説明

電気エネルギー蓄積装置

【課題】小型で、かつ、大容量の大きな電気エネルギーを得ることができる電気エネルギー蓄積装置を提供する。
【解決手段】第一電極4、誘電体層6、第二電極7を備えた電気エネルギー蓄積装置1において、第一電極4と誘電体層6との間および第二電極7と誘電体層6との間に、金属の微粒子5aにより構成された微粒子層6を形成する。さらに誘電体層6を粒径40ナノメートル程度あるいはそれ以下の微粒子の積層、あるいは薄膜と微粒子の交互積層で構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気エネルギー蓄積装置に関する。
【背景技術】
【0002】
電気エネルギー蓄積装置として近年電気自動車を代表に大容量バッテリーへのニーズからリチウムイオン電池の大容量化が進むとともに電解キャパシタを機能拡張した電気二重層キャパシタ電池の開発が盛んに行われている。
なかでも磁性材料を使用した開発事例がある(例えば、特許文献1〜3参照)。
特許文献1記載の発明は、「電気エネルギを蓄積する装置」に関するものであり、「第1の磁性セクションおよび第2の磁性セクションを有する第1の磁性ユニットと、第3の磁性セクションおよび第4の磁性セクションを有する第2の磁性ユニットと、第1の磁性ユニットと第2の磁性ユニットとの間に配置された誘電体セクションと、を備え、誘電体セクションにより電気エネルギを蓄積し、ダイポールを有する第1の磁性セクション、第2の磁性セクション、第3の磁性セクションおよび第4の磁性セクションにより電流リークを防ぐ」ものである。
特許文献2記載の発明は、「電気エネルギを蓄積する装置」に関するものであり、「第1の磁性セクションと、第2の磁性セクションと、第1の磁性セクションと第2の磁性セクションとの間に配置された誘電体セクションと、を備え、誘電体セクションにより電気エネルギを蓄積し、ダイポールをそれぞれに有する第1の磁性セクションおよび第2の磁性セクションにより電流リークを防ぐ」ものである。
特許文献3記載の発明は、「電気エネルギを蓄積する装置」に関するものであり、「第1の磁性セクションと、第2の磁性セクションと、第1の磁性セクションと第2の磁性セクションとの間に配置された半導体セクションと、を備え、半導体セクションと第1の磁性セクションおよび第2の磁性セクションとの間の接合面により形成されるダイオードバリアが第1の磁性セクションから第2の磁性セクションへの電流の流れを防ぎ、電気エネルギを蓄積する」ものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−177535号公報
【特許文献2】特開2008−177536号公報
【特許文献3】特開2009−049351号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1〜3に記載の技術において、リチウムイオン電池は大容量化の開発進展は大きいが、過充電時、事故時の発火、充放電に伴う劣化、あるいは充電時間が長いという問題点は現存すると共にリチウム資源の枯渇が問題となってくる。
そのため電池寿命が長く、充電時間が短縮できる電気二重層大容量のキャパシタの開発がおこなわれており、大規模な静電容量もつ電気二重層キャパシタ電池も実現しているがリチウムイオン電池の静電容量に比べ二十分の一程度が限界といわれており自動車等への適用には開発課題が大きい。
また従来は静電容量を拡大するため電極材料の表面積の拡大が主要開発項目となっており、リチウムイオン二次電池では蓄積効率の高いイオン物質の選定あるいは電気二重層キャパシタではナノカーボン電極材料の開発に注力されてきた。
一方、積層セラミックコンデンサーは高電圧ノイズフィルター部材として基板実装用にできるだけ小型化が図られてきたがそのため単位容積あたりの静電容量の拡大を課題とする。
【0005】
そこで、本発明の目的は、小型で、かつ、大容量の電気エネルギーを得ることができる電気エネルギー蓄積装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、導電性材料で形成された第一の電極と、前記第一の電極と向かい合うように位置付けられている第二の電極と、前記第一の電極と前記第二の電極とに挟まれるように形成された誘電体層と、を備た電気エネルギー蓄積装置において、前記第一の電極と前記誘電体層との間および前記第二の電極と前記誘電体層との間に、金属、金属錯体あるいは導電性セラミックの微粒子が電極微粒表面積拡大層として形成されていることを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記微粒子層が、ナノ繊維、量子ドット、あるいは量子突起層としてのナノ技術形成層で形成されていることを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記ナノ技術形成層が複数層形成されていることを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記ナノ技術形成層が、単独あるいは複数層形成され、各層間に薄膜金属を組み入れたことを特徴とする。
【0010】
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記ナノ技術形成層が、磁性材料で形成されていることを特徴とする。
【0011】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記ナノ技術形成層が、着磁されていることを特徴とする。
【0012】
請求項7に記載の発明は、導電性材料で形成された第一の電極と、前記第一の電極と向かい合うように位置付けられている第二の電極と、前記第一の電極と前記第二の電極とに挟まれるように形成された誘電体層と、を備た電気エネルギー蓄積装置において、誘電体層が薄膜、微粒子、あるいは量子ドットのいずれかを含む量子突起層により形成される誘電率向上層で構成されていることを特徴とする。
【0013】
請求項8に記載の発明は、前記誘電体層が薄膜、微粒子、あるいは量子ドットのいずれかを含む量子突起層の複合により形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、小型で、かつ、大容量の電気エネルギーを得ることができる電気エネルギー蓄積装置の提供を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明に係る電気エネルギー蓄積装置を模式的に示した断面図の一例である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
(第1実施形態)
次に、本発明の第1の実施形態を図1を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態にかかる電気エネルギー蓄積装置を模式的に示した断面図である。
図1に示す電気エネルギー蓄積装置1は、支持基板2と、バッファ層3と、第一電極4と、微粒子層5と、誘電体層6と、第二電極7と、端子8、9と、を備えている。
【0017】
支持基板2は、特に限定しないが、例えば、シリコン単結晶、SiGe単結晶、GaAs単結晶、InP単結晶、SrTiO3単結晶、MgO単結晶、LaAlO3単結晶、ZrO2単結晶、MgAl24単結晶、NdGaO3単結晶、NdAlO3単結晶、LaGaO3単結晶などによって、形成することができる。これらの中では、低コストのため、シリコン単結晶が最も好ましい。また、支持基板2の厚さは、電気エネルギー蓄積装置1全体の機械的強度を確保することができれば、とくに限定されるものではなく、例えば、10ないし1000μm程度に設定すればよい。
【0018】
バッファ層3は、支持基板2の上層に形成され、支持基板2と第一電極4を構成する電極薄膜との反応を防ぐバリア層としての役割を果たす。バッファ層3を形成するための材料は、例えば、ZrO2、ReO2、ReO2−ZrO2、MgAlO4、γ−Al23、SrTiO3、LaAlO3などによって、形成することができる。具体的には、これらの中から、支持基板2との格子整合性に優れ、熱膨張係数が、支持基板2と誘電体層6を構成する薄膜材料の間にある材料を選択して、バッファ層3を形成することが好ましい。また、バッファ層3は単層構造であっても、多層構造であってもよい。そして、バッファ層3の厚さは、支持基板2と第一電極4を構成する電極薄膜との反応を防ぐバリア層としての機能を確保することができれば、特に限定されず、例えば、1ないし1000nm程度に設定すればよい。
【0019】
なお、バッファ層3は設けなくてもよい。バッファ層3を設けない場合は、支持基板2の表面に、第一電極4を形成する。
【0020】
第一電極4は、バッファ層3の上層に薄膜に形成され、例えば、白金(Pt)、ルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)、イリジウム(Ir)、金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)、ニッケル(Ni)などの導電性の金属によって、形成することができる。具体的には、これらの材料の中から、支持基板2あるいはバッファ層3との格子整合性に優れた材料を選択して形成することが好ましい。また、第一電極4の電極薄膜の厚さは、薄膜キャパシタの一方の電極として機能することができれば、特に限定されるものではなく、例えば、500〜1000nm程度に設定すればよい。
【0021】
電極微粒表面積拡大層である金属微粒子層としての微粒子層5は、金属の微粒子5a(図1を参照)の積層をスパッタリング法などにより、第一電極4の表面(上層)に粒子径を制御しながら成形する。粒子径は20〜2000nm程度で設定され、積層数は例えば5層程度で成形され合わせて100nm〜1μm程度の厚みに複合積層される(図1は2層の例である)。微粒子5aの材料は、第一および第二電極に電気的に接合あるいは共有結合的に結合して電極の表面積を拡大して集電効果を拡大することで誘電体に対する誘電効果を高める機能を有する。非磁性材料としてはAu、Pt他、シリコン、銅合金など電極材料に準ずる材料の他、導電性セラミックスあるいは有機金属錯体でもよい。磁性材料として、鉄コバルト合金などの軟磁性材料あるいはマンガン酸化物のようにコロッサル効果(超巨大磁気抵抗効果)により磁性抵抗が常温で極めて高い材料を選定する。
また、微粒子5aの材料として、第一電極4と同一の材料、即ち磁性材料ではない導電性の金属を用いてもよい。微粒子5aの材料として第一電極4と同一の材料の場合は電極の表面積を100〜500倍に増大させることができる。また、磁性材料を用いた場合は磁界の集電効果により電気エネルギーの蓄積量をさらに50〜100倍に増大させることができる。
【0022】
なお形態としてはナノ繊維、中空粒子、量子ドット、微小径突起構造体でもよくまたそれらと薄膜との交互の積層体でもよい。
ここで、中空粒子とは、例えば、ゼオライトのように微小発泡連通孔を有する粒子をいう。また、微小径突起構造体とは、量子ドットのようなナノレベルの山が並んだような構造体であり、局部腐食でも作製可能である。
ここで、ナノ技術を用いて形成した層をナノ技術形成層という。
【0023】
誘電体層6は、第一電極4に積層した微粒子層5の上層にナノレベルの微粒子で構成される。誘電体層6の材料としては高い誘電率を持つ材料、例えばチタン酸バリウムで形成される。形態としては中空粒子、量子ドット、微小径突起構造体でもよくまたそれらと薄膜との交互の積層体でもよい。誘電体層6は、例えば、真空蒸着法、スパッタリング法、パルスレーザー蒸着法(PLD)、有機金属化学気相成長法(metal-organic chemical vapor deposition:MOCVD)、有機金属分解法(metal-organic decomposition:MOD)やゾル・ゲル法などの液相法(CSD法)などの各種薄膜形成法を用いて形成することができる。特に低温で、誘電体層6を形成する必要がある場合には、プラズマCVD、光CVD、レーザーCVD、光CSD、レーザーCSD法を用いることが好ましい。なお、誘電体層6は、図1に示したように各層を薄膜で形成して(微粒子層5は微粒子のまま層を形成して)順次積層するため固体に形成される誘電体を用いる。
【0024】
誘電体層6の表面(上層)には、第一電極4と同様に微粒子層5をスパッタリング法などにより粒子径を制御しながら成形する。粒子系は200〜2000nm程度で設定され、積層数は5層程度で成形され合わせて100nm〜1μm程度の厚みに複合積層される。
【0025】
第二電極7は、誘電体層6の上層に形成した微粒子層5の上層に薄膜に形成されている。第二電極7は、導電性を有していれば特に限定されるものではなく、第一電極4と同様な材料によって形成することができるが、格子整合性を考慮する必要はなく、また、室温で形成することができるから、鉄(Fe)、ニッケル(Ni)などの卑金属や、WSi、MoSiなどの合金を用いて形成することもできる。また、第二電極7の電極薄膜の厚さは、薄膜キャパシタの他方の電極として機能することができれば、特に限定されるものではなく、例えば、100〜10000nm程度に設定すればよい。
【0026】
端子8は、第一電極4から引き出され、図示しない入出力回路等と接続するための一方の端子であり、端子8を引き出すために第一電極4は表出してマスキングで部分露出が行われている。端子9は、第二電極7から引き出され、図示しない入出力回路等と接続するための他方の端子である。
【0027】
上述したように形成することで、第一電極4と誘電体層6との間および第2電極7と誘電体層6の間に微粒子層5が形成される。
【0028】
上述した電気エネルギー蓄積装置1は、図示しない電源装置などに端子8、9を接続することで、電荷(電気エネルギー)を充電(蓄積)する。この際に微粒子層5の微粒子5aが磁性材料で構成されていれば、(超)巨大磁気抵抗効果により電流のリークを防止して誘電体層6により多くの電荷を蓄積することができる。そして、端子8、9を電源装置から図示しない負荷に付け替えることで充電した電荷を放電して負荷に電気エネルギーを供給し動作させることができる。したがって、この電気エネルギー蓄積装置1は、薄膜キャパシタとして動作する。
【0029】
本実施形態によれば、第一電極4と誘電体層6との間および第二電極7と誘電体層6との間に、金属の微粒子5aにより構成された微粒子層6が形成されているので、第一電極4および第二電極7の表面積を拡大することができ、そのために蓄積できる電気エネルギーを増大させることができる。また、微粒子5aが金属で形成されているので、大電圧や大電流を取り出すことができ、大きな電気エネルギーを得ることができる。
【0030】
また、微粒子層6の微粒子5aが、磁性材料で形成されているので、第一電極4と第二電極7との間に電圧を印加した場合に、電界により微粒子5aの磁性性能による集電率の向上が可能になり、より多くの電気エネルギーを蓄積することができる。
【0031】
なお、上述した微粒子層6の微粒子5aを磁性材料で形成する際は、予め着磁された状態で微粒子層6を形成してもよいし、電気エネルギー形成装置1として製造して当該電気エネルギー形成装置1使用前に外部から磁界をかけて着磁してもよい。予め着磁すれば、後から着磁する必要が無く、そのための回路や装置等も必要ない。
【0032】
ここで、
1)電極部をナノ粒子化することで
静電容量:20μF/mm2を達成することができ、1mm高さ/100層として
2000μF/mm3の静電容量の可能性が考えられた。
これは 10cm3 で2000Fとなる計算である。
蓄電エネルギーは、1/2 × 2000F × 602
= 1KWh = 80Ah(12V換算)
となる。すなわち、リチウム電池の5倍程度の性能が初歩の検証で立証された。
換言すると、誘電体を微粒子化することで誘電率を増加させることができ、直接静電容量の向上につながることを意味する。
なお、誘電体を微粒子化することによってさらに静電容量を5〜10倍程度向上させることが可能で、蓄電池のより小型化が実現できる。
【0033】
また、上述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施の形態に限定されるものではない。すなわち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0034】
<作用効果>
以上説明したように本実施形態によれば、第一の電極と誘電体層との間および第二の電極と誘電体層との間に、金属の微粒子により構成された金属微粒子層が形成されているので、第一の電極および第二の電極の表面積を拡大することができ、そのために蓄積できる電気エネルギーを増大させることができる。
また、本実施形態によれば、微粒子が金属で形成されているので、大電圧や大電流を取り出すことができ、大きな電気エネルギーを得ることができる。
また、本実施形態によれば、各電極と誘電体層を薄膜で形成し粒径がナノオーダーの微粒子を用いることで装置の小型化を図ることができる。
【符号の説明】
【0035】
1 電気エネルギー蓄積装置
2 支持基板
3 バッファ層
4 第一電極
5 微粒子層(電極微粒表面積拡大層)
5a 微粒子
6 誘電体層
7 第二電極
8、9 端子

【特許請求の範囲】
【請求項1】
導電性材料で形成された第一の電極と、前記第一の電極と向かい合うように位置付けられている第二の電極と、前記第一の電極と前記第二の電極とに挟まれるように形成された誘電体層と、を備た電気エネルギー蓄積装置において、
第一の電極と前記誘電体層との間および前記第二の電極と前記誘電体層との間に、金属、金属錯体あるいは導電性セラミックの微粒子が電極微粒表面積拡大層として形成されていることを特徴とする電気エネルギー蓄積装置。
【請求項2】
前記微粒子層が、ナノ繊維、量子ドット、あるいは量子突起層としてのナノ技術形成層で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電気エネルギー蓄積装置。
【請求項3】
前記ナノ技術形成層が複数層形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電気エネルギー蓄積装置。
【請求項4】
前記ナノ技術形成層が、単独あるいは複数層形成され、各層間に薄膜金属を組み入れたことを特徴とする請求項1に記載の電気エネルギー蓄積装置。
【請求項5】
前記ナノ技術形成層が、磁性材料で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電気エネルギー蓄積装置。
【請求項6】
前記ナノ技術形成層が、着磁されていることを特徴とする請求項5に記載の電気エネルギー蓄積装置。
【請求項7】
導電性材料で形成された第一の電極と、前記第一の電極と向かい合うように位置付けられている第二の電極と、前記第一の電極と前記第二の電極とに挟まれるように形成された誘電体層と、を備た電気エネルギー蓄積装置において、
誘電体層が薄膜、微粒子、あるいは量子ドットのいずれかを含む量子突起層により形成される誘電率向上層で構成されていることを特徴とする電気エネルギー蓄積装置。
【請求項8】
前記誘電体層が薄膜、微粒子、あるいは量子ドットのいずれかを含む量子突起層の複合により形成されていることを特徴とする電気エネルギー蓄積装置。

【図1】
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【公開番号】特開2013−65674(P2013−65674A)
【公開日】平成25年4月11日(2013.4.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−203030(P2011−203030)
【出願日】平成23年9月16日(2011.9.16)
【出願人】(510150178)
【出願人】(511182013)
【Fターム(参考)】