説明

電子装置及び画像形成装置

【課題】用紙切れにより用紙トレイユニットが不使用の状態の場合、用紙トレイユニットへの通電が行われることにより、無駄な電力が消費されている。
【解決手段】印刷媒体トレイユニット21の印刷媒体5の有無を検出する用紙有無検出センサ7と、印刷媒体トレイユニット21への電源の供給を制御する電源制御手段26と、電源制御手段26から印刷媒体トレイユニット21へ電源を供給する電源線B−1と、印刷媒体トレイユニット21の使用可能状態を検出する使用可能検出手段と、用紙有無検出センサ21による印刷媒体なしの検出に基づいて、電源線B−1を遮断し、使用可能検出手段による使用可能状態の検出に基づいて、電源線B−1を再開する制御手段を設けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数種類の記録媒体を収納可能な用紙トレイユニットを有する画像形成装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、画像形成装置において、記録媒体を収納する用紙トレイユニットに対しては、画像形成装置本体から通電を行っているものがある。この場合、用紙トレイに記録媒体がなくなって印刷が停止状態となっているとき、何時用紙トレイに記録媒体が供給されても直ぐに印刷可能となるように、常に通電を行うことにより待機状態を維持するものが一般的であった。
【0003】
また、複数種類の記録媒体を収納可能な多段の用紙トレイユニットにおいて、用紙切れとなっている用紙トレイユニットが生じる場合がある。また、使用する用紙の種類はユーザ毎に異なるため、ほとんど使用していない用紙を収納した用紙トレイユニットが生じる場合もある。更に、機能自体に障害がある用紙トレイユニットが生じる場合もある。このように使用していない状態が継続する用紙トレイユニットに対しても、装置本体からそのまま通電が行われていた。
【0004】
ここで、特開2006−94046(特許文献1)には、スキャナ機能や、プリンタ機能、ファックス機能、コピー機能などの複数の機能を有する画像形成装置において、その内の使用可能な機能をユーザが容易に把握できる複合機の管理システムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2006−94046号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来の用紙トレイユニットを有する画像形成装置によれば、用紙切れ等により用紙トレイユニットが不使用の状態の場合、用紙トレイユニットへの通電が行われることにより、無駄な電力が消費されているという問題があった。
【0007】
本発明が解決しようとする課題は、記録媒体を収納可能な一又は複数種類の用紙トレイユニットを有する画像形成装置において、用紙切れ等による用紙トレイユニットの不使用時の電力の浪費を回避することを可能とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するための特許請求の範囲第1項記載の発明は、一又は複数のユニットを有し、更に、前記ユニットの不使用状態を検出する不使用検出手段と、前記ユニットへの電源の供給を制御する電源制御手段と、前記電源制御手段から前記ユニットへ電源を供給する第1の電源供給手段と、前記ユニットの使用可能状態を検出する使用可能検出手段と、前記不使用検出手段による前記ユニットの不使用状態の検出に基づいて、前記第1の電源供給手段を遮断し、前記使用可能検出手段による前記ユニットの使用可能状態の検出に基づいて、前記第1の電源供給手段を再開する制御手段を設けたことを特徴とする電子装置である。
【発明の効果】
【0009】
上記構成を有する本発明によれば、前記ユニットの不使用状態を検出する不使用検出手段を設け、更に制御手段は、前記不使用検出手段による前記ユニットの不使用状態の検出に基づいて、前記ユニットへの電源の供給を遮断するので、前記ユニットを用紙トレイユニットとしたとき、用紙切れ等による用紙トレイユニットの不使用時の電力の浪費を回避することを可能とすることができる。また、前記ユニットの使用可能状態を検出する使用可能検出手段を設け、更に、制御手段は、前記使用可能検出手段による前記ユニットの使用可能状態の検出に基づいて、前記ユニットへの電源の供給を再開するので、前記ユニットを用紙トレイユニットとしたとき、直ちに印刷可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】第1の実施の形態に関する画像形成装置のブロック図である。
【図2】第1の実施の形態に関する画像形成装置の構成図である。
【図3】カラープリンタ本体部の操作パネルの平面図である。
【図4】第1の実施の形態に関する動作を示すフローチャートである。
【図5】第2の実施の形態に関する画像形成装置のブロック図である。
【図6】第2の実施の形態に関する動作を示すフローチャートである。
【図7】第3の実施の形態に関する画像形成装置のブロック図である。
【図8】第3の実施の形態に関する動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
<第1の実施の形態>
以下、本発明の第1の実施の形態について説明する。図2は第1の実施の形態に関する画像形成装置の構成図である。同図に示すように画像形成装置は、カラープリンタ本体部1、ファーストトレイユニット21、セカンドトレイユニット22、サードトレイユニット23によって構成されている。カラープリンタ本体部1は、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)及びシアン(C)の各色に対応する画像形成部10−K、10−Y、10−M及び10−Cを備える。更に各色に対応する転写ローラ12−K、12−Y、12−M及び12−Cが搬送ベルト11を挟んで画像形成部10−K、10−Y、10−M及び10−Cと対峙して配置されている。
【0012】
トレイユニット21、22、23は、複数の記録媒体5を格納するトレイ6、記録媒体5がトレイ6に格納されているかどうかを検出する用紙有無検出センサ7、記録媒体5をトレイ6から繰出す給紙ローラ8、記録媒体5の走行を検出する走行センサ27及び後に図1で示す制御回路29と給紙ローラ8の駆動用モータ28を有する。トレイユニット21、22、23は、夫々異なる種類の記録媒体5が格納可能に構成されている。トレイユニット21、22、23は、カラープリンタ本体部1の下側に垂直方向に積み重ねて配置され、複数種類の記録媒体5をカラープリンタ本体部1の下方より搬送路16を介して搬送する。また、トレイユニット21、22、23は、図中右方向にスライド可能であり、トレイ6に記録媒体5を補充することができる。なお、図示ではセカンドトレイユニット22が用紙切れとなっていることを示す。
【0013】
トレイ6は略水平に設置され、トレイ6内に垂直方向に複数の記録媒体5が堆積して格納されている。用紙有無検出センサ7は発光センサと受光センサからなり、トレイ6の上下に配置される。両センサは、両センサの光軸上に格納された記録媒体5が来るように配置される。これにより用紙有無検出センサ7は、トレイ6に記録媒体5があるかないか、即ち、トレイユニット21、22、23が不使用状態かどうかを出力することができる。用紙有無検出センサ7の出力は、図1に示す制御回路29を介してカラープリンタ本体部1のプリンタ制御部24に出力される。
【0014】
給紙ローラ8は、トレイ6の端部に配置され、図1に示す駆動用モータ28によって回転駆動されることにより、トレイ6に格納されている記録媒体5を1枚毎に搬送路16へ繰出す。走行センサ27は同じくトレイ6の端部に設けられ、繰り出された記録媒体5の搬送状況を検出する。
【0015】
カラープリンタ本体部1内に設けられた搬送ローラ9は、ファーストトレイユニット21から搬送されてきた記録媒体5を搬送ベルト11まで搬送する。そして、画像形成部10−K、10−Y、10−M及び10−Cは、各色に対応するトナー像を形成する。形成されたトナー像は転写ローラ12により、搬送ベルト11上を搬送される記録媒体5に転写される。定着部13は記録媒体5上に転写されたトナー画像を加熱と加圧により定着する。そして、搬送ローラ14は、トナー画像が定着された記録媒体5を排出口まで搬送する。なお、操作パネル15は表示部と入力キーとからなる。
【0016】
図1は、第1の実施の形態に関する画像形成装置のブロック図である。図において、カラープリンタ本体部1の操作パネル15は、LCDやLEDなどの表示部と入力キーを有する。操作パネル15は、カラープリンタ本体部1の動作状態やエラー・アラームの表示を行うとともに、各種動作設定やアラーム解除などの入力が可能である。ネットワークインターフェース18は、パソコンなどの上位装置とデータの送受信を行う。
【0017】
プリンタ制御部24は、図示しない記憶部に格納されたプログラムに従って動作し、カラープリンタ本体部1の各部と、トレイユニット21、22、23を制御する。AC−DC電源25は、カラープリンタ本体部1の主電源であり、商用交流電圧からAC−DC電源25を動作させるための直流電圧を生成する。
【0018】
電源制御手段としてのDC電源制御部26はAC−DC電源25と接続され、内部は本体電源用制御部26−0、ファーストトレイ用電源制御部26−1、セカンドトレイ用電源制御部26−2、サードトレイ用電源制御部26−3からなる。本体電源用制御部26−0は、カラープリンタ本体部1の各部と電源供給手段としての電源線B−0を介して接続され、ファーストトレイ用電源制御部26−1、セカンドトレイ用電源制御部26−2、サードトレイ用電源制御部26−3は、ファーストトレイユニット21、セカンドトレイユニット22、サードトレイユニット23の制御回路29と電源供給手段としての電源線B−1、B−2、B−3を介してそれぞれ接続される。こうしてDC電源制御部26はトレイユニット21、22、23への電源の供給を制御する。なお、説明の簡略化のため、カラープリンタ本体部1の各部と電源線B−0との接続状況は図示を簡略化してある。更に、DC電源制御部26は信号線A−1を介してプリンタ制御部24と接続されている。プリンタ制御部24から信号線A−1を介して制御される。
【0019】
これにより、DC電源制御部26は、AC−DC電源25で生成された直流電圧をトレイユニット21、22、23毎に分配するとともに、プリンタ制御部24の制御によって、トレイユニット21、22、23に対してON(供給)/OFF(遮断)制御を行う。
【0020】
ファーストトレイユニット21は、前記用紙有無検出センサ7、前記走行センサ27、前記給紙ローラ8の駆動用モータ28及びこれらを制御する制御回路29を有する。ファーストトレイユニット21の制御回路29は電源線B−1を介して前記ファーストトレイ用電源制御部26−1と接続されるとともに、信号線A−3、A−4、A−5を介して用紙有無検出センサ7、走行センサ27、駆動用モータ28と接続されている。更に、制御回路29は、カラープリンタ本体部1のプリンタ制御部24と信号線A−2を介して接続されている。なお、駆動用モータ28は、給紙ローラ8毎に設けられている。
【0021】
カラープリンタ本体部1の平常時においては、例えばファーストトレイユニット21の制御回路29は、電源線B−1を介してファーストトレイ用電源制御部26−1から電力の供給を受ける。更に、制御回路29は、信号線A−2を介してプリンタ制御部24の指示を受けることにより、信号線A−3、A−4、A−5を介して用紙有無検出センサ7、走行センサ27、駆動用モータ28を制御する。その結果は、信号線A−2を介してプリンタ制御部24へ送られる。ここで用紙有無検出センサ7は、トレイ6に記録媒体5があること、即ちトレイユニット21、22、23が使用状態であることを出力し、走行センサ27は、記録媒体5が所定のタイミングにおいて給送されていることを出力する。
【0022】
不使用時において、用紙有無検出センサ7は、トレイ6に記録媒体5がないことを検出する。検出結果は信号線A−3を介して制御回路29に出力され、その後信号線A−2を介してプリンタ制御部24に出力される。これを受けたプリンタ制御部24は信号線A−1を介してDC電源制御部26へ不使用状態のトレイユニット21、22、23への電力の供給を遮断するように制御する。例えば、セカンドトレイユニット22の制御回路29がセカンドトレイ用電源制御部26−2からの電力の供給が遮断されると、用紙有無検出センサ7、走行センサ27、駆動用モータ28に対する通電は行わない。これにより電力の浪費を回避することができる。なお、図1において、セカンドトレイユニット22、サードトレイユニット23は、ファーストトレイユニット21と同じ構成であるので、詳細は図示を省略してある。
【0023】
図3はカラープリンタ本体部1の操作パネル15の平面図である。操作パネル15は、装置状態を表示するためのLCD表示部32、エラー・アラームの表示を行うステータス表示LED33、各種動作設定、アラーム解除などを行う選択決定キー34及び各種動作の開始又は再開を許可する開始キー35によって構成される。これらの表示はプリンタ制御部24の制御によって行われ、キー入力はプリンタ制御部24に出力される。プリンタ制御部24は、開始キー35の押下の検出に基づいて使用可能状態を検出する。従って、プリンタ制御部24はトレイユニット21、22、23の使用可能状態を検出する使用可能検出手段としても機能する。
【0024】
次に第1の実施の形態に関する動作を説明する。図4は第1の実施の形態に関する動作を示すフローチャートである。以下の動作説明は、セカンドトレイユニット22のトレイ6に記録媒体5がない場合である。
【0025】
S101:ユーザがカラープリンタ本体部1のAC−DC電源25を投入する。そうすると、DC電源制御部26からカラープリンタ本体部1の各部に対し電源線B−0を介して通電が行われ、また、トレイユニット21、22、23の制御回路29に対し電源線B−1、B−2、B−3を介して通電が行われる。
【0026】
S102:カラープリンタ本体部1及びトレイユニット21、22、23の制御回路29への通電が行われると、プリンタ制御部24は初期動作を行い、またトレイユニット21、22、23の制御回路29に対し初期動作を行うよう指示する。
【0027】
S103:初期動作の中で、プリンタ制御部24は、トレイユニット21、22、23の制御回路29に対して、用紙有無検出センサ7の情報を読み取るよう指示する。トレイ6内に記録媒体5があればステップ104へ進み、トレイ6内に記録媒体5がなければステップ106へ進む。
【0028】
S104:トレイユニット21、22、23のトレイ6内に記録媒体5がある場合、プリンタ制御部24は、カラープリンタ本体部1の各部に対し、通常の動作を行うよう指示する。即ち、プリンタ制御部24は、ネットワークインターフェース18を介して、パソコンなどの上位装置からのデータの送信を待つ。通常動作での画像形成動作については説明を省略する。
【0029】
S105:通常動作において、プリンタ制御部24は、トレイユニット21、22、23の制御回路29に対して、信号線A−2を介して用紙有無検出センサ7の情報を読み取るよう指示する。トレイ6内に記録媒体5があればステップ104へ戻り、トレイ6内に記録媒体5がなければステップ106へ進む。
【0030】
S106:ステップ103又は105において、トレイ6内に記録媒体5がない場合、即ち、セカンドトレイユニット22が不使用状態である場合、プリンタ制御部24は、トレイ6内に記録媒体5がないことの通知を制御回路29から信号線A−2を介して受信する。
【0031】
S107:そこでプリンタ制御部24は、例えば「セカンドトレイユニット22に記録媒体なし」と認識する。プリンタ制御部24は、DC電源制御部26に対して、セカンドトレイユニット22への通電を遮断するよう信号線A−1を介して指示する。指示を受けたDC電源制御部26はセカンドトレイ用電源制御部26−2より電源線B−2を介して通電を遮断する。これにより電力の浪費を回避することができる。
【0032】
S108:同時に、プリンタ制御部24は、操作パネル15に対して、「セカンドトレイユニット22に記録媒体なし」の情報を通知する。そして、操作パネル15に対して、表示を行うよう指示する。指示を受けた操作パネル15は、LCD表示部32に「トレイ2に用紙がありません。用紙セット後は、開始ボタンを押して下さい。」と表示する。
【0033】
S109:プリンタ制御部24は、ユーザがセカンドトレイユニット22に記録媒体5を装填し、操作パネル15の開始ボタン35の押下があるかどうか監視している。
【0034】
S110:監視の結果、ユーザによる開始ボタン35の押下があると、プリンタ制御部24は、DC電源制御部26に対して、セカンドトレイユニット22への通電を再開するよう信号線A−1を介して指示する。指示を受けたDC電源制御部26はセカンドトレイ用電源制御部26−2より電源線B−2を介して通電を再開する。
【0035】
S111:同時に、プリンタ制御部24は、操作パネル15に対して、表示の解除を行うよう指示する。指示を受けた操作パネル15は、LCD表示部32の表示を解除する。
【0036】
S112:その後、プリンタ制御部24は、通電が再開されたセカンドトレイユニット22の制御回路29に対し、初期動作を行うよう指示する。その後、ステップ104へ戻る。
【0037】
ここで以上の動作の説明において、セカンドトレイユニット22のトレイ6に記録媒体5がない場合について説明したが、他のファーストトレイユニット21、サードトレイユニット23の記録媒体5は格納されているので、印刷動作は可能である。従って、ステップ106からステップ112の間は、カラープリンタ本体部1の動作が停止する訳ではない。
【0038】
前記第1の実施の形態においては、多段のトレイユニット21、22、23において、不使用の状態として、用紙切れが生じる場合について説明したが、不使用の状態はこれに限らない。即ち、使用する用紙の種類はユーザ毎に異なるため、ほとんど使用していない記録媒体5を収納することにより、不使用となっているトレイユニットが生じる場合もある。この場合、複数のトレイユニット21、22、23について、これを使用した履歴を記憶する図示しない記憶手段を設ける。そしてプリンタ制御部24は、この記憶手段に記憶した履歴を参照し、所定の期間利用されないトレイユニット21、22、23があるときは、DC電源制御部26に対し当該トレイユニット21、22、23に対する通電を遮断するよう制御する。解除については、前記ユーザによる開始ボタン35の押下の検出をすればよい。
【0039】
また、不使用の状態には、トレイユニットの機能自体に障害が生じる場合も含まれる。例えば、用紙有無検知センサ7、走行センサ27又は駆動用モータ28の故障による場合である。この場合、これらの機能を診断する図示しないプログラムからなる診断手段を設ける。そしてプリンタ制御部24は、この診断手段による診断の結果、故障による不使用のトレイユニット21、22、23があるときは、DC電源制御部26に対し当該トレイユニット21、22、23に対する通電を遮断するよう制御する。解除については、前記ユーザによる開始ボタン35の押下の検出をすればよい。
【0040】
以上第1の実施の形態によれば、前記用紙有無検出センサ7による前記セカンドトレイユニット22の不使用状態の検出に基づいて、セカンドトレイユニット22への電源の供給を遮断するので、用紙切れ等によるセカンドトレイユニット22の不使用時の電力の浪費を回避することを可能とすることができる。また、前記セカンドトレイユニット22の使用可能状態を検出する使用可能検出手段としての開始ボタン35を設け、更に、プリンタ制御部24は、開始ボタン35の押下の検出に基づいて、前記セカンドトレイユニット22への電源の供給を再開するよう指示するので、直ちに印刷可能とすることができる。
【0041】
<第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態について説明する。図5は、第2の実施の形態に関する画像形成装置のブロック図である。第1の実施の形態と同じ構成のものは同一の符号で示す。第2の実施の形態の構成は、前記第1の実施の形態の構成に比較し、次の2点が相違する。即ち、電源制御手段としてのDC電源制御部26の本体電源用制御部26−0からトレイユニット21、22、23の用紙有無検出センサ7へ電源供給手段としての電源線B−7が接続されていること、及びプリンタ制御部24から用紙有無検出センサ7へ信号線A−6が接続されていることである。即ち、用紙有無検出センサ7は、トレイユニット21、22、23内に設けられているが、電源系統はカラープリンタ本体部1から電源線B−7を介して直接供給され、制御系統はカラープリンタ本体部1のプリンタ制御部24から信号線A−6を介して直接制御されることになる。即ち、電源供給手段としての電源線B−7は、他の電源線B−1、B−2、B−3とは異なる電源供給手段を形成する。
【0042】
図5に示すように、本体電源用制御部26−0は、カラープリンタ本体部1の各部と電源線B−0を介して接続され、更に前述のようにトレイユニット21、22、23の用紙有無検出センサ7と電源線B−7を介して直接接続される。ファーストトレイ用電源制御部26−1、セカンドトレイ用電源制御部26−2、サードトレイ用電源制御部26−3は、ファーストトレイユニット21、セカンドトレイユニット22、サードトレイユニット23の制御回路29と電源線B−1、B−2、B−3を介してそれぞれ接続される。そして、電源制御手段としてのDC電源制御部26は信号線A−1を介してプリンタ制御部24と接続されている。
【0043】
また、制御回路29は電源線B−1を介して前記ファーストトレイ用電源制御部26−1と接続されるとともに、信号線A−4、A−5を介して走行センサ27、駆動用モータ28と接続されている。更に、制御回路29は、カラープリンタ本体部1のプリンタ制御部24と信号線A−2を介して接続され、前述のように用紙有無検出センサ7もプリンタ制御部24と信号線A−6を介して接続される。
【0044】
以上の構成により、DC電源制御部26は、AC−DC電源25で生成された直流電圧をトレイユニット21、22、23毎に分配するとともに、プリンタ制御部24の制御によって、トレイユニット21、22、23に対してON(供給)/OFF(遮断)制御を行う。
【0045】
カラープリンタ本体部1の平常時においては、制御回路29は、電源線B−1を介してファーストトレイ用電源制御部26−1から電力の供給を受ける。更に、制御回路29は、信号線A−2を介してプリンタ制御部24の指示を受けることにより、信号線A−4、A−5を介して走行センサ27、駆動用モータ28を制御する。また、用紙有無検出センサ7は、電源線B−7を介して本体電源用電源制御部26−0から電力の供給を受ける。更に、用紙有無検出センサ7は、信号線A−6を介してプリンタ制御部24の指示を受けることにより、トレイ6内の記録媒体5の有無を検出し、その結果は、信号線A−6を介してプリンタ制御部24へ送られる。
【0046】
不使用時において、用紙有無検出センサ7は、トレイ6に記録媒体5がないことを検出する。検出結果は信号線A−6を介して直接プリンタ制御部24に出力される。これを受けたプリンタ制御部24は信号線A−1を介してDC電源制御部26へ不使用状態のトレイユニット21、22、23への電力の供給を遮断するように制御する。制御回路29がDC電源制御部26から電力の供給が遮断されると、走行センサ27、駆動用モータ28に対する通電は行わない。これにより電力の浪費を回避することができる。しかしながら、用紙有無検出センサ7に対する電力の供給は遮断しない。ユーザがトレイ6に対して記録媒体5を補充するのを監視する。ユーザがトレイ6に対して記録媒体5を補充することにより、用紙有無検出センサ7の記録媒体「有」の信号、即ち使用可能状態を検知すると、プリンタ制御部24は信号線A−1を介してDC電源制御部26へ電源の遮断を解除することを指示する。
【0047】
次に第2の実施の形態に関する動作を説明する。図6は第2の実施の形態に関する動作を示すフローチャートである。
【0048】
S201:ユーザがカラープリンタ本体部1のAC−DC電源25を投入する。そうすると、DC電源制御部26からカラープリンタ本体部1の各部に対し電源線B−0を介して通電され、また、トレイユニット21、22、23の制御回路29に対し電源線B−1、B−2、B−3を介して通電が行われる。更に、トレイユニット21、22、23の用紙有無検出センサ7に対しては、本体電源用電源制御部26−0から電源線B−7を介して通電される。
【0049】
S202:カラープリンタ本体部1及びトレイユニット21、22、23への通電が行われると、プリンタ制御部24は初期動作を行い、またトレイユニット21、22、23の制御回路29に対し初期動作を行うよう指示する。
【0050】
S203:初期動作の中で、プリンタ制御部24は、トレイユニット21、22、23の用紙有無検出センサ7の情報を信号線A−6を介して読み取る。トレイ6内に記録媒体5があればステップ204へ進み、トレイ6内に記録媒体5がなければステップ206へ進む。
【0051】
S204:トレイユニット21、22、23のトレイ6内に記録媒体5がある場合、プリンタ制御部24は、カラープリンタ本体部1の各部に対し、通常の動作を行うよう指示する。即ち、プリンタ制御部24は、ネットワークインターフェース18を介して、パソコンなどの上位装置からのデータの送信を待つ。通常動作での画像形成動作については説明を省略する。
【0052】
S205:通常動作において、プリンタ制御部24は、トレイユニット21、22、23の用紙有無検出センサ7の情報を信号線A−6を介して読み取る。トレイ6内に記録媒体5があればステップ204へ戻り、トレイ6内に記録媒体5がなければステップ206へ進む。
【0053】
S206:ステップ203又は205において、トレイ6内に記録媒体5がない場合、即ち、セカンドトレイユニット22が不使用状態である場合、プリンタ制御部24は、例えば「セカンドトレイユニット22に記録媒体なし」と認識する。そして、信号線A−1を介してDC電源制御部26に対し、セカンドトレイユニット22への通電を遮断するよう指示する。指示を受けたDC電源制御部26は、セカンドトレイ用電源制御部26−2から電源線B−2を介してセカンドトレイユニット22の制御回路29に対する通電を遮断する。これにより走行センサ27及び駆動用モータ28に対する通電が遮断され、電力の浪費を回避することができる。なお、セカンドトレイユニット22の用紙有無検出センサ7に対する通電は、本体電源用電源制御部26−0から電源線B−7を介して継続して供給される。これにより、トレイ6へ記録媒体5が補充されたとき、用紙有無検出センサ7によって検出することができる。
【0054】
S207:同時に、プリンタ制御部24は、操作パネル15に対して、同じく「セカンドトレイユニット22に記録媒体なし」の情報を通知する。そして、操作パネル15に対して、表示を行うよう指示する。指示を受けた操作パネル15は、LCD表示部32に「トレイ2に用紙がありません。」と表示する。
【0055】
S208:プリンタ制御部24は、ユーザがセカンドトレイユニット22に記録媒体5を装填したかどうか用紙有無検出センサ7の出力を信号線A−6を介して監視している。
【0056】
S209:監視の結果、用紙有無検出センサ7からの「用紙あり」の信号があると、プリンタ制御部24は、DC電源制御部26に対して、セカンドトレイユニット22への通電を再開するよう信号線Aー1を介して指示する。指示を受けたDC電源制御部26はセカンドトレイ用電源制御部26−2から電源線B−2を介して通電を再開する。
【0057】
S210:同時に、プリンタ制御部24は、操作パネル15に対して、表示の解除を行うよう指示する。指示を受けた操作パネル15は、LCD表示部32の表示を解除する。
【0058】
S211:その後、プリンタ制御部24は、通電が再開されたセカンドトレイユニット22の制御回路29に対し、初期動作を行うよう指示する。その後、ステップ204へ戻る。
【0059】
以上第2の実施の形態によれば、前記用紙有無検出センサ7による前記セカンドトレイユニット22の不使用状態の検出に基づいて、セカンドトレイユニット22への電源の供給を遮断するので、用紙切れ等によるセカンドトレイユニット22の不使用時の電力の浪費を回避することを可能とすることができる。また、前記用紙有無検出センサ7が前記セカンドトレイユニット22の使用可能状態を検出する使用可能検出手段であり、更に、プリンタ制御部24は、用紙有無検出センサ7の検出に基づいて、前記セカンドトレイユニット22への電源の供給を再開するので、直ちに印刷可能とすることができる。
【0060】
更に、第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態に比較して、用紙有無検出センサ7への電源供給をカラープリンタ本体部1の本体電源用電源制御部26−0から供給し、用紙有無検出センサ7の出力をカラープリンタ本体部1のプリンタ制御部24に接続したので、遮断していた供給電力を再開するのに、ユーザの開始ボタンの押下を必要とせずに自動的に行うことが可能になるので利便性の向上を図ることができる。
【0061】
<第3の実施の形態>
次に、第3の実施の形態について説明する。前記第1及び第2の実施の形態においては、トレイユニット21、22、23に対する電源の供給を制御する電源制御手段としてのDC電源制御部26をカラープリンタ本体部1内に配置したが、本実施の形態では、これをトレイユニット21、22、23内に夫々配置するものである。図7は、第3の実施の形態に関する画像形成装置のブロック図である。第1の実施の形態と同じ構成のものは同一の符号で示す。図において、AC−DC電源25は、カラープリンタ本体部1の各部と電源線B−8を介して接続される。説明の簡略化のため、カラープリンタ本体部1の各部と電源線B−8との接続状況は図示を簡略化してある。
【0062】
電源制御手段としてのDC電源制御部36−1、36−2、36−3はそれぞれファーストトレイユニット21、セカンドトレイユニット22、サードトレイユニット23の内部に配置されている。これらはAC−DC電源25と電源線B−9を介して接続され、即ち、カラープリンタ本体部1とトレイユニット21、22、23間は電源線B−9により接続される。DC電源制御部36は遮断回路37を含む。更に、各DC電源制御部36は信号線A−1を介してプリンタ制御部24と接続されている。
【0063】
ファーストトレイユニット21は、DC電源制御部36−1の他に、用紙有無検出センサ7、走行センサ27、給紙ローラ8の駆動用モータ28及びこれらを制御する制御回路29を有する。制御回路29は遮断回路37及び電源線B−9を介して、前記AC−DC電源25と接続される。また、制御回路29は、信号線A−4、A−5を介して走行センサ27、駆動用モータ28と接続され、遮断回路37は、信号線A−7を介して用紙有無検出センサ7と接続されている。用紙有無検出センサ7はAC−DC電源25と、電源線B−9を介し、そして遮断回路37を経由しない電源供給手段としての電源線B−10を介して接続されている。
【0064】
更に、ファーストトレイユニット21の制御回路29は、カラープリンタ本体部1のプリンタ制御部24と信号線A−2を介して接続されている。以上の構成により、DC電源制御部36は、用紙有無検出センサ7の出力に応じて、トレイユニット21、22、23に対してON(供給)/OFF(遮断)制御を行う。
【0065】
カラープリンタ本体部1の平常時においては、例えばファーストトレイユニット21の制御回路29は、電源線B−9を介してAC−DC電源25から電力の供給を受ける。更に、制御回路29は、信号線A−2を介してプリンタ制御部24の指示を受けることにより、信号線A−4、A−5を介して走行センサ27、駆動用モータ28を制御する。用紙有無検出センサ7は電源線B−10を介して電力の供給を受け、その検出結果は、信号線A−7を介して遮断回路37へ送られ、信号線A−1を介して、DC電源制御部36−1よりプリンタ制御部24へ送られる。
【0066】
不使用時において、用紙有無検出センサ7は、トレイ6に記録媒体5がないことを検出する。検出結果は信号線A−7を介して遮断回路37に出力される。これを受けた遮断回路37は不使用状態のトレイユニット21への電力の供給を遮断するように制御する。制御回路29が遮断回路37からの電力の供給が遮断されると、走行センサ27、駆動用モータ28に対する通電は行わない。これにより電力の浪費を回避することができる。
【0067】
次に第3の実施の形態に関する動作を説明する。図8は第3の実施の形態に関する動作を示すフローチャートである。
S301:ユーザがカラープリンタ本体部1のAC−DC電源25を投入する。トレイユニット21、22、23の制御回路29に対し電源線B−9を介して通電が行われる。更に、トレイユニット21、22、23の用紙有無検出センサ7に対しては、AC−DC電源25から電源線B−10を介して通電される。
【0068】
S302:カラープリンタ本体部1及びトレイユニット21、22、23への通電が行われると、プリンタ制御部24は初期動作を行い、またトレイユニット21、22、23の制御回路29に対し初期動作を行うよう指示する。
【0069】
S303:初期動作の中で、プリンタ制御部24は、DC電源制御部36に対し、トレイユニット21、22、23の用紙有無検出センサ7の情報を信号線A−7、DC電源制御部36及び信号線A−1を介して読み取るよう指示する。トレイ6内に記録媒体5があればステップ304へ進み、トレイ6内に記録媒体5がなければステップ306へ進む。
【0070】
S304:トレイユニット21、22、23のトレイ6内に記録媒体5がある場合、プリンタ制御部24は、カラープリンタ本体部1の各部に対し、通常の動作を行うよう指示する。即ち、プリンタ制御部24は、ネットワークインターフェース18を介して、パソコンなどの上位装置からのデータの送信を待つ。通常動作での画像形成動作については説明を省略する。
【0071】
S305:通常動作において、プリンタ制御部24は、DC電源制御部36に対し、トレイユニット21、22、23の用紙有無検出センサ7の情報を信号線A−7、DC電源制御回路36及び信号線A−1を介して読み取るよう指示する。トレイ6内に記録媒体5があればステップ304へ戻り、トレイ6内に記録媒体5がなければステップ306へ進む。
【0072】
S306:ステップ303又は305において、トレイ6内に記録媒体5がない場合、例えば、セカンドトレイユニット22が不使用状態である場合、DC電源制御部36は信号線A−7を介して不使用状態を検出し、プリンタ制御部24は、信号線A−1を介して「セカンドトレイユニット22に記録媒体なし」を認識する。そして不使用状態を検出したDC電源制御部36内の遮断回路37は、制御回路29への通電を遮断する。そうすると、走行センサ27及び駆動用モータ28への通電が遮断される。これにより電力の浪費を回避することができる。なお、セカンドトレイユニット22の用紙有無検出センサ7に対する通電は、セカンドトレイユニット22のDC電源制御部36−2から電源線B−10を介して継続して供給される。これにより、トレイ6へ記録媒体5が補充されたとき、用紙有無検出センサ7によって検出することができる。
【0073】
S307:同時に、プリンタ制御部24は、操作パネル15に対して、同じく「セカンドトレイユニット22に記録媒体なし」の情報を通知する。そして、操作パネル15に対して、表示を行うよう指示する。指示を受けた操作パネル15は、LCD表示部32に「トレイ2に用紙がありません。用紙をセットして下さい。」と表示する。
【0074】
S308:DC電源制御部36は、ユーザがセカンドトレイユニット22に記録媒体5を装填したかどうか用紙有無検出センサ7の出力を、信号線A−7を介して監視している。
【0075】
S309:監視の結果、用紙有無検出センサ7からの「用紙あり」の信号があると、DC電源制御部36−2は、信号線A−1を介してプリンタ制御部24へ「用紙あり」の情報を通知し、DC電源制御部36−2内の遮断回路37は、電源線B−9を介して制御回路29への通電を再開する。
【0076】
S310:同時に、プリンタ制御部24は、操作パネル15に対して、表示の解除を行うよう指示する。指示を受けた操作パネル15は、LCD表示部32の表示を解除する。
【0077】
S311:その後、プリンタ制御部24は、通電が再開されたセカンドトレイユニット22の制御回路29に対し、初期動作を行うよう指示する。その後、ステップ304へ戻る。
【0078】
以上第3の実施の形態によれば、前記用紙有無検出センサ7による前記セカンドトレイユニット22の不使用状態の検出に基づいて、セカンドトレイユニット22への電源の供給を遮断するので、用紙切れ等によるセカンドトレイユニット22の不使用時の電力の浪費を回避することを可能とすることができる。また、前記用紙有無検出センサ7が前記セカンドトレイユニット22の使用可能状態を検出する使用可能検出手段であり、更に、DC電源制御部36−2は、用紙有無検出センサ7の検出に基づいて、前記セカンドトレイユニット22への電源の供給を再開するので、直ちに印刷可能とすることができる。
【0079】
更に、第3の実施の形態によれば、第1の実施の形態に比較して、用紙有無検出センサ7への電源供給をカラープリンタ本体部1のAC−DC電源25から供給し、用紙有無検出センサ7の出力を直接DC電源制御部36に接続したので、遮断していた供給電力を再開するのに、ユーザの開始ボタンの押下を必要とせずに自動的に行うことが可能になるので利便性の向上を図ることができる。
【0080】
更にまた、第3の実施の形態によれば、トレイユニット21、22、23へ電源の供給を制御する電源制御手段としてAC−DC電源制御部36をトレイユニット21、22、23側に配置することとしたので、カラープリンタ本体部1とトレイユニット21、22、23間の電源線Bの本数を削減することができ、カラープリンタ本体部1とトレイユニット21、22、23との結合部の簡略化を図ることができる。
【符号の説明】
【0081】
1 カラープリンタ本体部
7 用紙有無検出センサ
21 ファーストトレイユニット
22 セカンドトレイユニット
23 サードトレイユニット
24 プリンタ制御部
26 DC電源制御部
27 走行センサ
28 駆動用モータ
29 制御回路
A 信号線
B 電源線




【特許請求の範囲】
【請求項1】
一又は複数のユニットを有し、更に、
前記ユニットの不使用状態を検出する不使用検出手段と、
前記ユニットへの電源の供給を制御する電源制御手段と、
前記電源制御手段から前記ユニットへ電源を供給する電源供給手段と、
前記ユニットの使用可能状態を検出する使用可能検出手段と、
前記不使用検出手段による前記ユニットの不使用状態の検出に基づいて、前記電源供給手段を遮断し、前記使用可能検出手段による前記ユニットの使用可能状態の検出に基づいて、前記電源供給手段を再開する制御手段を設けたことを特徴とする電子装置。
【請求項2】
装置本体と一又は複数の印刷媒体トレイユニットからなり、更に、
前記印刷媒体トレイユニットの印刷媒体の有無を検出する用紙有無検出センサと、
前記印刷媒体トレイユニットへの電源の供給を制御する電源制御手段と、
前記電源制御手段から前記印刷媒体トレイユニットへ電源を供給する第1の電源供給手段と、
前記印刷媒体トレイユニットの使用可能状態を検出する使用可能検出手段と、
前記用紙有無検出センサによる前記印刷媒体トレイユニットの印刷媒体なしの検出に基づいて、前記第1の電源供給手段を遮断し、前記使用可能検出手段による前記印刷媒体トレイユニットの使用可能状態の検出に基づいて、前記第1の電源供給手段を再開する制御手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】
前記電源制御手段は前記装置本体に設けられ、
前記使用可能検出手段は前記装置本体に設けられた操作パネルに有する開始ボタンの押下の検出に基づくものであることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記電源制御手段は、前記装置本体に設けられ、
前記使用可能検出手段は前記印刷媒体トレイユニットに設けられた前記用紙有無検出センサであり、
更に、前記電源制御手段と前記用紙有無検出センサが接続されることにより前記第1の電源供給手段とは異なる第2の電源供給手段を形成することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記電源制御手段は、前記印刷媒体トレイユニットに設けられ、
前記使用可能検出手段は前記印刷媒体トレイユニットに設けられた前記用紙有無検出センサであり、
更に、前記電源制御手段と前記用紙有無検出センサが接続されることにより前記第1の電源供給手段とは異なる第2の電源供給手段を形成することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−177923(P2011−177923A)
【公開日】平成23年9月15日(2011.9.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−41869(P2010−41869)
【出願日】平成22年2月26日(2010.2.26)
【出願人】(591089556)株式会社 沖情報システムズ (276)
【Fターム(参考)】