説明

電極触媒組成物、電極および燃料電池

【課題】燃料電池、殊に単室型固体電解質型燃料電池における発電効率を高めるための電極に好適な電極触媒組成物を提供する。
【解決手段】金と白金とを含む電極触媒組成物であって、白金の原子数を100としたときの金の原子数が0を超え3以下である電極触媒組成物。白金の原子数を100としたときの金の原子数が0.15以上0.25以下である前記の電極触媒組成物。前記の電極触媒組成物を有する電極。前記の電極を有する燃料電池。前記の電極を有する固体電解質燃料電池。前記の電極をアノードとして有する単室型固体電解質燃料電池。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電極触媒組成物、電極および燃料電池に関する。
【背景技術】
【0002】
電極触媒組成物は、燃料電池用の電極に用いられている。燃料電池は、近年、エネルギー変換効率が高く、排気ガスもクリーンなエネルギー変換装置として注目されている。燃料電池としては、固体電解質燃料電池が代表的であり、該燃料電池としては、二室型固体電解質燃料電池と、単室型固体電解質燃料電池とを挙げることができる。
【0003】
二室型固体電解質燃料電池において、その構造は、通常、固体電解質(膜状、板状)を隔壁として、その一方の面に配置される電極(アノード)に燃料ガス(水素、アルコール、炭化水素等)を接触させ、もう一方の面に配置される電極(カソード)に酸化性ガス(酸素、空気等)を接触させる構造(例えば特許文献1参照)であり、このような構造により両極間に電位差を得ることができる。
【0004】
単室型固体電解質燃料電池において、その構造は、2つの電極が固体電解質(膜状、板状)に配置され、燃料ガスと酸化性ガスとを隔てることのない構造であり、燃料ガスおよび酸化性ガスの混合ガスを2つの電極に接触させる構造である(例えば、特許文献2、非特許文献1、非特許文献2参照)。該構造は、上記に二室型固体電解質燃料電池の構造に比して、簡単な構造であることから、コスト面で優位性がある。単室型固体電解質燃料電池においては、2つの電極すなわちカソードおよびアノードのそれぞれには、前記混合ガス接触時の反応の選択性が求められる。すなわちアノードには酸化反応、カソードには還元反応が優先的に進行することが求められ、それによってはじめて両極間に電位差が発生することとなる。
【0005】
【特許文献1】特開平10−294117号公報
【特許文献2】特開2002−280015号公報
【非特許文献1】プリエストナル、コゼーバ、フィッシュ、ニルソン、ジャーナル・オブ・パワーソース第106巻(2002年)21〜30頁
【非特許文献2】ダイアー、ネイチャー第343巻(1990年)547〜548頁
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記の単室型固体電解質燃料電池においては、その発電効率の点で、十分とまではいえない場合があった。本発明の目的は、燃料電池、殊に単室型固体電解質型燃料電池における発電効率を高めるための電極に好適な電極触媒組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、本発明に至った。すなわち本発明は下記の発明を提供する。
<1>金と白金とを含む電極触媒組成物であって、白金の原子数を100としたときの金の原子数が0を超え3以下である電極触媒組成物。
<2>白金の原子数を100としたときの金の原子数が0.15以上0.25以下である前記<1>記載の電極触媒組成物。
<3>白金が金により修飾されている前記<1>または<2>記載の電極触媒組成物。
<4>炭素材料をさらに含む前記<1>〜<3>のいずれかに記載の電極触媒組成物。
<5>白金の原子数を100としたときの金の原子数で、白金を修飾している金の原子数が、0を超え0.15以下である前記<1>〜<4>のいずれかに記載の電極触媒組成物。
<6>金が、還元反応により析出させて得られた金である前記<1>〜<5>のいずれかに記載の電極触媒組成物。
<7>前記<1>〜<6>のいずれかに記載の電極触媒組成物を有する電極。
<8>前記<7>記載の電極を有する燃料電池。
<9>前記<7>記載の電極を有する固体電解質燃料電池。
<10>前記<7>記載の電極を有する単室型固体電解質燃料電池。
<11>前記<7>記載の電極をアノードとして有する単室型固体電解質燃料電池。
<12>前記<7>記載の電極が、固体電解質膜に接合されている膜−電極接合体。
<13>前記<1>〜<6>のいずれかに記載の電極触媒組成物の製造方法であって、白金が、還元反応による金の析出で修飾される工程を有する電極触媒組成物の製造方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、燃料電池、殊に単室型固体電解質型燃料電池における発電効率を高めるための電極に好適な電極触媒組成物を提供することが可能であり、例えば、燃料ガスと酸化性ガスの共存下においても、酸素との燃焼反応を抑制可能なアノードを提供することができ、本発明は工業的に極めて有用である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明は、金と白金とを含む電極触媒組成物であって、白金の原子数を100としたときの金の原子数が0を超え3以下である電極触媒組成物を提供する。前記の金と白金とを含む電極において、白金の原子数を100としたときの金の原子数は、好ましくは0を超え2以下、より好ましくは0を超え1以下(ここで、「0を超え」とは、実質的には「0.001以上」である。)、さらにより好ましくは0.15以上0.25以下、特に好ましくは0.20以上0.25以下である。また、本発明においては、白金が金により修飾されていることが好ましい。電極触媒組成物を上記のように設定することで、当該組成物を有する電極を燃料電池に用いた場合には、その発電効率をより高めることができる。
【0010】
本発明の電極触媒組成物は、その効果を損なわない範囲で、金、白金以外の副成分をさらに含んでいてもよい。副成分としては、導電材、イオン伝導材、ガス透過材、フィラー、バインダー、結着剤等を挙げることができる。導電材は、電極として用いる場合に有用である。導電材としては、公知材料から適宜選択して用いればよい。例えば、炭素材料(黒鉛、アセチレンブラック、カーボンナノテューブ、フラーレン、等)を挙げることができる。白金/金と導電材の混合は、公知の技術によればよいが、例えば、炭素材料に白金を担持した材料を用い、該材料に金を析出させる方法が好適に用いられる。析出させる方法としては、単純に物理的に混合する方法、電気化学的に析出させる方法、化学的に析出させる方法、等が挙げられるが、簡便に効果を得る点で、化学的に析出させる方法で、還元反応により金を析出させる方法が好適に用いられる。より具体的には、金イオンを含む化合物の溶液に該材料を浸し、化学的に還元する方法が挙げられる。例えば、該化合物としてはHAuCl4を用い、これの水溶液に、NaBH4を添加することにより、還元すればよい。さらなる還元処理として水素気流中で加熱することが好ましい。またこのときのHAuCl4の量、白金の量等から白金の原子数を100としたときの金の原子数を制御することができる。十分に還元処理を行うことにより、原料の金イオンを、金として電極触媒組成物に含有させることができる。このように、白金が、還元反応による金の析出で修飾される工程を有することが好ましい。また、上記のように、炭素材料の存在下に、白金が、還元反応による金の析出で修飾される工程を有していてもよい。本発明において、白金の原子数を100としたときの金の原子数で、白金を修飾している金の原子数は、0を超え0.15以下であることが好ましく、より好ましくは0を超え0.1以下、さらにより好ましくは0を超え0.05以下、特に好ましくは0.001以上0.05以下である。なお、上記において、(白金+導電材)に対する白金の量には、特に制限はなく、通常5〜90重量%、好ましくは10〜80重量%、より好ましくは20〜70重量%である。また、白金に対する金の原子数は、ICP発光分析などの公知の分析法を適宜組み合わせて測定することも可能である。
【0011】
本発明の電極触媒組成物は、電解質を含んでいてもよい。該電解質は公知材料から適宜選択され、例えば、フッ素系高分子電解質、炭化水素系高分子電解質、リン酸、リン酸モノエステル、リン酸ジエステル、硫酸、メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸等を挙げることができる。また、本発明の電極触媒組成物は、非電解質である高分子を含んでいてもよい。該高分子は、公知材料から適宜選択され、テフロン(登録商標)、ポリフッ化ビニリデン等のフッ素樹脂が好ましく用いられる。
【0012】
本発明の電極は、燃料電池に有用であり、とりわけ、固体電解質燃料電池、特に単室型固体電解質燃料電池に有用である。本発明の電極を、単室型固体電解質燃料電池の電極として用いる場合には、本発明の電極をアノードとして用いることが好適である。また、本発明の電極を、二室型固体電解質燃料電池の電極として用いる場合には、アノード、カソードのいずれにも好適に使用可能である。
【0013】
本発明の燃料電池において、主な構成要素は、アノード、カソード、電解質、燃料ガス(水素、メタノール、メタン等)および酸化性ガス(酸素、空気等)である。燃料電池が、単室型固体電解質燃料電池の場合には、燃料ガスおよび酸化性ガスの代わりに、燃料ガスおよび酸化性ガスの混合ガスを用いる。なお、本発明において、燃料電池の構造は特に断らない限り、公知の技術によればよい。また、これらの燃料ガス、酸化性ガス、混合ガスは、それぞれ加湿されていてもよい。
【0014】
燃料ガス/酸化性ガスの組み合わせとしては、水素/酸素、水素/空気、メタノール/酸素、メタノール/空気、等を挙げることができるが、起電力をより高める観点で好ましいのは、水素/酸素または水素/空気である。
【0015】
電解質としては、固体電解質が代表的であり、その材料の選定は、公知での技術によればよい。固体電解質の材料として、より具体的には、安定化ジルコニア、金属リン酸塩等の無機材料、高分子(フッ素系、炭化水素系)などの有機材料、リン酸を固体に固定化した材料(例えば、リン酸+多孔質体、リン酸+高分子)等を挙げることができる。燃料電池の動作温度や長期安定性の観点で、好ましいのは金属リン酸塩である。また、固体電解質は、膜状、板状である場合が多い。本発明の膜−電極接合体は、本発明の電極が、これらの固体電解質膜に接合されている。
【0016】
カソードとしては、公知のものを用いればよい。電極は、通常、触媒と導電材とを含む。このようなカソードの触媒としては、公知のものを用いればよい。このような触媒としてはたとえば、各種酸化物(Mn23、ZrO2、SnO2、In23)や白金を挙げることが出来る。導電材としては、公知材料から適宜選択して用いればよい。例えば、炭素材料(黒鉛、アセチレンブラック、カーボンナノテューブ、フラーレン、等)や金属材料(白金等)を挙げることができるが、コスト面では炭素材料が好ましい。触媒と導電材との混合は、公知の技術によればよい。
【実施例】
【0017】
以下、本発明を実施例により詳細に説明するが、本発明は以下に限定されない。
【0018】
試験例1
<カソード触媒組成物、カソード(Mn23)>
エタノール(50ml)と蒸留水(50ml)とを混合して得た溶媒に、微粒子カーボン(ブラックパール)粉末(0.4g)を混合し攪拌して、さらに硝酸マンガン6水和物(3.13g)を混合した。これを230℃で蒸発乾固し得られた粉末を粉砕した。この粉砕された粉末のうち60mgを用いて、これにNメチルピロリドンに溶解された5%ポリフッ化ビニリデン溶液を数滴添加し、混合して得られるスラリーを、カーボンペーパー(1cm×2cm)上に塗布し、90℃1時間、次いで130℃1時間乾燥しカソードを作製した。カーボンペーパー上には、厚み150〜200μm程度で、15〜17mg/cm2のカソードが形成された。
【0019】
試験例2
<固体電解質(リン酸スズペレット)>
Sn0.9In0.127の円形ペレット(直径12mm、厚さ1mm)を用いた。尚、該ペレットは、エレクトロケミカル・アンド・ソリッド・ステート・レターズ、第9巻、第3号、A105頁〜A109頁(2006年)の記載と同様の方法を用いて製造した。
【0020】
試験例3
<アノード触媒組成物、アノード(白金)>
白金担持炭素(田中貴金属製、白金量28.4重量%)60mgに、Nメチルピロリドンに溶解した5%ポリフッ化ビニリデン溶液を数滴添加し混合したスラリーを、カーボンペーパー上に塗布し90℃1時間、次いで130℃1時間乾燥して、アノードを得た。
【0021】
試験例4
<アノード触媒組成物、アノード(白金+0.15モル%金)>
白金担持炭素(田中貴金属製、白金量28.4重量%)とHAuCl4四水和物とNaBH4とイオン交換水を用いて、白金担持炭素150mgが水に分散した分散液に、0.0001モル/LのHAuCl4四水和物水溶液(3.3ml)および0.002モル/LのNaBH4水溶液(30ml)を滴下して、白金原子数100に対して金原子数が0.15になるように得られた混合物をろ過し、続いて、10体積%水素/90体積%アルゴンのガス中で200℃で1時間加熱した。得られる組成物(60mg)に、Nメチルピロリドンに溶解した5%ポリフッ化ビニリデン溶液を数滴添加し混合したスラリーを、カーボンペーパー上に塗布し、90℃1時間、次いで130℃1時間乾燥して、アノードを得た。カーボンペーパー上には、厚み150〜200μm程度で、15〜17mg/cm2のアノードが形成された。ここで、白金担持炭素における炭素、白金のサイズ、白金量と、滴下したHAuCl4四水和物水溶液における金の量とから、白金の原子数を100としたときの金の原子数で、白金を修飾している金の原子数は、0を超え0.1以下と推算される。
【0022】
試験例5
<アノード触媒組成物、アノード(白金+0.10モル%金)>
白金原子数100に対して金原子数が0.10になるようにした以外は、試験例4と同様にして、アノードを得た。白金の原子数を100としたときの金の原子数で、白金を修飾している金の原子数は、0を超え0.1以下と推算される。
【0023】
試験例6
<アノード触媒組成物、アノード(白金+0.20モル%金)>
白金原子数100に対して金原子数が0.20になるようにした以外は、試験例4と同様にして、アノードを得た。白金の原子数を100としたときの金の原子数で、白金を修飾している金の原子数は、0を超え0.1以下と推算される。
【0024】
試験例7
<アノード触媒組成物、アノード(白金+0.25モル%金)>
白金原子数100に対して金原子数が0.25になるようにした以外は、試験例4と同様にして、アノードを得た。白金の原子数を100としたときの金の原子数で、白金を修飾している金の原子数は、0を超え0.13以下と推算される。
【0025】
試験例8
<アノード触媒組成物、アノード(白金+0.50モル%金)>
白金原子数100に対して金原子数が0.50になるようにした以外は、試験例4と同様にして、アノードを得た。白金の原子数を100としたときの金の原子数で、白金を修飾している金の原子数は、0を超え0.25以下と推算される。
【0026】
試験例9
<アノードにおける副反応の測定>
試験例3〜8のそれぞれのアノード付カーボンペーパーのアノード面を試験例2の固体電解質ペレット上に圧着し、これを管内に設置し、100℃の条件下で、管の一方の口から混合ガス(水素80体積%、酸素4体積%、窒素16体積%)を流速毎分30ml(標準状態換算)で供給し、もう一方の口から排出した。排出ガスをガスクロマトグラフで分析し、出口における酸素の濃度z(%)を測定し、以下の式(1)により酸素消費率y(%)を求めた。
y=((4−z)/4)×100 (1)
【0027】
上記により得られたyの結果を図3に示す。図3より、金原子数が0のときにはyが24%である一方、0.10のときにはyは4%、0.15のときにはyは0.5%、0.20のときには0%、0.25のときにはyは0%、0.50のときにはyは1.5%であることがわかった。特に、試験例6、試験例7における電極をアノードとして用いた場合には、酸素との反応性が極めて低く、特に燃料電池におけるアノードに適していることがわかった。
【0028】
試験例10
<単室型固体電解質燃料電池>
試験例1のカソード付カーボンペーパー、試験例2の固体電解質および試験例6のアノード付カーボンペーパーを用いて、膜−電極接合体を作製した。このとき、固体電解質の一方の面に、カソード付カーボンペーパーのカソード面が接触するようにし、固体電解質のもう一方の面に、アノード付カーボンペーパーのアノード面が接触するようにして圧着した。この膜−電極接合体を1層単独、または2〜4層(スタック)重ねて圧着して、管の中に設置し、50℃の条件下で、一方の口から混合ガス(水素80%、酸素4%、窒素16%)を流速毎分5ml(標準状態換算)で供給し、もう一方の口から排出した。図4には、3層重ねた場合の構造を模式的に示した。図5には、図4における燃料電池の膜−電極接合体の積層状態を示した。また、図6には、1〜4層(スタック)の場合の発電特性(電流−電圧特性)を示した。4層で100mVを超える出力を得ることができた。また、試験例9の結果から、試験例6のアノードの代わりに、試験例4、試験例5、試験例7、試験例8のアノードを用いても、上記と同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】二室型固体電解質燃料電池の構造の一例を示す模式図。
【図2】単室型固体電解質燃料電池の構造の一例を示す模式図。
【図3】金修飾白金アノードにおける金濃度と酸素消費率の関係を示す図。
【図4】試験例10における単室型固体電解質燃料電池の構造を示す模式図。
【図5】図4における燃料電池の膜−電極接合体の積層状態を示す模式図。
【図6】試験例10における1〜4層(スタック)の場合の発電特性(電流−電圧特性)を示す図。極大値を有する山型の曲線は縦軸右側のPowerに帰属し、右下がりの特性は縦軸左側のCell Voltageに帰属する。
【符号の説明】
【0030】
1・・・アノード
2・・・固体電解質
3・・・カソード
4・・・膜−電極接合体
5・・・導線
6・・・カーボンペーパー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
金と白金とを含む電極触媒組成物であって、白金の原子数を100としたときの金の原子数が0を超え3以下である電極触媒組成物。
【請求項2】
白金の原子数を100としたときの金の原子数が0.15以上0.25以下である請求項1記載の電極触媒組成物。
【請求項3】
白金が金により修飾されている請求項1または2記載の電極触媒組成物。
【請求項4】
炭素材料をさらに含む請求項1〜3のいずれかに記載の電極触媒組成物。
【請求項5】
白金の原子数を100としたときの金の原子数で、白金を修飾している金の原子数が、0を超え0.15以下である請求項1〜4のいずれかに記載の電極触媒組成物。
【請求項6】
金が、還元反応により析出させて得られた金である請求項1〜5のいずれかに記載の電極触媒組成物。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれかに記載の電極触媒組成物を有する電極。
【請求項8】
請求項7記載の電極を有する燃料電池。
【請求項9】
請求項7記載の電極を有する固体電解質燃料電池。
【請求項10】
請求項7記載の電極を有する単室型固体電解質燃料電池。
【請求項11】
請求項7記載の電極をアノードとして有する単室型固体電解質燃料電池。
【請求項12】
請求項7記載の電極が、固体電解質膜に接合されている膜−電極接合体。
【請求項13】
請求項1〜6のいずれかに記載の電極触媒組成物の製造方法であって、白金が、還元反応による金の析出で修飾される工程を有する電極触媒組成物の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−270180(P2008−270180A)
【公開日】平成20年11月6日(2008.11.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−68999(P2008−68999)
【出願日】平成20年3月18日(2008.3.18)
【出願人】(504139662)国立大学法人名古屋大学 (996)
【出願人】(000002093)住友化学株式会社 (8,981)
【Fターム(参考)】