説明

電子機器

【課題】接続部材を逆挿しした場合、逆挿したことを容易に検出すること。
【解決手段】第1のプリント配線基板と、前記第1のプリント配線基板上の第1の端子と、第2のプリント配線基板と、前記第2のプリント配線基板上の第2の端子と、前記第1のプリント配線基板と前記第2のプリント配線基板との間で複数の信号を伝送するための接続部材であって、複数種類の線材を有する線材部と、前記第1の端子および前記第2の端子に接続可能な第1のコネクタと、前記第1の端子および前記第2の端子に接続可能な第2のコネクタとを有する接続部材とを具備し、前記第1のコネクタが前記第1の端子に接続され、前記第2のコネクタが前記第2の端子に接続された場合、前記複数の信号が正常に伝送され、前記第1のコネクタが前記第2の端子に接続され、前記第2のコネクタが前記第1の端子に接続された場合、前記複数の信号の内の少なくとも一つの信号が伝送されない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、ワイヤーハーネスを有する電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、パーソナルコンピュータ、通信機器等の電子機器においては、ワイヤーハーネスは、電子部品相互接続のための機構として広く知られている。ワイヤーハーネスは、通常、2つの絶縁層間に挟持された複数の導体と一対のコネクタから構成されている。
【0003】
部品共通化の為、一対のコネクタの両方で同じコネクタを使用することがある。複数種類の線材が使用されているワイヤーハーネスの場合、ワイヤーハーネスを逆挿しした場合、電気的には接続される為、ある程度動作してしまう場合があり、出荷検査をパスしてしまうケースがある。しかし、想定された線材で接続されていない為、出荷後に問題となるケースがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004−138437号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ワイヤーハーネスのような接続部材を逆挿しした場合、逆挿したことを容易に検出できるようにすることが望まれている。
【0006】
本発明の目的は、接続部材を逆挿しした場合、逆挿したことを容易に検出することが可能な電子機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態によれば、電子機器は、第1のプリント配線基板と、前記第1のプリント配線基板上の第1の端子と、第2のプリント配線基板と、前記第2のプリント配線基板上の第2の端子と、接続部材とを具備する。接続部材は、前記第1のプリント配線基板と前記第2のプリント配線基板との間で複数の信号を伝送する。接続部材は、複数種類の線材を有する線材部と、前記第1の端子および前記第2の端子に接続可能な第1のコネクタと、前記第1の端子および前記第2の端子に接続可能な第2のコネクタとを有する接続部材とを具備する。前記第1のコネクタが前記第1の端子に接続され、前記第2のコネクタが前記第2の端子に接続された場合、前記複数の信号が正常に伝送され、前記第1のコネクタが前記第2の端子に接続され、前記第2のコネクタが前記第1の端子に接続された場合、前記複数の信号の内の少なくとも一つの信号が伝送されない。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】実施形態の電子機器の構成の一例を示す斜視図である。
【図2】実施形態の電子機器のコンピュータ本体内の構成の一例を示す図である。
【図3】実施形態の電子機器のワイヤーハーネスの構成の一例を示す図である。
【図4】実施形態の電子機器のコンピュータ本体内の構成の一例を示す図である。
【図5】ワイヤーハーネスを逆挿しした場合の、実施形態の電子機器のコンピュータ本体内の構成の一例を示す図である。
【図6】ワイヤーハーネスとメイン基板およびサブ基板それぞれの構成例を示す図。
【図7】ワイヤーハーネスに対する信号の割り当ての一例を示す図。
【図8】ワイヤーハーネスを逆挿しした場合の、ワイヤーハーネスとメイン基板およびサブ基板それぞれの構成例を示す図。
【図9】ワイヤーハーネスを逆挿しした場合の接続状態の一例を示す図。
【図10】ワイヤーハーネスに対する信号の割り当ての一例を示す図。
【図11】ワイヤーハーネスを逆挿しした場合の接続状態の一例を示す図。
【図12】ワイヤーハーネスに対する信号の割り当ての一例を示す図。
【図13】ワイヤーハーネスを逆挿しした場合の接続状態の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。
【0010】
まず、図1を参照して、本発明の一実施形態に係る電子機器の構成を説明する。本実施形態の電子機器は、例えば、情報処理装置として機能するノートブック型の携帯型パーソナルコンピュータ10から実現されている。
【0011】
図1はコンピュータ10のディスプレイユニットを開いた状態における斜視図である。本コンピュータ10は、コンピュータ本体11と、ディスプレイユニット12とから構成されている。ディスプレイユニット12には、TFT−LCD(Thin Film Transistor Liquid Crystal Display)17から構成される表示装置が組み込まれている。
【0012】
ディスプレイユニット12は、コンピュータ本体11に対し、コンピュータ本体11の上面が露出される開放位置とコンピュータ本体11の上面を覆う閉塞位置との間を回動自在に取り付けられている。コンピュータ本体11は薄い箱形の筐体を有しており、その上面にはキーボード13、本コンピュータ10をパワーオン/パワーオフするための電源ボタン14、タッチパッド16、およびスピーカ18A,18Bなどが配置されている。
【0013】
次に、図2を参照して、コンピュータ本体11の内部の構成を説明する。図2に示すように、コンピュータ本体11の内部には、メイン基板(プリント配線基板)101、サブ基板(プリント配線基板)102、ワイヤーハーネス(接続部材)103、ハードディスクドライブ(HDD)104等が設けられている。メイン基板には、CPU(Central Processing Unit)、MCH(Memory controller hub)、メインメモリ、ICH(I/O controller hub)、GPU(Graphics processing unit)、サウンドコントローラ、BIOS−ROM(Basic Input/Output System - Read only memory)、EC/KBC(Embedded controller)等が実装されている。サブ基板には、USBコネクタ105が設けられている。メイン基板101とサブ基板102とはワイヤーハーネス103によって電気的に接続され、ワイヤーハーネス103によってメイン基板101とサブ基板102との間で複数の信号を伝送される。
【0014】
図3を参照してワイヤーハーネス103の構成を説明する。ワイヤーハーネス103は、線材部200、第1のコネクタ211、第2のコネクタ212等によって構成されている。線材部200は、ディスクリート線201、細線同軸202、細線同軸203、ディスクリート線205、ディスクリート線206、ディスクリート線207、ディスクリート線208、およびディスクリート線209等を備えている。線材部200は、複数種類の線材を有する。第1のコネクタ211および第2のコネクタ212は、それぞれ9つの信号端子を有する。一対の信号端子を除いた8対の信号端子のそれぞれが、第1のコネクタ211、第2のコネクタ212等によって構成されている。線材部200は、ディスクリート線201、細線同軸202、細線同軸203、ディスクリート線205、ディスクリート線206、ディスクリート線207、ディスクリート線208、およびディスクリート線209によって電気的に接続されている。ディスクリート線および細線同軸の本数は、信号端子の数より少ない。
【0015】
第1のコネクタ211は、図4に示すメイン基板101に設けられた第1の端子301に接続される。第2のコネクタ212は、図4に示すサブ基板102に設けられた第2の端子302に接続される。なお、第1のコネクタ211は、第2の端子302に接続することも可能である。また、第2のコネクタ212は、第1の端子301に接続することも可能である。
【0016】
コンピュータ10の製造時に、図5に示すように、間違って第1のコネクタ211を第2の端子302に接続し、第2のコネクタ212を第1の端子301に接続してしまうことがある。この場合、電気的には接続される為、ある程度動作してしまう場合があり、出荷検査をパスしてしまうケースがある。しかし、想定された線材で接続されていない為、出荷後に問題となるケースがある。
【0017】
本実施形態のコンピュータ10は、ワイヤーハーネス103のピンアサインの工夫することにより、逆挿し時に特定機能を動かなくすることで、逆挿しを検出することが可能である。
【0018】
図6を参照して、ワイヤーハーネス103に対する信号の割り当て(ピンアサイン)の例と基板101,102それぞれの構成例を説明する。
【0019】
メイン基板101にICH401、EC402、第1の端子301が設けられている。サブ基板102には、電流制限IC411、第2の端子302、およびUSBコネクタ105等が設けられている。
【0020】
第1の端子301には、信号端子P1〜P9が設けられている。第2の端子302には、信号端子P11〜P19が設けられている。
【0021】
第1の端子301の信号端子P1、P5、P9は、グランド端子であり、それぞれ接地されている。2つの信号端子P2,P3には、一対のUSB差動信号(差動信号+,差動信号−)が割り当てられている。一対のUSB差動信号は、ICH401に設けられたUSBと外部USBデバイスとの間で双方向で伝送される差動信号である。第1の端子301の信号端子P4、P6には、過電流信号(Over Current-)(電源電位Vcc2)が割り当てられている。第1の端子301の信号端子P7には、電源電位Vcc1が割り当てられている。第1の端子301の信号端子P8には、EC402から出力される電源制御信号(On#信号)が割り当てられている。
【0022】
第2の端子302の信号端子P11、P15、P16、P19は、グランド端子であり、それぞれ接地されている。2つの信号端子P17,P18には、一対のUSB差動信号(差動信号+,差動信号−)が割り当てられている。第2の端子302の信号端子P14には、過電流信号(Over Current-)(電源電位Vcc2)が割り当てられている。第2の端子302の信号端子P13には、電源電位Vcc1が割り当てられている。第2の端子302の信号端子P2には、EC402から出力される電源制御信号(On#信号)が割り当てられている。
【0023】
ワイヤーハーネス103が正常に接続されている場合、電源電位Vcc1が電流制限IC411に入力され、電流制限IC411は出力電圧VoutをUSBコネクタ105に出力する。ワイヤーハーネス103が正常に接続されている場合、過電流信号(Over Current-)がEC402に入力される。
【0024】
EC402は過電流信号OC#に応じてサブ基板102に過電流状態が発生しているかを判定する。過電流状態が発生しているかを判定するために、EC402は過電流信号OC#がHighレベルであるかを判定する。EC402は、Highレベルであると判定した(過電流状態ではない)場合に、LowレベルのOn#信号を出力する。EC402は、Highレベルではない(Lowレベルである)と判定した(過電流状態ではある)場合に、HighレベルのOn#信号を出力する。
【0025】
電流制限IC411は、On#信号がLowレベルの場合に出力電圧VoutをUSBコネクタ105に出力し、On#信号がHighレベルの場合に出力電圧VoutをUSBコネクタ105に出力しない。
【0026】
ワイヤーハーネス103が逆に接続された状態を図8,9に示す。ワイヤーハーネス103が逆に接続された場合、第1の端子301の信号端子P6と第2の端子302の信号端子P16とは電気的に接続されず、第1の端子301の信号端子P4と第2の端子302のグランドに接続された信号端子P14とは電気的に接続される。その結果、EC402に入力されるOC#信号がLowレベルとなり、OC#信号が閾値より低くなる為、EC402は過電流状態と認識する。
【0027】
EC402は、HighレベルのOn#信号を出力する。電流制限IC411は、On#信号がHighレベルになったことに応じて、出力電圧VOUTの出力を止める。このため、USBコネクタ105に電源が供給されなくなる。出荷検査時にUSBコネクタ105にUSBデバイスを挿入すると、USBデバイスが動作しないため、ワイヤーハーネス103が逆に接続されていることが容易に分かる。
【0028】
なお、図10に示すようなピンアサインであっても、ワイヤーハーネス103が逆に接続されていることが容易に分かる。
【0029】
第1の端子301の信号端子P1、P2、P5、P9は、は、グランド端子であり、それぞれ接地されている。2つの信号端子P3,P4には、一対のUSB差動信号(差動信号+,差動信号−)が割り当てられている。第1の端子301の信号端子P6には、過電流信号(Over Current-)が割り当てられている。第1の端子301の信号端子P7には、EC402から出力される電源制御信号(On#信号)が割り当てられている。第1の端子301の信号端子P8には、電源(電力)が割り当てられている。
【0030】
第2の端子302の信号端子P11、P15、P18、P19は、グランド端子であり、それぞれ接地されている。2つの信号端子P16,P17には、一対のUSB差動信号(差動信号+,差動信号−)が割り当てられている。第2の端子302の信号端子P14には、過電流信号(Over Current-)が割り当てられている。第2の端子302の信号端子P13には、EC402から出力される電源制御信号(On#信号)が割り当てられている。第2の端子302の信号端子P12には、電源(電力)が割り当てられている。
【0031】
ワイヤーハーネス103が正常に接続されている場合には、信号端子P8と信号端子P12とが電気的に接続される。ワイヤーハーネス103が逆に接続されている場合、図11に示すように、信号端子P8と信号端子P12とが電気的に接続されなくなる。
【0032】
逆挿しすると、サブ基板102に電源が供給されなくなるので、出荷検査時にUSBコネクタ105にUSBデバイスを挿入すると、USBデバイスが動作しないため、ワイヤーハーネス103が逆に接続されていることが容易に分かる。
【0033】
なお、図12に示すようなピンアサインであっても、ワイヤーハーネス103が逆に接続されていることが容易に分かる。
【0034】
第1の端子301の信号端子P1、P4、P8、P9は、は、グランド端子であり、それぞれ接地されている。2つの信号端子P2,P3には、一対のUSB差動信号(差動信号+,差動信号−)が割り当てられている。第1の端子301の信号端子P5には、過電流信号(Over Current-)が割り当てられている。第1の端子301の信号端子P6には、電源(電力)が割り当てられている。第1の端子301の信号端子P7には、EC402から出力される電源制御信号(On#信号)が割り当てられている。
【0035】
第2の端子302の信号端子P11、P12、P16、P19は、グランド端子であり、それぞれ接地されている。2つの信号端子P17,P18には、一対のUSB差動信号(差動信号+,差動信号−)が割り当てられている。第2の端子302の信号端子P15には、過電流信号(Over Current-)が割り当てられている。第2の端子302の信号端子P13には、EC402から出力される電源制御信号(On#信号)が割り当てられている。第2の端子302の信号端子P14には、電源(電力)が割り当てられている。
【0036】
ワイヤーハーネス103が正常に接続されている場合には、信号端子P2と信号端子P18とが電気的に接続される。ワイヤーハーネス103が逆に接続されている場合、図13に示すように、信号端子P2と信号端子P18とが電気的に接続されなくなる。ワイヤーハーネス103が逆に接続されている場合、差動信号が伝送されなくなる。
【0037】
逆挿しすると、差動信号が伝送されなくなるので、出荷検査時にUSBコネクタ105にUSBデバイスを挿入すると、USBデバイスが動作しないため、ワイヤーハーネス103が逆に接続されていることが容易に分かる。
【0038】
なお、上述した例以外にも、逆挿しした場合に、音声信号を伝送するための信号端子をオープンにするようにピンアサインを設定しても良い。逆挿しした場合に音が鳴らなくなり、ワイヤーハーネス103が逆に接続されていることが容易に分かる。
【0039】
また、逆挿しした場合に、映像信号を伝送するための信号端子をオープンにするようにピンアサインを設定しても良い。逆挿しした場合に映像が映らなくなり、ワイヤーハーネス103が逆に接続されていることが容易に分かる。
【0040】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0041】
101…メイン基板、102…サブ基板、103…ワイヤーハーネス、104…ハードディスクドライブ、105…USBコネクタ、200…線材部、201,205,206,207,208,209…ディスクリート線、202,203…細線同軸、211…第1のコネクタ、212…第2のコネクタ、301…第1の端子、302…第2の端子。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のプリント配線基板と、
前記第1のプリント配線基板上の第1の端子と、
第2のプリント配線基板と、
前記第2のプリント配線基板上の第2の端子と、
前記第1のプリント配線基板と前記第2のプリント配線基板との間で複数の信号を伝送するための接続部材であって、複数種類の線材を有する線材部と、前記第1の端子および前記第2の端子に接続可能な第1のコネクタと、前記第1の端子および前記第2の端子に接続可能な第2のコネクタとを有する接続部材と
を具備し、
前記第1のコネクタが前記第1の端子に接続され、前記第2のコネクタが前記第2の端子に接続された場合、前記複数の信号が正常に伝送され、
前記第1のコネクタが前記第2の端子に接続され、前記第2のコネクタが前記第1の端子に接続された場合、前記複数の信号の内の少なくとも一つの信号が伝送されない
電子機器。
【請求項2】
前記第1のプリント配線基板は、前記第2のプリント配線基板に過電流状態が発生しているかを判定し、前記過電流状態が発生していないと判定した場合に電源を供給させるための第1の信号を送信し、前記過電流状態が発生していると判定した場合に電源の供給を停止させるための第2の信号を送信する制御部を具備し、
前記第2の配線基板は、前記制御部から送信された前記第1の信号および前記第2の信号に応じて前記電源の供給を制御する電流制限部を具備し、
前記第1のコネクタが前記第1の端子に接続され、前記第2のコネクタが前記第2の端子に接続された場合、前記複数の線材の一つは、前記第2のプリント配線基板から前記過電流状態を測定するための電源電位を伝送し、
前記第1のコネクタが前記第2の端子に接続され、前記第2のコネクタが前記第1の端子に接続された場合、前記複数の線材の一つは、前記第2のプリント配線基板のグランドと前記制御部とを電気的に接続する、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記第1の端子は、設定された数の複数の第1の信号端子を有し、
前記第2の端子は、前記設定された数の複数の第2の信号端子を有し、
前記ワイヤーハーネスは、前記設定された数より少なくとも1本少ない線材を有する、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項4】
第1のプリント配線基板と、
前記第1のプリント配線基板上の第1の端子と、
第2のプリント配線基板と、
前記第2のプリント配線基板上の第2の端子と、
前記第1のプリント配線基板と前記第2のプリント配線基板との間で複数の信号を伝送し、前記第1のプリント配線基板から前記第2のプリント配線基板に電力を伝送するための接続部材であって、複数種類の線材を有する線材部と、前記第1の端子および前記第2の端子に接続可能な第1のコネクタと、前記第1の端子および前記第2の端子に接続可能な第2のコネクタとを有する接続部材と
を具備し、
前記第1のコネクタが前記第1の端子に接続され、前記第2のコネクタが前記第2の端子に接続された場合、前記第1のプリント配線基板から前記第2のプリント配線基板に前記電力が伝送され、
前記第1のコネクタが前記第2の端子に接続され、前記第2のコネクタが前記第1の端子に接続された場合、前記第1のプリント配線基板から前記第2のプリント配線基板に前記電力が伝送されない、
電子機器。
【請求項5】
前記第1の端子は、設定された数の複数の第1の信号端子を有し、
前記第2の端子は、前記設定された数の複数の第2の信号端子を有し、
前記ワイヤーハーネスは、前記設定された数より少なくとも1本少ない線材を有する、
請求項4に記載の電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2013−8477(P2013−8477A)
【公開日】平成25年1月10日(2013.1.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−138947(P2011−138947)
【出願日】平成23年6月22日(2011.6.22)
【特許番号】特許第5044711号(P5044711)
【特許公報発行日】平成24年10月10日(2012.10.10)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】