説明

電子機器

【課題】画面の大型化と操作性の向上を両立させた電子機器を提供する。
【解決手段】タッチセンサへの接触が狭領域であるか広領域であるかを識別する。例えば、単一箇所への接触は狭領域、複数個所への接触は広領域であるとする(a)。外縁領域132の広さ(b)、タッチセンサ130に対する接触面積で判断する(c)方法もある。狭領域と判定した場合は、その時点のアクティブアプリケーションに対する指示であるとして該アプリケーションに入力情報を通知し、広領域であると判定した場合は、アクティブアプリケーションを他のアプリケーションに切り替える処理を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電子機器に関し、詳しくは、タッチセンサを情報入力手段とする電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、携帯電話やPHS(Personal Handy phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)などに代表される電子機器は、小型化と軽量化に加えて高機能化が進行している。その結果、通話やメールといった通信関連の機能のみでなく、カメラ、音楽再生、テレビジョンなど、コンピュータに匹敵するほどの機能が取り込まれてきている。
【0003】
このような高機能化に伴って、様々なアプリケーションを快適に使用するために、表示領域の大画面化の要請がある。しかし、小型化が進行している電子機器において筐体の面積は制限される傾向にあるため、表示領域の大画面化を図れば、必然的に操作部に割り当てられる面積が減少してしまう。このため、同じ操作キーにいくつもの機能を兼用させたり、メニューの階層を深くしたりしなければならず、操作性の低下を招くこととなる。
【0004】
そこで、特許文献1には、2つの画面(液晶ディスプレイ)を開閉可能に装備し、開くことによって2画面を連接および連動させることにより、表示面積の大型化と装置サイズの小型化を両立させた画像表示装置が開示されている。また、特許文献2には、画面(情報表示画面)と同じ面に第1のタッチセンサを有し、反対側の面に第2のタッチセンサを有することにより、第2のタッチセンサを指紋認証などのための補助入力手段として用いる技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2007−079157号公報
【特許文献2】特開2007−141029号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし上記特許文献1の構成にあっては、アプリケーション動作画面を(収納時の)装置サイズに比して大きくすることはできるものの、単に表示面積を増やしたに過ぎない。また特許文献2の構成にあっては、従来利用されていなかった裏面に入力手段を配置してはいるものの、裏面の入力手段を表面の入力手段の補助として用いて操作性の向上を図ったに過ぎない。すなわち、表示領域の大画面化と操作性の向上といった相反する要請を解決するものではない。
【0007】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、表示領域の大画面化と操作性の向上を両立させた電子機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために本発明にかかる電子機器の代表的な構成は、実行中のアプリケーションをアクティブアプリケーションとして表示する第1表示部と、第1表示部に重畳され、接触を検知するタッチセンサと、タッチセンサへの接触が狭領域である場合には、アクティブアプリケーションに対する処理を行うと共に、タッチセンサへの接触が広領域である場合には、アクティブアプリケーションを他のアプリケーションに切り替える切替処理を行う制御部と、を備えることを特徴とする。
【0009】
制御部は、タッチセンサへの接触が単一箇所の場合は狭領域にて接触されたと判断し、タッチセンサへの接触が複数箇所の場合は広領域にて接触されたと判断してもよい。
【0010】
制御部は、タッチセンサに対する全ての接触領域を包含する外縁領域の広さによって、狭領域か広領域かを判断してもよい。
【0011】
制御部は、タッチセンサへの接触が広領域である場合、この接触の摺動を検知することで切替処理を行ってもよい。
【0012】
制御部は、第1表示部に、アクティブアプリケーションとして実行中のアプリケーション、および他のアプリケーションの双方を切替の方向に配列された帯として表示させてもよい。
【0013】
アクティブアプリケーションを表す帯は、他のアプリケーションを表す帯よりも幅広であってもよい。
【0014】
制御部は、接触の摺動を検知した場合に、アクティブアプリケーションとして実行中のアプリケーションを他のアプリケーションに切り替える処理を行うと共に、他のアプリケーションを実行し、アクティブアプリケーションとする処理を行ってもよい。
【0015】
制御部は、アクティブアプリケーションを表す帯に隣接する帯に対応する他のアプリケーションを実行し、アクティブアプリケーションとする処理を行ってもよい。
【0016】
制御部は、摺動の基点にて表示される帯に対応する他のアプリケーションを実行し、アクティブアプリケーションとする処理を行ってもよい。
【0017】
当該電子機器は、第1表示部とは異なる面に配置される第2表示部をさらに備え、制御部は、少なくともアクティブアプリケーションを第1表示部に表示させ、少なくとも他のアプリケーションを第2表示部に表示させてもよい。
【0018】
当該電子機器は、第1表示部とは異なる面に配置される第2表示部をさらに備え、制御部は、少なくともアクティブアプリケーションを第1表示部に表示させ、少なくとも他のアプリケーションの一部を第2表示部にも表示させてもよい。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、表示領域の大画面化と操作性の向上を両立させた電子機器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】第1実施形態にかかる携帯電話の外観を説明する6面図である。
【図2】第1実施形態にかかる携帯電話の概略的な機能を示すブロック図である。
【図3】タッチセンサへの接触が狭領域か広領域かを判断する評価手法を説明する図である。
【図4】第1施形態にかかる携帯電話の第1表示部および第2表示部における表示を説明する図である。
【図5】第1実施形態にかかる携帯電話のアクティブアプリケーションの切替を説明する図である。
【図6】タッチセンサを用いて休止状態からの復帰判定を行う例を示す図である。
【図7】第2実施形態にかかる携帯電話の概略的な機能を示すブロック図である。
【図8】第2施形態にかかる携帯電話の第1表示部および第2表示部における表示を説明する図である。
【図9】第2実施形態にかかる携帯電話のアクティブアプリケーションの切替を説明する図である。
【図10】タッチセンサへの広領域の接触の摺動によりアクティブアプリケーションの切替を行う様子を示す図である。
【図11】アクティブアプリケーションの他の切替方法を説明する図である。
【図12】第3実施形態にかかるPDAを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。係る実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、又、本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
【0022】
[第1実施形態]
本発明にかかる電子機器の第1実施形態である携帯電話100について説明する。なお、本実施形態においてアクティブアプリケーション160とは、電子機器を操作した場合に、その操作が入力されるアプリケーションである。また、まだ実際には動作していない状態であっても、すなわちそのアプリケーションを起動するアイコン(コマンド)やショートカットメニューが操作入力を受け付ける状態であれば、アクティブアプリケーションに包含するものとする。また本実施形態において非アクティブアプリケーション170(他のアプリケーション)とは、操作が入力される状態にないアプリケーションであって、実行されていないアプリケーションおよびバックグラウンドで実行されているアプリケーションを包含するものとする。
【0023】
(外観構成)
図1は第1実施形態にかかる携帯電話100の外観を説明する6面図である。図1に示す携帯電話100は、筐体の1つの面に配置された第1表示部110と、第1表示部110と反対側の面に配置され、第1表示部110と略同じ表示面積を有する第2表示部120とを備えている。第1表示部110には、透明なタッチセンサ130が重畳されている(本実施形態において第2表示部120にはタッチセンサが重畳されていない)。
【0024】
第1表示部110と第2表示部120とは長辺において湾曲し、それぞれが連接することによって筐体の外周を巻回するように配置されている。そして筐体の外形(表面においてはタッチセンサ130が外形を構成している)は、第1表示部110および第2表示部120が湾曲する方向を含む断面の形状が略楕円形となっている。すなわち第1表示部110と第2表示部120とによって全体的に平たい筒のような形状となっている。この筒の両端には、端部部材114、116が備えられている。この端部部材114、116は、第1表示部110、第2表示部120と連接している。なお、端部部材114、116は、筐体内部に設けられたLEDからの光を外部へと透過する光透過部(図示せず)を介して、第1表示部110、第2表示部120と連接してもよい。
【0025】
なお、略楕円形とは正確な楕円(円も含む)のほか、正確な楕円以外の形状も含む。例えば、端部が全体的に丸みを帯びた形状である、主表面が平坦であって端部が半円を描く長丸形状、さらに長丸形状の主表面の中央部が膨出した形状、楕円形を短軸又は長軸方向につぶした形状も略楕円形に含まれるものとする。
【0026】
端部部材114の第1表示部110と連接する面には、カメラ140が備えられている。また、筐体の1つの側面に当たる端部部材114の端面には、音声出力部142および電源ボタン146が備えられている。この端部部材114の端面と対向して配置される端部部材116の端面には、音声入力部144が備えられている。このように、音声出力部142および音声入力部144を端部部材114、116の端面(筐体の側面)に配置することにより、通話する際には筐体の表裏に関係なく把持することができる。
【0027】
また、第1表示部110と端部部材114および端部部材116とのそれぞれの間の部分であって、筐体の短手方向の略中央部分には、筐体内部に設けられたステレオスピーカ150(図2参照)から発せられた音を、筐体内部から筐体外部に出力するための放音口148a、148bがそれぞれ形成されている。
【0028】
同様に、第2表示部120と端部部材114および端部部材116とのそれぞれの間の部分であって、筐体の短手方向の略中央部分には、筐体内部に設けられたステレオスピーカ150から発せられた音を、筐体内部から筐体外部に出力するための放音口148c、148dがそれぞれ形成されている。
【0029】
放音口148a、148b、148c、148dには、ステレオスピーカ150から発せられた音を誘導する導音路(図示せず)が連結されており、それぞれより音を均等に発することが可能である。
【0030】
(機能構成)
図2は第1実施形態にかかる携帯電話100の概略的な機能を示すブロック図、図3はタッチセンサ130への接触が狭領域か広領域かを判断する評価手法を説明する図である。図2に示すように、携帯電話100は、上記した第1表示部110、第2表示部120、タッチセンサ130、カメラ140、音声出力部142、音声入力部144、ステレオスピーカ150に加えて、制御部200、無線通信部210、メモリ220を少なくとも備えている。
【0031】
制御部200は、中央処理装置(CPU)を含む半導体集積回路により携帯電話100全体を管理および制御する。具体的には、例えば、通話機能、文字入力機能、音楽再生機能、TV視聴機能などを担うメモリ220に格納されたアプリケーションや、通信網を介してアプリケーション中継サーバ(図示せず)から提供されるWebブラウザやスケジュール管理などのアプリケーションを実行する。制御部200は、切替制御部202、表示制御部204を含んで構成される。
【0032】
切替制御部202は、タッチセンサ130への操作が狭領域にて入力された場合、この操作をアクティブアプリケーション160に送信する(現在の表示画面に対する入力操作)。また、タッチセンサ130への操作が広領域にて入力された場合、アクティブアプリケーション160をリスト画面(後程説明する)に列記された非アクティブアプリケーション170(他のアプリケーション)に切り替える(切替処理)。
【0033】
なお、ここでの狭領域、広領域とは一義的なものに限定されず、予め設定された評価手法に則り、相対的な狭い、広いを判断するものであればいかなるものでも適用できる。具体的には、図3(a)に示すように、タッチセンサ130への接触が単一箇所か複数箇所かにより、狭領域か広領域かを判断するものとしてもよい。
【0034】
また、図3(b)に示すように、タッチセンサ130に対する全ての接触領域を包含する外縁領域132の広さにより、狭領域か広領域かを判断するものとしてもよい。外縁領域132による判断とすれば、接触領域間においてタッチパネル130に接触しているか否かを問わず、狭領域か広領域かの判断を下すことができる。
【0035】
さらにまた、図3(c)に示すように、タッチセンサ130に対する接触面積により、狭領域か広領域かを判断するものとしてもよい。この場合判断対象となるのはタッチセンサ130に接触した面積の総和となる。面積の総和が所定の面積より広ければ広領域と判断され、狭ければ狭領域と判断される。所定の面積は、例えば、統計学的に求められた指の大きさの面積を指標に定めることができる。また、ユーザが端末使用前にキャリブレーションして、設定するようにしてもよい。
【0036】
表示制御部204は、第1表示部110および第2表示部120に表示させる画面を制御する。切替制御部202および表示制御部204の動作については後に詳述する。
【0037】
メモリ220は、ROM、RAM、EEPROM、不揮発性RAM、フラッシュ記憶部、HDD等で構成され、制御部200で処理されるプログラムやその他のデータファイル等を記憶する。
【0038】
第1表示部110および第2表示部120は、例えば樹脂基板上にトランジスタを形成したTFT液晶ディスプレイ(Thin Film Transistor Liquid Crystal Display)、有機ELディスプレイ(organic Electro Luminescence Display)、コレステリック液晶ディスプレイ(Cholesteric Liquid Crystal Display)等で構成することができる。本実施形態では、第1表示部110および第2表示部120には、TFT液晶ディスプレイを用いる。第1表示部110および第2表示部120は、表示制御部204に制御され、画面を表示する。
【0039】
第1表示部110は、後述するタッチセンサ130との組合せにより入力インターフェースを構成する。かかる入力インターフェースは、キーボード、十字キー、ジョイスティックといった従来の操作キーに対応した機能を奏する。なお、第2表示部120にもタッチセンサ130を重畳して、入力インターフェースを構成させることも可能である。
【0040】
タッチセンサ130は、透明または半透明の素材で形成され、第1表示部110を視認可能に重畳される。本実施形態では、特にタッチセンサ130として、第1表示部110表面に取り付けるいわゆるタッチスクリーン型を採用している。しかし、第1表示部110裏面に取り付けられる圧力検知型であってもよい。タッチスクリーン型の接触の感知方法としては、圧力の変化を感知する感圧式と静電気による電気信号を感知する静電容量の2通りがある。
【0041】
音声出力部142はスピーカで構成され、携帯電話100で受信した通話相手の音声信号を音声に変えて出力する。またステレオスピーカ150は、着信音や、後述する第1表示部110とタッチセンサ130とによる入力インターフェースの操作音、TV音声、音楽、アラーム音等を出力する。
【0042】
音声入力部144はマイク等の音声認識装置で構成され、通話時に入力されたユーザの音声を携帯電話100内で処理可能な電気信号に変換する。
【0043】
無線通信部210は、携帯電話網における基地局212と無線通信を行う。かかる無線通信としては、基地局212内でフレームを時分割した複数のタイムスロットをそれぞれ携帯電話100のチャネルに割り当てて通信を行う時分割多重方式等がある。
【0044】
(動作説明)
図4は第1施形態にかかる携帯電話100の第1表示部110および第2表示部120における表示を説明する図、図5は第1実施形態にかかる携帯電話100のアクティブアプリケーション160の切替を説明する図である。特に、図4(a)は待受画面表示時の携帯電話100を示す図、図4(b)はアクティブアプリケーション160としてメディアアプリケーション表示時の携帯電話100を示す図、図4(c)はアクティブアプリケーション160として通話アプリケーション表示時の携帯電話100を示す図である。
【0045】
図4に示すように、本実施形態では、表示制御部204が第1表示部110にアクティブアプリケーション160の画面を表示させ、第2表示部120にリスト画面を表示させる。リスト画面とは、切替対象たるアプリケーションを列記した画面である。リスト画面において、それぞれのアプリケーションは帯として表示される。図4(b)、図4(c)に示すように、特にアクティブアプリケーション160を示す帯は、非アクティブアプリケーション170を示す帯よりも幅広に表示される。これにより、裏面からでもアクティブアプリケーション160を認識することができる。なお、本実施形態において、これらの帯は端部部材114、116に対して垂直な方向(切替の方向、すなわちスクロール方向)に配列されているが、当然平行な方向に配列されても構わない。
【0046】
具体的には、図4(a)に示すように、アクティブアプリケーションを選択していない場合には(携帯電話100起動時等)、携帯電話100の表面側の第1表示部110に待受画面が表示され得る。この待受画面は、広領域の接触をもって解除される。
【0047】
図5に示すように、待受画面において、タッチセンサ130に広領域で接触すると、アクティブアプリケーション160としてPhone(通話)が表示される。また、この広領域の接触を繰り返すと、Mail(メール)、Music(音楽)、Navi(ナビゲーション)、Camera(カメラ)、Media(メディア)、再びPhoneの順にアクティブアプリケーション160が切り替えられる。この順序は、第2表示部120にリスト画面として表示される。
【0048】
なお、第1表示部110に新たに表示されたアクティブアプリケーション160の画面は、そのアプリケーションが未だ起動(実行)していない場合には、アプリケーションを起動(実行)させるためのアイコン(コマンド)を表示する。これは、狭領域の接触(タップ)により起動(実行)する。また、既にアプリケーションが起動(実行)していた場合には、その状態に対応した画面を表示する。アクティブアプリケーションに対する操作も、狭領域の接触(タップ)によって入力される。
【0049】
ここで図4(b)に示すように、アクティブアプリケーション160としてメディアアプリケーションを選択したとする。この場合メディアアプリケーションは第1表示部110にその画面が表示されるだけでなく、第2表示部120のリスト画面においてもそのアプリケーションを表す帯が幅広に表示される。
【0050】
また、図4(c)に示すように、ここでさらにタッチセンサ130に広領域で接触し、アクティブアプリケーション160として通話アプリケーションを選択したとする。すると、第1表示部110に通話アプリケーションの画面が表示されるだけでなく、第2表示部120のリスト画面においても幅広に表示される帯が、通話アプリケーションを示すものとなる。そのため、携帯電話100の背面(裏面)からでも、現在のアクティブアプリケーション160を認識することができる。
【0051】
さらに、このときメディアアプリケーションが実行中であった場合、リスト画面にまわりこんだこのアプリケーションは、実行中であるという概略が表示される。故に、現在アクティブでないアプリケーションの動作状況も容易に把握することができる。
【0052】
なお、リスト画面に列記され得る非アクティブアプリケーション170は、ユーザによって選択された特定のアプリケーションであることが望ましい。換言すれば、当該携帯電話100が実行可能なアプリケーション全てをリスト画面に表示させるわけではない。そのため、頻繁に用いるアプリケーションへ即時切り替えることができ、操作性の向上を図れる。特定のアプリケーションに選択されなかったアプリケーションは、例えば、待ち受け画面上に下階層へと進むメニューコマンドを設け、選択することができるようにしてよい。
【0053】
なお、アクティブアプリケーションとして、これらのリスト画面に存在しないアプリケーションが選択された場合、リスト画面に割り込み表示させても良い。
【0054】
図6はタッチセンサ130を用いて休止状態からの復帰判定を行う例を示す図であって、図6(a)は復帰判定領域の例を示す図、図6(b)は休止状態と復帰のフローチャートを示す図である。
【0055】
制御部200は、電力の消耗を抑えて稼動時間を延長するために、所定時間以上の操作がなかった場合には休止状態とし、通信機能など一部の主要機能を除いてアプリケーション動作を停止する。そして携帯電話100の操作が開始されると、休止動作から復帰する。しかし、携帯電話100はタッチセンサ130を用いて各種操作を行うが、タッチセンサ130は接触を検知するデバイスであるから、単にタッチセンサ130で接触を検知したことによって復帰を実行すると、かばんやポケットに入れていた場合にはほとんど休止状態に入れなくなり、電力消耗が早くなってしまう。
【0056】
そこで本実施形態では、休止状態からの復帰を判定するための特定の領域を設定している。具体的には、例えば図6(a)に示すように、タッチセンサ130の右下に復帰判定領域134を設定する。そして復帰は、この復帰判定領域134のみに所定時間以上触れられているか否かによって判定する。
【0057】
休止状態と復帰の具体例について、図6(b)のフローチャートに沿って説明する。最初に休止状態にあると仮定したとき、復帰判定領域134のみが所定時間以上触れられているか否かについて判断する(S100)。条件を満たさなければ判断を継続し、条件を満たした場合には復帰する(S102)。このとき第1表示部110には待受画面を表示し、第2表示部120にはリスト画面を表示する。なお、休止状態からの復帰を、電源ボタン146などを押すことによって、判定してもよい。
【0058】
待受画面においてアクティブアプリケーション160の切替操作があったか、または切り替えたアクティブアプリケーション160に対して操作が行われたか否かを判断する(S104)。何らかの操作が行われていた場合(S104:YES)にはアクティブアプリケーション160の切替またはアクティブアプリケーション160に対しての操作の実行を行い(S106)、処理が完了すると次の操作を待つ(S108)。復帰後に何らかの操作が行われなかった場合(S104:NO)、または操作待ちの状態(S108)で所定時間操作がなかったか否かを判定し(S110)、操作があった場合には処理を行い(S106)、操作がなければ休止状態となる(S112)。休止状態となった後は、ふたたび復帰判定領域134のみが所定時間以上触れられているか否かについて判断する(S100)。
【0059】
上記のように構成することにより、タッチセンサ130のみを有する携帯電話100においても、高い精度で誤動作を防止することができる。なお、休止状態においては、復帰判定領域134の範囲を示す静止画または動画を表示するようにしてもよい。
【0060】
以上説明したように、本実施形態にかかる携帯電話100は、筐体の両面に略同じ表示面積を有する第1表示部110および第2表示部120を備えたことにより、表示部の情報量を飛躍的に増大することができる。また、第1表示部110にアクティブアプリケーション160の画面を、第2表示部120にリスト画面を表示させ、タッチセンサ130への狭領域の接触の場合は現在の表示画面に対する入力操作、広領域の接触の場合はアクティブアプリケーション160の切替としたため、操作性の向上も図ることができる。
【0061】
また上記実施形態においては端部部材114の端面に電源ボタン146を設けるよう説明したが、端部部材114、116そのものをスイッチ機構を有する電源ボタンとすることでもよい。電源ボタンを大きくすることにより操作性を向上し、また外観上目立たないために美感を向上させ、またコネクタなどを配置するための面積を確保することが可能となる。
【0062】
さらに端部部材114、116の端面には、文字入力のためのキーを設けてもよい。例えば子音はタッチセンサ130上に仮想キーを表示し、端部部材114に母音選択キーを設け、端部部材116に決定キーを設けることにより、個々の仮想キーの面積を大きく取ることができ、高速な入力が可能となる。
【0063】
[第2実施形態]
(外観構成)
本発明にかかる電子機器の第2実施形態である携帯電話300について説明する。携帯電話300は、第1実施形態の携帯電話100と同様の外観構成を有する。
【0064】
(機能構成)
図7は第2実施形態にかかる携帯電話300の概略的な機能を示すブロック図である。図7に示すように、携帯電話300は、第1表示部110、第2表示部120、タッチセンサ130、カメラ140、音声出力部142、音声入力部144、ステレオスピーカ150、制御部400、無線通信部210、メモリ220に加え、摺動検知部332を少なくとも備えている。
【0065】
制御部400は、中央処理装置(CPU)を含む半導体集積回路により携帯電話300全体を管理および制御する。具体的には、例えば、通話機能、文字入力機能、音楽再生機能、TV視聴機能などを担うメモリ220に格納されたアプリケーションや、通信網を介してアプリケーション中継サーバ(図示せず)から提供されるWebブラウザやスケジュール管理などのアプリケーションを実行する。制御部400は、切替制御部402、表示制御部404を含んで構成される。
【0066】
切替制御部402は、タッチセンサ130への操作が狭領域にて入力された場合、この操作をアクティブアプリケーション160に送信する(現在の表示画面に対する入力操作)。また、タッチセンサ130への操作が広領域にて入力された場合、摺動検知部332の検知に応じてアクティブアプリケーション160をリスト画面(後程説明する)に列記された非アクティブアプリケーション170に切り替える(切替処理)。そのため、誤操作によるアクティブアプリケーション160の切替を低減できる。
【0067】
表示制御部404は、第1表示部110および第2表示部120に表示させる画面を制御する。本実施形態では、表示制御部404は、第1表示部110に少なくともアクティブアプリケーション160の画面を表示させ、第2表示部120にリスト画面を表示させる。第1実施形態の携帯電話100と異なる点は、リスト画面において、アクティブアプリケーション160を表す帯が表示されず、非アクティブアプリケーション170を示す帯がスクロールすることである。
【0068】
摺動検知部332は、タッチスクリーン130への接触の摺動を検知して、切替制御部402に送信する。
【0069】
(動作説明)
図8は第2施形態にかかる携帯電話300の第1表示部110および第2表示部120における表示を説明する図、図9は第2実施形態にかかる携帯電話300のアクティブアプリケーション160の切替を説明する図である。特に、図8(a)は待受画面表示時の携帯電話300を示す図、図8(b)はアクティブアプリケーション160としてメディアアプリケーション表示時の携帯電話300を示す図、図8(c)はアクティブアプリケーション160として通話アプリケーション表示時の携帯電話300を示す図である。
【0070】
図8(a)に示すように、アクティブアプリケーションを選択していない場合には(携帯電話300起動時等)、携帯電話300の表面側の第1表示部110に待受画面が表示され得る。この待受画面は、広領域の接触の摺動をもって解除される。
【0071】
図9に示すように、待受画面において、タッチセンサ130を広領域で接触して摺動すると、その摺動の方向にアクティブアプリケーション160およびリスト画面に列記された非アクティブアプリケーション170がスクロールする。例えば、スクロール方向501に摺動した場合、アクティブアプリケーション160としてPhone(通話)が表示され、リスト画面からPhoneの帯が削除される。そして、この方向に摺動を繰り返すと、Mail(メール)、Music(音楽)、Navi(ナビゲーション)、Camera(カメラ)、Media(メディア)、再びPhoneの順(スクロール方向501順)にアクティブアプリケーション160が切り替えられる。アクティブアプリケーションの切替に伴って、リスト画面に列記された非アクティブアプリケーション170もスクロールする。すなわち切替制御部402は、アクティブアプリケーション160を表す帯に隣接する帯に対応する非アクティブアプリケーション170(他のアプリケーション)を実行し、アクティブアプリケーション160とする処理を行う。
【0072】
詳述すると、アクティブアプリケーション160をスクロール方向501にスクロールさせると、リスト画面に列記されていた非アクティブアプリケーション170のうちスクロール方向501の端(上端)に位置していたアプリケーションに切り替えられる。第1表示部110に新たにそのアプリケーションが表示されるに従って、第2表示部120のリスト画面ではそのアプリケーションを表す帯がスクロール方向501にスクロールさせつつ削除される。また、第1表示部110に表示されていたアプリケーション(アクティブアプリケーション160)をスクロール方向501にスクロールさせつつ、第2表示部120のリスト画面のスクロール方向501の逆の端(下端)に追加する。このような動作画面の切替は、連続的かつ滑らかに行われる。そのため、裏面の第2表示部120のリスト画面に列記された非アクティブアプリケーション170を回転させて表面に持ってきて、第1表示部110に表示させるように動作する。したがって、あたかも筒を回転させているかのように、多数のアプリケーションを次々に切り替えることができる。なお、ここではスクロール方向501を例に挙げて説明したが、逆の摺動の方向に対応するスクロール方向502でも当然よい。
【0073】
さらに具体的には、図8(b)に示すように、アクティブアプリケーション160としてメディアアプリケーションを選択したとする。すると第2表示部120のリスト画面の非アクティブアプリケーションはスクロールされ、リスト画面の両端にはPhoneとCameraが配置される。
【0074】
また、図8(c)に示すように、ここでさらにスクロール方向501に摺動すると、アクティブアプリケーション160として、通話アプリケーションが選択される。この場合第2表示部120のリスト画面の両端にはMailとMediaが配置される。
【0075】
なお、本実施形態のように、第1表示部110に加え、異なる面に配置される第2表示部120をさらに備える場合、表示制御部404はアクティブアプリケーション160を第1表示部110に表示させ、非アクティブアプリケーション170を第2表示部120に表示させるとともに、非アクティブアプリケーション170のいずれかを第1表示部110に表示していてもよい。すなわち、第2表示部に表示され得る非アクティブアプリケーション170の一部(リスト画面の一部)を第1表示部110に表示させてもよい。
【0076】
図10は、タッチセンサ130への広領域の接触の摺動によりアクティブアプリケーション160の切替を行う様子を示す図である。図10に示すように、本実施形態ではタッチパネル130を両手の親指で摺動してアクティブアプリケーション160の切替を行うことを想定している。この方法によれば、ユーザは端末を把持しやすく、容易に操作を行なうことができる。さらに、両手タッチを広領域、片手タッチを狭領域となるように設定すれば、この切替をより好適に行うことができる。
【0077】
図11はアクティブアプリケーション160の他の切替方法を説明する図である。図11に示すように、第1表示部110に非アクティブアプリケーション170を表示して、この非アクティブアプリケーション170を摺動することにより切替を行なってもよい。即ち切替制御部402は、所望のアプリケーションを表す帯を基点として、広領域の接触で摺動することにより(図11(a)参照)、摺動の基点にて表示される帯に対応する非アクティブアプリケーション170をアクティブアプケーション160に切り替えることができる(図11(b)参照)。これにより、所望のアプリケーションまで広領域の接触にて摺動を繰り返すまでもなく簡略に切り替えて操作することができる。なお、第1表示部110に表示させる非アクティブアプリケーションはリスト画面に列記され得る非アクティブアプリケーション170の一部でもよいし、別途選択されたものでもよい。
【0078】
[第3実施形態]
本発明にかかる電子機器の第3実施形態であるPDA500について説明する。図12は、第3実施形態にかかるPDA500を示す図である。上述の実施形態では第1表示部110および第2表示部120を備えた携帯電話100、300について説明したが、本発明はこれに限るものではなく、筐体の一方側に表示部を備えた電子機器であってもよい。
【0079】
図12に示すように、本実施形態にかかるPDA500は、単一の表示部510と、表示部510に重畳された透明なタッチセンサ530を備えている。このような単一の表示部510を有するPDA500においても、接触が狭領域か広領域かを判断し、表示画面に対する操作の実行およびアクティブアプリケーション160の切替を行う本発明を適用できる。
【0080】
すなわち、表示部510には、アクティブアプリケーション160が表示されており、タッチセンサ530への操作が狭領域にて入力された場合、この操作をアクティブアプリケーション160に送信する(現在の表示画面に対する入力操作)。また、タッチセンサ530への操作が広領域にて入力された場合、アクティブアプリケーション160を非アクティブアプリケーション170(他のアプリケーション)に切り替える(切替処理)。
【0081】
ここで、図12に示すように、表示部510に、アクティブアプリケーション160とあわせて非アクティブアプリケーション170を表示し、次に切り替えられ得るアプリケーションがわかるように構成されている。但し、図示は一例に過ぎず、非アクティブアプリケーション170は帯状でもよいが、表示部510の端に並べられたアイコンであってもよい。
【0082】
また、非アクティブアプリケーション170を示す領域(帯など)は、表示または非表示を切替可能であることが好ましい。例えば、狭領域にて入力してアクティブアプリケーション160を操作している間は非アクティブアプリケーション170を隠しておき、広領域にて入力された瞬間に切替予定としての非アクティブアプリケーション170を表示させるとよい。これにより、表示部510が1つであっても、切り替えられる非アクティブアプリケーション170がわかりやすく、かつ現在のアクティブアプリケーション160になるべく多くの画面を使用することができる。
【0083】
また、アクティブアプリケーション160を切り替える際の画面は、単に切り替えてもよく、スクロールするような画面効果を伴ってもよい。スクロールさせる際には、広領域の操作がなされた場合に摺動を検知していれば、摺動方向にスクロールさせることが好ましい。広領域の操作が方向性を伴わない場合には、任意の方向のスクロール、またはスクロールさせないことができる。さらには、例えば上下方向にスクロールすることに定めておき、スクロール方向に手を摺動した場合にはアプリケーションの切り替えを行い、異なる方向に摺動した場合には他の任意の動作を割り当ててもよい。
【0084】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0085】
例えば、上記実施形態においては第1表示部110および第2表示部120の端辺を湾曲させて互いに連接または連続するものとして例示したが、平板状の第1表示部110および第2表示部120を用いてもよい。
【0086】
また上記実施形態ではアクティブアプリケーション160に切り替えられたアプリケーションが未だ起動(実行)していない場合には、アプリケーションを起動(実行)させるためのアイコン(コマンド)を表示するとしたが、制御部200、400が切替に応じて起動(実行)させるものとしてもよい。
【0087】
また上記実施形態ではタッチセンサ130を第1表示部110に重畳するとしたが、これに限らず、第2表示部120にも重畳するとしてもよい。
【0088】
また上記実施形態ではPhone、Mail、Music、Navi、Camera、Mediaの機能を有すると説明したが、これらの一部のみを有していてもよく、さらに例示以外の機能(例えばスケジュール機能など)を有していてもよい。
【0089】
また上記実施形態では本発明にかかる電子機器として携帯電話、PDAを例に用いて説明したが、携帯電話の他にコンピュータ、デジタルカメラ、音楽プレイヤー、カーナビゲーション、テレビジョン、ゲーム機、DVDプレイヤー、およびリモートコントローラなども含まれる。
【産業上の利用可能性】
【0090】
本発明は、タッチセンサを情報入力手段とする電子機器に利用することができる。
【符号の説明】
【0091】
100、300、…携帯電話、114…端部部材、116…端部部材、110…第1表示部、120…第2表示部、130…タッチセンサ、132…外縁領域、134…復帰判定領域、140…カメラ、142…音声出力部、144…音声入力部、146…電源ボタン、148(148a、148b、148c、148d)…放音口、150…ステレオスピーカ、160…アクティブアプリケーション、170…非アクティブアプリケーション(他のアプリケーション)、200、400…制御部、202、402…切替制御部、204、404…表示制御部、210…無線通信部、220…メモリ、212…基地局、332…摺動検知部、500…PDA、510…(単一の)表示部、530…タッチセンサ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
実行中のアプリケーションをアクティブアプリケーションとして表示する第1表示部と、
前記第1表示部に重畳され、接触を検知するタッチセンサと、
前記タッチセンサへの接触が狭領域である場合には、前記アクティブアプリケーションに対する処理を行うと共に、
前記タッチセンサへの接触が広領域である場合には、前記アクティブアプリケーションを他のアプリケーションに切り替える切替処理を行う制御部と、
を備えることを特徴とする電子機器。
【請求項2】
前記制御部は、
前記タッチセンサへの接触が単一箇所の場合は前記狭領域にて接触されたと判断し、
前記タッチセンサへの接触が複数箇所の場合は前記広領域にて接触されたと判断することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記制御部は、前記タッチセンサに対する全ての接触領域を包含する外縁領域の広さによって、狭領域か広領域かを判断することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項4】
前記制御部は、前記タッチセンサへの接触が広領域である場合、この接触の摺動を検知することで前記切替処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項5】
前記制御部は、前記第1表示部に、前記アクティブアプリケーションとして実行中のアプリケーション、および前記他のアプリケーションの双方を切替の方向に配列された帯として表示させることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項6】
前記アクティブアプリケーションを表す帯は、前記他のアプリケーションを表す帯よりも幅広であることを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
【請求項7】
前記制御部は、前記接触の摺動を検知した場合に、前記アクティブアプリケーションとして実行中のアプリケーションを前記他のアプリケーションに切り替える処理を行うと共に、
前記他のアプリケーションを実行し、前記アクティブアプリケーションとする処理を行うことを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
【請求項8】
前記制御部は、前記アクティブアプリケーションを表す帯に隣接する帯に対応する他のアプリケーションを実行し、前記アクティブアプリケーションとする処理を行うことを特徴とする請求項7に記載の電子機器。
【請求項9】
前記制御部は、前記摺動の基点にて表示される帯に対応する他のアプリケーションを実行し、前記アクティブアプリケーションとする処理を行なうことを特徴とする請求項7に記載の電子機器。
【請求項10】
前記第1表示部とは異なる面に配置される第2表示部をさらに備え、
前記制御部は、少なくとも前記アクティブアプリケーションを前記第1表示部に表示させ、少なくとも前記他のアプリケーションを前記第2表示部に表示させることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電子機器
【請求項11】
前記第1表示部とは異なる面に配置される第2表示部をさらに備え、
前記制御部は、少なくとも前記アクティブアプリケーションを前記第1表示部に表示させ、少なくとも前記他のアプリケーションの一部を前記第2表示部にも表示させることを特徴とする請求項5から9のいずれか1項に記載の電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2010−231463(P2010−231463A)
【公開日】平成22年10月14日(2010.10.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−77857(P2009−77857)
【出願日】平成21年3月26日(2009.3.26)
【出願人】(000006633)京セラ株式会社 (13,660)
【Fターム(参考)】