシステム。
【請求項40】
前記待ち行列インターフェースは、ユーザが、前記電子待機リストを無視して、別のプレーヤを前記空いた電子プレーヤ対話エリアに割り振ることを可能にすることを特徴とする請求項27に記載のシステム。
【請求項1】
電子待機リストを確立することによって第1の新たなプレーヤで電子ゲーミングテーブルにおける空きを埋める方法であって、
前記第1の新たなプレーヤを前記電子待機リスト上に載せるステップと、
複数の電子ゲーミングテーブルにおける複数の電子プレーヤ対話エリアを監視するステップと、
前記複数の電子プレーヤ対話エリアを監視しながら、前記複数の電子プレーヤ対話エリアのうちの1つにおける空きを検出するステップと、
前記空きを検出したことに応答して、前記電子待機リスト上に載せられた前記第1の新たなプレーヤを前記空いた電子プレーヤ対話エリアに自動的に割り振るステップとを含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記空きを検出したことに応答して、前記空きに対応する電子信号を、サーバコンピュータを有するネットワークに送信するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記複数の電子ゲーミングテーブルのそれぞれにおいて電子ゲームを管理するステップを含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記電子ゲームを管理する前記ステップは、電子カードおよび電子チップを使用して、前記複数の電子ゲーミングテーブルのそれぞれにおいて電子カードゲームを管理するステップをさらに含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記複数の電子プレーヤ対話エリアのそれぞれにおいて、複数の現在のプレーヤのそれぞれが、前記複数の電子プレーヤ対話エリアにログオンして、前記電子ゲームをプレイすることを可能にするプレーヤインターフェースを提供するステップを含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記複数の電子プレーヤ対話エリアのそれぞれに関してコンピュータを提供して、前記プレーヤインターフェースを提供するステップを含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記複数の電子プレーヤ対話エリアを監視する前記ステップは、前記複数の電子プレーヤ対話エリアへの前記複数の現在のプレーヤのそれぞれのプレーヤのログオンを電子的に監視するステップをさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記複数の現在のプレーヤのうちの1人が、前記プレーヤインターフェースを使用して、そのプレーヤのそれぞれの電子プレーヤ対話エリアからログオフすることを可能にして、前記空いた電子プレーヤ対話エリアを提供するステップを含むことを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記空きを検出する前記ステップは、前記ログオフを検出するステップをさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記電子信号を送信する前記ステップは、前記空いた電子プレーヤ対話エリアの前記コンピュータから前記サーバコンピュータに前記電子信号を送信するステップをさらに含むことを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記空きについて前記第1の新たなプレーヤに注意喚起するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記第1の新たなプレーヤが、前記空いた電子プレーヤ対話エリアにログオンすることを可能にするステップを含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記空きについて前記第1の新たなプレーヤに注意喚起してから、前記第1の新たなプレーヤが、前記空いた電子プレーヤ対話エリアにログオンするまでの間の時間限度を確立するステップを含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記第1の新たなプレーヤが、前記確立された時間限度内に前記空いた電子プレーヤ対話エリアにログオンしない場合、前記空いた電子プレーヤ対話エリアを第2の新たなプレーヤに割り振り変更するステップを含むことを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記確立された時間限度を超えた場合、前記電子待機リストから前記第1の新たなプレーヤを削除するステップを含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記第1の新たなプレーヤを前記空いた電子プレーヤ対話エリアに自動的に割り振ると、前記電子待機リストから前記第1の新たなプレーヤを削除するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記電子待機リスト上に前記第1の新たなプレーヤを載せるステップは、前記第1の新たなプレーヤの身元証明カードを読み取り、前記第1の新たなプレーヤのPIN(personal identification number)を処理するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項18】
前記電子待機リスト上に前記第1の新たなプレーヤを載せる前記ステップは、識別子およびPIN(personal identification number)をコンピュータ端末装置に入力するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記電子待機リスト上に前記第1の新たなプレーヤを載せる前記ステップは、Webベースの登録システムを使用して、前記電子待機リストの前記第1の新たなプレーヤを載せるステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項20】
前記電子待機リスト上に前記第1の新たなプレーヤを載せる前記ステップは、複数の電子ゲームタイプのうちの1つに対応する複数の電子待機リストの1つのリスト上に前記第1の新たなプレーヤを載せることとしてさらに定義されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項21】
前記複数の電子ゲームタイプのそれぞれに対応する前記複数の電子待機リストの各リスト上に前記第1の新たなプレーヤを載せるステップを含むことを特徴とする請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記第1の新たなプレーヤを前記空いた電子プレーヤ対話エリアに自動的に割り振った後、前記複数の電子待機リストのそれぞれから前記第1の新たなプレーヤを削除するステップを含むことを特徴とする請求項21に記載の方法。
【請求項23】
複数のディスプレイデバイス上で前記複数の電子待機リストのそれぞれを表示するステップを含むことを特徴とする請求項21に記載の方法。
【請求項24】
前記電子待機リスト上に前記第1の新たなプレーヤを載せる前記ステップは、前記第1の新たなプレーヤが、前記複数の電子ゲーミングテーブルの1つにおいてプレイしながら、前記第1の新たなプレーヤが、前記複数の電子プレーヤ対話エリアの1つにおいて前記電子待機リスト上に自身を載せることを可能にするステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項25】
前記第1の新たなプレーヤを前記空いた電子プレーヤ対話エリアに自動的に割り振る前記ステップは、同一の電子ゲーミングテーブルにおける別の電子プレーヤ対話エリアにおいてプレイしながら、前記空いた電子プレーヤ対話エリアを前記空いた電子プレーヤ対話エリアとして要求する選好を現在のプレーヤに与えるステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項26】
ユーザが、前記電子待機リストを無視して、別のプレーヤを前記空いた電子プレーヤ対話エリアに割り振ることを可能にするステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項27】
電子待機リストを確立することによって第1の新たなプレーヤで電子ゲーミングテーブルにおける空きを埋めるためのシステムであって、
複数の現在のプレーヤによって使用されるための複数の電子プレーヤ対話エリアと、
第1の新たなプレーヤを前記電子待機リスト上に載せるための待ち行列インターフェースと、
前記複数の電子プレーヤ対話エリアおよび前記待ち行列インターフェースにネットワーク接続されて、前記複数の電子プレーヤ対話エリアを監視するため、前記複数の電子プレーヤ対話エリアの1つにおける空きを検出するため、および前記空きを検出したことに応答して、前記第1の新たなプレーヤを前記空いた電子プレーヤ対話エリアに自動的に割り振るためにプログラミングされたサーバコンピュータを含むネットワークとを含むことを特徴とするシステム。
【請求項28】
複数の電子ゲーミングテーブルを含み、前記複数の電子プレーヤ対話エリアが、前記複数の電子ゲーミングテーブルに配置されていることを特徴とする請求項27に記載のシステム。
【請求項29】
前記複数の電子ゲーミングテーブルのそれぞれは、前記電子プレーヤ対話エリアが、前記電子ゲーミングテーブルの周辺に配置されて、中央ディスプレイエリアと、プレイ面とを含み、前記複数の電子プレーヤ対話エリアのそれぞれは、前記現在のプレーヤのそれぞれと対話するためのプレーヤインターフェースを提供し、前記中央ディスプレイエリアは、前記現在のプレーヤに情報を表示するために、前記電子ゲーミングテーブルの中央位置に配置されることを特徴とする請求項28に記載のシステム。
【請求項30】
前記サーバコンピュータは、電子カードおよび電子チップを使用して、前記複数の電子ゲーミングテーブルのそれぞれにおいて電子カードゲームを管理するためにプログラミングされることを特徴とする請求項28に記載のシステム。
【請求項31】
前記複数の電子プレーヤ対話エリアのそれぞれは、コンピュータを含み、前記サーバコンピュータは、前記空いた電子プレーヤ対話エリアの前記コンピュータによって送信された電子信号を受信することにより、前記空きを検出するようにプログラミングされることを特徴とする請求項30に記載のシステム。
【請求項32】
前記空きについて前記第1の新たなプレーヤに注意喚起するための注意喚起デバイスを含むことを特徴とする請求項27に記載のシステム。
【請求項33】
前記注意喚起デバイスは、ディスプレイ、スピーカ、人間のホスト、ブザー、または以上の任意の組み合わせを含むことを特徴とする請求項32に記載のシステム。
【請求項34】
前記空きについて前記第1の新たなプレーヤに注意喚起すると開始する期間を測定して、前記第1の新たなプレーヤが、前記空きについて注意喚起されてから、前記空いた電子プレーヤ対話エリアへのログオンまで、ある時間限度を有するようにするためのタイマを含み、前記サーバコンピュータは、前記時間限度を超えた場合、前記電子待機リスト上の第2の新たなプレーヤに前記空いた電子プレーヤ対話エリアを割り振り変更するようにプログラミングされることを特徴とする請求項32に記載のシステム。
【請求項35】
前記待ち行列インターフェースは、前記第1の新たなプレーヤの身元証明カードを読み取るための読み取り装置と、前記第1の新たなプレーヤのPIN(personal identification number)を処理するためのコンピュータとを含むことを特徴とする請求項27に記載のシステム。
【請求項36】
前記待ち行列インターフェースは、入力デバイスを有するコンピュータ端末装置を含むことを特徴とする請求項27に記載のシステム。
【請求項37】
前記待ち行列インターフェースは、Webベースの登録システムを含むことを特徴とする請求項27に記載のシステム。
【請求項38】
前記サーバコンピュータは、複数の電子ゲームタイプを監視するためにプログラミングされ、前記待ち行列インターフェースは、前記複数の電子ゲームタイプのそれぞれに関する電子待機リスト上に複数の新たなプレーヤを載せるために適合されることを特徴とする請求項27に記載のシステム。
【請求項39】
前記複数の電子ゲームタイプのそれぞれに関する前記電子待機リストを表示するための少なくとも1つのディスプレイデバイスを含むことを特徴とする請求項27に記載のシステム。
【請求項40】
前記待ち行列インターフェースは、ユーザが、前記電子待機リストを無視して、別のプレーヤを前記空いた電子プレーヤ対話エリアに割り振ることを可能にすることを特徴とする請求項27に記載のシステム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13A】
【図13B】
【図14A】
【図14B】
【図14C】
【図14D】
【図14E】
【図14F】
【図14G】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13A】
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【図14A】
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【図14C】
【図14D】
【図14E】
【図14F】
【図14G】
【公表番号】特表2008−512185(P2008−512185A)
【公表日】平成20年4月24日(2008.4.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−531207(P2007−531207)
【出願日】平成17年8月30日(2005.8.30)
【国際出願番号】PCT/US2005/030764
【国際公開番号】WO2006/031430
【国際公開日】平成18年3月23日(2006.3.23)
【出願人】(506139428)ポーカーテック インコーポレイテッド (17)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年4月24日(2008.4.24)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年8月30日(2005.8.30)
【国際出願番号】PCT/US2005/030764
【国際公開番号】WO2006/031430
【国際公開日】平成18年3月23日(2006.3.23)
【出願人】(506139428)ポーカーテック インコーポレイテッド (17)
【Fターム(参考)】
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